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第1章 妊娠期・産前

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第1章 妊娠期・産前
妊娠期・産前
第1章
1
妊娠期・産前
◇ 子育て支援サービス
母子健康手帳の交付
妊婦健康診査
妊婦訪問
パパママクラス
プレママ栄養教室
産前・産後家事育児支援事業(ママに安心ヘルプ事業)
保健師・管理栄養士による健康相談
◇ 制度・手続き
産前・産後の休業
出産費資金貸付事業・出産費(融資)貸付制度
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)等医療費給付
不妊治療費助成
助産制度 ◇ 妊娠・出産期、子育て期の父親の役割
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子育て支援サービス
母 子健 康手帳の 交 付
1
医師から妊娠と診断され、妊娠の届出をすると、母子健康手帳及び母子健康手帳別冊が交付
妊娠期・産前
されます。
○交付場所:保健センター(ふれあい健康館 3 階)、母子・乳幼児コーナー(市
役所 1 階)
、徳島市子育て支援課、各支所
☞問い合わせ先:保健センター ☎ 088 − 656 − 0532
母子健康手帳ってなに?
妊娠の経過・出産状況、子供の発育・発達状況予防接種などを記録したり、お
母さんと子どもの健康を守るために必要なことが書いてあるものです。
受け取ったら最後まで目を通して、大切に保管しましょう。
母子健康手帳には日本語版の他に英語等の外国語版もあり、保健センター、母
子・乳幼児コーナー、子育て支援課
(☎088−656−0532)
で交付しています。
妊 婦健 康診査
妊婦の届け出をすると妊婦一般健康診査受診票が交付されます。この受診票を使用すると市
で決めている健診項目が無料で受けられます。
胎内の赤ちゃんは目ざましく発育するので、妊娠が順調であるかどうか、お母さんの健康
チェックはとても大切です。定期的(妊娠 23 週までは4週に1回、妊娠 24 ∼ 35 週までは
2週に1回、妊娠 36 週以降は週1回)に産婦人科で健康診査を受けましょう。
〈妊娠健診償還払いについて〉
徳島市に住民票がある方で、里帰り出産等のため県外の医療機関で妊婦健診さ
れる方は、健診費用(上限あり)の払い戻しをします。詳細は、お問い合わせ
ください。
☞問い合わせ先:保健センター ☎ 088 − 656 − 0532
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妊 婦訪 問
妊娠中の赤ちゃんが発育するにつれて、母体にいろいろな変化が起こります。妊娠中に心配
なことがありましたら、保健師または助産師が訪問します。
○申込方法:電話または徳島市のホームページで
妊娠期・産前
☞問い合わせ先:保健センター ☎ 088 − 656 − 0532
1
パ パマ マクラス
妊娠中の生活から育児までを学ぶことができます。
ママもパパもご参加ください。(妊娠 5 ∼ 6 か月頃の参加をおすすめします。)
○日程:偶数月第2日曜日 時間:9時15分∼11時15分
(受付9時00分∼)
(平成 28 年 10 月のみ第3日曜日)
奇数月第3金曜日 時間:13時15分∼15時15分(受付13時00分∼)
○内容:妊娠期からの健康づくり、沐浴実習、赤ちゃんのおむつ交換・抱っこ
の仕方、パパの妊婦体験
○申込方法:電話またはホームページで申し込んでください。定員になり次第
受付は終了します。
☞問い合わせ先:保健センター ☎ 088 − 656 − 0532
プ レマ マ栄養教 室
妊娠期はママの健康と赤ちゃんの健やかな発育にとって大切な時期です。妊娠中の基本的な
食生活についてお話しします。
パパもお気軽にご参加ください。
○日程:偶数月の第4金曜日 時間:13時15分∼15時00分
(受付13時∼)
○申込方法:電話またはホームページで申し込んでください。定員になり次第
受付は終了します。
☞問い合わせ先:保健センター ☎ 088 − 656 − 0532
※上記の日程は平成 28 年度末までです。以降はホームページで確認いただくか、保健センターへお問い合わ
せください。
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産前・産後家事育児支援事業(ママに安心ヘルプ事業)
産前・産後の一定期間において、家事・育児を援助できる人が家庭内にいないため、家事・育
児に窮する妊産婦等が、気軽に「家事・育児支援サービス」を受けることができるように実
施するものです。
1
妊娠期・産前
○事業の適用申請ができる方:産前2か月から産後1年に、日中、他に援助・
協力できる人が家庭内にいない妊産婦等
○サービス内容 :家事援助…食事の準備及び後片付け、衣類の洗
濯・補修、居室等の清掃・整理整頓、
生活必需品の買い物(徒歩又は自転
車圏内)
、その他事業者が認める家事
援助
育児援助…授乳、おむつ交換、沐浴補助、その
他事業者が認める育児援助
○適用期間と援助 :出産予定日の2か月前から産後1年までの間
1回の利用につき2時間以内・5回まで利用可
(時間帯:原則月∼金(祝日)除く)午前9時から午後5時まで
○費用 :1回の利用につき 500 円
○事業者 :公益社団法人 徳島市シルバー人材センター
(☎ 088 − 653 − 6262)
○適用申請方法 :出産予定日の3か月前から受付。
第1回目のサービス利用希望日の2週間前まで
に、事業適用申請書等をご提出ください。
☞問い合わせ先:子育て支援課 ☎ 088 − 621 − 5122
保 健師 ・管理栄 養 士 に よ る 健 康 相 談
乳幼児から高齢者までを対象に徳島市保健センターにおいて保健師・管理栄養士による健康
相談・栄養相談を行っています。電話相談にも応じますので、お気軽にご利用ください。
内 容
保健師による健康相談
管理栄養士による栄養相談
日 時
月∼金曜日 9時∼ 12 時(要予約)
13 時∼ 16 時(要予約)
月∼金曜日 9時∼ 12 時(要予約)
13 時∼ 16 時(要予約)
(祝祭日は除く)
☞問い合わせ先:保健センター
成人に関する相談 ☎ 088 − 656 − 0534
母子に関する相談 ☎ 088 − 656 − 0532
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制度・手続き
産 前・ 産後の休 業
事業主等の使用者は、6週間以内(多胎妊娠の場合は 14 週間)に自身が出産する予定の労働
者が休業を請求した場合は、その者を就業させてはなりません。使用者は、出産後8週間を
した場合は、医師が支障がないと認めた業務に就業させることができます。
☞問い合わせ先:徳島労働局労働基準部監督課 ☎ 088 − 652 − 9163
妊娠期・産前
経過しない労働者を就業させてはなりません。ただし、産後6週間を経過した労働者が請求
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出 産 費 資 金 貸 付 事 業・出 産 費( 融 資 )貸 付 制 度
全国健康保険協会に加入している方で、出産育児一時金・家族出産育児一時金の支給が見込
まれる方のうち、出産予定日まで 1 か月以内の方、または妊娠 4 か月(85 日 ) 以上で一時的
な支払いを要する方で、一定の要件に該当していれば無利子で貸付が受けられます。
貸付金額は 1 万円を単位とし、出産育児一時金見込額の8割相当額を限度とします。貸付金
の返済方法は、出産後に支給される一時金(最大 42 万円)により相殺し、返済となります。
なお、貸付制度を利用された場合は、直接支払制度を利用できません。
☞問い合わせ先:協会けんぽ加入者、全国健康保険協会
(協会けんぽ)
徳島支部
☎ 088 − 602 − 0256
※健康保険組合、共済組合に加入の方は、各加入先の保険者へお問い合わせください。
妊 娠 高 血 圧 症 候 群( 妊 娠 中 毒 症 )等 医 療 費 給 付
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)などにかかっている妊産婦に対して、
入院治療が必要な場合、
公的な医療援助があります。対象疾病と所得制限があります。
☞問い合わせ先:徳島県東部保健福祉局
(徳島保健所)健康増進担当
☎ 088 − 602 − 8904
不 妊治 療費助成
体外受精または顕微授精を受けた法律上の夫婦に対し、治療費の一部を助成します。助成に
ついては、所得の制限があります。
☞問い合わせ先:徳島県東部保健福祉局
(徳島保健所)健康増進担当
☎ 088 − 602 − 8904
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助 産制 度
経済的理由により出産費用の負担が困難な妊産婦の方に、安心して病院で出産していただく
ための制度です。負担金額はそれぞれ異なりますので、お問い合わせください。
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○申請できる方:①生活保護受給世帯の方
妊娠期・産前
②市町村民税が課税されていない世帯で、社会保険・国民健
康保険などに加入の方
※ただし、②に該当する方でも、生活状況によっては対象外
になる場合があります。
また、出産育児一時金の直接支払制度(P16)との併用は
できません。
○申請の時期:出産の1か月前まで
○入院施設:徳島市民病院
☞問い合わせ先:子育て支援課 ☎ 088 − 621 − 5122
お役立ち情報
チ ャ イ ル ド シ ー ト
平成 12 年 4 月より、6 歳未満(6 歳以上でも身長が 135 センチ未満)の子どもを乗せるとき
には、チャイルドシートを使用しなければなりません。チャイルドシートは交通事故にあっ
た場合の被害を大幅に軽減するとともに、子どもが運転操作の支障になることを防止すると
いう効果があります。法律で決められたからというのではなく、子どもの安全のため、安全
運転のためにチャイルドシートの利用、大人のシートベルトの着用を徹底しましょう。
つぎの交通安全協会でチャイルドシートの貸出しを行っています。
○徳島北警察署内徳島北交通安全協会(無料、30 台、予約制)
対象:4か月∼4歳向けのチャイルドシート(20 台)
4歳∼6歳までのジュニアシート(10 台)
北署管内に居住の方で、交通安全協会会員の方
☞問い合わせ先:徳島北交通安全協会 ☎ 088 − 698 − 0110
シートのタイプ
対象年齢の目安
体格の目安
乳児用チャイルドシート
(ベビーシート)
9 か月位までの乳児
体重 9㎏以下、身長 70㎝未満
幼児用チャイルドシート
4 か月∼ 4 歳位までの幼児
体重 7㎏∼ 18㎏
身長は 65 ∼ 100㎝
学童用チャイルドシート
(ジュニアシート)
4 歳位∼ 10 歳位までの幼児
※座高を上げ、背の高さを補い、大人用
体重 15㎏∼ 36㎏
の 3 点シートベルトを使います。
※体重・身長・年齢はあくまでも目安であり、製品によって異なります。
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妊娠・出産期、子育て期の父親の役割
妻 の妊 娠中
1
妊娠期・産前
★妻の妊娠を喜び、お腹の赤ちゃんに関心を持つ
・妻と一緒に、赤ちゃんの名前の候補を考えたり、お腹をさわったり、赤ちゃんに話しか
けたりしてあげてください。
★妊娠・出産について、情報収集・勉強する
★妻の体調変化を気遣って、家事や身の回りのことなど、できるだけ手伝う
・場合によっては、家事援助サービスなどの利用も検討しましょう。
★妻の精神的なサポートをする
・妻の話をよく聞いてあげましょう。
・妻の気分転換の機会を作りましょう。
★妻とお腹の赤ちゃんの健康管理に配慮する
・妻が、お酒やタバコ(※)などを摂取しないように気を配りましょう。また常備薬など
薬を使用する場合は、医師に相談しましょう。
※妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)と関係すること
が知られています。父親など周囲の人も、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙をやめましょ
う。
・感染症予防など、父親の健康管理にも気を付けなければなりません。
★上の子がいる場合は、上の子のフォローをする
・母親の変化を伝え、弟か妹が生まれることを共有しましょう。
★いつでも妻と連絡がとれるようにしておく(妊娠中は、いつ何があるかわかりません)
出 産
★生まれる前
・休暇取得など、できるだけ妻に付き添えるような体制を作っておきましょう。
・お互いの実家など、必要な連絡先に連絡しましょう。
・陣痛中は腰をさすったり、楽な姿勢をサポートしたりしましょう。
・水分補給や消化の良いものを準備しましょう。
・妻がリラックスできるよう、好きな音楽をかけたり、心地よい環境を整えたりしましょう。
★生まれたら
・心からのねぎらいと祝福で、妻の気持ちを安定させてあげましょう。
・妻と話し合って赤ちゃんの名前を決めましょう。
・退院する妻と赤ちゃんを迎える準備をしましょう。(自宅の掃除など環境を整えましょう。)
・退院に付き添いましょう(入院費用の精算、荷物の整理を手伝うなど)。
産 後
★産後∼8週間
・妻の心と体の疲労を理解し、できるだけ休養できるよう労りましょう。
・出生の届出を済ませましょう。
・休暇取得やなるべく早く帰るなど、できるだけ妻をサポートしましょう。産後8週間は
妻が専業主婦や産後休業中であっても育児休業を取得できます。
・妻が気分転換できる時間を作りましょう。
・小児科のかかりつけ医を見つけましょう。
・赤ちゃんのそばで喫煙しないようにしましょう。
・赤ちゃんの沐浴をしましょう。
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★0歳
・月齢に応じた子育ての知識について勉強しましょう。
・夜中のミルクや夜泣きへの対応など、夫婦で話し合って分担しましょう。
・妻が休養できる時間を作りましょう。
・赤ちゃんの事故を防止するための対応策をとりましょう。(誤飲、転落などの防止。)
・月齢に応じた遊びで、赤ちゃんとコミュニケーションをとりましょう。
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妊娠期・産前
★1∼2歳
・子どもの事故を防止するための対応策をとりましょう。
・外遊びや体を使った遊びなどに対応しましょう。
・子どもの好奇心や自立心をできるだけ尊重しましょう。
★3∼6歳
・保育所・幼稚園行事、保護者会活動などに、できるだけ参加しましょう。
・妻と一緒に子どものしつけについて考え、子どもの生活習慣が身に付くように対応しま
しょう。
・遊びやしつけの分担を考えましょう。
★小学校
・学校や放課後児童クラブ行事にできるだけ参加しましょう。
・PTA活動や放課後児童クラブの保護者会活動、地域の子
ども会活動など、妻と分担をして対応しましょう。
・子どもの話をよく聞きましょう。
・子どもの勉強を見てあげましょう。
子 育て 期全般を 通 じ て
★子どもの成長・発達について他の子と比較したりして過敏にならない(子どもの成長・発
達には個人差があります)
・子どもの成長や発達に関して気にしすぎないように配慮することが大切です。
★月齢や年齢に応じた子どもの安全の確保、健康管理に気を付ける
★乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)に気を付ける
・赤ちゃんや小さな子どもは、激しく揺さぶられたり、たたかれたりするような大きな衝
撃を与えられると、身体(特に脳や視神経)が損傷を受け、重大な障害が残ったり死亡
することもあります。絶対にしないでください。
★月齢や年齢に応じた遊びやしつけをする、基本的な生活習慣を身に付ける
★家事・育児を分担する(やっているつもりでも、妻から見たらまだまだということも ・・・)
・お互いの得意分野や生活時間・仕事時間を考えて、柔軟に考えましょう。
・育児休業取得も是非検討してください。
★妻の精神的なサポートをする
・子育てについて、日頃から妻と話をしましょう。
「父親のワーク・ライフ・バランス 応援します!仕事と子育て両立パパ」ハンドブック(平
成 27 年2月、厚生労働省作成)より抜粋。
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