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CAD Integrator/Publisher ユーザー・ガイド

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CAD Integrator/Publisher ユーザー・ガイド
IBM TRIRIGA
バージョン 12 リリース 0.2
CAD Integrator/Publisher
ユーザー・ガイド
お願い
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 65 ページの『特記事項』に記載されている情報をお読みください。
本書は、IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisher バージョン 12 リリース 0 モディフィケーション 2 および新しい
版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ
れたりする場合があります。
原典:
IBM TRIRIGA
Version 12 Release 0.2
CAD Integrator/Publisher
User Guide
発行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
担当:
トランスレーション・サービス・センター
第1刷 2013.11
© Copyright IBM Corporation 2011, 2013.
目次
第 1 章 IBM TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher の概要 . . . . . . 1
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher
アプリケーション定義 . . . .
CAD 図面の要件 . . . . . .
図面の標準 . . . . . . .
境界 . . . . . . . . .
変更された領域 . . . . .
の要件. . . .
のセキュリティー
. . . . . .
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. . . . . .
. 2
2
. 3
. 4
. 4
. 4
. 5
第 2 章 TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher のインストールおよ
びアップグレード . . . . . . . . . . . 7
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストール. . 7
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアップグレード 8
バージョン 10 からの CAD 図面のアップグレー
ド . . . . . . . . . . . . . . . . 10
インストールまたはアップグレード・プロセスの検
証 . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
AutoCAD のインストールまたはアップグレー
ド・プロセスの検証 . . . . . . . . . . 11
MicroStation のインストールまたはアップグレー
ド・プロセスの検証 . . . . . . . . . . 12
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアンインストー
ル . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
トラブルシューティング - TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher . . . . . . . . . . . . 14
AutoCAD 2014 へのロード時のセキュリティー警
告: トラブルシューティング . . . . . . . . 14
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが MicroStation
にロードされない: トラブルシューティング . . 15
第 3 章 ユーザー設定の構成 . . . . . . 19
添付設定の構成 . .
接続設定の構成 . .
図面設定の構成 . .
環境設定の構成 . .
凡例設定の構成 . .
公開設定の構成 . .
レポート設定の構成
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第 4 章 TRIRIGA レコードへの図面、図
面オブジェクト、および境界の添付 . . . 23
図面および複数の図面オブジェクトと境界オブジェ
クトを一度に添付する . . . . . . . . . . .
レコードへの図面ファイルと必須レイヤーまたは
レベルの添付 . . . . . . . . . . . . .
CAD 図面からの子レコードの変更 . . . . .
個別の図面、図面オブジェクト、および境界オブジ
ェクトの添付 . . . . . . . . . . . . . .
© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
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レコードへの図面の添付 . . . . . . . . .
トップレベル・レコードの必須面積の添付 . . .
レコードへの図面オブジェクトの添付 . . . .
図面への TRIRIGA オブジェクトの挿入 . . . .
バッチ・モードでの図面の処理 . . . . . . . .
バッチ・モードでの図面ファイルおよび必須レイ
ヤーまたはレベルの添付 . . . . . . . . .
バッチ・モードでの CAD 図面からの子レコード
のアップロード . . . . . . . . . . . .
バッチ・モードで処理する図面ファイルとレコー
ドの選択 . . . . . . . . . . . . . .
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第 5 章 図面情報の添付先のレコードの変
更 . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
第 6 章 図面情報の公開. . . . . . . . 35
第 7 章 CAD 図面オブジェクトからの
TRIRIGA レコードの編集 . . . . . . . 37
図面オブジェクトからのレコードの編集 .
バッチ・モードでのレコード値の編集 .
図面からの子レコードの編集 . . . .
図面オブジェクトの関連の作成 . . . .
図面オブジェクトの関連の削除 . . . .
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第 8 章 計画図面の作成. . . . . . . . 41
第 9 章 CAD 図面と TRIRIGA レコード
の間での変更の同期化. . . . . . . . . 43
第 10 章 アプリケーション定義のカスタ
マイズ . . . . . . . . . . . . . . . 45
アプリケーション定義コンポーネント . . . . .
CAD マッピング . . . . . . . . . . . .
特殊フィールド . . . . . . . . . . . .
関連オブジェクト . . . . . . . . . . .
CAD 階層 . . . . . . . . . . . . . . .
アプリケーション定義レコード . . . . . . . .
カスタム・アプリケーション定義の作成 . . . . .
シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション
定義の設計 . . . . . . . . . . . . . .
45
45
47
49
49
50
50
52
第 11 章 レポート . . . . . . . . . . 57
ラベル . . . . . . . . . . . . . .
グラフィック・レポート . . . . . . . .
ハッチ . . . . . . . . . . . . . .
TRIRIGA 環境でのハッチ・パターンの構成.
テーマ . . . . . . . . . . . . . .
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iii
第 12 章 AutoCAD のメニュー項目用の
コマンド . . . . . . . . . . . . . . 61
特記事項 . . . . . . . . . . . . . . 65
プライバシー・ポリシーに関する考慮事項 .
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商標 .
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第 1 章 IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisher の概要
IBM® TRIRIGA® CAD Integrator/Publisherは、計算機援用設計 (CAD) アプリケーシ
ョンを TRIRIGA 環境と統合する双方向ツールを提供し、標準的な CAD 機能を拡
張します。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、データを TRIRIGA 環境に添付し
たりアップロードしたりする手段を提供します。ご使用の CAD アプリケーション
内のそのデータのリアルタイムの情報を、レポートの形で表示することもできま
す。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherを使用して、データをアップロードおよびリンク
し、リアルタイム・レポートを作成し、 TRIRIGA アプリケーションの「グラフィ
ック」セクションで使用するグラフィック表現を公開します。スペース・プランナ
ーなどの TRIRIGA ユーザーは、使用する TRIRIGA アプリケーションの「グラフ
ィック」セクションにフロア計画などの CAD 図面を表示できます。
バージョン 12 の新機能、およびバージョン 10 との機能上の相違点については、
IBM TRIRIGA Wiki の CAD Integrator/Publisher に関するページを参照してくださ
い。
AutoCAD または MicroStation アプリケーションで、IBM TRIRIGA メニューおよ
びメニュー項目から TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのツールにアクセスします。
あるいは、AutoCAD アプリケーションでは、CAD ソフトウェアのコマンド行で同
等のコマンドを入力することができます。コマンドを使用してスクリプトを作成す
ることもできます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのインスタンスは一度に 1 つのみ実行できます。
異なるインスタンスを使用するには、実行中のインスタンスを閉じてから別のイン
スタンスを開く必要があります。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでは、開いている CAD 図面に変更を加えると、
図面の編集時に TRIRIGA レコードが更新されます。例えば、添付アクションを実
行するたびに、添付した各図面と境界またはブロックにより、TRIRIGA レコードが
更新されます。オブジェクトを図面に挿入すると、挿入されたオブジェクトによ
り、 TRIRIGA レコードの関連が作成されます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでは、オブジェクトを新規作成、変更、削除した
場合、オブジェクトへの変更を公開して初めて、「グラフィック」セクションが更
新されます。
TRIRIGA 環境内でレコードにどのような変更を加えた場合でも、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherからレコードと図面を同期化した後に、CAD 図面が更新されま
す。
© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
1
関連タスク:
43 ページの『第 9 章 CAD 図面と TRIRIGA レコードの間での変更の同期化』
添付された図面または TRIRIGA レコードに変更を加えたら、その図面と、図面の
添付先レコードとの間で、変更を同期化する必要があります。すると、図面は、現
在のレコード情報を反映するようになります。添付された CAD 図面を TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で開いたときに、その図面を添付先のレコードと自動的か
つ完全に同期化するように、図面設定を構成できます。デフォルトでは、TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で図面を開いたときに、図面は同期化されません。
関連資料:
61 ページの『第 12 章 AutoCAD のメニュー項目用のコマンド』
AutoCAD では、IBM TRIRIGA メニュー項目からTRIRIGA CAD
Integrator/Publisher・ツールを選択することも、AutoCAD コマンド行で同等のコマン
ドを入力することもできます。コマンドを使用してスクリプトを作成することもで
きます。
関連情報:
IBM TRIRIGA Wiki
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher の要件
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher バージョン 12 は、TRIRIGA Application
Platform バージョン 3.3.2 以降とのみ連携します。
AutoCAD 用の TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、図面、ウィンドウ、およびレ
コードでマルチバイト文字をサポートします。MicroStation 用のTRIRIGA CAD
Integrator/Publisherは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのウィンドウ内と、
TRIRIGA レコードでマルチバイト文字をサポートします。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、シングル・サインオン認証方式として基本認
証のみをサポートします。
TRIRIGA 管理者は、TRIRIGA 管理者コンソールのスレッド・マネージャーを使用
して、TRIRIGA Application Platform が図面の添付用に TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher に割り当てるスレッドの数を制御します。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のセキュリティー
TRIRIGA Application Platform は、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherがデータ・ア
クセスに使用するセキュリティー関連備品を提供します。例えば、TRIRIGA
Application Platform は、スペースに対する読み取り専用アクセス権をもつユーザー
が、バッチ編集を実行してスペースを編集することを防止します。ユーザーは、図
面情報を公開するには、少なくとも、アクティブ・アプリケーション定義に定義さ
れている最上位のフォーム定義に対する編集アクセス権をもっている必要がありま
す。
TRIRIGA システム管理者は、TRIRIGA モジュール、ビジネス・オブジェクト、お
よびレコードへのユーザー・アクセス許可を定義します。
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アプリケーション定義
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのアプリケーション定義は、TRIRIGA 環境内のレ
コードに CAD 図面情報を添付する方法を定義します。
各アプリケーション定義は、CAD 図面内の情報が、どのようにTRIRIGA ビジネ
ス・オブジェクトと関連するかを指定します。アプリケーション定義では、図面の
情報のリンク先や相互作用の相手となることができる TRIRIGA レコードも指定し
ます。アプリケーション定義は、TRIRIGA 環境内で定義され、その TRIRIGA 環境
にアクセスするすべての TRIRIGA CAD Integrator/Publisher・ユーザーによって共有
されます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、以下の 2 種類のアプリケーション定義を提供
します。
施設管理 - 第 1
図面をフロア・レコードに添付します。「施設管理 - 第 1」アプリケーシ
ョン定義がデフォルトであり、提供される情報は、デフォルト定義で指定さ
れている階層とマッピングに重点を置いています。
計画管理 - 第 1
図面を計画済みフロア・レコードに添付します。「計画管理 - 第 1」アプ
リケーション定義は、IBM TRIRIGA バージョン 9.7 以降のみで提供されま
す。
各アプリケーション定義には、CAD 図面を TRIRIGA レコードに接続する、以下の
2 つのタイプのレコードのセットが含まれています。
階層ノード
TRIRIGA 環境では、階層がモジュール内で指定され、モジュール内のすべ
てのレコードに親子関係があります。TRIRIGA CAD Integrator/Publisher内
で、図面がレコードに添付されますが、そのレコードの子は、任意の関連に
よって関連させることができます。関連は、CAD 階層内のノードによって
定義されます。アプリケーション定義レコードの主要機能は、CAD 階層内
部の添付のための開始点 (すなわちトップレベル・エレメント) を設定する
ことです。
マッピング
TRIRIGA ビジネス・オブジェクトには、通常、多くのフィールドとアクシ
ョンが含まれていますが、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが相互作用する
必要があるのは、それらのフィールドとアクションのうちの少数のみです。
アプリケーション定義マッピングにより、TRIRIGA 環境と TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherの間の不要なデータ転送を行うことがなくなります。アプ
リケーション定義マッピングは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher による
TRIRIGA 環境との相互作用に影響する、TRIRIGA メタデータに関する重要
な側面を識別するために役立ちます。
マッピングにより、元のビジネス・オブジェクトを変更しなくても、図面か
らの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher・データを、指定されたフィールド
に追加できる手段も提供されます。
第 1 章 IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisher の概要
3
カスタム階層およびカスタム・マッピングを使用するカスタム・アプリケーション
定義を作成できます。使用するアプリケーション定義階層ノードはいずれも、CAD
階層ルート・ノードの子でなければなりません。
関連概念:
52 ページの『シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計』
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
関連タスク:
45 ページの『第 10 章 アプリケーション定義のカスタマイズ』
TRIRIGA 管理者権限を持つ場合、デフォルトのアプリケーション定義コンポーネン
トをカスタマイズするか、またはビジネス上のニーズをサポートするアプリケーシ
ョン定義を作成することができます。例えば、サーバー室の CAD 図面情報の添付
をサポートするアプリケーション定義を作成できます。サーバー室には、サーバー
通路、サーバー・ラック、およびサーバーが含まれます。
CAD 図面の要件
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherには、図面内の折れ線、境界、領域、およびオブ
ジェクトの要件が含まれます。グループ化されたオブジェクトはサポートされてい
ません。
図面の標準
図面を TRIRIGA レコードに添付するためには、その図面が最低限の TRIRIGA
CAD Integrator/Publisherの図面の標準に適合している必要があります。CAD 図面、
レイヤーまたはレベル、および記号についてこれらの標準に従っていれば、図面情
報のすべてを一度に添付できます。
図面は、以下の標準に適合する必要があります。
v トップレベルの CAD 階層ノードに関連付けられたレコードごとに 1 つの図面。
図面には、添付する折れ線と資産記号がすべて含まれています。
v 境界、ブロック、またはセルが、割り当て可能なオブジェクトを指定する。
境界
ご使用の CAD アプリケーションで標準的なコマンドを使用して、描画境界を形成
します。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherと統合する場合は、境界が幅を持つこと
はできません。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、円、楕円、折れ線、および領
域の 4 つの境界タイプを認識します。
境界は、一定の広さのスペースを囲みます。TRIRIGA レコードに図形情報を添付す
る場合、これらの境界は、CAD アプリケーションで選択したものです。境界を添付
すると、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが自動的に面積の合計を計算し、それを
TRIRIGA レコードに保存します。境界が無ければ、オブジェクトを添付すること
も、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのその他の機能を使用することもできませ
ん。
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© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
ご使用の境界は次の要件を満たす必要があります。
v すべての境界が閉じていて、重なり合わない。
AutoCAD の場合は、アップロード候補としてテキスト・エンティティーを処理す
るための閉じていない境界を許容するかどうかを指定できます。選択は、
ci.properties ファイルの ACCEPT_UNCLOSED_BOUNDARIES_WHEN_UPLOADING プロパ
ティーで行います。閉じていない境界をアップロード候補として無効な境界と見
なすには、このプロパティーにデフォルト値 N を使用します。閉じていない境
界をアップロード候補として有効と見なすには、このプロパティーに値 Y を使
用します。このプロパティーを Y に設定すると、閉じていない境界で囲まれた
アップロード候補を処理できますが、その領域は正しくない可能性があります。
v すべての境界と、それを識別するテキスト・エンティティーの高さがゼロである
(Z=0)。
AutoCAD の場合は、強制的にすべてのテキスト・エンティティーの高さが Z=0
であるかのように処理するかどうかを指定できます。この選択は、ci.properties
ファイルの FLATTEN_Z_ON_TEXT_ENTITIES_WHEN_UPLOADING プロパティーで行いま
す。このプロパティーのデフォルト値は Y であり、自動的にすべてのテキス
ト・エンティティーの高さが Z=0 であるかのように処理します。このプロパティ
ーの値が N の場合、アップロード候補の処理中にフローティング・テキスト・
エンティティーは検出されません。
v 添付可能なオブジェクトごとに 1 つの境界がある。
デフォルトの「施設管理 - 第 1」アプリケーション定義を使用するロケーション・
ベースの境界の場合、境界は次の要件を満たす必要があります。
v 総面積の外側の境界を囲む 1 つの境界。
v 測定総面積の外側の境界の内側の面を囲む 1 つの境界。
v すべての 1 次循環廊下および非常口廊下を囲む 1 つの境界。折れ線エリア内に
ある境界壁のみを含みます。
v それぞれの個別の硬質壁に囲まれた部屋を囲む 1 つの境界。その部屋が 1 次循
環廊下または外装壁の境界を示すのでなければ、壁の中心線に線を引きます。
v それぞれの割り当て可能な作業スペースまたはシステム家具キューブを囲む 1 つ
の境界。中心線か、または一貫して指定されているサイドに、線を引くことがで
きます。例えば、外側のエッジに沿ってキューブの折れ線を引く場合は、一貫し
てその方式を適用してください。行の中心または末尾での位置に関わらず、同じ
タイプのすべてのキューブを、同じサイズに割り当てます。
v 2 次循環エリアを囲む 1 つの境界。
v すべての折れ線スペース内に含まれる面積は、測定総計境界の折れ線の内部に含
まれる面積と等しくなければなりません。重なりまたは隙間がある場合、スペー
ス面積はフロア面積と等しくなりません。
変更された領域
CAD アプリケーションで領域を変更する場合、領域に穴のある状態のままにしない
でください。穴の内部をクリックして領域を選択することはできません。
ご使用の CAD アプリケーションで、和、差、交差の各操作によって、領域を変更
できます。重なり合う領域に対して差の操作を使用すると、その操作により、外側
第 1 章 IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisher の概要
5
の境界の面積から内側の境界の面積が差し引かれます。この場合、差の操作によっ
て、領域に穴がある状態になります。この穴の面積を考慮するには、穴の周囲に境
界 (通常は折れ線) を描画します。これにより、境界をその折れ線に割り当てること
ができます。
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© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
第 2 章 TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールお
よびアップグレード
インストール・プロセスおよびアップグレード・プロセスにより、現行バージョン
の TRIRIGA CAD Integrator/Publisher が、 Autodesk AutoCAD または Bentley
MicroStationユーザーのワークステーションにロードされます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストール
インストール・プロセスにより、CAD アプリケーションのプラグインとして
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 がロードされ、CAD アプリケー
ションのメニュー・バーに IBM TRIRIGA メニューが追加されます。インストー
ル・プロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクト
ップ・ショートカットも追加されます。
始める前に
以下の前提条件を満たしている必要があります。
v バージョン 12 をインストールするユーザーは、管理者権限を持っていなければ
ならない。
v インストール・ワークステーションには、サポートされるバージョンの CAD ソ
フトウェアがインストールされていなければならない。
v インストール・ワークステーションには TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のバ
ージョンがまだインストールされていない。前のバージョンが存在する場合、そ
の前のバージョンのアンインストールや、インストール・プロセスの実行は行わ
ないで、アップグレード・プロセスを実行します。
このタスクについて
管理者は、各 CAD アプリケーション・ユーザーのワークステーションでインスト
ール・プロセスを実行します。管理者は、管理者ユーザー用と管理者以外のユーザ
ー用に、バージョン 12 をインストールできます。
インストール・プロセスで表示される言語リストは、システム・ロケールによって
異なります。選択した言語が、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher用の言語となりま
す。ワークステーションに複数のタイプの CAD アプリケーションがある場合、す
べての CAD アプリケーション・タイプで同じ言語が使用されます。
手順
1. インストール・フォルダーを開いて、install_ci_v12.0.2.0.exe ファイルをダ
ブルクリックします。
2. インストール・プログラムのプロンプトに従い、「インストール・セットの選
択」ウィンドウで「インストール」を選択します。
3. インストールを検証します。
4. オプション: 旧バージョンをアンインストールします。
© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
7
関連タスク:
『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアップグレード』
アップグレード・プロセスにより、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン
12 が CAD アプリケーション用のプラグインとしてロードされ、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherの以前のインストール済み環境は削除されます。TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのバージョン 10 がインストールされている場合、アップグレー
ド・プロセスにより、バージョン 10 IBM TRIRIGA CAD Integrator メニューは
CAD アプリケーションのメニュー・バーから削除されます。バージョン 10 からの
アップグレード・プロセスによって、バージョン 12 の IBM TRIRIGA メニュー
が CAD アプリケーションのメニュー・バーに追加されます。アップグレード・プ
ロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクトップ・
ショートカットも追加されます。
11 ページの『インストールまたはアップグレード・プロセスの検証』
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールまたはアップグレード・プロセス
の一環として、プロセスが正常に完了したことを検証する必要があります。プロセ
スが正常に完了しなかった場合は、そのプロセスを手動で完了することができま
す。
13 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアンインストール』
アンインストールは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 をインス
トールするか、バージョン 12 にアップグレードした後で実行できる、オプション
のプロセスです。アンインストールにより、IBM TRIRIGA CAD Integrator のキー
が Microsoft Windows レジストリーから削除され、プログラム・ファイルがワーク
ステーションから削除されます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアップグレード
アップグレード・プロセスにより、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン
12 が CAD アプリケーション用のプラグインとしてロードされ、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherの以前のインストール済み環境は削除されます。TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのバージョン 10 がインストールされている場合、アップグレー
ド・プロセスにより、バージョン 10 IBM TRIRIGA CAD Integrator メニューは
CAD アプリケーションのメニュー・バーから削除されます。バージョン 10 からの
アップグレード・プロセスによって、バージョン 12 の IBM TRIRIGA メニュー
が CAD アプリケーションのメニュー・バーに追加されます。アップグレード・プ
ロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクトップ・
ショートカットも追加されます。
始める前に
以下の前提条件を満たしている必要があります。
v アップグレードするワークステーションには、サポートされるバージョンの CAD
ソフトウェアがインストールされていなければならない。
v アップグレードするワークステーションには、バージョン 10 がインストールさ
れているか、バージョン 12 の以前のインストール済み環境が存在しなければな
らない。
v バージョン 10 の TRIRIGA CAD Integrator/Publisher に添付された図面がすべて
バックアップされていなければならない。
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© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
このタスクについて
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher の以前のインストール済み環境が存在する、すべ
ての CAD アプリケーション・ユーザーのワークステーション上で、アップグレー
ド・プロセスを実行します。管理者は、管理者ユーザー用と管理者以外のユーザー
用に、アップグレード・プロセスを実行できます。
アップグレード・プロセスで表示される言語リストは、システム・ロケールによっ
て異なります。選択した言語が、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher用の言語となり
ます。ワークステーションに複数のタイプの CAD アプリケーションがある場合、
すべての CAD アプリケーション・タイプで同じ言語が使用されます。
手順
1. インストール・フォルダーを開いて、install_ci_v12.0.2.0.exe ファイルをダ
ブルクリックします。
2. アップグレード・プログラムのプロンプトに従い、「インストール・セットの選
択」ウィンドウで「アップグレード」を選択します。
3. アップグレードを検証します。
4. バージョン 10 の TRIRIGA CAD Integrator/Publisher に添付されている CAD 図
面をアップグレードします。
タスクの結果
アップグレード・プロセス後は、図面をアップグレードしない限り、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher のバージョン 10 で CAD 図面情報を公開することも、バージョ
ン 10 に添付されていた CAD 図面をバージョン 12 で使用することもできませ
ん。
第 2 章 TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールおよびアップグレード
9
関連タスク:
7 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストール』
インストール・プロセスにより、CAD アプリケーションのプラグインとして
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 がロードされ、CAD アプリケー
ションのメニュー・バーに IBM TRIRIGA メニューが追加されます。インストー
ル・プロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクト
ップ・ショートカットも追加されます。
11 ページの『インストールまたはアップグレード・プロセスの検証』
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールまたはアップグレード・プロセス
の一環として、プロセスが正常に完了したことを検証する必要があります。プロセ
スが正常に完了しなかった場合は、そのプロセスを手動で完了することができま
す。
13 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアンインストール』
アンインストールは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 をインス
トールするか、バージョン 12 にアップグレードした後で実行できる、オプション
のプロセスです。アンインストールにより、IBM TRIRIGA CAD Integrator のキー
が Microsoft Windows レジストリーから削除され、プログラム・ファイルがワーク
ステーションから削除されます。
『バージョン 10 からの CAD 図面のアップグレード』
アップグレード・プロセスの後、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のバージョン
10 に添付されていた CAD 図面を、バージョン 12 に対応するようにアップグレー
ドする必要があります。図面をアップグレードすると、その図面は TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher バージョン 12 でのみ使用できるようになります。
バージョン 10 からの CAD 図面のアップグレード
アップグレード・プロセスの後、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のバージョン
10 に添付されていた CAD 図面を、バージョン 12 に対応するようにアップグレー
ドする必要があります。図面をアップグレードすると、その図面は TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher バージョン 12 でのみ使用できるようになります。
始める前に
バージョン 10 からバージョン 12 への図面のアップグレードの前に、TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher のバージョン 10 に添付されていたすべての図面が、バッ
クアップされていることを確認します。
このタスクについて
アップグレード・プロセスの完了後に CAD 図面を開くと、その図面が TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher によって 1 つずつ自動的にアップグレードされます。アッ
プグレードを実行するには、図面を開く前に、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher が
CAD アプリケーションに完全にロードされるまで待機する必要があります。
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関連タスク:
8 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアップグレード』
アップグレード・プロセスにより、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン
12 が CAD アプリケーション用のプラグインとしてロードされ、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherの以前のインストール済み環境は削除されます。TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのバージョン 10 がインストールされている場合、アップグレー
ド・プロセスにより、バージョン 10 IBM TRIRIGA CAD Integrator メニューは
CAD アプリケーションのメニュー・バーから削除されます。バージョン 10 からの
アップグレード・プロセスによって、バージョン 12 の IBM TRIRIGA メニュー
が CAD アプリケーションのメニュー・バーに追加されます。アップグレード・プ
ロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクトップ・
ショートカットも追加されます。
インストールまたはアップグレード・プロセスの検証
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールまたはアップグレード・プロセス
の一環として、プロセスが正常に完了したことを検証する必要があります。プロセ
スが正常に完了しなかった場合は、そのプロセスを手動で完了することができま
す。
関連タスク:
7 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストール』
インストール・プロセスにより、CAD アプリケーションのプラグインとして
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 がロードされ、CAD アプリケー
ションのメニュー・バーに IBM TRIRIGA メニューが追加されます。インストー
ル・プロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクト
ップ・ショートカットも追加されます。
8 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアップグレード』
アップグレード・プロセスにより、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン
12 が CAD アプリケーション用のプラグインとしてロードされ、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherの以前のインストール済み環境は削除されます。TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのバージョン 10 がインストールされている場合、アップグレー
ド・プロセスにより、バージョン 10 IBM TRIRIGA CAD Integrator メニューは
CAD アプリケーションのメニュー・バーから削除されます。バージョン 10 からの
アップグレード・プロセスによって、バージョン 12 の IBM TRIRIGA メニュー
が CAD アプリケーションのメニュー・バーに追加されます。アップグレード・プ
ロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクトップ・
ショートカットも追加されます。
AutoCAD のインストールまたはアップグレード・プロセスの検証
インストールまたはアップグレード・プロセスを検証するには、IBM TRIRIGA メ
ニューが AutoCAD メニュー・バーに表示されることと、メニュー項目が機能する
ことを確認します。バージョン 10 の TRIRIGA CAD Integrator/Publisher からアッ
プグレードする場合、そのプロセスにより以前の IBM TRIRIGA CAD Integrator
メニューが AutoCAD メニュー・バーから削除されたことも確認します。
第 2 章 TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールおよびアップグレード
11
手順
1. デスクトップの IBM TRIRIGA CAD Integrator - Publisher (AutoCAD) ショ
ートカットをダブルクリックし、IBM TRIRIGA メニューが AutoCAD メニュ
ー・バーに表示されることを確認します。
2. メニューが表示されない場合は、menubar コマンドを使用して 1 に設定し、
Enter キーを押します。
3. まだメニューが表示されない場合は、以下のようにしてメニューを追加します。
a. CUILOAD コマンドを入力します。
b. 「カスタム変更のロード/アンロード (Load/Unload Customizations)」ウィンド
ウで、使用した言語の .cuix ファイルを参照し、「ロード (Load)」をクリ
ックします。 .cuix ファイルのデフォルト・パスは C:¥Program
Files¥IBM¥TRIRIGA¥CI-12¥bin¥AC です。
4. バージョン 10 の TRIRIGA CAD Integrator/Publisher からのアップグレード・プ
ロセスでは、以前の IBM TRIRIGA CAD Integrator メニューが削除されてい
なかった場合は、そのメニューを削除します。
a. CUILOAD コマンドを入力します。
b. TriACAD カスタム変更グループをアンロードします。
c. 以前にインストールされたバージョンのインストール・ディレクトリーが、
現行バージョンのインストール・ディレクトリーと異なる場合は、以前のイ
ンストール・ディレクトリーを削除します。
5. 以下のようにして、IBM TRIRIGA メニュー項目が機能することを確認しま
す。
a. 「IBM TRIRIGA」 > 「ログイン」を選択し、メニュー項目が使用可能であ
ることを確認します。 IBM TRIRIGA CAD Integrator が正常にロードされた
ことを確認するメッセージが表示されるまで待機してからメニュー項目をチ
ェックします。
b. メニュー項目が使用不可である場合は、AutoCAD lisp ファイルに (command
"netload" "C:/Program Files/IBM/TRIRIGA/CI-12/bin/AC/trgaci.dll") と
いう行を追加します。
MicroStation のインストールまたはアップグレード・プロセスの
検証
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherをインストールまたはアップグレードした後で、
IBM TRIRIGA メニューが MicroStation メニュー・バーに表示されることと、メニ
ュー項目が機能することを確認します。バージョン 10 からアップグレードした場
合は、プロセスで以前の IBM TRIRIGA CAD Integrator メニューが MicroStation
メニュー・バーから削除されたことも確認します。
手順
1. IBM TRIRIGA CAD Integrator - Publisher (Microstation) デスクトップ・ショ
ートカットをダブルクリックし、IBM TRIRIGA メニューが MicroStation メニ
ュー・バーに表示されることを確認します。 IBM TRIRIGA CAD Integrator が
正常にロードされたことを確認するメッセージが表示されたら、メニュー項目が
機能することをチェックします。
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2. ショートカットが機能しない場合は、そのショートカットがインストール・ディ
レクトリー内の cimsStart.exe ファイルを指すことを確認し、ショートカット
を再度ダブルクリックします。
次のタスク
それでも TRIRIGA CAD Integrator/Publisher がご使用の MicroStation アプリケーシ
ョンに表示されない場合は、インストールのトラブルシューティングを行ってくだ
さい。
関連情報:
15 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが MicroStation にロードされない:
トラブルシューティング』
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 のインストールまたはアップグ
レード・プロセスが、MicroStation アプリケーションでのロードに失敗する場合は、
ユーザー構成ファイル (UCF) を変更します。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアンインストール
アンインストールは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 をインス
トールするか、バージョン 12 にアップグレードした後で実行できる、オプション
のプロセスです。アンインストールにより、IBM TRIRIGA CAD Integrator のキー
が Microsoft Windows レジストリーから削除され、プログラム・ファイルがワーク
ステーションから削除されます。
このタスクについて
アンインストール・プロセスで表示される言語リストによって、アンインストー
ル・プロセスで使用される言語が決まります。
手順
1. 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM TRIRIGA CAD Integrator
- Publisher」 > 「IBM TRIRIGA CAD Integrator - Publisher のアンインスト
ール」を選択します。
2. アンインストール・プログラムのプロンプトに従い、「インストール・セットの
選択」ウィンドウで「アンインストール」を選択します。
3. アンインストールが完了したら、ワークステーションを再始動します。
4. AutoCAD を使用する場合に、以前の IBM TRIRIGA CAD Integrator のメニュ
ーが AutoCAD のメニュー・バーに表示される場合は、以下の手順を実行してそ
のメニューを除去します。
a. CUILOAD コマンドを実行します。
b. TRGAAcad カスタム変更グループをアンロードします。
c. 以前のインストール・ディレクトリーを削除します。
第 2 章 TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールおよびアップグレード
13
関連タスク:
7 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストール』
インストール・プロセスにより、CAD アプリケーションのプラグインとして
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 がロードされ、CAD アプリケー
ションのメニュー・バーに IBM TRIRIGA メニューが追加されます。インストー
ル・プロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクト
ップ・ショートカットも追加されます。
8 ページの『TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のアップグレード』
アップグレード・プロセスにより、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン
12 が CAD アプリケーション用のプラグインとしてロードされ、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherの以前のインストール済み環境は削除されます。TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのバージョン 10 がインストールされている場合、アップグレー
ド・プロセスにより、バージョン 10 IBM TRIRIGA CAD Integrator メニューは
CAD アプリケーションのメニュー・バーから削除されます。バージョン 10 からの
アップグレード・プロセスによって、バージョン 12 の IBM TRIRIGA メニュー
が CAD アプリケーションのメニュー・バーに追加されます。アップグレード・プ
ロセスでは、CAD アプリケーションにアクセスするために使用するデスクトップ・
ショートカットも追加されます。
トラブルシューティング - TRIRIGA CAD Integrator/Publisher
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher バージョン 12 のインストール中またはアップグ
レード中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティング情報を参照して、共
通問題の解決方法を確認してください。
AutoCAD 2014 へのロード時のセキュリティー警告: トラブルシ
ューティング
AutoCAD 2014 アプリケーション用の TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のバージ
ョン 12 のインストールまたはアップグレード・プロセスで、セキュリティー警告
が生成されることがあります。この問題は、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のイ
ンストール・パスを AutoCAD TRUSTEDPATHS 変数に追加することで解決できま
す。
症状
セキュリティー問題ウィンドウに、指定されている信頼済みロケーション以外で、
実行可能ファイルが見つかったというメッセージが表示されます。
このセキュリティー・ウィンドウは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher プログラ
ム・コマンドで 1 回と、IBM TRIRIGA メニュー項目で 1 回の、合わせて 2 回表
示されます。
どちらのセキュリティー・ウィンドウでも、「ロード (Load)」をクリックすると、
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher が開始します。ただし、次に TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher を開始したときに、セキュリティー・ウィンドウが再度表示され
るので、パス名を再度ロードする必要があります。
問題の解決
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セキュリティー・ウィンドウが表示されないようにするには、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher インストール・パスを AutoCAD の TRUSTEDPATHS 変数に追
加します。
1. AutoCAD 2014 を開きます。
2. コマンド行に TRUSTEDPATHS と入力します。
3. TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストール・パスを追加します。デフォ
ルトのロケーションは C:¥Program Files¥IBM¥TRIRIGA¥CI-12¥bin¥ac です。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが MicroStation にロードさ
れない: トラブルシューティング
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのバージョン 12 のインストールまたはアップグ
レード・プロセスが、MicroStation アプリケーションでのロードに失敗する場合は、
ユーザー構成ファイル (UCF) を変更します。
症状
IBM TRIRIGA メニューが MicroStation メニュー・バーに表示されない。
問題の診断
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher インストール・プロセスは、 MicroStation イン
ストール済み環境を見つけ、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher レジストリー・キー
に MicroStation のバージョンと TRIRIGA CAD Integrator/Publisherへのパスを取り
込もうとします。また、インストール・プロセスは、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのインストール・ディレクトリーの bin¥ms サブディレクトリー
に CiMs.ucf という名前のテンプレート MicroStation UCF を作成します。
インストール・プロセスがデスクトップと「スタート」メニューにインストールす
るショートカットは、CiMsStart アプリケーションを指します。CiMsStart アプリケ
ーションは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherを自動的にロードする MicroStation
UCF を作成し、UCF をロードするコマンドを使用して MicroStationを開始します。
UCF を作成する場合、CiMsStart アプリケーションは、インストール・プロセスが
設定するレジストリー・キー内のデータを読み取ります。
64 ビットの Microsoft Windows システムの場合、以下のレジストリー・キーが設定
されています。
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Wow6432Node¥TRIRIGA¥TRIRIGA CAD Integrator¥MS
Support Dir
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Wow6432Node¥TRIRIGA¥TRIRIGA CAD Integrator¥MS
Version Found
32 ビットの Microsoft Windows システムの場合、以下のレジストリー・キーが設定
されています。
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥TRIRIGA¥TRIRIGA CAD Integrator¥MS Support Dir
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥TRIRIGA¥TRIRIGA CAD Integrator¥MS Version Found
第 2 章 TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールおよびアップグレード
15
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherがすべてのユーザー用にインストールされている
場合、 レジストリー・キーは HKEY_LOCAL_MACHINE ハイブ内にあります。
デフォルトの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher・インストール・プロセスの場合、
MS Support Dir レジストリーには C:¥Program Files¥IBM¥TRIRIGA¥CI-12¥bin¥MS
という値が含まれています。MicroStation V8i (SELECTseries 3) 用の TRIRIGA
CAD Integrator/Publisherのインストール済み環境では、MS Version Found レジスト
リー・キーには 08.11.09 という値が含まれています。MicroStation V8i
(SELECTseries 2) 用の TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのインストール済み環境で
は、MS Version Found レジストリー・キーには 08.11.07 という値が含まれていま
す。08.11.09 および 08.11.07 という値のみが、CiMsStart アプリケーションでサ
ポートされます。
CiMsStart アプリケーションは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのインストール・
プロセスで提供される CiMs.ucf ファイルと、MS Support Dir レジストリー値を使
用して、現在のインストール済み環境向けにカスタマイズされた CiMs.ucf ファイ
ルを作成します。CiMsStart アプリケーションは、MS Version Found レジストリ
ー・キーの値を使用して、MicroStation 作業スペースのパスを調べ、カスタマイズさ
れた CiMs.ucf ファイルをワークステーション・サブディレクトリーに配置しま
す。
問題の解決
以下のオプションのいずれかを使用して、自動的に TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherを MicroStationにロードします。
v CiMsStart アプリケーションが TRIRIGA CAD Integrator/Publisherをロードしない
場合は、レジストリー・キー内のデータが、ご使用のインストール済み環境の正
しいデータであることを確認してください。問題診断に記述されている情報を使
用して、データを確認します。
v カスタマイズされた CiMs.ucf ファイルを使用する場合、コマンドを UCF に追
加して、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherをロードします。
1. 次の行をカスタム UCF に追加します。
MS_DGNAPPS > CIInstallationDir¥bin¥MS¥CIMS
ここで、CIInstallationDir は TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストー
ル・ディレクトリーです。
2. TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのデフォルトの「現在のユーザー」のインス
トールの場合は、以下の行を使用します。
MS_DGNAPPS > C:¥Program Files¥IBM¥TRIRIGA¥CI-12¥bin¥MS¥CIMS
v それでも CiMsStart アプリケーションが MicroStation をロードしない場合は、
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherを自動的にロードするように MicroStationを構
成します。CiMs.ucf ファイルをカスタマイズし、CiMs.ucf ファイルを
MicroStation作業ペースにコピーし、CiMs.ucf ファイルをロードするショートカ
ットを作成する必要があります。
1. CiMs.ucf ファイルをカスタマイズします。
次の行を置換します。
MS_DGNAPPS > CIMS
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これを次の行に置き換えます。
MS_DGNAPPS > CIInstallationDir¥bin¥MS¥CIMS
ここで、CIInstallationDir は TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストー
ル・ディレクトリーです。
デフォルト・インストール・ディレクトリーの場合は、以下の行を使用しま
す。
MS_DGNAPPS > C:¥Program Files¥IBM¥TRIRIGA¥CI-12¥bin¥MS¥CIMS
2. カスタマイズされた CiMs.ucf ファイルを、ご使用のインストール済み環境の
MicroStation作業スペースにコピーします。
Microsoft Windows 7 または Microsoft Windows 8 上の MicroStation V8i
(SELECTseries 2) および MicroStation V8i (SELECTseries 3) のデフォルト・
ワークスペースは、C:¥ProgramData¥Bentley¥MicroStation V8i
(SELECTseries)¥WorkSpace¥Users です。
Microsoft Windows XP 上の MicroStation V8i (SELECTseries 2) のデフォル
ト・ワークスペースは、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application
Data¥Bentley¥MicroStation V8i (SELECTseries)¥WorkSpace¥Users です。
作業スペースが、異なるディレクトリーを使用するようにカスタマイズされて
いる場合は、カスタマイズされたディレクトリーを使用します。
3. CiMs.ucf 作業スペースを自動的にロードするショートカットを、以下のよう
にして作成します。
a. ustation.exe ファイルへのショートカットを作成するか、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのインストール済み環境からの IBM TRIRIGA CAD
Integrator - Publisher (Microstation) デスクトップ・ショートカットを使用
します。
b. コマンド・パラメーター -wucims をターゲット・ロケーションに追加しま
す。64 ビットの Microsoft Windows システム上の MicroStation V8i
(SELECTseries 2) および MicroStation V8i (SELECTseries 3) の場合、ター
ゲット・ロケーションは "C:¥Program Files (x86)¥Bentley¥MicroStation
V8i (SELECTseries)¥MicroStation¥ustation.exe" -wucims です。32 ビッ
トの Microsoft Windows システムの場合、ターゲット・ロケーションは
"C:¥Program Files¥Bentley¥MicroStation V8i (SELECTseries)
¥MicroStation¥ustation.exe" -wucims です。
c. ショートカットをダブルクリックします。このショートカットは、
MicroStationを開始し、作業スペースからの CiMs.ucf ファイルのロードを
試みます。CiMs.ucf ファイルが見つからない場合は、エラー・メッセージ
が表示され、MicroStation の初期化は失敗します。IBM ソフトウェア・サ
ポートに連絡してください。
関連タスク
12 ページの『MicroStation のインストールまたはアップグレード・プロセスの検
証』
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherをインストールまたはアップグレードした後
で、IBM TRIRIGA メニューが MicroStation メニュー・バーに表示されること
と、メニュー項目が機能することを確認します。バージョン 10 からアップグレ
第 2 章 TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のインストールおよびアップグレード
17
ードした場合は、プロセスで以前の IBM TRIRIGA CAD Integrator メニュー
が MicroStation メニュー・バーから削除されたことも確認します。
18
© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
第 3 章 ユーザー設定の構成
設定機能を使用して、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher製品レベルでユーザーの設
定を構成します。添付、接続、図面、環境、凡例、公開、およびレポートのユーザ
ー設定を構成できます。
添付設定の構成
添付設定では、添付ウィンドウおよび挿入ウィンドウでのレコードの表示を指定で
きます。スマート添付を使用して子レコードをアップロードする場合は、TRIRIGA
レコード内の値を上書きするかどうかを指定できます。デフォルト値またはマップ
可能な図面レイヤーの値を使用して、レコードを上書きすることができます。「ス
マート添付」ウィンドウの「アップロード」エリアで、接頭部の表示機能と接尾部
の表示機能を有効にすることもできます。これを有効にすると、アップロードする
図面項目の値に追加する接頭部または接尾部の値を指定できます。
このタスクについて
「添付の初期階層の表示」フィールドを選択すると、レコードの初期リストが表示
され、添付先のレコードを選択できるようになります。このフィールドをクリアす
ると、レコードの初期リストが表示されないため、レコードを検索する必要があり
ます。ロケーション階層の規模が大きい場合、または初期表示のロード時間を短縮
したい場合は、「添付の初期階層の表示」フィールドをクリアできます。
アップロード設定では、スマート添付のアップロード処理で、既存の TRIRIGA レ
コードの値を指定した値で上書きするかどうかを指定できます。既存のレコードの
更新を有効にしない場合は、面積値のみが上書きされます。既存のレコードの更新
を有効にした場合は、アップロードに使用するデータを以下の中から指定できま
す。
図面データを使用する
選択したマップ可能なレイヤーにデータ値が見つかった場合にのみ既存のレ
コードを上書きします。
図面データまたはデフォルト・データを使用する
既存のレコードを常に上書きします。選択したマップ可能なレイヤーで見つ
かったデータ値を使用します。値が見つからない場合は、「アップロード」
エリアで指定したデフォルト値を使用します。
設定した添付設定は、現行ユーザーの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher 全体に適
用されます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「設定」 > 「添付」を選択します。
2. 設定を選択またはクリアします。
3. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
19
関連タスク:
24 ページの『CAD 図面からの子レコードの変更』
CAD 図面内のレイヤーまたはレベルを使用して、TRIRIGA 子レコードを作成また
は変更することができます。選択したアプリケーション定義およびマッピングによ
り、どのレイヤーまたはレベルとフィールド値が、子レコードを添付するために必
要であるかが指定されます。TRIRIGA 内に子レコードが存在する場合、そのレコー
ドは、ユーザーが指定した値によって更新されます。子レコードが TRIRIGA に存
在しなければ、作成されます。
接続設定の構成
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherと TRIRIGA 環境の間の接続に適用されるパラメ
ーターを指定します。TRIRIGA CAD Integrator/Publisher が、要求へのサーバー応答
を待機する最大時間のタイムアウト値を指定します。また、照会から一度に返され
る項目の最大数も指定します。
このタスクについて
指定した接続設定は、現行ユーザーの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher全体に適用
されます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「設定」 > 「接続」を選択します。
2. 値を指定します。
3. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
図面設定の構成
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher製品レベルで図面設定を指定します。図面が開く
ときに図面を自動的かつ完全に同期化するように指定できる、また図面が閉じると
きに図面を自動的に公開するように指定できます。図面設定は、デフォルトの図面
プロパティーとして機能し、添付するどの図面でも、図面プロパティーにデータを
取り込むために使用されます。
このタスクについて
指定した図面設定は、現行ユーザーの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher全体のすべ
ての図面に適用されます。特定の図面プロパティー設定によって、一部の図面設定
をオーバーライドできます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「設定」 > 「図面」を選択します。
2. 図面設定を選択します。
3. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
20
© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
関連タスク:
43 ページの『第 9 章 CAD 図面と TRIRIGA レコードの間での変更の同期化』
添付された図面または TRIRIGA レコードに変更を加えたら、その図面と、図面の
添付先レコードとの間で、変更を同期化する必要があります。すると、図面は、現
在のレコード情報を反映するようになります。添付された CAD 図面を TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で開いたときに、その図面を添付先のレコードと自動的か
つ完全に同期化するように、図面設定を構成できます。デフォルトでは、TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で図面を開いたときに、図面は同期化されません。
環境設定の構成
環境は、ユーザーが TRIRIGA CAD Integrator/Publisherにログインしたときに接続す
る TRIRIGA 環境を規定します。ユーザーが URL およびデフォルトのユーザー名
を指定します。また、プロキシー・ユーザー名およびパスワードも指定できます。
始める前に
管理者から URL、ユーザー名、およびパスワードを取得してください。
このタスクについて
環境構成を作成、編集、削除、およびコピーすることができます。指定した環境設
定は、現行ユーザーの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher全体に適用されます。ログ
イン時にデフォルト・ユーザー名をオーバーライドすることができます。パスワー
ドは必ず指定する必要があります。
手順
1. IBM TRIRIGA > 「設定」 > 「サーバー環境」を選択します。
2. 環境を作成するには、「新規」をクリックし、「編集」をクリックし、情報を指
定します。
3. 環境を編集するには、その環境を選択し、「編集」をクリックし、情報を指定し
ます。
4. 環境を削除するには、その環境を選択して「削除」をクリックします。
5. 環境をコピーするには、その環境を選択して「コピー」をクリックします。
6. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
凡例設定の構成
CAD レポートで適用される凡例の設定は、TRIRIGA 環境内のテーマで指定されて
います。現在のテーマ内の TRIRIGA 凡例設定を、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherでのカスタム構成によってオーバーライドすることができます。
このタスクについて
指定した凡例設定は、現行ユーザーの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher全体に適用
されます。
第 3 章 ユーザー設定の構成
21
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「設定」 > 「凡例」を選択します。
2. 使用する設定を指定します。
3. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
公開設定の構成
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher製品レベルで公開設定を指定します。公開ディレ
クトリーを指定し、参照を公開するかどうかを指定します。
このタスクについて
指定した公開設定は、現行ユーザーの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher全体のすべ
ての公開アクションに適用されます。特定の図面について、公開設定を公開プロパ
ティーの別の選択項目でオーバーライドできます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「設定」 > 「公開」を選択します。
2. 公開設定を選択します。
3. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
関連タスク:
35 ページの『第 6 章 図面情報の公開』
図面を公開することで、CAD 図面の .dxf ファイル表現が TRIRIGA 環境にアップ
ロードされ、そこで .dxf ファイルが Web グラフィックとして表示されるように
処理されます。図面が公開されると、TRIRIGA ユーザーは、TRIRIGA 環境の「グ
ラフィック」セクション内で、図面を表示したり、それについて報告できるように
なります。
レポート設定の構成
CAD レポートでの表示用にデフォルトのハッチや複数の塗りつぶしの値を構成しま
す。TRIRIGA 環境内で関連ビジネス・オブジェクト・レコード・タイプにハッチや
複数の塗りつぶしの値が指定されていない場合、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher
はデフォルト値を使用します。
このタスクについて
指定したレポート設定は、現行ユーザーの TRIRIGA CAD Integrator/Publisher全体に
適用されます。TRIRIGA 環境でデフォルトのハッチおよび複数の塗りつぶしの値が
指定されている場合は、それらがローカル設定をオーバーライドします。
手順
1. IBM TRIRIGA > 「設定」 > 「レポート設定」を選択します。
2. デフォルト値を指定します。
3. 「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。
22
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第 4 章 TRIRIGA レコードへの図面、図面オブジェクト、および
境界の添付
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher では、図面と複数の境界を添付することや、レコ
ードを作成または更新することができる他、図面と図面オブジェクトを個別に公開
することも、すべて一度に公開することもできます。使用する添付方式は、ポリラ
イン標準を使用するかどうか、および一度に処理する図面の数によって異なりま
す。一般に、複数の機能を一度に実行できるスマート添付機能を使用して、CAD 図
面情報を TRIRIGA レコードに添付します。
図面および複数の図面オブジェクトと境界オブジェクトを一度に添付する
同じポリライン標準を使用する多数の図面がある場合、スマート添付機能を使用し
て添付処理を合理化することができます。図面および図面オブジェクトのすべてを
1 つのウィンドウから一度に添付、アップロード、および公開することができま
す。
始める前に
CAD 図面では、すべての図面にわたって同じポリライン標準とレイヤー名またはレ
ベル名を使用する必要があります。タイプごとにオブジェクトを正確に記述するよ
うにレイヤーまたはレベルを設定する必要があります。例えば、すべての CAD 図
面で総面積折れ線レイヤー用の総面積のレイヤー名を使用します。部屋を示すため
には、境界レイヤーを使用します。
このタスクについて
「スマート添付」ウィンドウでサポートされているアクションのいずれかまたはす
べてを実行できます。
関連タスク:
35 ページの『第 6 章 図面情報の公開』
図面を公開することで、CAD 図面の .dxf ファイル表現が TRIRIGA 環境にアップ
ロードされ、そこで .dxf ファイルが Web グラフィックとして表示されるように
処理されます。図面が公開されると、TRIRIGA ユーザーは、TRIRIGA 環境の「グ
ラフィック」セクション内で、図面を表示したり、それについて報告できるように
なります。
レコードへの図面ファイルと必須レイヤーまたはレベルの添付
各 CAD 図面は、TRIRIGA レコードに添付されていなければなりません。選択され
たアプリケーション定義で指定されたトップレベル・マッピングにより、図面を添
付先できるレコードのタイプが決まります。アプリケーション定義は、図面レコー
ドに添付する必要のあるレイヤーまたはレベルも指定します。
© Copyright IBM Corp. 2011, 2013
23
このタスクについて
添付先のレコードを作成する必要がある場合は、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher
から、TRIRIGA 環境内にレコードを作成できます。
手順
1. 添付する CAD 図面を開き、「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「スマート添
付」を選択します。
2. 添付に使用するアプリケーション定義、図面単位、および資本プロジェクトを選
択します。
3. オプション: 子または親レコードを作成します。
4. 図面情報の添付先のレコードを選択します。
5. 必須の図面レイヤーまたはレベルを添付するには、「添付図面レイヤー」または
「設計ファイル・レベルの添付」エリアを展開し、レイヤー名またはレベル名を
選択します。
6. その他の情報を添付しないのであれば、「OK」をクリックします。
関連タスク:
33 ページの『第 5 章 図面情報の添付先のレコードの変更』
図面情報をレコードに添付する場合、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのレコー
ド・ツリーからレコードを選択します。レコードがツリー内にない場合は、レコー
ドを右クリックして、ツリーにレコードを追加することができます。ツリー内にあ
るレコードを編集することもできます。新規レコードまたは編集されたレコードを
表示するには、ツリーを更新します。
CAD 図面からの子レコードの変更
CAD 図面内のレイヤーまたはレベルを使用して、TRIRIGA 子レコードを作成また
は変更することができます。選択したアプリケーション定義およびマッピングによ
り、どのレイヤーまたはレベルとフィールド値が、子レコードを添付するために必
要であるかが指定されます。TRIRIGA 内に子レコードが存在する場合、そのレコー
ドは、ユーザーが指定した値によって更新されます。子レコードが TRIRIGA に存
在しなければ、作成されます。
このタスクについて
デフォルトのアプリケーション定義マッピングの場合、子レコードは、スペースま
たはオーバーレイ・エリアです。オフィス・スペース、部屋名、および部屋の説明
や資産などの値をアップロードするために、デフォルト構成を使用することができ
ます。
添付設定で「接尾部」フィールドと「接頭部」フィールドの表示を有効にすると、
アップロードする項目の値に追加する接尾部または接頭部の値を指定できます。例
えば、必須フィールドの図面境界のテキストが 101、102、および 103 で、接頭部
の値として「Office」と入力するとします。この場合、アップロードされる値は、
Office 101、Office 102、および Office 103 となります。
既存レコードの更新に関する添付設定によって、アップロード・プロセスで、既存
の TRIRIGA レコードの値が、指定した値で上書きされるかどうかが決まります。
既存のレコードの更新を有効にしない場合は、面積値のみが上書きされます。既存
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レコードの更新を有効にした場合は、使用する値のタイプも選択されています。
手順
1. 添付する CAD 図面を開き、「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「スマート添
付」を選択します。
2. 「アクション」エリアで「アップロード」を選択します。
3. 「アップロード」エリアで、アップロードするレイヤーまたはレベルと必須フィ
ールドに使用するマッピングを選択します。
4. オプション: アップロードする項目の値に追加する接頭部または接尾部を指定し
ます。
5. 必須フィールド用の値の取得元の図面レイヤーまたはレベルを選択します。
6. 必須フィールドに使用するデフォルト値を指定します。
7. アップロードするレイヤーまたはレベルを選択して、「OK」をクリックしま
す。
8. 「アップロードの候補」ウィンドウで、アップロードする候補を選択し、「アッ
プロード」をクリックします。
関連タスク:
19 ページの『添付設定の構成』
添付設定では、添付ウィンドウおよび挿入ウィンドウでのレコードの表示を指定で
きます。スマート添付を使用して子レコードをアップロードする場合は、TRIRIGA
レコード内の値を上書きするかどうかを指定できます。デフォルト値またはマップ
可能な図面レイヤーの値を使用して、レコードを上書きすることができます。「ス
マート添付」ウィンドウの「アップロード」エリアで、接頭部の表示機能と接尾部
の表示機能を有効にすることもできます。これを有効にすると、アップロードする
図面項目の値に追加する接頭部または接尾部の値を指定できます。
個別の図面、図面オブジェクト、および境界オブジェクトの添付
CAD 図面が、同じポリライン標準を使用していない場合は、CAD 図面と境界情報
のオブジェクトを、一度に 1 つずつ添付することができます。個別の添付方式を使
用して、特定の添付された図面情報を更新することもできます。
関連概念:
47 ページの『特殊フィールド』
CAD マッピング内の特殊フィールドは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが CAD
マッピングに使用する TRIRIGA ビジネス・オブジェクト・フィールドを識別しま
す。特殊フィールド・タイプは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが、選択された
フィールドとどのように相互作用するかを制御します。
レコードへの図面の添付
各 CAD 図面を TRIRIGA レコードに添付します。選択されたアプリケーション定
義で指定されたトップレベル・マッピングにより、図面を添付先できるレコードの
タイプが決まります。
第 4 章 TRIRIGA レコードへの図面、図面オブジェクト、および境界の添付
25
このタスクについて
トップレベル・レコード・タイプがフロアであるアプリケーション定義の場合、
TRIRIGA フロア・レコードが存在していなければなりません。その他のアプリケー
ション定義の場合は、選択されたアプリケーション定義内のトップレベル・マッピ
ングとして指定されているタイプのレコードに、図面を添付します。
手順
1. CAD アプリケーションで、添付する図面を開きます。
2. 「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「図面」を選択します。
3. 添付に使用するアプリケーション定義、図面単位、および資本プロジェクトを選
択します。
4. オプション: 子または親レコードを作成します。
5. 図面の添付先のレコードを選択します。
6. 「OK」をクリックします。
関連タスク:
33 ページの『第 5 章 図面情報の添付先のレコードの変更』
図面情報をレコードに添付する場合、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのレコー
ド・ツリーからレコードを選択します。レコードがツリー内にない場合は、レコー
ドを右クリックして、ツリーにレコードを追加することができます。ツリー内にあ
るレコードを編集することもできます。新規レコードまたは編集されたレコードを
表示するには、ツリーを更新します。
トップレベル・レコードの必須面積の添付
図面内の総面積は、必須の添付です。測定総面積は、アプリケーション定義内の要
件として指定されている場合は、必須の添付です。使用するアプリケーション定義
によっては、これ以外の必須面積が指定されている場合もあります。
このタスクについて
デフォルトの「施設管理 - 第 1」アプリケーション定義では、トップレベル・レコ
ード・タイプはフロアであり、総面積と測定総面積が必須の添付です。
カスタム・アプリケーション定義で、総面積を必須の添付とする、スペースという
トップレベル・レコード・タイプを指定することが考えられます。測定総面積は必
須ではない場合があり、それ以外に必須の面積添付がある場合もあります。
手順
1. 総面積を添付するには、「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「総面積」を選択し
ます。
2. 測定総面積を添付するには、「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「測定総面積」
を選択します。
3. ご使用のアプリケーション定義でこれ以外の必須面積が指定されている場合は、
その必須面積を添付します。
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関連タスク:
35 ページの『第 6 章 図面情報の公開』
図面を公開することで、CAD 図面の .dxf ファイル表現が TRIRIGA 環境にアップ
ロードされ、そこで .dxf ファイルが Web グラフィックとして表示されるように
処理されます。図面が公開されると、TRIRIGA ユーザーは、TRIRIGA 環境の「グ
ラフィック」セクション内で、図面を表示したり、それについて報告できるように
なります。
レコードへの図面オブジェクトの添付
添付された CAD 図面で、スペースや資産などの TRIRIGA レコードにオブジェク
トを添付できます。例えば、机または人のレコードに、ブロックまたはセルを添付
します。オブジェクトが添付されると、ユーザーは、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher内および TRIRIGA 環境の「グラフィック」セクション内で、そ
のオブジェクトを表示したり、それについて報告できるようになります。
始める前に
図面内にオブジェクトを添付するには、そのオブジェクトが TRIRIGA 内でレコー
ドとして存在している必要があります。添付できるオブジェクトは、境界と、
AutoCAD ブロックまたは MicroStation セルです。以下の手順を開始する前にレコ
ードを作成することも、オブジェクトを添付するときに TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherからレコードを作成することもできます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「オブジェクトの添付」を選択します。
2. オプション: TRIRIGA レコードを作成または編集したり、ツリー・オブジェク
トを更新したりするには、ツリー内を右クリックします。
3. オブジェクト・マッピングと、添付先オブジェクト・レコードを選択し、
「OK」をクリックします。
4. 添付するオブジェクトの境界、ブロック、またはセルを選択します。
5. オプション: 追加オブジェクトを添付する場合は、ステップ 2 から 4 を繰り返
します。
関連タスク:
33 ページの『第 5 章 図面情報の添付先のレコードの変更』
図面情報をレコードに添付する場合、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのレコー
ド・ツリーからレコードを選択します。レコードがツリー内にない場合は、レコー
ドを右クリックして、ツリーにレコードを追加することができます。ツリー内にあ
るレコードを編集することもできます。新規レコードまたは編集されたレコードを
表示するには、ツリーを更新します。
図面への TRIRIGA オブジェクトの挿入
添付された CAD 図面で、資産や人など、TRIRIGA レコードに添付されたTRIRIGA
オブジェクトを挿入できます。例えば、机、いす、電話、および人を表すオブジェ
クトを、オフィス・スペースに挿入できます。オブジェクトが挿入されると、ユー
第 4 章 TRIRIGA レコードへの図面、図面オブジェクト、および境界の添付
27
ザーは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher内および TRIRIGA 環境の「グラフィッ
ク」セクション内で、そのオブジェクトを表示したり、それについて報告できるよ
うになります。
このタスクについて
挿入されたオブジェクトのマッピングは、項目タイプのマッピングでなければなり
ません。CAD 図面に挿入できるオブジェクトは、AutoCAD ブロックまたは
MicroStation セルです。オブジェクトは、添付された境界のみに挿入できます。
図面にオブジェクトを挿入するには、そのオブジェクトが TRIRIGA 内でレコード
として存在している必要があります。以下の手順を開始する前にレコードを作成す
ることも、以下の手順の実行時に TRIRIGA CAD Integrator/Publisherからレコードを
作成することもできます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「オブジェクトの挿入」を選択します。
2. オブジェクトに関する情報を選択します。
3. オプション: ツリー内を右クリックして TRIRIGA レコードを作成し、添付され
たオブジェクトを編集し、オブジェクトを切り離し、ツリー・オブジェクトを更
新します。
4. オブジェクトを選択して、「OK」をクリックします。
5. オブジェクトを挿入する図面内のロケーションを選択します。
6. オプション: 追加オブジェクトを図面に挿入する場合は、ステップ 2 から 5 を
繰り返します。
関連タスク:
33 ページの『第 5 章 図面情報の添付先のレコードの変更』
図面情報をレコードに添付する場合、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのレコー
ド・ツリーからレコードを選択します。レコードがツリー内にない場合は、レコー
ドを右クリックして、ツリーにレコードを追加することができます。ツリー内にあ
るレコードを編集することもできます。新規レコードまたは編集されたレコードを
表示するには、ツリーを更新します。
バッチ・モードでの図面の処理
同時に多数の図面を処理するには、バッチ処理を使用します。バッチ処理アクショ
ンには、図面ファイルの添付、子レコードのアップロードと作成、および図面情報
の公開が含まれます。バッチ処理の開始後は、何もアクションを行わなくてもその
処理が実行されます。新規スペース・レコードを持つ多数の図面をアップロードす
るため、または何千ものスペースを含む図面をアップロードするためのバッチ処理
を、夜間に実行するとよいでしょう。
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関連タスク:
35 ページの『第 6 章 図面情報の公開』
図面を公開することで、CAD 図面の .dxf ファイル表現が TRIRIGA 環境にアップ
ロードされ、そこで .dxf ファイルが Web グラフィックとして表示されるように
処理されます。図面が公開されると、TRIRIGA ユーザーは、TRIRIGA 環境の「グ
ラフィック」セクション内で、図面を表示したり、それについて報告できるように
なります。
バッチ・モードでの図面ファイルおよび必須レイヤーまたはレベル
の添付
TRIRIGA レコードに添付する CAD 図面の数が多い場合は、バッチ処理を使用でき
ます。すべての CAD 図面ファイルと、必須レイヤーまたはレベルを、一度に添付
することができます。
このタスクについて
各 CAD 図面は、TRIRIGA レコードに添付されていなければなりません。選択され
たアプリケーション定義で指定されたトップレベル・マッピングにより、図面を添
付できるレコードのタイプが決まります。アプリケーション定義は、図面ファイ
ル・レコードに添付する必要のあるレイヤーまたはレベルも指定します。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「バッチ処理」を選択します。
2. 「アクション」エリアで「添付」を選択します。
3. 「添付ファイルの情報」エリアで、使用するアプリケーション定義、図面ファイ
ル単位、および資本プロジェクトを指定します。
4. 「添付図面レイヤー」または「設計ファイル・レベルの添付」エリアで、必須レ
イヤーまたはレベルごとに使用するレイヤー名またはレベル名を指定します。あ
るいは、必須レイヤーまたはレベルごとに使用するレイヤー名またはレベル名の
コンマ区切りリストを指定します。
5. 図面ファイルと、そのファイルの添付先のレコードを選択します。
6. オブジェクトをアップロードしない場合は、図面ファイルおよび添付先のレコー
ドを選択し、「OK」をクリックします。
第 4 章 TRIRIGA レコードへの図面、図面オブジェクト、および境界の添付
29
関連タスク:
31 ページの『バッチ・モードで処理する図面ファイルとレコードの選択』
バッチ処理を行う場合、「アクション」エリアで選択したアクションを実行する対
象の図面ファイルのリストを作成します。「添付」アクションを選択した場合、図
面ファイルと、その図面ファイルを添付するレコードを選択する必要があります。
『バッチ・モードでの CAD 図面からの子レコードのアップロード』
CAD 図面ファイル情報を TRIRIGA 子レコードにアップロードするために、CAD
図面レイヤーまたはレベルと、レイヤー値またはレベル値を使用できます。
TRIRIGA 内に子レコードが存在する場合、子レコードは、ユーザーが指定した値に
よって更新されます。子レコードが存在しない場合は、子レコードが作成されま
す。オフィス・スペース、部屋名、および部屋の説明や資産などの値をアップロー
ドするために、バッチ処理を使用することができます。
バッチ・モードでの CAD 図面からの子レコードのアップロード
CAD 図面ファイル情報を TRIRIGA 子レコードにアップロードするために、CAD
図面レイヤーまたはレベルと、レイヤー値またはレベル値を使用できます。
TRIRIGA 内に子レコードが存在する場合、子レコードは、ユーザーが指定した値に
よって更新されます。子レコードが存在しない場合は、子レコードが作成されま
す。オフィス・スペース、部屋名、および部屋の説明や資産などの値をアップロー
ドするために、バッチ処理を使用することができます。
このタスクについて
添付された図面の場合のみ、子レコードを作成または更新できます。選択したアプ
リケーション定義およびマッピングにより、どのレイヤーまたはレベルとフィール
ド値が、子レコード用の添付として必要であるかが指定されます。デフォルトのア
プリケーション定義マッピングの場合、子レコードは、スペースまたはオーバーレ
イ・エリアです。
添付設定で「接尾部」フィールドと「接頭部」フィールドの表示を有効にすると、
アップロードする項目の値に追加する接頭部または接尾部の値を指定できます。例
えば、必須フィールドの図面境界のテキストが 101、102、および 103 で、接頭部
の値として「Office」と入力するとします。この場合、アップロードされる値は、
Office 101、Office 102、および Office 103 となります。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「添付」 > 「バッチ処理」を選択します。
2. 「アクション」エリアで「アップロード」を選択します。
3. 「アップロード」エリアで、レイヤーまたはレベルと必須フィールドに使用する
マッピングを選択します。
4. オプション: アップロードする項目の値に追加する接頭部または接尾部を指定し
ます。
5. 必須フィールド用の値の取得元の図面レイヤーまたはレベルを指定します。図面
で、同じ折れ線レイヤーまたはレベルに複数の異なる名前を使用する場合、レイ
ヤー名またはレベル名のコンマ区切りリストを指定できます。
6. 必須フィールドに使用するデフォルト値を指定します。
7. アップロードするレイヤーまたはレベルを指定します。
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8. 処理する図面ファイルとレコードを選択します。
関連タスク:
『バッチ・モードで処理する図面ファイルとレコードの選択』
バッチ処理を行う場合、「アクション」エリアで選択したアクションを実行する対
象の図面ファイルのリストを作成します。「添付」アクションを選択した場合、図
面ファイルと、その図面ファイルを添付するレコードを選択する必要があります。
29 ページの『バッチ・モードでの図面ファイルおよび必須レイヤーまたはレベルの
添付』
TRIRIGA レコードに添付する CAD 図面の数が多い場合は、バッチ処理を使用でき
ます。すべての CAD 図面ファイルと、必須レイヤーまたはレベルを、一度に添付
することができます。
バッチ・モードで処理する図面ファイルとレコードの選択
バッチ処理を行う場合、「アクション」エリアで選択したアクションを実行する対
象の図面ファイルのリストを作成します。「添付」アクションを選択した場合、図
面ファイルと、その図面ファイルを添付するレコードを選択する必要があります。
このタスクについて
バッチ処理を行う場合は、常に、処理する図面ファイルのリストを作成します。バ
ッチ処理中に図面ファイルを添付する場合は、各図面ファイルを添付するレコード
も指定する必要があります。
手順
1. ファイルを選択します。
a. 「バッチ処理」ウィンドウで、「ファイルの追加」をクリックします。
b. 「開く」ウィンドウで、追加する図面ファイルを選択します。
c. オプション: リストから図面ファイルを削除するには、ファイルを選択して
「ファイルの削除」をクリックします。
2. レコードを選択します。
a. 「レコードの選択」をクリックします。
b. 「レコードの選択」ウィンドウで、図面ファイルを添付するレコードを選択
します。
c. 選択したレコードに添付する図面ファイル名を選択します。
d. レコードをファイルに設定するには、矢印をクリックします。
e. オプション: レコードを削除するには、レコードを選択して「レコードのクリ
ア」をクリックします。
f. ファイルへのレコードの設定を完了したら、「OK」をクリックします。 選
択されたファイルおよびレコードが、「バッチ処理」ウィンドウに表示され
ます。
3. オプション: リスト内のすべてのレコードを削除するには、「レコードのクリ
ア」をクリックします。
4. バッチ処理を実行するには、「OK」をクリックします。 バッチ処理の結果は、
ご使用のローカルの AppData フォルダー内の batchProcess.log ファイルに保
存されます。
第 4 章 TRIRIGA レコードへの図面、図面オブジェクト、および境界の添付
31
関連タスク:
29 ページの『バッチ・モードでの図面ファイルおよび必須レイヤーまたはレベルの
添付』
TRIRIGA レコードに添付する CAD 図面の数が多い場合は、バッチ処理を使用でき
ます。すべての CAD 図面ファイルと、必須レイヤーまたはレベルを、一度に添付
することができます。
30 ページの『バッチ・モードでの CAD 図面からの子レコードのアップロード』
CAD 図面ファイル情報を TRIRIGA 子レコードにアップロードするために、CAD
図面レイヤーまたはレベルと、レイヤー値またはレベル値を使用できます。
TRIRIGA 内に子レコードが存在する場合、子レコードは、ユーザーが指定した値に
よって更新されます。子レコードが存在しない場合は、子レコードが作成されま
す。オフィス・スペース、部屋名、および部屋の説明や資産などの値をアップロー
ドするために、バッチ処理を使用することができます。
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第 5 章 図面情報の添付先のレコードの変更
図面情報をレコードに添付する場合、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのレコー
ド・ツリーからレコードを選択します。レコードがツリー内にない場合は、レコー
ドを右クリックして、ツリーにレコードを追加することができます。ツリー内にあ
るレコードを編集することもできます。新規レコードまたは編集されたレコードを
表示するには、ツリーを更新します。
関連タスク:
27 ページの『レコードへの図面オブジェクトの添付』
添付された CAD 図面で、スペースや資産などの TRIRIGA レコードにオブジェク
トを添付できます。例えば、机または人のレコードに、ブロックまたはセルを添付
します。オブジェクトが添付されると、ユーザーは、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher内および TRIRIGA 環境の「グラフィック」セクション内で、そ
のオブジェクトを表示したり、それについて報告できるようになります。
23 ページの『レコードへの図面ファイルと必須レイヤーまたはレベルの添付』
各 CAD 図面は、TRIRIGA レコードに添付されていなければなりません。選択され
たアプリケーション定義で指定されたトップレベル・マッピングにより、図面を添
付先できるレコードのタイプが決まります。アプリケーション定義は、図面レコー
ドに添付する必要のあるレイヤーまたはレベルも指定します。
25 ページの『レコードへの図面の添付』
各 CAD 図面を TRIRIGA レコードに添付します。選択されたアプリケーション定
義で指定されたトップレベル・マッピングにより、図面を添付先できるレコードの
タイプが決まります。
27 ページの『図面への TRIRIGA オブジェクトの挿入』
添付された CAD 図面で、資産や人など、TRIRIGA レコードに添付されたTRIRIGA
オブジェクトを挿入できます。例えば、机、いす、電話、および人を表すオブジェ
クトを、オフィス・スペースに挿入できます。オブジェクトが挿入されると、ユー
ザーは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher内および TRIRIGA 環境の「グラフィッ
ク」セクション内で、そのオブジェクトを表示したり、それについて報告できるよ
うになります。
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第 6 章 図面情報の公開
図面を公開することで、CAD 図面の .dxf ファイル表現が TRIRIGA 環境にアップ
ロードされ、そこで .dxf ファイルが Web グラフィックとして表示されるように
処理されます。図面が公開されると、TRIRIGA ユーザーは、TRIRIGA 環境の「グ
ラフィック」セクション内で、図面を表示したり、それについて報告できるように
なります。
このタスクについて
図面を添付した後、その図面を公開する前に、図面の図面プロパティーを指定でき
ます。開いている図面に指定した図面プロパティーは、設定内のすべての図面のデ
フォルト設定を指定する図面設定をオーバーライドします。
同時にいくつかの図面を公開する場合は、バッチ処理の一括公開機能を使用できま
す。また、スマート添付機能を使用して、公開アクションだけを実行することもで
きます。
手順
1. IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisherで、公開する CAD 図面を開きます。
2. 「IBM TRIRIGA」 > 「公開」を選択します。
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関連タスク:
22 ページの『公開設定の構成』
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher製品レベルで公開設定を指定します。公開ディレ
クトリーを指定し、参照を公開するかどうかを指定します。
28 ページの『バッチ・モードでの図面の処理』
同時に多数の図面を処理するには、バッチ処理を使用します。バッチ処理アクショ
ンには、図面ファイルの添付、子レコードのアップロードと作成、および図面情報
の公開が含まれます。バッチ処理の開始後は、何もアクションを行わなくてもその
処理が実行されます。新規スペース・レコードを持つ多数の図面をアップロードす
るため、または何千ものスペースを含む図面をアップロードするためのバッチ処理
を、夜間に実行するとよいでしょう。
26 ページの『トップレベル・レコードの必須面積の添付』
図面内の総面積は、必須の添付です。測定総面積は、アプリケーション定義内の要
件として指定されている場合は、必須の添付です。使用するアプリケーション定義
によっては、これ以外の必須面積が指定されている場合もあります。
23 ページの『図面および複数の図面オブジェクトと境界オブジェクトを一度に添付
する』
同じポリライン標準を使用する多数の図面がある場合、スマート添付機能を使用し
て添付処理を合理化することができます。図面および図面オブジェクトのすべてを
1 つのウィンドウから一度に添付、アップロード、および公開することができま
す。
41 ページの『第 8 章 計画図面の作成』
計画図面は、添付された図面のコピーが変更されたものです。通常、現在のフロア
計画、建築計画、またはスペースのセットへの変更の要求に基づいて、計画図面を
作成します。例えば、大きいスペースを小さいスペースに分割するように図面を変
更する要求を受け取ることが考えられます。計画図面を公開すると、許可されたユ
ーザーが、TRIRIGA 環境内で現在の図面と計画図面を表示し、それらについて報告
できるようになります。
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第 7 章 CAD 図面オブジェクトからの TRIRIGA レコードの編集
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherから TRIRIGA レコードを編集するには、3 つの
方法があります。開いている CAD 図面から、添付された図面オブジェクトを選択
し、 TRIRIGA 環境でレコードを編集することができます。複数のレコードを異な
るフィールド値によって更新する場合、バッチ編集モードで一度にそれらのレコー
ドに新しい値を適用することができます。バッチ関連付けモードで、添付された図
面オブジェクトと TRIRIGA レコードの間の関連を作成することもできます。
図面オブジェクトからのレコードの編集
添付されている CAD 図面から、図面オブジェクトを選択し、 TRIRIGA 環境でオ
ブジェクトの添付先のレコードを編集することができます。
手順
1. TRIRIGA CAD Integrator/Publisherで、添付されている CAD 図面を開きます。
2. 「IBM TRIRIGA」 > 「編集」 > 「レコード」を選択します。
3. 図面内の添付されたオブジェクトを選択します。
4. TRIRIGA レコードを編集します。
5. オプション: 追加レコードを編集する場合は、ステップ 3 から 4 を繰り返しま
す。
6. 更新されたレコードを開いている CAD 図面と同期化するには、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher で、IBM TRIRIGA > 「エリアの同期」を選択するか、IBM
TRIRIGA > 「フル同期」を選択します。 例えば、ラベル・スタイルに表示さ
れるフィールドを更新した場合は、エリアの同期を実行します。人を追加した場
合は、フル同期を実行します。
関連タスク:
43 ページの『第 9 章 CAD 図面と TRIRIGA レコードの間での変更の同期化』
添付された図面または TRIRIGA レコードに変更を加えたら、その図面と、図面の
添付先レコードとの間で、変更を同期化する必要があります。すると、図面は、現
在のレコード情報を反映するようになります。添付された CAD 図面を TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で開いたときに、その図面を添付先のレコードと自動的か
つ完全に同期化するように、図面設定を構成できます。デフォルトでは、TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で図面を開いたときに、図面は同期化されません。
バッチ・モードでのレコード値の編集
添付されたオブジェクトの TRIRIGA フィールド値を編集するには、図面内のオブ
ジェクトを選択し、選択されたフィールドに新しい値を指定します。例えば、フロ
ア図面内のすべてのオフィス・スペースを選択し、説明フィールドの値を「プライ
ベート・オフィス」に変更します。
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手順
1. 編集する添付された図面を開きます。
2. 「IBM TRIRIGA」 > 「編集」 > 「バッチ編集」を選択します。
3. 図面で、編集するオブジェクトを選択し、Enter を押します。
4. 「バッチ編集」ウィンドウで、編集するレコードのタイプ用のマッピングを選択
します。
5. 編集するフィールドを選択し、フィールドに新しい値を指定します。
6. 新しい値によって更新する 1 つのレコード、いくつかのレコード、またはすべ
てのレコードを選択します。
7. 「適用」をクリックします。
図面からの子レコードの編集
図面内の子レコードが添付された後で、添付された図面からそれらのレコードを変
更できます。子レコード状況を「アクティブ」に変更することができます。未添付
の子レコードの場合、レコードの状況を「リタイア済み」に変更し、子レコードの
エリア値をゼロに設定することができます。図面内の孤立オブジェクトを切り離す
こともできます。子レコードを更新した後に、変更を同期化して、図面にそれらの
変更を表示できます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「図面」 > 「子レコード」を選択します。
2. 子レコードを選択するために使用するマッピングを選択します。
3. 操作するレコード (複数可) を選択します。
4. 実行するアクションを選択します。
5. オプション: フル同期を実行するには、「同期」をクリックします。
関連タスク:
43 ページの『第 9 章 CAD 図面と TRIRIGA レコードの間での変更の同期化』
添付された図面または TRIRIGA レコードに変更を加えたら、その図面と、図面の
添付先レコードとの間で、変更を同期化する必要があります。すると、図面は、現
在のレコード情報を反映するようになります。添付された CAD 図面を TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で開いたときに、その図面を添付先のレコードと自動的か
つ完全に同期化するように、図面設定を構成できます。デフォルトでは、TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で図面を開いたときに、図面は同期化されません。
図面オブジェクトの関連の作成
TRIRIGA レコードに図面オブジェクトを添付した後に、その図面オブジェクトを他
の TRIRIGA レコードに関連付けることができます。例えば、デフォルトのアプリ
ケーション定義で、フロア内の部屋を表す境界オブジェクトを、スペース・レコー
ドに添付します。添付されたスペース・レコードを、「事業開発」組織レコードと
関連付けることができます。
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このタスクについて
図面ファイル内の 1 つ以上のオブジェクトを選択し、TRIRIGA レコードとの関連
を作成することができます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「編集」 > 「バッチ関連付け」を選択します。
2. 図面で、関連付けるオブジェクトを選択し、Enter を押します。選択した図面オ
ブジェクトは、同じ TRIRIGA ビジネス・オブジェクトに属している必要があり
ます。
3. 以下のようにして、関連付けるマッピングとレコードを選択します。
a. 「ソース・マッピング」フィールドで、関連のソースであるレコードのタイ
プ用のマッピングを選択します。
b. 関連付けるソース・レコードを選択します。
c. 「ターゲット・マッピング」フィールドで、関連のターゲットであるレコー
ドのタイプ用のマッピングを選択します。使用するアプリケーション定義に
よって、「ターゲット・マッピング」リストで使用可能なマッピングが指定
されます。
d. 関連付け先とするターゲット・レコード (複数可) を選択します。
e. 「関連」フィールドで、選択されたソース・レコードから選択されたターゲ
ット・レコードへの関連を選択します。
f. 「関連付け」をクリックします。
図面オブジェクトの関連の削除
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでは、描画オブジェクトと TRIRIGA レコードの
関連を削除できます。例えば、スペース・レコードと「事業開発」組織レコードの
関連を削除することができます。
このタスクについて
図面ファイル内の 1 つ以上のオブジェクトを選択し、TRIRIGA レコードとの関連
を削除することができます。
手順
1. 「IBM TRIRIGA」 > 「編集」 > 「バッチ関連付け」を選択します。
2. 図面で、関連付けを解除するオブジェクトを選択します。
3. 「バッチ関連付け」ウィンドウで、「関連付け解除」タブを選択します。
4. 「ソース・マッピング」フィールドで、関連付けを解除するソース・レコードの
マッピングを選択します。
5. 「関連」フィールドで、選択されたソース・レコードの関連を選択します。
6. 「関連別に検索」をクリックします。
7. 「ターゲット・マッピング」フィールドで、関連付けを解除するターゲット・レ
コードのマッピングを選択します。
8. 関連付けを解除するターゲット・レコードを選択します。
9. 「関連付け解除」をクリックします。
第 7 章 CAD 図面オブジェクトからの TRIRIGA レコードの編集
39
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第 8 章 計画図面の作成
計画図面は、添付された図面のコピーが変更されたものです。通常、現在のフロア
計画、建築計画、またはスペースのセットへの変更の要求に基づいて、計画図面を
作成します。例えば、大きいスペースを小さいスペースに分割するように図面を変
更する要求を受け取ることが考えられます。計画図面を公開すると、許可されたユ
ーザーが、TRIRIGA 環境内で現在の図面と計画図面を表示し、それらについて報告
できるようになります。
このタスクについて
計画図面要求は、通常、TRIRIGA 環境内の移動プランナーによって開始されます。
元の図面のコピーを計画図面として保存します。計画図面を計画レコードに添付
し、要求された変更を計画図面に加えます。
手順
1. 元の添付された図面を開きます。
2. 「IBM TRIRIGA」 > 「図面」 > 「計画図面の作成」を選択します。
3. 計画図面を作成します。
a. 計画図面に使用する計画アプリケーション定義および資本プロジェクトを選
択します。
b. 元の図面のコピーに、パスとファイル名を指定します。そのコピーが計画図
面になります。
c. ツリーから、計画図面を添付する計画レコードを選択し、「作成」をクリッ
クします。
d. AutoCAD について、元の図面を閉じます。
4. 計画図面オブジェクトを更新します。
5. 削除された計画オブジェクトがあればすべて切り離し、追加された計画オブジェ
クトはすべて計画レコードに添付します。
6. 計画図面を公開します。
関連タスク:
35 ページの『第 6 章 図面情報の公開』
図面を公開することで、CAD 図面の .dxf ファイル表現が TRIRIGA 環境にアップ
ロードされ、そこで .dxf ファイルが Web グラフィックとして表示されるように
処理されます。図面が公開されると、TRIRIGA ユーザーは、TRIRIGA 環境の「グ
ラフィック」セクション内で、図面を表示したり、それについて報告できるように
なります。
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第 9 章 CAD 図面と TRIRIGA レコードの間での変更の同期化
添付された図面または TRIRIGA レコードに変更を加えたら、その図面と、図面の
添付先レコードとの間で、変更を同期化する必要があります。すると、図面は、現
在のレコード情報を反映するようになります。添付された CAD 図面を TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で開いたときに、その図面を添付先のレコードと自動的か
つ完全に同期化するように、図面設定を構成できます。デフォルトでは、TRIRIGA
CAD Integrator/Publisher で図面を開いたときに、図面は同期化されません。
このタスクについて
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher では、2 種類の方式を使用して同期化を実行でき
ます。どちらの方式でも、現在適用されている報告が同期化されます。
エリア同期
CAD 図面内の変更された境界の面積値が、その境界の添付先である
TRIRIGA レコードと同期化されます。この同期化方式は、図面内の境界を
変更した後、または CAD 報告を更新する必要がある場合に使用します。
フル同期
CAD 図面内の変更された境界の面積値が、その境界の添付先である
TRIRIGA レコードと同期化されます。リンクされたレコードの関連付けを
調べて、CAD 図面でのブロックまたはセルの表示方法を更新します。ま
た、TRIRIGA レコードの添付データを更新します。この同期化タイプは、
以下のような状況で使用します。
v リンク先レコードの関連が TRIRIGA 環境内で変更された場合。例えば、
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher を使用しないで、TRIRIGA レコード
を使用して、別のロケーションに資産を移動した場合など。
v 図面内の添付情報と、TRIRIGA 環境の同期が取れていないように見える
場合。例えば、図面ではスペースが添付されているが、TRIRIGA 環境で
はそのスペースが切り離されて表示される場合などです。
AutoCAD では、コマンド行で TRGA コマンドを使用して、添付された CAD 図面を
変更できます。これらのコマンドでは、レコードが直ちに更新されます。「エリア
の同期」コマンドや「フル同期」コマンドを実行する必要はありません。
CAD 図面で添付オブジェクトに変更を加えても、そのオブジェクトとレコードを同
期化するまで、レコードが更新されることはありません。また、レコードに変更を
加えても、オブジェクトとレコードを同期化するまで、添付された CAD 図面のオ
ブジェクトにその変更が表示されることはありません。図面オブジェクトの面積値
は、レコードの面積値をオーバーライドします。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher は、標準の TRIRIGA 状態遷移を使用して、レコ
ードを更新します。状態遷移の一環として、「レビュー中」などの、レコードを読
み取り専用状況のままにするプロセスが行われる場合、レコードの更新プロセスは
失敗します。その場合、レコードがアクティブ状況になるまで待機してから、変更
を同期することができます。
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エリア同期を実行するには、IBM TRIRIGA > 「エリアの同期」を選択します。オ
プションで、AutoCAD 内でコマンド行から TRGA_SYNC コマンドを実行できます。
フル同期を実行するには、IBM TRIRIGA > 「フル同期」を選択します。オプショ
ンで、AutoCAD 内でコマンド行から TRGA_SYNCFULL コマンドを実行できます。エ
リア同期よりもフル同期の方が、実行に時間がかかります。
関連概念:
1 ページの『第 1 章 IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisher の概要』
IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、計算機援用設計 (CAD) アプリケーショ
ンを TRIRIGA 環境と統合する双方向ツールを提供し、標準的な CAD 機能を拡張
します。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、データを TRIRIGA 環境に添付した
りアップロードしたりする手段を提供します。ご使用の CAD アプリケーション内
のそのデータのリアルタイムの情報を、レポートの形で表示することもできます。
関連タスク:
37 ページの『図面オブジェクトからのレコードの編集』
添付されている CAD 図面から、図面オブジェクトを選択し、 TRIRIGA 環境でオ
ブジェクトの添付先のレコードを編集することができます。
20 ページの『図面設定の構成』
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher製品レベルで図面設定を指定します。図面が開く
ときに図面を自動的かつ完全に同期化するように指定できる、また図面が閉じると
きに図面を自動的に公開するように指定できます。図面設定は、デフォルトの図面
プロパティーとして機能し、添付するどの図面でも、図面プロパティーにデータを
取り込むために使用されます。
38 ページの『図面からの子レコードの編集』
図面内の子レコードが添付された後で、添付された図面からそれらのレコードを変
更できます。子レコード状況を「アクティブ」に変更することができます。未添付
の子レコードの場合、レコードの状況を「リタイア済み」に変更し、子レコードの
エリア値をゼロに設定することができます。図面内の孤立オブジェクトを切り離す
こともできます。子レコードを更新した後に、変更を同期化して、図面にそれらの
変更を表示できます。
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第 10 章 アプリケーション定義のカスタマイズ
TRIRIGA 管理者権限を持つ場合、デフォルトのアプリケーション定義コンポーネン
トをカスタマイズするか、またはビジネス上のニーズをサポートするアプリケーシ
ョン定義を作成することができます。例えば、サーバー室の CAD 図面情報の添付
をサポートするアプリケーション定義を作成できます。サーバー室には、サーバー
通路、サーバー・ラック、およびサーバーが含まれます。
関連概念:
3 ページの『アプリケーション定義』
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのアプリケーション定義は、TRIRIGA 環境内のレ
コードに CAD 図面情報を添付する方法を定義します。
52 ページの『シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計』
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
アプリケーション定義コンポーネント
デフォルトの「施設管理 - 第 1」アプリケーション定義は、アプリケーション定
義、アプリケーション定義コンポーネント、およびコンポーネントの使用方法を理
解するための参照資料として役立ちます。カスタマイズまたは作成することが必要
となる可能性のあるアプリケーション定義コンポーネントとしては、CAD マッピン
グ、CAD 階層ノード、および CAD アプリケーション定義レコードなどがありま
す。構成済みのアプリケーション定義およびコンポーネントを、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのすべてのユーザーが使用できます。
アプリケーション定義は、CAD 図面内のオブジェクトと、それらのオブジェクトが
相互作用することができる TRIRIGA レコードとの間の関係を定義します。デフォ
ルト・アプリケーション定義は、フロア、スペース、およびスペース内のオブジェ
クト用の CD 図面情報の添付をサポートします。スペースがオフィスであり、スペ
ース内のオブジェクトが資産および人であることが考えられます。カスタム・アプ
リケーション定義で、デフォルト・コンポーネントの一部を使用できる場合があり
ます。
アプリケーション定義コンポーネントはすべて、TRIRIGA 管理ツールの「CAD
Integrator」メニュー内にあります。TRIRIGA 環境で、アプリケーション定義およ
びコンポーネントを作成またはカスタマイズします。
CAD マッピング
CAD マッピング・レコードは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherがアップロードし
たり、添付先としたり、相互作用したりする必要のある、TRIRIGA 環境内のメタデ
ータの概要を示します。
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CAD マッピングは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher関数に必要なデータを提供し
ます。CAD マッピングを持たないビジネス・オブジェクトをレポートで使用できま
すが、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherがそのようなオブジェクトに影響を及ぼす
ことはできません。
TRIRIGA レコードには、アプリケーション定義との直接の関係はありません。
TRIRIGA 環境では、レコードはビジネス・オブジェクト・タイプのインスタンスで
す。ビジネス・オブジェクト・タイプは、その関連マッピング・レコードによっ
て、アプリケーション定義に関連付けられています。
例えば、TRIRIGA 環境のロケーション階層で、「ロケーション Dallas」>「建物
Atlas」>「フロア 2」というレコードは、「フロア」ビジネス・オブジェクト・タイ
プです。「フロア」ビジネス・オブジェクト・タイプは、「フロア・マッピング」
マップ内の「施設管理 - 第 1」アプリケーション定義に関連付けられています。
「フロア」ビジネス・オブジェクト・タイプは、別個のアプリケーション定義内の
異なるマッピングに関連付けることができます。
単一のアプリケーション定義で使用できるビジネス・オブジェクト・タイプのマッ
ピングは、1 つのみです。ただし、バッチ関連付けプロセスは例外です。バッチ関
連付けプロセスでは、異なる関連ストリングが選択されたときに、同じビジネス・
オブジェクト・タイプの複数のマッピングを使用できます。
CAD マッピングは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher が TRIRIGA 環境と相互作
用する方法を定義します。
v CAD マッピングは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher用の TRIRIGA ビジネ
ス・オブジェクトおよびフォームの情報を変換します。
v TRIRIGA CAD Integrator/Publisher内の添付可能な各オブジェクトには、関連付け
られた CAD マッピングがあります。
v 各 CAD マッピングは、CAD 図面情報に使用するTRIRIGA ビジネス・オブジェ
クトおよびフォームを指定します。デフォルト・マッピングでは、「フォーム」
フィールドは読み取り専用フィールドです。特殊フィールド情報は「フォーム」
フィールドに基づくからです。フォームを変更する必要がある場合、新規のマッ
ピングを作成します。
v 各 CAD マッピングは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher内部の特定のプロセス
に使用される TRIRIGA フォーム・アクションを指定します。TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのアクションには、作成、修正、アクティブ化、保存、および
リタイアがあります。TRIRIGA CAD Integrator/Publisher用に、標準のフォーム・
アクションよりも関わるワークフロー・ロジックが少ない特定のアクションを定
義することもできます。
v 各 CAD マッピングは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが CAD 図面からの情
報を取りこむことができる TRIRIGA フィールドを定義する特殊フィールドを定
義します。
v TRIRIGA ビジネス・オブジェクトおよびフォームのすべてのフィールドを、
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでの報告に使用できます。CAD マッピングで
指定されたフィールドのみに、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherからのデータを
取りこむことができます。
CAD マッピングには次の 4 つのタイプがあります。
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未定義マッピング
CAD Integrator の階層コンテキストとして使用されるか、バッチ関連付けプ
ロセスの関連を定義するために使用されます。
境界マッピング
面積を含む CAD 図面境界に添付できる TRIRIGA メタデータを定義するた
めに使用されます。境界については、塗りつぶしおよびラベルを使用して報
告できます。
項目マッピング
CAD 図面のブロックまたはセルに添付することができ、添付された境界に
関連付けることができる TRIRIGA メタデータを定義するために使用されま
す。項目マッピング・メタデータについては、ラベルを使用して報告できま
す。項目は、公開後に TRIRIGA アプリケーションの「グラフィック」セク
ションに表示されます。
非表示項目マッピング
CAD 図面のブロックまたはセルに添付することができ、添付された境界に
関連付けることができる TRIRIGA メタデータを定義するために使用されま
す。項目マッピング・メタデータについては、ラベルを使用して報告できま
す。項目は、公開後に TRIRIGA アプリケーションの「グラフィック」セク
ションに表示されません。
関連概念:
52 ページの『シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計』
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
特殊フィールド
CAD マッピング内の特殊フィールドは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが CAD
マッピングに使用する TRIRIGA ビジネス・オブジェクト・フィールドを識別しま
す。特殊フィールド・タイプは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが、選択された
フィールドとどのように相互作用するかを制御します。
名前
「名前」レイヤーまたはレベル上のテキストからデータが取りこまれる
TRIRIGA フィールド。ユーザーは、「スマート添付」ウィンドウの「アッ
プロード」エリアで、レイヤーまたはレベルを指定します。
総面積 総面積の境界レイヤーまたはレベルからデータが取り込まれる TRIRIGA 総
面積フィールド。ユーザーは、「スマート添付」ウィンドウの「添付」エリ
アで、レイヤーまたはレベルを指定します。TRIRIGA 総面積フィールドに
は、個別の添付方式を使用してデータを取り込むこともできます。
測定総面積
測定総面積の境界レイヤーまたはレベルからデータが取り込まれる
TRIRIGA 測定総面積フィールド。ユーザーは、「スマート添付」ウィンド
ウの「添付」エリアで、レイヤーまたはレベルを指定します。TRIRIGA 測
定総面積フィールドには、個別の添付方式を使用してデータを取り込むこと
もできます。
第 10 章 アプリケーション定義のカスタマイズ
47
エリア 1
「境界」レイヤーまたはレベルの境界からデータが取り込まれる TRIRIGA
エリア・フィールド。ユーザーは、「スマート添付」ウィンドウの「アップ
ロード」エリアで、アップロードするレイヤーまたはレベルを指定します。
「エリア 1」フィールドは、スペースなど、トップレベルの CAD 階層ノー
ドの直下にある境界マッピングに使用されます。
エリア 2
「境界」レイヤーまたはレベルの境界からデータが取り込まれる TRIRIGA
エリア・フィールド。ユーザーは、「スマート添付」ウィンドウの「アップ
ロード」エリアで、アップロードするレイヤーまたはレベルを指定します。
「エリア 2」フィールドは、「エリア 1」スペースの子であるスペースに使
用されます。「エリア 2」特殊フィールド・タイプは、エリアを 2 番目の
レベル用にアップロードできる代替エリア・フィールドを提供します。「エ
リア 2」スペースは、通常、マルチレベルのマッピングで面積値の重複を防
ぐために使用されます。重複があると面積ロールアップに影響する可能性が
あるためです。
マップ可能
個々の図面レイヤーまたはレベル内の CAD 図面テキストからデータを取り
込むことができる汎用フィールド。「現在の使用スペース・クラス」、「主
要 FAX」、および「説明」などの複数のマップ可能フィールドを使用する
ことができます。必須フィールドは、マップ可能であるかどうかに関わら
ず、「スマート添付」ウィンドウの「アップロード」エリアに表示されま
す。フィールドがマップ可能である場合、ユーザーはデフォルトのアップロ
ード・レイヤーまたはレベルを指定できます。
項目
項目マッピングが境界に添付または挿入されたときに使用されるフィール
ド。「項目」フィールドには、境界に添付されているレコードのパスが取り
込まれます。
デフォルトの名前レイヤーまたはレベルを指定できます。名前が図面で使用されて
いる場合、その名前は、「レイヤー名」または「レベル名」の値として表示されま
す。この値は、「スマート添付」ウィンドウの「アップロード」エリアに表示され
ます。
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関連概念:
52 ページの『シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計』
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
関連タスク:
25 ページの『個別の図面、図面オブジェクト、および境界オブジェクトの添付』
CAD 図面が、同じポリライン標準を使用していない場合は、CAD 図面と境界情報
のオブジェクトを、一度に 1 つずつ添付することができます。個別の添付方式を使
用して、特定の添付された図面情報を更新することもできます。
関連オブジェクト
CAD マッピング・レコードの「添付可能な関連オブジェクト」セクション内のマッ
ピングは、項目マッピングです。項目マッピングを使用して、ブロックまたはセル
を、添付された CAD 図面境界に添付または挿入することができます。ブロックま
たはセルは、関連ストリングを使用して、選択したレコードに関連付けられた
TRIRIGA レコードにリンクされます。
TRIRIGA ビジネス・オブジェクトごとに、添付可能なマッピングを 1 つのみ定義
できます。図面ごとに、TRIRIGA レコードのインスタンス (1 人の従業員または 1
つの備品など) の添付は、1 つのみ許可されます。関連付けられたオブジェクト
の、提供済みの CAD マッピングには、従業員および資産が含まれます。
「その他の関連オブジェクト」セクション内にあるマッピングは、CAD 図面内のど
のオブジェクトにも添付されていない TRIRIGA ビジネス・オブジェクトを定義し
ます。定義されたビジネス・オブジェクトは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherの
バッチ関連付けプロセスで使用されます。バッチ関連付けプロセスでは、アプリケ
ーション定義で指定されているマッピングに対してのみ、関連付けを許可します。
関連概念:
52 ページの『シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計』
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
CAD 階層
CAD 階層内のノードは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが TRIRIGA 環境と相
互作用するときに使用されるマッピング間の関係を定義します。ノードは、
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでのナビゲーションにも使用されます。
CAD 階層構造のそれぞれに、アプリケーション定義内の開始点であるトップレベ
ル・ノードがあります。定義済みのマッピングは、CAD 図面を添付できる
TRIRIGA レコードのタイプを指定します。トップレベル・ノードの親ノードは、
「図面の添付」または 「スマート添付」ウィンドウに表示される、コンテキスト階
第 10 章 アプリケーション定義のカスタマイズ
49
層ビューを提供します。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーは、コンテキ
スト・ノード間をナビゲートして、CAD 図面ファイルを添付するために使用するノ
ードを見つけます。
例えば、Dallas にある Atlas という建物のフロア 1 の図面ファイルが、TRIRIGA
環境のフロア 1 レコードに添付される場合を考えます。Dallas という物件、Atlas
という建物、およびフロア 1 のそれぞれのレコードが、TRIRIGA 環境に存在して
いなければなりません。「図面の添付」ウィンドウで、ユーザーは、「ロケーショ
ン Dallas」>「建物 Atlas」>「フロア 1」にナビゲートし、図面ファイルを添付しま
す。
トップレベル・ノードの子ノードは、ユーザーが図面オブジェクトを添付できる項
目です。例えば、フロア 1 の図面で、ユーザーは図面内のスペースまたはオーバー
レイ・エリアをレコードに添付できます。ユーザーは、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherから子オブジェクトをアップロードすることにより、スペース・
レコードとオーバーレイ・エリア・レコードを作成できます。
ご使用の TRIRIGA 環境がサブスペースをサポートしない場合、使用するアプリケ
ーション定義からサブスペース・ノードを削除します。
関連概念:
52 ページの『シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計』
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
アプリケーション定義レコード
CAD アプリケーション定義レコードは、CAD 図面添付プロセスのルート・レベル
である CAD 階層内のトップレベルノードを定義します。「施設管理 – 第 1」アプ
リケーション定義では、トップレベル・ノードはフロアです。
関連概念:
52 ページの『シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計』
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
カスタム・アプリケーション定義の作成
場合によっては、提供されているアプリケーション定義とは異なるシナリオを処理
するアプリケーション定義を作成したいことがあります。例えば、カスタム・アプ
リケーション定義で、サーバー室の通路の断面立面図の図面にサーバー・ラックお
よびサーバーの情報が含まれているというシナリオをサポートすることが考えられ
ます。
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始める前に
TRIRIGA 環境に添付またはアップロードする CAD 図面情報をサポートするよう
に、TRIRIGA モジュール、ビジネス・オブジェクト、およびフォームを作成または
構成する必要があります。
このタスクについて
カスタム・アプリケーションに関連付けられているTRIRIGA ビジネス・オブジェク
トまたはフォームを変更した場合は、それに対応する更新をアプリケーション定義
に対して行ってください。
手順
1. 以下のようにして、サーバー通路オブジェクト、サーバー・ラック・オブジェク
ト、およびサーバー・オブジェクト用の CAD マッピングを追加します。
a. 通路マッピングを追加します。このマッピングは、カスタム・アプリケーシ
ョン定義のトップレベル階層ノードです。
b. サーバー・ラック・マッピングを追加します。このマッピングは、トップレ
ベル定義マッピングの子ノードです。
c. サーバー・マッピングを追加します。このマッピングは、サーバー・ラッ
ク・マッピングの子ノードです。
2. 「在庫ロケーション」および「主要ロケーション」などのコンテキスト・ノード
用のマッピングを追加します。 建物マッピングおよびフロア・マッピングを再
利用できる場合があります。
3. サーバーのシナリオをサポートするノード構造を追加することによって、CAD
階層に階層を追加します。
a. 「ロケーション」ノードと同じレベルに「在庫ロケーション」コンテキス
ト・ノードを追加します。
b. 「在庫ロケーション」ノードの子として「主要ロケーション」コンテキス
ト・ノードを追加します。
c. 「主要ロケーション」ノードの子として「サーバー通路」コンテキスト・ノ
ードを追加します。 このノードは、CAD 図面を添付するトップレベル・ノ
ードです。
d. 「サーバー通路」ノードの下に「サーバー・ラック」子ノードを追加しま
す。
e. 「サーバー・ラック」子ノードの下に「サーバー」子ノードを追加します。
4. 新規階層ノードを、対応するマッピングにマップします。
5. 「サーバー通路」ノードの名前をトップレベル定義として指定する「在庫ロケー
ション」アプリケーション定義レコードを追加します。
第 10 章 アプリケーション定義のカスタマイズ
51
関連概念:
『シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計』
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
シナリオ: サーバー室のカスタム・アプリケーション定義の設計
管理者権限を持つ TRIRIGA ユーザーは、特定のビジネス上のニーズをサポートす
るカスタム・アプリケーション定義を設計できます。例えば、カスタム・アプリケ
ーション定義で、サーバー室、サーバー・ラック、およびサーバーの CAD 図面情
報を TRIRIGA レコードに添付することを指定できます。
このシナリオでは、CAD 図面に、サーバー室内のサーバー通路の断面立面図とサー
バー・ラックの詳細が含まれます。TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のユーザー
は、サーバー通路とサーバー・ラックの図面情報を TRIRIGA サーバー室レコード
に添付します。これにより、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher のユーザーは、サー
バー・オブジェクトを TRIRIGA サーバー・ラック・レコードにアップロードでき
るようになります。
IT マネージャーは、TRIRIGA グラフィック・レポート内の情報を使用して、フロ
ア・スペースとラック・キャパシティーの管理に役立てることができます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーは、その情報について CAD レポート
を実行できます。TRIRIGA ユーザーは、TRIRIGA アプリケーションの「グラフィ
ック」セクションから、サーバー・ラックまたはサーバーのロケーションを表示で
きます。また、TRIRIGA ユーザーは、サーバー・ラックおよびサーバーに関する情
報も表示できます。
準備作業
TRIRIGA 管理者権限を持つユーザーは、以下の方法で、カスタム・アプリケーショ
ン定義を設計するための準備を行います。
v TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーが CAD 図面に使用している図面標
準を理解します。
v IT マネージャーと連携して、IT マネージャーがどのように図面情報を使用する
予定であるかを理解します。
v 「施設管理 – 第 1」アプリケーション定義および CAD コンポーネントを、カス
タム・アプリケーション定義コンポーネントをセットアップするための参照資料
として使用します。
v 添付する CAD 図面情報用のサーバー室レコード、サーバー通路レコード、およ
びサーバー・ラック・レコードが、TRIRIGA 環境に存在することを確認します。
v TRIRIGA 環境でサーバー・オブジェクト・レコードを作成します。あるいは、
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーがアップロード・プロセスの一環と
してオブジェクト・レコードを作成できるように、アプリケーション定義を構成
します。
v サーバー室の CAD 図面情報をサポートするために必要な TRIRIGA ビジネス・
オブジェクト、フォーム、およびフォーム・アクションを作成します。
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v TRIRIGA 管理ツールでアプリケーション定義コンポーネントを見つけます。
プロセス
カスタム・アプリケーション定義を作成するには、以下のプロセスを使用します。
v TRIRIGA レコードに添付する図面オブジェクトごとに、CAD マッピングを作成
します。
v サーバー・ロケーション階層構造を CAD 階層に追加し、新規階層ノードを
CAD マッピングにマップします。
v CAD 図面を添付するためのトップレベル・ノードとしてサーバー通路ノードを指
すアプリケーション定義レコードを作成します。
新規サーバー・ロケーション階層は、新規マッピングを指す新規階層ノードを指し
ます。
ステップ 1: CAD マッピングの追加
新規 CAD マッピングは、CAD 図面内のサーバー室、サーバー通路、サーバー・ラ
ック、およびサーバーの情報の間の関係を定義します。マッピングは、図面情報
と、その図面情報を添付できる TRIRIGA レコードとの間の関係も定義します。コ
ンテキスト添付情報 (そのサーバー室がある建物など) に使用されるマッピングを追
加できます。
v 特殊フィールド
サーバー室のシナリオの基本的なマッピング構成には、「名前」、「総面積」、
および「測定総面積」という特殊なフィールド・タイプを使用します。
v コンテキスト・マッピング
「境界」マッピング・タイプであり、「名前」タイプの特殊フィールドを含む、
「サーバー室」という名前のマッピングを追加します。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーは、コンテキスト・マッピングを使
用して、CAD 図面情報の添付先の TRIRIGA サーバー室レコードにナビゲートし
ます。
v 図面情報マッピング
CAD 図面情報用に以下のマッピングを追加します。
サーバー通路マッピング
サーバー通路マッピングを「境界」マッピング・タイプとして構成し、3
つの特殊フィールドを追加します。1 つのフィールドは「名前」タイプ、
2 つ目のフィールドは「総面積」タイプ、もう 1 つのオプションのフィ
ールドは「測定総面積」タイプです。
サーバー・オーバーレイ・エリア・マッピング
サーバー・オーバーレイ・エリア・マッピングを「境界」マッピング・タ
イプとして構成します。「その他の関連オブジェクト」セクションで、提
供されている CAD マッピングの中から割り振りマッピングおよび組織マ
ッピングの 2 つを追加します。
第 10 章 アプリケーション定義のカスタマイズ
53
サーバー・ラック・マッピング
サーバー・ラック・マッピングを「境界」マッピング・タイプとして構成
し、「名前」タイプの特殊フィールドを追加します。
サーバー・マッピング
サーバー・マッピングを「項目」マッピング・タイプとして構成し、「名
前」タイプの特殊フィールドを追加します。項目が添付されるときに項目
が配置される添付されたレイヤーまたはレベルの名前を指定する、「項
目」タイプの特殊フィールドを追加します。
ステップ 2: CAD 階層ノードの追加
CAD 階層ノードは、CAD 図面でオブジェクトを添付するために使用するマッピン
グを定義します。TRIRIGA レコードに添付する図面オブジェクト用に、提供されて
いる CAD 階層にノードを追加します。
1. 提供されている CAD 階層の下部で、「ロケーション」ノードおよび「計画上の
ロケーション」ノードと同じレベルに「サーバー・ロケーション」ノードを追加
します。「サーバー・ロケーション」ノードの下に「サーバー室」ノードを追加
します。「サーバー室」ノードの下に、「サーバー通路」ノードを追加します。
「サーバー通路」ノードの下に、「サーバー・ラック」ノードおよび「サブサー
バー・ラック」ノードという、同じレベルにある 2 つの子ノードを追加しま
す。
2. 各「サーバー・ロケーション」ノードを、それぞれの CAD マッピングにマップ
します。例えば、「サーバー通路」ノードをサーバー通路マッピングにマップし
ます。「サーバー・ラック」ノードおよび「サブサーバー・ラック」ノードをサ
ーバー・ラック・マッピングにマップします。
ステップ 3: アプリケーション定義レコードの追加
新規アプリケーション定義レコードは、CAD 図面レコードの添付先のトップレベ
ル・ノードとしてサーバー通路階層ノードを指します。
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関連概念:
3 ページの『アプリケーション定義』
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのアプリケーション定義は、TRIRIGA 環境内のレ
コードに CAD 図面情報を添付する方法を定義します。
45 ページの『CAD マッピング』
CAD マッピング・レコードは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherがアップロードし
たり、添付先としたり、相互作用したりする必要のある、TRIRIGA 環境内のメタデ
ータの概要を示します。
47 ページの『特殊フィールド』
CAD マッピング内の特殊フィールドは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが CAD
マッピングに使用する TRIRIGA ビジネス・オブジェクト・フィールドを識別しま
す。特殊フィールド・タイプは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが、選択された
フィールドとどのように相互作用するかを制御します。
49 ページの『関連オブジェクト』
CAD マッピング・レコードの「添付可能な関連オブジェクト」セクション内のマッ
ピングは、項目マッピングです。項目マッピングを使用して、ブロックまたはセル
を、添付された CAD 図面境界に添付または挿入することができます。ブロックま
たはセルは、関連ストリングを使用して、選択したレコードに関連付けられた
TRIRIGA レコードにリンクされます。
49 ページの『CAD 階層』
CAD 階層内のノードは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherが TRIRIGA 環境と相
互作用するときに使用されるマッピング間の関係を定義します。ノードは、
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでのナビゲーションにも使用されます。
50 ページの『アプリケーション定義レコード』
CAD アプリケーション定義レコードは、CAD 図面添付プロセスのルート・レベル
である CAD 階層内のトップレベルノードを定義します。「施設管理 – 第 1」アプ
リケーション定義では、トップレベル・ノードはフロアです。
関連タスク:
50 ページの『カスタム・アプリケーション定義の作成』
場合によっては、提供されているアプリケーション定義とは異なるシナリオを処理
するアプリケーション定義を作成したいことがあります。例えば、カスタム・アプ
リケーション定義で、サーバー室の通路の断面立面図の図面にサーバー・ラックお
よびサーバーの情報が含まれているというシナリオをサポートすることが考えられ
ます。
45 ページの『第 10 章 アプリケーション定義のカスタマイズ』
TRIRIGA 管理者権限を持つ場合、デフォルトのアプリケーション定義コンポーネン
トをカスタマイズするか、またはビジネス上のニーズをサポートするアプリケーシ
ョン定義を作成することができます。例えば、サーバー室の CAD 図面情報の添付
をサポートするアプリケーション定義を作成できます。サーバー室には、サーバー
通路、サーバー・ラック、およびサーバーが含まれます。
第 10 章 アプリケーション定義のカスタマイズ
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第 11 章 レポート
TRIRIGA 環境にアップロードした CAD 図面データは、TRIRIGA 環境および
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでレポートを生成するために使用できます。
TRIRIGA 環境では、ユーザーは、「グラフィック」セクション内で CAD 図面デー
タの Web グラフィック表現を表示し、それについて報告することができます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherで、ユーザーは TRIRIGA レポートを CAD 図面
に適用します。
TRIRIGA 環境では、TRIRIGA ユーザーと TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユー
ザーが使用可能なレポートのタイプを、管理者が構成します。TRIRIGA レポート・
タイプとしては、グラフィック・レポート、ラベル・スタイル、ラベル・フィルタ
ー、およびテーマがあります。TRIRIGA レポート・タイプは、TRIRIGA 管理ツー
ル内の「グラフィック」メニューでリストされています。
TRIRIGA 管理ツール内の「CAD Integrator」メニューで、TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherのユーザーが表示できる CAD レポートのみに適用されるレポー
ト・タイプがリストされます。CAD Integrator のレポート・タイプには、CAD ラベ
ル・スタイル、CAD ラベル・フィルター、CAD テーマ、および CAD ハッチ・パ
ターンがあります。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーと TRIRIGA 管理
者は、提供されている CAD レポートをカスタマイズしたり、CAD レポートを追加
したりすることができます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーは、CAD Integrator レポートと、
TRIRIGA 「グラフィック」セクション用に構成されたレポートを、CAD 図面に適
用できます。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーは一般に、レポートを作
成し、そのレポートをプロッターまたはその他の高解像度プリンターで印刷しま
す。
ラベル
ラベルは、CAD 図面内のオブジェクトにリンクされているレコードまたは関連する
レコードから、動的にフィールド・データをプルします。TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherでは、ラベル・スタイルまたはラベル・フィルターによって、
CAD 図面にラベルを適用できます。選択リストには、TRIRIGA 管理ツール内の、
「グラフィック」メニューにある TRIRIGA ラベルおよび「CAD Integrator」メニ
ューにある CAD ラベルからのラベルが含まれています。
ラベル・スタイル
ラベル・スタイル は、単一の主要な TRIRIGA ビジネス・オブジェクトを使用して
作成され、ラベル行は、関連するビジネス・オブジェクトからデータをプルするこ
とができます。ラベル・スタイルで、単一の TRIRIGA ビジネス・オブジェクト内
の 1 つ以上のフィールドに使用するフォント・サイズ、接頭部、接尾部、高さ、お
よび色を指定できます。
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ラベルの例
「スペース」ビジネス・オブジェクトを使用してラベル・スタイルを作成し、レポ
ート内の異なるスペース・フィールドに異なる高さと色を適用することができま
す。スペース・フィールドは、「名前」、「現在の使用スペース・クラス」、「エ
リア」などです。
ラベル・フィルター
ラベル・フィルター は、複数のラベル・スタイルを適用できます。ラベル・フィル
ターは、「ラベル・スタイル」レコード内の最初の基準として設定されている照会
によって返された結果に対して、ラベル・スタイルを適用します。2 番目の基準セ
ットがある場合、ラベル・スタイルは、2 番目の照会の照会結果にラベルを適用し
ます。ラベル・スタイルは、最初の照会が返した結果に対して、2 番目の基準で設
定されたラベル・スタイルを適用しません。デフォルトのラベル・スタイルが指定
されている場合、そのデフォルトは、添付されたオブジェクトのうちで、基準リス
ト内の照会によって返されなかったオブジェクトに適用されます。
ラベル・フィルターの例
ラベル・フィルターが、あるラベル・スタイルをフロア境界に使用し、別のラベ
ル・スタイルをスペース境界に使用する場合が考えられます。または、ラベル・フ
ィルターが、あるラベル・スタイルを、販売組織に関連付けられたスペース境界に
適用し、別のラベル・スタイルを、会計組織に関連付けられたスペース境界に適用
することも考えられます。
グラフィック・レポート
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでは、TRIRIGA グラフィック・レポートを CAD
図面に適用できます。選択リスト内のレポートは、TRIRIGA 環境内でシステム・レ
ポートとして定義されている「グラフィック」表示タイプのレポートです。選択リ
ストには、グラフィック・レポートが、 選択またはクリアされている「Web グラ
フィックで表示」プロパティーと共に表示されます。TRIRIGA 管理者が、システ
ム・レポートを構成します。
ハッチ
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでは、グラフィック・レポートによって返される
結果には、境界内部のハッチ・パターン、および結果を識別する凡例が含まれてい
ます。ハッチとそれに関連付けられた凡例は、添付された図面の境界にリンクされ
た TRIRIGA ビジネス・オブジェクト・フィールドのリアルタイム値を、視覚的に
グループ化します。CAD ハッチ・パターンは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisher・
レポートのみで表示され、TRIRIGA の「グラフィック」セクションのレポートでは
表示されません。構成済みのハッチ・パターンとグラフィック・レポートを、すべ
ての TRIRIGA CAD Integrator/Publisher・ユーザーが使用できます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、TRIRIGA 環境でアクセスできるデフォルトの
ハッチ・パターンを提供します。カスタム・ハッチ・パターンで、パターン、スケ
ール、および回転の情報を指定できます。カスタム・ハッチ・パターンが存在せ
ず、グラフィック・レポートの結果にハッチ・パターン・フィールドが見つからな
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い場合、CAD レポートでは、デフォルトのハッチ・パターンを使用します。デフォ
ルトのハッチ・パターンは、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのレポート設定で定
義されています。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでは、「ハッチ」表示タイプと
して設定されたグラフィック・レポート・フィールドを含むグラフィック・レポー
トを適用した後に、ハッチ・パターンが表示されます。
TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでハッチ機能を使用するには、CAD ハッチ・パタ
ーンを構成する必要があります。また、管理者が、CAD ハッチ・パターンを使用す
るように TRIRIGA グラフィック・レポートおよびビジネス・オブジェクト・レコ
ードを構成する必要があります。構成はすべて、TRIRIGA 環境で行われます。
ハッチ・パターンの構成
TRIRIGA CAD Integrator/Publisher・ユーザーおよび TRIRIGA 管理者は、TRIRIGA
環境内で、ハッチ・パターン・レコードを作成、編集、および削除できます。
TRIRIGA 管理ツールの「CAD Integrator」メニューの下にリストされた「CAD ハ
ッチ・パターン」レポートを使用してハッチ・パターンを構成します。
ハッチ・パターン を CAD レポートに表示する構成
TRIRIGA 管理者は、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherでグラフィック・レポートが
適用されたときにハッチ・パターンを表示する方法および場所を構成します。ハッ
チ・パターンがグラフィック・レポートに表示されるためには、管理者がロケータ
ー・フィールドを使用して TRIRIGA ビジネス・オブジェクト・タイプを構成する
必要があります。ロケーター・フィールドは、使用するハッチ・パターンを指しま
す。管理者は、TRIRIGA グラフィック・レポートでハッチ構成をセットアップする
必要もありますTRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、TRIRIGA の「グラフィック」
セクションが使用するものと同じグラフィック・レポートを使用します。
TRIRIGA グラフィック・レポート内のハッチ・パターンの構成は、「色フィール
ド」凡例列の構成に類似しています。ハッチ・パターンを使用するようにグラフィ
ック・レポートを構成するには、「列」タブの「凡例」 列の表示列に「ハッチ」フ
ィールドを追加します。
ハッチ・パターン構成の例
分類グラフィック・レポートの場合、「ハッチ」表示列を追加できます。「ハッ
チ」フィールドは、ビジネス・オブジェクト用にハッチ・パターンが定義されてい
るロケーター・フィールドを指します。「空き」分類レコードを赤色に設定し、ハ
ッチ・パターンを ANSI31 に設定することができます。TRIRIGA CAD
Integrator/Publisherで、グラフィック・レポートは、ANSI31 ハッチ・パターンを使
用して赤色で空きスペースを表示します。 TRIRIGA 「Web グラフィック (Web
Graphics)」セクションではハッチングをサポートしないため、「グラフィック」セ
クションで空きスペースは赤一色で塗りつぶされます。
TRIRIGA 環境でのハッチ・パターンの構成
TRIRIGA 管理者は、TRIRIGA CAD Integrator/Publisherのユーザーが CAD 図面に
適用できるハッチ・パターンを使用するように、TRIRIGA グラフィック・レポート
および TRIRIGA ビジネス・オブジェクトを構成します。
第 11 章 レポート
59
手順
1. グラフィック・レポートの結果であるビジネス・オブジェクトにハッチ・ロケー
ター・フィールドを追加し、そのビジネス・オブジェクトを公開します。
2. ハッチ・ロケーター・フィールドで、グラフィック・レポートの結果となる可能
性があるビジネス・オブジェクト・インスタンス・レコードごとに、ハッチ・パ
ターン・レコードを選択します。
3. 「ハッチ」列のあるグラフィック・レポートを設定し、ビジネス・オブジェクト
に追加したハッチ・ロケーター・フィールドを指定します。 グラフィック・レ
ポートの結果では、ビジネス・オブジェクト・ロケーター・フィールドで指定し
たハッチ・パターンが使用されます。
テーマ
テーマは、ラベル・スタイルまたはラベル・フィルターと、グラフィック・レポー
トを適用することにより、添付された TRIRIGA CAD Integrator/Publisher図面の外観
を制御します。例えば、「占有」テーマが、人材ラベル・スタイルを使用して、占
有状況のグラフィック・レポートを実行することが考えられます。そのラベル・ス
タイルは、フロアのスペースを占有する人の名前を表示します。グラフィック・レ
ポートは、占有状況に基づいて、スペースに色とハッチを適用します。
添付されていない図面が TRIRIGA レコードに添付されると、TRIRIGA 環境で設定
されたデフォルトのテーマが適用されます。添付された図面には、常にテーマが適
用されています。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherの「テーマ」リストからデフォ
ルト以外のテーマを選択することによって、カスタム・テーマを適用できます。
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第 12 章 AutoCAD のメニュー項目用のコマンド
AutoCAD では、IBM TRIRIGA メニュー項目からTRIRIGA CAD
Integrator/Publisher・ツールを選択することも、AutoCAD コマンド行で同等のコマン
ドを入力することもできます。コマンドを使用してスクリプトを作成することもで
きます。
表 1. AutoCAD コマンドおよび同等の IBM TRIRIGA メニュー項目
IBM TRIRIGA のメニュー
項目
コマンド
目的
ログイン
TRGA_Login
TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher から IBM
TRIRIGA 環境にログインし
ます。
ログアウト
TRGA_Logout
TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher から IBM
TRIRIGA 環境をログアウト
します。
「添付」 > 「スマート添
付」
TRGA_SmartAttach
図面と図面オブジェクトを、
1 つのウィンドウから一度に
添付および公開します。
「添付」 > 「図面」
TRGA_AttachDwg
図面を TRIRIGA レコードに
添付します。
「添付」 > 「総面積」
TRGA_AttachGross
総面積の境界を TRIRIGA レ
コードに添付します。
「添付」 > 「測定総面積」
TRGA_AttachMGross
測定総面積の境界を
TRIRIGA レコードに添付し
ます。
「添付」 > 「オブジェクト
の添付」
TRGA_AttachObject
図面オブジェクトを
TRIRIGA レコードに添付し
ます。
「添付」 > 「オブジェクト
の挿入」
TRGA_InsertObject
TRIRIGA レコードに添付さ
れたオブジェクトを図面に挿
入します。
「切り離し」 > 「オブジェ
クトの切り離し」
TRGA_DetachObject
図面オブジェクトを切り離し
ます。
「切り離し」 > 「図面の切
り離し」
TRGA_DetachDwg
図面を切り離します。
「図面」 > 「オブジェクト
の検索」
TRGA_Find
図面内のオブジェクトを見つ
けます。
「図面」 > 「レコードから
図面を開く」
TRGA_OpenDrawingFromRecord
添付された図面を TRIRIGA
レコードから開きます。
「図面」 > 「子レコード」
TRGA_ChildRecords
図面からの子レコードを編集
します。
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表 1. AutoCAD コマンドおよび同等の IBM TRIRIGA メニュー項目 (続き)
IBM TRIRIGA のメニュー
項目
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コマンド
目的
「図面」 > 「計画図面の作
成」
TRGA_CreatePlanDrawing
計画図面を作成します。
「図面」 > 「プロパティ
ー」
TRGA_DrawingProperties
図面プロパティーを表示しま
す。
「編集」 > 「バッチ関連付
け」
TRGA_BatchAssociate
添付された図面オブジェクト
の、TRIRIGA レコードから
その他の TRIRIGA レコード
への関連を作成または削除し
ます。
「編集」 > 「バッチ編集」
TRGA_EditRecord
1 つ以上の添付されたレコー
ドのTRIRIGA フィールド値
を編集します。
「報告」 > 「テーマ」
TRGA_ApplyTheme
テーマを CAD 図面に適用し
ます。
「報告」 > 「ラベル」
TRGA_ApplyLabel
ラベル・スタイルまたはラベ
ル・フィルターによって、ラ
ベルを CAD 図面に適用しま
す。
「報告」 > 「レポート」
TRGA_ApplyReport
TRIRIGA グラフィック・レ
ポートを CAD 図面に適用し
ます。
公開
TRGA_Publish
図面を TRIRIGA 環境に公開
します。
「エリアの同期」
TRGA_Sync
CAD 図面のエリアと CAD
報告を TRIRIGA レコードと
同期します。
「フル同期」
TRGA_SyncFull
CAD 図面のエリアと CAD
報告を TRIRIGA レコードと
同期します。図面オブジェク
トを TRIRIGA レコードと同
期し、関連する項目を更新し
ます。
設定
TRGA_Preferences
ユーザー・レベルの設定を指
定します。
ポータルの起動
TRGA_Portal
TRIRIGA 環境を開きます。
概要
TRGA_About
TRIRIGA CAD
Integrator/Publisher について
の情報を表示します。
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関連概念:
1 ページの『第 1 章 IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisher の概要』
IBM TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、計算機援用設計 (CAD) アプリケーショ
ンを TRIRIGA 環境と統合する双方向ツールを提供し、標準的な CAD 機能を拡張
します。TRIRIGA CAD Integrator/Publisherは、データを TRIRIGA 環境に添付した
りアップロードしたりする手段を提供します。ご使用の CAD アプリケーション内
のそのデータのリアルタイムの情報を、レポートの形で表示することもできます。
第 12 章 AutoCAD のメニュー項目用のコマンド
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特記事項
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があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM
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ることができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの
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に利用可能なソースから入手したものです。 IBM は、それらの製品のテストは行
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の製品の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回
される場合があり、単に目標を示しているものです。
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り具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品
などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであ
り、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎませ
ん。
プライバシー・ポリシーに関する考慮事項
サービス・ソリューションとしてのソフトウェアも含めた IBM ソフトウェア製品
(「ソフトウェア・オファリング」) では、製品の使用に関する情報の収集、エン
ド・ユーザーの使用感の向上、エンド・ユーザーとの対話またはその他の目的のた
めに、Cookie はじめさまざまなテクノロジーを使用することがあります。多くの場
合、これらの「ソフトウェア・オファリング」により個人情報が収集されることは
ありません。一部の「ソフトウェア・オファリング」では、個人情報を収集するこ
とができます。この「ソフトウェア・オファリング」が Cookie を使用して個人情
報を収集する場合、このオファリングでの Cookie の使用に関する具体的事項を以
下に明記します。
このソフトウェア・オファリングは個人情報を収集するための Cookie またはその
他の技術を使用していません。
この「ソフトウェア・オファリング」用にデプロイされた構成が Cookie およびさ
まざまなテクノロジーを使用してエンド・ユーザーから個人情報を収集する機能を
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提供する場合、お客様は、個人情報を収集するにあたって適用される法律、ガイド
ライン等を遵守する必要があります。これには、エンド・ユーザーへの通知や同意
取得の要求も含まれますがそれらには限られません。
このような目的での Cookie を含むさまざまなテクノロジーの使用について詳しく
は、IBM プライバシー・ポリシー (http://www.ibm.com/privacy) および IBM オンラ
インでのプライバシー・ステートメント (http://www.ibm.com/privacy/details/jp/ja/) の
セクション『クッキー、ウェブ・ビーコン、その他のテクノロジー』と、『IBM
Software Products and Software-as-a-Service Privacy Statement』(http://www.ibm.com/
software/info/product-privacy/) を参照してください。
商標
IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、世界の多くの国で登録された International
Business Machines Corporation の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それ
ぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リスト
については、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。
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特記事項
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