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地方公会計標準ソフトウェア対応に係る財務会計システム改修業務委託

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地方公会計標準ソフトウェア対応に係る財務会計システム改修業務委託
地方公会計標準ソフトウェア対応に係る財務会計システム改修業務委託の内容
1 システム改修の目的
「統一的な基準による地方公会計の整備促進について」
(平成 27 年 1 月 23 日付総務大臣通知
総財務第 14 号)により全地方公共団体が統一的な基準による財務書類等を平成 29 年度までに作
成するよう要請され、それを受けて滋賀県においても平成 28 年度決算分から統一的な基準によ
る財務書類等の作成を行う必要がある。
公会計システムで財務書類等を作成するためには必要な元情報を滋賀県財務会計システムから
提供する必要があり、今回のシステム改修は、公会計システムに必要な情報を取り込めるように
するために当該元情報を滋賀県財務会計システムからCSV形式でデータを出力するためのイン
タフェースを作成することにより、公会計システムにおいて必要でかつ財務会計システムから連
携するべき情報を適正かつ迅速に引き渡すことを可能とするものである。
今回作成するインタフェースから出力したCSVファイルは、管理課から財政課に対してシス
テム外において受渡しをする。
また、
公会計システムに必要な固定資産台帳にかかる情報のうち、
公有財産にかかる情報については、滋賀県財務会計システムの公有財産管理サブシステムから必
要な情報を入力可能とするように、入力項目の追加のための改修を行う。
2 委託期間
平成28年4月1日から平成28年12月28日まで
3 改修の内容および運用テスト予定期間
「地方公会計標準ソフトウェア インタフェース仕様書」
(以下「インタフェース仕様書」とい
う。
)に基づき、以下の(1)~(3)に分類される各インタフェースを作成する(各インタフェ
ースの後ろのカッコ書きは、インタフェース仕様書の項目番号。
)
。なお、これらすべてのインタ
フェースによりCSV形式でデータを出力できることとし、文字符号化方式は、Windows-31j と
し、文字集合は JIS X 0201 または JIS X 0213:2012(JIS2004)とし、外字は使用しない。
また、
(4)のオンライン入力機能を設ける。
(1)マスタデータのインタフェース(運用テスト予定期間:平成 28 年 7 月 1 日~同月末)
① 所属コードマスタファイル(インタフェース仕様書 4.2)
所属のコードと名称を設定するインタフェースである。
② 予算科目コードマスタファイル(インタフェース仕様書 4.4)
歳入の款・項・目・節・細節・細々節と歳出の款・項・目のコードと名称を設定するインタ
フェースである。なお、滋賀県においては、歳入の細々節の情報は保持していない。
③ 事業コードマスタファイル(インタフェース仕様書 4.5)
事業のコードと名称を登録する。
④ 歳出節細節細々節コードマスタファイル(インタフェース仕様書 4.6)
全ての事業に共通な歳出の節、共通細節のコードと名称を登録する。共通細々節も設定可能
とするが、現在滋賀県においては設定していない。
⑤ 事業節細節細々節コードマスタファイル(インタフェース仕様書 4.7)
事業ごとに自由なコードと名称で設定する歳出の特定細節のコードと名称を設定する。
(インタフェース仕様書においては、自由細節と記載されている。また、自由細々節も設定
可能であるが、現在滋賀県においては設定していない。
)
(2)伝票・決算情報インタフェース(運用テスト予定期間:平成 28 年 10 月 1 日~12 月 24 日)
① 歳入歳出伝票取込データファイル(インタフェース仕様書 5.1)
歳入の調定、戻出、歳出の支出命令(支出負担行為兼支出命令を含む。
)
、戻入の伝票を設定
する。複数予算科目の伝票は、予算科目ごとに設定する必要がある。
② 振替伝票取込データファイル(インタフェース仕様書 5.2)
歳入、歳出に関わる振替伝票(科目更正、年度更正、公金振替)のデータを設定する。
振替元あるいは振替先が複数予算科目の振替伝票は、予算科目ごとに設定する必要がある。
③ 未収未払取込データファイル(インタフェース仕様書 5.3)
未収または未払となった伝票のデータを設定する。複数予算科目の伝票は、予算科目ごとに
設定する必要がある。なお、前年度未収で今年度も継続して未収だった場合、前年度に既に
仕訳帳へ未収金として計上されているため、今年度は本ファイルには含めないこと。未払も
同様である。
④ 不納欠損取込データファイル(インタフェース仕様書 5.4)
不納欠損伝票のデータを設定する。
(3)固定資産台帳インタフェース(運用テスト予定期間:平成 28 年 10 月 1 日~12 月 24 日)
① 固定資産台帳取込ファイル(インタフェース仕様書 6.2)
固定資産台帳の異動情報(管理換、評価換、誤謬訂正)や削除情報を設定する。異動事由コ
ードによって、設定する項目の内容が異なる。インタフェース仕様書の表 6-2 により、該当
する異動事由コードから処理パターンを確認したうえで、表 6-3 により各項目を設定する。
(4)公有財産管理サブシステムオンライン入力項目追加改修
(運用テスト予定期間:平成 28 年 10 月 1 日~12 月 24 日)
公有財産管理サブシステムにより、固定資産台帳取込ファイルの項目のうち、以下①~③の
項目について、オンラインによる入力必須、入力可能、入力不可とする。また、当該入力情報
はオンライン画面からの確認およびCSVファイルとしての取り出しを可能とするとともに、
(3)①の固定資産台帳取込ファイルへと出力可能とする。なお、各項目の属性、桁数は、イ
ンタフェース仕様書「表6-3 固定資産台帳取込ファイル」のとおりとする。
① 固定資産台帳取込ファイル(インタフェース仕様書 6.2)
インタフェース仕様書「表6-3 固定資産台帳取込ファイル」中、処理パターンA~Gの
欄に一つでも◎または●が付されている項目については、以下のとおりとする。
・インタフェース仕様書「表6-3 固定資産台帳取込ファイル」の凡例に従う。
・ただし、項番1についてはその限りでなく、入力をしなくても「25000」の値が当該項番
の値として設定できればよい。
・また、公有財産管理システムに別途入力するデータの他、財務会計システムにおける既存
のデータとして代替可能なデータがある以下の項目についても、同様にその値が設定でき
ればよい。
項番:5、6、7、12、23、30
② 滋賀県運用または運用予定入力項目
インタフェース仕様書「表6-3 固定資産台帳取込ファイル」中、処理パターンA~Gの
欄に◎についても●についても一切付されていない項目については、以下のとおりとする。
ただし、すべてのパターンに×が付されている項目を除く。
・公有財産管理システムに別途入力するデータの他、財務会計システムにおける既存のデー
タとして代替可能なデータがある以下の項目についても、代替可能な既存のデータにより
その値が設定できればよい
項番:37、40、43、44、45、48
・以下の項番は、画面上に入力窓を設定し入力可能とするとともにその値は固定資産台帳取
込ファイルとして取り出せる。
項番:38、41、42、47、70(項目名を「非公表フラグ」とする。
)
、71
(項目名を「備考」とするとともに、入力窓は画面の下部に位置させること。
)
・以下の項番は、画面上に入力窓を設定しその値は固定資産台帳取込ファイルとして取り出
せるが、当面の間の運用として入力不可とするためシャドウを掛けておく(入力窓に入力
を不可とする措置を講ずる。
)
項番:39、46、49~66、73~86
③ 入力不可項目
①、②にかかわらず、インタフェース仕様書「表6-3 固定資産台帳取込ファイル」中、
処理パターンA~Gのすべてが×のものおよび以下の項番については、入力窓を設定しない。
項番:21、67、68、69、72、87~96
④ 画面要件
・入力画面構成、画面ベースカラー、画面操作方法、メッセージ表示方法等は既存の公有財
産管理サブシステムと統一感のあるものとすること。
・画面デザイン、配色、ボタン配置等を可能な限り統一し、ユーザの利便性に配慮すること。
・また、視力弱者や色覚弱者に対する配慮やユニバーサルデザインに配慮すること。
・ユーザビリティ、アクセシビリティに配慮した画面構成および画面遷移とすること。
・項目名、仕様文字のフォント等、既存のシステムとの一貫性や統一感を損なわないものと
するよう留意すること。操作画面は、基本的に表示画面サイズで全面表示できること。画
面スクロールはできる限り少なくする等、ユーザにとって見やすく、入力もれが発生しに
くい画面構成とすること。
・入力必須項目には、アスタリスク等の目印とともに任意項目とは別の色を用いることによ
り、ユーザが入力必須項目を識別できるようにする点も公有財産管理サブシステムとの一
貫性を保つこと。
・データの表示方法および入力方法について、各画面間で一貫性をもたせること。
・TABキーや矢印キーで前後の入力欄にスキップできること。
・各種コードの入力は、コード表等の参照を行うことなく、画面上でのコードの検索やリス
ト表示からの選択ができること。また直接入力もできること。なお、各種コードは、イン
タフェース仕様書「表2-1 財務書類管理コードマスタ」
、
「表2-6 団体会計コードマ
スタ」に示すとおりであるが、この中にしめされていない場合は滋賀県が平成 28 年 5 月
10 日までに示すこととする。
・各種コードを直接入力したときは、そのコードに対応する登録名称を画面に表示すること
ができること。
・日付の入力項目においては、ポップアップ画面のカレンダー表示から選択して入力できる
等の入力支援機能を有すること。
・入力すべき項目の入力未了、属性チェックや論理チェック等の段階ごとに、可能な範囲の
エラーをすべて表示すること。
・エラーメッセージは、エラーが生じた理由、箇所およびエラーの解消方法等をわかりやす
く表示すること。
・各業務画面からオンラインヘルプを参照可能とし、必要に応じて修正等が行えること。
なお、ヘルプの内容については滋賀県と十分協議のうえ決定すること。
・金額を表示する数値項目は、自動的に右寄せされ、桁を表すカンマ区切り形式で表示でき
ること。
(5)その他(運用テスト予定期間:平成 28 年 7 月 1 日~同月 7 日)
・財務会計システム(基幹系)のトップページの画面左側に「公会計システム」のログイン
用の画面へのリンクメニューを作成し、財務会計システムのトップページから公会計シス
テムへ容易に遷移可能とする。
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