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平成26年5月号 食品、飲料などの栄養成分表示
あんず通信 平成 26 年 5 月 今月は、食品、飲料などの栄養成分表示についてご紹介します。 最近よくテレビCМなどで「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」などの言葉を耳にするよ うになってきています。今回はこれらの栄養成分表示の熱量の基準についてご説明します。 このような表示方法を強調表示と言います。例として次のようなものがあげられます。 「無」 「ノン」 「ゼロ(0) 」 「レス」 「フリー」や「低」「ひかえめ」「小」 「ライト」「ダイエ ット」 「オフ」などがあります。食品等の栄養成分表示は、すべての食品に義務付けられて いるわけではありませんが、強調表示があるものには義務づけられています。一般的に栄 養成分表示は熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの順に表示されます。 ゼロカロリー、カロリーオフなどと表示されていると、ついつい完全に熱量が0kcal と 思いがちですが、正確にはまったくの0ではない場合もあるようです。具体的には以下の ような基準が設けられています。 ① 「無」 「ノン」 「ゼロ(0) 」 「レス」「フリー」の記載があるもの A、食品 100g あたりの場合…5kcal に満たないこと B、一般に飲用に供する液状での食品 100ml あたりの場合(清涼飲料水など)…5kcal に満たないこと ② 「低」 「ひかえめ」 「小」 「ライト」「ダイエット」「オフ」の記載があるもの A、食品 100g あたりの場合…40kcal 以下であること B、一般に飲用に供する液状での食品 100ml あたりの場合…20kcal 以下であること 熱量 無、ノン、ゼロ、レス、フリー 低、ひかえめ、小、ライト、オフ 食品 100g あたり 飲料 100ml あたり 食品 100g あたり 飲料 100ml あたり 5kcal 未満 5kcal 未満 40kcal 以下 20kcal 以下 つまり、100ml で 20kcal のジュースは「カロリーオフ」 「カロリーひかえめ」に該当しま す。また、カロリーを制限したいと思う方は、「カロリーオフ」よりも「ゼロカロリー」の 記載があるものを選ぶべきですね。基準を満たさないとできない強調表示ですが、強調表 示がある食品を選ぶときは、栄養成分表示をよく見てから購入しましょう。