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牛久市立ひたち野うしく小学校 第二新館
外観
オレンジ色の瓦屋根と、明るいベージュ色の校舎壁が、温かい雰囲気を醸し
出す、親しみのあるかわいらしい外観。
写真左の建物が、今回増築された第二新館となる。
トイレ入口
教室のある廊下から壁を隔て、男子トイレ・だれでもトイレ・女子トイレ・エレ
ベーターが昇降口前に並ぶ共用部。
洗面コーナー
牛久市立ひたち野うしく小学校 既存校舎内観
既存校舎の昇降口前は、木製家具に囲まれた広い図書室。
音楽室・家庭科教室・木工室は地域に開放される。教室前の廊下を通常の
3倍にし、ワークスペースとして多様な学習活動に生かしている。
女子トイレ
大便器は、利用頻度を考慮し、連続洗浄が可能な4.8L洗浄のフラッシュタンク
式便器。ペンや定規など異物が詰まった時にもすぐ対応できるように、掃除口
付き大便器を設置している。
トイレ入口
天井まで木に囲まれた温かみのある、明るくさわやかなトイレ空間。洗面
コーナーとトイレコーナーの間に、手荷物を置けるように棚を設置している。
廊下 流し
地域開放施設として、男子トイレ・女子トイレの間に、だれでもトイレを設置。
トイレ床材は、清掃性に配慮し、巾木の高さまで立上げ、壁と床の継ぎ目を
なくしている。
トイレ図面
廊下に設置した流しのシンク下は、ニースペースを確保した児童が近づき
やすい設計で、収納部も備える。また、シンク上部にせっけんの落下防止と
水はけに配慮した、せっけん置き場を設けた。
建築概要
男子トイレ
名
小物を置くことができるように棚を設けた洗面カウンターには、ノンタッチで
水 出し止めが きる自動水栓を設置 周囲
水の出し止めができる自動水栓を設置。周囲への水はねを低減させる配慮
水はねを低減さ る配慮
から、カウンター面より一段低くなった洗面器を採用。
だれでもトイレ
称
牛久市立ひたち野うしく小学校 第二新館
所 在 地
茨城県牛久市ひたち野西2-11
施
牛久市
主
設計・監理
牛久市役所建設部施設整備課
株式会社 青山建築設計事務所
施 工 者
塚原・櫻井特定建設工事共同事業体
竣工年月
2016年3月
水まわりの特長
<第 新館 増築の経緯>
<第二新館
ひたち野うしく小学校2010年開校。以来、校区にあたるひたち野地区は、
つくば市方面を生活圏とする人たちの住宅地として発展し、少子化時代に
あって、毎年100人ペースで児童が増加。これまで改築と増築を重ね、現在
では900名を超える児童が通う。牛久市が取り組んでいる「学びの共同体」
という方針に沿って、校舎内施設の音楽室・家庭科教室・木工室・25m屋内
温水プールは、地域のサークル活動などに開放される地域開放施設となっ
ており、従来の枠を超えた世代交流・地域交流ができる地域開放型小学校
を目指している。このたびの第二新館増築は、市の技術職員によって計
画・設計が進められ、校内施設の不具合を未然に防ぎ、つくり手と使い手の
思いを形にするために、随所に配慮が施された。本館・第一新館同様に、
地元茨城産の木材を活用した暖かみのある空間となっている。
<水まわりの特長>
先に実施された本校舎や体育館棟でのトイレ改修時に、水圧環境への考
慮と、節水・清掃性・掃除口付きという条件下で採用した、4.8L節水型のフ
ラッシュタンク式大便器を第二新館にも採用。
トイレも、壁から天井まで地元産の木材を多用し、教室や廊下と同じように、
愛着を育む、温かみのある空間となっている。
窓から自然光が射し込む明るく開放的なトイレ空間。小便器は、床の清掃性
や節水性 優れた壁掛式 自動洗浄小便器を採用
や節水性に優れた壁掛式の自動洗浄小便器を採用。
2016.08 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2016 All Rights Reserved 29299
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