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塚田農場レポート! - 小澤竜太のブログ

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塚田農場レポート! - 小澤竜太のブログ
塚田農場渋谷店レポート BY 塚田農場主任・小澤竜太
ただ美味しかっただけではこんな物は作りません(笑)
ビジネスマンとして、この塚田農場から非常に得られる事が多かったので、
ぜひともアウトプットしたいと思いましてこのレポートを作成しました。ビ
ジネスに活用できるタネがたくさんありますので、ぜひご覧ください☆
※塚田農場 渋谷店
http://r.gnavi.co.jp/g753328/
今回食べたもの
地頭鶏たたき ネギまみれ
じゃこあげをのっけた2種類の人参
鶏皮ポン酢
ネギだらけでシャキシャキしてこれまた
侮るなかれ。見た目は層でもなさそうだ
かりっとではなく、しっとりの鶏皮でし
うまい!ネギだけでも行けます☆
が、これがまたうまい。人参が2種類あっ
た。炭火焼で炭の風味がきいてGOOD
て、それぞれ甘みが違います。
780円
500円くらい
500円くらい
長芋とんぶりユッケ
じとっこ炭火焼(中)
鶏つくねと宮崎完熟柚子の香り鍋
畑のキャビア、と言われるとんぶりが、山
なんと鶏なのに焼き加減はレア。そして炭
あっさり風味の柚子鍋です。
芋の上のかかっています。プチプチの食感
火焼。炭の風味がしっかり染み付いてい
鶏つくねが絶品でした。スープも、女性好
と山芋の相性が抜群でした
てそれが香ばしさを引き立てていました
みのあっさりさで美味しかったです^^
580円
1280円
1100円
地頭鶏ガラスープ
にくいサービス
自家製プリン
地頭鶏ガラを8時間煮込んで出来たスープ
なんと、炭火焼のたれと鉄板をそのまま
外はぱりぱりのカラメル、中はとろとろ
らしい。これは・・・・濃厚で超美味し
使って、ガーリックライスを作ってくれ
の濃厚卵プリン。中の濃厚さ加減が相当
い。これだけ飲んでいても行けるくらい
ました!心憎い演出ですね☆
ヤバいです。
200円
プライスレス
400円
ただ美味しかっただけじゃない!!
さっきも言ったように、ただ美味しかったというだけでこんなレポートは作
成しません(笑)さすがにそこまで暇ではありませんから。
この塚田農場には、僕らビジネスマンも学ぶべき『戦略』がたくさん詰め込
まれていました。だからこそこうして時間をかけて、レポートにしていま
す。
ぜひとも、このレポートをアイディアのヒントにしていただければと思いま
す。何だったら、一度店舗に足を運んでみて下さい!
1.生産者の顔が見える
まず、入店してから席に着くと、「当店は初めてですか?」と聞かれます。
そのとき、ぜひ「はい」と答えてみて下さい。
そうすると、その場で店員さんがこのお店の説明をし始めます。
「このお店で使われている地鶏は、こちらの生産者が丹誠込めて作り上げた
物なんです。新鮮で生でも食べられますので、安心です^^」というような
説明でした。
また、店員さんの説明だけでなく、メニュー表にもこれまた随所に生産者の
事を記載しているんですよ。
■顔が見える
生産者の一覧。こうして顔が見える事で、食品に対する安心感が高まりますよね。ま
た、食品の安全に対する自信の現れを暗に示す事にもなりますね。
そりゃ、これだけ顔を出すのですから、生産物に何かあったら彼らの沽券に関わりま
す。そのくらい自信があるってことですね。
■生産者の詳細説明
『田中さんはこんな人』みたいに、生産者の人柄をエピソードとして書いています。
こうする事で、より親近感と安心感がわきますね。
人参の種類についての説明も、より一層食欲をかき立てますね。
多分このメニュー、普通にメニュー欄に並んでいたらスルーされる確立がかなり高い
と思います。でも、ここまでする事でかなりのリピート率を得ていると思われます。
おそらく原価がかなり安くて利益率が高い(ボソッ
■生産者の、製造エピソード
『うちは量が少ないので・・・・(中略)これはもう味しかないんです』みたいに、
うまいことエピソードで味の良さと希少性を演出していますね。
エピソードって、説得力が段違いに上がるんですよね。
また、生産者自らのエピソードという事で、その言葉に魂と信念が宿っています。
僕は元来お酒が飲めませんが、これはさすがに飲みたくなりました(笑)
というようにね、細部にこういった生産者のエピソードがあって、このメニュー表を
見るだけでも面白かったです。
ここまで生産者にフォーカスしているお店は見た事がないですね。
商品を紹介するときも、最近は商品云々よりも販売者を紹介した方が実は売れ行きが
かなり伸びて行きます。どの業界も同じという事ですね。
2.メニュー表の工夫がすごい
実は食べている最中、ずーっとメニュー表を見ていました。
メニューのデザインがとにかく綺麗なんですよね。そして、いちいち商品一
つ一つに説明が書いています。
普通は、ただメニューがずらっと並べられているような感じが多いと思いま
す。チェーン店の居酒屋においても、絵はあるものの説明はそんなにない
し、先ほどの生産者の声みたいなのは言うまでもありません。
でも、ここはほぼすべてのメニューにおいて説明やエピソードが書かれてい
ました。また、その文章がまたうまい(笑)
エピソード調・語り口調で書かれているんです。
なので読みやすいですし、時折『クスっ』と笑えるようなエピソードも織り
交ぜてきます。悔しいくらいにうまい(笑)
■さりげないリピーター戦略
これとかうまいですよね∼(笑)
ピーマンの説明のところです。『味が変化していくのでご来店のたびにお楽しみいた
だけます』って。
これ、行ったのが12月なので、次行くときにはまた味が変化しているという事で
す。うまいなあ∼(笑)
生産者エピソードも、これまたそそります。
■希少性を訴える
『島野浦という島』って書いている部分の説明で、希少性を訴えています。説明書き
が小さくてあまり見えないかもしれないですが・・
「宮崎空港からも大分空港からも車で3時間はかかる延岡から、さらに海まで15キ
ロの港から高速艇で15分という、どこまでも遠い、大変のどかな島なのです。」
という説明。
その辺で取れたのではなく、人がほとんど立ち寄らないようなところだから他では滅
多に食べれないよ、と暗に示しています。
もう一つ。
『不良につき入荷なき場合はご了承くださいませ』という言葉も、希少性を高めてい
ますね。人間はこうした希少な物が好きで、「次手に入らないかも・・・」と思った
らどうしても手にしたくなるんです。
■希少性を訴える その2
『作るのが面倒な上に作っている人もほとんどいないので、近いうちに無くなってし
まうかも・・・』と言う訴え。ここで希少性を訴えています。
これも、普通にメニュー表に並べられていたら確実にスルー対象になるような商品で
すが、こうする事で気になって仕方がなくなります。
また、『もし出来るのなら皆様に知っていただいて、生産を増やしていただけた
ら・・』という風に、情に訴えて来ています(笑)
まあ、ビジネスマンとしては基本的に販売する際には下手に出るべきではないです
が、飲食店ならではかもしれませんね。
■デザインが綺麗
さっきからメニュー表見ていてとっくに気付いていると思いますけど、デザインがと
にかく綺麗です。やっぱり一番感情に訴えるのは”視覚”なので、デザインの重要性を
改めて認識させられます。
これだけ凝っているので、ページ数もすごいです。
でも、これだけ工夫しているのでついつい読んでしまいます。
3.リピーター戦略
これが一番すごいと思いました。
これはマジでビジネスマンとして、すぐに取り入れるべき戦略だと思いま
す。
■無料サプライズプレゼント
これ、1280円の地鶏を注文した後にサービスとして出されたものです。
ハート型っていうのもあるんですけど、それよりもお得感が出るのがやっぱりすごい
なと思いました。
おそらく、本来1280円という値段で一緒に出してもいいはずなんですよね。
でも、サービスとしてこうして後に出される事でものすごいお得感と、特別感が半端
じゃなくなります。一気に出すよりも、こうして後に出すニクい演出です(笑)
■昇進制度がある
単なるポイントカードならぶっちゃけもう結構飽き飽きしているのですが、ここは昇
進制度なんです。最初は主任からです。で、ポイントが貯まると次に昇格することが
出来ます。どんな祝いがあるのかはまだ分かりませんが、店内を見渡してみるとなに
かしらプレゼントをもらっている人がいましたね。
特にこれは男性に響くでしょうね∼。男性は肩書きが大好きなんです。
ゲーム性もあるので、なおさら好きですね(笑)
あと、スタンプ2つというハードルの低さもいいですね。
『あ、次行ったら昇進だ∼』って思って、ついつい行ってしまいます。
ちなみに、半年間いかないと”リストラ”されてしまい、また主任からやり直しだそう
です(笑)
■最後のプレゼントと、リピートしてくれたらさらにプレゼント
これ、店を出る前にいただける物です。
野菜スティックなんかに付けて食べるとGoodです^^
で、これをただいただけるだけではないんですよね。
「次回ご来店時にこの容器を持って来ていただけたら、次回はこの容器を満タンにし
てこの味
をお渡しいたします^^」と。
うまいな∼って思いましたね(笑)
『次買ってくれたらもっとプレゼント渡しますよ』と嫌らしくなく訴えているんで
す。これ、ぜひ訴えるべきだと思います。
『次回購入時に、さらに発展したノウハウをお渡しいたします^^』みたいに。
これはあくまでも例なので、ご自身で色々考えてみて下さいね。
4.理念や使命感
所々で店員さんやメニュー内に”理念””使命感”が訴えられています。
「この鶏は、生産者さんが丹念を込めて∼∼」
「この塚田農場が繁盛する事が、ひいては農家の皆さんの理念や気持ちを広
め、ひいては生産者さんの生活をささえることになります」
※実際に、塚田農場と契約している農家は13を超え、総勢200人もの生
活を支える基盤になっているそうです
「あなたは主任です。この塚田農場の主任として僕らの理念を広める役目を
持っています。」
等々・・・
こういう理念や使命感が、共感を生みますよね。
そしてその共感が結果的に購買意欲になり、さらにその理念がますます拡散
して行きます。このようにね(笑)
僕は今、塚田農場主任として使命感を持ってこのレポートを書いています
(爆)
ぶっちゃけ、理念や使命感なきビジネスマンが多すぎます。
それでは、誰の心もつかめないし、誰も買ってくれません。
ご飯がおいしいからってお客さんが来てくれると思ったら大間違いです。つ
まり、すごいテクニックだけあってもお客さんは来ないという事です。
こういった理念や使命感・戦略があってこそですね^^
まとめ
さて、いかがでしたか?
このレポートでは、こうして塚田農場から学んだビジネス戦略を公開させて
いただきましたが・・・・
僕が常々訴えている事を覚えていますか?
『普段の事がそのまま、何でもネタになる』と。
それをそのまんま体現した訳です、このレポートは。
ですので、こういった普段の何気ない事をまとめて、ビジネス視点でこうし
てレポートにまとめるだけでも相当面白いものになるんです。
ぜひ、今回学んだ戦略とともに実践してみて下さいね。
また、今回学んだ事は必ず実践してみて下さい。
実践しない事には何の意味もありません。
実践しないという事は、『絵に描いた
』『卓上のお勉強』と全く同じ事で
す。要するに、意味がないってことです。
しっかり実践を通して学びましょう。
それでは、見ていただいて本当にありがとうございました☆
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小澤竜太
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