Comments
Description
Transcript
日本語教育学プログラム
関西学院大学大学院 言コミ通信 言語コミュニケーション文化研究科 ~これが聞きたい!院生のホンネ~ へんみ 辺見 しょうた 翔太 さん 関西学院大学・文学部 卒業 2012年4月前期課程 入学 修士論文コース 日本語教育学プログラム ●言コミへの入学動機は? ま た 、入 学 後 の 学 び や 研 究 に つ いて教えてください。 高校生の時に教わっ た 国語科 教員から 、 海外青年協力隊と し て シ リ ア で 日本語を 教え た 体験談 を 聞い た こ と に 影響を 受け 、 国語 科教員を 目指すこ と 、 ま た 国内外 で 日本語を 教え る こ と を 考え 始 めま し た 。 大学で は文学部に 所属 し 、 近現代文学を 専攻し な がら 国 語科教員の一種免許状を 取得し ま し た 。 大学に 入学し た 当時から 大学院進学や日本語教育学に関 心があ り 、 言語学に つい て 更に 学 びを 深めて い き た い と 思い 、 将来 的に日本語教師を 目指す道も 視 野に 入れて 、 言コ ミ の日本語教育 学プ ロ グ ラ ムに 入学し ま し た 。 日 本 語 教 師 に な る に は 、「 専 門 学校で 日本語教師養成講座を 4 2 0 時 間 受 講 す る こ と 」、「 日 本 語 教育能力検定試験に合格する こ と 」、「 大 学 ・ 大 学 院 等 の 教 育 機 関 で 日本語教育課程を 修了する こ と 」 の3 つ の選択肢があ り ま す。 私は大学4 年生の後半から ダ ブ ルス ク ー ルで 専門学校に 通い 、 4 2 0 時間の養成講座を 受講し ま し た 。 ま た 、 大学院1 年生の時に 日本語教育能力検定試験を 受験 し 、 合格し ま し た 。 つま り 、 大学 院で 学び な がら 、 既に 日本語教師 にな る 資格を 2 つの方法で 得た と い う こ と で す。 現在は大学院で 形 容 詞 「 重 い 」「 軽 い 」 の 属 性 と 評価性の意味の境界に ついて 研 究を し て い ま す。 形容詞を 研究対 象 と し た き っ か け は 、 雑 誌『 日 本 語教師に な ろ う 』 に 掲載さ れて い た 記事を 読んだ こ と に あり ま し た 。 今後、 更に 研究を 進め、 無事 に 大学院を 修了出来れば、 3 つ の 全て の方法で 日本語教師にな る 資格を 得る こ と に な り ま す。 日本語教育学に興味のある 方 は、 入門書や先行研究を 読ん で 基 礎知識を 身に つけ て お く こ と 、 日 本語教育能力検定試験の学習を し て お く こ と を お 勧めし ま す 。 Vol.4 2013 年 10 月発行 し た が、 授業の中で 今後に 活かせ る 貴重な 体験が出来ま し た 。 現場 経験が豊富な 現職教員院生から の意見、 先生方から の前向き な コ メ ン ト を い た だ け て 、 と て も 役に 立ち ま し た 。 ま た 、 留学生と グ ル ープ で 課題に取り 組んだ 時には、 日本語を 母語と し な い留学生た ち が、 日本語を 学ぶ上で ど こ で つ ま ずく のか、 ど のよ う な 内容が分 かり にく いのかを 彼ら と と も に 学ぶこ と で 理解で き ま し た 。 ●今後の希望の進路を聞かせ てください。 大学院入学後、 国語科教員の専 修免許状取得のた めに 、 学内の他 研究科履修生度を 利用し ま し た 。 大学院の正規授業、 専門学校、 他 研究科履修で 忙し い日々で し た が、 そ れら 全て の学びから 得る も のはと て も 大き く 、 充実し た も の で し た 。 遠方の学会に 参加し た 際 に は、 趣味の旅行を 兼ねて そ の土 地を 観光し 、 研究と そ れ以外の時 間を う ま く 使い 分け て い ま し た 。 大学院修了後は、 高校の国語科教 員を 目指し て い ま す。 中で も 古典 を 教え る こ と に 興味があ り ま す。 今後、 機会があ れば、 言コ ミ で の 学びを はじ めこ れま で に得た 知 識や経験を 活かし て 、 日本語教師 にも チ ャ レ ン ジ し て みたいと 考 えて いま す。 ● 履 修 し て い て 面 白 い 科 目 、役 に立つ科目はありますか? 「 日本語教育研究( 実践) Ⅰ・ Ⅱ」 で は、 実際に 教壇に 立つ た め の教育を 受ける こ と が出来ま す。 学習し て 知識を 得る こ と も 大切 で す が、 実習がど れほど 大事かを 改めて 感じ ま し た 。 十分に 準備し て いて も 失敗する こ と があり ま 関西学院大学大学院 言語コミュニケーション文化研究科 〒662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町 1-155 Tel:0798-51-0907 (西宮上ケ原キャンパス G 号館1階) http://www.kwansei.ac.jp/g_language/