「お客様名」のカウンセリング結果と今後のスキンケアのご提案

「お客様名」のカウンセリング結果と今後のスキンケアのご提案
*実際にお客様にお送りした無料カウンセリングレポートですが、WEB での掲載に伴い、お
使いだった製品名を伏せてあります。悪しからずご了承ください
<おうかがいした内容から考えられる現在の肌の状況>
慢性的な強い乾燥状態により、肌のバリア機能が低下し些細な刺激に過剰に反応するデ
リケートな状態になっていることが推察されます。それに付随し、真皮のコラーゲンやエ
ラスチン（お肌の土台を作っているもの）の劣化による根本的なしわやたるみというより
は、肌の水分量が低下していることによる一次的なしわ、たるみが起こっているものと予
測されます。
＜上記のように考えられる理由＞
現在お使いの基礎化粧品、<製品名 1>、<製品名 2>、<製品名 3>（使用は断続的）、<製品
名 4>、<製品名 5>(秋冬のみ使用）について成分をお調べしましたところ、保湿成分につい
ては働きが穏やかな性質のものや、油膜を張って水分蒸発を防ぐというやや古典的な成分
が大半を占めていました。
肌を保湿するためには水分量そのものを維持向上させる成分と、肌が持っている水分の
蒸発を防ぐ成分の両方が必要なのですが、美容液、乳液、クリームにはシクロメチコン、
ジメチコン、ジメチコンクロスポリマー、ワセリンなどの油膜を張る成分がしっかり含ま
れている一方で、全製品を通して、水分を蓄える保湿成分が BG、PG、DPG、グリセリンなど
の空気中より湿度を吸着する型の保水性が弱い成分が大半となっています。
スポンジのように水分を溜め込む強力な成分*1 や、サンドイッチ状に水分を抱え込んで
逃しにくいタイプの優秀な保湿成分*2 が全くと言ってよいほど含まれていません。
※<製品名１>に「ポリクオタニウム-51」という優れた保水成分が含まれていますが、成分
表示順から考えるとかなり微量であると思われます
*1 ヒアルロン酸 Na,アセチルヒアルロン酸,コラーゲン水溶液など
*2 セラミド 2,セレブロシド,ラウロイルグルタミン酸ジ（コレステリル/ベヘニル/オクチ
ルドデシル）など
以上のことから、現在のスキンケアではケアの直後はしっとり、もっちりした感触は得
られるものの、肌の水分量そのものへのアプローチがあまり行われていないため時間が経
つとすぐに乾いてしまう、という状況が考えられます。
<製品シリｰズ名>の代名詞とも言える成分、「ガラクトミセス培養液」は酵母を牛乳で発
酵させた培養液で、保湿、整肌作用、ph 調節作用など様々な美肌作用を持っている優れた
美容成分のひとつですが、肌への保湿アプローチの原理がよく分かっておらず、保湿に限
定して言えば、上記*1,*2 のような成分と比べると、働きが弱いと考えらており、補佐的な
保湿や抗老化剤としての活用が効果的ではないかと思います。
また、過去にご使用され、肌荒れを起こした製品を拝見しましたが、化粧水とメイク落
としが多いことからも、肌が強い乾燥状態にあることが考えられます。
肌は外部の物理的刺激や異物から守る力〈バリア機能）を持っていますが、水分と油分
のバランスが崩れて乾燥した状態が続くとその機能がうまく働きません。
バリア機能が低下している状態のお肌には、表面を覆って守るタイプの製品（クリーム
やオイル）はあまり刺激を与えませんが、主成分が水である化粧水はさらっとしたテクス
チャーなので荒れたバリア機能の隙間から浸透して刺激をダイレクトに与えますし、メイ
クを浮かせるために界面活性剤が主となるクレンジング剤は水と油を混ぜるため、元々バ
リア機能を低下させる性質を持ちます。そのため、化粧水やクレンジング剤はバリア機能
が低下したお肌に使用すると使用直後にヒリヒリ感や赤みなどを引き起こす可能性が高く
なります。
念のため、
「製品名 6」、
「製品名 7」
、
「製品名 8【医薬部外品】」、
「製品名 9」、
「製品名 10」
について成分を確認しましたが、含有量の高い共通の成分がないため、特定の成分に対す
るアレルギー反応等による肌荒れではなく、やはりバリア機能の低下による刺激に対応す
る力が低下しているものではないかと思います。
デリケートな状態を気遣って、低刺激性を謳われた製品を多数お試しになったのではない
かと拝察いたしますが、「製品名 6」は保湿成分の大半が防腐剤（配合上限 1％以下）に表
示されているため含有量が微量であったり、「製品名 7」についてはエタノールの含有量が
高いため刺激が強い、「製品名 10」は PG,ペンチレングリコールの弱い性質の保湿剤＋大半
が基材の水という海外製品らしいシンプルな作りであったために、弱った肌にさらに刺激
を与えることになり、そのために試用直後に肌荒れを起こしたり、黒ずみが現れたのでは
ないかと予想します。
<現在のお肌の状況と気になる箇所からご提案するスキンケアの方向性>
現在一番気になるのはほうれい線とのことですが、ご提供いただいた情報から推察され
る肌の状態、○○歳という年齢を考えますと、加齢や紫外線等による真皮の組織の劣化に
よって起こる根本的な「老化じわ」というよりは、お顔の筋肉を使うことによって起こる
一時的な折りじわである「表情じわ」に水分不足型乾燥が拍車をかけているものではない
かと思います。
一般に「しわ」に対するアプローチは化粧品では難しいと考えられていますが、現在は
表情じわには塗るボトックスの異名を持つ「アルジルリン（アセチルヘキサペプチド-8)」
という素晴らしい成分がありますし、老化じわにも様々な対応成分があります。
ただ、○○様の場合は前述しましたが、乾燥状態が強く、バリア機能の低下が推察され
ますのでまずは水分量を大きく上昇させ、刺激に強く、うるおった肌を目指すことが優先
順位が高く、それがご懸念のほうれい線の改善につながるのではないかと思います。
また、頬骨周辺、特に右にしみが増えているとのことですが、頬骨周辺は紫外線の当た
りやすい場所ですので「老人性色素班」＝俗に言うシミ の出現ではないかと考えられます。
シミの発生を防ぐ成分、シミを薄くする成分など様々な美白剤がありますが、美白剤は保
湿剤に比べると刺激を与える成分が多いため、現在のような肌のバリア機能が低下した状
態ですと使える成分が限られてくる可能性が高く、リスクがあります。
現在お使いの基礎化粧品にはそもそも美白剤が含まれていませんので、シミの拡大を緩
やかに予防するために、まずは厚生労働省認可の美白剤から特にお勧めの成分を含む化粧
品をご提案したく思います。
＜○○様へのスキンケア製品のご提案＞
目的 1：水分量を上昇させ、バリア機能を強化することによってうるおった強い肌へ導く
目的 2: 根本的な乾燥対策を施すことによって、ほうれい線を主とするしわの軽減を目指す
目的 3: VC 誘導体を取り入れ、シミの拡大を予防するとともに真皮のコラーゲンの産生促
進を目指し、肌へ負担をかけずに緩やかな抗老化ケアを取り入れる
具体的な製品
化粧水
税込定価
円 平均的 使用量 約
月
月分
全成分
結果
記載
【美容液１】税込定価 3,780 円（平均的 使用量 約
月
全成分
結果
記載
【美容液 2】税込定価 3,780 円（平均的 使用量 約
月
全成分
結果
記載
【クリーム】税込定価 4,104 円(平均的な使用量で約 2～3 ヶ月)
全成分
結果
計4点
→
記載
15,984 円分(約 2 ヵ月分）
基礎化粧品プチセットとして
15,000 円でご提供いたします
化粧水、2 本の美容液、クリームに含まれる美容成分を合わせて現在判明している保水ア
プローチのほぼ全てを行い、水分量の大幅な向上を狙っています。
現在お使いの化粧品にはほとんど含まれていない優秀、強力な保水成分が多く含まれて
います。
美容液 2 とクリームを合わせて VC 誘導体 2 種を含み、これまで行われていなかったメラ
ニンの過剰な産生を抑制し、シミの増大を防ぎます。VC 誘導体はメラニンの産生抑制とと
もに、コラーゲンの産生促進、過酸化抑制を行うため、老化によるしみ・しわの予防、く
すみの予防なども望めます。
＊ 詳細な美容効果、状況別の製品利用方法、ファンデーションやクレンジング、洗顔との
兼ね合い・選び方等はセットご購入に至った場合に限りご紹介させていただいております
＊ 地道な成分分析と試用に基づき、多大な労力をかけて製品を探し出しておりますので、
無料カウンセリングの段階ではご提案させていただいた製品について具体的な製品名をお
知らせしておりません
＊ 当店では最新の皮膚科学に基づいた美容理論を利用して製品をご提案しています。その
ため、乳液のご提案はしておりません
関連情報:乳液は時代遅れになりつつある化粧品です
http://blog.sentakubiyori.info/?eid=1328759(弊店公式 blog 関連記事）
ご覧いただくにはパスワードが要求されます。
「s0941」と入力し、ご覧ください。
＊ご質問やご不明な点がございましたら下記連絡先までお気軽にどうぞ
[email protected]
担当:横濱
現在カウンセリングが大変混み合っており、返信までお時間を頂戴する場合がございま
す。ご理解くださいませ。
＊当メール本文、添付ファイル記載文章の無断転載・利用はご遠慮ください