SeiboMalawi活動報告5月

活動報告書（2016.5）
給食支援活動を開始してから 5 月で４ヶ月目となり、28 カ所の保育園に合計 2,360kg のリクニ
パーラを提供する事ができ、園児 1132 人への給食支援の活動が行なえています。保育教育
担当者(the Nursery Partner Advisor)が家庭訪問をした事によって、より多くの子ども達が補
助金支援を受けられる事へとつながりました。補助金支援を受けている子ども達は、保育園に
通えるようになって、生まれて初めて教育を受ける楽しさを知り、温かく栄養価の高い食事を
食べています。この補助金支援を受けている子の紹介を含めた NPO 法人聖母の 5 月の活動
をご報告いたします。少しでも多くの子ども達に明るい変化をもたらす事ができますように、皆
さまのお力が必要です。引き続き、どうか応援よろしくお願いします。
（マザーテレサ・子どもセンター）
新保育園（グループ４）
新保育園（グループ４）として、5 月 19 日に下記 6 カ所合計 265 人の子ども達に給食支援を開始。5
月初旬には、上記各保育園に 50L の調理用釜（ロケットストーブ）を設置し、スプーン、お皿、
パーラ（600kg）を提供した。
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ガマイジュ保育園（Gamajiu Nursery）
キッズ・デライト・エデュケーショナル・ファシリティ－保育園（Kids Delight Educational
Facility）
アガペ保育園（Agape Nursery）
ティアンジャネ保育園（Tiyanjane CBCC）
ティコンデン保育園（Tikondane CBCC）
チソモ保育園（Chisomo CBCC ）
調理用釜土台建設費及び燃料費
28 カ所の保育園への２月から 5 月までの支出は以下の通りです。
調理用釜土台建設費
合計 741,496 クワチャを支出した（費用には以下を含む）。

セメント 28 袋ー176,400 クワチャ

手押し車 4 つ分の砂ー56,000 クワチャ

エコブロックー 327,600 クワチャ
（1 つあたり 150 クワチャ、保育園 1 箇所につき 78 ブロック使用）
調理用燃料費
・
薪ー70,000 クワチャ
せいぼキッズ
せいぼキッズとは？
子どもの栄養不良、家庭の事情（両親健康状態、収入等）等で保育園に通えていない子どもを
無償で入園させてもらえる契約を各保育園と交わしている。
せいぼキッズの紹介
アシラ保育園に通う園児
 ンパツオ・ボトナニ(Mphatso Botomani)
私達は、彼の母親と会って、普段の生活について話を聞く事が出来ました。ンパツオ君は
Alice（母） と James Botomani（父）の子どもとして 2011 年 10 月 20 日に生まれました。 彼は
長男で彼には Natasha という 14 歳のお姉さんがいます。
父親は、出来高払いの仕事で生計を立てています。非常に低い賃金で家族が生活をするだけ
で精一杯なので、ンパツオ君は保育園に行けませんでした。しかし、みなさまからのご支援（給
食支援事業）によって、ンパツオ君は無料で初めて保育園に行けるようになりました。ンパツオ
君のご両親は、給食支援事業を通じ、息子が保育園に行けている事に感謝しています。ンパ
ツオ君は、朝目覚めるとすぐに保育園に行きたがり、また先生に保育園から家に送ってもらっ
ても保育園に行きたいと言うくらい、保育園での生活が大好きだそうです。また、アシラ保育園
の保育士さんからも、「ンパツオ君は、毎朝誰よりも早く保育園に来ます。いつも楽しく遊んで
います。」との心温まる報告がありました。
ンパツオ君
ンパツオ君（右端）とお友達

グレース・レラニ(Grace Lemani)
グレースちゃんは、シーラ(Shirah Mbewe) さんの 1 人娘です。グレースちゃんは 2011 年 12 月
25 日のクリスマスの日に生まれました。母親のシーラは、高校生でシングルマザーです。でも
もうすぐ高校を卒業します。彼女は、生活費を稼ぐために、家で「カチャーソ」と呼ばれるビール
を作って売っています。グレースちゃんもまた、生まれて初めて保育園に通いました。保育園
の保育士からは、「グレースちゃんが、まだ園によくなじめずに泣いてばかりいますが、お友達
とは仲良く遊んでいますので、すぐに保育園の生活に慣れてくれると思います」と話をしてくれ
ました。グレースちゃんのおばあちゃんは、「孫が保育園に通えるなんて思ってもいなかった。
また暖かい食事まで食べさせてもらえる」事にとても喜んでいるそうです。
グレースちゃん
グレースちゃんの母親
身体測定
身体成長記録１
ブライアン・ブラマン(Brian Braman) 4 歳 男、スレマ保育園
2015 年 11 月に彼の身体測定を行なった時点では、身長 98,5cm、体重 15,5kg だったが、
2016 年 4 月に測定してみると、身長 104,1cm、体重 16,7kg に変化していた。
身体成長記録２
ポール・キレンベ(Paul Kilembe)4 歳 男、セント・テレサ保育園
2016 年 4 月に彼の身体測定を行なった時点では、身長 97cm、体重 11,8kg だったが、2016
年 5 月に測定してみると、身長 97,7cm、体重 12,8kg に変化していた。
身体成長記録３ （せいぼキッズ）
プレシャス・カフラマ(Precious Kafulama )５歳 男、エベニーザ保育園
2016 年 4 月に彼の身体測定を行なった時点では、身長 98,3cm、体重 13，7kg だったが、2016
年 5 月に測定してみると、身長 98,5cm、体重 14,1kg に変化していた。
身体成長記録４（せいぼキッズ）
サラ・ミソマリ（Sarah Misomali ）5 歳 女、エベニーザ保育園
2016 年 4 月に、彼女の身体測定を行なった時点では、身長 102,5cm、体重 14，4kg だったが、
2016 年 5 月に測定してみると、身長 102,6cm、体重 14,4kg に変化していた。
女の子は、せいぼキッズとして保育園に通い始めたばかりです。短期間内での身体成長記録
なので一概には言えないが、プレシャス君以外の男の子は、女の子よりも経済的に裕福な家
庭にいるのかも知れない。引き続き、定期的な子どもの成長を見ながら、対応を検討していく。
カゾンバ小学校給食支援
「There is a saying in Malawi that when a wife loses a husband a new husband replaces him.
In this way Seibo is taking over JOCA and we appreciate this very much」
Mzimba District School Health and Nutrition Coordinator, Mr Kayoyo
「マラウイには、「妻が旦那を失ってしまう時には、誰かが旦那の代わりに手助けをしてくれる」
ということわざがあります。JOCA の学校給食プロジェクトをせいぼが引き継ぐ事にとても感謝
しています。」
ムジンバ県教育事務所学校保健栄養コーディネーター カヨヨ氏より
4 月 27 日、青年海外協力協会(JOCA)がプロジェクトとして行っていたムジンバ県カゾンバ小
学校での給食支援の引き継ぎ式が開催された。せいぼは、給食支援に当たり、これまで
JOCA が行なってきたデータ収集（出席率、身体測定等 ）も活動の一環として継続して行きま
す。
給食運営管理者の紹介

ボ-サ氏(Mr Botha)
カゾンバ小学校の校長先生で、学校給食プロジェクトを遂行する為に重要な役割を果たして
きました。せいぼが引き継ぐ事によって、スタッフの交代がすぐに考えられたが、せいぼのモニ
ターとしてスタッフが決まり、給食支援活動の管理や今まで行なってきたデータ収集（出席率、
身体測定等）がスムーズに稼動する 6 月 1 日まで現在のモニターのメンバーで継続すると言
ってくれている。

ムスク氏（Mr Msuku）
長年にわたってカゾンバで JOCA のモニターとして、データ収集や学校給食の管理等に携わ
ってきました。彼は、カゾンバ小学校でモニターとして働くせいぼマラウイの採用と研修を担当。
給食支援活動の展望
計画していた 33 カ所の保育園への給食支援活動を集中して取り組む予定である。
そして、新規事業としては、カゾンバ小学校を含むムジンバ県教育事務所が設定している教育
地域内の他の小学校に給食を提供する予定である。
We thank you all so very much for caring for the children of Malawi!
ZIKOMO KWAMBIRI
（ありがとうございます）