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Phonak TargetTM2.0

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Phonak TargetTM2.0
Phonak Target 2.0
TM
操作ガイド
はじめに
2 年以上にわたる徹底的な操作性の追求と、200 名以上の世界中の聴覚医療の専門家の意見をもとに
Phonak TargetTM は生まれました。開発には聴覚だけでなくソフトウェア開発や情報デザインといった多く
の専門分野に及びました。
斬新で直感的なデザインは、必要不可欠なツールと各機能への迅速なアクセスを提供することで、
フィッ
ティングの精巧さと使いやすさを両立しています。Phonak
Target TM の開発にご協力いただいた皆様に
深く感謝いたします。
Phonak TargetTMについて
『 使いやすさ』を最優先に考えられたSpiceシリーズ専用のフィッティングソフトウェ
Phonak Target TMは、
アです。このガイドは Phonak Target TMをよりご理解いただくためのマニュアルとなっております。ぜひご
活用ください。
Phonak TargetTM2.0 必要システム要件
プロセッサ
Intel Pentium IV, 2 GHz 以上
メインメモリ
2 GB 以上
HDD 空き容量
2 GB 以上
オペレーティングシステム
Windows 7 32ビット版および64ビット版
Windows Vista 32ビット版および64ビット版
(最新サービスパック適用)
Windows XP 32ビット版 サービスパック2 以降
ディスプレイ解像度
1280 x 1024 ピクセル 以上
グラフィックカード
1677 万色( 24ビット)以上、DirectX 9 準拠
光学ドライブ
DVD-ROMまたは CD-ROM ドライブ
シリアルポート
旧タイプの HI-PROを使用する際1ポート必要
USBポート
Bluetooth アダプタ
アクセサリの接続( iCube・Phonak myCom など)
HI-PRO USB
USBシリアル変換ケーブル経由での HI-PRO 使用
※上記デバイス用にそれぞれ1ポート必要
プログラミング機器
iCube 、NOAHlinkまたはHI-PRO
NOAH バージョン
NOAH 3.5 以降
NOAHlinkドライバソフトウェア
NOAHlink プロパティ1.54.01 以降
サウンドカード
5.1ch サラウンドシステム またはステレオ
目次
1. Phonak Targetの画面
機器タブ
トップ画面 .................................................... 2
補聴器 ................................................. 11
フィッティングセッションの画面 .................... 2
音響パラメータ ................................... 12
2. Phonak Targetを使う前に
アクセサリー ....................................... 12
Phonak Target セットアップ
アクセサリーのオプション................... 12
概要 .............................................................. 3
フィッティングタブ
私のプロフィール ......................................... 3
ハウリングと実耳テスト ...................... 13
フィッティングセッション ............................... 3
オージオグラムダイレクト ................... 13
ジュニアモード ............................................. 5
基本調整 ............................................. 14
レポート ....................................................... 5
微調整 ................................................. 14
フィッティング機器 ....................................... 5
データログ .......................................... 20
サウンドシステム .......................................... 5
補聴器オプション ................................ 21
インターネット接続 ...................................... 5
フィッティングセッションの終了 .................. 23
3. かんたんフィッティングガイド ...................... 6
4. 顧客管理
6. ジュニアモードについて
ジュニアモードの設定方法 ......................... 24
顧客データの管理と個人情報の入力 ........... 8
7. Target Backup Toolの使い方 .................. 25
エクスポートとインポート ............................ 8
8. オージオグラムダイレクト .......................... 26
5. フィッティングセッション
ダッシュボードについて ................................ 9
9. 補聴器フィッティングの転送 ....................... 28
10. その他
タブについて ................................................ 9
検査用設定 ................................................. 30
元に戻す/やり直し...................................... 9
メディア プレーヤー ................................... 30
顧客タブ
製品ツール
詳細 .................................................... 10
テスト設定 ........................................... 31
オージオグラム ................................... 10
補聴器・アクセサリーのアップグレードと修復 ... 32
RECD .................................................. 10
11. フィッティングケーブル .............................. 33
REUG .................................................. 10
1
1. Phonak TargetTMの画面
Phonak Target の画面構成と名称は以下のとおりです。
トップ画面
顧 客 の 管 理と
フィッティング
を行います
フィッティングセッションの画面
メディア プレー
ヤーを使用しま
す
(P30)
補聴器やアクセ
サリーの管理を
行います
(P30)
元に戻す/やり直し
ダッシュボード
タブ(顧客・機器・フィッティング)
作業エリア
2
の各種設定を
行います
レポートの印刷/プレビュー
セッションの保存
メニューバー
Phonak Target
ニュース、Phonak Target 更新は
ご利用いただけません
音声サンプルの再生
セッションを閉じる
2. Phonak TargetTMを使う前に
Phonak Target セットアップ
Phonak Targetを起動し、画面右下のPhonak Targetセットアップをクリックします。
この画面ではPhonak Targetの各種設定を行うことができます。
概要
言語
●フィッティングソフト
画面およびサウンドデモの言語を設定します。
Phonak Target の表示言語を指定します。
●メディア
メディアプレーヤーで使用する音声ファイルの言語を指定します。
(予
め Phonak
プレゼンテーション
画面の効果やマルチディスプレイの設定を行います。
Target Mediaがインストールされている必要があります)
●視覚効果
画面表示がスムーズに切り替わるエフェクトをかけます。
●第二画面で表示を拡大
マルチモニター環境において、説明用画面の拡大表示を有効にします。
サポート
●サポート用の改良されたログを有効にする
ログファイルの設定を行います。
インポート/エクスポート
●Phonak
Targetのセットアップのインポート/エクスポート
私のプロフィール
フィッティング担当者の情報を入力します。
フィッティングセッション
測定方法
オージオグラム入力に関する各種設定を行います。
●測定条件初期設定
測定に使用するカプラ等の設定を行います。
●骨導の記号
骨導聴力の記号の向きを指定します。
●Audio
Brainstem Response(ABR)を使用
ABRを使用する際チェックします。
●DSL
v5a – ABR nHL補正値
必要に応じて補正値を入力します。
機器
機器リスト、補聴器特性測定条件およびマイパイロットの
言語を選択します。
●iPFGで調整する補聴器も表示
チェックすることで、CORE シリーズなど以前の補聴器もリストに表示
されます。ただし、フィッティングには最新版の iPFG がインストールさ
れている必要があります。
3
●MPOと利得の値用の測定条件
機器タブの補聴器選択画面で、選択した補聴器の最大音響利得と最
大出力音圧の測定条件を指定します。
●マイパイロットの初期設定言語
マイパイロットの画面表示に使用する言語の初期設定値を選択します。
フィッティング
●処方の初期設定
フィッティングに関する各種設定を行います
初期設定で使用するフィッティング理論を選択します。
●フィッティング処方 検査カーブを表示
チェックすることで、基本設定画面での検査カーブ表示が可能になり
ます。
●パスワードでのフィッティング保護を有効にする
チェックすることで、
フィッティングの際にパスワードによる保護を行います。
●
‘利得とMPO ’
ツールにて検査設定を表示
チェックすることで、補聴器特性測定に使用する、補聴器の設定された
機能を一時的にオフにした状態に切り替えることができます。微調整
画面の利得とMPOツールから使用できます。
オージオグラムダイレクト(
P26)
オージオグラムダイレクト機能の各種設定を行います
●気導閾値、不快閾値の初期設定として、通常のオージオグラムを使
用する
このチェックがある場合、入力されたオージオグラムの値をオージオ
グラムダイレクトのスタート時の音圧に使用します。
(例)オージオグラムに100dB
HLが入力されている場合、
• チェックがある場合:1000Hz 80dB HLからスタートします。
• チェックがない場合:1000Hz 30dB HL*からスタートします。
* 後述の「開始のレベル」で設定した値
●上昇レベル
矢印キーの挙動を選択します。初期設定は↓キーで音圧上昇です。
●開始のレベル
オージオグラムダイレクトのスタート時の音圧を設定します。前述の「気
導閾値、不快閾値の初期設定として…」のチェックがある場合は、オージ
オグラム入力がない場合のみこの設定が有効です。
●測定音の提示後、自動的に測定値を保存 ※
チェックすることで、スペースキーを離した後カーソルが自動的に小さな
音圧に移動します。その他、反応後に提示する音圧レベルと測定値を確
定する反応回数を設定できます
●測定音の保存の後、自動的に周波数を変更 ※
チェックすることで、同周波数を 2 回測定すると自動的に最後の結果を
採用し次の測定周波数に移動します。その他、測定する周波数構成や確
定後次の周波数に移動した時に提示する音圧レベルを設定できます。
※ 上記 2 つのチェックをオンにすることで、iPFG でのオージオグラムダイレクトの「オー
トマチックモード」と同じ動作になります。
表示設定
フィッティングタブ内の各種設定を行います
●フィッティングを絶対値で表示する
チェックすることで、利得とMPOツールなどの表示の値を絶対値で表示
します。チェックを外すと、相対値で表示します。
●チューニングツールで圧縮値を表示
チェックすると、微調整画面にCR(圧縮比)が表示されるようになります。
●
‘ハウリングと実耳テスト’
のウィザードで準備情報を表示
チェックを外すと、実耳テストを実行する前の確認画面が表示されなく
なります。
4
●ジュニアモード用の推奨を表示
チェックを外すと、ジュニアモードが推奨される場合でもそのメッセー
ジが表示されなくなります。
●オージオグラムダイレクトのウィザードにおける準備情報を表示
チェックを外すと、オージオグラムダイレクトを実行する前の確認画面が
表示されなくなります。
ジュニアモード
ジュニアモードの各初期設定値を確認・変更します。ジュニアモードについては P22をご覧ください。
レポート
フィッティングレポートのレイアウト編集と出力カーブの設定を行います。
フィッティング機器
Phonak Targetで使用する接続機器を設定します
HI-PRO、NOAHlinkまたはアイキューブ( iCube)を使用する際はそれぞれの項目で使用可能になっているか予めご確認ください。アイ
キューブのペアリングおよびアップグレードもこの項目で行います。
サウンドシステム
サウンド出力
サウンド出力に使用するスピーカーの種類を設定します。
校正
スピーカーの音圧校正を行います。
インターネット接続
※現段階ではオンラインサービスはご利用いただけません。
「オンラインサービスを有効にする」のチェックは外してご使用ください。
5
3. かんたんフィッティングガイド
Phonak Targetを初めて使用する方向けに、新規顧客データの作成から補聴器のオートフィット、保存までの流れを順
にご案内します。
スタンドアローン版
NOAH版
❶ トップ画面で をクリックします
❶
NOAHからPhonak Targetモジュールを呼び出します
❷ 顧客プロフィールを入力し をクリックします
❷ をクリックします
❸ をクリックします
❹ 装用経験を入力します
❺ オージオグラムを入力します
❸ 装用経験を入力します
ここからの手順はスタンドアローン版・NOAH版共通です。
次の❻に進みます。
6
スタンドアローン版/ NOAH版
❻ 補聴器を接続し をクリックします
❼「 新しいフィッティングを作成」を選 択し
をクリックします
❽ 補聴器を装用する前にホイッスルブロック
をオンにします
(2回目以降この作業は必要ありません)
❾ 音が大きい、
または小さい場合、基本調整
画面で利得レベル(5段階)
を調整します
下タブで切り替えます
❿ 必要に応じ、微調整画面で細かな調整/
設定を行います
下タブで切り替えます
⓫ フィッティングセッションを終了し、保存し
ます
⓬
Phonak Targetを終了し、NOAHに戻り
ます( NOAH版のみ)
7
4. 顧客管理
顧客データの管理と個人情報の入力(スタンドアローン版のみ)
新規顧客を作成するには、
トップ画面「顧客とセッション」
ウィンドウの左下にある をクリックします。
「全件表示」をクリックすると保存されている顧客データ
が表示されます。
既存顧客の場合は目的の顧客名を選択し (または )をクリックします。
顧客の個人情報を確認・編集するには を、削除する場
合は をクリックします。
顧客一覧では顧客#
(ナンバー)、フリガナ、名前の各項目
をクリックすることで項目順に並べ替えを行います。
顧客の個人情報を入力します。
・フリガナ欄は必須項目です。
・生年月日は半角数字で入力してください。
・年齢により、フィッティングモードが自動選択されます。
エクスポートとインポート
Phonak Targetでは顧客データのエクスポート(ファイル
書き出し)
とインポート
(ファイル読み込み)が可能です。
をクリックすると保存するファイル名とフォルダの 選 択ができます。分かりやすいようファイル名を入 力し保 存ボタンを
クリックします。エクスポートが終了すると、指定したフォルダに拡張子
“ .export ”
のファイルが作成されます。このファイルをコピー
したり電子メールで送付したりすることで、別の PCにフィッティングデータを送ることができます。
●全ての顧客をエクスポート
全ての顧客データを1 つのファイルにまとめて保存します。
●匿名でエクスポート
顧客名を伏せて保存します。
● NOAHへエクスポート
NOAH 形式に変換して保存します。
※ 顧客名に全角文字がある場合文字化けしますので必要に応じて半角英数字
を使用してください。
8
5. フィッティングセッション
ダッシュボードについて
フィッティングセッションでは、画面上部にダッシュボードと呼ばれるスペースがあり、様々なアイコンが表示され
ます。ダッシュボードは、
フィッティング中いつでも表示され、
アイコンをクリックするとどの画面からでも目的の画面/
機能に1クリックでアクセスできます。
詳細画面に
ジャンプします
オージオグラム画面に
ジャンプします
補聴器をミュートにします
(ミュートは )
再計算を行います
音響パラメータ画面に
ハウリングと実耳テストに
ジャンプします
ジャンプします
補聴器接続を
基本調整に
行います
ジャンプします
アクセサリー画面に
微調整に
ジャンプします
ジャンプします
データログに
ジャンプします
※「 FM 」アイコンはカーソルを置いてバルーンを表示させると
のボタンが表示されます(起動には
FM サクセスウェアのインストールが必要です)
補聴器オプションに
ジャンプします
タブについて
顧客
機器
フィッティング
3つのタブに集約しています。各タブ
Phonak Targetはフィッティングに必要な機能を の
はさらにいくつかの項目に分かれており、各項目において詳細な設定を行うことができます。
元に戻す/やり直し
Phonak Target 2.0から新たに加わった機能です。操作した後に元に戻したい場合にお使いください。
9
顧客
タブ
詳細
顧客に関する各種情報を確認できます。この画面ではメ
モ機能を使用し自由にテキストを入力できます。
(改行は
できません。Enter キーで確定し日付と共に履歴として残
ります)
これまでの補聴器装用経験や、使用経験のある方は以前
の補聴器の増幅タイプを入力することによりフィッティン
装用経験
お気に入りの信号処理
グに反映されます。
オージオグラム
気導・骨導聴力レベルと不快閾値の入力が可能です。
骨導聴力レベルおよび不快閾値は、入力しなくても気導
聴力レベルから自動的に算出されます。ただし、気骨導差
が大きい場合は入力することをおすすめします。
入力項目を変更する場合は中央の気導閾値・骨導・不快閾
値の各ボタンをクリックします。
入力後、
をクリックすると履歴に追加します。
をクリックすると過去に保存
したオージオグラムが表示されます。確認と削除が可能
です。必要に応じて、過去のオージオグラムを基にフィッ
ティングを行うことも可能です。
RECD
RECD(実耳とカプラの差)の入力を行うことができます。実耳テストにより、補聴器を使って測定した値を確認することも可能です。
オージオグラムと同様、RECD も履歴の管理が可能です。
REUG
REUG(裸耳利得)の入力が可能です。
オージオグラムと同様、REUG も履歴の管理が可能です。
10
機器
タブ
補聴器
フィッティングに使用する補聴器を選択します。ケーブル
に接続した補聴器は、ダッシュボードの ボタンをクリックすれば自動的に反映されます。
インターフェースアイコンの▼をクリックすると、接続に
使 用 する機 器 の 切 替が行えます。使 用 する機 器は予 め
Phonak Targetセットアップで利用可能にしておく必要が
あります。
このような警告画面が出ることがありますが、新規フィッ
ティングの 場 合はそ のまま をクリックしてくださ
い。それ以外は補聴器の左右が間違っていないかを確認
した後、 をクリックしてください。
「 補 聴 器 から の フィッティングを 使 用 」また は「 新しい
フィッティングを作成」を選択し続行をクリックします。
補聴器からのフィッティングを使用
新しいフィッティングを作成
補聴器に保存されている各設定およびオージオグラムを継承してフィッティングを行い
ます。
入力したオージオグラムおよび装用経験などを基に新しいフィッティングを開始します。
※補聴器に保存されている内容は破棄されますのでご注意ください
補聴器のシミュレーションを行う場合は画面中央のリスト
からクリックして選択することが可能です。表示選択の欄
で絞り込みが可能です。
一度選択した補聴器を削除する場合は、右上の をクリッ
クします。
11
音響パラメータ
ベント径や耳せん、チューブの種類が変更できます。実際
の装用状態に合わせて正確に入力してください。AOV* の
カプリングコードは、耳あな型であれば自動的に反映され
ますが、BTE/CRT 用のオーダーメイドタイプのイヤーモー
ルドの場合は、
この画面で入力してください。
BTE はチューブの種類、CRT はレシーバの種類と耳せん
ベント径を正しく入力してください。
※ 音響パラメータが正しく設定されないと正確なフィッティングがで
きませんのでご注意ください。
*AOV:デジタル製造シェルによるベント。耳あな型はベントの詳細を入力しなくても、自動的にPhonak Targetに反映しフィッティングに活用されます。
アクセサリー
補聴器と同時に使用する各種アクセサリーの追加と削除
を行います。
通常、デジタルワイヤレスアクセサリーは USB ケーブルで
接続すればプラグアンドプレイにより自動認識されます。
アクセサリーが自動 認 識されなかったりFM システムを
使用する場合、本体がなくシミュレーションを行う場合は
画 面 中 央 のリストからクリックして選 択することが可 能
です。
追 加したアクセサリーを削 除する場 合は、右 上 の を
クリックします。
アクセサリーのオプション
登録したアクセサリーの設定変更を行います。
【オプション】をクリックすると設定変更ができる【補聴器
オプション】画面に移動します。詳しくは P23 をご覧くだ
さい。
12
フィッティング
タブ
ハウリングと実耳テスト
この機能は実際に補聴器を装用した状態でテストを行い
ます。
予め測定音が出ることを説明した上で「テストを開始」を
クリックします。両耳の場合は左右の補聴器それぞれにテ
ストが必要です。ハウリングテストの結果、ハウリング閾値
が設定されますが、RECD 測定を行うことも可能です。い
ずれも正確な測定のため、静かな場所で行ってください。
推測の RECDとベントを使用
実耳テストで測定した RECDをフィッティングに使用します
ハウリング閾値の限界値以上利得を最大 5dBまで
測定したハウリング閾値から最大 5dB 利用可能な利得が大きくなります
許可する
ヒント
ホイッスルブロックについて
ホイッスルブロックは逆位相によるハウリング抑制機能です。実耳テストを実行しなくてもホイッスルブロックをオンにするだ
けで利用可能になります。通常はホイッスルブロックをオンに切り替えてご利用ください。
オージオグラムダイレクト
特別な機材を必要とせず、補聴器だけで補聴器フィッテ
イングのための聴力測定が可能です。この機能について
はP26 でくわしく説明します。
13
基本調整
補聴器フィッティングの基本的な項目を設定します。
利得レベル
補聴器の利得を目標利得に対する割合で調整します。
70% ∼ 110 %の間で5 段階の調整が可能です。
CROS/BiCROS 設定
Phonak CROS をフィッティングする際に使 用します。CROS モードと
BiCROS モードの変更、BiCROS モードでの左右のマイクロホンバランス
調整が可能です。
閉塞感対処
自声のこもり感が気になる場合に使用します。
この値をオフから強に変更します。こもり感が弱まったり、なくなったりし
たときは値を徐々に弱め、不快でない値に設定します。
低音ブースター
母音の成分が含まれる低い周波数帯の出力を増大させます。
コンプレッション
すべての周波数に対して、圧縮比の変更を行います。装用経験により
「既
定の圧縮比」または「ややリニア」が自動的に選択されますが、
リニア設
定を選択することも可能です。
フィッティング処方
検査カーブ
目標利得算出のためのフィッティング理論を変更します。
補聴器の性能測定用に検査用の周波数レスポンスカーブを表示します。
この機能はフィッティング処方が DSL
両耳連動アイコン
v5・NAL の場合のみ使用できます。
中 央 のアイコンで調 整 の 両 耳 連 動 / 非 連 動を切り替えることができ
ます。
( 両耳連動・ 非連動)
補聴器特性表示の変更
補聴器特性表示を利得・出力及び入出力特性から選ぶことができます。
カプラの種類もこちらで変更できます。
微調整
補聴器フィッティングの詳細な項目を設定します。
14
プログラムマネージャ
この画面ではプログラムの追加と削除を行います。サウン
ドフローおよび追加のプログラム、各イージープログラム
とアイコム/マイコム経由のプログラムを設定します。
スタートアッププログラムや、プログラムの呼び出し順序
もこの画面で設定できます。
プログラムアクセス
●ポジション
プログラムの呼び出し順序を変更します。通常 A (オートマチック)
A
→ 1 → 2 … の順に繰り返します。
●イージーアクセス
イージーフォン・イージー FM の設定を行います。また、ズームコント
ロールをマイパイロットで操作できるよう設定します。
●スタートアップ
補聴器の電源を入れたときに呼び出されるプログラムを指定します。
●プログラムの最後にミュートを加える
追加のプログラム以外に、一番最後のプログラムにミュート(無音)を
設定します。
ヒント
追加のプログラムについて
Phonak Targetには、追加のプログラムが細かく用意されています。例えば、FMシステムやマイコム用プログラムには下記の
ような様々な種類がございます。
FMプログラムの詳細
プログラム名
イージー FM の設定 ※ 1
初期設定のマイクロホン減衰量
補聴器のマイクロホン無効化
可
0dB
可
可
0dB ※ 3
・FM±マイク
・電話用の FM±マイク
・TV 用の FM±マイク
・音楽用の FM±マイク
ジュニアFM+マイク
不可 ※ 2
マイコム/ マイコムFM
6dB
不可
可
※ 1 複数の FMプログラムを追加しても、イージー FM の設定はいずれか一つのプログラムのみとなります
※ 2 マイコムの操作が必要
※ 3 イージー FM 使用時は変更不可
マイコム / アイコムプログラムの詳細
プログラム名
入力ソース
・マイコム/アイコム
ブルートゥース
Bluetooth
A2DPプロファイル
・携帯電話+マイク
Bluetooth
HSP/HFPプロファイル
・マイコム/アイコムFM
・マイコム/アイコム
オーディオジャック
初期設定のマイクロホン減衰量
補聴器のマイクロホン無効化
6dB
可
ユーロプラグ
3.5mmステレオ
ミニジャック
15
利得とMPO
各チャンネルごとの利得・最大出力を設定します。設定項目は MPO(最大出力音圧)、G80( 80dB 入力)G60( 60dB 入力)G40
( 40dB 入力)です。
利得が 3dB ずつ
上下します
調整チャンネルは3分割から
器 種により最 大 20 分 割 が
可能です。
利得が 1dB ずつ
上下します
ボタンを押し続けると変化量も
連続して大きくなります
【選択方法】
全項目の利得を調整する場合
全項目の選択は左上の をクリックします
特定のチャンネルの利得を調整する場合
調整したいチャンネルをクリックします
特定の入力音の利得を調整する場合
調整したい入力音をクリックします
特定のチャンネル、入力音の利得を調整する場合
複数項目の選択はマウスをドラッグします
16
ヒント
複数のプログラムをまとめて調整する方法
全てのプログラムをまとめて調整す
サウンドフロー内のプログラムだけを
個別のプログラムを調整するときは、
るときは、プログラム一覧の「全ての
まとめて調整するときは「サウンドフ
目的のプログラムをクリックします。
プログラムを選択」をクリックします。
ロー」をクリックします。
全てのプログラムが
サウンドフローだけが
1 つのプログラムだけが
選択された状態
選択された状態
選択された状態
17
オージビリティ・ファインチューニング
オージビリティ・ファインチューニングでは様々なサウンド
デモを提示して適切な増幅がなされているか確認しなが
らフィッティングを進めることができます。
この 機 能 ではスピーカー からの 音 声 を 使 用 するため 、
予め音場を設定する必要があります。
プログラムオプション
サウンドフローの設定や、プログラムごとの各種機能の
オン・オフやパラメータを設定します。
※器種およびプログラムにより設定可能な範囲は異なります。
サウンドフローの設定
サウンドフロー動作の設定もこの画面で行います。
プログラムの優先順位・感度(切替り)
・雑音のみの状況
の設定を行います。サウンドフロープログラムの中で
も、どのプログラムを重要と考え優先順位が高いか、
低いかということには個人差があります。一人ひとり
の嗜好をサウンドフローの動作に反映させることがで
きます。
サウンドフロー内の各プログラムに対して、優先順位の高いものと低いものを設定します。これによ
プログラムの優先順位
り、サウンドフローでのプログラムのブレンド比率が変更され、優先順位の高いものが高比率、優先
順位の低いものが低比率になるよう動作します。初期設定はともに「なし」となっています。
感度
雑音のみの状況
18
周囲の環境音レベルに対する、補聴器の感度を設定します。初期設定は「 3 」です。1 ステップにつき
4dB ずつ閾値が変わります。
「騒音下での快適性」プログラムにおけるノイズブロックの強さをコントロールします。初期設定は
「可聴性を維持」となっています。
サウンドリカバー
サウンドリカバーの強弱およびオン・オフを設定します。サ
ウンドリカバーの強弱によりカットオフ周波数 *と圧縮比が
変化します。サウンドリカバーをより強くするには◀、弱く
するには▶をクリックします。
* 周波数圧縮動作の分岐点 :これより低い周波数は圧縮を行わない
TK / 利得( 20dB )
20dB SPL 入力に対する利得を設定します。数値が小さく
なるほど、小さな音が入りにくくなります。
オートマチック・ファインチューニング
この機能はユーザーの訴えや希望に沿うよう、様々なシ
チュエーションと問題点を選択してフィッティングを進め
ることができます。
1 調整をしたいプログラムを左側のプログラム一覧か
ら選択します。
2 サウンドの選択とデモで、改善したい項目を選択しま
す。必 要に応じて、メディア プレー ヤ ーにある音 声
ファイルを再生することができます。
3 プルダウンから問題を選択します。
4 下段に変更内容が表示されるので、確認して ボタンをクリックします。 をクリックするとひとつ前の状態に
戻ります。
19
データログ
補 聴 器に記 憶 されて いるデ ータログを閲 覧 できます 。
一覧
データログとは、補聴器の使用状況やサウンドフローの
総日数・合計時間などの概要を知ることができます。
作 動 状 況 、ユ ー ザ ー の 操 作 履 歴 などを記 憶する機 能で
す。これらの記録を元に、フィッティングをさらに正確に行
うことができます。
プログラムアクティビティ
使用したプログラムの割合や、サウンドフロー環境認識の内容を知るこ
とができます。
履歴
各プログラムでの音量調節の履歴を見ることができます。
ログしたデータの適応
各プログラムでのラーニング(学習)内容を確認することができます。
「ユーザー志向のチューニング」が有効になっている場合、この画面で記
憶した学習内容をフィッティングに反映することができます。
「ユーザー
志向のラーニング」が有効になっている場合はすでに反映された学習内
容を確認・破棄することができます。
ヒント
再計算機能について
Phonak Targetには、補聴器のフィッティングの精度をより高めたり、全てを元に戻してやり直したりするための様々な再計算
機能があります。それぞれの内容は以下のとおりです。
再計算内容
新しいフィッティングを
作成
微調整内容をリセット
再計算
標準⇔ジュニア
モード変更
ポップアップ表示
なし
なし
あり
あり
手動実行
可
可
可
可
実行のタイミング
メニュー バ ー の「フィッ
ティング 」から「 新しい
フィッティングを作成」
メニュー バ ー の「フィッ
ティング 」から「 微 調 整
内容をリセット」
またはプログラムのプル
ダウンメニューから
ポップアップ時
またはダッシュボードの
再 計 算 アイコン を
ポップアップ時
ま た は 標 準 ⇔ ジュニ ア
モードの変更時
初期値に戻る
項目
20
全ての
フィッティング内容
微調整の内容
(利得・MPO )
クリック時
初期設定の利得
フィッティング処方式
プログラム構成
プログラムオプション
データログの設定
補聴器オプション
マニュアルコントロール
プログラムボタンとの各種設定を行います。
プログラムボタン
・クイックシンク
プログラムボタンを有効にし、クイックシンクで左右の補聴器が同期
するようになります。
・ 右 大きく / 左 小さく
(一部の器種のみ)
右 側 のプログラムスイッチで音 量 増 、左 側 のプログラムスイッチで
音量減が可能になります。このとき、プログラムボタンでプログラムの
切替はできなくなります。
ボリューム
ボリュームコントロールの各種設定を行ないます。
ボリューム
ボリュームコントロールのオン・オフを設定します。フレックスコントロール・フレックスボリュームの
無効化も可能です。
(通常のボリューム操作になります)
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お知らせ音と警告
お知らせ音に関する各種設定を行います。
強さと周波数
お知らせ音の大きさを設定できます。また聞きやすい高さの音に変更ができます。
お知らせ音のオン・オフ
各種お知らせ音を鳴らす・鳴らさないが設定できます。オン・オフはカテゴリごとに設定できます。
※「注意と警告」はオフにできません
お知らせ音のデモ
接続された補聴器から、お知らせ音のデモンストレーションを行うことができます。各カテゴリからお
知らせ音の種類を選択し、 をクリックします。
※スタートアップメロディのデモンストレーションはできません
スタートアップ
補聴器のスタートアップ動作を標準に加え、
+6 秒、
+12 秒
から選択できます。スタートアップメロディのオン・オフは
この項目でも設定できます。
データログ
データログおよび、ラーニング(学習)機能の設定を行い
ます。
データログ オフ
データログを行いません。
ユーザー志向のチューニング
データの蓄積を行いますが補聴器への自動的な反映は行いません。
ユーザー志向のラーニング
データを蓄積し自動的に補聴器へ反映されます。
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電池のセーブモード
ナイーダ S と ML10i・11iを使用する場合は有効に
できます。
アクセサリーのオプション
【アクセサリー】の画面にある【オプション】をクリックする
と、
【 補聴器オプション】の右図画面に移動します。
ここでは、登録したアクセサリーの設定変更を行います。
フォナックコムパイロット
ストリーミングとリモコン機能設定、通知音の設定※、
リダイヤル機能、音声ダイヤル機能の
設定が可能です。
フォナックパイロットワン
ホームボタン長押し時の設定変更が可能です。
フォナックマイコム
リダイヤル機能、音声ダイヤル機能の設定と入力ソース毎の音量微調整が可能です。
フォナックマイコム
顧客名の表示、ダイレクトコントロールの選択、ズームコントロール機能の選択が可能です。
フィッティングセッションの終了
フィッティングを終了するには、ウィンドウ右上の
をクリックします。
23
6. ジュニアモードについて
ジュニアモードによって小児フィッティングを適切かつ効率的に進めることができます。このモードでは臨床による根
拠に基づいた小児に特化したフィッティング設定が呼び出されます。
ジュニアモードは年齢により3段階に分けられます。
ジュニアモードの設定方法
新たにフィッティングを始める場合
顧客プロフィールを入力する際、18 歳以下の年齢であれ
ば、新しいフィッティングを始める際にジュニアモードを使
用するかどうか確認画面が出てくるので「ジュニアモード
を適用」をクリックします。
途中で変更する場合
❶ ダッシュボードにある顧客の詳細アイコンの▼をクリッ
クします。
❷ プルダウンメニューから変更したいモードを選択します。
i
ジュニアモードでフィッティングを行っているときは、顧客の詳細アイコ
ンが次のように変化します。
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0-4 歳 5-8 歳 9-18 歳 7. Target Backup Toolの使い方
Phonak Targetスタンドアローン版には顧客データのバックアップと復元を簡単に行うことができるBackup Toolとい
うソフトが付属しています。Windows7 の場合、スタートボタン から「すべてのプログラム」→「 Phonak 」→
「Tools」→ でアクセスできます。
顧客データのバックアップ
Target Backup Toolを起動し、 をクリックします。
保 存 先 フォル ダ を
指定します。
顧客データの復元
【 Restore
database 】をクリックして画面を切り替え、 をクリックします。
保 存 先 フォル ダ を
フォル ダ 内 に 複 数
指定します。
のバックアップが存
在 す る 場 合 は 、読
み 込 むファイ ル 名
を選択します。
顧客データの自動バックアップ
【 Automated
backup 】をクリックして画面を切り替えます。
【 Schedule
automated
backup 】に
保 存 先 フォル ダ を
指定します。
チェックを入れます
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8. オージオグラムダイレクト
Spiceシリーズ補聴器を用いてユーザーの聴力を測定し、補聴器のフィッティングを行う機能です。これにより、フィッ
ティングをすばやく正確に進めることが可能です。オージオメーターを必要とせず、訪問先などでの使用にも適してい
ます。また実際に装用する補聴器を使用することで、予測による外耳道内の残存容積との誤差を極力小さくすること
ができます。
オージオグラムダイレクトを開始する
❶ 測定に使用する補聴器を接続します。
フィッティング
❷ タブの「オージオグラムダイレクト」をクリックします。
❸ 【オージオグラムダイレクトを開始】をクリックすると
確 認 画 面 が 出 ま す の で をクリックしま す 。
次に測定に使用する耳せん、またはベント径を選択し
をクリックします。
※ 設定を正しく行わないと正確な結果が得られませんのでご注意
ください。
❹ 測定を開始します。
❺ オージオグラムダイレクトの測定が終了したら「保存
して終了」をクリックします。
「オージオグラムダイレクトを使用して補聴器の設定
を再計算する」を有効にした場合、自動的に補聴器が
再計算されます。
26
オージオグラムダイレクトの操作に使用するのは、キーボードのスペースキーと上下矢印キーです。
スペースキー
スペースキーを押している間、補聴器から連続音の純音が提示されます。
(「検査音提示」のボタンが点灯します。)
エンターキー
カーソルキー
測定した値は、エンターキーを押し確定します。
スペースキーを押し続けながら、↑↓のカーソルキーで音圧レベルを変
更します。下 矢 印キーを押すと音 圧が大きくなります。被 検 者(ユー
ザー)が反応したところでスペースキーを放します。
測定する周波数を手動で変えるには←→のカーソルキーを使用しま
す。右矢印キーで高く、左矢印キーで低くなります。
測定画面の説明
❶ 気導聴力測定に切り替えます
❷ 不快閾値測定に切り替えます
❸ 測定周波数を追加します
❹ 測定を中断し補聴器のマイクロホンをオンにします
❺ 検査音を提示します
(キーボードのスペースキーと同じです)
❻ 測定結果を確定します
(キーボードのエンターキーと同じです)
❼ チェックすることで、100dB HL以上の測定を可能に
します(強大音が出るため十分注意してください)
※ 日本語 IME がオンの状態では、キーボードでの操作が正しく行えない場合がございます。日本語 IME のオン/オフを切り替えるにはキーボードの「 Alt 」キーを押
しながら「半角/全角」キーを押してください。
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9. 補聴器フィッティングの転送
iPFGでは、異なる形状やシリーズの補聴器であってもフィッティングデータの転送が可能でした。Phonak Targetに
おいてもこの機能は継承され、さらにiPFGからPhonak Targetへの転送も可能になりました。下記にその手順を説明
します。この手順はスタンドアローン版・NOAH版共通です。
❶ 転送元データの書き出し
異なるPC 間での転送や、スタンドアローン版の iPFG からPhonak
Target への転送の際は、予め転送用データをファイルに書きだして
おく必要がございます。それ以外の場合、
この作業は必要ありません。
iPFGからの場合
Targetからの場合
iPFGを起動し、転送元となる顧客のフィッティングデータ
Target を起動し、転送元となる顧客のフィッティングセッ
を開きます。
ションを開きます。
メニューバーの【フィッティング】の中にある【ファイルへ設定
メニュー バ ー の【フィッティング 】→【フィッティング 設 定 を
を保存中…】をクリックしてください。
転送】→【設定をエクスポート】をクリックしてください。
をクリックし、転送ファイルを保存するフォルダを指
定します。必要に応じてファイル名を変更し、
【 保存】をクリック
します。
転送ファイルを保存するフォルダを指定します。必要に応じて
ファイル名を変更し、
【 保存】をクリックします。
をクリックすると保存作業を完了します。
終了したら次の手順に進みます。
28
❷ 転送先補聴器の接続
Phonak Targetを起動し、新規顧客作成(または顧客の新しいセッションを開始)します。
転送先補聴器を接続します。
❸ 設定の転送を行う
メニューバーの【フィッティング】→【フィッティング設定を
転送】→【設定をインポート】をクリックしてください。
をクリックします。
ファイルから転送する場合は、 をクリックし、転
送元ファイルを指定します。それ以外の場合は、セッショ
ンリストからインポートが選択された状態で をク
リックします。
セッションリストからインポートを選んだ場合は、
リスト
から、転送元のフィッティングデータを選択し を
クリックします。
転送元の器種名などが表示されますので、確認し
をクリックしてください。
転送が開始されます。
設定の転送が完了し、転送結果が表示されます。
をクリックします
なお、転送されるのは利得調整とプログラム構成のみでその他の項目は初期設定に戻ります。
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10. その他
検査用設定
Phonak Targetには補聴器の装用状態での周波数特性測定を行うための検査用設定をご用意しています。
この機能は、
「フィッティング」タブ内の微調整画面にある、利得とMPOからアクセスできます。
測定条件に合わせてカプラの種類とサウンドリカバーのオン・オフを選択してください。
※検査用設定のままケーブルを補聴器から抜かないでください。
メディア プレーヤー
Phonak Targetにはデモンストレーションや環境の疑似体験ができる数種類の音声ファイルが収録されています。この
機能はトップ画面からアクセスできます。
メディア プレーヤの操作方法
メディアを選 択し、 で
再生・停止します。
★をクリックすると
「 お 気に入り」に登
録できます。
「難聴シミュレータを有効に
する」をチェックすることで、
音声ファイルを使用した、難
聴 の 聞こえの 疑 似 体 験をす
ることができます。
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製品ツール
補聴器の性能測定や補聴器およびデジタルワ
イヤレスアクセサリーのファームウェア(内部ソ
フトウェア)を更新したり、初期化したりすること
ができます。この機能はトップ画面からアクセス
できます。
テスト設定
補聴器の性能を確認するための周波数特性測定用に設定する機能です。設定する手順は以下の通りです。
テスト設定の種類は、器種によって異なります。
テスト設定の種類
最大出力音圧 / マイクロホン / ダンパー入りフック
最大出力音圧 / マイクロホン /スリムチューブ
最大出力音圧 / Tコイル / ダンパー入りフック
最大出力音圧 / Tコイル / スリムチューブ
規準周波数利得 / マイクロホン / ダンパー入りフック
規準周波数利得 / マイクロホン /スリムチューブ
規準周波数利得 / オーディオ / FM入力 / ダンパー入りフック
規準周波数利得 / オーディオ / FM入力 / スリムチューブ
規準周波数利得 / Tコイル / ダンパー入りフック
規準周波数利得 / Tコイル / スリムチューブ
規準周波数利得 / Tコイル / プラスマイク / ダンパー入りフック
規準周波数利得 / Tコイル / プラスマイク / スリムチューブ
IEC規準による規準周波数特性 / マイクロホン / ダンパー入りフック
IEC規準による規準周波数特性 / マイクロホン /スリムチューブ
IEC規準による規準周波数特性 / Tコイル / ダンパー入りフック
IEC規準による規準周波数特性 / Tコイル / スリムチューブ
※ 一般的な周波数特性の測定は、
『 最大出力音圧
お選びください
1 準備
注意点を
確認します
2 選択
3 転送
フィッティング
テスト設定を
機器を選択し、
選択します
4 テスト設定
/ マイクロホン / ダンパー入りフック』を
5 復元
6 終了
測定状態に
ユーザー設定
テスト設定を
設定されました
に戻します
完了します
テストする補聴器を
ケーブルを取り外し
選択します
テストを行ないます
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補聴器・アクセサリーのアップグレードと修復
補聴器およびアクセサリーのファームウェアが最新版でない場合、正常に補聴器・アクセサリーと通信できないことがあります。この場合、
ファームウェアを最新バージョンに更新することで使えるようになります。
また、補聴器やアクセサリーが通信できなくなった場合は、修復を行うことで設定が初期化され、使えるようになる可能性があります。
新しい 機 能 が 使 用
補聴器のアップグレード/
できるようにアップ
修復を行います
グレードを行います
アクセサリーのアップグレー
ド/修復を行います
補 聴 器・ア ク セ サ
リーを初期化します
アイキューブのアップグレー
ド/修復を行います
注意事項をしっかり確認して、
【 続行】をクリック
します。
アップグレード / 修復する補聴器、アクセサリー
を選択し、
【 続行】をクリックします。
【続行】をクリックすると、アップグレード
が開始されます。
アップグレード
ります。
/ 修復には、数分かかることがあ
【終了】をクリックすると、アップグレード
が完了です。
32
/ 修復
/ 修復
11. フィッティングケーブル
BTE / CRT 耳かけ型
電池ホルダーまたはソケットカバーを開き、差込プラグとソケットにある赤い●印をあわせて差し込みます。
※ BTE
/ CRTケーブルに左右の区別はありません。
CS44A ケーブル(フォナック補聴器専用ケーブル)
フォナック アンブラ
オーデオ
ナイーダ
S YES
S
フォナック ソラナ
フォナック カッシーア
オーデオ
S SMART
オーデオ
S MINI
フォナック クロス 耳かけ型
CIC / ITC / ITE 耳あな型
ケーブルを差し込む前に、電池ホルダーを取り外します。青いケーブルは左耳補聴器用、赤いケーブルは右耳補聴器用です。
※電池ホルダーを取付ける際、左右を間違わずに取付けてください。左右を見分けるには、電池ホルダーに色付けされた
“+”
マークでご確認ください。
PR48(13)電池用ケーブル
フォナック アンブラ
フォナック ソラナ
13
フォナック アンブラ
フォナック ソラナ
13
フォナック カッシーア
PR41(312)電池用ケーブル
13
312
フォナック アンブラ
フォナック ソラナ
312
フォナック カッシーア
PR536(10)電池用ケーブル
312
10
10
フォナック カッシーア
10
フォナック クロス 耳あな型
33
「聞こえ」に悩むすべての人の声に耳を傾け、
よりよい知識、アイデア、
そして聴覚ケアをお届けする。
フォナックは、人々がそれぞれの人生において、
豊かな音を聞き取り、理解し、経験できるよう、
これからも独創的な発想で
テクノロジーの限界に挑みつづけます。
自由な交流と自信に満ちたコミュニケーション。
豊かな人生のために、さあ Life is on!
フォナック・ジャパン株式会社
〒141-0031 東京都品川区西五反田
5-2-4 レキシントン・プラザ西五反田 TEL : 0120-04-4079(フォナック・フリーコール) FAX : 0120-23-4080
www.phonak.jp
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