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タイヤ騒音規制検討会中間とりまとめの概要 1.経緯・概要 中央環境

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タイヤ騒音規制検討会中間とりまとめの概要 1.経緯・概要 中央環境
別紙
タイヤ騒音規制検討会中間とりまとめの概要
1.経緯・概要
○中央環境審議会「今後の自動車単体騒音低減対策のあり方について(第二次答申)
」
(平成 24 年 4 月 19 日。以下「第二次答申」という。
)においては、四輪車を対象
として、国連欧州経済委員会(UN/ECE)で策定された国際基準である UN/ECE
Regulation No.117 02 Series(以下「R117-02」という。
)のタイヤ騒音規制を国
内導入することを提言。
○この R117-02 について、新車※1に対する規制適用時期を別表のとおりとし、使用過
程車等※2に対する規制適用時期等の検討課題(第4項参照)については、今後の本
検討会で引き続き検討。
※1 自動車メーカー等が製造・販売等を行う型式指定車等の新車(道路運送車両の保安基準の細目
を定める告示(細目告示)第一節が適用される車両)
※2 並行輸入車等(細目告示第二節が適用される車両)及び使用過程車(細目告示第三節が適用さ
れる車両)
2.タイヤ騒音規制の適用時期の検討にあたっての視点
○タイヤに着目した新たな規制となることから、導入に際して、自動車ユーザー、販
売関係者、自動車メーカー、タイヤメーカー、整備事業者、検査関係者等、関係者
の混乱が生じないよう考慮。
○タイヤは、騒音のみならず、燃費性能、安全性能等の各性能のバランスを考慮した
設計が必要であることから、これらも考慮し、転がり抵抗及びウェットグリップに
係る性能も含めた R117-02 に規定される三つの技術的要件を同時に導入すること
を前提としつつ、適用時期を検討。
○第二次答申を踏まえると、新車だけでなく、交換用の市販用タイヤを装着する使用
過程車等への規制が必要であり、可能な限り多くのタイヤが早期に規制に適合する
ことが望ましいが、使用過程車等も規制する場合は、自動車ユーザー等により規制
に適合するタイヤへの代替が必要となるため、規制の周知徹底が不可欠。
3.新車に対する R117-02 の適用時期
○自動車の種別毎に、全ての規制対象車両に R117-02 に適合するタイヤをタイヤメー
カーが供給可能となる時期以降とすることが適当。
○種別毎の規制適用時期は、別表のとおりとすることが適当。ただし、スタッドレス
タイヤについては、R117-02 に対応するためには技術的課題が異なることが判明し
たため、今後の本検討会で引き続き検討。
4.今後の主な検討課題
(1)使用過程車等に対する規制適用時期の検討
○タイヤメーカーにおけるスタッドレスタイヤの技術開発の進捗状況等を見極めた上
で、スタッドレスタイヤを装着する車両に係る規制適用時期を検討。タイヤメーカ
ーは、平成 28 年度にスタッドレスタイヤの技術開発の進捗状況を検討会に報告。
○使用過程車等に対する規制適用時期については、自動車ユーザーのタイヤの使用期
間についての実態調査、市場でのタイヤの代替の進捗見通しの把握等を行い、自動
車ユーザー、販売関係者、自動車整備事業者、自動車検査関係者等への規制の周知
方法を検討した上で、スタッドレスタイヤを装着する車両等の扱いと併せて、平成
28 年度以降に検討。
(2)R117-02 適合タイヤへの代替促進等
○規制適用以前の段階においても、できる限り多くの車両が早期に R117-02 に適合す
るタイヤを装着することが望まれることから、R117-02 適合タイヤの市場への早期
導入や代替を促す方策を今後検討。
(3)更生タイヤの取扱い
○第二次答申を踏まえつつ、引き続き検討。
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