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公的年金制度の企画立案と事業実施の関係について(参考資料)

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公的年金制度の企画立案と事業実施の関係について(参考資料)
第15回社会保障審議会年金部会
平 成 2 1 年 5 月 2 6 日
参考資料 7-2
公的年金制度の企画立案と事業実施の関係について(参考資料)
【事業所への厚生年金保険の適用】
○
「政府管掌健康保険及び厚生年金保険の未適用事業所に対する重点的な加入指導等の実施要領につ
いて」
(平成19年庁保険発第 0410001 号)
(社会保険庁運営部医療保険課長通知)
・・・・・・・・P1
【厚生年金保険における報酬の範囲】
○ 「健康保険法及び厚生年金保険法における標準報酬の定時決定及び随時改訂の取扱いについて」
(昭
和37年保険発第71号)(健康保険・厚生年金保険課長連名通知)・・・・・・・・・・・・・・P5
【パート労働者への厚生年金の適用】
○
内かん(昭和55年6月6日 保険局保険課長、社会保険庁健康保険課長、社会保険庁厚生年金保
険課長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P7
【国民年金の職権適用】
○
「国民年金手帳の作成交付について」(昭和38年庁保険発第17号)(社会保険庁年金保険部国民
年金課長通知)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P8
○
「平成7年度における国民年金の事業運営について」(平成7年庁文発第1966号)(社会保険庁
運営部企画・年金管理・年金指導課長連名通知)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P9
○ 「国民年金第2号又は第3号被保険者から第1号被保険者に移行した者に対する適用促進について」
(平成17年庁保険発第 0420001 号)
(社会保険庁運営部年金保険課長通知)
・・・・・・・・・・P14
○政府管掌健康保険及び厚生年金保険の未適用事業所に対する重点的な加入指導等の実
施要領について〔厚生年金保険法〕
(平 成 19 年 4 月 10 日 )
(庁 保 険 発 第 0410001 号 )
(地 方 社 会 保 険 事 務 局 長 あ て 社 会 保 険 庁 運 営 部 医 療 保 険 課 長 通 知 )
(公 印 省 略 )
標 記 に つ い て 、重 点 的 な 加 入 指 導 及 び 職 権 適 用 の 取 組 の 徹 底 を 図 り 、厳 正 に 適 用 の 適 正
化 を 推 進 す る た め 、別 添 の と お り 実 施 要 領 を 策 定 し た の で 、今 後 は 当 該 要 領 に よ り 円 滑 か
つ的確な業務処理を実施されたい。
[別 添 ]
重点的な加入指導等の実施要領について
1
目的
重 点 的 な 加 入 指 導 等 の 対 象 と な っ て い る 事 業 所 が 、依 然 と し て 適 用 に 至 っ て い な い 状 況
も見受けられ、重点的加入指導の取組及び職権適用の取組の徹底が重要であることから、
厳正な加入指導等の取組を積極的に実施し未適用事業所の解消を図ることを目的として、
実施要領を定めるものである。
2
重点的加入指導
(1)
加入指導の基本的な考え方
①
事 業 主 と 加 入 手 続 き の 約 束 等 が な く 、継 続 的 な 加 入 指 導 を 行 わ な か っ た 場 合 、加 入 を
検 討 し よ う と す る 事 業 主 の 意 欲 も 失 わ れ て し ま う こ と が 多 い 。こ の た め 、事 業 主 に 一 定
期間で集中的に加入の検討を行わせることが重要であり、月 1 回、3 ヶ月間で 3 回程度
の戸別訪問による継続的な加入指導を効果的に実施することを基本とすること。
②
従 っ て 、加 入 指 導 を 実 施 し て も 加 入 手 続 き に 応 じ な い 事 業 主 は 、そ の 責 任 を 果 た し て
い な い も の と し て 厳 正 に 職 権 適 用 (立 入 検 査 )を 実 施 し 、適 用 の 適 正 化 を 図 る 必 要 が あ る 。
③
た だ し 、合 理 的 な 理 由 に よ り 3 ヶ 月 以 内 の 短 い 期 間 で 加 入 手 続 き を 約 束 し て い る 事 業
主 に つ い て は 、こ の 限 り で は な い が 、約 束 不 履 行 時 に は 、速 や か に 職 権 適 用 を 前 提 と し
た 立 入 検 査 に よ り 、遡 及 適 用 を 行 う こ と を 通 告 す る と と も に そ の 際 は 確 実 に 実 行 す る こ
とが重要である。
(2)
実施内容
①
重点的な加入指導の対象
ア
従 業 員 数 10 人 以 上 の 事 業 所 で あ っ て 、 呼 出 に よ る 加 入 指 導 に お い て 、 そ の 事 業 主
が加入手続きを行わないもの
イ
従 業 員 数 10 人 以 上 の 事 業 所 で あ っ て 、 そ の 事 業 主 が 呼 出 に 応 じ な い も の
ウ
関係機関等からの情報提供や被保険者となるべき者から資格の確認請求が行われ
た場合の対象事業所
(注 )
重 点 的 な 加 入 指 導 の 対 象 と な っ た 以 後 、対 象 人 数 が 基 準 以 下 と な っ た 場 合 で あ っ て
も、適用の適正化の観点から重点的な加入指導の対象から除外しないこと。
②
対象事業所訪問日の調整
1
ア
こ れ ま で の 加 入 指 導 の 経 過 等 を 踏 ま え て 、毎 月 1 回 定 期 的 に 対 象 事 業 所 の 加 入 指 導
を行うため、対象事業所の戸別訪問日を決定すること。
イ
対 象 事 業 所 の 日 程 の 決 定 に あ た っ て は 、関 係 機 関 等 か ら 情 報 提 供 が あ っ た も の や 未
適 用 事 業 所 に 使 用 さ れ る 者 か ら 資 格 の 確 認 請 求 が 行 わ れ た 場 合 は 、優 先 的 に 行 う も の
とすること。
③
加入指導の実施方法
ア
加 入 指 導 は 、戸 別 訪 問 を 基 本 と し 、事 業 主 へ 接 触 が 図 ら れ る よ う 、予 め 電 話 連 絡 等
を行うなど、効率的な加入指導の実施に努めること。
イ
加入指導は、1 回目の戸別訪問を実施した月から起算し、原則として 3 ヶ月間で適
用に至るよう効果的な加入指導の実施に努めること。
ウ
戸 別 訪 問 に お い て 、事 業 主 又 は 役 員 と 接 触 で き な か っ た 場 合 、別 紙 1 の 事 業 主 に 対
する指導文書を封かんの上、郵便受け等に投函し、指導実績として記録すること。
エ
3 回目の戸別訪問による加入指導は、最終的な加入指導として立入検査の予告を行
うものとすること。
オ
特 別 な 事 情 も な く 、事 業 主 又 は 役 員 と の 接 触 が 一 度 も 出 来 な い 場 合 な ど 、加 入 指 導
を引き続き実施していくことが困難な場合についても、3 回目に別紙 2 の文書による
立入検査予告を行い、3 回の戸別訪問の実績により原則として立入検査を実施する取
扱いとすること。
3
職権適用
(1)
職権適用の基本的な考え方
①
事 業 主 に 様 々 な 届 出 義 務 を 課 し て い る 社 会 保 険 制 度 に お い て 、事 業 を 円 滑 に 運 営 す る
た め に は 、事 業 主 の 理 解 及 び 協 力 を 得 る こ と は 不 可 欠 で あ り 、立 入 検 査 に お い て も 自 主
的な届出を促していくことが必要である。
②
し か し な が ら 、社 会 保 険 制 度 に 対 す る 理 解 が な く 事 業 主 責 任 を 果 た さ な い 事 業 主 に つ
い て は 、強 制 保 険 と し て の 役 割 を 維 持 し 、公 平 性 と 信 頼 性 を 確 保 す る 観 点 か ら 、最 終 的
には職権適用を行うものである。
(2)
立入検査の通知等
①
立 入 検 査 の 日 時 を 決 定 し 、別 紙 3 に よ り 事 業 主 に 立 ち 会 い を 求 め る 旨 と 検 査 時 に は 賃
金台帳等の諸帳簿並びに従業員及び被扶養配偶者の年金手帳の提示を求める旨を事業
主あて通知すること。
②
事 前 準 備 と し て 、立 入 検 査 日 ま で に 事 業 所 名 称 、事 業 所 所 在 地 、事 業 の 種 類 、代 表 者
氏名等を商業登記簿等により確認し、新規適用届を起票すること。
(3)
立入検査の実施
①
実施方法
ア
被 保 険 者 と な る べ き 者 や そ の 報 酬 等 を 確 認 す る た め 、事 業 所 に 立 ち 入 り 、事 業 主 に
立ち会いを求めるとともに、関係諸帳簿等の提示及びコピーを指示し、聞き取りを行
いながら、届書の作成を行うこと。
イ
立 入 検 査 に あ た っ て は 、複 数 人 で の 検 査 体 制 を 整 え 、統 率・指 揮 す る 者 を 明 確 に す
るとともに、検査証を携帯し、事業主等から請求があった場合は提示すること。
ウ
立 入 検 査 時 の 状 況 (検 査 の 拒 否 を 含 む 。 )は 、 で き る 限 り 詳 細 に 記 録 す る こ と 。
2
②
検査の進行
ア
調査に先立ち立入検査の告知
事業主に対して、立入検査の実施を宣言し、正当な理由なく検査を拒む場合は、罰
則の適用があることを告知すること。
イ
帳簿等の提示の指示
事業主に対して、予め指示した労働者名簿、賃金台帳、出勤簿、源泉徴収簿、給与
所 得 者 の 扶 養 控 除 等 (異 動 )申 告 書 (控 )等 の 提 示 を 求 め る こ と 。
ウ
帳簿等の確認、事業主からの聞き取り
帳簿等の内容を確認するとともに事業主からの聞き取りを行い、被保険者となるべ
き者やその報酬等を確認し、届書の起票を行うこと。
エ
新規適用届、資格取得届の起票
(ア )
事前に起票した新規適用届の補足、修正等を行うこと。
事業所の電話番号、代表者の住所、担当者氏名、現物給与の有無、昇給月、賞与
支払予定月等を確認すること。
なお、昇給月及び賞与支払予定月については、賃金台帳で確認すること。
(イ )
・
資格取得届を起票すること。
労働者名簿、出勤簿より被保険者となる者の氏名、生年月日、住所を確認す
ること。
なお、報酬月額は賃金台帳で確認すること。
・
年金手帳の提示を求め、基礎年金番号が確認出来なかった場合は、過去の加
入 歴 (職 歴 )等 の 確 認 を 行 う こ と 。
・
被扶養者の有無を聞き取りし、被扶養者を有する者がいる場合は、事業主に
被保険者に被扶養者届を記載させ提出するよう指導すること。
・
被保険者の取得資格取得年月日は、労働者名簿、賃金台帳、就業規則、源泉
所得税領収証書等の関係書類に基づき、事実確認が出来た日をもって適用する
ものとすること。
オ
事業主に資格取得届の確認を指示
事業主に対して、資格取得届等の記載内容の確認及び事業主印の押印を求めるもの
であるが、事業主が拒む場合は、この限りではない。
(4)
①
届書等の内部処理
立 入 検 査 時 に 作 成 し た 届 書 を 持 ち 帰 り 、す み や か に 事 務 処 理 を 行 い 、被 保 険 者 証 、年
金手帳、確認通知書等の作成を行うこと。
②
立 入 検 査 時 に 被 保 険 者 の 基 礎 年 金 番 号 の 確 認 が で き な か っ た 場 合 に つ い て は 、疑 重 複
調査の要領に従い処理を行うこと。
③
職 権 で 作 成 し た 届 書 に つ い て は 、そ の 内 容 を 明 ら か に す る た め 、3(3)① ウ を 添 付 す る
こと。
(5)
①
留意事項
事業主不在時の対応
事 業 主 の 不 在 等 に よ り 立 入 調 査 が で き な か っ た 場 合 は 、告 発 を 想 定 し 事 蹟 を 記 録 す る
こと。
3
②
立入検査等を拒否又は忌避等された場合
ア
職 権 適 用 は 、事 業 主 が 立 入 検 査 及 び 帳 簿 の 提 出 命 令 等 に 応 じ る こ と を 前 提 と す る も
のであり、原則として 2 度立入検査等を拒否又は忌避等されたことにより、最終的に
関係諸帳簿等の確認が行えず、職権による適用ができなかった場合については、健康
保 険 法 第 208 条 第 5 号 、 厚 生 年 金 保 険 法 第 102 条 第 1 項 第 5 号 の 規 定 に よ る 罰 則 を 適
用するため司法警察員に告発を行うものとすること。
イ
告 発 に つ い て は 、適 用 促 進 が 目 的 で あ る こ と 等 に 鑑 み 、立 入 検 査 等 に 協 力 す る よ う
事業主を説得した結果をもって最終的に立入検査等が困難であると判断した場合に
告発することが適当であり、告発する場合にあっては、当課適用・徴収対策室へ協議
すること。
③
立入検査の過程で加入意志を示した場合の対応
立 入 検 査 は 関 係 帳 簿 を 確 認 し 、被 保 険 者 資 格 の 事 実 確 認 を 行 う こ と を 目 的 と す る も の
で あ り 、立 入 検 査 の 過 程 に お い て 、事 業 主 か ら 自 主 的 に 新 規 適 用 届 の 提 出 が あ っ て も 関
係帳簿で確認を行うものとすること。
4
被保険者証等の交付
(1)
新規適用後の事業所への対応
①
事 業 所 へ 臨 場 し 、事 業 主 に 対 し 、被 保 険 者 証 、年 金 手 帳 、確 認 通 知 書 を 手 渡 す 。こ の
際 、被 保 険 者 に 対 し 被 保 険 者 証 を 確 実 に 交 付 す る よ う 申 し 添 え る と と も に 、決 定 さ れ た
標準報酬月額を被保険者に通知する義務がある旨を伝えること。
②
被 保 険 者 ご と の 保 険 料 額 、 源 泉 徴 収 時 期 、 納 付 方 法 (納 入 告 知 日 、 納 付 期 限 、 口 座 振
替 の 勧 奨 等 )に 係 る 説 明 を 行 う ほ か 、 新 規 適 用 事 業 所 説 明 会 の 資 料 等 を 活 用 し 、 事 業 主
が行う事務、届出等について説明すること。
③
保 険 料 納 入 告 知 書 は 郵 送 を 行 い 、保 険 料 の 納 付 が 行 わ れ な い 場 合 は 、直 ち に 納 付 督 励
を行うこと。
④
事 業 主 が 被 保 険 者 証 等 の 受 取 り 拒 否 に よ り 手 渡 す こ と が で き な い 場 合 は 、日 を 改 め て
訪 問 を 行 い 、事 業 主 に 制 度 説 明 の 周 知 等 を 図 る と と も に 被 保 険 者 証 を 従 業 員 に 配 布 す る
義 務 の 周 知 を 図 る こ と 。最 終 的 に 受 取 り に 応 じ な い 場 合 に つ い て は 、当 課 適 用 ・ 徴 収 対
策室へ協議すること。
(2)
事業所調査の実施
適 用 後 1 年 以 内 を 目 途 に 事 業 所 調 査 を 行 う こ と と し 、被 保 険 者 の 異 動 (取 得 、喪 失 )の 有
無 、被 扶 養 者 の 異 動 の 有 無 、昇 給 等 の 有 無 、賞 与 の 支 払 い の 有 無 、現 金 給 付 の 該 当 者 の 有
無等を重点的に確認すること。
5
その他
職 権 適 用 を 実 施 し た 場 合 は 、す み や か に 立 入 検 査 時 の 状 況 等 の 写 し に 事 業 所 記 録 照 会 回
答 票 (基 本 記 録 )を 添 付 し 、 当 課 適 用 ・ 徴 収 対 策 室 へ 送 付 す る こ と 。
4
○健康保険法及び厚生年金保険法における標準報酬の定時決定及び随時改定の取扱いに
ついて
(昭 和 三 七 年 六 月 二 八 日 )
(保 険 発 第 七 一 号 )
(各 都 道 府 県 民 生 部 (局 )保 険 課 (部 )長 あ て 厚 生 省 健 康 保 険 ・ 厚 生 年 金 保 険 課 長 連 名 通 知 )
健康保険法及び厚生年金保険法における標準報酬の定時決定に際し保険者において算
定 す る 場 合 の 取 扱 い 及 び 標 準 報 酬 の 随 時 改 定 の 取 扱 い に つ い て は 、昭 和 三 十 六 年 一 月 二 十
六 日 保 発 第 四 号 厚 生 省 保 険 局 長 通 達 (以 下 単 に「 局 長 通 達 」と い う 。)並 び に 昭 和 三 十 六 年
一 月 二 十 六 日 保 険 発 第 七 号 厚 生 省 保 険 局 健 康 保 険 課 長 及 び 厚 生 年 金 保 険 課 長 通 達 (以 下 単
に 「 課 長 通 達 」 と い う 。 )の 示 す 基 準 に よ り 取 り 扱 わ れ て き た と こ ろ で あ る が 、 こ れ ら の
通 達 の 運 用 に 関 し て こ れ ま で 疑 義 照 会 の あ つ た 事 項 に つ い て は 、次 に 示 す と こ ろ に よ り 取
り 扱 う こ と と す る の で 、近 く 昭 和 三 十 七 年 度 に お け る 標 準 報 酬 の 定 時 決 定 の 事 務 を ひ か え 、
遺憾のないようお取り扱い願いたい。
お つ て 、貴 管 下 健 康 保 険 組 合 に 対 し て は 、貴 職 か ら こ の 旨 御 示 達 の う え よ ろ し く 御 指 導
願いたい。
1
定時決定の保険者算定について
(疑 義 一 )
五 、六 、七 月 の い ず れ か の 月 に お い て 低 額 の 休 職 給 を 受 け た 場 合 、局 長 通 達
1 の (2)に よ り 定 時 決 定 の 保 険 者 算 定 を 行 な う も の と さ れ て い る が 、 「 低 額 の 休 職 給 」 と
は ど の 程 度 の 休 職 給 を さ す も の か 、例 え ば 休 職 期 間 中 基 本 給 は 全 額 支 給 さ れ る が 、諸 手 当
が支給されないような休職給は、低額の休職給に該当するか。
(回 答 )
局 長 通 達 に い う「 低 額 の 休 職 給 」と は 、休 職 し な か つ た 場 合 に 被 保 険 者 が 通 常
受けうべき報酬の額に比べて低額である報酬をさすものである。
な お 、休 職 給 と は 、通 常 受 け る 報 酬 と は 別 個 に 休 職 と い う 事 由 に 対 し て 設 定 さ れ た 給 与
と し て 支 給 さ れ る も の を さ し 、日 、時 間 、稼 高 等 稼 働 実 績 に 比 例 し て 報 酬 が 定 め ら れ て い
る 場 合 に お い て 、病 気 休 業 中 稼 働 が 減 じ た た め 給 与 が 減 じ た 場 合 に お け る そ の 給 与 は 、休
職給に該当しない。
(疑 義 二 )
課 長 通 達 1 の (2)に い う 「 十 月 以 降 に お い て 受 け る べ き 報 酬 月 額 」 と は 、 具
体的にはどのように算定すればよいか。
(回 答 )
十 月 以 降 に お い て 受 け る べ き 報 酬 月 額 は 、定 時 決 定 時 現 在 に お け る 可 能 な 範 囲
の 推 定 額 、 す な わ ち 、五 、六 、 七 月 の う ち 四 月 分 以 前 の 給 料 の 遅 配 分 、 遡 り 昇 給 の 差 額 分
も し く は 低 額 の 休 職 給 の 支 給 さ れ な か つ た 、又 は ス ト ラ イ キ に よ る 賃 金 カ ッ ト を 受 け な か
つ た 一 か 月 な い し 二 か 月 に 受 け た 報 酬 額 の 実 績 に よ り 推 定 す る も の で あ り 、通 常 の 場 合 は 、
当該一か月ないし二か月の実績を用いて算定することとなる。
(疑 義 三 )
五 、六 、七 月 の 三 か 月 間 に お い て 四 月 分 以 前 の 給 料 の 遅 配 分 を 受 け た と き は 、
局 長 通 達 の 1 の (1)に よ り 定 時 決 定 の 保 険 者 算 定 が 行 な わ れ る が 、 五 、 六 、 七 月 の 全 部 ま
たはいずれかの月の給与の一部の支払が遅配となり八月以降に支払われることとなつた
ような場合保険者算定にして差し支えないか。
(回 答 )
定時決定に際し保険者において算定する場合として取り扱つて差し支えない。
5
な お 、 こ の 場 合 、 保 険 者 に お い て 算 定 す る 報 酬 月 額 は 課 長 通 達 1 の (2)の 「 そ の 他 の 場
合」の取扱いと同様とすること。
(疑 義 四 )
五 、六 、七 月 の 三 か 月 間 の う ち に 三 か 月 定 期 券 の 支 給 が あ つ た 場 合 は 、当 該
月の報酬支払基礎日数が二〇日未満であるとき等事例によつては保険者において算定す
る場合として取り扱つて差し支えないか。
(回 答 )
健康保険法第三条第二項及び厚生年金保険法第二十一条第一項の規定により
算 定 し た 額 が 御 例 示 の よ う に 著 し く 不 当 と 認 め ら れ る よ う な 場 合 に は 、保 険 者 に お い て 算
定 す る 取 扱 い と し て 差 し 支 え な い 。な お 、保 険 者 に お い て 算 定 す る こ と と し た 場 合 に お け
る報酬月額は、十月以降において受けるべき報酬月額とすること。
(疑 義 五 )
五 、 六 、 七 月 の 三 か 月 の う ち に お い て 、 賞 与 (年 四 回 以 上 支 給 さ れ 、 昭 和 三
十六年一月二十六日保発第五号厚生省保険局長通達により報酬の範囲に含まれるものと
す る 。 )の 支 給 が あ つ た 場 合 、 事 例 に よ つ て は 定 時 決 定 に 際 し 保 険 者 に お い て 算 定 す る 場
合として差し支えないか。
(回 答 )
疑義四の場合に準じて取り扱われたいこと。
(疑 義 六 )
年 間 を 通 じ 四 回 以 上 支 給 さ れ な い 通 勤 費 (六 か 月 ご と に 支 給 さ れ る 定 期 券
等 )も 報 酬 に 含 ま れ る も の と 解 し て 差 し 支 え な い か 。も し 、報 酬 に 含 ま れ る も の と す れ ば 、
五 、六 、七 月 の う ち の 三 か 月 間 に お い て こ れ が 支 給 さ れ た 場 合 に お け る 定 時 決 定 の 取 扱 い
如何。
(回 答 )
通勤費についてその数か月分を一括して現金又は定期券等により支給するの
は 、単 に 支 払 上 の 便 宜 に よ る も の と み ら れ る か ら 、設 問 の 年 四 回 以 上 支 給 さ れ な い 通 勤 費
(六 か 月 ご と に 支 給 さ れ る 定 期 券 等 )は 、報 酬 の 範 囲 に 含 ま れ る も の と 解 さ れ る 。な お 、五 、
六 、七 月 の 三 か 月 間 の う ち に お い て 当 該 通 勤 費 が 支 給 さ れ た と き の 定 時 決 定 の 取 扱 い に つ
いては疑義四の場合と同様とする。
(疑 義 七 )
次 の 設 例 の 場 合 、定 時 決 定 に 際 し て は 、保 険 者 に お い て 算 定 す る 場 合 と し て
取 り 扱 い 十 月 以 降 に お い て 受 け る べ き 報 酬 月 額 (標 準 報 酬 等 級 第 一 八 級 月 額 三 万 円 )で 決
定して差し支えないか。
も し 保 険 者 算 定 を 行 な わ な い と す れ ば 、取 得 時 に お い て は 標 準 報 酬 等 級 第 一 八 級 で 決 定
さ れ 、 定 時 決 定 に お い て は 、 報 酬 月 額 二 万 五 〇 〇 〇 円 (六 、 七 月 の 二 か 月 の 報 酬 の 算 術 平
均 額 )、 標 準 報 酬 等 級 第 一 六 級 で 決 定 す る こ と に な る 。
(設 例 )
六月十一日資格取得
月給三万円
六月分給与
二 万 円 (二 〇 日 分 の 日 割 計 算 )
七月分給与
三万円
(回 答 )
設 例 の 場 合 、お 見 込 み の と お り 標 準 報 酬 等 級 第 十 八 級 三 万 円 で 決 定 し て 差 し 支
えない。
2
削除
6
拝啓
時下益の御清祥のこととお慶び申し上げます。
月の所定労働日数が当該事業所において同種の業
健康保険及び厚生年金保険の事業運営に当たって
務に従事する通常の就労者の所定労働時間及び所
は平素から格段のご尽力をいただき厚くお礼申し上
定労働日数のおおむね4分の3以上である就労者
げます。
については、原則として健康保険及び厚生年金保
険の被保険者として取り扱うべきものであること。
さて、短時間就労者(いわゆるパートタイマー)
にかかる健康保険及び厚生年金保険の被保険者資格
3
2に該当する者以外の者であっても1の趣旨に
の取扱いについては、各都道府県、社会保険事務所
従い、被保険者として取り扱うことが適当な場合
において、当該地方の実情等を勘案し、各個別に取
が あ る と 考 え ら れ る の で 、そ の 認 定 に 当 た っ て は 、
扱基準を定めるなどによりその運用が行われている
当該就労者の就労の形態等個々具体的事例に即し
ところです。
て判断すべきものであること。
もとより、健康保険及び厚生年金保険が適用され
るべきか否かは、健康保険法及び厚生年金保険法の
趣旨から当該就労者が当該事業所と常用的使用関係
なお、貴管下健康保険組合に対する周知方につき
ましても、併せて御配意願います。
以上、要用のみ御連絡申し上げます。
にあるかどうかにより判断すべきものですが、短時
敬
間就労者が当該事業所と常用的使用関係にあるかど
具
昭和55年6月6日
うかについては、今後の適用に当たり次の点に留意
厚生省保険局保険課長
川崎幸雄
すべきであると考えます。
社会保険庁医療保険部
健康保険課長
内藤
洌
社会保険庁年金保険部
厚生年金保険課長
片山
巌
1
常用的使用関係にあるか否かは、当該就労者の
労働日数、労働時間、就労形態、職務内容等を総
合的に勘案して認定すべきものであること。
2
都道府県民生主管部(局)保険課(部)長
その場合、1日又は1週の所定労働時間及び1
7
殿
○国民年金手帳の作成交付について
(昭 和 三 八 年 四 月 三 〇 日 )
(庁 保 険 発 第 一 七 号 )
(都道府県民生主管(部)局国民年金課(部)長あて社会保険庁年金保険部国民年課長通知)
国 民 年 金 手 帳 は 、 国 民 年 金 法 (以 下 「 法 」 と い う 。 )第 一 三 条 に 規 定 す る と こ ろ に よ つ て
被 保 険 者 に 交 付 す る こ と を 原 則 と す る が 、被 保 険 者 が 法 第 一 二 条 に 規 定 す る 資 格 取 得 の 届
出 を 怠 つ て い る た め 、法 第 一 三 条 の 規 定 に よ る 通 常 の 国 民 年 金 手 帳 の 作 成 交 付 が 行 な わ れ
て い な い 場 合 に お い て は 、当 該 被 保 険 者 に 対 し て 届 出 を 行 な う よ う 勧 奨 し 、か つ 、そ の 者
が 被 保 険 者 で あ る こ と が 公 簿 そ の 他 の 客 観 的 事 実 か ら も 明 ら か で あ る と き は 、被 保 険 者 の
資 格 取 得 の 届 出 が な い 場 合 に お い て も (し た が つ て ま た 市 町 村 長 か ら 都 道 府 県 知 事 に 届 出
を 受 理 し た 旨 の 報 告 が な い 場 合 に お い て も )、 都 道 府 県 知 事 は 、 そ の 被 保 険 者 に つ い て 国
民 年 金 手 帳 を 作 成 し 、市 町 村 長 を 経 由 し て 、こ れ を 被 保 険 者 に 交 付 す る こ と を 妨 げ る も の
で な い も の と し て 取 り 扱 つ て 差 し つ か え な い 。す な わ ち 、法 第 一 三 条 の 規 定 は 、市 町 村 長
から被保険者の資格取得届を受理した旨の報告があつた場合にのみ国民年金手帳を交付
で き る こ と を 積 極 的 に 規 定 し て い る も の で は な く 、市 町 村 長 か ら そ の 旨 の 報 告 が あ つ た 場
合 に お い て は 必 ず 国 民 年 金 手 帳 を 作 成 し 、市 町 村 長 を 経 由 し て 被 保 険 者 に 交 付 し な け れ ば
な ら な い こ と を 規 定 し て い る も の で あ り 、ま た 被 保 険 者 は 法 第 一 二 条 に 規 定 す る よ う に 資
格 取 得 届 の 提 出 の 義 務 を 課 せ ら れ て い る が 、同 時 に 保 険 料 を 納 付 す る 義 務 も 課 せ ら れ て い
る の で あ つ て 、法 が 保 険 料 の 納 付 方 法 と し て ス タ ン プ シ ス テ ム を 基 本 と し て い る 以 上 届 出
に 基 づ く 手 続 き が 欠 け た 場 合 で あ つ て も 、都 道 府 県 知 事 及 び 市 町 村 長 は 、そ の 者 が 被 保 険
者 で あ る こ と が 確 認 さ れ る 限 り 、届 出 義 務 の 履 行 の 勧 奨 と あ わ せ て 国 民 年 金 手 帳 を 作 成 し
交付する必要があるものである。
な お 、被 保 険 者 の 届 出 及 び 市 町 村 長 か ら そ の 旨 の 報 告 が 行 な わ れ な い 場 合 に お い て も 国
民 年 金 手 帳 を 作 成 し 交 付 し て 差 し つ か え な い と い う こ と は 、法 第 一 二 条 及 び 第 一 三 条 に 定
め る 原 則 的 手 続 き を 必 要 と し な い こ と を い う も の で は な く 、そ の 届 出 及 び 報 告 の 手 続 き が
欠 け た 場 合 に お い て も 、被 保 険 者 の 保 険 料 の 納 付 義 務 、年 金 給 付 の 受 給 の 権 利 が 存 す る こ
と に か ん が み 、極 め て 例 外 的 な 措 置 と し て 国 民 年 金 手 帳 を 作 成 交 付 す る こ と も や む を え な
い と い う 趣 旨 の も の で あ る か ら 、市 町 村 の 指 導 に あ た つ て は 、誤 り の な い よ う 特 に 留 意 さ
れたい。
8
○平成七年度における国民年金の事業運営について
(平 成 七 年 三 月 三 一 日 )
(庁 文 発 第 一 九 六 六 号 )
(各 都 道 府 県 民 生 主 管 部 (局 )国 民 年 金 主 管 課 (部 )長 あ て
社会保険庁運営部企画・年金管理・年金指導課長連名通知)
平 成 七 年 度 に お け る 国 民 年 金 事 業 の 重 点 実 施 事 項 に つ い て は 、本 日 付 庁 文 発 第 一 、九 六
三 号「 平 成 七 年 度 に お け る 医 療 保 険 及 び 年 金 保 険 の 事 業 運 営 に つ い て 」を も っ て 当 庁 運 営
部 長 か ら 都 道 府 県 民 生 主 管 部 (局 )長 あ て 通 知 さ れ た と こ ろ で あ る が 、事 業 の 実 施 に 当 た っ
ては、同通知によるほか、次の事項に留意の上積極的な推進を図られたい。
1
制度改正に伴う施行事務
国 民 年 金 法 の 改 正 等 の 施 行 事 務 に つ い て は 、平 成 七 年 三 月 二 十 九 日 庁 文 発 第 一 、九 三 五
号「 国 民 年 金 法 等 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 の 施 行 に 伴 う 実 施 事 務 の 取 扱 い に つ い て 」に よ り
通 知 し た と こ ろ で あ る が 、市 町 村 、年 金 受 給 権 者 及 び 被 保 険 者 に 対 し て 、第 三 号 被 保 険 者
特 例 届 出 制 度 、特 例 任 意 加 入 制 度 等 改 正 内 容 が 多 岐 に わ た る こ と か ら 、改 正 内 容 の 周 知 徹
底 を 図 る と と も に 、こ れ に 伴 い 手 続 き が 必 要 と な る 者 に 対 す る 勧 奨 等 を 実 施 す る な ど そ の
円滑な実施を図ること。
2
未加入者の解消
未 加 入 者 の 存 在 は 、未 加 入 者 本 人 の 年 金 権 の 問 題 に と ど ま ら ず 、事 業 運 営 の 健 全 性 を 損
い 国 民 年 金 制 度 に 対 す る 誤 解 を 招 き か ね な い こ と か ら 、こ れ を 完 全 に 解 消 す る こ と が 極 め
て 重 要 で あ る の で 、平 成 七 年 度 は 、未 加 入 者 の 解 消 を 最 優 先 の 課 題 と し て 取 り 組 み 、次 の
事項について特段の措置を講ずること。
(1 )
二〇歳到達者の取扱い
市 町 村 に お い て 把 握 し た 適 用 対 象 者 に つ い て 、早 期 の 文 書 勧 奨 に 努 め る と と も に 、加 入
勧 奨 に 応 じ な い 者 に つ い て は 、年 金 手 帳 送 付 に よ り 全 員 を 適 用 す る よ う 指 導 す る と と も に 、
二〇歳到達時の届出について重点的な広報宣伝活動を実施すること。
な お 、当 庁 に お い て も 、二 〇 歳 到 達 者 の 適 用 を 促 進 す る 観 点 か ら 広 報 活 動 を 積 極 的 に 行
うこととしている。
ま た 、こ れ ら 手 帳 送 達 者 に つ い て は 当 面 収 納 実 績 が 低 い と 考 え ら れ 、全 体 の 収 納 実 績 が
低 下 す る と 予 想 さ れ る が 、市 町 村 事 務 費 交 付 金 の 算 定 に あ た っ て は 、年 金 手 帳 送 付 に よ る
適 用 の 実 績 等 を 勘 案 し た 評 価 を 行 う こ と と し た の で 、市 町 村 に 対 し 積 極 的 な 実 施 を 指 導 す
る こ と 。ま た 、年 金 手 帳 送 付 に よ る 適 用 を 行 っ た 被 保 険 者 を 把 握 で き る よ う こ れ ら の 者 に
係る記録を区分して管理することとしているが、詳細については、別途通知する。
(2 )
適用もれ者の取扱い
現 に 適 用 も れ と な っ て い る 者 の う ち 国 民 健 康 保 険 に 加 入 し て い る も の に つ い て は 、平 成
七 年 度 か ら 平 成 九 年 度 ま で の 三 年 間 で 全 員 を 適 用 す る 計 画 を 策 定 す る こ と と し 、適 用 に 当
た っ て 文 書 等 に よ り 加 入 勧 奨 を 行 っ て も こ れ に 応 じ な い 者 に つ い て は 、年 金 手 帳 送 付 に よ
り適用するよう指導すること。
こ の 場 合 に お い て も 、 (1)と 同 様 に 市 町 村 事 務 費 交 付 金 を 算 定 す る も の で あ る こ と 。
(3 )
第三号被保険者にかかる種別変更届の徹底
9
種 別 変 更 の 届 出 も れ に つ い て は 、第 三 号 被 保 険 者 期 間 の み な ら ず 第 一 号 被 保 険 者 期 間 の
保 険 料 未 納 に も つ な が る こ と や 無 年 金 と な る こ と が 予 想 さ れ る た め 、今 回 の 法 律 改 正 に お
い て 平 成 七 年 四 月 か ら 平 成 九 年 三 月 の 間 に お い て 、特 例 届 出 を 認 め る こ と と し た と こ ろ で
あるが、特に次の措置を講ずること。
①
第二号被保険者が厚生年金保険の被保険者資格を喪失することにより被扶養配偶者
が第三号被保険者に該当しなくなった場合の種別変更等の届出の勧奨を従来から実施
し て お り 、平 成 七 年 度 に お い て は こ れ に 加 え 、第 二 号 被 保 険 者 の 被 扶 養 配 偶 者 と な っ た
ことにより第三号被保険者に該当することとなった場合の種別変更等の届出勧奨を実
施することとしているが、詳細については、別途通知する。
な お 、勧 奨 状 を 送 付 し て も 届 出 の な い 者 を 定 期 的 に 把 握 し 、市 町 村 と 連 携 を 図 り 再 度
個別の届出勧奨を行うなど未届者の確実な解消を図ること。
②
第 三 号 被 保 険 者 に か か る 届 出 の 必 要 性 に つ い て は 、こ れ ま で に も 各 種 媒 体 等 を 通 じ 周
知 広 報 を 実 施 し て き た と こ ろ で あ る が 、婦 人 会 等 の 地 域 組 織 の 活 用 や 、社 会 保 険 委 員 に
対 す る 協 力 依 頼 な ど 特 に 広 範 囲 に わ た る 周 知 方 法 に つ い て 工 夫 し 、重 点 的 な 広 報 宣 伝 活
動を実施すること。
な お 、当 庁 に あ っ て も 健 康 保 険 の 被 扶 養 者 認 定 時 等 に お い て 、被 保 険 者 及 び 被 扶 養 配
偶者に対して届出の必要性について周知するためのシールを送付することとしている
の で 、こ れ を 事 業 主 に 配 付 し 、健 康 保 険 被 保 険 者 証 を 被 保 険 者 に 交 付 す る 時 に 貼 付 す る
よ う 指 導 す る こ と 。な お 、共 済 組 合 及 び 健 康 保 険 組 合 に つ い て も 同 様 の シ ー ル を 送 付 し 、
被保険者証等に貼付するよう協力を依頼することとしている。
3
保険料収納の確保
保 険 料 収 納 の 確 保 は 、国 民 の 年 金 権 の 確 保 は も と よ り 公 的 年 金 制 度 の 安 定 的 な 運 営 の 観
点 か ら も 重 要 で あ る が 、近 年 、検 認 率 が 上 昇 し て い て も 検 認 実 施 月 数 は 減 少 し て い る 場 合
が認められることに留意し、次の事項について特段の措置を講ずること。
(1 )
①
市町村における収納基盤の整備
未 納 者 の 把 握 及 び そ の 特 性 の 分 析 に 基 づ い て 、社 会 保 険 事 務 所 と の 連 携 を 密 に し て 適
切な収納計画を策定するよう指導すること。
こ の 場 合 、戸 別 訪 問 等 に よ る 納 付 督 励 を 実 施 す る た め の 体 制 を 整 え る よ う 併 せ て 指 導
すること。
②
年 金 手 帳 送 付 に よ る 適 用 を 実 施 し た 被 保 険 者 に つ い て は 、収 納 に 結 び つ け る こ と が 特
に 肝 要 で あ る こ と か ら 、適 用 後 速 や か に 職 員 等 に よ る 戸 別 訪 問 の 納 付 督 励 を 実 施 す る よ
う指導すること。
(2 )
過年度保険料の収納計画の策定
市 町 村 が 実 施 し た 納 付 督 励 の 事 蹟 を 確 実 に 引 き 継 ぎ 、重 点 的 な 納 付 督 励 の 対 象 者 を 選 定
し 、着 実 な 徴 収 実 績 の 向 上 を め ざ し た 目 標 値 を 設 定 し て 、年 間 を 通 じ た 徴 収 計 画 を 策 定 す
ること。
(3 )
①
口座振替の促進
郵便局の自動払込の導入
10
郵 便 局 の 自 動 払 込 み を 未 だ 導 入 し て い な い 市 町 村 に あ っ て は 、住 民 サ ー ビ ス の 向 上 や
学 生 の 親 元 納 付 の 促 進 な ど 収 納 基 盤 の 強 化 を 図 る 観 点 か ら 、積 極 的 に 導 入 す る よ う 指 導
すること。
②
銀行等を活用した口座振替促進事業の実施
口 座 振 替 利 用 の 拡 大 を 図 る た め 、平 成 六 年 十 一 月 か ら 実 施 し た 銀 行 等 と の 契 約 に よ る
口座振替促進事業については、銀行等に対し積極的に要請すること。
また、市町村の窓口で口座振替依頼書の受理を行うことができるよう指導すること。
③
保険料前納割引制度への口座振替の導入
六 月 を 単 位 と し て 行 う 保 険 料 前 納 割 引 制 度 の 実 施 に 伴 い 、被 保 険 者 に 対 し て 前 納 制 度
の広報を行うとともに、口座振替により利用できる旨の周知を図るよう指導すること。
④
口座振替依頼書と納付書の一体化の推進
都 市 部 に お い て は 、口 座 振 替 依 頼 書 を 納 付 書 に 一 体 的 に 編 綴 す る 方 法 の 促 進 を 図 る こ
と 。ま た 、口 座 振 替 依 頼 書 に は 、あ ら か じ め 、氏 名 、年 金 手 帳 記 号 番 号 等 必 要 な 事 項 を
印字したり返信用封筒を同封するなど被保険者が申し込みやすくする工夫を図るよう
指導すること。
⑤
口座振替の推進の方策
都 道 府 県 に お い て は 、口 座 振 替 の 推 進 を 図 る た め 、口 座 振 替 推 進 月 間 を 設 け る な ど 口
座振替について周知を図ること。
ま た 、過 年 度 保 険 料 の 納 付 督 励 の 際 、現 年 度 保 険 料 の 口 座 振 替 利 用 に つ い て 勧 奨 す る
など口座振替を多面的に推進できるよう協力すること。
⑥
福祉施設を活用した口座振替促進事業の実施
口 座 振 替 を 推 進 し 、国 民 年 金 に 対 す る 被 保 険 者 の 意 識 を 喚 起 す る と と も に 年 金 福 祉 施
設 を 広 く 周 知 す る た め 、市 町 村 と 共 同 し て 、新 規 口 座 振 替 利 用 者 を 国 民 年 金 健 康 保 養 セ
ンター等へ招待する等の事業を実施すること。
な お 、平 成 七 年 度 に お い て こ の よ う な 事 業 の 実 施 を 計 画 し て い る 都 道 府 県 に あ っ て は 、
年金指導課あて別途協議すること。
(4 )
国民年金納付記録の通知
年 金 制 度 へ の 加 入 意 識 の 醸 成 、納 付 督 励 の 観 点 か ら 、国 民 年 金 の 納 付 記 録 を 年 齢 の 節 目
で あ る 三 五 歳 の 現 存 第 一 号 被 保 険 者 に 通 知 す る こ と と し て い る が 、詳 細 に つ い て は 、別 途
通知する。
(5 )
学生被保険者に対する年金教育資金貸付制度の活用
学 生 被 保 険 者 の う ち 、保 険 料 免 除 対 象 に 該 当 し な い 者 に つ い て は 、年 金 積 立 金 還 元 融 資
事業の一環として実施されている年金教育資金貸付制度を活用した保険料納付について
周知を図ること。
こ の 場 合 、市 町 村 に 対 し て も 免 除 制 度 及 び 当 該 貸 付 制 度 を 活 用 し た 保 険 料 納 付 に つ い て
の広報を行うよう指導すること。
(6 )
①
国民年金基金制度の活用
国民健康保険の最高限度額を納付している者等国民年金保険料の負担能力が十分に
あ る と 認 め ら れ る 者 の う ち 、未 加 入 又 は 未 納 と な っ て い る 者 に 対 し て は 、戸 別 訪 問 の 際
11
に国民年金基金の利点や基金との組み合わせによる年金設計について説明するなど説
得に努めるよう指導すること。
②
国民年金基金加入情報の提供の機会をとらえて口座振替の勧奨をするよう指導する
とともに、国民年金基金と連携を図ること。
4
保険料免除の取扱い
保 険 料 の 納 付 が 困 難 な 者 に つ い て は 、未 納 期 間 が 生 じ る こ と の な い よ う 保 険 料 免 除 の 早
期申請の指導を徹底するとともに、免除申請の早期審査処理に努めること。
ま た 、適 用 の 促 進 に 伴 っ て 免 除 者 数 が 増 加 す る と 見 込 ま れ る が 、こ れ ら の 者 は 、そ の ま
ま で あ れ ば 将 来 受 給 す る 年 金 が 低 額 と な る こ と か ら 、追 納 制 度 に つ い て 積 極 的 に 周 知 す る
とともに追納の勧奨を行うこと。
5
年金給付の適正化
被 保 険 者 、年 金 受 給 権 者 に 対 し 、市 町 村 と の 連 携 を 図 り 裁 定 請 求 書 及 び 死 亡 届 書 、各 種
届 書 の 早 期 提 出 等 に つ い て 周 知 を 徹 底 す る と と も に 、こ れ ら の 書 類 の 審 査 の 充 実 及 び 早 期
処理に努めること。
な お 、審 査 に 当 た っ て 第 三 号 被 保 険 者 で あ っ た 期 間 が あ る 場 合 に あ っ て は 、必 ず そ の 配
偶者の被用者年金制度の加入状況と突合し、適切な被保険者期間の確認を行うこと。
6
都市部対策の推進
都 市 部 に お け る 事 業 推 進 に つ い て は 、平 成 六 年 三 月 三 十 一 日 庁 文 発 第 一 、四 一 二 号 で 通
知 さ れ て い る と こ ろ で あ る が 、平 成 七 年 度 は 、次 の 事 項 に つ い て 実 施 す る こ と と し て い る 。
(1 )
都市国民年金担当課長講習会
都 市 対 策 の 実 施 都 市 の 国 民 年 金 担 当 課 長 等 に 対 し て 、昨 年 に 引 き 続 き 講 習 会 を 実 施 す る
こととしているが、詳細については別途通知する。
(2 )
専任徴収員等の研修
専 任 徴 収 員 等 の よ り 効 果 的 な 活 動 を 確 保 す る た め 、各 都 道 府 県 ご と に 研 修 を 実 施 す る な
ど、専任徴収員等の資質の向上を図ること。
(3 )
国民年金総合支援対策
国 民 年 金 事 業 の 推 進 に あ た り 被 保 険 者 等 の ニ ー ズ を 的 確 に 把 握 す る と と も に 、参 加 意 識
の 高 揚 を 図 る た め 、「 国 民 年 金 総 合 支 援 対 策 検 討 委 員 会 」を 設 置 し 、国 民 年 金 事 業 の 推 進
を図ることとしていること。
な お 、平 成 七 年 度 に お い て は 、モ デ ル 事 業 と し て 対 象 都 市 を 指 定 し て 行 う 予 定 で あ る が 、
詳細については別途通知する。
(4 )
理事者への要請
都 市 対 策 事 業 を 円 滑 に 推 進 す る た め に は 、市 長 等 理 事 者 の 制 度 へ の 理 解 及 び 協 力 が 必 要
不可欠であることから、あらゆる機会を活用して積極的に理事者への要請に努めること。
7
広報活動の推進
(1 )
国 民 年 金 事 業 の 円 滑 な 運 営 と 制 度 の 安 定 を 図 る た め に は 、年 金 制 度 に 対 す る 国 民 各 層
の 理 解 を 深 め 、制 度 へ の 信 頼 と 参 加 意 識 の 醸 成 を 図 る と と も に 確 実 な 届 出 の 履 行 が 不 可 欠
で あ る こ と か ら 、「 年 金 週 間 」等 、被 保 険 者 等 が 年 金 を 身 近 で 大 切 な も の と 感 じ る 機 会 の
充実を図るほか、あらゆる機会を活用して積極的な広報活動に努めること。
おって、「年金週間」の実施にかかる詳細については、別途通知する。
12
(2 )
年 金 教 育 の 実 施 に 当 た っ て は 、教 育 委 員 会 等 関 係 部 局 と 学 校 教 育 の 必 要 性 に 関 し 意 見
交換を行い、協力要請の場を持つ等その効果的な推進に努めること。
平成七年度における年金教育の実施については、年金教育推進県を拡大するとともに
「 年 金 セ ミ ナ ー 」に つ い て も 高 等 学 校 の 社 会 科 担 当 教 員 に 加 え 、中 学 校 の 社 会 科 担 当 教 員
も対象とすることとしている。
ま た 、当 庁 に お い て も 年 金 教 育 の 推 進 の た め 関 係 機 関 と の 連 携 を 図 る と と も に 、「 年 金
セ ミ ナ ー 」に 参 加 す る 社 会 科 担 当 教 員 の 所 属 す る 高 等 学 校 及 び 中 学 校 の 生 徒 を 対 象 と し た
副 読 本 並 び に 年 金 教 育 ビ デ オ を 作 成 し 、配 付 す る こ と と し て い る の で 効 果 的 な 活 用 を 図 る
こと。
な お 、平 成 七 年 度 年 金 教 育 推 進 県 と し て「 年 金 セ ミ ナ ー 」を 実 施 す る 計 画 の あ る 都 道 府
県にあっては、企画・年金管理課あて別途協議すること。
8
市町村の予算編成
国 民 年 金 事 業 関 係 予 算 に 関 し 、次 の 点 に 留 意 の う え 、平 成 七 年 度 に お け る 重 点 事 業 で あ
る 未 加 入 者 の 解 消 、保 険 料 収 納 の 確 保 等 の 事 業 を 積 極 的 に 実 施 す る た め に 必 要 な 経 費 を 予
算 (補 正 予 算 を 含 む 。 )計 上 し 、 効 果 的 に 執 行 す る よ う 指 導 す る こ と 。
(1 )
平 成 七 年 度 の 基 礎 年 金 等 事 務 費 交 付 金 に か か る 予 算 に つ い て は 、第 一 号 被 保 険 者 及 び
任 意 加 入 被 保 険 者 の 一 人 当 た り の 基 本 単 価 は 二 六 四 九 円 で あ り 、第 三 号 被 保 険 者 一 人 当 た
りの単価は一四九二円であること。
ま た 、福 祉 年 金 事 務 費 交 付 金 に か か る 予 算 に つ い て は 、年 金 受 給 権 者 一 人 あ た り の 単 価
は二三〇〇円であること。
(2 )
平 成 七 年 度 の 印 紙 売 り さ ば き 手 数 料 に か か る 予 算 に つ い て は 、被 保 険 者 一 人 当 た り の
単価は一三九五円であり、特別加算手数料の単価は二一七円であること
13
○国民年金第 2 号又は第 3 号被保険者から第 1 号被保険者に移行した者に対す
る適用促進について
(平 成 17 年 4 月 20 日 )
(庁 保 険 発 第 0420001 号 )
(地 方 社 会 保 険 事 務 局 長 あ て 社 会 保 険 庁 運 営 部 年 金 保 険 課 長 通 知 )
(公 印 省 略 )
標 記 に つ い て は 、「 国 民 年 金 第 1 号 又 は 第 3 号 被 保 険 者 に 係 る 資 格 取 得 、種 別
変 更 又 は 種 別 確 認 の 届 出 の お 知 ら せ (勧 奨 )の 実 施 に つ い て 」 (平 成 10 年 3 月 2
日 庁 文 発 第 497 号 。 以 下 「 届 出 勧 奨 実 施 通 知 」 と い う 。 )に 基 づ き 、 資 格 取 得 、
種 別 変 更 又 は 種 別 確 認 の い ず れ か の 届 出 を 要 す る 事 由 が 発 生 (以 下 「 事 象 発 生 」
と い う 。)し た と き か ら 2 か 月 後 及 び 6 か 月 後 に 被 保 険 者 種 別 変 更 の 届 出 勧 奨 (以
下 「 届 出 勧 奨 」 と い う 。 )を 行 い 、 自 主 的 な 届 出 を 促 進 し て い る と こ ろ で あ る 。
し か し な が ら 、届 出 勧 奨 を 行 っ て も 届 出 が な く 、将 来 無 年 金 と な る 恐 れ の あ る
者が存在していると考えられ、総務省による「年金に関する行政評価・監視―
国民年金業務を中心として―」においては、届出勧奨によっても届出に応じな
いといった場合には、速やかに職権適用を実施するよう勧告をされたところで
ある。
こ の た め 届 出 勧 奨 に よ っ て も な お 未 届 と な っ て い る 者 に つ い て は 、下 記 の と お
り取り扱うこととするので通知する。
記
1 趣旨
厚生年金保険等の被保険者である国民年金第 2 号被保険者又はその被扶養配
偶者である第 3 号被保険者から第 1 号被保険者に移行した者であって、被保険
者種別変更届の届出がない者に対し、届出勧奨実施通知に基づき実施している
届出勧奨の様式を、より分かりやすい内容となるよう変更するとともに、変更
後の様式による届出勧奨によってもなお届出がない者に対して、職権による種
別 変 更 処 理 (以 下 「 職 権 適 用 」 と い う 。 )を 行 い 、 も っ て 国 民 年 金 事 業 の 適 正 か
つ公正な運営及び被保険者の年金権の確保を図ることとするものである。
2 実施時期
(1) 届 出 勧 奨 状 の 様 式 を 、 平 成 17 年 4 月 送 付 分 か ら 別 紙 様 式 1 の と お り と す る
こと。
(2) 職 権 適 用 に つ い て は 、変 更 後 の 様 式 に よ る 届 出 勧 奨 を 行 っ た 者 か ら 実 施 す る
も の と し 、 平 成 17 年 8 月 よ り 開 始 す る こ と 。
3 職権適用の手順等
(1) 職 権 適 用 予 定 者 の 把 握
職 権 適 用 の 予 定 者 は 、 届 出 勧 奨 実 施 通 知 の 3 の (1)及 び (4)か ら (6)ま で に 掲 げ
る者であって、事象発生から 6 か月経過後に配信される「最終勧奨対象者一覧
表 (以 下 「 一 覧 表 」 と い う 。 )」 に 出 力 さ れ た 者 の う ち 、 直 近 の 届 出 済 の 者 を 除
いた者とすること。
(2) 住 所 確 認
14
職 権 適 用 の 予 定 者 に つ い て 、住 民 基 本 台 帳 の 閲 覧 に よ り 住 所 の 確 認 を 行 い 、住
所が確認できた者について、職権適用の対象者とすること。
な お 、市 町 村 と 協 議 の 上 、協 力 が 得 ら れ る 場 合 は 、住 民 基 本 台 帳 の 確 認 を 市 町
村に依頼することにより住所確認を行っても差し支えないこと。
(3) 適 用 処 理
(2)に よ り 確 認 し た 職 権 適 用 の 対 象 者 に つ い て は 、 事 象 発 生 年 月 日 に お い て 第
1 号 被 保 険 者 に 該 当 し た も の と み な し 、配 信 さ れ た 届 出 勧 奨 状 は 郵 送 せ ず 、当 該
勧奨状により種別変更の入力処理を行うとともに、徴収事蹟処理票により「特
定者」の登録を行い、納付書が事務センターに別送されるよう処理すること。
ま た 、職 権 適 用 を 実 施 し た 者 に 対 し て は 、「 国 民 年 金 第 1 号 被 保 険 者 種 別 変 更
通 知 書 (別 紙 様 式 2。以 下「 職 権 適 用 通 知 書 」と い う 。)」を 作 成 し 、別 送 さ れ る
納付書とともに送付すること。「特定者」の登録については、職権適用通知を
送付後、速やかに解除すること。
な お 、職 権 適 用 の 対 象 と な る 第 2 号 被 保 険 者 か ら 移 行 し た 者 に つ い て は 、失 業
等を事由とする特例免除に該当するものが多く含まれると考えられることから、
職権適用通知書送付時には、制度周知用パンフレットや口座振替の案内等とと
もに、免除制度のパンフレットや免除等申請用紙を同封するなどにより制度周
知を図り、保険料滞納が生じないよう努めるものとすること。
(4)
届出に基づく修正
職 権 適 用 通 知 書 送 付 後 に お い て 、被 保 険 者 か ら 第 3 号 被 保 険 者 に 該 当 す る な ど 、
適用すべき被保険者の種別が異なる旨の申出があった場合は、速やかに適正な
届出を提出させ、被保険者種別の訂正を行い、被保険者に通知すること。
(5) 職 権 適 用 者 に 対 す る 指 導
職 権 適 用 を 実 施 し た 者 に つ い て は 、必 要 に 応 じ て 国 民 年 金 収 納 指 導 員 等 に よ る
戸別訪問を実施し、必要な届出や申請が適正に行われるよう指導すること。特
に、第 3 号被保険者の該当届出や失業による特例免除の申請等について、届出
や申請の提出漏れがないよう十分説明するものとすること。
(6) 市 町 村 へ の 情 報 提 供
職 権 適 用 対 象 者 の 該 当 市 町 村 に 対 し て は 、 (2)に お い て 住 所 を 確 認 し た 後 の 一
覧表の写しを送付するなど、該当市町村が被保険者からの照会等に対応できる
よう努めること。
4 その他
(1) 職 権 適 用 の 予 定 者 の 把 握 に つ い て は 、 各 社 会 保 険 事 務 局 の 実 情 に 応 じ 、 6 か
月経過後に配信される一覧表以外の方法により把握して差し支えないこと。ま
た 、事 象 発 生 か ら 職 権 適 用 実 施 ま で の 期 間 を 短 縮 す る こ と も 差 し 支 え な い こ と 。
(2) 職 権 適 用 の 実 施 状 況 に つ い て は 、 各 月 末 の 状 況 を 取 り ま と め 、 4 月 、 7 月 、
10 月 及 び 1 月 の 各 15 日 ま で に 年 度 当 初 か ら 前 月 ま で の 状 況 を「 職 権 適 用 の 実 施
状 況 」 (別 紙 様 式 3)に よ り 報 告 す る こ と 。
15
な お 、報 告 に 当 た っ て は 、社 会 保 険 庁 LAN シ ス テ ム に よ る 電 子 メ ー ル を 使 用 し 、
国 民 年 金 事 業 室 を 宛 先 と し て 、総 務 部 総 務 課 の 特 殊 メ ー ル ア ド レ ス (chou-soumu
@ sia.go.jp)に 送 付 す る こ と 。
(3) 職 権 適 用 者 に つ い て は 、職 権 適 用 後 、お お む ね 1 年 間 は「 国 民 年 金 保 険 料 に
係 る 強 制 徴 収 の 取 扱 い に つ い て (平 成 16 年 9 月 10 日 庁 保 険 発 第 0910001 号 )」
の 1 の (1)の ④ に 該 当 す る も の と し て 取 り 扱 っ て 差 し 支 え な い こ と 。
(4) 別 紙 様 式 2 は 、各 社 会 保 険 事 務 局 の 実 情 に 応 じ て 変 更 し て 差 し 支 え な い こ と 。
[様式]
略
16
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