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〇基本計画の名称 : 第 2 期高崎市中心市街地活性化基本計画 〇策定
〇基 本 計 画 の名 称 : 第 2 期 高 崎 市 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 〇策 定 主 体 : 群 馬 県 高 崎 市 〇計 画 期 間 : 平 成 26 年 4 月 から平 成 31 年 3 月 まで(5 年 ) 1 中 心 市 街 地 の活 性 化 に関 する基 本 的 な方 針 [1]高 崎 市 の概 要 本 市 は、日 本 列 島 のほぼ中 央 部 、群 馬 県 では中 高崎市広域図 西 部 に位 置 し、約 460 km 2 の市 域 を持 つ人 口 約 37.5 万 人 の中 核 市 で、東 京 から約 100km、新 幹 線 で約 1 時 間 の距 離 にあります。 古 代 東 国 文 化 の 中 心 であったことから現 在 でも多 く の古 墳 や史 跡 が各 所 にその名 残 りをとどめており、薫 り高 い文 化 の形 跡 を現 代 に感 じさせてくれています。 また、約 400 年 前 に整 備 された中 山 道 により、街 道 随 一 の 宿 場 町 とし て栄 え 、「交 通 の 要 衝 ・商 人 の まち」 としての礎 が築 かれました。 明 治 の 近 代 化 と とも に 東 京 と 鉄 道 で 結 ば れ 、 飛 躍 的 に発 展 してきた交 通 網 は、関 越 ・上 信 越 ・北 関 東 高崎市位置図 の 3 本 の高 速 道 路 、上 越 ・北 陸 の 2 本 の新 幹 線 、JR 在 来 線 5 本 が結 節 する全 国 有 数 の交 通 拠 点 として 成 長 を続 けています。 明 治 33(1900)年 に市 制 を施 行 し、合 併 を重 ね市 域 を拡 げてきましたが、平 成 18(2006)年 1 月 に、倉 渕 村 、箕 郷 町 、群 馬 町 、新 町 、同 年 10 月 に榛 名 町 、 さらに平 成 21(2009)年 6 月 に吉 井 町 と合 併 し、現 在 の高 崎 市 が誕 生 しています。 さらに、北 陸 新 幹 線 の金 沢 延 伸 や、関 越 自 動 車 道 の「 高 崎 玉 村 スマートインターチェンジ」の整 備 を 中 心 に 、新 たな集 客 施 設 の 整 備 な ど、 北 陸 ・ 上 信 越 と首 都 圏 を 結 ぶ中 心 都 市 とし てさら に 飛 躍 す るた めに 、新 し いプ ロ ジ ェクトにも取 り組 んでいます。 1 [2]中 心 市 街 地 の概 況 (1)中 心 市 街 地 の概 要 本 市 は、1598(慶 長 3)年 、現 在 の高 松 町 に高 崎 城 が築 かれ、城 下 町 として、また、 生 糸 などの交 易 が活 発 な商 都 として発 展 してきました。 近 代 に入 ってからは、鉄 道 や道 路 の結 節 点 として商 業 都 市 の 性 格 が強 まり、1960 年 代 に 入 ると中 心 市 街 地 に 百 貨 店 が 立 地 するなど、商 業 集 積 が 高 まりました。こう し た中 、中 心 市 街 地 は 、田 町 から鞘 町 、連 雀 町 へと拡 大 していき、複 数 の 町 で一 大 商 業 地 を集 積 しました。 本 市 の歴 史 や伝 統 の下 に形 中 心 市 街 地 の位 置 成 された中 心 市 街 地 の人 口 は、 昭 和 30 年 の時 点 で市 全 体 の約 1/3 を占 め、大 きな賑 わいを見 せ ました。昭 和 57 年 に上 越 新 幹 線 、 平 成 9 年 に北 陸 新 幹 線 (高 崎 ・ 長 野 間 )が開 通 し、高 崎 駅 周 辺 の土 地 区 画 整 理 事 業 や市 街 地 再 開 発 事 業 などが進 捗 したこと で、現 在 では 、八 島 町 を 中 心 とし た高 崎 駅 西 口 周 辺 に商 業 の中 心 が移 ってきています。 (2)活 発 な文 化 活 動 と公 共 公 益 施 設 の集 積 中 心 市 街 地 では、市 内 外 の多 くの人 が参 加 する文 化 活 動 やイベントが数 多 く行 わ れています。戦 後 まもなく発 足 した「群 馬 交 響 楽 団 」や市 民 の力 を結 集 して建 設 され た「群 馬 音 楽 センター」は、先 人 たちの志 の高 さをうかがい知 ることができます。この文 化 を 身 近 に 感 じ とる 伝 統 は 、 現 在 の 「高 崎 音 楽 祭 」や「高 崎 映 画 祭 」、「 高 崎 マー チ ングフェスティバル」など、様 々な文 化 活 動 として受 け継 がれています。 この ほか 、中 心 市 街 地 には 、市 役 所 、 高 崎 駅 市 民 サービスセンタ ー(パ スポー ト セ ンター併 設 )、高 崎 シティギャラリー、シンフォニーホール、総 合 保 健 センター、美 術 館 、 タワー 美 術 館 、中 央 図 書 館 、国 立 病 院 機 構 高 崎 総 合 医 療 センター、高 崎 郵 便 局 、 高 崎 税 務 署 、法 務 局 (支 局 )、裁 判 所 (支 部 )など、多 くの公 共 公 益 施 設 があります。 (3)居 住 人 口 の増 加 中 心 市 街 地 で は 、 都 市 基 盤 整 備 が 進 捗 するに つ れ 、 民 間 の マン ショ ン 建 設 が 活 発 に なり まし た 。 市 も 積 極 的 に 再 開 発 事 業 を 行 う など 、 少 子 高 齢 化 に よ る 人 口 減 少 が全 国 的 に問 題 になる中 、本 市 中 心 市 街 地 の人 口 は、増 加 傾 向 にあります。 2 (4)中 心 市 街 地 に蓄 積 されている歴 史 的 ・文 化 的 資 源 、景 観 資 源 、社 会 資 本 や産 業 資 源 等 の既 存 ストック状 況 の分 析 とその有 効 活 用 の方 法 の検 討 ① 歴 史 的 ・文 化 的 資 源 【城 下 町 の名 残 り】 高 崎 の都 市 としての起 源 は、1598(慶 長 3) 年 、徳 川 四 天 王 の一 人 、井 伊 直 政 が、中 山 道 の整 備 によって交 通 の要 衝 となった和 田 の地 に 、 箕 輪 か ら 城 を 移 し 、 地 名 を 高 崎 と 改 めた こ とに始 まります。城 下 町 としての伝 統 をもつ中 心 市 街 地 には、高 崎 城 や高 崎 藩 にまつわる文 化 財 として、乾 櫓 、東 門 、土 塁 やお濠 を は じめ、 高 崎 公 園 のはくもくれん、大 信 寺 の徳 川 忠 信 高 崎 城 址 (乾 櫓 ) の墓 などがあります。 また 、当 時 の 商 人 、 職 人 た ちが 住 ん でいた 連 雀 町 、 鍛 冶 町 、 鞘 町 、 檜 物 町 とい った町 名 が現 存 し、数 が少 ないながらも江 戸 時 代 から営 まれている商 家 の蔵 なども 残 り、町 割 りや通 りも存 在 するなど、往 時 の様 子 を偲 ぶことができます。 【音 楽 のある街 】 1945(昭 和 20)年 、戦 後 の 荒 廃 期 に、日 本 の地 方 管 弦 楽 団 の草 分 け的 な存 在 である高 崎 市 民 オーケストラが創 設 されました。現 在 で は、群 馬 交 響 楽 団 と して、国 内 に 留 まらず、海 外 の音 楽 祭 からも招 待 を受 けるなど、活 動 の 範 囲 を広 げています。1961(昭 和 36)年 には、 音 楽 に 対 する市 民 の 気 運 の 高 さを 背 景 に 、世 界 的 な建 築 家 、アントニン・レーモンド氏 が設 群 馬 音 楽 センター 計 した群 馬 音 楽 センターが完 成 し、現 在 でも 多 くの市 民 から愛 着 をもって親 しまれています。 このほか、高 崎 音 楽 祭 や高 崎 マーチングフェス ティバルなど、音 楽 に関 連 したイベントが数 多 く 開 催 されています。また、シンフォニーホールや 若 者 から 絶 大 な支 持 を受 けているライブ ハ ウス club FLEEZ があるなど、音 楽 を行 う環 境 も整 っています。全 国 的 に有 名 なロックバンドを輩 出 したことや、クラシック、ロック、邦 楽 など、幅 群馬交響楽団 広 いジャンルのイベントが盛 んであることから、本 市 は、老 若 男 女 を問 わず「音 楽 の ある街 」として認 知 されています。 3 【賑わいのあるイベントや文化活動】 本 市 では、市 民 が参 加 し楽 しむことを目 的 と し た 「 高 崎 ま つ り」 や 「 高 崎 え びす 講 市 」 、 高 崎 ならではの視 点 で選 定 した映 画 の祭 典 「高 崎 映 画 祭 」な ど 、 多 くの まつ りやイ ベン トが 開 催 さ れており、これらは本 市 独 自 の個 性 的 な芸 術 を創 り上 げています。 また 、中 心 市 街 地 に は 、気 軽 に 芸 術 に 触 れ ることのできる施 設 が多 数 あります。美 術 館 で 高 崎 まつり は、市 民 の貴 重 な文 化 資 産 である収 蔵 作 品 を鑑 賞 す るこ とが でき 、タ ワー 美 術 館 では 、 近 現 代 の 日 本 画 の 作 品 を 中 心 に 鑑 賞 で き ま す 。 さら に 、 市 民 の 創 作 意 欲 の 向 上 に 資 す る 発 表 の 場 とし て 高 崎 シ ティ ギ ャ ラ リ ーがあり、日 常 的 に芸 術 と触 れ合 える環 境 が整 っています。 【都 市 ブランド】 本 市 には 、全 国 的 に 有 名 な「高 崎 だるま」が あり、国 内 シェアの約 8 割 を生 産 しています。 毎 年 1 月 には「少 林 山 七 草 大 祭 だるま市 」が 開 催 され、市 内 外 から福 を求 めて訪 れる多 くの 人 で賑 わいます。 また、高 崎 は小 麦 の産 地 でもあることから、 「 高 崎 う どん 」や「パ スタ」とし て多 くの 市 民 に 親 しまれています。中 心 市 街 地 にも多 くの 店 舗 が 立 地 しており、高 崎 の粉 文 化 を牽 引 しています。 4 高 崎 だるま ②景観資源 中 心 市 街 地 西 側 に広 がる城 址 地 区 には、高 崎 城 の 面 影 を 今 に 伝 え るお濠 が 現 存 し て います。 春 には、このお濠 の土 塁 に植 えられている桜 が 見 事 な花 を咲 かせ、市 民 の心 を和 ませています。 この辺 りには、高 崎 公 園 や城 址 公 園 、もてなし広 場 などがあり、貴 重 な文 化 資 産 の群 馬 音 楽 セン ターと景 観 が調 和 しています。 また 、中 心 市 街 地 の 北 側 は 、蔵 や 商 家 、 路 地 などが残 っており、宿 場 町 として栄 えた足 跡 を感 じ 城 址 地 区 の桜 とることができます。 一 方 、高 崎 駅 の 東 西 では 、複 数 の 大 型 商 業 ビルやホテル、業 務 ビルやマンショ ン など、中 高 層 の 建 物 が 立 ち並 び、都 会 的 風 景 が 形 成 されています。このビルの 合 間 には、アントニン・レーモンドの私 邸 を参 考 に建 てられた「旧 井 上 房 一 郎 邸 」があり、喧 騒 と静 けさ、両 面 を兼 ね備 えた貴 重 な地 区 になっています。また、高 崎 駅 と市 役 所 を 結 ぶ シン フォ ニーロ ード は 、電 線 類 が 地 中 化 さ れると とも に 歩 道 が 整 備 され 、緑 豊 か な街 路 樹 が季 節 を感 じさせてくれる中 心 市 街 地 の主 要 な景 観 軸 となっています。 ③ 社 会 資 本 と産 業 資 源 本 市 の中 心 市 街 地 には、上 越 ・北 陸 新 幹 線 をはじめ、JR 在 来 線 や上 信 電 鉄 が乗 り入 れる高 崎 駅 があります。高 崎 駅 は 1 日 約 3 万 人 の乗 客 があり、乗 降 客 では約 6 万 人 が行 き交 う、県 内 随 一 の タ ー ミ ナル 駅 で 、 郊 外 の 大 学 や 企 業 へ 向 か う通 勤 通 学 の発 着 点 ともなっています。駅 の利 便 性 が良 いことが、学 生 や雇 用 の増 加 に繋 がり、市 全 体 の活 力 を向 上 させる結 果 になっています。 JR 高 崎 駅 中 央 コンコース 駅 の中 には、商 業 や飲 食 など様 々な施 設 があり、 活 気 に 満 ちています。高 崎 駅 の 東 西 では 、土 地 区 画 整 理 事 業 が進 捗 し 、市 街 地 再 開 発 事 業 とともに 都 市 基 盤 の 向 上 に 大 きく貢 献 しました 。市 街 地 再 開 発 事 業 は 、全 国 でも高 水 準 にあり、現 在 の都 市 の基 礎 をつくりました。 また 、高 崎 駅 西 口 に は 、モントレーや髙 島 屋 、ビブ レ、スズラ ンが あり、東 口 に は ヤ マダ電 機 (LABI1 高 崎 )が立 地 しています。この 5 つの大 型 商 業 施 設 と商 店 街 を中 心 に形 成 される商 業 地 は、北 関 東 でもトップクラスの集 積 を誇 っています。 さら に 、 中 心 市 街 地 に は 、 柳 川 町 を は じ め と す る 飲 食 の 集 積 地 が 複 数 あ り 、 業 務 系 と飲 食 系 が融 和 したまちとなっています。 5 既 存 ストック分 布 図 建物用途現況図 6 (5)地 域 の現 状 に関 する統 計 的 なデータの把 握 ・分 析 ① 人 口 に関 する現 状 分 析 【人 口 の推 移 】 本 市 の人 口 は、群 馬 県 の人 口 が 25,000 減 少 する中 であっても増 加 傾 向 を示 20,000 しており、平 成 の合 併 後 の統 計 で、平 成 22 年 に対 して平 成 24 年 の人 口 は、 4,740 人 増 加 しています。 370,301 19,481 19,461 15,000 19,693 9,270 9,360 5,000 中 心 市 街 地 でも同 様 の傾 向 を示 し 330,000 H22 の人 口 は 232 人 増 加 しています。 350,000 340,000 0 ており、平 成 22 年 に対 して平 成 24 年 370,000 360,000 9,220 10,000 380,000 375,041 374,997 H23 中心市街地人口 H24 中心市街地世帯数 市全体人口 これは、中 心 市 街 地 で土 地 区 画 整 理 事 業 や市 街 地 再 開 発 事 業 などの 中 心 市 街 地 の 人 口 ( 人 ) と世 帯 数 ( 世 帯 ) 都 市 基 盤 整 備 が 進 捗 した ことに より、民 資 料 :住 民 基 本 台 帳 間 の投 資 意 欲 が喚 起 され、マンション建 設 が進 んだことが要 因 として挙 げられます。 しかし、次 ページの グラフのとおり、将 来 の 人 口 推 計 では 、少 子 高 齢 化 が 進 むと 予 測 されていることから、活 気 のあるまちづくりを継 続 して行 い、選 ばれる都 市 となる 必 要 が依 然 としてあります。 【世 帯 数 の推 移 】 世 帯 数 も人 口 の推 移 と同 じ経 過 を 3 たどっており、平 成 22 年 に 対 して平 成 24 年 の本 市 の世 帯 数 は、140 世 帯 増 加 しています。 2 しかし、1 世 帯 あたりの人 員 (市 全 2.48 2.45 2.11 2.10 2.12 H22 H23 H24 2.43 体 2.43 人 /世 帯 、中 心 市 街 地 2.12 人 /世 帯 )を比 較 すると、中 心 市 街 地 が 1 やや下 回 って推 移 していることから、 市全体 核 家 族 化 やマンション居 住 者 の特 性 が表 れる結 果 となっています。 中心市街地 市 全 体 と中 心 市 街 地 の世 帯 人 員 (人 ) 資 料 :住 民 基 本 台 帳 【町 丁 目 別 の人 口 】 町 丁 目 別 の人 口 推 移 をみると、平 成 20 年 から 24 年 にかけて第 1 期 基 本 計 画 34 町 のうち、約 半 数 の 15 町 で増 加 しています。増 加 率 の高 い町 は、高 崎 駅 周 辺 のあら町 や連 雀 町 、このほか、東 町 や田 町 などマンションが多 数 立 地 する箇 所 とな ってます。 7 400,000 350,000 371,302 368,417 362,531 300,000 234,607 220,762 250,000 353,977 212,296 206,839 343,752 332,198 199,639 200,000 150,000 319,681 188,165 172,362 84,817 98,163 104,311 105,239 105,873 107,898 41,899 38,240 36,135 112,479 100,000 50,000 0 51,878 0から14歳 49,492 45,924 15から64歳 65歳以上 34,840 全体 本 市 の将 来 推 計 人 口 (人 ) 資 料 :日 本 の地 域 別 将 来 人 口 (国 立 社 会 保 障 ・人 口 問 題 研 究 所 ) 町 丁 目 別 の人 口 増 減 率 (平 成 20 年 から 24 年 ) 8 【高 齢 化 の状 況 】 少 子 高 齢 化 の進 展 に伴 い、全 国 30 の高 齢 化 率 が上 昇 傾 向 にあります。 25.5 25 本 市 でも 全 体 の 高 齢 化 率 が 平 成 24 20 年 で 23.1%となっています。中 心 市 街 15 地 の高 齢 化 率 は、市 全 体 と比 較 して 10 高 か っ た も の の 、 ファ ミ リ ー 層 の マ ン シ 5 ョン志 向 の強 まりなどを受 け、現 在 で 0 21.1 H20 はその 差 は 縮 小 されてきています。町 24.6 24.4 21.7 22.3 22.3 23.1 H21 H22 H23 H24 市全体 24.1 23.8 中心市街地 丁 目 別 に見 ると、人 口 が減 少 している 町 で高 齢 化 率 が高 く、人 口 の増 減 と 市 全 体 と中 心 市 街 地 の高 齢 化 率 (%) 強 く関 連 していることが伺 えます。 資 料 :住 民 基 本 台 帳 町 丁 目 別 の高 齢 化 率 (平 成 24 年 ) 9 【マンション立 地 】 中 心 市 街 地 では、社 会 資 本 整 備 80 の進 展 により、民 間 のマンション建 設 が活 発 に行 われています。平 成 16 年 72 75 58 60 から平 成 19 年 には、年 平 均 200 戸 以 40 上 が供 給 されました。 平 成 20 年 から平 成 24 年 も戸 数 は 20 減 少 しましたが、合 計 で 205 戸 のマン ション住 宅 が供 給 されています(※平 0 H20 成 21 年 、平 成 22 年 の中 心 市 街 地 に おけるマンションの建 設 はなし)。これ H23 H24 中 心 市 街 地 のマンション住 宅 供 給 数 (戸 ) までは、高 崎 駅 から 0.5km 圏 内 に建 資 料 :高 崎 市 開 発 指 導 課 設 が多 かったものが、駅 の利 便 性 の 向 上 などを 背 景 に 、駅 近 辺 の 駐 車 場 などの敷 地 に 建 設 されるケースが 増 え ていま す。 また、平 成 25 年 は、7 月 の時 点 で計 画 中 のマンション(5 階 建 て以 上 )が 6 棟 あ り、約 400 戸 の供 給 が予 定 されていることから、中 心 市 街 地 を居 住 の拠 点 とする需 要 はまだまだ高 いことが推 測 されます。 中 心 市 街 地 のマンション立 地 10 ② 商 業 に関 する現 状 分 析 【店 舗 数 】 市 全 体 の卸 売 業 ・小 売 業 の店 舗 6,000 数 は、平 成 21 年 に増 加 を示 しました 5,000 が、平 成 19 年 と比 較 して平 成 24 年 4,000 は 3.5%の減 少 となっています。中 心 3,000 市 街 地 でも同 様 に減 少 (3.5%)して 2,000 いますが、これは、長 引 いた景 気 の低 1,000 5,213 4,715 4,549 886 934 864 0 迷 や後 継 者 不 足 などが原 因 であると H19 推 測 されます。 H21 市全体 H24 中心市街地 しかし、近 年 では、高 崎 駅 の周 辺 で実 施 されている土 地 区 画 整 理 事 業 卸 売 業 ・小 売 業 の店 舗 数 (店 ) などの社 会 資 本 整 備 や店 舗 の支 援 資 料 :H19 商 業 統 計 調 査 、H21 ・24 経 済 センサス 事 業 により、新 たな出 店 や改 装 が進 んでいます。 【従 業 者 数 】 卸 売 業 ・小 売 業 の従 業 者 数 も店 舗 50,000 数 と同 様 の傾 向 を示 しており、店 舗 の 40,000 減 少 による影 響 が関 連 していると考 え 42,891 38,116 36,422 30,000 られます。 しかし、中 心 市 街 地 の割 合 が市 全 20,000 体 と比 較 して約 20%を占 めることから、 10,000 働 く場 所 として中 心 市 街 地 が求 めら 8,783 5,644 7,688 0 H19 れていることが推 測 できます。 市全体 H21 H24 中心市街地 卸 売 業 ・小 売 業 の従 業 者 数 (人 ) 資 料 :H19 商 業 統 計 調 査 、H21 ・24 経 済 センサス 11 【小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 】 小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 は、平 成 450,000 400,000 350,000 300,000 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 0 14 年 と平 成 19 年 を比 較 すると、市 全 体 で 11.5%の増 加 となっています。 中 心 市 街 地 は減 少 傾 向 でしたが、 平 成 16 年 から平 成 19 年 にかけ増 加 に転 じています。 市 の調 査 で、平 成 21 年 から平 成 415,075 121,600 H9 23 年 にかけては、中 心 市 街 地 におけ 105,600 H14 市全体 る再 開 発 事 業 による核 店 舗 の誘 致 等 の効 果 が現 れ、これまでの減 少 に歯 426,834 396,195 382,889 101,300 H16 103,900 H19 中心市街地 小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 (百 万 円 ) 止 めがかかったことが分 ります。 資 料 :商 業 統 計 調 査 【売 場 面 積 】 売 場 面 積 は、平 成 9 年 から平 成 19 600,000 年 にかけ、市 全 体 で 41.3%の増 加 と 500,000 なっていますが、中 心 市 街 地 は減 少 400,000 傾 向 となっています。 300,000 市 の調 査 で、平 成 21 年 から平 成 200,000 23 年 にかけては、小 売 業 年 間 商 品 販 100,000 売 額 と同 様 に、中 心 市 街 地 の再 開 発 0 495,090 438,070 350,474 379,768 112,726 H9 事 業 による核 店 舗 の誘 致 等 の効 果 が 104,341 H14 市全体 109,372 H16 101,448 H19 中心市街地 現 れ、減 少 に歯 止 めがかかったことが 売 り場 面 積 (㎡) 分 かります。 資 料 :商 業 統 計 調 査 500,000 600,000 467,253 459,395 571,087 564,287 500,000 400,000 400,000 300,000 300,000 200,000 118,081 200,000 117,223 100,000 100,000 0 118,321 118,768 0 H21 H23 市全体 H21 中心市街地 H23 市全体 中心市街地 [補 足 ]売 り場 面 積 (㎡) [補 足 ]小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 (百 万 円 ) 資 料 :高 崎 市 産 業 政 策 課 推 計 資 料 :高 崎 市 産 業 政 策 課 推 計 12 【商 店 街 の形 成 】 中 心 市 街 地 には、平 成 24 年 9 月 現 在 、22 の商 店 街 が形 成 されており、加 入 商 店 数 は 609 店 となっています。商 店 街 で行 うイベントも数 多 くあり、活 力 と賑 わいの向 上 に取 り組 んでいます。 商店街一覧 商店街名 商店数 商店街名 商店数 ① 高 崎 駅 前 通 り商 店 街 振 興 組 合 24 ⑬ 東 一 条 通 り商 店 会 15 ② あ ら町 南 大 通 り商 店 街 31 ⑭ 高崎五番街 17 ③ 協同組合高崎駅西口中央名店街 25 ⑯ 高崎中央銀座商店街振興組合 35 ④ 高 崎 レン ガ通 り 商 店 街 組 合 42 ⑰ 高 崎 銀 座 み ゆ き通 り 商 店 街 組 合 12 ⑤ ハ ナ ハナ ス トリ ー ト 37 ⑱ え び す通 り 商 店 街 21 ⑥ 西口一番街商店街 32 ⑲ 高 崎 田 町 一 丁 目 ア ーケ ー ド 会 ⑦ 下横町商工振興会 29 ⑳ 田町繁栄会 23 ⑧ 高崎南銀座商店街振興会 38 ㉑ 本町商店会 39 ⑨ 商店街振興組合高崎中部名店街 68 ㉒ 九 蔵 町 ・本 町 三 丁 目 名 店 会 20 大 手 前 慈 光 通 り商 店 街 組 合 47 ㉓ 高崎田町三丁目共栄会 10 高 崎 大 通 り商 店 街 組 合 16 ㉔ 高崎八間道路商店会 24 ⑩⑪ ⑫ 4 609 合計 ※ 平 成 24 年 9 月 現 在 商店街分布図 空 き店 舗 の位 置 情 報 公 開 物 件 ( 平 成 25 年 4 月 時 点 ) 13 【空 き店 舗 とテナントの状 況 】 空 き店 舗 は減 少 傾 向 を示 しており、 80 平 成 25 年 (4 月 時 点 )は平 成 20 年 と 70 の比 較 で 43 店 (61%)減 っています。 60 70 63 56 50 しかし、今 後 も後 継 者 不 足 や店 主 55 40 の高 齢 化 が進 むことが予 測 されること 39 30 から、空 き店 舗 の推 移 は中 心 市 街 地 27 20 の活 力 を計 る上 でも注 視 していくこと 10 が重 要 です。 0 H20 また、テナント空 室 率 も改 善 されて おり、民 間 の調 査 では、北 関 東 の主 要 H21 H22 H23 H24 H25 空 き店 舗 の推 移 (店 ) 都 市 と比 較 してもトップの改 善 率 を示 し 資 料 :高 崎 市 商 工 振 興 課 ています。この結 果 から、高 速 交 通 網 が 整 備 されたことにより、選 ばれる都 市 として、本 市 のポテンシャルの高 さを伺 うことが できます。 【大 規 模 小 売 店 舗 の立 地 状 況 】 本 市 には、店 舗 面 積 が 10,000 ㎡を超 える大 規 模 小 売 店 舗 が 9 店 あり、そのうち 4 店 が中 心 市 街 地 に立 地 しています。近 年 では、平 成 18 年 に、郊 外 の幹 線 道 路 沿 いに「イオンモール高 崎 」が進 出 しました。中 心 市 街 地 でも、平 成 20 年 にヤマダ 電 機 (LABI1 高 崎 )が立 地 しましたが、前 橋 市 の工 場 跡 地 に「けやきウォーク前 橋 」 が、また、北 関 東 自 動 車 道 前 橋 南 IC 付 近 にベイシアやコストコなど複 数 の大 規 模 小 売 店 舗 が集 積 する「パワーモール前 橋 みなみ」が立 地 するなど、本 市 の中 心 市 街 地 を取 り巻 く地 域 間 競 争 は、激 しさを増 しています。 5,000 ㎡以 上 の大 規 模 小 売 店 舗 の概 要 店舗 店舗名 業者 主な 業態 駐車 開店 閉店 開店 台数 時間 時間 年月 8:00 0:00 2 0 0 8 . 11 地域 面積 数 小売業者 総 合 スーパ U N IC US 高 崎 6,550 11 8,776 ヤ オ コー 高崎 345 1 ビー・リング 高崎 470 17,070 3 L IX IL ビ バ 高崎 1,185 20,233 3 スズラン ー AC T ビ ル その他 カワチ薬 品 大 八 木 住 ・生 活 関 店 連 スズラン高 崎 支 店 百貨店 24 時 間 7:00 14 2006.02 20:00 中心 804 市街地 20:00 2008.04 1 9 7 0 . 11 10:00 以前 住 友 商 事 高 崎 ショ 総 合 スーパ ッピング広 場 ー セキチュー高 崎 矢 住 ・生 活 関 中店 連 11 , 4 11 7 ヒ マ ラヤ 高崎 941 9:00 22:00 1995.04 6,946 1 セキチュー 高崎 443 9:00 21:00 2002.04 5,483 1 ニトリ 高崎 136 10:00 21:00 1994.05 13,059 4 マイカル 634 9:00 22:00 1976.03 307 10:00 21:00 1982.04 352 10:00 住 ・生 活 関 第 2 ウ エ ノ ハ ラ ビル 連 高 崎 ショッピングデ パー ト 総 合 スーパ 中心 ー 市街地 中心 高 崎 ターミナルビ 8,929 その他 69 大創産業 市街地 ル 高 崎 髙 島 高崎髙島屋 17,349 百貨店 屋 ハイパーモールメ 総 合 スーパ ー ホームマートセキチ 住 ・生 活 関 ュー高 崎 店 連 1961.10 市街地 以前 ミスターマッ 13,248 ルクス倉 賀 野 20:00 中心 1 10 高崎 928 8:00 22:00 1996.03 セキチュー 高崎 257 10:00 20:00 1 9 7 6 . 11 ユニ ー 高崎 7 11 10:00 21:00 1996.04 975 10:00 23:00 2008.07 クス 5,326 1 11 , 6 6 2 10 20,821 1 総 合 スーパ ユニ ー 高 崎 店 ー 住 ・生 活 関 L AB I1 高 崎 中心 ヤマダ電 機 連 市街地 イオンリテ 総 合 スーパ 44,370 イ オ ン モ ール 高 崎 101 群馬 3,300 8:00 0:00 2006.10 220 9:00 0:00 1 9 7 9 . 11 20:00 1996.07 ール ー とりせんファミリープ 総 合 スーパ ラザ群 馬 町 店 ー はるなショッピング 総 合 スーパ タウン ー 5,649 11 サントリア 群馬 9,777 10 コメリ 榛名 5,814 3 ベ イ シア 吉井 20:00 総 合 スーパ ベイ シア 吉 井 店 ー 1981.06 以前 資 料 :群 馬 県 大 規 模 小 売 店 舗 名 簿 (平 成 24 年 6 月 ):群 馬 県 産 業 経 済 部 商 政 課 ※網 掛 けは、中 心 市 街 地 に 立 地 する店 舗 面 積 10,000 ㎡以 上 の 店 舗 ※ は る な シ ョ ッ ピ ン グタ ウ ン 、ベ イ シア 吉 井 店 は 、 資 料 元 に 記 載 が ない た め 空 欄 とし てい る 15 本 市 と周 辺 市 町 の大 規 模 小 売 店 舗 の立 地 16 【商 圏 の形 成 】 本 市 の中 心 市 街 地 は、県 内 をリードする商 業 の中 心 で、市 内 外 を問 わず広 い 商 圏 を有 しています。 買 回 り品 (婦 人 もの洋 服 )や中 間 品 (肌 着 、靴 下 など)の購 買 傾 向 を、「買 い物 行 動 と意 識 に関 する調 査 (平 成 20 年 3 月 )」から見 てみると、買 回 り品 、中 間 品 と もに、安 中 市 (買 い回 り品 55.0%、中 間 品 33.0%)、藤 岡 市 (買 回 り品 49.2%、中 間 品 32.1%)、沼 田 市 (買 回 り品 45.0%、中 間 品 31.6%)、富 岡 市 (買 回 り品 43.6%、中 間 品 29.3%)が高 い吸 引 率 を示 しています。 このほか、近 年 では、高 速 交 通 を活 用 し、埼 玉 、新 潟 、栃 木 、長 野 などからの買 い物 客 も増 えています。 ( ※ 吉 井 町 は 、 平 成 21 年 6 月 に合 併 ) 中 間 品 の商 圏 買 回 り品 の商 圏 用語 中間品 買 回 り品 説明 実 用 衣 料 品 ( 肌 着 ・ 靴 下 な ど) 婦 人 もの洋 服 世 帯 調 査 か ら買 い 物 先 と し て「 最 も 多 い」と 回 答 さ れ た 選 択 肢 に 2 点 、 「 2 番 目 に 多 い」 に 1 吸引率 点 を 与 え 、 そ の 合 計 を 品 目 ごと に 求 めた 後 、 市 町 村 ご と の 総 合 計 点 数 で 除 し た も の 。 1 次 商 圏 : 吸 引 率 50 % 以 上 2 次 商 圏 : 吸 引 率 30 % 以 上 50 % 未 満 商 圏 ランク 3 次 商 圏 : 吸 引 率 10 % 以 上 30 % 未 満 影響圏 : 吸 引 率 5%以 上 10%未 満 17 【歩 行 者 ・自 転 車 通 行 量 】 中 心 市 街 地 の歩 行 者 ・自 転 車 通 行 量 は、第 1 期 基 本 計 画 の調 査 地 点 のうち、 イーストタワー南 側 を除 く 7 地 点 で減 少 しているうえ、第 2 期 基 本 計 画 で新 たに加 えた調 査 地 点 を合 わせた数 値 (ホテルサンコー前 は、平 成 24 年 から調 査 を開 始 し たためここでは含 めない)で見 てみると、通 行 量 の多 かった地 点 は、駅 東 側 及 び駅 西 側 コンコース、髙 島 屋 東 入 口 前 、日 本 通 運 跡 地 前 でしたが、駅 の東 西 コンコー ス、駅 ビル北 入 口 前 以 外 は、全 ての調 査 地 点 で減 少 していることから、中 心 市 街 地 の歩 行 者 ・自 転 車 通 行 量 は、回 復 するには至 っていません。 6,000 5,740 5,282 5,068 4,504 4,000 3,022 2,604 2,538 2,126 2,000 2,100 2,420 2,018 1,672 1,488 1,440 1,562 1,178 1,234 1,070 892 1,009 1,006 800 600 668 0 H20 イーストタワー南側 プラザホテル南側前 チサ前 H.I.S前 H22 H24 ファミリーマート駅西口店前 安国寺入口前 乾小児科内科医院前 高崎シンフォニーP前 中 心 市 街 地 (第 1 期 基 本 計 画 8 地 点 )の歩 行 者 自 転 車 通 行 量 (人 ) 資 料 :高 崎 市 中 心 市 街 地 通 行 量 動 向 調 査 18 40,000 35,000 34,436 33,372 35,514 34,886 31,618 30,000 30,724 25,000 20,000 15,000 10,348 10,000 5,000 9,244 8,930 5,097 4,999 2,168 3,728 2,457 2,308 0 H20 H22 駅東側コンコース 日本通運跡地前 髙島屋東入口前 H24 駅西側コンコース 駅ビル北入口前 中 心 市 街 地 (第 2 期 基 本 計 画 追 加 調 査 地 点 )の歩 行 者 ・自 転 車 通 行 量 (人 ) ※ ホ テル サ ン コ ー 前 は H 2 4 か ら 追 加 の た め 、こ の グ ラ フ に は 含 ま ない 資 料 :高 崎 市 中 心 市 街 地 通 行 量 動 向 調 査 120,000 105,214 100,151 96,505 100,000 84,219 85,515 80,095 80,000 60,000 40,000 20,000 20,995 14,636 16,410 0 H20 H22 1期 2期 H24 合計 第 1 期 基 本 計 画 と 第 2 期 基 本 計 画 の 調 査 地 点 を 合 わせ た 歩 行 者 自 転 車 通 行 量 ( 人 ) ※ ホ テル サ ン コ ー 前 は H 2 4 から 追 加 の た め 、こ の グ ラ フ に は 含 ま ない 資 料 :高 崎 市 中 心 市 街 地 通 行 量 動 向 調 査 19 ③ 事 業 所 に関 する現 状 分 析 【事 業 所 数 】 20,000 市 全 体 の平 成 24 年 全 産 業 事 業 所 18,542 16,980 数 は、平 成 21 年 と比 較 して 8.3%の 16,000 減 少 となっています。中 心 市 街 地 でも 12,000 同 様 に減 少 (7.5%)していますが、こ 8,000 れは、長 引 いた景 気 の低 迷 が影 響 し 4,000 ていると考 えられます。 0 しかし、近 年 では、市 の奨 励 金 等 を 3,112 H18 もに企 業 流 出 に歯 止 めがかかり、市 2,958 2,734 H21 市全体 活 用 した新 規 の企 業 立 地 が進 むとと 16,985 H24 中心市街地 事 業 所 数 (事 業 所 ) 全 体 に占 める中 心 市 街 地 の割 合 も横 資 料 :H1 8 事 業 所 ・ 企 業 統 計 調 査 、H21・24 経 済 センサス ばいで推 移 しています。 【従 業 者 数 】 180,000 従 業 者 数 も事 業 所 数 と同 様 に減 174,950 171,489 166,871 150,000 少 の傾 向 を示 していますが、中 心 市 120,000 街 地 で働 く人 の割 合 は、約 20%とな 90,000 っています。 60,000 このことから、全 産 業 の約 5 人 に 1 43,247 34,211 30,000 人 が中 心 市 街 地 で働 いていることに 0 なり、高 い割 合 を示 しています。 H18 市全体 H21 32,243 H24 中心市街地 従 業 者 数 (人 ) 資 料 :H1 8 事 業 所 ・ 企 業 統 計 調 査 、H21・24 経 済 センサス ④ 都 市 福 利 施 設 等 に関 する現 状 分 析 中 心 市 街 地 には、群 馬 音 楽 センター、高 崎 シティギャラリー、シンフォニーホール、 美 術 館 、タワー美 術 館 、旧 井 上 房 一 郎 邸 、シネマテークたかさき、109 シネマズ高 崎 、club FLEEZ といった文 化 ・娯 楽 施 設 が多 数 立 地 しており、これらの施 設 が本 市 の文 化 や音 楽 、芸 術 のまちとしてのイメージをつくっています。 また、市 役 所 、高 崎 駅 市 民 サービスセンター(パスポートセンター併 設 )、国 立 病 院 機 構 高 崎 総 合 医 療 センター、高 崎 郵 便 局 、高 崎 税 務 署 、法 務 局 (支 局 )、裁 判 所 (支 部 )など、多 くの公 共 公 益 施 設 があり、市 民 サービスの利 便 性 が高 く、コンパ クトに集 中 している都 市 構 造 となっています。 さらに、平 成 23 年 には中 央 図 書 館 が中 心 市 街 地 に移 転 し、総 合 保 健 センター とともに新 しい拠 点 を形 成 しています。 20 都 市 福 利 施 設 の分 布 21 ⑤ 市 街 地 整 備 に関 する現 状 分 析 本 市 の中 心 市 街 地 は、商 と住 が混 在 し、細 街 路 が多 い密 集 市 街 地 でしたが、 上 越 新 幹 線 の整 備 をきっかけに大 きく変 貌 しました。中 心 市 街 地 の顔 とも言 える高 崎 駅 のリニューアルに始 まり、土 地 の合 理 的 かつ健 全 な高 度 利 用 、さらに都 市 機 能 の更 新 を図 るため、市 街 地 再 開 発 事 業 や土 地 区 画 整 理 事 業 を数 多 く実 施 して きました。 結 果 として、優 良 建 築 物 等 整 備 事 業 などを含 め 26 地 区 の再 開 発 事 業 と 8 箇 所 の土 地 区 画 整 理 事 業 を実 施 (施 工 中 を含 む)しました。この数 は、全 国 でもトップク ラスで、人 口 増 やまちの活 性 化 に大 きく寄 与 しています。 市 街 地 再 開 発 事 業 ・優 良 建 築 物 等 整 備 事 業 地図 地区名 場所 施工年度 面積 用途 (ha ) 番号 市街地再開発事業 1 中 部 名 店 街 B1 鞘町 昭 5 3 ∼ 昭 55 0.14 店 舗 ・住 宅 2 高崎駅東口第一 栄町 昭 5 6 ∼ 昭 59 0.25 事 務 所 ・店 舗 3 高崎駅西口第一 八島町 昭 60∼平 元 0.90 事 務 所 ・ 店 舗 ・ ホテル /駐 車 場 4 高崎駅西口第二 八島町 昭 62∼平 2 0.55 店 舗 ・事 務 所 ・ホテル/住 宅 ・事 務所 5 高崎駅東口第二 優良建築物等整備事業 栄町 昭 62∼平 元 0.35 事務所 6 城址 檜物町 平 元 ∼平 5 0.24 住 宅 ・店 舗 7 高崎駅東口第三 東町 平 3∼平 6 0.52 住 宅 ・店 舗 /事 務 所 ・駐 車 場 8 高崎駅東口第四 東町 平 6∼平 9 0.56 事 務 所 ・ 店 舗 /駐 車 場 9 高崎駅西口旭町西 旭町 平 7∼平 9 0.23 住 宅 ・店 舗 10 高崎駅西口北第一 旭町 平 11 ∼ 平 13 0.66 駐車場 11 田町 田町 昭 59 0.09 店 舗 ・住 宅 12 高崎駅西口第五 八島町 昭 6 2 ∼ 昭 63 0.20 事務所 13 都 心 部 A- 2 鞘町 昭 6 1 ∼ 昭 63 0.15 店 舗 ・事 務 所 14 都 市 部 B-3 連雀町 昭 63 0.08 店 舗 ・事 務 所 ・住 宅 15 都 心 部 B-2 鞘町 昭 63∼平 2 0.10 店 舗 ・住 宅 16 本町第三 本町 平 4∼平 5 0.13 店 舗 ・住 宅 17 高崎駅東口第五 栄町 平 6∼平 9 0.66 店 舗 ・美 術 館 ・住 宅 ・駐 車 場 18 宮 元 町 (お濠 端 ) 宮元町 平 1 0 ∼ 平 12 0.17 店 舗 ・住 宅 ・駐 車 場 19 高崎駅東口第六 東町 平 11 ∼ 平 12 0.41 住 宅 ・事 務 所 ・駐 車 場 20 鶴見町 鶴見町 平 1 2 ∼ 平 13 0.49 店 舗 ・駐 車 場 ・事 務 所 21 八島町 八島町 平 1 3 ∼ 平 14 0.06 住 宅 ・店 舗 22 真町 真町 平 1 3 ∼ 平 15 0.20 住 宅 ・店 舗 23 高崎駅西口北第二 旭町 平 1 4 ∼ 平 15 0.18 店 舗 ・事 務 所 24 旭町 旭町 平 1 6 ∼ 平 17 0.30 住 宅 ・医 療 事 務 所 ・駐 車 場 25 八島町南 八島町 平 1 7 ∼ 平 18 0.23 住 宅 ・学 童 保 育 施 設 ・駐 車 場 26 高崎駅東口第八 東町 平 1 9 ∼ 平 23 0.29 店 舗 ・ ホ テル 22 土 地 区 画 整 理 事 業 (施 工 済 ・施 工 中 ) 面積 地図 地区名 目的 換地処分年月 (ha ) 番号 復興 昭 3 0.4 10.8 5 東口 宅地開発 昭 3 5.3 35.0 4 ③ 南部第一北 都市改造 昭 5 8.7 25.3 0 ④ 高崎駅周辺 都市改造 平 2 .11 10.4 2 ⑤ 城址周辺 都市改造 平 2 5.8 8.20 ⑥ 高 崎 駅 周 辺 (西 口 ) 都市改造 平 2 8.3 ( 予 ) 17.81 ⑦ 東口第二 都市改造 平 2 9.3 ( 予 ) 17.12 ⑧ 西口線周辺 都市改造 平 2 5.2 2.62 ① 戦災復興 ② 市 街 地 再 開 発 事 業 ・土 地 区 画 整 理 事 業 位 置 図 23 ⑥ 交 通 に関 する現 状 分 析 【道 路 交 通 】 本 市 には、市 域 の東 部 を縦 断 する関 越 自 動 車 道 が走 っており、高 崎 IC と北 関 東 自 動 車 道 に分 岐 する高 崎 JCT があります。この高 崎 JCT と藤 岡 IC の間 には、 高 崎 玉 村 スマート IC が供 用 を開 始 し、さらなる利 便 性 の向 上 が図 られます。市 域 南 部 には、長 野 方 面 に繋 がる上 信 越 自 動 車 道 も走 っていて、吉 井 IC が本 市 南 の 玄 関 口 として機 能 しています。さらに、国 道 は、17 号 、18 号 、354 号 、406 号 、254 号 の 5 路 線 が集 中 しており、埼 玉 、新 潟 、長 野 、栃 木 方 面 との交 流 や物 流 の促 進 に寄 与 しています。 また、都 心 を囲 む 3 環 状 (環 状 線 ・都 心 環 状 線 ・外 環 状 線 )に、そこから伸 びる 12 の放 射 幹 線 (=3 環 状 12 放 射 )を地 域 間 を結 ぶ交 流 軸 として位 置 付 けていま す。 【公 共 交 通 】 本 市 は、首 都 圏 と上 信 越 を結 ぶ交 通 の要 衝 として、上 越 、北 陸 新 幹 線 の 2 路 線 が通 っているほか、JR 高 崎 線 、上 越 線 、両 毛 線 、信 越 本 線 、八 高 線 が走 ってい ます。また、県 西 部 の人 々の貴 重 な移 動 手 段 として上 信 電 鉄 が乗 り入 れているな ど、全 国 でも有 数 の交 通 拠 点 性 を有 しています。 JR 高 崎 駅 の 1 日 平 均 乗 客 数 は、県 内 各 駅 の中 で最 も多 く、平 成 24 年 で 28,733 人 となっており、ここ数 年 は横 ばいで推 移 しています。一 方 、上 信 高 崎 駅 の 1 日 平 均 乗 客 数 は 2,161 人 で、こちらも横 ばい状 況 となっています。 バス交 通 では、民 間 の 4 事 業 者 による複 数 の営 業 路 線 があるものの、1 日 平 均 の乗 客 人 員 は減 少 傾 向 にあります。市 内 循 環 バス「ぐるりん」は、年 間 利 用 者 が概 ね横 ばいでしたが、平 成 22 年 度 から運 行 を始 めた都 心 循 環 線 の年 間 利 用 者 が増 加 したことで全 体 の利 用 者 数 を伸 ばしています。 35,000 600,000 30,000 500,000 25,000 28,749 20,000 27,736 27,443 27,786 28,733 557,672 569,208 38,636 49,017 H23 H24 400,000 300,000 15,000 200,000 10,000 5,000 534,621 2,082 2,049 2,053 2,022 100,000 2,161 14,711 0 0 H20 H21 JR高崎駅 H22 H23 H22 H24 上信高崎駅 ぐるりん(全体) ぐるりん(都心循環線) ぐるりん乗 客 人 員 (人 /年 ) JR 高 崎 駅 ・上 信 高 崎 駅 乗 客 人 員 (人 /日 ) 資 料 :高 崎 市 地 域 交 通 課 資 料 :JR 東 日 本 高 崎 支 社 ・上 信 電 鉄 (株 ) 24 交通体系図 K 箕郷地域 K 倉渕地域 K 群馬地域 K 榛名地域 K 高崎地域 新町 地域 K 吉井地域 【駐 車 場 】 中 心 市 街 地 には、市 街 地 再 開 発 事 業 などにより整 備 された駐 車 場 をはじめ、民 間 の時 間 貸 し駐 車 場 が多 く立 地 し、中 心 市 街 地 のアクセスの向 上 と利 便 性 を高 め ています。駐 車 場 法 第 12 条 に定 める駐 車 場 と城 址 地 下 及 び城 址 第 2 地 下 駐 車 場 を合 わせると、駐 車 台 数 は 11,690 台 になります。 中 心 市 街 地 の駐 車 場 境域面積 駐車場名 所在地 駐車台数 形態 立体自走 (㎡) 1 小林駐車場 下横町 1,320 104 2 高 崎 ス ズ ラン パ ーキ ン グ 宮元町 495 93 機械 3 タ イム ズ 高 崎 グリ ーン パ ー ク 寄合町 2,800 46 平面 4 銀 座 パーク 中紺屋町 1,221 60 平面 5 丸 屋 高 崎 駅 西 口 パ ーキ ン グ 旭町 2,214 247 立体自走 6 パ ーク 5 00 鞘町 2,532 479 立体自走 25 7 パ ーク 7 0 柳川町 269 70 8 駅前駐車場 八島町 1,404 351 立体自走 9 高松地下駐車場 高松町 5,230 150 地下自走 10 プリ ンス 駐 車 場 旭町 9,875 689 立体自走 11 髙島屋地下駐車場 旭町 7,220 142 地下自走 12 パ ーク 7 5 宮元町 357 72 機械 13 高 崎 ブ ル ーパー ク 八島町 219 70 機械 14 N TT 群 馬 パ ー キ ン グ 高松町 8,393 96 立体自走 15 廣 田 パーク 東町 1,357 326 立体自走 16 イ ース トパ ーク 東町 1,600 397 立体自走 17 パ ーク 1 08 柳川町 1,637 108 機械 18 JR 高 崎 駅 ビ ル 駐 車 場 八島町 1,906 93 立体自走 19 パ ーク 5 25 東町 2,160 502 立体自走 20 ウエス トパ ーク 1000 旭町 5,942 1,000 立体自走 21 メデ ィ アメ ガ高 崎 ビ ル 駐 車 場 13,03 6 430 立体自走 22 西 口 サウ ス パ ー ク 鶴見町 3,465 440 立体自走 23 フジ サキ 大 栄 駐 車 場 九蔵町 3,959 159 平面 24 高 崎 総 合 医 療 セ ンタ ー 立 体 駐 車 場 高松町 23,84 3 341 立体自走 25 ココ パ ルク 80 0 東町 3,056 801 立体自走 26 あ らまち パ ーク あ ら町 1,318 168 立体自走 27 日 新 電 機 高 崎 旭 町 HS 駐 車 場 旭町 7,254 183 立体自走 28 F・ 開 発 高 崎 旭 町 駐 車 場 旭町 1,218 48 29 高崎駅東口自動車駐車場 八島町 6,100 488 立体自走 30 高 崎 シ テ ィ パーク 連雀町 2,605 520 立体自走 31 日新電機高崎八島町駐車場 八島町 3,352 127 平面 32 高 崎 駅 西 口 ペ ガ サス 駐 車 場 旭町 3,650 146 平面 33 LAB I 1 高 崎 駐 車 場 栄町 11,4 66 978 立体自走 34 NP C2 4H 高 崎 田 町 パ ー キ ン グ 田町 1,343 56 平面 35 タ イム ズド ラッ グ スギ 高 崎 栄 町 店 栄町 1,641 41 平面 36 城址地下駐車場 高松町 − 192 地下自走 37 城址第二地下駐車場 高松町 − 391 地下自走 38 保 健 セ ン ター・ 中 央 図 書 館 駐 車 場 高松町 1,999 400 立体自走 39 平 和 パーク旭 町 旭町 2,341 686 立体自走 149,7 97 11,6 90 下和田町 合計 26 機械 平面 ⑦ 地 価 に関 する状 況 分 析 地 価 は、バブル経 済 以 降 、長 期 に わたる景 気 の低 迷 を受 けて、全 国 各 地 で下 落 傾 向 にありました。近 年 では、 景 気 回 復 の兆 しから大 都 市 圏 におい て下 げ止 まり傾 向 が見 られるようにも なりましたが、地 方 都 市 は依 然 として 一 部 を 除 き 下 落 傾 向 が 続 い てい ま す 。 160,000 140,000 120,000 100,000 80,000 60,000 40,000 20,000 0 136,100 101,500 64,800 54,400 H20 H21 H22 H23 H24 H25 本 市 の商 業 地 を地 価 公 示 価 格 で見 住宅地 てみると、平 成 25 年 平 均 が 101,500 円 /㎡となっており、平 成 20 年 比 で 商業地 住 宅 地 と商 業 地 の平 均 地 価 (円 /㎡) 25.4%下 落 しています。住 宅 地 も平 成 25 年 平 均 で 54,400 円 /㎡となっており、平 成 20 年 比 で 16.0%の下 落 を示 していま す。しかし、八 島 町 の商 業 地 は県 下 一 の価 格 が長 年 続 くなど、ポテンシャルは常 に 高 い状 況 にあります。 主 な中 心 市 街 地 (商 業 地 )の地 価 公 示 価 格 (円 /㎡)の推 移 平成 平成 平成 平成 平成 平成 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 地点名 八 島 町 63 番 1 外 栄 町 11 番 13 外 連 雀 町 85 番 1 外 通 町 52 番 1 436,0 00 424,0 00 409,0 00 387,0 00 370,0 00 35 5,0 00 289,0 00 283,0 00 270,0 00 257,0 00 245,0 00 24 0,0 00 270,0 00 259,0 00 237,0 00 222,0 00 207,0 00 19 5,0 00 240,0 00 231,0 00 219,0 00 206,0 00 194,0 00 18 4,0 00 27 ⑧ 文 化 活 動 に関 する現 状 分 析 中 心 市 街 地 では、一 年 を通 じてまつりや様 々な音 楽 ・芸 術 イベントが開 催 されて おり、多 くの人 がその賑 わいを楽 しんでいます。 特 に、本 市 の特 長 でもある音 楽 のイベントは、群 馬 交 響 楽 団 の定 期 演 奏 会 をは じめ、高 崎 音 楽 祭 や高 崎 マーチングフェスティバルなど、数 多 く開 催 されています。 また、美 術 館 とタワー美 術 館 では様 々な企 画 展 を鑑 賞 することができ、高 崎 シティ ギャラリーでは気 軽 に作 品 を発 表 できる場 があるなど、日 常 的 に芸 術 と触 れ合 える 環 境 が整 っています。 中 心 市 街 地 で開 催 される主 なイベント 名称 開催時期 概要 毎 年 4 月 29 日 に開 催 されます。高 崎 に残 る市 民 芸 能 を観 たかさきス 覧 できる「市 民 芸 能 祭 」や毎 年 、大 勢 の人 から好 評 を得 てい る プリングフ 春季 ェスティバ 「フリーマーケット」 など 、子 ど も からお年 寄 りまで楽 しめる催 しが ル た く さ ん あ りま す 。 「地 方 では上 映 されにくい映 画 を高 崎 で見 たい。」そんな思 い を 持 つ 市 民 が 集 まり 大 き く 育 っ た 「 高 崎 映 画 祭 」 。 期 間 中 は 8 0 高崎映画 春季 祭 本 以 上 の映 画 が上 映 され多 くの人 が足 を運 びます。授 賞 式 に は著 名 な監 督 や俳 優 も参 加 し、華 を添 えます。 毎 年 8 月 の第 1 土 ・日 曜 日 に開 かれます。中 心 市 街 地 で、勇 壮 な神 輿 のもみ合 いや、山 車 高 崎 まつ 夏季 巡 行 などの伝 統 的 なイベントに加 え、福 引 など誰 でも見 て、参 加 して、楽 しめる祭 りです。土 曜 り 日 の夜 には、北 関 東 最 大 級 の花 火 大 会 が開 かれ、約 15,000 発 の花 火 が夜 空 を彩 ります。 群 馬 交 響 楽 団 を育 てたまち高 崎 は、新 しい音 楽 文 化 も発 信 しています。1990 年 から始 まっ 高崎音楽 秋季 た高 崎 音 楽 祭 は、クラシックや ジャズなど 、期 間 中 は、あらゆる音 楽 が 高 崎 に集 結 し、賑 わいま 祭 す。 高 崎 マーチングフェス ティバルは 、「 音 楽 の ある街 ・ 高 崎 」 を代 高 崎 マー 表 する市 民 参 加 型 イベントです。市 内 のスクールバンドが中 心 チングフェ 秋季 ですが、国 内 外 から有 力 バンドを招 聘 し、沿 道 に詰 めかけた大 スティバル 勢 の観 客 を沸 かせます。 昭 和 11 年 に 建 立 し た 白 衣 大 観 音 の 築 造 5 0 周 年 を 記 念 し て 始 まっ た 「 た か さ き 能 」 は 、 毎 年 たかさき能 秋季 10 月 上 旬 に開 催 されます。かがり火 に映 し出 さ れる舞 台 で演 じられる能 は、日 本 古 来 から伝 わ る 幽 玄 な 世 界 を 楽 し む こ と が で き ます 。 28 商 都 高 崎 の冬 の風 物 詩 です。市 内 の小 売 業 者 が、商 売 の 神 であるえびす様 に一 年 の商 売 繁 盛 を祈 願 するとともに、報 恩 高 崎 えび 冬季 感 謝 の意 を込 めた大 売 出 しを行 う本 市 を代 表 する一 大 商 業 イ す講 市 ベントです。 冬 の 高 崎 を 飾 る 、 イ ル ミ ネ ー シ ョ ン イ ベ ン ト です 。 たかさき光 点 灯 式 やオープニングイベント、スターライトウインク、ライトアニ のペ ージ 冬季 マ ル など 、 各 種 イ ベ ン ト が 開 催 さ れ ます 。 ェント 群 馬 音 楽 セ ン タ ー で 、 年 9 回 の 定 期 演 奏 会 を 開 催 し てい ます 。こ の ほ か 、 元 旦 コ ン サー ト や 群馬交響 楽団定期 年 9 回 夏 休 み の サ マ ー コン サ ー ト も 開 催 し 、 多 くの フ ァ ン に 親 し ま れ て い ます 。 演奏会 ようこそ高 高 崎 名 物 の人 情 市 は、毎 月 第 四 日 曜 日 にもてなし広 場 で開 催 される朝 市 とフリーマーケッ 毎月 1 回 崎人情市 ト 、そ し て 飲 食 の 屋 台 が 並 ぶ 賑 や か な「 市 」 です 。 高崎市民 美術展覧 市 民 の美 術 に対 する制 作 意 欲 と鑑 賞 力 を高 め、市 民 文 化 の向 上 を図 ることを目 的 に開 催 年 1 回 会 されています。写 真 や書 道 、彫 刻 や工 芸 、日 本 画 、洋 画 など、様 々なジャンルの作 品 を鑑 賞 す る こ と が で きま す 。 自 然 の恵 みに感 謝 し、「食 」の大 切 さを考 えるとともに、高 崎 産 の農 産 物 を市 民 に紹 介 する 高崎市農 年 1 回 場 として開 催 されています。市 内 で栽 培 された野 菜 の展 示 ・即 売 会 のほか、様 々なイベントが 業 まつり 行 われ、大 勢 の人 で賑 わいます。 音 人 まつ 高 崎 駅 西 口 の商 業 エリアの振 興 、音 楽 関 係 団 体 やアーティストの活 動 の場 の提 供 ・育 成 を 年 3 回 り 目 的 に 、 ま ち な か を 音 楽 で 盛 り 上 げ てい ま す 。 「高 崎 の飲 食 業 界 の振 興 、高 崎 の新 しい食 文 化 の創 造 、食 で高 崎 のまちを元 気 にする」を 高 崎 バル 年 2 回 コンセプトに開 催 しています。参 加 者 は、チケットを購 入 し、ガイドマップをもとに参 加 各 店 での 飲 み歩 きや食 べ歩 きを楽 しみます。 商 都 高 崎 の魅 力 を発 信 するために、中 心 市 街 地 に立 地 する「スズラン」、「髙 島 屋 」、「ビブ 高崎商都 年 2 回 レ 」 、「 モン ト レ ー 」 、「 ヤ マ ダ 電 機 ( L AB I1 高 崎 ) 」 の 5 つ の 大 型 店 と 地 元 の 商 店 街 が 連 携 し 、 博覧会 独 自 の セ ー ル や イ ベ ン ト を 開 催 す る ほ か 、 大 抽 選 会 も 行 っ てい ま す 。 主 としてパスタを提 供 している飲 食 店 に出 店 してもらい、参 加 者 による投 票 でその年 の№1 パスタを決 定 します。イベントを通 キングオブ 年 1 回 パス タ じ て 、 「 パ ス タ の 街 ・ 高 崎 」 を 全 国 へ 発 信 し ます 。 29 −中 心 市 街 地 の現 況 のまとめ− 【沿 革 ・位 置 付 け】 〇 中 心 市 街 地 は、古 くから商 都 ・高 崎 の中 心 、内 陸 交 通 の拠 点 として繁 栄 し、今 日 でも県 内 随 一 の商 業 集 積 と全 国 有 数 の広 域 交 通 ターミナル機 能 を有 している。 【人 口 動 向 】 〇 群 馬 県 の人 口 が減 少 する中 で中 心 市 街 地 の人 口 は、土 地 区 画 整 理 事 業 や市 街 地 再 開 発 事 業 などの都 市 基 盤 整 備 が進 捗 したことによるマンション建 設 の活 発 化 を受 け、増 加 傾 向 を維 持 している。 〇 高 齢 化 率 も若 年 ファミリー層 のマンション志 向 の強 まりを受 け、歯 止 めがかかりつ つある。 【商 業 動 向 】 〇 空 き店 舗 は改 善 の兆 しがあるが、周 辺 市 町 で大 型 小 売 店 舗 の集 積 が進 むなど、 中 心 市 街 地 の商 業 に及 ぼす影 響 が懸 念 されている。 〇 店 舗 数 と従 業 者 数 は、長 引 いた景 気 の低 迷 や後 継 者 不 足 などにより、減 少 傾 向 となっている。 【都 市 福 利 施 設 の立 地 状 況 】 〇 中 心 市 街 地 には、市 役 所 、国 立 病 院 機 構 高 崎 総 合 医 療 センター、高 崎 郵 便 局 など市 民 生 活 に密 着 した公 共 施 設 や、群 馬 音 楽 センター、高 崎 シティギャラリー、 美 術 館 などの 文 化 施 設 が 多 数 立 地 しており、高 い市 民 サービスを提 供 するとともに、 文 化 や音 楽 のまちとしても知 られている。 〇 群 馬 音 楽 センターや中 央 体 育 館 の老 朽 化 を背 景 に、新 しい高 崎 文 化 芸 術 セン ターや新 体 育 館 の整 備 が進 行 中 で、市 民 サービスの向 上 に寄 与 する新 しい拠 点 の 形 成 が期 待 されている。 【市 街 地 整 備 の動 向 】 〇 中 心 市 街 地 は上 越 新 幹 線 の整 備 をきっかけとし、土 地 の合 理 的 かつ健 全 な高 度 利 用 を 図 るた め、土 地 区 画 整 理 事 業 や市 街 地 再 開 発 事 業 を 多 数 実 施 してきた。 結 果 として細 街 路 や密 集 市 街 地 の解 消 が図 られ、高 崎 市 の顔 にふさわしいまちづ くりが進 められている。 30 【公 共 交 通 の利 用 状 況 】 〇 高 崎 駅 は、上 越 、北 陸 新 幹 線 、JR 高 崎 線 、上 越 線 、両 毛 線 、信 越 本 線 、八 高 線 、そして、上 信 電 鉄 が乗 り入 れており、全 国 でも有 数 の広 域 交 通 ターミナルを有 し ている。 〇 JR 高 崎 駅 の乗 客 数 は、1 日 約 28,000 人 、上 信 高 崎 駅 の乗 客 数 は約 2,000 人 で 横 ばい状 況 となっている。 〇 バス交 通 は、民 間 事 業 者 による複 数 の営 業 路 線 があるものの、1 日 の平 均 乗 客 数 は減 少 傾 向 にある。市 内 循 環 バス「ぐるりん」は、都 心 循 環 線 の利 用 者 が増 加 し たことで全 体 の利 用 者 数 も増 加 傾 向 となっている。 【文 化 活 動 の状 況 】 〇 中 心 市 街 地 では、一 年 を通 じてまつりや様 々な音 楽 ・芸 術 イベントが開 催 されて おり、多 くの人 がその賑 わいを楽 しんでいる。群 馬 交 響 楽 団 の定 期 演 奏 会 や美 術 館 、タワー美 術 館 での企 画 展 、高 崎 シティギャラリーでは気 軽 に作 品 を発 表 できる など、日 常 的 に芸 術 と触 れ合 える環 境 がある。 31 (6)市 民 ニーズの把 握 【市 民 ニーズ把 握 の流 れ】 第 17 回 市 民 アンケート 市 民 の 意 見 や 考 え を 知 り 、施 策 を 推 進 す るた めの 基 礎 これまで・・・ 大 きな 視 点 と 小 さ な視 点 で 議 論 「中 心 市 街 地 に関 する市 民 アンケート」 広 いニ ー ズの 把 握 市 民 討 議 会 VOICE2012 高崎市 (公 社 )高 崎 青 年 会 議 所 市民 こ れま でに ない積 極 的 な市 民 参 加 中 心 市 街 地 活 性 化 に絞 った議 論 中 心 市 街 地 の課 題 を詳 細 に洗 い出 し=市 民 ニーズ 32 ①第 17 回 市 民 の声 アンケート(抽 出 ) 本 調 査 は、市 民 が毎 日 の生 活 や仕 事 に安 心 感 を持 てる市 政 を目 指 し、重 要 な施 策 を積 極 的 に進 めていくために、市 民 の意 見 や考 えを広 くうかがうことを目 的 として実 施 しました。 第 2 期 基 本 計 画 の策 定 にあたっては、本 アンケートを活 用 することとし、関 連 のある 調 査 項 目 を抽 出 してニーズを把 握 することとします。 地 域 高崎市全域 対 象 平 成 24 年 9 月 1 日 現 在 、住 民 登 録 されている満 20 歳 以 上 の市 民 対象者数 6,000 人 実 施 日 平 成 24 年 10 月 1 日 (月 )発 送 、2 日 (火 )から 15 日 (月 )回 収 回 収 率 45.9% 【調 査 結 果 と分 析 第 5 次 総 合 計 画 のまちづくり】 「将 来 のまちの姿 」の実 現 に向 けた取 り組 みが行 われていたと感 じるか そう思 う 分野 調査年 分析 (どちらかというとを含 む) すこ や かで 元 気 に 暮 ら せ る ま ち ( 健 康 ・ 福 祉 ) 豊 か な 心 と 感 性 が 育 つ ま ち( 教 育 ・ 文 化 ) 安 心 でや す ら ぎ の あ る ま ち( 環 境 ・ 安 全 ) 人 々 が つど う 魅 力 あ る ま ち( 産 業 ・ 環 境 ) 平 成 24 年 45.7% 「健 康 ・福 祉 」「都 市 ・建 平 成 22 年 42.4% 設 」は「そう思 う」の割 合 平 成 20 年 37.1% が比 較 的 高 い=満 足 度 平 成 24 年 38.3% が高 い 平 成 22 年 37.5% 平 成 20 年 38.3% 「産 業 ・観 光 」「地 域 ・自 平 成 24 年 39.2% 治 」は「そう思 う」の割 合 平 成 22 年 36.0% 平 成 20 年 34.8% 平 成 24 年 25.8% 平 成 22 年 22.5% 平 成 20 年 23.7% 平 成 24 年 45.0% 平 成 22 年 44.9% 平 成 20 年 46.9% 平 成 24 年 27.1% 平 成 22 年 24.9% 平 成 20 年 23.1% が比 較 的 低 い=満 足 度 が低 い 「将 来 のまちの姿 」の実 現 に向 けた取 り組 みの 感 じ方 に、大 きな経 年 変 化 は 見 ら れ ない 便 利 で 快 適 な 住 み よ い まち ( 都 市 ・ 建 設 ) 市 民 とつ く る み ん なの ま ち( 地 域 ・ 自 治 ) ※ 40 % 以 上 を 満 足 度 が 高 い、30 % 以 下 を 満 足 度 が 低 いと した 場 合 33 【各 施 策 の満 足 度 ・重 要 度 産 業 ・環 境 分 野 】 満 足 度 について そう思 う 項目 調査年 分析 (どちらかというとを含 む) 平 成 24 年 44.2% 平 成 22 年 41.6% 高 崎 駅 周 辺 の中 心 商 店 街 ににぎわいがあるの 高 崎 駅 周 辺 の 中 心 商 店 街 に に ぎ わ い が ある 割 合 が高 い=満 足 度 が 平 成 20 年 45.5% 高い ※ 40 % 以 上 を 満 足 度 が 高 い、30 % 以 下 を 満 足 度 が 低 いと した 場 合 【各 施 策 の満 足 度 ・重 要 度 建 設 ・都 市 分 野 】 満 足 度 について そう思 う 項目 調査年 分析 (どちらかというとを含 む) 幹 線 道 路 や生 活 道 路 が整 っている 平 成 24 年 60.5 幹 線 道 路 や生 活 道 路 平 成 22 年 65.3 が整 っている、生 活 道 平 成 20 年 65.1 路 や公 園 、下 水 道 など 平 成 24 年 48.4 が整 備 され、快 適 で利 平 成 22 年 53.9 平 成 20 年 53.9 平 成 24 年 34.3 平 成 22 年 39.0 平 成 20 年 45.3 平 成 24 年 30.2 平 成 22 年 37.0 平 成 20 年 36.4 平 成 24 年 22.0 平 成 22 年 30.5 平 成 20 年 30.1 平 成 24 年 21.9 平 成 22 年 24.4 平 成 20 年 25.2 生 活 道 路 や公 園 、下 水 道 などが整 備 され、快 適 で利 便 性 の高 い市 街 地 が形 成 されている バス や 鉄 道 など の 公 共 交 通 が 充 実 し てい る 景 観 に 配 慮 し た 美 し い 街 並 み が 形 成 さ れ てい る 便 性 の高 い市 街 地 が形 成 されているの割 合 が 比 較 的 高 い=満 足 度 が 高い 歩 行 者 と自 転 車 にやさ しいまちづくりが進 んで い る 、 出 か け て み た く なる 魅 力 ある中 心 市 街 地 が 形 成 されているの割 合 歩 行 者 と 自 転 車 に や さ し い ま ち づ く り が 進 ん でい る 出 かけてみたくなる魅 力 ある中 心 市 街 地 が形 成 さ れている ※ 40 % 以 上 を 満 足 度 が 高 い、30 % 以 下 を 満 足 度 が 低 いと した 場 合 34 が比 較 的 低 い=満 足 度 が低 い ② たかさき市 民 討 議 会 VOICE2012 【市 民 討 議 会 とは】 本 市 では、市 民 の声 を市 政 に反 映 させるため、「高 崎 市 市 民 参 加 推 進 計 画 」を 策 定 し、様 々な手 法 による市 民 参 加 の取 り組 みを実 施 しております。中 でも「市 民 討 議 会 」は、これまでの市 民 参 加 の手 法 (日 頃 から積 極 的 に市 政 に参 加 している 人 を対 象 )とは異 なり、無 作 為 抽 出 により声 を上 げない多 数 の市 民 の意 見 (サイレ ントマジョリティ)を取 り込 んだ新 たな市 民 参 加 の手 法 であり、これまでの市 民 参 加 の手 法 では汲 み取 ることのできなかった「声 なき声 」を聴 くため、本 市 でも積 極 的 に 取 り組 んでいる手 法 です。 【たかさき市 民 討 議 会 募 集 方 法 】 討 議 会 では、高 崎 在 住 の 18 歳 以 上 の市 民 1,300 人 に無 作 為 抽 出 により案 内 を 送 付 しました。テーマは、「中 心 市 街 地 活 性 化 を考 える∼まちなかづくりはみんなが 主 役 ∼」とし、中 心 市 街 地 活 性 化 に関 して行 政 の施 策 や商 店 街 の活 動 ばかりに 頼 ることなく、そこで暮 らす市 民 全 員 が課 題 を共 有 し対 策 を考 え行 動 する、市 民 総 参 加 型 で「中 心 市 街 地 活 性 化 」に取 り組 むこととしています。 【実 施 概 要 】 たかさき市 民 討 議 会 VOICE2012 の開 催 にあたっては、市 民 参 加 と協 働 のまち づくりをさらに進 めるため、公 益 社 団 法 人 高 崎 青 年 会 議 所 と高 崎 市 でパートナー シップ協 定 を締 結 し、協 働 で取 り組 みました。 テーマに関 しては、平 成 20 年 に認 定 された「高 崎 市 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 」から第 2 期 基 本 計 画 の策 定 に向 けて、市 民 が中 心 市 街 地 に求 める具 体 的 な 構 想 や施 策 について広 く意 見 を集 めるために「中 心 市 街 地 活 性 化 」に絞 り、討 議 を行 いました。 開 催 日 平 成 24 年 9 月 8 日 (土 )、9 日 (日 ) 開催場所 高 崎 市 役 所 20 階 研 修 室 主 たかさき市 民 討 議 会 VOICE2012 実 行 委 員 会 催 テ ー マ 中 心 市 街 地 を考 える ∼まちなかづくりはみんなが主 役 ∼ 参 加 者 延 べ 62 名 【討 議 1 高 崎 のまちなかに足 りないところ、魅 力 的 なところ】 参 加 者 個 人 がまちなかに足 りないと感 じているところ及 び魅 力 的 に感 じていると ころをまとめ、まちなかに関 するイメージを明 確 にしました。 35 高 崎 のまちなかのいま 分類 魅力度 意 見 のまとめ 自 然 に近 い 市 役 所 周 辺 の環 境 が魅 力 的 国 道 沿 いの景 観 が良 い 魅力的 公 園 が多 い 自然環境 周 辺 の ロ ケー ショ ン が 良 い 自然 公 園 ・ 緑 ・ せせ らぎ が 少 な い 足 りない 緑 ・ 心 地 よ い空 間 が 不 足 し て い る 物 価 が安 い 魅力的 駅 周 辺 は 整 備 さ れて い て 買 い物 は 便 利 お 店 ( 専 門 店 ・ ケ ーキ ・ 喫 茶 e t c) が 少 な い 買 い物 ・ 飲 食 飲 食 ( お しゃ れな 店 な ど) が な い 足 りない 個 性 的 な 行 きた い 店 が 不 足 して いる 「コン ビ ニ」 的 な 店 が 少 な い 教 会 や お寺 が 多 い 魅力的 公 共 施 設 、 教 育 ( 子 育 て) が 整 備 さ れて 良 い 公 共 施 設 が 揃 っ て いる 公 共 ・福 祉 施 設 福 祉 施 設 がない 足 りない 遊 歩 道 (お濠 、烏 川 etc)の整 備 が必 要 子 ど も と 老 人 に 優 し い 歩 道 ・ グリ ー ンベ ル トを 設 置 ・ 整 備 を 交 通 の要 衝 電 車 の便 が良 い 魅力的 交 通 の利 便 性 が良 い 駅 周 辺 は 整 備 さ れて い て 歩 行 は 安 全 交 通 インフラ不 足 交 通 インフラ 中 心 街 に 車 で 行 きづ ら い 駐 車 場 ・ 駐 輪 場 が 不 足 し て いる 足 りない 市 街 地 に 入 る「 案 内 板 」 が な い 「 無 料 駐 車 場 」 がな い 駐 車 場 を 中 心 に 買 い物 ・ 食 事 が で きれば 良 い 文 化 ・ 芸 術 の ま ち( 群 響 ・ 美 術 館 ・ 映 画 e t c ) 歴史遺産 文 化 ・歴 史 魅力的 文 化 面 の充 実 歴 史 がある 36 花 火 ・ イル ミ ネ ーシ ョン・ 文 化 芸 術 が よ い 駅 周 辺 に人 が集 まる 災 害 が少 ない 魅力的 街 がコンパクト 駅 を 中 心 と し た いろ い ろな 施 設 楽 し める 場 所 が な い その他 人 が 集 ま らな い 情 報 がない 足 りない 学 生 が 集 ま れ る施 設 が な い まちな か に 特 色 が な い 観 光 地 の ア ピ ー ル が 不 足 し て いる ので も っと ア ピー ル を まち の 魅 力 【討 議 2 目 でみて歩 いて感 じるまちなか】 実 際 にまちへ出 て歩 くことにより、まちなかの現 状 を把 握 するとともに、討 議 1 で共 有 したプラス、マイナスなイメージを具 体 的 なものとしました。 まちなか歩 きの様 子 【討 議 3 ズバリ!活 性 化 のアイデアはこれだ!】 中 心 市 街 地 でしか味 わえない、体 験 できない新 たな魅 力 「新 しいスポット・イベ ント」の案 を全 員 で考 えました。個 人 のアイデアをグループ討 議 を通 じてブラッシ ュアップし、最 終 的 に全 員 の合 意 形 成 を図 り、優 先 順 位 を確 定 しました。 37 新 しいスポット・イベントのアイデア 第 1 位 烏 川 及 び 周 辺 環 境 の 利 用 ( 屋 形 船 ・ ボー ト・ 屋 台 な ど) 第 2 位 毎 週 土 日 の 朝 マ ルシ ェ ( 新 鮮 野 菜 の 販 売 ) 第 3 位 小 学 校 空 き教 室 の活 用 (介 護 と保 育 併 用 ) 【討 議 4 ズバリ!回 遊 性 向 上 のアイデアはこれだ!】 中 心 市 街 地 へ行 く理 由 があったとしても、要 件 を済 ますだけでは結 果 的 にまち の賑 わいには繋 がりません。用 事 があって訪 れた人 がそのついでに数 箇 所 へ寄 っていく動 線 や仕 組 みづくりによって回 遊 性 を向 上 させる案 を全 員 で考 えました。 個 人 のアイデアをグループ討 議 を通 じてブラッシュアップし、最 終 的 に全 員 の合 意 形 成 を図 り、優 先 順 位 を確 定 しました。 回 遊 性 向 上 のアイデア 第 1 位 無 料 駐 車 場 もしくは格 安 駐 車 場 の設 置 第 2 位 まちな かキ ャ ン パス 第 3 位 気 持 ち よ く歩 け る環 境 整 備 ( 子 ど も・ ペ ッ トと 一 緒 に 歩 け て 屋 根 付 きベ ン チ あ り) 【討 議 5 ズバリ!周 辺 地 域 とのアイデアはこれだ!】 高 崎 市 の中 心 市 街 地 は、高 崎 市 の玄 関 口 であることは明 確 で、文 化 発 信 地 でもあります。市 町 村 合 併 によって新 しい高 崎 市 が誕 生 した中 、中 心 市 街 地 の 役 割 はどのように変 化 していくべきか、合 併 した地 域 から見 た中 心 市 街 地 、その 連 携 アイデアについて考 えました。個 人 のアイデアをグループ討 議 を通 じてブラ ッシュアップし、最 終 的 に全 員 の合 意 形 成 を図 り、優 先 順 位 を確 定 しました。 周 辺 地 域 の連 携 第 1 位 近 隣 特 産 物 の販 路 拡 大 (高 崎 パック) 第 2 位 高 崎 全 体 で スポーツ ・ 文 化 的 イ ベ ン ト の 開 催 第 2 位 観 音 山 丘 陵 を中 心 とし連 携 した観 光 開 発 第 2 位 榛 名 神 社 ほか周 辺 神 社 と市 内 神 社 の周 遊 券 発 行 【討 議 6 ズバリ!私 たち市 民 にできることはこれだ!】 個 人 のアイデアをグループ討 議 を通 じてブラッシュアップし、最 終 的 に全 員 の 合 意 形 成 を図 り、優 先 順 位 を確 定 しました。 38 市 民 にできる活 性 化 第 1 位 高 崎 市 内 で買 って食 べて遊 ぶ 第 2 位 市 役 所 ・青 年 会 議 所 等 に目 安 箱 を設 置 しアイデアを伝 える 第 2 位 地 域 を 愛 し 情 報 発 信 する ③市 民 ニーズのまとめ 【中 心 市 街 地 に対 する満 足 感 】 「自 然 環 境 」に関 しては、魅 力 的 な資 源 をもっと活 用 できたら良 いという意 見 、 「買 い物 ・飲 食 」に関 しては、かつてはもっと栄 えていて買 い物 が便 利 だったという 意 見 がありました。 また、「公 共 ・福 祉 施 設 」に関 しては、公 共 サービスへの評 価 が高 く、福 祉 施 設 に関 しては足 りないと感 じていること、「交 通 インフラ」に関 しては、交 通 網 への評 価 が高 いが駐 車 場 に関 する要 望 が多 いことが分 かりました。 「文 化 ・歴 史 」に関 しては、多 くの人 が魅 力 的 であると感 じています。 【中 心 市 街 地 活 性 化 のための新 たなスポットとイベント】 「烏 川 及 び周 辺 環 境 の利 用 」は、烏 川 沿 いの自 然 環 境 をもっと有 効 活 用 したい との思 いの結 果 と考 えられます。 また、「毎 週 土 日 の朝 マルシェ」は、休 日 朝 からまちへ出 かける楽 しさ、理 由 をつ くりだすことでまち全 体 の賑 わいと活 性 化 に繋 げることが高 く評 価 されています。 「小 学 校 の 空 き教 室 の利 用 」は 、介 護 と保 育 の 両 面 で小 学 校 を 活 用 するもの で、 高 齢 者 と若 者 、また子 どもたちが直 接 交 流 する場 所 をつくり、コミュニケーション豊 かなまちをつくる必 要 性 が指 摘 されています。 【回 遊 性 を向 上 するための方 策 】 中 心 市 街 地 に訪 れる人 々にとって気 がかりとなることが駐 車 場 であり、「サービス 時 間 や駐 車 料 金 を意 識 すると回 遊 する時 間 がとれない」という意 見 が多 く出 されま した。一 方 で、「駐 車 場 が 無 料 でも抜 本 的 な解 決 策 にはならない」という 意 見 もあり、 駐 車 場 問 題 の難 しさが指 摘 されています。 「まちなかキャンパス」では、市 内 の大 学 の一 部 の授 業 に市 街 地 の空 きテナント を使 用 する、提 携 の飲 食 店 を学 食 扱 いとしてサービス提 供 を行 うなど、既 存 環 境 を 活 用 し、まちなかで学 生 に回 遊 してもらうとしたことが評 価 されました。 「気 持 ちよく歩 ける環 境 整 備 」では、子 どもやペット連 れも安 心 で、また必 要 に応 じて預 けることができる環 境 が求 められています。 39 【周 辺 地 域 との連 携 】 「近 隣 特 産 物 」や「観 光 開 発 」、「市 内 神 社 の周 遊 」は、中 心 市 街 地 と周 辺 地 域 、 双 方 の行 き来 を増 やすとともに、全 体 の底 上 げが必 要 であるとの意 見 がありまし た。 【中 心 市 街 地 活 性 化 と市 民 参 加 】 討 議 や実 際 にまち歩 きを行 う中 で、中 心 市 街 地 の危 機 感 を新 たに認 識 したとと もに、自 分 たちの育 ったまちを自 分 たちの手 で守 らなければならないとのことから 「高 崎 市 内 で買 って食 べて遊 ぶ」必 要 性 が指 摘 されています。 【市 民 ニーズのまとめ】 市 民 に対 するアンケートや討 議 会 の結 果 によると、高 崎 駅 周 辺 の中 心 市 街 地 の 商 店 街 に賑 わいを感 じている人 が多 い反 面 、出 かけてみたくなる魅 力 ある中 心 市 街 地 が形 成 されているとする意 見 が少 数 で、魅 力 ある商 店 ・商 店 街 づくりに継 続 し て取 り組 む必 要 があります。 また、文 化 ・歴 史 に関 しては、多 くの人 が魅 力 を感 じており、これらの資 源 と回 遊 性 を組 み合 わせた施 策 の充 実 が望 まれています。 今 後 、第 2 期 基 本 計 画 で中 心 市 街 地 の活 性 化 を図 っていくためには、満 足 度 の高 かった交 通 網 を最 大 限 生 かし、来 訪 者 の集 客 を向 上 させるとともに、高 崎 駅 東 西 が一 体 となった活 力 ある中 心 市 街 地 の形 成 を目 指 していくことが必 要 です。 40 第 1 期 基 本 計 画 と第 2 期 基 本 計 画 のニーズ比 較 平 成 2 4 年 度 ( 第 1 7 回 市 民 ア ン ケー ト ) 平 成 19 年 度 ( 中 心 市 街 地 に関 する市 民 アンケート) 調査地域 高崎市全域 調査地域 高崎市全域 調査対象 18 歳 以 上 の市 民 5,000 人 実施対象 20 歳 以 上 の市 民 6,000 人 調査方法 郵 送 による配 布 ・回 収 調査方法 郵 送 による配 布 ・回 収 調査時期 平 成 19 年 9 月 13 日 から 26 日 調査時期 平 成 24 年 10 月 2 日 から 15 日 回 36.0% 回 45.9% 収 率 【 魅 力 的 で あ る と 魅 力 的 で ない 割 合 が 同 程 度 】 収 率 【満 足 度 が高 い】 規 模 が大 きくて楽 しめるデパートがある 高 崎 駅 周 辺 の 中 心 商 店 街 に に ぎ わ い が ある 自 分 の 欲 し い 商 品 が 選 択 で きる 幹 線 道 路 や生 活 道 路 が整 っている 交 通 の便 がよい 【満 足 度 が低 い】 中心市街地 駐 車 場 が 整 備 さ れ てい る 歩 行 者 と自 転 車 にやさしいまちづくりが進 んでいる の印 象 (自 【 魅 力 的 で ない 】 とは思 わない 然 環 境 を含 商 店 ( 街 ) の サ ー ビ ス が 良 い と は 思 わ ない 出 かけてみたくなる魅 力 ある中 心 市 街 地 が形 成 さ む) 商 店 や 商 店 街 の イ ベ ン ト が 楽 し い と は 思 わ ない れているとは思 わない 街 に 人 が 集 ま り 、 賑 や か な 雰 囲 気 が ない 流 行 やファッションの先 端 性 を感 じない 文 化 的 雰 囲 気 に 満 ち てい ると は 思 わ ない 平 成 24 年 度 (市 民 討 議 会 ) ※第 2 期 基 本 計 画 の策 定 における市 民 ニーズの把 握 について は、これまでの中 心 市 街 地 に関 する市 民 アンケートから、大 きな視 調査地域 高崎市全域 点 で中 心 市 街 地 の現 状 を捉 えた「第 17 回 市 民 アンケート」と、ま 実施対象 18 歳 以 上 の市 民 1,300 人 ちづくりの 主 役 である市 民 が 現 状 と課 題 について積 極 的 に 議 論 を 参加方法 郵 送 により案 内 送 付 ・参 加 希 望 の回 答 行 った「市 民 討 議 会 」を組 み合 わせ、潜 在 的 な市 民 ニーズを掘 り 実 施 日 平 成 24 年 9 月 8 日 ・9 日 起 こしました。 参 加 率 4 . 8 % ( 延 べ 人 数 に よ る) 今 後 も市 民 ニーズについては、大 きな視 点 と小 さな視 点 の 両 側 【 魅 力 的 で あ る】 から積 極 的 な把 握 を行 い、活 力 ある中 心 市 街 地 の形 成 に役 立 て 市 役 所 周 辺 の環 境 が魅 力 的 ることとします。 公 園 が多 い 駅 周 辺 は整 備 されていて歩 行 は安 全 公 共 施 設 が揃 っている 交 通 の利 便 性 が良 い 文 化 ・芸 術 のまち 【 魅 力 的 で ない 】 緑 ・ 心 地 よ い 空 間 が 不 足 し てい る 個 性 的 な 行 き た い 店 が 不 足 し てい る 遊 歩 道 (お濠 、烏 川 )の整 備 が必 要 駐 車 場 ・ 駐 輪 場 が 不 足 し てい る 41 [3]中 心 市 街 地 の特 性 分 析 1 広 域 交 流 拠 点 としての歴 史 的 背 景 本 市 の中 心 市 街 地 は、「商 人 のまち」、「街 道 の宿 場 町 」として栄 えた歴 史 的 経 緯 があります。現 在 でも、小 路 や商 家 、蔵 などの建 造 物 が残 っており、活 性 化 の資 源 として活 用 できる要 素 を持 っています。 2 地 域 経 済 をリードする役 割 と責 任 本 市 の中 心 市 街 地 は、交 通 の優 位 性 から、企 業 の本 ・支 店 が多 く立 地 していま す。雇 用 を創 出 し、まちを活 性 化 することで、地 域 経 済 をリードする責 任 が求 められ ています。 3 商 業 活 力 の再 生 本 市 の中 心 市 街 地 は、県 内 随 一 の商 業 集 積 を誇 っています。市 外 や県 外 から の来 客 数 も多 く、まちの顔 としての役 割 を担 っています。また、空 き店 舗 も減 少 して いることから、店 舗 の更 新 も順 調 に推 移 しています。 4 高 速 交 通 網 の充 実 と利 活 用 本 市 は、上 越 、北 陸 新 幹 線 をはじめ、JR 高 崎 線 などの在 来 線 が 5 本 、関 越 、北 関 東 、上 信 越 の 3 本 の高 速 道 路 、そして 5 本 の国 道 が集 中 する全 国 でも有 数 の 交 通 拠 点 です。これらの交 通 網 を生 かした中 心 市 街 地 の活 性 化 が望 まれていま す。 5 公 共 公 益 施 設 の集 積 本 市 の中 心 市 街 地 には、市 役 所 や病 院 などの市 民 生 活 に密 着 した公 共 施 設 があるほか、群 馬 音 楽 センターや美 術 館 など、文 化 施 設 も多 数 立 地 しています。ま た、高 崎 駅 市 民 サービスセンター内 には、パスポートセンターもあり、利 便 性 の高 い 市 民 サービスを提 供 しています。 6 市 街 地 整 備 の進 展 本 市 の中 心 市 街 地 は、上 越 新 幹 線 の整 備 以 降 、積 極 的 に市 街 地 の整 備 ・改 善 に取 り組 んできました。土 地 の高 度 利 用 や基 盤 整 備 が進 み、災 害 に強 いまちづ くりが進 展 しています。 7 堅 調 な人 口 の推 移 全 国 的 に少 子 高 齢 化 が進 み、人 口 減 少 時 代 に入 りましたが、本 市 は、都 市 の 魅 力 と住 みやすさなどから、人 口 は増 加 傾 向 にあります。中 心 市 街 地 においても、 42 交 通 の利 便 性 や公 共 ・商 業 施 設 の集 積 が多 いことなどから、マンションを中 心 に定 住 人 口 は増 加 しています。 8 文 化 的 特 長 と特 産 品 本 市 は、群 馬 交 響 楽 団 による定 期 演 奏 会 や高 崎 音 楽 祭 、高 崎 ならではの視 点 で選 考 し全 国 のさきがけとなった高 崎 映 画 祭 など、数 多 くのイベントが中 心 市 街 地 で開 催 されています。また、全 国 の約 8 割 の生 産 量 を誇 る「高 崎 だるま」や粉 文 化 の産 物 である「高 崎 うどん」、「高 崎 パスタ」は、本 市 の特 産 品 として高 い知 名 度 を 有 しています。 9 充 実 したイベント 本 市 の中 心 市 街 地 では、高 崎 まつりや高 崎 バル、高 崎 商 都 博 覧 会 や高 崎 えび す講 市 など、一 年 を通 じて多 くのイベントが開 催 されています。イベントには、市 内 外 の多 くの人 が参 加 し、大 きな賑 わいを創 出 しています。 10 広 域 交 流 人 口 の増 加 本 市 は、高 速 交 通 網 を利 用 した場 合 、2 時 間 圏 内 に日 本 の約 2 分 の 1 の人 口 が存 在 すると言 われます。この交 流 人 口 を生 かすため、都 市 集 客 施 設 や新 体 育 館 、 群 馬 県 コンベンション施 設 など、本 市 の魅 力 向 上 のための施 策 が進 行 しています。 以 上 のことから、本 市 の中 心 市 街 地 の特 性 は、次 のように集 約 することができま す。 特 性 1 人 口 減 少 時 代 の中 、人 口 が増 加 傾 向 にあるのは地 方 都 市 では稀 有 であり、 定 住 人 口 の促 進 や都 市 集 客 施 設 等 の整 備 による交 流 人 口 の増 加 は、中 心 市 街 地 の賑 わいや回 遊 性 向 上 の重 要 な要 素 である。 特 性 2 県 下 最 大 の商 業 集 積 を誇 る中 心 市 街 地 の賑 わいは、様 々な施 策 の実 行 によ り回 復 傾 向 にある。しかし、中 心 市 街 地 全 体 での回 復 までには至 っておらず、 商 都 高 崎 の中 心 市 街 地 の復 活 は、活 力 あるまちづくりに重 要 な要 素 である。 特 性 3 事 業 が進 んでいる都 市 集 客 施 設 には、音 楽 のある街 ・高 崎 にふさわしい高 崎 文 化 芸 術 センターが整 備 される。また、新 体 育 館 や群 馬 県 コンベンション施 設 の整 備 も進 行 しており、これら施 設 が中 心 市 街 地 に与 える効 果 を最 大 限 生 かす 必 要 がある。 43 [4]上 位 計 画 における中 心 市 街 地 活 性 化 の位 置 付 け 【高 崎 市 第 5 次 総 合 計 画 基 本 構 想 (平 成 20 年 度 ∼平 成 29 年 度 】 本 市 の中 心 核 としての位 置 付 け 本 市 は、高 崎 駅 周 辺 の中 心 市 街 地 において、過 去 20 余 年 にわたり市 街 地 再 開 発 事 業 や 土 地 区 画 整 理 事 業 などの 都 市 改 造 に 取 り組 み 、都 心 部 の 再 生 を 図 っ てきました 。近 年 ではその 成 果 が 表 れ、地 方 都 市 に おける中 心 市 街 地 の 空 洞 化 が全 国 的 に問 題 となる中 で、本 市 の中 心 市 街 地 は数 多 くの大 型 商 業 店 舗 が立 地 し、新 規 出 店 も進 むなど、高 い商 業 集 積 と集 客 力 を誇 っています。こ のことから、本 市 は、中 心 市 街 地 を都 市 の中 心 核 として位 置 付 けています。 【高 崎 市 第 5 次 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 (平 成 25 年 度 ∼平 成 29 年 度 】 中 心 市 街 地 に関 連 する施 策 の基 本 方 針 商 業 の振 興 県 内 随 一 の 交 通 拠 点 性 や 商 業 集 積 に 加 え 、リ ーディ ン グプ ロ ジェク トや 各 種 イベントの充 実 により、魅 力 や集 客 力 を高 め、市 内 各 所 や都 市 圏 から多 様 な 人 々が集 まり、多 彩 な出 会 いと交 流 が生 まれるにぎわいあふれる「商 都 高 崎 」とし て、多 様 な都 市 機 能 が集 積 した活 力 ある中 心 市 街 地 の形 成 を目 指 します。 機 能 的 で潤 いある都 市 空 間 の創 出 国 内 有 数 の 交 通 拠 点 性 、豊 かな文 化 性 、恵 まれた 自 然 環 境 など、中 心 市 街 地 や周 辺 市 街 地 に 蓄 積 された様 々な特 性 や魅 力 を活 かし、本 市 の持 続 的 な発 展 を 可 能 に する高 崎 なら では の まちづくりを 進 めます。そし て、高 崎 都 心 部 の 求 心 力 を高 めるため、高 崎 駅 東 口 に新 しい高 崎 のシンボルとなる都 市 集 客 施 設 の 整 備 を進 め、機 能 的 で潤 いのある都 市 空 間 の創 出 を図 ります。 【高 崎 市 都 市 計 画 マスタープラン(平 成 17 年 ∼平 成 37 年 )】 地 域 別 構 想 と地 区 別 構 想 (高 崎 地 域 都 心 地 区 ) 中心商業地 都 心 地 区 の 中 心 商 業 地 は 、 商 業 ・ 業 務 地 とし て 高 度 化 を 図 ると とも に 、 都 心 居 住 を推 進 し、賑 わいと魅 力 ある中 心 市 街 地 の形 成 を目 指 します。 高 崎 駅 周 辺 及 び中 心 市 街 地 では、土 地 区 画 整 理 事 業 、市 街 地 再 開 発 事 業 などを推 進 し、土 地 の有 効 活 用 を図 ります。 高 崎 駅 東 口 周 辺 は、コンベンション、ビジネス、ショッピング、居 住 などの都 市 機 能 の充 実 を図 るため、商 業 ・業 務 地 の高 度 化 を誘 導 し、快 適 で魅 力 ある拠 点 の形 成 を目 指 す土 地 利 用 を図 ります。 防 火 ・準 防 火 地 域 の指 定 などにより、地 区 の不 燃 化 や耐 火 建 築 物 の誘 導 を 図 ります。 44 [5]第 1 期 基 本 計 画 の進 捗 状 況 と事 業 効 果 の検 証 (1)進 捗 状 況 本 市 は、平 成 20 年 11 月 、「高 崎 市 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 」の認 定 を内 閣 総 理 大 臣 か ら 受 け 、「 高 崎 の 活 力 と 新 し い 文 化 を 創 造 ・ 発 信 す る“ 賑 わ い・ 交 流 ・ 文 化 都 心 ”」の基 本 理 念 の下 、各 種 事 業 に取 り組 んできました。 第 1 期 基 本 計 画 に掲 載 した全 73 事 業 (平 成 26 年 1 月 時 点 )のうち、実 施 中 を含 め 9 割 が進 捗 しています。 市 街 地 の整 備 改 善 では、飛 龍 の松 周 辺 整 備 事 業 、高 崎 駅 西 口 第 四 地 区 優 良 建 築 物 等 整 備 事 業 、市 道 A631 号 線 整 備 事 業 を除 く 19 事 業 が完 了 若 しくは実 施 中 と なっています。都 市 福 利 施 設 では、高 崎 アーバンホテル地 下 改 修 事 業 、商 業 の活 性 化 では 、 スズ ラ ン 新 館 増 床 事 業 が 未 実 施 と なっ てい るも の の 、 居 住 環 境 の 整 備 と 一 体 的 推 進 事 業 は全 てが完 了 若 しくは実 施 中 となっています。 第 1 期 基 本 計 画 で位 置 付 けた 3 つのリーディングプロジェクトのうち、駅 東 口 拠 点 開 発 ( 大 型 店 ・デッキ 等 )と新 図 書 館 ・医 療 保 健 センターの 建 設 が予 定 どおり進 捗 し たことで、高 崎 駅 を中 心 とするイーストコアゾーンでは駅 東 西 が 一 体 的 となり、駅 一 円 においては新 たな人 の流 れが生 まれました。また、新 図 書 館 ・医 療 保 健 センター周 辺 の ウエス ト コアゾ ーンにおいても 集 客 拠 点 が 生 み出 された ことで、中 心 市 街 地 に お け る 2 つのコアゾーンの強 化 が図 られました。 このことから、評 価 指 標 である小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 が順 調 に推 移 する結 果 とな りまし た が 、歩 行 者 ・ 自 転 車 通 行 量 と 文 化 施 設 の 利 用 者 数 の 合 計 値 は 目 標 を 下 回 っていることから、2 つのコアゾーンにおいては「交 通 結 節 点 である利 便 性 」や「質 の高 い文 化 施 設 が集 積 する特 性 を活 かす」ことで広 域 からの集 客 を高 めるとともに、コアゾ ー ン 間 に あ る 中 心 商 業 地 の 魅 力 づ く りを さ ら に 進 め る こ とで 、 人 の 流 れを 波 及 さ せ る 必 要 があります。 第 1 期 基 本 計 画 に掲 載 している事 業 の実 施 状 況 完 了 ( A) 実 施 中 (B) A+B 未 実 施 (C) 合 計 ( A+ B + C ) 13 6 19 3 22 4 0 4 1 5 4 0 4 0 4 商業活性化 8 28 36 2 38 一体的推進 0 4 4 0 4 合計 29 38 67 6 73 項目 市 街 地 の整 備 改善 都市福利施設 の整 備 居 住 環 境 の整 備 45 事 業 リスト 事業の 実施 事業名 事業区分 区分 高 崎 駅 東 口 イベント広 場 整 備 事 業 人 工 地 盤 ( 高 崎 駅 前 ペ デ ス ト リ ア ン デ ッキ ) 整 備 事 業 お濠 周 辺 修 景 施 設 ・歩 道 整 備 事 業 市 道 A6 3 1 号 線 整 備 事 業 西 一 条 通 り整 備 事 業 高崎駅舎改修整備事業 市 街 地 の整 備 改 善 事 業 東二条線歩道景観整備事業 高崎駅東口第八地区優良建築物等整備事業 市 道 A6 3 6 号 線 電 線 共 同 溝 整 備 事 業 中心市街地活性化広場公園整備事業 広 小 路 栄 町 線 電 線 共 同 溝 整 備 事 業 ( コミ ュニ テ ィ 道 路 整 備 事 業 ) 西口線周辺土地区画整理事業 城址周辺土地区画整理事業 医 療 保 健 センター(仮 称 )建 設 事 業 完了 新図書館建設事業 都 市 福 利 施 設 の整 備 事 業 国立病院機構高崎病院整備推進事業 (仮 称 )高 崎 地 域 医 療 支 援 センター設 置 事 業 医 療 保 健 センター(仮 称 )建 設 事 業 (再 掲 ) 新 図 書 館 建 設 事 業 (再 掲 ) 居 住 環 境 の整 備 国 立 病 院 機 構 高 崎 病 院 整 備 推 進 事 業 (再 掲 ) (仮 称 )高 崎 地 域 医 療 支 援 センター設 置 事 業 (再 掲 ) 商 都 フ ェ ス ティ バ ル 高 度 複 合 都 市 実 現 及 び新 産 業 インキュベータ構 築 による商 業 活 性 化 ・都 市 型 知 財 産 業 育 成 のための営 み支 援 ・人 材 育 成 商店街環境施設整備事業 商 業 活 性 化 の事 業 ま ちな か 魅 力 発 信 事 業 特産品開発促進事業 中 心 市 街 地 まちづくり活 動 団 体 支 援 事 業 ミ ュー ジ ック 高 崎 ジ ャ パ ン 高 崎 駅 東 口 第 八 地 区 優 良 建 築 物 等 整 備 事 業 (再 掲 ) 高 崎 駅 周 辺 (西 口 )土 地 区 画 整 理 事 業 市 道 A5 7 2 号 線 道 路 改 築 事 業 ( コ ミ ュニ ティ 道 路 整 備 事 業 ) 市 街 地 の整 備 改 善 事 業 高 崎 公 園 ・烏 川 緑 地 間 人 道 橋 整 備 事 業 高崎駅観音山線整備事業 東口第二土地区画整理事業 高 崎 駅 西 口 ペデストリアンデッキ整 備 事 業 実施中 商 業 活 性 化 の事 業 大 規 模 小 売 店 舗 立 地 法 の特 例 商 店 街 活 性 化 支 援 事 業 ( コミ ュ ニ ティ シネ マ 活 動 支 援 事 業 ) 中心市街地商業活性化支援事業 46 よ うこ そ 高 崎 人 情 市 た か さ き ス プリ ン グ フ ェ ス ティ バ ル 高 崎 マ ー チ ン グ フ ェ ス ティ バル 高 崎 ストリ ートライブ 高 崎 まつ り たかさき能 高 崎 えびす講 市 高崎映画祭 たかさき食 文 化 情 報 発 信 事 業 高崎商都博覧会 商 業 活 性 化 の事 業 高 崎 バル 商 店 街 活 性 化 (高 崎 駅 西 口 周 辺 にぎわい創 出 支 援 事 業 ) 実施中 商店街環境施設整備事業 中心市街地商業者創業支援事業 中心市街地通行量動向調査事業 後継者対策事業 中心市街地活性化対策資金融資事業 フィルムコミッション事 業 たかさき春 まつり 高崎音楽祭 群馬交響楽団定期演奏会 高崎市民美術展覧会 高 崎 ま ち な かオ ー プン カ フ ェ 推 進 事 業 高 崎 ま ち な かコ ミ ュニ テ ィ サ イ ク ル 推 進 事 業 高 崎 市 まちなか商 店 リ ニューアル助 成 事 業 高 崎 駅 東 口 複 合 交 通 ターミナル整 備 事 業 一体的推進事業 市 内 循 環 バ ス 「 ぐ るり ん 」 市 街 地 循 環 路 線 運 行 事 業 ま ちな か 誘 導 サ イ ン 事 業 市 内 循 環 バ ス 「 ぐ るり ん 」 路 線 等 の 見 直 し 飛 龍 の松 周 辺 整 備 事 業 市 街 地 の整 備 改 善 事 業 高崎駅西口第四地区優良建築物等整備事業 市 道 A6 3 1 号 線 歩 道 整 備 事 業 未実施 都 市 福 利 施 設 の整 備 事 業 商 業 活 性 化 の事 業 高 崎 ア ー バン ホテ ル 地 下 改 修 事 業 高 崎 駅 西 口 第 四 地 区 優 良 建 築 物 等 整 備 事 業 (再 掲 ) スズラン新 館 増 床 事 業 47 第 1 期 基 本 計 画 に掲 載 された事 業 の実 施 状 況 [ソ フト事 業 及 び 位 置 を 特 定 できない 事 業 ] ・商 店 街 活 性 化 支 援 事 業 (コミュニティシネマ活 動 支 援事業) ・商 店 街 活 性 化 (高 崎 駅 西 口 周 辺 にぎわい創 出 支 援 事業) ・中 心 市 街 地 商 業 活 性 化 支 援 事 業 ・ よ うこ そ 人 情 市 ・ た かさ き ス プリ ン グ フ ェ ス ティ バ ル ・ 高 崎 マー チ ン グ フ ェ ス ティ バル ・ 高 崎 スト リ ー ト ラ イ ブ ・高 度 複 合 集 積 都 市 実 現 及 び新 産 業 インキュベータ構 築 による商 業 再 活 性 化 ・都 市 型 知 財 産 業 育 成 のための 営 み支 援 ・人 材 育 成 ・商 店 街 環 境 施 設 整 備 事 業 ・中 心 市 街 地 商 業 者 創 業 支 援 事 業 ・中 心 市 街 地 通 行 量 動 向 調 査 事 業 ・ ま ち なか 魅 力 発 信 事 業 ・後 継 者 対 策 事 業 ・特 産 品 開 発 促 進 事 業 ・中 心 市 街 地 活 性 化 対 策 資 金 融 資 事 業 ・中 心 市 街 地 まちづくり活 動 団 体 支 援 事 業 ・フィルムコミッション事 業 ・ た かさ き 春 ま つ り ・ 商 都 フ ェ ス ティ バル ・ 高 崎 まつ り ・ ミ ュー ジ ッ ク 高 崎 ジャ パ ン ・高 崎 音 楽 祭 ・ た かさ き 能 ・高 崎 えびす講 市 ・ た かさ き 食 文 化 情 報 発 信 事 業 ・高 崎 商 都 博 覧 会 ・ 高 崎 バル ・高 崎 映 画 祭 ・群 馬 交 響 楽 団 定 期 演 奏 会 ・高 崎 市 民 美 術 展 覧 会 ・ 市 内 循 環 バ ス 「 ぐ るり ん」 市 街 地 循 環 路 線 運 行 事 業 ・ 市 内 循 環 バ ス 「 ぐ るり ん」 路 線 等 の 見 直 し ・ ま ち なか 誘 導 サ イ ン 事 業 ・高 崎 市 まちなか商 店 リニューアル助 成 事 業 ・ 高 崎 ま ち な かオ ー プ ン カ フ ェ 推 進 事 業 ・ 高 崎 ま ち な かコ ミ ュ ニ テ ィ サ イ ク ル 推 進 事 業 48 (2)事 業 効 果 の検 証 第 1 期 基 本 計 画 で は、「高 崎 の 活 力 と新 しい文 化 を 創 造 ・発 信 する“賑 わい・ 交 流 ・文 化 都 心 ”」の基 本 理 念 の下 、活 性 化 の実 現 に向 けた以 下 の 3 つの目 標 像 を定 め、まちづくりを推 進 してきました。 【目 標 像 1】高 崎 都 市 圏 の地 域 活 性 化 を牽 引 する、経 済 活 力 に満 ちたまち ∼“商 都 ・高 崎 ”の再 生 ∼ 【目 標 像 2】市 民 の出 会 いと交 流 の舞 台 となる、賑 わいあふれるまち ∼広 域 交 流 拠 点 づくり∼ 【目 標 像 3】音 楽 を中 心 とした“高 崎 文 化 ”を創 造 ・発 信 するまち ∼文 化 が薫 るまちづくり∼ 以 下 に、それぞれの目 標 像 に定 めた評 価 指 標 から、事 業 の効 果 を検 証 します。 【目 標 像 1 の評 価 指 標 :小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 】 小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 は、平 成 23 年 推 計 額 が 1,172 億 円 で、計 画 策 定 時 の当 初 目 標 (1,200 億 円 )に対 して順 調 に推 移 しています。 これは、大 規 模 小 売 店 舗 のヤマダ電 機 (LABI1 高 崎 )の立 地 や、高 崎 駅 東 口 のイーサイトなどの商 業 施 設 の整 備 による効 果 が大 きな要 因 になっています。 し か し 、リ ーディ ング プ ロ ジェク トとし て 位 置 付 けた 「スズラ ン 新 館 増 床 事 業 」 が 景 気 の 低 迷 を 背 景 に 未 実 施 となっ て いるこ とや、 ※ 歩 行 者 ・ 自 転 車 通 行 量 が 増 加 し なかった こと(※次 項 で説 明 )が 影 響 し、数 値 の 加 算 を 得 ることができません でした。また、大 型 店 の効 果 が中 心 市 街 地 全 体 に波 及 されていない限 定 的 な効 果 という課 題 も含 んでいます。 こうした中 、平 成 22 年 から中 心 市 街 地 の大 型 店 (スズラン、髙 島 屋 、ビブレ、 モントレー、ヤマダ電 機 (LABI1 高 崎 ))、商 店 街 、JR 東 日 本 などが連 携 し、「高 崎 商 都 博 覧 会 」を毎 年 開 催 し、スズランのある城 址 地 区 と高 崎 駅 周 辺 地 区 の両 ゾーンをつなぐ商 店 街 との連 携 を深 めるとともに、大 型 店 5 店 舗 の共 通 商 品 券 が 当 たる「ぐるりんスタンプ抽 選 会 」をはじめとする共 同 イベントなど、顧 客 の 回 遊 が 図 られる仕 掛 けを展 開 しており、中 心 市 街 地 の大 型 店 等 の集 客 を回 遊 に誘 導 し ています。 また、高 崎 商 都 博 覧 会 と連 動 するように、中 心 市 街 地 の 100 店 舗 近 くの飲 食 店 が参 加 する共 同 イベント「高 崎 バル」が定 期 的 に行 われるようになり、大 型 店 、 商 店 街 等 が 連 携 し 、 回 遊 に よ る 集 客 、 売 り上 げ 向 上 に 向 けた ソフト 的 な 販 売 促 進 活 動 が活 発 化 してきたところです。 49 【目 標 像 2 の評 価 指 標 :歩 行 者 ・自 転 車 通 行 量 (休 日 )】 歩 行 者 ・自 転 車 通 行 量 (休 日 )は、最 新 値 (平 成 24 年 調 査 )が 14,636 人 で、 計 画 策 定 時 の当 初 目 標 (27,500 人 )を達 成 することができない見 込 みとなってい ます。 これは、中 心 市 街 地 の回 遊 性 の向 上 を目 的 とした「ぐるりん都 心 循 環 線 」の乗 降 客 数 や中 央 図 書 館 の利 用 者 数 が伸 びている中 、この効 果 と利 用 者 の目 的 行 動 が 連 動 せず、 波 及 効 果 が 得 ら れなか っ たた め、 想 定 よ りも 伸 び悩 む 結 果 に な ったと推 測 されます。 この背 景 にあるものをぐるりん都 心 循 環 線 の利 用 者 行 動 から分 析 すると、路 線 にある 21 停 留 所 のうち、「高 崎 駅 西 口 (40.3%)」、「スズラン前 (8.0%)」、「市 役 所 (7.7%)」、「高 崎 総 合 医 療 センタ ー(15.3%)」、「総 合 保 健 センタ ー・中 央 図 書 館 (5.9%)」の利 用 率 が高 く、このことから高 崎 駅 を基 点 として「目 的 地 以 外 に 立 ち寄 らない」利 用 者 の行 動 が分 かります。 そのため、平 成 25 年 度 に新 たな事 業 として、高 崎 コミュニティサイクル(高 チャ リ ) を 導 入 し ま し た 。 高 チ ャ リ の サ イ ク ル ポ ー ト と ぐ る りん の 停 留 所 を 連 携 さ せ 、 回 遊 性 の向 上 を図 ることで点 を線 に導 こうとしています。 【目 標 像 3 の評 価 指 標 :各 種 文 化 施 設 の利 用 者 数 の合 計 値 】 各 種 文 化 施 設 は、平 成 24 年 利 用 者 数 が 612,251 人 で、計 画 策 定 時 の当 初 目 標 (704,300 人 )を下 回 ります。計 画 期 間 中 の平 均 でも、663,723 人 となること から、目 標 を達 成 することができない見 込 みとなっています。 これは、中 央 図 書 館 の中 心 市 街 地 移 転 や、美 術 館 、タワー美 術 館 、高 崎 シテ ィギャラリーでの企 画 展 が成 果 を上 げた一 方 で、近 隣 施 設 での催 事 開 催 が複 数 行 われたことによる影 響 があったものと推 測 できます。 また、各 種 文 化 施 設 の利 用 者 が、歩 行 者 ・自 転 車 通 行 量 にあまり影 響 を与 え なか った ことか ら 、そ の 効 果 が 小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 と 同 様 に 、限 定 的 であっ たと考 えることができます。 そのような中 、平 成 25 年 11 月 には、高 崎 中 心 市 街 地 のライブハウスやクラブ、 カフェに自 由 に 行 き来 できる大 規 模 回 遊 型 音 楽 イベントが 音 楽 関 係 者 等 からな る実 行 委 員 会 で開 催 されました。既 存 施 設 におけるイベントに留 まらず、中 心 市 街 地 内 を フィ ールド に した 民 間 主 体 の 取 り 組 みであり、「音 楽 の ある街 ・高 崎 」 を 盛 り上 げるとともに、目 標 像 1 に関 連 する商 業 サイドの取 り組 みとも連 携 すること で、中 心 市 街 地 の回 遊 と賑 わいの創 出 に向 けての動 きが期 待 されます。 50 (3)中 心 市 街 地 の今 後 の課 題 第 1 期 基 本 計 画 における施 策 の効 果 として、高 崎 駅 東 口 と西 口 の連 携 や東 西 2 つのコアゾーンと都 市 軸 の形 成 など、中 心 市 街 地 活 性 化 の基 盤 となる新 たな骨 格 構 造 が形 成 されたことなどが挙 げられます。 しかし、歩 行 者 ・自 転 車 通 行 量 の 目 標 達 成 が 厳 しいことに象 徴 されるように、中 心 市 街 地 の賑 わいは未 だ十 分 に回 復 しておらず、第 2 期 基 本 計 画 の策 定 に向 けて、 以 下 の課 題 が残 されています。 【課 題 1】高 崎 駅 東 西 のさらなる連 携 とバランスある開 発 高 崎 駅 周 辺 の 開 発 は、駅 中 央 コンコースの整 備 を 契 機 とし て、第 1 期 基 本 計 画 の期 間 中 に、東 口 駅 前 広 場 、ヤマダ電 機 (LABI1 高 崎 )やペデストリアンデッキ の整 備 が行 われたことで駅 東 西 の分 断 要 素 が解 消 され、さらなる東 口 周 辺 地 区 の 開 発 条 件 が整 いました。 これを受 けて、第 2 期 基 本 計 画 では、平 成 26 年 度 末 に金 沢 まで延 伸 する北 陸 新 幹 線 や平 成 25 年 度 末 に供 用 を開 始 する関 越 自 動 車 道 高 崎 玉 村 スマート IC、 さらに上 越 新 幹 線 などの既 存 の交 通 網 とも連 動 して、周 辺 都 市 や広 域 からの集 客 需 要 を確 実 に獲 得 するために、高 崎 駅 に 近 接 する(徒 歩 圏 に ある)東 口 周 辺 地 区 で計 画 されている集 客 施 設 の 整 備 を積 極 的 に 推 進 し、東 西 バ ランスのとれた 中 心 市 街 地 の形 成 を目 指 す必 要 があります。 【課 題 2】広 域 交 通 アクセスの向 上 を生 かした交 流 人 口 の誘 引 高 崎 市 のような地 方 都 市 は、中 心 市 街 地 の活 性 化 を図 る上 で、来 訪 者 (交 流 人 口 )の増 加 を図 ることが重 要 な課 題 であると言 えます。 本 市 の場 合 、幸 いにも、近 年 中 に北 陸 新 幹 線 の金 沢 延 伸 と関 越 自 動 車 道 高 崎 玉 村 スマート IC が供 用 開 始 になり、既 存 の交 通 網 にプラスした広 域 交 通 アクセ スが飛 躍 的 に 向 上 することから、この 千 載 一 遇 のチャ ンスを 生 かして、広 域 交 流 人 口 の誘 引 を図 る施 策 を積 極 的 に展 開 する必 要 があります。 【課 題 3】回 遊 性 の向 上 による中 心 市 街 地 全 体 への活 性 化 効 果 の波 及 広 域 交 流 人 口 を 誘 引 するととも に、来 訪 者 がコンパク トに 回 遊 できるまちを 形 成 し、活 性 化 効 果 を中 心 市 街 地 全 体 に波 及 させることが重 要 です。 このため、現 在 運 行 している市 内 循 環 バスぐるりんやコミュニティサイクルのルート、 運 行 回 数 、台 数 の 改 善 や、魅 力 ある中 心 市 街 地 の情 報 を 発 信 し、来 街 者 を誘 導 、 回 遊 させ、交 流 と賑 わいを創 出 する方 策 への取 り組 みも必 要 とされています。 【課 題 4】住 環 境 の向 上 による、まちなか居 住 の促 進 交 流 人 口 と並 んで居 住 人 口 も、地 方 都 市 の中 心 市 街 地 活 性 化 の活 力 源 とし て重 要 な要 素 であり、第 1 期 基 本 計 画 に引 き続 いて、住 環 境 の向 上 による、まちな か居 住 の促 進 を図 る必 要 があります。 51 これまで、土 地 区 画 整 理 事 業 、市 街 地 再 開 発 事 業 等 の基 盤 整 備 を積 極 的 に 行 っ て きた 結 果 、 中 心 市 街 地 及 び その 周 辺 部 では 、 民 間 の マンショ ン 建 設 に よ る 住 宅 供 給 が活 発 化 し、本 市 の中 心 市 街 地 の人 口 は増 加 しています。 しかし 、人 口 減 少 時 代 に 入 る中 、まちなか 居 住 の 推 進 を 図 るに は 、社 会 資 本 の 整 備 などを継 続 して行 い、民 間 のマンション建 設 などを誘 発 する必 要 があり、さらに、 高 齢 化 社 会 を見 据 え、若 者 から高 齢 者 までが一 緒 になって暮 らしやすい環 境 を整 えることで居 住 の 不 安 を 解 消 するととも に 、コミ ュニケーショ ンが 豊 富 な安 全 で快 適 な居 住 環 境 づくりが必 要 です。 【課 題 5】商 都 ・高 崎 の復 権 に向 けた個 店 ・商 店 街 の再 生 中 心 市 街 地 を 構 成 する都 市 機 能 の 中 で、商 業 は 最 も 重 要 な要 素 の 一 つであり、 特 に商 都 ・高 崎 においては、商 業 活 性 化 は引 き続 き重 要 な課 題 になります。 高 崎 駅 東 口 の ヤマダ電 機 ( LABI1 高 崎 )は、本 社 と商 業 施 設 、駐 車 場 が 一 体 的 に整 備 され、小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 の向 上 に大 きな影 響 を与 えましたが、中 心 市 街 地 全 体 への効 果 は限 定 的 で、商 店 街 や個 店 の衰 退 が問 題 となっていま す。 したがって、商 都 ・高 崎 の復 権 に向 けて、第 2 期 基 本 計 画 においては、第 1 期 基 本 計 画 で取 り組 んできた様 々な集 客 イベントや商 店 街 の魅 力 向 上 事 業 などに 継 続 し て取 り組 むとともに 、個 店 や商 店 街 の 再 生 に 向 けた きめ細 か な支 援 が 必 要 です。 【課 題 6】個 性 ある中 心 市 街 地 の形 成 に向 けた高 崎 の文 化 特 性 の活 用 中 心 市 街 地 は、そのまちの個 性 やアイデンティティを体 現 するまちの顔 であり、 第 1 期 基 本 計 画 に引 き続 き、個 性 ある中 心 市 街 地 の形 成 に向 けた高 崎 の文 化 特 性 の活 用 が重 要 になります。 音 楽 のある街 ・高 崎 の象 徴 である群 馬 音 楽 センターは、群 馬 交 響 楽 団 の本 拠 地 として長 年 親 しまれてきましたが、質 の高 い音 楽 を提 供 し続 けるには残 響 音 や舞 台 の 構 造 な ど、 現 状 の 建 物 では 対 応 でき なくな りまし た 。また 、 健 康 増 進 やス ポー ツ 観 戦 などの 場 とし て建 設 された 中 央 体 育 館 も 老 朽 化 が 激 し く、 本 来 の 機 能 を 果 たしているとは言 えません。 このような背 景 から、高 崎 文 化 の形 成 に大 きな役 割 を果 たす高 崎 文 化 芸 術 セン ターや 新 体 育 館 などの建 設 を 計 画 しているところであり、早 期 の整 備 が 必 要 となっ ています。 52 [6]中 心 市 街 地 活 性 化 の基 本 方 針 (1)中 心 市 街 地 活 性 化 の戦 略 方 針 高 崎 市 の中 心 市 街 地 は、将 来 的 には本 市 ばかりでなく、広 域 圏 を対 象 とした拠 点 的 な中 心 市 街 地 として、群 馬 県 全 体 の地 域 活 性 化 を牽 引 します。 その 実 現 に 向 け て 、 以 下 に 示 す 長 期 的 な 視 野 に 立 っ た 戦 略 方 針 の 下 、 こ れ ま で 進 めてきた第 1 期 基 本 計 画 を基 礎 として、第 2 期 基 本 計 画 へステップアップします。 ■ 第 1 期 基 本 計 画 の 施 策 成 果 を 生 か し 、高 崎 市 中 心 市 街 地 の 次 の ス テ ー ジ へ の 飛躍を目指す 第 1 期 基 本 計 画 における施 策 ・事 業 の最 大 の成 果 として、高 崎 駅 東 西 の一 体 化 や東 西 2 つのコアゾーンと都 市 軸 の形 成 など、中 心 市 街 地 活 性 化 の基 盤 となる新 た な骨 格 構 造 が形 成 されたことが挙 げられます。この成 果 を生 かして、第 2 期 基 本 計 画 では、活 性 化 の第 2 章 として、地 方 都 市 における中 心 市 街 地 活 性 化 の根 本 的 課 題 である来 訪 者 (交 流 人 口 +居 住 人 口 )の増 加 を図 りつつ、その活 力 を中 心 市 街 地 全 体 へ 波 及 させることに より、群 馬 県 全 体 の 地 域 活 性 化 にも 貢 献 する、高 崎 市 中 心 市 街 地 の次 のステージへの飛 躍 を目 指 します。 ■ 広 域 交 通 ア ク セ ス の 向 上 と 連 動 し て 、広 域 圏 か ら 交 流 人 口 を 呼 び 込 む 都 市 装 置として、高崎駅徒歩圏に3つの集客施設を整備する 北 陸 新 幹 線 の金 沢 延 伸 や関 越 自 動 車 道 高 崎 玉 村 スマート IC の供 用 開 始 が間 近 に 迫 っ て おり、 上 越 新 幹 線 を 含 む 既 存 の 交 通 網 に プ ラ ス し た 高 崎 駅 周 辺 の 広 域 交 通 アクセスは飛 躍 的 に向 上 することが見 込 まれます。 これ に 連 動 し た 中 心 市 街 地 活 性 化 の 仕 掛 けとし て 、 広 域 圏 か ら 交 流 人 口 を 呼 び 込 む都 市 装 置 である「都 市 集 客 施 設 (※参 考 1)」、「新 体 育 館 (※参 考 2)」、「群 馬 県 コンベンション施 設 (※参 考 2)」の 3 つの集 客 施 設 を、郊 外 ではなく戦 略 的 に高 崎 駅 徒 歩 圏 に整 備 します。 ■ 中 心 市 街 地 活 性 化 協 議 会 の マ ネ ジ メ ン ト に よ り 、高 崎 駅 徒 歩 圏 の 集 客 施 設 へ の来訪者を中心市街地全体へ誘引する多様な施策<おもてなし事業>を展 開する 高 崎 駅 に近 接 する(徒 歩 圏 にある)東 口 周 辺 地 区 で計 画 されている集 客 施 設 の 整 備 を積 極 的 に 推 進 し、東 西 バランスのとれた中 心 市 街 地 の 活 性 化 を推 進 し ます。 この 整 備 によ り誘 引 し た 活 性 化 要 素 を 中 心 市 街 地 全 体 に 波 及 さ せるた め、おも てな し事 業 (※補 足 参 照 )をコアとなる事 業 とし、まちなかの魅 力 や回 遊 性 を高 めつつ、各 種 の情 報 発 信 、連 携 事 業 の実 施 など、多 様 な施 策 を積 極 的 に実 施 します。 これら地 域 ぐるみの多 様 な施 策 を、一 体 となって効 率 的 ・効 果 的 に企 画 ・運 営 する ために、中 心 市 街 地 活 性 化 協 議 会 によるマネジメント機 能 を強 化 します。 53 【 補 足 】 お もて な し 事 業 ・音 楽 関 連 イベントと商 店 街 の販 売 促 進 連 携 ・ 商 店 街 や まち なか の 情 報 発 信 に よ る誘 引 ・ 音 楽 関 係 団 体 やア ー ティ スト への 活 動 の 場 の 提 供 と 育 成 を 行 う 高 崎 おと まち プ ロ ジ ェク ト ・オー プン カ フェ や 飲 食 イ ベ ントな ど の 連 携 に よ る誘 引 ・ぐ るり んと 商 店 街 の 連 携 事 業 ・大 型 店 と商 店 街 の連 携 事 業 ■ 高 崎 市 の 更 な る 都 市 発 展 を 牽 引 す る 中 心 市 街 地 の 形 成 を 図 る と と も に 、広 域 圏 を 対 象 と し た 拠 点 的 な 中 心 市 街 地 を 形 成 し 、群 馬 県 全 体 の 地 域 活 性 化 を 牽 引する 以 上 のような戦 略 的 な取 り組 みにより、中 心 市 街 地 を次 のステージへ発 展 させるた め、広 域 交 流 人 口 の 誘 引 をテコに、本 市 の 更 なる都 市 発 展 を 牽 引 する中 心 市 街 地 の形 成 を図 ります。 さらに 、本 市 は 群 馬 県 の 玄 関 口 に 位 置 する中 心 的 な都 市 で あることから 、本 市 ば か りでな く、 広 域 圏 を 対 象 とし た 拠 点 的 な 中 心 市 街 地 と する こ とに よ り、 群 馬 県 全 体 の地 域 活 性 化 を牽 引 します。 参考 1 都市集客施設 都 市 集 客 施 設 は、上 信 越 ・北 関 東 で最 も優 れた創 造 ・鑑 賞 ・発 信 機 能 を持 ち、音 楽 を 中 心 とした 施 設 (多 目 的 ホール等 )を東 エリアに 整 備 する「高 崎 文 化 芸 術 セ ンタ ー整 備 事 業 」と、大 きな集 客 力 を持 ち、伊 勢 崎 ・両 毛 地 域 ・埼 玉 県 北 ・新 潟 県 南 ・ 長 野 東 信 を 睨 ん だ 広 域 的 な 質 感 の 高 い 商 業 ・オ フィ ス 施 設 を 西 エ リ ア に 整 備 する 「 高 崎 駅 東 口 栄 町 地 区 市 街 地 再 開 発 事 業 」等 から構 成 されています。 都 市 集 客 施 設 の配 置 イメージ 参 考 2 新 体 育 館 と群 馬 県 コンベンション施 設 新 体 育 館 のイメージ 群 馬 県 コンベンション施 設 が整 備 される旧 高 崎 競 馬 場 54 中 心 市 街 地 活 性 化 の戦 略 方 針 ■第 1期 基 本 計 画 の施 策 の成 果 を生 かして、高 崎 市 中 心 市 街 地 の 次 の ス テ ー ジ へ の 飛躍を目指す 第 1 期 基 本 計 画 の 最 大 の成 果 として、高 崎 駅 中 央 コンコースの 整 備 による東 西 口 の 連 携 や東 西 2 つのコアゾーンと都 市 軸 の形 成 など、中 心 市 街 地 活 性 化 の基 盤 となる新 た な骨 格 構 造 が形 成 された。 この成 果 を生 かして、第 2 期 基 本 計 画 では、来 訪 者 (交 流 人 口 +居 住 人 口 )の増 加 と 中 心 市 街 地 全 体 へ の 活 力 の 波 及 を 図 る こと に より 、 群 馬 県 全 体 の 地 域 活 性 化 に も 貢 献 する、高 崎 市 中 心 市 街 地 の次 のステージへの飛 躍 を目 指 す。 ■近 年 中 に、高 崎 駅 周 辺 の広 域 交 通 アクセスは飛 躍 的 に向 上 する 北 陸 新 幹 線 の 金 沢 延 伸 (平 成 26 年 度 ) 関 越 自 動 車 道 高 崎 玉 村 スマートI Cの供 用 開 始 (平 成 25 年 度 ) ■広 域 圏 から交 流 人 口 を呼 び込 む都 市 装 置 として、高 崎 駅 徒 歩 圏 に3つの集 客 施 設 を整 備 する 都 市 集 客 施 設 の 整 備 ( 高 崎 文 化 芸 術 セ ンタ ー整 備 事 業 、高 崎 駅 東 口 栄 町 地 区 市 街 地 再 開 発 事 業 ) (平 成 26 ∼ 29 年 度 ) 新 体 育 館 整 備 事 業 (平 成 26 ∼ 27 年 度 ) 群 馬 県 コンベンション施 設 整 備 事 業 (平 成 27 ∼ 29 年 度 ) + まちなかの回 遊 性 を高 める ○高 崎 まちなかコミュニティサイクル推 進 事 業 ○おもてなし事 業 (ぐるりんと商 店 街 の連 携 事 業 、大 型 店 と商 店 街 の 連 携 事 業 など) まちなかの魅 力 を高 める ○高 崎 市 まちなか商 店 リ ニューアル助 成 事 業 ○個 店 研 修 事 業 ○高 崎 まちなかオープンカフェ推 進 事 業 など ■ 中 心 市 街 地 活 性 化 協 議 会 によ る マネジメント ■高 崎 駅 徒 歩 圏 の集 客 施 設 への来 訪 者 を中 心 市 街 地 全 体 へ誘 引 する多 様 な施 策 <おもてなし事 業 >を展 開 する ○おもてなし事 業 (音 楽 関 連 イベントと商 店 街 の 販 売 促 進 連 携 、商 店 街 やま ちなかの情 報 発 信 に よる誘 引 、ぐるりんと商 店 街 の連 携 事 業 、大 型 店 と商 店 街 の 連 携 事 業 など) ■広 域 圏 からの来 訪 者 (交 流 人 口 )の増 加 を中 心 市 街 地 活 性 化 に効 果 的 に繋 げ、高 崎 市 のさらなる都 市 発 展 を牽 引 する中 心 市 街 地 を形 成 する ■ 広 域 圏 を 対 象 とし た 拠 点 的 な 中 心 市 街 地 を 形 成 する こ とに より 、 群 馬 県 全 体 の 地 域 活 性 化 を牽 引 する 55 中 心 市 街 地 活 性 化 の戦 略 方 針 図 広域圏からの来訪者(交流人口)を中心市街地へ誘引する 高崎駅徒歩圏の集客施設への来訪 者を中心市街地全体へ誘引する 〇おもてなし事 業 (音 楽 関 連 イベ ントと 商 店 街 の 販 売 促 進 連 携 、商 店 街 やまちなかの情 報 発 信 による誘 引 、ぐるりんと商 店 街 の連 携 事 業 、大 型 店 と商 店 街 の 連 携 事 業 など) まちなかの回遊性を高める ○高 崎 まちなかコミ ュニ ティサイ ク ル推 進 事 業 ○おも てなし事 業 (ぐるりんと商 店 街 の連 携 事 業 、大 型 店 と商 店 街 の 連 携 事 業 など) まちなかの魅力を高める ○高 崎 市 まちなか 商 店 リ ニューアル助 成 事 業 ○個 店 研 修 事 業 ○高 崎 まちなかオープン カフェ 推 進 事 業 な ど 広域交通アクセスの向上 北陸新幹線 の延伸 ・ H26 年 度 高崎玉村スマー トICの供用 ・ H25 年 度 上越、北陸新幹線や鉄道に よる広域圏からの交流人口 をまちなかに誘引 高崎駅東口等に整備される3つの集客施設 都 市 集 客 施 設( 高 崎 文 化 芸 術 セ ン タ ー 整 備 事 業 、高 崎 駅東口栄町地区市街地再 開発事業) ・ 多 目 的 ホー ル等 、 商 業 ・オフィス 機 能 等 ・ H26 ∼ 29 年 度 新体育館 ・メイ ン・サブアリ ーナ、 柔 剣 道 場 、 ウエイ トリ フティング場 、 会 議 室 等 ・ H26 ∼ 27 年 度 56 群馬県 施 設 ・大 規 模 展 示 場 、メイ ン ホール、 国 際 会 議 に 対 応 する会 議 室 等 ・ H27 ∼ 29 年 度 (2)中 心 市 街 地 活 性 化 の基 本 方 針 【方 針 1】中 心 市 街 地 活 性 化 の活 力 源 となる、広 域 圏 からの交 流 人 口 の積 極 的 誘 引 公 共 交 通 アクセスの向 上 (北 陸 新 幹 線 の金 沢 延 伸 、関 越 自 動 車 道 高 崎 玉 村 スマ ート IC の供 用 開 始 )と連 動 して、広 域 圏 から交 流 人 口 を呼 び込 む都 市 装 置 として、 高 崎 駅 徒 歩 圏 に 3 つの集 客 施 設 (都 市 集 客 施 設 、新 体 育 館 、群 馬 県 コンベンション 施 設 )を整 備 します。 これによ り飛 躍 的 に 増 加 することが 期 待 される広 域 圏 からの 交 流 人 口 を 積 極 的 に 誘 引 し、中 心 市 街 地 活 性 化 の活 力 源 として最 大 限 有 効 に活 用 します。 【方 針 2】交 流 人 口 の回 遊 促 進 による、中 心 市 街 地 全 体 への活 性 化 効 果 の波 及 高 崎 駅 徒 歩 圏 の集 客 施 設 への来 訪 者 (交 流 人 口 )を西 口 の商 店 街 など、中 心 市 街 地 全 体 へ 誘 引 する た めに 、まち なか の 魅 力 や 回 遊 性 を 高 めつ つ、各 種 の 情 報 発 信 、連 携 事 業 の 実 施 などの 施 策 を 展 開 し 、高 崎 市 の 更 なる都 市 発 展 を 牽 引 す る 中 心 市 街 地 の形 成 を目 指 します。 【方 針 3】高 崎 の文 化 特 性 を生 かした、まちなかの魅 力 向 上 まちなかの魅 力 向 上 を図 るために、高 崎 の文 化 特 性 を生 かした取 り組 みを第 1 期 基 本 計 画 から継 続 するとともに、質 の高 い音 楽 や文 化 を提 供 し、また、まちなかでゆと りの 時 間 を 過 ご すオ ープ ンカ フェを 整 備 するなど、 高 崎 の 文 化 特 性 と 中 心 市 街 地 の 活 性 化 を融 合 させ、品 格 あるまちの形 成 を図 ります。 【方 針 4】高 崎 駅 の東 西 が連 携 した、相 乗 効 果 を発 揮 する中 心 市 街 地 構 造 の形 成 第 2 期 基 本 計 画 では、中 心 市 街 地 の区 域 を、集 客 施 設 が整 備 される高 崎 駅 東 口 等 に 拡 大 し、高 崎 駅 周 辺 の「センターゾーン」を中 心 に 、「イーストゾーン」、「サウスゾ ーン」、「ウエストゾーン」の 4 核 構 造 とし、これらを 4 本 の都 市 軸 で連 携 する新 たな中 心 市 街 地 の都 市 構 造 の形 成 を目 指 します。 中 心 市 街 地 の都 市 構 造 図 都 市 集 客 施 設 の整 備 高 崎 文 化 芸 術 センター(多 目 的 ホール等 ) 高崎駅東口栄町地区市街地再開発事業 波及効果 (商 業 ・オフィス機 能 ) ウエ スト ゾ ーン 公 共 施 設 ・文 化 機 能 の集 積 セン タ ーゾ ーン 交流機能と 商業集積 イー スト ゾーン (福 利 軸 ) 商 業 ・文 化 の 新 たな拠 点 新体育館建設事業 メイン・サブアリーナ、柔 剣 道 場 など サウス ゾー ン 群 馬 県 コンベンション施 設 整 備 事 業 福利機能の 新 たな拠 点 大 規 模 展 示 場 ・メインホールなど 57