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最終成果報告書

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最終成果報告書
環境教育
最終成果報告書
自然とあそぼう~森のムッレ教室~開催に向けて
武蔵野大学環境学部環境学科
堀耕介 山中梢
井上湖浦
上村悠里子 三橋拓海
宮地祐輝
最終成果報告書
最終成果報告書
自然とあそぼう~森のムッレ教室~開催に向けて
平成 24 年 2 月 10 日
目的
自然の大切さを肌で感じ、環境保全の重要性に気付くことができるこどもたちを養成する。
活動目標
「自ら企画した環境教育のイベントを開き、実際に自然と触れ合うことによって子供たちがその大切さに気づき、
環境保全の重要性に気づくことができる人材育成の第一歩となるきっかけを作ること」をベースに、森のムッレ
教室リーダー養成講座の受講により、環境教育に必要な知識を得て、自分たちでフィールドや内容を企画しフィ
ールドチェック、体験などを積極的に行い、その度反省しそこから経験を積みイベント開催までつなげる。
活動履歴
5月 3日
先輩の話を伺い、森のムッレ教室講師の下重さんのお話を聞いた
17日
下重さん来校、話し合い
24日
下重さんと神代水生植物園散策
6月18日
高尾の森 親子森林体験スクール参加
7月26日
フィールドチェック(神代水生植物園)
8月 2日
フィールドチェック
11日
フィールドチェック
20日
森のムッレ教室リーダー養成講座受講
21日
森のムッレ教室リーダー養成講座受講
23日
フィールドチェック
9月10日
高尾の森 親子森林体験スクールのアシスタントとして活動
13日
保険会社訪問
27日
企画書作成
10月 2日
4日
神代水生植物園へ許可申請
深大寺小学校、深大寺児童館・学童クラブへビラ配布
11日
参加申し込み回収 BOX の参加者人数確認
21日
班に別れてイベント企画・買い出し・小道具作成
24日
参加申し込み回収 BOX 回収
11月 3日
フィールドチェック、当日の最終確認
5日
イベント実施 第 1 回「自然とあそぼう~森のムッレ教室~」
8日
お礼状作成
12日
イベント実施 第2回「自然とあそぼう~森のムッレ教室~」
15日
反省、お礼状を渡しに小学校、児童館訪問
12月13日
ボランティア説明会参加
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最終成果報告書
12月17日
エコプロダクツ展 2011 に参加しパネル展示
※夏休みは毎週火曜日に集合し、フィールドチェックや話し合いや準備を行った。
※あくまで「環境教育」としての活動であり、その他毎週の環境プロジェクトの授業、
全大会、活動報告会、及びその準備などはこの表には含めないものとする。
主な活動内容
1
高尾の森 親子森林体験スクール参加
テーマ
子どもたちと植樹を通し高尾の森の素晴
らしさに気付く。
日時:2011 年 6 月 20、21 日
場所:高尾山周辺
参加人数:18 名
内容
下草刈り、水生生物の観察を行った。
感想
草刈りは、大人の方たちも息が切れるほど大変な作業だった。しかし、子どもたちと森の中でたくさん触れ合う
ことが出来てとても良い経験になった。また、インストラクターとしての子供の接し方などを学んだ。
2
森のムッレ教室リーダー養成講座受講・取得
テーマ
スウェーデンの環境教育である
「森のムッレ教室」を学ぶ。
日時:2011 年 8 月 20 日 21 日
場所:深大寺、神代水生植物園
参加人数:18 名
内容
野外生活推進協会の理念と目的、身近な野山の樹木や草花・虫・動物の知識、感覚を磨く訓練、子どもの心身の
3
最終成果報告書
発達、子どもとエコロジー、自然と環境、ムッレ歌と遊び、リーダーの心得、野外生活に適切な服装と準備する
もの、応急手当、ムッレの物語、ムッレ教室のプランの立て方、森のムッレとは何か、自然の道クイズ、宝探し
などを学んだ。
感想
自分たちで森のムッレ教室を開催するのは大変だと痛感したが、そこから得るもの、アイデアはとても多かった。
たくさんの環境教育に関するスキルを学ぶことが出来た。
3
高尾の森 親子森林体験スクール アシスタントとして参加
テーマ
植樹を通じ森林の大切さを学ぶ。
高尾の水環境の調査。
日時:2011 年 9 月 10 日
場所:高尾山周辺
参加人数:29 名
内容
下草刈り、除間伐、水生生物観察を行った。
感想
今回は教える側としての参加だったが、子どもたちは 1 人 1 人違い、話かけようとしても恥ずかしくてお母さん
の後ろに隠れてしまう子どももいれば、「お姉ちゃん見て!」と捕まえたカニを見せてくる子どももいた。子ど
もとふれあうのはこのような部分も含めてとても楽しいと改めて実感した。また、インストラクターの金子さん
のアシスタントとして協力できたことが、自分たちにとってもとても大きな経験となった。
4
自然とあそぼう~森のムッレ教室~開催
テーマ
私達が目指す環境教育をしよう。
今までの成果を発揮しよう。
日時:2011 年 11 月 5、12 日
場所:神代水生植物園
参加人数:11 名
4
最終成果報告書
内容
木の名札づくり、自己紹介、笹の葉で風車作り、キノコの役割、ゲーム(花おに、巣をかえよう、こうもりとガ、
タカがきた)紙芝居(森の 3 つの約束事・光合成・四季・水の循環・食物連鎖、生態系)、木の名札づくり、葉っ
ぱでカブトムシづくり、ムッレ誕生のピクチャーシアター、森の道クイズ(森の約束事、光合成、キノコの役割、
耳をすませば、切り株のこれから)ムッレ登場、ムッレからのおやつ、ゲーム(フィールドビンゴ、ムッレ鬼)
ムッレと記念撮影、ムッレからの手紙とプレゼント(写真立て)、森の材料(どんぐりなど)で写真立てづくり、
前回の写真のプレゼント贈呈 etc…
感想
プロジェクトの最終目標を達成することが出来た。実際にこのようなイベントを開催するにはたくさんの方々の
協力がなければできないということを痛感した。来年度はよりよいイベントを開催したいと思う。
募集要項(自分たちで作成、配布)
5
最終成果報告書
実施企画書 一日目→二日目
11月5日
8時30分 集合
確認 カメラマン(個人写真等) 担当:堀
9時30分 開始
①受付
②名札づくり
50円回収→名札を渡す
9時50分 自己紹介
①お名前
②小学校
③学年
④ニックネーム
おもちゃ①笹の風車づくり 担当:井上
10時15分 場所:入口ベンチ
紙芝居①自然の中へ出かける準備 担当:上村
森の3つの約束事 担当:上村
10時25分 森の散策
紙芝居②光合成 担当:宮地
※白い布に落ち葉を一枚ずつめくっていくと…?土の匂い 担当:宮地
紙芝居③四季 担当:山中 場所:イロハモミジベンチ 種を飛ばしてみよう
紙芝居④水の循環 担当:井上
11時00分 キノコ(分解者)の役割 担当:山中
※ゲーム花おに 担当:三橋
切り株のこれから 担当:井上 ムクの木
11時25分 紙芝居⑤循環 担当:三橋
※ゲーム巣を変えよう 担当:宮地
※ゲームコウモリとガ 担当:三橋
(※ゲームタカがきた!→)紙芝居⑥生態系ピラミッド 担当:堀
11時55分 まとめ(ムッレの紹介、集合写真、次回持ち物確認(名札、50円)など) 担当:堀
12時00分 解散
11月12日
8時30分 集合
確認
9時30分 開始 森の道クイズの手配 担当:宮地、三橋
①受付 50円回収→フィールドビンゴ用紙配布
②名札の確認
③自己紹介(再度軽く)
④自然のおもちゃ工作②葉っぱでカブトムシ 担当:山中
10時00分 ムッレ誕生の秘話ピクチャーシアター 場所:入口正面ベンチ 担当:上村
10時15分 森の散策開始
森の道クイズ①森の3つの約束事 担当:上村 →ムッレ登場の手配
森の道クイズ②光合成 担当:宮地
※ゲームさわり心地、匂いでどんな植物かモノかを当てる 担当:三橋
※ゲームモミジの一生 担当:宮地
10時40分 森の道クイズ③キノコ(分解者)の役割 担当:山中
森の道クイズ④耳をすませば 担当:三橋
森の道クイズ⑤切り株のこれから 担当:井上
※フィールドビンゴ景品(1~3位まで金銀銅メダル) 担当:山中
11時05分 ムッレ登場
森の道クイズ⑥ムッレさんを呼んでみよう 担当:堀
①ムッレさんからのプレゼント 担当:川合
②ムッレさんと遊ぼう
※ゲームムッレおに 担当:三橋
③ムッレさんとバイバイ 注→記念写真 担当:堀
(※ゲーム私は誰でしょう? 担当:山中)
(※ゲームノアの方舟 担当:宮地)
④ムッレさんからの手紙 担当:堀
⑤ムッレさんからのプレゼント探し(写真たて) 担当:堀
11時45分 おにいさんおねえさんからプレゼント(集合写真と個人写真) 担当:井上
11時55分 まとめ(アンケート、記念写真等) 担当:堀
12時00分 解散
6
最終成果報告書
※高尾の森
親子森林体験スクールとは
2008(平 20)年から裏高尾の小下沢風景林をフィールドとして、京王電鉄株式会社が社団法人日本山岳会「高尾
の森づくりの会」との共催で、沿線のお客様を対象に森林作業や自然観察などを通して自然の大切さを学ぶ「高
尾の森 親子森林体験スクール」を春と秋に開催している。
※森のムッレ教室とは
「森のムッレ教室」はスウェーデンの野外環境教育だが日本では現在、日本野外生活推進協会によって普及が進
められている。森のムッレ教室の目的は、まず子どもたちに「自然に出かけるのは楽しい」ということを知らせ
ること。そこから子どもたちは五感を使って様々な生物と触れ合うことにより生物界との共生を知ることができ
る。こうして、子どもたちは、一緒に生きている他の生物や存在している環境への気遣いを学ぶことができるよ
うになる。このような目的で5~6 歳の子どもを対象に行われている。
今後の課題
イベントでは自分たちも楽しみ、何より参加者にも楽しんでもらうことができた。しかし、時間配分がうまくい
かず、二日目はイベント終了時刻を 30 分も過ぎまったことにより、お迎えの保護者に迷惑をかけてしまった。
また、小学生に対する接し方、話し方の知識、これらの経験が不十分なこともあり、戸惑うところもあった。今
後はこの反省点を改善するため、環境教育をおこなっている団体へ訪問し、様々な環境教育に関する知識を学び
たいと思う。
またイベントだけではなく、イベントの準備も計画をしっかり立てて効率よく活動できるようにしたいと思う。
協力団体
京王電鉄株式会社
社団法人日本山岳会「高尾の森づくりの会」
日本野外生活推進協会
深大寺小学校
深大寺児童館学童クラブ
神代植物園公園管理課
終わりに
本プロジェクトを通して貴重な経験がたくさんできました。ご協力くださった皆様に心から感謝申し上げます。
また、来年度も「持続可能な活動」として誠心誠意この環境教育としての活動に取り組んでいきたいと考えてお
りますので、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
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