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分割⑤ - 豊見城市

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分割⑤ - 豊見城市
2)産業
本市の過去 20 年間(平成2~22 年)の産業別就業者数及び構成比をみると、第1次産業及
び第2次産業は減少傾向にあり、第3次産業については増加傾向にあります。
第1次産業や第2次産業の就業者数は減少傾向であるが、本市は県内有数の野菜産地であり、
葉野菜やトマト、ゴーヤーなどが県内外に出荷されており、マンゴーやパパイヤなどの果樹も
栽培されています。花き類では、クルクマ、洋らん、菊、スマイラックス、バラなどがありま
す。トマトやマンゴーなどは加工品開発もされ、本市の特産品として販売されています。
昔ながらの手造り泡盛を再現する忠孝酒造は、泡盛の歴史や文化が学べる酒蔵見学なども行
っており、県内外の観光客が来訪しています。与根では 100 年以上も前から塩づくりを行って
おり、与根製塩所の塩は広く愛用されています。
伝統工芸では、芸術品であり実用品でもある琉球漆器が多くの人に親しまれており、サトウ
キビの葉や穂を染料として染めるウージ染めが新たな工芸品として生まれています。
図表 豊見城市の産業別就業者数及び構成比の推移
区分
年次
第1 次産業
第2 次産業
第3 次産業
分類不能
総数
平成2 年
就業者数
( 構成比)
1,451人
(8.7%)
3,157人
(19.0%)
12,035人
(72.3%)
14人
(0.1%)
16,657人
(100%)
平成7 年
就業者数
( 構成比)
1,304人
(6.6%)
3,505人
(17.9%)
14,804人
(75.4%)
14人
(0.1%)
19,627人
(100%)
平成1 2 年
就業者数
( 構成比)
1,150人
(5.3%)
3,658人
(16.8%)
16,859人
(77.2%)
164人
(0.8%)
21,831人
(100%)
平成1 7 年
就業者数
( 構成比)
1,072人
(4.7%)
3,377人
(14.9%)
17,892人
(79.0%)
313人
(1.4%)
22,654人
(100%)
平成2 2 年
就業者数
( 構成比)
912人
(3.7%)
3,003人
(12.2%)
18,439人
(74.7%)
2,312人
(9.4%)
24,666人
(100%)
資料:国勢調査より
図表 豊見城市の産業別就業者数及び構成比の推移
第1次産業
平成22年 3.7%
平成17年 4.7%
平成12年 5.3%
平成7年
6.6%
平成2年
8.7%
0%
第2次産業
第3次産業
分類不能
74.8%
12.2%
14.9%
9.4%
79.0%
16.8%
77.2%
0.8%
75.4%
17.9%
19.0%
20%
1.4%
0.1%
72.3%
40%
60%
資料:国勢調査より
19
0.1%
80%
100%
3)土地利用
①人口集中地区の高密度化と豊崎地区の開発の進行
平成 22(2010)年における本市の土地利用構成は、農地が 26%、宅地が 18%、森林が5%、
原野が4%となっています。
本市北側には、那覇都市圏の拡大により、饒波川沿い等を除き住宅用地を中心とした宅地が
広く分布しています。地形的に丘陵地が多く後追い的な宅地化が進行したことから、不整形な
街区が多くなっています。また、幹線道路沿いを中心に比較的大規模な商業用地や工業用地の
分布がみられます。中央の丘陵地を挟んだ南側の地域や低地が広がる西側の地域は、整備され
た農地が広がり、地域ごとに昔ながらの農漁村集落を形成しています。近年では、豊崎地区の
埋立てによる開発が進められています。
図表
土地利用状況の推移
平成2 0 年
面積( ㎡) 割合( % )
農地
農用地
採草牧草地
森林
天然林等
人工林
原野
水面・
河川・
水路
水面
河川
2級河川
普通河川
水路
道路
一般道
国道
県道
市道
農道
宅地
住宅地
工業用地
その他の宅地
その他
市土面積
平成2 1 年
面積( ㎡) 割合( % )
平成2 2 年
面積( ㎡) 割合( % )
5,160,830
5,160,830
0
970,000
26.5%
26.5%
0.0%
5.0%
5,094,376
5,094,376
0
970,000
26.2%
26.2%
0.0%
5.0%
5,074,340
5,074,340
0
970,000
26.1%
26.1%
0.0%
5.0%
960,000
10,000
847,663
675,590
11,490
598,090
566,045
32,045
66,010
1,750,094
1,607,732
4.9%
0.1%
4.4%
3.5%
0.1%
3.1%
2.9%
0.2%
0.3%
9.0%
8.3%
960,000
10,000
839,009
675,590
11,490
598,090
566,045
32,045
66,010
1,890,014
1,747,652
4.9%
0.1%
4.3%
3.5%
0.1%
3.1%
2.9%
0.2%
0.3%
9.7%
9.0%
960,000
10,000
835,912
675,590
11,490
598,090
566,045
32,045
66,010
1,954,851
1,812,489
4.9%
0.1%
4.3%
3.5%
0.1%
3.1%
2.9%
0.2%
0.3%
10.1%
9.3%
2.0%
390,974
1.3%
249,712
5.7% 1,171,803
0.7%
142,362
21.9% 3,495,979
17.7% 3,495,979
0.5%
3.7%
29.4%
100.0% 19,450,000
2.0%
1.3%
6.0%
0.7%
18.0%
18.0%
100.0%
390,974
245,076
971,682
142,362
4,162,183
3,398,733
92,000
671,450
5,883,640
19,450,000
2.0%
390,974
1.3%
245,076
5.0% 1,111,602
0.7%
142,362
21.4% 4,258,021
17.5% 3,439,544
0.5%
93,000
3.5%
725,477
30.3% 5,722,990
100.0% 19,450,000
※市土面積は総務省統計局推計による
※平成 22 年の道路は「道路施設現況調書」より
資料:豊見城市「第4次豊見城市国土利用計画」(平成 24 年3月)より
沖縄県「道路施設現況調書」(平成 22 年度)より
20
市街地の形成状況を確認する上での指標である「人口集中地区(DID)」は、昭和 55(1980)
年に豊見城団地が要件を満たして以降拡大を続けてきましたが、豊崎地区を除く市街化区域の
ほとんどの区域を占めるに至ったことから、拡大は止まっています。しかし、「人口集中地区
(DID)」の人口は増加しており、人口密度については平成 22(2010)年度で 8,360 人/㎢ と
やや高い状況にあります。
図表
A
人口集中地区
B
面積( ㎢ ) 人口( 人)
昭和55年
昭和60年
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
平成22年
0.40
0.30
3.30
4.20
4.66
4.53
4.52
5,719
6,130
24,001
30,053
34,827
36,548
37,788
B/ A
DID密度
( 人/ ㎢ )
14,298
20,433
7,273
7,155
7,474
8,068
8,360
人口集中地区の推移
C
総面積
(㎢ )
17.28
17.30
17.77
17.78
18.58
19.45
19.45
市全域
比率等
D
D/ C
A/C
B/ D
総人口
人口密度 面積ベース 人口ベース
( 人)
( 人/ ㎢ )
( %)
( %)
33,075
1,914
2.31%
17.29%
37,965
2,195
1.73%
16.15%
40,777
2,295
18.57%
58.86%
45,253
2,545
23.62%
66.41%
50,198
2,702
25.08%
69.38%
52,516
2,700
23.29%
69.59%
57,261
2,944
23.24%
65.99%
資料:豊見城市「第4次豊見城市国土利用計画」(平成 24 年3月)より
図表 人口集中地区(DID)の変遷
資料:豊見城市「第 4 次豊見城市総合計画」
(平成 23 年3月)より
21
②持ち家・民営借家の増加、公営住宅等の需要拡大
平成 22(2010)年度における住宅に住む一般世帯(19,270 世帯)の住宅所有形態をみると、
持ち家が 50.5%(9,732 世帯)と約半数を占め、次いで民営の借家が 32.5%(5,414 世帯)、
公営・都市機構・公社の借家が 9.0%(1,734 世帯)となっています。
総世帯数の増加に伴い、近年の 20 年間で持ち家が 3,657 世帯増加し、民営の借家が 4,512
世帯増加しています。現時点では、沖縄県平均と比較して公営・都市機構・公社の借家の割合
は 3.1%高くなっていますが、総世帯数の増加により需要が拡大すると予想されます。
図表 住宅の所有形態の推移(単位:世帯、%)
住宅に住む
一般世帯
H2
H7
豊見城市 H12
H17
H22
沖縄県
H22
実数
構成比
実数
構成比
実数
構成比
実数
構成比
実数
構成比
実数
構成比
10,765
100.0
12,764
100.0
15,069
100.0
16,649
100.0
19,270
100.0
515,195
100.0
主世帯
10,729
99.7
12,686
99.4
14,889
98.8
16,404
98.5
18,955
98.4
504,014
97.8
持ち家
公営・
都市機構・
公社の 借家
6,075
56.4
7,034
55.1
7,953
52.8
8,538
51.3
9,732
50.5
255,305
49.6
資料:国勢調査より
22
1,855
17.2
2,048
16.0
2,104
14.0
1,843
11.1
1,734
9.0
30,445
5.9
民営の
借家
2,298
21.3
3,036
23.8
4,171
27.7
5,414
32.5
6,810
35.3
206,929
40.2
給与住宅
501
4.7
568
4.5
661
4.4
609
3.7
679
3.5
11,335
2.2
間借り
36
0.3
78
0.6
180
1.2
245
1.5
315
1.6
11,181
2.2
2.上位関連計画の位置づけ
(1)広域的視点における豊見城市の将来像
本景観計画は、景観法を根拠とし、沖縄 21 世紀ビジョン及び沖縄 21 世紀ビジョン基本計画
(沖縄振興計画)を基本としながら、豊見城市総合計画や都市計画マスタープランなどの本市
の上位関連計画と整合・調整を図ります。
景観法
【関係する法制度】
(H17 年施行)
都市計画法、農振法、建築基準法、
文化財保護法、屋外広告物法、都市
緑地法
など
【国・県の景観関連計画等】
【県の関連計画】
・沖縄県景観形成ガイドライン(平成 22 年 3 月)
・沖縄 21 世紀ビジョン
・
“美ら島沖縄”風景づくり計画(平成 23 年 1 月)
・沖縄 21 世紀ビジョン基本計画
・景観向上行動計画(平成 24 年度)
豊見城市景観計画
【豊見城市の関連計画】
・第4次豊見城市総合計画
【その他の関連事業】
・第4次豊見城市国土利用計画
・饒波川流域土地利用計画及び基本設計委託業務
・豊見城市都市計画マスタープラン
・豊見城東道路(那覇空港東道路)
・豊見城村みどりの基本計画
・沖縄西海岸道路(豊見城道路)
・豊見城市観光振興計画
・西海岸地区整備基本構想
・瀬長島観光拠点整備計画
・豊見城市墓地基本計画
・地区計画(豊崎地区、宜保地区、豊見城・高安地区)
23
1)沖縄 21 世紀ビジョン(平成 22 年3月、沖縄県)
本ビジョンは、沖縄固有の景観・風景・風土を重視し、時間とともに価値が高まっていく「価
値創造のまちづくり」(景観 10 年、風景 100 年、風土 1000 年)を実現するものとして、県民
の参画と協働のもとに概ね 20 年後の沖縄のあるべき姿を示し、その実現に向けた課題の整理、
どのように展開するかを描いたものです。
〈将来像〉
(1)沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島
(2)心豊かで、安全・安心に暮らせる島
(3)希望と活力にあふれる豊かな島
(4)世界に開かれた交流と共生の島
(5)多様な能力を発揮し、未来を拓く島
※景観形成に関する部分のみ抜粋
〈将来像実現に向けた推進戦略〉
■沖縄グリーン・イニシアティブ
展開方向
・沖縄独特の自然や風景の再生等を目的とした自然環境再生型公共事業等の計画的な導入
・貴重な動植物を保護し、増やすための方策の充実、強化を図るとともに、野生動植物が生きて
いくために必要な自然環境の保全・再生に取り組む。
・自然環境の保全と地域の活性化の両立を図る
■千年悠久の人間に優しいまちづくり
展開方向
・沖縄らしい風景を将来に向けて保全・創造していく。
・時間とともに風景や景観の価値が高まるようなまちづくり。
・安全・安心の確保の観点も含め、まちを囲む斜面緑地の風景の保全・回復や景観を創出する。
・自然環境や景観保全地域等のゾーニングの設定、保全と開発の調和を図るルールづくり、全庁
的な景観施策等の強化を図る。
2)沖縄 21 世紀ビジョン基本計画(平成 24 年5月、沖縄県)
「沖縄 21 世紀ビジョン」の実現に向けて策定された計画です。
※景観形成に関する部分のみ抜粋
〈基本施策〉
■価値創造のまちづくり
⇒沖縄らしい景観・風景を次世代に守り継ぎ、風土に高める礎にするとともに、花と緑にあふれる潤いある県
土の形成に継続的に取り組めるよう、県民意識の高揚と官民協働体制の構築を図り、時間とともにその価値
が高まる地域づくりを推進する。
沖縄らしい風景づくり
・風景づくりの主体である市町村の景観行政団体への移行や景観計画及び景観条例の策定並びに地域住民が
主導的役割を担う風景づくり推進体制の構築を促進するとともに、市町村間連携による広域的な風景づく
りに取り組む。
・歴史遺産や御嶽・拝所、石垣、赤瓦など各地域の景観資源の保全・継承等に努めるとともに、環境・景観・
利用等に配慮した河川・海岸、公園、道路等交通施設、農地・農村等の整備並びに無電柱化の推進、古民
家の保全・再生・利用等による質の高い地域景観の創造に取り組む。
24
3)沖縄県景観形成基本計画(“美ら島沖縄”風景づくり計画)(平成 23 年1月、沖縄県)
沖縄県では、平成 21 年の景観形成条例の改正を行い、平成 22 年「沖縄 21 世紀ビジョン」
を受け、沖縄県景観形成基本方針に基づき、景観形成に関する施策を総合的かつ計画的に推進
するための基本となる計画として策定しました。
県は、各地域の特性を活かした景観形成を推進するため、市町村の景観行政を支援する姿勢
を示しています。
図表 沖縄県景観形成基本計画の構成と市町村景観計画との関係
4)沖縄県景観形成ガイドライン(平成 22 年3月、沖縄県)
沖縄県では、景観法の成立や県民の関心の高まりを受
け、景観行政の再構築に取り組んでおり、
「“美ら島沖縄”
風景づくり計画」にて県の景観施策の体系をまとめ、景
観条例の改正を行いました。一方、景観づくりの主体と
なるのは地域、そして市町村であるため、その市町村が
景観計画を策定する際、技術的に支援する手引書として
「沖縄県景観形成ガイドライン」を策定しました。
また、本ガイドラインでは、景観計画の策定だけでは
なく、他の法制度の活用やソフト面の活動との連携のあ
り方、これから建物などをつくる設計者や施主にとって
も参考になるものとして活用できます。
25
図表
ガイドラインの構成
5)沖縄県屋外広告物条例(平成 25 年3月、沖縄県)
沖縄県では、沖縄県屋外広告物条例を制定し、良好な景観の形成や風致の維持、公衆に対す
る危害を防止するため、屋外広告物について必要なルールを定め、適正な規制や誘導を行って
います。
広告物の掲示には原則としてすべて県の許可が必要です。また広告物を掲示できない禁止地
域や禁止物件が指定されています。
豊見城市内における禁止地域は、住居専用地域ほか共通に定められた禁止地域以外に、那覇
空港自動車道(西原町池田~豊見城市平良)の両側 300m以内の区域が指定されています。
26
(2)豊見城市のめざす将来像
1)第4次豊見城市総合計画(平成 23 年3月、豊見城市)
市が目指すべき将来像や自然的、都市的、農業的土地利用の方針などを示した基本構想と、
その将来像を達成するための福祉や教育、生活環境、産業振興といったあらゆる分野における
取り組みを総合的に取りまとめた基本計画です。
〈将来像〉
「ひと・そら・みどりがつなぐ響(とよ)むまちとみぐすく」
〈目標人口〉
平成 32(2020)年における将来人口を 70,000 人と設定する。(平成 22(2010)年9月末現在 57,696 人)
※景観形成に関する部分のみ抜粋
〈基本計画〉
第4部 持続可能な環境と安心・安全のまちづくり
第1節
自然環境の保全と活用
「漫湖」
「饒波川」「瀬長島」
「豊見城城址」などの貴重な自然環境は、保全を基本としつつ、周辺地域を含め
開発行為などを行う場合は、「ワイズユーズ(賢明な利用)」を十分に検討する。
第6部 都市とみどりが調和するまちづくり
第1節
計画的な土地利用の推進
都市計画法、農業振興地域の整備に関する法律などに基づいた法規制の活用や、国土利用計画や都市計画マ
スタープラン、農業振興地域整備計画など各種土地利用に関する計画の策定と必要に応じた見直しにより、土
地利用方針の明確化や秩序ある土地利用の規制・誘導を進める。
第2節
調和のとれた市街地の整備
豊見城交差点付近を本市の「中心市街地」と位置づけ、
「中心市街地土地区画整理事業」の代替事業や土地
の高度利用、施設誘致、民間活力の活用などを推進し、
「中心市街地」の形成に向けたまちづくりを進める。
一般の市街地や集落地域においては、適切な土地利用の規制・誘導と生活基盤の整備・充実などにより、生活
環境の維持・向上に努める。また、本市の特徴を活かした自然・文化景観や田園景観との調和がとれた美しい
都市景観の形成などの取り組みにより、質の高い美しい市街地の形成を推進する。
第3節
公園・緑地の整備
「都市公園」などのバランスのとれた整備・配置に努めるとともに、地域特性に応じた個性ある公園づくり
や、小公園・広場など「一息つける空間」の創出も検討する。
図表
将来都市構造図
27
2)第4次豊見城市国土利用計画(平成 24 年3月、豊見城市)
市の区域における国土(市土)利用についての基本的事項を定めるもので、市における自然
的、都市的、農業的土地利用に関する行政上の諸計画等の指針となる計画です。
〈 第2節 利用区分別の市土利用の基本方向 〉
(1)農用地
都市近郊型農業の発展、亜熱帯農業の確立、土地集約型農業への転換推進のため、必要な優良農地の集団的確
保と整備を図る。豊見城農業振興地域整備計画に基づき保全と農業振興に努める。
(2)森林
公益的機能を考慮し、将来世代が森林の持つ多面的機能を享受できるよう、必要な森林の確保を図る。また、
良好な生活環境を確保するため、緑地としての保全及び整備を図るとともに、市民要請に配慮しつつ、適正な利
用を図る。
(3)原野
生態系及び景観の維持等の観点から、保全を基本とし、劣化している場合は再生を図る。また、地域の自然環
境を形成する機能に十分配慮しつつ、適正な利用を図る。
(4)水面・河川・水路
安全性の確保や用地の確保、既存用地の持続的な利用を図る。また、整備に当たっては、自然環境の保全・再
生に配慮するとともに、自然の水質浄化作用、生物の多様な生息・生育環境等の維持・向上を図る。
(5)道路
地域間の交流・連携により効率的かつ広域的利用を促進し、良好な生活・生産基盤の整備を進めるため、必要
な用地の確保を図る。また、道路と一体となった景観形成や生活環境の向上を図る。
(6)宅地
住宅地については、居住水準・環境の確保を目標とし、生活関連施設の整備や都市環境の形成に配慮しながら、
必要な用地の確保を図る。また、災害に関する地域の自然的・社会的特性を踏まえた適切な土地利用を図る。工
業用地においては、環境保全等に配慮しつつ、必要な用地の確保を図る。その他の宅地では、商業の活性化及び
良好な商環境の形成に配慮しつつ、必要な用地の確保を図る。商業施設が集積しつつある地域は、地域特性に応
じた計画的でバランスのとれた商業施設立地を誘導していく。
(7)その他
公共・共益施設用地においては、施設水準の向上及び充実を図るため、環境の保全及び広域的な配置に配慮し、
必要な用地の確保を図る。また、墓地については、土地の有効利用の観点から周辺地域の土地利用や自然環境と
の調和に配慮しつつ、可能な限り集約化を図る。レクリエーション用地においては、観光の振興、市民の価値観
の多様化を踏まえ、自然環境の保全を図りつつ、計画的な整備と有効利用を図る。沿岸域では、海域と陸域との
一体性に配慮しつつ、長期的視点に立った総合的利用や海岸の保全を図る。
28
3)豊見城市都市計画マスタープラン(平成 21 年3月、豊見城市)
「みどり豊かな健康文化都市・豊見城」を将来都市像に定め、将来の都市構造、都市施設、
土地利用、都市環境、地域別の整備方針等を定めたものです。計画期間は平成 13 年度を初年度
として、約 20 年後の平成 32 年度を目標としています。
※景観形成に関する部分のみ抜粋
第3章 都市づくりの基本方針
1.都市構造の方針
1)骨格となる道路網の形成
主な公共公益施設へアクセスする重要な道路を、都市の道路軸として位置づけ、広域的な交通需要へ対応す
るとともに、地域内の移動がスムーズに行える道路網の形成を図る。また、これらの幹線道路は豊見城市を意
識させる玄関口となることから、植栽など沿道の景観形成に配慮するとともに、中心市街地においては賑わい
のある道路空間を形成する。
2)緑アメニティの骨格形成
豊かな自然資源を活かした街づくりを進め、自然環境の保全に努める。特に、尾根沿いの斜面緑地や大きな
河川を環境軸として位置づけ、保全及び再生に努め、緑に囲まれた都市形成を推進する。また、これらの環境
軸や道路(街路樹などの植栽)を活用して、漫湖や瀬長島、大規模公園等の環境資源を結ぶ緑のネットワーク
を形成する。
2.土地利用の方針
地域の環境や景観を形成する重要な資源を次世代へ継承するため、自然環境の保全と公共福祉の優先を基本
とし、健康で文化的な生活環境の確保と市域の均衡ある発展を図るための土地利用の方針を定める。
1)商業・業務集積地域
7)沿道市街地
2)生活拠点地区
8)集落及び農住地域
3)工業・業務地域
9)農業地域
4)観光・スポーツ・レクリエーション地域
10)自然緑地地域
5)環境学習地域
11)海・河川地域
6)市街地
図表
都市構造図
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3)工業・業務地域
既存の製造業は規模が小さく住宅地などに分散立地していることから、住環境への影響が懸念されている。
住環境の保全を図り効率の良い生産活動を促進するためにも、豊崎地区以外に新たに工業などを集約する地
区を選定し、事業所の移転・再配置を促進する。
3.市街地形成の方向
適切な土地利用の誘導や計画的なまちづくりが求められている地区について、地域の現況やまちづくりの
方向性を見据えた市街地形成を目指す。更に、既存市街地においては、良好な市街地環境の形成を図るとと
もに、市街化調整区域においてはスプロール化の抑制に努め、良好な農村環境を維持しみどり豊かな都市形
成を図る。
図表
土地利用構想図
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