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ことばの能力と測定
2015年度 言語教育研究センターFD講演会 ことばの能力と測定 -テスト開発の視点からの考察- 講師:伊東 祐郎 氏 (東京外国語大学・大学院国際日本学研究院教授 ・留学生日本語教育センター長) 開催日時: 会 場 : 対 象 : 参加方法: 2015 年 7 月 25 日(土)15:00 - 17:00 上智大学四谷キャンパス 12 号館 1 階 12-102 教室 日本語・言語教育全般に関心のある教員および学生(学外可) 事前申込不要・参加費無料 (会場定員に達し次第、受付を終了させていただきますのでご了承ください) 最近の外国語教育の分野では、社会人基礎力の一つとして、コミュニケーション能力が注目されている。 その能力の測定においては、実際に学習者にその外国語を使わせるべきであるとの考えから、直接テスト である、パフォーマンス・テストが重要視されている。その代表的なものとして、スピーキングテスト(会 話力テスト)やライティングテスト(作文力テスト)がある。これらのテストは、学習者が獲得した言語 知識や言語能力が相互に関係するものとして、また、言語外の諸要因が複雑に影響するものとして捉えら れていて、測定には慎重に対応する必要がある。 本講演では、コミュニケーション能力を測定するために、コミュニケーションの実体をどう捉え、また その測定対象をどう絞り込んでいくべきかについて考察したい。具体的には、これまでのコミュニケーシ ョン能力にかかわる先行研究を振り返り、能力測定を目的とするテスト開発の際に、教師に求められるテ ストの指示や試験問題における質問内容や課題設定のあり方などについて議論する予定である。 講演者紹介 略歴:専門は、日本語教育学,応用言語学(言語テスト研究)。米国アラバマ 大学で日本語教育に従事した後,平成4年から東京外国語大学留学生日本語 教育センター勤務。平成 23 年から同センター長を務める。平成 8 年から 12 年まで文部科学省教育助成局海外子女教育課海外子女教育専門官を兼任。 「学 校教育におけるJSLカリキュラム(小・中学校編)」の開発に係る協力者会 議」の協力者を務める。平成 25 年 5 月から公益社団法人日本語教育学会会長。 同年から文化審議会国語分科会日本語教育小委員会主査を務めている。主な 共・著書として、『日本語教育実践』(凡人社)、『日本語教師のためのテスト 作成マニュアル』 (アルク) 、 『Language Testing 言語テスティング概論』 (ス リーエーネットワーク・翻訳) 、 『対話とプロフィシエンシー』 (凡人社)、 『日 本語教育の過去・現在・未来 第 1 巻社会』 (凡人社)、 『外国人児童生徒のた めのJSL対話型アセスメント(DLA) 』 (文部科学省)などがある。 主催:上智大学言語教育研究センター [お問い合わせ] TEL: 03-3238-3699 E-mail: [email protected]