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「電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法 律第
「電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法 律第一条に基づき厚生労働大臣が指定する発電事業者(仮称) 」 の概要 1 趣旨 ○ 「電気事業法等の一部を改正する法律」 (平成 26 年法律第 72 号。以下「改 正電気事業法」という。)の施行に伴い、同法附則第 50 条による改正後の「電 気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律」(昭和 28 年法律第 171 号。以下「法」という。 )第1条の規定に基づき「厚生労働大臣 が指定する発電事業者」を指定するもの。 2 ○ 概要 法は、憲法上の争議権の保障が及ばない「正当でない争議行為」として、 電気事業の事業主又は電気事業に従事する者が、電気の正常な供給を停止す る行為その他電気の正常な供給に直接に障害を生じさせる行為を明文で禁止。 ○ 改正前の法においては、対象とする電気事業について、国民経済や国民の 日常生活に対する重要性にかんがみ、 「一般の需要に応じ電気を供給する事業 又はこれに電気を供給することを主たる目的とする事業」と定め、具体的に は、電気事業法(昭和 39 年法律第 170 号)第2条1項1号の一般電気事業及 び同法第2条1項3号の卸電気事業を対象としてきた。 ○ 改正電気事業法で電気事業類型が変更されたことに伴い、法の対象事業に ついて、 「電気事業法第2条第1項第8号に規定する一般送配電事業」、 「同項 第 10 号に規定する送電事業」 、「同項第 14 号に規定する発電事業(その営む 事業の事業主又はその営む事業に従事する者が次条に規定する禁止行為を行 うことにより、電気の安定供給の確保に支障が生じ、又は生ずるおそれがあ るものとして厚生労働大臣が指定する発電事業者(同項第 15 号に規定する発 電事業者をいう。)が営むものに限る。)」と規定を改正。 ○ 今般、その「厚生労働大臣が指定する発電事業者」として、旧一般電気事 業者(北海道電力株式会社、東北電力株式会社、東京電力株式会社、中部電 力株式会社、北陸電力株式会社、関西電力株式会社、中国電力株式会社、四 国電力株式会社、九州電力株式会社及び沖縄電力株式会社)、旧卸電気事業者 (電源開発株式会社及び日本原子力発電株式会社)を指定するもの。 3 ○ 根拠条文 改正電気事業法による改正後の電気事業及び石炭鉱業における争議行為の 方法の規制に関する法律第1条 4.適用日 電気事業法等の一部を改正する法律の施行の日(平成 28 年4月1日(予定))