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3 スポーツ施設整備基本構想

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3 スポーツ施設整備基本構想
3 スポーツ施設整備基本構想
3-1
スポーツ施設整備の基本方針
スポーツ施設の問題点を踏まえ、課題を解決するために、施設整備の方向性を
定める必要がある。今後のスポーツ施設整備に当たっての基本的な方針を、次の
とおりとし、計画期間はおおむね 10 年間を目途とする。
スポーツへのニーズに応える施設整備
市民のスポーツに対するニーズは多種多様であり、将来の需要動向を踏まえ
た施設整備を検討していく必要がある。
岩国市では、いつでも、どこでも、誰もが気軽に親しめる生涯スポーツの充
実をめざしており、市民が気軽にスポーツを行うことができるような環境づく
りに取り組む上で、スポーツ施設をより身近なものとして捉え活用してもらう
ための整備が大きな役割を果たす。岩国市スポーツ推進計画において「週1回
以上スポーツを行う成人 60%以上」という目標を掲げており、小規模で様々な
スポーツができる利用しやすい施設について既存施設を基本とした環境づく
りを行うとともに、将来的な競技スポーツの動向を考慮に入れながら、公式な
大会の開催や規定を満たしたスポーツ施設の整備に努める。
また、今後競技人口が増えると考えられるニュースポーツについても実施可
能な施設の整備に努めることにより、各種スポーツの育成や活動の支援を行う。
適切な施設配置
本市のスポーツ施設は、市町村合併以前の各施設を引き継ぐ形で点在してお
り、実際の利用状況を考慮すれば、交通手段等の利便性や配置のバランスにお
いて問題がある部分も見受けられる。
現在、スポーツ活動を行う場として利用されている既存施設の利用状況を踏
まえ、利用率の高い施設の増設及び利用率の低い施設や類似施設の統廃合を進
めることにより、利用者の分散や各施設の利用率の向上を図る。
スポーツ施設の適切な配置においては、駐車場の整備や交通手段の確保とい
った付属的な要素を考慮し、それに加えてソフト面における対策、設備内容の
充実等を行うことで、市内全体のスポーツ施設の利活用の向上を図る。
23
持続可能な維持管理
各スポーツ施設において適切な時期の改修・修繕を行い、老朽化の進行した
施設や設備については更新によるリニューアルを進める。適切な維持管理によ
り、施設を長期的に、快適に活用できるように努める。
また、維持管理においては財源の確保が課題となるが、総務省から策定要請
があった公共施設等総合管理計画※5との整合性を図りながら、施設の統廃合等
により配置バランスを整えることで市内全体のスポーツ施設に常に手が行き
届くようにし、財政負担を減らすこととする。施設整備の面だけでなく、必要
な設備内容を把握し設置、補修を行うことをはじめとし、利便性やサービスの
向上を含めたソフト対策を行うことで施設の利用率を上げ、持続的な維持管理
が可能となるよう財源の確保を図る。
※5「公共施設等総合管理計画」
: 公共建築物だけでなく、道路、河川等土木構造物を含め、各
自治体が管理する全ての公共施設の実態を把握した上で、維
持管理の方針を示した 10 年以上の長期計画
24
3-2
将来人口及び種目別競技人口推計
スポーツ施設整備を進めるに当たり、岩国市の将来人口と種目別競技人口を算
出する。
種目別競技人口は、市民アンケート結果から算出した各スポーツ実施率を用い
て推計する。
将来人口推計
平成 22 年の国勢調査における本市の人口は、143,857 人であった。我が国は、
人口減少時代に突入しており、将来的にも人口の減少が予測される。平成 22
年の実績値を基準として将来人口を推計すると、平成 34 年には 127,439 人、
11.4%の減少となる。また、各地域においても人口は減少傾向を示すことが予
測される。
表
岩国市
岩国地域
由宇地域
玖珂地域
本郷地域
周東地域
錦地域
美川地域
美和地域
岩国市
岩国地域
由宇地域
玖珂地域
本郷地域
周東地域
錦地域
美川地域
美和地域
岩国市の将来人口推計
(単位:人)
平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年
143,857 142,645 141,434 140,222 139,010 137,799 136,352
100,166
99,446
98,726
98,007
97,286
96,565
95,661
9,113
9,036
8,960
8,883
8,806
8,730
8,635
11,123
11,099
11,075
11,050
11,026
11,002
10,952
1,102
1,076
1,051
1,025
1,000
974
951
13,399
13,255
13,110
12,966
12,822
12,678
12,513
3,277
3,191
3,104
3,018
2,931
2,845
2,761
1,305
1,255
1,206
1,156
1,106
1,057
1,015
4,372
4,287
4,202
4,117
4,033
3,948
3,864
平成29年 平成30年 平成31年 平成32年 平成33年 平成34年
134,906 133,459 132,012 130,566 129,003 127,439
94,757
93,851
92,948
92,043
91,033
90,021
8,540
8,446
8,351
8,257
8,150
8,044
10,902
10,852
10,802
10,752
10,690
10,628
928
905
881
858
837
816
12,348
12,183
12,018
11,853
11,683
11,512
2,677
2,593
2,509
2,425
2,348
2,271
973
932
890
848
812
776
3,781
3,697
3,613
3,530
3,450
3,371
25
岩国市の将来人口推計
( 人)
160,000
140,000
120,000
100,000
80,000
60,000
15,000
10,000
40,000
20,000
5,000
0
平成22年 平成23年平成24年平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 平成31年 平成32年平成33年平成34年
岩国市
岩国地域
由宇地域
玖珂地域
図
本郷地域
周東地域
岩国市の将来人口推計
26
錦地域
美川地域
美和地域
種目別競技人口推計
ア 成人における種目別競技人口推計
平成 24 年 10 月に実施した市民アンケートの集計結果から、過去1年間に
行った運動・スポーツの各票数について、全体の回答者数に対する割合を求
めることで「本市における種目別運動・スポーツ実施率」を算出した。各ス
ポーツ実施率は今後も維持されると仮定して、これを本市の人口の実績値と
推計値から算出した平成 25 年の成人人口に乗じて、成人の種目別競技人口
を推計する。
表
岩国市の人口・成人人口の推計(平成 25 年)
国勢調査結果を
基とした推計値(人)
平成25年
岩国市人口
140,222
成人人口
表
115,853
岩国市・成人における種目別競技人口推計(平成 25 年)
種目
軽い体操・柔軟体操
・ラジオ体操
推計競技
人口(人)
実施率
42.3%
種目
推計競技
人口(人)
実施率
49,000 バドミントン
5.0%
5,800
11,300 テニス
4.1%
4,700
器具使用のトレーニング
9.7%
水泳・水中ウォーキング
11.4%
13,200 ソフトテニス
0.8%
1,000
散歩・ウォーキング
41.0%
47,500 ゲートボール
0.3%
400
10,400 グラウンドゴルフ
4.6%
5,300
ランニング・マラソン・かけっこ
8.9%
エアロビクス・ダンス
(社交・民謡・ジャズ等)
5.0%
5,800 ゴルフ
9.5%
11,000
陸上競技種目
0.5%
500 柔道
0.4%
500
体操競技・新体操
0.3%
300 剣道
0.6%
700
サイクリング
6.6%
7,600 弓道
0.3%
400
ドッジボール
-
- 空手
0.4%
500
なわとび
-
- 相撲
0.1%
100
野球
2.4%
2,800 ヨガ・太極拳・気功
4.0%
4,700
ソフトボール
4.3%
5,000 ボウリング
5.7%
6,600
サッカー
2.4%
2,800 アーチェリー
0.1%
100
ミニサッカー・フットサル
1.9%
2,200 フェンシング
-
-
バレーボール
4.4%
5,100 スキー・スノーボード
3.8%
4,400
バスケットボール
2.3%
2,600
0.4%
500
ハンドボール
0.7%
0.4%
400
13.3%
15,400
8.1%
9,300
ホッケー
卓球
5.3%
ローラースケート
・スケートボード
800 アイススケート
- つり
6,200 登山・ハイキング・キャンプ
27
イ
10 代における種目別競技人口推計
平成 25 年7月に実施した 10 代アンケートの集計結果から、過去1年間に
行った運動・スポーツの各票数について、全体の回答者数に対する割合を求
めることで「本市における 10 代の種目別運動・スポーツ実施率」を算出し
た。これを本市の人口の実績値と推計値から算出した平成 25 年の 10 代人口
に乗じて、10 代の種目別競技人口を推計する。
表
岩国市の人口・10 代人口の推計(平成 25 年)
国勢調査結果を
基とした推計値(人)
平成25年
岩国市人口
140,222
10代人口
表
12,595
岩国市・10 代における種目別競技人口推計(平成 25 年)
種目
実施率
推計競技
人口(人)
種目
実施率
推計競技
人口(人)
軽い体操・柔軟体操
・ラジオ体操
42.1%
5,300 バドミントン
22.5%
2,800
器具使用のトレーニング
28.9%
3,600 テニス
10.5%
1,300
水泳・水中ウォーキング
30.2%
3,800 ソフトテニス
14.5%
1,800
散歩・ウォーキング
44.9%
5,700 ゲートボール
1.3%
200
ランニング・マラソン・かけっこ
48.7%
6,100 グラウンドゴルフ
2.8%
300
5.2%
700
エアロビクス・ダンス
(社交・民謡・ジャズ等)
陸上競技種目
6.6%
800 ゴルフ
11.6%
1,500 柔道
4.2%
500
3.9%
500 剣道
3.7%
500
サイクリング
17.5%
2,200 弓道
2.6%
300
ドッジボール
26.7%
3,400 空手
5.3%
700
なわとび
25.9%
3,300 相撲
3.4%
400
野球
18.8%
2,400 ヨガ・太極拳・気功
2.2%
300
ソフトボール
10.1%
1,300 ボウリング
14.2%
1,800
サッカー
27.4%
3,500 アーチェリー
1.0%
100
9.3%
1,200 フェンシング
0.7%
100
6.4%
800
9.4%
1,200
4.5%
600
19.1%
2,400
12.8%
1,600
体操競技・新体操
ミニサッカー・フットサル
バレーボール
18.4%
2,300 スキー・スノーボード
バスケットボール
28.0%
3,500
ハンドボール
7.9%
ホッケー
2.1%
卓球
18.3%
ローラースケート
・スケートボード
1,000 アイススケート
300 つり
2,300 登山・ハイキング・キャンプ
28
ウ
岩国市の種目別競技人口推計
各スポーツ実施率は今後も維持されると仮定し、平成 25 年の成人、10 代
における推計結果を足し合わせることで、本市の種目別競技人口を推計する。
将来的には人口減少傾向と予測されているが、この推計値を本市のスポーツ
人口の基本的な値と考える。
軽い体操や散歩・ウォーキング等は推計競技人口が 50,000 人を超え、そ
の他にも水泳・水中ウォーキングやランニング、トレーニング等、時と場所
を選ばず誰もが気軽に行うことのできる種目について、多くの市民が活動し
ていることが分かる。また、野球やソフトボール、サッカーといった人気種
目や、バレーボール、バスケットボール、バドミントンといった学生の部活
動で多く取り組まれている種目の競技人口が多く見られる。
表
種目
岩国市の種目別競技人口推計(平成 25 年)
推計競技
種目
人口(人)
推計競技
人口(人)
軽い体操・柔軟体操
・ラジオ体操
54,300 バドミントン
8,600
器具使用のトレーニング
14,900 テニス
6,000
水泳・水中ウォーキング
17,000 ソフトテニス
2,800
散歩・ウォーキング
53,200 ゲートボール
ランニング・マラソン・かけっこ
16,500 グラウンドゴルフ
600
5,600
エアロビクス・ダンス
(社交・民謡・ジャズ等)
6,600 ゴルフ
陸上競技種目
2,000 柔道
1,000
800 剣道
1,200
サイクリング
9,800 弓道
700
ドッジボール
3,400 空手
1,200
なわとび
3,300 相撲
500
野球
5,200 ヨガ・太極拳・気功
5,000
ソフトボール
6,300 ボウリング
8,400
サッカー
6,300 アーチェリー
200
ミニサッカー・フットサル
3,400 フェンシング
100
バレーボール
7,400 スキー・スノーボード
バスケットボール
6,100
ハンドボール
1,800 アイススケート
体操競技・新体操
ホッケー
卓球
ローラースケート
・スケートボード
300 つり
8,500 登山・ハイキング・キャンプ
29
11,700
5,200
1,700
1,000
17,800
10,900
3-3
スポーツ施設の整備水準
現在整備されている各スポーツ施設の規模、利用実態等を考慮すれば、それぞ
れに求められる整備水準は異なるものとなる。
市内のスポーツ施設を各種条件で場合分けし、求められる整備水準を整理する。
スポーツ実施率による整備水準
市民アンケート結果から算出した各スポーツ実施率を基に、本市におけるス
ポーツ活動の傾向を踏まえて整備水準を設定する。
ア 実施率が高い種目
(ア)
活動の場が多く実施率が高い種目
散歩・ウォーキング、ランニング
ジョギング、ウォーキングコース
バレーボール
屋内体育館
(イ) 一部の世代や地域での実施率が高い種目
バスケットボール(10 代)
屋内体育館
ハンドボール(岩国地域)
屋内体育館
(ウ) 我がまちスポーツに指定されており当該地域での実施率が高い種目
フェンシング(岩国地域)
屋内体育館
ホッケー(玖珂地域)
ホッケー場
場所を問わず、又は利用可能な施設がある程度整っている種目については
実施率が高い傾向がある。これらの種目に関係する既存施設については基本
的に現状維持とし、施設の設備充実、機能向上を検討する。
イ 実施率が低い種目
(ア)
活動の場が少なく実施率が低い種目
陸上競技種目
陸上競技場(市内未整備)
(イ) 専用施設・設備が不足するため実施率が低いものの人気は高い種目
野球
野球場
サッカー
サッカー場
(ウ) 実施率は低いものの人気があり今後の発展が期待される種目
フットサル(ニュースポーツ)
グラウンド、体育館
実施率の低さには施設の有無が大きく関係しており、施設を整備すること
により実施率の向上、スポーツ活動の促進につながる。これらの種目に関係
する既存施設の設備充実に加え、不足が見られる施設の新設を検討する。
30
施設充足度による整備水準
施設の数と容量、推計競技人口を基に、施設種別ごとに市内における施設の
充足度を算出し、充足度によって整備水準を設定する。
ア
週1回以上利用可能な施設
ゲートボール場、キャンプ場、テニスコート、グラウンドゴルフ場、
多目的広場
市内に施設は十分足りており、基本的には現状維持として、施設の機能向
上、設備充実を図る。また、競技人口や活動頻度とのバランスを考慮した上
で、供給過多となる一部施設の用途転用や統廃合も含め、整備を行う。
イ
月1回以上利用可能な施設
相撲場、トレーニングジム、スケートパーク、弓道場、体育館
それぞれの競技人口が継続的に活動するには、施設が不十分となる場合も
ある。基本的には現状維持とし、施設の機能向上、設備充実を図るとともに、
利用のバランスをとり、通年における施設全体の利用促進を図る。また、現
状の施設の老朽化の程度や配置バランス、利用における問題点を考慮した上
で、新設も含めて整備を検討する。
ウ
月1回未満利用可能な施設(月1回以上の利用が不可能な施設)
武道場、野球場、プール、サッカー場
現在の競技人口に対して活動の場となる施設が不足している。既存施設に
ついては、機能向上、設備充実といった内容改善を検討する。老朽化の激し
い施設は改築を含めた修繕を検討する。また、利用状況や将来的な競技スポ
ーツの動向を踏まえた上で、不足施設についての新設も検討する。
エ 未整備の施設
陸上競技場
現在市内に陸上競技場はないため、競技人口に対応した活動の場を確保す
る。
31
利用位置付けによる整備水準
各スポーツ施設の利用位置付けを基に、整備水準を設定する。
ア 広域的利用
岩国運動公園、玖珂総合公園
市民の運動・スポーツ活動の拠点としての利用に加え、施設内容や規模を
考慮すると市外・県外からの利用も見込むことができる施設である。そのた
め、大規模な大会やイベント等を開催する際の会場として十分な規格を持っ
た施設内容の充実を検討する。
各種競技の公式コート規格の確保、サブアリーナ※6やサブグラウンドの設
置を検討する。
イ 市内拠点的利用
岩国市市民球場、錦見河川敷運動広場、横山河川敷運動広場、
由宇文化スポーツセンター、玖珂体育センター、周東体育センター、
サン・ビレッジ周東、周東用田グラウンド
市民の運動・スポーツ活動の拠点となる施設であり、老朽化の進んだ施設
や設備については、適切な改修や更新等を検討していく。多種目に対応可能
な施設整備を基本とし、設備の増強を検討する。
ウ 地元交流的利用
美和武道館、美和農林業者トレーニングセンター等の小規模屋内施設、
川下旭運動広場、由宇グラウンド、玖珂グラウンド、玖珂テニスコート、
本郷農山村広場、周東中央グラウンド、錦上須川運動広場、美川グラウンド、
美和総合グラウンド等、学校体育施設
地元の人々にとって身近な運動・スポーツ活動の場としての役割を果たす
施設の維持に努める。また、同じ位置付けとして学校体育施設開放事業を維
持し、更なる活用促進を行う。施設内容を考慮しながら、必要な設備の更新
や設置等を検討する。
※6「サブアリーナ」
: 競技会場のメインアリーナに近接し、メイン会場の試合と同時進行で第
2会場として試合に使用されるほか、メイン会場の試合が行われている
間に、他の選手や団体が練習等を行ったりするアリーナのこと。
32
スポーツ施設の整備水準の検討結果
各種条件による検討内容を踏まえて、主な施設種別における今後の整備水準
について、以下に示す。
この結果を基に、個別の施設の課題や他事業との調整等を加味して再配置の
計画を検討する。
表
新設
体育館
陸上競技場
野球場
弓道場
スポーツ施設等の整備水準
現状維持
テニスコート
プール
武道場
グラウンドゴルフ場
33
一部用途転用
多目的広場
ゲートボール場
3-4
岩国運動公園B地区における既存計画の見直し
岩国運動公園B地区の整備について
岩国運動公園は昭和 43 年4月 18 日に都市計画決定され、平成 10 年2月6
日に現在のA地区、B地区の範囲で都市計画変更されている。
しかし、近隣に位置する愛宕山地域において国が米軍提供施設として運動施
設を整備することから、岩国運動公園B地区の既存の計画を見直し、配置すべ
き施設について新たに検討を行い、最低限必要な施設を整備することとする。
なお、本構想における岩国運動公園の定義を以下に示す。
岩国運動公園
岩国運動公園A地区
岩国運動公園B地区
岩国市において平成 10 年に都市計画変更された
運動公園であり、61.1ha の面積を持つ。
岩国運動公園のうち、供用済みの範囲を指す。
県道 15 号岩国玖珂線(都市計画道路牛野谷川西線)
より北側の 15.9ha に当たる。
岩国運動公園のうち、未供用の範囲を指す。
県道 15 号岩国玖珂線(都市計画道路牛野谷川西線)
より南側の 45.2ha に当たる。
岩国駅
西岩国駅
岩国市役所
川西駅
A地区
15.9ha
岩国錦帯橋
空港
B地区
45.2ha
藤生駅
図
岩国運動公園位置図・全体図
34
岩国運動公園基本計画
これまでに岩国運動公園基本計画が策定されている。導入施設の検討を行い、
多くのスポーツ施設を整備することとしている。
平成 26 年9月時点での整備状況を併せて以下の表に示す。相撲場、アーチ
ェリー場、テニスコート、屋内ゲートボール場及び体育館について、全てA地
区に整備済みとなっている。陸上競技場、野球場等のB地区に配置を計画して
いた施設については未整備である。
表
岩国運動公園基本計画における施設整備概要
導入施設案
陸上競技場
野球場
多目的広場
自由広場
構造/規模/用途等
整備状況
第3種公認競技場
400mトラック、走り幅跳び、三段跳び、走り高跳び、やり投げ、
円盤投げ、砲丸投げ、棒高跳び、ハンマー投げ、3,000m障害、
サッカー場
公式試合、プロ野球対応
観客収容数:15,000人
夜間照明設備
仮設のスポーツの場の提供
野球約1面、サッカー約2面、ソフトボール、ラグビー
憩いの広場
芝生広場、ピクニックの丘、ネイチャーゲームの林
プール
25m屋内プール、50m屋外プール、子供用プール
弓道場
射場:屋根付き、板張り床
矢道:芝生
B地区に配置計画
未整備
ミニスポーツ広場 3on3、ミニパターゴルフ、インラインスケート&インラインホッケー
一般利用、大会等対応
相撲場
観客収容数1,000人
アーチェリー場
テニスコート
アウトドアターゲットアーチェリー場
各種大会、競技会等対応16面(国体開催可能)
舗装:全天候型
観客収容数:2,000人以上
夜間照明設備
ゲートボール場 20m×15mコート2面
体育館
バレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球、柔剣道等
屋内スポーツ対応
ミーティングルーム、トレーニングルーム等設置
35
A地区に整備済み
愛宕山地域の運動施設整備について
愛宕山地域の運動施設エリアにおいては、市民の利用も可能な多くのスポー
ツ施設を、国が米軍提供施設として平成 29 年頃を目途に整備を進めており、
今後、市民が利用しやすくなるよう国及び米軍と協議・調整していくこととし
ている。
平成 24 年9月には、中国四国防衛局から施設整備の概要が示されており、
その内容は以下のとおりである。
表
愛宕山地域の運動施設エリアにおいて国が整備を計画している建物等
施設
構造 / 規模 (数)
用途等
野球場
寸 法 : 両翼100m、センター122m
観客席 : 椅子席(5,000人)
開放芝生エリア(約3,000人規模)
ダグアウト、更衣室、シャワー室、事務室、放送室、倉庫、
屋外ブルペン、スコアボート、照明等を設置予定
トラック : 8レーンの400mトラック、直線100m
インフィールド: サッカー場(人工芝)
観客席 : 椅子席(800人)、芝生スタンド
走り幅跳び施設、ジョギングレーン、倉庫、照明等を
設置予定
陸上競技場
アリーナ(バスケットボール・バレーボール兼用コート×2面、
バレーボールコート ×1面)[約3,100㎡]、和室、 調理室、
多目的室等
コミュニティセンター
S-1・RC-2 / 約4,400㎡
ソフトボール場
人工芝 (2面)
駐車場
平 面
東 屋
RC-1 / 約25㎡ (12か所)
遊び場
(5か所)
公衆トイレ
RC-1 / 約60㎡ (5か所)
自転車置場
(6か所)
屋外バスケットボールコート
(2面)
屋外バレーボールコート
(2面)
屋外テニスコート
(4面)
ダグアウト、放送室、スコアボート等を設置予定
運動施設エリア利用者の自動車約600台が駐車可
休憩所やバーベキュー場として使用可
遊具等を設置予定
※詳細については、引き続き、日米間で調整
36
バスケットボールコート
陸上競技場
バレーボールコート
テニスコート
駐車場
緑地・傾斜地
県道
駐車場
コミュニティセンター
ソフトボール場
野球場
図
ソフトボール場
愛宕山地域の運動施設エリアにおける施設概要図
37
岩国運動公園B地区の施設整備における経緯
岩国運動公園B地区における施設整備の見直しに至るまでを、岩国市全体で
の動き、都市公園計画事業岩国運動公園、愛宕山地域における運動施設等の整
備の流れを踏まえて時系列で整理すると、以下の表になる。
岩国運動公園基本計画見直し後、平成 18 年3月の市町村合併を受けて旧岩
国市のみでなく新市における運動施設整備計画の再検討の必要性が生まれた。
その後、B地区に近隣する国が取得した愛宕山用地における運動施設等の整備
概要が、平成 24 年9月に提示され、B地区の計画内容と同種の運動施設が存
在していたことから、B地区の施設整備を再検討することとなった。
表
年
月
岩国市全体
での動き
平成5年 4月
平成6年
平成7年 3月
平成8年
平成9年 3月
岩国運動公園施設整備に関する流れ
都市公園計画事業
愛宕山地域における
運動施設等の整備
岩国運動公園
岩国運動公園基本計画
岩国市屋内ゲートボール場整備
岩国市総合体育館整備
A地区
整備
岩国市テニスコート整備
岩国市アーチェリー場整備
岩国市相撲場整備
愛宕山地域開発事業着工(愛宕山新住
宅市街地開発事業の事業認可)
平成10年 3月
平成11年 9月
平成12年
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年 3月 市町村合併
B地区用地取得(一部)
新市における運動施設整備
計画の再検討の必要性
11月
平成19年 3月
6月
9月
平成20年
平成21年 2月
愛宕山地域開発事業中止の県・市合意
国体開催に伴う玖
珂総合公園整備の
ため休止
愛宕山新住宅市街地開発事業の事業認
可取消し
国による愛宕山用地における施設配置
(案)の提示(市民利用可能な運動施
設等の整備計画案)
国による愛宕山用地における運動施設
等の整備について国へ要望
平成22年 9月
11月
平成23年
平成24年 3月
9月
平成25年
平成26年
国による愛宕山事業用地の取得
国による愛宕山用地における施設整備
の概要提示
B地区配置施設に
同種の運動施設が
あるため再検討
岩国市スポーツ施設
整備基本構想
休止
岩国運動公園(B地区)に
おける計画の再検討
38
3-5
スポーツ施設の再配置計画
3-5-1 スポーツ施設種別の再配置検討
本市に整備すべきスポーツ施設及びそれに伴う付帯施設について、主な施設種
別ごとに整備方針を定め、再配置計画を行う。
体育館
現
状:利用率が高い、休日(土日)の大会利用が多い、団体の定期利用
が多い、大規模な公式大会の開催が難しい。
充足度:競技人口1人当たり月1回以上利用可能
岩国市総合体育館と連携して活用するサブアリーナ機能をもつ
体育館を新設
おおむね各地域に体育館が整備され、いずれも利用率が高い。一般利用は休
日(土日)や平日夜間に多いが、休日は大会開催により利用が限られる傾向が
ある。
特に、岩国市総合体育館は本市において最も大きな体育館であり、大会やイ
ベントの利用がかなり多い。しかし、公式試合規格でとれるコート数が不十分
なことやサブアリーナがない現状により、大規模な大会の運営は困難である。
本市では室内競技が盛んであり、特にハンドボールは競技力が高く、本市の競
技スポーツの顔としての側面を持っているが、施設の問題により大会開催の誘
致が難しく、市外に遠征せざるを得ない状況が見られる。
充足度の向上とともに、現状の大会開催時の問題の解決を図るため、岩国市
総合体育館と連携して活用するサブアリーナ機能を持つ体育館の新設を検討
する。
この整備により、各種競技の大規模な大会の開催を可能にするとともに、一
般利用における活動の場を増やし、利用者を分散させることで予約が取りにく
い状況を改善する。本市のスポーツ活動の核として、岩国運動公園の更なる活
用を図る。
サブアリーナ体育館の新設に当たっては、岩国市景観計画を踏まえ、極力建
物の高さを抑えるとともに、周辺地域からの景観に配慮したものとする。また、
既存緑地を可能な限り保全する等、自然環境に配慮した形で運動公園の整備を
行う。
現在、国が整備する愛宕山地域の運動施設エリアのコミュニティセンター内
のアリーナにおいては、バスケットボール・バレーボール兼用コート2面とバ
レーボールコート1面が計画されている。
39
陸上競技場
現
状:市内に整備なし
愛宕山地域に整備される陸上競技場を共同利用
推計競技人口 2,000 人に対し、市内に陸上競技場がなく、大会等は市外の施
設を利用して行っている現状がある。市内に陸上競技場を1施設整備すること
により、競技人口に対応した活動の場の確保が可能である。
現在、国が整備する愛宕山地域の運動施設エリアには、米軍提供施設として
整備するが、市民利用も可能な陸上競技場が計画されていることから、他に陸
上競技場を新設しなくても、トラック競技を中心とした陸上競技種目に対応し
た競技の場の確保が見込まれる。
野球場
現 状:主に軟式野球の大会等での利用
充足度:競技人口1人当たり月1回未満利用可能
愛宕山地域に整備される野球場を共同利用
市内には高校野球の公式競技が行える規模の野球場がなく、市民からの整備
要望も多い。
現在、国が整備する愛宕山地域の運動施設エリアには、米軍提供施設として
整備するが、市民利用も可能な、高校野球の公式競技が行える野球場が計画さ
れていることから、他に野球場を新設することはせず、国が整備する野球場の
共同利用と岩国市市民球場及び現在野球用途で活用しているグラウンドを継
続して活用していくことで、活動の場を確保する。
多目的広場
現
状:利用率が高い、団体の定期利用が多い、
種目によっては芝生のグラウンド2施設に利用が集中する。
充足度:競技人口1人当たり週1回以上利用可能
一部多目的広場の用途限定による利用のバランス化
市内には多目的広場が多く整備され、ソフトボール、サッカー、グラウンド
ゴルフ等様々な種目で利用されている。この状況は、各種目の専用施設がない
ために一部の多目的広場に利用が集中しているとも言える。
また、現在、国が整備する愛宕山地域の運動施設エリアには、ソフトボール
場が2面計画されている。
施設数は足りている状況であり、一部施設について対応種目を限定すること
で、利用者をある程度分散させ、全市でのバランスを取り有効活用を図る。
40
サッカー場
現 状:活動団体が多い、専用グラウンドはない。
充足度:競技人口1人当たり月1回以下利用可能
一部多目的広場を用途限定によりサッカー場として活用
活動団体が多くあるのに対して市内にはサッカーの専用グラウンドはない
が、玖珂総合公園の人工芝グラウンドがサッカー、ホッケーに対応したグラウ
ンドとして活用されている。専用グラウンドとしては充足度は不足しているが、
各地の多目的広場でサッカーを行っている現状がある。
現在、国が整備する愛宕山地域の運動施設エリアの陸上競技場のインフィー
ルドには、人工芝のサッカー場が計画されており、その活用を見込むとともに、
一部の多目的広場の全体を芝生化することで、用途をサッカーやホッケーの利
用に特化し有効活用を図る案が考えられる。
テニスコート
現 状:団体の定期利用と一般利用のバランスがおおむね取れている。
充足度:競技人口1人当たり週1回以上利用可能
既存施設の継続的な活用
競技人口に対して施設数は十分であり、基本的には、既存の各施設において
老朽化した部分を補修しながら、継続的に活用していくこととする。
最も規模の大きい岩国市テニスコートは、照明の設置がコートの半数にとど
まっているが、夜間の需要が高く、照明の全面設置により、夜間利用可能なコ
ート数の増加を図る必要性がある。また、由宇テニスコートは立地、交通面で
利便性が良くなく、コンクリート面のはがれ等の施設の劣化も見られる。本施
設については、基本的には現状維持とした上で、適切な維持管理を行うことと
し、周辺の施設整備状況等を踏まえながら、今後、将来的な方向性を検討して
いく。
41
プール
現
状:ほとんどが個人利用、公営のプールは夏季のみ営業、
通年利用可能な温水プールの要望あり
充足度:競技人口1人当たり月1回未満利用可能
既存施設の継続的な活用
競技人口に対し施設数が不足しているが、基本的には、既存の各施設におい
て老朽化した部分を補修しながら、継続的に活用していくこととする。
市民からは、通年利用可能な温水プールの整備の要望が多く見られた。プー
ルについては、施設設置の必要性が高いことから、建設場所及び設置形態につ
いて今後検討していく。
武道場
現 状:畳常設は1施設、武道以外にレクリエーション等での利用も多い。
充足度:競技人口1人当たり月1回未満利用可能
利用のバランス化による既存施設の有効活用
本市で武道場として利用されている施設のうち、武道館としての整備は美和
地域の1施設、畳常設の武道場は本郷地域の1施設のみである。主に利用され
ている岩国市総合体育館の武道場は、柔道や剣道といった武道での利用以外に、
同体育館内のアリーナの予約が埋まった結果流れてくる利用者によるレクリ
エーション活動等も多い状況であり、武道専用場としての活用が望まれている。
サブアリーナ機能を持つ体育館を新設することで、アリーナの利用者の分散
を見込むことができ、武道専用場としての活用が可能となる。よって、現時点
で武道場の新設の計画はせず、体育館新設により、現在の武道場の有効活用を
図る。
弓道場
現
状:ほとんどが個人利用、利用者数は増加傾向、
施設の老朽化が見られる。
充足度:競技人口1人当たり月1回以上利用可能
近的・遠的対応の弓道場を新設
本市の弓道場は岩国地域に1施設整備されているが、小規模であり多少老朽
化が見られる。大会時には学校施設や企業所有施設を利用している現状がある。
年間利用者数、利用件数ともに増加傾向にあり、需要は高くなっていると考え
られる。
施設充足度を踏まえて、弓道場の新設を検討する。既存のスポーツ施設との
一体的な整備が可能となるような遊休地での新設を検討していく。
42
ゲートボール場
現
状:団体による定期利用が多い、平日午前の利用が多い、
一部利用率が低い施設がある。
充足度:競技人口1人当たり週1回以上利用可能
一部施設の用途の転用
ゲートボールに用途を限定した施設が5施設あるが、一部では毎日のように
利用されているものの、一部ではあまり利用されていない状況である。競技人
口に対して活動の場は十分確保されているため、既存施設の継続的な活用を基
本とする。
一部の利用率の低い施設については、将来的に近隣の類似施設への機能統合
を行い、用途転用により、スポーツ以外でも地域における様々な用途での利用
を可能とする施設として提供する。
グラウンドゴルフ場
現 状:団体による定期利用が多い、大人数での利用が多い。
充足度:競技人口 1 人当たり週 1 回以上利用可能
既存施設の継続的な活用
グラウンドゴルフに用途を限定した施設が3施設あるほか、各地の多目的広
場においても日常的に実施されている。競技人口に対して活動の場は十分確保
されているため、既存施設の継続的な活用を基本とする。
その他
主なスポーツ施設・付帯施設
ア スケートパーク
現
状:ほとんどが個人利用、若い世代の利用が多い、利便性が悪い、
設備の老朽化
充足度:競技人口1人当たり月1回以上利用可能
既存施設の移設の検討
本市のスケートパークは、川西の河川敷に1施設整備されているが、交通利
便性が悪く、施設や設備の老朽化、陳腐化が目立つ。若い世代からの需要があ
るため、安全に利用できる場所への移設を行う。候補地として、岩国運動公園
A地区を検討する。A地区に整備することで、本市のスポーツ拠点として、多
世代、多種目による岩国運動公園の更なる活用を見込むことができると考えら
れる。
43
イ フットサル場
現
状:市内に整備なし
新設する体育館の仕様をフットサル対応可能な規格として整備
少人数で気軽に活動できるフットサルは近年人気があり、競技人口も増加傾
向にある。しかし、市内の各体育館は規模や設備において対応しておらず、利
用によって施設や設備の劣化が起こる場合があるため許可しない施設が多い。
よって、利用を許可している体育館に利用者が集中する状況がある。
公営のスポーツ施設として、ニュースポーツへの対応が必要である。このこ
とから、新設するサブアリーナ機能を持つ体育館に関して、フットサルに対応
できる仕様とし、日常利用としてコート2面、大会利用としてコート1面が確
保できるような整備を行うこととする。この整備により、本市のスポーツ拠点
として岩国運動公園の更なる活用が期待できる。
ウ 駐車場
現
状:大会開催時に駐車台数が不足する(岩国運動公園)
岩国運動公園B地区に大規模な駐車場を新設
岩国運動公園を利用する際に駐車場が不足し、大規模な大会開催時には路上
駐車が発生するという状況がある。A地区への施設整備との関連性を踏まえ、
この移設分を含めてB地区に新たに駐車場を設置することで、岩国運動公園全
体における駐車場不足の解消策を検討する。
エ 体育館併設の保育室
現
状:既存の幼児ルームが不便(岩国市総合体育館)
既存施設の改修
小さな子供を持つ母親世代から、運動・スポーツを行う間施設内で子供を見
てくれる保育室が欲しいという意見が多数見られる。特に岩国市総合体育館の
幼児ルームが不便という意見があり、保育室やトイレ等の付帯施設については、
将来的な運営の可能性を考慮した上で、現在の不便な状況を解消し幅広い世代
の利用者に対応できるような、既存施設の改修を検討する。
44
3-5-2 スポーツ施設種別の再配置検討結果
各施設種別の検討内容を踏まえて、今後新設、移設が必要となる施設について、
再配置の候補地とともに以下に示す。
表
スポーツ施設等の再配置
体育館・・・・・・・・・岩国運動公園A地区
※コミュニティセンター内アリーナ
・・・・・・愛宕山地域(米軍提供施設・国が整備)
新設
陸上競技場・・・・・・・愛宕山地域(米軍提供施設・国が整備)
野球場・・・・・・・・・愛宕山地域(米軍提供施設・国が整備)
ソフトボール場・・・・・愛宕山地域(米軍提供施設・国が整備)
弓道場・・・・・・・・・遊休地
岩国運動公園駐車場・・・岩国運動公園B地区
移設
岩国運動公園第1駐車場(一部)
・・・・・・岩国運動公園B地区(駐車台数拡大)
岩国スケートパーク・・・岩国運動公園A地区(検討)
そのうち、岩国運動公園に配置する施設を以下に整理する。
表
岩国運動公園に新設・移設するスポーツ施設等
岩国運動公園
体育館
・総合体育館のサブアリーナとしての
機能を持たせる。
・フットサルでの利用が可能な仕様と
する。
スケートパーク
・移設の検討
駐車場
・公園全体の駐車台数を算定しB地区
に整備する。
A地区
B地区
45
3-6
スポーツ施設別整備方針
既存施設位置における利便性、施設規模から見た施設の位置付け、施設の市町
村合併により旧市町村区分にとらわれない配置バランス、各施設の利用者数や利
用件数等から見た利用状況及び施設や設備の内容、劣化の状況等から、現状と課
題を整理し、施設ごとの基本的な整備方針を決定する。
施設・設備状況
(劣化状況等)
施設位置
(利便性等)
施設規模
(位置付け)
旧市町村区分
(配置バランス)
施設利用状況
(利用者数等)
スポーツ実施率
種目別競技人口推計
スポーツ施設の充足度
スポーツ施設別整備方針
46
体育館
地域
施設名
岩国 岩国市総合体育館
(岩国運動公園)
現状と整備方針
本市の中心となるスポーツ施設で、最も大きな体
育館である。観覧席が収納式・固定式合わせて約
2,800 席設置され、2011 年山口国体の会場になり、
県・市レベル以上の大会も開催されるが、サブアリ
ーナがないことから常時の大会開催は難しい状況
である。
本施設は現状維持とするが、市外、県外からの利
用も見られ利用者数も近年増加しているため、今後
駐車場の容量の改善等見直しを行う。また、幅広い
世代の利用を考慮し、設備については幼児ルームや
トイレ等を含めた必要箇所の改修の検討を行い、備
品を充実、更新し活用を図る。
また、本市のスポーツ活動の拠点であり広域的活
用を見込む施設である岩国運動公園において、各種
競技の大規模な大会やイベント開催に対応できる
ように、サブアリーナ機能をもつ体育館を新設す
る。A地区の総合体育館に併設し、連絡通路を設け
て利用者が行き来できるようにする。これにより、
総合体育館の利用分散を図る。
サブアリーナ体育館新設の際には、岩国市景観計
画を踏まえ整備を行うとともに、自然環境に配慮す
る。
二鹿野外活動センター
キャンプ場に併設された施設である。多目的広場
体育館
等他施設とは少々距離が離れており、連動した活用
は難しいが、野外活動に伴うレクリエーションのほ
か、市主催レベルのイベントで利用されることもあ
り、多くの用途で利用可能であるため、現状維持と
する。
由宇 由宇文化スポーツセン
観覧席が 1,000 席設置されており、市レベルの大
ター
会等での活用が考えられる。総合型地域スポーツク
ラブにより運営され、スポーツ少年団やクラブ活動
等、様々な団体が利用している。
地域のスポーツ活動の拠点となる施設であるこ
とから、現状維持として必要箇所の補修や設備の更
新を行う。
玖珂 玖珂体育センター
地域中心部に位置し利便性も良く、市・地域レベ
ルの大会開催等により年間行事数も多い。
地域のスポーツ活動の拠点となる施設であり現
状維持とするが、竣工から 40 年近く経過している
ため、必要箇所の改修を行い、設備の充実により活
用を図る。
47
地域
施設名
周東 周東体育センター
現状と整備方針
利用者数は安定しており、主に地域レベルの大会
や行事に利用される。平日は地元スポーツ団体の利
用が多い。
地域のスポーツ活動の拠点となる施設であるこ
とから、現状維持とする。利用者の要望等を踏まえ
ながら、必要に応じて設備の充実を図る。
美川 美川体育館
内陸・山間部にある数少ない屋内施設の一つであ
る。施設自体の劣化が見られるが、地域のスポーツ
活動の拠点となる施設であることから、現状維持の
下、必要箇所の補修を行い、設備の充実を図る。
美和 美和農林業者トレーニ
内陸・山間部にある数少ない屋内施設の一つであ
ングセンター
る。近年需要が高まっているフットサルでの利用が
許可されていることもあり、地域外からの利用も見
られる。ただし、フットサル利用による激しい施設
劣化も存在する。
利用者数は安定しており、地域のスポーツ活動の
拠点となる施設であることから、現状維持とし、必
要箇所の補修を行い、設備の充実を図る。
・本郷地域、錦地域については、学校体育施設が開放されており、一部で利用実
績もあることから、市民のスポーツ活動の場として、現在開放している小中学
校の講堂や体育館を拠点として考え、必要に応じて設備の充実を図る。
・市民の身近なスポーツ活動の場としては、開放される学校体育施設のほか、特
に岩国地域では供用会館や住民ホールの活用があり、卓球等の気軽にできるス
ポーツでの利用例が見られる。
48
野球場・運動広場・多目的グラウンド
地域
施設名
現状と整備方針
岩国 岩国市市民球場
本市において最も古くからあるスポーツ施設で
あり、建設から 50 年以上経過しているため、老朽
化が見られる。
また、野球は世代を問わず人気があり、市民から
は野球場新設の要望が多く、特に公式大会開催が可
能な規模が望まれている。これに関して、米軍提供
施設として国が愛宕山地域に野球場の新設を行う
計画がある。
愛宕山地域に野球場が建設された後も、本球場は
市民の身近な施設として利用できるように現状維
持を基本とし、大規模な改修については、愛宕山地
域の施設における状況等を考慮しながら検討する。
二鹿野外活動センター
多目的広場
キャンプ場に併設されており、家族、団体等で利
用できる。野外活動に伴うレクリエーションのほ
か、一般利用、市主催レベルの大会やイベントで利
用されることもあり、現状維持とする。
錦見河川敷運動広場
市内地域から県レベルの大会やイベント等での
利用が多く見られる。
県所有の施設であり、基本的に現状維持とする。
適切な管理を行い、様々な用途での活用を図る。
横山河川敷運動広場
多種目に対応し、市内地域から地方レベルの大会
やイベント等で頻繁に利用されており、年間行事
数、利用者数ともに多い。
県所有の施設であり、基本的に現状維持とする。
適切な管理を行い、様々な用途での活用を図る。
新港運動公園
夜間照明設備のある県所有の運動公園で、沿岸部
の準工業地域に位置している。ソフトボールやサッ
カー等に利用でき、市主催の少年・少女サッカー教
室が毎年開催される。
年間利用者数が 15,000 人前後で安定しており、
現状維持として活用を図る。
川下旭運動広場
平成 25 年に竣工された最も新しい運動広場であ
る。現状維持とする。
49
地域
施設名
由宇 由宇グラウンド
現状と整備方針
竣工から 30 年以上経過した施設で、夜間照明設
備があり、総合型地域スポーツクラブ主催のスポー
ツ大会のほか、多目的に利用されている。主に野球
場として整備され多くの設備が整っている。
年間利用者数は 30,000 人前後であり、地域のス
ポーツ活動の拠点となる施設であるが、敷地の形状
が変形であり、複数の設備に多少老朽化が見られ
る。基本的には現状維持とした上で、適切な維持管
理を行うこととし、周辺の施設整備状況等を踏まえ
ながら、今後、将来的な方向性を検討する。
玖珂 玖珂グラウンド
竣工から 30 年以上経過した施設で、夜間照明設
備があり、年間利用者数は 20,000 人を超え推移し、
利用件数も地域内のグラウンドでは最も多い。
少年野球や少年サッカーの地域レベルの大会、総
合型地域スポーツクラブによる各種スポーツ大会
の開催が見られ、一般利用を含めて幅広く活用が可
能である。よって現状維持として、照明や旗ポール
等老朽化が見られる設備について適切な時期に補
修、更新を行う。
玖珂総合公園多目的グ
野球、ソフトボール等の利用が可能で夜間照明も
ラウンド
完備しており、平成 20 年竣工の新しい施設である。
地域レベルの大会等も開催され利用者も多いが、同
公園内に人工芝グラウンドが新設されてから利用
者の分散も多少見られた。
玖珂総合公園を地域及び本市におけるスポーツ
活動の拠点と位置づける。特に人工芝グラウンドの
活用を促進することとし、今後は両グラウンドの連
動による活用を図るため、多目的グラウンドを将来
的に人工芝で整備、転用することの検討を含め、今
後見直しを行う。現施設については、排水、照明等
の維持管理を適切に行っていく。
玖珂総合公園人工芝グ
ホッケー、サッカー等に利用でき、夜間照明も完
ラウンド
備されている。平成 22 年竣工で 2011 年山口国体で
は少年男女ホッケー競技会場として利用され、県・
市レベル以上の大会開催が可能である。特に土日祝
日は年間行事予定で埋まり、各種大会やイベントが
行われている。
玖珂地域はホッケーが盛んであること、人気種目
のサッカーに対応した芝のグラウンドであること
から利用者数、利用件数ともに多く、市外や県外か
らの利用も見られる。よって、現状維持の下、芝や
照明等の適切な維持管理を行い、地域及び本市にお
けるスポーツ活動の拠点として更なる活用を図る。
50
地域
施設名
本郷 本郷グラウンド
現状と整備方針
夜間照明設備があり、グラウンドとしては最も遅
い 22 時まで利用可能、年中無休の施設である。竣
工から 30 年以上経過し、照明、フェンス、休憩施
設に劣化が見られる。
本郷地域のスポーツ施設は中心部に集中してお
り、一体的な利用が考えられる。本施設は市民の身
近なスポーツ活動の場と位置付け、現状維持の下、
劣化部分の補修や設備の更新を行う。
本郷農山村広場
竣工から 10 年の比較的新しい施設で夜間照明設
備があり、ソフトボールやグラウンドゴルフに利用
可能である。年間利用者数は 10,000 人を超えて安
定しており、地域においては最も利用が多い。防球
ネットや付帯施設等の設備が整っており、状態も良
い。
一般利用のほか、地域レベルの大会やイベントに
活用できる規模であり、現状維持として施設、設備
の適切な維持管理を行っていく。
周東 周東中央グラウンド
サッカーやゲートボールに利用でき、地域中心部
に位置し利便性は良い。地域内のグラウンドでは年
間利用者数 7,000 人以上、利用件数 300 件以上とと
もに多いが、過去5年間の推移を見ると大幅に減少
しており、少子高齢化、生涯スポーツ種目の変遷等
の影響が考えられる。
基本的に現状維持とするが、竣工から 37 年経過
しているため、必要設備の補修、更新により、利用
の促進を図る。
周東祖生グラウンド
ソフトボール、ゲートボール等に利用され、年間
利用者数は 2,500 人前後であったが、少子高齢化の
影響もあり、近年は微減の傾向にある。
基本的に現状維持とするが、竣工から 37 年経過
しているため、通用門、移動式防球ネット等設備の
補修を検討し、利用の促進を図る。
周東米川グラウンド
ソフトボール、ゲートボール等に利用され、年間
利用者数は 4,000 人前後である。公民館に隣接し、
設備はある程度整っている。
基本的に現状維持とするが、竣工から 37 年経過
しているため、設備の補修を検討し、更なる利用の
促進を図る。
51
地域
施設名
周東 周東川越グラウンド
周東中田グラウンド
周東用田グラウンド
周東中央運動広場
周東線北運動広場
サン・ビレッジ周東グ
ラウンド
現状と整備方針
周東野外活動センターに隣接しており、ソフトボ
ール、ゲートボール等に利用可能である。
竣工から 36 年経過しているため老朽化が進んで
いることに加え、年間利用件数も数件程度で、運動
目的外での利用が目立つようになってきている。よ
って、グラウンドとしての整備を行うことはしない
が、地域において多目的に利用できる広場として位
置付け、用途の転用を検討する。
公民館、小学校に隣接したグラウンドで、夜間照
明は設置されているが、年間の一般利用件数は数件
程度である。
基本的には、維持管理とするが、将来的には、利
用状況の変化に応じて、地域において多目的に利用
できる広場としての用途の転用を検討する。
野球等に利用でき、ソフトボールなら4面利用可
能である。年間利用者数、利用件数は周東中央グラ
ウンドと同程度あり多くの市民に利用されている。
地域のスポーツ活動の拠点となるサン・ビレッジ
周東に隣接し、連動した利用も可能であることか
ら、現状維持とする。劣化部分を改善し、市・地域
レベルの大会やイベント開催の活用を促進する。
ソフトボール1面の利用が可能な施設である。ト
イレの設置はあるが夜間照明はなく、設備、備品の
数は少ない。
近い範囲にサン・ビレッジ周東や周東中央グラウ
ンドがあることから、見直しを行い、市民の利用を
類似施設に誘導して本施設は将来的に用途の転用
を検討する。
ソフトボール、ゲートボールで利用可能な施設で
ある。トイレの設置はあるが夜間照明等は設置され
ていない。防球ネットに多少劣化が見られる。
基本的には現状維持とするが、大規模な改修等が
必要となった場合には、方向性を再検討する。
年間利用者数は 6,000 人を超えて推移しており、
少年サッカーの県大会の会場の一つとしての利用
が見られる等、一般利用のほかに県・市・地域レベ
ルの大会やイベントで活用可能である。地域内外か
らの利用が見られる。
テニスコートと隣接するほか、地域のスポーツ活
動の拠点となる周東体育センターや周東用田グラ
ウンドも近く連動した活用が可能であるため、本施
設は現状維持とする。
52
地域
施設名
錦 錦高根グラウンド
現状と整備方針
竣工から 16 年経過した施設で、年間利用者数は
500 人前後で推移している。
山間部に位置し交通利便性は良くないが、地域住
民の身近なスポーツ活動の場として必要な施設で
あり、現状維持を基本として利用を促す。夜間照明、
休憩テント、ベンチ等の劣化が目立つため、設備の
補修等を検討する。
錦上須川運動広場
ソフトボールやグラウンドゴルフに利用可能で、
年間利用者数は 1,900 人程度で安定している。
多目的グラウンドとして現状維持の下、補修等に
より機能維持を図っていく。
トイレ改修後の維持管理を適切に行う。
美川 美川グラウンド
夜間照明、防球ネット、トイレ等の設備があるが、
全体的に少々劣化が見られる。多目的グラウンドと
しては最も遅い 22 時まで利用可能、年中無休の施
設である。
地域住民の身近なスポーツ活動の場として整備
すべき施設であり、現状維持の下、適切な時期に老
朽化した設備の更新等を検討し、市民の利用を促
す。
美和 美和総合グラウンド
地域中心部に位置し、野球、ソフトボール、サッ
カー等多目的に利用でき、ゲートボールなら8面利
用可能な規模の大きい施設となっている。年間利用
者数は 1,500 人前後で推移しており、地域内行事等
で利用されることもある。
多目的グラウンドとして現状維持の下、補修等に
より機能維持を図っていく。
美和白滝山グラウンド
野球、ソフトボールで利用可能な比較的大きい施
設であるが、山中の採石場跡地にあり利便性は良く
なく、年間利用者数、利用件数ともに減少傾向にあ
る。
地域住民のスポーツ活動の場として必要な施設
であり、現状維持の下、防球ネット、ベンチ等の劣
化した設備の補修について検討し、利用率の向上を
図る。
美和長野グラウンド
ソフトボール、ゲートボールに利用でき、年間利
用者数は 5,000 人を超えて推移しており、利用件数
も安定している。県道に面し利便性が良く、美和B
&G海洋センターに隣接している。
地域内の施設で最も利用者数が多いことを踏ま
え、現状維持とする。
53
地域
施設名
美和 美和秋中グラウンド
弥栄湖スポーツ公園グ
ラウンド
現状と整備方針
ソフトボール、ゲートボールに利用可能である。
年間利用者数は過去5年間で約 1,000 人から約 100
人へ減少、利用件数も十数件程度で約5分の1程度
になっている。また、スポーツ活動での利用がかな
り少ない状況である。
バリアフリーのトイレ等の付帯施設は良好であ
るが、利用者数の少なさや現状での利用内容を考慮
し、本施設については、広場をスポーツ以外の用途
で利用できるように位置付ける方向で、将来的に用
途の転用を検討する。
野球、ソフトボール、サッカー等に利用でき、ゲ
ートボールなら 12 面利用可能な規模の大きい施設
である。年間利用者数は 16,000 人を超えて推移し
ている。
簡易な観覧席も設置されており地域レベルの大
会やイベントでの利用が可能であることから、現状
維持として設備の適切な維持管理を行う。現状は広
島方面からの利用者が多く、今後は市民への周知を
行い利用促進していく。
・本市には多目的グラウンドが多数整備されているが、今後は用途を設定した施
設、用途を細かく設定せずに多目的に利用できる施設を、バランス良く有効活
用していくことが重要である。
・米軍提供施設として国が愛宕山地域へ計画している野球場が整備された際には、
本市における多目的グラウンドの利用内容の見直しを検討していく。
54
テニスコート
地域
施設名
岩国 岩国市テニスコート
(岩国運動公園)
現状と整備方針
全天候型砂入人工芝コート 16 面、練習用コート
2面、夜間照明8面が設置されており、年間利用者
数は 60,000 人を超えて推移し、利用件数は 9,000
件前後で安定している。観覧席は 3,600 人収容可能
であり、2011 年山口国体では少年少女テニス競技
会場として利用され、県・市レベル以上の大会開催
が可能である。
本市において最も大きなテニスコートであり、利
用率も高い。今後、夜間照明の全面設置等の市民の
ニーズを踏まえた上で大規模な改修についても検
討し、設備の充実を図り利用を促進する。
二鹿野外活動センター
テニスコート
全天候型コート4面で、キャンプ場に併設されて
おり、野外活動に伴うレクリエーションを含めて一
般利用されている。
二鹿野外活動センターの利用者数、利用件数も安
定していることから、基本的に現状維持とする。ネ
ットやコート面等の劣化部分は適切な時期に補修
し、維持管理を行う。
日の出町テニスコート
コート数2面の小規模な施設で、休憩場所として
屋根とベンチの設置がある。周辺は工業施設が多い
立地である。
主に地元の住民やクラブによる利用のための施
設、設備であり、基本的に現状維持として、適切な
維持管理を行う。
由宇 由宇テニスコート
全天候型コート2面の施設で、年間利用者数は
1,000 人前後で推移している。
立地、交通面で利便性が良くなく、コンクリート
面のはがれ等の施設の劣化も見られる。本施設につ
いては、基本的には現状維持とした上で、適切な維
持管理を行うこととし、周辺の施設整備状況等を踏
まえながら、今後、将来的な方向性を検討する。
玖珂 玖珂テニスコート
コート数2面の小規模な施設であるが、夜間照明
が設置されている。年間利用者数、利用件数ともに
過去5年間で2倍近くになり、近年増加傾向にあ
る。
地域中心部に位置し玖珂体育センター、玖珂グラ
ウンドと隣接することから、地域のスポーツ活動の
拠点と位置付け現状維持とする。照明やフェンスの
劣化が見られる部分は適切な時期に補修し、維持管
理を行う。
55
地域
施設名
現状と整備方針
本郷 らかん高原スカイパー
レジャー施設内のテニスコート2面で、アクセス
クテニスコート
は良くないが、らかん高原の利用者が遊ぶ場所とし
て整備、活用されており現状維持とする。施設のP
Rによる知名度の向上を図る。
周東 サン・ビレッジ周東テ
全天候型砂入人工芝コート4面で、夜間照明が設
ニスコート
置され、休憩施設も整っている。近年の年間利用者
数は 7,000 人前後で推移しており、地域内外からの
利用が見られる。
サン・ビレッジ周東を地域におけるスポーツ活動
の拠点と位置付け、現状維持とする。施設、設備の
適切な維持管理を行っていく。
錦
らかん高原オートキャ
レジャー施設内のテニスコート4面で、らかん高
ンプ場テニスコート
原の利用者が遊ぶ場所として整備、活用されており
現状維持とする。管理状況は良く、今後は施設のP
Rによる知名度の向上を図る。
美和 弥栄湖スポーツ公園テ
全天候型砂入人工芝コート4面で、シャワー室が
ニスコート
設置されている。山間部に位置し、年間利用者数は
2,500 人前後で推移している。
周辺に類似施設がないため現状維持とする。現状
は広島方面からの利用者が多く、今後は市民への周
知を行い利用促進していく。
56
プール
地域
施設名
岩国 市営立石プール
現状と整備方針
年間利用者数は 3,000 人前後で推移している。
市民のプール利用の要望は多く、市街地に位置す
る施設は需要が高いと考えられるため現状維持と
し、設備等の劣化が見られる箇所の補修を行い、適
切な維持管理を行う。
市営旭プール
年間利用者数は 2,000 人前後で推移している。
市民のプール利用の要望は多く、市街地に位置す
る施設は需要が高いと考えられるため現状維持と
する。竣工から 40 年以上経過しており、老朽化が
見られる部分については改修の検討も含め、適切な
維持管理を行う。
二鹿野外活動センター
河川プール
キャンプ場に併設されている自然の中のプール
施設で、夏休み期間開放され、期間中は無休で営業
している。
野外活動に伴うレクリエーションや市内外から
の一般利用があり、現状維持とする。多少劣化が見
られる部分について補修を行う。
玖珂 市営玖珂プール
グリーンオアシス
公営では最も古く竣工から 50 年が経過してい
る。プール槽、休憩施設、フェンス等の老朽化が目
立ち、50mプールは使用不可となっている。年間利
用者数は 4,000 人前後で推移していたが、近年は約
3,000 人にとどまっている。
当面は現状維持とし劣化部分の補修を行うが、改
修や新しい施設の建設も視野に入れ、近隣施設との
調整を図りながら、方向性を検討する。
市内では比較的新しいプール施設で、隣接の周陽
環境整備センターのごみ焼却余熱を利用した温水
プールがあり、通年で利用可能である。近年の年間
利用者数は 50,000 人を超えている。
通年で利用可能な温水プールについては市民の
要望が多く本施設の人気も高いため、当面は現状維
持とし更なる活用を図ることとするが、ごみ焼却施
設の廃止後の方向性については、今後検討する。
57
地域
施設名
周東 市営周東プール
市営周東若葉プール
現状と整備方針
近隣小学校用の 25mプールと併設の形で一般利
用向けに 50mプールが設置されている。付帯施設
は整っている。
50mプールについて劣化が多少見られ、竣工から
47 年経過するため補修もしくは改修について調整
を図りながら方向性を検討していく。
他のプール施設と比較すると小規模であり、竣工
からは 36 年経過しているが、年間利用者数は過去
5年間で2倍以上に増加している。
基本的には現状維持とし、適切な補修等を行う。
美和 美和B&G海洋センタ
山間部に位置し、年間利用者数は 3,000 人前後で
ー
推移している。他施設より利用可能期間が長く、6
月から9月まで利用できる。県道に面しており利便
性は良い。
周辺に類似施設がなく利用者数も安定している
ため、現状維持として適切な維持管理を行う。
・プール施設に関しては、設置や維持管理に多額の費用がかかるため、新設や大
規模な改修については、学校体育施設との調整も含めてバランスを見ながら検
討を行う。
・市民から要望の高い通年利用可能な温水プールの設置については、維持費用コ
スト等を考慮する必要があるため、慎重に検討を行う。
58
武道場・弓道場
地域
施設名
岩国 岩国市総合体育館
武道場
(岩国運動公園)
岩国市弓道練習場
現状と整備方針
約 100 席の観覧席が設置されており、畳は常設で
はなく、ダンス教室等のアリーナの予約が埋まった
結果流れてくる武道以外での利用も見られる。
施設としては現状維持とし、必要な設備等の設
置、更新を行う。一般利用をはじめ、市・地域レベ
ルの大会開催に活用していく。体育館アリーナ部分
と合わせて駐車台数が不足する場合があるため、同
公園の駐車場の容量の改善等見直しを図る。
また、岩国運動公園A地区にサブアリーナ体育館
を新設することとし、総合体育館の利用の分散を図
る。これにより、現在の武道場について、本来の用
途である武道種目による利用を拡大することが可
能となる。
近的4人立で、比較的新しい施設である。近年は
年間利用者数、利用件数が増加傾向にあり、個人に
よる利用が多く見られる。
基本的には現状維持とするが、施設、設備の老朽
化が見られるため、今後、運動施設全体の見直し計
画の中で候補地を策定し、弓道場の新設についての
検討を行う。
由宇 由宇文化スポーツセン
音響セット、全身鏡、レスリングマットの設備が
ター小体育室
ある。地域のサークルやレクリエーション団体等に
よる活動が多く見られる。
由宇文化スポーツセンターは地域レベルの拠点
として活用可能であり、小体育室についても現状維
持とし、設備更新等によりソフト面を強化し、適切
な維持管理を行う。
本郷 本郷柔剣道場
山間部に位置し、畳常設の施設である。年間利用
者数は 200 人程度であったが、平成 24 年度の利用
者数は前年度の約3分の1、利用件数は半減した。
周辺に類似施設がないものの、竣工から 40 年を
経過し建物自体の老朽化が目立つため、将来的には
見直しを行い、学校施設等の代替施設への利用の誘
導を図り、施設の転用を検討する。
美和 美和武道館
山間部に位置し、年間利用者数は 3,000 人前後、
利用件数は 200 件弱で推移している。地域中心部に
位置し利便性は良く、体育館や公民館と隣接してお
り、連動した活用が可能である。
周辺に類似施設がないため現状維持とした上で、
必要な設備等の設置、更新を行い、市民の利用を促
進し利用率向上を図る。
59
ゲートボール場
地域
施設名
現状と整備方針
岩国 岩国市屋内ゲートボー
砂入人工芝のコート2面で、天候に関係なく利用
ル場
可能である。設備に多少劣化が見られる。
(岩国運動公園)
本施設は現状維持とした上で、ゲートボール以外
の用途での利用が可能かどうかを含め、機能の充実
及び改修について検討する。
本郷 本郷高齢者きらめき交
竣工から 10 年の新しい施設で、グラウンドはゲ
流プラザ
ートボール場が2面利用でき、夜間照明も設置され
ている。
機能回復訓練室が併設されており、主に地域内の
高齢者による利用を踏まえ、市民の健康づくりのた
めの身近な施設として現状維持とする。屋根や梁部
分に少々劣化が見られるため、適切な時期に補修を
行う。
周東 周東午王ノ内運動広場
錦
ゲートボール場1面の利用が可能な施設である。
トイレの設置はあるが夜間照明はない。
地域住民の身近な施設として利用されているこ
とから、現状維持とする。防球ネットに多少劣化が
見られるため、適切な時期に補修を行う。
錦深川屋内多目的広場
ゲートボール場2面、屋根、照明付きの比較的新
しい施設である。近年の年間利用者数は 1,000 人を
超えて推移していたが、平成 24 年度は 700 人程度
にとどまった。
市民の身近なスポーツ活動の場として現状維持
とする。屋根やベンチに少々劣化が見られるため、
適切な時期に補修を行い、施設のPR等により利用
率向上を図る。
広瀬ゲートボール場
竣工から 15 年、ゲートボール場2面で、にしき
メルヘンランド内に設置されている。
市民の健康づくりを目的とした身近な施設とし
て現状維持とするが、将来的には、近い範囲の類似
施設である美川コミュニティひろばへの機能の統
合も含め、地域住民が多目的に利用できる場として
の用途の転用を検討する。
60
地域
施設名
美川 美川根笠運動広場
美川コミュニティひろ
ば
現状と整備方針
山間部に位置し、ゲートボール場2面、竣工から
30 年以上経過した施設である。
利便性は良くないが、周辺に類似施設、スポーツ
施設がないことを踏まえ、現状維持とする。雑草の
管理や土の入替え等の改善、設備の補修等を行い、
市民の身近なスポーツ活動の場として、施設のPR
等により利用率向上を図る。
ゲートボール場1面の利用が可能で、駐車場やト
イレ等の施設も整っている。近年の年間利用者数は
400 人程度で安定していたが、平成 24 年度は2倍
以上に増加した。
市民の健康づくりを目的とし、主に地域内からの
利用の促進を図る施設として現状維持とする。ベン
チ等の劣化設備の補修を適切な時期に行うことを
検討する。将来的には近い範囲に位置する広瀬ゲー
トボール場の機能を統合し、規模拡大の改修を行う
ことも検討する。
・ゲートボールは市内の各運動広場、多目的グラウンド等でも利用可能であり、
一般利用のほか、市・地域レベル以上の大会やイベント等の開催については、
大規模な施設を利用することを前提とする。
・ゲートボール場としては、高齢者の需要が高いと考えられる。中規模又は小規
模な施設を整備し、主に地域住民による健康づくりを目的とした日常的な利用
に供することとする。
61
グラウンドゴルフ場
地域
施設名
岩国 旭グラウンドゴルフ場
現状と整備方針
平成 22 年竣工の市内で最も新しいグラウンドゴ
ルフ場であり、設備等は整っている。現状維持の下、
適切な維持管理を行い、今後市民による活用を促進
していく。
玖珂 玖珂総合公園グラウン
日本グラウンド・ゴルフ協会公認の4コース
ドゴルフ場
32 ホールが設置されており、利用者数は 20,000 人
弱で増加傾向、市外からの利用者も増えている。5
月から9月は、午前7時から午前9時までの早朝利
用も可能である。
施設としては現状維持とし、ソフト面を強化す
る。例えば、公認コースであること、玖珂ICから
車で5分の好立地であることを活かし、現状市・地
域レベルにとどまっている大会やイベントの開催
を、県レベルでできるような体制を整えることを検
討する。
美川 美川河山運動広場
山間部に位置し、グラウンドゴルフ1コースの施
設である。年間利用者数は 3,000 人前後で推移して
いる。公民館に隣接しており、利便性は良い。
安定した利用が見られるため、市民の健康づくり
を目的とし、主に地域内からの利用の促進を図る施
設として現状維持とする。照明、防球ネット、フェ
ンスの劣化が見られるため、設備の補修を検討す
る。
・グラウンドゴルフは市内の各運動広場、多目的グラウンド等でも利用可能であ
り、地域住民による健康づくりを目的とした日常的な利用のほか、地域レベル
の大会やイベント等の開催については、各運動広場、多目的グラウンド等を利
用することを前提とする。
・グラウンドゴルフ専用施設としては、特に規模の大きい玖珂総合公園グラウン
ドゴルフ場が公認コースとして存在するため、県・市レベルでの活用を図るこ
ととする。
62
その他施設
地域
施設名
岩国 岩国市総合体育館
トレーニングルーム
(岩国運動公園)
現状と整備方針
中学生以上なら講習会を経て利用可能であり、専
属インストラクターが常駐している。
幅広い利用者層が手軽に器具使用のトレーニン
グを行うことができる公営施設は重要な役割を果
たすため、現状維持とする。設備の適切な維持管理
を行う。
岩国市アーチェリー場
(岩国運動公園)
クラブハウスがあり 12 人立の大きな施設である。
年間利用者数は 3,000 人、利用件数は 1,500 件前後
で推移している。近年は年間 10 件程度の行事予定
も組まれている。
今後は市・地域レベルの大会開催が可能となるよ
うな整備を行うこと及びその他の種目利用につい
ても施設を改修して利用することが可能であれば、
検討していく。また、劣化が見られる設備について
は補修、更新を行う。
岩国市相撲場
(岩国運動公園)
観覧席 400 人収容可能であり、県・市・地域レベ
ルの大会に利用できる。また、週1回のジュニア・
市民相撲教室が毎年開かれている。
年間利用者数が 1,000 人を超え安定しているこ
とや各種大会、イベントでの利用実績を踏まえ、現
状維持とする。施設の適切な維持管理を行う。
また、岩国運動公園A地区・B地区の今後の整備
状況により、運動公園内での再配置を検討する。
岩国スケートパーク
平成 12 年竣工、岩国総合公園付近の河川敷に位
置するスケートボード場である。利用形態としては
個人によるものが多く、比較的若い世代の需要があ
る。
利便性が良くないことから、岩国運動公園A地区
への移転を計画し、若者交流ゾーンとしての活用を
図る。
移転した場合には本施設は廃止とする。
由宇 由宇文化スポーツセン
中学生以上なら講習会を経て利用可能であり、職
タートレーニングスペ 員・指導員が常駐している。
ース
幅広い利用者層が手軽に器具使用のトレーニン
グを行うことができる公営施設は重要な役割を果
たすため、現状維持とする。設備の適切な維持管理
を行う。
63
地域
施設名
玖珂 玖珂あいあいセンター
現状と整備方針
地域中心部に位置し利便性が良く、年間利用者数
は 3,000 人前後で安定している。
幅広い利用者層が手軽に器具使用のトレーニン
グを行うことができる公営施設は重要な役割を果
たすため、現状維持とする。建物自体の劣化につい
ては補修を検討する。
周東 周東野外活動センター
テントサイトや研修棟等の設備があるものの、利
便性は良くなく、近年の年間利用件数は 10 件以下
で推移している状況である。
竣工から 36 年経過しているため設備の老朽化が
進んでおり、利用促進が難しいことから、有効的な
活用を図るため将来的な廃止、用途の転用を検討す
る。
陸上競技場
・本市において、学生の部活動を始めとした各種団体での陸上競技活動は、学校
体育施設のほか、身近なグラウンド等を利用するか、市外の施設を利用するた
めに遠征を行うという状況がある。
・地方・県レベルの大会だけでなく、市・地域レベルの大会においても、市外の
施設を利用しなければならない状況が見られる。
・市民アンケートにおいても、陸上競技場整備への要望が多く見られた。
・現状や市民の要望を踏まえ、米軍提供施設として国が愛宕山地域に陸上競技場
の新設を行う計画がある。
64
3-7
スポーツ施設及び設備の改修計画案
施設改修計画案
各施設における整備方針を検討した結果、新設又は改修と判断した施設について、整備計画案を作成する。対象となる施設とそれぞれの内容を以下に示す。
(以下に示した内容のほかに、経年劣化等による新たな改修も見込まれる。
)
表
施設種別
体育館
施設名
岩国市総合体育館
整備方針
改修
体育館(サブアリーナ) 新設
整備地
岩国運動公園内
岩国運動公園内
スポーツ施設の新設・改修計画案
新設・改修計画案
項目
・幼児ルームの改修
幼児ルーム改修
・トイレの改修
バリアフリー対応
・外壁改修
改修
・電気設備改修
改修
備考
・岩国市総合体育館のサブアリーナ サブアリーナ新築
機能をもつ体育館の新設
テニスコート
玖珂体育センター
改修
玖珂地域
・必要箇所の改修
備品整備、設備更新
岩国市テニスコート
改修
岩国運動公園内
・夜間照明の全面設置
電気設備設置
・クラブハウス外壁
外壁改修
プール
市営玖珂プール
改修
玖珂地域
・劣化部分の改修
設備更新
方向性を検討
弓道場
弓道場
新設
検討
・弓道場の新設
新設
今後検討
その他
岩国市アーチェリー場
改修
岩国運動公園内
・レーンの改修
レーンのフラット化
・大会開催もしくは他の用途での利 ―
用が可能となる見込みがあれば
改修を検討
岩国スケートパーク
新設(移設)
岩国運動公園内
・川西河川敷から岩国運動公園A
As舗装
地区への移設を検討
陸上競技場
―
(国による整備) 愛宕山地域
―
―
国が米軍提供施設として整備
―
―
国が米軍提供施設として整備
運動施設エリア
野球場
―
(国による整備) 愛宕山地域
運動施設エリア
65
設備改修計画案
各施設における整備方針を検討した結果、大規模な改修は不要であるが、設備の補修等が必要と判断した施設について、整備計画案を作成する。それぞれの内容を以下に示す。
(以下に示した内容のほかに、経年劣化等による新たな更新等も見込まれる。
)
表
施設種別
体育館
地域
施設名
スポーツ施設の設備整備計画案(1)
整備方針
項目
内容
岩国
岩国市総合体育館
備品の充実、更新
ネット等不具合部
―
由宇
由宇文化スポーツセンター
設備の更新
ネット等不具合部
―
周東
周東体育センター
設備の充実
ネット等不具合部
―
美川
美川体育館
設備の充実
ネット等不具合部
―
美和
美和農林業者トレーニング
設備の充実
ネット等不具合部
―
設備の更新
照明
照明灯の更新
バックネット
ネット更新
トイレ(屋根)
屋根防水
倉庫・トイレ
新規更新
照明
設照明灯更新
旗ポール
設備更新
劣化部分の補修
照明
照明灯の更新
設備の更新
防球ネット(出入口)
更新・防錆
設備の補修、更新
照明
照明灯更新
防球ネット
ネット更新
バックネット
ネット更新
ベンチ
新規更新
ゴール
新規更新
通用門
門扉新規更新
移動式防球ネット
新規導入
センター
多目的広場
由宇
玖珂
本郷
周東
由宇グラウンド
玖珂グラウンド
本郷グラウンド
周東中央グラウンド
周東祖生グラウンド
錦
美川
美和
設備の補修、更新
設備の補修
周東米川グラウンド
設備の補修
フェンス
フェンス更新
周東用田グラウンド
劣化部分の改善
休憩所
新規更新
錦高根グラウンド
設備の補修
照明
照明灯の交換
休憩所
新規更新
ベンチ
新規更新
照明
照明灯の交換
防球ネット
ネットの更新
トイレ
新規更新
防球ネット
ネット更新
ベンチ
新規更新
美川グラウンド
美和白滝山グラウンド
設備の更新
設備の補修
66
備考
表
施設種別
テニスコート
地域
岩国
施設名
二鹿野外活動センターテニ
スポーツ施設の設備整備計画案(2)
整備方針
項目
劣化部分の補修
スコート
玖珂
プール
岩国
玖珂テニスコート
劣化部分の補修
内容
ネット
防球ネット
舗装
砂入り人工芝改修
照明
照明設備の更新
フェンス
フェンス防錆
市営立石プール
劣化部分の補修
プール槽
プール設備更新
二鹿野外活動センター河川
劣化部分の補修
25mプール槽
プール槽の塗装
プール
武道場
美和
美和武道館
設備の更新
内壁の補強
内装更新
ゲートボール場
本郷
本郷高齢者きらめき交流プ
劣化部分の補修
屋根(梁)
防錆処理
ラザ
周東
周東午王之内運動広場
劣化部分の補修
防球ネット
ネット更新
錦
錦深川屋内多目的広場
劣化部分の補修
屋根
鋼材部の塗装
ベンチ
ベンチの新設
美川
美川根笠運動広場
設備の補修、改善
休憩所
雑草の管理
クレイ舗装補修
土の入替え
グラウンドゴルフ場
美川
美川コミュニティひろば
設備の補修
ベンチ
ベンチ新設
美川河山運動広場
設備の補修
照明
照明灯防錆
防球ネット
ネット更新
フェンス
フェンス更新
67
備考
3-8
スポーツ施設整備概要
本構想において新設又は改修と判断し、今後整備を計画する施設について、整備概要を整理し以下に示す。
また、愛宕山における米軍提供施設についても、中国四国防衛局の発表内容をもとに同様に整理する。
表
施設種別
体育館
施設名
岩国市総合体育館
体育館(サブアリーナ)
整備方針
改修
新設
スポーツ施設の整備概要
整備地
岩国運動公園内
岩国運動公園内
概要
規格
備考
・幼児ルームの改修
利用者から要望のあった幼児ルーム改修
・トイレの改修
バリアフリー対応のトイレ改修
・外壁、電気設備改修
改修
・岩国市総合体育館のサブアリーナ機能を
アリーナ面積:50m×33m=1,650 ㎡
持つ体育館の新設
ハンドボールコート1面
フットサルコート大会時1面
通常時2面
バレーボールコート2面
バスケットボールコート2面
テニスコート
玖珂体育センター
改修
玖珂地域
・必要箇所の改修
備品整備、設備更新
岩国市テニスコート
改修
岩国運動公園内
・夜間照明の全面設置
照明灯 8面
・クラブハウス外壁補修
補修
プール
市営玖珂プール
改修
玖珂地域
・劣化部分の改修
設備更新
方向性の検討
弓道場
弓道場
新設
検討
・弓道場の新設
―
今後検討
その他
岩国市アーチェリー場
改修
岩国運動公園内
・大会開催若しくは他の用途での利用が可
―
能となる見込みがあれば改修を検討
岩国スケートパーク
新設(移設)
岩国運動公園内
・川西河川敷から岩国運動公園A地区への スケートボード場面積:24.4m×26.4m
移設を検討
=644 ㎡
愛宕山地域における米軍提供施設
陸上競技場
トラック:8レーンの 400mトラック、直線 100m
インフィールド:サッカー場(人工芝)
観客席:椅子席 800 人、芝生スタンド
野球場
寸法:両翼 100m、センター122m
観客席:椅子席 5,000 人、開放芝生エリア約 3,000 人規模
照明:内野 1,500 ルクス、外野 800 ルクス
コミュニティセンター
新設(国による整備)
愛宕山用地
アリーナ、和室、調理室、多目的室等:約 4,400 ㎡
国が米軍提供施設として
運動施設エリア
アリーナ面積:約 3,100 ㎡
整備
バスケットボール・バレーボール兼用コート2面
バレーボールコート1面
ソフトボール場
人工芝 2面
テニスコート
屋外 4面
バレーボールコート
屋外 2面
バスケットボールコート
屋外 2面
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4 構想の実現に向けて
岩国市スポーツ施設整備基本構想の策定に当たり、本市のスポーツ施設について、
施設種別の再配置計画や各スポーツ施設の整備方針を示した。
構想の実現に向けて以下に示す課題を解消するとともに、スポーツ施設の整備に
当たっては、既存施設の活用促進や見直しを図るとともに、関連計画との調整、関
係部署・関係事業との連携に努めることとする。
事業費及び管理費の縮減
今後の財政運営を考慮し、施設の整備コスト及び管理コストを縮減するため
の建築・土木・造園設計の幅広い工夫が必要である。
建設財源の確保
建設財源は、市の負担の軽減を図るため、国等の補助制度やスポーツ振興く
じ助成金等が考えられる。
スポーツ指導者との連携
地域施設を地域住民の活動に有効活用していくには、コーディネーターや指
導者の存在が重要である。 地域住民と行政とのコーディネーター役であるス
ポーツ推進委員との協力・連携に努める。
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