...

緊急輸送と物資

by user

on
Category: Documents
24

views

Report

Comments

Transcript

緊急輸送と物資
5部
第
緊急輸送と物資
第 1 緊急輸送
タ−による緊急連絡、人員の輸送、緊急
患者の搬送、緊急物資の輸送を行うため、
1 輸送路の確保
ヘリコプタ−離発着場を確保する。
緊急輸送路については、市中心部等からの
なお、旭区内については、今川公園を
輸送の利便性や区内の物資集配拠点である希
指定するとともに、聖マリアンナ医科大
望が丘中学校から区内の防災拠点等へくまな
学横浜市西部病院(区災害対策本部)の
く物資を輸送することを考慮し、路線を確保
搬送拠点として、県立瀬谷高校(瀬谷区)
する。
を指定している。
(1)道路通行機能の確保
地震発生後直ちに旭土木事務所地区隊
は、道路被災状況を把握したうえ、警察・
第 2 輸送体制の確保
消防署等と連携し、路上障害物の除去、
1 自動車による輸送
応急的な対策などの緊急輸送路の道路啓
区本部が保有し又は直接確保できる車両に
開(道路の障害を除去し、通行を確保す
不足を生じる場合は、区本部長は「災害時に
ること。)を最優先に行う。
おける自動車輸送の協力に関する協定」に基
道路啓開の目的は、一般車両の通行
づき、
(社)神奈川県トラック協会に対し、
「災
のためでなく、災害対策のための緊急車
害時における軽自動車輸送の協力に関する横
両の通行を確保するためのものである。
浜市と赤帽首都圏軽自動車協同組合神奈川県
●区内の緊急輸送路
支部との協定」に基づき、赤帽首都圏軽自動
車協同組合神奈川県支部に対し輸送の協力を
第一次緊急輸送路
ࠤ
国道 16 号(保土DZ谷バイ
パスを含む。)、
環状 2 号線、丸子・中山・
茅ヶ崎線
2 燃料の確保
第二次緊急輸送路
横浜厚木線
鴨居・上飯田線
市道(南本宿インタ−∼新
桜が丘団地)
土木事務所長
選定路線
市道(上白根第 84 号線=
白根通り)
市道(五貫目第 78 号線)
中田さちが丘線
なお、国道 16 号保土ࠤ谷バイパスと国道
16 号線(通称八王子街道)は、国で道路啓
開を担当する。
(2)ヘリコプタ−離発着場の確保
交通路が遮断された場合に、ヘリコプ
14
要請する。
通常の方法で燃料が確保できない場合は、
区本部長は「災害時における自動車燃料の供
給協力に関する協定」等に基づき、神奈川県
石油商業組合に対し供給協力を要請する。ま
た、地域防災拠点での燃料確保についても協
力要請する。
第 3 物資
第 4 応急給水対策
1 備蓄物資の供給
1 給水施設等
震災時には、まず 37 か所の地域防災拠点
区内には、配水池4ヶ所、災害用地下給水
に備蓄されている食料等(乾パン、クラッカ
タンク6ヶ所、緊急給水栓 27 箇所(資料5)
ー、水缶等)を利用し避難した被災者に供給
が、応急給水を行うための水として確保され
する。各地域防災拠点には、次のとおり食料
ている。また、災害用井戸協力の家(区内
を備蓄している。なお、このほかに区役所や
388 ヶ所)や、地域防災拠点では備蓄用資機
消防出張所にも若干用意している。
材として設置されているろ水機を使用してプ
また、被災者が少なく、利用されていない
ールの水を、それぞれ洗浄水など生活用水(飲
地域防災拠点の備蓄物資も必要な地域防災拠
用はしない)として活用する。
点に供給する。
●地域防災拠点の備蓄食料
2 運搬給水
(1 か所:計画数)
救急告示医療機関及び、地域医療救護拠点
水缶詰 2,000 缶
おかゆ 440 食
へは、水道局旭・瀬谷サービスセンター地区
乾パン、クラッカー
2,000 食
粉ミルク、ほ乳瓶
19 セット
※アレルギー対応のもの
を一部用意
隊が管工事協同組合等の協力により運搬給水
スープ 220 食
を行う。
なお、地域医療救護拠点以外の地域防災拠
点には、区本部が他都市からの応援が整い次
なお、食料以外の備蓄資機材については(資
第、区民・ボランティアの協力を得て運搬給
料 4)のとおり
水を行う。
●区内救急告示医療機関
2 救援物資の受入れ
病院名
住 所
電話番号
市物資集配拠点からの救援物資の受け入
横浜旭中央総合病院 若葉台 4‒20‒1
921-6111
れにあたって、国道 16 号保土ࠤ谷バイパス、
鶴ケ峰病院
川島町 1764
371-2511
県道横浜厚木線の輸送経路を想定し、希望が
上白根病院
上白根 2‒65‒1
951-3221
丘中学校を区内の物資集配拠点に指定した。
受入れた救援物資は希望が丘中学校から、
各地域防災拠点へ必要に応じ配送する。
3 民間団体との協力体制
●区内救命救急センター
病院名
住 所
聖マリアンナ医科大学
矢指町 1197
横浜市西部病院
電話番号
366-1111
備蓄食料で不足する場合の食料の調達につ
いては、市本部からの救援物資の受入れのほ
か、区内の食料関係機関等の協力を得て、食
料の調達を行う。
15
Fly UP