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マスメディアによる 名誉毀損とプライバシー

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マスメディアによる 名誉毀損とプライバシー
名古屋大学日本法教育研究センター 2 年次プロジェクトワーク報告集
マスメディアによる
名誉毀損とプライバシー
(2 期生)
コン・ロタナヴォッテイ
チュルン・ソペアッヴィリヤー
ム ー ン ・ レ ア ッ ス メ イ
I.目的
芸能人のスキャンダルは、私たちにとって面白いニュースである。それは一般的なニュースだろう。しか
し、法律を読むと、それは問題である。皆様に、そのことについて考えてほしいので、このテーマを選んだ。
II.マスメディア
まず、マスメディアとは何か。情報公開法によると、マスメディアとは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、
インターネットなどである。カンボジアでは新聞と雑誌はとても人気があるマスメディアである。新聞や雑
誌の中には色々なニュースが書いてある。例えば、芸能のこと、政治のこと、社会のこと、国際のことなど
である。
III.名誉毀損
次に、名誉毀損は何か、説明したい。刑法の 305 条によると、名誉毀損はほかの人のスキャンダルを話し
たり、書いたりするという意味である。
名誉毀損はいいことがなく、悪いことがたくさんあるものである。例えば、スキャンダルを書かれた人は
心配し、恥ずかしくなる。あることは本当ではないといっても、心配する気持ちもある。スキャンダルを書
かれた人の中は、仕事をやめ、外国へ脱出する人もいる。例えば、チット・ソチェッタという女優である。
記事の中で彼女のスキャンダルが書かれた。このスキャンダルは「お金持ちからお金もらうため胸を大きく
した」というものである。その記事によれば、彼女は整形手術をし、きれいになった。また、きれいなら、
お金持ちと愛人関係ができ、たくさんお金がもらったと書いた。というのは、彼女は旅行会社を作ったから
である。皆は、彼女は愛人からお金をもらい、会社を作ったのだろうと思った。彼女をインタビューした記
事が出た後で、彼女は土地を売ったお金を使い、会社を起こしたことが分かった。
IV.プライバシー
プライバシーは何だろうか。カンボジア憲法第 40 条を読むと、プライバシーはどう意味であるか、書いて
ない。日本語の意味によると、プライバシーは他人の干渉を許さない、各個人の私生活上の自由という似て
いる意味である。
あるニュースは強盗や殺人や麻薬をすることについて放送する。多くの放送は被疑者の写真を公開する。
特に未成年者の写真である。警察が認め、未成年者の写真を放送する上に、個人情報が書いてある。個人情
報とは、年齢や性別などである。例を挙げる。警察は麻薬をする未成年者を書いたほしく、それから新聞記
者はその人の写真を撮り、放送した。その人は 18 歳以下であるが、名前と特徴を書いた。法律によると、そ
んなことは書けない。なぜなら、まだ裁判しないから、そのことはまだ放送できない。また、18 歳以上の問
題も放送した。でも法律の中に 18 歳以上の写真を放送できるか、まだ書いてない。それは法律が 18 歳以上
の被疑者のプライバシーを守らないそうである。18 歳以上と 18 歳以下は同じプライバシーがある。芸能人の
場合も、プライバシーを放送したことがある。特に、有名な歌手の私生活を放送するのは多い。例えば、愛
人関係のことを放送するなどである。その問題は法律と違う。どうしてか。
V.原因
カンボジアのソペアック弁護士の話によると、原因としては人々は放送があまりわからないし、いつも法
律をおそれるからである。そして被害者は訴訟をしたがらない。その問題を訴訟したら、だんだん大きい問
題になるだろうと思う。他には法律はあまりきびしくなく、マスメディアを監督制度はあまりよくない。そ
れにそのことを放送しれば、新聞と雑誌がたくさん売れる。
VI.解決方法
それで人々の権利を守るために、色々な法律がつくられた。憲法第 38 条は「法律は国民の生命、名誉、尊
厳を守る」と規定する。情報公開法、記者の権利について規定する法、第 7 条第 2 項は「正しく放送しなけ
ればならない」、第 3 項は「正しい方法で書類と写真を探さなければならない」と規定する。第 15 条は「マ
スメディアで刑事と民事の時、裁判官が認めない場合、未成年者の写真や絵を放送していけない」と規定す
る。新しい刑法の第 305 条は「全部の名誉毀損は罰金を 10 万リエルから 1000 万リエルまで払わなければなら
ない」と規定する。
VII.我々の意見
新しい刑法が作られ、名誉毀損とプライバシーの問題を書くので、法律は今よくなった。しかし、その法
律は人々の権利を守るが、もっと被疑者の権利を詳しく書けば、もっとよくなるはずだと思う。特に、18 歳
以上の被疑者について、法律の中に書いてないので、法律のなかに規定した法がいい。そして法律の施行を
もっときびしくし、例えば、罰金をたくさん払い、記者の仕事を休職させるようにする。また、自分の権利
がおさかれないように、自分の権利をよく学んだほうがいい。また、マスメディアの記者も人々の権利を学
んだほうがいい。そうすれば、マスメディアによる人権侵害はだんだんなくなる。
参照法令
- カンボジア王国憲法
(1993 年)
- 刑法 (2009 年)
- 情報公開法(1995 年)
参考文献
- 民法の解説書
- ラスメイカボジア新聞 2010 年 12 月 4 日
参考ヴェブサイト
- www.ekhmermagazines.com/detail.aspx?magazineid=395&pageid=1
- www.ekhmermagazines.com/detail.aspx?magazineid=386&pageid=1 2011 年 1 月 15 日
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