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3月19日~25日
UAE主要内外政動向 (除、ドバイ・北部首長国) (2010年3月19日~3月25日分当地報道取り纏め) 平成22年3月25日 在アラブ首長国連邦日本国大使館 1.要人往来 (1)当国要人の外国訪問 18日 チュニジアを訪問中のハッサン保健相が、チュニジアの高等教育・科学研究相 と会談し、医療教育などについて協議。また、ベン・サリーム・チュニジア教 育相主催の午餐会に出席。三日間に亘るチュニジア訪問を終了。 21日 UAE外務省のムッリー経済担当外相補佐官が、イエメンを訪問。カルビー外 相との会談では、今月29日と30日に当地で開催されるイエメン・フレン ズ・ワーキング・グループ会合の調整について協議。また、ムジャッワル首相 との会談では、経済、開発、投資などの分野での協力について協議。 23日 ムバダラ開発の代表団がイエメンを訪問し、イエメンの石油・鉱物相と会談し、 石油・ガス・鉱物資源などへの投資機会について協議。 23日 マンスーリー経済相が、今月27日にリビアで開かれるアラブ連盟サミットを 前にしたアラブ経済・社会理事会出席のため、リビアに到着。 24日 アブダッラー外相が、シリアを訪問し、バッシャール大統領と会談し、リビア で開催される予定のアラブ連盟サミットの議題などにつき協議。同大統領へハ リーファ大統領からの二国間関係とアラブ情勢に関するメッセージを伝達。 (2)外国要人の当国訪問 18日 アブダッラー外相が、当地を訪問したスウェーデンのビルト外相と会談し、経 済や投資などの二国間関係や地域、国際情勢の共通の関心事項について協議。 20日 ナヒヤーン高等教育・科学研究相が、当地をアブダビフェスティバル2010 出席のため訪問したポーランドの高等教育・科学研究相と英マンチェスター市 名誉市長と会談。 22日 ルメイシーUAE連邦軍参謀総長が、当地を訪問したギリシャ軍参謀総長と会 談し、軍事分野での協力について協議。 24日 ラーシド環境・水資源相が、ドバイにて国連環境計画(UNEP)の西アジア 地域事務所代表や国連工業開発機関(UNIDO)の代表団と会談し、オゾン 層破壊対策について協議。 1 2.アブダビ王族の動向(除、要人往来、外政) 18日 タハヌーン東部州知事が、新任の在UAEサウジ大使と会談し、二国間関係強 化について協議。 20日 ハリーファ大統領が、療養中のエジプトのムバラク大統領を電話にて見舞う。 21日 タハヌーン東部州知事が、新任の在UAEカナダ大使と会談し、二国間関係に ついて協議。 23日 ハリーファ大統領が、ムハンマド副大統領兼首相から2006年から2009 年までの4年間の連邦政府の業績をまとめたレポートの提出を受け、同副大統 領兼首相の指導力を賞賛。 24日 シャムサ・ハリーファ大統領夫人が、アジュマン首長国で開かれた第24回教 育の日記念行事に出席。 24日 サイフ副首相兼内相(故ザーイド大統領9男)が、当地に開校した沿岸警備隊 学校の開校式に出席。 3.外政(除、要人往来) 18日 マスウード・アブダビ国民諮問評議会議長が、在UAEエリトリア臨時代理大 使と会談し、両国間の協力関係について協議。 18日 ガルガーシュ外務担当国務相が、在UAEアルゼンチン大使と会談し、二国間 関係強化について協議。 19日 UAE外務省のムッリー経済担当外相補佐官が、在UAE米国大使館経済班の スザンナ・クーパー氏と会談し、今月29日と30日に当地で開かれるイエメ ン・フレンズ会合の調整について協議。 20日 シャムシー国務相兼結婚基金会長が、在UAEフィリピン大使と会談し、家族 や社会問題においての協力関係について協議。 21日 新任の在アフガニスタンUAE大使のユースフ・サイフ・アール・アリ大使が、 カルザイ大統領に信任状を手渡す。 21日 UAEが、カイロで開かれたダルフール復興支援国際会議に出席。アブダビ開 発基金のスウェイディー暫定事務総長がUAE代表を務める。 22日 ラーシド環境・水資源相が、在UAEサウジ大使、アルメニア大使とそれぞれ 個別に会談。 22日 ガルガーシュ外務担当国務相が、ドーハで開かれた人身売買撲滅フォーラムに おいて、UAEの取り組みをまとめたワーキング・ペーパーを提示。 22日 ハリーファ大統領が、クウェートのサバーハ首長と電話会談し、地域、国際情 勢の進展や共通の関心事項について協議。また、同大統領は藩国連事務総長と も電話会談し、ハイチ支援のドナー会議や中東和平プロセスなどについて協 議。 23日 エミレーツ救助・探索チームの国際会議が、当地にて3日間に亘り開催。 2 23日 カッターミー教育相が、離任する在UAE英国大使と会談し、UAE・英関係 の深さと協力関係を賞賛。 23日 サイフ副首相兼内相が、在UAE英国大使、パキスタン大使とそれぞれ個別に 会談し、2国間関係について協議。 24日 シャムシー在タイUAE大使が、タイの外相と会談し、経済、貿易、観光業な どの分野での2国間関係について協議。 24日 ジュマ・アル・カイト対外貿易省対外貿易問題局長が、バーレーンで開催され た湾岸・中国投資フォーラムに出席。 24日 UAE外務省のヌアイミーアフリカ部長が、シエラレオネのGCC担当特使、 在UAEケニア大使とそれぞれ個別に会談。 24日 アデン湾で海賊対策にあたっている中国海軍の艦船が、UAEに中国の艦船と しては初めて寄港し、アブダビのザーイド港に停泊。 25日 今月27日から2日間リビアで開催されるアラブ連盟サミットのUAE代表 団の団長をサウード・ウンム・ル・カイワイン首長が務めると、国営通信WA Mが報道。アブダッラー外相、マンスーリー経済相、ガルガーシュ外務担当国 務相等も出席。また、ガルガーシュ外務担当国務相が出席した外相級会合にお いて、サミットのアジェンダを決定。 4.政令・人事・機構改編 21日 ムハンマド副大統領が、当地で閣議を主催し、UAEとポルトガルの間の外交 査証の相互免除に関する合意や国連人権理事会のUAEに関する普遍的定期 審査報告書をフォローアップするための常任委員会の設立などを承認。 23日 カッターミー教育相が、私学教育に関する調査委員会を設置する省令を公布。 5.連邦国民評議会(FNC)の動向 18日 FNCのグレイル議長が、UAE法学者協会会長等と会談し、同協会との協力 について協議。 22日 FNCの議員が、UAEへの外国人入国時のセキュリティーチェック等が緩い として、内務省に質問を提出したと、ガルフ・ニュース紙が報道。 24日 グレイル議長が、藩国連事務総長より核不拡散及び核軍縮に関する書簡を受け 取る。 6.その他国内政府機関等の動き 20日 サイフ副首相兼内相が、エミレーツ・アイデンティティー庁の新たな登録制度 を賞賛するコメントを発表。 22日 アブダビ財務庁が、環境保護への理解向上のために、環境フレンズ・ソサエテ ィーとの覚書に調印したと発表。 3 22日 ラーシド環境・水資源相が、アブダビ漁師協会の代表団と会談し、漁業従事者 のUAE自国民化の支援などについて協議。 22日 サイフ副首相兼内相が、アブダビ警察とシンガポールの救助チームの協力に関 する覚書の調印式に出席。 22日 サイフ副首相兼内相が、アブダビ警察とイギリスの救助チームの災害時の共同 作戦など協力関係に関する覚書の調印式に出席。 24日 内務省の帰化・移住庁のメンヘーリー長官補が、UAE自国民、外国人問わず 義務づけられているIDカードの登録を猶予期間である今年末までに行うよ う呼びかけ。 24日 保健省が、国内で認可流通している抗ロタウイルスワクチン(商品名:ロタリ ックス)の接種一時延期を決定。 24日 ハーミド皇太子府長官が、アブダビ執行委員会を開催し、アブダビ内の交通管 制システムの更新などのプロジェクトを承認。 7.国内外における国内人道支援機関の活動 19日 ハリーファ慈善財団が、ガザにおける学校再建プロジェクトにUNRWA(国 連パレスチナ救済事業機関)と合意。 22日 エミレーツ・移動病院の職業保健チームが、ムサッファ工業地域で227名の 患者を受診。 23日 ハリーファ慈善財団が、引き続きアフガニスタンにおいてカブール郊外の12 71家族の国内避難民に対し、食糧や救援物資を配布。 25日 ハヤ王女(ムハンマド副大統領兼首相夫人)が、ドバイで開かれた第3回人道 支援ドナー国会議に出席。 8.労働政策 23日 アブダビのタクシードライバー100名以上が、給与の一部不払いや給与に関 する契約の不履行などがあるとして、ムサッファ労働裁判所に不服を申し立て たと、当地英字紙ナショナルが報道。 23日 賃金保護制度(WPS)の実施がすでに義務づけられている従業員100名以 上の大規模会社のうち、技術的問題で同制度の実施が行われていないものの、 これまでも労働者に給与を定期的に支払ってきたとして猶予期間が与えられ ていた約300社に対し、猶予期間は4月1日までで終了するとの労働省WP S担当暫定部長のナーシー氏の発言を、当地英字紙ナショナルが報道。 9.治安情勢 特になし 4 10.その他 17日 当地英字紙ナショナルが、アブダビ・フューチャー・エナジー社(マスダル) が当地にて進めている、温室効果ガスを排出しない未来型都市「マスダル研究 都市」の開発計画の見直しについて報道。 21日 ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の報告書によれば、2005年 から2009年の5年間の武器輸入が中国、インド、韓国に次ぎ、UAEが世 界4番目の輸入国であったと、当地英字紙ナショナルが報道。 22日 イッティハード航空が、今月28日のアブダビ~成田間の定期便就航を前に、 東京で3日間のプロモーション・キャンペーンを実施。 23日 UAE大学が、同大学で初めてとなる人文学・社会学の博士号コースの設置を 発表。 23日 今月末に就航予定のアブダビ~成田間の定期便就航に関し、アブダビと日本の 間の直行便就航が二国間関係をさらに深化させるなどとする本使のインタビ ューを、当地国営通信WAMが報道。 (了) 5