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basICColor catch calibrate

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basICColor catch calibrate
マニュアル
basICColor catch calibrate
Because it simply works!
目次
1. はじめに............................................................................................. 4
1.1 システム要件、
インストール、
ライセンス............................................6
2. basICColor catch - モジュール: calibrate............................... 7
2.1. はじめに................................................................................................8
2.2. ターゲットについて...........................................................................10
2.3.キャリブレーションターゲットの印刷.............................................12
2.4.キャリブレーションの開始................................................................15
2.5 TVI 補正データの作成.....................................................................21
2.6 Harlequinレポートのサンプル........................................................24
2.7 補正データの更新.............................................................................28
3. 製品情報basICColor calibrate.................................................31
2
1章
はじめに
basICColor catch calibrate
Because it simply works!
1. はじめに
basICColor catch は、
リニアリゼーションやプロファイリン
グ、品質保証用ターゲットの測定を行う包括的かつ柔軟なア
プリケーションです。
さまざまな機器やターゲットに幅広く対応します。
独自の測定プロセスを設計できるほか、重要なジョブテンプレ
ートについては事前に定義された状態であらかじめ幅広く用
意されています。
優れた生産性を実現するプログラム構造を採用しており、追
加モジュールによりbasICColor catch を拡張することがで
きます。
basICColor catch の基本バージョンを使用すると、RGBや
CMYKの印刷ターゲットを使ったカラー原稿や、
カメラター
ゲットの個々のキャラクタリゼーションを測定できます。
プリン
タ用のICCプロファイルを作成する場合、
basICColor catch
は、ISO 12642に適合した測定ファイルを作成します。
これを
使用することで、basICColor print や他のISO適合ICCプロ
ファイラでICCプロファイルを計算できます。
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
basICColor calibrateモジュールを利用すると、印刷機
のドットゲイン(TVI)を確認できます。また、basICColor
calibrate は、CTP型のイメージセッターや印刷機を対象に、
シンプルかつ高精度なキャリブレーションを実現します。
本マニュアルでは 、モジュール「 b a s I C C o l o r c a t c h
calibrate 」の基本操作について説明します。測定アプリ
ケーション「 basICColor catch pro 」や他のモジュー
ル「 basICColor control(QC color)」、
「 basICColor
certify(QC print)」、
「basICColor statistics(QC visual)
」
の使用方法については、
「basICColor catch 5」
のマニュア
ルをご覧ください。
basICColor catchのマニュアルは、basICColor catchのア
プリケーションフォルダにあります。
また、basICColorのWeb
サイト
(http://www.basiccolor.de/user-manuals/)
から
ダウンロードすることもできます。
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
1.1 システム要件、
インストール、
ライセンス
システム要件については、basICColor Webサイトの製品
ページ(http://www.basiccolor.de/basiccolor-catch5-en)
をご覧ください。
インスト ー ル とラ イセ ンス 認 証 の 手 順 に つ い て
は、basICColor Webサイトにあるライセンス認証ユーザー
マニュアル
(http://www.basiccolor.de/user-manuals/)
をご覧ください。
6
2章
basICColor
catchモジュール:
calibrate
basICColor catch calibrate
Because it simply works!
2.1. はじめに
basICColor calibrate モジュールを利用すると、印刷機の
ドットゲイン
(TVI)
を確認できます。
また、CTP型のプレートセ
ッターや印刷機を対象に、
シンプルかつ高精度なキャリブレ
ーションが実現します。
オプションで、印刷機が
「ドイツ印刷・
メディア産業連合会(bvdm)」
のPSO仕様に適合しているか
確認することもできます。
また、basICColor calibrate を使
用することで、
ドットゲイン曲線を作成できます。
このデータ
は、Harlequin RIPなどで読み込むことができます。
キャリブレーションは、一次色C、M、Y、Kの階調によるター
ゲットや、印刷機の一次色の測定分光に基づきます。
そのた
め、X-Rite i1Proなどの分光光度計が必要となります。
basICColor calibrate を使用することで、
イメージセッター
や印刷機といったワークフロー全体、
あるいは印刷機のドット
ゲインのみを、Fogra仕様や他の標準規格に適合するようキ
ャリブレーションできます。
ワークフロー全体をキャリブレーションする場合、
プレート
セッターは個別にキャリブレーションされず、刷版やフィルム
は、RIP内のキャリブレーションなし
(補正なし)
に出力されま
す。2番目のケースでは、
プレートセッターはリニアな版を出力
するものと想定されます。
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
この場合、
プレートセッターは、濃度計を用いて個別にキャリ
ブレーションする必要があります。
これにより、
basICColor
calibrate は、ほぼあらゆるワークフローに利用することがで
きます。
キャリブレーションを成功させるには、技術的に欠陥なく機能
するプレートセッターと、技術的に欠陥のない印刷機が必要
となります。
イメージセッターの現像ユニットを使用する前に、
必ず状態を確認する必要があります。
また、印刷機のブランケ
ットが古くなっていないか、湿し水添加剤の混合液が各仕様
に適合しているか、確認する必要があります。
basICColor calibrate では、2種類のキャリブレーションタ
ーゲットを利用できます。基本テンプレートには、CMYKの階
調データのみが含まれています。拡張テンプレートには、階調
データに加えて、減色のサンプルが含まれています。
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basICColor catch calibrate
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2.2. ターゲットについて
独自のテンプレートを作成する際、
デフォルトのターゲット
「Offset Lintarget Standard.pdf」
を使用できます。
このタ
ーゲットにはCMYKの階調のみが含まれています。
このターゲ
ットを使用する場合、
シート上に十分な数を配置します。
これ
により、印刷シート内のさまざまな場所でドットゲインを測定
できます。
キャリブレーションとPSO調整を行う場合、bvdm
によってPSO調整向けに構築されたターゲットを使用できま
す。
拡張テストフォームの
「Offset Calibration.pdf」
には、
キャ
リブレーションや印刷調整のためのさまざまな要素が含まれ
ています。
フォームの左側にある画像は、basICColor Print
Production Server を使用してインクを減らしています。
イ
ンク
(CMY)
を大量に節約しているにもかかわらず、印刷時に
色を失うことはありません。
テストフォームの右側にある画像
がオリジナルの状態です。印刷において減色するメリットがは
っきりと示されています。2つのグループの中間に、
キャリブレ
ーション用の曲線を備えたターゲットが配置されています。
下部には、印刷時のグレーバランスを調整するフィールドがあ
ります。各フィールドは、3つのレベルの輝度が利用できます。
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Because it simply works!
各調整パッチは、2つの要素で構成されています。外部領域は
純ブラックで、
内部領域は対応するCMYの組み合わせで構成
されています。必ず調整パッチの外部領域Kと内部領域CMY
の色が調和するようにする必要があります。各要素の下部に
は、減色用のバーが配置されています。
ターゲットを印刷版に
露光する際、
ドキュメントの上端を印刷機のフィーダに配置す
ることで、測定フィールドは明るい部分から暗い部分へと印刷
されます。
オンラインで調整する場合、
「 Online print control.pdf」
を使 用します。このターゲットは、E C Iターゲット「 E C I _
TVI_10_i1_v2.pdf」
をベースとしており、長さを変更すること
で、X-Rite i1の標準ルーラーで測定できるように設計されて
います。長いルーラーでも、ECIのオリジナルターゲットを使用
できます。オプションで、印刷シートに適合するように長さを
延長することもできます。
また、
オンライン測定ではターゲット
「ECI_bvdm_Gray_Control_Strip」
を使用することもでき
ます。
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2.3.キャリブレーションターゲットの印刷
印刷版の露光を行う前に、
キャリブレーション方法を決定しま
す。
通常、
イメージセッターと印刷機は、個別にキャリブレーショ
ンします。
ただし、必ずイメージセッターキャリブレーション済
みの印刷版を先に作成する必要があります。
イメージセッターをキャリブレーションできない場合、
たとえ
ばポリエステル印刷版を使用しているときなどは、
イメージセ
ッターのキャリブレーションは、印刷機のドットゲインとともに
補正されます。
大半のイメージセッターRIPでは、TVIの補正方法が2つ用意
されています。
1つ目の方法は、Fogra定義の濃度値を名目値(印刷想定)
と
して設定し、basICColor calibrate で測定した値を実測値
(実印刷)
として入力する方法です。
その後、
イメージセッター
RIPが、印刷版の露光に必要な補正について計算します。
2つ目の方法は、basICColor calibrate で直接TVI補正デー
タを作成する方法です。
この場合、
basICColor calibrate の
計算結果が、
目標値(印刷想定)
としてイメージセッターRIPに
保存されます。
イメージセッターRIPは、
自身では補正は行わ
ず、
basICColor calibrate が計算した補正に基づいて印刷
版の露光を行います。
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
印刷する際、最終濃度を調整する濃度計が必要となります。
最終濃度に関して、定義済みの一般的な仕様は存在しませ
ん。独自に仕様を策定していない場合、次の用紙タイプ1およ
び2(コート紙)
の値が指標となります。
シアン1.50、
マゼンタ1.45、
イエロー1.28、
ブラック1.85とい
う値で、偏光フィルタを備えた濃度計で測定します。値は、印
刷機の温度、
インク、紙、水管理によって変わります。
最終濃度の測定は、常にターゲットのすべてのパッチで行
う必要があります。4つすべてのインクについて、
同じメーカ
ーの同じタイプのものを用いる必要があります。Van Son
Quickson ProといったPSOインクが最適です。
キャリブレー
ション全体にわたって、常に同じタイプの用紙を使用する必
要があります。1回の実行で、最終濃度の精度に応じておよそ
500~1000 arc必要になります。
テストフォームは、可能な
限り、暖機運転後の印刷機で印刷する必要があります。温度
の低い印刷機の場合、再現可能な結果が得られない可能性
があります。
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Because it simply works!
安定した濃度を実現できたら、上質紙を約50シート印刷しま
す。印刷機から取り出し、
ランダムに10シートほど抜き取りま
す。可能であれば抜き取ったシートを広げ、約30分乾燥しま
す。測定機をコンピュータに接続し、必要な動作温度になった
ら、印刷シートの測定を開始できます。
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2.4.キャリブレーションの開始
上述したとおり、
ターゲットの測定には分光光度計が必要と
なります。分光光度計の電源をオンにするか、
コンピュータ
と接続した後、約15~30分たってから測定を開始してくだ
さい。
シートが十分に乾燥したら、basICColor catch を起
動します。
アプリケーションの使い方(ジョブの作成、測定機
の接続、
ターゲットの測定など)や各種機能の詳細について
は、
basICColor catch マニュアルをご覧ください。
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右側の列を使用して、測定を開始します。測定フィールドにル
ーラーを配置します。ルーラーの最初のブラックの行に分光
光度計を配置します。機器の手順に従って測定を開始します。
最後の測定フィールドの下まで分光光度計を移動します。
マ
ゼンタ、
シアン、
ブラックについても同じプロセスを繰り返しま
す。
すべての列を測定したら、
「測定」
をクリックして、
「新しい測
定」
を開始します。次のシートを測定したら、順に最後のシート
まで測定を続けます。新しいシートを測定するたびに、
「新しい
測定」
を開始してください。
すべてのシートを測定したら、
「 キャリブレーション」ボタ
ンをクリックし、サブメニューから
「PSO法」をクリックしま
す。basICColor calibrate が起動します。1つまたは複数の
測定結果をハイライト表示し、
「 OK」
をクリックして確定しま
す。
データ計算が開始します。
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Because it simply works!
すぐに計算結果の値が図と表の形式で表示されます。測定
名の行で、計算に使用された測定データが確認できます。
「平
均」
チェックボックスをクリックすると、
インポートしたすべて
の測定データが平均化され、測定名の行に
「平均値」
と表示さ
れます。表には、
ターゲットの測定値に基づく各色の平均値が
示され、左側に図が表示されます。
平均CMYK測定値.
CMYの参照値
ブラックの参照値
許容範囲を外れた
測定値
Lab値とそれぞれに
対応する参照値
乾燥測定の濃度値
用紙タイプに∆E
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
最初の列には、
リニアパーセント値が表示されます。次に、
CMYKの測定値が表示されます。右の2つの列には、選択した
用紙タイプに応じてCMYとKのFogra定義ドットゲインが表
示されます。
下側の表の最初の3つの列には、各色のLab値がパーセント
で表示されます。
カッコ内の数値は、選択した用紙タイプの参
照値です。4つ目の列には、参照値に対する測定値の⊿Eが表
示されます。最後の列には、濃度値がパーセントで表示されま
す。
いずれの測定値も、偏光フィルタのない機器によって測定
した乾燥測定値である点に留意してください。
印刷時に印刷機で測定した値とはわずかに差異が生じること
があります。図の下部で、
どのチャンネルを図に表示するか選
択することができます。
また、対応する参照値を表示するよう
選択することもできます。
これにより、
印刷機における各色の振
る舞いの概要を迅速に把握することができます。
Figure 1
Figure 2
Figure 3
Figure 4
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Because it simply works!
この例の場合、図1のシアンは、ほぼ完璧なTVIを示していま
す。図2のマゼンタは、TVIが40%から継続的に上昇していま
す。図3のイエローは、10%の段階で参照値からのずれを確認
できます。
このずれは、70%の段階になると5%以上にまで増
加しています。対照的に、図4のブラックは、5%から50%の範
囲において大幅に低い値のTVIが示されています。
およそ55%
の段階から、
ブラックカーブは、参照値に対してほぼ完璧な値
を示しています。
このように、印刷機の振る舞いが一様ではないため、
インクの
タイプと製作時期が同じものか必ず確認する必要があります。
このような振る舞いの原因としては、
ブランケットの摩耗など
も考えられます。
下部の表には、Fogra39L参照値に対するLab値のずれがパ
ーセントで表示されています。
シアンについては、最適なTVIと
適切な最終濃度により、1未満の⊿Eという優れた値が実現し
ています。適切なab値もこの成果に貢献しています。
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Because it simply works!
対照的に、
マゼンタの⊿Eは5.18となっており、許容範囲から
外れています。適切な最終濃度にもかかわらず、結果の改善は
期待できません。b値の⊿bが5.1となっており、青色が強く、要
件から大きく外れています。他方、
イエローの⊿Eは2.19で、許
容範囲内に収まっています。
ブラックの⊿Eが4.02となってい
るのは、主に、最終濃度の低さとそれに伴う高いL値が原因で
す。
インクを少し増やすことで改善できる可能性があります。
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2.5 TVI補正データの作成
ソフトウェアによって、測定データのセットから平均値が計算
され、補正データが作成されます。
データ表の下部にあるプル
ダウンメニューを
「補正値」
に切り替えると、個々の色チャンネ
ルの補正カーブが図に表示されます。図の下にあるそれぞれ
の色調整チェックボックスをオンにすると、各カーブを個別に
表示できます。
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
上述したとおり、
basICColor calibrate を使用してRIPの補
正値を計算する方法は2つあります。
basICColor calibrate
の補正値を使用する方法と、測定値を使用してRIPでTVI補正
を行う方法です。選択した方法に応じて、
この段階で、補正デ
ータをエクスポートできます。
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Because it simply works!
まず、RIP用のデータ形式を選択します。
イメージセッターの
RIPがすでに特定の印刷特定を備えている場合(Fogra39L
など)、
「印刷特性カーブをエクスポート」
ボタンを使用すると、
測定データをエクスポートできます。選択した用紙タイプに応
じて、basICColor calibrate で作成した補正データを使用
する場合、
「補正カーブをエクスポート」
ボタンをクリックして、
データを保存する必要があります。
どちらの場合でも、
ファイルを保存するフォルダをダイアログ
ボックスから選択し、
ファイルに一意の名前を付けます。
データ形式は、以前選択したRIPの形式に対応しています。
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2.6 Harlequinレポートのサンプル
補正データをイメージセッターRIPで読み込むには、
まず、
リニ
アリゼーションファイルをフォルダ
「SW->caldata...」
にコピ
ーする必要があります。
ファイルの名前が
「インポート」
になっ
ているか確認してください。次に、
イメージセッターのソフトウ
ェアから、対応する
「ページ設定」
を選択します。
basICColor
calibrate のキャリブレーションターゲットが版補正なしに印
刷されている場合、
「キャリブレーション」
と
「トーンカーブ」
を
「
なし...」
に設定する必要があります。
「なし...」
に設定していない
場合、
ターゲットの印刷版の露光に使用したイメージセッター
の補正カーブが選択されます。
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キャリブレーションによって完全なドットゲイン補正が実行さ
れた場合、
「キャリブレーションマネージャ」
を使用して新しい
「キャリブレーションターゲット」
を設定する必要があります。
「デバイス...」
から、
「印刷機」
を選択します。
「色空間...」
から
「CMYK」
を選択します。
そして、
「新規」
をクリックします。
表示される
「印刷」
ダイアログボックスの上部にあるポップアッ
プメニューから、
「リニア...」設定を選択します。
「インポート」
ボ
タンをクリックします。以前コピーした
「インポート」
ファイルが
「キャリブレーションマネージャ」
に読み込まれます。
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
「チャンネル...」選択ボックスを使用すると、各色チャンネルの
補正データが表示されます。
「名前...」
フィールドを使用して、
このキャリブレーションデータに名前を付けて保存します。
「キ
ャリブレーションマネージャ」
を終了します。
「ページ設定」
の
「
印刷想定...」
を使用すると、保存されたキャリブレーションデ
ータが読み込まれます。
既存の印刷特性カーブ
(Fogra39Lな
ど)
を用いてターゲットを生成している場合、上述したとおり、
新しいキャリブレーションターゲットが生成されます。
この場
合、
インポートファイルとして、補正データではなく、純粋な測
定データ
(実測値)
がインポートされます。
このキャリブレーションターゲットは、
「実印刷...」
を使用して
「
ページ設定」
で読み込む必要があります。
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
basICColor calibrate で
計算されたドットゲイン
basICColor calibrate で計算された印刷特性カーブ(
実測値)
を基にFogra39Lによって名目値として計算さ
れたドットゲイン補正値
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
2.7 補正データの更新
この機能は、既存の印刷特性カーブ
(Fogra39Lなど)
を使用
せず、
basICColor calibrate を用いて完全なドットゲインを
補正した場合に限り使用されます。
イメージセッターが個別に
キャリブレーションされたかどうかは影響しません。
まず、
basICColor calibrate を用いて生成したドットゲイン
補正データを使用して、階調を備えたターゲットを再度印刷
する必要があります。乾燥したら、
ターゲットを再測定します。
手順は、上述したキャリブレーションデータの作成手順とまっ
たく同じです。
測定データが図に再度表示され、
キャリブレーション品質を
確認できます。
オリジナルのキャリブレーションデータの方が
質が高い場合、測定データを処理する際、
「補正カーブを更
新」
ボタンをクリックします。
ファイル選択画面が開くので、新
しいターゲットの印刷で使用したオリジナルの補正データを
読み込みます。新しい測定データとすでに作成済みの補正デ
ータを用いて、新しいインポートファイルが計算されます。表示
されるファイル選択ダイアログボックスを使用して、
この新し
い補正データを保存します。
このインポートファイルは、上述し
たとおり、
イメージセッターRIPに読み込むことができます。
こ
れにより、
オリジナルの補正データが置換されます。
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basICColor catch calibrate
Because it simply works!
印刷機の振る舞いの概要を確認するため、
「測定データを保
存...」
を使用して測定データを保存することをおすすめします。
ダイアログボックスで、
日付入りの識別しやすいフォルダ名を
選択します。
これにより、
「測定データをロード...」
を使用するこ
とで、
いつでもデータの再計測と表示を行うことができます。
29
3章
製品情報
basICColor
calibrate
basICColor catch calibrate
Because it simply works!
3. 製品情報basICColor calibrate
著作権情報
ソフトウェア - Copyright © 2007-2016 basICColor GmbH.
All rights reserved.
マニュアル - Copyright © 2016 basICColor GmbH.
本書に記載した情報は、参考用に提供するものです。
その内容は予告なく変
更されることがあり、basICColor GmbHによるコミットメントを表すもの
ではありません。basICColor GmbHは、本書に不正確な箇所や誤りがあ
ってもその責任を負いません。本書のいかなる箇所も、basICColor GmbH
の書面による明示的許可なしに、
これを複製、転送、転写、翻訳することを禁
じます。
商標情報
basICColorとFingerprintは、basICColor GmbHの登録商標です。
そ
の他の商標や登録商標はすべて、
それぞれの保有者(Apple、Adobe、XRite、
コニカミノルタ、ColorPartner、Barbieri)
の財産です。
これらの商標
への言及は、説明目的のみであり、第三者の権利を侵害しようとする意図は
ありません。
Written and compiled by: Werner Le Roy
翻訳:宇野則彦、郡元太
Version 5.0, Januar 2016
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