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Page 1 金沢大学学術情報州ジトリ 金沢大学 Kanaraพa University
Title
犯法的薬毒物の緊急スクリーニングに関する研究
Author(s)
高安, 達典
Citation
金沢大学十全医学会雑誌, 102(3): 376-390
Issue Date
1993-06-20
Type
Departmental Bulletin Paper
Text version
publisher
URL
http://hdl.handle.net/2297/8449
Right
*KURAに登録されているコンテンツの著作権は,執筆者,出版社(学協会)などが有します。
*KURAに登録されているコンテンツの利用については,著作権法に規定されている私的使用や引用などの範囲内で行ってください。
*著作権法に規定されている私的使用や引用などの範囲を超える利用を行う場合には,著作権者の許諾を得てください。ただし,著作権者
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,各著作権等管理事業者に確認してください。
http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/
376
金 沢 大 学 十 全医 学 会 雑誌
犯法 的 薬 毒 物 の 緊急 ス
ク リ
第3 号
376
3 9 0 (1 9 9 3)
-
グ に 関す る 研 究
ン
ニ
ー
第1 0 2 巻
金 沢 大 学 医 学 部 法 医学 講 座 ( 主 任 : 永野 耐造 教授)
高
犯法 的薬 毒 物 を 含 め
て検 索 した
い
と
こ
ろが
物質を含浸 させ た
ト
キシ
■
包 括 的 薬毒 物 ス
達
典
ン グ シ ス テ ム 確立 の た め
本研究で は トキ シ ラ ボ⑧ シ ス テ ム の 導 入 に つ
我 が 国 で ほ こ れ ら 犯 法 的 薬 毒物 の 取 扱 は 法 的 に 厳 しく 規 制 さ れ て お り 覚 醒剤 や コ カ イ ン の
等 標準
デ ィ ス ク を入 手す る こ とは 絶対に 不可 能 で ある
従 っ て 日 本国内に お い て 特別の トキ シ デ ィ ス ク
,
リ
安
ク
ニ
ー
,
,
,
・
を 作 製 しな け れ ば 犯 法 的物 質 を 含 め た 包 括 的 分析
で ほ予備実験 に お い て
N
50
o
T L C) を 用い
の
ち
0 5
ペ
を用 い た
・
展開
・
発色させ た
・
(g
ー
ィ
ロ
げ
グラ フ
ト
マ
や ワ
ー
ィ
作 製を 試 み た
ク の
ス
ィ
ト
ッ
た
っ
PE
ン
次に
・
ch r o m
as
at o
ra
g
hy
p
G C)
,
質量分析 ( m
一
合物 が 血 液 や 尿 か ら 同 時的 に 分 離 同定 で き た
a s s
そ して
・
定量
・
量す る こ と が で きた
と GC
れ らの 結果か ら
こ
・
あた
に
M S
分析 シ
テ ム
ス
et r y
-
上 記で 試験 された トキ
,
デ
シ
ス
ィ
は覚醒剤等だけ でな く包括的な薬毒物の 分析の
っ
包括 的 緊 急 ス
リ
の
ク
た
メ タ
・
ン フ
グシ
ン
ニ
ー
ス
そ れらの 中で
・
タ ミ
ェ
テ
療 な ど に 極 め て 有 用 で あ る こ と が 示 され た
l( e y
d
w or
s
for e
n sic
S Cre
e
近年 非 合 法 的 す な わ ち
てい る
(
m
・
e th a m
"
犯法 的
g
"
ph
ン
et a min e
M A)
,
ア
,
フ
ン
タ ミ
ェ
るもの である が
に多 い シ
定 された
る2 ) 3)
っ
ン
一
て
ナ
最乱
,
きて
ー
犯法的な
( 主成 分 ト ル
部の
向精神 謝
一
エ
)
ン
て き て い るl )2 )
・
こ
,
1 ) 2)
フ
ン
p
h
et a
イ
ロ
ン
di c al
タ ミ
ェ
.
c ar
mi
n e
,
A)
e
緊 急ス
この
・
,
法医実軌
A b b r e vi
a ct
a
ti o n s :
; EI A
・
A
e nZ
;
a m
y m e
リ
ク
の
タ ミ
ph y
ra
検 出 限界 は 各 々 約
ロ
ト
マ
等 6 種類 の 関連 した 化
この
方法 に よ る 覚 醒 剤 お よ
あっ た
覚醒 剤 の ウ サ ギ
.
投
の
へ
引き続き G C M S で 検出
定
-
,
ン
,
ン
■
ニ
ー
そ れ 以外
,
illi ci t
,
また
な どに よ
セ
ン
間に
ま た 青 少年 に 特
今日 の 複雑且
この
.
ン
ク
リ
緊急 ス
ク
環 と して 実 際 の 試 料 に 使 用 し た
一
な課題の
dr u g s
グシ
の モ ル ヒ
a
つ
一
n
d
.
ス
ニ
リ
ー
で
グ
シ
ニ
ン
グ
向精 神 薬 や
,
以上 の 結果か ら
.
ン
郵送 され た救急患
テ ム
ス
ー
・
ネ 等の 麻 薬は対象試料か
,
p ois o
で
つ
且
つ
本研究
,
法 医実 務 や 救 急 医
n s
e
,
m e
e
rg
y
n C
グに
巧妙に
つ
て
も 現 在 公 的 な 包括 的緊 急 薬 毒 物 分析
特 に 法 医 中毒 学 的 な犯 法
ス
ク
ロ
▲
各機 関が 独 自 で あ る い は 民
い
るにす
我 が 国 で は 救 急 医療 や 法 医 剖 検 例 等 を 対象 と
,
い
たが
っ
,
麻薬
,
マ
ト
ィ
一
ク
リ
ー
ニ
ン
グほ
こ
,
▲
犯 法 的薬 毒 物
-
グラ フ
ィ
N
一
ー
ニ
ン
覚醒 臥
,
向精 神 薬 お よ び 大 麻 に 焦 点 を あ て
,
れ ま で行
ク リ
ス
.
連 の 研究 の 中で
( t h in 1 a y e r
ー
ス
最 近 永 野 ら6 潤 ほ こ の 重 要 な
て の 研 究 に 着手 し た
トグ ラ フ
マ
グ) は 避 け て 通 れ な い 重 要
対 象 と 考 え ら れ る 薬 物 の み を 分 析 して
,
よう に
の
覚 醒 剤 原料
ロ
ン
.
本報で ほ 上記 の
ような社会の 影 響が及 ん
ニ
.
し た 犯法 的 薬 毒 物 の 包 括 的 緊急
動的な 社会
つ
ー
よ う な施 設 ほ 全 く な く
の
ー
依頼 し て
以上
ある
ク リ
救 急 医療 に お い
,
タ
ぎな い
お よ び平成 2 年 よ り追加指
t
た
で
的 薬 毒 物 の 緊 急 分析 ( ス
ン
が 大量 に 海 外 か ら 我
れ らの 薬毒 物犯罪 も複雑 且
平成 5 年 3 月2 2 日 受仇
p
m e
更 に 交 通 事情等 の 発 展 と と も に こ れ ら の 取
で く る こ と ほ 必然 で あ り
m
ン
イ
上 記で 確立 さ れ た こ の T L C
・
われ て来なか
締 にも迅速性が 要求 されて い る
i
イ
カ
g
乾燥 さ せ た
・
-
.
構造の 変化 と ともに
っ
カ
m
ヘ
っ
グで き
ン
を 添加
at o
G C M S
に よ る犯 法的事 例も報 告 さ れ て い
以 上 の よ う な社 会 情 勢に あ っ て
な
コ
その 他
る と い う報 告 が あ るl ト 3 )
い
d
ン
(a
,
ニ
ー
が 1 例検出 され た が
な薬 毒 物 の 乱 用 が 注 目 さ れ
メ タ
リ
ン
用濾紙
ー
ィ
ト ⑧ ヵ ラ ム 抽 出/ ガ ス ク
ェ
であ
イ
コ
ー
フ
1 01 %
-
カ
向精 神 薬 や 麻 薬 等 の 犯 法 的 な 薬 毒 物 の 検 出 が 可 能 で
!
fi r s トa id
,
a n
孜が 国に お い て ほ 主 に 覚醒剤 [
お よ び そ れ ら の 塩類] や 大 麻が 多 く
が 国に 入
T LC
,
ン
コ
フ
ch r o m
er
.
t o xic olo g y
ni n
イ
ル1
ン
トグラ
マ
-
は 救 急 患 者 試 料 3 例 お よ び 剖 検 試料1 5 例 か ら 検 出 さ れ た
ン
ほ覚醒剤
ム
カ
コ
キス ト レル
ロ
(t h i n 1 a y
H
ィ
を 用 い た 薬 毒物 の た め の 包 括 的
ク
,
睡 眠薬 等4 4 唾 の 薬 毒 物 が 検 出 さ れ た
,
ク
ク東洋 ク
ッ
フ
覚醒剤 お よび
,
エ
・
ス
よ う な 難 点 が あ る た め 本 研究
に標準覚醒剤や
お よ び尿中で89 0
1 01 %
テ
ン
グ ラ
ト
この
・
M S) に よ り メ タ
・
者 試 料 並 び に 法 医学 教 室 等か ら の 剖 検 試 料 合 計5 48 軌 1 1 6 4 検 体 を 用 い た
らほ検 出され なか
マ
ク
ては
っ
は 犯 法 的 な 薬 毒 物 の 分析 に 有 用 で あ る こ と が 実験 的 に 明か に
された
-
ドバ
ロ
ス
ィ
そ の 血 液 お よ び 尿 か ら 前記 の ト キ シ テ㍉ ス ク を 用 い て 覚 醒剤 が
一
ア
,
薄層 ク
トキシデ
s p e c tr o m
・
ステ ム
,
G
そ れ ら の 検 出 限界 は 約 2 0 p g
,
び そ の 関 連 物 質 の 回 収率 ほ 内 部標 準法 を 用 い 血 液 中 で 9 0 3
与実 験 で
すなわ ち
・
SI L
場合は標 準の 敷物検索表 と略同様の 成績が得 られ
こ の
■
マ
,
を確立 す る こ とは 不 可 能 で ある
ま で 明 らか な 反 応 を 認 め る こ と が で き た
・
グラフ
ク
ー
テ ム
ス
適用 を 試 み た が 好 結 果 は 得 ら れ な か
,
および 1 0 捕
・
ま ず特 殊 ト キ
,
パ
ー
シ
,
ch r o m
at o g r a p
質 量 分析 法 ( g
hy
as
,
c
,
薄層 ク
T L C) お よ び ガ
hr
o m
at og r ap
h y-
平 成 5 年 5 月1 3 日 受 理
ph
l
e
脚
ta m
i ne ;
u
Cl
h o assay ;
・
C
h
i c a l i o n i z a ti o
e m
E M IT
・
e n Z
y m e
m
n
;
D M A
ul ti p li e
d
di
,
i
m
m et h o x
i ne ;
y a m p h et a m
m u n o ass a
y ; E P H
,
e
EI
,
el e c t r o n
i n e ; F PIA
p h edr
,
犯 法 的 薬 毒物 の 緊 急 ス
s p e c tr o m
et r y
イ
ス
as s
m
よび
カ
コ
の
ン
-
リ
ク
ニ
ー
グ お よ び 定性
ン
と G C M S 両者 を シ
びに TL C
醒剤 を 投与 した ウ サ ギ の 試 料 で 分 析 を 試 み
よ び 剖 検試 料 か ら の 犯 法 的薬 毒 物 の 緊 急
た
そ れ ら の 結 果 か ら 検査
.
リ
ク
ス
・
定量法の 確立
・
リ
ス
救 急患 者 お
,
ニ
グを行
ン
グ方法 の 現状お よ び
っ
た
なお
れ らの 使用は許可 され て い る
グ並びに定性
1
ペ
.
パ
,
ク
ー
P C) お よ び T L C
による
教授 よ り 恵 与 さ れ た)
京)
フ
,
( 和光
テ ル ミ
ソ
ェ
塩 酸 2- フ
,
ル
ニ
ェ
大 坂) お よ び 3一フ
,
0 05 N
に
トプ
ー
e
n yl e th yl a
-1
な い こ と を確か め た
旅 「 日 赤」 ( 石 川 県赤 十字 血 液 セ
最終 濃 度 2/ J g/
濾紙は
洋
ク
m
マ
ロ
東 京) を 用
,
l
に
ト
グラ フ
い
た
調製 した
7) の 上 清 液 を 用 い た
ヰ
ロ
ト
ニ
ベ
ロ
薄層 は
E
n
1r vi
g l a n d)
n e
ア ミ
を用
.
.
トキ シ ラ ボ
シ
チ
ィ ス
ク
⑧
A
(D r u g
c o m
に
濃縮 し た
展開後
々
A
di u
e n
p
m
およびE PH
,
輸入
きな い
収載 さ れ て
l
(ナ カ ライテ
,
fl o
e
w
るが
,
M A
,
タ ノ
エ
A
,
,
.
.
展開
,
塩酸
fl u
C
呈 色 させ
イ
ン
ores ce n c e
hro
m
カ
コ
,
m at O
_
,
( 武 田薬品
,
ジに お け る呈 色
ー
S
p
A
た
に
A
,
P T R
,
,
そ
は
g
こ
P P A
,
1 お よ び 10
の
れ ら の 各溶 液か ら 0 1
ィ
.
クに
ス
含浸 させ
i
01
の
.
m
m
e r
gi c
e Ct r O m
,
l
et r
a cid
y
;
M
0 25
.
,
,
,
g aS
m
id
/
m aSS
n
イオ
m
ガ
ー
m
ス
( H e) 1 5
M A
/Z)
/Z
,
1 54
hro
.
つ
キ
ス
.; M A
t ri c
,
m
at
h
et
h
た
っ
を用い
m
.
カ ラ
,
ム
l/ 分 の 条 件 も使
m
当り 50
m
で行
イ オ
,
ジ
ー
た
っ
い
.
検出 モ
ン
モ
ン
ャ
SIM )
モ
ド (
ー
ドで 行
ー
た
っ
ン
化
ダイ
ン
ョ
PE A
,
ドで 行
ult ip l e
m
n
検出
ン
オ
っ
io
/ ele c t ri c
m
/Z
ほ M
ず れも電
ー
定 量 に 使用 L
.
ほ 質 量/ 電 荷 (
は M / Z 14 0
a ss
l O4
およ び
.
動物 実 験
い て の
皮 下注 射 し約 2
g
バ
ン
コ
水涛 液 (1 0
時間後に
m
/
g
l) を 体
m
血 液お よ び尿を採取
.
m
l を用いて
o
g rap h y ;
トキ シ ラ ボ
,
l を用い て
m
.
c
M C S) ( 6 0-8 0
定 量分析 は 選 択イ
,
l18 を用 い た
および尿 03
m
-D
ま た 島津 Q P-1 0 0 0 装 置 で ほ イ
,
お よび P T R
A
,
および
E I) お よ び 正 イ オ
,
行い
で
A
m
化電流 6 恥A
ン
a ct
p
EP A
G C M S 分析を行
C
およ
ム
テ
ス
装 置 で は 加 速 電圧 3 K V
条件で
の
o nit o ri n g
m
-
e
el e c
V
o d e)
m
お よ び尿 I
.
di e t h y l a
リア
ャ
15
x
m
上 記 の 血 液 お よ び 尿を 前 に 記載 し た 方 法 で
,
2 0 およ
,
.
,
.
,
i
n
覚醒 剤 に
g
した
シ
温度 は 150 ℃ 恒温
カ ラ ム
.
D B-1 7 0 5 3
ム
化 電流 0 3
ン
-10K
,
M
,
.
1g
GC
y ;
/Z
/
.
.
,
u n o assa
g
を用い た
m
W (A W
alit e
白 色 日 本 ウ サ ギ ( 約 2 K g) に 塩 酸 M A
風乾後上記
0 2 0 息 1 0
.
m
e
エ
.
( H e) 流 量 は 3 0 m l/ 分 の 条 件 で 行
カ ラ
は M
3
で標 準品
こ
ス
イオ
,
g
た 質 量数
ch ar
定 量 の 酢酸
一
装 置 の 分 析 条件
( s ele c t e d i o
P P A
,
密封
・
.
o nit o rin
ス
で 乾 国後
a cid
で置換
ス
.
型を使用 した
定 性 確 認 分析 ほ 通 常 の
日 本に は
および PE A
.
GC
,
x
化電圧 70 e V
.
m
なお
.
ー
2
m
ガ
m
.
,
リア
ド電 圧
重 K
D Tl y s
.
ム
.
大 坂)
,
i z a ti o n
p ol ar
m aSS
各
ス
冬 物質 の 検 出 限 界 を 調 べ た
g r 往p h y.; L S D
ine ; M S
M A
よ
0 凰 1 0 お よ び 2 0ノ瑠 を ト キ シ デ
同様
シ
と 照 合 し判 定 し た
PE A
,
⑧
を †キ
テ
グラ
) 2 6
子 衝 撃 ( el e c t r o
そ れを トキ シ
,
,
ま で 濃 縮 した ( 乾 回 せ
ス
で分析 した
erck
.
酢 酸 ( t rifl u o r o a c e tic
ロ
窒素ガ
.
(E M
30 分室温 で 放置
∼
l を 加え ∴窒素ガ
O V-1 7 S h i m
は 2%
ム
M S
ー
ン
オ
R f) を 基 準 に 薬 物 検 索 表
,
ャ
電圧 70 eV
,
ク
は収載 され て い な い
P T A
,
抽出 後
同時 に 展 開 し 比 較 で き る が
,
P P A
EP H
-
c
合衆国 で ほ標準品と して デ ィ
リ カ
メ
.
l n c)
-
溶液 を 作成 し
ル
ー
,
ィ ス
r at e
o xi1ab
ln
m
.
日 本電 子 D X 3 0 3- D A 5 1 00
,
ノ
で
ュ
キ
用 した
前 記標 準溶 液 を 1 m I 採 取 し
,
デ
こ の
.
ai d s t o n e
o xilab
(T
ム
テ
M
,
ル
オ
フ
⑧
ト
ー
15
.
l
m
ル
レ
ト
適用 した
.
ト
こ
.
装置 の 分 析条 件
カ ラ
シ
ス
約 0 2
,
01
ク)
ス
キ
エ
装 置 は 日 本 電 子( 東 京) D X 30 3- D A 5 1 0 0
GC
3)
a n
抽出し
温度 150 ℃恒温お よび キ
京
を
-
分 析装 置
の
-
または
ロ
,
】
:
.
塩 基 性 用)
薬物 検 索 表 に ほ
.
い
より
ス
ク
ス
ッ
で
.
G ( W h at m
ボ⑧ シ
ラ
Rf 値 およ び 呈色 を観察 した
更に
m
デ
SIL
ヒ
た
40
:
GC M S
GC
東
ク
ッ
.
で
再溶 解 し G C- M S
2)
々
ド お よ び 7- ク
ル
っ
チ
.
ル
び 島津 ( 京 都) Q P-1 0 00
ト血
ヒ
.
チ
々
カ ラ ム に
れ に 無水 ト リ
G C- M S
-
・
水 (4 0
,
3- ジ ア ゾ
望 色 させ た
ほア
含浸 され て お り
の
,
ン
ル
シ
に
・
T
ク中に
で
7)
A (中
各
,
ム
テ
お よ び 移 動 率 ( r el a t i v
.
キ
ト
ブ
ュ
はめ込 み
M A
PE
ン
,
シ ス
⑧
ー
氷酢酸
ン
エ
.
⑧
デ
マ
い て
50 ( ア ドパ
.
頬 の 検 出反 応 を 行
ン
ト
ッ
,
ル
U S A ) の 発色剤 を使用 した
,
トキ
ト
ー
,
ワ
オ
.
・
添加 して 各
に
タ ル ア
フ
ゾー2- オ キ サ 1
ン
都) を 用 い て
ル
・
各
a
水 酸化 ナ ト リ ウ ム を 加 え
l に 1N
m
.
F R G )
,
エ
こ
.
1)
U S A ) は
,
,
5 0 ℃ で1 0 分 反 応 さ せ た
,
メ
o
st a d t
チ ル に
.
展開液は ト
.
金 沢)
㍉
用濾紙 N
ー
ィ
タ
ン
ー
e e
東
,
e n yl
-
い
,
k
a u
し
P E A)
,
蒸留 水 お よ び 予 め 薬 物 が 混入 して
e
M il w
n e
( 3 ph
ン
ピ ル ア ミ
ロ
mi
東 京) で 均 質 に した 後 1 N 水 酸化 ナ
,
並び に 尿 0 3
,
T F A) ( ナ カ ライ テ
E P H )( 大
,
P T R)( 東 京 化 成
,
( 2- p h e
ン
P P A ) ( A ld ri c h C h
( e p h e d ri n e
科学
ト
マ
l を 加 え 超 音 波 破 砕 器 ( ult r
m
.
調整 軋
に
酢酸
,
10)
ン
in
e nt er m
ル
ニ
ェ
ドリ
塩酸 2 5
.
ヤ
,
H lO
ar m
後
,
,
l に な る よう に 添
m
.
p
A
,
.
ers er
ず )
c al,
m
hy
p
グ
ン
mi
p
in
at og r a
e
r op
yl a
,
ェ
(p h
ソ
chr o m
ap er
硫 酸 A ( 昭 和 大 学 薬学 部 黒 岩
フ
チ ア ミ
エ
ニ
ー
大 坂)
,
塩酸 エ
,
(p
ー
ィ
リ
ク
ス
塩酸 M A ( 大 日本製薬
日 本 製薬)
D
トグラ フ
マ
ロ
M A
に
l) を 添 加 し
m
ウ ム 水溶液 0 5r山 を加 え再び超音波破砕器 で均質に した
約
ン
ニ
ー
定 量 分析
・
.
お よ び P P A ( 最 終 濃 度 1 F L g/
回 収 率実 験 に お い て は 最終 濃 度 1 5 ′唱/
れ を0 6 g 分取
覚 醒剤 や そ の 関 連 化 合物 お よび コ カイ ン の ス ク リ
た
っ
な い こ と を確認 した ヒ ト血 液 1 g
PE A
.
.
準 じて 下記の よう に 行
に
て い
っ
,
よ る 精密 分 析法
に
.
リ
Ⅰ
g)
ア ル
ュ
PT R
,
di s p
材料および方法
.
-
ニ
ボ㊥シ
ラ
シ
8}
抽 出 は 宇 根 ら の 方 法 お よ び 日 本法 医 学 会 薬 毒 物
の
血液 1g
.
上記 の ト キ
,
覚醒 剤 や そ の 関連 化 合物 の G C M S
.
本研 究 室 で は そ
,
溶液 を 作 製 し
ル
ー
で 同様 の 操作 で 分 析 し た
.
加 した
我 が 国で は 覚 醒 剤取 締 法 や 麻 薬 お よ び 向精 神 薬 取 締法
,
タノ
エ
2
EP H
.
等 で そ れ ら の 取 扱 は 厳 し く 制限 さ れ て い る が
3 77
テ ム
薬物の 入
考察
い て
つ
グ
ン
覚 醒 剤等
ン
ー
ニ
ー
検査 マ
ク
ニ
ー
更に
,
ス
救急 患 者 や 剖 検 試 料 か ら 見 た 犯 法 的 薬 毒 物 の 現 状 に
する
並
,
テ ム と し て 用 い て 実験 的 に 覚
ス
-
リ
び 5 伽 g ルl の
G C M S) に よ り ∴ 鼠醒 剤 や そ の 関連 物 質 お
,
ク
っ
た
;
PC
HPL C
,
p
a
キ
ス
ク
リ
ト レル
1 ) 血液 05
.
,
ー
ン
ニ
ー
グ
,
l
m
2) 血液
ト カ ラ ム 抽 出/
.
叩 p h e t a 堺i n e 、;-
a rg e
エ
ス
p
hi g
h
,
Mp A
er
C
,
hro
p e rf o r m a n c e
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yl e n e di o x i a m p h e t a :
to g
r
a
p hy
,
P EA
,
2
-
378
Ⅰ
局
救 急 患 者 お よ び 剖 検 試 料 か ら の 犯 法 的薬 毒 物 の 緊 急 ス ク
・
リ
1
対象 試 料
.
パ
等 の 患 者2 4 0 名 分 (5 3 8 検体)
液 等 を 対 象 と した
あ っ た (表 1 )
の1
,
分析 し た
男 性2 0 1 例 ( 4 0 6 検 体) ( 65 % )
.
2
た
っ
犯 法 的薬 毒物 の 目 録 ( 分析 対 象 薬 毒 物)
.
た
仙 )
覚醒 剤
ル
覚 醒剤 ほ 覚 醒 剤 取 締 法 に よ り メ
タ
フ
ン
お よ びそ れ らの 塩類と され て い る
ソ
タ ミ
ェ
ン
ン
ア
,
フ
タ
ェ
T
ク
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C
.
t
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2
3 ph
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ビノ
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ロ
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ド
メ サ
,
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,
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ロ
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プ
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ト
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ル
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頬
ル
チ
ド
ヒ
,
ロ
ドン お よ びそ の
コ
ポキシ フ
ソ
ェ
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フ
,
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ド ( D 1y s
ア ミ
覚醒剤管理 ハ
・
ドブ
ン
4)
ク
ッ
トパ ル
ン
薬物 が あ る
チ ア ゼ
ル
ー
ム
ク
ン
2 Ph
3 Ph
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ム
フ
,
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ペ
タ
ン
ゾ
シ
ソ
参 照)
ム
P yl a
m
.
パ ル
ピタ
慧㌔霊
オキサ ゾラム
,
1 6 ( 2 0)
1 2 8 ( 2 37)
1 0 5 ( 28 7)
NI
6 ( 6)
4 ( 4)
2 ( 4)
M
1 9 1 ( 2 08 )
1 41 ( 1 4 1)
5 0 ( 5 7)
2 0 1 ( 4 06)
F
l O3 ( 1 1 8 )
5 4 ( 5 6)
3 4 ( 4 5)
1 0 6 ( 2 1 9)
NI
l ( 1)
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.
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.
.
.
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.
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.
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3 ph
-
・
お
ィ ン
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.
p h e n yl e t h yl a m i n e ; P P A
,
薬物 が 指定 さ
)
2 7 ( 4 1)
0 01
e
_
e n s
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6 6 ( 1 0 4)
o 26
in
タ
di e t h y ト
ブプ レノ ル フ
,
6 4 ( 7 9)
e
0 32
e
,
ニ
ェ
ト リ ア ゾ ラ ム 等2 7 種
,
l O 2 ( 1 4 2)
.
yl e t h y l a
.
D M A)
,
Ⅲ
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Blu e
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Ⅳ
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ジ
ン
M D A)
,
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ジ ア ゼ ポ キ シ ド等2 3 種 の
ル
ロ
鎮痛剤 と して ほ
▲
トラ ゼ
こ
,
精神安定剤と して ジア ゼ
・
パ
ビタ
1 2 5 ( 1 38 )
.
e
e
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リ ジ
シ ク
ン
ェ
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メチ レ
,
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ン
メ
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ヒ
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ル
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ン
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A
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向精 神 薬
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S
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メチ ル
フ
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ェ
,
ソ
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N
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フ
カ
向精 神 薬
・
れてい る
C
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の
.
帖)
2 ) 覚醒剤原料
S
酢軌
ドリ
ェ
メ チ ル
法 律 で 指 定 さ れ た 向精 神 薬 は 睡 眠 鋲 静 薬 と し て
1)
T
ロ
L S D) 等1 3 3 種 の 薬 物 お よ び そ の 塩 類 が 指 定 さ れ て い る
,
4)
.
ミ
フ
ロ
コ
,
リ ゼ ル ギ
e
( 麻薬
分析 対 象 と な る 犯 法 的 薬 毒 物 の 明 細 を 以 下 の 5 項 目 に 示 し
エ
4 )1 1 )
,
mi d
ク
麻薬
キシ ア
ル
ニ
a
.
,
′
が 指定 され て い る
ン
テトラ ヒ ド
女性
,
ト
ソ
ル
ニ
ェ
ジメ トキシ ア
尿 お よ び 胃 内 容等 並 び に 本 学 剖 検 試 料 も 含 め
1 0 6 例 ( 21 9 検 体) ( 3 4 % ) で 1 例 の 男女 記 載 な し が あ
フ
,
誘導体
オ
,
ン
ミ
ドリ
ェ
麻 薬 と して
,
男 女 記 載無 し 7 名 ( 1 4 検 体) か ら
,
フ
3)
.
い て
つ
胃洗浄
,
男 性1 2 8 名 (2 3 7 検体) (5 3 % )
エ
ル ア セ
ニ
3 の 法 医学 教室 等 か ら 上 記 同様 郵送 さ れ た 剖 検 時
採取された 血 液
計3 08 例 に
次 救急1 2) 救 急 部
一
,
郵送 され てき た血 乳 尿
の
試料は
この
.
女 性10 5 名 ( 2 8 7 検 体) ( 4 4 % )
関 東以 西
ル
ロ
北 陸 お よ び 近 畿地 区1 7 病 院( 高次 救 急 5
で
覚醒 剤 原 料 と し て
ング
ニ
ー
(
J/
)
//
(
//
)
//
B
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,
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t rifl u or o a c e ti c a c id ; T L C
fl o
,
w
t hi n 1 a y e r
-
犯 法 的薬 毒 物 の 緊急 ス
よび
フ
レ
ビタ
タ ミ
ェ
ル
ー
ロ
ク
,
指定 さ れ て い る
ラド
が
ナ
ゼ
並び に 抗て ん か ん 薬と して は
,
パ
ム
お よび メ チ ル フ
,
精神賦括薬と して
.
5)
3
タ
ト
ー
ル
タ
ン
プ
で
濃縮 乾 国 後
に
導 入 した
トキ
1)
毒物 ス
シ
リ
ク
⑳
但 しテ ト
.
ニ
ー
サ テ
,
ロ
キ
エ
パ
ノ
ー
定量の
一
る
て い
ド
カ
ロ
ン
i
ナ ピ
ル
混 液 ( 8 5 : 1 5) で 抽 出 窒 素 ガ ス 気 流 化
15
.
品等 を 約 1 時 間 で
覚醒 剤
は
ク
リ
コ
カ
,
ル
ー
血 清 ( 血 液) 0 5
装 置 ほ 島 津 Q P-1 0 0 0
m
.
) を用
シ
テ
ス
ム
T)
に
よ る薬
T
た
い
a bl e
3
in e
3 ph e
対 象 薬 毒 物 と し て 約1 0 0 種 の 医 薬
,
グす る
ン
ニ
ー
イ
ン
,
シ
モ ル ヒ
準じて
抽出
,
2 血 お よび 尿1
∼
.
.
濃縮
・
展開
・
.
G C M S
で ある
テ ム
ス
5 血 を用い
∼
発色を 行
・
に よ る覚醒剤
-
.
25 m)
x
温 度 は 1 00 ℃
ム
カ ラ
.
m
8)
覚 醒剤 等 の 抽 出 は 宇 根 ら
検査
ュ
ア ル 町に
x
m rn
-
.
1 分 保持 の 後 1 6 ℃/ 分 の
で
っ
た
ずれ
い
.
マ
ニ
ュ
n
-
の
.
M
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m
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m
in
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Ph
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0 25
( F L g /d i s c)
0 5
.
1 0
.
.
in
3 Ph
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-
n e
-
,
十
+
+
+
十
±
士
十
十
±
±
+
十
=
±
+
+
十
⊥
土
+
十
十
一
e
yl e t h y l a
*
+
±
■
=
e n
向精 神 薬 は 酸
±
_
■
e
e nt er m
-
n e
e
2 Ph
方法お よ び 日本法医学会 薬毒物
準 じて 前記の よ うに 行
o nt e nt
ub st a n ce
0 1
向精 神 薬 等 の 定 性 お よ び 定 量 分
,
-
d
a n
-
,
,
ア ル に
発 色 も附
の
e ta
,
p
C
S
-
ニ
ま た は D B 1 (0 5 3
e t e cti o n li m
i t of m et h a m p h e t a r ni n e a m p h
h e d ri n e p h e n t e r mi n e 2 P h e n y l et h y la im n e
i n e b y T o x トL a b ㊥ s y s t e m
y ト1 p r O Py l a m
e
主 な犯
.
析
マ
お よび 日本電子
向精 神 薬 お よ び そ の 他 の 薬毒 物 の
D
.
,
-
ネ 等が 対 象と され て い
属の 薬 物 検 索表 と 照 合 し薬 物 の 定 性 分 析 を 行 っ た
2)
メ
ル
P
等 に 溶 解 し G C- M S 分析 装 置
.
る
ム
,
タ ノ
は C B P-1 (0 2
汀l
m
ス
ー
装 置 の 分析 条件
ム
カ ラ
ル
条 件 お よ び 分析 対 象 薬 毒 物
・
テ ム
ス
GC
.
を用 い ジ ク
ト レ
エ
G C- M S
.
ト⑧ ヵ ラ
ス
分 析 は 下記 の 条 件 で 行 っ た
ィ
グ
ソ
⑧
トキシ ラボ シ
法 的薬 物 の
ビス
ナ
ン
ラ ヒ
( 薬 毒物 検 査 用 T L C )
ボ
ラ
ー
装置
・
カ
大麻草の 成熟 した 茎お よ
,
誘 導 体 ほ 麻 薬 と し て 指定 さ れ
分析 方 法
.
イソ プ
が
ピ
,
37 9
性 ま た ほ 塩 基性 下
.
大 麻 草(
,
お よ びそ の 製品を い う が
ル)
ル の
ー
デ
ニ
ェ
ー
グ
ソ
ニ
ー
D X 303 & D A 5100 を用 い た
び そ の 製 品 ( 樹 脂 を 除く) を 除く
ノ
フ
ノバ ル
ェ
大麻
エ
,
ェ
ル
フ
ノバ ル ビ
Il)
大麻 取 締 法 に よ る 「 大 麻」 と ほ
バ
メ チ
等1 7 種 の 薬 物 が 指定 さ れ て い る
ル
ー
ロ
ソ
リ
ク
a
g
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F ig 1
.
M
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s p e c tr a
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3 ph
-
,
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( T F A) a n d a n al y z e d b y g a s c h r o m at o g r a p h y
e le c t r o n
i m p a c t ( E I) a n d p o siti v e
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c o n d iti o n s
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2
,
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P
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n e
;
3
2 ph
・
・
en
y I e th yl a
mi
n e
;
380
割 合 で 26 0 ℃ ま た は 3 0 0 ℃ ま で 昇 温 さ せ た
H
を用い
e
ii
た
っ
ガ
ー
b) を示 した
は
ス
装置 の 分 析 条 件 は 前 記 Ⅰ の 項 に 記 載 し た 条 件 と 同 様 に
い
TD
■
⑳シ
ス
テ
テ
ム
( ダイ
x
ム
よ る 向精神 薬 フ
に
ノパ ル
ユ
ビタ
ずれ も
⑧
x
シ ス
免 疫 測 定 法 (fl u o r e s c e n
あり
ニ
マ
,
ce
ト
ッ
東 京)
,
ol a ri z a ti o n
p
に準じ
ア ル
ュ
ポ
ナ
i
m
m
u n o a s say
F PI A) で
,
91
ラグ メ
フ
EP H
,
ある
で
ン
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,
る
い
A
,
と EP H
と 5)
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M
.
llO
は
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イ オ
ス
ー
は M A
およ び
お よ び強い
と EP H
マ
ス
ペ
ス
ま た 本 分 析 条件 で ほ P T R
.
A
,
ン
で検出さ
で検 出され た
と PP A
は 非 常 に よ く似 た
は 近 接 し た 溶 出時 間 を 示 し
よび EP H
が 見られ
ン
ペ
ス
ス
マ
,
こ
.
ク ト
A
,
れ
を示
ル
PE A
,
ク トル
お
での確
.
篇
成
Ⅰ
1
PC
.
ン
テ
た予備 P C
か
ワ
た
っ
グラ
ト
しか もス ポ
.
フ
ィ
用 濾紙 N
ー
o
お よび A
50 を 用 い
.
検 出限 界
の
ッ
10
0
5 0
G
を使
て トキ
っ
0
1 0
シ
ボ⑳発色
ラ
シ
≡
≡
た とき
っ
そ の 薄 層 支持 体 ほ 濃 硫 酸 で 酸 化 さ れ
,
\
円
使 用 出来 な
,
・
空
-
和
か
た
っ
2
M A
0 25
.
い
A
,
EP H
,
0 33
0 18
.
,
.
,
P T R
,
036
.
,
ずれ も 第 1
ス
テ
第3
ス
テ
っ
た
線 灰色
,
ほ 黄褐 色 で あ
巧
PE A
,
よる
に
.
ジ青
ー
第2
,
A
,
お よび E P H
浸 させ た方法 で
ン
A
,
E P H
,
.
,
P EA
た ( 蓑 3)
っ
.
R f 億 は0 8 0 で
の
P TR
,
ク に
ス
ジとも発色せ ず
ー
出限 界 は 1 0 〃g / デ
っ
た
ス
テ
であ
ク
ィ ス
.
載とほ ぼ同様で あ
第4
,
お よび PP A
で
F ig 2
.
2 および 3
,
た
っ
ス
C alib
.
定性 分 析
図1
に
体の
T
マ
M A
w
diti o
od e
ク
ス
& b) e
4
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マ
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M
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M
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0 27 3 + 0 82 5 Ⅹ
0
鍼
一9
0
即
0
0 224 + 1 38 Ⅹ
.
.
1 17 十2 2 0 Ⅹ
.
.
0 49 1 十1 10 Ⅹ
.
-
0 039 + 0
.
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7 60 Ⅹ
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7
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13 6
Y
.
.
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Y
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鍼
6 9
2 5
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Y
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弼
6
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2 9
-
9 6
Y
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8 1
2 3
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11 4
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M
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n
a n
5)
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g
e
9 3
0 0 17 + 0 4&5 Ⅹ
0 銚婚
5 6
1 8
-
3 25 + 0 2 1 7 Ⅹ
0 9 96
6 0
2 2
∼
10 6
0 0 3 4 + 0 44 1 Ⅹ
0 9 95
6 8
3 3
∼
11 6
0 04 2 + 0 655 Ⅹ
0 9 95
6 2
0 8
∼
11
0 9 94
5 9
3 0
∼
.
.
.
.
-
st a n
c
.
-
)
e
.
3 4
.
-
=
3
.
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li
e
e
.
.
.
.
.
.
.
.
0 00 4 + 0 23 0 Ⅹ
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
7
8 4
.
.
a r
d
m
e
th o d
.
in
t
I
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,
.
,
s u
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1 5 4 【M A
,
,
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/Z
M
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.
th
-
,
,
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n y l e t h yl a m i n e
P E A ) a n d M / Z l18
i n e P P A ) T h e c o n c e n t r a ti o n s (1
100
n e
t h e a x is of o r di n a t e s
EP H ; d P T R; e PE A ; f
m
m
m i n e ( M A) a n d
M A r el a t e d c o m p o u n d s
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-
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M A
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of
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0 44 5 + 1 82 Ⅹ
.
0
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e
.
n
C
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T F A
( E P H ) a n d p h e n t e r mi
A ) M / Z 1 0 4 ( 2- p h e
よ る精密分析
に
お よび P P A の T F A
R c g r e s s i n li n e C O r r el a li o n c
p
y】e tb yl a m l m e a n d 3 p h e n y トトp
・
en
・
ロ
M
d
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.
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A
,
f
,
-
1)
r a
c u rv e s
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m
.
覚醒 剤 や そ の 関 連化 合 物 の G C M S
.
o n c e nt
d
-
3
C
r a ti o n
c o m
検
.
結 果 は 薬物 検 索 表 の 記
こ の
.
10 0
…
M A- r el a t e d
.
ジ は 茶色 の 呈 色 を 示 した
ー
5 0
乍二十
享T
,
含
C O n
テ
_
10
≡
ジ
ー
あり( 表2 )
で
そ の 呈 色は第 1
,
テ
ス
最 小検 出量 は 標 準液 を デ ィ
.
0 5 〟g で あ
∼
.
カイ
コ
M A
,
ずれも 0 25
い
た
っ
0
二
ジ淡帯
ー
結 果 ほ 薬物 検
の
.
再 現性 に 問 題 は な か
む
d
呈 色は
.
テ
ス
淡赤 紫 色 の 蛍 光 お よ び 第 4
M A
100
値は 各々
Rf
の
グ
ン
ニ
ー
.
∼
こ の
,
リ
ク
お よび P P A
ジ 黄 色 ( 中心 部 黄 褐 色)
ー
ス
お よ び0 1 9 で あ っ た (表 2 )
0 26
,
)
ム
テ
ス
索 表 の 記 載 と ほ ぼ 同様 ( 標 準 Rf 値 + 0 0 4 以 内)
各々
_
上
.
T L C ( ト キ シ ラ ボ⑧シ
.
5 0
「]
・
ミ
テ ムで
ス
-
行
ニ
十
_
10 0
=
P E SIL
ン
マ
ー
ト が 広 が り 分 離 も 非常 に 悪
ッ
.
ト
-
1 00
では 蛍光試薬を用 い て も M A
1 0 ノ咽 で あ
∼
た
っ
マ
ロ
=
「: ア
ン
よ る 予備 試 験
に
東洋 ク
ク
ッ
ニ
ー
定五 分 析
・
および TL C
ア ドバ
ほ5
2 00
覚醒 剤 や そ の 関 連化 合 物 お よ ぴ コ カ イ ン の ス ク リ
.
グ並 び に 定 性
2
l18
ベ
では
P EA
,
トイ オ
ソ
お よ び P T R で 見 られ 各 々
/Z
M
.
および PP A
は M A
して い た ( 図1 b4
血 清5 恥1 を 用 い て 自動 的 に 分 析 さ れ
,
/Z
M
.
らの な か で M A
測定 原 理 は 蛍 光 偏 光
の
イ オ
ス
ー
強度を示 して
ン
れた
T D
ベ
1 54 ほ M A
/Z
M
,
検出 され
で
イ オ
定
ル の
ー
量
た
例 えば
.
PP A
.
3)
.
そ の 構造 の 類似性か ら 共通 の
.
る
た
っ
l/ 分 で 行
m
リア
ャ
M S 装 置 の 分 析 条件
.
M S
行
そ の 流量 は 20
,
キ
.
st & n
d
a r
d
s u
b
st a n c e
Y3
,
-
ph
e n
y トトp
ro
py l
a m
i
n e
);
e
犯法 的 薬毒物 の 緊 急 ス
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T
5
2 ph
R
・
of
e c o v ery
yl e t h y l a
e n
-
mi
n e
m e th a m p h e ta m i n e
d 3 p h e n y ト1 p r O p yl a m i n
,
an
-
-
A b
S u b st a
s ol u t e
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A
m
ph
m rl e
p h et a i
by G C M S
a m
e
m
e ta
e th o d
mi
d
U ri n
■
91
7 6 3 士1 1 9
8 2 4 士1 1 3
90 3 土12 8
9 4 0 士7 7
87 6 士9 4
8 8 0 ±8 3
9 1 9 士5 4
93 1 士7 1
8 0 3 ±7 8
8 4 6 ±0 6
yl
M
1 Pr
O
-
e a m
al
v
mi
n e
p yl
a
n e
(% ) 士 S D ( n
u e
6)
=
,
.
.
.
154
91 ; E P H
110 ; M A
,
a bl e
行っ た
ドで 絶対検 量線 法 で行
い
ずれ も 1
い
.
100 p
∼
m
o
V
pl (
/
ol
n m
相関 を 示 し た ( 表 4 )
間で あ っ た
の
11 0
,
,
D
ru
N
a r c oti c
d et
g
とき の ば ら
この
.
きは平均 で 6 6
つ
検 出 限界 は M A
約01p
で
.
種 の 薬物 も 同 様 で あ
た
っ
m
面
6 8 %
∼
( 約 2 0 p g )/ p l で あ り
ol
た
そ の 他5
,
101 %
の
回収率で あ
た (衰 5 )
っ
.
1 01 %
∼
.
,
6 3 % (P T R )
98 4 %
P rir n
ヒ
*
前
P
尿 中89 0 %
.
,
1)
トキ
シ
ボ
ラ
テ
シ ス
に
ム
よび A
明 らか な
の
G C- M S
2)
よる
ス
よ る 覚醒 剤 の 定 性
に
ペ
ク トル
が 得 られ た
濃度 ほ 血 液 中 で 各
お よ び 4 6l
.
Ⅱ
.
a ry
.
/g
ol
で
リ
ニ
リ
シ
ラ
ボシ
・
ン
グ
ス
テ
で
M A
お
ス
ク
リ
ニ
特徴的な
の
□m
/
Ol
g
,
マ
および A
ス
,
こ
述べ る
1
.
ある ェ
た
P
ent o
尿 中で 各々
2
4
m
2
z ep a m
1
az ep a m
1
m
1
x a z ep a m
r o d u c ts
p
of
グお よ び G C M S
N
び覚醒剤原料の ス ク
1つ 救 急 患者 試 料 か ら の 分析
m
e th a m
p
h et a mi
g
s
er
mi tt e d
ラ
ボ⑧
n e
e
d
ru
p
l e g ally
J
in
ap a n
are
.
カイ
コ
ン
に
フ
,
ェ
シ
示 した
シ ス
テ
分析シ
ス
テ
つ
い
リ
ー
ニ
ム
に
て 以下 に
ン
グ
お よ び G CェM S
ム
等
.
ノバ ル ビ タ
を検出 した
る)
カイ
コ
ク ゴ
M S
h
い
ニ
ン
ン
ル
ー
等 の 法律で 指定され た
.
は 46 歳男 性 暴 力団 員 の 尿 中か ら そ の 代 謝物 で
メ チ
エ
ル
確認され た
で
で
ス
ル
テ
これ
.
と 同時に 検出され た
債 の 主 な1 0 例 を 蓑 7
が血 液中に 約 30 描/
マ
こ
.
れ らほ
は 自 殺企 図 で 9 隋 の ビ ル か ら 飛 び
麻 薬や 覚 醒 剤 の 使 用 が 疑 わ れ た 例 で あ っ
,
.
相当 した
ジ
ン
とプ
ロ
.
示 した
に
い
つ
そ
メ タ
トパ ル ビタ
種検出
・
ー
,
ル
ジ
が 検出され た が
っ
た
ジ
.
ャ
ー
ト ラ
例2 は
ン
.
歳 の 男 性か ら で あ っ た
メ
ジ
単独で ほ 治療
こ
,
れ
の ク
ー
らの
ビタ
トラ
ン
ル
およ び
m
.
ー
ャ
ロ
ー
ル
レ
ベ
プ
ロ
薬 を 多 量服 用
ル
ー
お よ び 7 9 恥 g/
.
低濃度の
,
ア モ バ ル
が 各 々血 液中に 17 0
,
そ の 定量
.
ノバル ビ タ ノ
ェ
キライザ
ン
測定され た
フ
l の 濃度 で 測 定 さ れ
m
他メ
さらに
て 定量 し た
.
の
し た 自殺 企 図例 で あ
で 測定され
向精神 薬 お よ
ご
U
a r bit al
例 1 は4 7 歳 の 女 性例 で 指定 向 精 神 薬 の
.
,
b
前 記 検 出 さ れ た も の の う ち1 8 例 に
.
れ ら の 中か ら 犯 法 的薬 毒 物 に 関 す る 成 績 に
麻薬
麻薬の
の
よ り 救 急 患者 お よ び 剖 検試 料 か ら 計4 4 種 の 薬 毒 物 を 検 出 し た
が
15
o b a r b it al
m
降 り 受傷 した も の
および A
.
ン
c as es
*
g
分析 した 成績 を 表 6
GC
.
定量分析
お よ び 6 03
あっ た
で
麻薬の
ム
ング
前記の T L C
ru
e n o b a r bit al
P s y c h o t r o pi c
ル に
ー
of
er
向精 神薬 9 種類 お よ び E P H ( 覚 醒 剤 原料)( 風邪 薬 や 咳 止 め 薬 に
.
救急 患 者 お よ び 剖検 試 料 か ら の 犯 法 的 薬 毒物 の 緊 急 ス ク
ー
b
u m
g
A
r eS e nt ed
含ま れ て
ま た ∴ 定量 分 析 で ほ M A
.
弧4
々
n m
ク
ニ
ー
トが 検出 され た
ッ
ギ 血 液 お よ び 尿 両者 か ら M A
ウ
サ
50 7
ポ
ス
d r u g s a n d p ri m a r y
ni e d e t e c t e d i n t h e bl o o d
e di c a
l c a re
m
N
救急 患 者24 0 名 か ら ト キ
れ らの 結果か ら前記の 方法
こ
ウ サ ギ血 液お よ び尿両 者か ら ト キ
ス
∼
ウ サ ギ 血 液 お よ び 尿 か ら の 覚 醒 剤 の 分析
.
m
y
C h o t r o pi c
∼
あっ
で
.
で 6 種 の 薬物 が 同時 的 に 定 量 分析 で き る こ と が 証 明 さ れ た
4
e n c
g
p Sy
et a
,
ph
.
∼
.
また 内部標準 法 で も血 中で 90 3 %
.
7
尿 中 か ら は 82 4 %
,
s
そ の 結果を表 5 に 示
.
絶 対検 量 線 法 で 血 液 中 か ら の 回 収 率 は
間で あり
g
.
記 の 方 法 に よ り 抽 出 お よ び 分析 を 行 っ た
の
ern er
u
o c ai n e
O
,
8 臥5 % ( M A)
in
E st a z ol a
とほ
.
l に な る よ う に 各 薬 物 を 添加 し
m
.
e th a m
E p h ed ri n
.
.
u
N it r
.
回 収 率 ほ あ ら か じ め 薬物 が 混 入 し て い な い こ と を 確か め た
した
dr
D ia
8 1%
∼
.
m
T ri a z ol a
.
ト 全 血 お よ び 尿 に 1 5 〃g /
.
ect ed
Ph
.
.
ぼ同 様 の 成 績 で あ っ た ( 表 4 )
ク の
ー
dr
of
P s y c h o tr o pi c d
0 998 で よ い
∼
ま た 内部 標 準法 の そ れ も 平均 で 5 6
.
および
絶対 検 量 線 に お い
.
.
れ ら
こ
.
l) の 間 で ピ
m
.
a r c o ti c
u ri n e
内部標準 法で も
,
そ の 面 積 値 と 絶 対 量 の 間 の 相 関 係 数 は 0 月9 6
,
た
っ
また M A
.
を 内部 標 準 物 質 と し て
て P P A
積値と絶対量の 間に 直線関係が認め られ た
て
118
,
.
等 6 種 の 薬物 の 検 量線 を 図 2 に 示 し た
等に つ
A
1 54
,
N
.
a nd
58
,
6
r od u ct s
p
C
ー
.
.
.
定 量 分析
モ
.
.
.
.
.
P T R 154
;
,
.
.
.
.
.
.
.
.
.
れ ら各 薬 物 で の 主 要 な 分 子 お よ び フ ラ グ
こ
.
.
.
.
101 士13 8
.
.
.
.
.
mi
.
.
.
.
,
M A
e
nt er min e
yl e t h yl a
定量 分 析 は SI M
U ri n
8 9 0 士1 0 2
91 ; P P A l l 乳 1 1 7 9 1 の よ う に な る
2)
e th o d
m
96 3 ±1 0 8
e n
,
s t a n d a rd
Bl o o d
e
.
.
.
e n
l O4
,
97 0 土12 2
.
.
.
132 ; P E A
,
n e
n
8 8 1 士1 1 2
.
e
( M / Z) を 示 す と A 1 4 0 1 1 8 91
ン
mi
er
edr
i ne
-
8 9 5 士9 7
n e
T
トイ オ
n al
t
e n
c ol u m
⑳
97 7 士12 8
-
ソ
I n te r
h
p
,
x t r el u t
1 0 1 ±5 4
-
メ
E
g
99 4 士1 1 6
in
m
3 Ph
.
e d ri n e
ph
e
u si n
98 4 土9 0
h et a
2 Ph
認が必要で あ っ た
3 81
,
-
c a lib r a ti o n
グ
ン
94 7 士8 4
E ph
Phe
,
ニ
ー
8 1 8 士7 6
a m
p
*
リ
n c e
B lo o
M
ク
ベ
ン
l の 濃度
キ ライ ザ
ー
が 2
自殺 企 図 で こ れ ら の 薬 を 多 量朋 用 した 2 9
.
例3 は
ペ
ソ
トパ ル ビ タ
ー
ル
,
フ
ニ
ノバ
382
A n al y si s of p s y c h o t r o pi c d r u g s
T a bl e 7
d e t e c t e d i n th e bl o o d a n d u ri n e i n e m e r g
a nd
・
y
p
ri m
ar
y
ed i c al
m
r od u ct s
p
。
S
,
A ge
e x
D
r u
F
29
M
F
17
7
0
0
F
53
P h e n o b a r bit al
P r o m e t h aL Zi n e H C I
C h l o r p r o m a ヱirl e H CI
L e v o m e p r o m a zi n e H C 1
・
6
.
7
.
8
.
9
.
lO
ビク ノ
メ
タ
ジ
ン
ル
ー
カ ル バ
,
が検 出さ れ
1 2 お よ び1 0 で あ
・
に
.
マ
lO
ゼ
ピ
各
,
た
っ
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o b a r bit a1
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濃度 ほ 2 2
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約 4 日後
軽快転 院 した 例 で あ
l の 濃 度 で 測定 さ れ た
( 日 本 で は 市 販 さ れ て い な い) が 検 出 さ れ た
6 7 歳 男 性か ら
of
in
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更 に 服用推定 約
.
9 で ほ 痩 せ 薬 を 飲 ん で 本 当 に 痩 せ て き た 患 者 試料 か ら フ
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例 8 で は 自殺 企 図の 2 1 歳 男性 か ら ア
が 血 液 中に 1 3 伽 g/
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.
濃 度が 測 定 さ れ 各 々 1 6 6 お
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P
例 7 ほ 睡 眠薬 を 飲 み 過 ぎ た と 推 察 さ れ た3 8 歳 の 女 性例 で
血 液中お よび 尿中ア モ パ ル ビ タ
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3 日後 に 血 液中ア モ パ ル ビ タ
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.
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両 者の 併用 に 切 り替え た
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等 計 4 種 の 薬 を 多 量服 用 し た 自殺
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例 4 は5 3 歳 の 女性 が フ
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薬物を 疑 い 血 液 吸 着剤 還流 ( 活性 炭吸 着
) を行
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例は母 親 とけん か を し
例 8 は 自宅 で 昏睡 状態 で 発 見 さ れ
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例 5 は5 0 歳 男 性 が 投薬 を 受 け て い た フ
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,
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剖検試料か ら検出され た薬物を 表8 に示
.
検 出された薬物 は フ
ニ
ノバ ル
剤原料に 指定 され て い る E P H
ビタ
ー
ル
等 向精 神 薬 4 種 と 覚 醒
で計 5 種 で あ
っ
た
.
こ
れ ら の薬
物 を 含 む事 例 で 定 性 的 に 検 出 さ れ た1 9 例 の う ち 定 量 ( 複 数 の 薬
犯法 的 薬 毒物 の 緊 急 ス
物が 検 出 さ れ た 場 合
部 の 薬 物 を 定 量 した 例 も 含 む) さ れ た
一
,
もの は1 7 例 で そ の 主 要 な 9
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ル
の
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者で
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対 象3 08 例 中覚 醒 剤 陽性 が 疑 わ れ た 場 合 お よ び 依 頼 さ れ た 例
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は3 3 4 0 お よ び4 3 歳 で あ
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対 象2 40 名 中覚 醒 剤 陽性 が 疑わ れ た 例 お よ び 検 査 を 依 頼 さ れ
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,
7 ま で い ず れ か ら も検 出 さ れ 生 前 の 状 況 と
他睡 眠剤 の
で
ー
と 疑 わ れ る 発色 が み ら れ た 場合 お よ び 依頼 者 か ら 要 請 が あ
・
およびア
ル
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5 例数え られ た
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例に
ク
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1 5 例 ( 男1 1
女 4 ) か ら覚 醒 剤 が 検 出 され た ( 蓑1 1)
,
48 歳 の 範 囲 で
4
20 歳代は 7 例( 男5
,
女 1 ) 4 0 歳 代 は 3 例( 男 2
,
,
り血 液中 M A
1 2)
報告
の
女 2)
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∼
・
.
れ ら1 5 例 の 中 で
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は 4 例 (男 3
は 1 例( 男 1 )
女1 ) お よ び 軽症
,
女1 ) で あ っ た
,
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a h
to
d
h e t a mi
10 0
67 2
.
-
p
Blo od
U ri n e
.
.
10
a m
13 7
30 9
560
.
7
h
Blo od
U ri n e
S C
.
.
5
et
14 3
76 8
591
.
3
o n c e n t r a ti o n
Blood
U Ti n e
S C ■2
.
2
C
s u
os
fr
o m
th
d d e nly d
pi t al
.
e
bl e
e ad
d
e
di n g
u r
・
in g t h
e
by
h E m Ol/ 1 0 0 g ( 皿l)) of
e n
M
M
.
上
.
た ( 例 3 は 測定
っ
覚 醒 剤 は 中 枢 神経 興奮 薬 と し て 知 ら れ て い る
覚醒剤の 摂取方法ほ 注射に よ る経
of
一
考
ル
.
また
n a ti o n
経 口 服用も考 え られ る
.
ほ歴 史的に P C
,
,
例 2 お よ び 3 ) で そ の 服用が明 ら
さ ら に そ の 他 2 例 ( 例 1 お よ び 4 ) の 胃 内容 も 高
・
暴 力 団貞 ま た は 元 暴 力 団 員 と 判 明 し て い
.
るが
い
2 例( 蓑1 1
ベ
ベ
レ
▲
して い
,
中等度 レ
l
かで
永田
,
( > 恥 m ol/1 0 0 g ) は 6 例 ( 男 4
ル
記の 致死
定量分析 に よ
.
.
は 4 例( 男 3
,
た
っ
ベ
3 〃m
∼
/ 1 0 0 g)
/ 1 00 g )
2 〃m
0 3 〃m
∼
・
( 0 Ol
レベ ル
女1 )
,
静脈 投 与 が よ く 用 い ら れ て
∼
30 歳 代 は 5 例 ( 男
,
0 1 2 3 〟 m Ol/ 1 0 0 g の 範 田 で
∼
.
分類 で ほ致 死 レ
重症
,
(0 2
ル
の
濃度ほ 14 3
の
女 2)
,
年齢は23
.
.
.
.
n e
A
m
p
h et a
min e
犯 法的 薬 毒 物 の 緊 急 ス
また
ほ)
る
.
15)
要し
㊥
キシ ラ ボ
シ ス
分析 で き る シ
リ
ク
ニ
ー
ア
,
され て い た が
( hi g h
ー
ィ
x
,
m
u n o a ss ay
7 28)
RI A ) 2 )
テ
シ ソ
る
EI A )
,
および
や 電子捕獲検出器
ス
a
26)
li q uid
25)
)
b
ッ
ch r o m
at o
e
m
u lti p Ii e d
東京) も ス
i
m
リ
ク
m
ニ
m
e
y
,
日本
,
グ等に 使用さ れ て い
ン
ィ
ス
トが
ポ
ッ
用 濾紙 N
ー
o
テ
ン
5 0) を 用 い た P C
.
東洋
ク
ッ
を 試み た が
広 が り 分 離が 悪 く 検 出感 度 も 良 く な か
ら こ の P C の 使 用 を 断念 し た
しか し
.
T LC
,
ク
在 で も 良く 使 わ れ て い る
そ こ で 本研究で は
M A
,
テム の
32}
た こ と等か
っ
法は易操作 高価
,
一
テ ム に
着 目 した
SI M
よ り欧米で
締法 等 に
標 準覚 醒 剤 等 の 入
しか し
.
既存の
の
たトキ
っ
シ
我 が 国に お い て は
,
デ
トキ
⑧ シ
ラ ボ
シ
トキ シ デ
ス
ィ
表と略同様の
ス
ク に
Rf
を用 い 種々 の 濃度 の M A や
ム
テ
添加 し
,
展開
,
を 開 発す る必 要が あ
ク
ス
ィ
本研究室で ほ覚醒剤や 麻薬の 使用 が許可 され て い る の で
.
カイ
コ
っ
,
等を
ン
発 色 さ せ た と こ ろ 標 準 の 検索
・
値お よ び呈 色 で 検出 され
そ の 限界は 各
,
々
約
0 5 およ び 1 恥g ま で 明 らか な反応を 認め る こ とが で きた( 表 2
.
.
お よび 3)
こ の
.
トキ シ ラ ボ ⑧ シ
体) と い う 欠点 が あ り
比較 的 短 時 間 ( 5 0
な 薬 毒物 の
らか に な り
ス
ニ
ー
グ に 適 して お り
ン
本研究 の 分析 シ ス
,
テ
T L C 法 ほ 前記 の 長 所 は あ る が
感度 も
ー
フ
ィ
は 高 価 ( 約3
ム
ム
の
一
つ
吸光 度 を 示 さ な い た め
と され て い る が
感度 を 向上 さ せ た 研 究 が 行 わ れ て
よ び 高 山 ら2 9) の 方法 で あれ ば 4f
とが明
と し て 使用 し た
とか ら
こ
かわ
に
連 の 薬毒物に 多く使わ れ な い
23)
こ
分 離能 が ま だ 不 十 分 で
,
す なわ ち G C や H P L C
覚醒 剤 等 の
しか し
.
有用 で ある
,
一
般 に 約 1 /J g と あ ま り 高 く な い
ー
5 0 0 円/ 検
,
る
い
6 0 分) に 分析 が 可 能 で 覚 醒 剤 等 を 含 む 広 範
∼
ク リ
テ
ス
我が 国で は普及 が 遅れ て
,
い
っ
0 1p
の
,
他の
ク
ロ
マ
る2 3)
.
H
ay ak a w
( 遊 離塩 基 と し て 0 6 p g )
る 長所 ほ あ る も の の
,
そ の 特異性は 十分と ほ 言え な い
一
.
方
ク リ
定性
お
一
る
分析 が 可 能 で あ る こ と か ら迅 速 ス
は広 く 使 用 さ れ て い る
ない 、
.
,
ー
ニ
ン
グ と して
我が 国で ほ ま だ広く
_ の 方 法 も 抗 体の 特 異 性 と
こ
リ
して の特徴
一
卜
て
すなわ ち化学
( 立 体) 構 造 の 類 似 し た 化 合 物 と 交差 反 応 を す る こ と か ら
,
もし
ン
ア
フ
ー
ス
ニ
テ
と して
ム
ス
れ が 分析 シ ス テ ム
こ
.
ともに 検出
TLC
,
H
,
ボ
た
っ
.
更に
および
実験 的
,
方 法 は 覚醒
こ の
詳細な デ
,
テ ム
シ ス
定量 され
・
っ
ま た ほ G C- M S
た もの を
記載 し
タ は
ー
r
本シ
,
テ
ス
ほ
シ
と HP LC
ラ
に
は 包括 的
で
ム
々
.
救 急 医 療 に お け る 中毒
,
ボ㊨
シ
テ ム) に
ス
よる
ス
よ る 分析 を 組み 合わ せ
に
ス
.
ク リ
結果を 報告す る 体制 で 行
,
それ ぞれ個
ろ に 特徴を 有し て い る
35一
p le
e
T L C ( トキ
,
グお よ び G C
ン
H P
36)
u nd e
っ
ェ
ル
ニ
ー
グは 2
ン
∼
た と 報告 して い
タ ミ
ン
類
オ ビ
,
ュ
て 尿試 料 を 対 象 と し て
ン
ゾ ジア ゼ ピ
ン
類
イ
ン
お よ びそ の 代謝物
ベ
,
ト類
ー
と して用
コ
,
カ
薬毒物に
つ
い て
,
テ ト ラ ヒ
分析 シ
ス
ド
,
ン
ナ
パ ル
を 開発 し
ム
テ
カ
ロ
.
ら3 7 ) は 法 医 剖検
シ ラ
a
ボ A
2
ト類
チ
カ ラ ム
ド) で 分 析 した
ー
煩
系 お よ び
テ
ム
い
TL C
ス
ト 塀 等2 7 9 種 の
ー
U lt r
ュ
ほ独自で開発 した複数の
ら
や HP LC を シ
レ
ら トキ
ビ
よ る迅速
.
G ib b
っ
結果
とが 明らか に な
よ うに これ まで
3 時間 で 完了 し
欧米で
般的と な
て
っ
定 量 分析 を 組 み
・
ト キ シ ラ
救 急 患 者 の 血 液 や 尿か ら 分析 し た
,
テ ムに
ス
よ
.
.
覚醒 剤 を 投与 し た ウ サ ギ
,
煩 似化 合 物 だ け で は な く
の
定 量 分析 で き る
・
た が 向 精神 薬 や 麻薬 等広 範 囲 の 薬 毒 物 に 応用 が 可 能 で あ
ー
てい る
,
の
ら
る
る
て い
い て
およ び A
こ
他の
,
,
方法ほ迅速性並びに 正 確な
つ
そ
.
正イ
,
るが
で 検出 さ れ た
ボ⑳シ
こ の
.
こ
て
ル
ベ
ラ
シ
分析 シ
十数 分 で
しか し 試 薬 が 覚醒 剤 等 を 含 む た め 輸 入
.
できな い シ ス テ ム もあ り
ク
∼
と 同 時 定性
系統 的に 分 析 しよ う と し た と
てい る
れ ら 易操 作性 お よ び 数
試 みた
目 的 に 合わ せ た 分析 法 で あ
テムとな
こ
っ
こ の
.
ピ ッ
,
キ
を 開発 し た
ム
テ
両者 で M A
剤お よ びそ
なか
,
更に
ス
分析可能 である
に
報告
,
して い
-
実験的に
G C" M S
であ り
,
定量 性 を 有す る 特徴 を 持 っ
・
試料で
の
が必 要なく
ス
ト
レ
本法 に よ り E P H P T R P E A お
.
と し て 使用 で き る か ど う か に
ビノ
,
.
本報 で は
ト
添加血 液か ら の 回
も 十 分実 用 に な る と 考 え ら れ た
,
ス
G C- M S ( E I
,
グ お よ び G C M S に よ る 精 密定 性
ン
ニ
ー
合わ せ た シ
特 異 抗体 を 用 い た E M I T F PI A や R I A は 抽 出操 作 等 の 前処 理
現 在 で は 市 販 の 専 用 の 機 器 で 自 動分 析 で き る シ
い て
つ
キ
エ
そ の 検出 限界は 約
.
い て
つ
と同 レ
や A
の
良い 回収率
に
も M A や A
M A
,
ない
.
そ の 検出
,
ベ ル
と A
て い
っ
い て
以上 の よ うに
G C- M S
また M A
つ
に
E P H 等に
等の 代謝物を 同時 に 検 出で き
,
の
は行
い て
と が 示 され
L i11 s
.
つ
字振 ら は M A
.
i c al
m
と 宇 根 ら8)
.
を示 L た
感
m
ol
2 4)
ら
a
化 ( ch e
ン
内 部標 準法 で 1 0 1 %
,
結 果 9 6 5 % ( 内 部標 準 法) と ほ ぼ 同 レ
の
ク リ
覚醒剤等を誘導体化
,
および M A
ら3 ユ) は 唾 葬 され
a
.
また 標準 M A
,
.
学 的緊 急 分 析 を E M I T
特徴的な 強い
る
い
あり
で
ki
uz u
で 分析 で き る こ と を 示 し た
法 に よ り 分析 した
ト
は
,
H PLC
.
ド)
ー
が
る
,
m
8)
分析も基 本的 に は 字振 ら
( 約2 0 p g)/ p l
ol
m
.
に
.
ド]
収 率 は 絶 対 検量 線 法 で 89 5 %
検出
t
て い
度で 検出可能 と され
っ
検出モ
ン
こ
試薬 の 入 手 は 不 可 能 で あ る た め
K oji
ト㊥ヵ ラ ム を用 い た方法に よ り抽出 し
ー
覚醒 剤 取
,
モ
ー
感度 は 1 0 p g / 2 〟Ⅰ と 報 告 し て
シ
環 と し て 覚醒 剤 等 も 同 時 に 同様 に 分離 分 析 で き な い か
重水素標識 A
々
また
.
ら3 4 ) は ヒ ト の 毛髪 か ら G C / C I M S 法 で 分 析 し
,
その 他
,
お よび S
S
u z uki
C l) 法
,
よび P P A
ス
33)
ら
a
.
ら3 2) は 各
ara
m
n
を原
分析
.
K oji
,
た 骨 の 骨 髄 か ら G C- M S [ 化 学 イ オ
っ
薬物に
ス
宇振 ら
,
ら2 2 ) お よ び H
o
.
1 97 0 年 に は
,
ら抑 の 報告が あ り
ei
a m
8)
ら
ara
ある
で
io n iz a ti o
オ
包 括 的 な 薬毒 物 分析 用 と し て T L C
l
と の 検討を ま ず試み た
い
H
▲
5 年た
等の
.
⑧
理 とす る トキ シ ラ ボ 薬物検出シ
,
31)
確 認試
こ の
.
て 血 液試 料 か ら 覚 醒 剤 の 分 析 が 始 め ら
っ
等 の 多数の 報告が ある
Ch
ル
マ
Rf 値も 明 らか に され て い るもの が 多い 等の 理 由か ら現
毒物 の
し
永田ら
ト
ロ
な 磯器 が 不 必 要 お よ び 比 較 的 広 範 閏 の 薬毒 物 に 適 用 が 可 能 で 薬
グラ
よ
に
我 が 国 で も1 9 7 3 年 に は E
.
細
ら
本報 で の G C- M S
グラフ
た
れた
法は1 96 7 年 頃 か ら 始 め ら れ
21)
o n n ic h s e n
.
本研 究 は 予 備 試験 と し て 濾 紙 ( ア ド バ
確 認 試験 が 必 要 と な る
の
を 内部 標 準 と し て 使 い 分析 し た
n zy m
(E M I T
G じM S
こ の
ら
,
u n o as sa
38 5
グ
ン
陽性の 場合は 他の 方法で
ト
p hy
ra
や 酵 素 免疫 法 ( e
u n o as s ay
ー
g
マ
ロ
ニ
ー
験 と し て 現 在 最 も 同定 能 を 有 す る 方 法 が G C- M S
B
ス
も 分析
で
高速 液 体 ク
,
放 射性 免 疫 検 定 法 ( r a d i oi m
,
,
ト
現 在 で は G C- M S
,
そ の他
.
a n c e
ダイ ナ ボ
,
e n zy m
ーS y v
ク
ッ
e rf o r m
p
2 3} 2 4)
F PI A ( T D
HP L C)
血
,
28)
2 1 12 2 )
が 同定 法 と して 用 い ら れ て い る
グ ラ フ
中で
の
覚醒 剤は 以前 に は
ず れ も 特異 性 が 劣 る の で
い
,
また
.
1 8 )l g )
水 素 炎 検 出器
,
5 時間 を
TLC
,
リ カ 合 衆 国 等 で 包括 的 な 薬 毒物
メ
グ に 用 い ら れ て い るれ
ン
また
・
∼
リ
比較 的 簡 便 で 約 1 時 間 と や や 短 時 間 で
,
で
テ ム
ス
で分離 され
GC
は
ム
テ
晩更に 4
一
で も 3 時 間 前後 を 要 す る
TL C
,
で は前処理
分析 時 間も P C
,
ク
,
.
臨 床 患者 お よ び 工 業従 事 者 の 尿試 料 か
,
ブ で 抽 出後
トリメチ ル
シ
リル 化 し
を用い て G C M S 通常 測定 (
ス
キ
ー
ュ
こ の ス ク
パ ル
.
ビタ
,
-
ー
ル
リ
.
一
首
ソ
グは ア
ッ
プ
ェ
ヤ
タ ミ ソ
ノ
.
塀 等1 4 0 の 親物 質 を 含 む 43 0
の
ン
キ
類_
,
,
ー
オ
化 合物
襲
撃
払
塾
臥
墓
3 86
を 対象に 行
てい る
っ
以上 の 分析シ
リ
い
ニ
ー
たシ
レ
コ
り
グお よ び G C M S
テ ム
異な
,
ある
とな
い
て
っ
や酵素免疫法 に よ る迅 速
る
現在 の
.
グラフ
ロ
っ
ク
3T)
技術 で は G ib b
ら
の
よう
た 性質の カ ラ
林田ら
,
38)
を 同時 併 用す る な ど の 工 夫 も 必 要 で
ム
は 多 波長 U V
で50 分を 要 し
ー
ィ
用 い た 薬物 同定
シ
東 京) も市 販 さ れ て
い
同定 の た め の デ
,
よ
に
そ の 分析 時 間 が 1 回 の ク
,
更に 極最近
.
テ ム
ス
検 出器 付 H P L C
,
ム
ラ
ドラ ボ ラ ト リ
る が そ の 性能 に
ッ
つ
ス
マ
H PL C を
カ ラ
( 日本バ イ オ
ロ
処理 に も時間
タ
ー
て
っ
イ
チ
ッ
ズ
ー
前記の よう に T L C
,
テ ム と L て 分析を行 い
た
の
包 括 的薬 毒 物 の 緊 急
シ
ス
リ
ク
ス
と GC M S
を 組み 合わ
-
救急患者お よび 剖検試料か ら
,
ニ
ー
グ に 適 用 した
ン
犯 法 的薬 毒 物 は 昭 和2 6 年 第 二 次 世 界 大 戦 直後 以 降 の 覚 醒 剤 の
流 行 期( 昭 和2 9 年 頂 点 ) ( 第 Ⅰ 期)
イ
ン
激増 期 お よ び 大 麻 や
カ
コ
イ
ン
- ) 2】
ある
犯法 的 覚 醒 剤 の 流 通 状 況 に 閲 し
,
ベ
ル に
対し
に
,
.
「 品 不 足 気 味」
「 だ ぶ つ き 気 味」
,
.
で あり
.
,
と回答
「特 に 変
,
覚 醒 剤 犯 が 沈 静化 に 向
て い る と は 即 断 で き る 状 況 に は な い 3) と い う 報 告 も あ る
っ
方
一
ある
ヘ
,
特に
.
ロ
コ
年 に は 68 8 K
.
ン
イ
ン
や
カ
イ
ン
g
カ
コ
の
ン
っ
て い ると報告 されて い る
り2)
れほ
コ
ビ ア 等 南米 の 国 際薬 物 犯 罪 組織 が 我 が 国 を 新 た な 市 場 と し
封
ィ
リピ
ン
,
一
香 港 等 か ら 密輸 さ れ
貫 して増加 して お り
タ
,
イ
薬物 と して組織 的な 密売 に 乗 り 出 し て
る
】
l
い
漸 減 傾 向を 示 し て
るもの の
い
人で横 ばい で あ る
l) 2 )
.
3 年間で ほ 2 万 3 千
こ こ
,
青少年 の
シ
ナ
ソ
他 の 犯罪 や 非 行 を 誘 発 す る 原 因 と も な
使用
へ
この
とな
一
っ
∼
て
おり
い
更に
,
,
4 千
等有機溶剤の 乱用 ほ
移行 す る 老 も 見 ら れ る と 報 告 さ れ て
▲
覚醒剤
,
る
1)
ン
ド
ロ
ン
ベ
ジル
ン
ア
,
っ
て い
る
.
しか し
,
そ の 乱 用 の 根絶 は
,
こ の
一
層 困難 な も
国際 的 な 犯 罪活 動 の 取 締 り の た
め の 「
麻薬 お よ び 向精 神 薬 の 不 正 取 引 の 防 止 に 関す る 国際 連 合
条 約」
が1 9 90
年1 1 月 に 発 効 し
3l
と報告 されて い る
,
40)
a pl a n
つ
て報告 して い る
い
ピ ノ イ ドお よ び そ の 代謝 物
カ
ン
エ
ビノ
ダ
コ
"
ニ
フ
(
ン
"
乱用
7 30 検 体に
つ
等に 関わ る薬物の 使用
t
,
法 医 解剖 例 に お け る 犯 罪
乱用 の 診断 は 非常 に重 要且
迅 速 に 行 わ な けれ ば な ら な い
.
且 つ 広範 囲 の 薬 毒 物 を カ バ
ー
つ
できる TL C
イ
薬物 も少 数 み ら れ た
た
っ
,
でス ク リ
容易 で
ー
ニ
ン
,
グ
メ
,
単
タ カ
ロ
ン
薬物 検出
一
.
ド州 で 薬
ン
ラ
ー
パ
L S D 代 謝物
,
.
.
酸
ル
ジア ゼ
ノ ル
,
代 謝 物) 1 例
ン
リチ
サ
!
化学物
・
1 9 75 年 か ら1 98 0 年 ま で の 6 年 間 の 研 究 で1
,
単剤 例 2 1 %
,
ア ル
.
コ
ー
ほ平均 9 %
ル
多剤例 20 %
,
,
麻薬 13 %
,
,
酸化
一
に分類
ま た 麻 薬 に 閲 し た 死 亡 例 は1 97 1 か ら1 9 7 8 年 ま で 減 少 傾
.
1 9 7 9 お よ び1 98 0 年 に は 再 び 増 加 し て い た
,
こ の
.
1 97 9 お よ び 1 9 8 0 年 の 麻 薬 中 毒 で は モ ル ヒ ネ の 増 加 が 認 め ら れ
た
.
年に デ
マ
ン
て 調査
おいて
ク に
ー
報 告 した
・
そ の うち
/
ト
ス
ネ が多く
プ
ロ
シ
フ
ェ
っ
た
ば しば 死亡 の 原 因で あ
C
4 2)
L
ス
e ed
報告 は
の
ら
r o w e
20 %
,
m
g
o od
の1
タ ノ
レ ベ
ル
ー
舶)
最 低 1 人 以上
,
ル
コ
こ
.
例で見 つ か
6 7%
た
っ
シ
ン
ナ
っ
,
ル
ー
ら) は
成
に
は
分の
パ
ル
トル
事故に
エ
タノ
ー
ヒ
ス
エ
検出され た 例を 示 した
か な例 か ら
ア メ
リ カ 合衆
影 響 に よ る 鉄道 労 働 者
れ ら1 7 5 件 の 事 故 の う ち 4 2 件
っ
ル
た
コ
ル に
ー
つ
十 分調 査 さ
.
陽性 事 故 の う ち1 1 件 (1 4 人 の 労 働
大麻
.
エ
,
タ ノ
々
帰着 し た
5
ー
,
ル
,
3
,
コ
カイ
ン
ニ
ー
ン
ル
ン
.
の
ー
テ
ま
3 お よび 3
と報告 して
,
よ う に 欧 米 で は 広く 薬毒 物 ス ク リ
a n o
ー
主にパ ル
鉄道労働 者 の 間で 見 られ た 薬物 お よ び ア
.
使用 は 時
の
,
我 が 国 で も 広 範 な 薬 毒物 に 対 応 した 迅 速ス
g
,
使用 した物 質は おそ らく事故の 原因ま た は 関係
,
6
a
ほ 法 的運 転限 界 濃度
が 陽性) で あ
.
体制が取 られなければな らな い
N
ル
労 働 者 が 薬物 ま た は ア
の
コ
ル の
ー
た は多薬剤の 使用ほ こ れ らの 労働者 の 各
,
,
し
,
イ ド抗 炎 症 薬 等 の 減 少 に よ り 減
ロ
し た 因子 で あ る と 決 定 さ れ た
以上
また
,
ドン も
中 毒 に 依 存 した
.
は 1 9 8 7 年 4 月 か ら1 9 8 9 年 3 月 ま で
ら
れ た3 2 件 の 薬 物 や ア ル
ル の
ミ
期間中の 中毒死は
こ の
.
額お よ び 非ス テ
陽 性 (7 3 6 人 中 の 4 9 人
ー
達 し
ベ
,
イ
ロ
.
y
(2 4 % ) で
コ
やケ ト
に
ヘ
4 2 2 例 中男 性2 0 8 例 お よ び 女 性2 1 4 例 か ら な
,
7 5 件 の 事故 を 報 告 し た
い て
ン
死亡 は
.
1 97 7 年 か ら1 9 8 7 年 の 間 の 1 1 年 間イ ギ リ
,
以上 で あ っ た
l
m
ト
ー
た とあ る
M
ド
メ サ
,
い
つ
そ して常
,
.
以上 の 例で 血 中 エ
/100
レ
ソ
に
以上 は 薬 物 に よ り
が検 出され た
ル
ー
大 学 法 医 学 教 室 に よ る 調査 で あ っ た
全 ての 死亡記録 で
り
死亡 の 90 %
.
タ ノ
薬物常用者の 死 亡 の 50 %
,
ポキ
ロ
1 9 8 4 年 と1 98 5
,
3 4 歳 の 致 死 的 中 毒3 1 5 例 に
∼
を数 えた
約 40 % か ら エ
,
モ ル ヒ
ン
15
▲
女性 ほ す べ て の 致 死 例 の 2 8 %
.
用 者の それ の 24 %
包 括的
本報 で は 救 急患 者 お よ び 剖
検 試 料か ら犯 法 的 薬 毒 物贋 急分 析 と し て 比 較 的 簡単
ム
パ
ル
出 され た
い
等で あ っ た が
ン
カ
コ
ジア ゼ
,
ェ
て 報告 して い る
い
向で あ っ た が
お り
の よ う な犯 法 的薬 物 氾 濫 の 中 で
ル
ー
トア ミ ノ
セ
い て
つ
見
で
ナ
ナ
,
そ れ らの 中で ア
.
割合
の
は ア メ リ カ 合衆国 メ リ
ら
質 関連 死 に
我 が 国も 批 准 す る 見 通 し で あ る
.
警
リ オ 州 で 運 転 者 と 歩 行 者4 8 4
ク
で 残 り は 多 剖 検 出例 で あ
者 を 含 む) で
,
よ う に 犯 法 的 薬 物 の 乱 用 は 暴 力 団 や 国際 的薬物 犯 罪 観 織
が 深 く 関 与 して い る こ と か ら
,
,
デイ
,
され た
っ
か の 例 を 以下 記 載 す る
つ
ン
国 に お い て 発 生 し た 薬物 や ア
.
こ
その 幾
.
そ の 他 の 薬物も 26 %
カ
,
率 ほ 81 %
る と報 告 さ れ て い
有機 溶 剤 の 乱 用 ほ 昭 和57 年 に 2 万 9 千 人 で 頂 点 に 達 した 後
に
2 例
ピッ
,
暴力団が覚醒剤 に 次ぐ第 二
,
の
の
コ
,
80
.
大 麻 に 関 す る 検挙 人 員も ほ ぼ
フ
ム
平成 2
,
こ
.
つ
て 進出 して きて い る こ と の 現れ と 考 え られ る と 記 載 さ れ て い
る
が 57 %
テ ト ラ ヒ
,
デ キ
.
大麻等 の 乱 用 も 問 題 と な り つ
,
押 収 量 は 最近 年 々 激 増 し て お り
ぼ
に の
イ
欄
は カ ナ ダの オ
ら
ur a
そ の 上 位は
塩
た( 表
-
41)
掛 こ薬 物 常 用 者 に 言 及 し た S t e e n t of t ら は
と 回答 した もの が 22 3 %
化 な し」 と 回 答 した も の 2 6 4 %
ロ
流行す る
の
そ し て 覚 醒 剤 の 密売 価 格 ほ 安 定 化 し て お
り
か
ル
ー
.
最 も 乱 用 さ れ て い る 覚醒 剤 ほ 検 挙 人 員 と 押 収 量 と も に
,
3 9)
人の 中毒学的な 検査に
コ
G C M S 法 で 精 密 分析 を 行
,
よ う な 犯法 的 薬物 の 分析 は す で に 乱 用 が 及 ん で い る 欧米
Cim b
l
分け ら れ る と い う )
レ
.
ヘ
お よ び再度覚醒剤
,
等多様な 薬物の 乱用
に
高い
7 3%
38 年 を 頂 点 と す る
∼
を 中 心 と す る 麻 薬 の 流 行期 ( 第 Ⅱ 期)
教 候 も伺 わ れ る 現 在 ( 第 Ⅲ 期)
現在
昭 和3 5
,
い て
同
炭素 は 平 均 3 7 %
.
つ
.
で ほ 行 わ れ て い る3 9 ト
C
せ
の
こ の
.
本報に お い て も
ロ
1 1)
-
1 例等の い わ ゆ る
,
ては まだ未知 であ
い
疑 わ し い 薬物 に
,
6
定量分析 に 用
・
等) と 同 じ 溶 出位 置 を 示 し妨 害 さ れ る 場 合 も あ
ル
ー
が 必 要 と 記 載 して い る
る
ス
法 だ け で も 可 能 で あ る が 常 在 性 の 生体 成 分 ( 旛 質 や
4 7 種 の 医薬 品を 分 析 し て い る が
ト
法 を 同定
や HP LC
-
また
.
T LC
t
ス
テ
ス
は
ン
G じM S
に
し
.
テ ム
ス
い
る
ル
.
グ が 行わ れ て
ク
リ
ー
ニ
ン
グ
引即
ィ
ソ
グ ( p ulse h
分析を行
い
e a ti n
乱用者か ら
t
更に 自動車を運転 して
が血中 05
.
m
g
/
m
g)
い
法に よ る
トル
エ
ン
が
た こ と が 明ら
I 以上 証明 され た 例を多
蟄
2
聾
寧
払
塾
臥
墓
警
同
犯 法 的 薬毒 物 の 緊 急 ス
教示 し
犯法 的 揮 発 性 薬毒 物 の 分 析 に
,
有用 で ある
とを 証明 した
こ
本報 に お い て も
精 密定性
みると
メ
前記ア
,
ヒ
ス
テ
ー
グ法が
ン
ィ
テ ム
ス
ニ
ー
グ お よ び G C- M S に よ る
ン
を実施 し
そ の 結 果 ( 表6 1 1) か ら
-
,
薬物 の 乱 用
リ カ 合 衆 国等 の よ う に 多 種 多様 の
は 覚醒剤 を 除 き現 在 の と こ ろ ま だ 我 が 国 で は 広く 行 き 渡
ない こ と が推察さ れ た
し か し犯 法 的 と 推 察 さ れ る
.
っ
A
緊急
の
る
ク
リ
ニ
ー
中毒
の
0 5 J唱/
グ は 早 急 に 整備 す る 必 要 が あ る と 考 え ら れ
03
,
∼
.
等の 中毒お よび致 死 レ ベ
う な 分析 を し た 場 合 の 評 価 と し て
ほ上記の よ
ル
考慮 され なけれ ば な らな
,
向精神 薬 5 種 お よ び 覚 醒 剤原 料 の E P H
ル
(4 0
は各
弧 8 0 以上 )
∼
(1 0 : 札 1 3
∼
(資 料 な し
フ
,
∼
9 6)
10
テ ル ミ
ソ
ェ
血 中 濃 度 ( 〃g/ g (
々
料な し
叫
同( 4 0 以 上
,
㈹
5 1)
4 5)
∼
,
1 0 鵬/
m
6
,
ビタ
ol
/100g
以下 ( 同 0 3 鵬/ g
Ol
.
9)
∼
・
ドリ
ェ
同
,
表 7 に 示 さ れ て い る 測定 値 を も と
,
7
,
ア モ パ ル
,
ビタ
が検出さ
ル
ー
8 ) はい ずれ も血 中ア モ パ ル ビタ
,
l 以上 で 致死的また は 中毒 レ
ベ
ル に
ル
ー
あ ると推定 され た
.
そ れ ら 以 外 の 4 例 は 上 記 の 基 準 に よ る と い ずれ も 指 走 向精 神 薬
中毒
の
レ ベ
ル に
は 達 し て お らず
もの と推察 され た
示 した ように
に
そ れ 以外の 薬物が 主因を なす
,
本報に お い て は定量ほ しな か
.
麻薬 に 指 定 さ れ て い る
,
カ
コ
イ
っ
と推察され た
また ト リ ア ゾ ラ
.
例か ら検出され た
れ ら の 例 は い ずれ も
こ
.
治 療薬 を 自殺 企 図 な ど で
よ
て
っ
この
ル
一
.
い
,
"
わゆる
ク
が 証明 さ れ た 例 で あ る
リ
ニ
ビタ
ル
ルの
ー
検出に よ り
.
濃度 も 1 3
研
鵬
/
m
後の
た
シ
内聞ら
,
ド
判定)
も 有用
で
ある事
.
の
例 6 お よ び例 7
l を越 え
,
致死
レ
ベ
に
おける ア
ル に
モ
バ ル ビ
4 飢
達 してお り
表9
.
の
▲
そ
他の
っ
買 さ れ て い る と報 道 さ れ て い る が
っ
た
た
.
ま た ∴薬物 の 乱 用 は 極 最
が 覚 醒 剤 と 同様 暴 力 団 に よ
,
っ
て 犯法 的 に 高値 で 売
本報剖検例で ほ検出され な
覚醒剤 の M A・
の
治療
,
中 毒 致 死 的血 中 濃 度( p g/
,
m
l) は 各 々
ml
と
が 繰 り返 し投 与 さ
ビ
エ
M A
ネフリ
ン
を 再 投与 す
ル
ビネ
エ
フ
対す る 感 受 性 が 冗進 し て
に
と を 示唆 して い る
こ
,
ま
.
は 中毒 患者 に 時 々 見 ら れ る 高熱 の 影響 や 代 謝性 ア
が 死 因と な る 場 合 が あ る
と報告 して
,
は 急性の
て
る
い
.
中毒 とほ 異な る
M A
濃度で死 亡す る場合があ り
上記の ように
,
血 中濃 度 幅 を 広 く し て い る 原 田 と
M A
.
覚醒剤が 3 例か ら検出され た が
,
0 0 04 1 p
∼
ol
/100 g ( m
m
.
およ び 3 と ともに ビ
困 る も の と 推察 さ れ た
剖 検例 に お い て は
,
,
,
そ
し か し そ の 行動 は 表
.
5 ま た ほ 6 階か ら飛び 降り る
の
ル
l) と 低 く
こ
,
れ ら の 行 動 は 覚 醒剤 に
.
蓑1 1 例 1
,
恥 m ol/
6 ま では血 中 M A
∼
濃 度か ら 急性 M A 中 毒死 と 判 断 さ れ る
以 上 で 高い M A
1 0 0 g ( m l) で
あり
覚醒
,
.
遊離 に よ る 血策中 ノ
M A
,
は
1 4 毎 g/
∼
を 介 して生 じた可 能
ン
そ の 場合に
.
と い う 異 常 行動 を し て い る こ と か ら
死 後約 4
∼
濃度 各
々
2 38
.
お よ び 9 66 〃m
・
.
Ol
/
5 時間後の 直腸温度が 39 ℃ と高温で
更 に 解剖 所 見 も肺 う っ 血 お よ び 肺 水 種 の み で あ る こ と か
,
ら M A
中毒死と推察され た
例 8 ほ 路 上 で 痙攣 を 起 こ し 病 院
.
搬送 さ れ る も死 亡 し た も の
,
直 腸 温 度 40 ℃
の
高体 温 を 示 し
例 9 は 覚醒 剤 犯歴 の あ る 暴 力 団 員 が 意 識 不 明 で 発 見 さ れ
.
た 約1 5 日 後病 院 で 死 亡 した も の
.
ほ得 られ て い ない が
M A
.
ル ア ミ
ー
れ ら は 中 毒 濃度 以 下 で あ る と 推 定 さ れ た
100g
的場 ら
,
シ
繊 維化 等 の 心 臓病 変 が 9 例 中
,
の
ソ
.
た例
か
ネフリ
ビ
そ の 血 中 M A 漉度は 0 123
因を なす も の と は 考 えら れ な か
ン
ス
欄
l と
l 以
l 以 上 と これ もま
17)
は 間隔 を お い て M A
本 報 救急 患 者 例 に お い て
に
オ
エ
ル
理 由 で 低血 中 M A
例ほ 前 に 記 載 した 文 献 値 と 比 較 す る と 上 記 6 種 の 指 定 薬物 が 主
ル シ
シ
ー
m
m
m
お よ び 内 聞 ら 欄 は 覚醒 剤
すなわ ち
.
コ
以 上 の よ う に 乱用 者 に お い
命 を と り とめ
一
に
鯛)
乱用 者の 急死の 原因と なる場合が ある
考え られ た
,
その
,
薄井 ら
急激な増加が起 こ り
の
ン
血中 M A
影響や 高体温 お よ び 代謝性 ア
の
らは カ テ
覚醒 剤 に 困 る 死 亡 例 の
グ に よ り試料が到着 して か ら約
ン
他 の 薬物 の 寄 与 を 含 め て 薬 物 中 毒 と 推 定 さ れ た
近ハ
蟄
る と 多量 の ノ
リ
薄井ら
,
る と 報告 し て い る
こ
ル
.
3 〃g/
∼
,
そ の 血 中 M A 濃度は 0
,
1 8)
.
ベ ル の
心 筋 そ の 他 交感 神経 終 末 に お け る ノ ル
,
増加が起
の
欄
へ
錯 綜 配列
,
これ
,
ル
濃 度 は 1 0 p g/
.
例7 ほ 血 中お よ び 尿中 M A
剖検 例 に お い て も 表 9
2
れ た場合
1 0 の 例1
ー
本 法 が 救 急 医 療 ( 治 療 方針 や 予
ル
薬物 指 紋
の
,
性 を 示 唆 した
) が4
"
心 筋の 肥大
8 例 に み られ
レ
ベ
レ ベ
レ
軽症
,
l またほ0 5
血中 M A
関 与 を 示 唆 して い る
の
ス
中毒
m
.
ル の
的場 ら
,
そ の 心臓
て
以 上)
重症
,
中等 度
,
レ
.
剤 常 用 者1 3 例 を 検査 し
⑧
通院等で得 られ た
,
中 毒で あ る こ と が 判 明 し 適 当 な 処 置 が 施 さ れ
の
ン
オ
.
表7 例 6 で は 本ス
ー
シ
詳細 な 分 析 に よ る 犯 法
方科学的に
1 時 間後 に 致 死 的 濃 度 の ア キ パ
タ
シ
ー
種 の 薬剤 が 犯 法 的 な も の か 否 か は 関 係者 や 捜 査 当局 の 情 報
究も な さ れ て い る
.
犯法的なも
,
時 に 大 量 に 服 用 した も の で あ っ た
一
的な 使用 薬 毒物 同定 を 目 的 と す る
た
表6
,
犯法 的 な 薬 剤 の 使 用 に は 当 た ら な い と 考 え ら れ た が
,
よ ら な けれ ば な ら な い
に
(商品名 ハ
ム
たが
が麻薬や覚醒
ン
剤 の 使 用 が 疑 わ れ た 暴 力団 員 の 1 例 か ら 検 出 さ れ
の
乱用 者に おい
ベ
は
致死
の
と 記 載 して い る
,
41
∼
ら
.
,
た
っ
46)
off a t
して 4 5 〟g / g 以 上)
.
0 5 6 J 唱/
∼
.
た
であ
は M A
永田
.
っ
/l
致 死的血 中濃度 は
l
l (平 均5 1) お よ び 4 5 /唱/
m
理由 と し て
こ の
幅広 く
て
1 恥 g/
∼
.
ド
,
(資
ソ
1 4
L O 15
m
致死 レ
.
た 大きな傾が あ
45】
l
m
.
報告をま と めて み る と
5 朗 唱/
∼
異 常 行動 を
,
g
M
.
1 2)
以下)
.
の
濃度は 0 6
ル
m
.
0 毎 g/ g
∼
.
上
ー
3 J 唱/
∼
/ 1 0 0 g 以上 ( 同 0 5
レ
4 4)
1 69)
l 2
,
フ
ェ
.
上 記 の 基準 を 当 て ほ め て み る と
れた 4 例( 例 2
10
,
∼
0 56
∼
.
/1 0 0 g 以 上 (遊 離 塩基 と
m
,
暴れ た り
,
あ っ た と記 載 して い る
で
.
致死的 血 中濃度 は11 例で 0 5
の
Ol
以上 M A
,
A
,
.
ル
ー
.
本報 救急 患 者 例 に お い
に
(5 以 上
ル
ビ タ
ル
ア モ パル
,
7 6) 4 5) お よ び
∼
.
,
5) 4 S〉 で あ る
タ
ー
ノ パ
ユ
1 1 6) 樹
∼
中毒 お よ び 致 死
の
フ
ー ラ ゼ パ ム ( 資料 な し
ニ
,
( 資料な し 1 5
ン
で
78
,
トパ ル ビ
ベ ン
,
l))
m
で
.
血中濃度 は 0 2
ル
大きな幅が ある
ベ
/ 1( 平 均5 1)
g
0 5 0 以上 お
は 9 人の 乱用者の 死 後
.
.
.
.
ら
毎 m o l/ 1 0 0 g 以上 ( 同 3 恥 g/ g 以 上)
0 毎
0 2 〃m
向精 神 薬 お よ び M A
m
.
45)
a s elt
l 以 上 で あ る と 記載 し て い る
m
.
レ ベ
ル
ン
また
.
.
は 3 JJ m
この
13
∼
/ K g(l) ( 平 均8 6)
g
ベ
が進ん で い る中
,
る
い
ル
ると推 察され
B
.
0 030 以上
々
.
レ
い
,
そ れ ほ 同様 に 各
の
して い た 7 人 の 乱 用 者 の 血 中濃 度 は 0 1 5
よ う な 薬 毒物
そ の た め 国際 化
・
犯法的 薬物 が 陰 で 浸 透 し て
A
.
報告 して
は 記載 し
.
血 中濃 度 は 1 4
の
柵
5 0 お よ び1 0 以 上 で あ る と W i n ek
∼
.
また
.
ベ
要す る こ と と 考 え ら れ る
ス
2)
る
0 6
,
.
が
救急患 者 1 例 ( 暴 力 団 員) か ら 検 出 さ れ た 事 実 は 十 分 に 注 意 を
.
387
よ び1 0 以 上 と さ れ て い る4 4)
m
ン
グ
ン
0 05
∼
.
てい
イ
カ
コ
ニ
ー
0 01
て い
指 定 向精 神 薬 や 覚 醒 剤 等 の 犯 法 的 薬毒 物 に
,
定量 分 析 シ
・
ル
・
よ る迅速 ス ク リ
に
関 して T L C
パ
リ
ク
濃度 は 7
∼
9 FE m
血中 M A
,
Ol
/1 0 0 g
ら 覚 醒 剤 中毒 の 状態 に あ
っ
.
い
ずれも 死因 の 明白な 情報
濃度約 0 恥m
.
ハ00 g
ol
と高濃度で あり更に 各
た こ と が推察され た
.
々
で
の
,
尿中
症状か
例1 0 で は 覚醒
億
388
剤 犯 歴 の あ る 女性 が 以 前 よ り 幻 覚 が あ り
を投与 され て い た と の こ と
裏付 け る よ う に
ジ
ア
トキ
,
シ
,
ボ
ラ
幻 覚 抑 制 剤 と 睡 眠剤
,
更に
注 射 痕 も 認め ら れ た
⑧
ク
ス
リ
ニ
ー
グに よりフ
ン
系 薬 物 お よ び そ の 代謝 物 が 検 出 さ れ た
ン
度が 20 郎
/1 0 0 g
ol
m
力団貝夙の
であ
た
っ
で
て い
た
あ
た
っ
主婦
で
例1 4 は 暴 力団 貞 で
.
女 4 ) か ら検出
,
,
定 量 され た
・
定量
・
女 1 ) お よ び 剖検例
覚 醒 剤 は 主 婦な ど か
.
ら も 検 出 され 広 く 社 会 問 題 化 し て い る こ と が 推 察 さ れ た
以 上 の 結 果 は 本 報 に お け る 包 括 的 緊急 薬 毒 物 ス
リ
ク
.
ニ
ー
グ
ン
麻薬 や 向精 神 薬 等 の 犯 法 的 な 薬 毒 物 の 検 出 に 有 用で
主 婦の 死 因は高血 圧性脳
ある こ と
,
並 び に 法 医 中毒 学 的 実 務 お よ び 救 急 医 療 等 の 有 力な
と を 示 して い る
こ
手段 と な り う る
.
例1 5 ほ 覚 醒剤 中 毒 で 入 院 歴 の
.
に
.
と お よ び 覚 醒剤 に よ る も の と 推 察 さ れ る 高 体 温
な
に
辞
稿 を終 え る に あ た り 御 指導 御 校 閲を 賜 り ま し た 永 野 耐 道 教授 に 深
甚 な る 謝 意 を 表 し ま す ま た 本 研 究 に 際 し 御 助 言御 協 力頂 き ま した 田
中 宣 事故 攫 ( 現 産 業 医 科 大 学) 前 田 均教 授 く現 大 阪 市 立 大学) 大 島
,
乱 用者 が 多く の 例 ( 明 白 な もの だ け で 6 例) を し め て い る
異 常 行動 等 の 症 状 が 改 め て 明 ら か
謝
よ り保護さ
以 上 の よ う に 覚 醒 剤 が 死 因 の 主 体 に な る 例 が 多 く ま た 覚 醒剤
の
1 5 例 ( 男1 1
3 ) 向 精神
を 含む 薬 毒 物 は 1 0 種検 出
ソ
4 ) 覚醒剤は救急患者 3 例( 男 2
.
ネ 等 犯 法的
.
,
暴 れ る た め 家 人 に よ る 保 護願 い
t
ドリ
ェ
た
っ
が覚醒剤
多数 の 刺切 創 が あ り 死 亡 し
,
病院に 搬送中死亡 したもの
,
され た
フ
エ
ル ヒ
モ
前歴 が あ り ま た 注 射
ニの
.
死因は失血 死 で あ っ た
.
濃
例1 2 は 元 暴 力 団員 が 暴
.
覚醒 剤 の
,
死亡 発見され た
,
あ る 無 職 男性 で
れたが
歳の
例1 3 は 4 8
.
た
っ
を 除く
ン
薬 や 覚醒 剤 原 料 の
左 右 大 腿 部を 刺 さ れ 死 亡 し た 例 で 死 因 は 失 血 死
男に
痕も認め られ
出血
と 高濃 度 で あ
イ
カ
コ
ノ チ
ェ
尿中 M A
,
2)
.
な 麻 薬や 大 麻 は 対 象 試 料 か ら は 検 出 さ れ な か
例1 1 ほ 屋 外 で 暴
.
れ 病院 に 運 ばれた が 死 亡 した 土 木 作業 員 か ら で
が 1 例か ら検 出され た
れを
こ
.
た
っ
幻覚
,
こ
暴 れや
,
.
,
.
,
,
,
,
,
徹 助 教授 お よ び 西 上 潤 修 士 は じ め 本 教 室 の 教 室 貞 の 各位 に 厚 く 御 礼申 し
上 げ ます
.
更 に 本 研 究 の た め に 臨 床 試 料 の 収 集 お よ び研 究 協 力 を 戴 き ま し た 本学
松 原 藤継 名 誉 教 授 村 上 誠 名著 教 授 お よ び市 村 藤 堆 教 授 並び に ア ン
一
更に
覚 醒剤 が 主 婦 か ら 検 出 さ れ る な ど
,
る こ とが 改め て 証 明され た
て い
5 0)
.
醒 剤 に 関 す る 分析 を7 0 例 に
て 報告 し て お り
者 と 考 え ら れ た の は 33 例 ( 男2 6
∼
1 p g/
l が 8 検体
m
ら測定され
きな か
本報
行
テ ム で あり
ス
63 4 4 00 31)
検出に
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とがで
法 医中 毒 学 的実 務 並 び
,
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対応 で き る 正 確 且
十分に
ど の 有 力 な 手段 と 成 り 得 る と 考 え ら れ た
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救 急 医療 な
覚醒 剤 や
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や
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⑧ヵ ラ ム 抽出
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よ り血 液 や 尿 か ら 同時 的 に 分離 同定 し
法に
その 検出
.
ら の 回 収率 は 内部 標 準 法 を 用
お よび 尿中で 89 0
-
.
1 01 %
で
あっ た
ニ
クミ
ソ
両 者 と も検 出
きる
4
上 記 の 包括 的緊 急 薬毒 物
び 剖 検 試 料 (5 48 例
か に された
計4 4 種 の
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こ
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定量され
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日 本法 医学 会 締
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新 日本法規出版
永 田 武 明 :、
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3 4- 3 6 乱
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向精 神 薬
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第1 版
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.
投与 し た ウ サ ギ の 試 料 に 適 用 し た と
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永野 耐 造
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厚 生 省 薬 務 局 麻薬 課監 修 : 麻 薬
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薬物 汚 染
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大蔵省印刷
,
.
,
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発色 さ せ た
メ タ
.
展開
,
.
,
3)
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まで 明 らか な 反 応 を
.
.
限 界 は 約 2 0 p g ル1 で あ っ た
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添加 し
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約0 5 お よ び l 0 〟g
々
認め る こ と が で き た
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標 準 の 薬 物 検 索表 と 峰 岡 様 の R f 値 お よ び 呈 色 で 検 出
,
,
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東 京 1 9 9l
,
,
性
可 能 な た め 独 自 に こ れ を 開 発 す る必 要 が あ
献
警 察 庁 編 : 平成 4 年版 警 察 自 書 1 7 7-1 9 2 貢
2)
.
論
の
,
1
大蔵 省 印 刷 局
5
⑧
覚 醒 剤 取 締 法 お よ び 麻 薬取 締 法 に よ り ト キ シ ラ ボ
.
ム
般 研究 A (N o
一
.
急 薬 毒物 ス
結
一
法 務 省 法務 総 合 研 究 所 編 : 平 成 3 年 版 犯 罪 白 書 3 てl 乱
1)
局
た 犯 法 的薬 毒 物 の 緊 急
っ
覚醒 剤 等 の 犯 法 的 薬 毒 物 の
速 な分析 シ
すこ
.
で
部 ほ 文部 省 科 学研 究 費補助 金
( 研 究 代 表 者永 野 耐進 数 授) の 助 成 を 受 け た
.
,
分析 結 果 ほ 本 線 と 略 同様 の 傾
こ の
.
礼 申 し 上げ ま す
なお
本 研究 の
き ま し て 昭 和大 学薬 学 部 黒 岩 幸 雄 教 授 に 心 か ら お
つ
文
l が1 8 検 体
定 の 傾 向を 見 い だ
一
う ち常用
l が 5 検 体) 計3 1 検 体 か
m
・
広範田な値を示 し
,
向を 示 し て い る
,
0 0 6 FLg/
∼
.
た と記載 して い る
っ
以上
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,
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ま た 死 亡 した
m
.
5 年 間の 覚
こ の
.
1 7 0 9 fL g/
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の
,
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,
覚 醒 剤常 用 者 の 血 中 M A 濃 度 は ( 1
.
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も1 9 8 6 年 7 月 か ら1 9 91 年 3 月 ま で
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広く社会問題化 し
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平成 5 年 版
1
1 9 6 7 21 8 9
-
,
.
ポ ジ ウ ム : 覚 醒 剤 中毒 に 関 す る 法 医 学 上
犯法 的 薬 毒物 の 緊急
1
問題 点
の
37
体 組 織 中 覚 せ い 剤 検 出の 意 味 づ け
.
51 3 51 8 ( 1 9 8 3)
日 法医乱
・
,
第4 臥
最 新 裁 判化 乳
‥
南江
175 1 88 乱
-
昭 和 3 1 年度 協 議 会 提 出案 ‥ [ 1 ]
覚
衛生 化学 4
パ
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福井巳 諷
京
熊同 郡
2 8 3 30 6 頁
南 山堂
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