...

2004-Ⅰ - 独立行政法人 工業所有権情報・研修館

by user

on
Category: Documents
79

views

Report

Comments

Transcript

2004-Ⅰ - 独立行政法人 工業所有権情報・研修館
’
04
特
許
流
通
デ
ー
タ
ベ
ー
ス
開
放
特
許
活
用
例
集
Ⅰ
特特
許許
流流
通通
デデ
ーー
タタ
ベベ
ーー
スス
のの
開開
放放
特特
許許
をを
使使
っっ
たた
ビビ
ジジ
ネネ
スス
アア
イイ
デデ
アア
集集
活
活開
開
用
用放
放
例
例特
特
集
集許
許
--
2004
2004Ⅰ
Ⅰ
独立行政法人 工業所有権総合情報館
目 次
開放特許の活用のすすめ ………………………………………………………………10
開放特許活用例集は開放特許を使ったビジネスアイデア集です …………………11
開放特許を使うには ……………………………………………………………………12
開放特許をもっと使っていただくために ……………………………………………13
開放特許活用例集使用にあたっての注意事項 ………………………………………14
ビジネスアイデア(詳細目次P2∼9参照) …………………………………………16
特許流通データベースの見方 …………………………………………………………148
ライセンス契約交渉と契約条項 ………………………………………………………152
特許活用にあたっての支援施策 ………………………………………………………154
1
ライセンス情報番号
ビジネスアイデア
ページ
電気・電子
L2002000913 人の眼の視覚特性を取入れた判断機能のあるピンホール自動検査装置
26
L2002006373 超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
30
L2002009159 誘電体などの固体材料の表面の面の粗さを非接触で計測する技術と装置
32
L2002009323 廃棄PETボトルをリサイクル材料化するための溶融方法と溶融装置
34
L2003000206 「転写シートでガスセンサーを作る」量産性と多様性に優れたセラミックス基板ガスセンサーの作り方
46
L2003001777 出し入れ簡単、用品収納。これが自慢のラインナップです。
48
L2003005320 木材にフェノール樹脂を含浸、硬化させた後炭化することによって得られるウッドセラミックスの製法
56
L2003005322 簡単な構造で高いガス感度と長期間安定した感ガス特性を有するセンサー
58
L2003005331 一回でチェーン状成形品ができる成形装置。複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
62
L2003005789 波エネルギーを機械エネルギーに変換する、エネルギーの変換効率の高い波力式ポンプ装置
70
L2003006589 超音波振動によるスラッジ移動で放電加工の高精度化・高速化を図る
82
L2003006606 誘導加熱によって工作機械の刃物をホルダに確実に固定する方法
86
L2003007060 「アスファルト舗装材料の強度向上」発泡スチロールの再利用には、“発泡”状態のまま活かせばいい
88
L2003007423 短時間で大量に処理することができるオゾン処理装置と処理システム及び処理方法
90
L2003007742 液体中の固体素材を撹拌する際、素材を傷めずに撹拌し洗浄、調合、混合できる。撹拌子の脱着・洗浄が容易。
96
L2003008236 酸化マグネシウムを用いた安全・安価な環境適合型ケミカルヒートポンプ
102
L2003008237 簡単な構造で、強い強度を保持したまま、高エネルギー分解能を有する荷電粒子分光器
104
L2003008238 場所により物性が連続的に変化するような構造をもつ傾斜材料を簡便・自在につくる
106
L2003008464 滑らない、衝撃を感じない、手や脇が痛くならない、使っていて疲れない、安心して使える松葉杖用石突
130
L2003008465 搬送車等の緩衝キャスターにおいて、上下に分割したフォーク間に弾性体を挿入しかつ確実に固定した構造
132
L2003008469 高精度でデジタル情報を受信する簡易な機器構成
138
L2003008470 感熱型透明図柄を三次曲面を含めた各種の面に簡便に能率よく形成する方法、シール、図柄
140
L2003008471 地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
142
情報・通信
L2002006373 超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
30
L2002009159 誘電体などの固体材料の表面の面の粗さを非接触で計測する技術と装置
32
L2002009323 廃棄PETボトルをリサイクル材料化するための溶融方法と溶融装置
34
L2003001777 出し入れ簡単、用品収納。これが自慢のラインナップです。
48
L2003005331 一回でチェーン状成形品ができる成形装置。複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
62
L2003008237 簡単な構造で、強い強度を保持したまま、高エネルギー分解能を有する荷電粒子分光器
104
L2003008238 場所により物性が連続的に変化するような構造をもつ傾斜材料を簡便・自在につくる
106
2
ライセンス情報番号
ビジネスアイデア
ページ
情報・通信
L2003008463 「自動復帰免振装置」横方向移動を自動的に初期安定位置に復帰させることができる装置
128
L2003008465 搬送車等の緩衝キャスターにおいて、上下に分割したフォーク間に弾性体を挿入しかつ確実に固定した構造
132
L2003008469 高精度でデジタル情報を受信する簡易な機器構成
138
機械・加工
L2000006422 木造建築の軸組構造に用いる筋違い入り壁パネルを工場製作し、現場施行時間の短縮、熟練度軽減を狙う
18
L2001013845 人体への安全性が高く、環境への負荷の低い無機化合物を主成分とする新規洗浄剤組成物
22
L2002000912 帯状板の金属素材から、円盤状に丸い板を打ち抜き、順次プレス加工してV溝を形成するポリVプーリの製法
24
L2002000913 人の眼の視覚特性を取入れた判断機能のあるピンホール自動検査装置
26
L2002001468 プレス加工のみで、一挙に溝を形成するようにした塑性加工法
28
L2002006373 超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
30
L2002009323 廃棄PETボトルをリサイクル材料化するための溶融方法と溶融装置
34
L2003005206 「気泡で細菌を殺すポンプ」気泡が壊れるときの衝撃波で細菌やプランクトンを殺す
54
L2003005320 木材にフェノール樹脂を含浸、硬化させた後炭化することによって得られるウッドセラミックスの製法
56
L2003005331 一回でチェーン状成形品ができる成形装置。複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
62
L2003005789 波エネルギーを機械エネルギーに変換する、エネルギーの変換効率の高い波力式ポンプ装置
70
L2003006418 誰でも作れる螺旋階段 簡単な連結具を利用、熟練不要の施工方法
74
L2003006587 生体内血管の位置検出と血管の自動追尾が可能で、運動による音響雑音を受けにくい超音波血流装置
80
L2003006589 超音波振動によるスラッジ移動で放電加工の高精度化・高速化を図る
82
L2003006606 誘導加熱によって工作機械の刃物をホルダに確実に固定する方法
86
L2003007060 「アスファルト舗装材料の強度向上」発泡スチロールの再利用には、“発泡”状態のまま活かせばいい
88
L2003007733 酸素の使用を可及的に抑制し、多量の酸素を効率よく水中へ吸収させることのできる酸素補給装置
94
L2003007742 液体中の固体素材を撹拌する際、素材を傷めずに撹拌し洗浄、調合、混合できる。撹拌子の脱着・洗浄が容易。
96
L2003007744 1台の篩機で掘削、篩、埋め戻しの3工程をこなす働き者。篩機をトラクタのバケット等に取付け使用する。
98
L2003008239 そば等の製麺機に関するもので、腰のある麺を作るため圧力を上げても内部機構が破損したりしない構造
108
L2003008241 殺菌性、耐摩耗性などに優れたヨウ素含浸金属材料基材の酸化皮膜構造及びその形成方法
112
L2003008459 内燃機関のシリンダー内面全体を、ムラなくコンパクトな設備で、粗面化する為のブラスト方法
120
L2003008463 「自動復帰免振装置」横方向移動を自動的に初期安定位置に復帰させることができる装置
128
L2003008464 滑らない、衝撃を感じない、手や脇が痛くならない、使っていて疲れない、安心して使える松葉杖用石突
130
L2003008465 搬送車等の緩衝キャスターにおいて、上下に分割したフォーク間に弾性体を挿入しかつ確実に固定した構造
132
L2003008466 車両やタンカーなどから漏洩した油を環境に負荷を与えることなく安全迅速に分解処理する方法
134
L2003008469 高精度でデジタル情報を受信する簡易な機器構成
138
3
ライセンス情報番号
ビジネスアイデア
ページ
輸送
L2000006422 木造建築の軸組構造に用いる筋違い入り壁パネルを工場製作し、現場施行時間の短縮、熟練度軽減を狙う
18
L2001013845 人体への安全性が高く、環境への負荷の低い無機化合物を主成分とする新規洗浄剤組成物
22
L2002006373 超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
30
L2003000204 食器、タイル、衛生陶器、碍子などのセラミックスの表面を撥水撥油化させたセラミックス
44
L2003005322 簡単な構造で高いガス感度と長期間安定した感ガス特性を有するセンサー
58
L2003005331 一回でチェーン状成形品ができる成形装置。複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
62
L2003005628 クランク式の車軸の両側についたアームの部分に車輪を取り付けるという構造で操縦性の良い車輪を開発
64
L2003006422 建築物で鉄骨とセメント壁及び金属建具を組み合わせて免震効果を有する壁構造
76
L2003008241 殺菌性、耐摩耗性などに優れたヨウ素含浸金属材料基材の酸化皮膜構造及びその形成方法
112
L2003008463 「自動復帰免振装置」横方向移動を自動的に初期安定位置に復帰させることができる装置
128
L2003008466 車両やタンカーなどから漏洩した油を環境に負荷を与えることなく安全迅速に分解処理する方法
134
L2003008470 感熱型透明図柄を三次曲面を含めた各種の面に簡便に能率よく形成する方法、シール、図柄
140
L2003008471 地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
142
L2003008472 エアコン密封丸洗い
144
土木・建築
L2000006422 木造建築の軸組構造に用いる筋違い入り壁パネルを工場製作し、現場施行時間の短縮、熟練度軽減を狙う
18
L2002000912 帯状板の金属素材から、円盤状に丸い板を打ち抜き、順次プレス加工してV溝を形成するポリVプーリの製法
24
L2002006373 超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
30
L2002009323 廃棄PETボトルをリサイクル材料化するための溶融方法と溶融装置
34
L2002009328 花を寄植えしたハンギングバスケットや重量があるプランターでも安全にパネル(塀)の補強となるような支柱
36
L2002010073 根圏域温度制御を行い、設備の設置やレイアウト変更容易な、栽培ベッド装置及び植物栽培装置を提供する
38
L2002010084 廃棄コンクリート電柱を利用した集魚効果の高い魚礁ブロック
42
L2003000204 食器、タイル、衛生陶器、碍子などのセラミックスの表面を撥水撥油化させたセラミックス
44
L2003000206 「転写シートでガスセンサーを作る」量産性と多様性に優れたセラミックス基板ガスセンサーの作り方
46
L2003001777 出し入れ簡単、用品収納。これが自慢のラインナップです。
48
L2003005066 下水道や暗きょ用のパイプ類を効率的、短期間に敷設するための路面開削工法
52
L2003005320 木材にフェノール樹脂を含浸、硬化させた後炭化することによって得られるウッドセラミックスの製法
56
L2003005322 簡単な構造で高いガス感度と長期間安定した感ガス特性を有するセンサー
58
L2003005331 一回でチェーン状成形品ができる成形装置。複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
62
L2003005628 クランク式の車軸の両側についたアームの部分に車輪を取り付けるという構造で操縦性の良い車輪を開発
64
L2003005789 波エネルギーを機械エネルギーに変換する、エネルギーの変換効率の高い波力式ポンプ装置
70
4
ライセンス情報番号
ビジネスアイデア
ページ
土木・建築
L2003005792 蝋燭を垂直に保持して蝋垂れのない燭台
72
L2003006418 誰でも作れる螺旋階段 簡単な連結具を利用、熟練不要の施工方法
74
L2003006422 建築物で鉄骨とセメント壁及び金属建具を組み合わせて免震効果を有する壁構造
76
L2003007060 「アスファルト舗装材料の強度向上」発泡スチロールの再利用には、“発泡”状態のまま活かせばいい
88
L2003008236 酸化マグネシウムを用いた安全・安価な環境適合型ケミカルヒートポンプ
102
L2003008241 殺菌性、耐摩耗性などに優れたヨウ素含浸金属材料基材の酸化皮膜構造及びその形成方法
112
L2003008461 川の流れにたたずみながら、水を清め、生命を育むビオトープブロック
124
L2003008462 屋根などの傾斜した場所にも簡単かつ確実に建材を保管したり仮保持したりすることができる建築用ストッパー
126
L2003008463 「自動復帰免振装置」横方向移動を自動的に初期安定位置に復帰させることができる装置
128
L2003008471 地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
142
繊維・紙
L2000004712 収納紙箱をワンタッチ開封、再使用時もワンタッチ収納、廃棄時には簡単に空箱を一枚に展開できる構造
16
L2000006422 木造建築の軸組構造に用いる筋違い入り壁パネルを工場製作し、現場施行時間の短縮、熟練度軽減を狙う
18
L2002000913 人の眼の視覚特性を取入れた判断機能のあるピンホール自動検査装置
26
L2002009323 廃棄PETボトルをリサイクル材料化するための溶融方法と溶融装置
34
L2003005771 ストリップス材を均一に押圧して接着剤を確実に硬化でき、高品質の集成材を高生産性で接着する装置及び方法
66
L2003006589 超音波振動によるスラッジ移動で放電加工の高精度化・高速化を図る
82
L2003007423 短時間で大量に処理することができるオゾン処理装置と処理システム及び処理方法
90
L2003007512 汚濁・汚染された大量の水を確実に浄化できる水質浄化処理装置
92
L2003008235 従来機種の欠点を改善し、省スペース、収率増、目詰まりが生じない搾り機
100
L2003008471 地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
142
化学・薬品
L2000004712 収納紙箱をワンタッチ開封、再使用時もワンタッチ収納、廃棄時には簡単に空箱を一枚に展開できる構造
16
L2002009159 誘電体などの固体材料の表面の面の粗さを非接触で計測する技術と装置
32
L2003005320 木材にフェノール樹脂を含浸、硬化させた後炭化することによって得られるウッドセラミックスの製法
56
L2003005322 簡単な構造で高いガス感度と長期間安定した感ガス特性を有するセンサー
58
L2003005331 一回でチェーン状成形品ができる成形装置。複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
62
L2003006589 超音波振動によるスラッジ移動で放電加工の高精度化・高速化を図る
82
L2003007742 液体中の固体素材を撹拌する際、素材を傷めずに撹拌し洗浄、調合、混合できる。撹拌子の脱着・洗浄が容易。
96
5
ライセンス情報番号
ビジネスアイデア
ページ
化学・薬品
L2003008235 従来機種の欠点を改善し、省スペース、収率増、目詰まりが生じない搾り機
100
L2003008238 場所により物性が連続的に変化するような構造をもつ傾斜材料を簡便・自在につくる
106
L2003008240 油糧種子の単細胞化処理による油脂の効率的分離と、有機溶剤の影響なしで蛋白質、糖類などを分離・抽出可能
110
L2003008241 殺菌性、耐摩耗性などに優れたヨウ素含浸金属材料基材の酸化皮膜構造及びその形成方法
112
L2003008242 大豆に含まれるすべての栄養素を高濃度にそなえた、種々の食品に添加できる健康志向の安価な豆乳風味ペースト 114
L2003008460 産業排水や生活排水などで汚染された沈殿池や狭い河川の水へ上手く酸素を加えて活性化し、浄化処理する
122
L2003008466 車両やタンカーなどから漏洩した油を環境に負荷を与えることなく安全迅速に分解処理する方法
134
L2003008467 セラミックヒーターの欠点である昇温の立ち上がり速度・冷却速度、加熱温度ムラを改善したヒーター
136
L2003008471 地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
142
金属材料
L2000006422 木造建築の軸組構造に用いる筋違い入り壁パネルを工場製作し、現場施行時間の短縮、熟練度軽減を狙う
18
L2002000912 帯状板の金属素材から、円盤状に丸い板を打ち抜き、順次プレス加工してV溝を形成するポリVプーリの製法
24
L2002006373 超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
30
L2002009328 花を寄植えしたハンギングバスケットや重量があるプランターでも安全にパネル(塀)の補強となるような支柱
36
L2003005771 ストリップス材を均一に押圧して接着剤を確実に硬化でき、高品質の集成材を高生産性で接着する装置及び方法
66
L2003006589 超音波振動によるスラッジ移動で放電加工の高精度化・高速化を図る
82
L2003006606 誘導加熱によって工作機械の刃物をホルダに確実に固定する方法
86
L2003008241 殺菌性、耐摩耗性などに優れたヨウ素含浸金属材料基材の酸化皮膜構造及びその形成方法
112
L2003008459 内燃機関のシリンダー内面全体を、ムラなくコンパクトな設備で、粗面化する為のブラスト方法
120
L2003008471 地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
142
有機材料
L2002006373 超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
30
L2003005771 ストリップス材を均一に押圧して接着剤を確実に硬化でき、高品質の集成材を高生産性で接着する装置及び方法
66
L2003007423 短時間で大量に処理することができるオゾン処理装置と処理システム及び処理方法
90
L2003008471 地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
142
無機材料
L2003000204 食器、タイル、衛生陶器、碍子などのセラミックスの表面を撥水撥油化させたセラミックス
6
44
ライセンス情報番号
ビジネスアイデア
ページ
無機材料
L2003005320 木材にフェノール樹脂を含浸、硬化させた後炭化することによって得られるウッドセラミックスの製法
56
L2003005771 ストリップス材を均一に押圧して接着剤を確実に硬化でき、高品質の集成材を高生産性で接着する装置及び方法
66
L2003007060 「アスファルト舗装材料の強度向上」発泡スチロールの再利用には、“発泡”状態のまま活かせばいい
88
食品・バイオ
L2000004712 収納紙箱をワンタッチ開封、再使用時もワンタッチ収納、廃棄時には簡単に空箱を一枚に展開できる構造
16
L2001013845 人体への安全性が高く、環境への負荷の低い無機化合物を主成分とする新規洗浄剤組成物
22
L2002010073 根圏域温度制御を行い、設備の設置やレイアウト変更容易な、栽培ベッド装置及び植物栽培装置を提供する
38
L2002010075 冷却用エバポレータの占有空間を増大せず、冷却による魚槽内海水の温度差を少なくした漁船用魚槽冷却装置
40
L2003004894 チーズホエーを利用したドリンクヨーグルトにおいて、その独特の不快臭を解消するプロセスを開発した
50
L2003005322 簡単な構造で高いガス感度と長期間安定した感ガス特性を有するセンサー
58
L2003005789 波エネルギーを機械エネルギーに変換する、エネルギーの変換効率の高い波力式ポンプ装置
70
L2003006591 処理に困っていたワカメ芽株をエタノールで抽出し、当該抽出液を分液操作しての抗酸化食品素材の製造法
84
L2003007512 汚濁・汚染された大量の水を確実に浄化できる水質浄化処理装置
92
L2003007742 液体中の固体素材を撹拌する際、素材を傷めずに撹拌し洗浄、調合、混合できる。撹拌子の脱着・洗浄が容易。
96
L2003008238 場所により物性が連続的に変化するような構造をもつ傾斜材料を簡便・自在につくる
106
L2003008239 そば等の製麺機に関するもので、腰のある麺を作るため圧力を上げても内部機構が破損したりしない構造
108
L2003008240 油糧種子の単細胞化処理による油脂の効率的分離と、有機溶剤の影響なしで蛋白質、糖類などを分離・抽出可能
110
L2003008242 大豆に含まれるすべての栄養素を高濃度にそなえた、種々の食品に添加できる健康志向の安価な豆乳風味ペースト 114
L2003008246 液肥供給や栽培トイの搬送に工夫をした低コストで小規模設備にも最適なNFT式水耕栽培ムービングベンチ
116
L2003008458 海底環境の悪化を防ぎ、光合成可能な浅海で栄養を十分に与えて生物の活発な食物連鎖体系を構築できる施肥剤
118
L2003008460 産業排水や生活排水などで汚染された沈殿池や狭い河川の水へ上手く酸素を加えて活性化し、浄化処理する
122
L2003008466 車両やタンカーなどから漏洩した油を環境に負荷を与えることなく安全迅速に分解処理する方法
134
L2003008467 セラミックヒーターの欠点である昇温の立ち上がり速度・冷却速度、加熱温度ムラを改善したヒーター
136
L2003008471 地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
142
生活・文化
L2000004712 収納紙箱をワンタッチ開封、再使用時もワンタッチ収納、廃棄時には簡単に空箱を一枚に展開できる構造
16
L2000006422 木造建築の軸組構造に用いる筋違い入り壁パネルを工場製作し、現場施行時間の短縮、熟練度軽減を狙う
18
L2001000411 レーシングカートの車への積み下ろし、サーキット内の移動が楽に安全にできるカートスタンド
20
L2001013845 人体への安全性が高く、環境への負荷の低い無機化合物を主成分とする新規洗浄剤組成物
22
7
ライセンス情報番号
ビジネスアイデア
ページ
生活・文化
L2002006373 超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
30
L2002009323 廃棄PETボトルをリサイクル材料化するための溶融方法と溶融装置
34
L2002009328 花を寄植えしたハンギングバスケットや重量があるプランターでも安全にパネル(塀)の補強となるような支柱
36
L2002010073 根圏域温度制御を行い、設備の設置やレイアウト変更容易な、栽培ベッド装置及び植物栽培装置を提供する
38
L2002010075 冷却用エバポレータの占有空間を増大せず、冷却による魚槽内海水の温度差を少なくした漁船用魚槽冷却装置
40
L2003000204 食器、タイル、衛生陶器、碍子などのセラミックスの表面を撥水撥油化させたセラミックス
44
L2003000206 「転写シートでガスセンサーを作る」量産性と多様性に優れたセラミックス基板ガスセンサーの作り方
46
L2003001777 出し入れ簡単、用品収納。これが自慢のラインナップです。
48
L2003005206 「気泡で細菌を殺すポンプ」気泡が壊れるときの衝撃波で細菌やプランクトンを殺す
54
L2003005320 木材にフェノール樹脂を含浸、硬化させた後炭化することによって得られるウッドセラミックスの製法
56
L2003005322 簡単な構造で高いガス感度と長期間安定した感ガス特性を有するセンサー
58
L2003005329 うき釣りなどで、浮きの反応が極く小さい時でも反応を大きく示す、板オモリ巻軸付きクッション仕掛け
60
L2003005331 一回でチェーン状成形品ができる成形装置。複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
62
L2003005628 クランク式の車軸の両側についたアームの部分に車輪を取り付けるという構造で操縦性の良い車輪を開発
64
L2003005783 取り付け、操作が簡便な、折りたたみ式上下装置付家庭用手すり(福祉機器)
68
L2003005789 波エネルギーを機械エネルギーに変換する、エネルギーの変換効率の高い波力式ポンプ装置
70
L2003005792 蝋燭を垂直に保持して蝋垂れのない燭台
72
L2003006418 誰でも作れる螺旋階段 簡単な連結具を利用、熟練不要の施工方法
74
L2003006422 建築物で鉄骨とセメント壁及び金属建具を組み合わせて免震効果を有する壁構造
76
L2003006567 スコア及びコースレイアウトを随時画面表示し、現在のスコアを自動的に表示するゴルフスコア表示装置
78
L2003006587 生体内血管の位置検出と血管の自動追尾が可能で、運動による音響雑音を受けにくい超音波血流装置
80
L2003007060 「アスファルト舗装材料の強度向上」発泡スチロールの再利用には、“発泡”状態のまま活かせばいい
88
L2003007423 短時間で大量に処理することができるオゾン処理装置と処理システム及び処理方法
90
L2003007512 汚濁・汚染された大量の水を確実に浄化できる水質浄化処理装置
92
L2003008235 従来機種の欠点を改善し、省スペース、収率増、目詰まりが生じない搾り機
100
L2003008236 酸化マグネシウムを用いた安全・安価な環境適合型ケミカルヒートポンプ
102
L2003008241 殺菌性、耐摩耗性などに優れたヨウ素含浸金属材料基材の酸化皮膜構造及びその形成方法
112
L2003008242 大豆に含まれるすべての栄養素を高濃度にそなえた、種々の食品に添加できる健康志向の安価な豆乳風味ペースト 114
L2003008246 液肥供給や栽培トイの搬送に工夫をした低コストで小規模設備にも最適なNFT式水耕栽培ムービングベンチ
116
L2003008458 海底環境の悪化を防ぎ、光合成可能な浅海で栄養を十分に与えて生物の活発な食物連鎖体系を構築できる施肥剤
118
L2003008462 屋根などの傾斜した場所にも簡単かつ確実に建材を保管したり仮保持したりすることができる建築用ストッパー
126
L2003008463 「自動復帰免振装置」横方向移動を自動的に初期安定位置に復帰させることができる装置
128
L2003008465 搬送車等の緩衝キャスターにおいて、上下に分割したフォーク間に弾性体を挿入しかつ確実に固定した構造
132
8
ライセンス情報番号
ビジネスアイデア
ページ
生活・文化
L2003008466 車両やタンカーなどから漏洩した油を環境に負荷を与えることなく安全迅速に分解処理する方法
134
L2003008467 セラミックヒーターの欠点である昇温の立ち上がり速度・冷却速度、加熱温度ムラを改善したヒーター
136
L2003008473 帯むすび練習・研究用の縮小人体モデルとその使用方法
146
その他
L2002000912 帯状板の金属素材から、円盤状に丸い板を打ち抜き、順次プレス加工してV溝を形成するポリVプーリの製法
24
L2002000913 人の眼の視覚特性を取入れた判断機能のあるピンホール自動検査装置
26
L2002010084 廃棄コンクリート電柱を利用した集魚効果の高い魚礁ブロック
42
L2003001777 出し入れ簡単、用品収納。これが自慢のラインナップです。
48
L2003005320 木材にフェノール樹脂を含浸、硬化させた後炭化することによって得られるウッドセラミックスの製法
56
L2003005331 一回でチェーン状成形品ができる成形装置。複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
62
L2003005792 蝋燭を垂直に保持して蝋垂れのない燭台
72
L2003006567 スコア及びコースレイアウトを随時画面表示し、現在のスコアを自動的に表示するゴルフスコア表示装置
78
L2003006587 生体内血管の位置検出と血管の自動追尾が可能で、運動による音響雑音を受けにくい超音波血流装置
80
L2003006591 処理に困っていたワカメ芽株をエタノールで抽出し、当該抽出液を分液操作しての抗酸化食品素材の製造法
84
L2003007733 酸素の使用を可及的に抑制し、多量の酸素を効率よく水中へ吸収させることのできる酸素補給装置
94
L2003007744 1台の篩機で掘削、篩、埋め戻しの3工程をこなす働き者。篩機をトラクタのバケット等に取付け使用する。
98
L2003008235 従来機種の欠点を改善し、省スペース、収率増、目詰まりが生じない搾り機
100
L2003008237 簡単な構造で、強い強度を保持したまま、高エネルギー分解能を有する荷電粒子分光器
104
L2003008240 油糧種子の単細胞化処理による油脂の効率的分離と、有機溶剤の影響なしで蛋白質、糖類などを分離・抽出可能
110
L2003008458 海底環境の悪化を防ぎ、光合成可能な浅海で栄養を十分に与えて生物の活発な食物連鎖体系を構築できる施肥剤
118
L2003008467 セラミックヒーターの欠点である昇温の立ち上がり速度・冷却速度、加熱温度ムラを改善したヒーター
136
L2003008469 高精度でデジタル情報を受信する簡易な機器構成
138
L2003008472 エアコン密封丸洗い
144
L2003008473 帯むすび練習・研究用の縮小人体モデルとその使用方法
146
9
開放特許の活用のすすめ
特許権は、膨大な研究開発投資のもと、技術調査・研究開発活動に大きな労力を
さいた上に、特許庁の厳正な審査を経て生まれる優秀な技術資産といえます。こう
した特許の中で、他者に開放する意思のあるものを「開放特許」と言います。
この開放特許を活用することにより、製品のライフサイクルが短縮している昨今に
おいて
・研究開発にかける時間と費用を、リスクマネジメントすることができます。
・既に成立している技術をもとに製品化を検討できるため、マーケティングが容
易になります。
その結果、
・異なる組織が連携することにより、新しい製品・技術が開発されます。
・お互いの足りない部分を補完し合う事により、より強固な体制が築けます。
開放特許を活用して、戦略的連携による技術革新を!
10
開放特許活用例集は開放特許を
使ったビジネスアイデア集です
開放特許活用例集とは
開放特許活用例集は、特許流通データベースに登録されている開放特許の中から事
業化の可能性が高い案件を特許流通アドバイザーの推薦等により選定し、これら有
用な開放特許の有効利用を目的としたビジネスアイデア集です。
開放特許活用例集の掲載案件
2004−Ⅰ版では、特許流通データベースに登録されている開放特許のうち、以下
の基準で66件を特許流通アドバイザーに推薦していただきました。
・権利の残余期間が推薦時に十分であること
特許については残余期間5年以上、実用新案については同3年以上。
(出願中の案件はこの限りではありません。
)
・技術移転に適していること
・中小・ベンチャー企業が事業化に取り組みやすいもの
今号では掲載案件の選定の大部分を各都道府県の特許流通アドバイザーが行ってい
ます。
特許流通アドバイザーは各派遣地域で、様々なシーズやニーズの相談に応じており、
その経験より培った知見をもとに選定いたしました。
お近くの特許流通アドバイザーの連絡先はP174をご覧ください。
また各ビジネスアイデアは、知的財産権の取引を業とされている方々が作成いたし
ました。作者については最終頁(奥付)をご覧ください。
11
開放特許を使うには
この開放特許活用例集を見て、興味がある開放特許があったとき
は、次のような手続きをとることが可能です。
①各開放特許の問い合わせ先に直接連絡する。
掲載された開放特許について、問い合わせ窓口が各ページに記載されていますので、
こちらに直接連絡することができます。
②特許流通アドバイザーに連絡する。
特許流通アドバイザーは、独立行政法人工業所有権総合情報館の委託を受け、(社)
発明協会から各地の経済産業局、都道府県に派遣している技術移転をお手伝いする
アドバイザーです。
開放特許の特許権者との橋渡し、技術移転に関することについて、無料でご相談い
ただけます。
(秘密厳守)
お近くの特許流通アドバイザーの連絡先はP174に掲載されていますので
ご覧ください。
12
開放特許を
もっと使っていただくために
特許流通データベース
この開放特許活用例集でご紹介できた開放特許は、すべての開放特許のうちのごく
一部ですので、これ以外のライセンス情報を是非とも特許流通データベースでご覧
下さい。ここには開放特許の意思表示をしたものが、現在5万件ほど登録されてい
ます。このデータベースはインターネットにつなげば、どなたでも、無料で、いつ
でもご覧になれます。
特許流通データベースには、以下のいずれかのアドレスでアクセスできます。
http://www.ncipi.go.jp/
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/
特許流通データベースの詳しい使い方は、
「特許流通データベースの見方」
(P148)
をご覧ください。
13
開放特許活用例集
使用にあたっての注意事項
開放特許活用例集をお使いになるにあたっては、以下のことに十
分ご注意下さい。
●開放特許といっても特許権ですから、その使用については特許権者の了解が必要
です。
(ライセンス料の支払い等も含みます。
)
●出願中案件の場合、審査の結果、特許登録が拒絶される可能性があります。
●事業化にあたっては、他の権利に抵触する可能性やその他の規制もありますので、
最終的な事業化には十分な調査(先願調査等)が必要です。
●開放特許活用例集はあくまでもビジネスアイデア集です。掲載されたビジネスア
イデアの内容や事業の成功を保証するものではありません。
●本冊子の性格上、ここに掲載される事業化情報は完全な調査に基づくものではあ
りません。従って部分的には情報が不足している箇所もありますので、事業化にあ
たっては、その内容を十分ご確認ください。
14
MEMO
15
電気・
電子
収納紙箱をワンタッチ開封、再使用時もワンタッチ収納、
廃棄時には簡単に空箱を一枚に展開できる構造
特 許 権 者:丸尾 章
ライセンス情報番号:L2000004712
情報・
通信
ユーザー業界
カレー、菓子類、医薬品、玩具、電気製品等の糊付
け加工された収納紙箱は、開封が面倒で、一旦開封す
機械・
加工
ると収納箱としては再使用に耐えない状態となること
繊維・紙
食品・バイオ
が多い。また、最後に廃棄する場合にも展開が困難で
”かさばる”ことになる。これをコストアップするこ
輸 送
生活・文化
となく開封時の問題、再保管時の問題、廃棄時の問題
の3段階時点に起こる欠点を解決することに大きな視
点がある。
食品・バイオ
先ず①ワンタッチ開封は、上蓋部分を開口部端に沿
土木・
建築
生活・文化
って円弧の2重ミシン目として周囲を破壊することな
く開封をワンタッチで開封可能(図を参照)とし、再
使用の場合に切り口形状のミシン目の凹凸が合わせ摩
食品・バイオ
擦力効果が得られて閉じる力となる相乗効果をねらっ
繊維・
紙
ていること。②再使用時にはサイドに三角の蓋止め部
分を設け、内側にあった舌片を前方から裏面に差し込
化学・薬品
活用アイデア
商品の高付加価値化
○小型収納箱の構造的なアイデアを
生かし、市販の紙から抜け出た使
用材料面での工夫が考えられる。
ケナフ植物紙等を使用した高付加
価値化商品箱(中味が限定される
でしょう)へ利用できる。
収納箱が餌に
○小型収納箱の構造的なアイデアを
生かし、市販の紙から抜け出た使
用材料面での工夫のうち、リサイ
クルに視点をあわせ、箱そのもの
がちぎって行楽地の池等の金魚、
鯉等の餌になるといったものが考
えられる。
収納箱が植物肥料
○小型収納箱の構造的なアイデアを
生かし、市販の紙から抜け出た使
用材料面での工夫のうち、リサイ
クルに視点をあわせ、箱そのもの
が窒素、燐酸、カリ成分も持つ植
物肥料になるといったものが考え
られる。
むことよりきちんとした形状を確保できること。③最
化学・
薬品
後に空箱を一枚に容易に展開できるので廃棄時にも
market potential
”かさばり”がなく、容易に廃棄できること。以上、
3点のメリットが生じることにポイントがある。
更に従来品からコストアップせずにすべてをワンタ
金属
材料
開封が容易で開封後の再封が可能な紙箱は、従
ッチで機能を満たす紙箱構造を考え、工夫しているも
来から利用されている。その中でも、スナック菓
ので利用上の利便性にのみ重点が置かれた紙箱設計方
子などについては消費者は新規なイメージを与え
法を求めたところにある。
る洒落たデザイン、形状とともに開封の容易さを
重視する。それと同時にしっかりした蓋の閉まり
有機
材料
具合はゴミなどが入らないので安心感を与える。
patent review
蓋のミシン目の形状にはまだデザイン性の入る
余地がある。内容物から小さいものでは粒状、タ
無機
材料
ブレット状菓子、チョコレート、ビスケット、ガ
用 語 解 説
ム、タバコ用、などに適している。また、板紙か
ら歩留まり良く取れ大量生産方式に合致している
天板
箱形状の上部分を言う。
食品・
バイオ
ので製造費用が安く包装紙箱として用途が広い。
日本の紙生産は世界第2位、板紙は1279万トン
底板
箱形状の下部分を言う。
(40%)で包装用紙器用板紙はその内16%であり、
側板
箱形状のサイドの側面部分を言う。
生活・
文化
その他
折りたたみ箱や印刷箱はその内の白板紙から作
る。業界団体は日本製紙連合会がある。
妻板
箱形状の引き出す側の側面部分を言う。
舌片
箱等の折り曲げ部分を本体に挟み込み固定するために設
けた舌上突起部分。
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
16
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:15年8ヶ月(平31.9.13満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平11-258248
○出願日/平11.9.13
○公開番号:特開2001-080635
○公開日/平13.3.27
○特許番号:特許3081846
○登録日/平12.6.23
特許流通データベース情報 ・タイトル:カレー等の糊付け密閉された紙
箱をワンタッチで開口を広く開封。中身…
・ライセンス番号:L2000004712
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
丸尾 章
食品・
バイオ
〒766-0004
香川県仲多度郡琴平町榎井 421−6
TEL:0877-73-2128
E-mail:[email protected]
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
17
電気・
電子
木造建築の軸組構造に用いる筋違い入り壁パネルを工
場製作し、現場施行時間の短縮、熟練度軽減を狙う
特 許 権 者:株式会社上原工務店
ライセンス情報番号:L2000006422
情報・
通信
ユーザー業界
木造住宅建築の軸組工法に使用する筋違い入り壁パ
ネルが、現場での施行時間の短縮、及び熟練者の確保、
機械・
加工
人件費問題等を解決する手段として開発された。特に、
土木・建築
繊維・紙
生活・文化
現場で製作する場合は、筋違い、間柱の寸法切り、取
り付け等を精度良く行うには、作業者の熟練が不可避
輸 送
で、熟練していないと施行が難しかった。
機械・加工 土木・建築 生活・文化
これらの問題の解決のために、予め筋違い入り壁パ
ネルを工場生産し、現場で壁材として取り付ける工法
で、筋違いは、左右の2本の柱材と上下2本の横架材
土木・
建築
輸 送
との間に形成される長方形状の空間に対角線に1本又
金属材料
活用アイデア
コンクリート壁の内面化粧壁
○薄厚の中空構造として断熱性能を
持てばコンクリート壁の内張化粧
板として結露対策としても有効
組み込みガラス窓
○二重構造のガラス窓枠を工場生産
し、建築現場で住宅建設に組み込
むことで、防音、防寒性能が向上
する
二重構造のコンテナー
○コンテナーの外壁構造を二重化し
て、保冷性能の向上を図る
は2本組込れ、主として横風や地震の横揺れ等の水平
力に対する補強とし、間材は必要に応じて1本又は数
本が下の横架材と上の横架材との間に垂直に嵌め込ま
繊維・
紙
れ、主として建物の自重や地震の縦揺れ等の垂直力に
対する補強となる。この工場生産パネルは、精度が極
めて良好で、通風層となる薄厚板加工のスペーサーを
化学・
薬品
設けた場合は、基礎付近の空気が屋根裏に吸い上げら
market potential
れ、自然換気が出来、室内壁の結露防止、建物内の乾
燥が可能となる。パネルの現場取付け方法として、軸
組工法において、縦方向の柱、横方向の上下の横架材
金属
材料
本工法は木造住宅の軸組工法で木造の筋違い入
で囲まれた部分に工場生産の本壁パネルを嵌め込み、
り壁パネルとして開発されたものであるが、薄厚
取付けで縦方向の柱と筋違いを固定し、更に壁パネル
板加工の内壁の結露対策として適用可能と考えら
の別の間柱止めに接触するように柱を立てて、取付け
れる。
で柱と筋違いとを固定する方法を採用している。
現在広く施工されている鉄筋コンクリート造の
有機
材料
壁式工法に適用出来れば、その応用範囲は飛躍的
patent review
に増大し、その用途は拡大するものと考えられる。
天井材、屋根材についても同様の工法を適用す
無機
材料
ることが可能である。
用 語 解 説
食品・
バイオ
軸組
壁体の骨組みで、屋根、床の荷重を支え、基礎に伝える
もの。外周軸組と各部屋を仕切るための軸組がある。
壁式工法
鉄筋コンクリート造の一種で、柱や梁がなく、壁だけの
構造を言う。スペースにゆとりがあり、コストも安い。
生活・
文化
その他
ツーバイフォー工法
枠組壁工法で、米国生まれ、米国育ちの工法。2x4イ
ンチ材が最も多く使われているためこう呼ばれる。
筋違い(筋交い)
地震力や風圧力などの水平荷重による軸組の変形を防ぐ
ために対角線方向に入れる部材。
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
18
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:12年8ヶ月(平28.9.30満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平08-278625
○出願日/平8.9.30
○公開番号:特開平10-102636
○公開日/平10.4.21
○特許番号:特許3030615
○登録日/平12.2.10
特許流通データベース情報 ・タイトル:筋違入り壁パネル及びその取付
け方法
・ライセンス番号:L2000006422
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社上原工務店
代表取締役社長 上原 昭
食品・
バイオ
〒780-0972
高知県高知市中万々109−7
TEL:088-825-1158 FAX:088-823-1238
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
19
電気・
電子
レーシングカートの車への積み下ろし、サーキット内の
移動が楽に安全にできるカートスタンド
特 許 権 者:越畑 誠
ライセンス情報番号:L2001000411
情報・
通信
ユーザー業界
このカートスタンドは、大きくは以下の3つの部品
でできている。①キャスター付きの台車(搬送機構)、
機械・
加工
②カートを載せるフレーム(載置装置)、③それらを連
生活・文化
結するメイン支柱(棒状部材)
。
台車とフレームと支柱はそれぞれヒンジで連結され
輸 送
ジェットスキー用のスタンド
○水上を滑走するジェットスキーは
車で搬送される。また、船体のメ
ンテナンスに用いるスタンドに適
する。
モーターハンググライダ用スタンド
○搬送やメンテナンスのスタンド
ているから、フレームが上下でき、しかも自在に回転
できる。これにより、フレームをほぼ垂直に立てるこ
バギー用のスタンド
○バギーは公道では走れないため車
で搬送する必要がある。また、足
周りのメンテナンス時に載置する
スタンドに適する。
とができる。フレームの下には、フレームを水平にし
た時に支えるサブ支柱(係止部材)を付ける。サブ支
土木・
建築
活用アイデア
柱には手で引くとサブ支柱をワンタッチではずせるワ
イヤ(係止解除部材)を付ける。
スノーモビル用のスタンド
○搬送やメンテナンスのスタンド
次に使い方を説明する。カートスタンドは通常、台
車の上にフレームが重なった状態で支柱が折りたたま
繊維・
紙
れている。カートを載せる場合には、カートの前方で
フレームにサブ支柱を組込みフレームをほぼ垂直に立
てる。次に、カートの先端を持ち上げてフレームのフ
化学・
薬品
ック(仮保持部)にかけ、フレームに載せる。次に、
market potential
カートとフレームを水平状態に回転する。すると、サ
ブ支柱が自重により下に回転し自動的にフレームを支
持する状態となる。そのため、カートは容易に落ちる
金属
材料
この発明の価値は、モーター等の補助装置を使
ことはない。カートを降ろす場合には、フレームを手
わずに、支柱の使い方を工夫することにより、レ
で軽く支えながらワイヤを引く。するとサブ支柱が外
ーシングカートの積み下ろし、移動が容易にかつ
れ、フレームが回転自在となる。この状態でカートを
安全に実現できる点にある。
垂直位置に回転する。カートが地面についたら、台車
有機
材料
載置装置を回転してほぼ垂直に一旦保持するし
を少し移動させ、カートを前端から地面に下ろす。
くみと、載置装置を回転し確実に水平状態を保つ
patent review
しくみ、水平状態からワンタッチで垂直位置に回
転できるしくみにより、簡単な構造で安価な搬送
無機
材料
装置を実現できる点にある。
用 語 解 説
食品・
バイオ
近年は、野外でのアクティブでスポーツ性のあ
る趣味が増えている。例えば、ジェットスキー、
モーターハンググライダ
ハンググライダの翼に着座付三輪車をつけ、数百ccのエ
ンジンでプロペラを回す。
スノーモビル、モーターハンググライダ等である。
今後は特に高齢者や女性の愛好者が増える傾向に
ある。この発明の載置装置の大きさ、形状、台車
のキャスターを小型のタイヤなどに変えることに
生活・
文化
より、高齢者や女性でも積み下ろし、運搬が楽に
安全にできる多種多様な搬送装置として広く利用
できる可能性がある。
その他
原稿作成:田村 孝一 日本アイアール
20
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:13年11ヶ月(平29.12.25満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平09-367416
○出願日/平9.12.25
○公開番号:特開平11-189159
○公開日/平11.7.13
○特許番号:特許3385201
○登録日/平14.12.27
特許流通データベース情報 ・タイトル:レーシングカートを安全に積み
下ろしできるカートスタンド
・ライセンス番号:L2001000411
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
北田技研
代表 越畑 誠
食品・
バイオ
〒400-0812
山梨県甲府市和戸町353−36
TEL:055-227-7315 FAX:055-227-7315
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
21
電気・
電子
人体への安全性が高く、環境への負荷の低い無機化合物
を主成分とする新規洗浄剤組成物
特 許 権 者:有限会社コズグロジャパン
ライセンス情報番号:L2001013845
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、単純温泉に含まれる第三リン酸ナトリウ
野菜洗浄清浄機
○無菌水
○清浄水
ム、メタケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、ホウ酸
機械・
加工
ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムなどのミネラルを
食品・バイオ
生活・文化
口腔健康機
○口腔内水流マッサージ
○歯面洗浄
○口腔洗浄
主成分とする新規洗浄剤組成物であり、人体への安全
性が高く、環境負荷が低い特徴を有する。 本洗浄剤
輸 送
は、付着した油脂、蛋白質などの汚れに対し、起泡力
は弱いが、表面張力低下能、浸透・湿潤力をもち、汚
れを分散・加水分解により洗浄剤溶液中に溶かし出す
力が強い。また、この洗浄剤は従来の洗剤に比べて比
土木・
建築
機械・加工
較的短時間ですすぎができる。また、石鹸や合成洗剤
輸 送
油タンク洗浄システム
○タンカー
○油タンク
○タンクローリー
自動洗車機の省エネ・省資源化
○ガソリンスタンド
○駐車場
では不適の海水も使用できる。前記主成分の他に、汚
れの分散剤、再付着防止剤、発泡剤などを目的に応じ
輸 送
て適宜加える。水素イオン濃度=12∼13のアルカリ
繊維・
紙
活用アイデア
性とすることが効果的である。洗浄により汚濁した洗
浄剤溶液を回収し、汚濁物質および油脂を油水分離、
超音波分離または濾過等により除去して、再度洗浄剤
化学・
薬品
溶液として温度、pHを調整して再使用することがで
market potential
きる。従来の洗剤の主体は有機合成界面活性剤であり、
人体への悪影響や河川湖沼の環境負荷の問題があっ
た。石鹸も程度の差はあれ環境負荷の問題はある。油
金属
材料
本発明の洗浄剤は、揮発成分が無いので、フロ
性汚れに強い洗浄力を持つ石油系洗浄剤(フロン、ト
ン等のように深刻な大気汚染を起すことがなく、
リクレン、パークレン)も大気汚染、人体への悪影響、
また有機系界面活性剤を用いていないので、他の
環境負荷等の深刻な問題を抱えている。本発明の洗浄
洗浄剤と比較して、河川湖沼等に対する環境負荷
剤は、フロン等のような深刻な環境汚染はなく、他の
有機
材料
が非常に少ない。本発明の洗浄剤は、海水を用い
洗剤と比較して河川等への環境負荷が少ない。
て溶液を調製し、洗浄に使用できるため、臨海工
patent review
場、漁業加工場、タンカー、船舶など、海水を利
用できる立地の場合には有利である。本洗浄剤は、
無機
材料
洗顔料、シャンプー、ボディソープ、ペット用シ
用 語 解 説
食品・
バイオ
ャンプー等各種洗剤の広範囲の用途に適用できる
が、特に野菜等の農産物の洗浄に際し、従来の洗
環境負荷
人間活動は、資源・エネルギーを消費し、自然の浄化能
力を超える廃棄物を環境に出し、負荷をかけている。
剤では野菜等に残留してビタミンを破壊する等の
現象が認められたが、本洗浄剤では、ビタミンの
破壊等の現象は少なく、野菜果物等の農産物の洗
浄には有利である。食の安全と利便性の観点から、
生活・
文化
洗浄野菜の需要が伸びており、安心安全な野菜洗
浄機が求められている。また、歯面洗浄に使用し
て歯面に付着した歯垢の除去にも有効である。
その他
原稿作成:梶谷 浩一 株式会社 テクノソフト
22
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:5年10ヶ月(平21.11.2満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:国内外あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平01-284887
○出願日/平1.11.2
○公開番号:特開平03-146598
○公開日/平3.6.21
○特許番号:特許2876054
○登録日/平11.1.22
特許流通データベース情報 ・タイトル:界面活性剤に頼らない洗剤
・ライセンス番号:L2001013845
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社コズグロジャパン
代表取締役会長 佐渡山 安雄
〒904-2142
沖縄県沖縄市登川3144
TEL:098-934-8146 FAX:098-921-0411
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
23
電気・
電子
帯状板の金属素材から、円盤状に丸い板を打ち抜き、
順次プレス加工してV溝を形成するポリVプーリの製法
特 許 権 者:株式会社デンソー
ライセンス情報番号:L2002000912
情報・
通信
ユーザー業界
円盤状板の金属素材をプレス加工しVプーリを製作
ポリVプーリの製造
○Vプーリを丸い平板から、プレス
で加工して作る
する案は従来からもあった。しかし、その技術では素
機械・
加工
材の板厚が不揃いの場合、Vプーリ部分や軸の部分に、
機械・加工
金属材料
余肉や不足が出て寸法がバラツキ、高速運転時のダイ
ナミックバランスがとれず振動する為、機械加工を要
輸 送
していた。この欠点を無くす為、仕上げ寸法より少し
機械・加工
厚めの板を用い、プレスによって絞り乍ら成形し、余
金属材料
肉を押し出して寸法を揃える方法を考案した。鋳物か
ら製造する場合や従来のプレス方式に比べ巣の発生は
土木・
建築
その他
ゼロ、重心のアンバランスも無く、絞り加工により連
続性のある均質な金属組織が得られ、機械加工不要で、
疲労強度も安定し、小型で大容量の動力伝達が可能と
機械・加工
金属材料
なり、コスト的にも大きなメリットがある。なんと言
繊維・
紙
活用アイデア
っても、素材の良さをそのまま生かし、更に冷間鍛造
土木・建築
(プレス)によって極めて安定した品質が得られるこ
ポリVプーリの製造金型
○Vプーリを丸い平板から、プレス
で加工して作る際の金型
ころがり軸受製造
○テーパローラ、円筒コロ軸受の内
輪を、丸い平板から、プレスで加
工して作る
ころがり軸受製造用金型
○テーパローラ、円筒コロ軸受の内
輪を、丸い平板から、プレスで加
工して作る際の金型
滑車の製造
○滑車を丸い平板から、プレスで加
工して作る
滑車の製造用金型
○滑車を丸い平板から、プレスで加
工して作る為の金型
とが大きな長所である。製法の概略を述べると、帯状
化学・
薬品
の板材から円盤状の板をプレスで打ち抜き、皿状にプ
market potential
レス加工し、底部に丸い穴をあけ、順次金型を変え乍
ら深く絞り成形していく。機械加工を行わないため、
金型は偏肉のない精度の良いものを製作する必要があ
金属
材料
この技術を利用すれば今回の実施例のポリVプ
る。プレス加工の際、余分にはみ出した部分(特にフ
ーリは勿論の事、一般のVプーリやVベルト用の
ランジ部)は、重心のバランスを取る為、せん断プレ
テンションアイドラーなどは適用可能範囲であ
スで打ち抜く。上部のベルト悦脱防止部分の少し大き
る。その他、スリーブやスプールなども対象にな
めのフランジ部はすり割りパンチで成形し、Vベルト
有機
材料
ると思われるが、つばの出ている物の製造が魅力
部の溝は転造方式で製作する。
的で、転がり軸受けのつば付きのインナーレース
patent review
とか、つば付きの平軸受け(ブシュ)、或いはロ
ープ用の滑車などが対象となる。材料の歩留まり
無機
材料
や加工工数面の経済的効果の外に、強度増大や品
用 語 解 説
食品・
バイオ
質の安定供給などが期待できる。鋳鉄、アルミ鋳
物、ダイキャストなどは、複雑な形状のものでも
ポリVプーリ
Vベルトの高伝動性と平ベルトの柔軟性を備えたリブベ
ルト(平ベルトにVベルトを付けた形状)用のプーリ。
比較的自由に製作できるが、巣の発生は避けられ
ず、繰り返し荷重のかかる部分や、高速回転で遠
ダイナミックバランス
動的釣り合いの事で、高速回転の時、バランスが悪いと
振動を起こす。重りの追加や偏肉の削りで修正する。
心力の働く所では、巣による疲労強度減や回転の
アンバランスが問題となる。この点、本製法は金
生活・
文化
型に多少費用を要するが、製品の均一さ、寸法精
度など抜群に安定し、強度的にも強く、コスト面
でも割安で量産に向いている。
その他
原稿作成:太田 繁夫 有限会社 テクノトレード
24
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:11年3ヶ月(平27.4.28満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平07-105945
○出願日/平7.4.28
○公開番号:特開平08-300082
○公開日/平8.11.19
○特許番号:特許2770778
○登録日/平10.4.17
特許流通データベース情報 ・タイトル:第1∼4の工程より構成する切
り取り・絞り加工により、帯板状の金属…
・ライセンス番号:L2002000912
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社デンソー
知的財産部 担当部員 駒村 利憲
〒448-8661
愛知県刈谷市昭和町1−1
TEL:0566-25-5996 FAX:0566-25-4554
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
25
電気・
電子
人の眼の視覚特性を取入れた
判断機能のあるピンホール自動検査装置
特 許 権 者:株式会社デンソー
ライセンス情報番号:L2002000913
情報・
通信
ユーザー業界
長年にわたって、製造工程では人手作業に代る自動
ピンホール検査装置
○視覚特性を加味してピンホールを
自動判別する
化機械・装置の開発が行われている。とりわけ近年、
機械・
加工
活用アイデア
画像処理技術の開発によって、各分野で人手による目
電気・電子
視検査作業の機械化、自動化が著しく進んできている。
しかし、人の眼の視覚特性に基づく判断作業について
輸 送
機械・加工
は完全自動化が難しく、現状ではまだ目視検査に依存
している。
塗布糊剤検査装置/織物傷検査装置
○連続的に織物の欠点を検出する
本発明は、メータ文字盤等の意匠製品のパターン部
(文字、意匠の表示がある部分)と背景部(文字、意
土木・
建築
繊維・紙
匠の表示が無い部分)で構成され、背景部にピンホー
印刷傷検査装置
○視覚特性を加味して印刷傷を動判
別する
ルが混在している製品の良否を判別する自動ピンホー
ル検査装置である。パターン部と背景部のピンホール
その他
間の距離を計測する手段と、その距離に応じたピンホ
繊維・
紙
ールの判断基準面積を視覚特性に基づき設定する手段
およびピンホールの面積を計測する手段によって、ピ
ンホールの判別基準面積と、ピンホールの計測面積を
化学・
薬品
比較して製品の良否を判定する。そして、この自動ピ
market potential
ンホール検査装置の全体回路は、被検査物の保持手段
(X−Yテーブル)、照明手段(ランプ)、撮像手段
(撮像カメラ)、および判定装置で構成され、判定装置
金属
材料
ピンホールの検出は全ての製造工程の永遠の課
は被検画像作成部、マスク画像作成部、判別部、およ
題であり、重要テーマである。本発明のピンホー
び判別基準設定部で構成されていて、製品の良否判別
ル検査装置は、人の眼の視覚特性に基づいて判断
を目視判別に極めて近似できるようにしている。
し、製品の歩留まりを向上させる目視検査作業を
自動化したもので、様々な分野での利用が有望視
有機
材料
されている。
patent review
例えば、機械・金属分野でのメッキ処理後のピ
ンホールの検査、印刷分野での製版フイルムの傷
無機
材料
や汚れおよびスクリーン印刷のインク皮膜穴の検
用 語 解 説
出、繊維分野での布帛表面の塗布糊剤状態(穴の
有無)の検査に利用できる。
ピンホール
素地又は下塗りに達する塗膜の細孔。
高齢化社会、少子化社会を前に、ますます製造
食品・
バイオ
工程の熟練作業者の確保は難しくなっている。本
発明装置の需要は、周辺機械・装置の自動化とあ
いまって、さらに拡大するものと思われる。
生活・
文化
その他
原稿作成:本林 孝三 有限会社 テクノトレード
26
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:9年1ヶ月(平25.2.3満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平05-016611
○出願日/平5.2.3
○公開番号:特開平06-229942
○公開日/平6.8.19
○特許番号:特許2760250
○登録日/平10.3.20
特許流通データベース情報 ・タイトル:パターン部と背景部のあるパタ
ーンにおいて、背景部にあるピンホール…
・ライセンス番号:L2002000913
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社デンソー
知的財産部 担当部員 駒村 利憲
〒448-8661
愛知県刈谷市昭和町1−1
TEL:0566-25-5996 FAX:0566-25-4554
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
27
電気・
電子
プレス加工のみで、一挙に溝を形成するようにした
塑性加工法
特 許 権 者:株式会社デンソー
ライセンス情報番号:L2002001468
情報・
通信
ユーザー業界
製造コストを安くすることは、製造メーカーの永遠
バルジ形状配管
○プレス加工のみでシール溝を形成
する
の課題である。近年、コスト低減の手法として、切削
機械・
加工
加工から塑性加工への流れが主流になってきている。
機械・加工
溝付ロール
○プレス加工のみで溝付ロールを成
形する
そして、塑性加工では加工工程数をより少なくするこ
とが注目されている。
輸 送
活用アイデア
従来、高圧または低圧の流体が流れる配管やホース
ベアリング内輪、外輪
○プレス加工のみで溝を成形する
接続用に取付けられる配管で、円周に円形状に凹んだ
Oリングを保持するシール溝の成形加工はスピニング
加工で行っている。このスピニング加工は、Oリング
土木・
建築
を保持するシール溝底面の材料表面を引っ張り、材料
の巻き込みが発生し、シール面粗さの確保が困難なた
め、シール不良による洩れが発生する不具合がある。
さらに、プレス加工とスピニング加工は加工機が異な
繊維・
紙
るため段取り替えに時間と手間を要し生産性を悪くし
ている。
本発明はプレス加工のみで一挙に溝を形成する塑性
化学・
薬品
加工法である。所定の寸法に切削された配管(素材)
market potential
を押さえ、プレス機のみで、この配管の途中を外側に
膨らませる「配管膨らませ工程」、膨らみを押さえて
バルジ形状にする「バルジ工程」、配管の内側に縮め
金属
材料
近年、機械・装置はますます高度化、高性能化
る「縮管工程」および配管の外側に広げる「拡管工程」
してきている。これに伴って、その構成部品や部
を経て円筒シール形状に成形する。このため、低いコ
材に対する要求が厳しくなっている。従って、こ
ストで、高い生産性を有し、さらに、配管外径と溝の
れらの部品や部材を造る金属加工技術に対しても
同軸度が確保できるので高品質な製品が製造可能であ
有機
材料
性能、精度および信頼性の面でシビアになってい
る。
る。一方、他の生産技術と同様に金属加工技術も
patent review
公害、資源、エネルギーなどの社会的制約と経済
性(製造コスト)などの問題も負荷されている。
無機
材料
塑性加工は、材質の改善が期待でき、生産性が
用 語 解 説
食品・
バイオ
高く、寸法精度が高く、製品の軽量化が可能など
の長所があり、これから発展する可能性を秘めた
塑性加工
材料を溶融しないで、そのままの状態で型に押し込んで
造形する加工方法。
工法である。本発明の「プレス加工のみで溝を成
形する塑性加工法」は、簡単な技術で効果が大き
スピニング加工
製品形状と同形状の金型に丸切りした金属素材を押し物
で固定し、ローラを押し当てて成形する加工方法。
生活・
文化
いため、流体(水、油、空気など)の配管材とし
て自動車、家電製品、産業機械、工作機械、建
バルジ加工
ふくらませ加工とも言う。管の側壁部に内側から圧力を
加え、張り出したり、ひも状の突起を出す加工方法。
設・住宅分野および溝付機械部品(溝付ロール、
ベアリング内・外輪など)としての需要が期待で
きる。
その他
原稿作成:本林 孝三 有限会社 テクノトレード
28
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:9年10ヶ月(平25.11.26満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平05-295852
○出願日/平5.11.26
○公開番号:特開平07-148536
○公開日/平7.6.13
○特許番号:特許2760269
○登録日/平10.3.20
特許流通データベース情報 ・タイトル:プレス加工のみで、一挙にOリ
ング用シール溝を形成する新規な工法に…
・ライセンス番号:L2002001468
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社デンソー
知的財産部 担当部員 駒村 利憲
〒448-8661
愛知県刈谷市昭和町1−1
TEL:0566-25-5996 FAX:0566-25-4554
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
29
電気・
電子
超低周波域まで強い免振・制振が発揮できる、
板振動の特性を利用した低域用広帯域制振・吸音器
特 許 権 者:大川 利男、大川 アツ子
ライセンス情報番号:L2002006373
情報・
通信
ユーザー業界
現在オーディオセットやテレビ、ラジオに使用され
ているスピーカーボックスの内部は,音質を悪化させ
機械・
加工
電気・電子 情報・通信 生活・文化
る音の反響や共鳴によって、音の明瞭度が下がる、い
いる。現行の吸音材は綿のようなものが主でその吸音
特性は、約200ヘルツ以下では吸音率が、急激に低下
クリアー音質用スピーカー
○クリアーな高音質が必要とされる
環境(寺院、遊園地、シミュレー
ター)を作るための音響システム
し低域音を吸収出来ない。
本発明では直角二等辺三角形にスリットを設けて、
その一端を固定させる。この制振板を組み合わせるこ
土木・
建築
とによって、多様な低周波数の振動に対して、振動と
電気・電子
金属材料
生活・文化
は逆位相で共振する。この時に制振板の摩擦により、
振動エネルギーは熱エネルギーに変換され、振動が吸
機械・加工
輸 送
生活・文化
収される。この時に同期して共振し得る周波数帯域は、
繊維・
紙
高音質用スピーカー
○箱鳴りのしないクリアーな音を再
生する高音質用スピーカーシステ
ム
低音特性改良キット
○使用中のスピーカーユニットの固
有共振を吸収する吸音キット
わゆる箱鳴りの発生を防止するのに吸音材を使用して
輸 送
活用アイデア
制振板の大きさや質量を増減することにより幅広く設
土木・建築
定できる。更に、相似形で大きな物は共振帯域が低い
金属材料
有機材料
振動実験教育キット
○周波数による振動のちがいを視覚
的にとらえることができる実験キ
ット
車両、船舶等の振動抑制
○椅子に制振器を取り付け、車両等
の振動を人体に伝わるのを防ぐ
免振・制振・吸音資材
○建築物に伝わる振動やトンネル、
道路の騒音を抑制する資材
方に移行し、小さい物は高い方に移行するので、大小
化学・
薬品
複数枚の制振板を組み合わせると、共振帯域を約10ヘ
market potential
ルツから約250ヘルツに設定できる。この制振器に大
きな低域音を含む音楽振動を与えると、おのおのの制
振板が激しく共振する。音圧を受けて振動する受圧板
金属
材料
本発明の制振板をスピーカーキャビネットやス
の中央部に、この制振器を固定すれば受圧板を介して
ピーカーユニットのマグネット後部に装着する
低域音波を吸収するワイドレンジの低帯域吸音器とな
と、内部に放射される低域音を吸収し、箱鳴り現
る。制振板を同じ大きさとして、質量を増減して共振
象を防止する。さらに、スピーカーユニットの振
帯域を、高低に調節する事も出来る。
動板(コーン)に取り付ければ、共振による変調が
有機
材料
大幅に小さくなり、忠実度の高いクリヤーな音に
patent review
なる。これは、この制振器が無段階で幾つもの寄
生振動に同時に共振し吸振するためである。特に
無機
材料
本発明は低域音の吸収に効果を発揮する。20ヘ
用 語 解 説
ルツ以下の超低周波音にも共振して、音波エネル
ギーを吸収するので、振動公害となっている超低
スピーカーキャビネット
スピーカーを取り付けるための箱
食品・
バイオ
周波にも効果がある。
固有振動数
構造物は、その質量と剛性から決まる特定の振動数を持って振動する。このと
きの振動数を固有振動数という
このように、オーディオ、建築、道路、自動車、
共振
金属などの弾性体で、固有の周波数により後から振動を加えずとも永続的に振
動を続けようとする現象
アミューズメントと、音や振動に関して様々な課
制振
物体の振動の振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、物体の振動を小さくす
る技術である
生活・
文化
題を持つ業界は多く存在する。本発明は制振板の
制振板
音、震動に対して減衰特性が高く、遮音/防振性に優れた板のことである
組合わせで容易に解決することができるので、広
音源ムーブメント
オルゴールの音源(レコード部)を動かすための機械部分の名称
い展開が期待できる。
吸音材
スピーカーボックスの中に入れて、ボックス内で反響する音を減退させるため
の材料
定在波
持続する音が特定の周波数では干渉し合って、ある場所では音圧が強くあるい
は弱くなる現象
その他
箱鳴り現象
箱構造で避けられない反響や共鳴のこと。また、それによって、音の明瞭度が
下がる事
原稿作成:松岡 功一 システム・インテグレーション株式会社
30
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:12年10ヶ月(平28.11.26満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平08-315066
○出願日/平8.11.26
○公開番号:特開平10-164681
○公開日/平10.6.19
○特許番号:特許3160543
○登録日/平13.2.16
特許流通データベース情報 ・タイトル:約10ヘルツから約250ヘルツの
低域、超低域振動に、無段階で同期しな…
・ライセンス番号:L2002006373
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
大川 利男
食品・
バイオ
〒110-0004
東京都台東区下谷2−6−1
TEL:03-3873-7786 FAX:03-3873-7786
E-mail:[email protected]
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
31
電気・
電子
誘電体などの固体材料の表面の面の粗さを
非接触で計測する技術と装置
特 許 権 者:独立行政法人通信総合研究所
ライセンス情報番号:L2002009159
情報・
通信
ユーザー業界
固体材料の表面は平らに見えても細かい凹凸があ
る。テレビやパソコン等の映像や情報の表示装置、い
機械・
加工
わゆるディスプレーの表示部の光が反射や透過する材
電気・電子
情報・通信
料表面のマイクロメートルオーダの微少な凹凸は表示
画面の精細さに影響を与える。すなわち、それらの材
輸 送
料の表面粗さが小さい方が良いので、その評価方法と
活用アイデア
誘電体の表面粗さ評価法
○測定物の表面にレーザ光を斜めに
あて、その反射波や透過波の偏波
成分を非接触で測定し、標準のデ
ータと比較して、表面粗さを測定
する方法
化学・薬品
して表面粗さの簡便な測定方法が期待されている。従
来の表面粗さの測定法は、表面そのものに沿って触子
(測定針)でなぞり凹凸を拡大して取り出す測定法が
土木・
建築
使われているが、製造中の部材に接触せずに測定でき、
また、光に影響を与えるほどの小さな凹凸の測定が出
来るという期待に本特許は応えている。測定面にレー
ザ光を投射し、反射、または透過するレーザ光の強さ
繊維・
紙
を測定することで表面の粗さを測定しようとするもの
である。
具体的には、レーザ光が持つ波動を偏光ビームスプ
リッタにより特定の方向の偏波のみを取り出して光の
化学・
薬品
強度を測定することで面粗さの測定が容易かつ非接触
market potential
で出来る方法と、その装置を特許化している。レーザ
光がある角度で入射すると反射も透過もしない散乱ブ
金属
材料
有機
材料
リュースタ角θB1なるものが存在し、任意の角度θ0で
最近のデジタル技術の進歩とその応用製品の進
入射したレーザ光の散乱波を反射角θB1の散乱波の強
歩はパソコンの普及やデジタル家電の登場に見る
度を二つの偏波成分で測定し、標準の粗さデータと比
ように、著しいものがあり、まさに、デジタル時
較することで、測定対象の表面粗さを評価する。測定
代の全盛期を迎えていると言える。このディスプ
試料から直角に反射したレーザ光の強度と反射角θB1
レー部分である液晶表示装置やプラズマ表示装置
の強度とを比較する方法もある。
等のキー部品であるフラットなガラスや有機材料
patent review
などの表面性状、中でも表面粗さの良さが求めら
れ、表面粗さの計測管理が大変重要視されている。
無機
材料
しかし、製造工程の中で、オンラインで面の粗
用 語 解 説
食品・
バイオ
さを計測するのは大変難しく、製造後のサンプル
測定による事後評価が通例のため問題発生時の発
表面粗さ
固体表面の細かいマイクロメートルレベルの凹凸を「表
面粗さ」と言う。通常、触針を這わせて拡大し計測する。
見の遅れが問題になる。
このパテントを活用することで、オンライン測
レーザ光
光には赤外線、可視光線、紫外線など種々の波長の光が
あるが、ある特定の波長の光を集中的に含む光を言う。
生活・
文化
定が可能なため問題発見が早まるだけでなく、製
造条件の微調整によるオンライン制御も可能にな
散乱ブリュースタ角
異材質の境界表面に当たる偏波した電磁波(レーザ光を
含む)が、全く反射しないと想定される入射角のこと。
り、不具合製品の発生を最小限に食い止め、歩留
向上と生産性向上に寄与することができる。
その他
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
32
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
図1.測定原理(誘電体表面の場合)
図2.測定原理(金属表面の場合)
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:14年8ヶ月(平30.9.4満了)
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平10-267451
○出願日/平10.9.4
○公開番号:特開2000-081325
○公開日/平12.3.21
○特許番号:特許3010213
○登録日/平11.12.10
特許流通データベース情報 ・タイトル:非接触表面粗さ測定方法
・ライセンス番号:L2002009159
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
独立行政法人通信総合研究所
企画部研究連携室知的財産グループ グループリーダー 澤田 史武
〒184-8795
東京都小金井市貫井北町4-2-1
TEL:042-327-7464 FAX:042-327-6659
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
33
電気・
電子
廃棄PETボトルをリサイクル材料化するための
溶融方法と溶融装置
特 許 権 者:有限会社遠藤商店
ライセンス情報番号:L2002009323
情報・
通信
ユーザー業界
リサイクルの難しいPETを、相容化剤を用いずに成
形性のよい硬質プラスチック樹脂にリサイクル原料化
機械・
加工
する提案です。リサイクル原料の加工例として塩化ビ
電気・電子
情報・通信
ニール以上の性能の硬質プラスチックパイプが特許中
に紹介されているので、応用は容易と思われます。
輸 送
機械・加工
PETは成形性が悪いのでリサイクル化が難しい樹脂
です。一方、強度のある樹脂なのでボトルとして広く
普及しているのため早急なリサイクル方法の開発が望
土木・建築
まれています。この特許の溶融装置にプラスチックの
土木・
建築
射出成形機の金型部を取り付ければ、リサイクルプラ
スチックの成形が可能となります。
繊維・紙
PET樹脂は微細成形に難点があるので本発明の樹脂
では単純な製品しかできませんが、混合する樹脂を検
繊維・
紙
討すれば、機能プラスチック材料化も可能性がありま
生活・文化
す。次の検討課題と思います。また、成形の所を、平
活用アイデア
成形材料、プラ部品
○混合プラスチック樹脂押し出し部
に射出成形の金型を取り付けて、
製品のプラ部品を成形する。PET
リサイクルプラスチック採用で商
品イメージをアップできる
新建材
○平板を押し出す事によって、保温
性に優れた硬質の新しいリサイク
ル建材ができる
新繊維
○プラスチックの射出部を複数のφ
100μm以下のノズル穴にする事
によって、繊維を射出製造する。
新しいリサイクル繊維ができる
成形材料、家庭雑貨
○射出成形によって家庭雑貨を製造
する。リサイクルプラ採用商品と
言うことで商品イメージをアップ
できる
板の射出成形に変更すれば建築材料化、微細ノズルに
化学・
薬品
変更すればリサイクル繊維に応用できます。PETと混
market potential
ぜる材料の検討はそれぞれ必要です。
本発明のもう一つの特徴は、相溶化剤を用いないの
で環境汚染を減らせる点にあります。
この特許によって創出されるビジネスは・ペッ
金属
材料
トボトル回収業・ペットボトルチップ化業・溶融
成形装置製造販売・PETボトルリサイクル商品製
造販売が考えられます。PETボトルリサイクル商
品が使われる業界は、雑貨、電気電機、建築、繊
有機
材料
維などプラスチック製品が使われている業界全て
patent review
をマーケットとします。
古紙使用が紙自体や企業のイメージアップに使
無機
材料
われている現在、再生PETボトル樹脂使用は、商
用 語 解 説
食品・
バイオ
品のイメージアップに繋がると思われます。特に、
家庭用雑貨は成形精度を必要とせず、PETリサイ
PET
射出成形に不向きなのでリサイクルが難しい材料。PET
ボトルでの廃棄量は多い。回収率約40%
クル商品というイメージで販売できるので最適な
マーケットと考えます。
ポリエチレン
ポリ袋として身近にある
生活・
文化
ペットボトルリサイクル商品に付加価値が付け
ば、リサイクル率も上がりますので、原料代も下
塩化ビニール
低温で燃焼させるとダイオキシンを発生させるので近年
嫌われている材料
がると思われます。
射出成形
金型に高温の液体状の樹脂を高圧で流し込んで(それを
射出と呼びます)成形、冷却して取り出す
その他
原稿作成:岡田 昌明 日本アイアール
34
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:17年9ヶ月(平33.10.4満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-308980
○出願日/平13.10.4
○公開番号:特開2003-112028
○公開日/平15.4.15
○特許番号:特許3328886
○登録日/平14.7.19
特許流通データベース情報 ・タイトル:プラスチック溶融装置および混
合プラスチックの製造方法
・ライセンス番号:L2002009323
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社遠藤商店
代表取締役 遠藤 孝行
〒989-2341
宮城県亘理郡亘理町長瀞字町南54−3
TEL:0223-34-7255 FAX:0223-34-4828
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
35
電気・
電子
花を寄植えしたハンギングバスケットや重量があるプラ
ンターでも安全にパネル(塀)の補強となるような支柱
特 許 権 者:瀬戸内金網商工株式会社
ライセンス情報番号:L2002009328
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、建築物、公園、道路等住環境の整備に利
用されるエコロジー思想に基づく自然回帰志向にマッ
機械・
加工
チしたネットフェンスの支柱に関するエクステリア設
土木・建築
備である。従来のネットフェンスは金網で空間を仕切
るだけのもので、金網を設置する支柱にはプランター
輸 送
金属材料
を直接設置する場所も強度も持ち合わせていなかっ
た。
この課題を解決するために中空の支柱にして、支柱
活用アイデア
防犯街頭付緑化プランター
○緑化を推進している自治体のエク
ステリア業界に、個人ユーザー向
けに製造販売する。支柱のトップ
エンドに防犯街頭のついたプラン
ター付パネルは、夜は照明が少な
く犯罪の起き易い住宅街などへの
設置を義務付けるとともに、昼間
の緑化促進と一石二鳥の素材とな
る。
生活・文化
そのものの強度をあげるとともに、途中何箇所かにL
土木・
建築
字型の積載台をとりつけられるねじ穴を設けた。支柱
の断面の形状は楕円、円、角柱など積載機能と強度を
保てばどんな形状でもよい。最上部は通常、中空端に
エンドキャップを設けるが、このエンドキャップの代
繊維・
紙
わりに、簡単な照明器具をとりつけることもできる。
照明器具とりつけによって、夜間に植栽プランターを
鑑賞したり、住宅地の防犯にも役立つ。中空管への積
化学・
薬品
載台の取り付け方は、支柱の長径片側端(手前側)の
market potential
適宜高さにナットを複数個溶接等により固着するか、
貫通孔を複数個穿設して内背面に袋ナットを固着す
る。このナットに「コ」字状に折り曲げた載置台支持
金属
材料
本発明は、ネットフェンスのみの支柱として提
部材をボルト等によって取り付け、この載置台支持部
案・設計しているが、ブロック塀などの補強かつ
材の両側端部に載置台を溶接等して接合することによ
緑化にも利用できると思われる。ブロック塀は遮
り載置台の取付ができる。ナット取り付け位置を複数
へい効果が高いものの、外観は無味乾燥であり、
設けることで、積載位置を上下できるし、積載台の形
有機
材料
植栽するためには上部にプランターを設けたり、
状は任意に設定できる。
表面に蔦などのカバー植物を這わせなければなら
patent review
ず、プランターが落下したり、塀がもろくなるな
ど、安全性・耐久性に劣る面がある。ブロック塀
無機
材料
の一部を切削して、本発明の支柱を埋め込むこと
用 語 解 説
食品・
バイオ
によってブロック塀そのものも補強できるし、プ
ランターをいろいろな箇所に安全に積載すること
エクステリア
家屋やマンションの屋外部分に設置する門やフェンス・
カーポート等の設備で、近年は庭木も含まれている。
が可能となる。また、個人宅のエクステリアだけ
を意識せず、商店街に設置されたガードレールを
本発明の支柱付ネットフェンスにすれば、強度を
あまり損なうことなく、街の緑化に貢献できる。
生活・
文化
メンテナンスもプランターを交換するだけで簡単
である。
その他
原稿作成:満田 深雪 日本アイアール
36
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:8年6ヶ月(平24.7.13満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平04-207058
○出願日/平4.7.13
○公開番号:特開平06-050031
○公開日/平6.2.22
○特許番号:特許2652916
○登録日/平9.5.23
特許流通データベース情報 ・タイトル:ネットフェンス用支柱
・ライセンス番号:L2002009328
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
瀬戸内金網商工株式会社
代表取締役 白井 常彦
〒760-0077
香川県高松市上福岡町888
TEL:087-835-1111 FAX:087-835-1118
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
37
電気・
電子
情報・
通信
根圏域温度制御を行い、設備の設置やレイアウト変更容
易な、栽培ベッド装置及び植物栽培装置を提供する
出 願 人:株式会社四国総合研究所 、
四国電力株式会社
ライセンス情報番号:L2002010073
ユーザー業界
栽培ベッド装置は、栽培ベッド部と架台からなり、
植物栽培装置
○果物、野菜、花等を含む植物栽培
装置
栽培ベッド部は長方体状断熱材の長手方向に上溝と、
機械・
加工
活用アイデア
上溝の底面に上溝よりも狭い下溝が造られ、かつ係合
食品・バイオ
溝が断熱材の下面に造られている。架台は栽培ベッド
部下面の係合溝に嵌合して栽培ベッド部を支持するパ
輸 送
生活・文化
イプ部材を有する。架台は安価なパイプ材使用で、低
廉化が図られ、また栽培ベッド部はパイプ部材に係合
花壇
○公園等の花壇
支持の為、設置作業性が良い。複数の栽培ベッド部は、
生活・文化
パイプ部材に置くだけで設置でき、栽培ベッドの長手
土木・
建築
ビル屋上菜園用栽培装置
○ビル屋上スペース有効利用の菜園
方向端面にある連結手段により、隣接する栽培ベッド
が相互に連結されるので、設備の設置やレイアウト変
土木・建築
更が容易である。植物栽培装置は栽培ベッド装置と、
上溝に載せられる培地収容部と、下溝に配設される空
繊維・
紙
調ダクトと、空調ダクトの一端側に接続される空調機
とを有し、空調ダクトの他端側は閉じられている。こ
の栽培ベッド装置では、設備の低廉化が図られ、空調
化学・
薬品
ダクトより温度制御された空気が培地を通過し、栽培
market potential
植物の根圏域が所定温度範囲に保たれる。各栽培ベッ
ド装置に配設された空調ダクトの一端側が互いに連結
されて、空調機に接続され、他端側が閉じられる構成
金属
材料
本発明は培地の温度調節の他、水や養液供給装
では、空気圧が各所でほぼ均一となり、培地の効率的
置も考慮されており、野菜や果物、花等の植物生
な温度調節ができる。これらの相乗効果で、栽培植物
産工場向けにそのまま応用できる。本装置使用に
の生産コストを低減できる。
より、野菜や果物、花等が四季にあまり左右され
ず生産できるので、市場価格の有利な時に合わせ、
有機
材料
生産する経営もできる。また気候的に恵まれない
patent review
地域(寒冷地や高温地)向けに植物栽培の柔軟度
が増す。本発明を花壇に適用すれば、栽培ベッド
無機
材料
毎の交換も可能となり、四季を通じ、花を楽しむ
用 語 解 説
ことが容易になる。本発明をビル屋上菜園に適用
すれば、ビル屋上を殆ど改造することなく、菜園
培地
植物を培養するために調製された液状または固形の物質
化することができ、スペースを有効活用できると
食品・
バイオ
共に、要すれば原状復旧も容易である。上下係合
溝及び端面連結手段のアイデアは、小さなセルを、
上下方向や水平方向にも自由に配置でき、スペー
生活・
文化
スに合わせた整理棚等にも応用できる。
その他
原稿作成:福崎 敏博 日本アイアール
38
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平09-285628
○出願日/平9.10.17
○公開番号:特開平11-113418
○公開日/平11.4.27
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:レイアウトと設備規模が自由に
設定できる栽培ベッド及びその装置
・ライセンス番号:L2002010073
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社四国総合研究所
営業部営業管理課 課長 関 丈夫
〒761-0192
香川県高松市屋島西町2109−8
TEL:087-844-9208 FAX:087-844-9228
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
39
電気・
電子
情報・
通信
冷却用エバポレータの占有空間を増大せず、冷却による
魚槽内海水の温度差を少なくした漁船用魚槽冷却装置
出 願 人:株式会社四国総合研究所 、
四国電力株式会社
ライセンス情報番号:L2002010075
ユーザー業界
本発明の漁船用魚槽冷却装置は、冷却すべき魚槽内
に投入して魚槽内海水を冷却する冷却用エバポレータ
機械・
加工
と、魚槽内海水を対流させるエアレーションパイプと
食品・バイオ
を有する。冷却用エバポレータは螺旋形状に形成され
活用アイデア
陸上用魚槽冷却装置
○螺旋形状部を有する冷却用エバポ
レーターとエアレーションパイプ
を利用して、食用魚類や鑑賞用魚
類の槽に適用する
ていて、魚槽内海水との接触面積が増大し、海水を効
輸 送
生活・文化
率よく冷却できる。エアレーションンパイプは冷却用
エバポレーターと一体化し、魚槽内では冷却エバポレ
ーターより下部に配置し、エアレーションから出る気
泡が魚槽の最下部から出るようにして海水を効率よく
土木・
建築
攪拌できる。冷却攪拌の効率が良くなる事により、冷
却用エバポレーターの占有面積を小さくすることがで
き、海水の温度差を極力生じないようにできるので、
魚槽の容積を効率よく活用し、漁獲物の投入量を増大
繊維・
紙
できる。さらに、本発明では二重管式熱交換器と海水
が自然流入する排熱用水槽を備えていて、冷却エバポ
レーターの冷媒を排熱用水槽内の海水により二重管式
化学・
薬品
熱交換器で熱交換を行わせる構造になっている。冷却
market potential
用エバポレータの魚槽内の占有空間を増大させること
なく冷却によって魚槽内の海水に温度差が極力生じな
いようにすることのできる漁船用魚槽冷却装置であ
金属
材料
消費者の健康志向が食事管理のあり方に主眼が
る。
置かれるようになったことから、嗜好も肉食から
魚食に移りつつある。高齢化に向けて魚質の良い、
多様な魚が求められている(水産庁白書平成15
年版)。
有機
材料
良質な魚製品を市場に大量に供給されなければ
patent review
ならないので、限られた漁船内のスペースを効率
よく使う必要がある。
無機
材料
本発明の利用により、魚槽内での冷却用エバポ
用 語 解 説
食品・
バイオ
レータの占有空間を小さくした分だけ漁獲物の投
入量を増大させることができ、また魚槽内の海水
エバポレーター
一般的に冷媒の流れるチューブと周囲の流体を冷やすフ
ィンで構成され、熱伝導性の良い材料で作られる。
に新鮮な空気が必要かつ十分に供給されるので漁
獲物の鮮度保持効果がある。魚質の鮮度維持が図
エアレーション
一般的に流体(気体又は液体)を送り出す仕組みのこ
と.
られることにより他商品との差別化が生じセリ等
での価格競争力を高めることもできる。
生活・
文化
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
40
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平11-261783
○出願日/平11.9.16
○公開番号:特開2001-080575
○公開日/平13.3.27
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:コンパクトな熱交換器を組み込
んだ漁船用水槽冷却装置
・ライセンス番号:L2002010075
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社四国総合研究所
営業部営業管理課 課長 関 丈夫
〒761-0192
香川県高松市屋島西町2109−8
TEL:087-844-9208 FAX:087-844-9228
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
41
電気・
電子
廃棄コンクリート電柱を利用した
集魚効果の高い魚礁ブロック
出 願 人:株式会社四国総合研究所
ライセンス情報番号:L2002010084
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
土木・建築
魚礁設計
○漁場に適した魚礁ブロック設計、
目的とする魚場の設計、河川生物
保護
魚礁ブロックは海底付近の潮の流れを弱めて魚の生
息エリアをつくり集魚すること、稚魚や小魚などの小
機械・
加工
型魚とこれを捕食する大型魚とを棲み分けさせ、小型
魚を育成することを目的としている。
所定の間隔で向かい合わせに配置した複数個の枠
輸 送
その他
(側枠体)と枠の間に、枠の外周にそって複数本の廃
海底環境改善
○人工藻場、マリンブロックなど海
草育成
○水質浄化に海草の高い着床率を利
用
棄コンクリート電柱(柱状体)を平行に渡して側枠体
護岸
○消波ブロック、離岸堤等消波機能
の利用
に固定する。側枠体とコンクリート電柱とで囲む内側
の空間が魚の棲息するエリアとなるようにコンクリー
土木・
建築
土木・建築
ト電柱を配置する。平行に渡したコンクリート電柱間
の隙間は棲息対象魚の大きさによって調節する。側枠
体やコンクリート電柱の表面に貝殻を砕いた破砕粒か
土石流防護
○スリット式堰堤、スリットダム等
砂礫
○土砂
○流木をせき止める
らなるコンクリートモルタルを付着さす。側枠体は半
繊維・
紙
流れの制御
○潮汐制御ブロック、人工リ−フ
(潜堤)
、河川の護岸
円形か多角形で、この魚礁ブロックを積み重ねやすい
形状にする。
コンクリート電柱を平行に並設した構成であるた
化学・
薬品
め、構築する海底の潮流条件に適した形態にできる汎
market potential
用性の高い魚礁ブロックである。コンクリート表面に
付着させた貝殻破砕粒に海草類が付着して生育しやす
く、早期に集魚効果や育魚効果が得られる。また小型、
金属
材料
年間処分されるコンクリート電柱は約80万本
軽量で組み立てやすい構成になっており、搬送や構築
とも言われ、多くが単に破砕して路盤材料に使わ
工事が容易でコスト低減が可能である。
れる。産業廃棄物であるコンクリート電柱、帆立
貝等の貝殻の有効利用は極めて重要である。かた
や、魚礁の効果を得るには大規模な構築が必要で
有機
材料
あるが、この効果を確認するのは非常に難しい。
patent review
このために低コストで確実な高集魚効果のある魚
礁ブロックが待望されているはずである。
無機
材料
廃棄コンクリート電柱の他に鉄骨や枕木等も利
用 語 解 説
食品・
バイオ
用できる。これら柱状体の配置と形態によって漁
場に適した魚礁ブロックの設計、または目的とす
離岸堤
沖合いに海岸線と平行に作られる海岸保全の構造物で、
消波、または勢いを弱める機能をもつ
る漁場の設計が可能である。この発明は潮流を制
御する機能、消波機能、海草類の着床促進、スリ
人工リーフ
海岸近くに人工的に作った幅広い浅瀬で、消波効果をも
つ
生活・
文化
ット構造により通すものの選択などの多様な特徴
をもち、これらの活用により魚礁以外の有用な構
堰堤
川の流路を横断して流れをせき止める構造物。砂防ダム、
貯水ダム等色々な目的をもつ
築物の可能性を秘めている。
その他
原稿作成:寺下 隆章 ベンチャーラボ
42
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:無し
・ノウハウ提供:無し
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2000-024026
○出願日/平12.2.1
○公開番号:特開2001-211779
○公開日/平13.8.7
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:廃棄コンクリート電柱を活用し
た効果的で応用展開が容易な魚礁ブロック
・ライセンス番号:L2002010084
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社四国総合研究所
営業部営業管理課 課長 関 丈夫
〒761-0192
香川県高松市屋島西町2109−8
TEL:087-844-9208 FAX:087-844-9228
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
43
電気・
電子
食器、タイル、衛生陶器、碍子などのセラミックスの
表面を撥水撥油化させたセラミックス
特 許 権 者:佐賀県
ライセンス情報番号:L2003000204
情報・
通信
ユーザー業界
従来の陶磁器は、洗浄等によって撥水撥油効果が長
期間持続しないという問題がある。本発明は、セラミ
機械・
加工
ックスの表面に均一な膜厚で撥水撥油膜が形成され、
無機材料
生活・文化
焼成時に剥離しない撥水性セラミックスであって、洗
浄性、防汚性等の耐久性を長期間持続する撥水性セラ
輸 送
ミックスである。
輸 送
土木・建築
その製法は、セラミックス表面に、オキシジルコニ
活用アイデア
撥水撥油膜の形成による優れた洗浄性
の製品
○食器
○衛生陶器
優れた防汚性の製品
○建築部品
○建築用板ガラス/自動車用フロン
トガラス
ウム塩水溶液を塗布した後、500℃以下の温度で焼成
無機材料
するものであり、それによって膜厚0.01∼0.5μmの
土木・
建築
透明な撥水性ジルコニア膜が成膜される。また、本発
明の撥水性セラミックスは、上記のように焼成して成
土木・建築
膜された透明な撥水性ジルコニア膜上に、フッ素系ま
無機材料
たはシリコン系撥水撥油性物質を塗布形成した後、乾
繊維・
紙
耐久性を長期間持続の製品
○タイル
○建築外装部品
○瓦等屋根材
複雑な形状を有する製品
○塑像、美術品等の屋外陳列品
燥または焼成し、膜厚1μm以下の撥水撥油性層が成
無機材料
膜されたものである。上記の撥水性セラミックスにお
生活・文化
いて、オキシジルコニウム塩が、オキシ塩化ジルコニ
化学・
薬品
ウム、オキシ硝酸ジルコニウムから選ばれた少なくと
market potential
も1つである。また、本発明の撥水性セラミックスは、
セラミックス表面に、水酸化アルミニウムゾル水溶液
を塗布した後、800℃以下の温度で焼成して成膜され
金属
材料
本発明は、セラミックス表面に均一な膜厚で撥
た透明なアルミナ膜が設けられ、更に、該アルミナ膜
水撥油膜が容易に形成され、焼成時に剥離したり
上に、フッ素系またはシリコン系撥水撥油性物質を塗
することのない撥水性セラミックスであって、食
布形成した後、乾燥、または焼成し、撥水撥油性層が
器、タイル、衛生陶器、碍子など、洗浄性、防汚
成膜されたものでもある。
性等の耐久性を長期間持続可能な撥水撥油化させ
有機
材料
たセラミックスである。また、本発明は、製造単
patent review
価が安く、かつ、比較的複雑な形状を有する陶磁
器に適した撥水性セラミックスである。更には、
無機
材料
その洗浄性、防汚性等の耐久性を長期間持続する
用 語 解 説
食品・
バイオ
という利点を生かして、瓦等屋根材や建築外装部
品などに使用される。また複雑な形状に適用され
セラミックス
ガラス、ほうろう、陶磁器、セメント、石膏、レンガ、
フェライト等の窯業製品の総称である。
るというさらなる長所から、塑像、美術品等の屋
外陳列品等に最適に使用される。
生活・
文化
その他
原稿作成:山本 信夫 株式会社 テクノソフト
44
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:13年0ヶ月(平29.1.21満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平09-008230
○出願日/平9.1.21
○公開番号:特開平10-203882
○公開日/平10.8.4
○特許番号:特許2951611
○登録日/平11.7.9
特許流通データベース情報 ・タイトル:撥水性セラミックス
・ライセンス番号:L2003000204
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
佐賀県
経済部 産業振興課 主査 笠原 幸雄
〒840-8570
佐賀県佐賀市城内1−1−59
TEL:0952-25-7129 FAX:0952-25-7282
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
45
電気・
電子
「転写シートでガスセンサーを作る」量産性と多様性に
優れたセラミックス基板ガスセンサーの作り方
特 許 権 者:佐賀県、江頭 誠
ライセンス情報番号:L2003000206
情報・
通信
ユーザー業界
半導体ガスセンサーを作る方法として、セラミック
ス基板上にプリントして焼成することで作成したり、
機械・
加工
セラミックス半導体をブロックに焼成してセンサーに
電気・電子
生活・文化
れにコストや形状の自由度などの問題があり、安価に
大量生産する優れた方法が求められている。
選択的ガスセンサー
○半導体センサーの加熱温度を変化
することで得られるパターンがガ
スの種類により変化するので、こ
れを解析することで特定のガスの
センサーとすることができる
○ヒーター一体型とすることがこの
発明では容易になる
この発明は、従来のスパッタリングやシルクスクリ
ーン印刷によるセンサーパターンの形成に替わるもの
で、いわゆる転写シールを用いることにより、薄膜状
土木・
建築
のセンサーをしかも均一に大量に作る方法を示してい
る。
外食産業店舗の臭気チェッカー
○多数の同種構造物を集中保守管理
する
また、半導体ガスセンサーのみならず、同時に必要
な電極やヒーター、焼成除去可能な有機樹脂層なども、
繊維・
紙
ガス漏れ警報機用センサー
○この発明の方法を採用することに
より、高精度高感度のガスセンサ
ーが低コストで量産可能になる
臭気センサー
○この発明の方法を採用することに
より、高精度高感度の臭気センサ
ーが低コストで量産可能になる
したりする方法は従来も行われている。しかしそれぞ
輸 送
活用アイデア
電気・電子
それぞれをシールから転写することによって容易に多
層化してセラミックス基板上に形成でき、これを焼成
土木・建築
換気ダンパー用センサー
○多数の同種構造物を集中保守管理
する
することでセンサー素子を作るものである。
化学・
薬品
セラミックス基板などに半導体材料を直接スクリー
market potential
ン印刷するのでは、たとえばパイプ状などの曲面にパ
ターンを作るのは容易でないが、転写シールでならば
比較的容易にパイプ上にセンサーが実現できるのであ
金属
材料
半導体ガスセンサーは、2酸化錫を使ったもの
る。転写シール自体はある程度の粘性を持った材料で
が臭気計などの分析機器や、ガス漏れ警報機など
あれば、シルクスクリーンなどで自由なパターンが薄
のセンサーとして非常にたくさん使われている。
くしかも均一な厚みにコントロールされる。
このほかに酸化チタンや酸化モリブデン、酸化タ
ングステンなども用途に応じて広く使われ、これ
有機
材料
らのいくつかを組み合わせて多層薄膜としたガス
patent review
センサーも開発されている。
この発明の骨子である半導体センサー部とヒー
無機
材料
ター部をともに転写により多層薄膜として、一体
用 語 解 説
食品・
バイオ
型として焼成形成できることは、加熱を必要とす
る半導体センサーとしてヒーターが不可欠である
ガスセンサー
気体の中に含まれる特定のガスに感応してその濃度に応
じた電気信号を発するもの。金属酸化物が多用される。
ことのほかに半導体の温度変化によって得られる
測定パターンを自動的に解析することで選択的な
セラミックス
元々陶磁器などであったが、近年範囲が広がり、金属・
非金属の酸化物や窒化物などを焼成した製品も含む。
においセンサーを作る道を開くものである。
生活・
文化
その他
原稿作成:吉田 邦雄 システム・インテグレーション株式会社
46
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:14年1ヶ月(平30.2.23満了)
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平10-040367
○出願日/平10.2.23
○公開番号:特開平11-023509
○公開日/平11.1.29
○特許番号:特許2927766
○登録日/平11.5.14
特許流通データベース情報 ・タイトル:ガスセンサ素子の製造方法
・ライセンス番号:L2003000206
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
佐賀県
経済部 産業振興課 主査 笠原 幸雄
〒840-8570
佐賀県佐賀市城内1−1−59
TEL:0952-25-7129 FAX:0952-25-7282
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
47
電気・
電子
出し入れ簡単、用品収納。
これが自慢のラインナップです。
特 許 権 者:上野 進造
ライセンス情報番号:L2003006931
情報・
通信
ユーザー業界
ゴルフで用いられるアイアンは、一つのプレーの中
スポーツ用品収納具
○ゴルフ、テニス、釣り
で通常は最も多くの種類を有し、かつ機動的に選択さ
機械・
加工
れることが多い。ゴルフバッグは、多くのクラブをま
生活・文化
とめて収納しているが、ゴルフ場への往来、並びにプ
レー中でも常に搬送され、時にはその大きさから斜め
輸 送
にされたり、横にされたり、過酷な状態にさらされる。
電気・電子
したがって、頻繁な出し入れにも耐えながら、搬送中
のアイアン同士がゴルフバッグの中で衝突しない構造
情報・通信
が、ゴルフバッグのアイアン収納部には求められてい
土木・
建築
た。
本件特許では、ゴルフバッグの中にアイアンを保持
修繕業務の携帯工具収納具
○新しい市場動向としては牛乳配達
が勢いを取り戻したように、昔な
がらの訪問販売スタイルが再び登
場する萌芽が見られる。ただし、
個人宅の訪問ではなく、NPOや
SOHO、一般オフィスなど、団体
向けの新スタイルにて、本発明を
応用することも可能であろう
土木・建築
するための筒状用具を放り込む。その筒の外周面には
訪問販売の商品収納具
○同上
パイプがずらりと並んで装着されており、アイアンは
繊維・
紙
活用アイデア
外周面に並べられるように、一つ一つのパイプを通し
その他
て固定され、かつそのヘッド(頭)部は、ゴム製の輪
っかの中に挿入され、アイアンのヘッド同士が衝突す
化学・
薬品
るのを防いでいる。要は、棒状の高価な一品を一度に
market potential
搬送しつつ、簡易に出し入れもできる構造と考えれば、
収納対象は何もアイアンばかりではなく、DIY向け
の工具ホルダーにも応用できる。大きいものより、む
金属
材料
ゴルフ人口の急拡大から一転、ゴルフ市場全体
しろ小さいものの収納保護に考えた方が応用範囲は広
としてはこの10年間ほぼ横ばいで推移している。
い。刃物のような工具には最適である。
しかし、バブルの崩壊以降、ゴルフは裾野の広い
大衆スポーツへと変貌しつつあり、一部の高額所
得者の贅沢ではなくなっている。それに歩調を合
有機
材料
わせて着実に成長しているのが、ゴルフ用品市場
patent review
である。道具にこだわればこだわるほど、本件特
許のような収納具にもお金をかけるようになる。
無機
材料
一般の人間の心理とはこのようなものだ。このよ
用 語 解 説
食品・
バイオ
うな発想はゴルフにとどまらない。
ホームセンターでは各種日用品工具がセット販
アイアン
ゴルフのボールを打つための用具で、文字通り鉄製であ
る。最近は、ボールがあたる先端部にチタン製も登場。
売され、釣りやテニスなどの用品も高価なものが
ずらりと並ぶ。高価であるがゆえに、使いつつも
大切に扱いたい。ただ、本件特許の用途としては、
このような消費者向けばかりでなく、むしろ修理
生活・
文化
修繕や訪問販売に携わる業務者にとっての保護収
納具と考えた方が、採用されやすい。
その他
原稿作成:松岡 功一 システム・インテグレーション株式会社
48
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:17年11ヶ月(平33.12.20満了)
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-387391
○出願日/平13.12.20
○公開番号:特開2003-180893
○公開日/平15.7.2
○特許番号:特許3355327
○登録日/平14.9.27
特許流通データベース情報 ・タイトル:アイアンのフェイス保護用具
・ライセンス番号:L2003006931
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社オンダテクノ
情報サービス室 室長 松尾 健司
〒500-8731
岐阜県岐阜市大宮町2−12−1
TEL:058-265-1810 FAX:058-266-1339
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
49
電気・
電子
チーズホエーを利用したドリンクヨーグルトにおいて、
その独特の不快臭を解消するプロセスを開発した
特 許 権 者:独立行政法人農業技術研究機構
ライセンス情報番号:L2003004894
情報・
通信
ユーザー業界
チーズ製造時の副産物であるホエーには独特の風味
新風味ヨーグルト
○チーズホエー利用した、新たな風
味のドリンクヨーグルト
があり、そのまま飲料には適せず有効に活用できない。
機械・
加工
活用アイデア
そのため不快フレーバの形成原因となる物質を除去
食品・バイオ
し,これにヨーグルト用乳酸菌を作用させることで発
酵臭をマスキングする製造プロセスが有効である。従
輸 送
って以下のようなプロセスを確立し、新たな風味のド
リンクヨーグルトを開発した。
チーズ製造時に得られるチーズホエーをクリームセ
パレータで脱脂後,炭酸カルシウム化合物を添加して
土木・
建築
不快臭形成物質の一ラクトグラビンを95℃/20分で
加熱変成する。ついでクエン酸又は乳酸を添加して
70℃で加熱・冷却することで、この成分を沈殿除去し
pH6.5程度に調整する。除去後のホエーに牛乳・脱脂
繊維・
紙
乳又は脱脂粉乳のようなカゼイン含有物質を添加し、
95℃/20分で加熱後に糖添加を行う。その後ヨーグ
ルト用乳酸菌を加えて37℃/20Hr及び10℃/24時間
化学・
薬品
発酵後、冷蔵してホモゲナイズしてチーズホエードリ
market potential
ンクヨーグルトにする。
この飲料はチーズホエー飲料に含まれる渋み、のど
ごしの悪さ、青草臭等の味や香りを解消しており、ヨ
金属
材料
ヘルシーな食品と言う背景から、乳製品の中で
ーグルトフレーバーと同様なフレーバーを持った新し
もヨーグルトの市場規模は年々拡大している。
いチーズホエーヨーグルトができる。
2001年の市場規模は約2700億円と推定され,ソ
フトヨーグルトが820億円、ハードヨーグルトが
740億円,プレーンヨーグルトが550億円と推定
有機
材料
される。この中でドリンクヨーグルトは650億円
patent review
と市場規模は大きいものの,伸びが鈍化している。
メーカ別ではブルガリアヨーグルトのブランドを
無機
材料
展開する明治乳業がトップの24%である。
用 語 解 説
食品・
バイオ
ヨーグルト自体は整腸作用等の健康感が食生活
の中に定着してきたために伸びているが、食べ易
チーズホエー
チーズ製造時に副生されるもので、乳糖が多量に含まれ
不快臭がある。
さに加えカルシウム強化やバラエティに富んだフ
ルーツ商品が市場を刺激している。
カゼイン
牛乳の80%を占める主要蛋白で、高栄養かついろいろ
な健康作用を持つ。
生活・
文化
このような背景にあって,食べやすさや香り等
の要素は大きな影響を与える。従って飲みやすい
ホモゲナイズ
脂肪球を細かく砕いて(平均1ミクロン)消化吸収を良
くすること。
新たな風味を持ったドリンクヨーグルトは、市場
を拡大する商品になり得る。
その他
原稿作成:木島 研二 株式会社 ベンチャーラボ
50
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:16年11ヶ月(平32.12.1満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2000-366587
○出願日/平12.12.1
○公開番号:特開2002-165557
○公開日/平14.6.11
○特許番号:特許3435460
○登録日/平15.6.6
特許流通データベース情報 ・タイトル:チーズホエーを利用したヨーグ
ルト風味の新規飲料
・ライセンス番号:L2003004894
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
社団法人農林水産技術情報協会
特許情報部 技術主幹 松田 俊夫
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町15−6 製粉会館6F
TEL:03-3667-8931 FAX:03-3667-8933
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
51
電気・
電子
下水道や暗きょ用のパイプ類を効率的、短期間に敷設す
るための路面開削工法
特 許 権 者:伊藤 清隆
ライセンス情報番号:L2003005066
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
土木・建築
レーザー光照射し掘削
○パイプ類の内部に設置したレーザ
光で開削部分を照しながら開削作
業をする
本発明は、路面に敷設パイプ類1本の長さに応じた
距離を開削機械によって開削し、この開削部分にパイ
機械・
加工
プ類1本の長さ分の土留をしてパイプ類を敷設し、勾
配をパイプ類の内部に設置したレーザ測定器によって
測定するとともに、測定用のレーザ光で開削部分を照
輸 送
しながら開削作業を行ない、かつ上記開削機械で開削
部分を埋め戻す工程を順次繰り返すようにしたことで
パイプ類の敷設作業における開削延長を短くすること
ができる。
土木・
建築
すなわち、路面に1本分のパイプの長さを開削し、
これにパイプを敷設した上、所定の勾配に設置する。
そしてこのパイプを敷設した箇所は前に開削した土砂
等を利用して直ちに埋め戻すことができる。その際、
繊維・
紙
次の開削位置をレーザ光が照しているので、次の1本
分の開削作業を難なくかつ正確に行なうことができ
る。また所定の長さを施工する際にも、敷設するパイ
化学・
薬品
プ類の数に応じた丁張りの回数を省略することがで
market potential
き、作業を迅速に行なうことができる。
公共事業の投資抑制がされるなかで、首都圏を
金属
材料
含む市街地のインフラは上下水道を含めて改善さ
れる方向にある。当該発明は工事範囲が限定され、
後処理も簡単に行うことが出来、且つ正確に繰返
して敷設出来るなど、特に首都圏を含む市街地な
有機
材料
ど周辺状況を考慮した工法として有望である。
patent review
本工法は、従来長さ2∼4m程度のパイプを所
定の本数、水糸をもちいて敷設していた為、効率
無機
材料
が悪く正確でなかったがレーザー測定器を使用す
用 語 解 説
食品・
バイオ
る事により、パイプ類を正確に且つ短時間に測定
し敷設することができる。このことから、要員も
路面開削工法
路面より比較的底深部で開削され、そこに下水道管を布
設する工法。
少なく短時間で作業を終える事できるなどコスト
面でも利点が多い。
生活・
文化
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
52
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:7年2ヶ月(平23.3.18満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平03-080812
○出願日/平3.3.18
○公開番号:特開平04-289316
○公開日/平4.10.14
○特許番号:特許2130643
○登録日/平9.7.11
特許流通データベース情報 ・タイトル:省開削工法
・ライセンス番号:L2003005066
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社米屋金物店
代表取締役 伊藤 清隆
〒391-0013
長野県茅野市宮川4430
TEL:0266-72-2023 FAX:0266-72-6650
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
53
電気・
電子
「気泡で細菌を殺すポンプ」
気泡が壊れるときの衝撃波で細菌やプランクトンを殺す
出 願 人:宮井 正博
ライセンス情報番号:L2003005206
情報・
通信
ユーザー業界
ポンプなどの流体機器では、液中で動く部分に部分
的な負圧が生じるために瞬間的な真空状態が生まれ、
機械・
加工
細菌やプランクトンの呼吸機能を破壊する。この真空
生活・文化
状態の発生をキャビテーションという。キャビテーシ
ョンが起きると振動や騒音の元となり、部材を損傷し
輸 送
たり、流体に悪影響を与えたりするので、できるだけ
発生させないようにするのが普通である。
機械・加工
活用アイデア
赤潮の処理
○海で発生する赤潮は漁業に甚大な
被害をもたらす。この発明の装置
で被害が拡大しないうちに対処す
ることができる。
プランクトン処理装置
○きわめて簡単な構造なので、小規
模のものから大規模のものまで水
質浄化装置を作ることができる
ところが本発明では、この避けるべきキャビテーシ
ョンを積極的に利用して細菌やプランクトンなどを死
土木・
建築
滅させようというものである。そして、このキャビテ
ーションによる機器への悪影響については、それを極
力減らす構造を提示している。
この発明のポンプでは、キャビテーションは軸流ポ
繊維・
紙
ンプの同軸上に互いに逆向きの主羽根と、これより少
し離れた副羽根を利用して発生させる。このときには、
たくさんのコロイド状の細かい気泡ができるので、普
化学・
薬品
通の羽根で発生する大きな気泡が羽根から離れずに壊
market potential
れるときに羽根を傷つけるのとは違い、細かい気泡は
羽より遠くに離れてから瞬間的に液圧で押しつぶさ
れ、そのときに発生する衝撃波が回りの細菌などを破
金属
材料
湖沼などの閉鎖水域で発生する水生植物や海で
壊するという作用なのである。この衝撃波は液中で速
発生する赤潮など、これらを浄化するという需要
やかに減衰し、しかもたくさんの音源は互いに打ち消
はきわめて大きいのだが、通常は薬品などで殺す
しあって全体としては外部に振動や騒音を出さないの
という手段をとらなければならないので、他の生
である。
物に与える影響が大きい。
有機
材料
この発明のポンプは、何も薬品などを使わず、
patent review
いわば機械的にプランクトンや細菌などを殺すこ
とができる。池や湖などで単にポンプを運転する
無機
材料
ための動力源が必要なだけで、ただ水を吸い込ん
用 語 解 説
で吐き出すという過程で何も加えられるものがな
く、したがって環境に与える悪影響がないという
キャビテーション
流体の中で部分的な真空が発生する現象。
食品・
バイオ
点が大きな特徴といえる。赤潮のような大規模な
プランクトンの発生というのは、それほど見られ
水頭
水圧のこと。圧力を示す液柱の高さ。
る現象ではないが、本発明は巨大化する水槽やビ
オトープ空間などの、人為的な管理が必要な水域
生活・
文化
でも応用は可能になる。
その他
原稿作成:吉田 邦雄 システム・インテグレーション株式会社
54
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平08-160556
○出願日/平08.5.31
○公開番号:特開平09-314139
○公開日/平09.12.9
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:水浄化ポンプおよびそれを用い
た水浄化設備
・ライセンス番号:L2003005206
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
宮井 正博
食品・
バイオ
〒769-2101
香川県さぬき市志度 4150-5-104
TEL:087-894-4797 FAX:087-894-4797
E-mail:[email protected]
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
55
電気・
電子
木材にフェノール樹脂を含浸、硬化させた後炭化するこ
とによって得られるウッドセラミックスの製法
特 許 権 者:青森県
ライセンス情報番号:L2003005320
情報・
通信
ユーザー業界
従来の木炭製造を目的とする製炭法による炭化は、
割れや狂いを生じやすく、建築用材等には不適で、家
機械・
加工
化学・薬品
無機材料
生活・文化
庭の暖房や調理の熱源や、吸着材、還元用炭素原料、
二硫化炭素の原料等に使用されているにすぎない。
しかるに本発明においては、木材または木質材料
輸 送
硬質炭化材
○研磨材
たのち、乾留法のような密閉系下において高温で炭化
機械・加工
無機材料
することにより、硬質で、割れや狂いが少なく、原料
木材の多孔質構造を残し、かつ、収炭率の高い硬質炭
化木材(ウッドセラミックス)を製造する。木材または
電気・電子
無機材料
その他
木質材料にフェノール樹脂を含浸させる際、真空ポン
プを用いて減圧下で行う。つまり、木材を熱分解して
繊維・
紙
多孔質構造体
○各種フィルター等の工業材料用吸
着材
○家庭用、
家事用の吸着剤、
吸着物品
○農薬等が吸着される浄化器用基材
破砕片活用
○土壌改良材
(合成、パーティクルボード、集成材など)の切削片
もしくは破砕片にフェノール樹脂を含浸し、硬化させ
土木・
建築
活用アイデア
いくと、200℃付近から徐々にセルロース、ヘミセル
土木・建築
無機材料
生活・文化
通電性、耐食性材料
○電子機器内の電磁シールド材
○航空宇宙用材料
○原子力用材
営業用あるいは家庭用建築資材
○シックハウス防止用
○煙草のけむり、諸臭気等吸収用
ロース、リグニン等の分解、縮重合が始まり、最終的
に縮合多環芳香族構造をとり、そのままの構造を保ち
化学・
薬品
ながら炭素化する。従って、木炭を硬質に製造する要
market potential
因の1つとして、強固な縮合多環芳香族構造の生成を
増加させてやればよい。そこで、縮合多環芳香族構造
を有しているフェノール樹脂を木材に含浸、硬化させ
金属
材料
本発明のウッドセラミックスにおいては、木材
たのち炭化することで縮合多環芳香族構造の生成の増
の切削片もしくは破砕片にフェノール樹脂を含浸
加をはかる。さらに、密閉系において高温で焼結する
し、硬化させたのち炭化させるので、硬質で、割
ことにより木炭の組織を局部的に結晶化させ、強度及
れや狂いが少なく、原料木材の多孔質構造を残し、
び電導度を向上を図る。
かつ、収炭率の高い硬質炭化木材、ウッドセラミ
有機
材料
ックスが得られる。そのため、成形加工は木材の
patent review
段階で半加工しておくことが可能であり、非常に
硬質な炭素材の加工コストの低減をはかることが
無機
材料
可能である。
用 語 解 説
食品・
バイオ
また、本発明によるウッドセラミックスは、通
電性、耐食性に優れているため、電子機器内の電
セラミックス
ガラス、ほうろう、陶磁器、セメント、石膏、レンガ、
フェライト等の窯業製品の総称である。
磁シールド材、航空宇宙用材料、原子力用材等に
も利用される。更には、多孔質構造を有し吸着性
能に優れているため、農薬等が吸着される浄化器
用基材としても使用できる。
生活・
文化
その他
原稿作成:山本 信夫 株式会社 テクノソフト
56
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:6年9ヶ月(平22.10.26満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平02-289605
○出願日/平2.10.26
○公開番号:特開平04-164806
○公開日/平4.6.10
○特許番号:特許2552577
○登録日/平8.8.22
特許流通データベース情報 ・タイトル:ウッドセラミックスの製造方法
・ライセンス番号:L2003005320
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
青森県工業総合研究センター
環境技術研究部 環境技術研究部長(総括研究管理員) 岡部 敏弘
〒030-0113
青森県青森市第二問屋町4−11−6
TEL:017-739-9676 FAX:017-739-9613
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
57
電気・
電子
簡単な構造で高いガス感度と長期間安定した感ガス特性
を有するセンサー
特 許 権 者:株式会社クラベ、稲垣 訓宏
ライセンス情報番号:L2003005322
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、アルミナ等の担体を用いない簡単な構造
により、高いガス感度と感ガス特性の長期安定性を併
機械・
加工
土木・建築 生活・文化
せ持つ素子を提供するものである。
本発明の感ガス素子は、絶縁基板上に設けられた
(1)ガス感応体(例えば酸化錫、酸化亜鉛などの金
輸 送
輸 送
化学・薬品 生活・文化
属酸化物半導体)と(2)触媒層(例えば白金、パラ
ジウムなどの貴金属)と(3)一対の電極(例えば金、
電気・電子
輸 送
化学・薬品
白金など)とから構成される。本感ガス素子は、前記
ガス感応体が「部分的に絶縁基板を覆っていない絶縁
土木・
建築
基板の露出部分」を有しており、該ガス感応体上およ
化学・薬品 食品・バイオ 生活・文化
び該絶縁基板の露出部分には,白金、パラジウムから
なる質量膜厚5ナノメートル以下の極薄触媒層が形成
されていることを特徴とするものである。本発明のガ
繊維・
紙
土木・建築 食品・バイオ 生活・文化
ス感応体は、蒸着法、スパッタリング法等により形成
される。形成したガス感応体が質量膜厚20ナノメート
活用アイデア
一酸化炭素警報機
○炭火を使用する場所(家庭、料亭、
など)
、地下工事、下水工事、火
災現場、炭鉱、鉱山、火山地帯
一酸化炭素濃度測定・管理
○陶磁器窯、炭焼窯、コークス炉、
焼却炉、燃焼炉、排気ガス
水素ガス検知器
○水素ガスステーション、水素自動
車、水素燃料電池、水素ガス貯
蔵・輸送、バイオマス水素製造所
臭いセンサー
○食品鮮度センサー、
悪臭センサー、
労働環境測定器、
口臭警報器、
シッ
クハウス警報器、換気モニター、
電気火災予知
(臭い)
センサー、食
品香料識別器、調理補助センサー
酸素モニター
○農業用ハウス、地下工事、下水工
事、火災現場、炭鉱、鉱山、火を
使用する密室(家庭、料亭、など)
、
陶磁器窯、炭焼窯
ル以下の薄膜の場合には、膜は絶縁基板を完全に覆っ
化学・
薬品
ている状態ではなく、連続膜ではあるがミクロ的に見
market potential
れば部分的に膜が存在しない「斑雪」状態にある。こ
の「斑雪」状態のガス感応体の上に質量膜厚5ナノメ
ートル以下の極薄触媒層を蒸着法、スパッタリング法
金属
材料
本件特許明細書では、測定対象ガスとして一酸
等により形成すると、触媒層はガス感応体上ばかりで
化炭素、水素等の還元性ガスのみが挙げられてい
はなく、絶縁基板上にも直接堆積した状態となる。そ
るが、「斑雪状構造のガス感応体」と「ナノサイ
の状態の触媒は感ガス体への拡散を起こしにくく、素
ズ極薄触媒層」の合わせ技による「高感度」と
子の感ガス特性に長期安定性をもたらすものと思われ
有機
材料
「長寿命」の同時達成は、においセンサー、ガス
る。
センサー、その他の半導体センサーにも広く応用
patent review
可能と思われる。測定対象ガスが、一酸化炭素、
水素等の還元性ガスの場合は、ガス感応体として
無機
材料
酸化錫、酸化亜鉛系の酸化物半導体を用い、本発
用 語 解 説
食品・
バイオ
明技術が有効に適用できる。
安価・簡便・堅牢な感ガス素子ができれば、日
質量膜厚
基板上に作られた薄膜の全原子を基板面上に一様に置い
たとしたときの仮想膜厚である。
常生活の至る所でセンサーを利用することがで
き、その需要は飛躍的に増大する(シックハウス
警報機、換気モニター、食品鮮度計、調理お助け
センサー、臭い識別器、口臭警報、体臭識別器、
生活・
文化
など)。本感ガス素子は、化学分析器の検出器、
測定器、さらには液体用センサー、味覚センサー
等としての拡大利用も考えられる。
その他
原稿作成:梶谷 浩一 株式会社 テクノソフト
58
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
断面図
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:5年6ヶ月(平21.7.28満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:国内外あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平01-196131
○出願日/平01.7.28
○公開番号:特開平03-059450
○公開日/平3.3.14
○特許番号:特許2829416
○登録日/平10.9.25
特許流通データベース情報 ・タイトル:感ガス素子
・ライセンス番号:L2003005322
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社クラベ
中央研究所 産業財産管理室 主任 清水 康司
〒432-8521
静岡県浜松市高塚町4830
TEL:053-447-7121 FAX:053-448-3482
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
59
電気・
電子
うき釣りなどで、浮きの反応が極く小さい時でも反応を
大きく示す、板オモリ巻軸付きクッション仕掛け
出 願 人:小倉 昭二
ライセンス情報番号:L2003005329
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、鈍い動きの浮きの反応を拡大するうき釣
ウキ釣具仕掛け
○ウキ釣用仕掛け
(板オモリ付きクション仕掛け)
り仕掛けである。
機械・
加工
アクリル樹脂のボビン状の中空板オモリ巻き軸に板
生活・文化
へら鮒釣具仕掛け
○へら鮒用仕掛け
(板オモリ付きクション仕掛け)
オモリを巻きつけ、ウレタン弾力糸を巻き軸に貫通し、
両端に結び輪を作る。その結び輪の一端を道糸に下端
輸 送
活用アイデア
の結び輪にハリスを付ける。この仕掛により浮下距離
が容易に調節すると同時に、釣場での最適な板オモリ
の調整が中空板オモリ巻き軸により容易にできる。ま
た、道糸とハリスの板オモリ巻き軸で間隔が適当に保
土木・
建築
て、道糸とハリスの絡みを軽減することができる。ウ
レタン弾力糸を使用する事により浮の反応を和らげ、
釣の合わせタイミング調節と、急激な力を適度に緩和
ができる。
繊維・
紙
なおハリスを細くしても糸切れがなく、ハリスを細
くする事により釣果を拡大することもできる。特に厳
冬期の活性がない鮒釣り、特にへら鮒釣りでは、大型
化学・
薬品
魚等の瞬間的な大きな力を軽減することができ、釣果
market potential
をより楽しむことができる。鮒は日本では北は北海道
から南は四国および九州までほぼ全国に及んでいる。
国外では朝鮮半島,アジア大陸東部,台湾および海南
金属
材料
この仕掛具は、浮き状態の調整と、釣果を拡大
島などにも生息し、釣具の活用範囲は広い。
することができる。うき釣釣具として、引きの極
めて少ない魚釣りに、大きく浮に反応する。また、
ハリスを細くでき釣果を拡大することができる。
弾性糸とボビン状板オモリ巻き軸クッション仕
有機
材料
掛は糸のからみが少なくバランスが良く、自然環
patent review
境に仕掛を放置することを最小限に留めることが
できる。
無機
材料
鮒は日本全国、国外にも生息し、関東では千葉
用 語 解 説
食品・
バイオ
県佐原の水郷地区では寒鮒釣は盛んで、鮒釣のう
き釣をするとき仕掛具として有効に活用できる。
うき釣
釣糸に結んで釣針を一定の深さに保持し、魚の当たりを
知る。
へら鮒
げんごろう鮒の人口飼育品種で、大阪府下の旧河内国で
は養殖が古くから盛んで、独特の釣具が発達している。
生活・
文化
その他
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
60
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-055916
○出願日/平13.1.24
○公開番号:特開2002-218882
○公開日/平14.8.6
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:板オモリ巻軸付きクッション仕
掛け
・ライセンス番号:L2003005329
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
小倉 昭二
食品・
バイオ
〒333-0485
埼玉県川口市上青木西2-11-8-312
TEL:048-256-6585
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
61
電気・
電子
一回でチェーン状成形品ができる成形装置。
複数の異なる種類のパーツの一体成形樹脂製品をつくる
特 許 権 者:有限会社三島技研
ライセンス情報番号:L2003005331
情報・
通信
ユーザー業界
この特許によれば、複数の異なる種類のパーツの一
体成形樹脂製品を、一回の成型工程で製造が可能にな
機械・
加工
土木・建築 生活・文化
その他
る。従来の射出成形装置は、キャビティー内へ注入す
る樹脂材料の材質が限定されていたため、成形できる
な形状の樹脂製品を複数一度に成形するのは困難であ
柔軟性を有するチェーン
○一部分をゴムなどの弾性体とする
ことで、所定の圧力以上がかかっ
たときに壊れにくい駐車場の柵な
どに使うチェーン
った。
本発明の樹脂射出装置は、射出口及び樹脂経路が複
数備えられ、複数の樹脂経路が分岐経路を備えること
土木・
建築
により、該複数の樹脂経路が立体的に配置されるとと
機械・加工
もに、立体的形状を形成している。これにより、例え
輸 送
土木・建築
ば、異なる摩擦係数の樹脂材料の樹脂部品から構成さ
れる樹脂製品を成形した場合には、摺動の必要な部分
繊維・
紙
多色でつながる樹脂チェーン
○いろいろな色が組み合わさったチ
ェーンは様々な利用が可能
例:紅白・黒黄などの目立つチェ
ーン
長さのわかる樹脂チェーン
○長さによって色を変えることで、
おおよその距離を測る
樹脂製品も単一の材料に限定されていた。また、複雑
輸 送
活用アイデア
のみスムーズに滑動でき、摺動する必要のない部分は
電気・電子 情報・通信 化学・薬品
摺動し難いような樹脂部品を製造することが可能にな
高機能ベルトコンベア
○チェーンタイプのベルトコンベア
ーで、摩擦係数の異なった材料を
組み合わせ、摺動抵抗を減らした
り、搬送するものにあったベルト
を作ることができる
色分けされたコネクター
○多色、異形の形状のソケットが一
体となったコネクターを作ること
で、接続間違いを防止する
ることを意味する。また、チェーンのような輪と輪が
化学・
薬品
つながっている成形品を1回の成形工程で作ることが
market potential
可能となる。しかもその一つ一つの色や強度を変えら
れる。このため、種々の種類の樹脂製品を形成するこ
とができ、樹脂製品の多様化に対応できる。複数のキ
金属
材料
このような特長を有する樹脂成形装置により、
ャビティーへ互いに異なる種類の樹脂材料を注入する
多色、多様な樹脂成形品ができる。なお、金型が
ことができるのは、要は、樹脂部品毎に色彩、硬度、
複雑になることや異なる樹脂の数により個々に樹
強度又は摩擦係数等を変えた成形品が、容易かつ迅速
脂投入機器が必要になることから、装置構成の検
に製造することができるのである。
討とともに、製造する製品は付加価値の高い製品
有機
材料
をターゲットとすることが望ましい。
patent review
特に、従来は金属を折り曲げたりしながら、加
工してきた対象物を、樹脂製品に置換していくこ
無機
材料
とも可能である。農業機械や各種作業機械などの
用 語 解 説
食品・
バイオ
部品などは、金属製のものが多かったが、軽量構
造への希求が根強い限り、樹脂成形品への置換は
射出成形
加熱溶融状態の樹脂を高圧で射出し、金型のキャビティ
ー内に充填、その後樹脂が冷やされ、固化させる
検討に値する。また、玩具のような樹脂成形品で
も、二次加工(組立)工程などを省くために本発
キャビティー
製品形状に沿った成形金型の空間
生活・
文化
明を採用することは可能であろう。
ホッパー
粉体や粒状物を貯め、必要時に引出しやすいように下部
にテーパーをつけたタンク
その他
原稿作成:松岡 功一 システム・インテグレーション株式会社
62
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:15年0ヶ月(平31.1.14満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平11-007409
○出願日/平11.1.14
○公開番号:特開2000-202854
○公開日/平12.7.25
○特許番号:特許3101763
○登録日/平12.8.25
特許流通データベース情報 ・タイトル:樹脂成形装置、樹脂成形方法、
樹脂成形型、及び樹脂製品
・ライセンス番号:L2003005331
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社三島技研
代表取締役 永村 勝治
〒525-0021
滋賀県草津市川原4−7−5
TEL:077-563-5765 FAX:077-565-2296
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
63
電気・
電子
クランク式の車軸の両側についたアームの部分に車輪を
取り付けるという構造で操縦性の良い車輪を開発
特 許 権 者:柿見 富雄
ライセンス情報番号:L2003005628
情報・
通信
ユーザー業界
本体フレームに取り付けられた軸受けにより回転可
二輪手押し車
○路面の凹凸、カーブなどでの操縦
しやすい軽運搬車
能に支えられたクランク主軸と、その両端からほぼ直
機械・
加工
角で互いに逆方向であって回転方向になす角度が非対
土木・建築
輸 送
称をなすように延びたクランクアームをもち、それぞ
乳母車
○路面の凹凸の衝撃が半減でき、赤
ちゃんにやさしい乳母車
れのクランクアームの端部に車輪を嵌めるクランクピ
輸 送
ンを備えたクランク式車軸による車輪。
生活・文化
路面に凸状の障害物があり、一方の車輪がその障害
物に乗り上げた場合、その車輪はクランク主軸を中心
動して、障害物の高さに応じて上昇する、それと同時
にクランク式車軸の他方のアームは逆に同じだけ下が
る。これでクランク主軸の上下動は障害物の高さや窪
輸 送
生活・文化
みの深さに比して半分となり路面の凹凸の影響が半減
繊維・
紙
三輪スケート
○体重移動で左右の車輪の高さが変
わり安定してカーブができる
ローラースケート
○体重移動で左右の車輪の高さが変
わり安定してカーブができる
にしてクランクアームを半径として上方に円弧状に回
土木・
建築
活用アイデア
する。また、カーブで遠心力がかかるときには荷重の
輸 送
重心を内側に移動させることにより遠心力を打ち消し
自走式ロボット
○カーブで遠心力を検知し重心を内
側に移動しバランスをとる
トロッコ
○カーブで遠心力を検知し重心を内
側に移動しバランスをとる
て安定してカーブがきれる。
化学・
薬品
本発明に係る車輪は台車などのキャスターの他、荷
market potential
物などの運搬などに用いられるリヤカー、手押し車そ
の他の二輪車、三輪スケートや子供三輪車、二輪車の
転倒防止用補助輪や前輪操舵輪、スケートボードやベ
金属
材料
スプリングやショックアブソーバーなどを持た
ビーカー、その他、従来より利用されている小径車輪
ない自転車、三輪車、ベビーカー、手押し車、台
との取替えも可能であり、遊具や実用車を問わずに適
車などでは、路面のわずかな凹凸も直接車体に作
用できる。
用して乗り心地を悪くしている。
本発明に係るクランク式車軸による新しい機構
有機
材料
の車輪は簡単な構造で、安定な操縦を実現するこ
patent review
とができる。台車などのキャスターの他、荷物な
どの運搬などに用いられるリヤカー、手押し車そ
無機
材料
の他の二輪車、三輪スケートや子供三輪車、二輪
用 語 解 説
食品・
バイオ
車の転倒防止用補助輪や前輪操舵輪、スケートボ
ードやベビーカー、その他、従来より利用されて
クランク
元来は直線的往復運動を回転運動に変える装置。自転車
のペダルのようなZ字形状のもの
いる小径車輪との取替えも可能であり、遊具や実
用車を問わずに適用できる。カーブでの操縦の安
クランクアーム
クランクの両端の鉤型の部分、腕
定性も改善できる。これらの特徴のため広く応用
が期待される。
生活・
文化
その他
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
64
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:12年9ヶ月(平28.10.17満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:国外あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平10-518201
○出願日/平9.10.16
○公開番号:WO98/16417
○公開日/平10.4.23
○特許番号:特許3286846
○登録日/平14.3.15
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
柿見 富雄
食品・
バイオ
〒529-0302
滋賀県東浅井郡湖北町大字下山田100
TEL:090-9057-5618 FAX:0749-78-1856
生活・
文化
・タイトル:クランク式車軸による懸架装置
・ライセンス番号:L2003005628
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
65
電気・
電子
ストリップス材を均一に押圧して接着剤を確実に硬化で
き、高品質の集成材を高生産性で接着する装置及び方法
出 願 人:末松 政行
ライセンス情報番号:L2003005771
情報・
通信
ユーザー業界
集成材の製造における接着工程において、ストリッ
複数枚の板材又はシート材の接着積層
○複数枚積層するときには層厚さの
変動を吸収して均一に押圧できる
プス材を均一に押圧することにより、各接着面の接着
機械・
加工
活用アイデア
剤を確実に硬化でき、接着剤の老化による接着不良や、
繊維・紙
ひび割れ等の発生がない高品質の集成材が得られる。
また、長い集成材も安価に得る事ができ、作業性に優
輸 送
金属材料
れ、保守点検も容易である接着装置及び接着方法を提
供する。
一端から他端へ向かう、細長でほぼ水平な上面を有
有機材料
する台枠部12と、この台枠部上面の一端寄り位置に設
土木・
建築
置された受部14と、この受部と対向して台枠部上面の
多端寄り位置に設置された押圧機構16とを備え、側面
無機材料
に接着剤を付着した複数のストリップス材48を、台枠
部の上面に押圧方向と交差する方向に接合配列し、押
繊維・
紙
圧機構で各素材を受部方向へ水平押圧する。(参考図
参照)
接合配列したストリップス材の上側からは上面加圧
化学・
薬品
体により、押圧時のストリップス材の跳ね上がりを防
market potential
止する機構を備えている。押圧機構部は押圧力を与え
るための液体シリンダーと、押圧力を伝える扇状台板
から成り、シリンダーのロッド先端と扇状台板の連結
金属
材料
集成材の平成13年度の国内生産量は1,030千
部は水平面内で揺動でき、ストリップス材の寸法変動
m 、輸入量は605千m3である。(財務省「貿易統
3
による扇上代板押圧面とロッド軸との角度変動を吸収
計」、日本集成材工業協同組合調べ)。単価を50
でき、接合配列したストリップス材を均一に押圧でき
千円/m3とすれば、市場規模は800億円/年強で
る。
ある。世界的規模の材木伐採や、焼畑などによる
有機
材料
大気環境の世界的悪化など、材木の供給環境は悪
patent review
化する一方であるが、住宅環境の多様化、家具等
を含めて高級化が今後進むと考える。
無機
材料
本発明は、集成材等の接着装置及び集成材等の
用 語 解 説
食品・
バイオ
接着方法に関するもので、接着装置に設けられた
上部を同一高さで均一な水平面に調整してあり、
集成材
製材した板や小角材等を繊維方向が互いに平行になるよ
うにして長さ,幅および厚さ方向に集成接着した一般材。
台枠部ストリップス材の接着面は均一に押圧され
るような構造を持つ。従って、構造が簡単で作業
ストリップス材
製材して細長くした材料で、ひき板とかラミナともいわ
れ、小角材も含む。
性に優れ保守点検も容易である。又、本発明の利
用による集成材は長期使用に耐え、歪の発生も無
生活・
文化
く品質の高いものとなっている。
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
66
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
○出願番号:特願平06-180608
○出願日/平6.7.8
○公開番号:特開平08-025316
○公開日/平8.1.30
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:集成材等の接着装置及び集成材
等の接着方法
・ライセンス番号:L2003005771
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
・参照可能な特許流通支援チャート
:13年度 電気4 ビルドアップ多層プリント配
線板
:13年度 化学3 セラミックスの接合
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
無機
材料
■この特許の問合せ先■
末松木材工業有限会社
取締役会長 末松 政行
食品・
バイオ
〒861-4403
熊本県下益城郡中央町中郡39-1
TEL:0964-46-3781 FAX:0964-46-3238
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
67
電気・
電子
取り付け、操作が簡便な、折りたたみ式上下装置付家庭
用手すり(福祉機器)
出 願 人:有限会社曽田農機設計事務所
ライセンス情報番号:L2003005783
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
生活・文化
すだれ・日除けの上下装置/幼児用這
い出し防止フェンス
○使わないときは上部に収納できる
ので、邪魔にならない
本発明は、肢体虚弱の為、屋内での移動にも手摺な
どの補助具が必要な高齢者などの供用に適した手すり
機械・
加工
を提供するものである。更に、本発明では、従来は設
置が困難とされていたガラス戸、障子、襖等の人・物
の出入りに供する位置にも設置を容易にし、出入りに
輸 送
利用する場合には直ちに退避できる手すりを提供する
ものである。
ガラス戸の両側にある柱の上部で固定された折り畳
み式アームに手すりが取り付けてあり、このアームは
土木・
建築
2ないし3段階で構成され、ヒンジにより折り畳みが
できる形に連結してある。各段階のアームは連結した
ヒンジの位置を変えることにより長さを調節できるの
で、使用時の手すりの高さは使用者の体型に合わせる
繊維・
紙
ことができる。また、手すりの近傍には安全板が取り
付けてあり、手を滑らせたとき等にガラスに手を突っ
込む等の事故を防止できる。手すりを上方格納退避位
化学・
薬品
置に移動したり、逆に下方使用位置に戻すときはガス
market potential
スプリングを使用する。ガススプリングは比較的小さ
な力で大きな距離を移動できるので、本用途に適して
いる。
金属
材料
高齢者人口が増加する中で、介護福祉機器の需
本技術は上下移動の基本的な方法であるため、福祉
要拡大が見込まれ、小回りの効く商材として位置
以外の各方面での応用が可能である。
づけられるのが本発明である。家の中のどこでも
セットが出来、折りたたみが可能な手すりである。
高齢虚弱者が懸命に歩き回ることが出来、自然回
有機
材料
帰機能の発揮に繋がり、介護度3が2∼1となる
patent review
ことで老人医療費の大幅低減が出来、各家庭の費
用と同時に介護の軽減が大きく、又当人が再度歩
無機
材料
くことの出来る幸せを感じることが最大の喜びと
用 語 解 説
食品・
バイオ
感じられることなどの効果がある。人間の尊厳と
は排泄の問題で、排泄の始末が自分で出来るか、
ガススプリング
密閉されたシリンダ内にオイルと圧縮ガスが封入されて
いて、ガスの反力をバネ力として使用する
否かは、極めて重大な問題といわれている。手す
りを使って、自分で歩く事が出来ればこれに勝る
ことはない。歩けることができれば自分で排泄の
始末が出来ることで、手すりが繋がれば、動き回
生活・
文化
ることが出来る。従来ガラス戸、障子、襖等の所
は手すりを設けることが出来なかったが、これら
のところも装着することができる等の特徴もあ
る。
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
68
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-257219
○出願日/平13.8.28
○公開番号:特開2002-220906
○公開日/平14.8.9
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:手すりの上下装置
・ライセンス番号:L2003005783
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社曽田農機設計事務所
代表取締役 曽田 清
〒699-0101
島根県八束郡東出雲町大字揖屋町74
TEL:0852-52-3070 FAX:0852-52-3070
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
69
電気・
電子
波エネルギーを機械エネルギーに変換する、
エネルギーの変換効率の高い波力式ポンプ装置
特 許 権 者:東京設計事務所有限会社
ライセンス情報番号:L2003005789
情報・
通信
ユーザー業界
波力エネルギーを利用する方式は、一次変換の観点
から 1)空気エネルギーに変換する 2)機械的な
機械・
加工
エネルギーに変換する 3)水の位置エネルギーまた
電気・電子
生活・文化
は水流エネルギーに変換する の3種に分類すること
る方式です。本発明の波力式ポンプ装置は、波のエネ
ルギーを吸収する波力吸収装置、吸収したエネルギー
栽培漁場でのポンプ
○海洋での魚の養殖場での海水の循
環用ポンプとして利用する
を変換するピストン装置、海水を圧送するポンプ装置
及び機体とから構成されています。海水は整流板及び
土木・
建築
機械・加工
食品・バイオ
底板により機体内に誘導され、受圧板を良好に往復作
動させて、波が上昇するとき受圧板はその前後の水位
土木・建築
差、即ち位置エネルギーにより、ピストン装置の側に
生活・文化
押し込まれ、連結してあるピストンを作動させ、シリ
繊維・
紙
港湾や離島での発電
○波力を利用した発電を行い、港湾
や離島でのエネルギーを補給もし
くは自給自足できるようにする
山小屋での発電、揚水
○波力を吸収装置を水車に換えると
谷川等の流れのエネルギーを発電
や揚水のために利用する事が出来
る
が出来ますが、本発明は2)機械エネルギーに変換す
輸 送
活用アイデア
ンダーに正圧を生じさせます。また、波が下降すると
機械・加工
きは受圧板は逆に引き出され、シリンダー内は負圧と
土木・建築
防波堤の消波装置
○波力を機械エネルギーに変換でき
るため、防波堤に設置すると、消
波装置としても利用できる
海底のヘドロの浚渫
○多海底のヘドロの浚渫のためのポ
ンプとして利用できる
なります。これによりポンプ装置は海水を連続的に吸
化学・
薬品
い込み、吐き出すことができます。多様な波に対し機
market potential
体の前面で波を収れん導入し、エネルギー密度を高め
ると同時に、後面の開口部分は波の通過をよくするの
で、受圧板の作動を大きくする効果があり、波力エネ
金属
材料
わが国は総延長34,386kmにも及ぶ海岸線に囲
ルギーを有効に変換することができます。また受圧板
まれており、ノルウェーやイギリスなどと共に波
の過大な揺動回動範囲を規制するストッパを設けさら
力エネルギーの豊かな国であり、簡単に大量にし
に「コ」の字状の形状は過大な波を上方に逃がすこと
かも安く利用することが可能となれば、そのメリ
が出来るため、実海域で発生する台風時等の過大波か
有機
材料
ットは莫大です。エネルギーの多様性を重視する
ら装置の被害を防止することができます。
意味においても、太陽光、風力の他に波力エネル
patent review
ギーの実用化は重要です。風は瞬時に大きく変化
しますが、風によってもたらされる波力エネルギ
無機
材料
ーは、瞬時の変化割合が小さく、風力に比べて滑
用 語 解 説
食品・
バイオ
らかなエネルギーです。
これまでに実用化となっているものに、小規模
波力エネルギー
波力発電の主たるエネルギー源は、風が吹くことによっ
て起こる波、重力波(周期1∼30秒)である。
な波力発電装置を備えた航路標識用ブイなどがあ
り、わが国だけで1000基以上の使用実績があり
波力発電
大規模開発は「海明」の実験等第1次石油ショックの後
に行われ、空気エネルギーに変換する方式が主である。
ます。波力発電などの大規模な開発も進んでいま
すが、本発明のようにエネルギー変換効率が高く、
生活・
文化
製作・設置コストの安い装置が実用化されます
と、離島のエネルギー源、栽培漁業の揚水等の動
力源、などに多種の利用が可能となります。
その他
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
70
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:10年9ヶ月(平26.10.13満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平06-287092
○出願日/平6.10.13
○公開番号:特開平08-114171
○公開日/平8.5.7
○特許番号:特許2992978
○登録日/平11.10.22
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
東京設計事務所有限会社
取締役 船越 芳子
食品・
バイオ
〒690-0813
島根県松江市坂本町464−6
TEL:0852-34-1551 FAX:0852-34-1551
生活・
文化
・タイトル:波力式ポンプ装置
・ライセンス番号:L2003005789
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
71
電気・
電子
蝋燭を垂直に保持して蝋垂れのない燭台
特 許 権 者:波佐間 法男
ライセンス情報番号:L2003005792
情報・
通信
ユーザー業界
燭台はろうそく基部の穴に針を差し込むのが一般的
であるが、ろうそくの穴の位置や大きさが均一でない
機械・
加工
こと、ろうそくの芯が穴に張り付いて邪魔なことから
生活・文化
土木・建築
垂直に立てることが難しい。このため蝋垂れが起こり、
ひどいときには30%もの蝋が無駄になっている。
土木・
建築
これを解決する燭台は上方に広がる円錐状の受け皿
と、それに沿って斜め上下方向に移動してろうそくを
生活・文化
間(挟持空間)を拡大、縮小するためのカム機構をも
つ。挟持部材は重力でろうそくの外周方向から挟み込
庭園照明用
○川、庭園、雪原での灯かりのアー
トやイベント用スタンド、虫除け
キャンドル保持台、庭園用ランタ
ン
アウトドア
○トーチ
スティック品保持台
○花器、お香、ステッキ、傘等のス
ティック状物品保持台
んで、ろうそくを垂直に保持する挟持空間をつくる。
ろうそくの周囲には装飾のためにリブや螺旋状の凹凸
をもつものがあるため、ろうそく基部を挟む挟持部材
繊維・
紙
インテリア用キャンドルホルダ
○テーブルコーディネート用品、
フロアライト、ガラス
○和紙
○籐
○陶器等の手作り
○民芸キャンドルホルダ
電子ろうそく用ホルダ
○燭台と別体の電子ろうそくを立て
る挟持ホルダ
挟む挟持部材と、挟持部材の底部を押し上げて挟む空
土木・
建築
活用アイデア
の三角形状の断面は凹凸をもつ。挟持部材は複数に分
その他
割されて複数方向からろうそくを挟み込むようになっ
商品POP(店内、店頭販促)用具
○プライスPOPスタンド、商品説
明カードスタンド、商品展示スタ
ンド、ポール式看板、のぼり旗用
スタンド
ている。
化学・
薬品
この発明により、簡単にろうそくを燭台に垂直に立
market potential
てることができ、蝋垂れを防止することができる。蝋
の煤が蝋垂れに混ざって見た目に汚くなることもな
く、使用するたびに固着した蝋を燭台から取り除くメ
金属
材料
現在の日本は効率や利便性を追求し、夜を昼間
ンテナンスも必要なくなる。ろうそくの基部が割れる
のように明るくしてきた。近年、我々も燭台やら
こともなく台座にしっかり固定でき、安全性が向上す
んたんのあかりが生活を豊かにするものとして、
る。
欧米の人達のように価値を認めるようになってき
た。
有機
材料
ろうそくは慶弔のときだけでなく、日常にあっ
patent review
て非日常を演出するテーブルコーディネート、灯
籠祭りのような明かりのイベント、柔らかい光に
無機
材料
招かれるゲートや通路など明と暗、色やゆらぎを
用 語 解 説
利用した多様な演出が可能である。この目的のた
めに本発明のようなインテリア向きの安全性とメ
リブ
補強や装飾のための肋骨状突出部
食品・
バイオ
ンテナンス性の高い燭台や灯篭を必要としていよ
う。ろうそくに似たゆらぎをもつ電子ろうそくを
POP
消費者が商品等を購入する店頭に表示される広告
挟みこむことで、あたかもろうそくを用いたよう
に有効に用いることができる。さらに、スティッ
生活・
文化
ク状のものを立てること、自由な径が選べること、
交換が容易なことなどの特徴を生かし、広く商用
や屋内外に利用できる。
その他
原稿作成:寺下 隆章 株式会社 ベンチャーラボ
72
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
土木・
建築
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:14年10ヶ月(平30.11.2満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平10-312529
○出願日/平10.11.2
○公開番号:特開2000-149656
○公開日/平12.5.30
○特許番号:特許3117679
○登録日/平12.10.6
特許流通データベース情報 ・タイトル:ロウソクを垂直に立てロウ垂れ
を防止した燭台
・ライセンス番号:L2003005792
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
ユーティーユー工房
波佐間 法男
食品・
バイオ
〒861-2402
熊本県阿蘇郡西原村小森3570
TEL:096-279-4263 FAX:096-279-4264
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
73
電気・
電子
誰でも作れる螺旋階段 簡単な連結具を利用、熟練不要の施工方法
特 許 権 者:株式会社稲福建設
ライセンス情報番号:L2003006418
情報・
通信
ユーザー業界
螺旋階段は、単に投影面積が少なくてすむという実
用的な目的だけでなく、建築物のアクセントとして好
機械・
加工
んで使われることが多い。屋内では上階との間に、屋
機械・加工
外ではそのほかに非常階段として、いろいろな場面で
使われる。しかし、施工には当然のことながら特殊な
輸 送
土木・建築
技術を要するのが普通である。例えば従来、鉄製の屋
外用螺旋階段は工場でほぼ一体に溶接され、組み合わ
されて、現場に搬入される。屋内の木製螺旋階段では、
生活・文化
柱にホゾ穴を開け、踏み板を差し込んで固定し、斜材
土木・
建築
などで補強したり、周辺の構造材と連結したりして強
度を保っている。
この発明では、中心の①柱とこれに直角に植えつけ
機械・加工
る②腕木、その③手摺柱、それらをつなぐ④手摺りな
繊維・
紙
生活・文化
どを特別な金具、しかも簡易な金具を使って連結する
工法をとることにより、それぞれの部材を工場生産す
活用アイデア
後付けできる非常階段
○部材をあらかじめ工場生産し、現
場では簡単な工具だけで特に技術
を要せず組み立てることができ
る。金属製にすれば屋外での使用
も可能である。
廃棄木製電柱の利用
○木製の電柱は適度な太さでまっす
ぐなため螺旋階段の中心柱として
最適である。ドリルでボルト穴を
開けるだけで、簡単に組み立てら
れる螺旋階段キットになる。
螺旋階段キット
○すべての部材を工場生産し、何種
類かの長さの中心柱と、必要な数
の腕木や手摺りを揃えるDIY用
のキットである。簡単な工具だけ
で組み立てられるのでホームセン
ターなどでの販売が可能である。
ることが可能になった。その上、組み立ては、現場で
化学・
薬品
特別の技術を要せずにできるものである。中心の柱に
market potential
腕木を直径方向に固定するには、柱を貫通するボルト
と、これと一体化したコの字型の金具を使うので簡単
な構造でありながら十分な強度も有する。また手摺柱
金属
材料
この発明の螺旋階段はいわば螺旋階段キットの
と腕木との間も同様な金具で固定し、手摺柱と手摺り
ような形で、それぞれの部材があらかじめ加工さ
との間はT字型のパイプで固定するという構造であ
れているだけでなく、連結用の金具も簡単な構造
る。
で標準化されているのが特徴であるから、DIYの
一環としてホームセンターなどでの販売も可能で
有機
材料
ある。なお、この発明に例示されているのは主に
patent review
木製のものであるが、金属製としても同様な構造
とすることができるので、たとえば屋外用の非常
無機
材料
階段にする、あるいは純然たる装飾用とするなど、
用 語 解 説
食品・
バイオ
広く応用が可能になる。
また、DIYという個人の趣味で考えるだけでは
腕木
柱や梁、鉄道のレールなど機軸となる部材から横方向に
突き出し、他の部分を支える部材。
なく、地域の集客施設や山小屋、もしくは中小規
模の工場などにおいて、安価に、自力で階段を施
工するには、この螺旋階段の技術を活用すること
ができる。
生活・
文化
その他
原稿作成:吉田 邦雄 システム・インテグレーション株式会社
74
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:11年10ヶ月(平27.11.23満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平07-329609
○出願日/平7.11.23
○公開番号:特開平09-151589
○公開日/平9.6.10
○特許番号:特許3090310
○登録日/平12.7.21
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
株式会社稲福建設
代表取締役 稲福 農善
食品・
バイオ
〒900-0003
沖縄県那覇市字安謝 617-192
TEL:098-867-1729 FAX:098-862-5313
生活・
文化
・タイトル:螺旋階段の施工方法
・ライセンス番号:L2003006418
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
75
電気・
電子
建築物で鉄骨とセメント壁及び金属建具を組み合わせて
免震効果を有する壁構造
特 許 権 者:有限会社 未来建設
ライセンス情報番号:L2003006422
情報・
通信
ユーザー業界
従来、建築物の内外壁構造では軽量気泡コンクリー
トパネル(以下ALCパネル)又はプレキャストコン
機械・
加工
クリートパネル(以下PCコンクリートパネル)等の
土木・建築
パネル壁を建築物の主要構造体又は建築躯体に固定す
る乾式パネル工法が実用化されている。この工法によ
輸 送
れば、外壁又は内部間仕切壁を構成するパネル等は、
柱、梁又は床スラブ等の建築物の主要構造部に対して、
輸 送
鋼製ブラケット又は締結ボルト等で止められる。
耐震ブロック壁
○地震災害時にブロック塀が崩壊し
たための人身事故が多い、ブロッ
ク塀全体をコイルバネ付き鉄筋で
補強することで防災効果がある
輸送車の窓ガラス支持法
○鉄道やバスなど公共性の高い乗り
物で窓ガラスのサポート法に活用
できる
高層建築物の窓ガラス
○マンション、高層ビルなどの窓ガ
ラスの支持方法に利用し崩落防止
このため大震災での破損や崩落事故が多かった。特
土木・
建築
活用アイデア
に、建築物に作用する地震力に応答して地震力を適切
生活・文化
に分散ないし吸収する建築物の各部構造の研究・開発
が、損傷、崩壊又は崩落等を防止又する上で重視され
る。例えば、ALCパネル構造の建築物壁体の工法と
繊維・
紙
して、水平変位可能に外壁面等に取付けるスライド工
法、ALCパネルの下端部を回動可能又は揺動可能に
ピン支持した工法等の各種工法などが、免振工法とし
化学・
薬品
て実用化されつつある。また鉄骨構造体の振動を防振
market potential
ゴムブラケットで防振できるようにしたものや、ゴム
などの弾性材を用いた免震金具なども考案されてい
る。
金属
材料
大震災の教訓として、建築物構成部材の損傷、
本発明では鉄骨構造体とセメント壁がバネ式の免震
崩壊又は崩落等の防止が重視される傾向にある。
材により連結されているために、鉄骨構造体からの振
本発明ではバネ式の免震材により連結し、セメン
動が免震されてセメント系壁体へ伝達され、加振時の
ト系壁の損傷又は脱落現象を防止でき、耐久性が
セメント壁の損傷又は脱落現象を防止することができ
有機
材料
良く、メンテナンスの心配がない、かつコイルバ
るというものである。
ネの径や巻数を変え、変動範囲を自由に調整でき
patent review
る。また壁の構成材料として、最も安価で入手し
やすいブロックを使用できる。PCコンクリート
無機
材料
パネルなども採用でき、優れた免震効果が発揮さ
用 語 解 説
れる。
このように、鉄骨構造の高強度を活かし、施工
ALCパネル
軽量気泡コンクリートパネル
食品・
バイオ
しやすいセメント系を使用でき、かつ十分に免震
効果を発揮させることができ、振動に対しても壁
PCパネル
プレキャストコンクリートパネル
材の損傷又は脱落現象を未然に防止できる壁構造
を実現できる。その他の用途市場としてはガラス
生活・
文化
窓材の耐震性市場や絵画等の高級芸術品の損傷落
下防止への応用などが考えられる。
その他
原稿作成:鈴木 忠夫 日本アイアール
76
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:15年11ヶ月(平31.12.17満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平11-358319
○出願日/平11.12.17
○公開番号:特開2001-173266
○公開日/平13.6.26
○特許番号:特許3412042
○登録日/平15.3.28
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
有限会社未来建設
取締役 商品開発部長 岡 義昭
食品・
バイオ
〒901-2223
沖縄県宜野湾市大山2−31−29
TEL:098-890-5751 FAX:098-890-5763
生活・
文化
・タイトル:免震壁構造
・ライセンス番号:L2003006422
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
77
電気・
電子
スコア及びコースレイアウトを随時画面表示し、現在の
スコアを自動的に表示するゴルフスコア表示装置
出 願 人:宮本 嘉文
ライセンス情報番号:L2003006567
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
生活・文化
スコア表示装置
○スコア及びコースレイアウトが入
出力画面に随時表示され、コース
レイアウト上でのペン入力により
打球の軌跡が表示されるととも
に、現在のスコアが自動的に更新
かつ表示される
本発明は、入力ペン或いはキーボードを介して入力
され、所要の画面が表示される表示器と所定の処理手
機械・
加工
順が記憶された記憶部と前記表示器と前記記憶部とに
介在し前記処理手順を処理する処理装置とを含み、前
記処理手順は少なくとも、スコアカード設定及びスコ
輸 送
アカードの各項目を選択することでこれらの各項目の
その他
画面の処理を起動するメニュー画面処理、 コース・
ヤードの選択及びプレイヤー氏名のスコア条件を入力
することでこれらの入力情報をスコアカード記憶部に
土木・
建築
入力するスコアカード設定画面処理、前記スコアカー
ド設定画面で入力された内容を表示し、スコアを入力
することで自動的に合計を計算・表示し、コースを指
定することでコースレイアウト画面処理を実行するス
繊維・
紙
コアカード画面処理、前記スコアカード画面で指定さ
れたコースのコースレイアウトを画面へ表示し入力ペ
ンにより打球の軌跡が入力され、該軌跡により当該コ
ースのスコアのカウントをスコアカードへセットする
化学・
薬品
コースレイアウト画面処理、の各手順よりなる表示装
market potential
置である。
スコア及びコースレイアウトが入出力画面に随時表
金属
材料
有機
材料
示され、コースレイアウト上でのペン入力により打球
ゴルフ人口は12,425千人で、1992年からの減
の軌跡が表示されるとともに、現在のスコアが自動的
少が底入れし、比較的安定した情況を維持してい
に更新かつ表示され、ゲーム感覚で楽しんで使用する
る中で、ゴルフ用品業界の市場規模は約4千億円
ことができ、且つ電子化による処理がなされるので、
で、その内電子式スコア表示装置関連は約12億
その記録情報の保存並びに集中管理への適用化が容易
円(JAGジャーナル)程度である。
となり、大きな利便性を有する。
市場に出回っているゴルフ表示装置は、スコア
patent review
のみでゴルフボールの軌跡等を表示する等の高機
能は無く市場価値も高い。筐体もPDAと同じ、
無機
材料
或るいは携帯電話と同等である。また付帯技術と
用 語 解 説
してGPSや万歩計を付け、経時的な身体の健康
管理データも収集できるようにする事も考えられ
スコア
ゴルフプレイアウトにおける自己申告表
る。
食品・
バイオ
生活・
文化
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
78
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:国外あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平05-243614
○出願日/平5.9.3
○公開番号:特開平07-067998
○公開日/平7.3.14
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:携帯式電子ゴルフスコア表示装
置
・ライセンス番号:L2003006567
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
宮本 嘉文
食品・
バイオ
〒319-0315
茨城県東茨城郡内原町内原1558 サンビレッジ・プルミエB−102
TEL:029-259-9351 FAX:029-259-7318
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
79
電気・
電子
生体内血管の位置検出と血管の自動追尾が可能で、
運動による音響雑音を受けにくい超音波血流装置
特 許 権 者:徳島県
ライセンス情報番号:L2003006587
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、被検体の血管内血流情報を計測する超音
波血流計において、振動子を縦方向に2段以上、かつ
機械・
加工
横方向に複数個直線上に配列し、少なくとも1つの段
機械・加工
の振動子列を計測対象血管位置を測定する血管位置測
定用となし、一方、他の段の振動子列を血流速度検出
輸 送
生活・文化
用となした2次元アレイ型超音波プローブと、このプ
ローブを制御する制御手段とを備え、前記血管位置測
定用振動子列から同時刻に超音波インパルスを発信す
活用アイデア
超音波診断装置
血液疾患用ペースメーカー
○血管位置測定用振動子列から同時
刻に超音波インパルスを発信する
ことにより計測対象血管位置を測
定すると共に、血管位置測定用振
動子列の中で該測定によって得た
血管からの反射波を受信した振動
子に対応する血流速度検出用振動
子が超音波ビーム照射位置と検出
時間を可変制御する
その他
ることにより計測対象血管位置を測定すると共に、血
土木・
建築
管位置測定用振動子列の中で該測定によって得た血管
からの反射波を受信した振動子に対応する血流速度検
出用振動子が超音波ビーム照射位置と検出時間を可変
制御することにより血管内の血流情報のみを計測し得
繊維・
紙
るように構成されていることを特徴とする。
運動中の血流の変化等の解明、運動血管性疾患・貧
血などの発生メカニズムの解明にも利用することがで
化学・
薬品
きると共に、体力医学分野においても、アスリート達
market potential
のトレーニング効果の評価や効果的トレーニングや運
動に伴う血流のダイナミクスの解明に効果的であり、
日常生活においては、健康管理や体力増進のために行
金属
材料
本発明は、動脈硬化性疾患の原因となるアテロ
う運動の安全性の確保ならびに独居老人の生存確認な
ーム硬化や細動脈硬化等による脳梗塞、心筋梗塞、
どへの応用も考えられるメリットを有している。
腎硬化症、末消系等の測定、分析に利用する事が
できる。
高齢化に従って現れる高血圧、高脂血症、肥満、
有機
材料
糖尿病、禁煙等の予防等に役立つ事ができるほか
patent review
計測データの続時的収集と分析の為のコンピュー
タ等の活用により適格な診断が可能である。
無機
材料
また、本発明は手術用の他にコンパクト化して
用 語 解 説
食品・
バイオ
身体に着け携行することも可能である。日常の活
動状況をモニタリングし特定疾患の症状把握のた
超音波診断
人間の可聴範囲をはるかに超えた高周波音波を利用して
体内組織を視覚化する技法
めのデ−タベ−ス等など、特に危険因子を持った
中高年の健康管理にとってより有効である。
生活・
文化
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
80
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:16年5ヶ月(平32.6.29満了)
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2000-195623
○出願日/平12.6.29
○公開番号:特開2002-011008
○公開日/平14.1.15
○特許番号:特許3378941
○登録日/平14.12.13
特許流通データベース情報 ・タイトル:位置自動追尾型超音波血流計測
装置
・ライセンス番号:L2003006587
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
徳島県立工業技術センター
企画情報課 課長 井内 晃
〒770-8021
徳島県徳島市雑賀町西開11−2
TEL:088-669-4711 FAX:088-669-4755
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
81
電気・
電子
超音波振動によるスラッジ移動で放電加工の高精度化・
高速化を図る
特 許 権 者:徳島県
ライセンス情報番号:L2003006589
情報・
通信
ユーザー業界
除去加工の一つの形態である放電加工機において
は、加工液を蓄える加工槽において、加工位置すなわ
機械・
加工
ち放電電極と加工対象物との対の存在箇所に堆積ある
機械・加工
繊維・紙
いは浮遊するスラッジの存在が、高精度化・高速化の
活用アイデア
超音波による除去加工
○穴開け、切断といった作業で生ず
る微細切りくずの移動除去。液中
に限らず空気中でも適切な振動を
与えることで可能
障害となっていた。放電のエネルギーによって、加工
輸 送
金属材料
対象物を融解させて除去するが、一旦液化したものが
固化することによってスラッジとなる。特に、比較的
新規分野展開
○新しいタイプの超音波応用機器へ
の展開における、発振器の構成
細かい加工を行おうとする際には、放電電極と加工対
象物の間に存在するスラッジが正常な放電を妨げ、加
土木・
建築
電気・電子
工精度の劣化を招き、加工速度を速める上での障害と
液体の混合乳化
○例えば化粧品製造における原料の
溶解、混合、乳化作業
なっている。
この問題を解決するために、加工位置に近い加工液
化学・薬品
中に超音波振動子を設置し、これにより加工位置周辺
繊維・
紙
で超音波振動を発生させ、加工液を振動、流動させる
ことによって堆積物および浮遊物の排出を行なう方法
はすでに提案されている。しかし、実際には加工形状
化学・
薬品
によっては超音波振動の影響を受けることができない
market potential
陰の部分が存在したり、加工液の流動が必ずしも十分
な量になるとは言えないなど、効果の高いものである
とは言えない要素があった。
金属
材料
超音波振動子によって液体を振動させて流れを
ここでは、放電電極の長手方向を軸に回転させるこ
起こして対象物体に何らかの作用を行うというこ
と、放電電極と超音波振動子とを同一の装置で制御す
とは、加振周波数が高いため、加工対象物を損傷
ることにより、効果をより向上させている。
しない(例えば洗浄、表面付着物の除去)という
利点のみならず、機械装置本体にも有害な共振を
有機
材料
起こさせにくいという利点もあり、液体中の粒子
patent review
の移動に限らず、有効な手段の一つである。
ここで、超音波エネルギーを対象物体により効
無機
材料
率よく伝達するには、当事例で示された加工電極
用 語 解 説
を長手軸回りに回転させるといったような補助的
手段を考案することが重要であり、他の超音波応
スラッジ
液体中に存在する役に立たない固体の微粒子群。
食品・
バイオ
用装置でも、例えば超音波洗浄機において被洗浄
物を洗浄液中で常時移動させる手段を付加すると
超音波振動子
10∼200KHzの高周波電力によって磁性体または誘電
体を振動させて超音波を発生させる素子。
いった工夫をすることにより、より効率的な装置
を構成することが期待できる。
生活・
文化
その他
原稿作成:稲垣 荘司 有限会社 テクノトレード
82
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:17年4ヶ月(平33.5.11満了)
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-141050
○出願日/平13.5.11
○公開番号:特開2002-337026
○公開日/平14.11.26
○特許番号:特許3421661
○登録日/平15.4.18
特許流通データベース情報 ・タイトル:放電加工装置および放電加工方
法
・ライセンス番号:L2003006589
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
徳島県立工業技術センター
企画情報課 課長 井内 晃
〒770-8021
徳島県徳島市雑賀町西開11−2
TEL:088-669-4711 FAX:088-669-4755
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
83
電気・
電子
処理に困っていたワカメ芽株をエタノールで抽出し、
当該抽出液を分液操作しての抗酸化食品素材の製造法
特 許 権 者:徳島県
ライセンス情報番号:L2003006591
情報・
通信
ユーザー業界
ワカメ加工工程で大量発生する芽株は、その殆どが
抗酸化食品素材の製造
○機能性食品等の素材として利用
廃棄されているのが現状であり、その廃棄においては、
機械・
加工
活用アイデア
芽株のぬるぬるした粘着性と水分保持率が高いことか
食品・バイオ
ら、焼却には多量のエネルギーを必要として廃棄コス
公害防止
○芽株等の焼却、投棄量の削減
トを高くしており、又投棄して廃棄すると、腐食して
輸 送
悪臭公害の原因となり、しかもなかなか乾燥しないの
その他
で悪臭が極めて長い時間にわたって消失しないという
深刻な問題点を抱えている。一方、芽株には抗酸化物
質が豊富に含まれている事が知られていたが、その抗
土木・
建築
酸化物質を、安全に、高純度で抽出する方法は知られ
ていなかった。本発明はかかる現状に着目してなされ
たものである。
本発明はワカメ芽株をエタノールに浸漬して、有効
繊維・
紙
成分を抽出させるエタノール抽出工程と当該エタノー
ル抽出液を分液操作して、エタノール抽出液に含まれ
る不要物を除去する分液工程から成り立っているが、
さらに純度の高い抗酸化物を得るために、分液工程に
化学・
薬品
おいて、ヘキサン系を使用する事、並びに、吸着脱離
market potential
工程を設けることが推奨されている。即ち、ワカメ芽
株を粉砕して、これにエタノールを加えて抽出し、当
金属
材料
有機
材料
該エタノール抽出液にヘキサンを加え、不純物を除去
食品加工・保存分野において、酸化は食品の風
し、更にポリエスチレンージビニルベンゼン系合成吸
味や栄養価の低下を引き起こすだけでなく、生体
着剤で吸着させた後エタノールで吸着物質を脱離させ
への毒性を生じたりと、食品衛生上重要な問題と
高純度の抗酸化食品素材を得る。ここで使用するエタ
なっている。即ち、スーパーオキシドラジカル等
ノール濃度は50-100%が好ましく、特に好ましくは
の活性酸素は脂質やタンパク質等の生体成分と反
85%である。(図参照)
応して生体障害を引き起こし、種々の疾病(ガン
patent review
等)の原因になるといわれている。
本発明の適用分野はワカメ芽株より、安全で高
無機
材料
純度の抗酸化物質を得て、機能性食品、健康食品
用 語 解 説
食品・
バイオ
などの素材として広く利用する事にあるが、当該
技術を、コンブ、ヒジキ等の他の海産物に応用し、
活性酸素
細胞内ミトコンドリアでエネルギー産生過程で発生。ス
ーパーオキシドラジカル、過酸化水素等4種類がある。
同様に、それらからも安全な溶媒を使用して高純
度の抗酸化物質を得る事が可能であるので市場性
は広がる。
更に従来の芽株等の廃棄量を減らす事により、
生活・
文化
投棄処理に伴う公害発生を抑制する事により、環
境問題も改善できる市場性を有している。
その他
原稿作成:屋代 順治郎 株式会社 ベンチャーラボ
84
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:14年11ヶ月(平30.12.29満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平10-377166
○出願日/平10.12.29
○公開番号:特開2000-189117
○公開日/平12.7.11
○特許番号:特許3015363
○登録日/平11.12.17
特許流通データベース情報 ・タイトル:ワカメ芽株を原料とする抗酸化
食品素材の製造方法
・ライセンス番号:L2003006591
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
徳島県立工業技術センター
企画情報課 課長 井内 晃
〒770-8021
徳島県徳島市雑賀町西開11−2
TEL:088-669-4711 FAX:088-669-4755
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
85
電気・
電子
誘導加熱によって工作機械の刃物をホルダに確実に固定
する方法
出 願 中:ワイエス電子工業株式会社
ライセンス情報番号:L2003006606
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
機械・加工
微小アクチュエータ
○小型バイス、ジグのチャック、ロ
ボットハンドなどで、加熱されて
支障のないもの
工作機械に使用される、ボ−ルエンドミル、スクエ
アエンドミル、ドリル、リーマなどの刃物をホルダに
機械・
加工
確実に把持させるために、高周波加熱による熱収縮に
よって確実に把持させる在来の技術においては、微細
高周波加熱
○小さい金属部品の400℃程度まで
の加熱
加工用の小型の刃物(刃物ホルダの直径5mm、保持
輸 送
穴の直径3mm、肉厚1mm程度のもの)については、
機械・加工
大型の刃物用ホルダには目立たなかった渦電流効果に
金属材料
高周波電源
○小型で効率の高い高周波電源装置
よる損失が大きくなって加熱効果が低下するため、装
置は大型となり(例えば、入力電圧200V、入力電流
土木・
建築
16Aという在来製品がある)、加熱状況によっては把
電気・電子
持したものを抜くことが出来ないおそれがあるなどの
欠点があった。
これを解決するために、従来は加熱のための高周波
繊維・
紙
電力の周波数が20∼50KHzであったものを、表皮効果
が利用できる1.8∼3MHz程度のものとして問題点を解
決した。また、ここで使用する高周波電力発生装置に
化学・
薬品
ついては、この用途のためにトランジスタ・スイッチ
market potential
ング回路を開発して小型化(入力電圧100V、入力電
流5.1A)を図った。また、装置の大きさにおいても従
来の周波数を使用する電源装置に比べ、容積で1/9、
金属
材料
微細加工工作機械において、刃物を確実かつ迅
重さで1/10程度のものとなっている。
速に着脱できることは、加工能率の向上の点で大
きな効果をもたらす。また、他分野への広範囲な
展開が期待できることに注目したい。
まず、小さい対象物を効率よく高周波加熱する
有機
材料
手法という点が、応用展開上注目に値する。本発
patent review
明は、微細加工工作機の刃物ホルダに関しての技
術であるが、対象が金属であれば広く他の分野に
無機
材料
応用できる。例えば、自動組立装置におけるジグ
用 語 解 説
食品・
バイオ
のチャック、小物をハンドリングするロボット、
マイクロマシンのアクチュエータなどがあげられ
表皮効果
周波数の高い電流は、導体の中では中心部は流れず、表
面に分布することをいう。
る。
次に、1∼3MHz程度の周波数の小型の高周波
把持
把握と保持の総称。
生活・
文化
電力発生装置であるが、これも広範囲な応用が可
能である。超音波振動子の励磁用、高周波乾燥機
把握
指の機能による物体の拘束。(人の指の形にはこだわら
ない。
)
などが考えられる。
保持
指の機能によらない物体の拘束。
その他
原稿作成:稲垣 荘司 有限会社 テクノトレード
86
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
・断面図
・外面図
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
繊維・
紙
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-210329
○出願日/平13.7.11
○公開番号:特開2003-025158
○公開日/平15.1.29
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:2MHzの高周波電流による誘
導加熱式焼ばめ装置
・ライセンス番号:L2003006606
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
中谷 進
食品・
バイオ
〒400-0312
山梨県南アルプス市上宮地95-5
TEL:055-282-4812 FAX:055-282-4812
E-mail:[email protected]
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
87
電気・
電子
「アスファルト舗装材料の強度向上」発泡スチロールの
再利用には、“発泡”状態のまま活かせばいい
出 願 人:岩手建工株式会社 、岩手県
ライセンス情報番号:L2003007060
情報・
通信
ユーザー業界
アスファルト混合物は、天然骨材の確保が難しくな
っている。他方、プラスチックは日常生活に深く浸透
機械・
加工
し、プラスチックごみの問題が深刻さを増している。
電気・電子
そこで、廃棄プラスチック材を骨材に用いて、アスフ
活用アイデア
強化アスファルト、埋設鋼管の被覆、
防振シート、床暖シート材料、絶縁シ
ート
○アスファルト混合物の耐久性や剛
性が増す。
ァルト混合物を形成すれば、高価なアスファルトの使
輸 送
機械・加工
用量を減らすことができる。しかし、混合の際、プラ
スチックは加熱されたミキサの中で軟化・溶融するの
に時間がかかる。
土木・建築
本発明は、プラスチックごみの中でも特に発泡スチ
土木・
建築
ロールを選び、半溶融した減溶体として骨材に含めた。
半溶融であるため、内部に気泡を有した発泡状態のま
無機材料
まである。適度な硬度と比重とが、アスファルト混合
物の強度や耐久性を向上させることができる。さらに、
繊維・
紙
生活・文化
この減溶体であれば、従来のペレット状のプラスチッ
ク骨材より短時間で混合されやすい。廃プラスチック
を油化させ舗装材に用いることは、既存の技術にも見
化学・
薬品
られることだが、品質を向上させるプラスチック種別
market potential
(発泡スチロール)と製造法を見出したのは、本発明
の成果である。発泡スチロールを半減溶させた状態で
投入することは、廃棄物としての発泡スチロールを回
金属
材料
道路舗装会社のアスファルト舗装部門の売上が
収する際、減溶させた状態で搬送できることを意味し、
年々減少してしまう一方、舗装材料に関する新技
嵩張る同材料の搬送費用を低減する意味でも好都合で
術は着実に根を張ろうとしている。特に、環境対
ある。
策技術として、①透水性の確保、②廃材の利用、
③製造時のCO2の削減、④耐久性の向上、⑤保水
有機
材料
性による抑熱などが求められている。
patent review
道路建設は、高速道路に代表される通り、紛糾
している問題でもあるが、地方の生活道路につい
無機
材料
ては必ずしも充足しているわけではない。施工単
用 語 解 説
食品・
バイオ
価が下がり、維持管理費を節減できるアスファル
ト舗装材料は、今後も一定の需要を有する。
マーシャル安定度
アスファルト混合物の配合設計に用いる。円筒形の供試
体を60℃でつぶした強度。
本発明は、資源として豊富に排出されてくる発
泡スチロールを用いるため、地域で回収でき、ま
フィラー
一般には石灰岩を粉末にしたもので、アスファルト混合
物中の小さな隙間を埋める。
た、地域に還元できる。まさに、地方分権の時代
に相応しい道路舗装材料技術である。
生活・
文化
その他
原稿作成:松岡 功一 システム・インテグレーション株式会社
88
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-204652
○出願日/平13.7.5
○公開番号:特開2003-020606
○公開日/平15.1.24
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:EPSアスファルト混合物
・ライセンス番号:L2003007060
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
岩手県工業技術センター
企画情報部 主任専門研究員 笹島 正彦
〒020-0852
岩手県盛岡市飯岡新田3-35-2
TEL:019-635-1115 FAX:019-635-0311
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
89
電気・
電子
短時間で大量に処理することができるオゾン処理装置と
処理システム及び処理方法
出 願 人:本山 誠一
ライセンス情報番号:L2003007423
情報・
通信
ユーザー業界
水、廃水または下水などの被処理液を貯留槽内に送
水の大量処理
○上水の処理
○中水の処理
り、気液混合装置を作動させる。貯留槽から導出され
機械・
加工
た被処理液は、気液混合装置によってオゾンガスと混
化学・薬品
生活・文化
下水の処理
○し尿
○生活廃水
○家畜の尿
合される。気液混合装置では、攪拌によって多量のオ
ゾンガスが被処理液に効果的に混ざり合い、被処理液
輸 送
は効率的にオゾン処理される。その後、被処理液は、
返送経路を経て再び貯留槽内に戻る。このようにして、
電気・電子
化学・薬品
貯留槽内の被処理液は、貯留槽と気液混合装置と間で
循環しながら、次第にオゾン処理される。貯留槽内の
土木・
建築
廃水の処理
○工場排水の処理
有機材料
液量が所定の上限に達すると、液量検知手段が検知し
て制御手段が作動し、返送経路が送出経路に切り替わ
る。これにより、オゾン処理された貯留槽内の被処理
繊維・紙
化学・薬品
液は、気液混合装置でオゾン処理された後、処理液と
繊維・
紙
活用アイデア
脱色、脱臭分野
○染色
○めっき
なって送出経路から送り出される。またそれにより、
有機材料
貯留槽の液量は減っていき、液量が所定の下限に達す
ると、液量検知手段が検知して制御手段が作動し、送
化学・
薬品
出経路が返送経路に切り替わる。これにより、貯留槽
market potential
内の被処理液は再び循環しながら気液混合装置でオゾ
ン処理される。
このようにして、貯留槽内の被処理液は、気液混合
金属
材料
本発明の気液混合装置を使用することによっ
装置との間で循環しながら繰り返しオゾンガスと接触
て、従来方式と比べ、被処理液(水、廃水または
し、効果的にオゾン処理される。したがって、従来の
下水)に多量のオゾンガスを効果的に攪拌・混合
気泡接触方式と比べ、より短い処理時間で被処理液を
させて、被処理液を効率的にオゾン処理すること
大量に処理することができ、またオゾンガスの利用率
有機
材料
ができる。貯留槽内の被処理液を気液混合装置と
を高くできる。
の間で循環させながら、繰り返しオゾンガスと接
patent review
触させるので、貯留槽内の被処理液は滞留するこ
とがない。連続して効果的にオゾン処理されるの
無機
材料
で、短処理時間で大量の被処理液を処理すること
用 語 解 説
食品・
バイオ
ができる。また、貯留槽の容積は小さくて済み、
装置全体を小型化することができるので、設備コ
ゼオライト
無機質交換体、特にケイ酸質交換体の総称であり、かつ
てはイオン交換体の総称にも用いられた。
ストを抑え、狭い面積で設置できる。オゾンガス
を被処理液に高濃度で溶解させ得るので、オゾン
ガスの利用率が高く、より少ないガス量でオゾン
処理を行うこともできる。
生活・
文化
更に、本発明に係る処理システムでは、水、廃
水等の他、し尿,家畜の尿などを河川や下水等に
直接放流できる水質まで分解処理することがで
き、脱色、脱臭分野にも活用できる。
その他
原稿作成:山本 信夫 株式会社 テクノソフト
90
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-298450
○出願日/平13.9.27
○公開番号:特開2003-094077
○公開日/平15.4.2
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:オゾン処理装置とそれを利用し
た水、廃水または下水処理システム。直…
・ライセンス番号:L2003007423
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社バイオ・ファースト
代表取締役 本山 誠一
食品・
バイオ
〒869-1203
熊本県菊池郡旭志村大字尾足411−1
TEL:0968-37-2275 FAX:0968-37-2275
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
91
電気・
電子
汚濁・汚染された大量の水を確実に浄化できる水質浄化
処理装置
特 許 権 者:中島 幸夫
ライセンス情報番号:L2003007512
情報・
通信
ユーザー業界
従来のばっきによる水質浄化処理装置では、池、沼、
川、海等の水、農業用水及び漁業用水などの汚濁・汚
機械・
加工
染した大量の水を確実に浄化することは甚だ困難であ
繊維・紙
った。
本発明では、処理装置内で処理水が通過する部位に
輸 送
活用アイデア
汚濁・汚染水の浄化処理
○工業排水
○生活廃水
○養殖漁業場用水
○水耕栽培用水
等の水質浄化
食品・バイオ
永久磁石を設置して、処理水に混合させた気泡を一層
微細化することによって、問題を解決している。即ち、
図(c)のように散水板の上に永久磁石を設置する。
生活・文化
処理装置全体を処理水の中に沈め、水中モータを駆動
土木・
建築
すると、散水板と内部筒が回転し、遠心ポンプ作用に
より、処理水は給水口から流入し始める。と同時に吸
気管からの気泡は処理水と混合して、散水板上部に導
かれる。ここで永久磁石による磁界と水分子との相互
繊維・
紙
作用、導電性の水に誘起される電流と水分子との交互
作用、並びに磁界と酸素分子との相互作用によって、
直径サブミクロンの極微細な気泡が発生する。この気
化学・
薬品
泡は流出口から出て、処理水内に拡散する。
market potential
微細気泡の浮力は小さく、長時間処理水の中に残留
しているので、気泡中の酸素及び処理水内に溶け出た
酸素は種々の有機物を効率よく酸化し、酸化によって
金属
材料
工業排水、生活廃水の流入によって、汚濁・汚
生じた微小浮遊物質は後続の気泡と付着し水面に浮上
染された池、堀、運河、湖沼、河川、海等の水、
し凝縮する。この浮遊物を捕集して処理水は確実に浄
養殖漁業場の水及び水耕栽培等の農業用水に関す
化される。
る水質浄化処理技術として、(1)ミネラル系水
処理液、(2)オゾン、(3)活性汚泥、(4)生
有機
材料
物濾過、
(5)工業薬品を利用した凝集沈殿、
(6)
patent review
人工紫外線、(7)ばっき、(8)微生物、による
水質浄化処理法が知られている。
無機
材料
しかし、これらの従来技術は、大量の処理水を
用 語 解 説
確実に処理できない、水質浄化作用を長時間維持
することが出来ない、処理対象の生態系を損なう
サブミクロン
2∼3ミクロン程度の大きさ
恐れがある、汚染状態の異なる処理水に対して一
食品・
バイオ
律に適用できない、製造コストや運転コストが高
すぎる、というような問題点があった。
本発明では、従来の処理装置内に永久磁石を設
生活・
文化
置することにより、上記の問題点を解決し、市場
価値の高い製品を提供している。なお、水質浄化
処理装置の市場規模は2千5百億円/年程度である。
その他
原稿作成:山口 政昭 株式会社ベンチャーラボ
92
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:13年1ヶ月(平29.9.29満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平09-301386
○出願日/平9.9.29
○公開番号:特開平11-104616
○公開日/平11.4.20
○特許番号:特許3227567
○登録日/平13.9.7
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
中島 幸夫
食品・
バイオ
〒116-0003
東京都荒川区南千住6−37−7−503
TEL:090-4967-7850 FAX:03-3802-0748
生活・
文化
・タイトル:水質浄化処理装置
・ライセンス番号:L2003007512
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
93
電気・
電子
酸素の使用を可及的に抑制し、多量の酸素を効率よく
水中へ吸収させることのできる酸素補給装置
特 許 権 者:有限会社ヤマヱ
ライセンス情報番号:L2003007733
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、養魚池、活魚輸送トラックの水槽、工場
の有機廃水槽、河川/湖沼などの水浄化のための酸素
機械・
加工
補給装置に関するもので、対象水槽等と水源を結ぶ給
機械・加工
水路中に耐圧容器を介在させ、その耐圧容器の上部に
酸素源を連結して内部を大気圧より高く加圧した酸素
輸 送
その他
雰囲気とし、その耐圧容器内の上部に給水路を開口さ
活用アイデア
酸素補給装置
○対象水槽等へ送られる水は、滴や
霧状とされ広い面積で酸素と接触
する上に耐圧容器内の酸素は大気
圧より高く加圧してある上、耐圧
容器の上部に酸素源を連結したの
で、そこへ加えられた水に酸素が
容易に吸収される
せ、その下方に衝突板を設けて滴化させ霧状とすると
共に、耐圧容器内の底部に対象水槽等へ連なる給水路
の取水口を開口させる事により、耐圧容器へ供給した
土木・
建築
酸素は全量が対象水槽等へ送られる水に吸収される。
従って、補給される酸素は、大気中へ放出されるこ
とはなく無駄なく利用される為、より経済的である。
また、対象水槽等へ送られる水は、衝突板で滴や霧状
繊維・
紙
とされ広い面積で酸素と接触すると共に、耐圧容器内
の酸素は大気圧より高く加圧して、耐圧容器の上部に
酸素源を連結したので、そこへ加えられる水は酸素を
化学・
薬品
容易に吸収することが出来る。
market potential
このことから、酸素と水との長い接触通路を必要と
しないことから装置を小型化し、活魚輸送トラックの
水槽などの酸素補給装置として利用する事もできるな
金属
材料
水質環境の改善による魚質の品質維持等に比較
どの効果がある。
的簡便な方法で対応できる。
健康への要求が、肉から魚へと見直される中で、
漁質に対する要求が原産地表示と相まって重要視
されてきている。
有機
材料
水産資源の生産下降が見られる中で、魚の安定
patent review
的な供給に向けた施策の一つとして、又大量輸送
によるコスト削減などに貢献できる。
無機
材料
対象水槽等へ送られる水の酸素濃度は、衝突板
用 語 解 説
食品・
バイオ
で滴や霧状とされ広い面積で酸素と接触すると共
に酸素濃度を当該仕組みで容易に調整する事等も
養魚池
卵から成魚までの成長過程で、特に魚の成長の著しい期
間に成長がより促進される環境を言い、水質等の最適な
条件を整えた池を言う。
考慮すると環境保全、排水処理、などの市場も対
象となる。
酸素補給装置
水中に酸素を供給し、硫化水素等悪臭物質等の発生を防
止すると共に、対象水槽等の環境の改善に寄与する装置。
生活・
文化
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
94
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:7年11ヶ月(平23.12.19満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平03-354691
○出願日/平3.12.19
○公開番号:特開平06-090639
○公開日/平6.4.5
○特許番号:特許3149238
○登録日/平13.1.19
特許流通データベース情報 ・タイトル:養魚池などの酸素補給装置
・ライセンス番号:L2003007733
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
内外国パテントディベロップ 斉藤 正俊
〒167-0023
東京都杉並区3-18-25-102
TEL:03-5936-2741
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
95
電気・
電子
液体中の固体素材を撹拌する際、素材を傷めずに撹拌し
洗浄、調合、混合できる。撹拌子の脱着・洗浄が容易。
特 許 権 者:有限会社 キクムラ技研
ライセンス情報番号:L2003007742
情報・
通信
ユーザー業界
液体または低粘度ゾルなどの液質中に一種または複
型崩れ無し調味機
○素材を傷めない洗浄・調味加工
数種の固体の被撹拌物を入れて液質を攪拌することに
機械・
加工
活用アイデア
より被撹拌物を傷めたり型崩れさせずに、洗浄、調合、
機械・加工
分散、混合できる装置である。
撹拌容器の中央上部に、スピードコントロールエア
輸 送
食品・バイオ
バルブを備えたロッドレスエアシリンダが配され、左
右に直線往復動するロッドレスエアシリンダに撹拌子
除泡・高品質メッキ装置
○高品質メッキ装置
として板状の撹拌板(撹拌羽根)が着脱自在に装着さ
れている。攪拌板は、摺動体の移動方向に対して、15
土木・
建築
電気・電子
∼20°の傾きを持って配され、また撹拌板の縁部は縁
取りされ丸みが形成されている。ロッドレスエアシリ
機械・加工
ンダは撹拌容器の縦方向に設置できる長さのものを選
択する。撹拌板はロッドレスエアシリンダの左右往復
繊維・
紙
運動に従って移動することにより水流が生じ撹拌がな
化学・薬品
される。撹拌板の往復ストローク速度はエアバルブで
エア量を調整し行う。撹拌版は撹拌槽の大きさや素材
化学・
薬品
の種類により1つ以上複数使用できる。撹拌版の素材
market potential
や大きさは被撹拌素材の種類、撹拌槽の大きさや形状
により適宜選択する。
本装置の他の用途として撹拌子の形状によっては品
金属
材料
食品加工において洗浄液、調味料液、未固化の
質の高い表面処理に応用できる。
寒天やカラギーナンゾルなどの液質中に投入した
固形素材を、特に、従来のプロペラ式撹拌槽の場
合のように傷めたり型崩れすることなく、また、
発熱による変性もなく洗浄、調味、均一分散させ
有機
材料
ることができる。従来装置より構造が簡素であり、
patent review
洗浄が容易である。
表面処理において被メッキ物の形状が撹拌子と
無機
材料
代替できる場合、メッキ液の撹拌と被メッキ物表
用 語 解 説
食品・
バイオ
面の除泡が可能となり品質の高いメッキが可能と
なる。従来のプロペラ式撹拌槽の場合、槽の部分
ロッドレスエアシリンダ
圧搾空気で駆動するシリンダ。通常シリンダのエア導入
部に使用するロッド部を省略している。
によって水流の方向や速度が異なり、被メッキ物
表面の発泡気体が十分除去できず綺麗に仕上がら
カラギーナン
高分子多糖類。主に海草から抽出する。粘凋剤、ゲル化
剤として使用する。
ない。この場合、被メッキ材料は撹拌板の位置に
設置し架電できるものとする。その形状は液中で
生活・
文化
の往復運動が妨げられないものとする。被メッキ
材料は、摺動体の移動方向に対して、適切な傾き
を持って配されるが、この角度は該被メッキ材料
によって適宜選択される。
その他
原稿作成:大林 清一 日本アイアール
96
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:10年3ヶ月(平26.4.14満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平06-101814
○出願日/平6.4.14
○公開番号:特開平07-284643
○公開日/平7.10.31
○特許番号:特許3032878
○登録日/平12.2.18
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
有限会社 キクムラ技研
代表取締役社長 喜久村 建睨
食品・
バイオ
〒750-0003
山口県下関市彦島西山町5-1-4
TEL:0832-67-8886 FAX:0832-67-8887
生活・
文化
・タイトル:撹拌装置
・ライセンス番号:L2003007742
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
97
電気・
電子
1台の篩機で掘削、篩、埋め戻しの3工程をこなす働き
者。篩機をトラクタのバケット等に取付け使用する。
特 許 権 者:株式会社青木建設
ライセンス情報番号:L2003007744
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は砂地における空き缶、空き瓶を含むゴミ分
別を目的としたものである。
機械・
加工
金網、またはスリット、パンチングメタルなどで構
機械・加工
成された横型の円筒状砂篩機を、トラクタやブルトー
ザなどのバケット前部に、1/3程度すっぽり入るよう
輸 送
その他
に装着したものである。円筒篩機には砂などの、掻入
れし易い形状の口が設けられており、その先には掘削
爪が取り付けられてる。篩機は、回転手段として例え
ばクラッチモータで回転軸を回転させつつリフトアー
土木・
建築
活用アイデア
芋堀り機
○大型ハーベスタが使えない中規模
農場で、じゃがいも堀りに応用す
る。即ち、円筒状篩機を地中に食
い込ませ掘り起こしながら、芋を
篩機内に取り込み土と篩分ける。
この際、機械の強度、形状、寸法
などを畑の状況に合わせ設計す
る。篩機に取り込んだ芋の回収方
法として、コンベアによりトラク
タに搭載する荷台に運ぶ事も出来
る
ムを下げれば、砂地のようなさらさらした場所を掘削
しながら堀り進む事が出来る。従って砂地表面部位だ
けでなく、或る深さをもった表層部分を掘ることが可
能である。また強固な掘削爪により掻き入れ口の破損
繊維・
紙
を防いでいる。回転手段は電動モータ、油圧モータで
もよいが、簡単に逆回転出来るクラッチモータが望ま
しい。掻入れ口から取入れた砂と篩体は、回転に伴な
化学・
薬品
い砂が網目から自重で落下し、即時掘削した場所を埋
market potential
めることが出来ると共に、篩体が篩機内に残る。網目
の大きさは篩体の大きさにより決める。篩体が溜まっ
たら、リフトアームを持ち上げ、下にトラックなどの
金属
材料
本発明の特徴は、円筒状の篩機を回転させなが
荷台を置き、円筒篩機を逆回転させたり、掻入れ口を
ら地中に爪を食い込ませ堀進み、篩体を篩網内に
下に向けアームを振動させたりして、篩体を回収する。
残し土砂を篩落とすところにある。この原理は地
円筒篩機はバケット先端に横長に装着されているの
中にあるものを掘り起こし、それを土と分別する
で、アームを上げた状態でトラクタなどを移動させて
有機
材料
作業に応用出来る。例えば、中規模農場のジャガ
も走向安定性はよい。
イモ堀に活用出来る。
patent review
平成13年度の我が国のジャガイモ畑は
93000ha、収穫量300万t、粗生産額が1270億円
無機
材料
の市場である。
用 語 解 説
食品・
バイオ
生活・
文化
北海道は収穫量で全体の80%を占め、また農
業規模も大きく、ジャガイモの収穫には高価な大
スリット
細長い切れ目を多数入れた板材。金網に代替できる。金
網より強度大。
型ハーベスタを使っている。中規模農場において、
比較的安価に製造できると思われる本件技術を、
パンチメタル
丸孔を多数明けた板材。金網に代替できる。金網より強
度大。
芋掘りに応用する為には畑の状況(畝幅、掘り込
クラッチモータ
クラッチの切り替えにより、逆回転できるモータ。
強度を考慮しなければならない。また、篩体とし
み深さなど)に応じて篩機の形状、寸法、装置の
て取り込んだ芋をトラック荷台に落下させても良
いが傷がつくので、トラクタ側に容器を置き、篩
からコンベアで容器に送ることも考えられる。
その他
原稿作成:菅澤 輔良 株式会社 ベンチャーラボ
98
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:16年7ヶ月(平32.8.22満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:譲渡または許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2000-251006
○出願日/平12.8.22
○公開番号:特開2002-061144
○公開日/平14.2.28
○特許番号:特許3269057
○登録日/平14.1.18
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
株式会社青木建設
取締役会長 青木 哲彦
食品・
バイオ
〒750-1163
山口県下関市清末千房3-6-15
TEL:0832-82-2535 FAX:0832-82-0112
生活・
文化
・タイトル:砂篩機
・ライセンス番号:L2003007744
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
99
電気・
電子
情報・
通信
従来機種の欠点を改善し、省スペース、収率増、目詰ま
りが生じない搾り機
特 許 権 者:信和エンジニアリング株式会社、
横田 耕一
ライセンス情報番号:L2003008235
ユーザー業界
本発明は、豆乳原料を搾って豆乳液と脱水粕とを分
離し、豆乳液を得る豆乳搾り機のような食品用のスク
機械・
加工
リューで圧搾する連続式固液分離装置である。
繊維・紙
生活・文化
従来の水平設置型では①広い設置面積が必要②上面
活用アイデア
コンパクトな汚泥処理装置
○小型の汚泥処理装置に適用。狭い
スペ−スに設置可能。汚泥の脱水
率大なので汚泥量が減少。しかも
目詰まりがおきにくい。
の濾過スクリーンに液がまわらないため、付着ケーキ
輸 送
その他
が乾燥固化し目詰まりをおこす③高温での操業のため
各部が膨張し、軸受け等への偏荷重などによりスクリ
ューが円滑に回転しないなど操業トラブルがおきるな
どの欠点があった。
土木・
建築
化学・薬品
本発明の形態は①上方のみ固定した垂直吊り下げ式
設置型②スクリューと濾過スクリーン面(円筒形)を
コンパクトな粒子洗浄装置
○粉粒体高分子からモノマーや微粉
の不純物を水洗除去する小型の分
離装置。狭いスペースで脱水率が
大。後工程の乾燥が容易。しかも
目詰まりがおきにくい。
その他
上方から下方に徐々に細くし③スクリューピッチを下
方ほど小とし④スクリュー羽根先につけた摺接部材で
繊維・
紙
スクリーン面を摺動し⑤摺接部材が磨耗するとスクリ
ューを下方に下げて摺動面の空隙を防ぐことで圧搾圧
力を保ち摺動面=スクリーンの目詰まりを防止する。
化学・
薬品
これにより従来方法に比して省スペース、収率増、操
market potential
業トラブルの防止、目詰まりを生じない等のメリット
がある。
豆乳のとき(かっこ内は従来機種)①豆乳の収率
金属
材料
固液分離は広い実用分野をもっている。特許記
96%(89%)②オカラの水分含量75%(79%)。他に
述の食品分野では小麦粉・デンプンなどの粉体、
リンゴ果汁、魚肉搾りによる魚汁などの実施例で収率
ビール・ウイスキー・清酒などの飲料、植物油、
向上。また豆乳、果実、野菜、海草、餡に応用可能で
砂糖、味噌醤油などで適用されている。本発明の
ある。
スクリュープレス型連続式圧搾装置は搾油に多用
有機
材料
されている。食品分野以外では、排水処理などの
patent review
廃棄物処理、ポリマー、合成ゴム、無機材料、石
油精製、製紙などで固液分離工程が実施されてい
無機
材料
るが、本発明のスクリュープレス型が他の型式の
用 語 解 説
食品・
バイオ
固液分離装置に比し、明らかに優位性を持ち多用
されているかは業界や適用分野ごとの個々の状況
圧搾
圧力をかけてスラリー、ゲル、粘性流体から含有(付着)
液を搾り出す
によるので、明確には把握できない。以上の背景
から、本発明に述べられている適用例は液体が製
スクリュー
長軸の周囲にラセンを設置し、軸を回転することでラセ
ンの間の空間にある流体や固体が一方向に移動する
生活・
文化
品で固体が廃棄物であるが、逆に分離された固体
が製品で濾過された液体が廃棄物の工程に着目す
摺接部材
スクリューの羽根の先端につけ、固定スクリーンに密着
しながら回転し、スクリーンの外部に液を押し出す
る。具体的には紙パルプ業界、ゴム・ポリマー業
界、無機材料業界などで市場ポテンシアルはかな
り大きい可能性がある。
その他
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
100
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:11年8ヶ月(平27.9.22満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平07-267972
○出願日/平7.9.22
○公開番号:特開平09-084545
○公開日/平9.3.31
○特許番号:特許3222738
○登録日/平13.8.17
特許流通データベース情報 ・タイトル:縦形式固液分離精製搾り機
・ライセンス番号:L2003008235
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
信和エンジニアリング株式会社
代表取締役 渥美 庄一
〒986-0017
宮城県石巻市不動町1-2-23
TEL:0225-96-1635 FAX:0225-93-8809
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
101
電気・
電子
酸化マグネシウムを用いた安全・安価な
環境適合型ケミカルヒートポンプ
特 許 権 者:財団法人理工学振興会
ライセンス情報番号:L2003008236
情報・
通信
ユーザー業界
水酸化マグネシウムは、通常、酸化マグネシウムを
水に溶解して水和させ、凝集沈澱させた後水分を除去
機械・
加工
して得られる。このようにして得た水酸化マグネシウ
電気・電子
ム粒子は、0.1μmの粒子径の小粒子が凝集してなる
10∼30μmの粒径のものであり、更に該小粒子は約
輸 送
活用アイデア
少量エネルギーのマルチ貯蓄箱
○深夜電力
○太陽熱温水器
○太陽光発電
○風力発電
○燃料電池
○コジェネ発電廃熱
土木・建築
0.01μm径の微小粒子から形成されてなるものであ
地域型コジェネ付帯設備
○可燃性廃棄物域内処理
○ゴミ発電
る。したがって、前記水酸化マグネシウムを微小粒子
同士の焼結が起こらない条件で脱水して得た酸化マグ
生活・文化
ネシウムは、元の水酸化マグネシウムの粒子構造をそ
土木・
建築
のまま維持し、比表面積が大きく、高温での発熱反応
活性が高い酸化マグネシウムを得ることができると推
定される。特定の温度(250∼400℃)で水酸化マグ
ネシウムを加熱すると、0.01μmの微小粒子が焼結す
繊維・
紙
ることなく保持され、得られた酸化マグネシウムの水
和反応活性は著しく高くなる。この高活性酸化マグネ
シウムの水和発熱反応と脱水吸熱反応とを利用したケ
化学・
薬品
ミカルヒートポンプは、「安全・安価」でかつ水だけ
market potential
が反応に関与するクリーンな水和−脱水反応であるた
め炭酸ガスの排出を伴わず、「地球環境適合性」が高
い。有限資源の有効活用の観点からも電気エネルギー
金属
材料
本発明のケミカルヒートポンプは、酸化マグネ
や熱エネルギーをより有効に利用する「省エネ技術」
シウム−水反応系のケミカルヒートポンプである
が望まれており、中でも電気と熱の両方を併産する熱
ので、安全かつ安価である上、熱駆動であるので
電併給システムが注目されている。そこでは中程度の
二酸化炭素を排出せず、地球環境適応性が良好で
廃熱を効率良く回収するために使われるケミカルヒー
有機
材料
ある。また、発熱反応活性の高い酸化マグネシウ
トポンプが特に重要な役割を果たす。
ムを使用しているので、高温度の排熱を高密度に
patent review
蓄熱することができるうえ、温熱及び冷熱を同時
に利用することもできる。本ケミカルヒートポン
無機
材料
プは、夜間の余剰電力や高温領域の廃熱を高密度
用 語 解 説
食品・
バイオ
に蓄熱したり、熱電併給システムに利用するディ
ーゼルエンジンの高温排熱を温熱あるいは冷熱と
コジェネ
熱と電気とを併産する発電システム。電気、蒸気、温水
と多段にエネルギー回収するので、効率が良い。
して有効に利用することができる。今後、省エネ
住宅、自然エネルギー利用技術の拡大、小型燃料
電池の進歩、エネルギーの分散化などによる家庭
用エネルギー供給の多様化が進めば、小型の総合
生活・
文化
的な多機能蓄熱機(少量の電気や熱をこまめに貯
めることのできる装置)が必要になると思われる。
その他
原稿作成:梶谷 浩一 株式会社 テクノソフト
102
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:9年0ヶ月(平25.1.20満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平05-26207
○出願日/平5.1.20
○公開番号:特開平06-213529
○公開日/平6.8.2
○特許番号:特許2510120
○登録日/平8.4.16
特許流通データベース情報 ・タイトル:ケミカルヒートポンプ
・ライセンス番号:L2003008236
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
財団法人理工学振興会(東工大TLO)
鷹巣 征行
〒152-8550
東京都目黒区大岡山2−12−1
TEL:045-921-4391 FAX:045-921-4395
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
103
電気・
電子
簡単な構造で、強い強度を保持したまま、高エネルギー
分解能を有する荷電粒子分光器
特 許 権 者:学校法人早稲田大学、日本学術振興会
ライセンス情報番号:L2003008237
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
電気・電子
荷電粒子分光器
○分光器は、簡単な構造で、しかも
強い信号強度を保持したまま、高
いエネルギー分解能を有する
本発明は、半円球状の外側偏向電極と、半円球状の
内側偏向電極グリッドと、前記内側偏向電極グリッド
機械・
加工
の更に内側に配置された入口スリット及び出口スリッ
トと、更に、前記内側偏向電極グリッドと前記入口ス
リットとの間に配置された第1の角度制限スリット、
輸 送
情報・通信
前記内側偏向電極グリッドと前記出口スリットとの間
に配置された第2の角度制限スリットの内、いずれか
一方もしくは両方を具備し、前記外側偏向電極と前記
その他
内側偏向電極グリッド間に電位差を与える手段によっ
土木・
建築
て、前記内側偏向電極グリッドと前記外側偏向電極間
に入射される荷電粒子(対象物に電子ビームや紫外線
を当てて発生させる)を静電偏向させて前記出口スリ
ット上に荷電粒子ビームの焦点を結ばせる静電偏向型
繊維・
紙
荷電粒子分光器において、前記入口スリットを通過す
る荷電粒子の入射角度を前記第1,第2の角度制限ス
リットの内、いずれか一方もしくは両方により入射方
化学・
薬品
向より入射角度を±40度の範囲に制限したことを特徴
market potential
とする静電偏向型荷電粒子分光器である。
従って、本発明による荷電粒子分光器は、簡単な構
造で、しかも強い信号強度を保持したまま、高いエネ
金属
材料
本発明の利用における市場は、半導体・環境・
ルギー分解能を有する。
公害関連、分析・材料関連、研究機関等が考えら
れる。市場規模は、分光器等の分析・材料関連で
は220億で研究機関等を含めた全体の約12.3%を
占め、年率約1.2%程度で着実に増加している。
有機
材料
適用用途は元素分析、元素の状態分析等であり、
patent review
半導体の元素分析用が基本であるが将来より付加
価値の高い製品となりえる。又、環境・公害関連
無機
材料
では、市場規模は約180億円で年率約1.1%で着
用 語 解 説
食品・
バイオ
実に増加している。大気汚染分析、自動車排ガス
関連、水質汚濁分析関連が主で本発明の特徴であ
分光器(spectroscope)
可視放射や不可視放射を成分波長に分散し、その結果を
決定し、測定するのに用いる装置の部類をいう。
る高エネルギー分解能等有し、類似分光器と比較
し構造がシンプルである事、調製設定等及びメン
テナンス等維持管理面で容易である。
生活・
文化
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
104
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:16年4ヶ月(平32.5.30満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2000-159667
○出願日/平12.5.30
○公開番号:特開2001-338606
○公開日/平13.12.7
○特許番号:特許3452867
○登録日/平15.7.18
特許流通データベース情報 ・タイトル:荷電粒子分光器
・ライセンス番号:L2003008237
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
早稲田大学産学官研究推進センター
研究推進部参与 風間 孝彦
〒169-8555
東京都新宿区大久保3−4−1
TEL:03-5286-9867 FAX:03-5286-9870
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
105
電気・
電子
場所により物性が連続的に変化するような構造をもつ
傾斜材料を簡便・自在につくる
特 許 権 者:学校法人早稲田大学
ライセンス情報番号:L2003008238
情報・
通信
ユーザー業界
ある材料が急激な温度勾配中に置かれた場合、該材
料は大きな熱応力を受けて破損する場合がある。この
機械・
加工
場合でも、熱膨張率、耐熱性などの熱特性に関し、熱
化学・薬品
食品・バイオ
環境に合った物性勾配を材料に持たせることにより破
損を回避できる可能性がある。透明材料に屈折率勾配
輸 送
薄型コンタクトレンズ
○薄型・視野拡大コンタクトレンズ
このように、その材料が使用される環境に適合した
特性あるいは物性勾配をもった傾斜材料が設計できれ
食品・バイオ
ば、該傾斜材料の機能と応用範囲は、均一材料と比較
光駆動部品
○光異性化反応性傾斜材料
して飛躍的に向上することが期待される。
本発明によれば、従来にない迅速・簡便・確実な方
電気・電子
法で様々な物性勾配を有する傾斜材料を作り出すこと
繊維・
紙
導イオン路
○マイクロリアクター
○ゲル電気泳動装置
○各種分析装置
○血液分析機
薬剤徐放システム
○時限カプセル
○目標部位放出カプセル
を与えることができれば、平面にレンズ効果を持たせ
ることも出来る。
土木・
建築
活用アイデア
情報・通信
感温駆動部品
○熱異性化反応性傾斜材料
ができる。すなわち、アイソタクチックポリメチルメ
タクリレートとシンジオタクチックポリメチルメタク
リレートとからなるステレオコンプレックス・ゲルを
化学・
薬品
形成させ、そのゲル構造内部に別の重合成分など[ス
market potential
チレン類、(メタ)アクリル酸エステル類、酢酸ビニ
ルなど]を拡散浸透させて、ゲル内部に適当な組成勾
配を出現させたのち重合するという方法で迅速・簡
金属
材料
本発明の傾斜材料は、重合性成分選択の自由度
便・確実に様々な物性勾配を有する傾斜材料を得るも
が大きく、広範囲の物性に傾斜性を付与できるこ
のである。物性勾配としては、屈折率、光透過性、熱
と、ゲル中への浸透成分の拡散が速く、且つ濃度
膨張率、比熱、耐熱性、柔軟性、親水性(含水率)、
勾配の制御が容易なため連続製造工程に適してい
比重、荷電、電気伝導率、誘電率、染色性、耐溶剤性
有機
材料
ること、ステレオコンプレックス・ゲルが分子オ
などである。
ーダーの網目構造を形成するため、生成重合体の
patent review
相分離が抑制され、分子オーダーで均一混合する
ため異種ポリマーの混合系であっても透明にな
無機
材料
る。そのため応用範囲は非常に広い。
用 語 解 説
食品・
バイオ
本傾斜材料は、レンズ、光ファイバーなどの光
学材料、光・温度などに感応する各種センサー材
ポリイオンコンプレックス
イオン基を持った高分子同士が、電気的相互作用により
分子複合体を形成し、ゲル化したり凝集したりする。
料、コンタクトレンズ、薬剤徐放システムなどの
生医学材料、構造材料などに適用可能である。一
時的に形成させたゲル中に重合性成分を拡散させ
て濃度勾配を形成し、反応・固定化するという手
生活・
文化
法は、ポリイオンコンプレックス・ゲル、熱可塑
性エラストマー・ゲル、微結晶架橋ゲルなどに対
しても適用可能と思われ、さらに多くの応用が考
えられる。
その他
原稿作成:梶谷 浩一 株式会社 テクノソフト
106
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
非水系ゲル
例
集
電気・
電子
ポリメチルメタクリレート(PMMA)のステレオコンプレックス形成
Iso-PMMA
+ Syn-PMMA
ステレオコンプレックス
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
ゾ ル
ゾ ル
ゲ ル
土木・
建築
溶媒 : DMSO、DMFなどの有機溶媒
MMA、EA、ST、HEMAなどの重合性モノマー
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:8年3ヶ月(平24.4.3満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平04-109043
○出願日/平4.4.3
○公開番号:特開平05-287032
○公開日/平5.11.2
○特許番号:特許3224268
○登録日/平13.8.24
特許流通データベース情報 ・タイトル:傾斜材料およびその製造方法
・ライセンス番号:L2003008238
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
早稲田大学産学官研究推進センター
研究推進部参与 風間 孝彦
〒169-8555
東京都新宿区大久保3−4−1
TEL:03-5286-9867 FAX:03-5286-9870
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
107
電気・
電子
そば等の製麺機に関するもので、腰のある麺を作るため
圧力を上げても内部機構が破損したりしない構造
特 許 権 者:菅野 衛治
ライセンス情報番号:L2003008239
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、そば、うどん、スパゲッティなどの麺類
を製造する押し出し形の、特にそばの製造に関する製
機械・
加工
麺機に関するものである。この種の製麺機は、フレー
機械・加工
ム内にモータと円筒状ケーシングとを配置し、フレー
ムの上にホッパを取り付けた構成である。そばやうど
輸 送
んなどを作るには、まず、そば粉やうどん粉に適量の
水を加えて軽く混ぜ合わせた原料をホッパから投入
食品・バイオ
し、内部のスクリューを回転させる。スクリューが回
転すると、原料は多数の孔を持つノズルに向かって進
土木・
建築
行する。原料がまだ未混練でポロポロな状態では、孔
から外に出ることはなく、ここに押し込まれた状態と
なり、スクリューの回転によって混練される。十分に
混練され、粘りが出てくると、孔から連続的に押し出
繊維・
紙
化学・薬品
され始め、そばやうどんなどの麺ができる。麺類の混
活用アイデア
外食用麺類手打ち機
○うどん、そば、ラーメン、スパゲ
ッティの硬さ別の製造機械を販売
できる。あわせて各種太さや形状
を作るノズルなどもセット販売
手作り麺外食店舗チェーン
○外食チェーン店などにまとめて設
置し、粉やサプライなども含めた
ネットワーク型の運営で手作り外
食型麺類販売店チェーン経営、ド
トールのようにすぐにその場で麺
ができ、出来立てを食する。ラー
メンなども太麺や細麺やちじれ麺
などが作れる。
麺類食品サンプル製造機
○ワックスなどで作る麺類などを、
本装置で製造しショーウインドウ
用にサンプル品として陳列
練で原料に加わる圧力が高すぎた場合には、考案され
た溝を通って原料が逃げることができ、圧力の上がり
化学・
薬品
すぎを防止できる。また、ノズル体が板状で、上記ス
market potential
クリューと接触する面に凹部が形成されており、原料
がこの凹部に入り込むことで、原料に加わる圧力を低
下させ、圧力の上がりすぎを防止、充分な混練を得る
金属
材料
そば麺は、練る時間が短いと、茹でる間に切れ
ことができる。さらに、スクリューとモータの結合部
易く、また長いとそば独特の風味がなくなり、う
に凹型陥没部とガタツキ無く嵌合する凸型隆起部を他
どんに近い状態となる欠点があった。このような
方の結合部に形成してあり、強度の強い結合部を得る
問題を解決するために、混練の際の圧力を適宜に
ことができ、圧力が上昇した場合でも結合部が損傷ま
有機
材料
調節でき、かつ圧力が大きくなっても、原料をα
たは破損することがない。
化させることを防止でき、また混練の際の力が大
patent review
きくなっても、結合部が破損する心配のない、す
なわち信州そばや讃岐うどんまたラーメンやスパ
無機
材料
ゲッティなどの外食系飲食業や麺類製造において
用 語 解 説
食品・
バイオ
の用途開発が期待できる。比較的小型の製麺機で、
その腰の強さや太さなどが制御でき、かつ温度な
混練
麺をこねて練り上げること、練り方や温度で腰の強さや
味が変わる
どのコントロール機能を加えると、簡単でリアル
タイムに麺打ち可能な飲食チェーン用途などに使
えそうである。一例では最近ブームのチェーンコ
ーヒー店のブレンドコーヒーやエスプレッソを
生活・
文化
「早く、美味しく、安く」できる機器が店舗配備
されたからである。同様な試みも麺類で可能にな
れば面白い市場開発もできよう。
その他
原稿作成:鈴木 忠夫 日本アイアール
108
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:15年6ヶ月(平31.7.26満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:(家庭用を含む小型機について)許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:国内外あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平11-210726
○出願日/平11.7.26
○公開番号:特開2001-037406
○公開日/平13.2.13
○特許番号:特許3205735
○登録日/平13.6.29
特許流通データベース情報 ・タイトル:製麺機
・ライセンス番号:L2003008239
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社オホーツク物流
代表取締役 菅野 衛治
〒093-0004
北海道網走市南四条東5−5
TEL:0152-61-2570 FAX:0152-61-2316
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
109
電気・
電子
油糧種子の単細胞化処理による油脂の効率的分離と、有
機溶剤の影響なしで蛋白質、糖類などを分離・抽出可能
出 願 人:大阪府
ライセンス情報番号:L2003008240
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
化学・薬品
大豆種子から油脂の分離
○大豆を単細胞化処理することによ
り、溶剤を用いずに油脂成分を分
離して食料油あるいは油脂材料と
して利用できる
従来の圧搾法では油糧種子中の油や他の成分(蛋白
質、糖質など)を分別するために複雑な工程が必要と
機械・
加工
なるか、或いは成分によってはエマルジョン化し分別
不可能となるという問題があった。
そこで有機溶剤抽出法が利用されるが、この方法に
輸 送
食品・バイオ
は経済的、環境的問題が残る。また、採油後の脱脂大
豆の食品への利用(飼料、豆腐、みそ、醤油など)を
考えた場合には、脱脂大豆に残存する有機溶媒や有機
その他
溶媒に含有される毒性物質の吸着に対しての懸念や、
土木・
建築
溶媒により蛋白質が変性して劣化するという問題もあ
植物系酵素分解物や抽出成分の利用
○油脂や顆粒を残存させながら、細
胞壁、多糖、蛋白質抽出物または
これらの酵素分解物を画分ごとに
分離し利用できる
油脂を含まず溶媒変性していない成分
の抽出と利用
○各種食品素材や添加物(ゲル化
剤・オリゴ糖・蛋白質など)の利用
る。
本発明は、油糧種子を水処理、熱水処理の順に処理
植物種子・果皮から油溶成分の分離
○植物を単細胞化処理し酵素を作用
させることにより、油溶性成分・
精油成分・顆粒などを濃縮分離し
て利用できる
する方法、熱水処理する方法、細胞間接着物質を酵素
繊維・
紙
油糧種子から油脂の分離
○油糧種子を単細胞化処理すること
により、油脂・精油成分を分離し
て食料油あるいは油脂材料として
利用できる
(例えば、プロテアーゼ)で分解する方法などにより、
油糧種子を単細胞化処理し、油分、蛋白質、糖質等を
効率よく分離することができる。
化学・
薬品
従来の圧搾法では大豆油の分離が50∼60%程度で
market potential
あったものが、単細胞化処理をすることによって有機
溶媒抽出を行わなくても80∼90%程度まで可能とな
る。また、有機溶媒抽出を行う場合でもその抽出時間
金属
材料
大豆、菜種、あまに、ひまわり、綿実、ごま、
は短く、温度は低く設定することが可能となり、生産
サフラワー、落花生、コーン、カカオ豆、ひまし、
性が良くなり工程も簡素化される。さらに、有機溶媒
つばき種子等の油糧種子を単細胞化してから効率
抽出前に蛋白質、糖類等を分離できるため、有機溶媒
的に油脂を分離回収して食料油や油脂材料に利用
が蛋白質、糖類等に残存することもなくなる。
できる。さらに、菜種、ごま、ひまわりなどはマ
有機
材料
セラーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼなどの酵素
patent review
を用いて、より簡単で、より効率的な採油法とし
て利用できる。
無機
材料
油脂を回収した後の採油かすは蛋白質や糖分が
用 語 解 説
食品・
バイオ
多いので食品用材料や飼料用原料として利用でき
る。特に、大豆から油脂を取り除いた採油かすは
油糧種子
大豆、落花生、ごまなど、油脂を多く含む種子類で、油
脂の原料。
有機溶剤や有機溶剤に含まれる毒性物質がないの
で豆腐、みそ、醤油などの安全性の高い食品用材
圧搾法
油を回収するために細胞壁及びオイルボディを圧搾・粉
砕して抽出する方法。
料として利用できる。さらに、採油かすは開発途
上国向けの蛋白源食糧としても活用できる。また、
生活・
文化
綿実の脱脂物を澱粉に混合して利用し、安全性の
高い幼児向けの食糧としても利用できる。
その他
原稿作成:春田 要一 有限会社 テクノトレード
110
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:試作
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2001-56684
○出願日/平13.3.1
○公開番号:特開2002-256281
○公開日/平14.9.11
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:単細胞化処理を特徴とする油糧
種子の処理方法
・ライセンス番号:L2003008240
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
大阪府立大学
事務局 企画推進課 主事 大西 孝司
〒599-8531
大阪府堺市学園町1−1
TEL:072-254-9124 FAX:072-254-9900
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
111
電気・
電子
殺菌性、耐摩耗性などに優れたヨウ素含浸金属材料基材
の酸化皮膜構造及びその形成方法
特 許 権 者:株式会社フジクラ、高谷 松文
ライセンス情報番号:L2003008241
情報・
通信
ユーザー業界
本発明のヨウ素化合物を含浸した金属材料基材の酸
殺菌性、抗菌性材料
○医療用設備機器/食品売場用材料
化皮膜構造は、従来全く知られていないものである。
機械・
加工
機械・加工 化学・薬品
金属材料
すなわち、Mg,Ti,Zr,Hf,V,Ta,Cr,Mo,W,
紫外線触媒効果を有する材料
○耐環境性物品
Mn,Fe,Ru,Os,Rh,Ni,Cu,Zn,Al,Pbの各金
土木・建築 化学・薬品
金属材料
属及び各金属を主体とする合金等から選択された金属
輸 送
材料の酸化物の、皮膜に有する微細孔や微細凹凸に、
化学・薬品
ヨウ素又はヨウ素化合物を含浸させることによって、
金属材料
生活・文化
抗菌性、耐摩耗性、環境触媒、好ましいヨウ素系の着
色の含浸表面を有する金属基材を生み出したものであ
土木・
建築
る。その中でも、金属の種類によって、陽極酸化処理
機械・加工
輸 送
金属材料
や薬品酸化処理が適当なもの、カチオン酸化や、アニ
オン還元が有用なもの、エッチングその他の物理的手
金属材料
段や化学的手段、電気化学的手段が適当なもの等があ
繊維・
紙
活用アイデア
生活・文化
菌による感染を予防
○一般の菌
○メチシリン耐性菌
○O157型大腸菌
耐摩耗性材料
○ピストン、ロッカーアーム等のエ
ンジン用部品
基材の微細孔や微細凹凸の表面処理
○新建造物用壁体
○公告宣伝用図画
基材の表面処理による色調着色
○独特の美術品や工芸品
る。Al,Mg,Ti,Cu,Fe,Zn,Zrから選択された金
属または金属を主体とする合金からなる基体は、それ
ぞれ特徴を有しているが、かかる合金に対して、陽極
化学・
薬品
酸化皮膜もしくはエッチング溶解による酸化皮膜を設
market potential
け、その表面における微細孔や微細凹凸にヨウ素化合
物を電気泳動法により電着することにより、絶えずヨ
ウ素化合物で表面が形成され、従来にない耐摩耗性、
金属
材料
従来には全く無かった殺菌性、抗菌性材料であ
耐菌性、殺菌性もしくは光環境触媒等の効果を達成す
り、公衆設備、病院等の医療用設備や機器、保健
ることができる。
所、食堂、厨房用品、スーパー等の食品売場用材
料に好適であり、紫外線触媒効果も大きいので、
耐環境性物品として好適である。
有機
材料
本発明による製品は、一般の菌やメチシリン耐
patent review
性菌、O157型大腸菌等による感染を予防するこ
とができる。また、耐摩耗性も優れているので、
無機
材料
ピストン、ロッカーアーム等のエンジン用部品、
用 語 解 説
食品・
バイオ
病院における機器設備品、遊戯場の各種備品、一
般公衆の出入する場所の器具、乗物用資材、航空
電気泳動
コロイド溶液中に電極を入れて直流電圧を加えるときコ
ロイド粒子がどちらかの極へ移動する現象をいう
宇宙用基材、クリーンルーム用資材等に広く活用
することができる。
更には、基材の微細孔や微細凹凸の表面に電気
泳動法で含浸できることを応用して、低コストで
生活・
文化
次のような新しい素材を製作することができる。
例えば壁面に美観の優れた新建造物用壁体や公告
宣伝用図画等を設置したり、色調の優れた独特の
美術品や工芸品を製造することができる。
その他
原稿作成:山本 信夫 株式会社 テクノソフト
112
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:14年6ヶ月(平30.7.31)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平10-229494
○出願日/平10.7.31
○公開番号:特開2000-054194
○公開日/平12.2.22
○特許番号:特許2932437
○登録日/平11.5.28
特許流通データベース情報 ・タイトル:ヨウ素もしくはヨウ素化合物含
浸金属材料基材の酸化皮膜構造及びその…
・ライセンス番号:L2003008241
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
高谷 松文
食品・
バイオ
〒285-0837
千葉県佐倉市王子台3−22−13
TEL:047-478-0511 FAX:047-478-0299
E-mail:[email protected]
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
113
電気・
電子
大豆に含まれるすべての栄養素を高濃度にそなえた、種々の
食品に添加できる健康志向の安価な豆乳風味ペースト
出 願 人:星 義道 、高田 喜雄 、千歳 秀登
ライセンス情報番号:L2003008242
情報・
通信
ユーザー業界
最近、健康志向の意識が高まり、大豆に含まれる多
くの栄養素、たとえば、イソフラボン、レシチンなど
機械・
加工
サプリメント効果が認められる成分が、加工すること
食品・バイオ
により減少するのが一般的であるが、本特許記載の技
活用アイデア
健康増進豆乳ペースト
○低コスト高機能性食品豆乳ペース
ト製造
○豆乳ペースト含有高機能性食品製
造
術により、大豆含有成分すべてを含むペースト状の豆
輸 送
生活・文化
乳として高機能性食品を製造することができるので、
本豆乳ペーストを、多くの食品に添加して加工するこ
高濃度豆乳ペースト
○低コスト高機能性食品豆乳ペース
ト製造
とによる、幼児から高齢者まで安全な、健康志向の高
い食品を製造することが可能となる。
土木・
建築
化学・薬品
対象となる食品は、例えば、ソース、ドレッシング、
アイスクリームなどの洋菓子類、あられ、せんべいな
どの和菓子類、ハンバーグなどの加工肉食品、乳製品、
および、あらゆる食材を利用した加工食品を混入する
繊維・
紙
ことで、高栄養価の食品を製造する事ができる。
このペーストの製法としては、特別な製造機械は使
用せず、比較的一般に使用できる器具を使用し、摩砕
化学・
薬品
した大豆パウダーに水または温水を混合・攪拌してで
market potential
きる生呉(この物資は生呉と呼ばれる。濃度21±
4BRIX)を耐熱袋中で密封後、煮沸、冷却するもので、
本製造法により、細菌の発生が起こりにくい、大豆成
金属
材料
機能性食品である本高濃度豆乳ペーストは、大
分を高濃度に含んだ豆乳ペーストを低コスト製造でき
豆の栄養成分をすべて含有しており、その製造法
るものである。具体的には図に示すように、1)粉砕
も平易であり、多くの業界での利用価値のある製
工程、2)混合・攪拌工程、3)充填工程、4)過熱工
品の製造法である。
程、5)冷却工程の5工程からなる製造法である。
ペーストの製造法に関しては、あらゆる食品製
有機
材料
造業が可能であり、多額の投資は必要ないので、
patent review
中小企業のメーカーにも容易に受け入れられる製
造法である。
無機
材料
自社の製品を本ペーストに添加させることによ
用 語 解 説
り、より付加価値の高い製品(高機能性健康食品)
の製造分野に容易に参画できる。給食、惣菜店、
BRIX
溶液中の糖の重量パーセント
食堂、ファミリーレストラン、ファーストフード
食品・
バイオ
レストランなどでは、ペースト自体を、食材とと
もに料理することで、高栄養価の料理を提供する
ことができ、また、家庭用の料理の助剤として、
生活・
文化
健康志向家庭向けの販売にも期待ができるので、
市場売上予測は難しいが、その市場性は非常に高
いと考えられる。
その他
原稿作成:相沢 宏保 日本アイアール
114
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2002-239612
○出願日/平14.8.20
○公開番号:特開2003-144075
○公開日/平15.5.20
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:高濃度豆乳ペースト及びこれの
製造方法
・ライセンス番号:L2003008242
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社アジプロ
代表取締役 星義道
〒542-0081
大阪府大阪市中央区南船場3-5-28KMビル4F
TEL:06-6243-6123 FAX:06-6243-6127
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
115
電気・
電子
情報・
通信
液肥供給や栽培トイの搬送に工夫をした低コストで
小規模設備にも最適なNFT式水耕栽培ムービングベンチ
特 許 権 者:社団法人植物情報物質研究センター、
株式会社石黒鋳物製作所
ユーザー業界
活用アイデア
食品・バイオ
野菜栽培
○一般農家の小規模温室に適してい
る。都市農業など土地の高利用効
率を必要とするときに最適
水耕栽培用栽培トイをベンチ上に平行に並べて平面
的に一方向に移動するムービングベンチシステムにお
機械・
加工
いて、ベンチの横手方向の両側にスプロケットで駆動
されるローラーチェーンを設置し、トイの支持と移動
の役を担わせる。さらにトイに勾配を与えるためロー
輸 送
ラーチェーンはレベル差をもって設置される。養液は、
生活・文化
トイの底部に敷き詰めた防根カバーで被覆した布帯の
ライセンス情報番号:L2003008246
イベントホールの花壇
○屋内イベントホールなどの屋内花
壇に、この発明の養液供給システ
ムを利用すれば、長期間の花壇保
守が容易
先端をトイのベンチの持ち上げ側に設置された給液ト
ラフに折り曲げて垂らしこみ、毛細管現象により養液
土木・
建築
を吸い上げてからトイ内に導入されるため、トイの全
域にわたって均一に供給される。布帯の折り曲げ部に
は養液の乾き、藻の発生などを防止するためにカバー
を載せる。養液トラフには十分に液を供給できる高レ
繊維・
紙
ベルおよび水ストレスをかけるための低レベルの異な
ったレベルに養液水面を制御するため二本のドレン管
を設置する。また、ストッパー(爪など)をつけた回
化学・
薬品
転バーを移動開始(栽培初期)側の適当な位置に進行
market potential
方向に向かって設置し、ストッパーを回転で上げ下げ
することで、それ以降のトイの間隔を栽培物の成長に
応じて必要な広さに維持する。
金属
材料
水耕栽培は、固形培地を使用する方法と固形培
トイの移動、養液供給、トイ間隔の制御など、あり
地を使用しない方法があるが、いずれも土を使用
ふれた機材の組み合わせであるため、設備コストが低
しないため、連作障害がない、生長が早く収量が
減され、メンテナンスも特別な技術を必要とせず、ラ
多い、環境の調節がしやすい、殺菌した養液を使
ンニングコストも抑制される。従って大規模野菜工場
有機
材料
用することで農薬使用が減るなどの特徴があり、
のみならず一般農家などの小規模温室にも適している。
ミツバ、サラダ菜、青梗菜などの野菜、あるいは
patent review
イチゴ、トマトなどの栽培を中心として広く採用
されてきており、平成11年には、国内設置面積
無機
材料
が1,056haに達した。
用 語 解 説
食品・
バイオ
しかし、水耕栽培はいわば装置産業であり、初
期投資である設備費用がその収支計算に大きな影
水耕栽培
土を使わず養分を含む培養液で植物を育てる方法。精密
管理が可能。病原菌や害虫が少なく農薬も減らせる
響を与える。その一方で水耕栽培は野菜の市場動
向にあった計画栽培が容易になるという特徴もあ
NFT方式水耕栽培
薄膜水耕法。傾斜したベットに養液を1∼2cmの厚みで
流す。根の上部が空気に触れるため酸素補給が不要。
生活・
文化
り、大規模な野菜工場以外にも、一般農家におい
ても小規模システムの導入による農業経営の効率
毛細管現象
液体中に細い管を立てた時、液体の凝集力と管壁との間
の付着力の差により、液面が管外よりも上下する現象。
化が期待できる。その点からも、単純な機構の採
用によりメンテナンスが容易で、かつ設備費用が
安いシステムの普及が期待される。
その他
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
116
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:15年11ヶ月(平31.12.22)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平11-363918
○出願日/平11.12.22
○公開番号:特開2001-178289
○公開日/平13.7.3
○特許番号:特許3257629
○登録日/平13.12.7
特許流通データベース情報 ・タイトル:水耕栽培施設のムービングシス
テム
・ライセンス番号:L2003008246
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
社団法人植物情報物質研究センター
理事長 角田 英男
〒061-1374
北海道恵庭市恵み野北3-1-1
TEL:0123-36-4686 FAX:0123-36-4693
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
117
電気・
電子
海底環境の悪化を防ぎ、光合成可能な浅海で栄養を十分
に与えて生物の活発な食物連鎖体系を構築できる施肥剤
特 許 権 者:鈴木 哲緒
ライセンス情報番号:L2003008458
情報・
通信
ユーザー業界
従来のまき餌による方法では、特に潮流の遅い海域
や閉鎖性海域の海底には腐敗した残渣が蓄積し、それ
機械・
加工
によって海底の環境と付近一帯の水質環境を著しく悪
食品・バイオ
生活・文化
くするという問題があった。
上記問題点を解決するために、資源再生産の要素で
輸 送
ある植物プランクトン、動物プランクトン、更には藻
類植生の生育環境に最も相応しい海底環境等を構築
その他
し、自然界における海洋生物の活発な食物連鎖機能を
確立することのできる施肥剤が求められている。
土木・
建築
養殖場の施肥
○魚介類の養殖場に施肥して、動植
物プランクトンを増殖し、栄養の
供与を促進することにより、養殖
の生産性を上げる
環境汚染の清浄化
○オイルや河川の汚泥等で環境汚染
された海岸における環境修復のた
めに、植物性プランクトンを増殖
し、動植物の活動を促すことによ
り浄化する
地球温暖化対策
○光が当たる浅い海において、栄養
供与を十分に行い、植物性プラン
クトンを増殖し、光合成で炭酸ガ
スを酸素に変える
本発明は硫酸鉄と天然塩とを含んだ粒状の海洋生物
生育環境改善用施肥剤である。自然の海に存在してい
る栄養塩を含む天然塩と、あらゆる生物の生育に必須
な微量元素の鉄とを含有させている。粒状をなすため、
繊維・
紙
活用アイデア
散布しても直ぐには分散溶解せず適度の溶解速度を維
持して海底で保持される。そのために、海面から光合
成するまでの水深間において万遍なく栄養を溶かして
化学・
薬品
行きわたらせることができる。
market potential
海洋生物の再生産の場所となる海岸浅海の領域にお
いて、船舶事故で生じた油類流出による災害、又は河
川から変質化された水質の流入、或いは人為的影響な
金属
材料
近年、世界人口の増加を考慮してオキアミや未
どによって直接海岸の自然環境に変質を与えた場合な
利用の水産資源の活用をしてきたが、これらの自
どには、沿岸の自然環境を速やかに復元し海洋生物生
然資源も枯渇しつつあり漁業環境は厳しくなって
育環境改善をするための化学施肥粒剤として利用でき
いる。また沿岸諸国の各地では、海難事故による
る。
重油流出、都市河川の汚染による海岸環境の悪化、
有機
材料
河川改修、海岸工事の影響などで沿岸漁業の資源
patent review
環境は極めて劣化している。
本発明によれば、上記環境の劣化に対して環境
無機
材料
改善・修復をはかり、さらに活発な食物連鎖機能
用 語 解 説
食品・
バイオ
の確立により、浅海における魚介類、海草類等の
養殖の促進及び安定生産をもたらすことができる
食物連鎖機能
海水の栄養成分により微細動植物、さらに魚介類の食物
として連鎖すること。
ので水産資源枯渇対策になる。
また、光合成の行われる浅い海での利用促進に
天然塩
海水あるいは岩塩より得られる食塩。
より、海底の緑化が進み、炭酸ガスの削減をもた
らすことになり地球温暖化対策にもなる。
生活・
文化
その他
原稿作成:春田 要一 有限会社 テクノトレード
118
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:15年5ヶ月(平31.6.24満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平11-177744
○出願日/平11.6.24
○公開番号:特開2001-000072
○公開日/平13.1.9
○特許番号:特許3374103
○登録日/平14.11.22
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
有限会社セルス河川海岸環境研究所
代表取締役 鈴木 哲緒
食品・
バイオ
〒410-0012
静岡県沼津市岡一色725−1
TEL:055-924-2139 FAX:055-924-2168
生活・
文化
・タイトル:海洋生物生育環境改善用施肥剤
・ライセンス番号:L2003008458
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
119
電気・
電子
内燃機関のシリンダー内面全体を、ムラなくコンパクト
な設備で、粗面化する為のブラスト方法
出 願 人:スズキ株式会社
ライセンス情報番号:L2003008459
情報・
通信
ユーザー業界
シリンダー内面に溶射する溶射材の密着性を高める
為の下処理として一般的に内面を粗面化しておく。研
機械・
加工
磨剤をブラストガンでシリンダ内面に吹き付ける粗面
機械・加工
化方法において、溶射材の密着強度を上げる事が必須
であり、その為にボア(円筒部)内面全体を均一な面
輸 送
金属材料
粗度にしなければならない。また、研磨材や削られた
金属の微粉がボア内に残留したり、外部に洩れて加工
孔に入ったり周囲の環境を悪化させてはならない。更
に、ブラスト装置のコンパクト化も求められている。
土木・
建築
本技術は、これら等の事項を全て満たすものである。
即ち、シリンダーブロックを、ヘッド面を上にしてパ
活用アイデア
歯車のバラツキのないショットピーニ
ング法・液体ホーニング法
○内歯歯車を、歯車がすっぽり入る
円筒に何枚か重ねてセットし、略
中心部に位置するブラストガンを
回転させつつ下降
(下向きノズル)
させ粒子を投射する。円筒の上下
には、投射材が通る管(上下可能
な構造)の付いたマスキングで密
閉する。
○外歯歯車を、キャビネット内の回
転可能な台上に、何枚か重ねて配
置する。ブラストガンをキャビネ
ット内に配置して下降(下向きノ
ズル・回転せず)させると共に、
台を回転させる。参照:図A、図B。
レット上に乗せ、ボアの上から下方へブラストガンを
回転させながら下降させる。ブラストガンの先端に設
繊維・
紙
けてあるノズルの噴射角は斜め下に向く構造になって
おり、噴射された研磨剤は内面に当り、速度を落とし
つつ斜め下に反射を繰り返して落下し、ボア内に残留
化学・
薬品
物を残さない。ガンの回転速度と下降速度を決めれば、
market potential
均一な面粗度が得られる。また、粉塵などの洩れ防止
として、ヘッド面に回転ガンが貫通するマスキング部
を設け、下部ではクランク室の軸受け∼ボア間をマス
金属
材料
本件技術の大きな特徴は、ブラストガンノズル
キングし、マスキングに研磨剤および粉塵を吸引する
をボアの中心で回転させながら下降させつつ、研
管を付帯させる。ブラストはボア毎に行なう構造であ
磨剤が均一に投射されるように斜め下向きの角度
るので、パレットをボアピッチで移動しブラストする。
で噴射するところにある。ブラスト処理は他方面
本技術はブラスト用のキャビネットが不要であるの
有機
材料
にも活用される技術である。例えば金属表面を硬
で、装置は必要最小限の大きさで済む。
化する目的で細かい金属粒を猛スピードで表面に
patent review
ぶつける所謂ショットピーニング、糸面バリ取り、
また処理面を清浄化したりバリ取り目的の液体ホ
無機
材料
ーニングなどがあるが、本件技術の粒子を均一に
用 語 解 説
食品・
バイオ
投射する技術、或いは考え方はこれらにも応用出
来る。本件技術はワーク内面処理なのでノズルを
ブラスト処理
粒子或いは研磨材を高速で、処理対象物の表面に吹き付
けること。
回転させるが、ワーク外面処理の場合はワークを
回転させれば均一投射が出来る。しかし処理面の
溶射
溶融金属を被射体に吹付け金属皮膜を得る方法。目的は
耐磨耗性、防食、肉盛などで目的に従い溶射材を選ぶ。
生活・
文化
形状はいずれも略円形でなければならないという
制限がある。一例として、生産性は若干落ちるが
クランクジャーナル
シリンダーブロックにおいて、クランクシャフトを受け
る軸受け。
自動車用歯車のショットピーニングや歯面のバリ
取りに応用すればバラツキのない処理ができる。
その他
原稿作成:菅澤 輔良 株式会社 ベンチャーラボ
120
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平10-125564
○出願日/平10.5.8
○公開番号:特開平11-320414
○公開日/平11.11.24
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:円筒内面のブラスト方法
・ライセンス番号:L2003008459
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
スズキ株式会社
知的財産グループ 課長代理 山本 朝司
〒432-8611
静岡県浜松市高塚町300
TEL:053-440-2452 FAX:053-440-2457
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
121
電気・
電子
産業排水や生活排水などで汚染された沈殿池や狭い河川
の水へ上手く酸素を加えて活性化し、浄化処理する
特 許 権 者:有限会社ヤマヱ
ライセンス情報番号:L2003008460
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
食品・バイオ
養殖池のBOD向上
○うなぎや貝などの高級魚介類の養
殖が赤潮などの被害が出やすい海
域よりも、人工的な陸上の池で行
われるようになってきた。この池
の水の浄化や薬剤投入などで本発
明の循環方式の採用できる
この発明は沈殿池や河川などからポンプで吸い上げ
られる処理用水の循環路を設け、その循環路に耐圧容
機械・
加工
器と、酸素を供給する酸素ボンベを設け、その耐圧容
器内に加圧された酸素ボンベに接続して内部を酸素を
多く含む雰囲気とし、耐圧容器の上部には循環路の給
輸 送
水パイプおよび排水管を接続し、耐圧容器内の上部に
給水パイプに通じる入水口と底部に排水口とを設け
て、耐圧容器の底部に落下した水は、その表面に作用
化学・薬品
する酸素雰囲気の圧力によって前記排水口をなす排水
土木・
建築
化学薬品の反応タンク
○循環型で化学薬剤とガス状薬剤を
混ぜるとともに純度や濃度を上げ
るプラントに利用できる
管の下端部へ押し込まれ、上昇して外部へ溢れ出し、
循環路を経て再び沈殿池や河川に還流し、さらにこの
循環路へ接続し、耐圧容器内の水面と高低差を有する
排水管の最上部に圧力調整弁を設け、この圧力調整弁
繊維・
紙
付近の水圧が大気圧未満に低下したときに圧力調整弁
が開き大気を流入させると共に、底部に溜まった水の
水位を検出する検出器と、加圧酸素の圧力を調節する
化学・
薬品
調節手段を設けた点に特徴がある。
market potential
また、耐圧容器内に拡散板を複数段設けることがで
きる。滴下する水は、雰囲気をなす酸素を吸収しつつ
落下し、底部へ溜まる。すなわち、拡散板から重力で
金属
材料
この発明は汚濁水質改善のための沈殿池に付設
落下する水は滴状あるいは粒状となって表面積が増し
し、水質改善の効果を増し、沈殿池を小型化でき
ているので、雰囲気をなす酸素との接触機会が増す上
る効果がある。かくて、受入水槽から放流水槽に
に、耐圧容器内は大気圧より高い酸素雰囲気となって
至る間の汚濁水に多量の酸素が供給される結果、
いるから酸素の吸収が一層促進される。
水中のBODが増加して微生物の繁殖が活発とな
有機
材料
り、汚濁物質の分解排除が促進される。その結果
patent review
として、装置全体の大きさを小型化できると共に
臭気を大幅に減少させることができる。なお、沈
無機
材料
殿池に限るものではなく、河川や工場排水を浄化
用 語 解 説
食品・
バイオ
する装置をも含む。設備投資と運用効率の点で実
用性の高い水質改善装置を提供する。この落下す
BOD
生物化学的酸素要求量。河川等での汚れ指標の一つ。
Biological Oxygen Demand
る水の拡散板は回転する翼状とすることもできる
し、ノズルや噴霧器を設けたり拡散板に多数の穿
孔をすることで酸素の吸収能をアップできる。用
途市場としては汚水を中心とした医療用水や浴場
生活・
文化
用水などの殺菌や浄化も期待できるし、一方化学
的な溶液とガスの反応などにも利用でき、循環さ
せることで純度や濃度などを上昇できる可能性が
ある。
その他
原稿作成:鈴木 忠夫 日本アイアール
122
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:8年6ヶ月(平24.7.30満了)
・実施段階:有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平04-223466
○出願日/平4.7.30
○公開番号:特開平06-023387
○公開日/平6.2.1
○特許番号:特許3375348
○登録日/平14.11.29
特許流通データベース情報 ・タイトル:排水浄化設備の酸素補充装置
・ライセンス番号:L2003008460
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社ヤマヱ
代表取締役 山口 幸夫
〒432-8006
静岡県浜松市大久保町4457−2
TEL:053-485-6622 FAX:053-485-6683
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
123
電気・
電子
川の流れにたたずみながら、水を清め、生命を育む
ビオトープブロック
出 願 人:大有コンクリート工業株式会社
ライセンス情報番号:L2003008461
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
土木・建築
護岸ブロック、ビオトープ用植生ブロ
ック、漁礁マンション、人工滝用ブロ
ック
○組み上げられるところに特徴を求
めたい本発明は、海中に用いれば
漁礁であり、空中であれば滝に沿
って配置するのが斬新な用途だ
本発明は多孔構造を有するコンクリートブロックで
あって、河床や水辺に用いられ、水質浄化と植生促進
機械・
加工
とに機能を発揮する。火力発電所から排出されるクリ
ンカーアッシュ(石炭灰)を基材にするのが好ましく、
もともと多数の孔を有しており、かつ燃えなかった炭
輸 送
素分を含んでいることも知られる。クリンカーアッシ
ュの細孔内には、バクテリアが着床しやすく、浄水作
用を発揮する。実は、同じ発想の技術は少なくない。
本件特許の特徴は、この用途を水辺周辺に限定し、
土木・
建築
護岸のブロックやビオトープの材料としての工夫を加
えている点にある。人の行き来がある河原では、廃棄
物利用に寄与する本件特許製品を並べておくことで
も、自然に溶け込める人為的に整備された空間を形成
繊維・
紙
することができる。後は、本件特許に、ブロックと同
様に並べるだけで不規則なデザインが互い違いに並ん
で見えるという技術も加えることができ、より自然に
化学・
薬品
馴染む空間を演出させればいい。なお、本件特許製品
market potential
は海や湖にも広く適用され、上方にも組み上げていく
と、「海中マンション」さながらの高層漁礁を形成す
ることができる。また、流水のある傾斜地での使用も
金属
材料
ビオトープの考え方がずいぶん普及し、自然に
考えられていることから、人が安全に近づくことがで
配慮しながら人為的な手段で環境保全と再開発を
きる滝のアイテムにも採用可能である。
目指すことが可能になった。また、現在の課題に
なっていることだが、学校及び工場、その他都心
部の集客施設に人工の自然景観を再現し、そこに
有機
材料
種々の生物を棲家とさせる試みが進んでいる。先
patent review
頃オープンした百貨店の屋上には、小川の流れを
演出した庭園が形成され話題を呼んでいる。本件
無機
材料
特許製品を大量に組んで、本当の自然空間にはめ
用 語 解 説
食品・
バイオ
込んでいくか、あるいは形状やデザインに工夫を
こらし、人が集まる場所にわざわざ自然空間を再
クリンカーアッシュ
火力発電所からの副産物として排出される。近年、その
再利用される率は高まっている。
現するアイテムとして付加価値を目指していく
か、それはこの特許の利用者の考え方次第である。
かつてあまり検討されてこなかった3次元(縦方
向に延びた)形状の構造を形成すると、斬新な商
生活・
文化
品性をもつ。
その他
原稿作成:松岡 功一 システム・インテグレーション株式会社
124
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:あり
・ライセンス制約条件:許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2000-204392
○出願日/平12.6.1
○公開番号:特開2001-064083
○公開日/平13.3.13
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:多孔質体及び水質浄化用河床ブ
ロック並びに植生用護岸ブロック
・ライセンス番号:L2003008461
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
大有コンクリート工業株式会社
経営企画室 室長 川中 洋太郎
〒460-0022
愛知県名古屋市中区金山5−14−2
TEL:052-882-6291 FAX:052-882-6221
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
125
電気・
電子
屋根などの傾斜した場所にも簡単かつ確実に建材を保管
したり仮保持したりすることができる建築用ストッパー
特 許 権 者:有限会社扇光
ライセンス情報番号:L2003008462
情報・
通信
ユーザー業界
建築現場では、作業をするために屋根の垂木のよう
簡易フック
○梁に固定しつり下げるフック
な傾斜した箇所に建材を保管したり仮保持したりする
機械・
加工
活用アイデア
必要があり、この様な場合には、縄などで縛りつけて
土木・建築
おく方法が採られていた。傾斜している垂木に横梁材
を釘打ちするような場合、横梁材の滑り落ちを防ぐた
輸 送
生活・文化
めに二人がかりで行うのが普通であった。
屋根などの傾斜した場所でも簡単かつ確実に建材を
足場用手摺り
○足場用手摺り
保管したり仮保持したりすることができて、1人でも
傾斜した箇所に建材を正確に位置決めして釘打ちする
土木・
建築
土木・建築
ことができるための、簡単に取り付け取り外しが出来
固定金具、簡単締め付け工具
○物を挟んで固定する
るストッパーが求められていた。
本ストッパーは、部材を停止させるL字状の1個の
生活・文化
帯板と、3個の部品から構成される万力(まんりき)
繊維・
紙
様の、ネジによって上記帯板と垂木とを挟み付ける部
分から構成される。はさみ付ける部分は、先が挟むの
に適した形のへら状の棒と、1端はネジで1端は丸孔
化学・
薬品
が明いている独特な形の板と、締め付けるネジ部で出
market potential
来ている。独特な形の板と、締め付けるネジ部以外は
取り付けフリーの状態なので、取り付ける隙間や、締
め付ける距離には自由度があり、様々なケースに対応
金属
材料
このストッパーの構造は、取り付け長さを自由
出来る。
に調整出来るようにするために、万力を構成する
本ストッパーの使用で、取り付けや固定作業上の安
部分の一部を、剛構造でなく特殊板と棒鋼の摩擦
全性が高まり、作業効率も向上する。このため工期短
で持たせている処に特徴がある。従って、取り付
縮、工費低減が図れ、ストッパー自体も繰り返し使用
有機
材料
け強度は滑り摩擦力の支え力となるため限界が生
できるため、使用メリットが大きい。
じ、がっちり締め付ける機能は必ずしも十分でな
patent review
い。しかし、取り付ける場所の高さ、幅や形状が
一様でないところで、有る程度の強さで止めて、
無機
材料
締めて、素早く、簡単に取り付ける機能を持つの
用 語 解 説
食品・
バイオ
で、使い勝手が良い。簡易ストッパーの機能に徹
することだけを考えれば、特殊板と棒鋼の部分を
万力
バイス(VISE)とも呼ばれ、物をつかんで固定させ、作
業をしやすくするためのものである。
ラチェット状構造にして、ネジ部を廃する案も考
えられる。応用出来る対象は、簡単フック、足場
垂木
屋根板を支えるために、むねから、のきにわたす角材。
生活・
文化
用手すりの柱、簡単締め付け工具などが考えられ
る。
野地板
屋根葺材料を取り付けるための下地板。
その他
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
126
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:14年1ヶ月(平30.2.2満了)
・実施段階:有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:あり
・ライセンス制約条件:許諾
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平10-020552
○出願日/平10.2.2
○公開番号:特開平11-217936
○公開日/平11.8.10
○特許番号:特許2857622
○登録日/平10.11.27
特許流通データベース情報 ・タイトル:建築用ストッパー
・ライセンス番号:L2003008462
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社扇光
専務取締役 中西 宏光
〒515-0505
三重県伊勢市西豊浜町1431
TEL:0596-37-2535 FAX:0596-37-2780
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
127
電気・
電子
「自動復帰免振装置」横方向移動を自動的に減衰させ
初期安定位置に復帰させることができる装置
特 許 権 者:株式会社原田製作所
ライセンス情報番号:L2003008463
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
土木・建築 機械・加工 生活・文化
軽量建築物免振装置
○中・小規模の軽量建築物用のアイ
ソレーターとして利用する
免震装置としては、地震時には、水平方向に速やか
に変位して揺れが建物に伝わるのを防ぐのに、積層ゴ
機械・
加工
ムアイソレータが多く使われている。しかし、積層ゴ
ムアイソレータは、大規模の建築物や構築物には適す
るが、中・小規模のものに対しては水平剛性が大きす
輸 送
機械・加工 生活・文化
ぎ、地震の揺れが建物に伝わるのを十分に防ぐことが
墓石免振ユニット
○墓石を地震などによる倒壊から防
ぐ
できない。
本発明の免震装置は、上台、下台、中間台の三段に
なっており、各段層間には大きな円弧形状の溝を設け
土木・
建築
ている。溝にはコロが入って、横方向への自由な移動
機械・加工
輸 送
を可能にしている。地震の時には、地盤と一緒に下台
が水平方向に移動するが、上台は、水平方向の任意の
方向に移動している。下台と上台は、このコロが相対
繊維・
紙
美術品免振陳列台
○彫刻、オブジェなどの陳列台に利
用することで、貴重な美術品を地
震などによる倒壊を防ぐ
情報・通信 機械・加工
的にスライドさせているため、小さな地震の揺れであ
輸 送
っても、アイソレータとして十分に追随することがで
移動体に搭載する免振安定装置
○ヘリコプターなどの移動体に搭載
するカメラの台座として応用する
ことで、ぶれのない安定した画像
を得られる
照準器用免振安定装置
○レーダー台座や照準装置などの基
準となる装置の免振と基準位置へ
自動復帰する機能により、免振動
作後の位置調整を不要とする
きる。したがって、地盤の水平方向の揺れはほぼ吸収
化学・
薬品
され、構築物への揺れの被害を最小限に食い止めるこ
market potential
とができる。中・小規模の建築物・構築物に最適であ
る。また、上記地震が止んだ後は、コロが円弧状の溝
を往復しながら安定点に戻ることになるため、上台は
金属
材料
建築物の免振装置は、ゴムやダンパーの技術を
下台に対する静止時の位置に復帰し、構築物を地盤に
持つ大手メーカー数社が様々な製品を市場に出し
対する静止時の位置に復帰させることができる。
ている。積層ゴムアイソレーターをはじめ、本特
許技術のような曲面の盤上をコロが転がるアイソ
レーター、鋼板の平板又は曲面板の上に、テフロ
有機
材料
ン樹脂で覆われたものが接して滑るように揺れを
patent review
吸収する滑りアイソレーター、またアイソレータ
ーとともにダンパーも使われ、これはオイルの粘
無機
材料
性による衝撃を吸収するオイルダンパー、金属の
用 語 解 説
食品・
バイオ
ばね性等を利用した金属ダンパー等などが製品化
されている。大規模な構造物への免震対策が普及
免振装置
免震構造物のうち上部構造と下部構造の間に設置される
装置をいい、アイソレーターなどによって構成されるも
のの総称。
したとしても、周囲の建物の倒壊が相次げば、少
なからずその影響を受ける。また、建物内部への
揺れが激しければ、仮に倒壊を避けられたとして
アイソレーター
地盤から建築物を絶縁する装置又は機構で、鉛直方向の
大きい剛性と水平方向の小さい剛性とを有する。
生活・
文化
も、その被害は計り知れない。中小建築物への適
用は焦眉の課題になっている。
積層ゴムアイソレーター
薄いゴム板と鋼板を、数十枚重ね合わせてつくる。垂直
方向への変形が少なく、横方向の地震力には柔軟に変形
して、地震力を受け流す。
本発明は、比較的小さな質量のものに対する免
振や、移動体に搭載する安定機構などに利用する
ことができる。
その他
原稿作成:松岡 功一 システム・インテグレーション株式会社
128
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:13年2ヶ月(平29.3.6満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平09-051454
○出願日/平9.3.6
○公開番号:特開平10-238162
○公開日/平10.9.8
○特許番号:特許3447503
○登録日/平15.7.4
特許流通データベース情報 ・タイトル:相対移動自動復帰装置
・ライセンス番号:L2003008463
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社原田製作所
代表取締役 原田 政雄
〒351-0116
埼玉県和光市松ノ木島町1661-1
TEL:048-461-4491 FAX:048-465-5642
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
129
電気・
電子
滑らない、衝撃を感じない、手や脇が痛くならない、
使っていて疲れない、安心して使える松葉杖用石突
特 許 権 者:川合 章生
ライセンス情報番号:L2003008464
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、使い勝手が良く且つ安全性に優れた松葉
杖用石突を目指したものである。松葉杖は使用中に後
機械・
加工
傾、鉛直、前傾状態の繰り返しであり、特に後傾、前
電気・電子
傾状態の時に滑る危険性がある。また、体重が乗った
状態で地面を突くので、突く度に接地面からの衝撃が
輸 送
機械・加工
手、腕、及び脇当てに伝わるので手や脇下を傷める可
能性がある。当該技術は杖をついた時に接地する部分、
所謂石突の材質や形状を工夫してこれらの問題を解決
している。即ち、石突部分をゴム弾性体で形成し、弾
土木・
建築
活用アイデア
滑らず衝撃のない二足ロボットの足底
○足底の材質は弾性ゴム。例えば、
垂直に立った状態で足底の中心周
辺を平面または凹面とし、足底の
前後を上方に湾曲させる。底部両
端は下方に垂れ下がった形状(ス
トッパー)にして、踏み込んだ時
と蹴る時にストッパーが接地する
ことにより滑らないようにする。
足底には滑り止めの溝を適宜設け
る。材質、形状、寸法は試作を重
ねて決める。
性ゴムは補強金属(補強なしでも可)と杖挿入ボスと
一体加硫処理されている。石突部の形状は、全体とし
て薄肉の略矩形平板形状(杖を中心とした同心円でも
可)であり、横断面は底部が平で、長手方向の両端部
繊維・
紙
にかけて略一定の曲率で上方へ湾曲している。曲面の
途中に、段差(肉厚なる方向に)があり段差から少し
離れた両端部は下方に垂れ下がった形状(ストッパー
化学・
薬品
と称す)になっている。ストッパーにより前・後傾斜
market potential
角が制限されている。また、底面及び段差部に滑り止
めのための溝を、適宜長手直角方向に設けてある。杖
を垂直に立て、底面の平坦部が接地した状態で段差の
金属
材料
松葉杖の石突用として、滑りにくく、衝撃を緩
位置は接地または若干隙間があく程度、ストッパー突
和し、安心して使える当該技術は、二足ロボット
部の先端は僅か接地しない程度の位置関係にある。こ
の足底としての活用が可能と考える。将来、二足
れら形状寸法及び各部位の位置関係は、弾性材と併せ
ロボットがモノを持ち上げ、移動する時代が到来
安全確保、体重移動に伴なう衝撃緩和に大きく影響す
有機
材料
した場合、体形のバランスを始め、移動中の足の
るものであり、当該技術の特徴にもなっている。
滑りや、接地面からの衝撃が課題になると思う。
patent review
当該技術は安全な石突に適合する材料、形状、寸
法を提示したものである。松葉杖自体には関節が
無機
材料
なく人と同じ関節をもつ二足ロボットとは基本的
用 語 解 説
に機能が異なり、本発明を即ロボットに適用する
ことは出来ないと思うが、当該技術をベースにロ
アスリート
運動競技または競技愛好者のこと。
食品・
バイオ
ボットの使用目的に合わせた足底への改良は可能
エラストマ材
シリコンゴムなどの弾性重合体。
である。現在二足ロボットの市場は小さいが、ロ
ガター
溝のこと。
り、二足ロボットの市場も拡大すると考えられる。
ボット全体としては将来3兆円市場と言われてお
生活・
文化
その他
原稿作成:菅澤 輔良 株式会社 ベンチャーラボ
130
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:16年8ヶ月(平32.9.19満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2000-284082
○出願日/平12.9.19
○公開番号:特開2002-085496
○公開日/平14.3.26
○特許番号:特許3194735
○登録日/平13.6.1
特許流通データベース情報 ・タイトル:松葉杖用石突およびそれを用い
た松葉杖
・ライセンス番号:L2003008464
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
川合 章生
食品・
バイオ
〒519-3701
三重県尾鷲市九鬼町3−2
TEL:0597-29-2620 FAX:0597-29-2701
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
131
電気・
電子
搬送車等の緩衝キャスターにおいて、上下に分割したフ
ォーク間に弾性体を挿入しかつ確実に固定した構造
特 許 権 者:村田 信親
ライセンス情報番号:L2003008465
情報・
通信
ユーザー業界
搬送車は産業用・一般民生用・医療用等に幅広く使
製品搬送
○電子・情報機器や精密機械の製造
や搬送に使う
用されている。この搬送車の取り扱い性や緩衝機能は
機械・
加工
活用アイデア
そのキャスター(車輪)構造に負う所が大きい。
電気・電子
特に精密機器や医療機器等の搬送では,走行路面の凹
凸による極めて小さな衝撃に対しても十分に緩衝機能
輸 送
情報・通信
が働き,偏荷重に対しても均等に反応するキャスター
構造が要求されている。
このようなキャスターとして従来から車輪取り付け
機械・加工
フォークが上下に分割され、上部フォークと下部フォ
土木・
建築
医療・介護
○病人や要介護人の移動に使う
ークの間に緩衝用の弾性体が挿入され下部フォークが
上下方向へ回動可能に軸支された構造を実用化してき
た。この構造のキャスターはこの弾性体と回動可能構
生活・文化
造により衝撃を吸収できるが、弾性体により下部フォ
繊維・
紙
ークの動きが時により制限されたり大きな運動の際に
はベアリング自体が外に飛び出す可能性があった。
このため本緩衝キャスターは上部フォークと下部フ
化学・
薬品
ォークに分割され、上部フォークに下方に車輪を設け
market potential
た下部フォークが上下方向へ回動可能に軸支されると
共に,この軸支部は車軸の垂直線よりずれて位置し上
下フォーク間に弾性体が挿入された構造で,この弾性
金属
材料
キャスターは様々な搬送車の基本的な部品であ
体は下部が下部フォークの上面板に固定されバランス
り、安定した幅広い分野の市場が存在し、精密機
ピンで係合し、弾性体の上部はスラストベアリングを
器の増加や少子高齢化のような動向から新たなニ
介して天板に係合させている。従って強い衝撃等の大
ーズも拡大しつつある。特に医療・介護・福祉用
きな運動に際しても、バランスピンが脱却せず弾性体
有機
材料
途や精密機器等の搬送においては、振動が無く円
の下部は横ずれする事が無い。
滑な移動と容易な取り扱い性が重要である。
patent review
従って特に軽量な精密機器や医療機器の搬送に
は高度な緩衝付きのキャスターが必要であり,現
無機
材料
状の緩衝キャスターの改善に対するニーズも大き
用 語 解 説
食品・
バイオ
い。一例として医療・介護や精密機器の搬送車と
して,緩衝機能を有するキャスターを開発販売
キャスター
家具等の脚につけて、方向を自在に変えるための小さな
車輪
(価格4∼8万円)しているメーカもある。
又各種キャスターを手掛ける専門メーカでは、
年間売上高約70億円に達して世界シェア30%を
狙う企業もある。
生活・
文化
その他
原稿作成:木島 研二 株式会社 ベンチャーラボ
132
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:12年1ヶ月(平28.2.28満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
・参照可能な特許流通支援チャート
:13年度 機械1 車いす
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平08-069284
○出願日/平8.2.28
○公開番号:特開平09-226307
○公開日/平9.9.2
○特許番号:特許3095993
○登録日/平12.8.4
特許流通データベース情報 ・タイトル:緩衝キャスター
・ライセンス番号:L2003008465
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
シシクSISIKUアドクライス株式会社
代表取締役社長 家倉 平八
〒920-2131
石川県石川郡鶴来町森島町う7−1
TEL:0761-93-4500 FAX:0761-93-4505
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
133
電気・
電子
車両やタンカーなどから漏洩した油を環境に負荷を与え
ることなく安全迅速に分解処理する方法
出 願 人:株式会社ゲイト
ライセンス情報番号:L2003008466
情報・
通信
ユーザー業界
交通事故や災害発生時に揮発性・引火性の高い油類
てんぷら油の簡便処理
○一般家庭・食堂・レストラン・製
油工場
が漏洩した場合に二次災害を防止するために応急的に
機械・
加工
執られる漏洩油の処理方法であり、車両やタンカーな
食品・バイオ
生活・文化
機械油の処理
○潤滑油・切削油・研削油などの廃
油処理に困っている機械加工工場
は多い
どから漏洩したガソリンや重油などの油に(1)油脂
消化バクテリア(アシネトバクター属、その他)およ
輸 送
び乳化剤(油脂消化バクテリアの分泌する酵素、バイ
機械・加工
可燃物輸送保安資材
○タンクローリー・タンカー・高速
道路・火力発電所・ボイラーな
ど、可燃物を運搬・移送する場面
での油漏洩対策
オサーファクタントなど)を散布し、(2)次に水を
かけることにより漏洩油を分散乳化させ、(3)その
乳化物に多孔質性物質(たとえば珪藻土、活性白土な
土木・
建築
活用アイデア
輸 送
化学・薬品
可燃物取扱・貯蔵施設保安資材
○化学工場・ガソリンスタンド・危
険物貯蔵所・タンクヤードなどに
消火器とともに漏洩油処理資材を
常時設置義務付け
ど)とリンや窒素などの補助的栄養素とを散布し、
(4)次いでかき混ぜて引火性を抑えた状態で粘土状
になったものを回収あるいは道端・平地などに放置し
て油脂消化バクテリアの力で油を分解してしまう、と
繊維・
紙
いうものである。
吸着材を用いる従来の方法は、単に油を吸収材に吸
収させるだけのものであるため、引火性を排除出来な
化学・
薬品
いという致命的な欠陥があり、一方、分散乳化能力を
market potential
有する界面活性剤を用いる方法は引火性を排除出来る
ものの、原理的に漏洩油を周囲の環境中に希釈拡散さ
せるものであるため、油そのもの自体および合成界面
金属
材料
漏洩油の引火性を短時間に効率的に排除でき、
活性剤による二重の環境汚染が避けられず、自然界に
しかも、漏洩油の分解処理及び交通を含む環境へ
存在する微生物による偶発的な分解が期待されるのみ
の悪影響を排除することのできる安全迅速処理方
であり、極めて無責任というべき方法であった。
法を提供する。
この方法は、珪藻土が乳化した状態の処理液を
有機
材料
吸収して、水の中に油を封じ込めることになるた
patent review
め、漏洩油の引火性を迅速に防止できる。また、
乳化に関わる乳化剤として、無公害のバイオサー
無機
材料
ファクタントや中和剤が使用される。特に、バイ
用 語 解 説
食品・
バイオ
オサーファクタントはバクテリアの分泌するもの
であり、補助的栄養素の添加により油脂消化バク
バイオサーファクタント
生物由来の界面活性能や乳化能を有する物質の総称。マ
ヨネーズは卵黄中のレシチンの乳化能を利用している。
テリアの分解能力が高められ、油分が完全に分解
され、環境への悪影響を及ぼすことなく漏洩油を
処理できる。
バイオサーファクタントを用いて油を乳化し、
生活・
文化
水の中に油を封じ込めた状態にしてから処理液を
吸収材に吸収させ、そのままバクテリアに油を分
解させるという着想は、てんぷら油、灯油、溶剤、
切削油など、他の用途にも応用可能と思われる。
その他
原稿作成:梶谷 浩一 株式会社 テクノソフト
134
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2002-226111
○出願日/平14.8.2
○公開番号:特開2003-183635
○公開日/平15.7.3
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 皆様からのお問合せを、お待ちしています。
■この特許の問合せ先■
株式会社ゲイト
代表取締役 坪内 武夫
食品・
バイオ
〒920-0867
石川県金沢市長土堀3−11−18
TEL:076-233-0001 FAX:076-233-0009
生活・
文化
・タイトル:漏洩油の処理方法
・ライセンス番号:L2003008466
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
無機
材料
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
135
電気・
電子
セラミックヒーターの欠点である昇温の立ち上がり速
度・冷却速度、加熱温度ムラを改善したヒーター
特 許 権 者:タニカ電器販売株式会社
ライセンス情報番号:L2003008467
情報・
通信
ユーザー業界
近年、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する熱
足温器、保温・加熱器
○水を媒体にして保温・加熱し血行
を良くする
源(ヒーター)、とりわけ、セラミックヒーターは、
機械・
加工
燃料による熱源に比べ、熱効率が大きく、温度調節が
生活・文化
容易、温度分布が均一、操作が容易、衛生的、温度制
保温・加熱器
○水を媒体にして保温・加熱し植物
の育成を促進する
御が容易(高品質の製品)なため、需要が拡大しつつ
輸 送
ある。さらに需要拡大のために様々な改善がなされて
食品・バイオ
いる。
除菌・洗浄器
○循環する清浄な温水で効率良く除
菌・洗浄する
本発明は、表裏の温度に大きな差が生じない薄さの
セラミック薄板の片面をベタパターンに塗布して焼付
土木・
建築
けた発熱体を設けた薄くて大型化が可能なセラミック
化学・薬品
ヒーターである。この発明によって、セラミック薄板
魚類養殖水槽
○循環する温水で養殖魚類の育成を
促進する
の焼成と発熱体の塗布・焼付けが別々にできるので、
発熱体は低い焼付け温度でよく、セラミックの焼成温
繊維・
紙
活用アイデア
その他
度より低い耐熱材料を選択できる。そして、セラミッ
クが薄板のため給電の入切に伴う昇温速度・降温速度
が速くなるので立ち上り時の加熱遅れや給電停止後の
化学・
薬品
余熱による過加熱がなくなる。さらに、温度センサー
market potential
の取付け・被加熱物の温度検知が容易になり、消費電
力の変動も少なく、かつ、発熱体がベタパターンのた
めに発熱ムラが無くなる。大きな発熱量のヒーターが
金属
材料
類似の分野では、さし当たって、健康機器分野
必要な場合には、これに応じた面積のセラミック薄板
での循環式流体足温器、魚類養殖分野での循環式
を使用すればよく、セラミック薄板を大きくしても重
水槽保温装置、生活・文化分野での流体加熱洗浄
量を軽くすることができる。
器・保温器、医薬分野での除菌・洗浄器等の液体
(一方向流れ、循環流れ)を媒体にする保温・加
有機
材料
熱機器及び装置に展開できる。
patent review
さらに、セラミックヒーターは熱効率が高く
(燃料の20∼50%に対しヒーターは100%)、燃焼
無機
材料
のための酸素も必要とせず、煙・有毒ガス等の排
用 語 解 説
食品・
バイオ
出がなく、他の熱源より安全・清潔で、危険性の
少ない多くの用途に適応可能である。地球温暖化
セラミックヒーター
アルミナ、ジルコニアなど絶縁体のセラミックに発熱体
を挟んで形成したもの。
対策の面からもその需要が期待されている。
セラミックヒーターとソーラー・パワー(太陽
電池)を組合せた地球にやさしい大型の保温・加
熱器が待望されている。
生活・
文化
その他
原稿作成:本林 孝三 有限会社 テクノトレード
136
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:15年5ヶ月(平31.6.21満了)
・実施段階:試作段階
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:あり
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平11-173728
○出願日/平11.6.21
○公開番号:特開2001-006856
○公開日/平13.1.12
○特許番号:特許3443768
○登録日/平15.6.27
特許流通データベース情報 ・タイトル:酒燗器
・ライセンス番号:L2003008467
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
タニカ電器販売株式会社
開発部 社長 山内 正勝
〒507-0027
岐阜県多治見市上野町5−5
TEL:0572-22-7371 FAX:0572-22-7999
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
137
電気・
電子
高精度でデジタル情報を受信する簡易な機器構成
出 願 人:学校法人千葉工業大学
ライセンス情報番号:L2003008469
情報・
通信
ユーザー業界
大量の情報を高速で伝送するために、それぞれ情報
高性能データ伝送装置
○高性能無線データ伝送装置の製造
を符号化して生成されたいくつかの周波数成分を有す
機械・
加工
る信号を一つのまとまったものとして伝送する広帯域
電気・電子
情報・通信
通信は有効な手段である。
ここで、長さの異なった信号の伝送経路が複数存在
輸 送
すると、遅延波が生じ送出側で行った符号化を受信側
情報・通信
で解読するための操作が煩雑となる。相関解析法はこ
のための一つの手段であるが、解析時間が長いという
欠点がある。また、送信側と受信側とで設定した信号
土木・
建築
周波数の基準に差異がある(オフセット)と、精度よ
くシンボル同期タイミングをとる(信号の時間的基準
その他
点の解析、これをもとに高速フーリエ変換操作がなさ
高性能データ伝送方法
○デジタルTV
○多機能携帯電話
○モバイル端末
○無線LAN
○ADSLモデム 等
遠隔監視
○画像等によって遠隔地で監視する
システム、例えば侵入者の検知、
土砂崩れ発生状況の監視装置等
超音波応用機器
○超音波探傷機
○アコースティックエミッション
れ信号が復元される)ことができず、同様に復元精度
繊維・
紙
活用アイデア
が劣化する。
機械・加工
これらの問題点を解決するために、受信側で、信号
から所定の時間間隔で二つのサンプル値を順次選択
化学・
薬品
し、絶対値化処理を行ったあと、振幅の差を順位計算
market potential
し、得られた偏差値の絶対値の変化に基づきシンボル
同期タイミングをとることが出来るようにしたもので
ある。従来の相関解析法では、解析時間はデータ処理
金属
材料
送信側で圧縮・符号化した信号を、伝送系路上
数のほぼ二乗に比例するため長時間を要したが、本方
で起きる波形の崩れ・遅延による影響を受けない
法では所定の時間間隔で二つづつサンプリングされた
で、受信側で元の信号に正しく高速で復元する方
データの数に比例するので、受信信号の復元のための
法が示された。高速フーリエ変換演算操作を行う
処理時間が短くなる。
基準となる信号を、従来の手法より簡便に得るこ
有機
材料
とができるため、有効なものである。
patent review
広帯域通信においては不可欠なこの操作は、機
器内の演算処理手段として採用されるため、応用
無機
材料
分野は広範囲にわたる。特に、伝送情報量の多い
用 語 解 説
画像信号、音響信号等に好適である。現在の技術
では、広帯域通信は有線・無線の両分野で、電気
マルチキャリア
複数のサブキャリアで構成される信号
食品・
バイオ
生活・
文化
その他
信号に限られているが、将来超音波信号伝送や光
サブキャリア
情報の伝送上、主たる周波数の信号の他周波数が若干離
れて発生される信号成分。
通信の分野に展開されれば、電線接続に拘束され
遅延波
本来の伝送時間より長くかかって到達した信号のことで
あるが、伝送上波形が崩れることも含まれる。
ボットなどへの応用展開が出来る。
ない機器、例えば水中作業ロボットや宇宙開発ロ
相関法
相関係数解析により、信号から正しい情報を得る方法。
処理に長時間を要する。
シンボル同期
送信側で符号化した信号の時間的基準点を受信側で解読
すること。
原稿作成:稲垣 荘司 有限会社 テクノトレード
138
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:出願中
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特許2001-228578
○出願日/平13.7.27
○公開番号:特開2003-046469
○公開日/平15.2.14
○特許番号:出願中
○登録日/出願中
特許流通データベース情報 ・タイトル:受信データ復調方法、およびこ
れを使用する受信装置、および送受信装置
・ライセンス番号:L2003008469
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
学校法人千葉工業大学
学務部 研究助成課 課長 入山 光博
〒275-0016
千葉県習志野市津田沼2−17−1
TEL:047-478-0325 FAX:047-478-3344
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
139
電気・
電子
感熱型透明図柄を三次曲面を含めた各種の面に簡便に
能率よく形成する方法、シール、図柄
特 許 権 者:美濃粘土株式会社
ライセンス情報番号:L2003008470
情報・
通信
ユーザー業界
活用アイデア
電気・電子
電気・電子機器の異常警告表示
○過電流による発熱を感熱型透視図
柄シールの作用で警告マークを顕
示する
輸 送
温度限界オーバー表示
○輸送時に異常な高低温に曝された
時、感熱型透視図柄シールの作用
で警告マークを顕示する
本発明は食器などの表面に図柄を表示し、その図柄
の表面を感熱型変色インキで被覆することにより、常
機械・
加工
温で感熱型変色インキが図柄を隠し、それより高温で
感熱型変色インキが変色して図柄が見えるようにする
方法において、感熱型変色シールを使用する方法、感
輸 送
熱型変色シール及び感熱型変色シールと図柄を書き込
む物品とを組み合わせた感熱型透視図柄セットを含ん
でいる。感熱型変色シールは剥離台紙と、剥離台紙の
表面に形成した感熱型変色インキによる感熱型変色層
土木・
建築
と、感熱型変色層の表面に形成した接着剤による接着
層とで構成されている。
このシールを使えば、図柄の表面に感熱型変色シー
ルの接着層を貼り付け、その状態で感熱型変色層から
繊維・
紙
剥離台紙を剥がすだけでよいので、従来の印刷法に比
べ、比較的簡便に能率よく、三次曲面を含む各種の面
に使える。
化学・
薬品
感熱型透視図柄セットは感熱型変色シールと図柄を
market potential
描く物品を組み合わせたもので、物品の表面には図柄
を書く領域を設けたりして、手づくりが容易でオリジ
ナルな図柄を書ける形態にしてある。感熱型変色層の
金属
材料
物品の図柄の表面に感熱型変色シールを貼って
材料をいろいろ選択することにより、各方面での応用
剥離紙を剥がすだけでよいため、従来殆ど不可能
が可能となる。
であった三次曲面に対して感熱型透視図柄を施す
ことができる。しかも、その作業は感熱型変色シ
ールを貼るだけであり、物品に直接印刷する従来
有機
材料
方法に較べて作業性がよい。また、感熱型変色シ
patent review
ールは平面的な剥離台紙に対して感熱型変色イン
キを印刷するようにして製造するため感熱型変色
無機
材料
層を多色にしてそれ自体で図柄を表現することが
用 語 解 説
食品・
バイオ
できる。従って、通常、感熱型変色層の図柄を表示
し、高温又は低温の状態で感熱型変色層の図柄を
感熱型変色シール
ある一定反応温度を超えると色が変化し、再びその温度
を下廻ると元の色に戻る特性を持つシート
消して下の図柄を出現させるようにすれば、景色
を温度で変化させたり、人形の服を替えたりする
ようなこことも簡単に行える。感熱型透視図柄セ
ットによれば、図柄書込領域に任意の図柄を書き
生活・
文化
込み出来上がった手作りの図柄上に感熱型変色層
を重ね貼りするだけでオリジナルな感熱型透視図
柄が簡単に作れる。ギフト製品等への利用や、キ
ット製品として家庭教材への市場も期待できる。
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
140
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:13年6ヶ月(平29.7.2満了)
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平09-193158
○出願日/平9.7.2
○公開番号:特開平11-023380
○公開日/平11.1.29
○特許番号:特許3027552
○登録日/平12.1.28
特許流通データベース情報 ・タイトル:感熱型透視図柄の製造方法並び
に感熱型変色シール及び感熱型透視図柄…
・ライセンス番号:L2003008470
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
美濃粘土株式会社
代表取締役 荻原 光明
〒507-0023
岐阜県多治見市小田町1−5
TEL:0572-25-1121 FAX:0572-22-9473
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
141
電気・
電子
地震等の時、展示品を展示棚下部の緩衝性収納袋に自動
的に収納し、転倒・落下による損傷を確実に防止できる
特 許 権 者:金子 共尚
ライセンス情報番号:L2003008471
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は上下に対向する一対の開口部を設けた展示
棚で、上部開口部には開閉自在なシャッター板が取り
機械・
加工
付けられ、下部開口部下方に緩衝性能を有する展示装
電気・電子
輸 送
土木・建築
繊維・紙
化学・薬品
金属材料
有機材料
食品・バイオ
飾品等の受け袋の上端開口縁が装着されている。上部
開口部のシャッター板は通常時は二枚の板がつき合わ
輸 送
せた形で閉じられていて、地震が発生した際の振動を
活用アイデア
自動分別収納装置
○順次ステップ搬送される複数種類
の物品が該当するシャッター板の
ところに来たところで、シャッタ
ー板を開放し、下部にある収納具
に分別して収納される
振動感知機が感知し、駆動装置を作動させシャッター
板を開放する。シャッター板が開放することにより、
展示装飾品は落下し、下部開口部に取り付けられた受
土木・
建築
け袋に収納される。その結果、展示装飾品は損傷せず
に保管される。展示装飾品等の受け袋の外周には、展
示装飾品の大きさに応じて袋の容積を調節できるよう
に縛り紐が取り付けられ、緩衝性を有する素材のネッ
繊維・
紙
ト地あるいは布地が使われている。振動感知機には加
速度計方式、光遮断作動方式、リードスイッチ方式等
が例示されている。駆動装置はリレーを作動させて通
化学・
薬品
電し、ロータリーソレノイドを駆動する方式が例示さ
market potential
れている。また、複数の展示装飾品等にも対応できる
例も示されている。
この機構は地震による振動の代わりに、人為的に駆
金属
材料
本発明は、予想される地震災害に対して、装飾
動装置を作動させれば、一般的に物品を袋などに収納
品等の貴重品の転倒、破壊、損傷等を防護するた
する装置として活用することができるので、活用範囲
めの載置台であって、脚付きのテーブル上部にあ
の広い技術である。
る支持台開口部と対抗するように開口部を設け
て、そこに緩衝性能を有する装飾品等の受け袋の
有機
材料
上端を開口縁を装着、吊持したもので、受け袋と
patent review
筐体とは補強テープで連結され、複雑なゆれに伴
う振動に対して十分に吸収する事が出来る。特に
無機
材料
ガラス工芸品や古美術品や仏像等の非常に壊れや
用 語 解 説
食品・
バイオ
すい陳列物について有効である。
また、デパート等での高価な装飾品の展示に対
振動感知機
地震や加速度的な運動が生じた場合に振動数等何らかの
変位を感知する機器。
して、本発明に防犯をかねた仕組みを附加するな
どの方法が考えられ、美術館や博物館等の市場に
も寄与する事が出来る。
生活・
文化
その他
原稿作成:田隈 理一 有限会社 三桃
142
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:16年1ヶ月(平32.2.24満了)
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:応相談
・ノウハウ提供:応相談
・ライセンス制約条件:なし
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願2000-047290
○出願日/平12.2.24
○公開番号:特開2001-231665
○公開日/平13.8.28
○特許番号:特許3458089
○登録日/平15.8.1
特許流通データベース情報 ・タイトル:地震等から装飾品を防護する載
置台
・ライセンス番号:L2003008471
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社武蔵野運輸
代表 金子 共尚
〒350-2224
埼玉県鶴ヶ島市町屋138−8
TEL:0492-71-0050 FAX:0492-71-0051
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
143
電気・
電子
エアコン密封丸洗い
特 許 権 者:株式会社ビッグデンキ
ライセンス情報番号:L2003008472
情報・
通信
ユーザー業界
壁掛け型家庭用エアコン室内機は送風機がついてい
太陽光発電パネル洗浄
○高所にある太陽光発電パネルを安
全に清浄化し効率を維持する
るため、カビやほこり等がつきやすく、また設置場所
機械・
加工
によっては油などの汚れが短期間に付着する。そのた
その他
め不快な臭いが発生するだけでなく、ぜんそくやアト
ピーの原因になったりする。本発明はエアコン室内機
輸 送
活用アイデア
を取り外さないで簡単に丸洗いできるユーザにとって
輸 送
画期的な手法である。
自動車室内清浄化
○ガソリンスタンドのサービスとし
て自動車室内の清掃・清浄化と芳
香剤の散布
先ず壁掛けエアコン室内機部を軟質防水性のカバー
で覆い、エアコンの制御基板をガムテープなどでしっ
土木・
建築
かりと養生し、洗剤液が外部に漏れないようにする。
カバーの下方には洗浄廃液が下に流れるようホースが
つながれ、その先には床上に廃液蓄積タンクが置かれ
る。前記カバーの正面のエアコン室内機前面に小孔が
繊維・
紙
開けてありここから噴射用ノズルを挿入し洗浄を行
う。ノズルにはホースがつながれ、順次、送水ポンプ、
分岐栓、分岐栓やポンプを制御する制御回路、洗剤薬
化学・
薬品
液タンク、水タンクからなっている。丸洗いは先ず洗
market potential
剤液で洗浄し、その後水で洗剤液を洗い落とすようコ
ントロールされる。廃液は前記の廃液タンクに蓄えら
れる。他の例としては洗剤液タンクを複数個とし、は
金属
材料
日本でのエアコンの普及率は100%に近い。各
じめにアルカリ薬液で洗い、次に酸性薬液で洗い、最
戸1台以上を考えると対象エアコン台数は3000万
後に水で洗浄するよう制御する。このようにすること
台以上となる。この発明を普及させることは省資
により中和した廃液とすることができ処理が容易とな
源の点や環境保全の面からも好ましいことをPR
る。
することがポイントである。今後高齢化にともな
有機
材料
い電気店のサービスはますます重要になる。これ
patent review
をサービスの1つに加えると良い。
この発明の他用途への適用は、太陽光発電パネ
無機
材料
ルの丸洗いが考えられる。1年に1回程度発電パ
用 語 解 説
食品・
バイオ
ネルの表面を洗浄することは発電効率の維持に必
須である。素人が高所に上るのは危険なので、プ
ルームエアコンディショナ
ルームエアコンディショナとはウインド形のエアコンを
いうが日本では小形セパレート形エアコンを含める。
ロの業者にこの丸洗い洗浄を合理的な費用で依頼
できると好評であろう。
洗浄薬液
石鹸、界面活性剤、中性洗剤、酸性洗剤 など
他の用途としては自動車の内部清浄化に利用で
きる。具体的にはガソリンスタンドなどのサービ
生活・
文化
スを想定し、室内の清掃・清浄化と芳香剤の散布
などを組み合わせれば好ましいビジネスになる可
能性がある。
その他
原稿作成:角南 英八郎 有限会社 知財情報研究所
144
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:9年11ヶ月(平25.12.24満了)
・実施段階:実施有り
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平05-328687
○出願日/平5.12.24
○公開番号:特開平07-190683
○公開日/平7.7.28
○特許番号:特許3406038
○登録日/平15.3.7
特許流通データベース情報 ・タイトル:壁掛け型ルームエアコン室内機
の洗浄装置
・ライセンス番号:L2003008472
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
株式会社ビッグデンキ
代表取締役 西村 直人
〒274-0806
千葉県船橋市ニ和西5−3−10
TEL:047-449-3717 FAX:047-449-2323
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
145
電気・
電子
帯むすび練習・研究用の縮小人体モデルとその使用方法
特 許 権 者:儀賀 美智子、儀賀 貴子
ライセンス情報番号:L2003008473
情報・
通信
ユーザー業界
本発明は、縮小比率が平均人体型の1/2±10%であ
る縮小半身モデル体と、該縮小半身モデル体と同一縮
機械・
加工
小比率の帯及び帯結び用付属品との組合わせからな
生活・文化
り、胴回りには滑り止めを、モデル下部と床面の間に
吸盤などの固定用手段を、また、モデルの首部に貫通
輸 送
その他
孔を設け、該貫通孔に通したひもで、帯を係止できる
ようにした帯結び練習用の道具である。
帯結びは、年令、体型、TPO等に応じて、昔から多
くの結び方がある。女性用帯としては丸帯、袋帯、名
土木・
建築
古屋帯、袋名古屋帯、半幅帯等があり、結び方として
は、お太鼓系、文庫系、立矢系等が伝統的な結び方と
して知られている。
活用アイデア
リハビリ用帯結び練習具
○高齢者利用のホームや介護福祉施
設では、長い期間入居するほど生
活のメリハリや変化に乏しく、生
きがいが少なくなってくる。特に
睡眠や食事以外の余暇時間には職
員の人手も充分ではなく、リハビ
リ専門員も訪問曜日が決まってい
るため、利用者が自ら訓練できる
環境はほとんどない。高齢利用者
には女性も多く、手指の力は衰え
て来るので、縮小人体モデルでの
着付け帯締めリハビリ訓練は、グ
ループでできる楽しみにもなり、
着付けを知らない若い職員やボラ
ンティアの人に逆に高齢利用者が
教えることもできる。
これら多数の帯結びを習得するために、従来着付け
繊維・
紙
教室などでは自分自身や他人など実寸のモデルや帯を
利用して練習していた。しかし、練習のたびに、タン
スの中から帯や各種小物を出し入れすることは面倒で
化学・
薬品
あり、帯などの傷みも早くなるという問題や、自分自
market potential
身で帯むすびの練習をする場合、背中に結ばれる帯の
形を直接みることができないという問題がある。たと
えば、鏡に写して帯むすびの練習をすると、全ての手
金属
材料
本発明は、本来の着付け帯結び練習のほかに、
順が面対称となり逆の手順となるため、複雑な帯むす
帯結びでは手指の器用な動きと、実寸の帯結びと
びの習得は困難である。
同等の力が要求されるので、リハビリ用としても
これらの問題解決のため任意の場所で自由に練習で
利用できる。
きる縮小半身モデルが役立つ。
二分の一の縮小モデルとして、高さ51cm、重
有機
材料
さ700gで、持ち運びも楽であり、着付け講師が、
patent review
企業や学校など外部での講習に利用できる教材と
しても、広く活用できる。
無機
材料
昨今、日本の伝統や着付けなどの技術継承は一
用 語 解 説
食品・
バイオ
部の着付け教室や美容学校のみに限定されてきて
いるが、本来国の文化というものは、生涯学習セ
リハビリ訓練
脳梗塞や心臓病などの突発的病気で手指や半身の麻痺し
た人が、残存身体機能を衰えさせないよう行なう訓練。
ンターや企業研修などにも取り入れるべきもの
で、今後の国際化社会のなかではより必要とされ
るものである。
生活・
文化
その他
原稿作成:満田 深雪 日本アイアール
146
2004−Ⅰ
開
放
特
許
活
用
例
集
電気・
電子
情報・
通信
機械・
加工
輸 送
土木・
建築
繊維・
紙
特 許 情 報 ・権利存続期間:13年7ヶ月(平29.8.1満了)
・実施段階:実施無し
・技術導入時の技術指導の有無:有り
・ノウハウ提供:有り
・ライセンス制約条件:許諾のみ
参 考 情 報 ・特許流通アドバイザーによる推薦
・関連特許:なし
化学・
薬品
金属
材料
有機
材料
○出願番号:特願平09-220788
○出願日/平9.8.1
○公開番号:特開平11-052839
○公開日/平11.2.26
○特許番号:特許3378176
○登録日/平14.12.6
特許流通データベース情報 ・タイトル:帯結び練習・研究用具およびそ
の使用方法
・ライセンス番号:L2003008473
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/db/index.html
からご覧になれます。
皆様からのお問合せを、お待ちしています。
無機
材料
■この特許の問合せ先■
有限会社華賀きもの学院
総学院長 儀賀 美智子
〒510-0026
三重県鈴鹿市岸岡町3445
TEL:0593-86-3827 FAX:0593-87-2032
E-mail:[email protected]
食品・
バイオ
生活・
文化
もしくはお近くの特許流通アドバイザー
(P174∼177をご覧下さい)にご連絡下さい。
その他
147
特許流通データベースの見方
特許流通データベースで、開放特許についての詳しい情報をご覧になりたい方は、
以下の要領で操作して下さい。
まず、インターネットに接続します。
A
独立行政法人工業所有権総合情報館ホームページから特許流通
データベースに接続する場合
①独立行政法人工業所有権総合情報館のホームページにアクセスします。
URL:http://www.ncipi.go.jp/
②「特許流通データベース」を選択し、クリックします。
→以下、次ページのB−③に続く
148
B
特許流通促進事業ホームページから特許流通データベースに接
続する場合
①特許流通促進事業のホームページにアクセスします。
URL:http://www.ryutu.ncipi.go.jp/
②「特許流通データベース」のコーナーを選択します。
③検索方法を指定します。
検索方法は、三種類あります。
【キーワードで探す】
任意のキーワードによる検索を行います。詳細な検索を行う場合には「さらに詳し
く検索を行う」を選択します。
【文章で探す】
検索したい事柄を文章にすることによって、その内容に近いと思われるライセンス
情報を検索します。
【番号で探す】
任意のライセンス情報番号、特許番号、出願番号での検索を行います。
149
「ライセンス情報」を「キーワードで探す」は下記の操作で検索できます。
④[検索対象]の「ライセンス情報」左側の丸の中をクリックします
検索のBOXに調べたいキーワードを入れて「検索」をクリックして
下さい。
※2つ以上のキーワードをスペース区切りで入力すると入力したキー
ワード全てを含む情報を検索します。
(and検索)
⑤検索結果が表示されますので、「検索結果を表示」あるいは「抄録を
一括表示」のいずれかのボタンを押して下さい。
「検索結果を表示」…タイトル一覧が左に表示されます。
タイトル一覧のライセンス番号をクリックすると右にライ
センス情報全文が表示されます。
「抄録一括表示」…ライセンス情報の中の、主要な項目が表示されます。
なお、検索結果が1000件以上ヒットした場合には、「検索結果を表示」および「抄
録を一括表示」ボタンは表示されません。キーワードを追加して検索を行って下さ
い。
150
⑥「検索結果を表示」を選択した結果、ライセンス情報の詳細画面が
表示されます。
左側の一覧より希望する対象案件の「ライセンス番号」を選択して下さい。
また図面がある場合には、クリックすると拡大してご覧になることができます。
ニーズ情報、開放特許活用例集についても同様の操作で検索することが出
来ます。
特許流通データベースに関するお問い合わせは、
財団法人日本特許情報機構 情報流通部 特許流通DB管理課 までお願いします。
TEL 03-3615-8525
FAX
03-3615-8526
E-mail [email protected]
151
ライセンス契約交渉と契約条項
(出典:「産業財産権(工業所有権)標準テキスト−流通編」
)
ライセンス契約交渉
ライセンス契約は、ライセンサーとライセンシーのフェアな交渉を経た合意によっ
て成立するものであり、相互の信頼関係が前提です。ですから、自分の一人勝ちの
考え方では、なかなか成功しません。ライセンス契約が本当に成功したというため
には、ライセンシーが、ライセンス取得により事業が成功し、その結果、ライセン
サーもライセンシーからのライセンス料で潤って、初めて成功したと言えるわけで
す。
ライセンス交渉をする際の重要な交渉事項は大まかに技術面と、契約条件に分かれ
ます。
1.技術面
技術面では、その技術が広い意味でどれだけ優れているのかということが問題にな
ります。優れた技術というのは、必ずしも高度なものを意味しません。権利面や商
業的な面も含めてどれだけ優れているのかということを総合的に決めなければなら
ないのです。
・技術的優位性……生産効率、品質、コスト
・権利的完全性……有効性、非侵害性
・商業的優位性……マーケッタビリティー
2.契約条件
契約条件は、交渉で最も神経を使うところです。まず、ライセンス料をどうするか、
さらに、実施権は、通常実施権なのか専用実施権なのか、契約締結後の技術支援が
あるのか、ライセンス技術を基にした改良技術の取扱いをどうするのか、ライセン
ス契約締結後の確認はどうするのかなど、決めなければいけないことが多くありま
す。このような交渉を面倒くさがり、一方的な契約条件を受け入れて、後悔したと
いうケースは枚挙にいとまがありません。このようなことにならないためにも、契
約条件はしっかり確認して合意することが重要です。
152
ライセンス契約の契約条項
特許ライセンス契約は、通常、
「実施権許諾契約」を意味します。しかしながら、例
えば、ノウハウについてライセンス契約を締結する前には、一部「秘密情報」を相
手に開示する必要があるため、「守秘義務契約」を締結したりすることがあります。
また、ある一定の期間、ライセンシーが技術の確認をする機会を与える「オプショ
ン契約」を締結することもあります。
さらに、特許権のみでは、発明の実施が困難な場合には、
「ノウハウ契約」や「技術
指導契約」が別途あるいは一体化して締結されることもあります。もちろん、特許
権そのものが譲渡されることもあり、この場合は「特許権譲渡契約」となります。
以下に、一般的な特許ライセンス契約の契約事項を列挙しておきます。
●ライセンスの対象
特許権、特許を受ける権利(特許出願中)
、ノウハウ等
●ライセンスの種類
専用実施権
独占的通常実施権
非独占的通常実施権
サブライセンス付与権(ライセンシーが第三者にさらに実施権を付与する権利)
クロスライセンス(相互実施権)
●ライセンスの範囲
内容(製造、使用、販売等)
、地域、期間
●ライセンスの対価
頭金、ランニングロイヤルティ、ミニマムロイヤルティ等
●ライセンス(与える側)の義務
実施権(ライセンス)維持、最恵待遇、特許の有効性・非侵害性、改良技術の
開示・許諾・継続的な技術交流等
●ライセンシー(受ける側)の義務
改良技術の取り扱い、侵害通知、秘密保持等
●その他
有効期間、紛争の解決方法等
これ以外にも、契約条項を追加することがあります。
153
開放特許活用に
あたっての支援施策
ここでは、開放特許の活用に際して、利用可能な各種の支援施策の一部を紹介しま
す。なお、これらの支援施策が必ずご利用頂けるわけではありませんので、ご注意
下さい。ご利用に際しては、問い合わせ先にご確認をお願い致します。
Ⅰ 融資・保証・リース
Ⅱ 補助金等/税制
Ⅲ 法律等に基づく支援
Ⅳ 専門家による相談・アドバイス
(なおⅠ∼Ⅲについては、中小企業庁発行の平成15年度版「中小企業施策利用ガイ
ドブック」を参照させていただいております)
154
Ⅰ 融資・保証・リース
中小企業の皆様が事業に必要な資金を融資します。
政府系金融機関の融資制度
■対象となる方
中小企業者(個人または法人で事業を営まれる方)
一部の業種を除いてほとんど全ての業種が対象となります。
■融資の内容
【対象資金】
事業に使用する設備資金、運転資金
【貸付限度】
一般貸付 中小公庫 4億8千万円
国民公庫 4千8百万円
商工中金 原則として、組合200億円、組合員20億円(特別貸付と合わせてこの限度内)
※この他に、貸し渋り対応等特定の目的のための各種の特別貸付制度もご利用いただけます。
【利 率】
中小公庫・国民公庫:基準利率
商工中金:貸付対象の組合・組合員の別及び貸付期間等に応じて異なります。
※特別貸付については、基準金利よりも低い利率を設定しているものもあります。
【貸付期間】
中小公庫 設備資金原則10年以内(据置期間1年以内)
運転資金原則5年以内(据置期間1年以内)
国民公庫 設備資金原則10年以内(据置期間2年以内)
運転資金原則5年以内(据置期間1年以内)
商工中金 設備資金原則15年以内(据置期間2年以内)
運転資金原則10年以内(据置期間2年以内)
■手続きの流れ
申込時に各機関に必要書類を提出して下さい。
※必要書類については各機関にご相談下さい
■問い合わせ先
・中小企業金融公庫 東京相談センター TEL:03-3270-1260
大阪相談センター TEL:06-6345-3577
・国民生活金融公庫 東京相談センター TEL:03-3270-4649
名古屋相談センター TEL:052-211-4649
大阪相談センター TEL:06-6536-4649
・商工組合中央金庫 広報室相談センター TEL:03-3246-9366
大阪支店 TEL:06-6532-0309
155
金融機関から融資を受ける際、信用保証協会が信用保証を付する制度です。
信用保証制度
■対象となる方
中小企業者(個人又は法人・組合等で事業を営まれる方)
一部の業種を除き多数の業種が対象となります。
■内容
中小企業者が金融機関から融資を受ける際、信用保証協会が債務保証をする制度です。
また、使用目的等に応じて各種の特別な保証制度もご利用いただけます。
【保証限度額】
・普通保証 2億円以内
・無担保保証 8千万円以内
・無担保無保証人保証 1,250万円以内
その他の保証制度については、保証限度額を引き上げたり、保証限度額を別枠化する等の措置を設
けています。
【保 証 料】
おおむね有担保保証1.25%、無担保保証1.35%で、各保証協会毎及び各保証制度毎に定められていま
す。
■手続きの流れ
申込時に金融機関又は信用保証協会に必要書類を提出して下さい。
※必要書類については各金融機関又は各信用保証協会にご相談下さい
■問い合わせ先
・(社)全国信用保証協会連合会 TEL:03-3271-7201
・各都道府県等の信用保証協会
高い成長力が見込まれる中小企業を対象に資金供給を行います。
成長新事業育成特別融資
■対象となる方
高い成長性が見込まれる新たな事業を行う方で、次の全てに当てはまる方
① 新たな事業を事業化させて概ね7年以内の方
② 中小企業金融公庫の成長新事業育成審査会から事業の新規性・成長性について認定を受けた方
(別途上記認定に準じた措置もあります)
③ 将来性が認められ、円滑な事業の成長が期待できる方
■融資の内容
【対象資金】新たな事業を行うために必要な設備資金及び長期運転資金
【貸付限度】6億円
【貸付期間】設備資金 15年以内(うち据置期間5年以内)
運転資金 7年以内(うち据置期間2年以内)
【担保条件等】担保、保証人(経営責任者の方)が必要です。
156
但し、担保が不足する場合は、8,000万円を限度として次の①∼③の担保条件の特例を利用できます。
① 保証協会の保証を利用できる場合があります(別途保証協会の審査があります)
。
② 第三者保証による分割保証が可能な場合、当該保証部分の担保の免除が受けられます。
③ 上記①②を活用できない場合又は、活用しても担保が不足する場合は融資額の75%を限度に担
保の免除が受けられます。
◆社債の引受◆
融資における担保条件の特例を活用しても必要な資金が不足する場合に、中小企業が新たに発行す
る社債及び新株予約権を中小企業金融公庫が取得し、必要な資金を供給する仕組みです。
【限 度 額】1億2千万円(融資及び社債の合計の限度額は6億円)
※原則として中小企業金融公庫が取得する社債に係る新株予約権を行使したものとして算出される株式数は、発行済株式総
数を超えないものとします。
【償還期間】7年以内
【担保条件等】無担保(保証人<経営責任者の方>は必要です)
※社債及び新株予約権の発行に当たっては、取締役会や株主総会の開催等、所定の社内手続が必要となります。
■手続きの流れ、問い合わせ先
中小企業金融公庫に対し、本制度の利用を申し込んでください。
■問い合わせ先
中小企業金融公庫 東京相談センター TEL:03-3270-1260
大阪相談センター TEL:06-6345-3577
高い技術力を持った企業が行う、新製品・新商品の開発あるいは新たな役務の提供を行う事業
に対して融資します。
新規事業育成融資
■対象となる方
次のいずれかに該当する企業
・以下の4つの特徴を満たしている、または新規事業の実施により満たすことが見込まれる企業
①独自の特許レベル程度の技術を有している
②当該技術において市場で独自の地位を確保している
③当該技術を核とする専門的な企業であること
④技術開発や研究開発を積極的に行っている
・以下の①及び③、または②及び③の特徴を満たしている、または新規事業の実施により満たすこ
とが見込まれる企業
①新技術を利用して役務の提供方法を改善している
②当該役務またはその提供方法が市場において独自の地位を確保している
③当該役務の提供により新たな市場の開拓を積極的に行っている
※新規事業:以下のアまたはイに該当するもの
ア.新製品を生産し、もしくは新たな役務を提供する事業
イ.生産コストの大幅な引き下げ・性能の著しい向上等に資する製法、製品または役務の提供方法に新規性が認められる事
業
■施策の内容
【融資限度】上限なし(ただし、融資比率は50%程度以下)
【利 率】詳しくは日本政策投資銀行にお問い合わせください。
【融資期間】事業の収益性、技術開発のテンポなどを総合的に勘案して決定します。
【担 保】要相談(知的所有権担保の利用可)
157
■手続きの流れ
日本政策投資銀行に対し、本制度の利用を申し込んでください。
■問い合わせ先
日本政策投資銀行 TEL:03-3244-1900
革新的な技術を導入した事業を行うために必要な設備投資や長期運転資金を融資します。
革新技術導入促進資金
■対象となる方
下記の対象となる事業①∼③のいずれかにあてはまる方
■対象となる事業
①中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法(創造法)に規定する認定研究開発等事業
計画に係る技術を利用する事業
②地域活性化創造技術研究開発費補助金の交付を受けて開発した技術を利用して行う事業
③新事業創出促進法に規定する特定補助金等の交付を受けて研究開発した技術を利用して行う事業
(中小企業技術革新制度:SBIR)
■施策の内容
【対象資金】事業に使用する設備資金及び長期運転資金
【貸付限度】直接貸付 7億2千万円(うち、運転資金は2億5千万円)
代理貸付 1億2千万円(直接貸付の貸付限度枠内)
【利 率】基準利率
(用地費を除く設備資金については、2億7千万円を限度として特別利率③)
※利率は変動します。取扱機関にご確認ください。
【貸付期間】設備資金 15年以内(据置期間は2年以内)
長期運転資金 7年以内(据置期間は2年以内)
※据置期間とは、貸付利子のみの返済で対応できる期間です。
【取扱期間】中小企業金融公庫
■手続きの流れ
申請時に中小企業金融公庫に必要書類を提出してください。
※必要書類については、中小企業金融公庫にご相談ください。
■問い合わせ先
・中小企業金融公庫 東京相談センター TEL:03-3270-1260
大阪相談センター TEL:06-6345-3577
158
Ⅱ 補助金等/税制
中小製造業の国際競争力を強化するため、基盤的・戦略的技術開発を集中的に支援します。
戦略的基盤技術力強化事業
■対象となる方
中小企業とそのユーザー企業、大学等からなる共同研究体
■対象となる事業
平成15年度は、金型分野とロボット部品分野について、特に戦略的に支援すべき技術テーマ(中小
企業総合事業団が提示)が対象となります。
■施策の内容
中小企業総合事業団から、我が国製造業全体の競争力強化や経済活性化に資すると考えられる中小
企業が主たる担い手である基盤的分野について、特に戦略的に支援すべき技術テーマを選定し、こ
の開発を中小企業とそのユーザー企業(自動車・電機等)、大学等からなる共同研究体に対して委
託します。
交付元
【委託金額】
【研究期間】
中小企業総合事業団
1億円以内/テーマ
2∼3年間
■手続きの流れ
①中小企業総合事業団(以下事業団)に対し、公募期間中に提案書を提出
②事業団において提案内容を審査し、採択先を決定
③事業団と契約後、技術開発を実施し、技術開発終了後、技術開発成果を報告
④事業団から委託費を交付
■募集期間
平成15年4月頃を予定
■問い合わせ先
中小企業総合事業団情報・技術部技術振興第二課 TEL:03-5470-1523
国が提示した技術開発課題を解決するための「研究調査(F/S)から研究開発(R&D)
」
課題対応技術革新促進事業
■対象となる方
中小ベンチャー企業又は中小ベンチャー企業を含む共同研究体(大学、国立試験研究機関、公設試
験研究機関等の研究機関)
■対象となる事業
関係省庁と連携し提示する経済・社会ニーズに即応した技術開発課題を解決するための「研究調査
159
(F/S)から研究開発(R&D)」が対象です。
■施策の内容
中小企業総合事業団から研究調査(F/S)又は研究開発(R&D)を委託します。研究調査(F/S)
事業に採択された中小ベンチャー企業は、実現可能性を検証するため、技術的可能性、事業化可能
性等の研究調査を行います。さらに研究調査(F/S)事業を実施したものを対象に公募を行い、優
れた提案について研究開発(R&D)を委託し、効率的に事業化を推進します。なお、研究開発成果
については、技術や投資の専門家等により評価を行います。
【委託金額】
【研究期間】
【交付実績】(14年度)
<研究調査(F/S)> <研究開発(R&D)>
500万円以内 2,500万円以内(1年間あたり)
1年間 1∼2年間
153件 52件
■手続きの流れ
①中小企業総合事業団(以下事業団)に対し、公募期間中に提案書を提出
②事業団において提案内容を審査し、採択テーマを決定
③事業団と契約後、研究を実施し、研究終了後、研究成果を報告
④事業団から委託費を交付
■公募期間(平成15年度分)
平成15年1月∼3月
※平成16年度分についても同時期を予定
■問い合わせ先
中小企業総合事業団情報・技術部技術振興第一課 TEL:03-5470-1628
中小企業者が自ら行う研究開発に要する経費の一部を補助します。
創造技術研究開発事業
■対象となる方
中小企業者、組合等
■対象となる事業
中小企業の技術研究開発を促進し、中小企業の製品の高付加価値化、中小企業の新分野進出の円滑
化及び基盤的技術の高度化等を図るため、中小企業者等が行う新製品開発、新技術開発等について、
研究開発等に要する原材料費、機械装置費、技術指導の受入費等の経費の一部を補助します。
■施策の内容
事業に係る経費を国(各経済産業局)が補助します。
交付元 各経済産業局
【補助金額】
100万円∼4,500万円
【補 助 率】
1/2以内
【交付実績】(14年度)
148件
■手続きの流れ
①各経済産業局(以下経済局)に対し、事業内容を提出し応募
160
②経済局において、事業内容を審査し、交付対象を決定
③経済局から、補助金交付
④経済局に対し、事業成果を報告
■募集期間(平成15年度分)
平成15年4月頃予定
※平成16年度分についても同時期を予定
■問い合わせ先
各経済産業局産業技術課 ※関東、近畿、九州経済局は技術振興課、沖縄総合事務局経済産業部産業課
中小企業者が自ら行う研究開発に要する経費の一部を補助します。
地域活性化創造技術研究開発事業
■対象となる方
中小企業者、組合等
■対象となる事業
中小企業が「中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法」(平成7年4月)に基づき「研
究開発等事業計画」の認定を都道府県知事から受けた場合、さらに都道府県が補助金の審査を行っ
た上で、当該計画に基づき当該企業が実施する新製品開発、新技術開発等に要する原材料費、機
械・設備費、技術指導の受入費等の経費について、その一部を補助します。
■施策の内容
各経済産業局から、補助事業を実施する都道府県へ交付し、都道府県が、国からの交付金と合わせ
て補助します。
交付元 各都道府県
【補助金額】
100万円∼3,000万円
【補 助 率】
2/3以内(国1/3、県1/3)
【交付実績】(14年度)
432件
■手続きの流れ
①各都道府県に対し、事業内容を提出し応募
②各都道府県において、事業内容を審査し、交付対象を決定
③各都道府県から、補助金交付
④各都道府県に対し、事業成果を報告
■募集期間(平成15年度分)
平成15年1月頃
※平成16年度分についても同時期を予定。各都道府県によって募集時期が異なります。
■問い合わせ先
各都道府県
161
地域の産学官による新産業・新事業の創出に資する実用化に向けた高度な研究開発を推進しま
す。
地域新生コンソーシアム研究開発事業
■対象となる方
地域の産学官(企業、大学、公設試等)からなる共同研究体(コンソーシアム)
■対象となる事業
新産業・新事業の創出に資する実用化に向けた高度な研究開発テーマが対象となります。
【地域新生コンソーシアム研究開発】1テーマ当たり年間1億円程度、2年以内
【中小企業地域新生コンソーシアム研究開発】1テーマ当たり年間3千万円程度、2年以内
■施策の内容
各地方経済産業局(以下経済局<沖縄総合事務局を含む>)が事業主体となり、公募方式により研
究開発テーマを募集し、採択テーマについて、委託研究として実施します。
■手続きの流れ
①経済産業省のホームページにて公募し(経済産業公報にも掲載)、あわせて経済局にて説明会を
実施
②経済局に対し提案書を提出
③事前評価及び外部審査委員会の審査を経て採択テーマを決定
④経済局と委託契約を締結
■募集期間(平成15年度分)
平成15年1月20日(月)∼2月4日(火)
■問い合わせ先
各経済局産業技術課 ※関東、九州経済局は技術振興課、近畿経済局は技術企画課、沖縄総合事務局経済産業部産業課
民間企業等が行う実用化技術開発に要する経費の一部を補助します。
地域新規産業創造技術開発費補助金
■対象となる方
民間企業等
■対象となる事業
地域において新産業・新事業を創出し、地域経済の活性化を図るため、中堅中小企業による新分野
進出やベンチャー企業による新規創業のためのリスクの高い実用化技術開発を支援します。
なお、本補助金は、技術開発成果が製品・サービス等となり、販売等によって普及することにより、
政策的効果を発揮するものです。このため、技術開発終了後、直ちに技術開発成果の事業化に努め
なければなりません。
■施策の内容
事業にかかる経費を国(経済産業局)が補助します。
【補助金額】1件あたり3千万円∼1億円程度以内/年
162
【補助期間】2年以内
【補 助 率】原則1/2以内(大学発ベンチャーによる技術開発、大学等から技術支援を受けて実施する
技術開発の場合は2/3以内)
■手続きの流れ
①各経済産業局(以下経済局)に対し、事業内容を提出し応募
②事前評価及び外部審査委員会の審査を経て、採択テーマを決定
③経済局から、補助金交付
④経済局に対し、事業成果を報告
■募集期間(平成15年度分)
平成15年1月20日(月)∼2月6日(木)
■問い合わせ先
各経済産業局技術課 ※関東、九州経済局は技術振興課、近畿経済局は技術企画課、沖縄総合事務局経済産業部産業課
新技術の実用化開発に取り組む事業者に対し補助を行い実用化開発を支援します。
産業技術実用化開発補助事業
■対象となる方
新たな市場や雇用の創出に資する社会的課題に対する実用化開発を行う民間企業等
■ 対象となる事業
科学技術基本計画における重点分野等の戦略的技術領域・課題に係る技術の実用化開発事業であっ
て、民間企業等が行うもののうち補助期間終了後3年以内で企業化できる研究開発テーマを対象と
します。
また採択テーマの選定にあたっては、スピンオフ企業をはじめ、大学等発ベンチャー企業や、大学
発の技術を導入して行う実用化開発に対して重点投資を図ります。
■施策の内容
【補助対象者】民間企業等
【補助金額】1件あたり1億円/年以下
【補助率】補助対象経費の2/3または1/2
【補助期間】原則2年
■募集期間(平成15年度分)
4月を予定しています。
■手続きの流れ
①NEDOに対し、補助金交付申請書を提出し応募
②NEDO内に設置した外部学識経験者による審査委員会の評価・審査を経て、交付対象を決定
③NEDOから、補助金交付
④NEDOに対し、実績報告書を提出
■問い合わせ先
新エネルギー・産業技術総合開発機構研究開発業務部研究業務課 TEL:03-3987-9326
163
福祉用具の実用化に関する研究開発であれば、どなたでも応募できます。
福祉用具実用化開発推進事業
■対象となる方
福祉用具の実用化に関する研究開発事業を行う民間企業等
■対象となる事業
高齢者、心身障害者及び介護者の生活の質の向上を目的とした、優れた技術や創意工夫のある福祉
用具の実用化開発事業が対象です。
■施策の内容
事業に係る経費を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が補助します。
【補助金額】1件あたり全期間で3,000万円以内
【補助率】2/3以内
【研究開発期間】3年以内
【交付実績】(14年度)16事業
■募集期間(平成15年度)
平成15年1月15日∼1月31日
■手続きの流れ
①新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に対して申請
②NEDO内に設置した外部学識経験者による審査委員会の評価・審査を経て交付対象を決定
③NEDOから、補助金交付
④NEDOに対し、実績報告書を報告
■問い合わせ先
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)健康福祉技術開発室 TEL:03-3987-9353
民間において行われる鉱工業に関する優れた基盤技術研究を、提案公募による委託研究によっ
て支援します。
基盤技術研究促進事業
■対象となる方
【提案者】民間企業等の法人であること(政府等関係機関<国公立機関、特殊法人、独立行政法人
等>及び学校法人を除く企業、研究組合等の民間の登記法人)
【提案形態】提案は民間企業等の法人1者から(研究テーマ遂行上の必要性、及び実施・管理体制<責
任体制>が明確である場合、複数者共同提案も可)
【委託研究規模】
提案者自ら日本国内で研究を実施(再委託、請負は研究経費の50%まで可)
また、プロジェクトリーダー及び統括責任者の提示が必要
・プロジェクトリーダー(研究全体の進行管理等に責任を持つ)
・統括責任者(研究の実施に統括的に責任を負う企業の役員クラス相当者)
■対象となる事業
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が提示する鉱工業技術で、基盤技術として国民経
164
済及び国民生活の基盤の強化に相当程度寄与する斬新的、革新的又は独創的な研究であり、提案者
である民間企業等が営利の意志を持って研究成果を利活用するために自ら行う試験研究が対象とな
ります。
■施策の内容
NEDOの民間企業等を対象とした提案公募による基盤技術の委託研究です。研究の成果である知財
権等は委託研究の実施者が活用でき、この利活用による収益に対しては、その一部を支払う収益納
付をすることとなります。
【委託研究規模】
・研究費は研究テーマの内容に応じて決定(年間、数千万∼数億円を想定)
・研究期間は原則5年以内(研究の内容に応じて1∼5年の期間を想定)
■募集期間(平成15年度)
平成15年4月に公募開始予定
※平成14年度分は平成14年3月29日∼5月10日
■手続きの流れ
①NEDOの公募に対し、研究事業(研究テーマ)の提案書を提出
②NEDOが設置する外部の有識者による審査委員会の審査(書面によるピアレビュー、面談による
パネルレビュー)の結果を踏まえ、委託研究を決定
③NEDOと提案者の間で収益納付規定付きの委託研究にかかる契約を締結
■問い合わせ先
新エネルギー・産業技術総合開発機構 基盤技術研究促進部 TEL:03-3987-9371
医療機器・生活支援機器等の実用化開発に取り組む事業者に対し補助を行い実用化開発を支援
します。
国民の健康寿命延伸に資する医療機器・生活支援機器等の実用化開発
■対象となる方
臨床面と一体となって、医療機器・生活支援機器等の実用化開発を行う民間企業等
■対象となる事業
がん、心疾患、脳卒中、痴呆、骨折に加え、新たに糖尿病等、近年急増している疾患の予防や早期
診断・治療を可能とする医療機器、並びに高齢者の活力ある生活の実現に寄与するため、積極的な
社会参加を支援する機器の実用化開発のうち臨床面と密接に連携した実用化開発を実施するもので
あり、補助期間終了後3年程度で治験実施または薬事法承認申請を行うことができる技術開発事業
が対象となります。
■施策の内容
事業に係る経費をNEDOが補助します。
【補助金額】1件あたり数千万円程度/年
【補助期間】3年以内
【補助率】2/3
■募集期間(平成15年度分)
NEDO:平成15年3月以降
165
■手続きの流れ
①新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に対し、補助金交付申請書を提出し応募
②NEDO内に設置した外部学識経験者による審査委員会の評価・審査を経て、交付対象を決定
③NEDOから、補助金交付
④NEDOに対し、実績報告書を提出
■問い合わせ先
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)健康福祉技術開発室 TEL:03-3987-9353
中小企業の自己資本の充実をさまたげてきた、留保金課税の適用を停止します。
留保金課税の適用停止
■対象となる方
青色申告書を提出する以下のいずれかの同族会社
①創業10年以内の中小企業
②新事業創出促進法の認定を受けた企業(大企業も含みます)
※認定基準
・成長志向性(概ね5年以内に上場・公開を目指す)
・事業の新規性(新商品の生産、新役務の提供等)
・事業の確実性
③前年度において「試験研究費」及び「開発費」の合計額が、売上高の3%を超える中小企業
④自己資本比率(自己資本<同族関係者からの借入金を含む>/総資産)が50%以下の中小法人
(資本金1億円以下の法人)
(平成15年度から)
※同族会社とは、株主等の3人(その同族関係者を含む)以下で、その持株割合が50%以上となる会社をいいます。
■措置の内容
同族会社に係る留保金課税が非課税になります。
■適用期間
平成16年3月31日までに開始する年度(①∼③)
平成18年3月31日までに開始する年度(④)
■必要な手続き
①創業10年以内の中小企業については、確定申告書等に設立の日を明らかにする書類等を添付し、
最寄りの税務署に申告
②新事業創出促進法の認定を受けた企業は、確定申告書等に認定書の写しを添付したうえで最寄り
の税務署に申告
③前年度の試験研究費と開発費の合計額が収入金額の3%を超える中小企業については、確定申告書
に前年度の収入金額、試験研究費及び開発費の額を明らかにする書類を添付し、最寄りの税務署
に申告
④自己資本比率が50%以下の中小法人については、確定申告書に自己資本、総資産の額を明らかに
する書類を添付し、最寄りの税務署に申告
■問い合わせ先
・中小企業庁事業環境部財務課 TEL:03-3501-5803
・「新事業創出促進法」の認定については各経済産業局新規事業課
166
中小企業の方が研究開発を行った場合、税制の特別措置が受けられます。
中小企業技術基盤強化税制
■対象となる方
青色申告書を提出し、研究開発を行う個人事業者又は資本金1億円以下の中小法人等
■措置の内容
①個人事業者については、その年分の総所得金額に係る所得税額から試験研究費の15%相当額(た
だし、3%分は平成18年分までの時限措置)を控除します(事業所得に係る所得税額の20%相当額
を限度。控除限度超過額は1年間繰越可能)
。
②法人又は組合等については、その事業年度の所得金額に対する法人税額から試験研究費の15%相
当額(ただし、3%分は平成18年3月31日までに開始する事業年度までの時限措置)を控除します
(事業年度の所得に対する法人税額の20%相当額を限度。控除限度超過額は1年間繰越可能)
。
■対象となる費用
自ら試験研究を行う場合であって、その試験研究に要した原材料費・人件費(その試験研究に専ら
従事する専門的知識を備えた者に限る)・経費、その試験研究の一部として要する委託研究費、試
験研究用資産の減価償却費
■手続きの流れ
①特別控除明細書(
「試験研究の特別控除別表6の6」
)を入手※します。
②特別控除明細書に試験研究費の金額など必要事項を記入して、確定申告時に青色申告書と一緒に
提出します(なお、後で「税務調査」がありますので、特別控除明細書に記入した金額の基にな
る書類、帳簿類等は保管しておいてください)
。
※最寄りの税務署の法人税課(又は所得税課)で入手できます。なお、文房具店等でも購入できます。
■問い合わせ先
最寄りの税務署の法人税課(または所得税課)までお問い合わせください。なお、お問い合わせの
際は次のように言っていただければ分かります。
①法人税の場合→租税特別措置法第42条の4の試験研究費の15%減税について
②所得税の場合→租税特別措置法第10条の試験研究費の15%減税について
試験研究を実施している個人または法人は税制の特別措置が受けられます。
研究開発促進税制
■対象となる方
青色申告書を提出する個人または法人
■措置の内容
【A:試験研究費総額に係る税額控除制度(総額型税額控除制度)
】
適用事業年度の試験研究費について、当該企業の試験研究費割合 ※ に応じて一定率(10%∼12%)
に相当する額を法人税額(所得税額)から控除します。ただし、税額控除額は法人税額(所得税額)
の20%相当額を限度とします。
※試験研究費割合とは、当年度の試験研究費を売上金額(=当年度に前3年を加えた計4年間の平均売上金額)で除したもの。
◎適用期間:期限の定めはありません。
167
【B:増加試験研究税制】
適用事業年度の試験研究費の額が、過去5年間の試験研究費のうち上位3年の平均額と比較して増加
している場合、その増加額の15%に相当する額を法人税額(所得税額)から控除します。
ただし、税額控除額は法人税額(所得税額)の12%相当額を限度とします。
◎適用期間:法人 平成18年3月31日までの間に開始する各事業年度
個人 平成18年までの各年
上記AとBの制度は選択制です。
試験研究費の範囲
製品の製造又は技術の改良、考案若しくは発明に係る試験研究のために要する費用のうち所得の計
算上損金に算入される額で以下のもの
①試験研究を行うために要する原材料費、人件費及び経費
②委託試験研究費
③特別の法律に基づいて試験研究のために組合等から賦課される負担金
その他の研究開発関連税制
・特別共同試験研究税制(産学官連携に係る費用に対する税額控除制度)
→通常の試験研究費の税額控除率よりも高い控除率(一律15%)が適用
・開発研究用設備の特別償却制度
→特別償却費:対象設備の取得価額の50%相当額
■手続きの流れ
法人税額の特別控除に関する明細書に必要事項を記入して、確定申告時に提出してください。
■問い合わせ先
国税庁、国税局(事務所)または最寄りの税務署の税務相談窓口
168
Ⅲ 法律等に基づく支援
新たな事業の創出を促進します。
新事業創出促進法に基づく支援
■法律の目的
わが国に蓄積された産業資源を活用しつつ、新たな事業の創出を促進するため、個人による創業及
び新たに企業を設立して行う事業を直接支援するとともに新事業分野開拓により株式公開を目指す
企業を支援します。また、中小企業者の新技術を利用した事業活動を促進するための措置を講じ、
併せて地域の産業資源を有効に活用して地域産業の自律的発展を促す事業環境を整備する措置を講
ずることにより、活力ある経済社会を構築していくことを目的としています。
■法律に基づく支援措置及び事業
(1)創業等の促進
【創業者に対する支援】
①最低資本金規制の特例(新事業創出促進法第二条第二項第三号に掲げる「創業者」である旨の経
済産業大臣の「確認」を受けて頂くことが必要となります)
②中小企業総合事業団による新事業開拓助成金の交付
③信用保証協会による信用保証
自己資金と同額(上限1千万円<平成13年3月31日までは2千万円>)までの無担保・無保証によ
る信用保証)
(2)新事業分野開拓の促進
【新事業分野開拓を実施する認定事業者に対する支援】
①信用保証協会の保証制度にかかる付保限度額の別枠創設または拡充
②産業基盤整備基金による債務保証制度(信用保証協会の保証枠を既に全額使用するなど、信用保
証協会の信用保証制度では、資金調達が困難な場合に限ります)
③新規事業投資株式会社による出資制度
④中小企業金融公庫の成長新事業育成特別融資制度
(3)中小企業技術革新制度(SBIR)
【特定補助金等の交付による技術開発支援】
国や特殊法人が研究開発予算の中から新事業の創出につながる新技術の開発のための補助金・委託
費等(特定補助金等)を交付し、調査段階から研究開発段階まで、技術開発を幅広く支援します。
【特定補助金等により行った研究開発成果の事業化の支援】
特定補助金等の交付を受けた中小企業者等の研究開発成果の事業化を支援するため次の特例措置を
講じます。
①中小企業信用保険法の特例
【新事業開拓保険制度の債務保証枠の拡大】
一般中小企業者
債務保証限度額
企業
組合
うち無担保枠
うち無担保・第三者保証人不要枠
2億円
4億円
5千万円
169
特定補助金等の交付を受
けた中小企業者
→ 3億円
→ 6億円
→ 7千万円
2千万円
②中小企業投資育成株式会社法の特例
資本の額が3億円を超える株式会社を設立する場合等についても中小企業投資育成株式会社の投
資対象として可能
③小規模企業者等設備導入資金助成法の特例
小規模企業設備資金制度の貸付割合の拡充(2分の1→3分の2)
④革新技術導入促進資金制度の活用
中小企業金融公庫にて以下の貸付制度が活用できます。
・使途:長期設備資金及び長期運転資金
・限度:直接貸付7億2千万円(うち運転資金は2億5千万円)
代理貸付一般貸付のほか、1億2千万円
・利率:基準金利(用地費を除く設備資金については、2億7千万円を限度として特別利率を適用)
・期間:15年以内(長期運転資金7年以内)
・据置:2年以内
※本制度の詳細については中小企業庁のホームページに掲載しています。
〈http://www.chusho.meti.go.jp/gijut/sbir/index.html〉
(4)地域産業資源を活用した事業環境の整備
【地域における新事業創出の総合的な支援体制の整備】
地域における新事業の創出を図るため、都道府県等が主体となって既存の新事業支援機関(テクノ
ポリス財団、中小企業振興公社等)、が相互に連携し、研究開発から事業化までの一貫した総合的
な支援を行うための体制(新事業創出支援体制)を整備します。
■問い合わせ先
各経済産業局または各都道府県等
(1)創業等の促進について
①中小企業総合事業団 TEL:03-3433-8811(代表)
②(社)全国信用保証協会連合会 TEL:03-3271-7201(代表)
各都道府県等の信用保証協会
(2)新事業分野開拓の促進について
経済省新規産業室 TEL:03-3501-1569
(3)中小企業技術革新制度について
中小企業庁技術課 TEL:03-3501-1816
(4)地域産業資源を活用した事業環境の整備について
経済産業省立地環境整備課 TEL:03-3501-0645
中小企業創造活動促進法の認定を受けた中小企業者に対する様々な支援措置を設けています。
中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法(創造法)に基づく支援
■対象となる方
中小企業者、組合等及びこれから創業しようとする個人
■創造法の概要
創造法は、創業や研究開発・事業化を通じて、新製品・サービス等を生み出そうとする取組を行う
中小企業者等を支援するための法律です。
■支援の内容
(1)地域活性化創造技術研究開発事業
170
(2)債務保証制度(新事業開拓保険制度の特例)
(3)ベンチャー財団等を通じた直接金融支援
(4)課税の特例
①設備投資減税
②欠損金の繰越期間の延長
③地方税の特例
(5)低利融資制度
①新事業育成等融資(革新技術導入促進資金)
②新規開業・女性・中高年起業家貸付(新規開業支援資金)
③異業種交流促進特別貸付
(6)中小企業投資育成株式会社の投資制度
(7)中小企業総合事業団高度化融資制度
(8)エンジェル税制
(9)新規・成長分野雇用創出特別奨励金
①新規・成長分野雇用奨励金
②新規・成長分野能力開発奨励金
(10)小規模企業設備資金制度
※上記の支援策の利用を希望する場合には、都道府県知事による計画認定に加え、個別の支援策ごとに支援機関の審査や確
認を受ける必要があります。
■認定手続きの流れ
①研究開発等事業計画の認定申請書作成
②各都道府県担当部局への申請書の提出
③各都道府県担当部局による調査、審査
④各都道府県知事の認定
■問い合わせ先
各都道府県
産業財産権を取得しようとする中小企業を支援します。
産業財産権の取得に関する支援
■対象となる方
【審査請求料・特許料の減免措置】
・特許法の規定による資力に乏しい法人
・産業技術力強化法の規定による研究開発型中小企業
【特許・実用新案の早期審査・早期審理】
・出願人又はそれらの実施許諾を受けた方が、その発明を実施しているもの
・その発明について日本国特許庁以外の特許庁へも出願しているもの
・出願人が大学、短期大学、高等専門学校、公的研究機関、承認もしくは認定を受けた技術移転機関
であるもの
・出願人が中小企業又は個人であるもの
■施策の内容
【審査請求料・特許料の減免措置】
平成12年1月より、特許法に基づき、資力に乏しい中小・ベンチャー企業に対して、1∼3年分の特
許料の猶予措置と審査請求料の半額軽減措置を講じています。
また、平成12年4月より、産業技術力強化法に基づき、研究開発型中小・ベンチャー企業を対象と
171
して、1∼3年分の特許料と審査請求料の半額軽減措置を講じています。
【平成13年度実績】
審査請求料軽減申請件数:880件
特許料軽減若しくは猶予申請件数:93件
【特許・実用新案の早期審査・早期審理】
早期審査に関する事情説明書に必要事項を記入のうえ提出し、早期審査案件として選定された案件
については速やかに審査着手されます。
平成12年7月より、資力の乏しい中小・ベンチャー企業の市場での競争力を早期に確保するため、
中小・ベンチャー企業からの出願に対しても早期審査の対象としています。
【平成13年度実績】
申出件数:2,895件
審査期間(早期審査の申出から審査着手までの期間):3.
3ヶ月
■手続きの流れ
【審査請求料・特許料の減免措置】
各手続毎に要件を満たしていることを証明する書面(「審査請求料軽減申請書」又は、「特許料軽減
(猶予)申請書」
)を提出してください。
※研究開発型中小企業の軽減措置を受ける場合における申請書は、経済産業局又は沖縄総合事務局に提出して下さい。
【特許・実用新案の早期審査・早期審理】
早期審査の申出に際し、先行技術調査を行っていただき、その結果及び先行技術との対比説明等を
記載した書類(「早期審査に関する事情説明書」
)を提出してください。
■問い合わせ先
・減免措置:特許庁総務部総務課調整班 TEL:03-3581-1101(内2105)
・早期審査:特許庁特許審査第一部調整課 審査業務管理班 TEL:03-3581-1101(内3106)
研究開発に取り組まれている中小企業の皆様の特許料等を軽減します。
研究開発型中小企業に対する特許料等の軽減
■対象となる方
中小企業者
■対象となる条件
売上高に対する試験研究費等の比率が3%以上
■施策の趣旨および内容
産業技術力の強化を図るためには、中小企業においても創造的な研究開発を促進し、その成果が事
業において十分に活用されることが重要です。
中小企業の側からみても、中小企業において生まれる研究成果は、人材等と並んで重要な経営資源
を構成しており、その事業化によって得られる収益が更なる研究開発や新たな事業の展開に繋がっ
ていくこととなります。このような好循環を作り出す上では、研究成果について独占的に利用する
権利、すなわち特許権の取得が不可欠です。
しかしながら、特許権の取得状況についてみると、中小企業において特許の取得が進んでいないの
が現状であり、その背景には特許化にかかる費用負担の問題が大きいことが考えられます。
このような現状を踏まえ、中小企業の中でも積極的に研究開発を行う者について、その研究成果の
特許化を通じ新たな事業活動の展開を図るため、特許の審査請求手数料及び第1∼3年分の特許料を
1/2に軽減します。
172
■手続きの流れ
軽
減
申
請
者
①軽減申請書
②確認書
管
轄
経
済
局
等
②確認書の写し
特
許
庁
③審査請求料または特許料の1/2の額を納付
・審査請求書または特許料納付書
・確認書の番号の通知
■問い合わせ先
・「問い合わせ一覧(経済産業局等)」をご覧頂き、軽減申請者の方が所在する経済局又は沖縄経
済産業部にご連絡頂くか、中小企業庁技術課までご連絡ください。 TEL:03-3501-1816
173
Ⅳ 専門家による相談・アドバイス
1.特許流通アドバイザー
特許流通アドバイザーとは、企業や大学、公的研究機関等が保有する開放可能な特許技術と、
中小・ベンチャー企業等の技術導入に対するニーズを発掘し、両者のマッチングを図ることを
目的とした、知的財産権や技術移転に関する豊富な知識・経験を有する専門人材です。
特許流通アドバイザーの主な活動は、都道府県においては、地域中小企業の特許導入ニーズ
を調査し特許提供者を探すことであり、TLOにおいては、大学・公的研究機関の特許シーズを
発掘し、特許導入企業を探すことです。このほか、特許流通ノウハウに関する指導や相談、特
許流通データベースへの登録支援等、知的財産権の活用を中心に幅広い活動を行っています。
(特許流通アドバイザー派遣事業は、独立行政法人工業所有権総合情報館から社団法人発明協会
への委託事業です。
)
<特許流通アドバイザーに関する問い合わせ先>
社団法人発明協会 特許流通促進事業センター 特許流通アドバイザーグループ
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-40 江戸見坂森ビル4階 TEL:03-5402-8433
●都道府県への派遣(平成15年11月1日現在)
勤務先
氏名
所在地
TEL
(財)
北海道科学技術総合振興センター
杉谷 克彦
〒060-0807
札幌市北区北7条西2丁目北ビル8階
011-708-5783
(社)
発明協会北海道支部
宮本 剛汎
白幡 克臣
〒060-0807
札幌市北区北7条西2丁目北ビル7階
011-747-7481
東北経済産業局 特許室
三澤 輝起
〒980-0014
仙台市青葉区本町3−4−18
太陽生命仙台本町ビル7階
022-223-9761
内藤 規雄
〒030-0113
青森市第二問屋町4−11−6
青森県工業総合研究センター内
017-762-3912
阿部 新喜司
〒020-0852
盛岡市飯岡新田3−35−2
019-635-8182
小野 賢悟
〒981-3206
仙台市泉区明通2丁目2番地
022-377-8725
石川 順三
栃尾 征広
〒010-1623
秋田市新屋町字砂奴寄4−11
018-862-3417
山形県知的所有権センター
(山形県工業技術センター)
冨樫 富雄
〒990-2473
山形市松栄1−3−8
山形県産業創造支援センター内
023-647-8130
(社)
発明協会福島県支部
相澤 正彬
〒963-0215
郡山市待池台1−12
福島県ハイテクプラザ内
024-959-3351
関東経済産業局 特許室
村上 義英
〒330-9715
さいたま市中央区新都心1-1
さいたま新都心合同庁舎1号館
048-600-0501
齋藤 幸一
〒312-0005
ひたちなか市新光町38
ひたちなかテクノセンタービル内
029-264-2077
青森県知的所有権センター
(
(社)
発明協会青森県支部)
岩手県工業技術センター
宮城県知的所有権センター
(宮城県産業技術総合センター)
秋田県工業技術センター
(財)
茨城県中小企業振興公社
174
勤務先
栃木県知的所有権センター
(
(社)
発明協会栃木県支部)
氏名
所在地
TEL
坂本 武
〒321-3224
宇都宮市刈沼町367-1
栃木県産業技術センター内
028-670-1811
三田 隆志
金井 澄雄
〒379-2147
前橋市亀里町884番地1
027-287-4455
埼玉県知的所有権センター
(埼玉県工業技術センター)
野口 満
清水 修
〒333-0844
川口市上青木3−12−8
埼玉県産業技術総合センター内
048-265-1346
(社)
発明協会千葉県支部
稲谷 稔宏
阿草 一男
〒263-0016
千葉市稲毛区天台6−13−1
千葉県産業支援技術研究所内
043-207-8201
(財)
東京都中小企業振興公社
鷹見 紀彦
〒144-0035
大田区南蒲田1−20−20
城南地域中小企業振興センター内
03-3737-1435
(財)
東京都中小企業振興公社
村上 武志
〒125-0062
葛飾区青戸7-2-5
城東地域中小企業振興センター内
03-5680-4741
神奈川県知的所有権センター支部
(
(財)
神奈川高度技術支援財団)
小森 幹雄
〒213-0012
川崎市高津区坂戸3−2−1
かながわサイエンスパーク内
044-819-2100
新潟県知的所有権センター
(
(財)
信濃川テクノポリス開発機構)
小林 靖幸
〒940-2127
長岡市新産4−1−9
長岡地域技術開発振興センター内
0258-46-9711
還田 隆
〒400-0055
甲府市大津町2094
055-220-2409
長野県知的所有権センター
(
(社)
発明協会長野県支部)
徳永 正明
〒380-0928
長野市若里1−18−1
長野県工業試験場内
026-229-7688
(社)
発明協会静岡県支部
山田 修寧
島田 孝彦
〒421-1221
静岡市牧ヶ谷2078
静岡工業技術センター内
054-278-6111
中部経済産業局 特許室
原口 邦弘
〒460-0008
名古屋市中区栄2−10−19
名古屋商工会議所ビルB2F
052-223-6549
富山県工業技術センター
小坂 郁雄
〒933-0981
高岡市二上町150
0766-29-2081
(財)
石川県産業創出支援機構
近岡 和英
〒920-8203
金沢市鞍月2丁目20番地
石川県地場産業振興センター新館1階
076-267-6291
岐阜県知的所有権センター
(岐阜県科学技術振興センター)
松永 孝義
木下 裕雄
〒509-0108
各務原市須衛町4−179−1
テクノプラザ5F
0583-79-2250
愛知県産業技術研究所
森 孝和
三浦 元久
〒448-0003
刈谷市一ツ木町西新割
0566-24-1841
三重県科学技術振興センター工業研究部
森末 一成
〒514-0819
津市高茶屋五丁目5番45号
059-234-4150
近畿経済産業局 特許室
下田 英宣
〒543-0061
大阪市天王寺区伶人町2−7
関西特許情報センター1階
06-6776-8491
福井県知的所有権センター
(福井県工業技術センター)
上坂 旭
〒910-0102
福井市川合鷲塚町61字北稲田10
0776-55-2100
滋賀県知的所有権センター
(滋賀県工業技術総合センター)
新屋 正男
〒520-3004
栗東市上砥山232
滋賀県工業技術総合センター別館内
077-558-4040
京都府知的所有権センター
(
(社)
発明協会京都支部)
衣川 清彦
〒600-8813
京都市下京区中堂寺南町134番地
京都リサーチパーク京都高度技術研究所ビル4階
075-326-0066
大阪府立特許情報センター
梶原 淳治
小林 正男
板倉 正
〒543-0061
大阪市天王寺区伶人町2−7
関西特許情報センター内
06-6772-0704
クリエイション・コア東大阪
池野 忍
〒577-0011
東大阪市荒本北50−5
06-6748-1011
兵庫県工業技術センター
NIRO分室
園田 憲一
〒654-0037
神戸市須磨区行平町3−1−12
078-739-6851
(財)
新産業創造研究機構
島田 一男
〒650-0047
神戸市中央区港島南町1−5−2
神戸キメックセンタービル6F
078-306-6808
和歌山県知的所有権センター
(
(社)
発明協会和歌山県支部)
北澤 宏造
〒640-8214
和歌山県和歌山市寄合町25
和歌山市発明館4階
073-432-0087
時田 宜明
〒630-8031
奈良市柏木町129−1
0742-33-0863
(社)
中国地域ニュービジネス協議会
桑原 良弘
〒730-0017
広島市中区鉄砲町1−20
第3ウエノヤビル7階
082-221-2929
(財)
鳥取県産業振興機構
上山 良一
〒689-1112
鳥取市若葉台南7−5−1
0857-52-6722
島根県知的所有権センター
(
(社)
発明協会島根県支部)
佐野 馨
〒690-0816
島根県松江市北陵町1
テクノアークしまね内
0852-60-5146
岡山県知的所有権センター
(
(社)
発明協会岡山県支部)
横田 悦造
〒701-1221
岡山市芳賀5301
テクノサポート岡山内
086-286-9102
群馬産業技術センター
山梨県工業技術センター
奈良県工業技術センター
175
勤務先
氏名
所在地
TEL
(財)
ひろしま産業振興機構
壹岐 正弘
〒730-0052
広島市中区千田町3−7−47
広島県情報プラザ3F
082-240-7714
(財)
やまぐち産業振興財団
滝川 尚久
徳勢 允宏
〒753-0077
山口市熊野町1−10 NPYビル10階
083-922-9927
西原 昭
〒761-0301
香川県高松市林町2217−15
香川産業頭脳化センタービル2階
087-869-3790
徳島県知的所有権センター
(徳島県立工業技術センター)
武岡 明夫
〒770-8021
徳島市雑賀町西開11−2
088-669-0117
香川県知的所有権センター
(
(社)
発明協会香川県支部)
谷田 吉成
福家 康矩
〒761-0301
香川県高松市林町2217−15
香川産業頭脳化センタービル2階
087-869-9004
(社)
発明協会愛媛県支部
成松 貞治
〒791-1101
松山市久米窪田町337−1
テクノプラザ愛媛
089-960-1489
高知県知的所有権センター
(
(財)
高知県産業振興センター)
吉本 忠男
〒781-5101
高知市布師田3992−2
高知県中小企業会館2階
088-846-7087
九州経済産業局 特許室
簗田 克志
〒810-0022
福岡市中央区薬院4−4−20
九州地域産学官交流センター内
092-524-3501
(社)
発明協会福岡県支部
金谷 利憲
〒812-0013
福岡市博多区博多駅東2−6−23
住友博多駅前第2ビル8階
092-415-6777
(財)
北九州産業学術推進機構
沖 宏治
〒804-0003
北九州市戸畑区中原新町2−1
北九州テクノセンタービル
093-873-1432
佐賀県工業技術センター
光武 章二
〒849-0932
佐賀市鍋島町大字八戸溝114
0952-30-8191
(財)
長崎県産業振興財団
嶋北 正俊
〒856-0026
大村市池田2−1303−8
長崎県工業技術センター内
0957-52-1138
熊本県知的所有権センター
(
(社)
発明協会熊本県支部)
深見 毅
〒862-0901
熊本市東町3−11−38
熊本県工業技術センター内
096-331-7023
大分県知的所有権センター
(大分県産業科学技術センター)
古崎 宣
〒870-1117
大分市高江西1−4361−10
097-596-7121
宮崎県知的所有権センター
(
(社)
発明協会宮崎県支部)
久保田 英世
〒880-0303
宮崎県宮崎郡佐土原町東上那珂16500-2
宮崎県工業技術センター内
0985-74-2953
鹿児島県工業技術センター
橋口 暎一
〒899-5105
鹿児島県姶良郡隼人町小田1445-1
0995-64-2056
沖縄総合事務局 特許室
下司 義雄
〒900-0016
那覇市前島3−1−15
大同生命那覇ビル5階
098-941-1528
木村 薫
〒904-2234
具志川市州崎12−2
中城湾港新港地区トロピカルテクノパーク内
098-939-2372
四国経済産業局 特許室
沖縄県知的所有権センター
(沖縄県工業技術センター)
176
●TLOへの派遣(平成15年9月1日現在)
勤務先
氏名
所在地
TEL
岩城 全紀
〒060-0808
札幌市北区北8条西5丁目
北海道大学事務局分館2階
011-708-3633
(株)
東北テクノアーチ
井硲 弘
〒980-0845
仙台市青葉区荒巻字青葉468番地
東北大学未来科学技術共同センター
022-222-3049
(財)
日本産業技術振興協会
産総研イノベーションズ
坂 光
〒305-8568
茨城県つくば市梅園1−1−1
つくば中央第二事業所D-7階
0298-61-5210
日本大学産官学連携知財センター(NUBIC)
斎藤 光史
加根魯 和宏
〒102-8275
東京都千代田区九段南4-8-24
03-5275-8139
03-5275-8397
学校法人早稲田大学
産学官研究推進センター
(大久保オフィス)
風間 孝彦
菅野 淳
〒169-8555
東京都新宿区大久保3-4-1
03-5286-9867
鷹巣 征行
千木良 泰宏
〒226-8503
横浜市緑区長津田町4259
フロンティア創造共同研究センター内
045-921-4391
よこはまティーエルオー(株)
小原 郁
〒240-8501
横浜市保土ヶ谷区常盤台79−5
横浜国立大学共同研究推進センター内
045-339-4441
学校法人慶応義塾大学知的資産センター
鈴木 泰
〒108-0073
港区三田2−11−15
三田川崎ビル3階
03-5427-1678
学校法人東京電機大学産官学交流センター
河村 幸夫
〒101-8457
千代田区神田錦町2−2
03-5280-3640
タマティーエルオー
(株)
古瀬 武弘
〒192-0083
八王子市旭町9−1
八王子スクエアビル11階
0426-31-1325
学校法人明治大学知的資産センター
竹田 幹男
〒101-8301
千代田区神田駿河台1−1
03-3296-4327
(株)
キャンパスクリエイト
河面 芳昭
〒182-8585
東京都調布市調布ヶ丘1-5-1
電気通信大学共同研究センター
0424-43-5729
(社)
農林水産技術情報協会
(AFFTISアイビー)
田所 義雄
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町15-6
製粉会館6階
03-3667-8931
(株)
山梨ティー・エル・オー
鈴木 通夫
〒400-8511
甲府市武田4−3−11
山梨大学地域共同開発研究センター内
055-220-8760
(株)
信州TLO
山岸 徹雄
〒386-0018
長野県上田市常田3−15−1
信州大学繊維学部内 AREC 4階
0268-25-5181
静岡TLOやらまいか(STLO)
(
(財)
浜松科学技術研究振興会)
小野 義光
〒432-8561
浜松市城北3−5−1
053-412-6703
(株)
新潟ティーエルオー
梁取 美智雄
〒950-2181
新潟市五十嵐2の町8050番地
新潟大学工学部内
025-211-5140
(財)
名古屋産業科学研究所
杉本 勝
大森 茂嘉
〒460-0008
名古屋市中区栄二丁目十番十九号
名古屋商工会議所ビル
052-223-5691
052-223-5694
(株)
三重ティーエルオー
黒渕 達史
〒514-8507
三重県津市上浜町1515
三重大学地域共同研究センター内
059-231-9822
(有)
金沢大学ティ・エル・オー
(KUTLO)
五十嵐 泰蔵
〒920-1192
石川県金沢市角間町
金沢大学共同研究センター内
076-264-6115
山田 富義
斎田 雄一
〒600-8813
京都市下京区中堂寺南町134番地
京都リサーチパークサイエンスセンタービル1号館2階
075-315-8250
(財)
新産業創造研究機構
井上 勝彦
山本 泰
〒650-0047
神戸市中央区港島南町1−5−2
神戸キメックセンタービル6F
078-306-6805
(財)
大阪産業振興機構
有馬 秀平
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2−1
大阪大学先端科学技術共同研究センター4F
06-6879-4196
(有)
山口ティー・エル・オー
松本 孝三
熊原 尋美
〒755-8611
山口県宇部市常盤台2−16−1
山口大学地域共同研究開発センター内
0836-22-9768
(株)
テクノネットワーク四国
佐藤 博正
〒760-0033
香川県高松市丸の内2−5
ヨンデンビル別館4F
087-811-5039
(財)
北九州産業学術推進機構
乾 全
〒808-0135
北九州市若松区ひびきの2−1
093-695-3013
(株)
産学連携機構九州
堀 浩一
〒812-8581
福岡市東区箱崎6−10−1
九州大学創造パビリオン内
092-643-9467
(財)
くまもとテクノ産業財団
桂 真郎
〒861-2202
熊本県上益城郡益城町田原2081−10
096-214-5311
(株)
鹿児島TLO
平川 康人
〒890-0065
鹿児島市郡元1丁目21番40
鹿児島大学地域共同研究センター1階
099-284-1631
北海道ティー・エル・オー
(株)
(財)
理工学振興会
関西ティー・エル・オー(株)
177
特許流通データベース
開放特許活用例集2004-Ⅰ
2003年12月25日発行
発行
独立行政法人工業所有権総合情報館
〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関3-4-3 特許庁2F 電話 03-3580-6949
執筆担当(五十音順)
有限会社 三桃
田隈 理一
システム・インテグレーション 株式会社
松岡 功一
有限会社 知財情報研究所
角南 英八郎
株式会社 テクノソフト
梶谷 浩一
山本 信夫
有限会社 テクノトレード
稲垣 荘司
大田 繁夫
春田 要一
本林 孝三
相沢 宏保
大林 清一
岡田 昌明
鈴木 忠夫
田村 孝一
福崎 敏博
日本アイアール株式会社
吉田 邦雄
満田 深雪
株式会社 ベンチャーラボ
木島 研二
菅澤 輔良
寺下 隆章
屋代 順治郎
本書は、独立行政法人工業所有権総合情報館の委託により、財団法人
日本特許情報機構が製作したものです。
事務局(問い合わせ先)
財団法人日本特許情報機構
情報流通部 特許流通DB管理課
〒135-0016 東京都江東区東陽4丁目1番7号 佐藤ダイヤビルディング
電話:03-3615-8525(直通)
FAX:03-3615-8526
E-mail:[email protected]
独立行政法人 工業所有権総合情報館
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/
開放特許活用例集作成事業は、
(財)日本特許情報機構が独立行政法人工業所有権総合情報館からの
委託を受けて行う事業です
Fly UP