...

第147号 PDF形式・5.31MB

by user

on
Category: Documents
127

views

Report

Comments

Transcript

第147号 PDF形式・5.31MB
独立行政法人
第147号
国立高等専門学校機構
八戸工業高等専門学校 発行
平成27年3月
〒039−1192 青森県八戸市田面木字上野平16−1
TEL 0178−27−7223(総務係)
FAX 0178−27−9379
E-mail [email protected]
URL http://www.hachinohe-ct.ac.jp/
目 次
卒業生・修了生への祝辞(学校長)……………
卒業生・修了生への祝辞(後援会長)…………
本科生 祝・卒業 ………………………………
卒業生・修了生の進路状況 ……………………
卒業研究テーマ一覧表 …………………………
専攻科生 祝・修了 ……………………………
専攻科特別研究発表会表彰者 …………………
専攻科特別研究テーマ一覧表 …………………
合格体験記 ………………………………………
退職するにあたって ……………………………
学生会から ………………………………………
寮生会から ………………………………………
1
2
3
7
9
11
12
13
15
17
19
19
スキー等教室 ……………………………………
新任教職員紹介 …………………………………
COC関係 ………………………………………
相談室から ………………………………………
男女共同参画委員長から ………………………
国際交流委員長から ……………………………
学生対象講演会実施記録 ………………………
青森県・八戸市 スポーツ賞受賞者 …………
卒業生・修了生表彰 ……………………………
各種検定試験合格者等一覧 ……………………
平成27年度行事予定表 …………………………
20
20
21
22
22
23
24
24
25
26
27
卒業・修了される皆様へ
−50周年から新たな八戸高専を目指して踏み出したこの1年−
八戸工業高等専門学校
校長 岡 田 益 男
卒業・修了を迎えられた皆様、おめでとうござ
います。
八戸工業高等専門学校での5年間あるいは7年
間の研鑽に敬意を表しますとともに、これまでの
保護者の皆様のご支援に深く感謝する次第です。
卒業生、修了生の皆様は入学時に比較して心身共
に目覚ましく成長されたことと存じます。
本校は昭和38年に国立高等専門学校の第2期校
として設置され、平成25年に創立50周年を迎え、
本年度は新たな八戸高専を目指し踏み出した第1
歩にあたる1年でした。また、創立50周年記念
ホールは100名の収容ができる多機能なホールと
して3月末日までには完成予定で、新しい「学生
歌」は現在毎日お昼休みに校内放送され、学生に
は親しみやすいものとなっているようです。
この1年も、学生が就職・進学、課外活動、ク
ラブ活動等において素晴らしい実績を挙げており
ます。
まず、就職・進学率ですが、本年度の進学率は
昨年度と同様の43%でした。長年全国平均より低
い状況でしたが、多くの有名校に挑戦し合格とな
り、全国高専進学率(約40%)並となりました。
専攻科からの進学率もこれまで全国平均33%、本
校は12~14%程度でしたが、平成25年度44%、本
年度は50%に大幅に増加しました。これは、本科
や専攻科の学生が積極的に編入学試験や大学院入
学試験に挑戦した結果だと存じます。
また、一昨年度から専攻科の特別研究や本科の
卒業研究において、英語での発表を奨励すること
としました。特筆すべきは、専攻科の特別研究の
発表において昨年度同様に、18名中18名全員が英
語で発表したことです。本科の卒業研究発表にお
いても、多くの学科で20%程度の学生が英語で発
表しております。今後も、多くの学生が異文化の
体験ができるように短期留学プログラム等を充実
させる計画です。
また、課外活動、クラブ活動についても素晴ら
しい実績を挙げております。ロボットコンテスト
東北地区大会において、Bチームが本田技研の特
別賞受賞、プログラミングコンテスト全国大会自
由部門敢闘賞受賞、デザインコンテスト構造デザ
イン部門では審査員特別賞受賞、Hondaエコマイ
レッジチャレンジ全国大会(大学・短大・高専・
専門学校クラス)3位、6位(全国高専で1位、
3位)、全国高専体育大会女子バスケットボール
競技3年連続準優勝など輝かしい成果を挙げてお
ります。また、陸上や柔道等の個人部門において
も数々の優れた業績を挙げております。学校を代
表して、熱心に取り組んだ学生の皆様、ご指導頂
いた教職員や監督、コーチにあらためて御礼申し
上げます。
就職にも、進学にも、クラブ活動・課外活動に
も、チャレンジする姿勢が、このような業績につ
ながってきたのではないかと考えます。今後も将
来の夢に向かって、「失敗を恐れず挑戦する」姿
勢が、本校の校風として芽生え、さらに発展する
ことを願っております。
卒業・修了生の皆様が就職・進学後も国際的に
活躍できる技術者・研究者として、輝く未来に羽
ばたくためには、「失敗を恐れず挑戦する」姿勢
だけでなく、高い倫理観に基づく行動規範を持
ち、人間関係が希薄になりつつある現代社会にお
いてこそ、礼儀正しい挨拶、周りへの感謝の気持
ちや気遣いの一言を常に心がける等、社会人とし
て健全なモラルを持ち続けていくことが肝要で
す。引き続き皆様のご支援・ご指導の程宜しくお
願い申し上げます。
創立50周年を機に、青森県や八戸市等の将来計
画や、地域企業、卒業生、在学生等の要望を基
に、地域のニーズに即した学科編成とすべく、平
成27年度から1学科4コース制と1専攻4コース
制が導入されます。特に、この青森県の三八地域
には優秀な金属系企業が多数にあることから、金
属系のカリキュラムや研究の充実、また、本校の
建築系のカリキュラムの充実を推進いたします。
来年度からの入学者からの適用となりますことを
ご報告申し上げます。
最後に、卒業と修了に際しこれまでご支援頂い
た保護者の方々、親族の方々に御祝いと感謝を申
し上げ、卒業生、修了生に、輝かしい未来が開か
れますように心から祈念したいと存じます。
- 1 -
変 化 と 感 謝
後援会長 竹 林 政 人
八戸高専の本科・専攻科の卒業及び修了を迎え
す。変化を恐れず何事にもチャレンジしてくださ
た皆さん、また、保護者の皆さんに心よりお祝い
い。
申し上げます。
八戸高専は来年度から新たな学科、産業システ
また、岡田校長先生はじめ諸先生方の厳しく且
ム工学科をスタートさせます。地域に密着した金
つ温かいご指導により卒業・修了できたことに心
属・エネルギー分野、建築に関する教育を充実さ
より感謝いたします。
せ、臨機応変に対応できるような1学科4コース
卒業・修了生の皆さんは中学校から入学してか
『機械システムデザイン』
『電気情報工学』『マテ
ら、これまで八戸高専では何をしてきましたか?
リアル・バイオ工学』
『環境都市・建築デザイン』
高専体育大会、ロボットコンテスト、プログラ
と大きく変わります。
ミングコンテスト、デザインコンペティションな
分野間での相互教育、専門・実践的な教育、国
どへの参加、課外活動、学生会、寮生活などの高
際化に即した教育など、また、夏季の休業期間に
専での生活。
は海外研修や総合学習的な期間を設け、自己での
どれをとっても二度と体験できないことばかり
探求を課すことや、その他にも3Dプリンター・
だったと思います。
アイディアコンテスト開催などものづくり・創造
卒業は高専生活の終わりであり、新たな社会へ
性豊かな人材を育成しようとしています。
の出発点です。
これから社会も変化し、八戸高専も益々、変化
社会に出ると皆が競争相手で、先に社会に出て
し続けて行かなければなりません。戸惑われる方
いる先輩から見れば皆さんは追う立場ですが、い
もいらっしゃるでしょうが、変化を恐れず地域を
ずれは皆さんが追われる立場になります。
背負っていく八戸高専で有り続けるよう努力をし
日々、技術革新は進み、次々と吸収していかな
ていかなければなりません。
ければ取り残されてしまいます。
最後になりましたが八戸高専後援会に携わって
ことわざで『水の低きに就くが如し』というも
7年、今年度で退会となります。
のがあります。
これまで、支えてくださいました皆様にこの紙
水は低きに流れ、人の心もまた低きに流れる。
面をお借りして大変感謝申し上げます。様々な方
人は、目先のことに囚われ、周囲に流され、つい
と出会い、交流させていただき、これまでの人生
つい楽な方へ進んでしまう。そうならないために
の中でも大変充実した八戸高専後援会の7年間で
は志を高く持ち、自分を律し、現実から目を背け
した。
ず、あえて困難な道を選択することが必要です。
今後も、学生への教育援助や課外活動を行う際
卒業後、就職や専攻科への進学、別の大学への
の支援、
学生の能力を高める活動への支援を軸に、
編入、大学院への進学など各々別の道を歩んでゆ
保護者の皆さまには引き続き後援会活動への御支
くこととなり、これまでとは違う環境になります。
援と御協力をお願いいたします。
様々な人と出会い、また違った経験、体験をして、
八戸高専の更なる発展と皆様のご活躍を心から
より一層自分を高めることが出来ることと思いま
願い、最後の言葉とさせていただきます。
- 2 -
祝・卒 業 /本科生
機械工学科
卒業を祝して
機械工学科長
武尾 文雄
皆さん、ご卒業おめでとうございます。
機械工学科として過去最多となる5名の女子学生を含む46名の大所帯。就職活動については活発な女子
に押されてか、男子はやや消極的な印象がありました。専攻科や大学へ進学する人、就職する人、それぞ
れ自分で選択した進路への旅立ちです。企業での仕事にも大学での研究にも、行く手に立ちはだかる壁
や、納期・提出期限などのハードルが次々に現れると思います。しかし皆さんは高専卒業生の強みを持っ
ています。多くの試験やレポート、製図の課題や卒研などのハードルを乗り越え、専門的知識・技術に強
い実践的・創造的技術者の素養を身につけました。また課外活動や寮生活を通じて精神力や体力、コミュ
ニケーション力を培ってきました。それを武器に、困難な壁やハードルに立ち向かって下さい。考え抜け
ば活路が見えてくるものです。夢の中で解決の糸口になるアイデアが浮かんだりすることもあります。
八戸高専は皆さんの母校です。気軽に顔を出して近況を知らせて下さい。皆さんのご健康とご多幸をお
祈りいたします。
「卒業に際して」
機械工学科5学年担任
鎌田 長幸
皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんが1年生の時には「工作実習Ⅰ」を、2年生の時には
「機械設計製図Ⅱ」等と1年生の時から今まで授業を担当してまいりました。5年間という短い期間でし
た。そして今、卒業を間近に控えた皆さん、1人1人の顔を拝見しますと、あの1年生の時の幼い顔と全
く異なった、逞しさ・可愛らしさを感じる顔になっています。
5年生最後の校内体育大会で、クラス一丸となった応援合戦、良かったね!
また、クラスTシャツはハイグレードに仕上げられており、立派なものでした。これからは一生の記念
品として保管するつもりでおります。
これまで、何度もクラス担任をしてまいりましたが、これ程、印象に残ったクラスは過去にありません
でした。皆さんの卒業と私の定年退職が重なり、共に卒業となります。
おめでとう そして ありがとう
卒業後は会社に就職する人、専攻科・大学に進学する人と進路は様々ですが、明るく・健康で、そして
良き人生を送って下さい。
「5 年間を振り返って」
機械工学科 5 年
荒木 亮太
(八戸市立北稜中学校出身)
「5年は長い!」そう言いながら始まった高専生活ですが、本当にあっという間に5年が経ちました。
相変わらずまとまりのない自由なクラスですが、他の学校とは違う「高専」の雰囲気の中でたくさんの楽し
い思い出ができました。寮生活、体育祭、球技大会、高専祭と挙げればきりがありません。無事進路が決
まり、ほっと一息つく暇もなく卒業研究とCAD、そしてテストに追われて悶え苦しんだ毎日も、終わっ
てしまえば良い思い出となりました。それらはこれから社会に出て行く上で、とても大きな力となると思
います。
最後になりますが、こんな私たちを最後まで支えてくださった先生方やものづくりセンターの技術職員
の皆さん、事務職員の皆さん、売店運営の皆さん、たくさんの後輩たちには本当に感謝しています。全員
そろって卒業し、また再会することを楽しみにしながら、それぞれの道を歩んで生きたいと思います。あ
りがとうございました。
- 3 -
祝・卒 業 /本科生
電気情報工学科
卒業を祝して ~最善を尽くそう!~
電気情報工学科長
松橋 信明
卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。そして保護者の皆様、心よりお祝い申し上げます。
長い一生の中で、5年間の高専生活はとても貴重な体験になったことと思います。おそらく、どこでも
やって行ける人間力を身に付けることができたのではないでしょうか。ぜひこの体験を、これからのそれ
ぞれの立場で活かして下さい。
そして、常に前向きな姿勢でがんばりましょう。でも、突進だけでは危険ですので、時々フィードバッ
ク制御をかけることも忘れないで下さい。
高専生の中には、本当は力があるのに発揮しない、あるいは土壇場にならないと力を発揮しない学生が
たくさんいると思います。どうぞ力を出し惜しみせず、最善を尽くして下さい。そうすれば、必ず道は開
け、ステップアップします。
高専5年間で学んだことは、すぐには役に立たないかもしれません。でも、必ずや何らかの機会に問題
解決のための糸口になると信じております。
最後になりますが、ここまで育ててくれた保護者の皆様へ感謝するとともに、卒業生の皆様の今後のま
すますのご活躍とご健勝を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。
いつも前向きな気持ちで
電気情報工学科 5 学年担任
釜谷 博行
卒業の日を迎えて、いま、みなさんの目には、何が映っているのでしょうか。高専5年間の思い出で
しょうか。生まれてから20年という時間でしょうか。それとも、明日からの希望に満ちた未来の輝きで
しょうか。
いずれにしても、もうひとつ、みなさんの心にしっかりと刻んでおいて欲しいものがあります。それ
は、今日までみなさんを支え続けてくださった多くの方々の姿です。その方々は、親であり、家族であ
り、友達であり、地域の方であり、学校の教職員の方であり、そして、みなさんと関わったすべての人た
ちです。普段は考えることができなくても、今ならこのことに思いを馳せることができるはずです。ぜ
ひ、感謝の思いをもって今を過ごして欲しいと思います。
さて、これからの長い人生の中で、自分の希望どおりにいかない瞬間があるかもしれません。いつも前
向きな気持ちで、自分自身の力と周囲の方たちの熱い思いを信じて、歩み続けてください。みなさんが進
んだ後に立派な道ができるように、陰ながら声援を送り続けたいと思っています。ご健闘を祈ります。
卒業に際して
電気情報工学科5年
出川 直樹
(階上町立階上中学校出身)
我々の世代の電気情報工学科はとても優秀なクラスであった、ということを此処に記しておきましょ
う。ただ、その根拠を論ずるにおいて、一つ困ったことがあります。いったい、我々が過ごした5年間
の、どの部分を切り取って説明すれば良いのでしょうか。そう、我々が優秀であったことを示す例があま
りにも多すぎるのです。ですから、非常に申し訳ないのですが、極々簡単に要約させていただきますと、
「とっても元気なクラスでした」、これに尽きます。
さて、今振り返ってみると、この5年間の高専生活で我々が得たものは、非常に有益なものばかりでし
た。専門的な知識は勿論の事、環境への適応能力、不規則な生活への耐性等、これから社会に出る我々に
とっては必須とも言えるスキル、そのほとんどを会得した、と言っても過言ではないでしょう。我々は最
早、砂利等ではないのです。
最後に、5年間熱心にご指導をしてくださった先生方に心から感謝を述べると共に、E5の皆さんの今
後の健闘を祈り、結びとさせていただきます。本当にありがとうございました。
- 4 -
祝・卒 業 /本科生
物質工学科
高専を旅立つ皆さんへ
物質工学科長
松本 克才
卒業おめでとうございます。卒業生諸君ならびに保護者の皆様には心よりお慶び申し上げます。
八戸高専での5年間はいかがでしたか。あっという間だった、結構長かった、苦労した、楽しかった、
充実していた等、「中学卒業後に入学し、成人で卒業」と、多感な時期を高専で過ごし、様々な感想があ
ることでしょう。いずれにせよ、この5年間で色々なことを学び、日々成長したことには間違いないと思
います。
これまでは、高専の学生ということで守られていた部分も多くあったと思います。でもこれからは、否
が応でも成人として扱われることになります。自分の責任で決断・行動することも多々あることでしょ
う。しかし、皆さんは十分な能力を持っていますので、まずは自信を持って失敗・挫折を恐れることな
く、与えられた環境下で努力を惜しまずに頑張ってみてください。逃げることは簡単です。しかしその後
のことを十分に考え、自分にプラスになるよう、正しく判断できることを期待しています。
八戸高専での経験を生かし、勇往邁進の精神で、大いにご活躍されることを祈念しております。 卒業おめでとう!
物質工学科 5 学年担任
齊藤 貴之
卒業おめでとうございます。皆さんを1年生のときから授業を持って見てきましたが、最後の卒業研究
発表会まで到達してきた姿を見て、5年間の成長を感じることができました。保護者の方々も皆さんの成
長と卒業をお祝いしていることと思います。
5年生になって、体育大会や球技大会などのイベントを経る毎にクラスの結束が強くなっていったよう
に感じています。それぞれ自分にあったところで、クラスになじみ、全体としてまとまっていたと思いま
す。
進路は例年通り様々ですが、今年は進学が多く、また専攻科へ進学する人たちが多くなりました。クラ
スの3割が専攻科へ進学するため、来年度以降も顔を合わせる人たちが多く、就職や大学への進学で八戸
を離れる人たちの様子も聞きやすいかと思っています。
変化の早い世の中ですが、自分に自信を持って挑戦し、自分の目標を達成してください。また、健康第
一で、良い一日、良い人生を送ってください。皆さんの活躍を楽しみにしています。
卒業を迎えて
物質工学科 5 年
町屋 秀幸
(七戸町立天間舘中学校出身)
高専生活が終わろうとしています。5年間はすごくあっという間でしたが、とても充実していました。
高専生活の思い出はやはり行事です。寮祭から始まり、体育祭、高専大会、球技大会、高専祭とたくさ
んの行事がありました。毎年毎年違った思い出となり、学年が上がるにつれて濃くなっていった気がしま
す。みんなで一つのことをやり遂げることの楽しさとすばらしさを知りました。卒業してしまい、寮のお
風呂でみんなと話したり、教室で話したり、行事で熱くなったりすることがなくなると思うと、とてもさ
みしく、もっとみんなとお話しておけば良かったなぁと思います。なので、来年は後悔しないようなめ
ちゃくちゃ内容の濃い1年にしたいと思います。来年からはみんな別々の進路ですが、後悔しないように
頑張ってください。辛いことや、悲しいことや、しんどいことがあったら、息抜きに高専に遊びに来てく
ださい。
自分と関わってくださった皆さん5年間ありがとうございました。また遊びましょう!後輩や専攻科の
人や先生方は来年もよろしくお願いします。笑
- 5 -
祝・卒 業 /本科生
建設環境工学科
縁を大事に
建設環境工学科長
南 將人
ご卒業おめでとうございます。学業を終えて社会に旅立つ皆さんに心よりお祝い申し上げます。技術の
継承や震災復興そして各種建設構造物の老朽化対策等、日々の生活を安心・安全に送るために若い皆さん
の力に大きな期待が掛かっております。学校で学んだ事と講義や実験・実習で体得した知識に、誇りと自
信を持って大いに活躍される事を願っております。
また、皆さんは何かの縁で同じ年に卒業します。是非、この縁を大事に何時までも同期として連絡の取
り合いを続けて欲しいと思っています。この縁は、同期生だけでなく先輩諸氏とも繋がる事でしょう。進
む道は様々ですが多くは技術者として活躍する事になります。さらに、長い人生で仕事やプライベートを
通じて様々な人と出会うでしょう。より充実した仕事を行うためにも、先輩、同期、後輩そして多くの人
との縁を大切して下さい。皆さんの活躍に期待しています。
よき人生を
建設環境工学科 5 学年担任
藤原 広和
卒業、おめでとうございます。一言お祝いの言葉として申し上げさせていただきます。
阪神・淡路大震災から20年が経ったという。あの頃、皆さんのほとんどは生まれたばかりの赤ちゃん
だったと思います。私はその当時、大きな衝撃を受けました。そして、皆さんが本校1学年の時に遭遇し
た3.11。これから16年後、震災から20年を経過し、建設技術者や公務員として東日本大震災を振り返っ
たとき、復興はどの程度進捗しているのでしょうか?
今更ながら、建設技術者として目指すところは何かと言われたら、建設・防災・環境の確立だと思いま
す。これらを実現するためには知識の修得、技能の体得、問題・目的・プロ意識を持ち、偏見のない態
度、そして自己の向上を持続する能力が必要です。これらの一部は既に本校で修得済みのものもあります
が、どれもこれから、ますますの努力・向上が必要です。これからの人生、いろんなことに遭遇し、いろ
んな人と出会い、多くのことを体験するでしょう。よき人生と思えるように生きてください。八戸高専卒
業生としての皆さんの大いなるご活躍を期待しております。
新たな場所へと進んでいくために
建設環境工学科 5 年
西塚 萌
(三戸町立三戸中学校出身)
「高専生活は洞窟のなかにいるようだった」
卒業された先輩が残したこの言葉は私の中に鮮明に記憶されています。高専は5年制です。高校生は3
年間で進路が決まっていくのに対して、自分の進路が明確に見えてこないと不安になり、目の前が真っ暗
に見えるのです。これが洞窟なのだと、この状況になったとき知りました。悩んでいるときは先が見え
ず、本当に洞窟のようだと思いましたが、もがきながらも進んでいくと見えてくるものがあります。そし
てそこへ向かっていくと視界が開けてくるのです。その時、高専入学当初の自分から少しだけ成長できた
ような気がしました。先輩は洞窟と例えていましたが、私自身あれは自分を次のステップへと進めるため
のトンネルだったのだと思います。きっと後輩たちの中にもこのトンネルの中にいる人や入る間近の人が
いるかと思います。しかしその不安に怖気づき立ち止まってしまうのではなく、分からないままでも進ん
で行って欲しいと思います。同級生や先輩、先生方がきっと手を差し伸べてくれることと思います。後輩
たちがこのトンネルを抜け出し、社会に羽ばたき活躍していく姿が見られることを心から願っています。
- 6 -
平成26年度 卒業生・修了生の進路状況
学院進学について、大学側からの働きかけが積極
的に行われています。進学に関する情報は、各大
学のパンフレットやホームページ等から得ること
もできますが、大学の担当者が本校を訪れ、説明
会等を行っていただけることや、インターンシッ
プ等を受け入れていただく活動も行われていま
す。
ただ注意すべきことは、下表を一見し、就職も
進学も自由自在と考えてしまうことです。就職の
場合、求人数が多く、簡単に内定をいただけるよ
うに思えるかもしれませんが、実際には第一志望
に合格できるのは60%程度ですし、進学も十分な
用意をしないと結果は伴いません。
進路を成功させるのは全て本人の心構え次第な
のです。ほとんどの求人担当者が企業に欲しい人
材として、知識はもちろん元気と行動力、それに
コミュニケーション能力の高い学生を挙げていま
す。これらのことは、エントリーシートや適性検
査、面接で試されます。したがって、日ごろから
の自己啓発を行うことで、十分な準備をしておく
ことが重要と考えます。
本校では進路指導を強化しています。進学相談
に関しては担任、学科長、指導教員等に相談して
ください。また就職進学ガイドブックも活用する
ようにしてください。
就職担当幹事 松本 克才(物質工学科長)
今年度の本科卒業予定者及び専攻科修了予定者
の進路状況を下表に示します。具体的な就職先、
進学先は次ページの表の通りです。
本科卒業予定者は169名であり、卒業予定者の
41%(昨年度43%)に相当する70名が進学、95名
が就職です。専攻科修了予定者は18名であり、修
了予定者の50%(昨年度42%)に相当する9名が
大学院に進学し8名が就職します。本科、専攻科
ともに進学者が昨年同様高い水準を保っておりま
す。また、若干名が2月2日現在活動中です。
本科生に対する就職求人活動は2176件(昨年度
2013件)、同じく専攻科では1673件(昨年度1546
件)と、いずれも上昇しております。求人担当者
からのお話を伺うと、共通していることは、高専
生は多くの実験実習を通し、理論と技術を関連付
けて理解でき、行動力があるので、今後も採用数
を増やしたいところが多いようで、この傾向は、
来年度以降も継続するものと期待しています。
本科の進学先で最も多いのは本学専攻科で、昨
年度の30名から増加し、40名となりました。この
理由は、国立大学編入学に比較して学費が安いこ
と、少人数教育、大学院への進学に有利等が挙げ
られそうです。専攻科の進学先では、東北大学大
学院が各専攻1名ずつの4名と最も多く、次に東
京大学大学院となっています。最近の傾向とし
て、各大学院では専攻科からの進学を歓迎してい
ることは特記すべきところです。
実際に、本科からの大学編入や専攻科からの大
本 科
機
電
械
気
物
建
工
情
質
設
報
工
環
境
男
学
工
学
学
工
学
41
科
建
質
設
環
境
計
人
男
人
13
40
6
46
科
20
22
科
25
10
男
女
人
計
人
就 職 者
男
人
1
14
27
20
1
21
42
8
12
35
12
3
43 169
53
17
修了予定者
女
男
女
計
人
人
計
求人数 求人倍率
人
1
662
21.4
25
0
0
0
678
27.1
10
19
1
0
1
376
19.8
7
20
0
0
0
460
23.0
26
95
2
0
2
2176
22.9
20
5
20
9
15
13
70
69
就 職 者
男
女
人
31
計
男
人
4
大学院進学者
計
女
そ の 他
女
1
0
そ の 他
計
男
女
計
人
倍
求人数 求人倍率
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
0
492
電気系
3
1
4
3
0
3
0
0
0
0
0
0
509
科
4
2
6
1
2
3
3
0
3
0
0
0
293
4
1
5
1
0
1
3
1
4
0
0
0
379
94.8
14
4
18
7
2
9
7
1
8
0
0
0
1673
209.1
機械系
学
工
人
計
46
126
工
女
5
専 攻 科
物
人
科
計
機械・電気
システム工学専攻
進学者
(大学・専攻科)
卒業予定者
学
科
3
0
3
2
0
- 7 -
2
1
0
1
0
0
人
倍
492.0
97.7
平成26年度 就職・進学先一覧
【就職-本科】
就 職 先
アイリスオーヤマ株式会社
出光興産株式会社 北海道製油所
出光ブルテクノ株式会社
株式会社エイジェック
エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
エプソンアトミックス株式会社
北日本機械株式会社
キヤノン株式会社
極東石油工業合同会社
株式会社金星
株式会社クレオ
株式会社クレハ 国土交通省東北地方整備局
コスモシステム株式会社
株式会社小松製作所 郡山工場
株式会社小松製作所 栃木工場
株式会社産業公害・医学研究所八戸分室
産業振興株式会社
JX日鉱日石エルエヌジー・サービス株式会社
JX日鉱日石エネルギー株式会社 中央技術研究所
JFEスチール株式会社 東日本製鉄所
株式会社地代所建設
シオノギ分析センター株式会社
株式会社シンワ
住友電工電子ワイヤー株式会社
セイコーエプソン株式会社
第一三共ケミカルファーマ株式会社
第一三共プロファーマ株式会社
ダイキン工業株式会社
大日精化工業株式会社
大平洋金属
竹田設計工業株式会社
中発テクノ株式会社
株式会社 DRD
DIC グラフィックス株式会社
東京ガス株式会社
東京水道サービス株式会社
東京地下鉄株式会社
株式会社東京鐵骨橋梁
東芝自動機器システムサービス株式会社
東芝プラントシステム株式会社
東芝メディカルシステムズ株式会社
東進工業株式会社 横浜工場
財団法人 東北電気保安協会
東北電力株式会社
東北緑化環境保全株式会社
株式会社トノックス
株式会社ニコン
日進工具株式会社
株式会社 NIPPO
日本ゼオン株式会社
日本電設工業株式会社
日本放送協会(NHK)
ニプロ株式会社
日本海洋掘削株式会社
日本原燃株式会社
日本たばこ産業
八戸圏域水道企業団
平成27年2月2日現在
M
1
1
1
1
E
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
C
1
1
1
1
1
1
Z 計
1
1
1
1
1 1
2
2
1
2
1
1
1
1
2 2
2
1
1
1
1
2
1
2
1
1
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1 1
1 1
1 1
1 1
1
1
1
1
1
1 3
1
1
1
1
1 1
1
1
1
1
1
2
1
2 2
就 職 先
八戸市
八戸製錬株式会社八戸製錬所
八戸セメント株式会社
東日本高速道路株式会社
東日本旅客鉄道株式会社 東北工事事務所
東日本旅客鉄道株式会社
株式会社日立アドバンストシステムズ
株式会社日立メディコ
富士石油株式会社
フジテック株式会社
北海道旅客鉄道株式会社
株式会社マイスターエンジニアリング
前田建設工業株式会社
三菱地所コミュニティ株式会社
宮城建設株式会社
むつ小川原石油備蓄株式会社
株式会社メイテックフィルダーズ
メタウォーター株式会社
森永乳業株式会社 利根工場
山本精機株式会社
横浜市
M
1
1
E
1
1
1
1
C
1
1
1
1
1
1
1
1
Z 計
1 2
1
2
1
1 1
1 1
1
1
1
1 1
1 1
1
1 1
1 1
1 1
1
1
1
1
1
1 1
【進学-本科】
進 学 先
〔大 学〕 北海道大学
2
2
11 12
Z 計
3
1
3
1 3
2
1
1
1 1
1
2
2
4 7
1 3
8 40
就 職 先
ASM ASE AC
青森県庁
エヌケーケーシームレス鋼管株式会社
1
株式会社大泉製作所
1
国土交通省東北地方整備局
塩野義製薬株式会社 金ヶ崎工場
1
東洋インキSCホールディングス株式会社
1
八戸市
三井住友建設株式会社
AZ 計
1 1
1
1
1 1
1
1
1 1
1 1
室蘭工業大学
岩手大学
東北大学
秋田大学
福島大学
筑波大学
宇都宮大学
東京農工大学
東京工業大学
新潟大学
長岡技術科学大学
豊橋技術科学大学
〔専攻科〕 八戸工業高等専門学校
M
1
1
1
1
1
9
E
1
C
2
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
【就職-専攻科】
【進学-専攻科】
進 学 先
北海道大学大学院
東北大学大学院
山形大学大学院
東京大学大学院
長岡技術科学大学大学院
- 8 -
ASM ASE AC AZ 計
1
1
1 1 1 1 4
1
1
2
2
1
1
卒業研究テーマ一覧表
【機械工学科】
【電気情報工学科】
学生氏名
卒業研究テーマ
工 藤 帆乃香
3Dプリンタによる透明造形物内流れの可
視化
指導教員
沢村 利洋
久
慈
隆
介 微小気泡の上昇時の形状と再現性の調査
沢村 利洋
関
川
隼
太 再現性を考慮した空気砲の開発と評価
沢村 利洋
アブレシブウォータージェットの質量分布
測定
尾
崎
成
相
内
優
太 水溶性粒子を用いたアブレシブウォーター
沢村 利洋
ジェットの加工能力の調査
高速噴流により形成される噴霧状態におけ
る混合液の分離の研究
沢村 利洋
泉
学生氏名
佳
卒業研究テーマ
祐 水プラズマによる有機染料の脱色
木
村
拓
也 擬火花放電イオン注入法によるPTFEシー
トの表面改質
田
中
盛
中
村
健
七
﨑
翔
佐
藤
碧
指導教員
鎌田 貴晴
鎌田 貴晴
t金属バッファー層上CVD高結晶グラ
治 P
中村 嘉孝
フェンの合成
VD法による高炭素溶解度Ni金属バッ
人 C
中村 嘉孝
ファー層上へのグラフェン合成
VD法による低炭素溶解度Cu金属バッ
平 C
中村 嘉孝
ファー層上へのグラフェン合成
美 家庭用掃除ロボットルンバのための操作イ
釜谷 博行
ンターフェースの開発
上
平
恵
未
沢村 利洋
吉
田
寛
荒
河
木
内
亮
秀
太 直流電位差法による平板の肉厚評価に及ぼ
武尾 文雄
樹 す端子間隔の影響
竹
林
雅
高
瀬
宏
太 直流電位差法による角部の疲労き裂深さ評
武尾 文雄
価(角度補正項の有効性)
出
川
直
渡
部
櫻
庭
正
大
島
悠
川
村
徳
堀
内
翔
太 分子動力学法を用いたアモルファス金属の
松橋 信明
構造シミュレーション
折
川
暁
輝 画像の解像度変換に関する基礎的検討
佐々木 一 輝 直流電位差法によるき裂深さ分布の非破壊
武尾 文雄
評価
神
山
勇
希 円孔を有する鋼板のピン引張負荷による疲
武尾 文雄
労強度(ピン直径の影響)
中 居 まなみ 円孔を有するジュラルミン板の疲労強度に
武尾 文雄
及ぼす局部塑性加工の効果
小
大
野
館
晃
孝
太 木材ペレット燃料用ストーブの製作(燃焼
鎌田 長幸
典 装置の改良)
島
守
恭
平 パーソナル・コンピュータ用LSIの冷却に
鎌田 長幸
関する研究(空気冷却用フィンの改良)
甲
多
地
田
博
悠
人 パーソナル・コンピュータ用LSIの冷却に
鎌田 長幸
二 関する研究(液体冷却用フィンの改良)
橋 本 光一郎 狭いすき間内の衝突噴流沸騰熱伝達に関す
鎌田 長幸
る研究
今
越
泉
後
雄
椋
磨
パーキンソン病の振動療法に関する研究
太
黒沢 忠輝
松
二
山
橋
雄
裕
紀
筋固縮定量評価装置の開発
斗
黒沢 忠輝
小
山
翔
也 超音波を用いた速度計測に関する研究
郭 福会
附
田
正
對
馬
木
村
知
夏
高
橋
美
夏 擬似音声の白色化のDSP実現に関する検討 工藤 憲昌
藤
村
達
弘 擬似白色化信号を用いたハウリングキャン
セラに関する検討-周波数推定法の比較- 工藤 憲昌
成
田
昂
世 狭帯域信号を用いたANCの検討-帯域幅
工藤 憲昌
とフィルタ次数の関係-
石
橋
諭 LMSフーリエアナライザを用いた楽音の分析 工藤 憲昌
大 野 佳菜子 Arduinoを用いたDMM出力シリアルデー
工藤 隆男
タの復元
太 平行投影モデルを用いた月の満ち欠け学習
工藤 隆男
システムの試作
篤 光音声通信システムの送信機に関する研究 郭 福会
奈
良
公
明 地球儀型ポインティングデバイスの試作
古
川
詩
天
拓
シャシローラ用制動回路の試作
斗
村山 和裕
林
広
平
舘
侑
鳴 海 慶一郎 エンジニアリングプラスチックの焼付き挙
赤垣 友治
河 村 秀 斗 動に関する研究
野
中
里
村
情
勇
貴 PEEK及び金属材料の一方向及び往復すべ
赤垣 友治
り摩擦摩耗試験
熊
谷
拓
佐
岸
藤
井
利
裕
三
浦
大
丹
波
織
上
條
翔
木
村
拓
細谷地 健 太 PEEK樹脂軸受の焼付き防止に関する研究
赤垣 友治
谷地中 功 武
昭 冠状動脈分岐部における流れに対する動的
森 大祐
輝 曲率変化の影響
里
大動脈内の流れに関する計算流体力学的解
析(拡張・狭窄モデルにおける非定常流入
条件の場合)
森 大祐
佐々木 佳 奈 臍帯内の螺旋状血管の血流に関する計算流
森 大祐
レ ド ゥ ア ン 体力学的解析
村
哲
也 パラレルリンク機構を用いた水平維持機構
白田 聡
の設計・開発
工
藤
一
清
水
健
司 直動関節を用いた2脚ロボットの設計
種
市
翔
西
塚
大
晃 VAC法を応用した材料表面改質装置の開
古谷 一幸
発
工
藤
裕
太 粉末ハイス焼結体を用いた高速度工具鋼の
古谷 一幸
材料特性評価
外
崎
真
也 髄内釘の改良設計及び予備応力解析
古谷 一幸
豊 川 大 志 Ti基等合金を用いた候補生体材料の室温疲
古谷 一幸
下谷地 功 樹 労特性
工藤 隆男
帆 タブレット端末を用いた書道学習システム
細川 靖
「筆veat」における筆デバイス試作
樹 潜水動作閲覧システムにおける直感的動作
細川 靖
実装とマルチアングル機材試作
樹 海女潜水体験システム「海女via-W」にお
細川 靖
ける水掻き動作学習支援に関する研究
司 冷却CCD分光システムを用いた光源・光デ
熊谷 雅美
貴 バイスの分光評価の研究
也 DCモータの直流チョッパ速度制御におけ
熊谷 雅美
る騒音特性の研究
樹 3端子パワーエレクトロニクスデバイスを
熊谷 雅美
太 用いた実験教材に関する研究
戸草内 源 ArduinoおよびProcessingを活用した計測
吉田 雅昭
制御教材の製作
木
白田 聡
正 光センサを用いたコロイド沈殿評価システ
工藤 隆男
ムの試作
天 間 遼太郎 無線接続タブレットクラスタによる書道学
細川 靖
習システムに関する研究
竹
馨
樹 FSRを用いた高血圧予防ハンドグリッパの
工藤 隆男
試作
圭
郭 福会
藤
工藤 憲昌
原
貴 へびロボットの試作
齋
工藤 憲昌
笠
大
智
朋
オープンCVを用いた画像処理と特定オブ
ジェクトの検出に関する検討
典 光音声通信システムの受信機に関する研究 郭 福会
田
林
尾
幸 分子動力学計算によるクラスター形成のシ
松橋 信明
ミュレーション
裕
山
小
松
太 分子軌道計算による低分子有機材料に関す
松橋 信明
る研究
藤
郭 福会
敦
将 分子軌道法によるGaAsのバンドギャップ
松橋 信明
の推定
工
司 二足ロボットに関する研究
村
聖 複合味覚物質に対するPVC脂質膜の膜電位
松橋 信明
応答
大
将
西
樹 ディープラーニングを用いた画像認識性能
釜谷 博行
の向上に関する研究
子
谷
藤
人 SURF画像を用いた移動ロボットの物体探
釜谷 博行
索に関する研究
金
鶴
原
斉
和 ステレオカメラを用いた顔形状の計測に関
釜谷 博行
する研究
地 センサを活用した学習教材の授業への導入
吉田 雅昭
に関する検討
恩 超電導体を用いた磁気浮上系における鉛直
佐々木修平
振動伝達抑制に関する基礎的検討
也 デジタルおよびアナログ計算機による円周
中ノ 勇人
率(pi)計算の研究
寛 電子管におけるショット雑音のシミュレー
中ノ 勇人
ションとそのエントロピーの研究
輝 Lispを用いた日本語の句構造解析プログラ
中ノ 勇人
ムの研究
吾 周波数変調通信の雑音計量空間における振
中ノ 勇人
る舞いの研究
三田村 理 央 P.ショアの素因数分解量子アルゴリズムの
中ノ 勇人
古典シミュレータ作製に関する研究
小清水 孝 二 IHを用いた飲料缶の簡易保温装置に関する
野中 崇
検討
木
村
雄
出
貝
磯
島
拓
- 9 -
希 渦電流試験を用いた配電線非破壊試験装置
野中 崇
製作
敏 LC共振型ワイヤレス電力伝送における給
野中 崇
電補助コイルの発案と検討
也 ワイヤレス電力伝送システムにおける送電コイ
野中 崇
ルの設計のための結合係数分布の数値的評価
【物質工学科】
学生氏名
【建設環境工学科】
卒業研究テーマ
指導教員
学生氏名
卒業研究テーマ
指導教員
佐藤久美子
り ポリオキサゾリングラフト化ポリスチレン
の合成と物性評価1
本
波
芳
モビリティとアクセシビリティ特性に基づ
今野 惠喜
樹 く自治体の分類
of functional group in additive
萌 Study
松本 克才
agents on etching rate of copper foil
竹
居
広
早
咲 赤血球ゴースト膜への発色試薬封入および
三浦 将典
膜表面吸着特性の検討
樹 Analysis of the Change in Transportation
知
世 LIX51含浸樹脂によるランタノイドの抽出
中村 重人
坂
本
恭
史 る基礎的研究
関
古
下
川
祥
祐
矢 バス運行情報に基づく運行の信頼性に関す
今野 惠喜
介 る分析
山
本
結
麻 Research on Utilization of Woody Biomass 南 將人
大
越
ま
奥
谷
悠
木
村
工
藤
小
橋
in vivo 小核試験による青
吾 マウスを用いた
山本 歩
森県産カシスの抗変異原性効果の解析
斉
藤
瑞
斉
藤
佑
稀 塩化第二銅溶液による銅のスプレーエッチ
松本 克才
ング
分子シミュレーションのための4-site
介 flexibleエタノール分子モデルの開発
本間 哲雄
坂
本
幸
大 衣料繊維を出発原料とする活性炭の開発
佐
藤
健
太 TTAとリン酸トリブチルの協同効果を用
中村 重人
いたルテチウムの液体膜輸送
下
道
義
髙
橋
侑
高
谷
夏
杉山 和夫
德 ヒノキチオール-フェナントロリン協同効
中村 重人
果系における希土類元素の抽出
佳 高圧熱水中でのグルコース変換反応生成物
本間 哲雄
の一斉解析
of heat-treatment conditions in the
実 Effect
杉山 和夫
electrolytic oxidation process of CFRP
田名部 宏 平 リポソーム結合型炭素電極を用いた電気化
三浦 将典
学酵素センサの基礎的研究
鳥谷部 綾 乃 ジルコニウムジオレートを経由した低温焼
成ジルコニアの調製とその固体酸塩基特性 長谷川 章
中
村
悠
治 ランタノイドの分配クロマトグラフィーに
中村 重人
おけるLIX51含浸濃度の影響
濱
道
竜
哉 アーク放電法によるダイヤモンド粒子の合成 齊藤 貴之
早
川
尚
輝 無機フィラーの高圧熱水処理における分散
本間 哲雄
剤の添加効果
東
達
福
田
将
町
屋
秀
円
子
友
也 ポリオキサゾリングラフト化ポリスチレン
佐藤久美子
の合成と物性評価2
人 リポソーム結合型金電極を用いた電気化学
三浦 将典
酵素センサの基礎的研究
窒素ドープ酸化チタン微粒子の調製とその
幸 光触媒活性
長谷川 章
放熱性ポリマー特性向上を目的としたせん
理 断力存在下での相状態測定装置の開発
本間 哲雄
東北地方における交通手段と地域特性に関
する変化分析
今野 惠喜
and Regional Characteristics in Tohoku
八戸市発着の高速バスの利便性向上に関す
今野 惠喜
木質バイオマスのBTLによる利用に関する
研究
by BTL
工業排水を有効利用した水力発電装置の性
能評価
小 野 光太郎 Evaluation of Performance for Waterwheel 南 將人
Using Industrial WasteWater
佐
森
藤
田
祥
宏 数値流体解析による橋梁断面の風に伴う振
丸岡 晃
遼 動現象の把握
西
野
崇
正方形角柱まわりの流れに対するResidualbased Variational Multiscale法の適用性
行 Applicability of Residual-based Variational 丸岡 晃
Multiscale Formulation to Flow Around a
Square Cylinder
井
黒
上
沼
未
至
住宅型児童発達支援施設の提案
葵
磯 谷 美 波
「アート&デザインプレイス八戸」構想
浪 岡 もみじ
野田村の復興まちづくりを支援する学生ワー
馬渡 龍
馬渡 龍
清
川
夏
実 クショップの提案と手法についての研究
沖
南
津
舘
槙
克
吾 解抵抗性
哉 Frost Resistance of Concrete by
小
柾
野
谷
美
賢
里 コンクリートのスケーリング抵抗性に関す
菅原 隆
治 る実験
of additive agents on dissolution
ニ Effect
松本 克才
rate of copper
西
林
塚
秀
萌 方向性に着目した東北地方太平洋沖地震及
杉田 尚男
幸 びその余震の特性
岩 崎 みなみ 無機フィラー充填グラフトPVCの合成と物
佐藤久美子
性評価
岩
工
間
藤
浩
悠
司 びヤマトシジミの生息に関する考察
Field Observation on Characteristics of 藤原 広和
揮 Bottom Sediment and Habitat of Corbicula
髙
日
橋
登
直
広
紀 について
藤原 広和
大 Relationship between Total Salinity and
細
越
俊
作 Relationship between Algae and Water 藤原 広和
荒
石
屋
橋
隼
佳
太 遺伝子マーカーを用いた蕪島海水浴場にお
矢口 淳一
祐 ける糞便汚染源の追跡調査
齊藤 貴之
大
田
南
中
楓 LED光源を使用したPMA-PCR法の研究
矢口 淳一
優 開発
菊地 康昭
川
口
良
太 と電気二重層を考慮した鉛吸着量との関係
髙
橋
直
希 考慮した熱伝導予測
平
野
和
也 度特性
平
間
勇
輝 度向上
平
爵
有 す宅地地盤の地震時挙動
宮 田 楓
新規接着剤の力学的評価と接着表面の分析 佐藤久美子
フ ァ テ ィ マ
柳
町
ア
英
有
江
イ
馬
苅
桃
幸 炭素繊維の耐熱性向上に関する研究
杉山 和夫
佳 アーク放電法によるダイヤモンドの簡易合
齊藤 貴之
成装置の開発
子 CVD法による酸化チタン固定化シリカ繊
長谷川 章
維の調製とその特性化
mechanism of perfluorooctanoic
大久保 俊 輝 Genotoxic
佐々木 有
acid is due to oxidative stress
柏
崎
萌
子
金
山
雄
太
佐
川
史
果
佐
藤
暢
哉
澤
田
旺
成
鶴
飼
里
菜
庭
瀬
建
人
野
牛
菜
那
逸
見
祥
希
前
田
貴
也
松 橋 美寿々
三
浦
杉
菜
和井内 花
Evaluation of rare earth elemnts as new
antimicrobial functional materials
Genotoxicity study with JST metal
materials for medical use
The antimutagenic effects of Chrysanthemum extract:
Evaluation using yeast gene mutation system
カビ臭物質認識能を有する機能性高分子膜
におけるインプリントの効果
Al/Cuの塩化ナトリウム水溶液中における
ガルバニック腐食の挙動
耐熱性紅色光合成細菌Thermochromatium
tepidumの可溶性電子伝達体の電気化学特性
不斉認識能を有する高分子膜の調製とその
特性
レゾルシン環状四量体とその誘導体による
混合糖の分離
Isolation and characterization of fermentable
natural yeast from a wide variety of plants
ホタテガイ中腸腺からのカドミウムの吸着
除去法の開発
Generation and threshold level of 8-OHdG and
TK mutation elicited by low dose oxidative stress
Is one anti-genotoxic mechanism of
Connarus due to anti-oxidant activity?
ニンニク廃棄部位からのガーリックオイル
の採油と粉末香料型フレーバーの徐放性
山本 歩
佐々木 有
山本 歩
菊地 康昭
松本 克才
菊地 康昭
山本 歩
齊藤 貴之
佐々木 有
佐々木 有
菊地 康昭
- 10 -
河村 信治
透水型枠工法によるコンクリートの凍結融
菅原 隆
Permeable form Method
現地観測に基づく小川原湖の底質およ
Japonica in Lake Ogawara
小川原湖における総塩分量とCODの関係
COD in Lake Ogawara
小川原湖における藻類と水環境指標の関係
Environment Index in Lake Ogawara
八戸ローム懸濁液のゼータ電位測定精度向上
清原 雄康
有限要素法による熱伝達境界と熱交換材を
清原 雄康
不飽和状態における二戸しらすの液状化強
清原 雄康
セメント混合による二戸しらすの液状化強
清原 雄康
液状化解析コードLIQCA3Dを用いたしら
清原 雄康
祝・修 了/専攻科生
修了おめでとうございます
専攻科長
工藤 憲昌
専攻科修了、おめでとうございます。
専攻科は、今年度で創立から12回目の修了生を世
に送り出すわけですが、教育内容は一段と充実し
てきている感があります。特に国際交流、地域企
業等との共同教育(COOP)など、学外との関係
が深まり、その中で皆さんは貴重な経験を積んだ
に違いありません。フランスのリールA技術短期
大学などの海外提携校で行われた長期インターン
シップ等に半数以上の学生が参加し、さまざまな
異文化に触れて、自己の成長に役立てたと思いま
す。また海外派遣と同時期に、本校のエンジニア
リングデザインに参画した学生には、地域企業や
機関の支援のもとセグウェイ(電動立ち乗り二輪
車)の開発や独自の震災復興プログラムなど、4
つの斬新な内容を用意しました。
また、1月に開催した特別研究発表会において
は、取組み開始から3年目になりますが、昨年同
様全員が英語による発表を行ってくれました。更
に、専攻科からの大学院進学者数は例年4名程度
でしたが、今年度も昨年同様有力大学の大学院を
かなり多く含み9名が大学院へ進学します。就職
についても、昨年に比べ求人倍率が高くなったと
は言え、有力企業や公務員内定をみごと勝ち取っ
てくれました。このように、専攻科でチャレンジ
精神に溢れた数々の取組みは皆さんの今後の活躍
を予感させてくれるものであるとともに、本科を
含め、後輩の良い刺激・目標になると考えていま
す。専攻科では、いわゆる専門バカにならないよ
う、学際領域を含む全専攻合同の授業や、エンジ
ニアリングデザインのように他分野の人と交わっ
て行う取組みがあり、自然に他専攻の学生とも交
流を深めることが多かったのではないでしょうか。
本科の5年間、専攻科の2年間という学生時代の
友達は社会に出てからとても貴重な財産であるこ
とに気付くことでしょう。今後それぞれの道を進
むことになりますが、いつまでも友人を大切にし、
専攻科で学んだ知識・志気を大いに発展させて
いってください。
最後に、保護者の皆様のご支援に感謝するとと
もに、皆さんのご活躍とご健勝を心から祈念し
て、お祝いに代えさせていただきます。
高専生活 7 年
機械・電気システム工学専攻
澤井菜津美
(八戸市立中沢中学校出身)
本科で学んで5年、さらに専攻科で2年。高専
に入学してから7年が経ちました。この間、オリ
ンピックが4回、W杯が2回行われているので、
とても長〜い期間だと分かると思います。
専攻科に入学してからは、次々とやってくる試
練を受けるめまぐるしい日々でした。1年次の前
期は、課題や実験レポートが絶え間なくやって来
ました。後期に入ってから学外研修が始まり、私
にとってフランスへの留学は専攻科生活での最大
イベントでもあり、試練でもありました。事前に
準備はしましたが、右も左もわからない、配属先
を直前に知るという先行きが不安なスタートでし
た。しかし、他高専の人達や同じ寮の海外の学生
など仲間が増えたことで、長く思えた2ヶ月半の
研修はあっという間でした。何よりも嬉しかった
のは、皆で食事ができたことです。一緒にどこか
レストランに行きたいねと誘ってみたところ、日
本食レストランに連れて行って貰えることになっ
たのです。自分から積極的に言えたこと、思い出
が増えたことがとても嬉しかったです。2年に
なってからは、研究や進路で苦労する期間でし
た。人よりも時間がかかりましたが、やっと自分
が何をしたいか、何をするべきなのかはっきりし
てきたと思います。
入学当初は、これから忙しくなるという先輩方
の忠告を軽く受け止めていましたが、今になって
ようやく理解しました。この忙しい日々を過ごし
てみて、時間は自分で作ることの意味を知りまし
た。いろんなことが体験でき、挑戦できるのは学
生のうち、つまり今のうちだと私は思っていま
す。宝くじはなかなか当たらないものだけど、買
わなければ何も起きません。在校生の皆さん、今
年はこんなことできたらなぁと抱負のままにしな
いで、とりあえずやってみましょう。
最後に、お世話になりました先生方、電気系の
皆さん、支えてくださった方々ありがとうござい
ました!
- 11 -
専攻科特別研究発表会表彰者
最優秀賞
優 秀 賞
特別研究最優秀賞を受賞して
機械・電気システム工学専攻 2 年
相馬 由健
機械・電気システム工学専攻 2 年(電気系)
(東通村立北部中学校出身)
私の取り組んでいるテーマは、複数の優れた特
性を併せ持つDLC膜の新規作製法に関する研究
なのですが、名前の通り新規的な研究テーマであ
り、ここには書ききれないほど苦労することが多
くありました。重要な時に限ってタイミングを見
計らったかのように装置が故障したり、良い成果
が得られない日が長く続いたり、実現できる実験
条件の制約を受けたり、なかなか苦しい状況の時
もありました。そんな時を気合いと根性で乗り越
えながら、特別研究発表会を迎えました。グロー
バル化が進む現代において英語発表が推奨されて
いるショートプレゼンテーション、そして研究内
容が評価された結果、最優秀賞を頂くことができ
ました。自分が頂いていいのかと思うようなもの
でしたが、素直に大きな喜びを感じました。
私にとって高専での「研究」というものは、机
上の勉強だけでは身につかないであろうことをた
くさん学ばせてもらったものです。例えば材料に
関する研究をしている自分の場合、実験をして、
得られた成果物の分析をして、結果を考察して、
どのようにすればさらに良い結果が得られるかを
検討して、再び実験をして、という一見単純な
ループのように見える研究活動ですが、物事を分
析する力、結果を考察し改善に向けた検討をする
だけの専門知識が必要になってきます。これら
の力を机上の勉強だけで身に付けることは難しい
でしょう。研究を初めての間もないころの自分は
手順通りに実験を進めて、結果に対してまともな
考察もできずに教えられることが多かったのです
が、次第に自分なりの考えを持てるようになりま
した。
このように研究活動に限ったことでなく、これ
からの人生にも重要なスキルをも身に付けられる
機会なのではないかと感じています。
最後になりますが、私がこのような賞をいただ
くことができたのも、指導教官であります鎌田先
生はもちろんのこと、両親や友達などたくさんの
方々のおかげです。この場を借りてお礼申し上げ
ます。ありがとうございました。この賞を励みに
大学院での研究活動も自分らしく頑張っていきた
いと思います。
小林 健太
(八戸市立白銀南中学校出身)
専攻科特別研究発表会、これは専攻科での2年
間、本科5年次の卒業研究も合わせれば、3年間
分の研究を発表するイベントです。一昨年あたり
から先輩方の英語での研究発表を聞き、自分自身
も高専関連のフォーラムでは英語での研究発表を
行ってきました。近年では英語でのプレゼンテー
ションは当たり前となり、英語+αが求められて
いると感じています。そこで今回の発表では5分
以内という限られた時間での発表であること、専
門外の一般の方々にも発表を聞いていただくこと
を考慮し、プレゼンテーションの簡略化、英語ら
しい発音を意識したプレゼンを作成しました。こ
の戦略が功を成し、優秀賞という評価がいただけ
たことに感謝しております。我々のプレゼンを見
て、後輩が更に上手なプレゼンテーションを作
り、八戸高専専攻科のレベルアップにつなげて
いってくれればと期待しています。
優 秀 賞
3 年半を振り返って
物質工学専攻 2 年
小船茉理奈
(二戸市立福岡中学校出身)
私が現在の研究室に配属されたのは2011年の10
月です。それから3年半も経過したのかと思う
と、時の流れの早さに少し恐怖を覚えます。
思い返せば、研究室の同期の中で、私は最も成
績が悪く、取り柄もなく、簡潔に言ってしまえば
“ポンコツ”でした。専攻科に進み、このまま
じゃダメだ!と一念発起…もできないまま、気付
けば優秀な後輩達に囲まれていました。そんな私
が特別研究発表会で優秀賞をいただけたのはまぐ
れに近いです。本当にありがたいことです。
3年半、面倒をみてくれた指導教員の先生、研
究室の皆さんに心から感謝しています。
後輩の皆さんは、私みたいに“ポンコツ”にな
らないように勉強も研究も両立させてください。
そして、自分の取り柄は何か考えてみてくださ
い。私はこれから自分の取り柄を探したいと思い
ます。がんばります。
- 12 -
平成26年度 八戸工業高等専門学校専攻科特別研究一覧表
機械・電気システム工学専攻(機械)
学生氏名
小山内 達 哉
豊 田 倫 敏
発 表 題 目
An Effect of Vibration Therapy on Parkinson's Disease
パーキンソン病の振動療法に関する研究
An Effect of Local Plastic Deformation on the Fatigue Strength of a Steel
Plate Having a Circular Hole
-The Case of Loading by Pin-
指導教員
備 考
黒沢 忠輝
武尾 文雄
円孔を有する鋼板の疲労強度に及ぼす局部塑性加工の効果
(ピンによる負荷の場合)
似 鳥 琢 哉
Study on Friction and Wear of Dental Mouth-guard Material using a
Rotary Pivot-type Wear Tester
赤垣 友治
マウスガード材料の回転ピボット式摩擦摩耗試験に関する研究
機械・電気システム工学専攻(電気)
学生氏名
小 林 健 太
発 表 題 目
An Auxiliary System for Medical Equipments using Embedded
Technology
指導教員
備 考
釜谷 博行
特別研究優秀賞
組み込み技術を用いた医療機器補助システムの開発
澤 井 菜津美
Fabrication and characterization of oxide semiconductor thin films by
sputtering method
中村 嘉孝
スパッタ法による酸化物半導体薄膜の作製と評価
相 馬 由 健
Synthesis and characterization of DLC film by using CH4/H2 pseudospark discharge plasma-enhanced chemical vapor deposition method
鎌田 貴晴
特別研究最優秀賞
CH4/H2擬火花放電プラズマCVD法によるDLC膜の作製と評価
古 里 洸 一
Design of Multi-device Type Wireless Power Transmission System
マルチデバイス方式ワイヤレス電力伝送システムの設計
野中 崇
物質工学専攻
学生氏名
相 坂 健 太
小 船 茉理奈
発 表 題 目
Synergistic Extraction of Rare Earth Elements with Versatic 10 and
1,10-Phenanthroline in Various Organic Solvents
バーサチック10と1,10-フェナントロリンによる種々の有機溶媒へのレア
アースの協同効果抽出
Preparation of novel heat-resistant alumina and its application to steam
reforming catalyst
指導教員
中村 重人
長谷川 章
新規耐熱性アルミナの調製と水蒸気改質触媒への応用
関 下 明日香
Additive effects to the etching of copper foil using sulfuric acid / hydrogen
peroxide solution
硫酸/過酸化水素水溶液による銅のエッチングに対する添加剤の効果
- 13 -
備 考
松本 克才
特別研究優秀賞
学生氏名
髙 畑 裕 紀
発 表 題 目
Adsorption of the phthalate esters by the use of Membranes including
Host Molecules
指導教員
備 考
菊地 康昭
ホスト含有高分子膜を用いたフタル酸エステル類の吸着
森 忠 明
Classification approach for saccharide degradation in hot compressed
water
本間 哲雄
要素反応を用いた高温高圧水中での糖類変換反応の解析
山 本 祐 也
Kinetic evaluation of effect of additives on plating in copper sulfate bath
硫酸銅めっき速度に及ぼす添加剤の効果
齊藤 貴之
建設環境工学専攻
学生氏名
坂 本 智 美
発 表 題 目
Prediction of consolidation settlements in cut and filled residential land
using soil-water coupled finite element method
指導教員
清原 雄康
土・水連成有限要素解析による切盛宅地地盤の沈下予測
立 花 すばる
A Numerical Scheme for Free Surface Flows using Oriented Marker
Particles by Normal Vector
丸岡 晃
法線付きマーカ粒子を用いた自由界面流れ解析手法
中 河 裕 弥
Experiment about the multistep type of the overtopping wave power
generation
南 將人
多段型越波式波力発電装置に関する実験
武 藤 拓 也
山 部 祐 也
Study on the freeze thaw and scaling resistance of concrete
コンクリートの凍結融解とスケーリング抵抗性に関する研究
Numerical calculation about water surface elevation on the overtopping
wave power generation
越波式波力発電装置の水面変動に関する数値計算
- 14 -
菅原 隆
南 將人
備 考
合格体験記
大学編入
専攻科学力選抜
機械工学科 5 年
鳴海慶一郎
機械工学科 5 年
どうもこんにちは。私は八戸高専専攻科に学力
選抜で合格した機械工学科5年の鳴海です。私が
合格したのは産業システム工学専攻の機械システ
ムデザインコースで試験内容は数学、専門科目、
面接でした。専門科目は4つあり、私は材料学、
材料力学、熱力学、水力学を受けました。試験内
容としては、今まで勉強してきた内容なので、復
習することが大事だと思います。
学力選抜を受けようと思っている人は早めに
勉強したほうがいいです。また、英語の試験が
無く、TOEICのスコアが点数として加算される
ので、TOEICのスコアが低い人は長期休業中に
TOEICを受けた方がいいと思います。また、過
去問も勉強した方が良いです。また、分からない
所があったらオフィスアワーの時間を活用して先
生に聞くようにしましょう。
学力選抜を受けようと考えている方は、以上を
参考にがんばって下さい!
私は東京農工大学に推薦試験で合格することが
できました。東京農工大学の場合、推薦試験は学
力試験と違って筆記試験がありません。試験内容
としては、小論文と口頭試問、面接でした。口頭
試問の内容は各教科の基礎的な問題が出題され学
力試験の勉強をしていれば落ち着いて解けるよう
な問題でした。
大学を選ぶ上で、自分のしたいことや入りたい
研究室があるということなどが決め手になってく
ると思います。しかし、それだけでなく推薦試験
があるのか、推薦がもらえるのかということも踏
まえて選んでみると大学が絞りやすくなると思い
ます。
推薦試験、学力試験どちらでも勉強しなければ
合格するのは難しいと思います。大学編入を目指
している学生はうまく時間を使って勉強をがん
ばってください。
専攻科推薦合格を目指して
電気情報工学科5年
大学進学体験記
石橋 諭
電気情報工学科5年
(八戸市立下長中学校出身)
専攻科への進学を決めたのは3年生の半ば頃で
した。元々は大学編入希望でしたが、経済的理由
から専攻科進学を目指すことになりました。
専攻科への推薦をいただく際に重要なのは、4
年生の定期試験の成績、クラブ活動等の課外活動
です。成績に関しては、推薦は席次が上の方から
選ばれていくので席次5番以内をキープできると
確実に推薦がいただけると思います(私たちの時
の推薦希望者は1,2,4,8位の4名)。定期試験
の成績だけでなくTOEICスコアも重要なのです
が、私もあまり点数が高くないので攻略アドバイ
ス的なことはできません。500点位あればまず大
丈夫でしょう。また、クラブ活動等も自分をア
ピールする上で重要です。現在何もクラブ活動を
していないという人は、フルマラソンなどに挑戦
し、話題を作りましょう。
様々な面でサポートして頂いた先生方に感謝し
ています。専攻科推薦を狙っている後輩の皆さ
ん、日々の努力を大事にして頑張ってください。
工藤帆乃香
(むつ市立田名部中学校出身)
(階上町立階上中学校出身)
上條 翔也
(八戸市立白山台中学校出身)
僕は八戸高専専攻科、秋田大学そして岩手大学
の3つを受験しました。なんとか3校とも合格す
ることができました。
春休みに過去問を解き始めましたが、今までサ
ボってきたツケがここで来ました。全く解けませ
んせした。春休み明け、卒研室の配属が決まり卒
研を少しずつ進め、実験実習のレポートを書き、
中間試験が少しあり、願書を書き4,5月は過ぎ
ていきました。6月中旬には専攻科試験があり、
1週間おきに岩手、秋田と試験が続いていきま
す。5年になってからは時間と精神的な余裕が
ありません。3月、春休み中に解ける問題の量
は限られています。また、3月から受けられる
TOEICの回数にも限りがあります。自分は何も
かもがギリギリになっていました。春は余裕を
持った行動がかなり重要になってきます。
4, 5, 6月は少しでも時間をつくり、教科書
を隅々まで読んで、最低限何がわからないかを理
解しておくことが大事だと思います。
- 15 -
合格体験記
編入学体験記
物質工学科 5 年
編入学体験記
庭瀬 建人
物質工学科 5 年
(八戸市立白山台中学校出身)
体験記を依頼されましたが、たいしたことは書
けそうにないので、私が志望校を最終決定するま
での流れを書きます。
4年生の春休みの末頃まで東工大を受けような
どとは全く考えてもおらず、筑波大学を第一志望
にして専攻科と併願する予定でした。しかし、な
んとなく興味はあったが合格できるはずがないと
諦めていた東工大をダメ元で受けてみることにし
ました。いつ興味を持ったかというと、4年生の
後期中間試験を間近に控えていた頃、そこの先生
がいらして説明会を開いてくださった時です。そ
の説明会に私はあまり乗り気でなく、内職でもし
ようかと思っていました。しかし聞いてみるとと
ても興味を惹かれ憧れるようになりました。
そして、なんだかんだでそこに進学することと
なりました。話は聞いてみるものです。また、受
験は強気に攻めてみてもいいかもしれません。
建設環境工学科5年
私は専門分野を変えるつもりで編入学試験に臨
み、結果的に受けた中で物質工学科に一番近い学
科へと進むことになりました。やりきった結果な
ので悔いはありませんが、もっと早く始めていれ
ば何か違ったのではないかと思うこともあります。
受験は、情報戦です。編入学試験の強みは、日
程さえ合えば何校でも挑戦できることです。自分
のやりたいことが叶う大学を選ぶのはもちろんで
すが、試験科目・定員・日程なども考慮しなけれ
ばなりません。私は7月の土日3週連続試験とい
う日程で臨みました。継続して勉強する力だけで
なく、休みがほぼない不安要素だらけの試験期間
を乗り越えるだけの体力と精神力が自分にはある
ということに気付くことができました。そういう
意味でも実りのある経験だったと思います。
何事も無駄にはなりません。とりあえず受験料
はケチらずに挑戦してみましょう。
高専生活 7 年
竹居 広樹
建設環境工学専攻2年
(洋野町立城内中学校出身)
進学のための試験勉強を振り返ってみると、そ
れは決して楽なものではありませんでした。私は
3年の春休みから約1年半、試験勉強に取り組ん
できました。旧帝大の試験は他の大学や就職の試
験に比べて遅いため、クラスメイトが続々と合格
を決めていくことは、正直大きなプレッシャーと
なりました。また私自身、過去問が全く解けず試
験から目を背けたくなることが何度もありまし
た。周りのみんなが行事や部活動に力を注ぐな
か、自分だけ勉強していていいのかという葛藤も
ありました。しかし終わってみて思うのは、そう
やって直前まで苦しんだことが、自分自身を強く
したということです。たとえ使った参考書の内容
を忘れてしまっても、約1年半の苦しみで得たも
のは大きいと思っています。最後に、さまざまな
アドバイスをくださった先生方、そして、迷惑を
かけたにも関わらず一緒に合格を喜んでくれた皆
様に、本当に感謝しています。ありがとうござい
ました。
円子 友理
(八戸市立市川中学校出身)
立花すばる
(八戸市立白山台中学校出身)
私は、来年度より東北大学大学院環境科学研究
科へ進学させていただくことになりました。
私が大学院への進学を志したのは本科4年の時
でした。その頃は「専攻科に進んで、その後は適
当に大学院でも決めて修士を取ろう」という漠然
とした展望を持っていましたが、本科5年を終え
専攻科へ入学した時に、歴代の先輩方が東北大学
大学院へ進学しているという話を聞き「自分も学
ぶなら高いレベルの大学院へ進みたい」と思い、
東北大学大学院を志し、今に至ります。
今回の大学院進学にあたり、志望研究室への訪
問に関する援助、小論文対策や面接のアドバイス
など、指導教員を始めとするたくさんの先生方、
家族の支援のもとで私の希望する進路へと進むこ
とが出来ました。
多大なサポートをしてくださった方々への感謝
の気持ちと責任を胸に刻み、これから東北大学大
学院を志す後輩たちの道を作っていけるような成
果を得られるよう努力していきたいと思います。
- 16 -
退職するにあたって▶▶
学生そして教員としての思いで
総合科学科
細越 淳一
学生として5年間、教員として40年間合わせて
45年という私の人生の大半を、田面木の丘にある
八戸高専で過ごしてきました。
思いではたくさんありますが、まずは初めて死
ぬかもしれないと思った十勝沖地震です。2階の
教室で授業を受けていた私は大きく揺れるボイ
ラー室の煙突を見ながら、校舎が右に倒れたらあ
そこにつかまろう、左に倒れたら……などと考え
ながら揺れが静まるのを待っていました。揺れが
静まってから避難を始め、壊れた階段を下り、柱
の鉄筋がむき出しになっている1階の惨状を見て
よく校舎が倒れなかったと感心したものでした。
電気工学科の学生ではありましたが、バイクや
自動車が好きだった私は、活動を休止していた自
動車部を復活し、ポンコツの自動車を修理したり
改造したりして敷地内を乗り回すことに熱中し、
機械いじりが得意な電気系エンジニアとして卒業
しました。
縁あって23歳の時、昭和50年4月、母校に新
設された電子計算機室の助手として採用されま
した。それから長い時間が過ぎましたが、コン
ピュータ好きの熱心な学生たちに囲まれての教員
生活はとても幸せでした。
初期のころの、困難ではありましたが仕事上の
私のやりがいは電子計算機の更新要求でした。高
性能のコンピュータを導入して学生のやる気に応
えたいのですが、国には限られた予算しかなく、
要求すれどもなかなか予算をつけてもらえず旧式
化した計算機の前で悶々としたこともありまし
た。それでも徐々に理解が進み、今ではリース契
約となり定期的に更新ができるいい時代になりま
した。
平成8年度からは校内LANが導入されると
ネットワーク管理室担当となり現在にいたります
が、ますます難しくなる管理を少人数でどうこな
していくかという課題に対して、いい解決策を見
いだせないまま引退することが心残りです。
私は、先輩諸氏をはじめ多くの皆様のおかげで
大過なくしかも健康で定年を迎えることができま
した。心より感謝申し上げます。
八戸高専が、地域に求められる教育機関として
さらに発展されることをお祈りしております。
教師との人生
機械工学科 教授
鎌田 長幸
大学に進学する時に、父(元小学校教諭)に
「学校の先生をやらなくて良いから、教員免許だ
けは取る様に」と言われ、高い学費を出してくれ
るのだから、教員免許を取ることを決意しました。
大学を卒業と同時に「高等学校教諭二級普通免
許状 工学」を取得し、研究生として東北大学工
学部に進みました。3年の研究生期間中の最初
の2年間は東北学院中学校の非常勤講師として、
「技術家庭科」を、残りの1年間は宮城県白石工
業高等学校の非常勤講師として「製図」
、
「電気一
般」
、
「設備計画」の科目をそれぞれ担当しました。
3年間の非常勤講師を通して、教える事の大切
さ・喜びを感じました。
研究生3年目の7月頃に愛知県豊田市にある某
自動車会社のグループ会社の1社に就職内定が決
定しておりましたが、10月頃だったと思いますが、
研究室の武山教授から「八戸高専の機械工学科か
ら助手の募集が来ているけど、鎌田どうだ?」と
誘われました。就職先は内定しているが、内定先
の会社には武山先生の方からお断りを言ってくれ
るとの事でした。以上の様な経緯から八戸高専機
械工学の助手になることを決心しました。
本校に務めて、教育・研究・部活と多岐にわた
り大変だった事を思い出します。部活は剣道顧問
(1年)、自動車工学部顧問(約10年)、ハンド
ボール部副顧問・顧問(平成8年~現在まで)を
務めましたが、土・日曜日、休日は校内練習・対
外試合へと学生を引率しましたが、特に苦痛は感
じませんでした。
卒業研究においては、赴任2年目に卒業研究で
ホバークラフトを製作したい学生がいるので、そ
の卒業研究を担当する事と命令されました。学生
と共に深夜・休日を問わずに製作に励んだもので
す。その甲斐あって、ホバークラフトは完成し走
行にも成功し、NHK放送局や東奥日報新聞等の
取材を受け、テレビ放映や新聞に記事が記載され
ました。
八戸高専で38年間、無事に過ごし、定年を迎え
られるのは歴代の教職員、同窓生、現役学生の支
えのおかげだと思っております。ありがとうござ
いました。
- 17 -
退職するにあたって▶▶
八戸高専 わが母校
物質工学科
杉山 和夫
昭和42年(1967年)4月、私が八戸工業高等専
門学校工業化学科5回生として入学したときの校
舎は完成間もないピカピカの新校舎だった。学科
は、機械工学科と電気工学科と合わせて3学科。
土木工学科の増設は翌年のことである。小山高専
の大久保校長や総合科学科の細越教授は同期生で
ある。ちょうど5年生までの全学年が揃い、校内
は活気にあふれていた。
高専時代の強烈な記憶は『十勝沖地震』であ
る。昭和43年5月16日(木)午前9時49分、マグ
ニチュード7.8の大地震が青森県東部と北海道南
西部を襲い、多くの被害が出た。名称は十勝沖と
なっているが震源地は八戸沖の方が近い。当時、
ドイツ語の授業で先生が出張のため自習時間で
あった。大きな突き上げるような振動が続き、壁
や柱からコンクリートの破片が飛び出し、中の鉄
筋が見えた。「逃げろ!」との声があちこちから
出たが、歩けない。足元がすくわれて立っていら
れないのである。揺れがおさまり恐る恐る外へ出
た。校舎は使用不能なほど損傷していたが、けが
人がいなかったのは幸いであった。
地震後の学校運営については先生方や職員の
方々が大変苦労されたと思うが、学生たちは再び
喧噪のなかに入った。授業の遅れを取り戻すた
め、体育館を間仕切りし応急教室がつくられた
が、とにかく騒音の中の授業風景であった。プレ
ハブ校舎ができてようやく落ち着いた。
高専の5年間はとにかく楽しかった。寮生活も
楽しかった。若い盛りである。とにかく腹が減
る。当時、寮には湯沸かし器がなかったのでイン
スタントラーメンを水でふやかして食べていた。
たまらず寮務担当の先生にみんなで相談したら湯
沸かし器がついた。腹いっぱい飯を食べたいと
いったら、月に1度カレーライス食べ放題の日が
できた。定期試験前に勉強したいといったら談話
室ができた。相談するというのはこういうことな
んだ、と知恵がついた。
5年生になると卒業研究が始まった。私は無機
材料工学の斉藤研究室に入った。ここでの研究成
果が地元の新聞に載った。『アスファルトの粉じ
ん“公害”から新建材作る』と結構大きな見出し
である。ここで研究の楽しさを知った。
八戸高専を卒業して43年がたった。大学で30
年、本校で8年の学究生活もようやく終わろうと
している。人生を決めてくれた八戸高専にただた
だ感謝するのみである。わが母校よ永遠に!
昭和 49 年から 41 年間の思いで
土木工学科・建設環境工学科
菅原 隆
昭和49年1月、勤務手続きの為に、詰襟の学生
服を着て、初めて八戸を訪れました。尻内駅(現
八戸駅)から南部バスに乗り、曲りくねった道を
通り、田面木の丘にある八戸高専に着きました。
旧校舎玄関脇の「三角池」が懐かしく思い出され
ます。
昭和50年代は、同世代や先輩の教員が運動部の
顧問としてグランド、体育館、武道館で学生達と
一緒になって汗を流し、高専大会の優勝に向けて
一生懸命に活動していた時代です。運動行事が盛
んで、体育大会、球技大会の他、スケートやマラ
ソン大会等もあり、伝統行事であった大寒の時期
の早朝6時から行われる寮生柔道寒稽古には30年
以上参加しました。教職員対柔道部1年生の試合
も懐かしく思い出されます。
運動好きの私は、40年間、陸上競技部の顧問と
して学生達の活躍する姿を見てきました。中でも
昭和63年秋の青森県選手権で100m、400m、1600
mリレーで優勝した選手達が誇りに思えます。全
国高専大会での優勝者や入賞者も多く、学生達が
直向きに練習に取り組む姿を見ていると、気持が
清々しくなりました。そして、自分も頑張らなけ
ればという気持ちになったものです。
土木工学科は平成7年度から建設環境工学科に
改組になり、女子学生も増えて華やかになりまし
た。学科の特色は地元民間企業への就職や公務員
を多く輩出してきた事です。八戸市庁、青森県庁
や県内・外の市町村、国土交通省にも多くの卒業
生がおり、活躍しています。これは20年以上も前
から公務員対策等の勉強会を立ち上げ、学科挙げ
てこれに取り組んできた成果であります。
専攻科ができてからは研究のレベルも上がり、
研究室の学生がコンクリートに関する発表や査読
付の論文も作成しています。韓国の全北大学での
国際会議に行く列車内で、両脇に専攻科学生を
伴っている私を見たハルモニ(御婆さん)が目の
前で立止り、両手を合わせて拝んで行きました。
若者と旅をしている御坊さんに見られたのかも知
れません。41年間は長い年月ですが、関係各位の
皆様のおかげによりまして、大過なく勤め上げら
れることに心より感謝申し上げます。
八戸高専がこれからも益々輝きながら、大きく
発展されますことを祈念しています。
- 18 -
学生会から▶▶
学生の声をカタチに
建設環境工学科 4年
寮生会から▶▶
馬渡 大壮
寮生会新総代より
建設環境工学科 4 年
(八戸市立三条中学校出身)
「普通高に行っていればよかった」
、
「高専に青
春なんてない」、「中学時代の自分に高専には来る
なと伝えたい」これらは八戸高専生であれば、だ
れしも一度は言ったことのある定番のセリフです。
しかし、自信を持って自分の学校を「楽しい学
校」と言えないことはとても悲しいことだと思い
ませんか。では、学校生活を楽しめない原因はど
こからくるのでしょう。わたしたち学生会は話合
いの末、以下の二つの方向から改善していくこと
を決めました。1つ目は「学生の一体感を高める
こと」です。楽しい学校生活を送るため最も大切
なことは「仲間」だと思います。私自身、この学
校を大好きになれたのは沢山の仲間のおかげでし
た。そのため学生同士が交流できる行事等も多く
企画中です。2つ目は「学生の声をカタチにする
事」です。今年度は学生の悩みや不満を受け、私
たち学生会がスムーズに動いていくための体制づ
くりをしていく予定です。また学生自身にも不満
や悩みを愚痴としてこぼすだけの「クレーム」で
終わらせることなく、「意見」という形で学生会
に伝えて頂くことを希望します。これから私達学
生会は、学生全員が胸を張って「八戸高専は楽し
い学校だ」と言えるような学校にしていくため全
力で活動していきます。ご協力お願い致します。
【学生会役員】
役 職
会 長
副 会 長
会 計 長
会 計
監 査 長
監 査
渉 外 長
渉 外
クラス
Z4
C4
Z3
E4
C3
C2
E4
C4
C3
C2
E2
Z4
Z3
M3
E2
E2
Z2
Z2
M2
名 前
馬 渡 大 壮
寺 下 美 穂
高 橋 智 樹
井戸上 映 穂
上 野 七 海
軽 米 香 織
武 田 瑞 生
下 道 隆 弘
浦 田 夢 月
立 花 千 優
赤 平 芹 南
小野寺 仁 志
新 毛 智 哉
松 橋 瑠 偉
外 里 有 蘭
浪 岡 洋 史
工 藤 孝太郎
蛯 名 優
佐々木 知 樹
小野寺仁志
(鶴田町立鶴田中学校出身)
初めに、今回の総代選挙で信任してくださった
皆さまありがとうございます。これから1年間よ
りよい寮生活となるよう一生懸命取り組んでいき
たいと思います。
今年度の寮全体を振り返ると、低学年の学力の
低下や、多数の寮則違反など残念な知らせが多
かったように感じます。ですから、来年度はしっ
かり勉強に励み、そして寮点保持者0人になるよ
う生活を見直してしてほしいと思います。
新学期を迎えると、新1年生がこの北辰寮に入
寮してきます。親元を離れ、慣れない環境で暮ら
していくことはとても不安なことです。ですか
ら、これまで寮生活を送ってきた皆さん、特に新
2,3年生になる人たちは新1年生が寮生活を楽
しく、そして安心して勉強や部活動に励めるよう
に新しい仲間を温かく迎え、良きお手本となって
あげてください。
また、来年度からは4学期制が導入され授業日
程や長期休みなど学校の制度が今までと大きく変
わる予定です。それにより学生の中では不満の声
も上がっています。しかし、基本的な寮生活は今
まで通り変わりません。寮祭やスポーツ大会など
の行事も例年通り行われます。不安はあるかと思
いますが、これまで通りしっかり学習に取り組
み、寮祭などの各行事では積極的に参加し皆で協
力し合いながら、全力で楽しみ、北辰寮を活気あ
るものにしていけたらいいなと思います。
私は様々な年齢の人と共に暮らしていく環境が
北辰寮の一番の魅力だと思います。私が入寮した
頃を振り返ると、15歳の自分には4、5年生の先
輩方はすごく大人に見えました。その先輩方と会
話をしたり、行事を共にしたりすることで学ぶこ
とがたくさんあり、自分の成長になりました。で
すから皆さんにも、同じ学年の人ばかりでなく、
他学年の人や留学生ともふれ合い、交流の輪を広
げてほしいです。きっとこれからの人生において
この寮生活でできた仲間や経験は貴重なものにな
ると思います。
これから1年間、不安もありますが寮生のリー
ダーとして全力で頑張っていきたいと思います。
皆さんも寮の規則を守り、けじめのある生活を心
がけていきましょう。
- 19 -
安比でのスキー教室
電気情報工学科 3年
郷州 桂伍
(階上町立階上中学校出身)
1月15日水曜日、日帰りで安比でのスキー教室
に行ってきました。
天気は快晴で絶好のスキー日和でした。安比ま
での道は2時間ほどかかり、窓から覗く景色は除
雪されて固まった雪の壁ばかりで、八戸の雪の量
との差に驚きました。
僕はスキーは経験したことがありましたが、ス
ノーボードは経験したことがなかったので、ス
ノーボードの初心者コースを選択していました。
友達からは「スキーができればスノーボードもで
きる」と聞いていたので、一日あれば自由に滑れ
るようになるだろうと思っていましたが、実際は
そんなことはなく、慣れるまで大変でした。 当日は、午前中にインストラクターさんからス
ノーボードの基本を教わって、午後から自由時間
という日程で、インストラクターさんからは片足
にボード板をつけたままでの移動の仕方や、ター
ンの仕方などを教えて頂き、最後に少し山を降り
て午前中の日程は終わりました。普段使わない筋
肉を使ったので午前中だけでも十分疲れました。
午後の自由時間は多少緩やかな斜面を滑ってい
ましたが、慣れてからはリフトで一番上まで登り
滑ってきました。しかしコントロールが難しく、
すぐにスピードが出てしまうため怖かったです。
実際に滑ってみると思ってたよりずっと楽しく、
あっという間に終わってしまいました。
これを機にもっとスノーボードを上達させたい
です。
新任教職員紹介
① 金渕 恵
② 鳥取県 米子市
③ 総務課 学術情報係
④ 復興庁 青森事務所 期間業務職員
1月1日付けで採用になりました。
ご縁あって、平成22年に青森県に嫁いで来るま
では、米子市役所(鳥取県)で働いていました。
前職の復興庁では、インフラ整備に携わり、被
災地の復興には、技術者の存在が緊要であること
を痛感しました。
八戸高専で学ぶことのできるどの分野をとって
も、人々の生活の向上や社会の発展に役立つもの
だと思います。高専生の皆さんが、将来にわたり
日本や世界の発展に貢献されることをとても頼も
しく思います。そんな皆さんの学生生活をサポー
トする仕事ができて嬉しいです。
私の趣味は学ぶことです。今は英語の勉強を頑
張っています。年をとっても学ぶことはたくさん
あります。勉強は面白いですよ。図書館にいます
ので、声をかけてくださいね。よろしくお願いし
ます。
- 20 -
『COC』って何?
八戸高専まちなか文化祭
∼文部科学省「地(知)の拠点整備事業」
八戸高専プログラムの紹介∼
COC 事業推進責任者
−高専生よ、まちに出よう!−
沢村 利洋
ここ最近、あちこちで「COC」という言葉を
耳にしませんか? なんかまた面倒くさいことが
導入されるのでは、と思っていませんか?そんな
あなた、ちょっと、以下の文を読んでみてもらえ
ませんか。
八戸高専は、今年度、文部科学省「地(知)
の拠点整備事業」(略して『大学COC整備事
業』)に応募しました。全国の大学・高専の応募
総数237件のなかで採択されたのは25件。高専に
限って言えば、全国19件応募の内、唯一の採択で
した。青森県では、弘前大学と八戸高専が選ばれ
ました。
この事業の目的は、大学や高専といった高等教
育機関が地域の自治体と手を結んで、地域の活性
化のための教育を展開しよう、というものです。
皆さんはどれだけこの地域を知っていますか?
どのような産業があり、どのような会社があり、
また、東京のような大都市と比べて生活環境がど
うなのか考えたことがあるでしょうか。
八戸高専は、八戸市と手を組み、地域企業など
の様々な機関と一緒になって、地域の課題を解決
する教育・研究・社会貢献をして行きます。
例えば、平成27年春から始まる新しい学科体制
(4学科制から1学科4コース制へ)でも、地域
からの要望を取り入れた学科&カリキュラム構成
になっています。授業では、地域を知り、地域の
課題を解決する内容を積極的に取り入れていきま
す。秋学期に実施される課題探求においても、是
非「地域で何ができるか」をキーワードの1つに
して動いてみてください。
右隣の欄で報告されている「八戸高専まちなか
文化祭」のような、学生が街に出て行くイベント
もどんどん支援します。やりたいことがありまし
たら、「COCでこんなことやりたい」と近くの
先生に話してみてください。そして、自分の現在
いるこの土地をベースに世界に羽ばたける人に成
長してください。
これから平成30年度まで、このCOC事業は続
く予定です。「COC」をよろしくお願いします。
総合科学科 教授
戸田山みどり
平成26年12月14日(日)、八戸市中心街にある
八戸ポータルミュージアム(通称はっち)1階吹
き抜けの「はっち広場」で、第1回八戸高専まち
なか文化祭が開催されました。もともと、この時
期に予定していたのは、留学生と有志学生による
留学生の地元の紹介と、留学生の故郷を紹介する
絵本の読みきかせ、そしてクリスマスの季節なの
でクリスマスの絵本を紹介しよう、というもので
した。しかしせっかくの機会ですので、他の文化
部・愛好会にも声をかけたところ、幸いにもロボ
コン、プロコン、デザコンといった高専のコンテ
ストに参加した学生がそれぞれの成果を披露して
くれることになり、さらに書道部の展示のほか、
吹奏楽部の有志と合唱愛好会のメンバーがクリス
マス音楽で盛り上げてくれました。また、お得意
のバンジョーを学生時代のお仲間と披露した教員、
学生と一緒に紙でつくる自動車模型のキットをた
くさん用意して工作教室をひらいた教員、と、八
戸高専の文化発信力が炸裂しました。外の寒さと
は対照的に、館内では一日中、大勢の子どもたち
が目を輝かせて楽し
んでいました。いっ
ぽう、子どもたちに
説明する学生達も、
とても生き生きして
いたのがたいへん印
象的でした。
さて、これは「地(知)の拠点」(COC)事業
の一環として実施されました。この事業の趣旨の
1つとして、学生が地域社会に目を向けるような
教育をしていく、ということがあります。自分の
興味関心を追求できる高専の学生生活は楽しいも
のですが、その楽しさから得られた成果を地域と
共有してほしい、というのが
まちなか文化祭のねらいです。
実際、この機会にはじめて
「はっち」に行ったというロ
ボコンの5年生もいたのです。
ぜひ、今年は第2回を実施し
て、学生達の活動の機会を広
げて行きたいと思います。
- 21 -
卒業するみなさんへ
相談室から
相談室長
今野 惠喜
この時期、不安げな様子の学生が気になり、時
折、声掛けなどをしています。彼等が不安定な気
持ちから落ち着きを取り戻し、望ましい方向に向
かって進んでいけるように支援してまいりたいと
思っております。
11/28(金)に教職員向け講演会『発達障害系
の学生への対応と支援体制について』が開催され
ました。講師は青森県総合学校教育センター特別
支援教育課指導主事の小沼順子先生です。
「特別
支援教育とは?」から始まり、
「発達障害の理解」
、
「学級づくりのヒント」
、
そして「みんなで支える」
までの中身の濃い内容でした。特に、講演中に視
聴した映像は、とてもわかりやすいものでした。
12/3(水)~ 12/20
(水)に今年度2回目
の『こころと体の健康
調査(自殺予防のため
のチェックリストの活
用)
』を全学生対象に
実施しました。学生の
メンタルの不調をいち早く把握し、必要に応じ精
神科医やカウンセラーなどによる専門的な面談に
つなげるなど、学生の自殺を未然に防ぐ取り組み
です。
1/13( 火)~ 1/26
( 月)には、1年生全員を対
象に、相談員(G、M、E、C、Z 教員)との面談
『話してみよう!1分間』の2回目を実施いたし
ました。目的は、①学年末を控えた学生の悩みを
すくい上げ、安定した状態で新年度を迎える助力
とする。②学生の相談できる相手の選択肢を広げ
る。ことでした。話題は、
「私のなりたい職業」
、
「理想とする人物像」
、
「30 年後の自分」
、
「私の望
む生き方」、などです。この実施により、さらに
相談しやすくなり、再面談や場合によりカウンセ
ラーにつながればよいと思っています。
今年度も相談室関係の研修(青森県総合学校教
育センター主催の研修会、東北地区高等専門学校
学生相談連絡協議会、国立高専機構主催のメンタ
ルヘルス研修会、日本学生相談学会主催の研修
会)に、担任、室長、副室長、看護師が参加いた
しました。これらの研修で学んだ内容は、学生の
相談や支援に役立てておりますし、全教員に報告
し、理解を深めていただいています。
最後に、何か気がかりなことなどございました
ら、是非、相談室をご活用ください。
男女共同参画委員長
戸田山みどり
5年生のみなさん、ご卒業おめでとうございま
す。半数以上のみなさんは、これで学校教育を終
えて社会に巣立っていくわけですね。みなさんが
本校で学んできたことは、きっと確実に、今後の
人生にとって有意義なものとなるでしょう。それ
は当然だ、そのつもりで高専に来たのだから、と
思っているかもしれません。でも、それほど単純
な話ではないのです。
みなさん、じゅうぶんご承知のことと思います
が、現在の日本の雇用状況は、ひと世代前、つま
り今から 30 年ほど前に社会に出た人々とはずい
ぶん見通しが変わっています。かつては、大学・
高専・高校を卒業するとそのまま企業等に就職し、
男性は定年まで同じ組織で働く、ということが前
提でした。女性は、結婚または出産を機に退職す
るか、あるいは一生結婚せずに仕事ひとすじでい
くか、といった選択をせざるを得ないような部分
もあったのです。もちろん、多くの女性が仕事と
家庭の両立を果たしてきましたし、環境も改善さ
れました。まだ課題はあるとは言え、今では、女
性だからという理由で能力に見合った仕事ができ
ないということはあってはならないとみなされる
ようになってきている、と言ってよいでしょう。
しかし、男性にとっての環境も変わりました。
男性であれば誰でも定年まで安定した職業が保証
されるというわけにはいかなくなっているのです。
今では新卒で就職しても、いろいろな理由で職場
が変わることは、珍しくなくなりました。それは、
本校の卒業生でも例外ではありません。
実は、このように職場を変え、ときには職種を
変えながらキャリアを積んでいくという生き方は、
女性のほうが経験が豊富でした。自分の能力を発
揮するためには、敷かれているレールに乗るので
はなく、自分で切りひらく必要があったからです。
実際、本校の OG の多くが、転職でステップアッ
プする道を辿ってきています。
高専の教育は、一見、即戦力の専門的な技術者
を育てているようですが、実は、ひとつの専門を
めざすことで、逆に他の分野でも同様に専門性を
身につけることができるようになる、その訓練を
しているのです。そのことに自信をもって、柔軟
かつしたたかに実力を発揮していってください。
- 22 -
国 際 交 流 活 動 −グローバルリーダー育成−
国際交流委員長
国際社会で多くの企業がグローバル展開を進め
ている中、高専生も将来世界中の人々と協力しな
がら仕事を進めていく力が求められています。本
校の国際交流も毎年活発になっており、海外派
遣・海外受入の学生数が増えています。今までの
交流は、異文化理解の交流、プロジェクトを中心
とした交流、研究などを中心としたものでしたが、
今年度新たにグローバルリーダー育成のプログラ
ムを立ち上げ、グローバルリーダーとして活躍で
きる学生の育成を目指しています。
本校の2月以降の国際交流活動について、ご紹
介いたします。
1.フランスへの学生派遣
フランスへの海外インターンシップは毎年9月
から11月までの3ヶ月専攻科1年生を派遣していま
すが、今年は2月から3月に本科5年生を派遣する
ことになりました。すでに、2月中旬に6名の学生
(本科5年生5名と専攻科1年生1名)が、リールA
技術短期大学とベツーヌ技術短期大学で研修に参
加しています。基準を満たした学生にはJASSO
から、一人8万円(1ヶ月)の補助金があります。
2.シンガポールへの学生派遣
平成27年3月14日から28日まで、シンガポール
のテマセク・ポリテクニック(八戸32名、富山5
名)とシンガポール・ポリテクニック(秋田1名、
富山15名、松江1名、熊本1名)の2校に55名の学
生派遣を予定しています。テマセク・ポリテク
ニック研修はグループ・プロジェクトを中心とし
た研修であり、異文化理解、英語によるプレゼン
テーション、専門分野の講義などを受けます。シ
ンガポール・ポリテクニック研修は本科1年生を
対象とした異文化理解と語学研修です。
テマセク・ポリテクニック研修に参加する20名
の基準を満たした学生(1~3年生)には青森県高
校生国際交流促進事業費補助金から一人10万の補
助金が支給されます。また、基準を満たした3年
生~4年生の学生15名にはJASSOから一人10万円
の補助金が支給されます。
参加学生たちは毎週の事前研修に参加して、シ
ンガポールの文化、経済、教育制度などへの理解
を深めるとともに、日本文化や高専紹介のプレゼ
ンテーションの準備をしています。
3.マレーシア人学生受入
国際教育カレッジ(マレーシア)の日本語コー
スの学生10名と引率教員1名が、平成27年3月14日
から21日まで、本校を訪れて学生と交流を行いま
阿 部 恵
す。本校の寮に滞在して、学生と八戸市内の企業
訪問や東日本大震災後の復興状況を視察する予定
です。10名の学生は高専3年次に編入を希望して
いる学生です。本校では長期受入れの他に、平成
21年度から派遣・受入れ交流を行い、マレーシア
との交流を継続的に行っています。
4.海外インターンシップ
高専機構主催の本科5年生と専攻科生対象の海
外インターンシップに、専攻科1年生高嶋ともの
さんが選ばれました。シンガポールの東南アジア
新日鐵住金株式会社で、平成27年2月20日から21
日までインターンシップに参加しています。
5.テマセク技術英語研修
高専機構主催のテマセク技術英語研修参加者に、
専攻科1年生の宮崎純君と長岡敬君が選ばれまし
た。平成27年3月12日から3月28日まで、シンガ
ポールのテマセク・ポリテクニックで、英語によ
るプレゼンテーション、論文の書き方、ポスター
作成及び発表の仕方を学びます。
6.マラ工科大学(マレーシア)
平 成 27 年 3 月 25 日 ~ 26 日 、 マ ラ 工 科 大 学 で
ISTS2015 (International Symposium on
Technology for Sustainability2015)の会議が
開催されます。本校から、専攻科1年長内大輔
君、本科5年高谷夏実さん、本科4年三上拓也君が
出席して、今年8月にマラ工科大学で開催される
ISTS2015についてマレーシアの学生と話し合い
を行います。
7.Cool Japan Seminar2015
平成27年4月25日から5月2日まで、青森県立種
差少年自然の家でCool Japan Seminar 2015 が開
催されます。本セミナーは、多国籍の学生たちと
セミナー運営や協働プロジェクトを通して、グ
ローバル・リーダーを育成することを目的として
います。マレーシア、インドネシア、台湾、香港、
タイの連携校の学生と、八戸高専、明石高専、茨
城高専、長岡技科大、豊橋技科大の学生が復興を
テーマに、企業訪問やワークショップを行い、八
戸市周辺の問題発見や解決策について提案する予
定です。
8.ISTS2015 (マラ工科大学)
平 成 27 年 8 月 4 日 ~ 11 日 、 マ ラ 工 科 大 学 で
International Symposium on Technology for
Sustainability2015が開催されます。本校の複数の
学生が学生企画運営担当として参加する予定です。
- 23 -
学 生 対 象講演会実施記録
月 日
5月23日
6月12日
6月17日
11月20日
12月9日
1月26日
1月29日
2月25日
名 称
マ
ナ
ー
講
座
女 性 の た め の 防 犯 講 座
ケ ー タ イ 安 全 教 室
交
通
安
全
講
話
学
寮
文
化
講
演
会
性 に 関 す る 講 演 会
薬物乱用防止に関する講演会
消
費
者
講
座
交通安全講話
文化講演会
対 象 学 生
第 4 学 年
全 女 子 学 生
第 1 学 年
第 3 学 年
第 2 学 年
第 1 学 年
第 1 学 年
第 3 学 年
文化講演会
薬物乱用防止に関する講演会
青森県・八戸市・スポーツ賞受賞者
ク ラ ブ 名
団 体 名 等
名 称
青 森 県 体 育 協 会
優秀選手賞
青森県バレーボール協会
特 別 賞
バ レ ー ボ ー ル 部
優秀選手賞
八戸市バレーボール協会
ラグビーフットボール部
青森県ラグビーフットボール協会
- 24 -
奨 励 賞
奨 励 賞
クラス
Z5
Z5
E5
Z5
Z4
M4
M4
Z4
Z4
C4
M3
Z2
E2
E2
Z5
Z5
E5
Z5
Z4
M4
M4
Z4
Z4
C4
M3
Z2
E2
E2
E3
C4
M4
M3
C3
C2
M3
氏 名
小 野 光太郎
岩 間 浩 司
野 里 情 司
南 舘 克 哉
阿 部 匠
北 向 拓 仁
杉 沢 皓 章
高 橋 琢 人
三 上 拓 也
土 井 博 輝
沼 辺 尚 己
夏 坂 優 希
平 川 周 汰
長 内 嵩 明
小 野 光太郎
岩 間 浩 司
野 里 情 司
南 舘 克 哉
阿 部 匠
北 向 拓 仁
杉 沢 皓 章
高 橋 琢 人
三 上 拓 也
土 井 博 輝
沼 辺 尚 己
夏 坂 優 希
平 川 周 汰
長 内 嵩 明
續 石 友理華
折登谷 和
北 向 拓 仁
沼 辺 尚 己
佐 藤 真由子
岸 川 奈 那
名久井 悠 仁
卒業生・修了生表彰
校
学
学
皆
精
長
業
年
成
学
勤
勤
賞
績
業
優
成
賞
賞
卒業・特別研究最優秀賞
卒 業・ 特 別 研 究 優 秀 賞
績
M
M
M
E
E
E
E
E
C
C
C
C
C
M
M
M
M
M
M
E
E
E
E
E
E
M
E
C
M
M
E
E
C
秀
優
秀
賞
賞
荒 木 亮 太
小 林 智 昭
谷地中 功 武
佐 藤 利 樹
中 村 健 人
七 﨑 翔 平
野 里 情 司
吉 田 寛 和
佐 藤 健 太
下 道 義 德
高 橋 侑 佳
柏 崎 萌 子
澤 田 旺 成
小 山 翔 也
上 平 恵 未
佐々木 一 輝
下谷地 功 樹
附 田 正 典
西 村 敦 貴
岸 井 裕 太
木 村 拓 也
小清水 孝 二
田 中 盛 治
竹 林 広 樹
種 市 翔 吾
荒 木 亮 太
平 舘 侑 樹
シティ ヌル アイニ ズバイディ
尾 崎 成
佐々木 一 樹
木 村 拓 也
成 田 昴 世
庭 瀬 建 人
M
M
E
C
Z
ASE
M
E
C
Z
ASE
AZ
C
C
Z
Z
Z
Z
Z
Z
Z
Z
Z
Z
荒 木 亮 太
荒 木 亮 太
竹 林 雅 人
鶴 飼 里 奈
竹 居 広 樹
古 里 洸 一
荒 木 亮 太
石 橋 諭
シティ ヌル アイニ ズバイディ
竹 居 広 樹
古 里 洸 一
山 部 祐 也
庭 瀬 建 人
松 橋 美寿々
石 橋 佳 祐
川 口 良 太
工 藤 悠 揮
関 下 祥 矢
平 爵 有
竹 居 広 樹
田 中 優 希
林 秀 幸
平 野 和 也
平 間 勇 輝
E
E
E
E
C
C
C
C
C
C
Z
Z
Z
ASE
出 川 直 樹
成 田 昴 世
平 舘 侑 樹
古 川 詩 帆
大 越 ま り
木 村 萌
斉 藤 瑞 稀
濱 道 竜 哉
福 田 将 人
鶴 飼 里 菜
髙 橋 直 希
細 越 俊 作
竹 居 広 樹
相 馬 由 健
C
Z
Z
ASE
AC
木 村 萌
小 野 光太郎
西 塚 萌
小 林 健 太
小 船 茉理奈
課外活動功労賞
科
学
部
吹
奏
楽
部
電 子 情 報 工 学 部
華
道
部
美
術
部
放
送
部
演
劇
部
インターナショナルフレンドシップクラブ
総 合 デ ザ イ ン 部
書
道
部
陸
上
競
技
部
男子バスケットボール部
女子バスケットボール部
男 子 バ レ ー ボ ー ル 部
ソ フ ト テ ニ ス 部
卓
球
部
柔
道
部
剣
道
部
硬
式
野
球
部
サ
ッ
カ
ー
部
水
泳
競
技
部
テ
ニ
ス
部
ラグビーフットボール部
空
手
道
部
山
岳
部
ロ ボ ッ ト コ ン テ ス ト
ロ ボ ッ ト コ ン テ ス ト
プログラミングコンテスト
学
学
生
会 ・
生
会
寮生会活動功労賞
C
M
E
C
C
E
C
C
Z
C
Z
M
C
Z
Z
E
Z
E
E
E
Z
M
C
Z
C
M
E
E
C
Z
C
Z
E
佐 藤 暢 哉
越 後 椋 太
奈 良 公 明
有 馬 佳
岩 﨑 みなみ
三 浦 大 地
中 村 悠 治
高 谷 夏 実
山 本 結 麻
高 橋 侑 佳
佐 藤 祥 宏
尾 崎 成
松 橋 美寿々
南 舘 克 哉
石 橋 佳 祐
田 中 盛 治
平 爵 有
佐 藤 利 樹
出 貝 敏
大 島 悠 太
井 上 未 至
荒 木 亮 太
坂 本 幸 大
細 越 俊 作
木 村 萌
高 瀨 宏 太
吉 田 寛 和
竹 林 雅 人
逸 見 祥 希
西 塚 萌
柏 崎 萌 子
佐 藤 祥 宏
髙 橋 美 夏
寮
生
会
M:機械工学科 E:電気情報工学科 C:物質工学科 Z:建設環境工学科
ASM:機械・電気システム工学専攻(機械系) ASE:機械・電気システム工学専攻(電気系)
AC:物質工学専攻 AZ:建設環境工学専攻
物質工学科第5学年
機械工学科第5学年
建設環境工学科第5学年
電気情報工学科第5学年
専攻科第2学年
- 25 -
平成26年度 各種検定資格合格者一覧
実
用
英
語
検
定
準
2
級
一 般
特 別 学 習
実
用
英
語
検
定
2
級
工
業
英
語
検
定
4
級
工
業
英
語
検
定
数
漢
学
字
検
能
定
力
検
3
2
級
級
定
2
級
専門
デ ィ ジ タ ル 技 術 検 定 3 級
専 門
一 般
課 題 研 究 A
TOEIC 400点以上470点未満
TOEIC 470点以上600点未満
TOEIC 600点以上730点未満
T O E I C 7 3 0 点 以 上
日 本 語 能 力 試 験 N 2
I
T
パ
ス
ポ
ー
ト
電 気 主 任 技 術 者 3 種
電
気
工
事
危 険 物 取 扱 者
(
第
4
士
2
乙
類
種
種
)
一 般
危 険 物 取 扱 者
乙
種
(
第
4
類
以
外
)
土 木 技 術 検 定 試 験
特
別
企
画
学
習
Ⅰ
(テマセク・ポリテク技術英語研修)
特
別
企
画
学
習
Ⅱ
(テマセク・ポリテク技術英語研修)
E1
C1
C1
C1
M2
C1
M1
M1
E1
C1
C1
Z1
Z1
M2
M2
M2
M2
M2
M2
M2
M2
M2
E2
M2
E2
Z4
M1
E1
C1
E2
E2
E2
E3
M4
E4
E4
C4
M4
E4
C4
C4
M3
Z4
M3
E4
E3
E4
M2
E2
M5
E5
Z5
C3
C4
Z4
田 中 涼 賀
小 橋 知 加
田 口 理 央
米 内 佳奈子
佐々木 穣
中 村 圭 吾
五 戸 敬 祐
清水川 恵 大
田 中 誠 温
岩 藤 理 英
杉野森 恵 衣
木 村 匡 伯
鶴 飼 大 地
有 馬 良
五十嵐 廉
片 岸 大 貴
鎌 田 哲 平
佐々木 穣
舘 向 拓 海
戸 田 皓 貴
林 優 貴
程 熊 幸 佑
遠 藤 一 成
新 藤 大 樹
鈴 木 涼 平
長 森 郷 仁
高 橋 晴 輝
米 谷 元 汰
岩 藤 理 英
田 中 直 季
中 村 柊
八木田 直 暉
道 上 和 馬
橋 場 拓 実
榊 歩 夢
武 田 瑞 生
坂 本 成 美
滝 田 祐 輔
西 川 美奈海
小山田 祥 平
寺 下 美 穂
ハ
ニ
ス
イ ク マ ル
馬 場 春 樹
福 沢 彰 宏
木 立 貴 大
太 田 龍 平
五十嵐 廉
渡 辺 響
工藤裕太(乙2、乙6)
渡部 聖(乙 5)
本 波 芳 樹
松 坂 日向子
工 藤 諒 大
向 山 陽 水
専 門
課 題 研 究 B
航
特
別
企
画
学
習
Ⅰ M1 鳩
( S i n g a p o r e P o l y t e c h n i c M 2 有 馬 良
英 語 研 修 プ ロ グ ラ ム ) M2 菅 原 智 哉
特
別
企
画
学
習
Ⅰ C 1 杉野森 恵 衣
( 震 災 ボ ラ ン テ ィ ア ) Z 1 瀧 野 アリサ
ロ ボ ッ ト 設 計 製 作 Ⅰ E4 小 向 祥 実
M5 関 川 隼 太
ロ ボ ッ ト 設 計 製 作 Ⅱ
M5 高 瀨 宏 太
E2 鈴 木 涼 平
プ ロ グ ラ ム 設 計 製 作 Ⅰ
Z 2 唐 牛 良太郎
プ ロ グ ラ ム 設 計 製 作 Ⅱ E3 永 田 大 也
Z5 沖 津 槙 吾
生 活 環 境 設 計 製 作 Ⅱ
Z 5 小 野 光太郎
特
別
企
画
学
習
Ⅰ M 4 田 端 真之介
(
材
料
力
学
Ⅰ
)
特
別
企
画
学
習
Ⅰ M5 外 崎 真 也
( 原 子 力 地 域 人 材 プ ロ グ ラ ム ) E5 熊 谷 拓 也
特
別
企
画
学
習
Ⅰ Z4 石 田 嵩 峰
( ド イ ツ エ コ ツ ア ー )
特
別
企
画
学
習
Ⅱ Z4 苅 谷 美 咲
( ド イ ツ エ コ ツ ア ー ) Z 4 根 岸 ゆう美
特
別
企
画
学
習
Ⅰ Z 5 平 爵 有
(
環
境
公
共
学
) Z5 髙 橋 直 希
特
別
企
画
学
習
Ⅱ Z5 井 上 未 至
(
環
境
公
共
学
) Z5 小 野 美 里
M2
M2
M2
M2
E2
C2
E2
E2
E2
E2
E2
E2
E2
E2
E2
C2
C2
C2
C2
C2
C2
Z2
Z2
Z2
M3
関 根 大 智
舘ヶ沢 尚 希
西 沢 修 平
矢 澤 慎 也
遠 藤 一 成
白 沢 暢
小野寺 拓 海
甲 田 幸 大
佐 賀 健 志
鹿 内 水瑠葵
中 村 柊
藤 田 祥 悟
四 役 崇 明
渡 辺 響
渡 邊 雅 彦
安 保 勇 紀
石 岡 優 吾
小 野 楓 花
佐 藤 純 平
冨 田 泰 地
萩 野 帆奈美
工 藤 孝太郎
久保田 紗都美
志 賀 陽 太
小 林 蒼 太
E2
C2
C2
C2
C2
M3
Z2
Z2
Z2
Z2
Z2
Z2
Z2
Z2
M3
M3
M3
M3
M3
M3
M3
M3
M3
M3
E3
河原木 裕 太
白 戸 大 貴
立 花 千 優
成 田 千 春
松 原 情 菜
原 田 真 聖
黒 坂 雄一郎
澤 田 真 吾
須 藤 大 空
田 中 亜 美
田 中 志 穂
成 田 健 志
野辺地 由
森 田 航 介
相 内 慶 祐
惠茂田 直 樹
大 川 正 悟
角 田 恵 大
角 勇一郎
北 村 孔 明
日下部 俊 哉
杉 澤 勇 紀
鈴 木 まあり
馬 場 春 樹
今 野 弘 樹
Z2
Z2
Z2
Z2
Z2
C3
M3
M3
M3
M3
M3
E3
E3
E3
E3
C3
C3
C3
C3
C3
C3
C3
C3
C3
今 淵 敦 史
奥 瀬 愛 海
工 藤 孝太郎
佐 藤 真 保
相 馬 光 宏
大久保 里 穂
田 端 宗 尚
沼 辺 尚 己
野 崎 純 平
馬 場 勇 人
吉 田 祐 三
坂 本 千 春
清 水 優 希
兎 内 瑛 裕
中 島 佳 希
上 野 七 海
小 泉 友貴紀
佐々木 智 哉
笹 田 颯
島 守 日 菜
下 田 潤 一
関 根 雅 理
松 坂 日向子
馬 場 大 輔
E2
E2
C2
Z2
出
長
小
奥
規
樹
花
海
Z2
Z2
M3
C3
清
高
坂
島
那
美
龍
菜
Z3
Z3
Z3
Z3
阿 部 恭 征
春 日 賢一朗
小 向 光
高 坂 晴 伎
Z 3 豊 川 翔一朗
M5 松 山 雄 紀
Z4
Z4
M5
M5
M5
C4
C4
Z4
M5
C3
東 洸 成
石 田 嵩 峰
尾 崎 成
豊 川 大 志
松 尾 朋 輝
工 藤 諒 大
スックサワン
長 森 郷 仁
橋 本 光一郎
ア
イ
ン
E5
E5
E5
C5
C5
M5
E5
E5
C5
M5
上 條 翔 也
種 市 翔 吾
三田村 理 央
佐 川 史 果
鳥谷部 綾 乃
附 田 正 典
奈 良 公 明
吉 田 寛 和
庭 瀬 建 人
二 橋 裕 斗
C5
Z5
Z5
Z5
Z5
C5
C5
C5
和井内 花
岩 間 浩 司
工 藤 悠 揮
髙 橋 直 紀
西 塚 萌
高 橋 侑 佳
佐 川 史 果
野 牛 菜 那
Z5 西
Z5 細
野
越
崇
俊
行
作
Z5 西
塚 萌
貝
沢
野
瀬
綸
湖
楓
愛
E3 鈴
木
康
太
E4 大
E4
E4
C2
C2
藤 雄
谷 池 健
保 遥
哉
匠
介
名
上
也
近
寅
菊
久
Z4 三
M2
M2
E2
Z1
M2
Z4
M5
M5
E3
E3
E4
Z5
Z5
拓
田 畑 裕 大
西 沢 修 平
河原木 裕 太
田 澤 身友希
舘ヶ沢 尚 希
小山内 功宇太
鶴 谷 将 司
西 塚 大 晃
大 坂 健 悟
大 坂 侑 平
日 山 拓 海
工 藤 悠 揮
西 野 崇 行
Z4 吉
田
早
希
Z5 田 中 優
Z 5 林 秀
Z 5 西 塚 希
幸
萌
- 26 -
水
田
本
守
向
菜
亜
聖
日
Z2
M3
M3
Z3
丹
野
馬
林
波
崎
場
下
綾
純
勇
怜
太
平
人
史
C4
Z3
Z3
Z3
Z3
Z3
Z3
Z3
Z3
Z3
Z3
Z3
Z3
工 藤 諒 大
大久保 湧 生
春 日 賢一朗
小 向 光
坂 一 生
高 坂 晴 伎
鳥谷部 竜 佑
豊 川 翔一朗
夏 堀 隼 也
林 下 怜 史
馬 渡 雪 乃
三 浦 芽 依
輪 達 大 亮
敬
太
E4 中
嶌 亮
E4
E4
C2
C2
中 嶌 山 端 優
新 毛 実
坪 清
亮
斗
結
香
E4 稲
垣
裕
太
C2 前
C3 日
川
下
由
遼
貴
馬
Z4 小
M5 工
向
藤
勇
裕
気
太
C2
C2
Z2
M3
M3
小 島 聖
渡 邉 礼 美
五十嵐 史 也
大 川 正 悟
三 上 徹 朗
今 淵 敦 史
小田桐 由 季
上 平 千帆里
福 士 貴 文
清 川 夏 美
Z2 佐
藤
真
保
E5
E5
E3
E5
E5
熊
吉
道
平
奈
谷
田
上
舘
良
拓
寛
和
侑
公
也
和
馬
樹
明
Z5 平
野
和
也
Z2
Z2
Z2
Z4
Z5
- 27 -
平成27年度 行 事 予 定 表
Fly UP