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「現代社会の課題」各科目の授業概要 (平成26年6月12日
「現代社会の課題」各科目の授業概要 (平成26年6月12日現在) 授業科目名 担当教員 授業科目の概要 人間の心と行動 小野 昌彦 現代社会が抱える心の問題(うつ、不登校等)を紹介し、講義者がスーパーバイザ-として 個別、組織に総合的支援を実施した市単位の小・中学生不登校半減事例(東京都東大和 市)を提示する。実際の対策実施者である講義者と受講生とのディスカッションにより、日本 の心理・教育の問題についての理解を深める。また、東大和市で使用した「問題解決ツー ル」を受講生自らの生活習慣改善(睡眠時間確保、学習時間増等)に活用してもらい、その 結果をもとに講義者、受講生間での討論を行い問題解決方法を学ぶ。 日本語と文化 ~漢字に親しむ~ 山元 宣宏 日本語と文化の講義を通じて、何気なく日常生活で使っている漢字の特質および日本語を 駆使して展開されてきた文化活動を理解し、その日本独自の文化を理解することによって、 国際的なコミュニケーション能力を高める。また、書写活動を通じて文字を使いやすく書け る能力を身につけることをも視野にいれて講義を進める。 美術と文化 ~美術鑑賞から異文化理解へ~ 石川 千佳子 美術品とは、技法素材からみれば、その時代や地域の先端技術の成果であり、内容を探れ ばその文化の結晶といえます。国際交流が盛んになればなるほど、自分自身が属する文 化と異文化を理解する必要は高まりますが、文化のエッセンスである美術品は自文化・異 文化理解のための視覚的・触覚的入り口といえます。よく知られた美術作品を読み解きな がら、美術の歴史のみならず、それらを生み出した文化についての理解を深めてみません か。本授業では、社会に出た後にも好き・嫌いに終わらない美術鑑賞ができるような知的基 盤を養うために、ワークシートによる問題解決型学習や簡単な制作体験等も取り入れてい きます。 音楽と人間 未定 暮らしを見つめる 篠原 久枝 持続可能な社会を実現するために,私たちの生命を繋ぐ暮らしを「食」と「性」に関する諸問 題を中心にグループディスカッション、プレゼンテーションを取入れて考察する。 中村 周作 宮崎の地域文化を知る!人間社会を取り巻く総体としての地域の諸相について,宮崎県他 の具体的事例を取り上げて,文化や産業など多面的に解説することで,各地の多様な地域 の構造に関する理解を深めさせる。 さらに,学生の身近な地域,文化に関する課題報告を 随時行わせることで教員と学生双方向の教育(アクティブ・ラーンニング)を行う。 現代社会と歴史(1) ~近現代日本とアジア(外交と戦争)~ 関 周一 最近、日本と大韓民国(韓国)や中華人民共和国(中国)との間の外交関係が冷え、両国 との間には領土問題が横たわっている。その一方では、経済的な結びつきは強く、民間交 流は活発である。また朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とは国交は開かれていない。こう した背景には、近代・現代における日本と朝鮮・中国との関係が尾を引いている。この授業 では、近代・現代における日本とアジアの歴史(特に日本と朝鮮半島の歴史)について学ぶ ことで、国際交流とは何かを考えていくための素材を手にすることをめざす。担当教員によ る講義とともに、学生による文献の調査や要約、学生相互の討論というアクティブ・ラーニン グを行う。 現代社会と歴史(2) 中堀 博司 ヨーロッパ列強による世界の一体化の動きを理解した上で、わが国からのヨーロッパや世 界に対するまなざしの変遷を追い、さらに新たな歴史学の動向に迫ってみたい。 戸島 信一 家族の社会システムの1つとしての性格と特徴を明らかにする。20世紀までの家族の歴史 とその特長を理解し、21世紀の家族像を構想する。身近な存在としての家族を客観化し、 考察し、再構成する中で家族をリアルにかつ理論的にとらえる。アクティヴラーニングを通じ て、家族に対する現実的な理解を深める。 盛満 弥生 現在、社会は急激な変動過程にあり、それに伴って子どもを取り巻く発達環境も大きく変貌 してきている。しかし、社会がどのように変わろうとも子どもの発達の基本的な過程は変わ ることがない。本講義では、「社会化」という概念をキーワードに、子どもの発達過程を規定 するさまざまな社会的条件、文化的条件について考えていく。また、講義の後半では、グ ループでの調査・報告等を通して、身近な「教育問題」についてデータをもとに客観的に理 解・説明できるようにする。 風土・地域と人間 現代社会と家族 現代社会と子供・青年 世界の様々な民族音楽・民族舞踊を知り、幅広い教養を身につける。 現代社会と法(1) 足立 文美恵 民法が対象とする契約、損害賠償、家族などの法的問題について、基礎的な内容を講義 し、理解した上で、各事例に基づくグループ討論・発表を行う。これらの作業により、現代社 会の抱える諸課題を把握することを目的とする。最終的な目標は、民法に関わる専門知識 の獲得と、活用する能力の獲得である。また、専門知識の理解により、それに関わる問題 への関心・興味を持ち、生涯学習力の獲得を目標としている。 現代社会と法(2) ~「ルール」の機能について考えよう~ 丸山 亜子 複雑化する社会において、法律がどのように機能しているか(あるいはしていないか)を、グループワー クおよびディスカッションを通じて考察する。それにより、「法的な物の考え方」を身につけるとともに、法 に関する基礎知識の習得を目指す。 現代社会と経済 金谷 義弘 現代社会における経済を理解するために、経済の基礎的な仕組み・役割を講義した上で、 グローバル経済、日本経済、地域経済の今日的な課題を考える。 経済の基礎と応用 ~時事問題にアプローチ~ 入谷 貴夫 現代社会における経済を理解するために、経済の基礎的な仕組み・役割を講義した上で、 「株式模擬売買実習」と「消費税増税の影響を考える」をテーマとしたグループ討論を行う。 大学と学生 藤墳 智一 本科目では、大学の制度および大学生の生活や意識について歴史と国際比較の観点から総合的に学習し、大学生が在学中に身につ けるべき知識や技能とは何か、卒業後そうした知識や技能をどのように活用していくべきかについてトータルな見解を形成することを目 指している。 指導方法上の特徴はアクティブラーニングである。受講者は大学生としてこの科目が扱うフィールドのど真ん中を生きる生活者である。 授業では、様々な教材とグループディスカッションやプレゼンテーションなどの学習体験を通して、学生個人が抱く大学観、大学生観を多 角的に見つめ直す機会を提供する。その結果、大学生の新たな側面に気づく受講者もいるだろうし、自分の選択を確かめ新たな自信を 得る受講者もいるだろう。いずれにせよ、学習成果として習得されるのは、社会に実際に存在する課題について多角的に考え、その複 雑さを深く理解し、それに対して自分の立場や解決のためのアプローチをみつけるスキルである。こうした高度なスキルを磨くには、専門 性の高い複雑な課題に取り組む必要がある。 基礎教育と専門教育との関連でいえば、本科目のねらいは、専門知識を身につけ、専門的な課題の解決を検討するプロセスを通して、 他の課題に応用可能な普遍的な思考のスキルを身につけることにある。各学科・課程のカリキュラムでは、学部教育の早い時期にこうし たスキルを身につけることによって、専門教育科目における学習がより深く、豊かになることが期待されている。 「私」のキャリアとライフデザイン 伊達 紫 ジェンダーや男女共同参画の概念を踏まえながら、現在の社会環境や仕事・家族のあり方 について考える。学生が個々のキャリアやライフプランのあり方について具体的にイメージ する機会をアクティブラーニングの手法を適宜導入しながら提供する。 山田 裕司 地域の課題について考え調査する手法を、講義と実践の両方を通じて学ぶ。 講義におい て社会調査、フィールドワークの技法、地域の現状等を学習した上で、現地調査(フィールド ワーク)を実施し、地域課題についての考察を深める。これらを通じて、コミュニケーション能 力、論理的思考力など、地域社会で必要とされる能力を身につける。 フィールドワークでは、関心に応じてグループを作り、インタビュー調査を行う。また成果報 告会では、グループごとに調査結果を発表する。 山田 裕司 地域の課題について考え調査する手法を、講義と実践の両方を通じて学ぶ。 講義におい て社会調査、フィールドワークの技法、地域の現状等を学習した上で、現地調査(フィールド ワーク)を実施し、地域課題についての考察を深める。これらを通じて、コミュニケーション能 力、論理的思考力など、地域社会で必要とされる能力を身につける。 フィールドワークでは、関心に応じてグループを作り、インタビュー調査を行う。また成果報 告会では、グループごとに調査結果を発表する。 國武 久登 地域の課題について考え調査する手法を、講義と実践の両方を通じて学ぶ。 講義におい て社会調査、フィールドワークの技法、地域の現状等を学習した上で、現地調査(フィールド ワーク)を実施し、地域課題についての考察を深める。これらを通じて、コミュニケーション能 力、論理的思考力など、地域社会で必要とされる能力を身につける。 フィールドワークでは、関心に応じてグループを作り、インタビュー調査を行う。また成果報 告会では、グループごとに調査結果を発表する。 國武 久登 地域の課題について考え調査する手法を、講義と実践の両方を通じて学ぶ。 講義におい て社会調査、フィールドワークの技法、地域の現状等を学習した上で、現地調査(フィールド ワーク)を実施し、地域課題についての考察を深める。これらを通じて、コミュニケーション能 力、論理的思考力など、地域社会で必要とされる能力を身につける。 フィールドワークでは、関心に応じてグループを作り、インタビュー調査を行う。また成果報 告会では、グループごとに調査結果を発表する。 地域学入門ⅠA ~地域がキャンパス~ 地域学入門ⅠB ~地域がキャンパス~ 地域学入門ⅠC ~地域がキャンパス~ 地域学入門ⅠD ~地域がキャンパス~ ※「地域学入門ⅠA~D」は、地域活性化・学生マイスター初級・上級の必修科目です。 なお、詳細は宮崎大学「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」のHP等を参照ください。 「現代社会の課題」各科目の授業概要 (平成26年6月12日現在) 生物科学 数学の考え方 ~課題解決のための論理~ 自然科学の考え方 物質の科学 自然現象と工学 西田 伸 生物の進化、特に特異な進化を遂げた鯨類について取り上げ、遺伝学、形態学、生態学と いった生物学の基礎的な内容についての知識を深めると共に、生物としての鯨類を知る。 さらに、鯨類を取り巻く社会的な問題について、グループワーク等を通して学修し、ひいて は人と動物(野生生物・家畜・ペット)との関係性について考えを深める。 藤井 良宜 数学に関わるいろいろな問題に触れることによって,これまで人類が築き上げてきた数学の 考え方の良さや面白さを感じながら、数量的なスキルや論理的な思考力を身につけること をねらいとする。そのために、教科書の中から、指定した問題についてあらかじめ予習をし ておいて、授業においてはグループでその課題について議論し、その結果を発表する。ま た、解いたもんだについてはレポートとして提出してもらう。 なお、この科目は、工学部1年 前期開講の「数学の考え方」とは全く異なる科目である。 秋山 博臣 これまでの人類の歴史の中で、自然科学が明らかにしてきた、人を取り巻く自然の仕組み 中林 健一 を正しく理解し、科学と技術が持つ可能性、あるいは意味を多様な面から判断する能力を 宇田津 徹朗 育てることを目的として講義する。 保田 昌秀 化学の基礎学力を身につけるために、本講義の前半では有機化合物について概説し、基 礎的概念を理解を深め、後半では生命・生活・環境と化学がどのように関わり合っているの かを、いくつかの具体例を交えて説明する。 川末 紀功仁 自然現象に対する工学的なアプローチ(計測・制御)やエネルギーの利用方法について理 穂高 一条 解する。 長瀬 慶紀