Comments
Description
Transcript
ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展
「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」 プレスリリース ウィーン美術史美術館は、スペインやオーストリアなどを支配したヨーロッパ最大の王家、ハプスブ ルク家のコレクションを一堂に集めた世界屈指の美術館です。その数多くの所蔵品のなかから、「静 物画の秘密」をテーマに珠玉の名作75点を選び出しました。 美術館が世界に誇る至宝、 世界で最も愛らしい少女像 といわれるベラスケスの『薔薇色の衣裳 のマルガリータ王女』は日本初公開。そのほかにも、美しい花々やみずみずしい果物、そして硬質な 輝きを放つ金属やガラスの器など、迫真の描写による静物画の隠された謎に迫ります。 1 名称 ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展 ルーベンス、ヤン・ブリューゲル、ベラスケスなど75点で解き明かす静物画の世界 2 会期 2009年4月11日(土)∼6月14(日)休館日 5月11日(月) 開催日数:64日間 開館時間:4月11日(土)∼5月31(日) 6月1日(月)∼6月14(日) 9:30-17:00(入場は16:30まで) 9:00-18:00(入場は17:30まで) 3 会場 青森県立美術館(企画展示室) 4 主催 ウィーン美術史美術館展実行委員会(青森県立美術館、東奥日報社、青森放送) 5 後援等 後 援:オーストリア大使館、青森県教育委員会 協 賛:日本写真印刷 協 力:オーストリア航空、Lufthansa Cargo AG ※日本‐オーストリア交流年2009 認定事業 6 入場料金等 ウィーン展料金(アレコホールを含む) 当日券 一般 前売券(団体) ウィーン展+常設料金 当日券 前売券(団体) 1,200 円 1,000 円 1,500 円 1,200 円 高大生 800 円 700 円 900 円 800 円 小中生 300 円 200 円 350 円 250 円 ※団体料金は20名以上 ※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(入場の際に証明できるものをご提示ください) 前売り券販売所 サークルKサンクス (サークルK:青森・秋田・岩手県内の各店舗、サンクス:東北各県・北海道央・道南 地区の各店舗)、ローソンチケット(Lコード21978)、サンロード青森、イトーヨーカドー青森店・弘前 店、さくら野百貨店青森店・弘前店・八戸店、三春屋、中三青森本店・弘前店、成田本店しんまち店Pax、 紀伊國屋書店弘前店、県庁生協・青森県民生協、弘大生協、青森市文化会館、青森県立美術館ミュージア ムショップ 7 内容 4章構成 第1章 市場・台所・虚栄(ヴァニタス)の静物 アントニオ・デ・ペレダ 『静物:虚栄(ヴァニタス)』 1634年頃 フレデリク・ファン・ファルケンボルフ一世の工房 第2章 『花市場(春)』 狩猟・果実・豪華な品々・花の静物 ヤン・ブリューゲル(父) 『青い花瓶の花束』 1608年頃 1610年頃 等 コルネーリス・デ・ヘーム 『朝食図』 エヴァリスト・バスケニス 『静物:楽器、地球儀、天球儀』 第3章 宗教・季節・自然と静物 第4章 風俗・肖像と静物 ディエゴ・ベラスケス 17世紀 等 『薔薇色の衣裳のマルガリータ王女』1653/54年頃 ペーテル・パウル・ルーベンス 8 1660-69年頃 『チモーネとエフィジェニア』 1617年頃 等 併催事業 ① ピアノコンサート 演奏者 村田恵理氏(略歴別紙) 会 場 県立美術館 日 時 第1回 アレコホール 平成21年4月11日(土)※展覧会初日 開 場 17:30 開 演 18:00∼(一時間弱を予定) 演目(予定) ムソルグスキー ショパン 第2回 『展覧会の絵』 『ノクターン』『幻想曲』 平成21年5月23日(土) 開 場 17:30 開 演 18:00∼(一時間弱を予定) 演目(予定) ラヴェル ショパン 『亡き王女のためのパヴァーヌ』 『ピアノソナタ第2番』、 リスト 『コンソレーション第3番』 『ペトラルカのソネット第104番』 『ダンテを読んで ∼ソナタ風幻想曲∼』 ※ 入場には展覧会チケットが必要です。(使用済でも未使用でも可) ※ 先着150名まで入場できます。 ※ コンサート開催日は企画展を17:30まで開場します。(入場は17:00まで) ② 講演会 講 師 山形大学教授 元木幸一氏(略歴別紙) 会 場 県立美術館 日 時 平成21年4月29日(水・祝) シアター 13:30∼15:00 タイトル 「剥きかけのレモンと倒れたグラス---静物画を読み解く---」 内 容 目を見張るような迫真の描写による静物画。秘密は細密な油彩技法にあります。その油彩 画の創始者とされるのが、15 世紀に活躍した北方ヨーロッパの画家ヤン・ファン・エイクで す。日本におけるファン・エイク研究の第一人者が、宗教画のリアリズムへの要求が写実的 な静物描写につながっていく経緯に触れながら、静物画の隠された見所を紹介します。 ※聴講は無料です。 ③ ギャラリートーク(展示作品解説) 日 内 時:展覧会期間中の土曜、日曜、及び5月4、5、6日 容 14:00∼ 青森県立美術館の展覧会担当学芸員が、展示室を巡りながら、主な展示作品をわかりや すく解説します。所要時間は30分程度です。 ※展覧会チケットが必要です。 ※地下2階チケットカウンター前にお集まり下さい。 詳しくは美術館ホームページをご覧いただくか、または美術館までお問い合わせ下さい。 ピアノコンサート演奏者略歴 村田 恵理(むらた えり) 4歳よりピアノを始める。 青森明の星高等学校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。 1991年ピティナピアノコンペティション、1993年日本ピアノ教育連盟主催ピアノオーディショ ンで全国大会入賞。 1997年岩手県ピアノ音楽コンクール銀賞、同年イタリア・セニガリア国際青少年ピアノコンクール 第4位入賞。 2004年ハンガリー・リスト音楽院マスタークラスオーディション合格、受講者に選考される。 同年 青森市、弘前市でソロリサイタルを開催し、その後渡英。 2006年英国王立音楽院大学院卒業。英国マンチェスター・チータム国際音楽祭に参加し、ヨンティ・ ソロモン、小川典子両氏の指導を受けるとともに、 音楽祭にてソロリサイタルを行う。 2006年帰国後は、意欲的にソリストとしてコンサート行うとともに、N響メンバーによるシュトス 弦楽四重奏団、深山尚久氏(ヴァイオリン)と共演などアンサンブルも手掛け、幅広い 演奏活動を行っ ている。 これまでに石郷勝彦、友田恭子、北川暁子、小林仁、クリストファー・エルトン、 キャサリン・ストッ トの各氏に師事。現在、弘前市に在住し後進の指導にもあたっている。 講演会講師略歴 元木 幸一(もとき こういち) 山形大学人文学部教授 1950年、仙台市生まれ 東北大学文学部・大学院文学研究科博士課程前期終了(美学・美術史学)。 1987−88年ミュンヘン大学/ミュンヘン中央美術史研究所で研究。 専門分野は15世紀ネーデルラント絵画史。主な画家にヤン・ファン・エイク、ロヒール・ファン・ デル・ウェイデン等。及び15世紀末から16世紀前半までのドイツ・ニュルンベルクの美術、アル ブレヒト・デューラーやファイト・シュトース等。 • 主な著書・論文 『ルネサンス美術館』(共著)、小学館 『西洋絵画の巨匠 ファン・エイク』、小学館 『西洋美術への招待』(共著)、東北大学出版会 『世界美術大全集(西洋篇)14 北方ルネサンス』(共著)、小学館 『西洋美術館』(共著)、小学館 「芸術の歴史からイメージの歴史へ:変貌する美術史」『AERA Mook9 芸術学がわかる』朝日新聞社 ほか • 翻訳 C. グレシンジャー 『女を描く』(共訳)、三元社 H. ベルティング 『美術史の終焉?』、勁草書房 M. フリートレンダー 『ネーデルラント絵画史』(共訳)、岩崎美術社 W. ハフトマン 『パウル・クレー』(共訳)、美術出版社 ほか 「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」 画像の使用について 以下の7点について、画像の提供が可能です。 県立美術館 広報担当 千代谷までご連絡下さい。 メール [email protected] 電 話 017-783-5240 画像掲載の際には、必ず下記のとおりキャプションとコピーライトを入れてください。 ※キャプションについて 作者名と作品名は必須です。できるだけ制作年まで入れてください。技法については任意で結構です。 コピーライト 画像が1件の場合:© Kunsthistorisches Museum Wien, Gemäldegalerie, Vienna 画像が複数の場合:All photographs © Kunsthistorisches Museum Wien, Gemäldegalerie, Vienna 第1章 市場・台所・虚栄(ヴァニタス)の静物 アントニオ・デ・ペレダ フレデリク・ファン・ファルケンボルフ一世の工房 『静物:虚栄(ヴァニタス) 』1634 年頃 『花市場(春) 』 1610 年頃 油彩・キャンヴァス 油彩・キャンヴァス 第2章 狩猟・果実・豪華な品々・花の静物 ヤン・ブリューゲル(父) 『青い花瓶の花束』 1608 年頃 油彩・板 コルネーリス・デ・ヘーム 『朝食図』 1660-69 年頃 油彩・板 第3章 宗教・季節・自然と静物 第4章 風俗・肖像と静物 ディエゴ・ベラスケス ペーテル・パウル・ルーベンス 『薔薇色の衣裳のマルガリータ王女』1653/54 年頃 『チモーネとエフィジェニア』 1617 年頃 油彩・キャンヴァス 油彩・キャンヴァス エヴァリスト・バスケニス 『静物:楽器、地球儀、天球儀』 17 世紀 油彩・キャンヴァス