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レイチェル・カーソン生誕105年の集い

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レイチェル・カーソン生誕105年の集い
レイチェル・カーソン生誕105年の集い
5 月 24 日(木)
13 時~20 時 40 分
北大遠友学舎(北 18 西 7)
化学物質の乱用による環境汚染を警告した「沈黙の春」の著者、レイチェル・カーソンは、『海
を原子力時代の放射性廃棄物投棄場にしてはならない』と、遺言ともいえる警告を発していま
す。まさに今、福島第 1 原発事故となってレイチェルの危惧したことが現実となってしまいまし
た。この地震列島ともいわれている日本が、世界で最も多く放射能による被曝の恐怖を記憶し
ているにもかかわらず、なぜ54基もの原発を許容してきたのか? 福島原発事故は、収束は
おろか未だ科学的に検証されていないにも関わらず国と電力会社は再稼働をしようとやっき
になっております。私たちは、あいまいさをよしとすることなく、ふくしまの惨禍を二度とくりか
えさないために心と力をあわせてまいりませんか。
生誕 105 年、「沈黙の春」出版から50周年を迎えたこの春、科学者の目と自然に対する畏敬
の念を併せ持ったレイチェルの理念に学び、原発と人類は共存できないという事実を深い反
省を込めて皆様と分かち合いたいと願っております。多くのかたのご参加をお待ちしておりま
す。
基調講演 :
演
日
会
題:
時 :
場:
長倉 洋海氏
(ながくら ひろみ)
世界の紛争地を精力的に取材するフリーカメラマン。
「獅子よ瞑れ」など写真集多数出版。第12回土門拳賞など受賞多数。
2011年、福島の子どもたちを取材した写真展開催。(詳細は裏面を参照下さい)
「被災地の子どもたちーその笑顔の向こうに」
2012年 5月 24日(木) 18時15分 ~ 20時
北海道大学遠友学舎 (札幌市北18西7 エルムトンネル北側)
樋口健二氏・写真集紹介コーナーが有ります。 温かい飲み物も
第1部 (13 時 ~ 14 時 30 分)
ホ
ッ
あります !
映像紹介「センス・オブ・ワンダー」など ・・・・・・・・・・・・・・・ 40 分間
作品朗読「沈黙の春」 第 1 章・第 17 章の一部 ・・・・ 10 分間
レーチェル・カーソンの生涯、思想、作品紹介のパネル展示、話題提供(近藤務代表)30 分間
遺作・遺稿集「失われた森」 (1963 年、放射能汚染を述べた最後の記念講演)紹介
第 2 部 (14 時 50 分 ~ 17時 10 分)
SPEEDI 放射能予測の公表は、何故遅かったのか?
(元 気象庁 沼田勇美氏) 25 分間
福島の放射能汚染から子どもたちの健康を守る取り組み。 (担当 切明澄枝氏) 25 分間
チェルノブイリ事故で被災した子どもたちを北海道に招き、保養する活動を続けて
(チェルノブイリへのかけはし・里親 山本由美子氏) 25 分間
『放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響』(バンダジェフスキー博士、2012 年)
に関する紹介と解説。
(久保木芳徳・北大名誉教授)35 分間
第 3 部 (18 時 ~ 20 時 40 分で終了)
基調講演(長倉 洋海氏) ・ 終了後、懇談会
申し込み不要 ・ 入場無料
主催 : レイチェル・カーソン北海道の会
後援 : 札幌市
問い合わせ : きりあき ☎011-762-3151
長倉 洋海氏のプロフィール紹介
1952 年、北海道釧路生まれ。京都での大学生時代は探検部に所属し、手製筏による日本海漂流やア
フガン遊牧民などの探検行をする。
1980 年、勤めていた通信社を辞め、フリーの写真家となる。以降、世界の紛争地
を精力的に取材する。中でも、アフガニスタン抵抗運動の指導者マスードやエル・サ
ルバドルの難民キャンプの少女ヘスースを長いスパンで撮影し続ける。戦争の表層
ではなく、そこに生きる人間そのものを捉えようとするカメラ ・アイは写真集「マスード
愛しの大地アフガン」、「獅子よ瞑れ」や「サルバドル 救世主の国」、「ヘスースとフラ
ンシスコ エル・サドバドル内戦を生き抜いて」 などに結実し、第 12 回土門拳賞、日本写真協会賞、講談
社出版文化賞などを受賞した。最新写真集に 30 周年記念写真集「地を駆けるー1980-2009」(平凡社)
「アフガニスタンの少女マジャミン」がある。
2011 年7月には写真集「北の島グリーンランド」「南の島カピンガマランギ」を出版。
2004 年に出演した「課外授業・ようこそ先輩ー世界に広がれ笑顔の力」(NHK)はカナダ・バンフの国
際テレビ祭で、青少年・ファミリー部門の最優秀賞ロッキー賞を受賞。
2006 年には、フランス・ペルピニャンの国際フォト・ジャーナリズム祭に日本人初の写真家として招か
れ、「マスード敗れざる魂」を開催。
2009 年には5年をかけたシルクロードの集成展「人間交路ーシルクロード」(コニカミノルタプラザ)
や「微笑みの降る星ーぼくが出会った子どもたち」(日本橋三越本店)などの大型写真展を開催。
2011 年には、「北の島・南の島」展、今年は「子どもたちの元気便ー震災からの出発」(ともにコニカ
ミノルタプラザ)を開催した。」
* 当日、会場では、長倉様の著書・写真集、その一部が展示・紹介されます。
参考図書ご案内
1)長倉洋海「震災からの出発 『だけど、くじけない』―みんなに届けたい まっすぐに綴られた言
葉と、生きる力をとらえた写真 世界に伝えたい―」(NHK 出版、2012)。
(写真集『だけど、くじけない』(ISBN978-4-14-081519-9C0095 ¥1,600)の帯から・・・)
2)長倉洋海「私のフォト・ジャーナリズム」(平凡社新書、2010、¥900)
3)長倉洋海「シルクロードの子どもたち」(写真集):(毎日新聞社、2009、¥1,995)
4)長倉洋海「地を駆ける」(写真集):(平凡社、2009、¥5,040)
会場の案内図
北
大
遠
友
学
舎
地下鉄南北線・北 18 条駅下車徒歩 6 分
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