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NHKスペシャル 東京スカイツリー 世界最難関への挑戦
トピックス NHK 総合テレビ「NHK スペシャル 東京スカイツリー 世界最難関への挑戦」 において当研究所が溶接技術背景の説明指導を行いました 2011 年 7 月 24 日(日) の午後 9 時 00 分~9 時 58 分に、NHK 総合テレビにて NHK スペシ ャル「東京スカイツリー 世界最難関への挑戦」 と題した番組が放映され、接合科学研究所がこ れに撮影協力を行いました。 2012 年 5 月 22 日に開業予定の東京スカイツ リーは、全高 634m と現存する電波塔としては 世界第 1 位の高さを誇ります。この精密な巨大 建造物という相反する要求を両立するためには 実験の準備の様子 卓越したテクノロジーが求められ、建設会社が かつて経験したことのない困難な高所作業の連 続となりました。 地上数百メートルに及ぶ高所では、常に非常 に強い風が吹き続けています。鉄骨等を組み上 げる際に用いられる溶接においては、空気中の 窒素等が不純物として入ると、ブローホールと 呼ばれる沢山の小さな気泡が生じ、鉄の強度が 失われます。このため、シールドガスと呼ばれ るガスにより不純物の混入を防いでいますが、 高速度ビデオカメラにより撮影された強風下での アーク溶接 風が強いとシールドガスが吹き飛ばされてしま い、健全な溶接が困難となります。番組中では、 最新の高速度ビデオカメラを用いて、強風によ りブローホールが発生する様子を撮影し、これ が溶接に及ぼす影響について紹介しました。 なお,8 月 22 日(月)の NHK「あさイチ」 (午 前 8 時 15 分~9 時 45 分)でも同じ溶接に関す る内容が放映されました。 溶接結果の比較 (上:強風、下:無風)