Comments
Description
Transcript
指導要録の作成・保存について
( 公 印 省 略 ) 教義第1358号 平成24年7月13日 各教育事務所長 様 義 務 教 育 課 長 指導要録の作成・保存について(通知) 各学校における指導要録の保存管理及び活用について、平素から指導いただきあ りがとうございます。 このたび、一部の学校において、関係法令で定められた保存期間を経過していな い指導要録を誤って破棄し、又は、紛失した事例が明らかになったことを受け、文 部科学省から別添写しのとおり事務連絡がありました。 本県においては、「学校教育法施行規則の一部を改正する省令」が、平成3年3 月15日に公布、施行された際、規則改正の趣旨や個人情報保護の観点から法律の 拡大解釈をしたため、法令で定められた保存期間を経過していない指導要録を誤っ て破棄するという事案が発生しました。 指導要録の作成・保存については、文部科学省の通知を受け、既に平成21年5 月8日付け教義第1215号「小学校児童指導要録、中学校生徒指導要録、高等学 校生徒指導要録、中等教育学校生徒指導要録並びに特別支援学校の小学部児童指導 要録、中学部生徒指導要録及び高等学校生徒指導要録の作成・保存について(通知)」 により、貴管内の公立小・中学校及び市立高等学校並びに市立特別支援学校に、適 切に作成・保存するよう通知したところですが、貴管内の幼稚園及び小・中学校及 び市立高等学校並びに市立特別支援学校に周知願うとともに、各学校等において指 導要録が適切に作成・保存されるよう再度指導願います。 事 務 連 絡 平成24年7月6日 各都道府県教育委員会指導事務主管課 各指定都市教育委員会指導事務主管課 各都道府県私立学校主管部課 附属学校を置く各国立大学法人担当課 御中 構造改革特別区域法第12条第1項の 認定を受けた地方公共団体主管部課 文部科学省初等中等教育局教育課程課 幼児教育課 特別支援教育課 指導要録の作成・保存について 幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校並びに特別支援学校の幼稚部、小学 部、中学部及び高等部の指導要録については、幼児児童生徒の学籍並びに指導の過程及び 結果の要約を記録し、その後の指導に役立てるとともに、外部に対する証明を行うための 原簿となるものであり、学校教育法施行令及び同法施行規則に従い、各学校等において、 適切に作成・保存されているところと存じます。 指導要録の適切な作成・保存については、既に平成21年5月1日付け21初教課第7 号により通知等しているところですが、このたび、一部の学校において、関係法令で定め る保存期間を経過していない指導要録を誤って廃棄し、又は、紛失していた事例が明らか になりました。 ついては、各都道府県教育委員会におかれては、所管の学校及び域内の市町村教育委員 会に対し、各都道府県私立学校主管部課及び構造改革特別区域法第12条第1項の認定を受 けた地方公共団体主管部課におかれては、所轄の学校及び学校法人等に対し、国立大学法 人におかれては、その管下の学校に対して、各学校等において、指導要録が適切に作成・ 保存されるよう周知し、必要に応じ、助言、指導等を行うようお願いします。 本件担当:<下記以外指導要録全般について> 文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 教育課程企画室 橋田、中川、草原 電話:03(5253)4111(内線2369) <幼稚園幼児指導要録について> 幼児教育課 指導係 川口 電話:03(5253)4111(内線2376) <特別支援学校指導要録について> 特別支援教育課 指導係 堀江、山上、菊池 電話03(5253)4111(内線2003) (参考) ○ 学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号) 第24条 校長は、その学校に在学する児童等の指導要録(学校教育法施行令第31条に 規定する児童等の学習及び健康の状況を記録した書類の原本をいう。以下同じ。)を作 成しなければならない。 ② 校長は、児童等が進学した場合においては、その作成に係る当該児童等の指導要録の 抄本又は写しを作成し、これを進学先の校長に送付しなければならない。 第28条 一~三 四 (略) 指導要録、その写し及び抄本並びに出席簿及び健康診断に関する表簿 五~七 ② 学校において備えなければならない表簿は、概ね次のとおりとする。 (略) 前項の表簿(第24条第2項の抄本又は写しを除く 。)は、別に定めるもののほか、 5年間保存しなければならない。ただし、指導要録及びその写しのうち入学、卒業等の 学籍に関する記録については、その保存期間は、20年間とする。 ③ (略) ○ 学校教育法施行令(昭和28年政令第340号) (学校廃止後の書類の保存) 第31条 公立又は私立の学校(私立の大学及び高等専門学校を除く。)が廃止されたと きは、市町村又は都道府県の設置する学校(大学を除く 。 )については当該学校を設置 していた市町村又は都道府県の教育委員会が、市町村又は都道府県の設置する大学につ いては当該大学を設置していた市町村又は都道府県の長が、公立大学法人の設置する大 学又は高等専門学校については当該大学又は高等専門学校を設置していた公立大学法人 の設立団体(地方独立行政法人法第6条第3項に規定する設立団体をいう。)の長が、 私立の学校については当該学校の所在していた都道府県の知事が、文部科学省令で定め るところにより、それぞれ当該学校に在学し、又はこれを卒業した者の学習及び健康の 状況を記録した書類を保存しなければならない。