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施工パッケージ型積算方式の新規導入
土木技術資料 54-11(2012) 報文 施工パッケージ型積算方式の新規導入 吉田 潔 * 塚原隆夫 ** 大野真希 * ** 関根隆善 * *** 船田 誠 * **** 個の施工パッケージを設定している。施工パッ 1.はじめに 1 ケージは、歩掛と同様に舗装、道路改良といった 国土交通省では土木工事の予定価格の算出にあ 工事区分の違いにかかわらず適用可能としており、 たり、旧建設省の職員自らが土木工事を実施して いた時代に機械経費、労務費、材料費を積み上げ、 必要予算を算出していたシステム(積上積算方 全ての土木工事において歩掛に替えて用いること となる。設定した施工パッケージと内容が重複す る歩掛は、積算基準から削除した。また、平成 式)を長年踏襲してきた。ところが、建設技術の 24年 度 に入札 を行う 工事か ら、「 ユニッ トプラ イ 高度化・多様化に応じて、様々な工種、現場条件 ス型積算方式」による積算は実施しないこととし を反映してきた結果、精緻・詳細な積算が可能で ている。 はあるものの、複雑化し積算や標準歩掛の維持更 2.2 積算の体系 新に多くの負担がかかるようになった。 積算体系は次のような特徴を有している。 一 方 、「 公 共工 事 の 品質 確 保 の 促 進に 関 す る法 (1)直 接 工 事 費 は 、 例 え ば 掘 削 と い っ た 工 事 工 種 律」の制定に見られるように、人的資源が限られ 体系階層の細別毎に、機械経費・労務費・材料費 る中で発注者には、受注者の技術力審査や施工過 を一つにまとめ施工パッケージ化された単価(以 程における監督・検査等にもこれまで以上に適切 下、「施工パッケージ単価」という。)を設定し、 に取り組むことが求められている。 これに数量を乗じることで算出している。 こ う し た 背 景 か ら 、 国 土 交 通 省 で は 、 平 成 16 (2)施 工 パ ッ ケ ー ジ に 移 行 し た 歩 掛 は 積 算 基 準 か 年度より受注者および発注者双方の積算労力の軽 ら削除することとしている。 減や単価合意による変更協議の円滑化等を目的と (3)共 通 仮 設 費 、 現 場 管 理 費 及 び 一 般 管 理 費 等 の した「ユニットプライス型積算方式」の試行を進 間接費については、従来の積上積算方式と変わら めてきたが、当該積算方式の試行については価格 ず率式等を用いて計上する。 の妥当性の確保、価格の透明性の確保や弾力的な 図-1に各積算方式の積算体系の相違を示す。 設計変更の対応等の課題が指摘されてきた。 ま た 、 平 成 22年 度 よ り ほ ぼ 全 て の 土 木 工 事 で 積上型積算 総価契約単価合意方式を導入しており、受発注者 間で合意した多数の単価を活用できる環境が整い つつあった。 共通仮設費 現場管理費 一般管理費等 共通仮設費の一部 現場管理費の一部 基準併存 (一物二価) 札を行う全ての土木工事から試行することとなっ 図-1 一般管理費等 間接費の算出方法は 積上積算と同じ 各積算方式の積算体系の相違 2.3 「施工パッケージ単価」の設定 直接工事費の積算に使用する「施工パッケージ る。 ──────────────────────── 直接工事費 (コンクリート+型枠+鉄筋+目地板) 間接工事費ユニット ケージ型積算方式』を平成24年10月1日以降に入 平 成 24年 度 は 、 土 工 や 舗 装 関 係 を 中 心 に 、 63 直接工事費 (コンクリート+型枠+鉄筋+目地板) 現場管理費の一部 一般管理費等 題を改良した新たな積算方式として『施工パッ 2.1 試行の適用範囲 「施工パッケージ単価」 (踏掛版工) 現場管理費 これまでの「ユニットプライス型積算方式」の課 2.『施工パッケージ型積算方式』 の概要と特徴 施工パッケージ型積算方式 直接工事費ユニット (踏掛版工) 共通仮設費の一部 共通仮設費 そこで、積算の効率化の目的を一層果たすため、 た。本稿ではこの新たな積算方式について紹介す ユニットプライス型積算 間接費分離 直接工事費 (踏掛版の施工) 工種A 工種B 工種C 工種D (コンクリート) (型枠) (鉄筋) (目地板) 単価」は、総価契約単価合意方式により受発注者 間 で 合意 した 単 価( 以下 、「 合 意単 価」 とい う 。)、 及び入札時に応札者から提出された工事費内訳書 の単価(以下、「応札者単価」という。)の最頻値 を基本とする。ただし、現時点では応札者単価等 Introduction of new “packaged price estimation method” - 6 - 土木技術資料 54-11(2012) の 蓄 積 が な い た め 、 平 成 24年 度 に 使 用 す る 単 価 は現行積上積算により単価設定した。 収集した合意単価および応札者単価から標準単 価を設定する際には、収集単価を基準地区、基準 合意単価や応札者単価が過当競争や恣意的な単 年月、代表材料規格に補正し最頻値等を標準単価 価操作の影響を受け、あるいは、発注地域や工事 とする。このように地区、年月、材料規格が異な 種別の偏りといった単年度の特殊要因の影響を受 る収集単価を補正し一括して標準単価を設定する け、施工実態や他の物価指数とかけ離れた施工 ことにより、分析の合理化およびデータ数確保に パッケージ単価となる可能性も懸念される。その よる単価設定率の向上を図っている。 ため、低入札案件等の不適切なデータを棄却する ほか、複数年の単価傾向や施工状況調査による実 際 の 施 工 状 況 等 の 変 動 も 踏 ま え た 上 で 、「 施 工 パ ッ ケ ー ジ 単 価 」 を 設 定 す る 。 図 -2 に 「 施 工 3.「ユニットプライス型積算方式」で指摘さ れた課題に対する対処 3.1 実態を踏まえた適切な価格の設定 ユニットプライス型積算方式においては、受注 パッケージ単価」の設定方法を示す。 者との合意単価のみを用いて単価を設定している ことに対して、予定価格による上限拘束性から単 価下落を懸念する意見があった。 そ こ で 、「 施工 パ ッ ケー ジ 単 価 」 の設 定 に おい ては、取引の実例価格である受注者の合意単価に 加え、応札者単価の採用を検討した。発注者の官 積 算 単 価 と 応 札 者 単 価 の 関 係 の 分 布 は 図 -4 の と 「施工パッケージ単価」の設定方法 お り で あ り 、 若 干 偏 り は あ る も の の 100%を 中 心 とした正規分布と見ることができる。 「施工パッケージ単価」は、地区毎に設定する 4,500 の で は な く 基 準 地 区 ( 東 京 17区 ) に つ い て 設 定 4,000 3,500 した「施工パッケージ単価」を工事発注地区の機 3,000 頻度(細別数) 労材単価相当に補正して用いる。同様に、基準年 月 ( 平 成 24年 度 は 平 成 23 年 9月 ) の 「 施 工 パ ッ ケージ単価」を工事発注年月の機労材単価相当に 2,500 2,000 1,500 1,000 500 補正して用いる。この、基準地区、基準年月の 130 125 120 115 110 105 100 95 90 70 85 0 「 施 工 パ ッ ケ ージ 単 価 」を 「 標 準 単 価」 と い い、 80 2.4 単価分析・設定の合理化 75 図-2 合意単価並びに応札者単価 / 官積算単価 (%) 工事発注地区、工事発注年月に補正した単価を 図-4 「積算単価」という。 H22年度の応札者単価と官積算単価との関係 このように、応札者単価は官積算単価に一律に また、材料規格が多数選択可能な施工パッケー ジについては、材料規格毎に標準単価を設定する 落札率を乗じたような硬直的なものではないため、 のではなく、最も発注実績の多い代表材料規格の 応札者単価を適正な見積もり価格として「施工 みについて標準単価を設定し、これをその都度発 パッケージ単価」の設定に採用することが可能と 注内容の材料規格に合わせた積算単価に補正する 考えている。これにより合意単価のみによる方法 方法をとっている。図-3に標準単価から積算単価 と比べ、予定価格に拘束されない、より標準的な への補正の基本的な考え方を示す。 単価となることが期待される。 また、「2.3」で述べたとおり、過当競争等の影 ≪補正式(イメージ)≫ 分子の材料単価は、毎月変動 H24.10 大阪 積算単価 = H23.9東京 × K× 標準単価 H24.10大阪機械単価 H24.10大阪労務単価 +R× H23.9東京機械単価 分母の機労材単価は、年度内固定 図-3 H24.10大阪材料単価 +Z × H23.9東京労務単価 H23.9東京材料単価 K:標準単価に占める機械費の構成割合 R:標準単価に占める労務費の構成割合 Z:標準単価に占める材料費の構成割合 標準単価から積算単価への補正 響を排除するため、低入札案件等の不適切なデー タを棄却するほか、複数年の単価傾向や施工実態 調査による実際の施工状況等の変動も踏まえた上 で 、「 施 工パ ッ ケー ジ 単価 」 を 設定 す る。 さ らに 、 合意単価および応札者単価を分析した新たな「施 - 7 - 土木技術資料 54-11(2012) 工パッケージ単価」が不適切と判断した場合には、 数量変動」と「目的物の材料規格変更」に対応す 前年の「施工パッケージ単価」を物価スライドし ることとした。図-5のとおり、ユニットでは作業 て用いることや必要に応じ従前の歩掛調査レベル 土工は目的物の契約単位当たりの施工量が固定さ の詳細な施工実態調査を実施し、コスト積上によ れていたが、作業土工を目的物から分離して独立 り単価を再設定することも検討している。 した項目とすることにより、施工量の変動に対し 3.2 単価の透明性の確保 て弾力的な変更を可能とした。また、表-1の小型 ユニットプライス型積算方式においては、合意 擁壁ユニットの事例にように、ユニットでは目的 単価の分析結果や積算単価の算出方法は非公表で 物の材料が単価への感度が小さいものとして選択 あったことから、発注者の価格設定が不透明であ できない場合があったが、施工パッケージにおい るとの意見があった。 ては単価へ反映すべき要素として材料規格を選択 そ こ で 、「 施工 パ ッ ケー ジ 単 価 」 は 、 そ の 設定 できるようにした。 された価格の透明性を確保するため、単価を公表 ユニットプライス型積算方式 (作業土工含む) することとした。また、積算にあたっては、実際 に工事を行う地域や時期にあった単価に補正を行 施工パッケージ型積算方式 (作業土工を分離) うため、その補正方法も公表することとした。 3.3 積算体系の簡素化 + 図-1のとおり、ユニットプライス型積算方式は 積 上 積算 方式 と積 算体 系が 異 なる ため 2つ の積 算 擁壁ユニット (作業土工含む) 基準が併存していた。そのため、積算担当者は案 件 毎 に 2つの 積算 基準 を使 い 分け る必 要が あり 負 図-5 担となっていた。 H22年度の応札者単価と官積算単価との関係 表-1 そこで、「2.2」で述べたとおり、間接費の算出 手法は積上積算方式を踏襲しつつ、直接工事費の 作業土工 パッケージ 擁壁 パッケージ 小型擁壁ユニットの積算条件 積算条件 土質(P) 歩掛のみを施工パッケージに置き換えることによ 土砂 り、施工パッケージ化が不完全な移行期であって 岩塊・玉石混り土 も、積上積算方式と『施工パッケージ型積算方 軟岩 式』の積算体系を一本化することとした。これに 硬岩 より、積算体系を簡素化し、受注者および発注者 各種 の負担軽減を図った。 特殊養生の有無(S) 無し 有り(練炭養生) 無し 有り(練炭養生) 無し 有り(練炭養生) 無し 有り(練炭養生) 無し 有り(練炭養生) 3.4 弾力的な契約変更 ユニットプライス型積算方式では、積算の簡素 化のために、たとえば擁壁工の水抜きパイプの有 4.施工パッケージにおける積算単価算出例 4.1 工事発注地区、工事発注年月による補正 無と言ったような、構造物単位単価への感度が小 前出のとおり「標準単価」を工事発注地区、工 さい要素については、単価データを仕分けせずに 事発注年月に補正し「積算単価」を算出するが、 最頻値等を包括的な単価として設定した。これに 補 正で きる 個別 の機 労材規 格は 最大 で、 機械 3つ、 より、積上積算方式に比較して、ひとつひとつの 労 路 4つ 、 材 料 4つ ま で と し た 。 規 格 を 明 示 し た 単価の適用範囲が広くなった。ところが試行件数 機労材を「代表機労材規格」という。代表機労材 が増えてくると、当初分析において単価への感度 規格として明示されなかった費用も標準単価には が小さい要素とされたものであっても、変更協議 含まれており、これらについては機械、労務、材 が難航する原因となる事例がでてきた。 料の別に代表規格の加重平均的な補正を行う。東 そ こ で 、『 施工 パ ッ ケー ジ 型 積 算 方式 』 に おい 京17区平成23年9月基準の表層(車道・路肩部) ては「積算の簡素化」と「きめ細やかな変更積 の標準単価 を、名古屋平成 24年 2月の積算単価 に 算」を両立させるため、特に要望の多かった「作 補正する事例を図-6に示す。 業土工(各目的物施工に付随して発生する土工)の - 8 - 土木技術資料 54-11(2012) 4.2 材料規格による補正 ・施工パッケージ名称:表層(車道・路肩部) ・条 件 区 分:45~55mm、1.4m 以上、密粒度 As20、タックコート PK-4 ・標 準 単 価:1,484 円 規格 K K1 K2 K3 R R1 R2 R3 R4 Z Z1 Z2 Z3 アスファルトフィニッシャ[ホイール型]舗装幅 2.4~6.0m タイヤローラ 8~20t ロードローラ[マカダム]質量 10~12t 普通作業員 特殊運転手 特殊作業員 土木一般世話役 アスファルト混合物密粒度 AS 混合物(20) アスファルト乳剤 PK-4 タックコート用 軽油 1.2 号 構成比 (%) 3.53 1.89 0.54 0.54 6.91 2.36 1.49 1.42 0.54 89.56 86.56 2.43 0.47 東京(H23.9) (円) - 36,700 10,400 11,100 - 13,600 17,300 16,900 18,900 - 10,200 84.7 114.0 「 2.4」 で 述 べ た と お り 、 標 準 単 価 は 代 表 材 料 名古屋(H24.2) (円) - 36,700 10,400 11,100 - 13,600 16,800 16,900 18,700 - 10,500 85.0 110.0 規格のみについて設定されており、代表材料規格 以外の積算単価を算出するには、標準単価から材 料規格を補正する必要がある。代表規格アスファ ル ト 混 合 物 密 粒 度 20の 標 準 単 価 を 、 ア ス フ ァ ル ト 混 合 物 再 生 密 粒 度 20の 積 算 単 価 に 補 正 す る 事 例を図-7に示す。 P′ �名古屋 H24.2� = 1,484.0 この材料規格を補正する場合と同様の方法によ 1.89 36,700 0.54 10,400 0.54 11,100 3.53 + �� × + × + × �× 100 36,700 100 10,400 100 11,100 1.89 + 0.54 + 0.54 2.36 13,600 1.49 16,800 1.42 16,900 0.54 18,700 6.91 +� × + × + × + × �× 100 13,600 100 17,300 100 16,900 100 18,900 2.36 + 1.49 + 1.42 + 0.54 86.56 10,500 2.43 85.0 0.47 110.0 89.56 +� × + × + × �× 100 10,200 100 84.7 100 114.0 86.56 + 2.43 + 0.47 + 100 − 3.53 − 6.91 − 89.56 � 100 図-6 = パッケージ型積算方式標準単価表」の「Ⅲ.標準 ・施工パッケージ名称:表層(車道・路肩部) ・条 件 区 分:45~55mm、1.4m 以上、再生密粒度 As20、タックコート PK-4 ・標 準 単 価:1,484 円 K K1 K2 K3 R R1 R2 R3 R4 Z アスファルトフィニッシャ[ホイール型]舗装幅 2.4~6.0m タイヤローラ 8~20t ロードローラ[マカダム]質量 10~12t 普通作業員 特殊運転手 特殊作業員 土木一般世話役 東京(H23.9) (円) - 36,700 10,400 11,100 - 13,600 17,300 16,900 18,900 - Z1 アスファルト混合物密粒度 AS 混合物(20) 86.56 10,200 Z2 Z3 アスファルト乳剤 PK-4 タックコート用 軽油 1.2 号 2.43 0.47 84.7 114.0 名古屋(H24.2) (円) - 36,700 10,400 11,100 - 13,600 16,800 16,900 18,700 - 9,700 再生密粒度 As20 85.0 110.0 + 100 − 3.53 − 6.91 − 89.56 � 100 吉田 図-7 潔* 国土交通省国土技術政策 総合研究所総合技術政策 研究センター建設システ ム課 主任研究官 Kiyoshi YOSHIDA = 𝟏𝟏, 𝟒𝟒𝟐𝟐𝟐𝟐�円/𝐦𝐦𝐦𝐦� 材料規格の補正計算例 塚原隆夫** 国土交通省国土技術政策 総合研究所総合技術政策 研究センター建設システ ム課長 Takao TUKAHARA 5.まとめ なか、公共調達においては適正な施工や品質確保 への対策が求められており、職員数が限られる中 で積算労力の軽減は重要な課題である。施工パッ ケージ化により、例えば踏掛版工は積上積算では 複 数 の 歩 掛 に 対 し て 合 計 45個 の 項 目 に つ い て 条 件 決 定す る必 要が あっ たも の が、 1パ ッケ ージ で 条件5個に簡素化された。 6.91 2.36 13,600 1.49 16,800 1.42 16,900 0.54 18,700 �× × + × + × + × +� 100 13,600 100 17,300 100 16,900 100 18,900 2.36 + 1.49 + 1.42 + 0.54 89.56 86.56 𝟗𝟗, 𝟕𝟕𝟕𝟕𝟕𝟕 2.43 85.0 0.47 110.0 �× × + × + × +� 100 10,200 100 84.7 100 114.0 86.56 + 2.43 + 0.47 単価から積算単価への補正方法」を参照されたい。 建設産業に対して大変厳しい状況が続いている P′ �名古屋 H24.2� = 1,484.0 3.53 1.89 36,700 0.54 10,400 0.54 11,100 �× × + × + × + �� 100 36,700 100 10,400 100 11,100 1.89 + 0.54 + 0.54 にも対応が可能であり、これらの補正事例は国総 eme2/theme_sekop.htm)で公表している「施工 工事地区、発注時期による補正計算例 構成比 (%) 3.53 1.89 0.54 0.54 6.91 2.36 1.49 1.42 0.54 89.56 時間外割増賃金や機械経費の豪雪地域補正」など 研HP(http://www.nilim.go.jp/lab/pbg/theme/th 𝟏𝟏, 𝟓𝟓𝟓𝟓𝟓𝟓�円/𝐦𝐦𝐦𝐦� 規格 り 、「 使 用量 の 実数 入 力を 伴 う 材料 」、「労 務 費の 今後はユニットが設定されていた工種の「施工 パ ッ ケ ー ジ 化 」 を 、 平 成 25年 度 を 目 途 に 完 了 さ せたいと考えている。さらに、受注者および発注 者の課題把握に努め、必要に応じて制度改善検討 を行っていきたいと考えている。 大野真希*** 国土交通省国土技術政策 総合研究所総合技術政策 研究センター建設システ ム課 積算技術係長 Masaki OHNO - 9 - 関根隆善**** 国土交通省関東地方整備 局企画部施工企画課(前 国土交通省国土技術政策 総合研究所総合技術政策 研究センター建設システ ム課 研究官) Takayoshi SEKINE 船田 誠***** 一般財団法人建設物価 調査会土木研究部土木 調査一課(前 国土交通 省国土技術政策総合研 究所総合技術政策研究 センター建設システム 課 交流研究官) Makoto FUNADA