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財団法人日本グローバル 財団法人日本グローバル・インフラ

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財団法人日本グローバル 財団法人日本グローバル・インフラ
財団法人日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団
財団法人日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団
平 成 13年 度 事 業 計 画
平成13年度は、財団の第2十年紀と21世紀のスタートの年を迎えて、次の基本方針のもとに以下の
事業を推進する。
①財団の基本テーマである「水」と「環境」を柱とする、重点プロジェクトの開発調査を推進する。
②広域インフラストラクチャーの整備、開発に不可欠のパブリックアクセプタンスを高めるため、
GIF国際会議・フォーラムの開催、情報ネットワーク、メディア等を通じGIFプロジェクトに対
する理解の一層の増進をはかる。
③新たに、21世紀を見据えた持続可能な発展のためのGIFプロジェクトの発掘を継続する。
Ⅰ.調査研究について
1.基本的事項に関する調査研究
(1) GIF対象プロジェクトの研究
引続き米国マサチューセッツ工科大学およびロシアクルチャトフ研究所ほか内外の研究機
関との共同研究を行い、新エネルギー開発および物流に重点を置いた新たな研究テーマの
発掘を行う。
(2) 広域インフラストラクチャー計画についての研究
(社)日本オペレーションズ・リサーチ学会との共同研究を継続し、将来の水・食糧・エネ
ルギー不足に備えた最適ロジスティクスの整備に焦点を当て、OR的手法を用いた研究を行う。
(3) 国際法制度等についての研究
米国ハーバード大学はじめ内外の研究機関と、南米の国際河川プロジェクトを中心に共同
研究を継続すると共に、新たにユーラシア・ランドブリッジについての研究を始める。
(4) 国際関係についての研究
衞藤瀋吉東大名誉教授を中心とした国際問題研究グループと合同研究会を随時開催し、広
域インフラ開発に必要な条件整備としての地域研究を行う。
2.個別プロジェクトについての研究
(1) 地球環境改善研究委員会
(イ) アラル海地域環境改善プロジェクト
ウォーターセキュリティを主要テーマとする「世界水フォーラム」がアラル海問題を取上げ
る等新たな国際的な動きが見られるので、同フォーラムとも協力し新しい視点から研究
活動を行う。
(ロ) 地球環境保全プロジェクト
特に地球温暖化防止に貢献可能な研究テーマの発掘を行う。
(2) 資源・エネルギー問題研究委員会
(イ) ヒマラヤ水資源水力発電・治水計画プロジェクト
ネパールの国内問題等で延期された東ヒマラヤ水資源開発関係諸国会議を開催し、ネパ
ールのパンチェスワール多目的ダムおよびバングラデシュのガンジス堰プロジェクトの
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推進に向けた国際コンセンサンス造りへの協力を行う。
(ロ) 中東ピースウォーターパイプラインプロジェクト
事務局にて関係情報の収集を継続し、中東和平実現後に備える。
(3) 交通運輸インフラストラクチャー研究委員会
(イ) クラ地峡運河プロジェクト
当財団の技術協力で作成したレポートをもとに、タイ国新政府のクラ運河検討の新たな
動きに呼応し、引続き可能な範囲での側面的支援を行う。
(ロ) その他
第二パナマ運河およびメコン川流域開発に関し情報の収集を継続すると共に、新たにニ
カラグア政府から打診のあった同国内運河建設構想について対応を検討する。
(4) 生活領域の拡大研究委員会
(イ) オリノコ・メタ川流域総合開発プロジェクト
ベネズエラ、コロンビア両国の第1回合同推進委員会の開催を支援し、米州開発銀行へ
の開発調査資金要請への道筋をつける。この為、準備会議を開催すると共にオーバービ
ュープランを作成し両国および関係国際機関の理解増進をはかる。
(ロ) 南米河川システム(SARS)
南米河川を統合した開発構想について、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学お
よび関係機関との共同のプラン造りに参加する。
(5) ユーラシア・ランドブリッジ研究懇談会
昨年末、中国国務院で国際機関としての機能を有する国内組織としての「ユーラシア・
ランドブリッジ開発研究機構」の設立が承認された。「同開発研究機構」の設立を目指し
て両国政府および国連開発計画を交えて推進活動を行う。
(6) アジアガスパイプライン推進懇談会
天然ガスパイプライン計画をユーラシア・ランドブリッジ構想の一環として位置付け具
体的研究活動を始めると共に、アジアパイプライン研究会等の研究活動を支援する。
Ⅱ.国際会議の開催
GIF国際フォーラムの開催のほか、適宜東ヒマラヤ水資源開発、ユーラシア・ランドブリッジ、
オリノコ・メタ川流域総合開発については個別の関係諸国会議等を開催してプロジェクトの推
進に向けたシナリオ造りを行う。また、新たなGIFプロジェクト選定活動を行う。
Ⅲ.人材の育成
(1) 内外の教育・研究機関との委託・共同研究の実施ならびにシンポジウム・セミナー等の開
催を通じ人材の育成をはかる。
(2) GIFプロジェクト対象国の人材開発を支援する。
Ⅳ.その他
GIF事業活動および調査研究の成果について、随時情報発信をすると共に政策提言を行う。
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