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電気通信事業分野における 競争状況の評価2013 概 要

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電気通信事業分野における 競争状況の評価2013 概 要
資料147-1
電気通信事業分野における
競争状況の評価2013
概
要
平成26年11月28日
総務省 総合通信基盤局
電気通信事業部 事業政策課
電気通信事業と競争評価
戦略的評価2013(1)
企業グループにおける連携サービスの競争環境への影響に関する分析
戦略的評価2013(2)
地域ブロックにおける超高速ブロードバンドサービスの競争状況の分析
定点的評価2013(1)
基礎データ
定点的評価2013(2)
移動系通信市場の動向
定点的評価2013(3)
固定系ブロードバンド通信市場の動向
競争評価の概要
2
● 2003年(平成15年)電気通信事業法改正により、規制の体系を事前規制から事後規制を基本とする仕組みに
転換。そこで、急激な変化を続ける市場動向を的確に把握するための手段として「電気通信事業分野における競
争状況の評価(競争評価)」を導入。
● 評価結果は公表するとともに、政策立案の基礎データとして活用。
競争評価のフレームワーク
競争評価の実施プロセス

競争評価は、毎年度1回のサイクルで実施。
「定点的評価」と「戦略的評価」の二部構成。
・ 定点的評価 : 経年的なデータの定期的な分析を実施。
・ 戦略的評価 : 毎年異なる特定テーマに焦点を当てて
分析を実施。
競争評価アドバイザリーボードの開催

競争評価の実施に当たり、客観性や中立性を確保するため、
経済学、経済法等の専門家9名から成る「競争評価アドバイザ
リーボード」会合を開催し、その助言を得ている。
・ 座
長 : 辻 正次 教授 (兵庫県立大学大学院)
・ 座長代理 : 舟田 正之 名誉教授 (立教大学)
電気通信事業と競争評価
制度・事後規制
制度・事前規制
1985年~
3
競争評価の導入(2003~)
○競争原理の導入
→ 電気通信事業法の施行(1985)
→ 電電公社民営化(NTT設立・1985)→ 再編(1999)
○非対称規制の導入
→ 固定通信の接続ルール制度化(1997)
→ 移動通信の接続ルールの制度化(2001)
→ 禁止行為規制の導入(2001)
○参入規制の緩和
→ 需給調整事項の撤廃、外資規制の原則撤廃(1997)
○料金規制の緩和
→ 認可制の廃止(1997)
2003年~
2010年~
○参入規制の緩和
→ 参入許可性の廃止(登録/届出制)(2004)
○料金規制の緩和
→ 料金・約款規制の原則廃止(2004)
○消費者保護ルールの境界
→ 重要事項(提供条件)の説明義務化等(2004)
○モバイル化等への対応 (2010)
→ 接続会計(移動通信)の導入
→ 紛争処理機能の拡充
○NTT東西と競争事業者の同等性確保等 (2011)
→ NTT東西の機能分離
→ NTT東西の業務委託子会社に対する監督義務化
→ NTT東西の業務規制手続の緩和
市場動向
2003年~
2010年~
○事業者の参入・取組
・イー・モバイル参入(2006.3)
・ソフトバンクのボーダフォン買収(2006.4)
・NTTドコモ、地域8社から全国1社へ再統合(2008.7)
○事業者の参入・取組
・電気通信サービスの広告表示に関する自主基準及びガイド
ラインの改定(2010.4)
○サービス展開
・第3.5世代携帯(3.5G)、本格サービス化(2006)
政 策
○法令・制度
・番号ポータビリティ(MNP)制度の導入(2006)
・ユニバーサルサービス制度の導入(2006)
○ガイドライン
・MVNO事業化ガイドラインの改定(2007,2008)
(卸電気通信役務関係)
○サービス展開
・LTEの商用サービス開始(2010)
・KDDI、i-Phoneの発売開始(2011.10)
2012年~
○事業者の参入・取組
・KDDI、J:COMを連結子会社化(2013.4)
・ソフトバンク、イー・アクセスとWCPを連結子会社化(2013.4)
・ソフトバンク、ウィルコムを連結子会社化(2013.7)
・ソフトバンクによるスプリントの買収(2013.7)
○サービス展開
・KDDI、auスマートバリューの提供開始(2012.3)
○法令・制度
・第二種指定事業者の接続会計制度の導入(2010)
・接続料会計の導入(2011)
○法令・制度
○ガイドライン
○その他
・2.5GHz帯のUQに対する追加割当て(2013.7)
・SIMロック解除に関するガイドラインの公表(2010)
・ソフトバンクモバイルを第二種指定電気通信設備
制度による指定事業者に指定(2012)
競争評価
[戦略的評価]
[戦略的評価]
・ MNP制度の影響(2006)
・ 事業者間取引(2006.2007)
[定点的評価]
・ インターネット接続サービス分析導入(2003)
・ 移動体通信の分析導入(2004)
・ 固定電話の分析導入(2005)
・携帯電話端末、スマートフォン、タブレットPCの需要
代替性の調査(2010)
・電気通信サービスに係る消費者選好の変化に関する経時的
分析(2011)
・モバイル及びブロードバンドの普及に関するこれまでの競争
政策の経済効果の定量分析(2011)
[定点的評価]
・移動系(データ・音声)、固定系(データ・音声)、法人向け
サービスの区分の導入(2011)
[戦略的評価]
・移動系通信市場におけるMVNOの事業環境(2012)
・市場間の連携サービスの利用動向(2012)
[定点的評価]
・「移動系超高速ブロードバンド市場」の部分市場化
(2012)
「競争評価2013」における戦略的評価の実施内容
1 企業グループにおける連携サービスの競争環境への影響に関する分析
 2013年度より、電気通信事業者のグループ化の動きが顕著になり、競争環境に変化
が生じている。
 各グループにおいてネットワーク相互利用等を通じた連携サービスを提供。
 企業グループにおける代表的な連携サービスとして
① 「移動+移動型」の連携サービス
② 「移動+固定型」の連携サービス 等を分析対象とした。
2 地域ブロックにおける超高速ブロードバンドサービスの競争状況の分析

FTTHとCATVインターネット(通信速度下り30Mbps以上)から成る「超高速ブロード
バンド」を分析対象とする。
 地域別の市場シェアや市場集中度(HHI)等は大きく異なることから、 「地域ブロッ
ク」別の分析を行う(東北、関東、近畿、九州を取り上げる)。
 設備競争とサービス競争双方のバランスに配慮した分析を実施。
4
電気通信事業と競争評価
戦略的評価2013(1)
企業グループにおける連携サービスの競争環境への影響に関する分析
戦略的評価2013(2)
地域ブロックにおける超高速ブロードバンドサービスの競争状況の分析
定点的評価2013(1)
基礎データ
定点的評価2013(2)
移動系通信市場の動向
定点的評価2013(3)
固定系ブロードバンド通信市場の動向
国内通信業界の変遷
[平成11年7月分割・再編]
[昭和60年4月民営化]
N T T
(平成15年9月出資・筆頭株主)
NTT西日本
(平成11年10月合併)
(平成10年12月合併)
年
12
日本高速通信(TWJ)
DDIポケット
NTTグループ
CWC
(平成20年7月 1社に合併)
ツーカー3社
(平成13年10月合併)
パワードコム
(平成14年8月 PHS事業)
鷹 山
)
日本移動通信(IDO)
(平成19年8月出資)
(平成7年10月 PHS事業開始)
英BT
(平成元年9月国内中継電話開始)
デジタルホン
(平成3年10月国際電話開始)
(平成11年6月買収)
ウィルコム
(平成22年
12月出資)
(平成17年2月名称変更)
(平成22年12月吸収分割)
米AT&T
日本テレコムHD
(平成14年8月)
Wireless City Planning
ボーダフォンHD
(平成25年4月に連結子会社化)
(平成15年12月名称変更)
(平成15年10月名称変更)
)
平
Jフォン
ボーダフォン
成
Jフォン
2
日本テレコム
日本テレコム
(出資)
6
(平成15年11月リップルウッドが買収)
年
英ボーダフォン
(平成16年7月リップルウッドから買収) 6
月
日本テレコム
(平成17年 吸
ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC
収
日本テレコムIDC
7月合併)
(平成13年9月 DSL事業開始)
合
(平成15年1月 4社合併でソフトバンクBB設立) (平成17年2月買収、名称変更)
併
BBテクノロジー
イー・アクセス
(平成12年10月DSL事業開始)
アッカ・ネットワークス
(出資)
(平成16年10月 日本テレコム
イー・アクセス株売却)
(平成19年3月携帯電話事業開始)
(平成13年1月DSL事業開始)
ジュピターテレコム(J:COM)
(平成25年4月に連結子会社化)
(
(出資)
英C&W
国際デジタル通信(IDC)
DDIポケット
(平成11年9月 資本提携)
(平成13年9月 株式取得)
(平成9年10月合併)
日本国際通信(ITJ)
(平成17年12月 固定電話事業開始)
(平成25年4月 KDDIの連結子会社化)
(平成9年7月 固定電話事業開始)
(平成3年10月国際電話開始)
(平成26年4月合併)
(平成19年6月 KDDIの子会社化)
(カーライルが株式取得、
平成16年10月新会社設立)
ジュピターテレコム
(平成2年5月加入電話開始)
UQコミュニケーションズ
UQコミュニケーションズ
パワードコム
(平成11年4月合併)
東京通信ネットワーク(TTNet)
KDDI
(平成15年4月合併)
ジャパン・ケーブルネット
アステル東京
KDDIグループ
(平成18年1月合併)
(平成18年6月 PHS事業廃止)
(昭和63年アナログ自動車電話開始)
日本テレコム
(平成17年10月合併)
(平成17年2月直収電話開始)
10
(平成7年7月 PHS事業開始)
D D I
NTTドコモ
沖縄セルラー
au
月合併
(平成元年9月国内中継電話開始)
KDDI
平(成
K D D
(平成元年9月国内中継電話開始)
NTTコミュニケーションズ
(平成15年12月営業譲渡)
NTT国際ネットワーク
沖縄セルラー
セルラー系7社
NTT(持株会社)
NTT東日本
NTTドコモ
(昭和28年4月国際電話開始、 平成9年7月国内中継電話開始)
[現 在]
IIJ
(*特殊会社)
NTT(持株会社)*
NTT東日本*
NTT西日本*
NTTコミュニケーションズ
(平成4年7月分割・再編)
6
(平成20年8月
子会社化)
イー・モバイル
(平成21年6月合併)
(平成22年6月
完全子会社化)
(平成23年3月
吸収合併)
ソフトバンクモバイル
(平成18年4月買収、10月社名変更)
ソフトバンク
グループ
ソフトバンクテレコム
(平成18年10月社名変更)
ソフトバンクBB
ワイモバイル
(平成25年4月連結子会社化、平成
26年7月社名変更)
電気通信市場の市場規模の推移、3グループ内売上高内訳
7
● 2013年度(平成25年度)より、国内市場のグループ化や、国際市場部分のウェイトの高まり等によって市場構造
が複雑になりつつある。
平成25年度の3グループ売上高の内訳
国内市場
2013(平成25)年度
国内事業者の売上高
約23兆円
国際市場
17兆8,999億円 4兆257億円
(単位:億円)
移
動
31,427※1
※3
26,007
4.1兆
固
定
他
移
動
/
固
定
他
※2
9,233
4.1兆
3グループ内
収益シェア
(国内売上高)
NTTグループ
54.4%
そ
の
他
2,290※5
注: 億円以下四捨五入。セグメント
間取引は除く。
移
動
固
定
※4
41,047
44,226※6
9.7兆
※7
48,428
左記のうち
11,960
※9
16,598※8
2013(平成25)年度
※1 報告セグメント「移動通信事業」
※2 報告セグメント「固定通信事業」、
「インターネット事業」、「その他」
の合計。
※3 報告セグメント「スプリント事業」
※4 報告セグメント「パーソナルセグ
メント」「バリューセグメント」「ビジ
ネスセグメント」「その他」の合計。
※5 報告セグメント「グローバルセグ
メント」
※6 報告セグメント「移動通信事業」
※7 報告セグメント「地域通信事業」、
「長距離・国際通信事業」の合計。
※8 報告セグメント「データ通信事業」
「その他の事業」の合計。
※9 2013年度通期決算説明会資料
による値。
出所:各社年度決算短信
連携サービスの概要
8
①移動+固定型サービスの例
事業者
KDDI
グループ
サービス名称
対象
移動系通信
and
データ通信(LTE/3G)
データ
スマートフォン
(2012年2月開始)
固定系通信
FTTH
CATV
タブレット
ネットと電話
and / or
(FTTH)
データ
ソフトバンク
グループ
ADSL
(2012年3月開始)
データ通信(LTE/3G)
スマートフォン
スマート値引き
(2013年12月開始)※
日本通信
(2012年2月)
サービス内容
タブレット
FTTHはipadのみ
CATV
and / or
FTTH
データ
データ
WiFiルータ
・ソフトバンク のスマートフォン/iPad の利用料金が
1,410円/月割引(最大2年間)。
・家族の人数分について同額割引。(最大10回線)
・固定系はソフトバンク等のサービスから選択。
CATV
・ソフトバンクのスマートフォン/タブレットを使い、ソフトバンクB
Bの光回線を契約する人を対象に、定額データ料金から
1,410円/月割引(最大2年間)。2年経過後は934円/月割引。
・東北6県及び東海4県限定 (※2014年4月6日で提供終了)
FTTH
・NTTフレッツ光と屋内外のデータ通信(3G網、Wi-Fi網、
固定網)のセット販売。
ADSL
WiFiスポット
・auスマートフォン等の利用料金から1,410円/月割引(最
大2年間)。2年経過後は934円/月割引。
・家族の人数分について同額割引(最大10回線)
・固定系は提携事業者のサービスからも選択可。
データ通信(3G)
3G SIM
注 料金の表示があるものはすべて税抜価格。
②移動+移動型サービスの例
グループ
提供主体
ソフトバンク
モバイル
ソフトバンク
グループ
ソフトバンク
モバイル
イー・
アクセス
KDDI
グループ
KDDI
サービス名
使用回線 ※1
4Gデータし放題 フラット
SBM+WCP
パケットし放題フラット for
4G LTE
SBM+eA
4Gデータプラン(にねん)
eA+WCP+SBM
WiMAX2+ フラット for
DATA
KDDI+UQ
au スマートバリュー mine
KDDI+UQ
※1 SBM:ソフトバンクモバイル WCP:Wireless City Planning eA:イー・アクセス WCM:ウィルコム
KDDI:KDDI(沖縄セルラー含む) UQ:UQコミュニケーションズ をそれぞれ指す。
月額料金
サービス概要
5,700円
Android端末で、ソフトバンクモバイルの3G及びWireless City Planningの
AXGPが使用可能なサービス。データ上限7GB。2年縛り。
5,700円
iPhone及びAndroid端末で、ソフトバンクモバイルのLTE(2.1GHz帯)及びイー・
アクセスのLTE(1.7GHz帯)が使用可能なサービス。データ上限7GB。2
年縛り。
3,696円
※2
4,196円
▲934円 ※3
※2 「ずっとおトク割」適用の場合。
ソフトバンクモバイルの3G、イー・アクセスの3G・LTE、Wireless City Planningの
AXGPが使用可能なサービス。データ上限7GB。2年縛り。
KDDI及びUQコミュニケーションズが提供するWi-Fiルーター等で、KDDIのLTE
及びUQコミュニケーションズのWiMAX・WiMAX2+が使用可能となるサービス。
データ上限7GB。2年縛り。
合わせてKDDIのスマートフォンを契約した場合には、スマートフォンの
月額利用料金を最大934円割引くことが出来る。
※3 スマートフォンの割引額。
注 月額料金欄の金額はすべて税抜価格。
au スマートバリューのインパクト①
9
● 2012年2月半ばの「auスマートバリュー」のサービス開始以後、その利用者数は増加し、2013年末時点で移動系
(スマートバリューau契約数)は600万超、固定系(スマートバリュー固定世帯数)は300万超に上る。
※2014年3月末現在で移動系(スマートバリューau契約数)は705万、 固定系(スマートバリュー固定世帯数)は358万。
KDDIグループ内のサービス連携のイメージ
移動・固定契約数の推移及びサービス開始後の固定純増数
700
(万契約)
スマートバリューau契約数
611万
スマートバリュー固定世帯数※
J:COM純増数(固定系超高速BB)
600
KDDI純増数(固定系超高速BB)
スマートバリューau契約数
500
400
300
※KDDIグループ各社、固定系提携事業者の合計。
スマートバリュー固定世帯数
321万
KDDI+J:COM純増数
136万
スマートバリューau契約数
66万
スマートバリュー固定世帯数
44万
200
100
0
12.3
12.6
12.9
12.12
13.3
13.6
13.9
13.12
注 「スマートバリュー固定世帯数」が「KDDI純増数(固定系超高速BB)」にどのように寄与したのかを表す
決定係数(R²)の値は0.992と、両者の高い相関関係を示している。
出所:KDDI公表資料及び総務省資料
au スマートバリューのインパクト②
10
● 固定系超高速BB契約数及び携帯電話契約数について、「auスマートバリュー」開始時(2012年3月)を100と
して指数化したところ、
・ 固定系超高速BB市場においては、KDDIの伸び率(216)は市場全体(115)を大きく上回る。
・ 携帯電話市場における伸び率は、KDDI(111)は市場全体(110)とほぼ同水準にとどまる。
固定系超高速BB契約数の指数化
携帯電話契約数の指数化
220.0
125.0
210.0
215.6
200.0
120.1
120.0
…
…
150.0
ソフトバンクモバイル
115.0
140.0
145.1
(au)
110.0
110.0
105.0
120.0
J:COM
110.0
市場全体
107.8
100.0
91.0
91.1
114.5
90.1
80.0
NTTドコモ
95.0
ケイ・オプティコム
90.0
90.0
84.0
11.3 11.6 11.9 11.12 12.3 12.6 12.9 12.12 13.3 13.6 13.9 13.12
※ 破線部はJ:COMの契約数を考慮しなかった場合。
注 上表の指数は、各社ごとに2012年3月期との契約数の比較を行ったもの。
(2012年3月期における各社の契約数が異なることに注意を要する。)
出所:総務省資料
103.4
96.5
94.0
NTT
100.0
100.0
113.0
100.0
KDDI
128.9
KDDI※
130.0
111.0
市場全体
85.0
93.2
87.8
11.3 11.6 11.9 11.12 12.3 12.6 12.9 12.12 13.3 13.6 13.9 13.12
出所:総務省資料
連携サービス利用に関する意向調査結果
11
● 競争評価2013の利用者アンケート結果より、
•
アンケート全回答者中、連携サービスの利用意向を示した回答者は41%。
•
利用意向を示した回答者のうち、約7割がNTTの連携サービスの利用を希望。
連携サービスの利用意向
NTT以外のグループのサービスを利用したい
移動系・固定系どちらかでNTTのサービスを利用したい
移動系・固定系ともにNTTのサービスを利用したい
100%
90%
26%
80%
連携サービスの
利用意向あり
41%
70%
60%
17%
NTT東西利用希望
8%
NTTドコモ利用希望
9%
50%
NTT利用意向
40%
30%
57%
74%
20%
10%
アンケート回答者全体
(N=2,010)
※競争評価2013利用者アンケート
0%
出所:競争評価2013利用者アンケート※
Web形式による約2,000人に対するアンケート調査。その対象者は、アンケート調査会社登録モニターで、自宅で固定回線(ADSL回線・CATV回線・FTTH回線)や移動体通信端末を利用している
全国の10代以上の男女。サンプルが偏らぬよう、居住地域や年齢区分ごとに割付を行って対象者を選定。調査項目については、移動系・固定系の別に分けてサンプルを回収。
MVNO市場の構造
12
※
● 移動系通信市場(携帯・PHS・BWA)の中で、MVNO契約数(1,375万)の占める割合は9%程度。
※「MNOであるMVNO」を除いた場合の割合は4%、669万。
● ただし、MVNO市場における契約の55%は、主要3社のグループ内取引である。
移動系通信市場におけるMVNO契約数の占める割合
(単位:万契約)
18,000
15,325
16,000
MVNO総契約数
1,375万
(単位:万契約)
1,400
その他
99万 7%
MNOであるMVNO
ソフトバンクモバイル
1,200
14,000
12,000
MVNO契約数の内訳
ソフトバンク
グループ
11,645
1,000
10,000
800
MNOと同一グループ
に属するMVNO
759万
55%
イー・アクセス
ウィルコム
MNOであるMVNO
705万
51%
8,000
KDDI
KDDI
グループ
UQコミュニケーションズ
沖縄セルラー
移動系通信市場契約数全体の9%程度
6,000
(「MNOであるMVNO」を除いた場合の割合は、4%程度)
4,000
2,000
600
400
1,375
280
200
0
10.3
11.3
12.3
12.12
13.3
携帯電話・PHS・BWA
13.6
13.9
MNOと同一グループのMVNO
(MNOであるMVNOを除く)
54万
4%
独立系のMVNO
(契約数3万以上)
516万
38%
契約数3万以上
のMVNO
(MNOである
MVNOを除く)
570万
42%
13.12
0
MVNO
出所:総務省資料
出所:総務省資料
グループ内連携の状況①
13
● MVNO市場におけるグループ内取引の契約数ベースでの比率は、ソフトバンクグループ(64%)、KDDIグループ
(51%)、NTTドコモ(26%)の順に高い。
NTTドコモ
26%
ソフトバンクグループの場合
同一グループ内の電気通信
事業者への提供(※1)
上記以外
74%
ソフトバンクグループ
36%
64%
KDDIグループ
49%
51%
同一グループに属するMNO
であるMVNO
上記以外
同一グループに属するMNO
であるMVNO
上記以外
公表情報等を基に総務省作成。内容については2013年12月現在。
※1 NTTドコモについては、「同一グループに属するMNOであるMVNO」は存在しない。そのため、グループ内外の契約比率を分析
する観点から、同じグループに属するNTTコミュニケーションズとの契約数により、グループ内外の契約比率を試算している。
(NTTコミュニケーションズの契約数は、同社からの報告数による。)
※2 KDDIグループ及びソフトバンクグループの同一グループに属するMNOであるMVNOの契約数は、MNOからの報告数。
注 数値は2013年12月末時点
出所:総務省資料
注1 矢印の先に対して回線提供をしていることを示している。
注2 上記以外にローミングによるネットワークの相互利用
(例:ダブルLTE)も行われている。
グループ内連携の状況②
14
KDDIグループの場合
NTTグループの場合
利用者
例: +WiMAX
KDDI
MVNO契約数に占めるグループ内割合
BWA
3G・LTE
UQコミュニケーションズ
MVNO契約数に占めるグループ内割合
例: UQ Flatプラス
利用者
注 矢印の先に対して回線提供をしていることを示している。
公表情報等を基に総務省作成。内容については2013年12月現在。
注 矢印の先に対して回線提供をしていることを示している。
公表情報等を基に総務省作成。内容については2013年12月現在。
各社・各グループの周波数帯別の保有状況
15
● 個社別とグループ別とでは、周波数の保有状況の大小が異なる。
個社別
1.7GHz帯
700~900MHz帯
80
70
60
50
40
30
20
10
0
2.5GHz帯
NTTドコモ
KDDI
ソフトバンクは2013年度に、イー・アクセス、ウィルコム、Wireless City
Planningを連結子会社化。
2014年6月にはイー・アクセスを存続会社としてウィルコムを吸収合併。
1.5GHz帯
1.7GHz帯
2GHz帯
2.5GHz帯
SBM
NTTドコモ
700~900MHz帯
80
70
60
50
40
30
20
10
0
グループ別
1.5GHz帯
2GHz帯
KDDIグループ
SBグループ
周波数割当と契約数の関係性
16
● 一人当たり周波数帯域幅(各時点での割当て周波数を同期の契約数で除したもの。単位はHz/人。)は、主要
3社の間でほぼ同値に収れん。
● その一方で、PHS・BWAを含めた3グループ間比較では、一人当たり周波数帯域幅に差異がある。
個社別の場合
グループ別の場合
(携帯電話における一人あたり周波数)
(Hz)
(Hz)
15
14
13
12
11
10
9
8
NTTドコモ
7
KDDI
6
ソフトバンクモバイル
5
4
イー・アクセス
3
2
1
0
出所:総務省資料
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
(携帯電話・PHS・BWAにおける一人あたり周波数)
NTTドコモ
KDDIグループ
ソフトバンクグループ
注1 KDDIグループにはKDDI(沖縄セルラー含む)、UQコミュニケーションズ(13.6~)が含まれる。
注2 ソフトバンクグループには、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス(13.6~)、ウィルコム(13.6~)、Wireless City Planning (13.6~)が含まれる。
電気通信事業と競争評価
戦略的評価2013(1)
企業グループにおける連携サービスの競争環境への影響に関する分析
戦略的評価2013(2)
地域ブロックにおける超高速ブロードバンドサービスの競争状況の分析
定点的評価2013(1)
基礎データ
定点的評価2013(2)
移動系通信市場の動向
定点的評価2013(3)
固定系ブロードバンド通信市場の動向
競争事業者のサービスシェアの推移
18
● KDDIグループのサービスシェアは過去4年間に大きく増加し、4ブロックのいずれにおいても10%超となっている。
東北を除く3ブロックでは、J:COMの統合効果によって同グループがシェアを伸長。
● 近畿と九州では、電力系事業者のサービスシェアが高い。
東北
(括弧内は2010.3からの増減)
14%
20%
電力系
8.6%
10.3%
15%
8%
6%
5%
1.7%
2%
0.3%
0.3%
0.2%
0.2%
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
0.2% (-0.1%)
2013.12
近畿
(括弧内は2010.3からの増減)
30%
27.3%
26.5%
27.2%
27.7% (+1.2%)
27.4%
20%
14.5% (+12.0%)
KDDIグループ
15%
11.7%
12.7%
1.4%
1.3%
1.3%
1.3%
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
九州
15.0%
1.3% (-0.1%)
20%
2.5%
3.0%
3.3%
3.4%
3.3%
19.5%
2010.3
2011.3
2012.3
2013.3
2013.12
0%
18.0%
16.4%
15.5%
15%
KDDIグループ
5%
2013.12
(括弧内は2010.3からの増減)
25%
10%
電力系
10%
5%
14.4%
12.3%
0%
0%
25%
電力系
10%
4.3%
3.3%
22.2% (+10.5%)
KDDIグループ
11.6% (+9.9%)
10%
4%
(括弧内は2010.3からの増減)
25%
KDDIグループ
12%
関東
13.7% (+11.7%)
電力系
2.0%
2.4%
2010.3
2011.3
14.7% (-4.8%)
6.6%
8.1%
3.6%
0%
2012.3
2013.3
2013.12
※破線部はJ:COMの契約数を考慮しなかった場合
(参考)競争事業者のサービスシェアの推移(全国)
10.3
11.3
12.3
13.3
13.12
KDDIグループ
7.9%
8.6%
9.3%
11.0%
17.4%
電力系
8.5%
8.5%
8.3%
8.1%
8.0%
出所:総務省資料
市区町村における設備競争
19
● 事業者が自社で設備を整備し、超高速ブロードバンドサービスを提供するエリアは3年間で増加。
● 関東ブロック及び近畿ブロックでは複数の事業者によるサービスが提供されているエリアが増加し、東北ブロック
及び九州ブロックでは未提供エリアが減少。
東北
近畿
2010.3
2010.3
固定系超高速ブロードバンドサービスの提供状況
■:3以上の事業者により提供されているエリア
■:2事業者により提供されているエリア
■:1事業者により提供されているエリア
■:整備率が50%未満のエリア
■:完全未提供のエリア
2013.3
関東
2013.3
九州
2010.3
2010.3
2013.3
2013.3
注1 原則、固定系超高速ブロードバンドサービス(FTTH及びCATVインターネット(通信速度下り30Mbps以上))の整備率が50%以上の場合に、当該市区町村を着色。
注2 1事業者によりFTTH及びCATVインターネット(通信速度下り30Mbps以上)両方のサービスが提供されている場合は、2事業者としてカウント。
出所:総務省資料
市区町村におけるサービス競争
20
● 関東と近畿の両ブロックでは7割を超える市区町村で複数のサービスが提供されている。
東北
近畿
2010.3
2010.3
2013.3
2013.3
関東
2013.3
2010.3
固定系超高速ブロードバンドサービスの提供状況
■:3以上の事業者により提供されているエリア
■:2事業者により提供されているエリア
■:1事業者により提供されているエリア
■:整備率が50%未満のエリア
■:完全未提供のエリア
出所:総務省資料及び競争評価2013事業者アンケート※
2010.3
2013.3
九州
注1 設備ベースのデータに、一定規模以上の事業者に実施したサービスエリアに関するアンケートの結果を統合したもの(サービス提供世帯が50%以上の
場合、当該市区町村を着色)。
注2 1事業者によりFTTH及びCATVインターネット(下り30Mbps以上)両方のサービスが提供されている場合は、2事業者としてカウント。
※
競争評価2013事業者アンケート:主要電気通信事業者等19社及びMVNO46社に任意のアンケート調査を実施(アンケート実施期間:平成26(2014)年1月~
4月)。回収率は92.3%(60社/65 社)。回答内容は平成25年(2013年)3月末現在。
複数サービスの利用可能な市区町村数・世帯数
21
● 固定系超高速ブロードバンドサービスが2以上提供されている市区町村数は、関東と近畿の両ブロックでは
8割近くに達する。
● 2以上の事業者によるサービスが提供されている割合を世帯比率で見た場合、関東と近畿の両ブロックで
は9割を大きく上回り、九州ブロックでも8割を超える。
市区町村数(2013年3月末)
(左記市区町村の)世帯数(2013年3月末)
100%
100%
90%
90%
77.0% 77.3% 77.3%
80%
70%
55.5%
27.8% 27.8%
35.2%
20.9%
40%
30%
36.9%
18.9%
28.2%
20%
41.9%
34.6%
49.5% 49.5%
18.3%
16.7%
12.7%
84.5%
77.8%
11.0%
82.2%
16.5%
15.1%
19.5%
40%
46.0%
80.7%
77.4%
89.2%89.2%
73.4%
58.3%
23.4%
75.8%
67.0%
20% 6.5%
10% 16.9%19.5%
サービスベース
設備ベース
九州
サービスベース
近畿
設備ベース
サービスベース
関東
設備ベース
東北
サービスベース
0%
設備ベース
固定系超高速ブロードバンドサービスが3以上の事業者により提供されているエリア
92.3%
50%
サービスベース
固定系超高速ブロードバンドサービスが2事業者により提供されているエリア
7.9%7.9%
65.6%
設備ベース
サービスベース
全国
97.1% 97.1%
60%
30%
31.3%
24.2%
設備ベース
九州
サービスベース
設備ベース
サービスベース
近畿
42.5%
27.8%
18.5%
28.8%
18.5%
設備ベース
関東
サービスベース
設備ベース
東北
サービスベース
設備ベース
26.0%
10% 4.0%
3.1%
0% 0.9%2.2%
59.2%
47.6%
50%
90.1%
80%
70%
60%
97.4%
全国
固定系超高速ブロードバンドサービスが2事業者により提供されているエリア
固定系超高速ブロードバンドサービスが3以上の事業者により提供されているエリア
出所:総務省資料及び競争評価2013事業者アンケート
移動系による超高速ブロードバンドの補完
22
● 固定系に加え、移動系超高速ブロードバンドサービスも含めると、ごく一部の地域を除き、超高速ブロードバンド
サービスが全域に普及している。
● 移動系を加えてサービス提供状況を見た場合、固定系のみの場合と比べてサービス提供エリア及び選択可能
なサービス数が増加。
東北
2013.3
■
■
■
■
固定系超高速
ブロードバンドサービス
(提供事業者数)
3以上
2
2
1
関東
2013.3
移動系超高速ブロードバンド
サービス(LTE,BWA)
(世帯カバー率)
50%以上
50%以上
50%未満
50%以上
■
■
■
■
近畿
九州
2013.3
2013.3
固定系超高速
ブロードバンドサービス
(提供事業者数・世帯カバー率)
1
50%未満
50%未満
未提供
移動系超高速ブロードバンド
サービス(LTE,BWA)
(世帯カバー率)
50%未満
50%以上
50%未満
未提供
※固定系のサービスベースのデータに、移動系超高速ブロードバンド(LTE及びBWA)の整備状況のデータを統合したもの(整備率が50%以上の場合に、当該市区町村を着色)。
出所:総務省資料及び競争評価2013事業者アンケート
電気通信事業と競争評価
戦略的評価2013(1)
企業グループにおける連携サービスの競争環境への影響に関する分析
戦略的評価2013(2)
地域ブロックにおける超高速ブロードバンドサービスの競争状況の分析
定点的評価2013(1)
基礎データ
定点的評価2013(2)
移動系通信市場の動向
定点的評価2013(3)
固定系ブロードバンド通信市場の動向
移動系通信市場の動向
24
2014年3月期の動向
● 携帯電話・PHS・BWAの契約数は1億5,702万(前期比+2.5%、前年同期比+7.2%)であり、その内数である携帯
電話は1億4,401万(前期比+2.1%、前年同期比+5.9%)、PHSは555万(前期比+2.7%、前年同期比+9.1%)、
BWAは746万(前期比+9.7%、前年同期比+40.4%)となっている。
● 3.9世代携帯電話(LTE)の契約数は4,641万で、携帯電話の契約数に占める割合は32.2%(前期比+4.8ポイント、
前年同期比+17.3ポイント)となっている。
PHS・BWA・3.9Gの契約数の推移
携帯電話・PHS・BWAの契約数の推移
(単位:万契約)
(単位:万契約)
17,000
5,000
15,702
携帯電話・PHS・BWA
14,860
14,644
15,000
14,113
13,507
携帯電話・PHS
13,000
14,283
15,325
14,461
14,645
14,956
10,734
11,000
3,200
3,000
11,954
2,634
11,205
2,500
携帯電話
11,218
10,170
10,749
9,648
10,272
9,147
2,037
2,000
PHS
9,672
8,665
9,000
3,876
3,500
12,329 12,820
11,630
3.9G
4,000
14,401
13,930 14,105
11,645
11,206
4,641
4,500
13,763
13,276 13,604
12,410
15,097
9,179
8,112
BWA
1,500
8,700
7,482
6,678
8,152
1,000
7,566
7,000
584
6,912
570
546
637
514
500
448
469
498
462
456
411
1
15
09.3
10.3
81
3
0
5,000
02.3
03.3
04.3
05.3
06.3
07.3
08.3
09.3
10.3
11.3
12.3
13.3
13.6
13.9
13.12
14.3
(第4四半期)
(第2四半期)
(第3四半期)
(第1四半期)
(第4四半期)
01.3
02.3
03.3
04.3
05.3
06.3
07.3
08.3
680
746
520
375
230
6,094
01.3
509
456
11.3
531
577
531
540
555
13.3
13.6
13.9
13.12
14.3
230
12.3
(第4四半期)
(第2四半期)
(第4四半期)
(第3四半期)
(第1四半期)
固定系通信市場の動向
25
2014年3月期の動向
● 固定系ブロードバンドサービス※の契約数は、3,585万(前期比+0.2%、前年同期比+1.6%)となっている。
● FTTHの契約数は、2,535万(前期比+1.3%、前年同期比+6.3%)となっている。
● DSLの契約数は、447万(前期比▲4.9%、前年同期比▲17.6%)となっている。
● 固定系ブロードバンド契約数におけるNTT東西のシェアは、54.5%(前期比+0.2ポイント、前年同期比+0.2ポイント)
となっている。
※ FTTHアクセスサービス、DSLアクセスサービス、CATVアクセスサービス及びFWAアクセスサービスの合計。
固定系ブロードバンド※契約数の推移
(単位:万契約)
※ FTTHアクセスサービス、DSLアクセスサービス、CATVアクセスサービス及びFWAアクセスサービスの合計。
4,000
固定系ブロードバンド合計
3,500
3,410.2
3,492.5
3,530.0
3,550.3
3,561.4
3,579.3
3,585.4
2,429.5
2,463.4
2,501.9
2,535.3
2,385.4
3,286.3
3,000
3,032.8
2,875.0
2,500
2,230.5
2,021.8
2,000
FTTH
1,502.1
1,500
1,780.2
1,271.1
DSL
1,118.4
1,000
CATVインターネット
973.5
1,215.5
820.1
670.5
500
387.2
604.7
542.5
531.4
411.0
567.2
590.6
1.3
1.3
1.2
1.0
1.0
08.3
09.3
10.3
11.3
12.3
601.2
0.9
606.4
602.3
470.2
0.8
447.0
0.8
515.7
604.2
FWA
0.9
492.4
0.8
0
13.3
13.6
(第4四半期) (第1四半期)
注:一部の事業者より契約数について集計方法の変更が報告されたため、2010年3月末の固定系ブロードバンド合計及びCATVインターネットの
契約数及びシェアについて、前期との間で変動が生じている。
13.9
(第2四半期)
13.12
14.3
(第3四半期) (第4四半期)
移動系・固定系の両市場の事業者別シェア
26
● 移動系通信市場(携帯・PHS・BWAサービス)におけるNTTドコモの市場シェアは、40%超。
● 固定系ブロードバンド市場におけるNTT東西の市場シェアは、50%超。
携帯電話・PHS・BWAの契約数の事業者別シェアの推移
100%
4.1%
4.7%
0.4%
1.3%
0.1%
3.5%
2.0%
0.6%
3.0%
2.5%
1.7%
3.4%
3.0%
90%
17.3%
18.4%
18.8%
20.5%
80%
0.8%
2.8%
1.0%
1.4%
2.8%
Wireless City
Planning , 2.2%
1.7%
2.8%
3.5%
3.5%
3.5%
2.9%
2.9%
2.9%
2.7%
3.5%
UQコミュニ
ケーションズ,
2.6%
2.9%
22.2%
22.4%
イー・アクセス, 2.8%
22.6%
22.7%
70%
60%
27.5%
27.4%
26.6%
100%
その他, 10.1%
19.4%
20.1%
80% 1.9%
2.0%
1.2%
0.9%
1.6%
70%
2.1%
6.4%
25.8%
25.8%
25.9%
25.9%
50%
KDDI,
25.8%
1.6%
0.9%
2.4%
5.7%
7.0%
5.7%
3.5%
0.5%
4.3%
0.5%
1.3%
5.2%
0.5%
1.5%
0.9%
4.0%
10.1%
1.3% 1.5%
1.3%
0.9%
4.6%
4.0%
8.8%
9.3%
1.5%
40%
21.1%
4.1%
23.4%
0.9%
九州通信
ネットワーク,
0.9%
8.4%
ケイ・
オプティコム,
4.1%
7.5%
J:COMグループ,
8.7%
8.6%
18.6%
18.5%
18.8%
0.5%
24.0%
KDDI, 19.0%
9.4%
6.1%
0.4%
0.5%
0.4%
0.4%
24.2%
24.1%
24.1%
24.2%
49.7%
48.7%
48.2%
46.7%
20%
44.5%
42.0%
41.5%
40.9%
40.6%
NTTドコモ,
40.2%
NTT西日本,
24.2%
NTT東西
54.5%
20%
25.7%
27.5%
28.1%
29.1%
30.0%
08.3
09.3
10.3
11.3
12.3
30.0%
30.1%
30.2%
30.2%
NTT東日本,
30.3%
10%
10%
0%
08.3
09.3
10.3
11.3
12.3
13.3
13.6
13.9
13.12
14.3
(第4四半期)(第1四半期)(第2四半期) (第3四半期) (第4四半期)
注1:四捨五入の関係上、合計が100%にならない場合がある。以下同じ。
ソフトバンク,
8.1%
その他NTT, 0.4%
30%
30%
0%
22.3%
22.5%
その他電力系
事業者, 1.4%
1.3%
0.5%
40%
アルテリア・ネット
ワークス, 1.6%
10.2%
0.9%
イー・アクセス,
3.5%
6.2%
8.3%
17.0%
1.5%
3.9%
3.7%
11.6%
7.7%
2.5%
1.3%
0.9%
1.4%
9.9%
9.9%
11.5%
0.9%
3.4%
9.3%
14.4%
50%
1.2%
1.5%
3.0%
1.7%
0.7%
60%
26.0%
11.4%
11.6%
90%
ウィルコム, 3.5%
21.4%
ソフトバンクモバイル,
22.9%
28.3%
固定系ブロードバンドサービス契約数の事業者別シェアの推移
注2:08年3月末までのNTTドコモにはPHS契約数が含まれている。
13.3
13.6
13.9
13.12
14.3
(第4四半期)(第1四半期) (第2四半期)(第3四半期) (第4四半期)
注3:11年3月末までは社団法人電気通信事業者協会資料による。
移動系・固定系の両市場の市場集中度
27
● 市場集中度を表すHHIは、移動系通信市場(携帯電話・PHS・BWA)及び固定系ブロードバンド市場ともに、
グループ化に伴い増加傾向である。
携帯電話・PHSサービス市場及び固定系ブロードバンドサービス市場のHHI※の推移
【参考】グループ化に伴うHHIの変化
2013年12月時点のHHI
個社
グループ化
携帯電話
3,350
3,507
携帯電話・PHS
3,296
3,464
携帯電話・PHS・BWA
2,860
3,414
※ HHI (Herfindahl-Hirschman Index: ハーフィンダール・ハーシュマン指数)とは、当該市場における各事業者の有するシェアの二乗和として算出され、市場集中度を表す指標。
市場内の4社で25%ずつシェアを有している場合、 HHI=(25×25)×4=2,500
注1:携帯電話・PHS・BWAにおけるHHIについて、2013年12月末時点では、ソフトバンクグループとしてソフトバンクモバイル・イー・アクセス・ウィルコム・WCP、KDDIグループとしてKDDIとUQコミュニケーションズのシェアを合算して算出している。
注2:固定系ブロードバンドにおけるHHIについて、 2013年12月末時点では、NTT東西とその他NTT、KDDIとJ:COM、ソフトバンクとイー・アクセスのシェアをそれぞれ合算して算出している。
注3:FTTHにおけるHHIについて、2013年12月末時点では、NTT東西とその他NTT、KDDIとJ:COMのシェアをそれぞれ合算して算出している。
電気通信事業と競争評価
戦略的評価2013(1)
企業グループにおける連携サービスの競争環境への影響に関する分析
戦略的評価2013(2)
地域ブロックにおける超高速ブロードバンドサービスの競争状況の分析
定点的評価2013(1)
基礎データ
定点的評価2013(2)
移動系通信市場の動向
定点的評価2013(3)
固定系ブロードバンド通信市場の動向
携帯電話市場におけるシェアの推移
29
● NTTドコモのサービスシェア、端末設備シェア、収益シェアは、いずれも二位以下の事業者との格差が縮小
傾向にある。
端末設備シェアの推移
・平成14年2月
ドコモ9社・沖縄セルラー
を指定。
サービスシェアの推移
・平成17年12月
合併後のKDDIを指定。
・平成20年7月
合併後のドコモを指定。
70.0%
60.0%
・平成24年6月
電気通信事業法施行規
則改正。
指定に係る端末シェアの
基準値が 25%→10% に。
NTTドコモ
KDDI(沖縄セルラー含む)
59.1%
・平成24年12月
ソフトバンクモバイルを
指定。
ソフトバンクモバイル
イー・アクセス
NTTドコモ
50.0%
43.8%
KDDI
(沖縄県域を除く。)
ソフトバンクモバイル
イー・アクセス
40.0%
00.3
28.1%
30.0%
23.2%
01.3
02.3
03.3
04.3
05.3
06.3
07.3
08.3
09.3
10.3
収益シェアの推移
11.3
12.3
13.3
NTTドコモ
KDDI
ソフトバンクモバイル
24.9%
20.0%
イー・アクセス
17.6%
シェア格差
半減
10.0%
3.1%
0.4%
0.0%
02.3
03.3
04.3
05.3
06.3
07.3
08.3
09.3
10.3
11.3
12.3
13.3
14.3
出所:総務省資料
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
(年度)
スマートフォンの契約比率の推移
30
● 過去5年間で、スマートフォン契約比率は、1.2%(2008年度末)から47.0%(2013年度末)まで拡大。
スマートフォン(SP)
(万件)
フィーチャーフォン(FP)
SP比率
100%
14,000
90%
12,000
80%
10,000
70%
8,000
60%
50%
6,000
40%
4,000
30%
20%
2,000
10%
0
08年度末
契約数(万件)
フィーチャーフォ
ン(FP)
スマートフォン
(SP)
合計(FP+SP)
SP契約比率
09年度末
08年度末
10年度末
09年度末
10年度末
11年度末
12年度末
13年度末
11年度末
12年度末
13年度末
10,172
10,212
9,957
8,736
7,335
6,468
120
315
955
2,568
4,358
5,734
10,292
10,527
10,912
11,304
11,693
12,202
1.2%
3.0%
8.8%
22.7%
37.3%
47.0%
0%
出所:MM総研資料
MNPの利用動向
31
● 番号ポータビリティの利用は年々増加しており、2013年度末時点で累計利用数は2,665万件に上る。
MNP利用者数の推移
携帯電話契約純増数に占めるMNPの寄与度
(万)
(万)
1,000
3,000
900
KDDI
利用数累計
2,500
800
657
700
2,000
600
利
用
数
単
年
(万)
2,665
利用数単年
利
用
500
1,500 数
累
計
400
300
275
200
474
1,000
500
100
0
0
07年度
08年度
09年度
10年度
11年度
12年度
13年度
出所:総務省資料
各社のMNP利用による契約者数増減の推移
(万)
ソフトバンクモバイル
150
NTTドコモ
KDDI
100
ソフトバンクモバイル
50
0
26
-100
40
2
09年度
-50
84
10年度
11年度
12年度
13年度
-28
-123
-150
出所:競争評価2013事業者アンケート
出所:公表資料を基に総務省作成
32
MVNOサービスの契約数と移動系通信市場に占める割合
2014年3月期の動向
● MVNOサービス全体の契約数(携帯電話・PHS・BWAの契約数の内数)については、1,533万(前期比+11.5%、前年同期比
+40.5%)となっている。
● 携帯電話・PHSに係るMVNOの契約数(携帯電話・PHS契約数の内数)は810万(前期比+12.9%、前年同期比+40.0%)、
BWAに係るMVNOの契約数(BWA契約数の内数)は723万(前期比+10.0%、前年同期比+41.1%)となっている。
● MVNOサービスのシェアについては、MNOであるMVNOが51.8%(前期比+0.5ポイント)、契約数が3万以上であるMVNO
(MNOを除く)が44.6%(前期比+0.1ポイント)となっている。
● MVNOサービスの事業者数は163社(前期比+2社)となっている。
契約数の推移
移動系通信市場におけるMVNO契約数の占める割合
携帯電話・PHS
(単位:万契約)
BWA
全体
(単位:万契約)
16,000
1,600
1,533.0
1,400
1,257.3
1,148.9
1,200
1,374.8
8.3%
1,257万
15,097万
契約
4.0%
611万
15,325万
契約
MVNO
契約数
9.8%
1,533万
9.0%
1,375万
14,000
4.4%
669万
12,000
1,091.1
10,000
1,000
809.6
800
MVNO契約数
(「MNOである
MVNO」を
除いた場合)
4.7%
739万
8,000
717.3
699.2
642.0
578.2
600
592.7
723.4
615.3
484.0
428.2
6,000
657.4
4,000
556.2
512.9
400
279.6
359.0
200
15,702万
契約
2,000
215.2
267.7
69.2
0
11.9
13.9
0
10.3
11.3
12.3
13.3
(第4四半期)
13.6
(第1四半期)
13.9
(第2四半期)
13.12
(第3四半期)
14.3
(第4四半期)
13.12
MVNO以外の契約数
14.3
MVNO契約数
MVNOへのネットワーク開放の状況
33
● MVNO契約数全体のうち、MNOであるMVNOを除いた契約数(独立系MVNO契約数)は増加傾向にある。
● 独立系MVNOのうちSIMカード系事業者の契約数は2014年3月末現在で170万。そのほとんどはNTTドコモ
のMVNO。
独立系MVNO契約数の推移
750
(万契約)
SIMカード系事業者のMVNO契約数※推移
739
700
669
650
611
600
13.9
13.12
14.3
※ 独立系MVNOのうち、主にSIMカード型料金プランを販売する事業者の携帯電話・
PHSにかかるMVNO契約数の合計。
出所:総務省資料
出所:総務省資料
同一グループに属するMNOであるMVNOの取引比率
34
● 2014年3月末時点のKDDIグループとソフトバンクグループにおける、グループ内企業間の取引の割合は、
それぞれ48%、68%に上る。
同一グループに属するMNOであるMVNOの取引比率
80%
70%
62%
ソフトバンクグループ
68%
60%
KDDIグループ
50%
53%
48%
40%
30%
32%
NTTドコモ※
25%
20%
10%
0%
13.9
13.12
14.3
※ NTTドコモについては、「同一グループに属するMNOであるMVNO」は存在しない。そのため、グループ内外の契約比率を分析する観点から、同じグループに属するNTTコミュニ
ケーションズとの契約数により、グループ内外の契約比率を試算している。 (NTTコミュニケーションズの契約数は、同社からの報告数による。)
注 KDDIグループ及びソフトバンクグループの同一グループに属するMNOであるMVNOの契約数は、MNOからの報告数。
出所:総務省資料
グループ内取引の重複排除後のサービスシェア
35
● 移動系通信市場全体において個社別の契約数を単純合算した場合、NTTドコモのシェアは40.2%。
● 他方、KDDI、ソフトバンク各グループのグループ会社内の取引について、それらの契約数の重複を排除する
とシェアが変動し、NTTドコモのシェアは42.3%。
重複排除によるシェアの変動イメージ(14年3月末時点)
2.2%
3.5%
ソフトバンク
グループ
31.4%
2.8%
22.9%
ソフトバンク
グループ
29.6%
2.6%
25.8%
KDDI
グループ
28.4%
KDDI
グループ
28.1%
40.2%
NTTドコモ
40.2%
NTTドコモ
42.3%
個社
単純合算
重複排除後
NTTドコモ
KDDI
UQコミュニケーションズ
イー・アクセス
ウィルコム
Wireless City Planning
ソフトバンクモバイル
出所:総務省資料
移動系超高速ブロードバンド(3.9G+BWA)の契約数及びシェア
36
● 3.9GとBWAからなる移動系超高速ブロードバンド契約数は、大幅な拡大を続け、2013年度末で5,387万
に上る。
移動系超高速ブロードバンドのシェア推移(グループ化考慮)
移動系超高速ブロードバンド契約数の推移
(単位:万契約)
6,000
BWA
3.9G
100%
1.5%
0.4%
0.0%
0.5%
0.2%
90%
5,000
10000
2.2%
9000
23.3%
27.7%
80%
8000
49.2%
70%
7000
4,000
31.5%
60%
6000
31.5%
4,641
3,000
50%
98.1%
96.4%
5000
40%
2,000
3575
3423
30%
4000
3000
48.4%
20%
45.2%
40.8%
2000
1,000
10%
3
15
1000
746
3.1%
0%
0
10.3
10.6
10.9
10.12
11.3
11.6
11.9
11.12
12.3
12.6
12.9
12.12
13.3
13.6
13.9
13.12
14.3
10.3
0
11.3
NTTドコモ
12.3
KDDIグループ
ソフトバンクグループ
13.3
その他
14.3
HHI
注1 KDDIグループには、KDDIのほか、沖縄セルラー、UQコミュニケーションズが含まれる。
注2 ソフトバンクグループには、ソフトバンクモバイルのほか、イー・アクセス、ウィルコム、
Wireless City Planningが含まれる。
MNOのデータ通信料金の推移
37
● データ通信料金は全体的に上昇傾向が続いたが、3.9G向けにおいては低額プランの導入等、価格帯に幅
がみられる。新プランにおいては、データ量に応じて料金が設定される。
データ定額通話料(円/月)
3G
22,000
12,000
~
11,000 ~
10,000
9,000
8,000
7,000
6,000
5,000
3,900
4,000
3,000
2,000
1,000
0
NTTドコモ
3.9G
au
ソフトバンクモバイル
イー・モバイル
ウィルコム
【参考】新プラン
3,900
4,200
3,900
4,200
4,700
4,267
3,696
2005年11月
2007年10月
(フィーチャーフォン)
(フィーチャーフォン)
2008年10月
2011年5月
22,500
データ利用量:
2GB
2,839
3,500
2014年3月
2014年6月/7月~
(フィーチャーフォン)
(3Gスマートフォン)
(LTE/BWA)
パケ・ホーダイ
ダブル定額ライト
デュアルパケット定額
-
パケ・ホーダイ
ダブル定額ライト
パケットし放題
-
パケ・ホーダイ ダブル
ダブル定額ライト
パケットし放題
-
パケ・ホーダイ フラット注1
ISフラット注1
Xiパケ・ホーダイ フラット注2
LTEフラット注2
パケットし放題 for スマートフォン注1
パケットし放題フラットfor4G LTE注2
-
データ定額5注2
ウィルコム
-
-
-
-
ウィルコムプランLite注3
UQコミュニケーションズ
-
-
-
-
UQ Flat
NTTドコモ
au
ソフトバンクモバイル
イー・モバイル
~
~
~ 13GB
9,800~
データ利用量:
30GB
5,700
5,200注5
5,200
4,200
UQコミュニケーションズ
(LTE)
パケあえるプラン注6
データ定額
スマ放題
-
-
-
注1 フルブラウザ利用時の料金は5,700円となる。
注2 データ通信量は7GB(イー・モバイルは5GB)が上限。上限超過後は速度制限。但し、各社とも2GB当たり2,500円の追加料金で速度制限を解除することが可能。
NTTドコモは2014年8月に新規受付終了予定。
注3 1GB まではデータ通信量制限なし。ウィルコムプランD+(データ通信量7GBまで、5,700円)も提供。
注4 Xi パケ・ホーダイ ライト プラン(3GB まではデータ通信量制限なし)
注5 割引キャンペーンを適用することにより、最大2年間は月額5,200 円(割引期間終了後は、月額5,700 円)
注6 データ通信専用プランの場合は、基本料金として別途1,700円が課金される。
出所:各社HP等を基に総務省作成
MVNOのデータ通信サービス・料金の概要
38
● MVNOの提供するサービスは、MNOに比べ、速度制限のかかるデータ通信上限量が低いかわりに月額料金が
低いものが多いのが特徴。
MNOが提供するデータ通信プラン(代表例)
MVNOが提供するデータ通信プラン(代表例)
1,000
円以
下
提供事業者
プラン名
U-NEXT
U-mobile*d ダブル
フィックス
680円
月1GBまでの料金
月3GBまでは2,079円
フュージョン・コミュニケー 楽天ブロードバンド
ションズ
LTE エントリープラン
834円
月300MBの容量制限
IIJ
高速モバイル/Dミニ
マムスタートプラン
900円
月1GBの容量制限
日本通信
b-mobile スマートSIM
月額定額980
934円
150kbpsの低速サービス
(容量制限なし)
OCN モバイル one
(50MB/日)
900円
1日50MBの容量制限
BIGLOBE LTE・3G エ
ントリープラン
900円
月1GBの容量制限
NTTコミュニケーション
ズ
ビッグローブ
NTTコミュニケーション
ズ
1,000
円
~
2,000
円
※
備考
OCN モバイル one
(2.0GB/月)
1,450円
ビッグローブ
BIGLOBE LTE・3G ラ
イトSプラン
1,505円
IIJ
高速モバイル/Dライト
スタートプラン
1,520円
月2GBの容量制限
U-mobile*d スタン
ダード
1,680円
月3GBの容量制限
b-mobile 4G Pair GB
SIM
2,829円
2つの端末合計で月2GBの
容量制限
フュージョン・コミュニケー 楽天ブロードバンド
ションズ
LTE アクティブプラン
2,839円
3日間で300MBの容量制限
U-NEXT
2,000
円以
上
月額料金
日本通信
金額は税抜
月2GBの容量制限
提供事業者
月額料金
3000円
未満
3000円
以上~
5000円
未満
5000円
以上
備考
月500MBの容量制限
※「らくらくスマートフォ
ン」向け
月500MBの容量制限
※「スマートフォンfor
ジュニア」向け
Xiらくらくパケ・
ホーダイ
2,839円
Xiパケ・ホーダイ
for ジュニア
2,839円
ソフトバンク
モバイル
パケットし放題
フラットforシンプ
ルスマホ
2,839円
月500MBの容量制限
※「シンプルスマホ」向け
ウィルコム
ウィルコムプラ
ンLite
2,839円
月1GBの容量制限
※キャンペーン適用で
24ヶ月間1,886円/月
3,969円
月5GBの容量制限・音声
基本使用料込み
4,700円
月3GBの容量制限
NTTドコモ
月2GBの容量制限
出所:公表資料を基に総務省作成
プラン名
イー・モバイ
ル
NTT
ドコモ
NTT
ドコモ
LTE電話プラン
(にねん)+デー
タ定額5
Xiパケ・ホーダイ
ライト
Xiパケ・ホーダイ
5,700円※
3
5,700円※
3
KDDI
LTEフラット
ソフトバンク
モバイル
パケットし放題フ
5,700円※
ラットfor 4G LTE
3
月7GBの容量制限
月7GBの容量制限
月7GBの容量制限
※1金額は税抜
※2容量制限のあるものは、容量制限を越えると低速のサービスに切り替わる
※3iPhoneを利用の月額料金は、5,200円(3社共通)
出所:各事業者ウェブサイト
実効速度の各社比較(3G、LTE)
39
● 民間事業者が実施した通信速度調査を基にした分析結果によって得られた携帯電話事業者各社の実効
速度は、3GとLTEとで差異が見られる。
3G回線
10.0
LTE回線
(Mbps)
(Mbps)
45.0
9.0
8.9
8.0
7.0
40.0
80%のユーザの
速度分布
42.0
80%のユーザの
速度分布
39.4
38.8
37.2
35.0
7.1
31.3
7.1
30.0
6.0
25.0
5.0
20.0
4.0
3.5
3.0
10.0
2.0
1.0
15.0
2.9
1.6
5.0
0.9
0.5
0.2
0.0
3G(全体)
3G(A社)
3G(B社)
3G(C社)
0.5
3G(D社)
6.7
4.8
0.0
LTE(全体)
LTE(A社)
5.6
3.3
3.3
LTE(B社)
LTE(C社)
LTE(D社)
出所:民間事業者によるサンプル調査(注)の分析結果
(注)調査の内容は以下のとおり。
調査時期:2013年12月((株)イードによる調査)。サンプル数:全46万8千サンプルのうち、一部から作成。
調査概要:利用者端末にイードが配布するアプリをインストールし、イードの測定サーバとやりとりしたデータにより速度を測定。また、回線種別等は、利用者
の選択入力であり実際の回線と一致していない場合がある(表示速度を超える実効速度は異常値として除外して集計)。
SIMロック解除の動向
40
● 過去3年間で携帯電話事業者4者の端末のラインナップが143種から84種へと少なくなるのに伴い、SIM
ロック解除可能な端末の比率も55%から42%へ減少。
SIMロック解除可能な端末の比率(携帯4社全体)
11年度
SIM ロック
解除可能比率
13年度
SIM ロック
解除可能比率
41.7%(35種)
54.5%(78種)
全143種
携帯電話契約数(2014年3月末)における
SIMロック解除件数※比率
全84種
【参考】SIMロック解除可能な端末の種類数(各社別)
※SIMフリー端末数を含む。
出所:総務省資料
出所:競争評価2013事業者アンケート
電気通信事業と競争評価
戦略的評価2013(1)
企業グループにおける連携サービスの競争環境への影響に関する分析
戦略的評価2013(2)
地域ブロックにおける超高速ブロードバンドサービスの競争状況の分析
定点的評価2013(1)
基礎データ
定点的評価2013(2)
移動系通信市場の動向
定点的評価2013(3)
固定系ブロードバンド通信市場の動向
42
固定系ブロードバンド契約数の推移
● FTTHの契約数に占めるNTT東西の割合は減少傾向にある。
(万件)
6,000
72.2%
74.1%
5,000
74.5%
74.4%
49.9%
52.5%
50.6%
46.7%
3,409
3,285
2,874
387
3,032
567
531
2,000
54.2%
54.5%
3,492
3,529
3,585
591
601
602
670
1,215
60.0%
50.0%
447
542
CATV
インターネット
30.0%
20.0%
FTTH
1,502
70.0%
ADSL
1,271
1,000
71.2%
40.0%
820
1,118
72.5%
54.1%
411
974
80.0%
FTTHに占める
NTT東西の割合
固定系ブロードバンドに占める
NTT東西の割合
4,000
3,000
74.2%
1,780
2,022
2,230
2,385
2,535
10.0%
0
0.0%
08.3
09.3
10.3
11.3
12.3
13.3
14.3 出所:総務省資料
加入者回線総数とNTT東西のシェアの推移
43
● 加入者回線のうち、メタル回線が減少している一方、加入光ファイバは年々増加している。
● 加入者回線総数に占めるNTT東西の割合は減少傾向にある一方、加入光ファイバに占めるNTT東西の
割合は横ばいの傾向。
91.0%
90.0%
87.9%
90.0%
80.0%
70.0%
(万回線)
9,000
NTT東西の設置比率
(加入者回線)
100.0%
78.9%
78.8%
77.3%
86.3%
85.5%
84.5%
77.2%
77.9%
78.3%
8,000
83.7%
7,000
403 (6.2%)
844
60.0%
(13.0%)
409
(6.5%)
1,032 (16.4%)
459
(7.4%)
78.3%
NTT東西の設置比率
(加入光ファイバ)
490
(8.2%)
479 (8.3%)
1,245 (20.2%)
1,428 (23.9%)
50.0%
1,606 (27.8%)
482 (8.6%)
1,754 (31.4%)
6,000
474 (8.7%)
5,000
1,906 (34.8%) 4,000
40.0%
5,268 (80.9%)
メタル回線
加入光ファイバ
同軸ケーブル等
3,000
30.0%
加入者回線総数
4,868 (77.2%)
4,455 (72.3%)
20.0%
6,515
6,309
6,159
10.0%
4,065 (67.9%)
3,692 (63.9%)
2,000
3,354 (60.0%)
3,094 (56.5%)
5,983
5,777
1,000
5,590
5,474
13.3
14.3
0.0%
0
8.3
9.3
10.3
11.3
12.3
出所:総務省資料
光ファイバ回線数の純増数に占めるNTT東西の割合 2時点比較(都道府県別)
44
● 2010年度と2013年度における光ファイバ回線数の純増数に占めるNTT東西の割合を見ると、東日本ではほ
ぼ横ばいとなっている中、西日本では減少している県が多い。また、西日本の割合は東日本に比べて全体的
に低い。
110.0%
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.0%
■NTT東西の割合が50%以上の都道府県数
全体
50.0%
40.0%
2013年度
2010年度
東日本
15
15
(100%)
15
(100%)
西日本
32
24
(75%)
27
(84%)
全国
47
39
(83%)
42
(89%)
30.0%
20.0%
13年度
10年度
10.0%
全国
沖縄県
鹿児島県
宮崎県
大分県
熊本県
長崎県
佐賀県
福岡県
高知県
愛媛県
香川県
徳島県
山口県
広島県
岡山県
島根県
鳥取県
和歌山県
奈良県
兵庫県
大阪府
京都府
滋賀県
三重県
愛知県
静岡県
岐阜県
長野県
福井県
石川県
富山県
新潟県
山梨県
神奈川県
東京都
千葉県
埼玉県
群馬県
栃木県
茨城県
福島県
山形県
秋田県
宮城県
岩手県
青森県
北海道
0.0%
出所:総務省資料
契約数の純増数推移(FTTH、固定系超高速ブロードバンド)
45
● NTT東西のFTTH契約数の純増数は低下傾向にあり、その純増数のシェアも76%(09年度)から50%(13年度)
へと下落。
● それとは対照的に設備設置事業者やその他競争事業者のサービスシェアが増加。
FTTH契約数の純増数推移
固定系超高速ブロードバンド契約数の純増数推移
2,500,000
2,500,000
2,000,000
2,000,000
1,500,000
1,500,000
1,000,000
1,000,000
500,000
500,000
0
0
09年度
10年度
NTT東西
11年度
KDDIグループ
12年度
13年度
09年度
電力系事業者
10年度
11年度
12年度
13年度
NTT東西
KDDIグループ
KDDIグループ(J:COM合算)
J:COM
電力系事業者
FTTH契約数の純増数のシェア
固定系超高速ブロードバンド契約数の純増数のシェア
09年度
13年度
その他
設備設
NCC
置事業 12.6%
者※1
11.3%
その他
NCC
21.3%
NTT東
西
76.1%
設備設
置事業
者 ※2
28.6%
13年度
09年度
NTT東
西
50.0%
設備設
置事業
者 ※1
17.4%
その他
NCC
11.7%
その他
NCC
17.0%
NTT東
西
70.8%
※1電力系事業者、アルテリア・ネットワークス、CATV事業者(J:COM、JCN等)
※2電力系事業者、アルテリア・ネットワークス、CATV事業者(J:COM、JCN等)、KDDI(自社設備に係るもの)
設備設
置事業
者 ※2
43.0%
NTT東
西
40.0%
出所:総務省資料(一部推計含む)
FTTH契約数の純増数に占める競争事業者の割合 2時点比較(都道府県別)
46
● FTTH契約数の純増数に占める競争事業者の割合を見ると、ごく一部を除き、2010年度から2013年度に
かけて増加していることがわかる。
■ 競争事業者の割合が50%以上の都道府県の数
90.0%
80.0%
13年度
10年度
2013年度
全体
2010年度
東日本
15
3
(20%)
0
(0%)
西日本
32
19
(59%)
4
(13%)
全国
47
22
(47%)
4
(9%)
70.0%
60.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
-10.0%
全国
沖縄県
鹿児島県
宮崎県
大分県
熊本県
長崎県
佐賀県
福岡県
高知県
愛媛県
香川県
徳島県
山口県
広島県
岡山県
島根県
鳥取県
和歌山県
奈良県
兵庫県
大阪府
京都府
滋賀県
三重県
愛知県
静岡県
岐阜県
長野県
福井県
石川県
富山県
新潟県
山梨県
神奈川県
東京都
千葉県
埼玉県
群馬県
栃木県
茨城県
福島県
山形県
秋田県
宮城県
岩手県
青森県
北海道
0.0%
出所:総務省資料
NTT東西のフレッツ光のISP契約数の分析
47
● NTT東西のフレッツ光のISP契約数について、ISP別のシェアを見ると、Yahoo!BB光の割合が着実に伸びており、
2013年度末時点のシェアは13.7%であり、純増数ベースのシェアは57%と最多。
(千件)
フレッツ光のISP契約数の純増数推移(四半期)
300
フレッツ光のISP契約数の推移
NTT系(OCN,ぷらら,WAKWAK)
独立系ISP
Yahoo! BB光
250
(千件)
20,000
18,000
16,000
14,000
Yahoo! BB光
独立系ISP
NTT系(OCN,ぷらら,WAKWAK)
16,491
14,760
17,479
2,081
18,226
150
2,504
100
50
932
12,000
10,000
1,608
200
5,792
0
6,096
6,287
6,436
-50
フレッツ光ISP契約数の純増数内訳(2013年度)
8,000
(千件)
19,000
6,000
18,500
4,000
8,036
8,787
9,111
9,286
2,000
17,500
0
17,000
2011.3
2012.3
2013.3
2014.3
Yahoo! BB光
423
18,000
17,479
(56.6%)
NTT系(OCN,ぷら
ら,WAKWAK)
175
(23.4%)
独立系ISP
149
(20.0%)
フレッツ光
2013年度純増数
(100%)
16,500
16,000
契約数
(2013年3月時点)
出所:各社公表値及び総務省資料より推計
FTTHアクセスサービスの月額料金の推移
48
● FTTHアクセスサービスの月額利用料は、2005年時点と比べると低廉化しており、また、各社の割引サービスにより、
さらに実質的な低廉化が進んでいる。
(戸建て向け、長期契約等の各種割引適用後の初年度料金。期間限定のキャンペーン料金は参考掲載)
(円/月)
7,000
6,600
NTT東日本※1
NTT西日本※2
ケイ・オプティコム※4
So-net※5
6,400
KDDI※3
(税抜)
6,300
So-netがFTTHサービス
に参入(2013.4~)
6,200
5,970
6,000
5,500
5,200
5,000
5,300
4,810
4,600
auスマートバリューで
スマートフォン等の
料金を割引※6
(2012.3~)
4,000
4,743
4,667
【NTT西日本】
Web光もっともっと割
適用で4,810円
(2013.5~2014.5)
【NTT東日本】
思いっきり割
適用で4,600円
(2012.12~2014.1)
3,714
3,000
2005
年
2006
年
2007
年
2008
年
2009
年
2010
年
2011
年
2012
年
2013
年
2014
年
【ケイ・オプティコム】
ネットスタート割
適用で3,714円
(2012.1~2014.6)
(2014年5月現在)
※1 【NTT東日本】ISP料金(ぷらら)、屋内配線利用料、回線終端装置利用料を含む。2008年3月まではBフレッツ・ハイパーファミリータイプ、2008年3月からフレッツ・光ネクストファミリータイプの料金(2012年3月から
はにねん割適用料金)。
※2 【NTT西日本】ISP料金(ぷらら)、屋内配線利用料、回線終端装置利用料を含む。2005年2月まではBフレッツ・ファミリー100タイプ、2005年3月からはフレッツ・光プレミアムファミリータイプ、2008年3月からフレッツ・
光ネクストファミリータイプの料金(2012年11月まではあっと割引適用料金、2012年12月からは光もっともっと割適用料金)。
※3 【KDDI】ISP料金(ニフティ)、端末設備使用料、モデム使用料を含む。2006年12月までは東京電力のTEPCOひかり・ホームタイプ、2007年1月からKDDIのひかり、2008年10月からはギガ得プランの料金。
※4 【ケイ・オプティコム】ISP料金、回線終端装置使用料を含む。 eo光ネット(ホームタイプ)100Mコース(2005年7月eoホームファイバーから改称)の料金(即割適用料金)。
※5 【So-net】ISP料金(so-net)、端末設備使用料、モデム使用料を含む。NURO光の料金。
※6 auスマートバリューは、一定の条件を満たすスマートフォン等について1台あたり月額1,480円引き(最大2年間)。
出所:各社公表資料を基に作成
競争評価2013における主な評価
49
1 移動系通信市場の評価
①
個社別の市場評価
・ NTTドコモの市場シェアは、サービスシェア(契約数)、端末設備シェア、収益シェアのいずれも40%を超過。単独で市場支配力を行使する地位
にあると考えられる。ただし、いずれのシェアも2位以下の事業者との差は縮小しており、同社の市場支配力を行使する地位は低下傾向にある。
・ 市場競争をめぐる上位3事業者間の関係、禁止行為規制や第二種指定電気通信設備に係る規制措置等から、NTTドコモが単独で市場支配力を
実際に行使する可能性は低い。
②
企業グループ別の市場評価
・ 移動系通信市場の3グループの合計シェアは100%で寡占状態。市場集中度(HHI)は高い水準(3,456)で、3グループ各社が協調して市場支配
力を行使し得る地位にあると考えられる。
・ 3グループそれぞれのグループ内の企業による一体的な事業運営が進んでおり、グループ外へのネットワーク開放の透明性と公平性に関しては
注視していく必要がある。
・ NTTドコモのサービスシェアは依然として40%を超過しており、単独で市場支配力を行使しうる地位にあると認められるが、個社分析と同様、単独
で行使の可能性は低い。ただし、同社がNTTグループの主要会社であることを踏まえ、料金統合請求をはじめとしたグループ連携等の動向を注視
する必要がある。
2 固定系ブロードバンド市場の評価
①
グループ別の固定ブロードバンド市場全体の市場評価
・ メタルから光ファイバへのマイグレーションが進む中で、NTT東西のブロードバンド市場における2013年度末の設備シェアは84%、サービスシェ
アは55%であり、NTT東西が単独で市場支配力を行使し得る地位にある。
・ 禁止行為規制や第一種指定電気通信設備に係る規制措置等がある中、2位の市場シェアを持つ企業グループがシェアを拡大しており、実際に
市場支配力を行使する可能性は低い。
②
グループ別のFTTH市場の市場評価
・ 2013年度のNTT東西の設備比率は78%と高い水準で横ばい傾向が続いている。一方、サービス競争では過去3年に進展があり、2013年度末時
点のFTTH契約の純増数における東西シェアは50%にとどまっている。
・ FTTH市場におけるNTT東西のサービスシェア等を踏まえれば、単独で市場支配力を行使し得る地位にあると考えられるが、固定ブロードバンド
市場全体と同様の理由により、実際に市場支配力を行使する可能性は低い。
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