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8 クラフト活動(PDF:950KB)
クラフト活動 活動名 19 150人 活動場所 つどいの広場→ 学習室・プレイルーム 集 合 場 所 つどいの広場 活動時間 2~3時間 杉板焼き ねらい 準備物 ・まきで火を燃やすことを体験する。 ・手作りを楽しむ。 ・木目の美しさやおもしろさに気づく。 (施設) 杉板[有料]、まき[有料]、指導資料(見本)、ブロック、新聞紙、火ばさみ、 マッチ(ライター)、たわし、下じき板、磨き布、電動ドリル等 (団体) 軍手、マスク、汚れてもよい服装、 (ポスターカラーマーカー、ひもは必要に応じて) 活 1 活動可能人数 動 内 容 手順の確認 ・材料、道具の準備をする。 留 意 点 【1かまどの目安人数】5~12人 (7人以上の場合は半数ずつ焼く。) ・安全な作業の進め方と道具の使い方を指導する。 2 作品づくり ① かまどを作り、火をおこす。 ② 火の中へ板を入れて焼く。 ・作品の板からも炎がでる。 ・火ばさみで向きをかえながら焼く。 ・全面が少し炭化するまで焼く。 ※表面に小さなひび割れや白い灰 が出てくる。 ③ 下じき板を敷き、たわしで木目に沿 って、すすをこすり落とす。 ④ 磨き布を使って木目に沿ってこすっ て光沢が出るまでしっかりとみがく。 ⑤ ドリルでつりひもを通す穴をあけ る。 ⑥ ポスターカラーマーカーで文字や絵 ≪文字と絵をかいた作品≫ をかき、飾りひもをつける。 「かく→乾かす→かく」と4~5回 なぞりがきすると発色よく仕上がる。 ②の活動 ③の活動 【①から⑤まで1.5~2.0時間】 【①から⑥まで1.5~2.5時間】 3 ふりかえり ・作品鑑賞や活動のふりかえり 4 ・どんぐり、松ぼっくり、小枝などを接着して飾り付ける と、さらに引き立つ作品になる。 後片付け ―60― クラフト活動 活動名 20 50人 活動場所 つどいの広場→ 学習室・プレイルーム 集 合 場 所 つどいの広場 活動時間 2~3時間 杉板写真飾り ねらい ・手作りを楽しむ。 ・年輪の美しさやおもしろさに気づく。 準備物 (施設) 杉板写真飾りセット(杉板、塩ビ板、ヒートン、ひも等) [有料]、ガスバーナー、 火ばさみ、たわし又はワイヤーブラシ、磨き布、電動ドリル等 (団体) 軍手、マスク、汚れてもよい服装、 (ポスターカラーマーカーは必要に応じて) 活 1 活動可能人数 動 内 容 手順の確認 ・材料、道具の準備をする。 2 作品づくり 留 点 ・子どもの活動では、ガスバーナー2台に指導者1人と電 気ドリルの指導者を配置する。 ・安全な作業の進め方と道具の使い方を指導する。 ① 塩ビ板の取り付け位置を決め、電動 ドリルでねじ穴を開ける。 ・必要なら、つりひもを付ける穴も開 ける。 ② 杉板の表面をバーナーで焼く。 ・表面が真っ黒くなり少し炭化するま でしっかり焼く。 ③ 表面の炭化した部分をワイヤーブラ シ(たわし)でしっかりこすり落とす。 ④ 磨き布でさらに表面をこすって、つ やを出す。 ⑤ つりひもをつけるヒートンをねじ込 む。 ・①で穴を開けた場合は不要。 ⑥ 飾り付け(省略も可) ・ポスターカラーマーカーで文字や絵 をかく。 「かく→乾かす→かく」と4~5 回なぞりがきすると発色よく仕上が る。 ・小枝やどんぐり等で飾り付けてもよ い。 ②の作業 ≪作品例 【①から⑤まで1.0~1.5時間】 【①から⑥まで1.5~2.0時間】 3 ふりかえり ・鑑賞と活動のふりかえり 4 意 後片付け ―61― ③の作業 小枝を接着して飾りつけた作品≫ クラフト活動 活動名 21 ちょうちん 活動可能人数 150人 活動場所 学習室・プレイルーム 集 合 場 所 学習室 プレイルーム 活動時間 2~3時間 ねらい ・手作りを楽しむ。 ・使って楽しむ。 準備物 (施設) 指導資料(手持ち、掲示パネル)、ちょうちん型紙、鉛筆、はさみ、カッターナイフ、 カッターマット、定規、ペンチ、ホッチキス、のり等 (団体) 材料の数量は、ちょうちん1個分 色工作用紙(A3判を1枚)、割ばし(1本)、半紙(1枚)、かさくぎ(4㎝を1本)、 針金(20番線、長さ約55㎝)、ろうそく(3号、1本) 活 動 内 1 材料・用具の準備 ・手順の確認をする。 2 制作 容 留 意 点 【型紙を切る】 ・安全な切り方の指導を行う。 (1)型紙を切る ① 工作用紙に展開図をかく。 (型紙を写してもよい) ※かさくぎどめ用の紙(5㎝×5 ㎝)2枚を忘れずにかく。 ② はさみ、カッターナイフで切りぬ く。 【半紙を貼る】 【ろうそく立てを作る】 (2)窓に半紙を貼る ・窓わくの内側から半紙をはる。 (3)ろうそく立てを作る ① 底面中心に「かさくぎ」を外面か ら刺す。 ② 「かさくぎ」が動かないよう、「か さくぎどめ」用の紙でかさの部分を 底面外側と内側から挟み、ホチキス でとめる。 ・半紙を半分に切り、 2枚並べて貼る。 【組み立てる】 ・「かさくぎ」を底面外 側から刺し込む。かさ の部分を2枚の紙(5cm ×5cm)で挟みホチキス で端をとめる。 (4)組み立てる ① 底面の「のりしろ」を外側に折り、 側面にホチキスどめする。 ② 側面をホチキスどめして、筒状に する。 (5)持ち手をつくる ① 割ばしにキリで穴を開け、針金を 通す。 ② 千枚通しを使って側面上部に穴を 開け、針金を通し、持ち手割ばしを 取り付ける。 【(1)から 2~3時間】 【(2)から 1.5~2時間】 3 ・側面の「のりしろ」を外側に折り、ホチキスでとめる。 ・型紙は貸出し可能。ホームページからダ ウンロードもできる。 ・完成した作品は、ナイトハイキングや キャンドルファイヤーで使用するのも よい。 後片付け ―62― 雨でも、「ちょうちん」大活躍! せっかく「ちょうちん作り」をしたのに、雨で出かけられず 「ちょうちん」を活かせない。廊下を歩く「ちょうちん行列」 では物足りない。 そんなお悩みの解消に、下記のように「ちょうちん」を活か して、キャンドルサービスの要素を取り入れた活動を展開して みてはいかがでしょう。 活動例1 ちょうちんでキャンドルファイア 1 火を灯した「ちょうちん」を持って、消灯したプレイルームに入場する。 2 「ちょうちん」を中央に置いて、簡単なキャンドルファイアを行う。 ・グループごとのスタンツ(出し物やゲーム)は無し。下記のような簡単なゲームを楽し む。 ・「ジャンケン列車」などの各種ジャンケンゲーム ・「フルーツバスケット」 ・「だるまさん」(命令ゲーム)など ・「数集まり」ゲーム ・キャッチ、木とリス、落ちた落ちた、ウルトラマンシュワッチ など ・ゲームの進行は、引率者が行う。 ・ゲームの内容によっては、「ちょうちん」を周囲に移動して安全に行う。 ・引率者が「火の神」を演じて盛り上げたい場合は、衣装の貸し出し可。火の神の言葉例 もある。 活動例2 明かりを見つめながら、一日のまとめ(振り返り)活動 1 プレイルームの照明を消して、「ちょうちん」を持って歩く。 2 「ちょうちん」を中央に置いて(あるいは周りに置いて)、周りに腰を下ろし、明かりを静 かに見つめる。 3 引率者が素話を聞かせたり、物語(大中寺の七不思議など)を読み聞かせたりする。 あるいは、補助照明を点灯させてみんなでゲーム(上記参照)をする。 4 「ちょうちん」の明かりを見つめて一日をふり返り、話し合いをする。 (自分のがんばり、友達のよさ、自然についての気づき 補 など) 足 ・上記の活動は、一部だけ実施でも、他の活動を加えるなどの変更を加えても可。 ・人数が多い場合は、グループに分かれてグループごとに「ちょうちん」を囲んでもよい。 ・中央に「ちょうちん」を置く場合、テーブルなどを利用して並べて、「ちょうちん」の配置の 高さに変化を持たせるのも効果的である。 ―63― クラフト活動 活動名 活動可能人数 22 100人 活動場所 学習室(食堂) 学習室(食堂) 活動時間 1~1.5時間 小枝のマスコット 集 合 場 所 ねらい ・自然物の形の美しさやおもしろさに気づく。 ・手作り、創意工夫を楽しむ。 準備物 (施設) マスコット材料セット(動く目玉、ヒートン、ひも)[有料]、 木片、木小片(鼻などの部品用)、接着剤(木工用速乾ボンド)、切り出しナイフ等 活 1 動 内 容 材料や道具の準備 ・手順の確認をする。 2 作品づくり ・アイディアを練る。 ・制作する。 ① 本体木片と目玉、鼻、耳など必要 な部品の材料を選ぶ。 ② 本体木片に形や色、模様などを見 て、ヒートンをねじ込む。 留 意 点 ・細かい作業だが、下記を工夫すれば小さな子どもでも制 作可能。 ②の作業を大人が手伝う ③の作業を除く(ナイフは使わない) ③ 切り出しナイフで切り込みを入れ る。 ※口などを切り込んだり削ったりす る場合 ④ 本体木片に部品を接着する。 ⑤ ヒートンにひもをつけて完成。 ②の作業 ③の作業 ④の作業 ⑤の作業 ≪作品例≫ ・接着剤は、小指の爪くらいの量をあらかじめ絞り出して おき、固まり始めた状態を使うと作業がしやすい。また、 楊枝にとって使うと細かい部品に対して扱いやすい。 ・接着剤が固まるには30分~1時間かかる。 3 ふりかえり ・鑑賞と活動のふりかえりをする。 4 ・小さく壊れやすいので、持ち帰りには要注意。十分な 乾燥時間がとれない場合は持ち帰り用の箱などを用意 するとよい。 後片付け ―64― クラフト活動 活動名 23 活動可能人数 60人 活動場所 学習室 集 合 場 所 学習室 活動時間 1~2時間 ねらい ・自然物の形の美しさやおもしろさに気づく。 ・手作り、創意工夫を楽しむ。 準備物 (施設) 切り出しナイフ、カッターナイフ、カッターマット、はさみ、油性マジック(8色)、 接着剤(速乾性木工用ボンド)等 (団体) 松ぼっくりやどんぐり、接着剤(瞬間接着剤) 、発泡スチロールトレイ、折り紙、 画用紙他 活 1 松ぼっくり どんぐりクラフト 動 内 容 留 意 点 材料や道具の準備 ・手順の確認をする。 2 作品づくり ・アイディアを練る。 ・制作する。 【制作例1】松ぼっくりの動物 ① 画用紙、色画用紙、発泡スチロール トレイ、木の枝等で、耳、目、鼻、口、 翼等の部品を切る。 ② 部品に瞳を描いたり、色を付けたり 後方右3体:木の枝で する。 前方のゾウ:色画用紙で ③ 松ぼっくりに部品を貼り付ける。 他 :発泡スチロールトレイで ・鱗片の間に挟み込むようにしたり、 鱗片に貼り付けたりする。 ・接着剤が完全に乾くには2~3時間かかる。 ・接着剤はたっぷり使うとよい。 【制作例2】どんぐりトトロ ・細かい作業で小さな子どもには不向き。 ① 目とはらをホワイトペン(ペンタイ ・どんぐりはクヌギやアベマキが最適。 プ修正液)でぬる。 (マテバシイでも可) ② 黒マジック細字(ボールペン太字) で目、鼻、口、ひげ、はらの模様をか どんぐりの採集と準備について く。 10月初旬が最適期。拾ったどんぐりはほとん ③ 耳をつける。(つけなくても可) どが虫に卵を産み付けられている。1日程水に浸 ・耳は、発泡スチロールトレイや紙を して虫を殺しておく。 切って着色する。 どんぐりの乾燥が進むと、割れたり堅くなった ・カッターナイフの先端を使って、ど りして扱いにくくなる。 んぐりに切り込みを入れて、そこに 差し込むとよい(瞬間接着剤使用)。 ・カッターナイフでの切り込み作業は滑りやすく難しい。 ・ボンドで接着するだけでもよい。 指を切ることもあり要注意。 3 ふりかえり ・鑑賞と活動のふりかえりをする。 4 ・小さく壊れやすいので、持ち帰りには要注意。 後片付け ―65― クラフト活動 活動名 24 バードコール 木片に金属をこすって 音を出すタイプ 活動場所 学習室 プレイルーム 集 合 場 所 学習室 プレイルーム 活動時間 1時間 ・手作りを楽しむ。 ・使って楽しむ。 準備物 60人 ねらい 活動可能人数 (施設) ボルト[有料]、手回しドリル、棒やすり、小枝、 (切り出しナイフ) (団体) ひも、 (ポスターカラーマーカーは必要に応じて) 活 1 動 内 容 留 意 点 材料や道具の準備 ・手順の確認をする。 2 作品づくり ・アイディアを練る。 ・制作する。 ① 小枝に手回しドリルで穴をあける。 ② 棒やすりで①の穴をさらに広げる。 (ボルトがやっと入る程度) ③ ボルトを穴にねじこむ。 (ボルトは5mm 程度入ればよい) ④ 首かけ用のひもをつける。 ※さらに、表面を彫刻したり色をつ けたりしてもよい。 ①の作業 ②の作業 ≪作品例≫ ③の作業 3 ふりかえり 4 後片付け 【バードコールとは】 鳥の声をまねた音を出す道具。狩猟の鳥寄せに使わ れ、多くの民族で様々な物が作られたそうだ。 鳥の鳴き声には、仲間を呼ぶ、縄張り宣言、警戒など の意味があり、聞き慣れないバードコールの音を聞いた 鳥は、確認のために寄ってくることもあるらしいが、混 乱するのは間違いないようだ。 繁殖期(主に春先~夏)の使用は、避けるべきではな いかという意見が多い。 ―66― クラフト活動 活動名 25 マイスプーン・ マイフォーク 30人 活動場所 学習室・プレイルーム 集 合 場 所 学習室 プレイルーム 活動時間 1~1.5 時間 ねらい ・手作りを楽しむ。 ・自然物の形の美しさやおもしろさに気づく。 準備物 (施設) スプーン・フォーク先端部、紙やすり、ニス[有料] 、小枝、接着剤、磨き布、 切り出しナイフ、手回しドリル又は電動ドリル、ガスバーナー、電熱ペン等 (団体) 汚れてもよい服装、軍手(ガスバーナーを使用する場合) 活 1 活動可能人数 動 内 容 手順の確認 ・材料、道具の準備をする。 2 留 意 点 ・安全な作業の進め方と道具の使い方を指導する。 ・小刀の使い方については、事前に指導しておく。 ・ガスバーナー使用の場合、2台に指導者1人を配置する。 作品づくり ① 直径2cm、長さ12cm 程度の枝を 準備する。 ・細いと加工が難しい。 ② 切り出しナイフで柄の部分の皮をむ いたり、形を整えたりする。 ③ 柄の部分を紙やすりや布できれいに 磨く。 ④ 手回しドリルで柄の部分の片端面に スプーン・フォークの先端部分を取り 付ける穴をあける。深さ3cm 程度。 材料 ②の作業 ④の作業 ⑤の作業 ・電動ドリルを使う場合は、操作は指 導者が行う。 ⑤ ④であけた穴に接着剤(速乾性木工 用ボンド)を流しこみ、スプーン・フ ォークの先端部分を差しこむ。 ≪作品例≫ ・柄の部分の加工(⑥の作業)からで もよい。 ・堅い場合はねじらずまっすぐに。 ⑥ 時間があれば、ガスバーナーを使っ て柄の部に焼き色をつけたり、電熱ペ ンで模様をつけたりすることも可能。 ⑦ 柄の部分にニスをぬり乾燥させる。 【スプーン1本で1.0時間程度】 3 ふりかえり ・鑑賞と活動のふりかえり 4 ・接着剤が固まり、ニスが乾くには半日程度かかる。 ・野外炊飯前に製作し、作ったスプーンやフォークを使っ て食事を楽しんでもよい。 後片付け -67- その他のクラフト作品例 どんぐりモビール ・どんぐりにいろいろな表情の顔をかく。 ・虫食い穴にボンドをつけた小枝や楊枝を差し込み、そこに糸を結ぶ。 ・モビールに組み立てる。 ギコギコ、トントン、森の仲間たち ・自然物の形の美しさやおもしろさに気づき、 手作り創意工夫を楽しむ。 ・切った枝や板を接着剤やくぎでつないだ作品 いいものみ~つけた ・自然の造形美を楽しむ壁飾り ・自然の中にあるおもしろい物、お気に入りの物を厚紙の台紙に並べて貼る。額縁も木の枝を貼る。 ―68―