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1 - ソニー
3-296-172-01(1) デジタル サイネージプレーヤー 設定説明書 お買い上げいただきありがとうございます。 お使いになる前にこの設定説明書をよくお読みください。 お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。 VSP-NS7 VSPA-D7 © 2007 Sony Corporation 著作権について 権利者の許諾を得ることなく、このソフトウェアおよび説 明書の内容の全部または一部を複製すること、およびこの ソフトウェアを賃貸に使用することは、著作権法上禁止さ れております。 ソフトウェアを使用したことによるお客様の損害、または 第三者からのいかなる請求についても、当社は一切その責 任を負い兼ねます。 万一、製造上の原因による不良がありましたらお取り替え いたします。それ以外の責はご容赦ください。 このソフトウェアは、指定された装置以外には使用できま せん。 このソフトウェアの仕様は、改良のため予告なく変更する ことがありますが、ご了承ください。 このマニュアルに記載されている事柄の著作権は当社にあ り、説明内容は機器購入者の使用を目的としています。 従って、当社の許可なしに無断で複写したり、説明内容 (操作、保守等)と異なる目的で本説明書を使用することを 禁止します。 商標について • Microsoft、Windows および Internet Explorer は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における 登録商標です。 • その他、本書に登場するシステム名、製品名、会社名は、 一般に各開発メーカーの登録商標あるいは商標です。な お、本文中では、®、™ マークは明記していません。 2 目次 はじめに ....................................................................4 設置・設定操作の流れ.........................................4 システム導入時に必要な設定 ..............................4 設置前に行う設定......................................................5 接続する ..............................................................5 ネットワークアドレスを設定する.......................6 設置 ...........................................................................9 設置後に行う設定....................................................10 準備....................................................................10 システム全体に関する設定を行う.....................10 プレーヤーに関する設定を行う ........................11 運用開始後の設定変更.............................................14 プレーヤーを追加する.......................................14 プレーヤーを削除する.......................................14 プレーヤーを置き換える ...................................14 プレーヤーのネットワークアドレスを変更する15 その他の設定を変更する ...................................15 データのバックアップ.............................................16 素材やスケジュール、設定データをバックアップ する ..............................................................16 バックアップされていたデータを使用する ......17 目次 3 システム導入時に必要な設定 はじめに VSP-NS7 (以降、このマニュアルでは、「プレーヤー」と この「設定説明書」は、デジタルサイネージ プレーヤー VSP-NS7 を使用したシステムの導入時に必要な設置および 設定の操作を説明しています。設置時には VSP-NS7 の取扱 説明書もあわせてお読みください。 呼びます)を使用するために必要な設定は、すべてデジタ ルサイネージ マネジメント ソフトウェア VSPA-D7 をイン ストールしたパーソナルコンピューターを使用して行いま す。 システム導入時には、次の設定を行います。 プレーヤーのネットワークアドレスの設定 設置・設定操作の流れ 次の図は、設置・設定操作の流れを表したものです。 一部の設定は設置前に行う必要がありますので、ご注意く ださい。 VSP-NS7ネットワーク設定ツールで VSP-NS7にネットワークアドレスを 設定する 使用する機器の 台数分繰り返す プレーヤーは、VSPA-D7 から随時送られてくるコンテンツ や再生スケジュールなどのデータを、インターネットや LAN などのネットワークを介して受け取ります。 このため、プレーヤーには固定の IP アドレスの設定が必要 です。複数のプレーヤーをお使いの場合は、各プレーヤー に異なる IP アドレスを設定する必要があります。 ご注意 VSP-NS7を設置し、接続を行う プレーヤーのネットワークアドレスは、VSPA-D7 が動作し マネジメントソフトウェア VSPA-D7を起動する ている PC に、プレーヤーを 1 台ずつ接続して設定します。 実際の運用を行う場所に設置する前に設定を行う必要があ りますので、ご注意ください。 システム設定を行う VSPA-D7 上で行う設定 設定項目は、種類別にウィンドウに分かれて表示されます。 VSPA-D7 をインストール後に初めて起動すると、システム VSP-NS7をマネジメント ソフトウェアに登録する を使用するのに不可欠な項目があるシステム設定ウィンド ウから VSP-NS7 機器設定ウィンドウまでが、自動的に連続 VSP-NS7の詳細設定を行う 使用する機器の 台数分繰り返す 設定値をVSP-NS7に送信する して表示されます。この設定説明書をお読みになり、必要 な設定を行ってください。 プレーヤーおよび VSPA-D7 のシステム設定 システム設定ウィンドウには、VSPA-D7 で管理するコンテ ンツやスケジュール、設定値などの保存場所、システム内 グループを作成する グループにVSP-NS7を登録する 使用する素材の選択、 オプション設定、 標準の表示レイアウト設定 を行う 作成する グループの数 だけ繰り返す この部分の設定操作 については、VSPA-D7 の取扱説明書をご覧く ださい。 で使用するプレーヤーの電源オン、オフの時間、プレー ヤーの時計を VSPA-D7 が動作している PC に常に合わせる ようにするかなど、システム全体に関係する設定項目があ ります。 VSP-NS7 機器設定と VSPA-D7 へのプレーヤーの登録 VSP-NS7 機器設定ウィンドウでは、個々のプレーヤーの名 称とネットワークアドレス、使用解像度を VSPA-D7 に登 録します。また、音量や設置場所のタイムゾーンなどを設 定することができます。 さらに、このウィンドウからプレーヤーに関連するデータ (ネットワークアドレスを除く)をプレーヤーに送信し、設 定します。 4 はじめに その他の設定 その他、「設置・設定操作の流れ」で灰色で表示されている 部分の設定は、システムの運用を開始した後で行うことも できます。 設置前に行う設定 デジタルサイネージ プレーヤー VSP-NS7 を設置場所に ◆ この部分の設定操作については、VSPA-D7 の取扱説明書をお 読みください。 持っていく前に、VSPA-D7 をインストールした PC に 1 台 ずつ接続し、ネットワークアドレスの設定を行います。 各設定ウィンドウは、VSPA-D7 のメインのウィンドウの左 端に表示されるオペレーションガイドのボタンに対応して おり、運用を始めた後でも設定を追加、変更することがで 接続する きます。設定ウィンドウに対応するボタンが表示されてい ない場合は、 をクリックして、ボタンを表示させ には、下記の2通りの方法があります。 てください。 ネットワークアドレスの設定時、プレーヤーと PC の接続 ◆ 設定の手順については、次の「ネットワークアドレスを設定す る」(6 ページ)をお読みください。 プレーヤーと PC を直接接続する プレーヤー コンピューター ネットワークケーブル (クロス) プレーヤーと PC をスイッチングハブを介 して接続する プレーヤー コンピューター ハブ ネットワーク ケーブル (ストレート) ネットワーク ケーブル (ストレート) 設置前に行う設定 5 ご注意 4 PC のデスクトップにある「VSP-NS7 ネットワーク設定 ツール」のショートカットをダブルクリックする。 • プレーヤーにはすべて、工場出荷時に「192.168.0.1」とい う同じ IP アドレスが初期設定されています。このため、 ツールが起動され、下記のウィンドウが表示されます。 同時に複数のプレーヤーをハブに接続して設定を行うこ とはできませんので、ご注意ください。 • 複数台のプレーヤーを連続して接続して設定を行う場合、 ハブによっては、接続したプレーヤーを認識できない場 合があります。このような場合は、ハブの電源をいった ん切ってから、再びオンにしてください。 ネットワークアドレスを設定する 次の手順で、使用するすべてのプレーヤーに順番にネット ワークアドレスを設定してください。 ご注意 • 各プレーヤーの IP アドレスは、重複しないように設定し てください。 • VSPA-D7が動作しているPCとプレーヤーがインターネッ 2 ストボックスに、現在接続しているプレーヤーに設定 トを経由してデータを送受信するシステム構成となる場 合は、各プレーヤーにグローバル IP アドレスを使用する する IP アドレスを入力する。 必要があります。 PC とプレーヤーが LAN のみで接続されている場合は、 入力した IP アドレスに応じたサブネットマスクが表示 されます。 プライベートの IP アドレスも使用できます。 使用するネットワークアドレスについては、ネットワー クの管理者にご相談ください。 1 5 「次のアドレスを使用する」の下にある IP アドレステキ VSPA-D7が動作しているPCがネットワークに接続され ている場合はネットワークケーブルを外す。 6 7 デフォルトゲートウェイのアドレスを該当するテキス トボックスに入力する。 DNS サーバーを使用する場合は、DNS サーバーを使用 するチェックボックスにチェックマークをつけ、運用 時に接続するネットワークに設定されている DNS サー PC に「192.168.0.10」など、192.168.0.xx (xx は 2 ∼ 256) となるような IP アドレスを設定する。 バーの IP アドレスを、優先 DNS サーバーおよび代替 DNS サーバーテキストボックスに入力する。 また、ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定 ウィンドウで、LAN にプロキシサーバーを使用する DNS サーバーを使用しない場合は、DNS サーバーを使 チェックボックスをクリアし、プロキシサーバーを使 用しないように設定します。 用するチェックボックスがクリアされた状態のままに する。 ◆ IP アドレスの変更方法については「PC の IP アドレスを変 更するには」(7 ページ)を、LAN の設定の変更方法につ いては「ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定を変 更するには」(7 ページ)をご覧ください。また、設定に ついてくわしくは、ネットワークの管理者にご相談くださ い。 3 「接続する」(5 ページ)の図のどちらかを参考に、PC とプレーヤーを接続し、接続したプレーヤーに電源 8 VSP-NS7 ネットワーク設定ウィンドウの[設定]をク リックする。 接続されているプレーヤーに設定値が転送されます。 転送が終わるとメッセージが表示されます。プレー ヤーは、設定変更の前後に 1 回ずつ、合計 2 回の再起 動を自動的に行います。 ケーブルを接続して電源を入れる。 ご注意 プレーヤーは、電源が供給されると自動的に起動しま す。 6 設置前に行う設定 設定値の転送でエラーが発生した場合は、エラーコー ドが表示されます。VSP-NS7 ネットワーク設定ツール ウィンドウの[エラーコード表]をクリックして、対 処方法をご覧ください。 9 プレーヤーの起動が完了したら、プレーヤーの電源ボ タンを押して電源をオフにし、ネットワークケーブル を外す。 ネットワークアドレスを設定していないプレーヤーが 他にある場合は、手順 3 と手順 5 から手順 9 の操作を ローカルエリアネットワーク(LAN)の設 定を変更するには プレーヤーとの通信を行う際、VSPA-D7 も VSPA-M7 も Web ブラウザー(Internet Explorer)の設定を使用しま す。ネットワークアドレスの設定を行う際には、以下の 2 点の設定を行ってください。 • LAN を使用してインターネットに接続する • プロキシサーバーを使用しない 繰り返します。 ご注意 VSP-NS7 ネットワーク設定ツールウィンドウを閉じて しまっても、また起動すると、最後に設定を行ったと きの設定値が表示されます。 PC の IP アドレスを変更するには 1 下記の手順に表示されている画像は、Internet Explorer バージョン 6.0 のものです。他のバージョンの場合でも、 同様に操作を行ってください。 1 Internet Explorer のウィンドウが表示されます。 Windows のスタートボタンをクリックして、 [コント ロールパネル]をクリックする。 2 コントロールパネルフォルダー内の[ネットワーク接 続]をダブルクリックする。 メニューバーの[ツール]をクリックし、表示される メニューの[インターネットオプション]をクリック する。 コントロールパネルフォルダーが表示されます。 2 Web ブラウザー(Internet Explorer)を起動させる。 インターネットオプションウィンドウが表示されます。 3 接続パネルをクリックする。 ネットワーク接続ウィンドウが表示されます。 以下のウィンドウが表示されます。 3 [ローカルエリア接続]を右クリックし、表示されるメ ニューから[プロパティ]をクリックする。 [接続]をクリックする ローカルエリア接続のプロパティウィンドウが表示さ れます。 4 [インターネットプロトコル (TCP/IP)]をダブルクリッ クする。 インターネットプロトコル (TCP/IP) のプロパティウィ ンドウが表示されます。 5 IP アドレス欄に「192.168.0.10」など、希望の IP アドレ スを入力する。 サブネットマスク欄をクリックすると、入力した IP ア ドレスに応じたサブネットマスクが表示されます。 4 「ダイヤルしない」オプションボタンを選択し、[LAN の設定]をクリックする。 6 [OK]をクリックする。 インターネットプロトコル (TCP/IP) のプロパティウィ ンドウが閉じます。 7 ローカルエリア接続のプロパティウィンドウで[OK] をクリックする。 設置前に行う設定 7 上記「ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定を変更 するには」の手順 5 以降の代わりに次の操作を行います。 1 ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定ウィンドウで 次の操作を行う。 1 チェックマークをクリアする 2 チェックマークをつける 3 ネットワーク管理者の指示に 従って設定する 1[ダイヤルしない] 2[LANの設定] を を選択する クリックする 4[詳細設定]を クリックする ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定ウィンド ウが表示されます。 ご注意 「ダイヤルしない」の部分がグレー表示で選択できない 場合は、本操作は必要ありません。 [LAN の設定]をクリックして、 次の手順に進んでく ださい。 5 ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定ウィンドウで 以下の設定を行います。 プロキシの設定ウィンドウが表示されます。 2 プロキシの設定ウィンドウでは、次の操作を行う。 1 すべての項目のチェックマークを クリアする 2[OK]をクリックする 1「次で始まるアドレスにはプロキシを使用し ない」に、プレーヤーの IP アドレスすべて を; (セミコロン)で区切って入力する 2[OK]ボタンをクリックする インターネットオプションウィンドウに戻ります。 6 インターネットオプションウィンドウで[OK]をク 3 リックする。 運用時に使用するネットワークでプロキシサーバーを使用 している場合は ネットワークアドレス設定後、通常の運用を行う場合は、 ネットワークの環境によってプロキシサーバーを使用する 場合もあります。 8 設置前に行う設定 ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定ウィンドウで [OK]をクリックする。 インターネットオプションウィンドウに戻ります。 4 インターネットオプションウィンドウで[OK]をク リックする。 設置 すべてのプレーヤーにネットワークアドレスを設定したら、 実際の運用を行う場所に各プレーヤーを設置し、下図のよ うに接続を行ってください。 ◆ プレーヤーへのゴム製の足の取り付け、ソニーのプロフェッ ショナルディスプレイモニター GXD-L52H1 の背面に取り付け る方法などについては、プレーヤーの取扱説明書をお読みくだ さい。 ネットワーク (インターネット / イントラネット) コンピューター (マネジメントソフトウェア VSPA-D7 が動作している) デジタルサイネージプレーヤー VSP-NS7 1 RS-232C 端子 スピーカー アナログ RGB 端子 液晶ディスプレイ スピーカー ご注意 ディスプレイと接続するプレーヤーのシリアルポートは、 必ず上側の 1 をお使いください。 この 1 ポートは、ソニーの業務用ディスプレイ制御 専用です。サポートされていない機器を接続してシリアル ポートにデータが送信されると、誤動作を起こす可能性が ありますので、ご注意ください。 設置 9 設置後に行う設定 プレーヤーを設置した後、ネットワークアドレス以外の設 定を行います。 VSPA-D7 をインストール後に初めて起動すると、システム ご注意 設定の一部がすでに行われている場合は、VSPA-D7 の起動 時に、設定作業が始まることを伝えるメッセージが表示さ れません。このような場合は「運用開始後の設定変更」 (14 ページ)の説明をご覧になり、必要な設定作業を行っ てください。 を使用するのに不可欠な項目がある設定ウィンドウが、自 動的に連続して表示されます。 準備 1 2 システム全体に関する設定を行う VSPA-D7 で管理するコンテンツやスケジュール、設定値な 各プレーヤーの接続を確認し、電源を入れる。 どの保存場所、使用するプレーヤーの電源オン、オフの時 間、プレーヤーの時計を VSPA-D7 が動作している PC に常 プレーヤーは、電源が供給されると自動的に起動しま す。 に合わせるようにするかなど、システム全体に関係する設 定項目は、システム設定ウィンドウで行います。 VSPA-D7がインストールされているPCをネットワーク に接続して電源を入れ、Windows を起動する。 システム設定ウィンドウは、設置後の設定作業では、最初 に自動的に表示されます。 設定の手順 ご注意 プレーヤーにネットワークアドレスを設定するために PC のアドレスを変更した場合は元に戻してから、ネッ トワークに接続してください。 3 PC を接続しているネットワークでプロキシサーバーを 使用している場合は、ローカルエリアネットワーク (LAN)の設定ウィンドウで必要な設定を行い、さらに [詳細設定]をクリックして、管理するプレーヤーのア ドレスをすべて例外として登録する。 プロキシサーバー経由でプレーヤーへのデータ送信を 行うと、不具合が起こる可能性があるためです。 ◆ プロキシサーバーの設定については、「運用時に使用する ネットワークでプロキシサーバーを使用している場合は」 (8 ページ)をご覧ください。また、くわしくは、ネット ワークの管理者にご相談ください。 4 VSPA-D7 を起動する。 PC のデスクトップにある VSPA-D7 のショートカット をダブルクリックしてください。 設定作業が始まることを伝えるメッセージが表示され ます。 5 [OK]をクリックする。 システム設定ウィンドウが表示されます。 次の「システム全体に関する設定を行う」の説明をご 覧ください。 10 設置後に行う設定 1 必要に応じて設定を変更する。 設定項目についてくわしくは、下の「システム設定 ウィンドウの設定項目」をご覧ください。 2 [OK]をクリックする。 システム設定ウィンドウが閉じます。 システム設定ウィンドウの設定項目 VSPA-D7 データベース管理フォルダ 素材や再生スケジュール、設定データを保存するフォルダ を指定します。データは、ここで指定したフォルダに自動 的に作成される VspaData フォルダに、種類ごとに分かれ て保存されます。 通常は設定を変更する必要はありません。 VSP-NS7 システム設定: この PC の時間にすべての VSP-NS7 を同期させる スケジュール再生を行う時間帯、および VSPA-D7 から チェックボックスにチェックマークをつけることによって、 システム内のすべてのプレーヤーの時計を VSPA-D7 が動 データが配信される時間帯を考慮して設定してください。 プレーヤーは、指定した電源オン時間に運用が開始できる ように実際にはその少し前に起動を開始しますが、万一、 作している PC に自動的に合わせることができ、時間の管 理がしやすくなります。 指定した時間までに準備が整わないような場合は、電源オ ン時間を少し前に設定してください。 プレーヤーの時刻を時刻合わせの基準となるコンピュー ター(NTP サーバー)に個別に合わせる場合は、ここに ご注意 チェックマークをつけずに VSP-NS7 機器設定ウィンドウの 詳細設定で NTP サーバーを指定します。 ご注意 プレーヤーの時計を VSPA-D7 が動作している PC に合わせ VSP-NS7 システム設定グループにある設定項目を変更した 場合は、プレーヤーに設定データを送信する必要がありま す。次の「プレーヤーに関する設定を行う」をお読みにな り、VSP-NS7 機器設定ウィンドウから送信を行ってくださ い。 て運用する場合には、その PC には固定の IP アドレスを設 定してください。プレーヤーは、時刻合わせの際にポート 123 を使用して PC にアクセスします。このため、PC で ファイアウォールを使用している場合には、ポート 123 の 受信を許可する必要があります。 また、正確な時刻にしたがって運用するためには、PC の時 刻を NTP サーバーに同期させるか、定期的に手動で時刻 を合わせる必要があります。手動での時刻合わせは、 Windows のコントロールパネルにある日付と時刻アイコン をダブルクリックし、日付と時刻のプロパティウィンドウ で行います。 VSP-NS7 システム設定: VSP-NS7 内のコンテンツをス ケジュール終了後に自動削除する チェックボックスにチェックマークをつけることによって、 プレーヤーに使用済みの素材などが蓄積されて、容量が足 りなくなるのを防ぐことができます。素材などのコンテン プレーヤーに関する設定を行う VSP-NS7 機器設定ウィンドウでは、個々のプレーヤーの名 称とネットワークアドレス、使用解像度を VSPA-D7 に登 録します。 また、音量や設置場所のタイムゾーンなどもここで設定す ることができ、システム設定ウィンドウの VSP-NS7 システ ム設定グループで設定した項目とともに、各プレーヤーに 送信します。 ご注意 VSP-NS7 機器設定ウィンドウでは、プレーヤーのネット ワークアドレスを変更することはできません。ネットワー クアドレスを変更する場合は、PC のデスクトップにある 「VSP-NS7 ネットワーク設定ツール」のショートカットを ツは、スケジュール再生終了日の 30 日後以降にプレーヤー を起動した際、自動的に削除されるようになります。 お使いください。 チェックマークなしの状態で自動削除を行わないようにし ている場合は、時おりプレーヤーの内容を個別にチェック ◆ 手順についてくわしくは「プレーヤーのネットワークアドレス を変更する」(15 ページ)をご覧ください。 して、手動削除を行う必要があります。 VSP-NS7 システム設定: VSP-NS7 機器設定の詳細設定 をすべての VSP-NS7 で同じ設定にする VSP-NS7 機器設定ウィンドウから開く詳細設定ウィンドウ 内の設定を、すべてのプレーヤーに適用するかどうかを指 設定の手順 設置後はじめての設定作業を行っている場合は、システム 設定ウィンドウが閉じると自動的に次の VSP-NS7 名称設定 ウィンドウが表示されます。 定します。 すべてのプレーヤーに同じ設定値を適用する場合はチェッ クボックスにチェックマークをつけます。個々のプレー ヤーで別々の設定にしたい場合は、チェックマークをクリ アしてください。 ◆ 詳細設定ウィンドウにある設定項目については、「詳細設定ウィ ンドウの設定項目」(12 ページ)をご覧ください。 電源オン時間、電源オフ時間 1 1 台目のプレーヤーの名称を入力して、 [OK]をクリッ クする。 VSP-NS7 機器設定ウィンドウが表示されます。入力し プレーヤーの日々の運用時間を指定します。 設置後に行う設定 11 たプレーヤーの名称が、名称ドロップダウンリスト 6 詳細設定ウィンドウの[OK]をクリックする。 ボックスに表示されています。 詳細設定ウィンドウが閉じます。 7 [設定を送信]をクリックする。 詳細設定ウィンドウの設定値と、システム設定ウィン ドウの VSP-NS7 システム設定グループにある項目の設 定値とが、プレーヤーに送信されます。 送信が終了するとメッセージが表示されます。プレー ヤーは自動的に再起動を行います。 8 2 3 プレーヤーの登録を追加する場合は、[VSP-NS7 を追 加]をクリックして、手順 1 から操作を繰り返す。 表示されている名称のプレーヤーの IP アドレスを IP ア ただし、すべてのプレーヤーに同じ詳細設定を適用す ドレステキストボックスに入力して、 [接続チェック] をクリックする。 る場合は、2 回目以降は手順 4 ∼ 6 は必要ありません。 9 プレーヤーの登録が終わったら、[OK]をクリックす 接続が確認され、メッセージが表示されます。 る。 使用するディスプレイの解像度と設置向きの組み合わ VSP-NS7 機器設定ウィンドウが閉じます。 せを解像度ドロップダウンリストボックスで選択する。 プレーヤーの登録を削除するには 4 [詳細設定]をクリックして、詳細設定ウィンドウを表 示させる。 システム内のすべてのプレーヤーに同じ詳細設定を適 用するようにシステム設定ウィンドウで設定した場合 は、詳細設定ウィンドウのタイトルバーに、次の図の ように「詳細設定(共通) 」と表示されます。 個別の詳細設定を適用するようになっている場合は、 「詳細設定(個別)」と表示されます。 登録されているプレーヤーのデータを削除するには、VSPNS7 機器設定ウィンドウの名称ドロップダウンリストボッ クスで削除したいプレーヤーを選択して、[VSP-NS7 を削 除]をクリックします。 詳細設定ウィンドウの設定項目 システム: 音量 プレーヤーの出力する音量の標準値を設定します。 システム: タイムゾーン プレーヤーが設置されている場所のタイムゾーンを選択し ます。通常は設定を変更する必要はありません。 時間補正(NTP)を使用する VSPA-D7 が動作している PC の時間にすべてのプレーヤー の時間を合わせるように、システム設定ウィンドウで設定 した場合は、ここでは設定を変更する必要はありません。 システム設定ウィンドウで、この PC の時間にすべての VSP-NS7 を同期させるチェックボックスをクリアした場合 は、下記のように設定を行います。 プレーヤーの時間を常に合わせておくには、時間補正 5 必要に応じて設定を変更する。 設定項目についてくわしくは、次の「詳細設定ウィン ドウの設定項目」をご覧ください。 12 設置後に行う設定 (NTP)を使用するチェックボックスにチェックマークを つけ、NTP サーバーのアドレステキストボックスに時間の 基準となるコンピューター(NTP サーバー)の IP アドレ スを入力します。 プレーヤーの時間を合わせておく必要がない場合は、時間 補正(NTP)を使用するチェックボックスをクリアしま す。 ご注意 プロキシサーバーについては、ネットワークの管理者にお 問い合わせください。 ご注意 プレーヤーは内部にあるシステム時計を使用してスケ ジュール再生を行いますが、この内部のシステム時計には、 ふつうの時計と同様、時間のずれが発生します。 時間補正を使用しない設定にする場合は、VSPA-D7 のメン テナンス画面でプレーヤー一台一台の時間を確認して時刻 合わせを行ってください。 ◆ VSPA-D7 のメンテナンス画面については、VSPA-D7 の取扱説 明書をお読みください。 接続に関する設定変更 プレーヤーと通信を行う際に、プレーヤーが接続を許可す る条件となるパスワードや HTTP のポート番号を変更する 場合は、それぞれのテキストボックスに希望のパスワード やポート番号を入力します。 ご注意 • プレーヤーには、工場出荷時にあらかじめパスワードと HTTP のポート番号の初期値が設定されています。 いったん設定を変更した後で、パスワードおよび HTTP (ポート番号)欄を空欄にすると、工場出荷時の設定が適 用されます。 • インターネットなど、外部のネットワークにプレーヤー を接続する場合は、パスワードを変更することをおすす めします。 • ポート番号を変更する場合、80 以外の番号をお使いにな ることをおすすめします。工場出荷時のポート番号の設 定は、4980 です。 • パスワードやポート番号を変更した場合は、変更後のパ スワードやポート番号を記録しておいてください。 VSPA-D7 が動作している PC が故障すると変更したパス ワードやポート番号がわからなくなり、プレーヤーに接 続できなくなる可能性があります。 URL でプロキシサーバーを使用する プレーヤーを使用したコンテンツの再生で Web ページを素 材のひとつとして表示する場合に、プロキシサーバーを使 用するかどうかを設定します。 プロキシサーバーを使用する場合は、URL でプロキシサー バーを使用するチェックボックスにチェックマークをつけ、 プロキシサーバーの IP アドレスとポートをそれぞれのテキ ストボックスに入力してください。 また、プロキシサーバーを経由せずにアクセスするサイト がある場合は、そのアドレスを指定します。 設置後に行う設定 13 ◆ グループに関する操作については、VSPA-D7 の取扱説明 書をお読みください。 運用開始後の設定変更 運用を開始した後でプレーヤーを増設する、または一部の プレーヤーをシステムの管理下から削除するなど、設定を 変更するには、次の手順で行います。 プレーヤーを削除する 1 VSPA-D7 の ボタンをクリックして、設定に 関連するボタンを表示させる。 プレーヤーを追加する 2 ボタンをクリックする。 1 「設置前に行う設定」(5 ページ)を参照して追加する VSP-NS7 機器設定ウィンドウが表示されます。 プレーヤーすべてにネットワークアドレスを設定する。 3 ヒント 以前に使用していたことがあるプレーヤーなど、工場 出荷時の初期値とは異なるパスワードや HTTP ポート 名称ドロップダウンリストボックスで削除するプレー ヤーを選択し、[VSP-NS7 を削除]をクリックして削 除する。 番号が設定されているプレーヤーをお使いになる場合 は、VSP-NS7 ネットワーク設定ツールウィンドウの [オプション設定]をクリックし、プレーヤーに設定さ れているパスワードや HTTP ポート番号を指定してく ださい。 プレーヤーを置き換える 1 「設置前に行う設定」(5 ページ)を参照して、新しい プレーヤーに置き換えるものと同じネットワークアド また、このオプション設定ウィンドウで「工場出荷時 のパスワードおよび HTTP ポートの設定に戻す」とい うチェックボックスにチェックマークをつけて設定を 送信することで、パスワードおよび HTTP ポート番号 を工場出荷時の設定に戻すことができます。 2 「設置」(9 ページ)を参照して、ネットワークアドレ レスを設定する。 2 続する。 3 4 VSPA-D7 の ボタンをクリックして、設定に 関連するボタンを表示させる。 ボタンをクリックする。 4 5 6 システム内の各プレーヤーに個別の詳細設定を適用す るようになっている場合は、[詳細設定]をクリックし て詳細設定ウィンドウを表示させ、設定を行って [OK]をクリックする。 ボタンをクリックする。 グループ設定ウィンドウが表示されます。 7 名称ドロップダウンリストボックスで置き換えを行っ 接続が確認され、メッセージが表示されます。 ヤーを登録し、プレーヤーに関する設定値をプレー 6 ボタンをクリックする。 たプレーヤーを選択し、[接続チェック]をクリックす る。 5 [VSP-NS7 を追加]をクリックして、追加するプレー ◆ くわしくは「プレーヤーに関する設定を行う」(11 ペー ジ)をご覧ください。 追加するプレーヤーをいずれかのグループに登録する。 または、新しくグループを作成してそこに登録する。 ◆ 詳細設定ウィンドウについてくわしくは、 「詳細設定ウィ ンドウの設定項目」(12 ページ)をご覧ください。 システム内のすべてのプレーヤーに同じ詳細設定を適 用するように設定した場合は、この手順は必要ありま せん。 14 ボタンをクリックして、設定に VSP-NS7 機器設定ウィンドウが表示されます。 VSP-NS7 機器設定ウィンドウが表示されます。 ヤーに送信する。 VSPA-D7 の 関連するボタンを表示させる。 スを設定したプレーヤーを設置する。 3 使用していたプレーヤーを新しいものに置き換え、接 運用開始後の設定変更 7 [設定を送信]をクリックする。 入力した IP アドレスに応じたサブネットマスクが表示 されます。 システム設定ウィンドウの VSP-NS7 システム設定グ ループにある項目の設定値と詳細設定ウィンドウの設 定値が新しいプレーヤーに送信されます。 送信が終了するとメッセージが表示されます。プレー ヤーは、自動的に再起動を行います。 8 4 5 デフォルトゲートウェイの IP アドレスを該当するテキ ストボックスに入力する。 DNS サーバーを使用する場合は、DNS サーバーを使用 するチェックボックスにチェックマークをつけ、運用 を行うときに接続するネットワークに設定されている DNS サーバーの IP アドレスを、優先 DNS サーバーお VSP-NS7 機器設定ウィンドウの[OK]をクリックす る。 よび代替 DNS サーバーテキストボックスに入力する。 プレーヤーのネットワークアドレスを 変更する 1 DNS サーバーを使用しない場合は、DNS サーバーを使 用するチェックボックスがクリアされた状態のままに する。 6 PC のデスクトップにある「VSP-NS7 ネットワーク設定 ツール」のショートカットをダブルクリックする。 VSP-NS7 ネットワーク設定ウィンドウの[設定]をク リックする。 指定したアドレスのプレーヤーに設定値が送信されま す。 送信が終了するとメッセージが表示され、プレーヤー ツールが起動され、下記のウィンドウが表示されます。 は自動的に再起動を行います。 プレーヤーのネットワークアドレスが変更されます。 7 VSPA-D7 の ボタンをクリックして設定に関 連するボタンを表示させ、 ボタンをクリッ クする。 VSP-NS7 機器設定ウィンドウが表示されます。 8 名称ドロップダウンリストボックスでアドレスを変更 したプレーヤーを選択し、IP アドレステキストボック スに新しいアドレスを入力して[接続チェック]をク リックする。 接続が確認されます。 2 「現在の設定」の IP アドレステキストボックスに、設定 システムでサポートしているディスプレイが接続され ている場合は、ディスプレイ欄にモデル名が表示され を変更するプレーヤーの現在のネットワークアドレス を入力する。 ご注意 ます。 9 VSP-NS7 機器設定ウィンドウの[OK]をクリックす る。 出荷時にプレーヤーに設定されているパスワードおよ び HTTP ポート番号を VSPA-D7 で変更した場合は、 ここで[オプション設定]をクリックして、現在プ レーヤーに設定されているパスワードや HTTP ポート 番号を指定してください。 3 「次のアドレスを使用する」の下にある IP アドレステキ ストボックスに、新しいアドレスを入力する。 その他の設定を変更する 1 VSPA-D7 の ボタンをクリックして、設定に 関連するボタンを表示させる。 運用開始後の設定変更 15 2 変更する設定項目に応じたボタンをクリックして、設 定ウィンドウを表示させる。 3 データのバックアップ 希望の項目を変更する。 システムで使用する素材やスケジュール、設定データは、 4 システム設定ウィンドウの項目を変更した場合や、 VSP-NS7 機器設定の詳細設定ウィンドウの項目を変更 した場合は、設定値をプレーヤーに送信する。 ◆ 設定値の送信についてくわしくは「プレーヤーに関する設 定を行う」(11 ページ)をご覧ください。 別の場所にバックアップとして保存しておくことができま す。ハードディスクの故障や PC の置き換えなどに備えて、 定期的にバックアップすることをおすすめします。 素材やスケジュール、設定データを バックアップする VSPA-D7 は、システム設定ウィンドウで設定するデータ ベース管理フォルダの VspaData フォルダに、すべての データを保存しています。 次の手順でフォルダを確認し、データをコピーしてくださ い。 1 VSPA-D7 の ボタンをクリックして設定に関 連するボタンを表示させる。 2 ボタンをクリックする。 システム設定ウィンドウが表示されます。 3 4 VSPA-D7 データベース管理フォルダ欄のフォルダを確 認する。 指定されているフォルダにある VspaData フォルダを バックアップ用のメディアにコピーする。 たとえばフォルダ欄に「C:¥Documents and Settings¥ All Users¥Documents」と表示されている場合は、 C:¥Documents and Settings¥All Users¥Documents フォルダにある VspaData フォルダを、Windows のエ クスプローラなどで別のハードディスクやネットワー クドライブにコピーします。 16 データのバックアップ バックアップされていたデータを使用 する VSPA-D7 が動作している PC を別の PC に置き換えたり、 ハードディスクを交換した場合などは、バックアップして あった素材やスケジュール、設定データをコピーして運用 を続けることができます。 作成したデータや設定を PC 内のハードディスクに保存し て運用する場合は バックアップしておいた VspaData フォルダを、VSPA-D7 データベース管理フォルダに指定されているフォルダにコ ピーしてください。 たとえば、システム設定ウィンドウのデータベース管理 フォルダが C:¥Documents and Settings¥All Users¥ Documents となっている場合は、Windows のエクスプ ローラなどで、その C:¥Documents and Settings¥All Users¥Documents フォルダに VspaData フォルダをコ ピーします。 その後、VSPA-D7 を起動すれば、以前と同様に操作が行え ます。 作成したデータや設定をサーバーなどに保存して運用して いる場合は 素材やスケジュール、設定データをサーバーなどネット ワーク上のドライブに保存して運用を行う場合は、次の手 順でバックアップしておいたデータを使用します。 1 2 VSPA-D7 を起動する。 システム設定ウィンドウが表示されない場合は ボタンをクリックして設定に関連するボタ ンを表示させ、 ボタンをクリックする。 システム設定ウィンドウが表示されます。 3 「VSPA-D7 データベース管理フォルダ」の[変更]を クリックし、VspaData フォルダがある場所をデータ ベース管理フォルダに指定する。 システム設定ウィンドウの各項目の設定が以前の設定 と同じになります。 4 システム設定ウィンドウの[OK]をクリックする。 システム設定ウィンドウが閉じます。 これで以前と同様に操作が行えます。 データのバックアップ 17