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(助動詞) [161KB pdfファイル]
国語科習熟度別学習指導案 1.学級 第3学年1組 28名(男子15名 女子13名) 2.教材について ア 単元名 助動詞の学習 イ 単元目標 ・助動詞を用いることで、微妙なニュアンスを相手によりよく伝えるにはどのように すればよいのかを考える。(関心・意欲・態度) ・日常の言語活動において、助詞・助動詞が文脈の中でどのような働きをしている理 解できる。(伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項) ウ 指導計画 全5時限 〔第1限〕いままで習ってきた文法の復習。 〔第2限〕助動詞「れる・られる」「せる・させる」「たい・たがる」の学習。 〔第3限〕助動詞「ます」「だ・です」「らしい」「ない・ぬ(ん)」の学習。 〔第4限〕助動詞「そうだ」 「ようだ」 「た(だ)」の学習。 〔第5限〕助動詞「う・よう」「まい」の学習。問題プリントを用いて本単元で学習 したことのまとめ。本時は第 2 限の授業を行う。 3.生徒観 本単元では、事前にアンケートといままで学習した文法についての小テストを行い、文 法がある程度理解できている生徒と、いままで行った文法学習の理解が不十分であると考 えられる生徒でグループをわけた。 グループA:事前に解かせた小テストで 7 割以上とっており、アンケートでもほとんど の生徒が文法が苦手という項目にはチェックをしていない生徒のグループ である。「用言」や「助詞」などいままでに学習してきた文法についてはあ る程度の理解ができていると考えられる。ただし、動詞の活用形や活用の 種類といったことについてはまだ十分に理解できていない生徒も多い。 グループB:事前に行った小テストで 7 割未満しかとれていない生徒のグループである。 「自立語」や「付属語」 、 「用言」「体言」などいままで学習してきた文法に ついてきちんと理解できておらず、文法について苦手意識を持っている。 エ.指導観 この単元は、日常生活でよく使われる助動詞について学習する単元である。どの生 徒も普段から頻繁に用いているので理解しているように考えている生徒が多い。しか し、実際には正しい用法をきちんと理解していない(例: 「ら抜き言葉」等)生徒が多い。 また、いままでの文法学習に対して苦手意識を持ち、理解が不十分な生徒も多いので、 生徒一人ひとりがきちんと理解するよう指導していく必要がある。 1 4.本時の目標 ・グループA 助動詞「れる・られる」「せる・させる」「たい・たがる」「ます」の意味と用法、 接続や活用形についてしっかりと理解する。 ・グループB 前の時間に復習した「動詞」の活用形などをもう一度復習し定着させつつ、助動詞「れ る・られる」「せる・させる」「たい・たがる」「ます」の意味と用法について学習 する。 5.本時の評価 国語への関心・意欲・態度 言語についての知識・理解・技能 助動詞を用いることで、どのように聞き 助動詞を用いることで文にどのような意味 手に気持ちなどを伝えることができるか を付け加えることができるのか理解する。 考える。 6.本時の展開 指導内容 導入 本時の内容説明 学習活動 指導上の留意点 本時の内容についてしっかり聞 前回の授業の復習をしなが く。 ら、本時の授業内容を説明 する。 展開 助動詞「れる・ら 文法のワークを持ってきて れる」についての いるか確認する。 説明 グループA グループA グループA 「れる・られる」の意味が普段 自分でしっかりと考えて 助動詞「れる・ 使われている場面を思い出し、 いるか確認する。 られる」がどのよ 「受け身・可能・自発・尊敬」 それぞれの意味の違いに うなときに用い という意味を考え覚える。 ついて考えさせる。 られどのような 文法のワークを見ながら、どの 問題をきちんと解いてい 意味・用法で使わ ような活用をするのか学習す るか確認する。 れているかを考 る。 えさせる。 また、使い分けに どのような語に接続するのか ついても考えさ を学習し、なぜ「ら抜き言葉」 せる。 がいけないのかを考える。 「れる・られる」 の意味、活用形、 接続を説明する。 ワークの問題を 解かせ、最後に丸 つけをさせる。 2 グループB 動詞の復習を させる。 グループB グループB 助動詞の学習の前に動詞が しっかりと説明を聞き、必 どういうものだったかを復習 要な部分はメモを取って 助動詞「れる・ する。 られる」がどのよ いるか確認する。 助動詞にも活用形があるこ 問題の解説をしっかりと うなときに用い とを知る。 聞き、理解しようとしてい られているか例 例を聞き、「れる・られる」に るか確認する。 を出し、他の例を は意味が四つあることを知り、 考えさせる。 「受け身・可能・自発・尊敬」 助動詞「れる・ら という意味を覚える。 れる」の意味、用 文法のワークを見ながら、どの 法、接続について ような活用をするのか、どのよ 説明する。 うな語に接続するのかを学習 基礎問題を解き する。 ながら、解説して ワークの問題(基礎問題)をみ いく。 んなで答え合わせをしながら 助動詞「せる・さ 解いていく。 せる」について説 明。 グループA 助動詞「せる・ グループA グループA 「せる・させる」の意味が普 自分でしっかりと考えて させる」がどのよ 段使われている場面を思い出 いるか確認する。 うなときに用い し、意味を考える。 問題をきちんと解いてい られどのような 文法のワークを見ながら、意味 るか確認する。 意味・用法で使わ やどのような活用し、接続する れているかを考 のかを学習する。 えさせる。 ワークの問題(練習問題・発展 使い分けについ 問題)を解く。 ても考えさせる。 ワークの問題(練習問題・発展 「せる・させる」 問題)を解く。 の意味、活用形、 接続を説明する。 ワークの問題 を解かせ、最後に 丸つけをさせる。 グループB グループB グループB 「せる・させる」の意味が普段 しっかりと説明を聞き、必 助動詞「せる・ 使われている場面を思い出し、 要な部分はメモを取って させる」がどのよ 意味を考える。 いるか確認する。 うなときに用い 文法のワークを見ながら、意味 問題の解説をしっかりと られているかを やどのような活用をするのか、 聞き、理解しようとしてい 3 考えさせる。 どのような語に接続するのか るか確認する。 「せる・させる」 を学習する。 留意点は助動詞「せる・さ の意味、活用形、 ワークの問題(基礎問題)をみ せる」と同様 接続を説明する。 んなで答え合わせをしながら ワークの問題を 解いていく。 解かせ、最後に丸 生徒の活動内容は、助動詞「せ つけをさせる。 る・させる」と同様に行う。 助動詞「たい・た がる」について説 明。 指導方法は、助 動詞「せる・させ る」と同様に行 う。 まとめ 本時で学習した 本 時 で 学 習 し た 助 動 詞 の 意 助動詞の意味・用 味・用法を思い出し、もう一度 法の復習をする。 理解できているか確認する。 次回の授業で 学習する助動詞 について説明す る。 4