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1/9 仙台市公衆浴場法の施行に関する条例 平成一二年三月一七日 仙台

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1/9 仙台市公衆浴場法の施行に関する条例 平成一二年三月一七日 仙台
○仙台市公衆浴場法の施行に関する条例
平成一二年三月一七日
仙台市条例第一〇号
改正 平成二三年五月条例第三〇号
平成二四年三月条例第一七号
平成二四年一二月条例第七六号
平成二五年三月条例第一七号
平成二六年三月条例第一三号
平成二七年三月条例第二四号
平成二八年三月条例第六号
(趣旨)
第一条 この条例は、公衆浴場法(昭和二十三年法律第百三十九号。以下「法」という。)
の施行に関し必要な事項を定めるものとする。
(定義)
第二条 この条例において「普通公衆浴場」とは、同時に多数人を入浴させる公衆浴場であ
って、主として、地域住民の日常生活において保健衛生上必要な施設として利用されるも
のをいう。
2 この条例において「その他の公衆浴場」とは、普通公衆浴場以外の公衆浴場をいう。
(平二四、一二・追加)
(設置の場所の配置の基準)
第三条 法第二条第三項の規定により条例で定める普通公衆浴場の設置の場所の配置の基
準は、
設置しようとする普通公衆浴場とそれに最も近い既設の普通公衆浴場とを結ぶ直線
距離が、おおむね三百メートル以上であることとする。ただし、市長が、予想される利用
者の数、人口密度、土地の状況等を考慮し、公衆衛生上特に必要があると認めるときは、
この限りでない。
(平二四、一二・追加)
(普通公衆浴場の措置の基準)
第四条 法第三条第二項の規定により条例で定める普通公衆浴場の営業者
(浴場業を営む者
をいう。以下同じ。)が講じなければならない措置の基準(施設設備に係るものに限る。)
は、次のとおりとする。
一 脱衣室の構造設備は、次に掲げる要件を備えること
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イ 外部から内部を見通しできない構造とすること
ロ 男女別に設け、相互に見通しできない構造とすること
ハ 換気のための開口部又は機械設備を設けること
ニ 床面積(衣類の着脱及びトに掲げる設備の用に供する部分に限る。)は、各脱衣室
ごとに、六・六平方メートル以上とし、入浴者数に応じて十分な広さとすること
ホ 出入口の開扉等に際し、
外部から内部を見通しできないように適当な設備を設ける
こと
ヘ 床面は、衛生上支障のない材質とすること
ト 入浴者の衣類及び携帯品を安全に保管できる設備を設けること
チ 洗濯機等を設置する場合は、脱衣室の機能を阻害しない位置に設置することとし、
かつ、専用の排水口を設けるなど衛生上支障のない構造とすること
二 浴室の構造設備は、次に掲げる要件を備えること
イ 外部から内部の洗い場及び浴槽を見通しできない構造とすること
ロ 男女別に設け、相互に見通しできない構造とすること
ハ 換気のための開口部又は機械設備を設けること
ニ 内壁は、
床面からおおむね一メートルの高さまで不浸透性の材質又は厚板とするこ
と
ホ 洗い場の床面積は、各浴室ごとに、六・六平方メートル以上とし、入浴者数に応じ
て十分な広さとすること
こう
ヘ 洗い場の床面は、不浸透性の材質又は厚板とし、適当な勾配を付け、かつ、清掃が
容易な構造とすること
ト 洗い場には、入浴者数に応じて十分な数の給水栓、給湯栓、洗いおけ及び腰掛けを
備えること
チ 洗い場の排水溝は、衛生上支障のない構造とすること
リ 浴槽の面積は、各浴室ごとに、一・六平方メートル以上とし、入浴者数に応じて十
分な広さとすること。ただし、同一の浴室内に複数の浴槽を設ける場合は、主たる浴
槽の面積を一・六平方メートル以上とすること
ヌ 浴槽は、不浸透性の材質又は厚板とすること
ル 浴槽の上縁は、
洗い場での使用水及び浴槽からの流出水が浴槽内に流入しないよう
にするため、洗い場の床面から適当な高さとすること
ヲ 浴槽は、深さ〇・六メートル以上とし、かつ、洗い場に面した浴槽内全部に適当な
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高さに幅〇・二メートル以上の踏み段を設けること。ただし、市長が、浴槽の利用形
態等を考慮し、保健衛生上支障がないと認めるときは、この限りでない。
ワ 浴槽は、熱湯又は熱交換器が入浴者に直接接触しない構造とし、又は直接接触しな
いように適当な設備を設けること
三 飲料水を供給する設備は、入浴者の利用しやすい場所に設けること
四 便所は、男女別に入浴者の利用しやすい場所に設け、流水式手洗い設備及び換気設備
を備えること
五 脱衣室、浴室その他の入浴者が利用する場所の照度は、床面において七十五ルクス以
上とすること
六 浴場から発生する汚水を速やかに屋外の下水溝、排水ます等に排水できる構造とする
こと
七 サウナ室を設ける場合は、次に掲げる要件を備えること
イ 外部から内部を見通しできない構造とすること
ロ 男女別に設け、相互に見通しできない構造とすること
ハ 床面、内壁及び天井は、耐熱性の材質とすること
こう
ニ 床面は、適当な勾配を付け、かつ、清掃が容易な構造とし、必要に応じて排水口を
設けること
ホ 蒸気若しくは熱気の放出口又は放熱パイプは、
入浴者に直接接触しない構造とする
こと
ヘ 換気を適切に行うため、給気口及び排気口を適当な位置に設けること
ト 室内を容易に見通すことができる窓を適当な位置に設け、かつ、非常用ブザー等を
室内の入浴者の見やすい位置に設けること
八 浴室内にサウナ設備を設ける場合は、蒸気若しくは熱気の放出口又は放熱パイプが入
浴者に直接接触しない構造とすること
九 屋外に浴槽を設ける場合は、次に掲げる要件を備えること
イ 屋外の浴槽及びこれに附帯する通路等は、外部から内部を見通しできない構造とす
ること
ロ 男女別に設け、相互に見通しできない構造とすること
ハ 浴槽に附帯する通路等に浴室から直接出入りできる構造とすること
ニ 屋外には、洗い場を設けないこと
ホ 浴槽の面積は、一・六平方メートル以上とすること。ただし、複数の浴槽を設ける
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場合は、主たる浴槽の面積を一・六平方メートル以上とすること
ヘ 浴槽の上縁は、
浴槽の周囲での使用水及び浴槽からの流出水が浴槽内に流入しない
ようにするため、浴槽の周囲の床面から適当な高さとすること
ト 第二号ヌ及びワに定める基準によること
2 法第三条第二項の規定により条例で定める普通公衆浴場の営業者が講じなければなら
ない措置の基準(施設設備に係るものを除く。)は、次のとおりとする。
一 入浴者の心得その他公衆衛生上必要な事項を入浴者の見やすい場所に表示すること
二 脱衣室の出入口の外部の見やすい位置に、男女別の表示をすること
三 営業時間中は、見回り、点検等により入浴者の状態を十分把握すること
四 従業者に、次に掲げる事項を遵守させること
イ 服装は、風紀を乱すおそれがなく、清潔なものとすること
ロ 感染のおそれのある疾病にかかっている者又はその疑いがある者は、
業務に従事し
ないこと。ただし、医師の診断により業務に従事することにつき衛生上支障がない場
合は、この限りでない。
五 浴場の適正な衛生管理のため、衛生管理手引書及び点検表を作成すること
六 浴室内で使用する湯水の水質は、市長が定める基準に適合するものであること
七 浴室内で使用する湯水について、次に掲げる措置を講ずること
イ 浴槽水(浴槽内の湯水をいう。以下同じ。)は、常に、適当な温度を保ち、かつ、
十分な量を保つこと
ロ 浴室内で使用する湯水について、一年に一回以上(連日使用型循環浴槽(浴槽水を
循環させ、ろ過器を使用して当該浴槽水を、二十四時間以上にわたり、完全に換水せ
ずに使用する方式の浴槽をいう。以下同じ。)の浴槽水については一年に二回以上、
ニただし書の規定により塩素系薬剤を使用していない浴槽水については一年に四回
以上)、市長が定める方法により水質検査を行い、その結果を三年間保存すること
ハ 浴槽水は、一日に一回以上(連日使用型循環浴槽及び浴槽の容量に比して原湯又は
原水の流量が多い浴槽(次号イにおいて「連日使用型循環浴槽等」という。)の浴槽
水にあっては、一週間に一回以上)、完全に換水すること
ニ 浴槽水は、塩素系薬剤を使用して消毒し、当該浴槽水内の遊離残留塩素濃度を、市
長が定めるところにより管理すること。ただし、浴槽水として使用する湯水の水質そ
の他の条件により塩素系薬剤を使用することができない場合で市長が適当と認める
ときは、この限りでない。
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ホ 浴槽水に浴用剤等を入れる場合は、
入浴者の保健衛生上支障のないようにすること
八 浴槽、ろ過器及び浴槽水を循環させるための配管について、次に掲げる措置を講ずる
こと
イ 浴槽は、一月に一回以上(連日使用型循環浴槽等にあっては、一週間に一回以上)、
消毒すること
ロ ろ過器を使用している浴槽がある場合は、一週間に一回以上、ろ過器の洗浄及び消
毒並びに浴槽水を循環させるための配管の消毒(ハにおいて「ろ過器の洗浄等」とい
う。)をすること
ハ 前号ハの規定により浴槽水を換水する際及びロの規定によりろ過器の洗浄等を行
う際には、浴槽を清掃すること
九 飲料水を供給する設備の付近の見やすい位置に、飲用の旨の表示をすること
十 飲料水の水質は、市長が定める基準に適合するものであること
十一 入浴者にタオル、くし又はヘアブラシを貸与する場合は、未使用のもの又は消毒済
みのものを貸与すること
十二 入浴者にかみそりを貸与する場合は、未使用のものを貸与することとし、使用済み
のものを放置させないこと
十三 浴場内の施設、設備、備品等は、常に清潔を保つこと
十四 浴場の内外におけるねずみ、昆虫等を駆除するため、六月以内ごとに一回、巡回点
検を実施し、その結果に基づき、駆除作業その他の必要な措置を講ずるとともに、当該
点検及び措置の記録を三年間保存すること
十五 十歳以上の男女を混浴させないこと
十六 サウナ室を設ける場合又は浴室内にサウナ設備を設ける場合は、利用基準温度、禁
忌症その他入浴上の注意事項を入浴者の見やすい位置に表示し、かつ、温度計を適当な
位置に備えること
(平二四、一二・追加)
(その他の公衆浴場の措置の基準)
第五条 法第三条第二項の規定により条例で定めるその他の公衆浴場の営業者が講じなけ
ればならない措置の基準(施設設備に係るものに限る。)は、次のとおりとする。
一 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和二十三年法律第百二十二
号)第二条第六項第一号に規定する営業に係る公衆浴場(次項第一号において「個室付
浴場」という。)については、次のとおりとすること。ただし、脱衣室と浴室に区画さ
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れていない形態のものにあっては、衣類の着脱の用に供する部分を脱衣室と、入浴の用
に供する部分を浴室とみなして、イ及びへの規定を適用する。
イ 前条第一項各号(第一号イ、ロ、ニ及びホ、第二号イ、ロ、ホ及びリ、第七号イ及
びロ並びに第九号イ、ロ及びホを除く。)に定める基準によること
ロ 個室は、外部(浴場内の通路を除く。)から内部を見通しできない構造とすること
ハ 個室は、浴場内の通路から室内を十分に見通すことができる構造とすること
ニ 個室の出入口の扉等は、施錠できない構造とすること
ホ 個室内の照明設備の点滅装置は、個室の外に設けること
へ 脱衣室、洗い場及び浴槽は、それぞれ十分な広さとすること
二 独立した室内に入浴設備を設け、主として同一の世帯に属する者又はこれに準ずる者
に貸切りで利用させる公衆浴場(次項第二号において「家族風呂」という。)について
は、次のとおりとすること
イ 前条第一項各号(第一号ロ及びニ、第二号ロ及びホ、第七号ロ並びに第九号ロを除
く。)に定める基準によること
ロ 脱衣室及び洗い場は、それぞれ十分な広さとすること
三 前二号に掲げるもの以外のその他の公衆浴場については、前条第一項各号に定める基
準によること。ただし、市長が、当該公衆浴場の利用形態等を考慮し、衛生上及び風紀
上支障がないと認めるときは、その一部を適用しないことができる。
2 法第三条第二項の規定により条例で定めるその他の公衆浴場の営業者が講じなければ
ならない措置の基準(施設設備に係るものを除く。)は、次のとおりとする。
一 個室付浴場については、次のとおりとすること
イ 前条第二項各号(第二号並びに第七号ロ及びニを除く。)に定める基準によること
ロ 浴室内で使用する湯水について、一年に一回以上(連日使用型循環浴槽内の浴槽水
については、一年に二回以上)、市長が定める方法により水質検査を行い、その結果
を三年間保存すること。ただし、使用する都度換水する浴槽水にあっては、水質検査
を行うことを要しない。
ハ 浴槽水は、塩素系薬剤を使用して消毒し、当該浴槽水内の遊離残留塩素濃度を、市
長が定めるところにより管理すること。ただし、浴槽水を使用する都度換水するとき
は、この限りでない。
ニ 営業時間は、日出時から午後十二時までの間において定めること
ホ 浴場内には、風紀を乱すおそれのある文書、絵画、写真等を置かないこと
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ヘ 個室は、浴場内の通路から室内を十分に見通すことができる状態にしておくこと
ト 従業者に風紀を乱すおそれのある行為をさせないこと
二 家族風呂については、次のとおりとすること
イ 前条第二項各号(第二号、第七号ロ及びニ並びに第十五号を除く。)に定める基準
によること
ロ 浴室内で使用する湯水について、一年に一回以上(連日使用型循環浴槽内の浴槽水
については一年に二回以上、
ハただし書の規定により塩素系薬剤を使用していない浴
槽水については一年に四回以上)、市長が定める方法により水質検査を行い、その結
果を三年間保存すること。ただし、使用する都度換水する浴槽水にあっては、水質検
査を行うことを要しない。
ハ 浴槽水は、塩素系薬剤を使用して消毒し、当該浴槽水内の遊離残留塩素濃度を、市
長が定めるところにより管理すること。ただし、浴槽水として使用する湯水の水質そ
の他の条件により塩素系薬剤を使用することができない場合で市長が適当と認める
とき、又は浴槽水を使用する都度換水するときは、この限りでない。
三 前二号に掲げるもの以外のその他の公衆浴場については、前条第二項各号に定める基
準によること。ただし、市長が、当該公衆浴場の利用形態等を考慮し、衛生上及び風紀
上支障がないと認めるときは、その一部を適用しないことができる。
(平二四、一二・追加)
(管理者の設置等の届出)
第六条 営業者は、自ら公衆浴場を管理しないときは、当該公衆浴場に管理者を置かなけれ
ばならない。
2 営業者は、前項の規定により管理者を置いたときは、十日以内にその旨を市長に届け出
なければならない。
3 営業者は、管理者を変更したとき又は管理者を置かなくなったときは、十日以内にその
旨及びその理由を市長に届け出なければならない。
(平二四、一二・旧第二条繰下・改正)
(手数料)
第七条 市長は、
法第二条第一項の規定に基づく浴場業の許可の申請に対する審査の事務に
つき、浴場業許可申請手数料として一件につき二万二千三百円を徴収する。
(平二四、一二・旧第三条繰下、平二八、三・改正)
(委任)
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第八条 この条例の施行に関し必要な事項は、市長が定める。
(平二四、一二・旧第四条繰下)
附
則
(施行期日)
1 この条例は、平成十二年四月一日から施行する。
(経過措置)
2 この条例の施行前に仙台市公衆浴場法施行細則(昭和六十一年仙台市規則第二十六号)
の規定によりなされた手続その他の行為は、
この条例の相当規定によりなされたものとみ
なす。
(平成二十三年東北地方太平洋沖地震の被災者に係る手数料に関する特例)
3 市長は、
平成二十三年東北地方太平洋沖地震の被災者について特に必要と認めるときは、
第七条に規定する手数料で平成二十三年三月十一日から平成二十八年三月三十一日まで
の間に同条の申請がなされたものを免除することができる。
(平二三、五・追加、平二四、三・平二四、一二・平二五、三・平二六、三・平二
七、三・改正)
4 市長は、
前項の被災者で特に必要と認めるものから同項に規定する手数料を徴収したと
きは、これを還付することができる。
(平二三、五・追加)
附
則(平二三、五・改正)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平二四、三・改正)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平二四、一二・改正)
(施行期日)
1 この条例は、平成二十五年四月一日から施行する。
(経過措置)
2 この条例の施行の日の前日において公衆浴場法施行条例(平成六年宮城県条例第十五
号)附則第二項の規定によりなお従前の例によることとされる基準の適用を受ける者が、
当該基準の適用に係る公衆浴場の施設設備について講じなければならない措置の基準に
ついては、この条例の施行の日以後最初に当該公衆浴場の施設設備を増築し、又は改築す
るまでの間は、そのなお従前の例によることとされる基準によることとする。
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3 改正後の第四条第二項第十四号の規定による記録の保存は、
この条例の施行の日以後に
実施される巡回点検及び必要な措置について行うものとする。
附
則(平二五、三・改正)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平二六、三・改正)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平二七、三・改正)
この条例は、公布の日から施行する。
附
則(平二八、三・改正)抄
(施行期日)
1 この条例は、平成二十八年十月一日から施行する。
(使用料に関する経過措置)
2 この条例の施行の日(以下「施行日」という。)前になされた使用の許可その他これに
類する行為(次項において「使用の許可等」という。)に係る使用料については、なお従
前の例による。
3 前項の規定にかかわらず、施行日以後になされた使用の許可等について、施行日前に使
用の予約その他の使用の許可等に準ずるものとして市長又は教育委員会が認める行為が
あった場合においては、
当該行為を使用の許可等とみなして同項の規定を適用することが
できる。
(手数料に関する経過措置の原則)
4 次項に規定するもののほか、
施行日前になされた申請その他これに類する行為に係る手
数料については、なお従前の例による。
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