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国際標準化活動報告 - ISO情報技術国内委員会

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国際標準化活動報告 - ISO情報技術国内委員会
平成15年度
国際標準化活動報告
平成16年3月31日
(社)ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)
・ISO事務機械国内委員会
・第 1 0 8 委 員 会
(参 考)
「ISO事務機械国内委員会」「第108委員会」の位置付け
−外部組織及びJBMIAとの関係−
JISC 日本工業標準調査会
(経済産業省/標準課)
電気用品等規格・
基準国際化委員会
(日本電気協会)
JTC1(情報規格調査会)
ISO事務機械国内委員会
SC17
WGs
SC35
第108委員会
WG1,2,3,4,6
分科会
SC28
WGs
凡例:
太字
JBMIAが事務局
組織名(事務局)
外部組織
国際標準化組織図
平 成 16年 3月 現 在
S C 1 7 (C a rd s a n d P e rs o n a l Id e n tific a tio n )
委 員 長 大 山 永 昭
W G 1 ID カ ー ド の 物 理 的 特 性 及 び 試 験 方 法
(P h y s ic a l C h a ra c te ris tic s a n d T e s t M e th o d s fo r
Id e n tific a tio n C a rd s )
W G3 機 械 可 読 旅 行 文 書
(M a c h in e R e a d a b le T ra v e l D o c u m e n ts )
W G 4 端 子 付 IC カ ー ド
(In te g ra te d C irc u it C a rd s w ith C o n ta c ts )
W G5 カー ド発 行 者 番 号 システ ム
(R e g is tra tio n M a n a g e m e n t G ro u p )
W G 8 無 端 子 IC カ ー ド
(C o n ta c tle s s In te g r a te d C irc u its C a r d s )
W G9 光 メモ リカ ー ド
(O p tic a l M e m o ry C a rd s a n d D e v ic e s )
W G 10 自 動 車 運 転 免 許 証
(M o to r v e h ic le d riv e r lic e n c e s )
W G 11 バ イ オ メ トリ ク ス
(B io m e tric s )
S C 2 8 (O ffic e E q u ip m e n t)
委 員 長 山 田 尚 勇
(幹 事 国 )
W G2 プ リン タ
( P rin te r)
W G3 複 写 機
( C o p ie r)
W G4 画 質 評 価
( Im a g e Q u a lity E v a lu a tio n )
W G5 リサ イ クリン グ
( R e c y c lin g )
W G6 カラー マ ネ ジ メント
( C o lo u r M a n a g e m e n t)
W G7 消 耗 品
( C o n s u m a b le )
S C 3 5 (U s e r In te rfa c e s )
委 員 長 山 本 喜 一
情 報 企 画 調 査 会 (IT S C J)所 轄
W G1 キー ボ ー ド及 び 入 力 インタフェー ス
(K e y b o a rd a n d In p u t In te rfa c e )
W G2 ユ ー ザ イ ン タフ ェ ー スイ ン タ ラ クシ ョン
(U s e r In te rfa c e In te ra c tio n )
W G3 図 記 号
(G ra p h ic S y m b o ls )
W G4 モ バ イル デ バ イスの 為 の ユ ー ザ インタフェー ス
(U s e r In te rfa c e s fo r M o b ile D e v ic e s )
W G 6 高 齢 者 ・障 害 者 の 為 の ユ ー ザ イ ン タ フ ェ ー ス
(U s e r In te rfa c e s fo r P e o p le W ith S p e c ia l
N e e d s - In c lu d in g th e E ld e rly a n d D is a b le d )
IS O 事 務 機 械 国 内 委 員 会
委 員 長 尾 上 守 夫
運営委員会
委 員 長 尾 上 守 夫
第 108委 員 会
委 員 長 羽 鳥 光 俊
74分 科 会
(T ra n s itio n T e a m 7 4 )
92分 科 会
(T ra n s itio n T e a m 9 2 )
H B S分 科 会
(H a z a rd B a s e S ta n d a rd D e v e lo p m e n t T e a m )
J IS C 6 9 5 0 改 検 討 グ ル ー プ
( IT 機 器 の 安 全 性 )
J IS C 6 0 6 5 改 検 討 グ ル ー プ
(オ ー デ ィ オ ・ビ デ オ 機 器 の 安 全 性 )
IT 機 器 消 費 電 力 測 定 方 法 J IS 化 分 科 会
目
次
1. ISO事務機械国内委員会・同運営委員会
-------------- 1
2. SC17(カード及び個人識別)
---------------3
3. SC17/WG1(IDカードの物理特性及び試験方法)
--------------7
4. SC17/WG3(旅行用文書)
--------------8
5. SC17/WG4(端子付ICカード)
--------------11
6. SC17/WG5(カード発行者番号等)
--------------14
7. SC17/WG8(コンタクトレスICカード)
--------------15
8. SC17/WG9(光メモリーカード)
--------------17
9.SC17/WG10(運転免許証)
--------------19
10.SC17/WG11(バイオメトリクス)
--------------21
11.SC28(事務機械)
--------------22
12.SC28/WG2(プリンタ)
--------------25
13.SC28/WG3(複写機)
--------------25
14.SC28/WG4(画質評価)
--------------26
15.SC28/WG5(リサイクリング)
--------------27
16.SC28/WG6(カラーマネジメント)
--------------28
17.SC28/WG7(消耗品)
--------------29
18.SC35(ユーザインタフェース)
--------------31
19.SC35/WG1(キーボード及び入力インタフェース)
--------------32
20.SC35/WG2(ユーザインタフェースインタラクション)
--------------33
21.SC35/WG3(図記号)
--------------34
22.SC35/WG4(モバイルデバイスのユーザインタフェース)
--------------34
23.SC35/WG6(高齢者・障害者のためのユーザインタフェース)
24.第108委員会(オーディオ・ビデオ及び情報技術機器の安全性)
------------36
---------37
(参考1)平成15年度 国際規格回答原案等リスト
--------------42
(参考2)平成15年度 国際会議出席者リスト
--------------46
(参考3)関連国際規格の現状と今後の計画
--------------49
1. ISO事務機械国内委員会・同運営委員会
委員長
尾上 守夫
1.1 活動概況
(1)
総会1回(平成15年5月)、運営委員会2回(平成15年4月、12月)を実施した。
(2)
役委員の改選期を迎え下記の役委員を再任した。
尾上委員長、大山副委員長、山田副委員長、林幹事、大久保幹事
(3)
国際標準化活動において積極的に世界貢献を果たした。
1) 国際会議へのエキスパート派遣
30の国際会議に延べ91名を派遣
2) 以下の国際規格投票に対し回答原案及びコメントを作成した。
NP投票
11件
CD(含むPDAM)投票
8件
FCD(含むFPDAM)投票
10件
FDIS(含むFDAM)投票
7件
その他 投票
3件
(4)
平成14年度決算、平成15年度予算の承認および平成16年度予算案作成を行なった。
(5)
ISO/IEC JTC1/SC28の国際幹事国をブラジルから引き継ぎ、最初のSC28総会を日韓共催で
行うことを企画した。6月の予定がSARSの影響で10月に延期されたが、史上最大の参加国
と参加人数を数え、成功裡に終了した。特に、新議長の公平厳正な総会指揮振りと、よく準
備され効率のよい新幹事の総会運営が参加者全員から高い評価を得た。
11月のJTC1総会(シンガポール)にて、SC28のビジネスプラン、活動報告を斎藤議長が行
った。
(6)
活性化施策の一つとして、アジア・太平洋地域の国際標準への関心を高め、日本の
主張を理解されやすい環境作りのため、経済産業省の「アジア太平洋地域標準化体
制整備委託事業業」に応募し採用された。今年度は第3回目となる。
平成15年10月に、韓国/済州島において、SC28総会と同時期に開催した。総会の前日に、
今総会のテーマ内容、課題の共有を図るためのディスカッションを行い、翌日から各国代表
として総会に参加し、実際の国際標準開発の現場を体験してもらった。参加者全員が、「こ
1
の初体験に強い印象を受け、今後の国内活動に役立つ。」との感想を示した。
(7)(社)日本事務機械工業会/標準化センター及びカード・カードシステム部会との共催で成
果発表会を開催(7月9日 NNホール)し、約80名の聴衆を集め好評裡に終了した。
(8) ホームページのリニューアルと充実を継続して行なった。
・構成及び内容のリニューアル
・各WG毎の文書ダウンロードコーナーの新設
(8) 表彰規定により以下の各氏を表彰した。
吉岡 隆雄、越川 衛一、宮野 哲紀、小澁 弘明、佐藤 浩、大山 永昭、村尾 浩、
大根田 章吾、関沢 秀和、西沢 輝、中 隆廣、山本 正和、近藤 幸司
1.2 今後の主要課題
(1) 国際的信頼を得るためJTC1/SC28幹事国業務を全面支援
(2) 各SC,WGの規格審議支援
・国際会議の主催
JTC1/SC17/WG4 (4月、成田)
SC17/WG1 (6月、沖縄)
JTC1/SC35WGs(6月、東京、SC35総会と併催)
SC17/WG3 (9月、東京)
・社会基盤創生調査研究事業の受託
ICカード−アプリケーション・ダウンロード・コマンド
複写機・複合機の仕様書様式
IDカードのセルフマーク(視覚障害者のための)
・国際会議への積極参加
120名の派遣を予定
(3) JIS化作業の積極的支援
・デジタル複写機の仕様書様式(新規制定⇒Fast TrackによるIS化)
(4) 活性化施策の実行
・第4回アジア太平洋地域セミナー(SC28/WG2と併催の可能性)
・ホームページの充実と活用
2
2.SC 17 (カードおよび個人識別)
2.1
委員長 大山 永昭
活動概況(SC17 シンガポール総会報告)
SC17 は、各種カード技術の標準化活動の他、カード利用に関する応用(クレジット・パスポー
ト・運転免許証等)の国際互換性に関する標準化をも担当している。今年度の活動としては、SC17
総会及び、傘下の全ての WG に委員が積極的に出席して国際規格の制定活動に貢献した。第 16
回 SC17 総会は、シンガポールで行われ、わが国からは下記の 14 名が出席した。米国商務省標準
技術局(NIST)から政府発行のカード標準規格(GSC-IS)が NWI 提案された他、わが国が取り組む
電子政府用のスマートカードについて、経済産業省の牧内室長がプレゼンテーションを行い、ア
プリケーション・ダウンロード機能のコマンド等に対する NWI の必要性が理解された。また、
ICAO が推進する電子パスポート(バイオメトリクス旅券と称す)に対して、技術面から
SC17/WG3 榊主査、寄本幹事が積極的に貢献中である。SC17 総会の起草委員会には廣川委員が
参画し総会決議の策定に貢献している。以下、今年度の代表的事項を中心に報告する。
2.1.1 会議の開催及び出席者数等:
1)総会(シンガポール)参加国数:13 カ国/47 名+リエゾン 5 名(内部 1 名、外部 4 名)
議長(Dick Mabbott, 英)
セクレタリ(Freda Bennett, 英)
・加(3), デンマーク(1), フィンランド(1), 仏(2), 独(1), インド(1), 日(14:大山 永昭
[東京工大], 林 義昭[ニューメディア開発協会], 平山 和博[ビジネス機械・情報システ
ム産業協会], 廣川 勝久[ジーピーネット], 牧内 勝哉[経済産業省], 向井 幹雄[ソニ
ー], 中澤 明[三協精機], 大坪 直彰[全国銀行協会], 斎藤 八郎[大日本印刷], 榊 純
一[松下電器産業], 瀬戸 洋一[日立製作所], 寄本 義一[凸版印刷], 日下部 進[ソニー],
柴田 芳樹[シャープ])、韓国(3), シンガポール(8), 南ア(3), スウェーデン(1), 英(3),
米(4)
・リエゾン:SC37(1), ECBS(1), VISA(1), Master Card(1), Naujokas & Associates(1)
その他、各 WG の開催及び出席者数は以下のとおりである。
2)各 WG の会議回数及び出席者
WG1(3 回 6 名)、WG3(8 回 20 名)、WG4(3 回 11 名)、WG5(1 回 1 名)、WG8
(3 回 10 名)、WG9(1 回 1 名)、WG11(0 回 0 名)、SC17 関連(2 回 19 名)、であ
った。WG10(3 回 4 名)は、(社)新交通システム安全協会に委託して合同で推進中であ
る。
3)規格投票件数
3
今年度に行った規格への投票は、以下のとおりである。
NP:4 件、CD:8 件、FCD:8 件、DIS:0 件、FDIS:5 件、IS 成立:3 件
2.1.2 特記事項
概要:今回の総会に臨み、わが国が規格に反映するために努力した主要案件は、次の 3 点他
である。(1)電子政府用マルチアプリケーション IC カードの新コマンド機能等 NWI 提案(経済
産業省によるプレゼンテーションとネゴシエーション−決議 501)、(2) 電子パスポート
(eMRP)の標準化に対する技術協力(ICAO の互換性仕様サポート含む−決議 493、506)。
(3)NIST(米国商務省標準技術局)が提案の「政府が発行するカードの国際相互運用性仕様書」
NP 提案への対応(決議 489)。
その他、会議では、バイオメトリクス WG11 の将来(決議 492)や、ISO/IEC7816 各パート
の名称を改訂内容に合わせて、JTC1 へ変更提案(決議 499)すること、ISO/IEC14443 規格に
相互運用性及び、ISO/IEC10373-6 で規定された事項にテキスト盛り込み、全てのカードを評
価できる標準 R/W と標準 PICC を規定するための NP を WG8 に命じた等がある。
1)電子政府用マルチアプリケーション IC カードの新コマンド機能等 NWI 提案−決議 501)
SC17 総会に於いて、わが国が進める電子政府用 IC カードの要求を規格に反映させるため、
経済産業省情報政策局/牧内室長によるプレゼンテーションとネゴシエーションを行った。
WG4(外部端子付き IC カード担当)が規定した ISO/IEC 7816 の新パートとして規定すべ
く、「わが国から NWI 提案」することになった。既に国際 WG4 でわが国から、NWI 提案
することの了解を得ており、
SC17 総会でも異論が出なかったので国内 JTC1 の承認を得て、
NP 提案を行った(エディタは谷内田/東京工業大学が立候補)。
2)電子パスポート(eMRP)の標準化に対する技術協力(ICAO サポート含む−決議 493、506)
SC17/WG3 が ICAO と共同で標準化を進めている e-MRP は、米国が所持者の本人認証を厳
格に管理するための法律:US Law 107-173 に適合することを含めて、SC17/WG3 及び
ICAO/NTWG で全容が決められつつある。カードは、ISO/IEC14443 のタイプ A or B であ
り、メモリ容量は、最小.32kB 以上と規定。顔画像は、ICAO が 12kB に規定したためデジ
タル画像を圧縮 JPEG(JPEG2000:オプション)して IC メモリに記録、または、写真画像
をスキャナで撮りこみデジタル記録し、電子カメラの入力データと照合するシステムとなる。
国際的な運用では、このシステムを構成する PICC、及び運用するデバイス(PCD)の国際互換
性のために標準機器の作成、評価、認証機関等が必要となる。PICC の開発・互換性評価で
先行するわが国に草案作成や測定・環境標準化について協力を求められ、SC17 のレベルを
超えて検討することとなった。また、開発仕様書の英訳版(IT 装備都市実装規約改訂版)の
4
提供、eMRP のテスト方法(物理テスト、インターフェーステスト等)について、わが国に
原案作成の要請があった。
3) 米国 NP 提案−政府発行スマートカードの相互運用性仕様書(GSC-IS:決議−489)
商務省標準技術局(NIST)では、 政府発行近接型スマートカードの国際相互運用性 のため、
昨年度の SC17 総会での説明に続き、SC17 へ NP 提案を行い 9 カ国参加で成立した。
SC17 では、本件について総会決議に基づき、SC17 議長が WG4 コンビーナ、WG8 コンビー
ナ及び各国の代表者に呼びかけてどう進めるかの対応検討会合(SC17 CAG−Chairman’s
Advisory Group 会議 2004-03-05)を設け、新 WG 又は、新 TF を発足する方法等を検討
することとなった。NIST 宛てには、わが国が進めている電子政府用 PICC 実装仕様書やデバ
イスとカードの互換性にかんする仕様書を NICSS から送付済みである。規格作業が始まった
場合、政府調達カードについては、WTO ルール上わが国の技術仕様を反映する必要がある。
4)規格 ISO/IEC 7816 シリーズのタイトル変更(WG4 からの提案)
ISO/IEC 7816 のどのパートが外部端子を備えたカードに参照するか、またどのパートが総括
的か、を検討し、ISO/IEC JTC1/SC17 は、規格のタイトル変更について以下のように合意し、
JTC1 へ承認を求めることとした。
識別カード−外部端子付 IC カード
パート 1−端子付 IC カード:物理的特性
パート 2−端子付 IC カード:端子寸法および端子の位置
パート 3−端子付 IC カード:電気的インターフェースおよび伝送プロトコル
パート 4−交換のための構成、セキュリティおよびコマンド
パート 5−業務提供者の付番登録
パート 6−業際間の交換用データ要素
パート 7−SCQL のためのコマンド
パート 8−セキュリティ・オペレーションのためのコマンド
パート 9−カード管理用コマンド
パート 10−端子付 IC カード:同期式カード用の電気的なインターフェース
パート 11−バイオメトリクス手法による個人認証
パート 12−端子付 IC カード:USB 電気的なインターフェースおよび操作手順
パート 15−暗号の情報適用
パート 3、4、5、6、8、9 および 12 のタイトルは、現在の出版時に交換され、ISO/IEC 7816
の残りのパートは、それらの次の改訂か、投票の時に修正されることとなった。
(これらの規格のタイトルは、解りやすくするため新旧タイトル対比し、記述される)
5
5) ISO/IEC 14443 規格の相互運用性のための改良(WG8 担当)
ISO/IEC JTC1/SC17 は、WG8 に対し次の会合で以下の内容を包含した、NP を準備し提出す
るように命じた。
・ISO/IEC 14443 の審議において、ISO/IEC 14443(すべてのパート)の規格に相互運用性および
ISO/IEC 10373-6 で規定された事項について、新しくテキスト導入のこと;国際相互に交換
し合い、すべてのカードを評価することができる新しく規定の標準リーダ/ライタ装置および、
そのテスト手続きについて規定すること。
・ISO/IEC 10373-6 の中へのテスト事項の追加。
備考:SC17/WG8 が新しく規定するリーダ/ライタ装置への、技術仕様への提案や選定手続に対す
る貢献をどう進めるかの取り組みが、必要となった。
2.1.3 来年度への重要な課題
1) NIST が NWI 提案し、新規に標準化作業を開始することとなった GSC-IS への対応をチ
ェアマン・アドバイザリー・グループ(CAG)の方針を待って、対案を作成し提案すること。
なお、2004-03-05 に開催された SC17 CAG 会議(牧内室長、大山委員長、寄本委員、廣川委
員出席)において、WG4 内に本 NWI を担当する新 TF を設け、既存規格との整合性を保ち
つつ標準化を進める方針が決定されている。
2) わが国が提案するアプリケーション・ダウンロード・コマンド等への提案及び組織体制の
構築。
3) 国際相互運用性技術仕様書の作成及び、国際互換性 R/W 標準機への提案。
2.1.4 その他・感想
非接触 IC カードの実用化が進むにつれ、標準規格をベースに利用業務に合わせた開発仕様書が
必要となる。国際互換性や相互運用性のため、わが国が先行してきた PICC 用のデバイス互換
性評価が必要となった。協力要請に対して、積極的に国レベルで対処するよう経済産業省標準
課等の協力をお願いしていく。また、ICAO が進めるバイオメトリクスを応用した電子パスポ
ートについても、外務省の協力を得て技術的側面から WG3 を中心にサポート体制を継続して
いく。
6
3. SC17/WG1(IDカードの物理特性及び試験方法)
主査
中澤 明
3.1 活動状況
(1) WG1 国際会議は以下のように 3 回開催され、それぞれの会議に 2 名が参加した。
平成 15 年 6 月 3 日から 5 日 フランス パリ
平成 15 年 10 月 6 日から 8 日 シンガポール
平成 16 年 3 月 2 日から 4 日 英国 ロンドン
(2) 国際会議の審議概況と主要成果
・ISO/IEC 7810(識別カード- 物理的特性) FDIS 投票は賛成投票をおこなった。
カードの中央部が透明でも良いとの規定に対し、既存の ATM 等の端末にカードを挿入する際
に、端末のセンサーがカードのサイズを正しく検知が出来ず、端末機能の停止という事態が想
定されるため、日本より透明可能範囲を提案し、その提案が盛り込まれたため賛成投票をおこ
なった。
投票結果はドイツのみの反対投票であり,IS として発行された。
・ISO/IEC 7811-7(識別カード- 高密度・高保磁力磁気ストライプ) FCD 投票は賛成投票をおこな
った。
TF−1で審議をおこなっていたが、FDIS 投票移行に伴い残りの処理はWG1でおこなうこ
ととし、TF−1は解散した。
・ISO/IEC 10373-1,2(試験方法)5年定期見直し作業を実施し、それぞれ CD 投票をおこなった。
日本は何れも賛成投票とした。
・ISO/IEC 7811-6/AM1(高保磁力カードの疑似ピーク(Ui6))に関する AMD が提案されたが、
日本から疑似ピークがカードの読取りに影響があることを問題提起し追加試験をおこなった。
・ISO 8484 (磁気ストライプ付き通帳)の見直しの提案があり、日本は国内で使用していないこ
とから廃止を提案したが、廃止の主張は日本のみであったことから、WG1で検討することと
なった。
(3) 国内会議
・ 国内 WG1 会議は、課題の検討のために月 1 回のペースで行われた。
・ (2)項の各種課題に対する対応方針の検討及び投票案件の審議等をおこなった。
3.2 今後の主要課題
7
・ TF2 カードの耐久性試験において、ワイルドロビンテストの実施と結果の検討及び国
際会議への提言。
・ ISO/IEC 7811-6/AM1(高保磁力カードの疑似ピーク(Ui6))に関する追加データの検討と
国際会議への提言。
・ TF3 共存技術において、試験方法を始め、カードに関する共通、共存技術のドキュメント
作成とエディタの支援。
3.3 特記事項
・ ISO/IEC 7810(識別カード-物理的特性) ,ISO/IEC 7811-1(識別カード-記録技術−エンボス),
ISO/IEC 7811-2(識別カード-記録技術−低保磁力磁気ストライプ)及び ISO/IEC 7811-6(識
別カード-記録技術−高保磁力磁気ストライプ)に対応する JIS 原案 JIS X6301,JIS
X6302-1,JIS X6302-2 及び JIS X6302-6 を作成した。
3.4 平成 14 年度の国際会議の予定
・ 平成 16 年 6 月 日本 沖縄
・ 平成 16 年 10 月 オーストラリア
・ 平成 17 年 3 月 (未定)
4. SC17/WG3(旅行用文書:MRTD)
主査
榊 純一
4.1 活動状況
(1) WG3国際会議は下記の 2 回開催され日本からは2,3名が参加した。
・ 平成 15 年 4 月 14 日から 16 日 フィンランド ヘルシンキ
・ 平成 15 年 10 月 6 日から 8 日 シンガポール
またリエゾン関係にある ICAO-TAG-NTWG 及びタスクフォース(TF)は下記の 3 回開催され
それぞれ 1∼3名が参加した。
・ 平成 15 年 7 月 22 日から 24 日 英国 ロンドン
・ 平成 15 年 9 月 4 日から 5 日 英国 ロンドン (PKI TF)
・ 平成 15 年 9 月 17 日から 18 日 英国 グラスゴー (e-Passport TF)
・ 平成 15 年 9 月 19 日から 20 日 英国 グラスゴー (LDS TF)
8
・ 平成 15 年 9 月 22 日から 25 日 英国 グラスゴー
さらに、SC17/WG8には国際リエゾンとして 2 回参加している。
(2)国際会議の審議概況と主要成果
¾
ICAO-TRの出版
—
バイオメトリクス、LDS(論理データ構造)、コンタクトレスIC、PKI(公開鍵基盤)
関連の4つのTR(テクニカルレポートが5月28日に正式に出版され、現在ICAOのサイ
トで一般公開中。(http://www.icao.int/mrtd/Home/Index.cfm)
—
これらTRは現状まだ未確定な部分も多く、
バイオメトリクスやコンタクトレスIC導入
のガイドラインを示すものにとどまっているが、TRは今後ICAO Doc 9303(パート1
∼3)へ組み込まれるものと見込まれ、その後、ISO/IECの追認(Fast Track)を経
てISO標準規格(ISO/IEC7501)となることが予想されている。
—
これらTRでは顔画像などのサイズの大きいデータを格納するために現在規格化され
ているOCRに加え、ICチップを内蔵して本人確認に利用することや、データの保護と
完全性のためにPKIに類似した機構を検討すること、顔画像を必須とし、指紋と虹彩
をオプションにすることなどが記載されている。
¾
ICAO-TAG-NTWGの近況
—
顔画像は暗号化せず、指紋・虹彩に関しては実施する国が二国間などの個別協議で決
定する方針。
—
書換えや追記機能は当面実施しないことになった。LDSのVer1.1では書換え機能に
は対応せず、書換え機能を実現するためのLDS Ver2は3-4年後を目処に検討するこ
ととなった。
—
チップは補助的役割であり、
壊れたことを理由に入国を断ることがあってはならない
というポリシーが再確認された。
—
セカンドバイオメトリクスについて国際間で互換を行う場合はイメージデータで行
うが、テンプレートデータを国内、又は二国間で用いることは禁止せず、各国の裁量
で追加的にバイオメトリクスデータを入れても良いという原則が確認された。
¾
SC17/WG3の近況
—
ICAO-NTWGからSC17/WG3にてテスト仕様の提案をすることが依頼された。この
件について日本からは物理仕様の項目原案、及び非接触ICカードの互換性検証方法
の例(NMDA実装規約など)を提出した。
—
これを受け、日本にて実装規約、RF試験仕様、互換試験仕様など、NMDA仕様を拡
張して原案を作成することとなった。
9
(3)国内会議
・ 国内 WG3 会議は月 1 回のペースで行われた。また昨今はテスト仕様などコンタクトレ
ス IC 関連の審議事項が多くなっているため、国内 WG3 内に専門の SWG を設置することと
した。この SWG では MRTD へのコンタクトレス IC 応用に関する検討を行っている。
・ また、ICAO-TAG-NTWG へ国内の専門家の意見を反映するため、随時 TF などを開催し SC17
を超えた専門家(SC27、SC37 など)の強力を得て PKI や LDS に関する意見を提出してい
る。
(4)バイオ旅券調査委員会の発足
・
外務省からの委託研究として「バイオメトリクス旅券の開発に係る調査」について 12
月 1 日に SC17/WG3 国内委員会の事務局である JBMIA が受託し、12 月 5 日よりバイ
オ旅券調査委員会がスタートした。
・
要求仕様の確立や国際互換性の確保を目標とし、日本の意見をより ICAO へ反映させる
ために、調査結果や実験結果などを ICAO へ提出する予定。
・
意思決定のための親委員会を設置し、委員長として SC17/WG3 主査の榊(松下電器)
が選任された。
・
委員会では具体的なテーマを担当する6つのWGを設置した。
・
12 月 19 日、委員会の趣旨や調査内容、体制などについて臨時 SC17/WG3 国内委員会
を招集して説明するとともに、ICAO/TAG-MRTD/NTWG へのリエゾンである WG3
委員会からのメンバー招請を行った。
・
今後各 WG を週一回程度開催し、年度内に報告をまとめる予定。
4.2 今後の主要課題
・ ICAO 機械読み取り VISA Doc 9303 part2(ISO/IEC 7501-2)
・ ICAO-TR の改定における意見提出
・ 国内仕様の検討
4.3 平成 16 年度の国際会議の予定
SC17/WG3 会議
・ 平成 16 年4月
ドイツ ミュンヘン
・ 平成 16 年9月
未定
10
ICAO-TAG-NTWG 会議
・ 平成 16 年 2 月 オランダ ハーグ
・ 平成 16 年 5 月 カナダ モントリオール
・ 平成 16 年 9 月 日本 東京
5.SC17/WG4(端子付ICカード)
主査
寄本 義一
5.1 活動概況
(1) 国際会議開催状況
以下の 3 回 WG が開催され、1 回の個別打ち合わせをおこなった
・ 平成 15 年 6 月 23 日∼27 日
WG4 米国 コロラドスプリングス 日本 3 名参加
・ 平成 15 年 9 月 22 日∼26 日
WG4 フィンランド ヘルシンキ 日本 3 名参加
・ 平成 16 年 1 月 26 日∼30 日
WG4 フランス パリ 日本 3 名参加
・ 平成 15 年 12 月 12 日
スウェーデン ストックホルム RSA 社 ISO/IEC
7816-15 についての訪問、日本 2 名参加
(2) 国際会議の審議状況と主要成果 (NP 提案の国際投票結果を含む)
非接触 IC カードとの共通利用するパートの明確化のために、ISO/IEC 7816 シリーズ
のタイトルが変更された()内は、旧名称。ただし、各パートの見直し時にタイトルを変更
する。
・ ISO/IEC 7816-1
Identification cards – Part 1-- Cards with contacts: Physical
characteristics ( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 1: (Physical
characteristics)
① FPDAM 7816-01/AM1
IC カードのコストダウンのために、カード表面から端子までの高さが、従来 50μm で
あったものを 100μm までとするもので、SC17 ではコメント付賛成、国際では、賛成
多数で可決。
・ ISO/IEC 7816-2 Identification cards – Part 2-- Cards with contacts: Dimensions
and location of the contacts ( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 2:
Dimensions and location of the contacts)
① 今年度は審議改定とも無かった。
・ ISO/IEC 7816-3
Identification cards – Part 3-- Cards with contacts: Electronic
signals and transmission protocols ( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 3:
11
Electronic signals and transmission protocols)
① パート 4 から APDU がパート 3 に移動になったり、
パート 3 の改定期間までの Amd.
等を追加して CD 投票をおこなった、日本はコメント付賛成。国際も賛成多数であ
ったが。以下の理由で 2nd CD となった。
② 9 月のヘルシンキ会議で CD 投票結果を審議したが、フィンランドから高速伝送
(1Mbps 程度)の外部端子 C6 を外部クロックに使用した提案があり、審議時間が足
りなくなったため、1 月のパリ会議で継続審議となった。
③ パリ会議では、更に C6 を UIM 等のアンテナ部と接続する提案があり、外部クロッ
クとともに個別利用で、なんとかまとめられたが、あまりにも多い修正箇所となっ
た。
・ ISO/IEC 7816-4 Identification cards – Part 4—Organization, security and
commands for interchange ( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 4:
Interindustry commands for interchange)
① 5年見直しの機会に 7816-3,7816-5,7816-6,7816-8、7816-9 もあわせて見直す大改
訂を実施。 各パートの整合性を中心に見直す。FCD 投票、日本はコメント付賛成。
国際も賛成多数、しかし、特許問題から現在 2nd FCD 投票中、日本は賛成投票。
・ ISO/IEC 7816-5
Identification cards – Part 5—Registration of Application
providers( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 5: Registration system for
application in IC Cards)
① FCD 7816-5.2 日本は賛成投票、国際も賛成多数。
② SC17 シンガポール会議にて、RID の Web の公開が決まったので、その規定をパリ
会議で審議、パスワードで保護する日本案は受諾された。
・ ISO/IEC 7816-6 Identification cards – Part 6-- Interindustry data elements for
interchange ( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 6: Interindustry data
elements)
① 日本は、FCD 投票コメント付き賛成投票、国際も賛成多数。FDIS 投票待ち。
② 高齢者、障害者用のアシスト情報用のタグを日本から提案受諾、タグに入れる内容
については国内では共用品推進機構、海外では英国盲人協会、CEN224WG6 と協力
検討中。
・ ISO/IEC 7816-7 Identification cards – Part 7—Commands for SCQL ( Integrated
circuit(s) card with contacts – Part 7: Interindustry commands for Structured Card
Query Language)
① 改良のための Amd1 の NWI 投票。日本は特定の企業のための標準反対。国際でも
賛成 3 ヶ国で成立せず。
12
・ ISO/IEC 7816-8 Identification cards – Part 8—Commands for security operations
( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 8: Security related interindustry
commands)
① FCD 投票は賛成。FDIS 投票待ち。
・ ISO/IEC 7816-9 Identification cards – Part 9—Commands for card management
( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 9: Enhanced interindustry
command )
① FCD 投票、日本はプログラムダウンロードを取り込む要求で反対、国際は,賛成多
数。(日本の要求はパート 13 として NWI とすることになった)
・ ISO/IEC 7816-10 Identification cards – Part 10-- Cards with contacts: Electrical
interface for synchronous cards ( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 10:
Electrical interface for synchronous cards)
① 今年度は、審議も投票もなかった。
・ ISO/IEC 7816-11 Identification cards – Part 11-- Cards with contacts: Dimensions
and location of the contacts ( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 11:
Personal verification through biometric methods)
① 生体認識による個人認証。ほぼ日本のコメントは受け入れられたので日本は FDIS
に賛成投票を実施した。
・ ISO/IEC 7816-12 Identification cards – Part 12-- Cards with contacts: Dimensions
and location of the contacts ( Integrated circuit(s) card with contacts – Part 12: USB
interface and operating procedures)
① 外部端子の C4, C8 端子利用して USB 伝送を行う。CD 投票中。日本は賛成、
・ ISO/IEC 7816-13
Identification cards – Part 13-- Commands for Application
management in multi-application environment 仮称
① IC カードの発行後においても、アプリケーションのダウンロードによる追加、ある
いは不要になった場合には、削除する機能を既定する。日本が国際 WG4 の意向に
沿って NWI 提案をおこない、現在投票期間中。
・ ISO/IEC 7816-14 は、現在使用されていない。
・ ISO/IEC 7816-15
Identification cards – Cryptographic information application
タイトル変更なし
・ PKCS#15 を基に PKI カード認証手順、インターフェースを規定。標準規格としての
妥当性を基に検証する。FDIS では、日本はマルチアプリケーションに対応できていな
いと言う理由で、反対投票、国際では賛成多数で IS 発行準備中。日本は RSA 社と共同
でマルチアプリケーションに対応可能とすべく提案準備中
13
(3) 国内会議
国内 WG4 会議は国際会議での各パートの検討のため、
1 ヶ月に 1 回の間隔にて実施。
WG4
は、パートが多いため、5 つの SWG に分けて審議している。
SWG1 Part1, Part2 担当
SWG2 Part3, Part 10, Part 12 担当
SWG3 Part4, Part5, Part6, Part8,(Part7)
SWG4 Part11
SWG5 Part9, (Part13), Part15
5.2 今後の主要課題
(ア) CD
7816-3 検討
(イ) FCD 7816-4.2 検討
(ウ) CD 7816-12 審議検討
(エ) NWI WD7816-13 提案
(オ) IS 7816-15 NWI Amd.提案
5.3 平成 15 年度国際会議予定
平成 16 年 4 月 WG4 日本 成田
平成 16 年 9 月 WG4 ロンドン
平成 16 年 12 月 WG4 場所未定
平成 17 年 3 月 WG4 場所未定
5.4 そのほか
社会基盤創成調査研究として、「IC カードアプリケーション・ダウンロード・コマンド機能(略
称 ADC 委員会)」を設置、NWI
6. SC17/WG5(カード発行者番号等)
主査
6.1 活動概況
14
大坪 直彰
(1) 国際会議は以下のとおり 1 回開催された。
2003 年 10 月 6 日∼7 日 シンガポール
(2) 国際会議の審議状況
- 当グループは金融取引カードのカード発行者番号(ISO/IEC 7812)、端子付 IC カードの登録アプ
リケーション提供者識別子(ISO/IEC 7816-5)の登録管理を行っている。
- ブロック付番のうち、付与後長期にわたって未使用の多いものについて、登録機関から文書を
送付して未使用分の返還を求めている。WG ではこの状況をトラックするとともに、各国メンバ
ーは当該国における文書送付先に対してこの動きをサポートしている(返還に応じるよう働きか
けを行っている)。
- マルチ・アプリケーション・カードやカード不発行スキームへのカード発行者番号付番の考え
方を整理し、ISO/IEC7812 の 5 年見直しに反映することについて、日本から提起し、検討中であ
る。
6.2 今後の主要課題
- ISO/IEC 7812 シリーズの 5 年見直し検討
6.3 平成 15 年度国際会議開催予定
2004 年 5 月 米国 ワシントン D.C.
2004 年 10 月 オーストラリア
7.SC17/WG8(コンタクトレスICカード)
主査
苅部 浩
7.1 活動状況
平成 15 年度は、3 回国際会議が開かれた。本会議の WG8 に先立ち、技術的検討をする TF2
会議もあわせて行われた。
①2003 年 6 月 16∼20 日:コロラドスプリングス ATMEL 社、出席:19 名、14 カ国
②2003 年 11 月 23∼29 日:パリ AFNOR 出席: 27 名、9 カ国
③2004 年 2 月 2∼6 日:ミュンヘン G&D トレーニングセンタ 出席: 17 名、7 カ国
15
最近の主な審議議題を挙げると、①試験方法の追加仕様、②高速伝送の追加仕様、③超高速伝
送の技術検討、④MRTD(機械読取り旅券)の非接触化の検討、⑤その他
これらについて現況を報告する。
1)試験方法の追加仕様
試験方法は、ISO/IEC10373-6 として発行しているが、さらに互換性を高めるために、測定ジ
グの改良、コマンド関連のテスト等をアメンドメント(AMD)として追加した。
AMD は、カード(PICC)とリーダ(PCD)そして、それぞれのハード(ジグ)とソフト(コ
マンド)で、4 つに分かれ、その一部はすでに IS として発行され、残りも FPDAM の投票に進ん
でいる。このうち、コマンドテストにおけるパラメータの RFU の値に関しては、本文に入れず、
TR(テクニカルレポート)として発行することになった。
その他、①ISO/IEC14443-1 の耐電磁界テスト条件、②新負荷変調用の新-基準 PICC などを検討
した。
2)高速伝送の仕様追加
212kb/s∼847kb/s の高速伝送速度に関して、ISO/IEC 14443-2∼4 の AMD として追加した。
既に Type-B は、基本規格に 2∼8倍速まで盛り込まれているが、Type-A の変調波形のパラメー
タを変更した。その他、フレーム待ち時間(TR0,TR1)の計算式変更、パワーオンリセット時間
(5ms)の追加も行った。
3)新超高速バージョンの提案(1.67Mb/s 以上の伝送)
①多値 ASK による高速化の提案(フランス・イタリア)
②多相 PSK による高速化の提案(オーストリア)、
③マンチェスタ方式(日本)
の3つの超高速提案に関して、それぞれの特徴、シミュレーション結果などで検討した。しかし、
超高速伝送のアプリケーション要求の提案がなく、急いで規定する必要なしのため、しばらくは、
会議が開かれるたびに見まもることとした。
4)MRTD(機械読取り旅券)の非接触化の検討
WG3 からの要請により、MRTD(機械読出し旅券)に関して、WG8 は、電波インタフェース
等の標準化に協力することになった。
MRTD のアンテナは、ISO/IEC14443 による ID1サイズのアンテナを推奨する。しかし、リ
ーダは ISO/IEC14443 に従わなくてもよい。リーダのアンテナは ID-3 サイズが望ましい。
コプロ搭載し、高速伝送のため消費電力が大きいので密着運用になるであろう。
16
5)その他
①限定使用の非接触 IC カード(LUC):米国から NP が出ているが、カード形状や材質、耐
久性などを限定しているので、ISO/IEC14443 シリーズに含めると混乱が予想されるので、新体
系とする意見が多い。
②近電磁界通信(NFC):日本から提案していたいわゆる Type-C の電波インタフェースは、
近接磁界を使用したピア・トゥ・ピア通信(ACTIVE−ACTIVE も含め)として、ISO/IEC18092
に規定された。
7.2 今後の課題
・ MRTD関連の提案
・ 互換性に関する提案
・ 近接型リーダ(PCD)のインタフェース関連を充実させる提案
・ 高速伝送(212kbit/s, 424kbit/s, 847kbit/s)の試験方法
7.3 平成 16 年度の国際会議の予定
WG8/TF2 #22:
2004-06-14∼16 ドイツのベルリン
WG8/TF2 #23:
2004-10-08∼11 オーストラリアのシドニー
WG8 #33:
2004-10-12∼16 オーストラリアのシドニー
WG8/TF2 #24:
2005 (春)
スペインのマドリッド
WG8 #34:
2005 (春)
スペインのマドリッド
8. SC17/WG9 (光メモリ−カード)
主査
斎藤 八郎
8.1 活動状況
1)国内委員会
・国内委員会開催なし。
2)国際会議
国際会議は下記の如く、SC17 総会に併せて1回開催し、日本から1名が参加した。
第 25 回国際会議
(1)日時 : 2002 年 10 月 7 日(火)
17
(2)場所 : シンガポール(シンガポール)Pan Pacific
(3)参加人数 : 日本から1名
(4)主な審議内容:1) ISO/IEC10373-5 の5年定期見直し作業のうち、光学特性のテス
ト方法
2) 今後の活動方針
3)国際規格の審議状況と主要成果
a. ISO/IEC 10373-5:Identification cards−Test methods−Part 5:Optical memory
cards の定期見直し改訂作業実施中。
・2002 年 10 月の改定案に対して、光学特性のテスト方法に関して、アメリカより更
に追加提案のドキュメントが提出され、審議した結果一部を修正して、WG1 に送付
した(WG9N617R)。
b. 新コンビなーの Mr. Field 氏より光カード関する、LDS、Biometrics、と光/IC
Dual-Technology cards の NWI を検討すべきとの提案があり、
次回国際会議までに、
Dorexler 社が原案を作成することとなった。
c. JIS X 6331:1998 光メモリーカード−直線記録方式−論理データ構造の 5 年定期見直
し
・本 JIS は ISO/IEC 11694-4 の国内規格であり、国際規格が 5 年定期見直しで一部改
定されているが、国内での実運用の実態から JIS 規格の見直しは「確認」にとどめた。
8.2 今後の主要課題
・10 月開催の国際会議で提案のあった下記 NWI について検討し、今後規格作成を行って
いく予定。
1) ISO/IEC 11694 Part 5: A Standard logical data structure for interoperability
of data stored on OMC
2)ISO/IEC 11694 Part 6:A standard for the storage & interoperability
of biometrics on OMC(analogous to ISO/IEC 7816-11)
3)ISO/IEC 11694 Part 7:A Standard for the application requirements for
a dual-technology card (Optical/IC)
8.3 2003 年度国際会議予定
1)2004 年 4 月 6 日
サンフランシスコ
18
2)2004 年 10 月
SC17 Plenary Meeting に合わせて行う
以上
9.SC17/WG10(運転免許証)
主査
牧野 忠由
9.1 活動状況
1)WG10 国際会議は以下のように 3 回開催され、それぞれの会議に参加した。
第 13 回国際会議 平成 15 年 7 月 14 日∼16 日
第 14 回国際会議 平成 15 年 12 月 2 日∼ 4 日
第 15 回国際会議 平成 16 年 3 月 30 日∼ 4 月 1 日
アメリカ
オランダ
アメリカ
デンバー
アムステルダム
サンディエゴ
2)国際会議の審議概況と主要成果
WG10 では現在、ISO/IEC18013 として、以下 3 項目のパートの審議を行っている。
・パート1 (Physical Characteristics and Basic Data Set)
表面記載事項および表面レイアウトの規格を策定している。具体的にはミニマムデータの
抽出、抽出したデータの項目番号と表面記述領域、および運転可能な車種、運転条件のピク
トグラムなどをまとめてきている。
審議日程の目標としてパート1を最優先として審議を重ね、平成15年12月に行われた国
際会議にて CD 投票での各国コメントへの対応処理が終了している。平成16年3月の国際会
議で最終案の承認の後、FCD 投票が行われる。
・パート2 (Machine Readable Technologies)
電子的な記録を行う方法に関する規格を定めるパートである。パート1と同じくミニマム
データの抽出、データ構造の審議を行っており、平成15年12月の国際会議にてワーキン
グドキュメントとしての体裁で審議が始まった。データには顔写真の電子的記述なども含ま
れている。
平成16年度の審議はパート2に集中して行われる見通しである。
・パート3 (Biometrics, Imaging Processing and Cryptography)
バイオメトリクス技術の応用、あるいは暗号化などの規格を取りまとめるパートであるが、
まだパート3としての審議は始まっていない。
特にバイオメトリクス情報の取り扱いに関してはJTC1/SC37の規格との整合性が必要な分野
である。
19
3) 国際会議審議体制
本分野の技術的分野は多岐にわたるため、国際会議ではタスクフォース(TF)を10項目設定し
審議の促進を図っているが、日本はこのうちカードの物理的信頼性、画像処理、車両および運転
条件のカテゴリー化という3分野のタスクフォースリーダを勤めドラフト作成に貢献している。
4) 国内会議
国内 WG10 会議は、課題の検討のために第 27 回∼31 回まで(2003年4月2日、7月1日、
8月22日、12月21日、2004年2月3日、3月18日)合計6回開催している。
審議にあたっては、車両種別、運転条件など運用面、カード信頼性、印刷条件、顔画像処理
など分野毎に WG10 に参加する委員内の専門家の意見を取りまとめ、国内運用に適した案を国
際会議へ提示している。
9.2 今後の主要課題
今後の審議は当面、パート2(Machine Readable Technologies)のドラフト作成に審議が集
中することになる。しかし電子的なデータでどのような運用を行うかに関しては、各国行政庁ご
とに異なる考え方、運用システムがある。わが国としては、国内での免許証運用に対し支障なく、
かつ国際互換性を保つことができるドラフトの作成を行うべく、必要な提案を行っていくことが
重要と考えられる。
まだ審議がほとんど行われていないパート3(Biometrics, Imaging Processing and
Cryptography)に関しては、運用上の課題と技術的な課題が存在する。統計的な性質を持つ
バイオメトリクス情報の応用に関しては、実運用を踏まえた規格化が要望され、暗号化、プライ
バシー問題に関しては国際互換性という観点からの妥協点を模索することが課題となると思わ
れる。
9.3 特記事項
パート1の CD 国際投票は当初予想に反して大きなコメントもなく承認され FCD に向けて審議
が進むかと思われたが、いくつかの国からの細かいコメントが会議席上に出され、昨年度の予想
よりは進捗が遅れている。しかし、各国が新しい運転免許証の導入に向けてより細かい検討を始
めた結果とも考えられる。
パート2もその骨格が第14回国際会議でまとめられた。国際社会からは互換性のある ID カー
ドの早期発効の期待はますます強まる中、パート2、3の審議促進に向けて、日本委員の貢献を
より求められている状況にある。
9.4 平成 15 年度の国際会議の予定
20
年3回程度の頻度にて開催される予定。
10.WG11(バイオメトリクス)
主査
瀬戸 洋一
10.1 活動状況報告
1) 国際会議
本年度、国際WGは開催されていない。2002 年に NP19771(LDS 論理データフォーマット)
について検討することで立ち上げたが、LDS をバイオメトリクス関係とその他のデータと分けて
検討することは難しいことが判明した。
関連するWGである WG3 は ICAO などの依頼で MRTD の作成に急を要している。LDS のプ
ロジェクトエディタは WG11 のプロジェクトエディタを兼ねることが難しい状況になっている。
したがって、WG3 はバイオメトリクス部分も含め責任をもち進めるような体制になった。
以上により、先回のシンガポール総会で、WG11 は異なる NWI をもつか、解散するか、他の
スコープ、タイトルをもつかの道をとるべき決定となった。
2)国内会議
国内の委員会活動としては、国際WGの方針が定まらないため、積極的な開催はしていない。
た だ し 、 SC27 よ り 「 A framework for security evaluation and testing of biometric
technology(SC27 N3806)」に対するコメント要求があり、その回答案作成のため SC17WG11、
SC27、SC37 との合同委員会を 2004 年 1 月に開催した。
10.2 今後の主要議題
シンガポールのNBより NP(N2444)が提出された。したがって、WG11 は継続的に活動す
ることになった。NP のタイトルは、Standard for on-Card fingerprint matching である。本件
について今後審議する。
10.3 平成 16 年度の国際会議の予定
現時点では不明
21
11. SC28(Office Equipment :事務機械)
委員長
山田 尚勇
11.1 活動状況
SC28 も 14 年目を迎え、念願の幹事国業務引き受けに続き、議長も 2003 年 11 月の JTC1 総会で
正式に決まり、新たな体制で推進することになった。
本年度に開催された国際会議は 10 月に韓国の済州島で行われたプレナリだけであった。プレナ
リは日本が幹事国業務を引き受けて始めてであり、議長としても始めてであった。また、日韓共
同開催という試みも多数の参加国があり成功裏に終わった。
今回で 3 回目になるアジア太平洋セミナーは、この韓国のプレナリにあわせて開催され、各国
メンバーは SC28 のプレナリにも同時に参加したことで研修効果は高まった。
1)議長、幹事国業務引き受け
昨年度の JTC1 総会で幹事国業務の引き受けが決まり、アクティングチェアに斉藤輝氏が指名さ
れていたが、その後 2004 年 10 月に延期された SC28 プレナリで正式に議長の承認を受け、その後
の JTC1 で正式に議長に決定した。これで SC28 の活動は日本が名実ともに全面的に推進する立場
になった。
幹事国業務の引き継ぎについては、事務処理に問題があることを承知で幹事国業務を受けたの
であるが、予想通り引き継ぎに多大の努力を必要とした。プレナリ開催までにプロジェクト番号
の確認、課題のステータスの確認など、一連の確認作業を行い、投票案件等の整理、その他一連
の事務作業などの入念な準備をしたうえでプレナリに望むことが出来た。
2)第 14 回 SC28 プレナリ
第 14 回の SC28 プレナリは 10 月に開催された。今回は昨年のブラジル会議で日韓共同開催の提
案が行われ日本が事務局を担当し、場所を韓国の済州島として開催された。日本にとって始めて
の議長と幹事であったため、事前の入念な準備を行い、厳正かつ組織的な総会指揮と運営が実現
でき参加国から高い評価を得た。今回の会議はアジア太平洋セミナーを併設したことで、アジア
圏からの参加者が多く SC28 としては最大規模の会議となった。
今回 SC28 が新しい体制になったこともあり、日本から将来ビジョンの検討のため新たに SC28
のロードマップの提案を行った。SC28 の作業範囲は現在いくつかの TC、SC との重複や、強い関
連を持つものが増えており、また必要な作業範囲の広がりも出てきているため、現在の活動を再
評価し新たな活動の方向性を確認するためのものである。
画質評価関連の活動については規格の整理統合を行い 2 つのグループに整理したうえで、測定
方法の開発など共通の課題について協働して会合を行うこととした。またカートリッジイールド
の課題については従来の個別規格の審議でなく、関連するカラーとモノクロ、トナーとインクと
22
いう課題をまとめて審議することでより効果的な標準化が推進出来るように新たに WG を結成し
た。
主な審議項目
①議長の承認
事務局より推薦のあった斎藤輝氏を SC28 議長として JTC1 総会への指名を承認した。斎藤氏が
以降 Acting Chairman となり議事進行をした。
②プロジェクトの進行状況の確認と次ステップへの進行
ブラジルの幹事国時代に滞っていた事務処理(CD 投票、プロジェクト番号の付与、投票の実施
など)を新幹事が整理し、着実に実行したことが報告された。それをふまえて、各プロジェクトの
状況が各エディタから行われ、ビジネスプランが決議された。
・Print Quality Attributes for Machine Readable Digital Postage Marks を FCD 投票に進め
る。
・ Method
for
the
Determination
of
Toner
Cartridge
Yield
for
Monochromatic
Electrophotographic Printers and Multifunction Devices that contain printer components
を FDIS 投票に進める。
・Addendum to IS 15775(アジア版テストチャート)を FPDAM に進める。
・画質評価関連プロジェクトを整理統合する
ISO/IEC 13660 の改訂を再定義して推進する
NP19751 を multi-part 規格として進める
上記二つのグループは共通の測定法を開発するために必要に応じて Special Working Group
Meeting を開催する。
・Yield 関連の 4 プロジェクト(トナーカートリッジ・インクカートリッジ)を統合的に審議する
ための Working Group を設置する
③SC28 ロードマップ検討グループ
SC28 の将来ビジョンとしてのロードマップを検討するための Working Group を設置する。
④リエゾンについて必要な整理を行った。
⑤コミュニケータ制度の継続を決定し担当を再任した。
⑥その他
データプロジェクタ仕様書様式の規格を日本から Fast track 提案することが紹介され、提案が
承認され SC28 が担当する場合は日本からエディタを出すことが承認された。
次回の総会は 2004 年 5 月にドイツで開催予定である。
3)アジア太平洋セミナー
今年度のアジア太平洋セミナは、SC28 のプレナリにあわせて韓国の済州島で開催された。01 年
度、02 年度はセミナー形式で行われたが、今回始めてプレナリと併設をした。プレナリ開催の前
23
にセミナーを行い、セミナー参加者は引き続き行われたプレナリに各国の代表として参加すると
いう形にした。プレナリ終了後に再び会合を行いまとめを行った。
セミナーの内容は、主催者側の挨拶、各国の活動の紹介、国際標準開発に関するしくみとプロ
セスの説明、引き続き行われるプレナリについての日本側からの説明が行われた。 今回から日
本が幹事国業務を担当することになったこともあり、標準化の手続きと流れについて実際の NWI
を例にとって行われた。この活動は将来のアジア圏との共同提案を視野に入れたものである。
各 WG 主査からは、複写機・複合機の仕様書様式の提案、画像品質測定の活動、リユースパーツ
を含むオフィス機器の品質、カラーマネジメント、カートリッジイールドなど今回のプレナリの
トピックスを中心に説明が行われ、総会参加へのより深い内容の理解を促した。
セミナーの参加者は、国際会議への参加は始めてであり、貴重な体験が得られたと思う。と同
時に将来のアジア圏でのプレナリ主催の体験にも繋がることが期待される。
4)本年度の主な成果
① 斉藤議長の選出
昨年度の幹事国決定に引き続き、日本から議長選出を実現
② NP 投票の結果
本年度は 5 件の NP 提案が行われいずれも承認された。
・Method of specifying image reproduction of colour devices by digital and analog test charts
・Office color test targets for measurement of office equipment consumable yield
・Method for the determination of ink cartridge yield for color ink jet printers and
multi-function
devices that may contain printer components
・Method for Measuring Digital Copying Machine Productivity
・Method for Measuring Digital Printer Productivity
11.2 今後の主要課題
① 日本提案 JIS「複写機・複合機の仕様書様式」の Fast Track 提案
② 新テ−マの発掘と提案(継続)
③ WG2(プリンタ)の活動再開
④ 制定された国際規格の JBMS/JIS 化の推進(支援)
⑤ Secretariat (Chairman & Secretary)業務への支援
⑥ Pメンバ−への参加勧誘(継続)
24
12. SC28/WG2 (プリンタ)
主査
竹信 秀俊
12.1 活動状況
プリンタ関連の新規活動テーマ案があがっていないことから、本年度も活動は行っていない。
12.2 今後の主要課題
「Digital Printer Productivity」の NWI 案件が承認されたため、改めて WG2 メンバーを募
集・再編成し、検討に着手する必要がある。
また、JBMIA で改訂作業を進めてきた「JIS B 9527 ページプリンタ仕様書様式」に関しても、
これに対応する国際規格「ISO/IEC11160-2」の改訂作業・NWI 提案を行っていく必要がある。
13.SC28/WG3(複写機)
13.1
主査
伊藤 丘
活動概況
平成 15 年の 14 回 SC28 Plenary 会議に先立って開催されたに
「第 3 回アジア太平洋セミナー」
において、当 WG より"Recent Progress of Copying Machine – Seamless Copier –“ のプレゼン
テーション(ネットワーク接続による最近のデジタル複写機・複合機を使ったオフィスワークの
流れを解説)を実施し、アジア各国代表へ、次年度以降に日本側より Fast Track 提案を予定して
いる「複写機・複合機の仕様書様式規格」への理解を深めて頂いた。
14 回 SC28 Plenary 会議においては、
非常に古い
「複写機の仕様書様式規格」
である ISO 4232/2
について、今回の 5 年見直しの機会を利用して、その廃止を JTC 1 に提案するよう各国に働きか
け、その提案を行なうこととなった。また、日本からは、JIS X 6933 をベースにしたデジタル複
写機・複合機の仕様書様式規格(従来の既存規格の内容を包含する)について、Fast Track 提案
を予定していることとその内容説明を実施した。更に、2003 年 6 月に発売を開始した「テストチ
ャート JIS X 6933 / ISO/IEC 15775 対応」を紹介し、利用促進を働きかけた。(それに伴う
ISO/IEC 15775 Addendum を PFDAM へ移行することがビジネスプランの中で決議された。)
また、米国より New Work Item として以下の 2 件が提案されたが、N621 については、WG3
として対応検討を行なうこととし、N622 については WG2 にて検討を実施して頂くこととした。
N621: Method for measuring digital copying machine Productivity.
N622: Method for measuring digital printer Productivity.
25
13.2
今後の主要課題
今後の活動内容として、以下を予定している。
・JIS X 6933(デジタル複写機・複合機の仕様書様式)の Fast Track 提案とその ISO 規格化
の推進を行なう。
・米国提案の NP のうち N621 については、NP 承認が為された段階で、WG3 として過去に審
議検討を実施した経緯のある旧規格(ISO/IEC 14545)を基本案として採用し、その中にデ
ジタル複写機固有の因子を含めていく形で原案作成を進める。(NP 投票に際して、WG3 主
査が本件の Editor に立候補をした。)
13.3
国際会議参加予定
2004 年 5 月 Plenary Meeting(独国) 2名
14.
SC28/WG4 (画質評価)
主査
稲垣
敏彦
14.1活動概況
1) 国際会議(SC28 Plenary 会議)
「画質測定」に関しては、昨年の第 18 回 SC28 Plenary 会議で決った米国および他の国々との
画質 SWG(Special Working Group)会議を 5 月と 10 月に 2 回計画したが、イラク戦争等の影響で
開催できなかった。そこで、第 19 回 SC28 Plenary 会議期間中の Ad-hoc Group 1 Meeting で、WG4
から IS0/IEC13660 関連プロジェクトの再編成および Addendum(追補)から Revision(改訂)への
変更を提案し、次のように整理統合された。
a. NP19750(ISO/IEC 13660 への適合性試験方法の追補)および NP19753(ISO/IEC 13660 へのバ
ンディング測定方法の追補)を一つにして、ISO/IEC 13660 の改訂(Editor:稲垣)とする。
b. NP19754(ISO/IEC 13660 へのカラーハードコピーの画質属性測定規格の追補)を ISO/IEC
13660 の Part2 (Editor:稲垣)とする。
また、画質関連規格に関して、次のようになった。
c. 米国 INCITS/W1.1 が進めているプリンタ画質規格 NP19751(Image Quality for Printer
Systems)は mu1ti-part 規格として進める。(Editor : Dr.E.Zeise)
d. WG4 が進めている ISO/IEC 13660 改訂と INCITS/W1.1 が進めているプリンタ画質規格の違い
を明確にした。
e. WG4 と INCITS/W1.1 は共通の測定法を開発するために SWG 会議を開催する。 (Convener:稲
26
垣)
2)国内活動状況
国内 WG4 はほぼ 1 回/2 ヶ月のペースで開催された。
2003 年 5 月に Rochester, NY で開催される IS&T PICS コンファレンスに合わせて、WG4 活動
の論文を投稿するとともに、画質の SWG(Special Working Group)会議の開催を準備したが、イラ
ク戦争等の影響で開催できなかった。
第 19 回 SC28 Plenary 会議で、IS0/IEC13660 関連プロジェクトが整理統合されたことから、
IS0/IEC13660 に準拠した測定バラツキ及び主観評価値との不一致の原因を解明し、測定バラツキ
低減及び主観評価値との一致度を向上させるため、次の 2 タスクを立ち上げた。
Task1. キャリブレーション方法検討:今河(Leader)、斎藤(恵)、佐藤、齋藤
Task 2. アルゴリズム検討(含 Banding):伊藤(Leader)、森本、稲垣
14.2 今後の課題
今後の活動内容として、以下を予定している。
・IS0/IEC13660 に準拠した測定バラツキ低減のためのキャリブレーション方法を検討する。
(Task1)
・IS0/IEC13660 画質属性の主観評価値との一致度を向上させるアルゴリズムを検討する。
(Task2)
・画質 SWG を開催し、2 つの Task の検討結果を INCITS/W1.1 と検討し、SC28 としての画質測定
規格の共通化を図る。
・Task3(カラー画質属性測定方法の検討)の立ち上げ。
15. SC28/WG5(リサイクリング)
主査
小渋 弘明
15.1 活動概況
1)国際会議(SC28 総会)
‹ 2003年10月21日∼24日
‹ 韓国
‹ 参加:小澁主査
‹ 審議概況と主要成果
TC56から提案されている「Dependability and quality of products declared
as-new-Requirements and tests」の Liaison の報告し、voting は承認された。
27
2)国内活動状況
‹ 国内 WG5 は、ほぼ1ヶ月/1回のペースで開催された。
‹ SC28/WG5 より提案された FCD24700 ”Quality and Performance of Office Equipment that
Contains reused components” は、投票の結果、承認された。
‹ IEC TC56 から提案されている TC56 「Dependability and quality of products declared
as-new-Requirements and tests」について、読み合わせを都度行い、TC56 エキスパートに
対するコメント提示を行った。
‹ 国内委員会としては、このN443中に Informative Annex として盛り込まれることが予定
されている日本委員会作成のリサイクル用語体系図に関しては、国内および欧米の最新規格
による定義を再精査し、用語定義との整合性と矛盾点をチェックし、取り込む用語と体系の
見直しを行った。
15.2 今後の課題
リサイクル用語体系図の完成
16. SC28/WG6(カラーマネージメント)
主査
大根田 章吾
16.1 活動概況
1)国際会議
WG6では NWI として承認された2件のプロジェクト(両プロジェクトとも Type3 Technical
Report)
を担当している。
a. NP19797 : 16 ステップのカラースケールを用いた、複写物の出力の直線化方式とその仕様
b. NP24705 : デジタル及びアナログテストチャートによるカラーデバイスの画像再現特性記
述法
第14回 SC28 Plenary 会議においてWDの検討を行ったが、NP19797 に関しては PDTR とし
て登録し、DTR 投票にかける事が決議された。(Resolution 04/2003) その後、JTC1 において
DTR 投票にかけられ、日本としては賛成投票を行った。NP24705 に関しては、日本からスコー
プに関するエディトリアルな修正要求が出され、日本からの修正案とプルーフリーディングの結
果を反映したWDの修正案を letter ballot review にかけた後、PDTR としてその後のステージを
速やかに進めることが決議された。(Resolution 05/2003)
28
2)国内活動状況
国内WG6は、ほぼ1回/2ヶ月ペースで開催され、上記国際対応のほかに、プリンタ工程管理に
関する標準案の検討を行っている。ほぼ原案は固まり、現在検証実験を行っている。
16.2 今後の主要課題
今後の活動内容として以下を予定している。
・ NP24705 の PDTR 化及びその後の対応。
・ プリンタ工程管理に関する標準案検討。
17. SC28/WG7 (消耗品)
主査
竹信 秀俊
17.1 活動状況
1) 黒トナーカートリッジ寿命測定方法
FCD19752 投票が 2003 年 1 月に開始され、5 月に終了。日、韓、独、米が「コメント付き反対」
の票を投じた為、9 月にコメント・ディスポジション会議をベルリンで開催した。(5 月に予定さ
れていた SC28 総会が SARS の影響で 10 月に延期になった為、急遽、総会とは分離してコメント調
整会議を開くことになった。)このコメント・ディスポジション会議に韓国が参加できなかったた
め、日本は韓国の代理的な立場も請け負って会議に臨み、結果として日韓の要望は全て最終原稿
に反映させることができた。したがって、日本の投票を「承認」に変更する旨の意思表示を行っ
た。しかしながら独は、特に、テストチャートの仕様やファイル形態に関して主張を譲らず、2003
年 10 月の SC28 総会から 2004 年 1 月下旬まで、プロジェクトエディター(USA)と意見交換を繰
返していた。最終的には、独の提案にある程度妥協するかたちでプロジェクトエディターが原稿
修正を行い、日本も異論がないことを確認した上で FDIS を完成させた。2004 年 2 月に FDIS 投票
開始。
今後のスケジュール
・ 2004年 4 月
:
・ 2004年 6 月
: FDIS の投票終了
・ 2004年
初夏
FDIS の投票開始
: IS 成立?
2) カラートナーカートリッジ寿命測定方法
2001年11月にNWI承認済みであったが、2004年4月になってようやくWDを入手し、検討を開
29
始した。
3) カラーインクカートリッジ寿命測定方法
一昨年末頃、英国の OFT(Office Fair Trade: 日本の公正取引委員会に相当)から、「英国市
場におけるインクカートリッジの性能表示が不透明。12 ヶ月以内にカートリッジの寿命測定方法
を標準化すべき。」との勧告が出され、急速に、インクジェットプリンタ用カラーインクカート
リッジの寿命測定方法の規格化作業が進展した。
2003 年 7 月、USA から NWI 提案が出され、日本をはじめ中、韓、米、独などが 承認 の票
を投じて、10 月に承認された。その後 11 月に WD が配布されて、現在 WG7 で精査・検討して
いるところである。2004 年 4 月末までに日本コメントを寄稿する予定。
4)カラーテストチャート(Test Page)
カラーインクカートリッジ寿命測定方法と同じく、2003 年 7 月に USA から NWI 提案が出さ
れ、10 月に承認された。その後 11 月に WD が配布されて、現在 WG7 で精査・検討していると
ころである。2004 年 3 月末までに日本コメントを寄稿する予定。
5 種類のチャートが、カートリッジ寿命測定用テストチャートとして WD で提案されている。
これは、ユーザが一般的に印刷する機会が多いと考えられる カラー実用タイプチャート
3種
類と、黒トナーカートリッジ寿命測定用の モノクロ実用タイプチャート 1 種類、そして、カー
トリッジ寿命を画像で判定する際の「画像スジやカスレ」が判別しやすい 診断チャート 1 種類
の計 5 種類を一組としたチャートセットの提案である。
各色(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)の画像比率は、5 種類のチャートトータルで約 5%ず
つといわれている。これら 5 種類のチャートを規定条件下で繰り返しプリントして、カートリッ
ジ寿命まで何ページ印刷できたかを測定するというコンセプトである。なお、これらのチャート
に関して、トナーカートリッジ(電子写真プリンタ)用とインクカートリッジ(インクジェット
プリンタ)用を共通化することも基本方針の一つになっている。
30
18.SC35(ユーザインタフェース:User Interface)
委員長
山本 喜一
18.1 活動概況
WG の審議は JBMIA,SC35 の案件審議は情報処理学会という形式で審議を行っているが,
実質的な審議は JBMIA 内で WG との合同委員会において行っている.本年度も昨年度とほ
ぼ同様な活動を行ったが,国内におけるアクセシビリティ関連の規格化の動きと,国際的な
活動の活発化に伴い,国内に新たに WG6 を組織して活動を開始した。日本での規格化の動き
を紹介し,国際 SC35 から大きな期待が寄せられている.
(1) 国内委員会
平成 15 年度は SC35 専門委員会& WGs 合同会議を 10 回(1 回/月)実施した.
(4/16,5/21,6/18,9/17,10/15,11/12,12/11,1/21,2/25,3/17)
(2) 国際会議総会は,5 月に予定していた仙台会議が SARS の影響によって急遽中止となったた
め,次の 1 回だけが開催された.
平成 15 年 12 月 1 日∼12 月 5 日
仏
パリ
(3) 審議状況
各 WG については,対応国内委員会の活動方向に述べるが,国内で未組織の WG として,
WG5:ユーザインタフェースの文化・言語適合性
がある.
WG5 は,フランス及びカナダが中心になってパリ総会後に PDTR が提出されている。また,
JTC1 における NP 提案の際の評価基準として文化・言語適合性に関する資料を付加するよう
求める決議を JTC1 総会において提案し,現在修正案を審議している。日本としては,これ
まで話題になってきた事柄はすべて文字コードの問題として解決できるとの観点から,積極
的な関与は行ってこなかったが,PDTR についてはガイドということもあり,内容をフォロ
ーすることになった.
新たに設立した WG6 は,ISO/TC159 SC4 国内委員会とのリエゾンのもと,パリ総会におい
て国内の規格化活動を紹介し,SC35 のスコープ内での情報機器のアクセシビリティについて
の規格化を目指す.
パリ総会において米国から AIPS URC(Alternate Interface Protocol Standard Universal
Remote Console)のプレゼンテーションがあり,SC35 内でどのように扱うかについて議論が
行われた.米国からは当初 Fast Track による IS 化が提案されたが,NP から始めることで国
際的に合意し,日本からの積極的な参加が要請されている。
31
18.2 今後の主要課題
WG6 国内委員会の新設によって,
国内の他の組織で作成された JIS 原案その他をベースに,
SC35 のスコープ内の NP を提案する.
WG2,WG4 コンビーナの任期満了に伴い,WG2 は山本,WG4 は中尾氏が継続してコンビ
ーナを務めることが承認された.JTC1 における日本の国際的地位を向上するためにも,国際
の場において日本から積極的に要職を占めることが要請されており,今後とも現在の立場を
確保しつつ更に拡大する戦略が必要である。
AIPS URC については,SC35 内部でどんな組織形態で進めるのかについて結論が出てい
ないが,将来のインタフェースにとって大きな影響を与えることが予測されることから,国
内体制を整える準備にかかっている.
18.3 特記事項
平成 16 年 6 月に SC35 総会及び WG 会議を東京で開くことが正式決定されたので,小規模
な会議であるが,日本での開催を成功させたい.
18.4 平成 16 年度国際会議予定
平成 16 年 5 月 31 日∼6 月 4 日
東京
日本
平成 16 年 11 月(仮)
Winchester
英(仮)
19. SC35/WG1(キーボード及び入力インタフェース)
主査
森 宗正
19.1 活動概況
キーボード関連の国際規格は,ISO/IEC 9995 シリーズは,すでに発行済である。その改定
作業も終了しており,平成 15 年度は,その改訂作業についての投票はなかった。ただ宿題と
して,日本のキーボード配列についての登録作業が残っている。JIS X 6002(情報処理系けん
盤配列)のほかに JIS X 4063(仮名漢字変換システムのための英字キー入力から仮名への変換
方式),JIS X 4064(仮名漢字変換システムの基本機能)を参考に登録作業を行う予定である。
19.2 今後の主要議題
日本のJIS及び通用している主な日本語入力キーボードの登録作業がある。仮名文字につい
ては,ISO/IEC 10646のコードを入れる必要があり,手がかかると思われる。
32
その他,将来のキーボード,その他の関連入力装置及び関連入力方式に関するテクニカルレ
ポートの投票がある。
20. SC35/WG2(ユーザインタフェース インタラクション) 主査
中村 一章
20.1 活動概況
(1)WG2 国際会議は、以下のように開催された。
平成 15 年 12 月 1 日∼5 日
フランスパリ
【備考】当初、平成 15 年5月 26 日∼30 日の予定で仙台市での会議が予定されていたが、
SARS(重症急性呼吸器症候群)流行が懸念され、会議開催は中止された。
(2)国際会議の審議概要と主要成果
・ パリ会議
1) WG2 コンビナーの山本委員長の 3 年間の任期が終了したため、日本のNB(National
Body)に対して時期 3 年間の任期延長を求めることが決議された。
2) 日本がプロジェクトエディターを務める ISO/IEC 11581−5 Icon symbols and functions,
Part 5: Tool icons 規格のFDIS案が受理され、最終投票にかけられることになった。
3) 現在他の規格(下記参照)などで検討されているマルチモーダルアイコンなどにも対応で
きるよう現在のアイコン規格(ISO/IEC 11581)の要求事項及び推奨事項の見直しが必
要ではないかとの提案が米国より行われた。提案に対する具体的対応は、ISO/IEC
11581 Part 1 の Amendment に対する New Work Item を米国が提出することとなっ
た。
【参考】ETSIEG 202 048: Human Factors(HF): Guidlines on the multimodality of
icons, symbols and pictgrams
4)
種々の文化を超えて機能や関連するアイコンやその名称などの一貫性を保つためにど
のような仕組みが考えられるのかを検討すべしとの米国からの提案が行われ、受け入れ
られた。
すでに規格化されている ISO/IEC 11581, ISO/IEC 18035, ISO/IEC 18036 及び今後規
格化されるアイコン規格等を考慮に入れて検討されることになる。
(3)国内会議
33
・ 国内 WG2 会議は課題検討の為に、月 1 回のペースで行なわれた。
・ 上記の規格の投票案に関するコメントの作成及びその審議を中心に活動を行った。
・ 2003 年 5 月 26 日(月)∼30(金)予定の SC35 仙台会議の準備検討が行われたが、上記
の通り SARS のため中止となった。
20.2 今後の主要課題
・特になし。
20.3 今後の主要課題
・特になし。
20.4 平成 15 年度の国際会議の予定
平成 16 年 5 月 31 日∼6 月 4 日
東京
日本
平成 16 年 11 月(仮)
Winchester
英(仮)
21. SC35/WG3(図記号)
主査
池田 宏明
21.1 活動概況
ISO/IEC 13251: Collection of graphical symbols for office equipment について、1 年間保
留状態となっていたが 2004 年 1 月ようやく FDIS 投票にかけられた。
日本としては既存の国際標準や既に廃止された他の規格を考慮し、本規格は
Office
Equipment の観点で図記号をまとめただけであり、独立した国際標準としては認められな
いとのことから反対投票を行った。
21.2 今後の主要課題
特になし。
22. SC35/WG4(モバイルデバイスのユーザインターフェイス) 主査 松原 幸行
22.1 活動概況
(1)WG4 国際会議は、以下のように 1 回開催された。
34
平成 15 年 12 月 1 日∼5 日
フランス
パリ市
※5 月 26 日∼30 日に仙台で予定されていた国際会議は、SARS 問題のため中止された。
(2)国際会議の審議概要と主要成果
・ 平成 14 年 11 月のアテネ会議にて投票が行われたニューワークアイテム、
"Screen icons and
symbols for personal, mobile, communication devices"(SC35N0467)は、規格文書作成への
コミットメントで規定の賛成数が得られず、否決となった。
・ パリ会議にて韓国から、前回の反対投票に事務手続き上の不備があるとの指摘があり、ま
た米国も新たに参加の意思を表明した。JTC1 と協議の結果、内容を変更せず短期間(2 ヶ
月)での再投票を行うことが承認された。また、暫定的ではあるが、日本がエディターを、
スエーデンがコ・エディターを、それぞれ担当することが承認された。
・ パリ会議にて、現アクティブコンビーナの中尾氏が、正式に WG4 のコンビーナを再任する
ことが承認された。
(3)国内会議
・ 国内 WG4 会議は課題検討の為に、月 1 回のペースで行なわれた。
・ WG4 の前主査であった中尾氏の退職に伴う次期 WG4 体制の検討を行い、新主査に松原氏、
特別委員&エキスパートとして中尾氏が、それぞれ承認された。また新委員の見直しも合
わせて行われた。
・ "Screen icons and symbols for personal, mobile, communication devices"(SC35N0467)の
アテネ会議での否決を受けて、規格案の再提案を目指して内容の見直しを行った。但し、
パリ会議で原案の再投票が決定されたため、提案そのものは実施していない。
22.2 今後の主要課題
・ ニューワークアイテム "Screen icons and symbols for personal, mobile, communication
devices"の再投票による承認を受けて、日本より WD の提案を行い、日本主導での ISO 規
格制定を目指す。
22.3 特記事項
・特になし。
22.4 平成 15 年度の国際会議の予定
平成 16 年 5 月 31 日∼6 月 4 日
東京
35
日本
平成 16 年 11 月(仮)
Winchester
英(仮)
23. SC35/WG6(高齢者・障害者のためのユーザインタフェース)主査 鈴木 哲
23.1 活動概況
各国で情報アクセシビリティ関連規格作成の活動が活発になりつつあり、本 WG も平成 15
年度 5 月に発足し、新規の国際提案を目指した実質的な審議を開始した。平成 15 年 12 月に
行われた国際会議では、日本の情報アクセシビリティに関連する活動の概要説明及び本 WG
の今後の活動方針を発表した。
(1)国際会議
平成 15 年 5 月 26 日∼30 日
日本
仙台市(SARS により中止)
平成 15 年 12 月 1 日∼5 日
仏
パリ市・AFNOR
(2)国際会議の審議概要と主要成果
・
WG6 の名称変更
本 WG の名称の長さ及び語彙について AFNOR から指摘があり、名称を
User interfaces
for people with special needs に変更し、サブタイトルとして including children, the elderly,
the permanently or temporarily disabled and people in constrained usage environments を追加
した。
・
PDTR 19765 - Survey of icons and symbols that provide access to functions and facilities to improve
the use of IT products by the elderly and disabled.
現在は使用されているアイコンのコレクションを行っているが、今後は機能やモダリテ
ィも含めた案を検討する予定。日本からも現在利用されているアイコンのリストを参考
として提出した。
・
PDTR 19766 - Guidelines for the design of icons and symbols for the use of the elderly and disabled.
1 年余り経過しても審議可能なドキュメントが提示されていないため、既存の ETSI のガ
イドライン EG 202 048: Human Factors (HF): Guidelines on the multimodality of icons,
symbols and pictograms を取り込むことを現在検討中である。
・
アメリカからの新規規格提案について
プロトコルレベルから規格統一を図る規格提案がアメリカの INCITS(InterNational
Committee for Information Technology Standards)の V2 より行われる予定との発表があっ
た。当初は SC35/WG6 に対しアクセシビリティ関連規格として提案されたが、その内容
36
及び技術的な面を考慮し、他の WG で審議する調整を行っている。
・
日本の今後の方針について
現在、日本国内の他の関連団体で行われている情報アクセシビリティ関連規格の作成状
況、及びそれら団体と本 WG の関係を説明した。さらに、本 WG も他の団体の規格提案
活動を尊重しつつ、より現実的な手段を盛り込んだ規格提案を目指し活動する方針を発
表した。他国の委員からも非常に好意的に受け入れられ、強い支持を得た。
23.2 今後の主要課題
他の関連団体の活動も活発であり、今後の本 WG の活動にも影響すると考えられるが、よ
り現実的な手段を考慮した国際提案を、関連団体と調整を取りながら検討していく予定であ
る。
23.3 特記事項
今後は他の WG で審議されると考えられるが、アメリカの提案予定の案件が、今後日本の
アクセシビリティ関連の団体及び工業界にも大きな影響を与えると考えられるので、注意が
必要である。
23.4 平成 16 年度国際会議予定
平成 16 年 5 月 31 日∼6 月 4 日
東京
日本
平成 16 年 11 月(仮)
Winchester
英(仮)
24.第 108 委員会(オーディオ・ビデオ及び情報技術機器の安全)
委員長
羽鳥 光俊
24.1 活動概要(全体)
本年度は、国際規格対応として IEC/TC108 関連 IEC 文書に対する審議、国内対応規格と
して IEC 整合 JIS(IEC60065 Ed.7 対応 、IEC60950-1 対応)の改正準備及び省令第1項(CRT
に係る箇所)改正の提案を行うための審議を行った。
1) 国際規格対応について
①74 分科会を中心に IEC60950-1 の第 2 版(案)及び IEC60950 の Part2 規格案などの文書
の審議を中心に行った。
(詳細は、74 分科会活動概要の項参照)
②ECMA-341「電子製品のための環境配慮設計の考慮事項」の取り扱いに関する質問票
37
(108/89A/Q)
次の理由から ECMA-341 の提案受入に反対の回答を行った。
・ECMA-341 が Fast-track 提案であること。
・環境に関わる規格、規則等への関心は有るが、安全規格を作成する専門委員と環境規
格を作成する専門委員は全く異なっていること。
・TC108 で環境規格を扱えるようスコープを広げるのでは無く、IEC に環境を扱う新 TC
を設置する必要があること。
2)国内規格対応について
①IEC 整合 JIS 改正審議
JIS C 6065 改正検討 G (IEC 60065「オーディオ、ビデオ及び類似の電子機器の安全
性」第7版対応)及び JIS C6950 改正検討 G(IEC 60950-1「情報技術機器の安全性」
第1版対応)を発足し、平成 16 年度の JIS 改正に向けた検討をスタートした。
②IT 機器消費電力測定法 JIS 原案の審議
経済産業省から(財)日本規格協会に委託された社会基盤創成調査研究「オーディオ・
ビデオ機器及び情報技術機器の消費電力測定方法の標準化」に基づき IT 機器の消費電
力測定法に係る JIS 原案を作成することを目的として第 108 委員会内に分科会が設置さ
れた。
機器個別の細かな測定条件等を検討し、IEC62018、省エネ法、エネルギースター等を比
較して JIS 原案を作成して小委員会(事務局:日本規格協会)に提出した。
③IEC-J 規格審議
平成 15 年度中は、特に審議案件は無かった。
④省令第1項改正案作成審議
省令 1 項改正 G(CRT)を発足し、電気用品安全法技術基準別表第八 1(10)の改正(CRT
に係る要求事項に IEC61965 を取り入れ)案作成の検討を行った。
3)平成 15 年度国内委員会(第 108 委員会)開催状況
・第 108 委員会:4回開催(5/15,7/24,11/27,3/4)
4)平成 15 年度国際会議(TC108)参加状況
・TC108/WG6会議:イギリス/ロンドン(4/8∼4/9)
・TC108/HBSDT 会議:オランダ/デルフト(6/10∼6/13)
・TC108/ AGS&HBSDT 会議:日本/東京(10/27∼10/31)
・TC108/MT2 joint WG&WG9 会議:スペイン/パルマ(2/2∼2/6)
38
・TC108/ AGS&HBSDT 会議:オーストラリア/シドニー(3/22∼3/26)
5)平成 16 年度国際会議予定
・TC108/MT1 joint WG 会議:オランダ/アイントホーヘン(4/5∼4/7)
・TC108/HBSDT 会議:デンマーク/コペンハーゲン(6/7∼6/11)
・TC108/MT2 joint WG&WG9 会議:ドイツ/ベルリン(9 月予定)
・TC108/AGS&HBSDT 会議:韓国/ソウル(10 月予定)
24.2
74 分科会活動概要
旧 TC74 が扱っていた規格及び改定提案プロジェクトを扱う IEC/TC108 のメンテナンスチーム 2
(MT2)に対応する国内組織として、IEC60950-1 の第 2 版(案)や IEC60950 の Part2 規格案など、
下記の文書の審議を中心に行った。
1)国際規格対応について
下記の 11 件の文書を審議し、右欄に記した内容を日本意見として提出した。
文書番号
表題及び概要
日本意見概要
108/61/DTS Safety aspects for xDSL signals on circuits connected賛成:コメントなし
to telecommunication networks (DSL: Digital Subscriber
Line)
xDSL 回線の安全に関する技術的提案
反対:クレストファクタ
108/65/FDIS IEC 62018 Ed.1: Power consumption of information
に関する内容が、WG9の
technology equipment - Measurement methods
決定事項に合致していな
い。
IT 機器の消費電力測定法の最終草案(FDIS)
108/67/DC IEC 60950-1: Modifications in Clauses 0 through 3, exceptテクニカルコメント:5
件、エディトリアルコメ
2.10
IEC 60950-1 の改定提案:『0:安全の原則』から『3:配線、ント:10 件提出
接続、電源』まで
電池の液漏れ用受け皿の
108/68/DC IEC 60950-1: Modifications in Clauses 4 through 7
IEC 60950-1 の改定提案:『4:物理的要求』から『7:ケー要求を鉛蓄電池に限定す
るようコメント
ブル分配システムへの接続』まで
108/69/DC IEC 60950-1: Modifications in Clause 2.10 and Annex G テクニカルコメント:2
IEC 60950-1 の改定提案:『2.10:空間距離、沿面距離及び件、エディトリアルコメ
絶縁物を通しての距離』及び『付属書 G:最小空間距離を決ント:3 件提出
める代替法』
108/70/DC IEC 60950-1: Modifications in Annexes B, C, F, M, N, P,エディトリアルコメン
ト:1 件提出
Q, R, U; New Annex Z
IEC 60950-1 の改定提案:付属書『B:異常状態でのモータ
の試験』∼『付属書 U:介在絶縁物なしで使用する絶縁巻き
線』の変更と新規の『付属書 Z:過電圧分類』の追加
39
条件としてアクセス制限
IEC 60950-1: Modification of 2.3.2
タッチカレントが 3.5mA を超える場合の条件についての提場所に限定するようコメ
ント
案
108/87/NP Limits for Energy Efficiency for IT Equipment
反対:TC108 の Scope 外
IT 機器のエネルギー効率限度値を定める新規規格提案
である
IEC60065 の抵抗器の要求
Testing of resistors bridging double or reinforced
を変更しないようにコメ
108/88/INF insulation
ント
二重絶縁又は強化絶縁を矯絡する抵抗への要求変更提案
IEC 60950-22: Safety of Information Technology Equipment – 賛成。但し、ANNEX E に
108/95/DC Equipment Installed Outdoors: Modification
記された試験の妥当性を
水や塵埃の浸入を防ぐために屋外設置機器で使用されるガ判断するには、もう少し
時間が必要
スケットに対する新規の試験要求。
108/97/CD IEC/TR 62102 Ed.2: Electrical Safety – Classification of賛成、コメントなし
Interfaces for Equipment to Be Connected to Information
and Communications Technology Networks
標記 TR を第二版として発行する改定提案
108/85/DC
2)国内規格対応について
74 分科会では、取り扱わなかった。
3)今後の主要課題
旧 IEC/TC74 からの継続プロジェクトの審議が中心であり、特に大きな課題は無い。
なお、新しい技術的課題が出てきた場合は、HBSDT で取り扱われる。
24.3
92 分科会活動概要
IEC/TC108 MT1 コンビナーの Ernst Storm 氏が逝去され、また後任の Henk van Dam 氏も間も
なく定年を迎えるため再度後任を選定中の状況にあり、IEC60065 Ed.7 の修正 No.1(案)
、規格解
釈に関する審議は滞っている。なお MT1 会議が 4 月 5-7 日にオランダのアイントホーフェンで開
催される予定であり、委員の派遣を計画している。
1)国際規格対応について
検討依頼のあった下記の文書審議を実施した。
文書番号
98/192/NP
表題及び概要
IEC 61857: ELECTRICAL INSULATION SYSTEMS – PROCEDURES FOR THERMAL
EVALUATION
Part 31: Procedures for short time thermal evaluation – Traforette model (TRM)
IEC61857-31:電気絶縁システム−トランスに関する絶縁物の短時間での温度評価
方法(TRM)の新規提案
40
2)国内規格対応について
JIS C6065 及び JIS C6950 の平成 16 年度の JIS 改正に向けた検討の中で議論された、
クラス 0Ⅰ構造を採用すべきでない機器の条件について検討を行なった。
3)今後の主要課題
IEC60065 Ed.7 の修正 No.1 の CDV、及び規格解釈に関する審議が予定されている。
なお、新しい技術的課題が出てきた場合は、HBSDT で取り扱われる。
24.4
HBS 分科会活動概要
平成 15 年度は、3 回の国際会議および 1 回の国内分科会を通じて HBS 規格の開発および啓蒙活
動を行った。10 月に HBSDT 東京会議を主催し、海外から 50 名、国内から 10 名の参加者があり活
発な審議が行われた。
1)国際会議&審議状況
平成 15 年度は、オランダのデルフト(6 月)、東京(10 月)
、オーストラリアのシド
ニー(3 月)と 3 回の国際会議が開催された。
デルフト会議および東京会議では、ハザードごとの 8 チームの審議が実施された。感
電危険チームと火災危険チームは審議項目が多く、プロポーザルが消化しきれない状
況である。そのためシドニー会議では、感電危険チームと火災危険チームの2チーム
の審議が集中して行われた。
2)国内委員会&審議状況
上記 2 回(デルフト、東京)の国際会議の報告を、第 108 委員会に行った。また 4 月に
国内分科会を開催し国際会議の審議のベースとなる文書の配布および説明を行った。
10 月の東京会議の準備を 5 月から開始し成功裏に開催できた。
3)今後の主要課題
ECMA-TC12 から IEC/TC108 に引き継がれた規格にかなりの変更および追加がなさ
れているが、その内容が見えない状況にある。審議が一段落した段階で早期に見える
形にまとめることが必要である。
41
(参考 1)
平成 15 年度 国際規格回答原案等リスト
ISO/IEC JTC1/SC17
No.
投票年月日
1
2003.04.06
識別カード − 物理特性
2
2003.05.17
FCD 7816-4: Title: Identification cards – Integrated circuit(s) cards with
contacts – Part 4: Interindustry commands for interchange
件
名
FDIS 7810: Identification cards — Physical characteristics
端子付き IC カード – 第 4 部:データ交換用共通コマンド
3
2003.05.17
FCD 7816-5.2: Integrated circuit(s) cards with contacts – Part 5:
Numbering system and registration procedure for application
identifiers
端子付き IC カード – 第 5 部:アプリケーション識別子の付番方式と登録手続き
4
2003.05.17
Integrated circuit(s) cards with contacts – Part 6:
Interindustry data elements for interchange
FCD 7816-6:
端子付き IC カード – 第 6 部:データ交換のための共通データ要素
5
2003.05.17
Integrated circuit(s) cards with contacts – Part 8:
Interindustry commands for a cryptographic toolbox
FCD 7816-8:
端子付き IC カード – 第 8 部:暗号化ツールのための共通コマンド
6
2003.05.17
Integrated circuit(s) cards with contacts – Part 9:
Interindustry commands for card and file management.
FCD 7816-9:
端子付き IC カード – 第 9 部:カードおよびファイル管理のための共通コマンド
7
2003.07.08
8
2003.08.01
9
2003.08.06
10
2003.08.08
11
2003.09.03
FDAM 7816-1/AM1:
Integrated circuit(s) cards with contacts - Part 1:
Physical characteristics – AM1: Maximum height of the IC contact
surface
外部端子付き IC カード – 第1部:物理特性 付属書 1:IC 端子表
面の最大高さ
CD 7816-3: Integrated circuit(s) cards with contacts – Part 3: Electronic signals
and transmission protocols
端子付き IC カード – 第 3 部:電気信号および送信手順
DCOR 15457-2: Identification cards – Thin flexible cards – Part 2: Magnetic
recording technique
識別カード – 薄型フレキシブルカード – 第 2 部:磁気記録技術
FDIS 7816-15: Integrated circuit(s) cards with contacts —Part 15:
Cryptographic information application
端子付 IC カード – 第 15 部:暗号化情報アプリケーション
FDAM 10373-6/AM2: Identification cards -Test methods- Part6: Proximity cards
- Amendment 2: Improved RF test methods
識別カード - 試験方法 - 第 6 部:近接型 IC カード 付属書 2:追加高周波試験方
法
42
12
2003.09.08
13
2003.09.11
14
2003.09.11
15
2003.10.29
16
2003.10.29
17
2003.11.01
18
2003.11.23
19
2003.11.27
FCD7811-7: Identification cards – Recording technique – Part 7: Magnetic
Stripe – High coercivity 40 bits per mm
識別カード − 記録技術 − パート7:磁気ストライプ − 高保磁力40ビ
ット/mm
NP(7816-7/AM1): Integrated circuit(s) cards with contacts – Part 7:
Interindustry commands for Structured Query Language (SQL) – Amendment
1: Extended Card Data Base (ECDB)
端子付き IC カード- 第 7 部:SQL 言語のための共通コマンド 付属書 1:拡張カー
ドデータベース(ECDB)
PDAM 7811-6/AM1: Identification cards – Recording technique – Part 6:
Magnetic strip – High coercivity – Amendment1: Ui6 – Criteria and test
method
識別カード – 記録技術 – 第 6 部:磁気ストライプ – 高保磁力 付属書 1:Ui6 – 合
格基準および試験方法
PDAM 14443-3/AM1: Contactless integrated circuit(s) cards – Proximity cards
– Part 3: intialization and anticollision – Amendment 1: Bit rates for fc/64, fc/32
and fc/16
端子なし IC カード – 近接型 – 第 3 部:初期化および衝突防止 付属書 1:fc/64,
fc/32 および fc/16 ビットレート
Contactless integrated circuit(s) cards –
Proximity cards – Part 2: Radio frequency power and signal
amplitude – Amendment 2: Bit rates for fc/64, fc/32 and fc/16
PDAM 14443-2/AM2:
端子なし IC カード – 近接型 – 第 2 部:高周波出力および信号振幅 付属書 2:
fc/64, fc/32 および fc/16 ビットレート
PDAM 10373-6/AM3: Identification cards - Test methods – Proximity cards –
Amendment 3: Protocol test methods for proximity coupling devices
識別カード - 試験方法 - 第 6 部:近接型 IC カード 付属書 3:近接型デバイスの
ための手順試験方法
FPDAM 10373-6/AM1: Identification cards -Test methods- Part6: Proximity
cards - Amendment 1: Protocol test methods for proximity cards
識別カード - 試験方法 第 6 部:近接型 IC カード 付属書 1:近接型 IC カードの
プロトコル試験方法
Identification cards – Test methods – Part 2: Cards
with magnetic stripes
CD 10373-2:
識別カード - 試験方法 第 2 部:磁気ストライプ付きカード
20
2004.01.30
FCD 7816-4.2: Identification cards – Integrated circuit(s)cards with contacts –
Part 4: Interindustry commands for interchange
端子付き IC カード- 第 4 部 共通コマンド
2004.02.13
NP: Identification cards – Smart Card Interoperability
21
識別カード スマートカードの相互運用性
22
2004.02.18
23
2004.03.16
FDIS 7816-11: Integrated circuit cards with contacts —
Part 11: Personal verification through biometric methods
生体認証による個人識別
CD 7816-12: Identification cards – Integrated circuit cards – Part 12: Cards
with contacts: USB electrical interface and operating procedures
識別カード – IC カード 第 12 部:端子付きカード USB インターフェースおよび
運用手順
NP: Limited Use Contactless Smart Card Standards Definition
24
2004.03.19
端子なし IC カード規格の限定的用法
43
25
2004.03.19
NP: Identification cards – Integrated circuit cards – Part 13: Commands for
application management in multi-application environment
識別カード IC カード Part 13 マルチアプリケーション環境におけるアプリケ
ーション管理コマンド
ISO/IEC JTC1/SC28
26
2003.05.09
27
2003.06.04
28
2003.10.10
29
2003.10.10
30
2004.01.11
31
2004.01.13
32
2004.01.13
FCD 17952: Method for the determination of toner cartridge yield for
monochromatic electrophotographic printers and multi-function devices
that may contain printer components
モノクロ電子写真方式プリンターのトナーカートリッジ寿命決定方法
NP: Method of specifying image reproduction of colour devices by digital
and analog test charts
デジタル及びアナログテストチャートによるカラーデバイスの画像再現特性記述法
NP: Method for the determination of ink cartridge yield for color ink jet
printers and multi-function devices that may contain printer components
インクジェット方式プリンターのインクカートリッジ寿命決定方法
NP: Office color test pages for measurement of office equipment
consumable yield
事務機器の消耗品に関する測定用のカラーテストチャート
FCD 24700: The Quality and Performance Of Office Equipment That
Contains Reused Components
リユース部品を含むオフィス機器の品質と性能
NP: Method for measuring digital copying machine productivity
デジタル複写機の生産性測定方法
NP: Method for measuring digital printer productivity
デジタルプリンタの生産性測定方法
ISO/IEC JTC1/SC35
33
2003.04.17
FDIS 18036: Icon symbols and functions for World Wide Web browser toolbars
ワールドワイドウェブのツールバー用のアイコンと機能
NP : Screen icons an symbols for personal, mobile, communications devices
34
2004.01.27
(再投票)
個人用携帯通信機器のための画面アイコンと記号
35
2004.01.27
(再投票)
36
2004.02.26
NP : Icon symbols and functions for multimedia link attributes
マルティメディアリンク属性のためのアイコンと機能
FDIS 11581-5: User system interface and symbols - Icon symbols and functions
- Part5: Tool icons
ユーザシステムインタフェース及びシンボル−アイコンと機能 パート 5:ツールア
イコン
44
EC/TC108
NO
投票年月日
37
2003.04.18
108/43/CD: IEC60950-23Ed.1 Large Equipment with Integral Robotics
統合ロボティックスを有する大型 IT 機器
38
2003.04.18
108/46/CD: IEC60950-22Ed.1 Equipment Installed Outdoors
屋外設置機器
39
2003.05.30
40
2003.10.24
2003.11.14
41
2004.03.19
42
件名
108/65/FDIS: IEC62018Ed.1 Power consumption of information technology
equipment - Measurement methods
IT 機器の消費電力測定方法
108/67∼70/CD: IEC60950-1Ed.2
IEC60950-1 Modification
IEC60950-1 (IT 機器の安全性)改正
108/87/NP: Limits for Energy Efficiency for Information and Technology
Equipment
IT 機器におけるエネルギー効率の基準値
108/97/CD: IEC/TR62102Ed.2
Electrical Safety - Classification of Interface for Equipment to be connected
to Information and Communications Technology Networks
情報通信技術ネットワークに接続される機器のインターフェースの分類
45
(参考2)
(2003 年 4 月-2004 年 3 月)国際会議出席者リスト
ISO/IEC JTC1
委員会
SC17/WG10
SC17 CAG
開催
2004-03-30/04-01
2004-03-05
開催国
USA
UK
開催都市
San Diego
London
SC17/WG1
2004-03-02/04
UK
London
ICAO/NTWG
SC17/WG8
SC17/WG8/TF2
2004-02-22/29
2004-02-02/06
Netherlands
Germany
Den Haag
Munchen
SC17/WG4
2004-01-26/30
France
Paris
SC17/WG10
SC35
2003-12-08/10
2003-12-01/05
Netherlands
France
Amsterdam
Paris
SC17/WG8
SC17/WG8/TF2
2003-11-24/28
France
Paris
ISO/IEC JTC1
Plenary Meeting
SC28/APSEM
JTC1/SC28
Plenary
2003-11-17/21
Singapore
Singapore
2003-10-20
2003-10-21/24
Japan/Korea
Cheju-do
SC17 Plenary
2003-10-08/10
Singapore
Singapore
46
出席委員
所属
寄本 義一
凸版印刷
廣川 勝久 ㈱ジー・ピー・ネット
凸版印刷
寄本 義一
東京工業大学
(大山 永昭)
経済産業省
(牧内 勝哉)
中澤 明
(株)三協精機製作
寄本 義一
所
凸版印刷
榊 純一
松下電器産業(株)
JICSAP
苅部 浩
ソニー(株)
向井 幹雄
松下電器産業(株)
榊 純一
寄本 義一
凸版印刷(株)
宮野 哲紀
大日本印刷(株)
芳井 昌浩
オムロン(株)
寄本 義一
凸版印刷(株)
日本人間工学会
鈴木 哲
松原 幸行 富士ゼロックス(株)
キヤノン(株)
中村 一章
中尾 好秀
JICSAP
苅部 浩
ソニー(株)
鶴身 和重
松下電器産業(株)
榊 純一
斎藤 輝
出井 克人
キヤノン(株)
東京大学
山田 尚勇
小澁 弘明
コニカミノルタビジネステクノ
伊藤 丘
ロジーズ(株)
伊藤 哲也 コニカミノルタビジネステクノ
ロジーズ(株)
稲垣 敏彦 富士ゼロックス(株)
(株)リコー
大根田 章吾
キヤノン(株)
竹信 秀俊
(株)リコー
大久保 彰徳
(株)富士通研究所
臼井 信昭
JBMIA
岩井 篤
斎藤 輝
キヤノン(株)
出井 克人
キヤノン(株)
舩山 美保
JBMIA
平山 和博
大山 永昭
東京工業大学
SC17/WG1
2003-10-06/08
Singapore
Singapore
SC17/WG5
SC17/WG4
2003-10-06/07
2003-09-22/26
Singapore
Finland
Singapore
Helsinki
大坪 直彰
寄本 義一
宮野 哲紀
谷内田 益義
佐伯 和人
ICAO/NTWG
ICAO/LDSTF
2003-09-22/25
2003-09-19/20
UK
UK
Glasgow
Glasgow
ICAO/e-passpor
tTF
2003-09-17/19
UK
Glasgow
ICAO/NTWG/TF
2003-09-04/05
UK
London
SC28/
Comment
disposition
SC17/WG3
2003-09-01/02
Germany
Berlin
榊 純一
榊 純一
村上 厚
寄本 義一
榊 純一
村上 厚
寄本 義一
伴 弘司
梅原 稔
小松 文子
竹信 秀俊
宇田 稔
(財)ニューメディア
開発協会
凸版印刷(株)
全国銀行協会
㈱DNPテクノリサー
チ
㈱ジー・ピー・ネット
松下電器産業(株)
(株)三協精機製作
所
日本電信電話(株)
(株)日立製作所
ソニー(株)
JBMIA
経済産業省
ソニー(株)
シャープ㈱
㈱DNPテクノリサー
チ
松下電器産業(株)
(財)ニューメディア
開発協会
凸版印刷(株)
シャープ(株)
(株)三協精機製作
所
凸版印刷(株)
全国銀行協会
凸版印刷(株)
大日本印刷(株)
東京工業大学
(株)三協精機製作
所
松下電器産業(株)
松下電器産業(株)
(株)東芝
凸版印刷(株)
松下電器産業(株)
(株)東芝
凸版印刷(株)
日本電信電話(株)
(株)NTTデータ
日本電気(株)
キヤノン(株)
ミノルタ(株)
2003-07-22/24
UK
London
榊 純一
松下電器産業(株)
林 義昭
寄本 義一
大坪 直彰
齋藤 八郎
廣川 勝久
榊 純一
中澤 明
大谷 佳光
瀬戸 洋一
向井 幹雄
平山 和博
(牧内 勝哉)
(日下部 進)
(柴田 喜樹)
SC17/WG9
2003-10-07/08
Singapore
Singapore
齋藤 八郎
SC17/WG3
2003-10-06/08
Singapore
Singapore
榊 純一
林 義昭
47
寄本 義一
山本 和宏
中澤 明
寄本 義一
SC17/WG10
2003-07-14/16
USA
Colorado
Springs
寄本 義一
榊 純一
凸版印刷(株)
松下電器産業(株)
寄本 義一
榊 純一
寄本 義一
宮野 哲紀
谷内田 益義
高木 伸哉
苅部 浩
鶴身 和重
(日下部 進)
(向井 幹雄)
斎藤 輝
出井 克人
中澤 明
寄本 義一
凸版印刷(株)
松下電器産業(株)
凸版印刷(株)
大日本印刷(株)
東京工業大学
松下電器産業(株)
JICSAP
ソニー(株)
ソニー(株)
ソニー(株)
キヤノン(株)
(株)三協精機製作
所
凸版印刷(株)
松下電器産業(株)
凸版印刷(株)
日本電信電話(株)
ICAO/NTWG
SC17/WG4
2003-06-25/28
2003-06-23/27
Germany
USA
Berlin
Colorado
Springs
SC17/WG8/TF2
2003-06-16/20
USA
Colorado
Springs
ISO Chairs'
conference
SC17/WG1
2003-06-04/06
Switzerland
Geneva
2003-06-03/05
France
Paris
SC17/WG3
2003-04-14/16
Finland
Helsinki
榊 純一
寄本 義一
伴 弘司
開催
2004-03-22/26
開催国
Australia
開催都市
Sydney
TC108/WG9
2004/2/6
Spain
Mallorca
出席委員
石井 明
遠山 俊章
森 邦彦
佐藤 幸一
近藤 孝彦
TC108/MT2/
Joint Meeting
2004-02-02/05
Spain
Mallorca
TC108/HBSDT
2003-10-23/31
Japan
Tokyo
TC108/AGS
2003/10/22
Japan
Tokyo
TC108/HBS
2003-06-09/13
Netherlands
Delft
IEC/TC108
委員会
TC108/HBSDT
48
所属
(株)リコー
(株)日立製作所
古河電気工業(株)
日本アイ・ビー・エム(株)
(財)日本品質保証
機構
(財)日本品質保証
近藤 孝彦
機構
古河電気工業(株)
森 邦彦
(株)リコー
石井 明
(株)東芝
若林 保
(株)日立製作所
遠山 俊章
古河電気工業(株)
森 邦彦
佐藤 幸一 日本アイ・ビー・エム(株)
竹牟禮 昭示
東芝テック(株)
梶屋 俊幸
松下電器産業(株)
(株)日立製作所
遠山 俊章
(株)リコー
石井 明
佐藤 幸一 日本アイ・ビー・エム(株)
(株)東芝
若林 保
古河電気工業(株)
森 邦彦
(参考 3)
関連国際規格の現状と今後の計画(見通し)
2004-03-31
(注)WD,CD,FCD,FDISは投票開始予定日を示す。
今後の計画(見通し)
現状(実
績)
WD
CD
FCD FDIS Pub. JBMS/JIS
SC17 7501-1
機械可読旅券
5年見直し
04.01 05.06 06.03 未定
7501-2
機械可読ビザ
5年見直し
04.10 05.06 06.03 未定
7501-3
機械可読旅行文書の寸法
5年見直し
03.02 04.06 05.03 未定
7810
IDカ−ドの物理特性
IS改訂
98.04 01.03 02.06 03.02 03.07 JIS
FCD投票
X6301,630
7811-1
IDカ−ドのエンボス
IS改訂
99.06 99.11 00.06 02.03 02.09 2及び6302
7811-2
IDカ−ドの磁気ストライプ
IS改訂
98.04 99.06 99.11 00.07 01.02 補足版改
訂必要
7811-3
IDカ−ドのエンボス文字の位置
IS改訂
7811-4
リ−ドオンリ−IDカ−ドの磁気ストラ IS改訂
イプ位置:トラック1及び2
7811-2及び6に編入
7811-5
リ−ドオンリ−IDカ−ドの磁気ストラ IS改訂
イプ位置:トラック3
7811-6
高保磁力磁気ストライプカ−ド
IS改訂
00.03 00.09 01.02
7811-7
IDカード用高密度・高保磁力記録 CD投票
01.10 01.10 03.05 03.10 04.02
7812-1
カ−ド発行者番号の付与システム IS改訂
04.05
JBMS/JIS
7812-2
カ−ド発行者番号の登録手続
IS改訂
04.05
化不要
7813
金融取引用IDカ−ド
IS改訂
99.12 00.11 01.05
7816-1 AM1 端子付ICカ−ドの物理特性
IS改訂
00.09 00.10 02.01 03.05 03.10 JIS X 6303
7816-2 AM1 端子付ICカ−ドの端子の位置・寸法 IS改訂
01.07 01.11 02.09 03.06 03.11 改訂必要
規格番号
7816-3
7816-3 AM1
7816-3 AM2
7816-12
7816-4
7816-4 AM1
7816-5
7816-6
7816‐6 AM1
7816-7
7816-8
7816-9
7816-10
7816-11
7816-13
規格の名称
端子付ICカ−ドの電気信号とプロト IS改訂
コル
低電圧型ICカ−ド
IS制定
APDUメッセージの構成と伝送
USBインタフェース
業際間の共通コマンド
IS改訂
APDU構成のセキュアーメッセージ IS制定
ング
端子付ICカ−ドのアプリケーション IS改訂
識別子のための付番システム及び FCD投票
登録手続き
端子付ICカ−ドの共通データ要素 IS改訂
IC製造者の付番システム
IS制定
ICカ−ドのSCQL用共通コマンド
IS制定
ICカ−ドのセキュ−リティア−キテク IS制定
チャ− と関連インタインダストリ−コ
マンド
追加コマンドとセキュリティアトリ
IS制定
ビュート
同期式カ−ドの操作手順とATR
IS制定
バイオメトリック手法による個人識 CD投票
マルチアプリ環境における共通コマ IS制定
ンド
ICカードにおける暗号トークン情報 CD投票
磁気ストライプ付き通帳
IS改訂
IDカ−ドの試験方法通則
IS改訂
磁気カ−ドの試験方法
IS改訂
ICカ−ドの試験方法
CD投票
コンタクトレスICカ−ドの試験方法 中止
光メモリ−カ−ドの試験方法
WD
近接型ICカ−ドの試験方法
IS発行
近接型ICカ−ドの試験方法の追加 IS発行
7816-15
ISO 8484
10373-1
10373-2
10373-3
10373-4
10373-5
10373-6
10373-6
AMD1,2,3,4
10373-7
近傍型ICカ−ドの試験方法
10536-1
コンタクトレスICカ−ドの物理特性
IS発行
IS改訂
10536-2
10536-3
10536-4
11693
11694-1
IS発行
IS改訂
中止
IS改訂
IS改訂
03.04
03.04
03.10
04.03
00.09
01.10
01.03
01.03
00.09
03.10
02.07
02.04
01.06
04.03
03.01
03.05
01.11
04.09
03.06
04.07 JIS X6304
改訂必要
02.06
→Part 3
05.01
03.10 JIS X6306
00.03
00.08
03.01
03.06
03.10 JIS X6308
02.01
97.10
96.06
02.01
02.01
97.12
96.08
02.01
03.01
98.09
03.01
03.10
99.10
97.02
03.10
04.03 JIS X 6307
00.06
99.03 未定
04.03 H12 JIS化
by JICSAP
02.01
02.01
03.01
03.10
04.03
00.08
04.06
01.10
02.07
03.08
99.11
03.10 未定
00.10
04.03
02.10
02.10
01.08
02.04
03.02
04.03
03.08
99.10
03.11
04.11
02.02
04.02
02.07
04.07
04.07
04.03
00.04
04.11
00.04
04.07
04.11
00.04
99.05
05.03
04.10
00.10
05.06
00.10
04.12
05.03
00.10
00.04
04.03 未定
未定
05.07 H13 JIS X
05.02 6305改訂
01.02 by JBMA
05.12
01.05
02.03
05.06
01.05
00.04 JIS X 63211改訂必要
コンタクトレスICカ−ドの 結合領域
コンタクトレスICカ−ドの電子信号
コンタクトレスICカ−ドの初期応答と
光メモリ−カ−ド通則
直線記録方式光メモリ−カ−ドの物
理特性
49
99.01
99.01
99.09
99.09
00.03
00.03
95.12 JIS X 6321-2
96.12 JIS X 6321-3
00.04
00.04
規格番号
SC17 11694-2
11694-3
11694-4
14443-1
14443-2
14443-2
AM2
14443-3
14443-3
AM1
14443-4
14443-4
AM1
15457-1
15457-2
15457-3
15693-1
15693-2
15693-3
15693-4
18013-1
18013-2
18013-3
19771
20060
現状(実
績)
直線記録方式光メモリ−カ−ドの光 IS改訂
領域位置寸法
直線記録方式光メモリ−カ−ドの光 IS改訂
特性
直線記録方式光メモリ−カ−ドの論 IS改訂
理方式
近接型ICカ−ドの物理特性
IS発行
近接型ICカ−ドの電波出力と信号 IS発行
インタフェ−ス
追加オプション:Bit rate fc/64,fc/32 IS制定
and fc/16
近接型ICカ−ドの初期化と衝突防 IS発行
止
追加オプション:Bit rate fc/64,fc/32 IS制定
and fc/16
近接型ICカ-ドの伝送プロトコル
IS発行
規格の名称
追加オプション:Bit rate fc/64,fc/32 IS制定
and fc/16
薄型カ−ドの物理特性
IS発行
IS発行
薄型カ−ドの磁気記録方式
薄型カ−ドの試験方法
IS発行
近傍型ICカ−ドの物理特性
IS発行
近傍型ICカ−ドの電波出力と信号 IS発行
インタフェ−ス
近傍型ICカ−ドの衝突防止と通信 IS発行
プロトコル
近傍型ICカ−ドの拡張コマンド
WD
運転免許証の国際互換データセット WD
データ要素の技術相関性
WD
バイオメトリックと暗号化
WD
ID文書とカードのためのLDS
NP承認
OTA仕様
IS発行
11159
現状(実
績)
クラス1, 2プリンタのスル−プット測 IS改訂版発
定方法
行
複写機仕様書様式
IS発行
11160-1
クラス1, 2プリンタの仕様書様式
IS発行
11160-2
13660
クラス3, 4プリンタの仕様書様式
モノクロ画質絶対評価方法
IS発行
IS発行
14473
14545
15404
15775
15775 AM1
18050
イメ-ジスキャナ仕様書様式
IS発行
複写生産性測定方法
IS発行
ファクシミリの仕様書様式
IS発行
複写機用カラ-テストチャ-ト
IS発行
アジア版カラーテストチャート
FPDAM投
機械可読デジタル郵便マークの印 FCD投票
字品質属性
13660修正−較正用テストチャート NP承認
およびムラ測定
プリンタシステムの画像品質
NP承認
リユース部品を含むオフィス機器の NP承認
品質と性能
モノクロ電子写真プリンタ及びプリン FDIS
ト機能付き複合機器用トナーカート
リッジの寿命決定方法
13660修正−広面積カラー画像
NP承認
ハードコピーの画質測定
光沢均一性の測定法
NP承認
規格番号
SC28 10561
13660-1
19751
24700
19752
13660-2
19799
規格の名称
50
WD
CD
99.01
今後の計画(見通し)
FCD FDIS Pub. JBMS/JIS
99.09 00.03 00.04
00.03
00.12
01.02
01.03
01.04
96.10
98.07
97.03
98.11
98.07
99.05
00.01
00.07
01.10 JIS X 6331
H15確認
00.04 H12 JIS化
01.07 by JICSAP
03.07
03.07
03.12
04.06
04.10
98.10
99.02
99.06
00.07
02.07
03.07
03.12
04.06
01.02 H13 JIS化
by JICSAP
04.10
99.10
99.11
00.03
00.07
03.11
03.11
04.06
04.12
98.12
00.03
00.03
00.12
00.11
00.11
01.04
01.07
01.07
01.11
00.04
01.10
02.09
03.10
04.10
02.06
NP
01.08
01.05
00.10
01.02
02.03
02.10
04.09
05.02
02.08
04.06
04.12
05.10
03.02
04.11
05.04
06.02
01.04 H13JIS化
by JICSAP
03.06
05.03
05.08
06.07
00.05
01.10
CD
今後の計画(見通し)
CDV FDIS Pub. JBMS/JIS
99.05 JBMS/JIS
化不要
97.03 H13 JIS化
(JIS化後
ISに反映
予定)
96.08 JBMS/JIS
化不要
96.08 JIS B 9527
済(97) 01.09 H12 JIS化
(JISX6930)
99.04 JEITA担当
98.12 H12 JIS化
00.07 CIAJ担当
99.12 H13 JIS化
(ISも改訂
04.01
04.03
01.05
01.05
01.08
01.10
01.11
02.06
00.07 H12 JIS化
00.05 by JICSAP
00.04
01.05
01.05
01.02 H14 JIS化
予定
05.04
03.01
04.03
規格番号
SC28 19798
19797
24705
24711
24712
未定
未定
規格番号
SC35 11581-1
11581-2
11581-3
11581-4
11581-5
11581-6
13251
14754
15412
9995-2
9995-3
9995-4
9995-7
TR15440
18021
18035
18036
TR19765
TR19766
TR19764
(WG5)
現状(実
績)
カラー電子写真プリンタ及びプリント NP承認
機能付き複合機器用トナーカート
リッジの寿命決定方法
16ステップカラースケールによる出 DTR投票
力直線化 (TR Type3)
デジタル及びアナログテストチャー PDTR
トによるカラーデバイスの画像再現
特性記述法 (TR Type3)
カラーインクジェットプリンタ及びプリ NP承認
ント機能付き複合機器用インクカー
トリッジの寿命決定方法
消耗材の寿命測定用カラーテスト NP承認
チャート
デジタル複写機の生産性測定
NP承認
デジタルプリンタの生産性測定
NP承認
規格の名称
規格の名称
Icon symbols & functions
Part 1: Icons-General
Icon symbols & functions
Part 2: Obuject Icons
Icon symbols & functions
Icon symbols & functions
Part 4: Control Icons
Icon symbols & functions
Icon symbols & functions
Part 6:Action Icons
Collective standard - Graphical
gestures for Text Editing with Penbased Systems
Keyboard layouts for portable
computers
Keyboard layouts for text and
Amendment 1 Keyboard layouts
Keyboard layouts for text and
Keyboard layouts for text and
office systems - Part 7: Symbols
used to represent functions
Technical Report on future
keyboards & other associated input
devices & related entry methods
User interface for Mobile tools
Icon symbols and functions for
controlling multimedia applications
Icon symbols and functions for
WWW browser
Survey of existing icons and
symbols for elderly and disabled
persons
Design requirements cocerning
icons and symbols in IT for elderly
and disabled persons
Guidelines, methodology, and
reference criteria for cultural and
linguistic adaptability in information
technology products
現状(実
績)
IS発行
NP
01.08
CD
03.06
04.04
予定無し
03.08
予定無し
04.05
04.05
04.03
04.03
WD
CD
95.07
2nd
03.12
IS発行
IS発行
2nd CD
作成
FDIS投票
IS発行
今後の計画(見通し)
CDV FDIS Pub. JBMS/JIS
95.07
今後の計画(見通し)
FCD FDIS Pub. JBMS/JIS
00.04 H14JIS原
案提出
00.04 同上
04.05
IS発行
96.04
98.05
99.07
04.12
99.02 H14JIS原
案提出
04.05
99.06 H14JIS原
案提出
00.09
IS発行
IS発行
IS発行
IS発行
00.11
00.11
00.11
00.11
01.11
01.11
01.11
01.11
02.03
02.03
02.03
02.09
02.09
02.09
02.09
02.12
PDTR作成
99.11
PDTR DTR
03.12 04.06
TR
05.03
IS発行
99.06
01.04
01.12
IS発行
01.04
02.05
02.12
02.02 H14JIS原
案提出
03.02
IS発行
01.04
WD作成
FDIS投票
IS発行
00.12
00.10
00.10
04.01
02.05 02.12
03.10
03.05
PDTR DTR
04.05 04.11
TR
05.06
WD作成
03.11
PDTR DTR
04.11 05.05
TR
05.11
PDTR作成
03.05
PDTR DTR
03.12 05.11
TR
06.03
51
01.11
03.12
00.04 同上
04.10
規格番号
IEC60065
規格の名称
オーディオ・ビデオ及び同種の電子
機器:安全要求(第7版)
同、修正No.1
IEC60491 写真用電子フラッシュ(第2版)
IEC60950 パート1:情報技術機器の安全性
(第1版)
第
1
0
8
委
員
会
IEC60990
IEC62151
IEC61903
IEC62018
同、Ed.2
パート21:遠隔電力供給
パート23:統合ロボティックスを有す
る大型IT機器
パート22:屋外設置機器
タッチカレント測定方法(第2版)
現状(実
績)
IS発行
01.01
03.01
CD発行
IS発行
IS発行
CD発行
IS発行
CD発行
CD発行
IS発行
電気通信網に接続される電気機器 IS発行
の安全性(第1版)
情報技術及び通信技術機器のエネ NP承認
ルギー効率限度値
ITEの消費電力測定法(第1版)
IS発行
IEC62367TS 通信回線網に接続される回路上の
xDSL信号の安全の側面
IEC62368
オーディオ・ビデオ、情報通信技術
(ICT)機器:安全要求
インタ−フェ−スの分類
IEC/
TR62102
同、Ed.2
00.01
01.01
今後の計画(見通し)
CDV FDIS Pub. JBMS/JIS
01.11 H16年度
JIS原案作
成予定
02.07 04.01 04.08 04.12
84.01
00.05 01.09 01.10 H16年度
JIS原案作
成予定
03.07 04.04 04.11 05.03
01.03 02.09 02.12
03.01 04.01 04.08 04.12
NP
03.08
DTS承認
02.06
NP承認
02.06
CD
52
04.08
04.12
99.08 JIS化不要
00.03
00.05 05.08
06.01
06.10
07.03
00.04
01.07
03.03
05.07
DTS
03.06
06.04
07.01
03.06 H15年度
JIS原案作
TS
04.03
07.07
TR発行
CD発行
04.01
03.12
00.04
01.03
04.04
05.03
Fly UP