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第74期株主通信 (16ページ・2187KB) - ニチハ株式会社 -IR情報
証券コード: 7943 第74期 株 主 通 信 平成22年4月1日∼平成23年3月31日 特集「Nichiha Siding Award」2010 「Nichiha Siding Award」 『Nichiha Siding Award』と名称も新たに施工写真コンテストを開催しました(27回目)。前回の応募総 数を大きく上回る612作品の中から厳選された受賞作品の一部をご紹介いたします。 ● グランプリ賞 ■グランプリ受賞のポイント 開放感を感じさせつつ、内と外が一体と なったデザインで居心地の良さが感じられま す。2色の張り分けで無理のないつくりにす ることで、「風光」Type SPの新しいデザイ ンをうまく活かすことができています。シル バー色のサッシやバルコニーの手摺のライン が非常に繊細でディテールが美しく、10年 20年と永く住み継ぐことが可能な外観デザ インです。 (審査員評) M様邸(静岡県) 〈使用商品〉 ◆風光 Type SP/純白/TF101 ◆モ エンエクセラード16/オルネージュ/ウォル ナット/EF841 ● プラチナ賞 Y様邸(店舗併用住宅) (千葉県) 1 ●店舗賞 株式会社A様(青森県) 株主の皆様へ 平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。 先般の東日本大震災により被災されました皆様に対しましては、心からお見舞い申しあげます。 さて、昨今の経済情勢につきましては、東日本大震災と福島第一原子力発電所の放射能汚染事故により、日 本経済は深刻な影響を受けることが予想され、先行き不透明で予断を許さない状況にあります。 また、住宅産業を取り巻く環境は、中長期的には少子高齢化等による戸建住宅市場の縮小が懸念されますが、 短期的には震災復興の進展に伴い住宅関連資材の需要が増加するものと推測されます。 このような状況下、当社グループでは、引き続き「改正第二次中期経営計画」に基づいて、抜本的なコスト 削減と合理化施策を遂行するとともに、グループを挙げて聖域なき構造改革を推進してまいります。また、被 災地の復興についても、外装材のトップメーカーとして真摯に社会的な供給責任を果たしていきたいと存じます。 なお、大震災により被災した当社グループの事業拠点に関しましては、当社いわき工場・高萩ニチハ高萩工 場において本年5月から操業を再開するなど、すべての拠点で通常業務体制に復帰しております。 また、当期の期末配当につきましては、当期の業績および今後の経営環境等を勘案したうえ、当社グループ の配当方針に基づき、株主の皆様に安定した利益還元を行うため、1株につき4円とさせていただきました。 株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申しあげます。 代表取締役会長 井 上 洋一郎 代表取締役社長 山 中 龍 夫 平成23年6月 代表取締役会長 代表取締役社長 2 事業の概況・経営戦略 ■ 事業の概況(第74期連結ベース、平成22年4月1日〜平成23年3月31日) 住宅産業におきましては、各種税の優遇策などの需要を下支えする政策支援などにより、不安定な雇用・所得環 境に対する懸念はありながらも市況は持ち直してきており、平成22年度の新設住宅着工戸数は81万9千戸と前年度 比5.6%の増加となり、依然として低水準ながら比較的堅調に推移しました。 これに伴い、当社グループの主力製品である窯業系外装材(セメント系ボード)の平成22年度の業界全体の国内 販売数量についても、最悪期であった前年度に比べ8.3%の増加となり、回復に力強さは欠けるものの増加基調を辿 りました。 このような市場環境のもと、当社グループは窯業系外装材において、セルフクリーニング機能の中高級品への標 準装備化や新製品の拡販などによりシェアアップを図る一方で、生産面では供給体制を整えるほか、引き続き原材 料の見直しや生産効率の向上などの合理化施策に取り組むとともに、米国での製造事業をはじめとする海外事業の 採算改善にも注力いたしました。 なお、東日本大震災に伴い、当社グループにおいても一部の生産工場や営業・物流拠点が被災し、保有するたな卸 資産や固定資産に被害が発生したことなどから、業績も少なからず影響を受けました。 この結果、主力である国内の窯業系外装材事業において、中高級品を中心とした拡販策の寄与などにより販売数 量が持ち直したことをはじめとして、ほとんどの分野で販売数量が回復したことから、連結売上高は953億33百万 円と前期比72億45百万円(8.2%)の増収となりました。 また、損益につきましては、国内の窯業系外装材事業における増収とこれに伴う稼働率のアップや合理化施策に よる利益率の改善、ならびに海外事業の損失縮小などにより、連結営業利益は51億92百万円と前期比29億27百 万円(129.2%) 、連結経常利益は48億97百万円と同30億53百万円(165.6%)の大幅な増益となりました。 一方、連結当期純利益については、販売終了済の屋根材「パミール」用釘の一部不具合に対する処置費用見積額27 億円を製品保証引当金繰入額として、また大震災に伴う復旧費用等5億30百万円を災害損失としてそれぞれ特別損 失に計上したことなどから5億29百万円となり、前期比2億96百万円(127.2%)の増加にとどまりました。 ■ 売上高 ■経常利益/経常損失 百万円 百万円 150,000 10,000 8,000 120,000 96,815 95,278 90,000 92,453 88,087 95,333 6,000 5,922 4,897 4,000 60,000 30,000 0 3 1,843 2,000 0 第70期 第71期 第72期 第73期 第74期 △2,000 第70期 △102 △1,536 第71期 第72期 第73期 第74期 ■ 中期的な経営戦略 当社グループの主要マーケットである国内住宅市場においては、中長期的には少子高齢化と人口減少により戸建 住宅市場が縮小するという構造的な問題を抱えているうえ、わが国の住宅政策も「量の確保から質の追求へ」「フ ローからストックへ」と大きく転換しつつあります。一方、今回の大震災の影響により各種建築資材の欠品状況が 顕在化しており、今後の震災復興の進展に伴い、短期的には仮設住宅等に必要な住宅関連資材の需要が増加するも のと推測されます。 このような状況下、当社グループでは、引き続き「改正第二次中期経営計画(平成21年4月〜平成24年3月)」 に基づき、業績のV字回復を果たすため収益性の確保を最優先課題とし、将来想定される市場規模を十分視野に入 れつつ生産性・効率性・採算性を最重要事項として位置付け、コスト削減と合理化を徹底的に推進していく所存で あります。この経営計画に基づく経営目標は次のとおりであり、これらを達成すべく積極的に各種施策を講じてま いります。 第一に、国内市場では「住宅性能向上への貢献」を目標とし、「トップブランドとしてお客様に真っ先に選んで いただける商品」作りに邁進いたします。特に「家の省エネ・省資源」はわが国の住宅政策にも通じる施策である ことから、これに繋がる製品開発により住宅性能の総合的な向上に貢献したいと考えております。 第二に、海外市場では「窯業系外装材の世界標準を目指す」ことを目標とします。特に米国の住宅市場は依然と して低迷を続けており厳しい環境下にありますが、Nichiha USA,Inc.メーコン工場における効率的な生産体制 を構築することによって、将来的な市場の回復・成長に備え、さらに安定した供給体制を確立いたします。 ■ 当期純利益/当期純損失 ■ 総資産・純資産・自己資本比率 百万円 百万円 % 4,000 280,000 60 3,000 総資産 純資産 自己資本比率 3,093 2,000 210,000 1,000 △2,495 0 △9,081 232 42.8 41.4 35.6 529 140,000 132,973 118,775 △1,000 △2,000 36.2 30 108,377 108,349 107,331 70,000 15 56,662 △3,000 △10,000 45 36.0 第70期 第71期 第72期 第73期 第74期 0 第70期 50,582 38,087 第71期 第72期 38,602 38,423 第73期 第74期 0 4 トピックス CO2 排出量の削減を積極推進! 〜 カーボン・オフセットに関する取組みをスタート 〜 今般、当社グループでは、地球環境保護の取組みの一環として、新たにカーボン・オフセット(※1)に関する2つ の施策を開始しました。 この具体的な内容については下記のとおりであり、今後もCO2排出削減活動を積極的に推進することにより、環境配 慮型企業として地球温暖化防止などの地球環境の保全に寄与してまいります。 ※1.カーボン・オフセットとは、事業活動等によるCO2排出量につき、できる限り排出量の削減を進めたうえで、削減できなかった排出量の全部または一部を別の場所におけ る排出削減や吸収した量(クレジット)で埋め合わせる(相殺する)仕組みのことで、低炭素社会へのシフトを進めるための有効な手段の一つとされています。 国内クレジット制度の事業承認取得およびCO2排出削減事業の開始 当社グループでは、従来からCO2排出削減の取組みを推進しており、平成20年度には子会社ニチハマテックス株式会 社の習志野工場において、ボイラー燃料を灯油から都市ガスに転換して年間894トンのCO2排出量削減を達成しました。 今般、この習志野工場における取組みを契機に、当社グループは本年1月、窯業系外壁材業界で初めて国内クレジッ ト制度(※2)における認証を取得し、オリックス株式会社を共同実施者としてCO2の排出削減事業を開始しました。 この新事業では、自主行動計画に基づいてCO2の削減を要する企業等が習志野工場のCO2削減枠(クレジット)を購 入することで、自らのCO2排出削減目標の達成のために活用(相殺)することが可能となります。 ※2.国内クレジット制度は、いわゆる京都議定書の目標達成に向けて、温室効果ガス排出抑制のための取組みによる排出削減量を公的に認証し、自主行動計画の対象となって いる企業等が計画目標達成などのために活用するシステムです。 J-VER制度を活用した循環型ビジネスモデルの構築について 現在、当社グループでは、J−VER制度(※3)に基づく間伐促進型プロジェクトを活用することで、地球環境保護・ 林業活性化に繋がる新しい循環型ビジネスモデルの構築を計画しております。 具体的には、間伐材(同プロジェクトによりクレジットが発生したもの)を当社製品の原料に使用する方法でCO₂排 出枠を付与した「オフセットサイディング®」・「オフセットパネル®」(※4)の販売を準備しております。また、同製品 を住宅の外壁材や自動車用内装下地材に使用することで、 「カーボンオフセットハウス®」 ・ 「オフセットカー®」(※4) と称して、各家庭や事業所、自動車利用によって発生するCO₂の一部をオフセットすることができる仕組みづくりを計 画しております。 ※3.J -VER(オフセット・クレジット)制度は、国内の CO2削減等の自主的なプロジェクトに対し温室効果ガス 排出削減・吸収量を認証し、クレジットを発行するシス テムです。 ※4. 「オフセットサイディング」・「オフセットパネル」・ 「カーボンオフセットハウス」・「オフセットカー」は、 当社の登録商標です。 J−VER制度で認証 された間伐事業 ・CO2の吸収源確保 ・CO2の固定化 間伐材、未利用材 等の利用促進 木材チップ化 CO2削減事業の クレジット化 持続的循環システムの イメージ J−VER料金の活用 による森林事業の活 性化促進 オフセットカーによる CO2のオフセット 5 クリーンエネルギーへの転 換によるCO2削減事業およ びオフセット製品の生産 オフセットボードによる CO2のオフセット 新商品の発売 〜 市場ニーズを反映した省エネ商品・外装デザインの追求 〜 環境に優しい新タイプの遮熱材・断熱材の販売開始! 当社グループでは、改正第二次中期経営計画(平成21年4月〜平成24年3月)に基づき、 「家の省エネ・省資源」に 繋がる商品の開発を戦略的に推進しており、昨年6月、優れた省エネ性能が特長の「遮断ルーフ」および「esパネル」 を発売いたしました。 これらの新商品は高い断熱性能を有しており、二つの商品を使用した住宅においては、夏季や冬季に激しく変動する 外気温の室内温度に対する影響(上昇・下降)を抑制することができることから、冷暖房使用時の消費電力量の低減に 繋がるだけでなく、CO2排出量の削減を図ることも可能となります。 今後も経営目標の一つである「住宅性能向上への貢献」を目指し、お客様のニーズを追求した環境配慮型商品を積極 的に開発して市場に提供していきたいと考えております。 ▶ 遮断ルーフ …夏を涼しく 屋 根から侵入する日射熱をガードする、屋根用断熱材。 反射・排熱・断熱の3つの働きを一体化したトリプルス トップ構造が夏場の室内温度上昇を抑え、省エネ&快適 な空間をつくります。 ▶ esパネル …冬をあたたかく 床 の断熱性・気密性をアップさせる、厚手で安定性のあ る硬質ウレタンフォーム。床からのすきま風を抑え、快 適性と省エネ効果を向上させます。環境にもやさしい、 一歩進んだ高断熱パネルです。 遮断ルーフ 遮断ルーフ断面 esパネル スタイリッシュな新商品 tremolo(トレモロ)を発売! 当社では本年2月、高級外壁材モエンエクセラード16の i−cubeシリーズとして、新商品 tremolo(トレモロ)を 発売しました。 この商品は、従来の石・レンガなどの一般的な既存素材ではなく、花、葉や和紙などの新たな素材をモチーフにした 柔らかなデザインを特長としております。 当社では、 「トップブランドとしてお客様に真っ先に選んでいただける商品」作りを商品開発における思考の原点とし、 引き続き住宅デザインのトレンドや市場ニーズを反映した洗練された外装デザインの開発を推進してまいります。 ○ フロル 淡いピンクが華やかな小花柄 ○ リーフ 風に揺れる新緑のイメージ ○ きなり 暖かみのある和紙がモチーフ 6 連結財務諸表 ■ 連結貸借対照表 前 期 科 目 ( 流 資 動 の 産 部 50,936 現 金 及 び 預 金 13,098 14,028 受取手形及び売掛金 20,803 22,688 商 品 及 び 製 品 9,873 7,950 仕 品 2,247 1,592 原材料及び貯蔵品 1,934 2,550 繰 延 税 金 資 産 1,240 1,425 その他の流動資産 913 792 定 掛 倒 資 引 当 金 産 △ 89 △ 92 58,327 56,394 52,426 49,725 建 物 及 び 構 築 物 17,572 16,224 機械装置及び運搬具 11,504 10,516 工 具、 器 具 及 び 備 品 410 402 土 地 20,771 20,766 リ ー ス 資 産 2,096 1,574 建 設 仮 勘 定 69 240 439 527 8 98 無 形 固 定 資 産 リ ー ス 資 産 ソ フ ト ウ ェ ア 93 134 その他の無形固定資産 337 295 5,461 6,142 2,583 2,489 2 0 繰 延 税 金 資 産 222 1,320 その他の投資その他の資産 2,703 投資その他の資産 投 資 有 価 証 券 長 貸 資 期 倒 産 貸 付 引 当 合 科 目 前 期 当 期 (平成22年3月31日現在)(平成23年3月31日現在) ( ) 有 形 固 定 資 産 7 当 期 (平成22年3月31日現在)(平成23年3月31日現在) 50,021 貸 固 産 資 (単位:百万円) 金 金 △ 50 計 108,349 2,357 △ 26 107,331 負 債 の 部 ) 動 負 債 支払手形及び買掛金 短 期 借 入 金 一年以内に返済予定の長期借入金 リ ー ス 債 務 未 払 法 人 税 等 賞 与 引 当 金 役 員 賞 与 引 当 金 製 品 保 証 引 当 金 その他の流動負債 固 定 負 債 長 期 借 入 金 リ ー ス 債 務 繰 延 税 金 負 債 退 職 給 付 引 当 金 役員退職慰労引当金 製 品 保 証 引 当 金 事業整理損失引当金 負 の の れ ん その他の固定負債 負 債 合 計 39,459 12,038 10,495 6,734 659 792 1,240 − 1,225 6,271 30,287 26,201 1,496 924 888 70 45 196 236 227 69,746 37,745 12,625 3,818 8,704 783 1,808 1,332 40 1,347 7,285 31,162 24,854 1,146 958 825 96 2,621 172 162 324 68,907 ( 純 資 産 の 部 ) 主 資 本 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 繰 延 ヘ ッ ジ 損 益 為替換算調整勘定 新 株 予 約 権 少 数 株 主 持 分 純 資 産 合 計 負 債 純 資 産 合 計 40,515 8,136 10,925 21,929 △ 475 △ 1,505 245 1 △ 1,752 31 △ 438 38,602 108,349 40,970 8,136 10,925 22,384 △ 475 △ 2,118 206 − △ 2,325 48 △ 477 38,423 107,331 流 株 ■ 連結損益計算書 (単位:百万円) 科 目 売 売 上 上 売 上 原 総 ( 前 期 利 高 価 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 益 25,012 2,265 26,357 5,192 息 金 料 入 額 他 21 57 100 99 74 254 営 業 支 為 そ 息 損 他 748 112 169 別 利 益 固 定 資 産 売 却 益 投 資 有 価 証 券 売 却 益 補 助 金 収 入 33 98 98 経 特 常 の 利 利 差 ) 95,333 63,783 31,550 業 外 収 益 受 取 利 受 取 配 当 不 動 産 賃 貸 助 成 金 収 負 の の れ ん 償 却 そ の 費 ( 当 期 平成22年4月 1 日から 平成23年3月31日まで 88,087 60,810 27,277 営 外 払 替 ) 平成21年4月 1 日から 平成22年3月31日まで 用 益 特 別 損 失 固 定 資 産 売 却 損 固 定 資 産 除 却 損 固 定 資 産 圧 縮 損 投 資 有 価 証 券 売 却 損 投 資 有 価 証 券 評 価 損 減 損 損 失 ゴ ル フ 会 員 権 売 却 損 ゴ ル フ 会 員 権 評 価 損 出 資 金 売 却 損 出 資 金 評 価 損 災 害 に よ る 損 失 資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額 製 品 保 証 引 当 金 繰 入 額 税金等調整前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法 人 税 等 還 付 税 額 過 年 度 法 人 税 等 法 人 税 等 調 整 額 少数株主損益調整前当期純利益 少 数 株 主 損 失( △ ) 当 期 純 利 益 607 1,029 1,843 229 11 92 98 0 29 720 − − − − − − − △ 951 1,121 861 25 − 144 △ 980 − 92 232 21 50 84 61 74 251 689 69 79 14 2 − 1 94 − 0 14 17 0 1 1 1 530 25 2,700 2,120 − 123 △ 1,218 543 838 4,897 17 3,388 1,526 1,025 500 △ 28 529 8 ■ 連結株主資本等変動計算書(平成22年4月1日から平成23年3月31日まで) 株 資本金 平成22年3月31日残高 8,136 主 資 本 (単位:百万円) その他の包括利益累計額 株 少数株主 純 資 産 その他の 新 そ の 他 株主資本 資 本 利 益 繰延ヘッジ 為替換算 分 合 計 自己株式 有価証券 包括利益 予約権 持 合 計 剰余金 剰余金 損 益 調整勘定 評価差額金 累計額合計 10,925 21,929 △ 475 40,515 245 1 △ 1,752 △ 1,505 31 △ 438 38,602 連結会計年度中の変動額 剰余金の配当(注) △ 当期純利益 73 △ 529 自己株式の取得 73 529 △ 0 △ 平成23年3月31日残高 - - 455 △ 0 8,136 10,925 22,384 △ 475 73 529 0 株主資本以外の項目の連結 会計年度中の変動額(純額) 連結会計年度中の変動額合計 △ △ 0 △ 38 △ 1 △ 572 △ 612 17 △ 38 △ 633 455 △ 38 △ 1 △ 572 △ 612 17 △ 38 △ 178 - △ 2,325 △ 2,118 48 △ 40,970 206 477 38,423 (注)平成22年6月の定時株主総会における利益処分項目であります。 ■ 連結キャッシュ・フロー計算書 科 目 ( 前 期 ) 平成21年4月 1 日から 平成22年3月31日まで ( 当 期 ) 平成22年4月 1 日から 平成23年3月31日まで 営業活動によるキャッシュ・フロー 6,687 9,959 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 2,963 △ 2,594 財務活動によるキャッシュ・フロー △ △ 6,426 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増加額 9 (単位:百万円) 861 3 △ 77 2,866 860 現金及び現金同等物の期首残高 10,141 13,008 現金及び現金同等物の期末残高 13,008 13,868 財務諸表(単体) ■ 貸借対照表 ■ 損益計算書 (単位:百万円) 前 期 科 目 当 期 科 目 (平成22年3月31日現在)(平成23年3月31日現在) ( 流 固 有 無 投 資 ( 流 固 負 ( 株 資 産 の 部 ) 動 資 産 定 資 産 形 固 定 資 産 形 固 定 資 産 資その他の資産 産 合 計 負 債 の 部 ) 動 負 債 定 負 債 債 合 計 純 資 産 の 部 ) 主 資 本 資 本 金 資 本 剰 余 金 利 益 剰 余 金 自 己 株 式 評価・換算差額等 その他有価証券評価差額金 繰 延 ヘ ッ ジ 損 益 新 株 予 約 権 純 資 産 合 計 負 債 純 資 産 合 計 43,119 49,009 25,664 111 23,233 92,129 売 44,236 48,418 25,077 216 23,124 92,654 32,972 21,073 54,046 29,450 24,493 53,943 37,838 8,136 11,122 19,054 △ 475 213 212 1 31 38,083 92,129 38,482 8,136 11,122 19,698 △ 475 180 180 − 48 38,710 92,654 (単位:百万円) 上 売 上 売 原 上 総 利 ( 業 利 主 72,340 78,605 51,584 54,567 20,756 24,038 19,234 19,854 1,521 4,184 707 益 益 営 業 外 収 益 790 営 業 外 費 用 863 650 1,448 4,240 経 常 利 益 特 別 利 益 372 93 特 別 損 失 2,431 2,989 税引前当期純利益又は純損失(△) △ 法人税、住民税及び事業税 法 人 税 等 還 付 税 額 △ 610 1,344 423 1,777 25 − − 63 97 △ 1,213 △ 1,104 717 過 年 度 法 人 税 等 法 人 税 等 調 整 額 当期純利益又は純損失(△) 資本剰余金 利 益 11,122 768 資 剰 余 ) 価 ■ 株主資本等変動計算書(平成22年4月1日から平成23年3月31日まで) 株 )( 当 期 平成22年4月 1 日から 平成23年3月31日まで 高 販売費及び一般管理費 営 前 期 平成21年4月 1 日から 平成22年3月31日まで 本 (単位:百万円) 評 価 ・ 換 算 差 額 等 金 新 株 純 資 産 そ の 他 評価・換算 株主資本 繰延ヘッジ 合 計 予 約 権 有価証券 差 額 等 資 本 金 資 本 利 益 その他利益剰余金 自己株式 合 計 損 益 評価差額金 合 計 準 備 金 準 備 金 別途積立金 繰越利益剰余金 平成22年3月31日残高 事業年度中の変動額 剰余金の配当(注) 当期純利益 自己株式の取得 株主資本以外の項目の 事業年度中の変動額(純額) 事業年度中の変動額合計 平成23年3月31日残高 8,136 16,160 2,125 △ △ - 8,136 - 11,122 - 768 - 16,160 73 717 475 37,838 △ △ 643 △ 2,769 △ 0 △ 0 475 212 1 213 31 73 717 0 38,083 △ △ △ 32 △ 1 △ 33 643 △ 38,482 32 △ 180 1 △ - 33 180 17 △ 17 48 73 717 0 15 627 38,710 (注)平成22年6月の定時株主総会における利益処分項目であります。 10 会社概要 ■ 会社概要 商 号 本店所在地 設 資 従 立 本 業 金 員 ニチハ株式会社 NICHIHA CORPORATION 名古屋市港区汐止町12番地 電話(052)381-2811 〒455-8550 昭和31年6月25日 8,136,490,879円 1,245名 名古屋市中区錦二丁目18番19号 本 社 (三井住友銀行名古屋ビル) 電話(052)220-5111 〒460-8610 東京都中央区日本橋本町一丁目6番5号 東 京 支 店 (ツカモトビル) 11 場 中 龍 夫 取締役・副社長執行役員 池 田 洋 一 取締役・専務執行役員 新 美 義 根 取締役・専務執行役員 西 雪 諭 取締役・専務執行役員 水 野 純 一 取締役・専務執行役員 山 本 徹 取締役・常務執行役員 杉 崎 四 郎 取締役・常務執行役員 南 光 正 取締役・常務執行役員 川 瀬 敏 夫 取締役・常務執行役員 歌 書 一 男 取 吉 田 仁 吉 監 査 役( 常 勤 ) 豊 田 滋 夫 監 査 役( 常 勤 ) 市 川 隆 広 監 査 役 古 野 高 根 監 査 役 大 平 一 憲 監 査 役 井 上 正 締 役 上 席 執 行 役 員 荒 川 洋 上 席 執 行 役 員 武 笠 好 次 上 席 執 行 役 員 庄 司 精 二 役 員 松 尾 健 行 役 員 神 野 英 樹 執 行 役 員 水 野 昭 彦 執 行 役 員 稲 葉 文 彰 執 行 役 員 柴 田 佳 寛 執 行 役 員 児 玉 憲 悦 名古屋東、名古屋西、京都、大阪、神戸、 執 行 役 員 山 中 直 人 岡山、広島、松山、北九州、福岡、熊本、 執 行 役 員 星 尾 雅 嗣 執 行 役 員 森 眞 一 執 行 役 員 吉 田 康 則 執 行 役 員 友 村 隆 執 行 役 員 橋 本 要 西東京、神奈川、長野、金沢、静岡、岐阜、 鹿児島 工 山 行 宇都宮、水戸、高崎、大宮、千葉、東京、 所 井 上 洋 一 郎 代表取締役社長・社長執行役員 執 札幌、青森、盛岡、仙台、郡山、新潟、 業 代 表 取 締 役 会 長 執 電話(03)5205-3911 〒103-0023 営 ■ 役員(平成23年6月24日現在) 名古屋、いわき、下関 ■ 事業内容 ■ グループ会社 当社は、窯業系外装材等の製造、販売を主な事業と し、その他これに付帯する事業を営んでおりますが、 主な製品・用途は次のとおりであります。 製品・用途 高 級 内 装 材 : モエンアート エコアートプラス インテリアフェース アルプリモ 高 級 内 外 壁 材 : モエンアート モエンアートLS 高 級 外 壁 材 : プレミアムステージ 窯業系外装材他 モエンエクセラード 防 火 外 壁 材 : モエンサイディング-M 風光 モエンサイディングS モエンサイディングW 外 装 部 材 : アウティ ウォールアクセサリー 軒 天 材 : 軒天16 軒天14 軒天12 軒天5 乾式タイル外壁材 : ニューセラーチェ ニチハマテックス株式会社 外装材・繊維板の製造 株式会社チューオー 高 萩 ニ チ ハ 株 式 会 社 外装材の製造 ニチハボード加工株式会社 外装材の製造および加工 株式会社ニチハコンポーネント 外装材の製造および加工 外装テックアメニティ株式会社 住宅の外装工事 株 式 会 社 エ イ ト 外装材のデザイン制作および 型板の製造 ニチハエンジニアリング株式会社 設備の補修・営繕および周辺 業務 耐 力 面 材 : ニチハ耐力面材『あんしん』 ニチハ耐力面材『あんしんN』 耐 火 野 地 板 : センチュリー耐火野地板 まげのじくん ふくごうくん だんねつくん ベランダくん ろくやねくん 断熱材 屋根材 金 属 外 壁 材 : メタルサイディング 屋 根 用 断 熱 材 : 遮断ルーフ 外 装 材・ 外 装 用 付 属 部 材 の 製造販売 三 重 ニ チ ハ 株 式 会 社 外装材の製造および加工 ニチハサービス株式会社 保険代理業務および人材派遣 業務 八 代 ニ チ ハ 株 式 会 社 外装材の製造 ニチハ富士テック株式会社 外装材の製造 床 用 断 熱 材 : esパネル 金 属 屋 根 材 : カバールーフ シングル屋根材 : アスファルトシングル『アルマ』 住宅機材 押入れユニット等 フロアー養生板 株式会社FPコーポレーション ウレタン断熱パネルの製造販 売 株 式 会 社 F P ホ ー ム 注文住宅販売および住宅リ フォーム N i c h i h a U S A , I n c . 外装材の製造販売 繊維板(ハードボード) 付属部材 ニ チ ハ 装 飾 建 材 外装材の製造販売 ( 嘉 興 ) 有 限 公 司 自動車内装用 梱包用 ニチハ装飾繊維セメント壁板 外装材の製造 ( 嘉 興 ) 有 限 公 司 家具用 (平成23年3月31日現在) 計17社 12 ■ 当社グループの窯業系外装材生産拠点 国内生産拠点 ニチハマテックス 習志野工場 ニチハ富士テック 本社工場 高萩ニチハ ニチハ 高萩工場 名古屋工場 ニチハ ニチハ 下関工場 いわき工場 八代ニチハ 本社工場 ニチハマテックス 衣浦工場 海外生産拠点 ● アメリカ ● 中国 長 アトランタ Nichiha USA, Inc. メーコン工場 江 ニチハ装飾繊維セメント壁板 上海 (嘉興)有限公司 本社工場 ジョージア州 ニチハ装飾建材(嘉興) 有限公司 本社工場 13 株式の状況(平成23年3月31日現在) ■ 株式の状況 ■ 大株主 発行可能株式総数 80,000,000株 発行済株式の総数 株 主 名 37,324,264株 単元株式数 100株 株主数 5,613名 ■ 所有者別株式分布 個人・その他 5,114名 4,083千株 10.94% 外国法人等 100名 6,252千株 16.75% 自己株式 1名 520千株 1.40% 事業法人・その他法人 360名 14,243千株 38.16% 37,324千株 売買高(千株) 7.11 2,617 住 友 林 業 株 式 会 社 2,572 6.99 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 1,920 5.22 伊 藤 忠 建 材 株 式 会 社 1,656 4.50 住 友 商 事 株 式 会 社 1,602 4.35 株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行 1,597 4.34 三 菱 商 事 株 式 会 社 1,400 3.80 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1,369 3.72 1,132 3.08 1,090 2.96 INTERNATIONAL PLC 三井住友海上火災保険株式会社 陽線 終値 始値 高値 安値 陰線 始値 終値 ※陽線の長さは上昇幅、 陰線の長さは下降幅 を表します。 株価(円) 1,000 10,000 9,000 900 8,000 800 7,000 700 6,000 600 5,000 500 4,000 400 3,000 300 2,000 200 1,000 100 0 3月 4月 (平成22年) % (注)株式数は、千株未満の端数を切り捨てて表示しております。 持株比率は、自己株式(520,977株)を控除して計算しております。 ※信託口、特別勘定等を含む。 ■ 株価の推移 持株比率 千株 大 手 町 建 物 株 式 会 社 MORGAN STANLEY & CO. 金融機関 38名 12,223千株 32.75% 持株数 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 (平成23年) 3月 0 14 株 主 メ モ 事業年度 定時株主総会 基準日 毎年4月1日から翌年3月31日まで 毎年6月開催 定時株主総会 毎年3月31日 期末配当金 毎年3月31日 中間配当金 毎年9月30日 そのほか必要があるときは、あらかじめ公告して定めた日 公告方法 当社のホームページに掲載する。 http://www.nichiha-ir.com/index.html ▲決算説明会の内容を上記のホームページにて動画配信に よりご覧になれます。 上場証券取引所 東京証券取引所市場第一部 名古屋証券取引所市場第一部 株主名簿管理人および 特別口座の口座管理機関 大阪市中央区北浜四丁目5番33号 住友信託銀行株式会社 株主名簿管理人 事務取扱場所 大阪市中央区北浜四丁目5番33号 住友信託銀行株式会社 証券代行部 〒183-8701 東京都府中市日鋼町1番10 住友信託銀行株式会社 証券代行部 (電話照会先) 0120-176-417 (インターネット) http://www.sumitomotrust.co.jp/STA/ retail/service/daiko/index.html ホームページでさまざまな情報を ご覧いただけます。 (郵便物送付先) ニチハ 検索 単元未満株式(100株に満たない株式)をご所有の株主様へ 当社の株式は1単元(最低売買単位)が100株となっておりますので、単元未満株式については市場で売買することができません。 このような単元未満株式は、当社に対して買取るよう請求することができます。また、100株に不足する分を満たす株式を当社から購入 (買増)し、100株にまとめるよう請求することができます。なお、これらにかかる手数料については、無料化しております。 ◎買取り・買増し請求のイメージ ※同封の第74期期末配当金計算書「株式数」欄に記載された株式数のうち、100株に満たな い株式が、ご所有の単元未満株式数です。 株主様ご所有の単元未満株式※ (例:55株をご所有) 買取り請求 買増し請求 ご所有の55株を当社に時価で 売却いただくことができます。 45株を買増しし、100株とし ていただくことができます。 当社(株主名簿管理人) ◎買取り・買増し請求をご希望の場合は、下記までお問い合わせください。 特別口座に記録された株式 証券会社等の口座に記録された株式 住友信託銀行株式会社 証券代行部 口座を開設されている証券会社等 電話:0120-176-417(通話料無料) 住所変更・配当金受取り方法のご指定・相続に伴う手続き等も上記宛にお問い合わせください。 〒460-8610 名古屋市中区錦二丁目18番19号 三井住友銀行名古屋ビル TEL 052-220-5111(代表) http://www.nichiha.co.jp