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法務省説明資料(PDF:699KB)

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法務省説明資料(PDF:699KB)
資料2
「 治 安 向 上 の た め の 民 間 活 用 や 地 域 住 民 と の 連 携 」の た め の 施 策( 法 務 省 )
治安向上のための総合的施策の必要性
我が国は,かつて世界に誇ることができるほど治安の良い社会であったが,
近年 ,犯 罪 の 発 生 件 数( 認 知 件 数 )が 著 し く 増 加 す る 一 方 で ,検挙率が低下し ,
治安の悪化が大きな問題となっている。中でも,社会の耳目を集める凶悪重大
事件や,身近で起こる少年や来日外国人による犯罪の多発により,国民の治安
に対する不安が増大しており,世論調査の結果でも,治安の悪化を指摘する意
見が上位を占めるようになっている。
治安を向上させるためには,①防犯活動による犯罪の抑止,②犯人の検挙,
及び③犯罪者の改善更生のための施策を総合的に推進する必要がある。このう
ち③については,刑務所における新受刑者の約半数が入所度数2度目以上の再
犯者であるなど高い再犯率が問題となっており,治安向上のための根本的な対
策として,犯罪者の改善更生及び再犯防止を図るための施策を講じることが必
要となっている。すなわち,防犯活動による犯罪抑止や検挙率向上のための施
策のみならず,検挙された犯罪者に対して適正な刑罰を科した上で,刑務所・
少年院等における矯正教育や保護司等による更生保護活動を充実させて円滑な
社会復帰を実現し,再犯を防止して治安を向上させることが不可欠であって,
刑事司法手続の入口から出口までを見据えた総合的な施策を講じることが必要
となっている。
また,近時,観光立国実現に向け,外国人の円滑な訪日を支える環境を整備
することが必要とされる一方で,外国人犯罪が急増し,国民の治安に対する不
安を増大させていることから,出入国審査の円滑化と厳格化を両立させた施策
が求められるとともに,外国人犯罪の温床となっている不法滞在者の摘発体制
の強化も必要とされている。
そして,これら施策の実施に当たっては,広く国民の理解と協力が不可欠で
あり,民間との協働が必要であることから,以下のとおり,民間活用等による
施策を推進することとしたい。
○民間との協働による犯罪者の更生と社会復帰支援体制の構築
治安を向上させ,地域社会の安全・安心を確保するためには,矯正施設の
整備と社会復帰支援体制の充実を図ることにより,犯罪者の円滑な社会復帰
を実現し,再犯を防止することが必要である。しかしながら,近時,刑務所
等矯正施設の被収容者が急増し,刑務所の収容率が116%を超える過剰収
容 と な る な ど ( 平 成 1 6 年 8 月 末 現 在 ), 再 犯 防 止 の た め の 処 遇 の 実 施 が 困
難になっていることから,民間との協働等により,犯罪者の円滑な社会復帰
のための有効適切な処遇を実施するとともに,その実施を可能とする矯正施
設の整備と社会復帰支援体制の充実を図ることとし,次のような民間活用等
の施策を推進することとしたい。
・刑務所等PFI事業の推進及び矯正施設における民間委託の推進
矯正行政について,PFI手法の導入等により,民間の資金・ノウハ
ウを活用して施設整備を促進するとともに,被収容者の処遇や施設の整
備を含めて順次民間委託を拡大する。
・犯罪者の更生保護のための官民協働体制の強化
従来から官民協働体制で実施してきた更生保護行政について,民間の
更生保護事業・活動の充実を図るとともに,地域社会との連携をより強
化し,社会復帰支援体制の整備を促進する。
○外国人が快適に観光し,滞在できる環境の整備
観 光 立 国 の 実 現 に 向 け , 日 本 を 訪 れ る 外 国 人 旅 行 者 を 2010 年 に 倍 増 ( 年
間 1,000 万 人 へ の 増 加 ) さ せ る 目 標 が 掲 げ ら れ , 外 国 人 の 円 滑 な 訪 日 を 支 え
る 環 境 整 備 と し て , 出 入 国 手 続 の 円 滑 化 が 必 要 と さ れ て い る ( 平 成 15 年 7
月 31 日 観 光 立 国 関 係 閣 僚 会 議 「 観 光 立 国 行 動 計 画 」)。
その一方で,近時,外国人犯罪が急増し,国民の治安に対する不安を増大
さ せ て い る こ と か ら ,外 国 人 犯 罪 の 温 床 と な っ て い る 不 法 滞 在 者 ( 推 計 約 25
万 人 ) を 今 後 5 年 間 で 半 減 さ せ る 目 標 が 掲 げ ら れ ( 平 成 15 年 12 月 18 日 犯
罪 対 策 閣 僚 会 議 「 犯 罪 に 強 い 社 会 の 実 現 の た め の 行 動 計 画 」), そ の た め の
施策を推進することにより,国民が安心して暮らすことができる社会を実現
するとともに,平穏かつ適法に滞在している多くの外国人に対する無用の警
戒感を払拭することが求められている。
そこで,観光立国実現に向けた民間活用のための諸施策(民間イニシアテ
ィヴ誘発)と歩調を合わせ,出入国審査の円滑化と厳格化を図るとともに,
不法滞在者の摘発体制を強化することにより,外国人が快適に観光し滞在で
きる環境の整備を推進することとしたい。
・入国手続の迅速化(APISの活用等)
事前旅客情報システム(APIS)では,民間の航空会社から乗員・
乗客名簿が事前に送付され,入国管理局等のブラックリストと照合する
こ と が 可 能 に な る こ と か ら ,A P I S の 活 用 を 推 進 す る こ と な ど に よ り ,
入国手続の迅速化を図る。
・バイオメトリクス情報の活用による出入国審査の円滑化・厳格化
今 後 ,我 が 国 を 含 む 各 国 の 旅 券 等 に つ い て ,バ イ オ メ ト リ ク ス 情 報( 顔
画像・指紋等の生体情報)の搭載が進められることから,バイオメトリ
クス情報による認証システムを導入し,出入国審査の円滑化と厳格化を
図るとともに,関係情報の蓄積・管理を通じて不法滞在者の摘発体制を
強化する。
一般刑法犯の認知件数・検挙率の推移
(件)
(%)
2,790,136件
3,000,000
80
70
2,500,000
57.8%
60
2,000,000
50
1,384,222件
40
1,500,000
23.2%
30
1,000,000
20
500,000
10
0
昭和21
0
26
31
36
41
46
認知件数
※平成16年の棒グラフは,上半期実績を基にした推計である。
51
56
検挙率
61
平成3
8
13
(年)
治安に関する世論調査(平成16年7月内閣府調査)
犯罪に対する不安の傾向
最近の治安に関する認識
多くなったと思う(80.3%) 少なくなったと思う(5.4%)
悪くなったと思う(86.6%) よくなったと思う(7.0%)
43.8
0%
10%
20%
33
42.8
30%
40%
50%
悪くなったと思う
どちらかといえばよくなったと思う
その他
60%
70%
80%
90%
0%
100%
10%
47.3
20%
30%
53.9
10%
20%
30%
40%
50%
関心がある
あまり関心がない
その他
70%
80%
90%
18.2
100%
青少年の教育不十
分
47
地域社会の連帯意
識の希薄化
43.8
様々な情報が氾濫
し,容易に入手可能
景気の悪化
20
20%
30
40
40%
50%
70 %
34.7
20
30
90%
100%
40
81.8
66.1
58.1
52.6
高齢者や子供など弱者
を狙った犯罪の増加
37.2
10
80%
単純な動機で発生
38.9
0
70%
あまりそう思わない
そう思う
残酷になっている
43
殺人,強盗などの凶
悪犯罪
60%
11.6
低年齢化
49.5
誘拐,子どもの連れ
去りやいたずら
60
100%
最近の犯罪の傾向
55.3
自動車盗や車上狙い
50
30%
そう思わない
どちらかといえばそう思う
その他
暴行,傷害などの粗
暴な犯罪
31.9
国民の規範意識の
低下
10
10%
すり,ひったくりなど
38.6
0
0%
自宅に入る空き巣な
どの犯罪
40.6
90%
30.9
不安になる犯罪
治安が悪くなったと思う理由
54.4
80%
どちらかといえば多くなったと思う
少なくなったと思う
36.5
ある程度関心がある
関心がない
不法滞在外国人の
増加
70%
そう思わない(54.7%) そう思う(42.5%)
14.9
60%
60%
日本は安全・安心な国か
関心がある(80.9%) 関心がない(18.0%)
0%
50%
多くなったと思う
どちらかといえば少なくなったと思う
その他
どちらかといえば悪くなったと思う
よくなったと思う
治安に対する関心度
27
40%
50
60
70 %
路上犯罪など無差別的
な犯罪の増加
46.2
外国人犯罪の増加
45.4
0
10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 %
「世 界 一 安 全 な 国 」へ
∼「安 心 して暮らせる安全な社会」再 生 へ の 取 組 ∼
犯
刑法犯認知件数
10年間で約49%増
罪
不法滞在外国人
偽装在留者の増加
<司法警察員等>
【入国審査官・入国警備官】
検察官送致等
・このうち道交除く受理事件数
10年間で約35%増
・うち凶悪事件数
10年間で約65%増
・来日外国人事件数
10年間で約84%増
検察庁
(新規受理 215万人)
起訴
93万人
公判請求事件数
10年間で約59%増
【検察官・検察事務官】
不起訴等122万人
略式手続
79万人
裁判所
(公判請求 15万人)
実刑
受刑者の急増
10年間で約66%増
(平成16年 8月末現在約9,100人の
過剰収容,収容率約117%)
執行猶予
罰金科料等
刑務所
(新受刑者 3.4万人)
※平成16年8月末現在
【刑 務 官】
受刑者約6.4万人
仮釈放
保護観察事件等の増加
(保護観察事件新規受理件数
10年間で約41%増)
【保護観察官】
1.6万人
保護観察所
満期釈放等 1.4万人
更生保護施設
刑 事 司 法 シ ス テ ム 全 体 の 機 能 強 化
∼ 人 員 ・予 算 の 増 強 , 施 設 の 拡 充 ∼
(注)数字は原則として平成15年の統計による。
治安悪化の現状
1 刑法犯認知件数(交通業過を除く)
3 検察庁凶悪事件数∼殺人,強盗,強盗強姦(強盗致死を含む)
2 検察庁受理事件数(
道交を除く)
単位:千人
単位:千件
単位:千人
10
1,600
2,800
2,790,136件
1,400
2,300
1,350,556人
8
8,492人
1,782,944件
1,800
6
1,200
4,716人
1,300
1,012,250人
1,000
4
800
300
H7
H8
H9
H10 H11
H12
H13 H14
H15
H16
4 公判請求件数
800
H7
単位:千人
単位:千人
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
5 受刑者数(
刑務所受刑者1日平均収容人員)
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H16
50
60
146,497人
140
H15
6 保護観察事件新規受理件数(交通事件を除く)
単位:千件
70
160
2
44,520件
60,053人
40
50
120
32,398件
40
38,291人
30
100 92,833人
80
H7
H8
30
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
20
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
20
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H16の棒グラフは,いずれも上半期実績を基にした推計である。
行刑施設の過剰収容の現状と対策
1.現状と問題点
(1) 過剰収容
(2) 職員の勤務負担
収 容 率
H10→H15
○職員1人当たりの被収容者数の推移
受刑者 116.6%
約1.4倍
人
70,000
19,800
65,000
2.1万人増
60,053
55,000
45,000
2.5
H10
18,300
44,752
実績人員
42,970
17,075 17,077
17,055
17,011
17,017
H12
H13
H14
5.0
H15
人
4.3
17,300
17,119
4.0
30,000
3.1
16,800
3.0
10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度
2.0
2.0
※16年度は,8月末日現在
1.8
1.6
1.0
(3) 処遇環境の悪化
米
○過剰収容状態
6人定員の居室を7,8人で使用
H11
○諸外国に比べ,高い職員負担率
17,800
17,378
40,000
35,000
3.2
3.0
18,800
48,759
50,000
3.8
3.5
3.1
収容定員
(54,902人)
52,509
4.3
4.0
3.5
19,300
56,060
職員定員
約1.4倍
4.0
64,023
60,000
H10→H15
人
4.5
人
英
仏
独
日本
○保安職員年休取得の減
H10年度:
6.6日⇒H15年度3.9日
舎房廊下整列状況
約3分の2
○4週8休が確保できない施設
74庁中⇒64庁
(4) 保安事故の多発
○懲罰件数の増加
H10:2.8万件⇒H15:
4.3万件
○不服申立件数の増加
H10:2,300件⇒H15:
8,800件
約1.5倍
○職員・同衆暴行事犯の増加
約3.8倍
H10:4,600件⇒H15:7,600件
不 十 分 な 改 善 更 生
社
会
復
帰
再犯罪・再入所者の増加
再入受刑者数の推移
(人)
14,847
15,000
14,500
14,000
13,500
13,000
12,461
12,500
12,000
平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年
約1.7倍
セカンダリ審査の概要
現 状
導入後
空港上陸審査場
空港上陸審査場
セカンダリ審査室
上
陸
審
査
事
務
室
等
上
陸
審
査
事
務
室
等
日本人帰国
外国人上陸
申請者全員が同じよう
に審査を待つことと
なっている。
日本人帰国
外国人上陸
問題のない者は速やかに審査を終了し,
問題のある者は別室で時間をかけた審査
を受けるため,メリハリの効いた行政
サービスの実現が可能となる。
事前旅客情報システム(APIS)の流れ
入管BL
税関BL
警察BL
事前確認
○ 入管法第5条該当者
○ 慎重審査対象者等
↓
○ 職員への注意喚起
○ 特別審理官の待機
共同管理システム
ヒット情報を分析して
主要空港へデータ配信
SI
TA回線
・国籍
・氏名
・性別
・生年月日
乗客が日本へ到着する前に
各種BLがチェック完了
入管サーバ
厳格な審査の実現
不法残留者数・来日外国人事件数の推移
298,646人
(
人)
25,000
300,000
22,755人
250,000
20,000
19,384人
219,418人
220,552
人
17,666人
200,000
15,285人
15,124人
15,000
15,104人
15,104人
12,350人
150,000
12,857人
12,079人
10,000
9,845人
100,000
5,000
50,000
0
0
5年
6年
7年
8年
9年
10年
11年
12年
13年
14年
15年
16年
5.1
5.1
5.1
5.1
1.1
1.1
1.1
1.1
1.1
1.1
1.1
1.1
その他
ブラジル
インドネシア
マレーシア
フィリピン
韓国
スリランカ
ペルー
中国(
台湾)
タイ
中国
来日外国人事件数(
検察庁処理人員)
外国人入国者数
(人)
6,000,000
5,500,000
5,286,310
12年
13年
5,727,240
14年
15年
4,901,317
5,000,000
4,669,514
4,500,000
4,000,000
5,272,095
5,771,975
4,556,845
4,244,529
3,831,367
3,732,450
3,747,157
3,500,000
3,000,000
5年
6年
7年
8年
9年
10年
11年
官 民 協 働 に よる社 会 内 処 遇 体 制
矯 正 施 設
過剰収容状態の悪化
満 期 釈 放
仮釈放の申請
地方更生保護委員会
再犯
仮釈放の許可
保護観察所
更生緊急保護
社会内処遇が
機能しない場合
保 護 観 察
・満期釈放者
・起訴猶予者
・(単純)執行猶予者
・労役場出場者 等
・保護観察処分少年
・少年院仮退院者
・仮出獄者
・保護観察付執行猶予者
帰住予定地の環境調整
・少年院在院中の者
・刑務所在監中の者
委 嘱
委 託
家族や親族の援助が
得られない者に宿泊所
を提供するとともに,
社会生活に適応させる
ための生活指導等を
行う
保 護 司
更生保護施設
地域性,民間性を活かし
ながら,対象者に対する
日常的な指導監督,補
導援護等を行う
〈全国101施設〉
更生保護事業法に基づき法務大臣の認
可を受けた更生保護法人が設置・運営
〈全国52,500人(定員)〉
・保護司法に基づき法務大臣が委嘱
・身分は非常勤の国家公務員
社 会 復 帰
PFI手法による新設刑務所について
<美祢社会復帰促進センター整備・運営事業>
【参考 】過去5年間新入受刑者の増加傾向
刑務所PFI
事業の概要
170
160
150
初犯女子
初犯男子
1.62倍
1.45倍
高い増加率
事業予定地
140
130
累犯系統
120
山口県美祢市
「美祢テクノパーク」
1.13倍
110
100
H11
H12
H13
H14
H15
(注)平成11年を100とした増加率
処遇,警備の民間委託
・民間委託の根拠規定
・守秘義務
収容対象
事業スケジュール
平成16年3月 実施方針の公表
男女初犯受刑者1,000名
(男子:500名,女子:500名)
診療所の管理委託
事業内容
設計,建設,運営の一部を委託
9月 特定事業の選定
10月 入札説明書の公表
17年5月 事業契約締結
・みなし公務員規定
BOT方式の採用
委託費を支払うサービス購入型
19年4月 収容開始
事業期間 20年
・公的医療機関への管理
委託の根拠規定
診療所の市民開放
・
行刑施設のアウトソーシングの推進
現状と問題点
○ 行刑施設職員の過重負担
職員1人当たりの被収容者数
人
5.0
4.3
諸外国に比べ
著しく高い
3.1
3.0
2.0
2.0
1.8
1.6
1.0
米
英
仏
独
○保安職員年休取得の減
H10年度:6.6日⇒H15年度3.9日
○職員・同衆暴行事犯の増加
H10:4,600件⇒H15:7,600件
○不服申立件数の増加
H10:2,300件⇒H15:8,800件
4.0
※一般公務員:平均11日
日本
平成17年度末予測
被収容者数予測:
83,000人
/ 増員・民間委託推進等がない場合:
職員等数17,384人 =
職員負担率:4.8まで上昇
人的体制の緊急整備が必要
対 策
治安最後の砦の危機
業務内容に応じ
民 間 委 託
職 員 増 員
公権力の行使
職員が実施
・受刑者処遇(工場・舎房担当等)
・手錠等の使用
・書信検閲
・規律違反者への懲罰
・被収容者逃走時の逮捕 等
公権力の行使を伴わない業務
【委託可能な業務】
・総務部門業務
・自動車運転業務
・面会窓口受付業務
・差入窓口受付業務
・正門警備業務
・警備システム監視卓業務 等
処遇・警備体制を含めた
民間委託の積極的推進
官民協働の行刑施設運営
○ 行刑施設業務の民間委託(官製市場の
開放)による雇用創出効果,経済効果等
○ 職員負担率の抑制に伴う適正な矯正処
遇の確保⇒国民の安全・安心の確保
バイオメトリクスを活用した出入国審査体制の構築
認証装置
BLデータ格納サーバ
バイオメトリクス
搭載旅券
外国人入国者
*1 偽変造等対策
生体情報を読み取る
Passport
外国人 X
1964年○月×日
照合(*1)
I
Cチップの
生体情報等読取
外国人 Y
1980年×月××日
認証装置で取得した出
入国者の顔画像
(追加的に指紋情報を
取得)
照合(*2)
認証装置により,入国者
自身から顔画像等を取
得し,同時に旅券から読
み取った生体情報と照合
することによって本人確
認を行い,偽変造旅券行
使やなりすましを阻止す
る。
*2 要注意外国人対策
入国者の生体情報と
テロリスト等要注意外国
人にかかる生体情報と
の照合を行うことにより,
これらの者の上陸を阻止
する。
外国人 Z
1944年×月×○日
ICチップの 外国人A
生体情報等1964年○月×日
要注意外国人生体情報
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