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Ready! API スタートガイド
SoapUI NG Pro : API 機能テスト ツール LoadUI NG Pro : API 負荷テスト ツール Secure Pro : API セキュリティ テスト ツール ServiceV Pro: サービス仮想化ツール VirtServer: 仮想サービスサーバー Ready! API スタートガイド For Ready! API 1.8 エクセルソフト株式会社 作成: 2016. 8. 12 - 2 ― 目次 目次 Ready! API スタートガイド ................................................................................................ 1 目次.................................................................................................................................. 2 はじめに ........................................................................................................................... 4 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド ................................................................................. 5 1. プロジェクトの作成..................................................................................................... 6 2. テスト ケースの作成 ................................................................................................. 8 3. 作成したテストの実行 .............................................................................................. 10 4. SoapUI NG テストの変更 ........................................................................................ 13 5. SoapUI NG テストへのアサーションの追加 .............................................................. 16 次のステップ ................................................................................................................ 20 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド ............................................................................... 21 負荷テスト エディター インターフェイス ......................................................................... 22 1. SoapUI NG テスト プロジェクトの作成 ..................................................................... 25 2. 新規負荷テストの作成 ............................................................................................. 26 3. 作成した負荷テストの実行 ....................................................................................... 29 4. テスト結果の表示 .................................................................................................... 31 5. LoadTests の変更................................................................................................... 34 6. テスト フローの管理 ................................................................................................ 37 7. 複数のシナリオの実行............................................................................................. 39 8. LoadTests へのアサーションの追加 ......................................................................... 41 次のステップ ................................................................................................................ 44 第 3 章: Secure スタートガイド ...................................................................................... 45 1. SoapUI NG テスト プロジェクトの作成 ..................................................................... 46 2. セキュリティ テストの作成および実行 ....................................................................... 47 3. テスト結果の表示 .................................................................................................... 49 4. セキュリティ スキャンへのアサーションの追加 .......................................................... 50 次のステップ ................................................................................................................ 52 第 4 章: ServiceV スタートガイド................................................................................... 53 1. 空の Ready! API プロジェクトの作成 ...................................................................... 54 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 目次 - 3 - 2. 仮想サービスの作成 ............................................................................................... 55 3. サービス レスポンスの設定 ..................................................................................... 56 4. レスポンス ディスパッチの設定 ................................................................................ 58 5. API インターフェイスの設定 ..................................................................................... 60 次のステップ ................................................................................................................ 62 第 5 章: VirtServer のチュートリアル ............................................................................ 63 1. VirtServer のインストールと実行 ............................................................................... 64 2. 仮想サービスの展開 ............................................................................................... 66 3. 仮想サービスの実行とテスト .................................................................................... 71 次のステップ ................................................................................................................ 73 サポート .......................................................................................................................... 74 お問合せ先.................................................................................................................. 74 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 4 ― はじめに はじめに このガイドブックは、Ready! API (v1.8.0) ユーザーガイドのスタート ガイドに関して説明した部 分を抜粋して翻訳したものです。 SoapUI NG : SoapUI NG LoadUI NG: LoadUI NG Secure : Secure スタートガイド スタートガイド スタートガイド ServiceV : ServiceV スタートガイド VirtServer : VirtServer チュートリアル インストール ファイルの入手、各機能の詳細を含んだ最新バージョンの Ready! API ユー ザーガイドは、SmartBear 社の下記のサイトで参照できます。 http://readyapi.smartbear.com/start © 2016 SmartBear Software. All rights reserved. Translated by XLsoft Corporation © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド - 5 - 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド Ready! API は、サービスの機能テスト、負荷テスト、およびセキュリティ テストをサポートする複 合ツールです。サービス開始前にテストを実行するために、サービスのローカル仮想コピーを作 成することも可能です。 このチュートリアルでは、SoapUI NG での簡単な機能テストの作成の仕方に関する概要を説明 します。本セクションでは、Ready! API でのプロジェクトの作成、API 定義を用いた簡単なテスト の作成、およびアサート テストの結果に関する説明が記載されています。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 6 ― 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド 1. プロジェクトの作成 まず始めに、使用する API を含んだプロジェクトを作成します。 • [File] - [New Project] を選択します。 • ダイアログで必要なオプションを選択します。このチュートリアルでは Google Maps の REST サービスを使用しますので、[URI] タブに切り替えます。 Ready! API では、いくつかの方法でプロジェクトに SOAP および REST サービスを追加で きます。API にアクセスするには WSDL、WADL、Swagger、および Ready! API の内部ブ ラウザーの使用が可能ですが、このチュートリアルにおいては、説明を簡単にするために REST URI を使用します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド - 7 - 下記の URI にアクセスし、[OK] をクリックします。 • http://maps.googleapis.com/maps/api/geocode/xml?address=1600+Amphitheatre+ Parkway,+Mountain+View,+CA&sensor=false • Ready! API に [Project is Created] ダイアログが表示されます。 [Continue to describe your API] を選択して API の [Projects] ツールでの操 作を続けます。 または、[Create TestCase] を選択して SoapUI NG テストを作成し、操作を続け ます。 注意: このオプションを選択する場合には、チュートリアルのステップ 3 に進み ます。 次のステップでは、この API をベースにして SoapUI でテストを作成します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 8 ― 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド 2. テスト ケースの作成 前のステップでは、Google Maps の Web サービスにリクエストしてプロジェクトを作成しまし た。これからは、 ボタンをクリックしてサービスに個別のリクエストを送信できます。サービスか らのレスポンスは、Ready! API で表示されます。 たとえば一度に複数のリクエストを送信する場合や、データ ドリブン テスト (data-driven tests ) を作成する場合などにテストを自動化するには、SoapUI NG テストを作成します: [REST Request] を右クリックし、[Add to TestCase] を選択します。 • • リクエストを含む TestSuite および TestCase の名前を指定します。SoapUI NG でリク エストの TestSuite および TestCase が作成されます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド • - 9 - リクエスト名を指定して、その他のオプションはそのままにします。[OK] をクリックします。 Ready! API で SoapUI NG テストが作成されます。次のステップでは、新しく作成したテストを SoapUI NG で実行します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 10 ― 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド 3. 作成したテストの実行 SoapUI NG テストは、複数の場所で実行できます。最適な場所は、テストの複雑さによって決ま ります。このチュートリアルでは簡単なテストを作成しますので、リクエストから直接実行可能です。 次のステップではテストを変更しますので、続行する前にテストが正常に機能することを確認しま す。 リクエストからのテストの実行 リクエスト ウィンドウからテストを実行する場合、選択したリクエストのみがシミュレートされます。 テストの準備をする場合や簡単なテストを実行する際に、即座に返信にアクセスし、リクエストを 変更したりアサーションを追加したりできるので便利です。 さらに複雑なテストにおいては、リクエストは以前の TestSteps からのデータに依存することが 多いので、そのようなリクエストは失敗となります。 個別のリクエストを実行するには、 をクリックします。 TestCases からのテストの実行 TestCases からテストを実行すると、すべての TestCase の TestSteps が順にシミュレートされ ます。エディターでは、実行したテストを比較したり、テスト履歴を表示したりするなど、 TestStep レベルでは使用できないいろいろな操作が可能です。 TestCase のすべての TestSteps を実行するには、 © 2016 SmartBear Software をクリックします。 http://readyapi.smartbear.com/start 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド - 11 - TestSuites および Projects からテストを実行 複数の TestCases や複数のテスト スイートを実行するには、それぞれのウィンドウの リックします。 をク デフォルトでは、TestCases およびテスト スイートは順に実行されます。同時に実行するに は、 をクリックします。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 12 ― 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド 今回作成したテストにはリクエスト、TestCase ともに 1 つしか存在しないため、次のステップで はテストを変更します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド - 13 - 4. SoapUI NG テストの変更 作成したテストでは、1600 Amphitheatre Parkway, Mountain View, CA という住所をリクエスト 送信し、その地理的な位置を受信します。このリクエストは、リクエスト エディターの住所フィール ドに表示されます。 これを変更してみましょう。450 Artisan Way, Somerville, MA とフィールドに入力し、再度テス トを実行します。 これでレスポンスが変わります。入力情報が有効であれば、Web サービスは正確なデータを返 信します。それから、アサーションを使用して返信データを確認できます。 同じ Web サービスに、2 番目のリクエストを追加して、サービスが正しく機能することを確認す るために誤ったデータを送信してみましょう。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 14 ― • 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド TestCase を右クリックして [Add Step] - [REST Request] を選択します。 注意: API のパネルを Navigator にドラッグしてリクエストを作成することもできます。 • 新規 TestStep の名前を指定します。 • [OK] をクリックします。 • [New RestRequest] ダイアログから新規の TestStep がリクエストを送信する REST メ ソッドを選択して [OK] をクリックします。SoapUI NG がデフォルトのリクエスト アドレスを 使って新規の TestStep を開きます。 • ここで、たとえば 81a35s72z36 のようなランダムな記号と特殊文字の組み合わせを入力し て をクリックします。レスポンスは ZERO RESULTS となり、リクエストに一致する結果が見 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド - 15 - つからなかったことを意味します。 注意: 両方のリクエストを 1 つのテストで送信するには、両方のリクエストを含む TestCase を実 行します。 次のステップでは、アサーションを作成し、テストが SLA に従って実行され、一貫して同様の操 作を行うことを確認します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 16 ― 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド 5. SoapUI NG テストへのアサーションの追加 アサーションとは、対象となる Web サービスの機能を確認するテスト結果に適用される検証規 則です。 対象となる Web サービスが制限時間以内に返信することを確認するアサーションを作成しま しょう。 • 最初に作成したリクエストに切り替えます。 • [Assertions] タブを開きます。 • [ Add Assertion] をクリックします。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド • - 17 - [Add Assertion] ダイアログで [SLA] - [Response SLA] を選択し、[Add] をクリックしま す。 • アサーションがトリガーされるまでのレスポンス タイムを指定し、 [OK] をクリックします。 これで、TestStep が指定されたミリ秒以上の時間を要した場合、アサーションがトリガーされてテ ストは失敗となります。 レスポンスで返された場所が一致することも確認しましょう: • [Assertions] タブを開いて再度 [ • [Add Assertion] ダイアログで [Property Content] - [XPath match] を選択し、[Add] をク ] をクリックします。 リックします。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 18 ― • [ 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド ] をクリックしてレスポンスからノードを選択します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド - 19 - • [geometry[1]/location[1]/lat[1]] を選択して [OK] をクリックします。 • SoapUI NG でレスポンス アイテムにアクセスするための XPath expression が作成され、 最後のレスポンス結果を期待する結果として取得します。[Save] をクリックしてアサーショ ンを作成します。 これで、レスポンスが変更した場合、アサーションがトリガーされて TestStep は失敗となります。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 20 ― 第 1 章: SoapUI NG スタートガイド 次のステップ SoapUI NG のチュートリアルはこれで終了です。このスタートガイドが SoapUI NG の理解に役 立つことを願っています。いくつかのヘルプトピックを次に示します。 トピック 説明 Data-Driven Testing SoapUI NG でのデータ ドリブン テストの作成方法 Point And Click Testing SoapUI NG で Point And Click Testing を使ってリクエストか ら別のリクエストに素早くデータを追加する方法. Discovery Web サービスのテストをレコーディングする方法 Property Expansions テスト実行中に動的にプロパティ値を挿入する方法 Authentication SoapUI NG テストでの認証の使用方法 その他の Ready! API ツール その他の Ready! API ツールを使って API テストを改善することもできます。ツールの概要につ いては、下記のチュートリアルを参照してください。 トピック 説明 ServiceV スタートガイド ライブのサービス開始前にローカルの仮想サービスを作成 し、テストを作成する方法について Secure スタートガイド サービスに使用するセキュリティ テストの作成方法について LoadUI NG スタートガイド SoapUI 機能テストでの負荷テストの作成方法について © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 21 - 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド このチュートリアルでは、 Load Test エディターのインターフェイスについて説明し、LoadUI NG を使った負荷テストの作成方法を示します。このチュートリアルのセクションは、Ready! API での 負荷プロジェクトの作成方法、簡単なテストの実行 (run a simple test)、 およびテスト結果の解 析 (analyze the results) に関する説明を含みます。テストはサンプルの SoapUI NG テストを エミュレートします。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 22 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド 負荷テスト エディター インターフェイス LoadUI NG では、Load Test エディターを使って負荷テストを表示、編集、実行できます。Load Test エディターのサンプル表示です: Load Editor ツール バー エディターのツール バーでは、テストの継続時間 (test duration) を設定します。LoadUI NG は、対象となる Web サーバーへのリクエストを指定したタイムアウトが発生するまで、またはそ の他の理由でテストが停止するまでシミュレートします。タイムアウトが指定されていない場合は、 テストを手動で停止する必要があります。 エディターの上部にある進行状況バーは、テストの進行状況を表示します。 [Running Requests] には、使用中の仮想ユーザーおよび使用可能な仮想ユーザーの最多 人数が表示されます。 Load Editor ページ エディターにはいくつかのページがあります: • Load - このページでは、テストの負荷タイプ (load type) および負荷プロファイル (load profile) の選択、テスト結果を検証するアサーション (assertions) の作成などの負荷テス © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 23 - トの設定を行います。 テスト設定に関する詳細については 「Configuring LoadTests」セク ションを参照してください。 • Scheduler - 負荷テスト中にシナリオを使用する時間を設定します。詳細については 「Load Scheduler」を参照してください。 • Log - 特定の条件に応じてリクエストを記録します。詳細については「Transaction Log Page」を参照してください。 • Distribution - リモート コンピューターでテストを実行するためのリモート エージェントを 設定します。詳細については「About Distributed Load Testing」を参照してください。 • Monitoring - テスト実行時におけるサーバーのモニタリング設定をします。 収集データ は他のテスト結果と一緒に保存されます。詳細については「About Server Monitoring」を 参照してください。 • Statistics – 対象となる Web サービスにおける、テスト間のパフォーマンス メトリックの変 化を確認できます。テスト実行の統計情報に関する詳細は、「Test Results」を参照してくだ さい。 • Scripts – テストの開始時および終了時に使用されるスクリプトを設定します。詳細につい ては「Setup and Teardown Scripts」を参照してください。 注意: LoadUI NG Free では、Load ページのみにアクセスできます。その他のページを使用す るには、LoadUI NG Pro license が必要になります。 Load Scenarios パネル このパネルでは、負荷タイプを選択し、負荷テストのシナリオを設定できます。 [Load Type] ドロップダウン リストでは、負荷テストで使用する load type を選択します: • VUs - LoadUI NG が、対象となる Web サービスにリクエストを送信する仮想ユーザーを シミュレートします。 • Rate - LoadUI NG が、対象となる Web サービスに特定の割合でリクエストを送信しま す。 シミュレートした負荷を編集するには、編集する負荷シナリオをクリックし、Editor パネルの Scenario セクションで値を編集します。 アサーションを作成するには、アサーションを作成するシナリオまたは TestStep をクリックし、 Editor パネルで作成します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 24 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド Metrics パネル TestSteps Metrics パネルは、各 TestStep の詳細メトリックを表示します。たとえば、ステップを 完了するのに要する最短および最長時間を確認できます。 Global Metrics パネルでは、総合的なテスト結果のグラフが表示されます。たとえば、リクエスト 処理のピーク タイムを確認できます。また、これらのグラフに表示されるメトリックのテスト アサー ションを参照できます。 また、ドロップダウン リストを使って、テスト実行中に使用した別のシナリオのメトリックに切り替え ることもできます。 注意: これらのパネルに表示される結果は、進行中のテストのみです。過去のテスト情報、また はその他のメトリックを参照するには、Statistics ページのグラフを使用します。 Editor パネル シナリオ、TestCase、または TestStep レスポンスをクリックすると、Editor パネルが表示されま す。このパネルでは、選択したオブジェクトを編集できます。たとえば、負荷シナリオの負荷プロ ファイルを設定したり、TestStep レスポンスにアサーションを追加したりできます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 25 - 1. SoapUI NG テスト プロジェクトの作成 LoadUI NG 負荷テストは、SoapUI NG で作成した TestCases を使用して負荷をシミュレートし ます。 そのため、負荷テストを作成する前に SoapUI NG テスト プロジェクトを作成する必要がありま す。テスト プロジェクト作成の詳細については、 「SoapUI NG スタートガイド」を参照してくださ い。 チュートリアルを簡潔にするために、Ready! API に含まれる Sample-Data-drivenproject.xml というサンプル プロジェクトをインポートします: • メイン メニューから [File] - [Import Project] を選択し、<Ready! API インストール ディ レクトリ>¥tutorials ディレクトリを参照します。 • Sample-Data-driven-project.xml というファイル名のサンプル プロジェクトを選択し、 [Open] をクリックします。 または、 • Ready! API スタート ページの [Data Driven Sample Project] をクリックします。 プロジェクト ツリーにプロジェクトの内容が表示されます: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 26 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド 2. 新規負荷テストの作成 [LoadUI NG] ツールを選択します。 • プロジェクト ツリーで、負荷テストを作成するプロジェクトを右クリックし、コンテキスト メ ニューから [New LoadUI NG Test] を選択します。[New Load Test] ダイアログが表示 されます。 • 使用する負荷テスティング シナリオがわかっている場合、負荷テスト テンプレートを使って 特定の testing scenario の負荷テストを作成できます。このチュートリアルでは、より早くテ ストを実行するために Manual アプローチを使って負荷テストの設定をします。Manual タ ブに切り替えます。 • このタブでは、テスト ターゲットを選択できます。たとえば、先ほどインポートした SoapUI NG テスト ケースを使用できます。単一の API リクエストを選択することも、URL を指定し てのちに負荷テストを迅速に作成することもできます。SoapUI NG test case と、先ほどイ © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 27 - ンポートしたテストを選択します。 • 負荷テストの名前を付けます。 • [OK] をクリックします。 これで終了です。作成したテストを LoadUI NG で開きます: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 28 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド これで、次のステップの「作成した負荷テストの実行」ができます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 29 - 3. 作成した負荷テストの実行 デフォルトでは、新規に作成した負荷テストは VUs 負荷タイプおよび 5 人の仮想ユーザーをシ ミュレートする Fixed プロファイルを使用します。 ここでは、テストの負荷タイプおよび負荷プロファイル パラメーターはデフォルト値のままにし、 テストの継続時間のみを設定します。読み込み時間フィールドに 60 と入力します。LoadUI NG で自動的に 1 分に変換され、1 分間リクエストをシミュレートします: 必要なプロセスをスタートするのに時間がかかるため、最初の数秒間はリクエストに対するサー バーのレスポンスが正しく反映されません。そのような結果を記録することを回避するために、テ ストのウォーム アップに要する時間を指定します。 Scenarios パネルの任意の場所をクリックして Load Test エディターを開きます。Warm-up Time フィールドに 5 秒と入力します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 30 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド [Run] をクリックしてテストを実行します。 テストの実行には、ユーザーの操作は不要です。LoadUI NG は、基になる SoapUI NG の TestCase の TestSteps をシミュレートします (エディターの Target セクションで名前を確認 できます)。対象となる Web サービスにリクエストを送信し、レスポンスを取得します。テスト開始 後には、テスト結果が表示されます。LoadUI では、テスト実行中およびテスト終了後の両方の 結果が表示されます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 31 - 4. テスト結果の表示 LoadUI NG が負荷テストを実行中に、サービス パフォーマンスのデータが収集されます。収集 されたデータは、Global Metrics グラフ、TestSteps Metrics テーブル、および Statistics ペー ジで表示されます。 Global Metrics グラフでは、対象となる Web サービスのさまざまなパフォーマンス メトリックの 経時的な変化が表示されます。VUs/s (1 秒ごとにサーバーに到達するユーザー数)、Time taken (各リクエストに要した時間)、TPS (1 秒あたりのトランザクション数) および BPS (バイト/ 秒) メトリックを分析し、対象となるサービスのパフォーマンス情報を得られます。 TestSteps Metrics テーブルは、各ステップをシミュレートするのに要した最長および最短時間 など、個々の TestSteps におけるパフォーマンス値を表示します。 テストの他の統計を表示、確認するには Statistics ページに切り替えます。この操作には LoadUI NG Pro のライセンスが必要となります。 弊社の Web サイトから評価版をお申込みく ださい。 注意: このページでは、サーバーのモニターを設定し (configure server monitors)、サーバー メトリックを解析することもできます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 32 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド デフォルトでは、Statistics ページは空になっています。1 秒あたりのリクエスト送信数を表示す るグラフを追加しましょう: • • をクリックします。 Add Statistic ダイアログで [Scenarios] - [ScenarioName] - [Scenario Statistics] [Test case runs] - [Per Second] を選択し、[OK] をクリックします。 注意: Search フィールドに Test case runs と入力すると、迅速に統計情報を得られます。 操作は以上です。LoadUI NG の Statistics ページに新しくグラフが追加されます。選択したテ ストにおいて 1 秒ごとに対象となる Web サービスに送信されるリクエスト数が即座に見られま す。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 33 - 注意: 複数のテストを実行した場合、[Run] ドロップダウンリストから必要なテストを選択します。 デフォルトでは、LoadUI NG には最後に実行した 5 つのテストが保存されます。 テスト実行中には、統計情報はリアルタイムで更新され、新しくシミュレートしたリクエストが反映さ れます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 34 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド 5. LoadTests の変更 最初の負荷テストの実行に成功しました。いくつかのパラメーターを変更し、異なる負荷プロファ イルでテストを再実行してみましょう: • Load Test エディターの Load ページに切り替えます。 • [Load Type] ドロップダウン リストで、[VUs] (simulate user behavior) を選択します。こ の負荷タイプ (load type) を選択すると、負荷プロファイル設定で同時に動作する仮想 ユーザーの人数を指定できます。 • 負荷シナリオをクリックすると、Editor パネルが表示されます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド • - 35 - [Load profile] ドロップダウン リストで、[Burst] プロファイルを選択します。プロファイルの アイコンが表示するとおりに、テスト実行中に異なる負荷をシミュレートします: • [Base VUs] には、たとえば 5 ユーザーのように、シミュレートする仮想ユーザーの最少 人数を入力します。 • [Burst VUs] には、たとえば 10 ユーザーのように、シミュレートする仮想ユーザーの最多 人数を入力します。 注意: LoadUI NG の基本バージョンでは、最高 10 人までの仮想ユーザーを同時にシミュレー トできます。さらに多くの人数をシミュレートするには、LoadUI NG Pro のライセンスが必要となり ます。評価版を無料でご利用いただけます。 • [Base duration] には、たとえば 1 秒のように、LoadUI NG が最少人数の仮想ユー ザーをシミュレートする時間を入力します。 • [Burst duration] には、たとえば 5 秒のように、LoadUI NG が最多人数の仮想ユー ザーをシミュレートする時間を入力します. • [Wait time] には、たとえば 1 秒のように、各仮想ユーザーのテストを再実行するまでの LoadUI NG の待ち時間を入力します。 再実行の必要な理由: 何人かの仮想ユーザーのシミュレーションが終了すると、同時使用 ユーザーの人数が減ります。この人数がプロファイルに指定された人数より少ない場合、 LoadUI NG は必要人数に達するまで新規の仮想ユーザーを増やします。 テストを実行します。テスト実行中に、LoadUI NG で指定された最多人数に達するまで仮想 ユーザーの人数が増えます。その後、LoadUI NG はテストが終了するまで仮想ユーザーの人 数を増減し続けます: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 36 ― • 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド テスト結果をもとに、対象となる Web サービスのパフォーマンスの負荷下における変化を 確認します。 LoadUI NG ツール バーの[Add Scenario] もしくは をクリックしてテストにシナリオを 追加します。このシナリオは最初のシナリオと並行してシミュレートされるため、複雑な負荷形状 を作成できます。上記と同じ方法で設定してください。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 37 - 6. テスト フローの管理 負荷テスト実行中には、1 つのシナリオの中でいくつかの TestCases を繰り返してシミュレート する必要が頻繁にあります。たとえば、1 つの TestCase がログインの正しいユーザー動作をシ ミュレートし、別の TestCase はログイン中のユーザーによる繰り返しの動作をシミュレートし、3 つめの TestCase はユーザーをログアウトするとします。いくつかのターゲットをシナリオに追加し て、ループを設定してみましょう。 • [Targets] ツール バーの • [Add Target] ダイアログで追加する TestCase を選択し、[OK] をクリックします。 • 複数の TestCases が存在する場合、同様に追加します。 をクリックします。 これで、各仮想ユーザーがすべてのテスト ターゲットを連続してシミュレートします: をクリックしてループを追加します。Add Flow ダイアログが表示されます。繰り返しのユー ザー動作をシミュレートするには、[From:] と [To:] 両方のドロップダウン リストで同じ TestCase を選択し、[Number of loops] フィールドに 5 と入力して [OK] をクリックします。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 38 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド これで、シナリオ フィールドに新しいループが表示されます。負荷テストを開始すると、次のテス ト ターゲットに移る前に、ループされた TestCase は各仮想ユーザーにつき 5 回シミュレートさ れます。 次のトピックでは、別のシナリオを作成していくつかの TestCases を並行してシミュレートしま す。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 39 - 7. 複数のシナリオの実行 いくつかの TestCases を並行してシミュレートするには、負荷テストにシナリオを追加します。 Load Scenarios パ ネ ル の [Add Scenario] ボ タ ン か 、 LoadUI NG ツ ー ル バ ー の をクリックします。「LoadTests の変更」トピックでの説明と同じ要領で新しいシナリオを 設定すると、LoadUI NG でシナリオが並行してシミュレートされます。 いくつかのシナリオを同時に使用する場合、各シナリオに個別に割り当てるのではなく、1 つの フィールドから負荷を割り当てることができます。[Load Allocation] ドロップダウン リストから [Relative] (percentage of VUs) を選択します。 下の新しい VUs フィールドで、たとえば 10 などのように、シナリオが参照するベースとなる ユーザー数を指定します。 各シナリオの隣のフィールドに、シミュレートされるベース ユーザーの比率を入力します: • 最初のシナリオでは、負荷を 200% に設定します。これで、このシナリオの Burst プロ ファイルは 20 人の仮想ユーザーでシミュレートします。 ベースとなる仮想ユーザー数は シナリオで設定されています。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 40 ― • 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド 2 つめのシナリオでは、負荷を 50% に設定します。これで、このシナリオは 5 人の仮想 ユーザーでシミュレートします。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド - 41 - 8. LoadTests へのアサーションの追加 アサーション (Assertions) とは、テスト実行中に、対象となる Web サービスの機能を確認する テスト結果に適用される検証規則です。 1 つの TestStep の平均シミュレーション タイムが制限時間を超過しないことを確認するアサー ションを作成しましょう: • アサーションを作成する TestStep の [Response] をクリックします。Editor パネルが表 示されます。 • Editor パネルの [Assertions] セクションで © 2016 SmartBear Software をクリックします: http://readyapi.smartbear.com/start - 42 ― • 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド 次の [Add Assertion] ウィンドウの Statistic: では [Time Taken]、Type: では [Median] をそれぞれのドロップダウン リストから 選択します: • その他のアサーション パラメーターを設定します: [Maximum] エディット ボックスに TestStep が平均して要する最多回数を入力しま す。 [Tolerance] セクションで、エラーをログに記録する前にアサーションがトリガーされる 最多回数を設定します: • [OK] をクリックすると、LoadUI NG の負荷テストにアサーションが追加されます: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド • - 43 - 再度テストを実行します。レスポンスに時間がかかりすぎると、LoadUI NG はエラーをレ ポートします。アサーション エラーは、Global Metrics グラフおよび TestSteps Metrics テーブルで表示されます: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 44 ― 第 2 章: LoadUI NG スタートガイド 次のステップ LoadUI NG のチュートリアルはこれで終了です。このスタートガイドが LoadUI NG の理解に役 立つことを願っています。いくつかのヘルプ トピックを下に示します。 Server Monitoring テスト実行中のサーバーのモニター方法について説明します。 Creating Distributed LoadTests リモート コンピューターで実行するテストの作成方法を説明します。 Creating Distributed Cloud Tests クラウド マシンで実行するテストの作成方法を説明します。 Exporting Test Results LoadUI NG テストの結果をエクスポートする方法を説明します。 Transaction Log Page シミュレートされたリクエスト情報のログの仕方について説明します。 Testing Scenarios 負荷シナリオの概要と、ストレス テストの作成など、LoadUI NG でシミュレートする方法を説明し ます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 3 章: Secure スタートガイド - 45 - 第 3 章: Secure スタートガイド このチュートリアルでは、Ready! API Secure ツールを使ったセキュリティ テストの作成方法に ついて説明します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 46 ― 第 3 章: Secure スタートガイド 1. SoapUI NG テスト プロジェクトの作成 セキュリティ テストは、SoapUI NG の TestCases でのリクエストを使用して実行します。 そのため、セキュリティ テストを作成する前に SoapUI NG テスト プロジェクトを作成する必要 があります。テスト プロジェクト作成の詳細については、 「第 1 章 SoapUI NG スタートガイド」 を参照してください。 チュートリアルを簡単にするために、Ready! API に含まれる Sample-Data-driven- project.xml というサンプル プロジェクトをインポートします: 1. メインメニューから[File] - [Import Project] を選択し、Ready! API のサンプル ディレクト リを参照します。Ready! API のサンプルは、<Ready! API インストール ディレクトリ >¥tutorials ディレクトリに入っています。 1. Sample-Data-driven-project.xml というファイル名のサンプル プロジェクトを選択し、 [Open] をクリックします。 プロジェクト ツリーにプロジェクトの内容が表示されます: 次のステップでは、Google Maps API のセキュリティをチェックするテストを作成します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 3 章: Secure スタートガイド - 47 - 2. セキュリティ テストの作成および実行 Ready! API プロジェクトをインポートしたら、[Secure] ツールに切り替えます。新規のセキュリ ティ テストを作成するには: • • をクリックします。 [New Security Test] ダイアログで [TestCase] を選択し、不要なスキャンを選択解除しま す。[OK] をクリックします。 Secure Pro では、さらに多くのスキャンや API リクエストや URL のセキュリティをチェック する機能が提供されます。 • これで、セキュリティ テストが作成できました。 をクリックしてテストを実行します。Ready! API Secure が更新された値をサービスに送信し、レスポンスを評価します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 48 ― 第 3 章: Secure スタートガイド 次のステップでは、セキュリティ テストの結果について説明します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 3 章: Secure スタートガイド - 49 - 3. テスト結果の表示 テスト実行中にスキャンに失敗すると進行状況バーがオレンジ色に変わりますが、スキャンが終 了するまでテストは続行します。 テストの終了後、[Transaction log] ページに切り替えます。このページには、セキュリティ テ スト中に送信されたリクエストのログがすべて表示されます。 左の列には、サービスに送信されたリクエストの情報が含まれます。 右の列には、サービスからのレスポンスと、リクエストのステータス情報が含まれます。 アサーションが失敗すると、[FAILED] というステータスが表示されます。 リクエストが予期しない結果をもたらすと、 [WARNINGS] ステータスになりますが、失敗にはなり ません。 [FAILED] もしくは [WARNINGS] ステータスが表示されているスキャンのレスポンスを選択する と、プロパティ エディターでアラート テストが表示されます: [Message] セクションを展開すると、このリクエストに対するサービスのレスポンスが表示されま す。 次のステップでは、さらにアサーションを追加し、サービスが SLA 内で返信することを確認しま す。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 50 ― 第 3 章: Secure スタートガイド 4. セキュリティ スキャンへのアサーションの追加 セキュリティ スキャンの終了後、予期しない入力によってサービスのレスポンスに時間がかかり すぎないように確認しましょう。 • [Boundary Scan] の [Response] をクリックします。 • アサーションのプロパティ エディターで • [Add Assertion] ダイアログで、[SLA] - [Response SLA] を選択し、[Add] をクリックしま をクリックします。 す。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 3 章: Secure スタートガイド • - 51 - アサーションがトリガーされるまでのレスポンス タイムを指定し、 [OK] をクリックします。 これで、スキャン中のレスポンスが 200 ミリ秒以上の時間を要した場合、アサーションがトリガー されてセキュリティ テストは失敗となります。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 52 ― 第 3 章: Secure スタートガイド 次のステップ Secure のチュートリアルはこれで終了です。このスタートガイドが Secure の理解に役立つこと を願っています。いくつかのヘルプ トピックを下に示します。 Security Scans 使用可能なセキュリティ スキャンについて説明します。 Security Assertions 使用可能なアサーションについて説明します。 Command-Line Runner セキュリティ テストを自動化する方法を説明します。 Reports セキュリティ テストの結果に関するレポートの作成方法を説明します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 4 章: ServiceV スタートガイド - 53 - 第 4 章: ServiceV スタートガイド このチュートリアルでは、仮想サービスを作成し、API を構成してアクセスします。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 54 ― 第 4 章: ServiceV スタートガイド 1. 空の Ready! API プロジェクトの作成 ServiceV は Ready! API の一部で、Web サーバーの仮想コピーを作成して API のレスポン スをモック (模倣) できます。これにより、API を稼働させる前にアプリケーションを開発し、テスト することができます。 仮想サービスを作成する前に、Ready! API プロジェクトを作成する必要があります: 1. メインメニューから[File] - [New Project] を選択します。 2. [Create an empty project] タブに切り替えて [OK] をクリックします。 これで、Ready! API は空のプロジェクトを作成します。次のステップでは、このプロジェクトに仮 想サービスを追加します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 4 章: ServiceV スタートガイド - 55 - 2. 仮想サービスの作成 新規の仮想サービスを作成するには、[ServiceV] タブに切り替えてプロジェクト エクスプロー ラーの中にあるプロジェクトを右クリックし、[New Virt] を選択します。 [New Virt] ダイアログ が開きます。 仮想サービスを作成するには、必要に応じて複数の方法があります: • すでに現行の Web サービスが存在する場合には、WSDL もしくは WADL のいずれか の定義を選択し、[OK] をクリックしてアドレスを指定します。Ready! API がサービスからデ フォルトの応答を取得し、それらのレスポンスおよび関連する API をプロジェクトに返信す る仮想サービスを作成します。 • [Record] タブを使って Web サービスとの相互作用をレコーディングすることもできます。 Web サービスとの相互作用のレコーディング方法については、「Discovery」セクションを 参照してください。 • Web サービスが存在しない場合には、[Empty] タブで空の仮想サービスを作成します。 この仮想サービスにはレスポンスがありませんので、手動で作成する必要があります。 このチュートリアルでは、空の REST プロジェクトを作成します。[Empty REST] タブに切り替え て [OK] をクリックします。[New Rest Virt] ダイアログで仮想サービス名を入力します。 新規作成された仮想サービスは空の状態です。次のステップでは、レスポンスを設定します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 56 ― 第 4 章: ServiceV スタートガイド 3. サービス レスポンスの設定 仮想サービスがリクエストに返信するには、仮想アクションを追加する必要があります: • Project Explorer で仮想サービスを選択し、ServiceV ツール バーの クします。 • [Add new Virt action] ダイアログの [Method:] で[Get] を選択し、[Resource path] をクリッ で [/Login] と入力します。[OK] をクリックします。 • これで仮想サービスはリクエストに返信できますが、レスポンスが存在しません。レスポンス を追加するには、 [Add Response] をクリックしてレスポンスに[LoginSuccess] と名前を 付けます。 • 作成されたレスポンスを選択して、次の設定をします: [HTTP Status Code] は [200 – OK] を選択します。 [Content | Media type] は [application/json] を選択します。 たとえば次のようなレスポンスのテキストを追加します: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 4 章: ServiceV スタートガイド { "access_token" : "1/fFAGRNJru1FTz708zhT3Zg", "expires_in" : 3920, "token_type" : "Bearer" - 57 - } • [LoginFailed] という名前で次のレスポンスを追加します。このレスポンスは次のように設 定します: [HTTP Status Code] は [400 - Bad Request] を選択します。 その他のフィールドはデフォルト値のままにします。 これでサービス レスポンスは設定されましたが、仮想サービスはレスポンスを順番に送信するこ としかできません。リクエストによって送信するレスポンスを変えるには Dispatch を設定する必 要があります。 次のステップでは、Dispatch の設定をします。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 58 ― 第 4 章: ServiceV スタートガイド 4. レスポンス ディスパッチの設定 サービスが返信するレスポンスは、Dispatch の設定によって選択されます。Ready! API では、 サーバーがランダムなレスポンスを返信するように設定したり、またはスクリプトを使ってより複雑 なシナリオを作成したり、いくつかの方法でサービスのレスポンスを選択することができます。 このチュートリアルでは、スクリプトを使って着信リクエストを処理し、リクエストが正しいデータを 含む場合には LoginSucess、そうでない場合には LoginFailed と設定する方法を説明します。 Dispatch 列の [SEQUENCE] をクリックして [Dispatch Style] で [SCRIPT] を選択します。 Script ウィンドウに次のコードを追加します: // Get the query from the request def queryString = mockRequest.getRequest().getQueryString() // Split the request from the URL save it to a variable String[] fields = queryString.split("&"); String[] kv; HashMap params = new HashMap(); // Split the parameters of the request and save them to a list for (int i = 0; i < fields.length; ++i){ kv = fields[i].split("="); if (2 == kv.length) params.put(kv[0], kv[1]); } // Assign parameters to individual vaiables def response_type = params.get("response_type"); def client_id = params.get("client_id"); © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 4 章: ServiceV スタートガイド - 59 - def scope = params.get("scope"); // Check if the request is formed correctly if ((response_type == "code") && client_id == "3216546579" && (scope == "admin")) { return "LoginSuccess" } // Return this if a request is malformed return "LoginFailed" これで VirtServer が設定されました。 をクリックして開始します: 次のステップでは、API をプロジェクトに追加して設定します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 60 ― 第 4 章: ServiceV スタートガイド 5. API インターフェイスの設定 これでプロジェクトに仮想サービスが含まれましたので、Projects ツールで関連する API を作 成する必要があります: • 仮想サービスが稼働していることを確認して、[Projects] タブに切り替えます。 • プロジェクトを右クリックして [New REST Services from URL] を選択します。 • [New REST Services from URL] ダイアログで、ポート情報を含む仮想サービスの URL を指定します。この例では、ローカルホストのポート 8080 を使用しているため、URL は http://localhost:8080/login となります。 • • リクエストが作成されましたが、まだ空の状態です。[Request] タブに切り替えます。 をクリックしてリクエストにパラメーターを追加し、デフォルト値を指定します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 4 章: ServiceV スタートガイド - 61 - Name Value Style Level response_type code QUERY RESOURCE client_id 3216546579 QUERY RESOURCE scope admin QUERY RESOURCE • リクエストは次のように表示されます: • リクエストが正しく設定されていることを確認するには、 をクリックします。リクエストの値が Dispatch のスクリプトと一致する場合には、レスポンスは LoginSuccess となりますが、その 他の場合にはレスポンスは LoginFailed となります。 これで仮想サービス API の設定はすべて終了しました。SoapUI NG もしくは LoadUI NG で 仮想サービスを使用できます。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 62 ― 第 4 章: ServiceV スタートガイド 次のステップ ServiceV のチュートリアルはこれで終了です。このスタートガイドが ServiceV の理解に役立つ ことを願っています。いくつかのヘルプ トピックを下に示します。 Getting started with VirtServer VirtServer を使って別のコンピューターで仮想サービスを実行する方法を説明します。 Getting Started with SoapUI API を基にした SoapUI NG テストの作成方法を説明します。. Advanced Virts より複雑な仮想サービスの作成方法に関する情報が含まれます。 Scripting Virts スクリプトを使って仮想サービスの動的な動作を作成する方法を説明します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 5 章: VirtServer のチュートリアル - 63 - 第 5 章: VirtServer のチュートリアル このセクションのトピックでは、VirtServer の使い方、仮想サービスの展開、および VirtServer での実行方法などについて説明します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 64 ― 第 5 章: VirtServer のチュートリアル 1. VirtServer のインストールと実行 VirtServer を使用するには、VirtServer をインストールしてユーザー登録をし、ライセンス認証 をします。 1. VirtServer のインストール VirtServer をインストールするには、インストーラーを実行して画面の指示に従います。 「VirtServer Installation」 を参照してください。 2. VirtServer の実行 VirtServer のプロセスを開始するには、次のファイルを実行します: • Windows: <VirtServer directory>/bin/virtserver.bat • Linux または Mac OS: <VirtServer directory>/bin/virtserver.sh 3. ユーザーの作成 ServiceV で VirtServer を操作するには、ユーザー名とパスワードが必要です。ユーザーの作 成は初回のみで、VirtServer を起動するたびに作成する必要はありません。 1.6.0 以降のバージョン • VirtServer のインストール後初めて起動する際に、ユーザー名とパスワードを指定する必 要があります。画面の指示に従ってください。 • ユーザー登録をすると、さらにユーザーを追加できます。VirtServer を実行してコマンド ラ インの -a 引数を指定します: Windows: <VirtServer directory>/bin/virtserver.bat -a userName Linux または Mac OS: <VirtServer directory>/bin/virtserver.sh -a userName そのあと、VirtServer でパスワードを指定します。 VirtServer を操作するユーザーごとのユーザー設定をすることを推奨します。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 5 章: VirtServer のチュートリアル - 65 - 1.5.0 以前のバージョン VirtServer 1.5.0 以前のバージョンでは、デフォルトでユーザーが作成されます: User name: defaultUser Password: svp4ever パスワードは、virt-server.yml ファイルで設定できます。 4. VirtServer ライセンスの認証 VirtServer を初めて実行する場合、ライセンス ファイルを指定してライセンス認証をする必要が あります。画面の指示に従ってください。「VirtServer License Activation」も参照してください。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 66 ― 第 5 章: VirtServer のチュートリアル 2. 仮想サービスの展開 1. 仮想サービスの作成 仮想サービスを VirtServer で実行する前に、仮想サービスを作成する必要があります。仮想 サービスは、Ready! API の ServiceV で作成します。仮想サービスの作成方法については、 「第 4 章 ServiceV スタートガイド」を参照してください。 このチュートリアルでは、Sample-Virtualization-project の仮想サービスを使用します。このプ ロジェクトは製品と一緒にプリインストールされており、<Ready! API>¥tutorials というディレクト リにあります。Ready! API でこのプロジェクトを開き、[ServiceV] に切り替えます。[ServiceV] パネルの [Local Virts] セクションに 2 つの仮想サービスが表示されます (次に示す画像 を参照)。 2. 仮想サービスの展開 仮想サービスを作成すると (またはファイルから開くと)、VirtServer で展開 (アップロード) でき ます: 1. Ready! API を開いて [ServiceV] に切り替え、左のプロジェクト ツリーでプロジェクト ノー ドを選択します。 製品ウィンドウの中央部に VirtServer パネルが表示されます: 2. VirtServer を選択して接続します。ドロップ ダウン矢印をクリックして使用する VirtServer を選択します: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 5 章: VirtServer のチュートリアル - 67 - [Local VirtServer discovery] チェック ボックスが選択されていると、ServiceV がローカ ル ネットワークで使用可能な VirtServers を自動的に検索します。 このチェック ボックスが選択されていない場合、もしくはリストに VirtServer が存在しない 場合、 ボタンをクリックして次のダイアログで VirtServer の動作プロトコル、IP アドレス、 およびポートを指定します。 3. VirtServer に接続します。このチュートリアルの Step 1 で作成したユーザー名とパスワー ドを指定し、[Connect] をクリックします: 選択した VirtServer で仮想サービスが実行されます。この例では、VirtServer には仮想 サービスがまだ存在しません: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 68 ― 第 5 章: VirtServer のチュートリアル 4. エディターの上部にある [Local Virts] セクションから [VirtServer] セクションに仮想サー ビスをドラッグします: [VirtServer] セクションで仮想サービスが表示されます: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 5 章: VirtServer のチュートリアル - 69 - 注意: 仮想サービスの展開中に NullPointerException エラーが発生した場合には、 Ready! API および VirtServer のバージョンをアップデートしてください。この問題は 1.5.0 以前のバージョンで発生する可能性がありますが、1.6.0 では修正されています。 3. 仮想サービスのポート番号の変更 仮想サービスはポートを使用します。ポートは、エディターの右側にある仮想サービスのプロパ ティで指定できます(次の画像を参照)。 VirtServer で仮想サービスを展開したのち、ポート番号の変更が必要な場合があります。仮想 サービスに使用するポートが、別の仮想サービスまたはプロセスにより VirtServer で使用され ている場合などに変更が必要となります。 VirtServer で仮想サービスのポートを変更するには、次の手順に従ってください: 1. エディターの VirtServer セクションで仮想サービスを選択します。 2. 誤って仮想サービスを実行してしまった場合には、実行を停止します。 3. エディターの右側にある [Virt ] プロパティのポート番号を変更し、[Change port] をク リックします。もしくは、[Auto-assign a free port] をクリックして VirtServer が仮想サービ スにポートを自動的に選択するようにします: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 70 ― 第 5 章: VirtServer のチュートリアル これで、仮想サービスをスタートしてテストを実行する準備が整いました。 © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 5 章: VirtServer のチュートリアル - 71 - 3. 仮想サービスの実行とテスト 1. 仮想サービスの実行 VirtServer で仮想サービスを展開して設定を終えると、仮想サービスを実行できます。 仮想サービスを実行するには、 ボタンをクリックします: VirtServer は、指定したポート番号で仮想サービスを実行します。 2. 仮想サービスのテスト 仮想サービスの実行後、Ready! API のテスト プロジェクトからテスト リクエストを送信できます。 他の API で行うのと同じやりかたで行います。 ヒント 仮想サービスにテストを作成する際に、VirtServer が使用するポートが不明の場合があります。 テストにポート番号をハードコード化した場合、仮想サービスの展開後にポート番号を変更する 必要があります。回避策として、仮想サービスのアドレスおよびポート値を保存するプロジェクト レベルもしくはテスト スイート レベルのプロパティを作成し、この変数をテスト リクエストの © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 72 ― 第 5 章: VirtServer のチュートリアル Endpoint プロパティとして指定することができます。ポート番号が変更した場合、すべてのリク エストの Endpoint プロパティをアップデートするのではなく、プロジェクト レベル (もしくはテス ト スイート レベル) のプロパティを変更する必要があります: © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start 第 5 章: VirtServer のチュートリアル - 73 - 次のステップ VirtServer のチュートリアルはこれで終了です。このスタートガイドが VirtServer の理解に役立 つことを願っています。 下のトピックでは、よく使うタスクの実行方法を説明しています: VirtServer の実行 Different Ways to Run VirtServer Running VirtServer as Service 仮想サービスの設定 Updating Virt Ports On VirtServer Editing Deployed Virts Using Virts With DataSources on VirtServer VirtServer の設定 Managing VirtServer Users VirtServer Settings VirtServer Command-Line Arguments © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start - 74 ― サポート サポート お問合せ先 エクセルソフト株式会社 http://www.xlsoft.com/jp/services/contact.html SmartBear https://support.smartbear.com/product-list/ © 2016 SmartBear Software http://readyapi.smartbear.com/start