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VLPの使い方

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VLPの使い方
Virtual Loaner Program
Users Guide Japanese Edition
VLPの
の 使 い方
V1.2
05/25/2009
IBM Innovation Center Business Partners,Tokyo
VLPシステムの新規予約
・VLP Webサイトにログインする
http://ibm.com/systems/vlp
VLPのトップページで、「予約管理」タブをクリックします。
すると、以下のようなIBM IDでログインするためのダイアログが表示されます。
正しいIBM IDとパスワードでログインしてください。
VLPの予約システムは、このIBM IDに関連づけされて管理されます。
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VLPの使い方
VLPシステムの新規予約 -2-
「予約管理」タブの「新規予約」ページが開きます。
・表示されているメールアドレスが、あなたのものか、確認してください。
ここに表示されているメールアドレス宛に、VLPシステムからの通知が届きます。
・表示されている「企業名」を確認してください。
・「新規予約の作成」をクリックします。
これにより、VLPで提供されているデフォルトのシステムが予約できるようになります。
プロモーションコードについては、別に説明します。
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VLPの使い方
VLPシステムの新規予約 -3-
プロジェクトの登録と利用期間
プロジェクトの登録を行います
プロジェクト名をその内容について入力します。
日本語での入力も可能ですが、できれば英語でお願いします。
このプロジェクトで望めるものを選びます。
・ 入札
・12ヶ月以内に売り上げ
・36ヶ月以内に販売
・新規顧客の獲得
・カスタマーサポート
・その他
このプロジェクトの分類を選びます。
VLPの使用目的に近いものを選んでください。
開始日/開始時刻を指定します。
現在の日付/時間がセットされています。
終了日は、デフォルトでは五日間にセットされています。
最大14日まで、ここで指定することができます。
プロジェクトの登録、利用期間の指定が済んだら、
「リソースの追加」を選びます。
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VLPの使い方
VLPシステムの新規予約 -4-
リソースの追加
イメージのカテゴリーを選びます。
- AIX
- i5/OS
- Linux RedHat
- Linux SuSE
から選びます。
標準イメージを選びます。
イメージのカテゴリーで何を選んだかによって
表示される内容は変わります。
AIX 6.1 、AIX 5.3
IBM I 6.1,i5/OS V5R4
RHEL 5,RHEL4
SLES10,SLES9 が、選択可能
CPUアーキテクチャを選択します。
POWER6とPOWER5ですが、上記で選んだ
OSの種類によっては、固定されます。
CPU数を選択します。
1つまたは2つです。
CPU数によって、利用可能なメモリサイズが
決まります。
CPU 1:2GBメモリー
CPU 2: 4GBメモリー
使用可能なディスク容量は20GB固定です。
指定が済みましたら、「続行」をクリックします。
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VLPの使い方
VLPシステムの新規予約 -4-
リソースの確認と確定
プロジェクトを入力したページに自動的に戻ります
が、ページの下に、今選択したシステムの情報が
表示されます。
まだこの時点では、予約は確定していません。
使用可能状況の確認をクリックします。
利用期間、システムの内容など、変更がなければ
確定をクリックします。
これで予約が確定します。
このような画面になり、予約が確定しました。
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VLPの使い方
VLPシステムの新規予約 -5-
予約の確認
予約が確定したあと、「予約管理」タブの
My 予約ページを開くと、予約したシステムの
状況が判ります。
この例では、2つのシステムを予約していますが、
状態が「アクティブ」になっているシステムは、
利用できる状態です。
「進行中」は予約が確定して使用できるように
準備中のものです。
「進行中」から「アクティブ」になると、e-Mailにより
予約したIBM-IDに関連付けられたメールアドレス
宛に、「IBM VLP RESERVATION ACTIVE」と
いうサブジェクトのメールで通知されます。
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VLPの使い方
VLPシステムに接続する
–VPNクライアントの準備-
予約したシステムが使えるまでの間に、VPNクライアントをダウンロードし設定します。
予約管理タブの中の「VPNクライアント」を
クリックします。
ご使用条件を確認、同意の上、対象
プラットホームのVPNクライアントを
ダウンロードします。
ここでは、Windowsでご説明します。
【VPNクライアントを使う上での注意点】
ご使用になるネットワークで、以下の条件を満たしている必要があります。
・プロキシー型のファイアーウォールを使用していないこと。
・ファイアーウォールで、次のポートが開いていること。
- UDP 500, - TCP 10000 , - IP Protocol 50
・すでに他のVPNクライアント系のソフトが導入されていないこと。
・ファイアーウォールによっては、IPSec over UDPの接続先を明示的に指定する必要があります。
その場合は198.81.193.16 と198.81.193.13 の2つを指定してください。
これらの条件をクリアできない場合、VPNクライアントを使うことはできません。
SSHゲートウェイを使ってアクセスすることになります。
ダウンロードしたVPNクライアントソフトウェアを、実行し、導入します。
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VLPの使い方
VLPシステムに接続する
–VPNクライアントの準備 番外編-
ダウンロードしたCISCO VPNClientソフトを導入しようと、vpnclient_setup.exeを実行すると
「Windows インストーラ: 変換するときにエラーが発生しました。
指定された変換のパスが有効であることを確認してください。」
と、エラーメッセージが表示されて、インストーラーが動かないことがあります。
これはCISCO VPNClientソフトのインストーラーが、日本語環境を正しく処理できないことが原因です。
このようなエラーが起こった場合は、以下のように対処することで、導入することができます。
・ダウンロードしたVPNClientソフトを、適当なディレクトリーに展開する。
・展開したディレクトリーにあるvpnclient_setup.iniを編集する。
Language2=Japanese,1041
LanguageFile2=vpnclient_jp.mst;vpnclien
この2行を、削除します。
・vpnclient_setup.exeを起動してインストールを開始します。
・インストールに使用する言語を聞かれますので、Englishを選択します。
・メッセージに従ってインストールする。
・導入が完了し、システムを再起動すれば、VPNClientを使用することができます。
・ 起動したVPNClientが英語モードの場合、以下の方法により日本語VPNクライアントとして使用する
ことができます。
- C:¥Program Files¥Cisco Systems¥VPN Client
このディレクトリにある vpnclient.ini を編集します。
[main]
ClientLanguage=jp
と、指定し保管します。
もう一度VPNClientを起動すると、日本語VPNクライアントとなります。
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VLPの使い方
VLPシステムに接続する
–VPNクライアントの設定-
VLPクライアントを起動します。
「スタート」→「プログラム」→「CISCO Systems VPN Client」→「VPN Client」
メニュー 「接続エントリー」→「新規」もしくは「新規」のアイコンをクリック
以下のように入力します。
接続エントリ:
IBM DTSC
説明:
IBM DTSC
ホストのIPアドレス: 198.81.193.16
【認証】タブ
グループ認証をチェック
名前:
ibmdtsc
パスワード:
ibmdtsc
パスワードの確認:ibmdtsc
【トランスポート】タブ
「透過的トンネリングを有効にする」を
チェック
IPSec over UDP (NAT/PAT)を
チェック
※もし接続できないときは、IPSec
over TCP側をチェックするとうまく行
く時があります。
ここのVPN Clientの設定は予約するシステムに関係なく、VLPでは、すべて共通です。
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VLPシステムに接続する
– 接続情報の確認とVPNクライアントの設定-
1.VPN クライアントの接続情報を確認する。
VLP Webサイトの「予約管理」タブ
→「接続情報」を開きます。
VPNクライアント用のユーザーIDとパスワード
を控えておきます。
※ここでReset Passwordsをクリックすると、
瞬時にVPNクライアント用パスワードを変更
できます。(自動生成されます)
パスワードを正しく入力しているのにパスワード
エラーになる というような時に、リセットしてくだ
さい。
VPNクライアントの「接続」をクリック
接続情報に記載されていたユーザーIDと
パスワードを入力し、Okをクリック
パスワードの保存をチェックすると、次回以降の
パスワード入力を省略できます。
VPNクライアントによる接続は、IPSecで保護されたVPNトンネルをダラスのVLPシステムのLANと
クライアントPCの間に確立します。
これにより、クライアントPCは、あたかもVLPシステムのLANにローカルで接続しているように見え、
TCP/IPのすべてのポートを使った通信が可能になります。
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VLPの使い方
VLPシステムに接続する
– 予約したシステムへの接続-
予約したVLPシステムの接続情報を確認する。
「予約管理」タブの「My 予約」を
開きます。
予約したシステムの準備が終わると
状況はアクティブになっています。
ここでプロジェクト名をクリックします。
次のページの下のほうにある
「予約情報」に予約したシステムの
・IPアドレス
・一般ユーザーのID
・一般ユーザーのパスワード
・ROOT/QSECOFRのパスワード
が、表示されます。
予約情報の「予約アクションの選択:」で、次のことが行えます。
Reset Partition :
予約しているシステムをリセット(再起動)
Reset password:
一般ユーザー、ROOT/QSECOFRのパスワードをリセット
Save Image... :
予約システムのイメージを保管します。このイメージを次の予約時に指定することで、同じ環境を
何度も使うことが出来ます。
Modify CPUs Memory... :
VLPのシステムはダイナミックLPARで提供されています。
CPUの能力を減らす、メモリー容量を減らすことが可能です。
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VLPの使い方
VLPシステムに接続する
– AIX6.1での接続例-
・VPNクライアントを起動し、VPNサーバーと接続します。
・次に、SSHにて予約したシステムと接続します。
VLPのAIX 6.1では、Telnet、FTPをセキュリティ上起動しないようになっています。
・SSHに対応したTeraTermにて、SSH1を選択します。
・rootではなく一般ユーザー u000xxxx でログインします。
この時、パスワードの変更を求められますので、予約情報にある一般ユーザーのパスワードを入れ、
新しいパスワードを指定します。
すると接続が切断されますので、もう一度SSH1を使い一般ユーザーu000xxxでログインします。
これで、普通にプロンプトが表示されます。
・以下の作業をするために、rootにsu する。
u000xxxx > su –
root’s Password:
と、聞いてくるので、予約情報にある、rootのパスワードを入れる。
VLPの予約システムが生成したパスワードは、覚えにくいので、ここで変更しておくとあとが楽です。
・デフォルトの言語を日本語に変更する。
VLPのシステムは、一次言語がISO8859-1 English(United States)になっていますので、日本語に変更します。
ここでは、CDEのデスクトップを使用するため、IBM-943 日本語(PC)にします。
> chlang –m Ja_JP
Ja_JP: Jは大文字aは小文字です。
> export LANG=ja_JP
・オプション Telnet、FTPを使えるようにする。
AIXシステムでは、Telnet、FTPはデフォルトで使用できますが、VLPではデフォルトでは使用できないように
なっています。 Telnet、FTPを使いたい時は、以下のようにします。
/etc/inetd.conf をVIなどで編集する。
#ftp
stream tcp6 nowait root /usr/sbin/ftpd ftpd
#telnet stream tcp6 nowait root /usr/sbin/telnetd telnetd -a
この2行の先頭の#を消し、コメント行ではなくし、保管する。
inetd をリフレッシュする。
refresh –s inetd
これで、Telnet,FTPが使用できるようになります。
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VLPの使い方
VLPシステムに接続する
– AIX6.1での接続例-
・GUIを使用する。
VNCServerの設定
VNCを使うことにより、AIXのGUIを使用することができます。
VNCServerはAIX側で用意されていますが、PC側に導入するVNCViewerはVLPでは用意されていませんので、
Webからダウンロードして、導入を行っておいてください。
以下の手順で、VNCServerの設定を行います。
rootユーザーで、/ がカレントディレクトリであるとします。
> vncserver
You will require a password to access your desktops.
Password:
と、VNCで接続する時のパスワートを設定するよう聞かれますので、任意のパスワードをセットします。
> vncserver –kill :1
として、一旦VNCServerを遮断します。
> cd .vnc
VNCServerの情報が作成されたディレクトリに移動します。 . (ドット)+vncです。
> xi xstartup
xstartupファイルを以下のように編集し、保管します。
#!/bin/sh
PATH=$PATH:/usr/dt/bin
export XSTATION=1 DTXSERVERLOCATION=local
Xsession &
> vncserver
VNCServerを起動します。
・VNCビューワから接続する
VNCビューワを起動し、VLPの予約システムのIPアドレス+ディスプレイ番号を指定する。
例) 172.29.150.200:1
:1がVNCServerのディスプレイ番号
次に以下のようにパスワードを聞いてくるので、VNCServerの設定でセットしたパスワードを入力する。
これで、VNCによるGUIの利用ができるようになります。
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VLPの使い方
VLPシステムに接続する
– AIX6.1での接続例-
・GUIの利用
通常のAIXシステムと同様の操作が
可能です。
管理ツールであるSMITなども使えます。
・ソフトウェアアクセスカタログ(VLP-SAC)の利用
VLPでは、IBMミドルウェアをVLPで利用しやすくするため、VLP用のソフトウェアアクセスカタログが用意されています。
Mozillaを起動し、以下のURLをセットすると、VLP-SACにアクセスでき、IBMミドルウェアを検索し、VLPのシステムに
ダウンロードすることができます。
https://www14.software.ibm.com/webapp/iwm/web/preLogin.do?source=vlp-sac
ダウンロード先は、VLP予約システムになります。
/home/u000xxx のユーザー用ディスクスペースにダウンロードされることをお勧めします。
なお、近いうちに、MozillaのホームページにVLP-SACを登録する予定です。
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VLPの使い方
プロモーションコード
– VLPのシステムを拡張する-
VLPのシステムでは、デフォルトで、CPU数、メモリー容量、HDD容量、利用期間などが、固定化されています。
固定化されているからこそ、すぐにシステムを予約し、利用することができます。
しかし、固定化されたシステムでは利用する上で制限となり、本来の目的を達成できなくなることもあります。
そこで、VLPではプロモーションコードと呼ぶ、クーポンのような仕組みを用意しています。
プロモーションコードにより、 CPU数、メモリー容量、HDD容量、利用期間などを変更することが可能です。
ただし、このプロモーションコードは、無条件に利用できるわけではなく、申請内容の審査が行われ可否が決定
されます。
プロモーションコードの申請方法
プロモーションコードは、以下の手順により申請を行います。
VLP Webサイトの「予約管理」タブから
「新規予約」を開きます。
「入手方法」をクリックすると申請ページが
表示されます。
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VLPの使い方
プロモーションコード
– VLPのシステムを拡張する-
希望する、OS、サーバー、LPARの数、
CPU数、メモリーサイズ、HDD容量などを
入力します。
※VLPでは、システムを占有モードで使用する
ことはできません。必ずLPARにる論理分割
されたシステムとなります。
利用期間は、デフォルトの2週間以上を指定
することができます。
「その他の要求事項」にて一時ディスク(テンポ
ラリーディスク)をリクエストすることもできます。
一時ディスクは、イメージの保管対象にはならず
利用が終わった時点で、削除されます。
なぜ、プロモーションコードが必要か、必ず
記述してください。
簡単な英語で結構です。
記入が終わったら「送信」を押してください。
プロモーションコードは、審査の上、発行されるか決まりますので、発行されるまでには約1週間程度みておいてください。
プロモーションコードはメールにて通知される
8桁の数字です。
新規予約の時に、通知された数字を、ここに入力
します。
すると、「リソースの追加」にて、プロモーション
コードを申請したときの内容が反映されたシステ
ムを予約できるようになります。
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イメージの保管
– VLPのシステムを保管する-
VLPでは、予約したシステムを保管することができます。
これにより、2週間の利用期間が終わったあとに、この保管したシステムのイメージを再利用することで、
同じ環境を、実質無制限に利用することができます。
利用しているシステムのイメージを保管するには、以下の手順で行います。
「My予約」ページで,対象となるシステムを選び「予約情報」を表示します。
「予約アクションの選択」から
「Save image…」を選びGoをクリック
します。
「保存イメージ」
「今すぐ保存」
使用しているシステムの保存処理にすぐに
入ります。 2~3時間は使用できなくなります。
「予約の終了時に保存」
予約期限を迎えた時点で保存処理を行います。
イメージ名:
再利用するときに判りやすい名前を付けて
ください。
イメージの説明:
システムの内容を記述してください。
最後に「送信」をクリックしてください。
「My予約」で見ますと、「状態」は「処理中」となります。
保管したイメージは、次回の新規予約の時に、「リソースの追加」ページで、イメージの選択ができるようになり、
そこで保管したイメージを指定すると、保管した環境が使用できるようになります。
イメージ使用上の注意点:
保管したイメージを使用する上で、以下の点について、ご注意ください。
・パスワードはリセットされます。 ユーザーu000xxxやroot/QSECOFRのパスワードは、システムにより
リセットされます。
・IPアドレスは固定化されます。
イメージのIPアドレスは変わりません。 再利用しているイメージを、再び別名で保管し、複数イメージがある
場合、すべて同じIPアドレスを持ちますので、同時に複数イメージを使用することはできません。
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VLPの使い方
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