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2015年度経営戦略説明会

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2015年度経営戦略説明会
大和証券グループ
2015年度 経営戦略説明会
2015年5月14日(木)グラントウキョウノースタワー18階ホール
株式会社大和証券グループ本社
執行役社長
CEO
日比野 隆司
1
本資料は、2014年度第4四半期までの業績および今後の経営ビジョンに関する情報の提供を目的としたものであり、当社が発行する有価証券の投資を勧誘することを目的とした
ものではありません。また、本資料は2015年5月14日現在で公表可能な情報に基づいて作成されております。本資料に記載された意見や予測等は、資料作成時点の当社の判
断であり、その情報の正確性、完全性を保証し又は約束するものではなく、また今後、予告なしに変更されることがあります。
2015年度 経営戦略説明会
目次
Ⅰ - 前中期経営計画 “Passion for the Best” 2014 総括
・・・・ 3
Ⅱ - 新中期経営計画 “Passion for the Best” 2017 概要
・・・・ 10
Ⅲ - 基本方針達成に向けた個別戦略
・・・・ 16
Ⅳ - グループ基本戦略
・・・・ 27
Appendix
・・・・ 33
2
Ⅰ- “Passion for the Best” 2014 総括
3
Ⅰ- 前中期経営計画 “Passion for the Best” 2014 総括
大和証券グループ 2014年度 連結業績
 2014年度の連結純営業収益は5,322億円、経常利益は1,845億円、純利益は1,484億円
(百万円)
純営業収益
FY2014
(累計)
FY2013
(累計)
FY2013
(累計)
前年度
同期比
経常利益
FY2014
(累計)
FY2013
(累計)
前年度
同期比
リテール部門
253,093
232,033
-8.3%
102,120
77,756
-23.9%
ホールセール部門
175,338
180,568
3.0%
47,428
52,888
11.5%
142,156
142,601
0.3%
43,912
44,878
2.2%
33,181
37,966
14.4%
3,516
8,009
127.8%
アセット・マネジメント部門
48,714
55,140
13.2%
25,328
32,142
26.9%
投資部門
19,989
8,351
-58.2%
17,171
6,506
-62.1%
541,951
532,220
-1.8%
197,045
184,578
-6.3%
グローバル・マーケッツ
グローバル・インベストメント・バンキング
連結 計
純営業収益 推移
160
155.2
127.1
138.3
121.1 122.4
120
130.1
経常利益 推移
140.2 139.3
80
50.5
80
40
40
20
38.4 39.7
44.2
51.0 49.5
2Q
3Q
FY2014
4Q
35.5
37.0 38.5 38.5
33.2 34.3
3Q
FY2013
4Q
1Q
2Q
3Q
FY2014
4Q
16
14
10
5
0
2Q
-12.4%
17
15
20
1Q
148,490
17
0
1Q
2Q
3Q
FY2013
4Q
1Q
2Q
3Q
FY2014
4Q
(
円)
1Q
57.2
43.4
(
十億円)
FY2013
4Q
(
十億円)
(
十億円)
3Q
20
40
0
2Q
60
前年度
同期比
配当 推移
65.0
43.0
1Q
169,457
純利益 推移
80
60
0
純利益
FY2014
(累計)
中間
期末
FY2013
中間
期末
FY2014
4
Ⅰ- 前中期経営計画 “Passion for the Best” 2014 総括
前中期経営計画 “Passion for the Best” 2014
大和証券グループ 経営ビジョン
日本に強固な事業基盤を有しアジアを代表する総合証券グループ
大和証券グループ 経営基本方針
日本とアジアの成長を結ぶことで持続的成長を実現
ストレス下でも黒字を確保する強靭な経営基盤の確立
中期経営計画 “Passion for the Best”2014 骨子
外部環境に左右されない強靭な経営基盤の確立と新たな成長戦略に基づく健全な成長を目指す
2012年度 再生 Turnaround
マイルストーン
2013年度 成長 Growth
2014年度 拡大 Expansion
Ⅰ:効率経営の追求による黒字転換 (初年度に集中して実施)
中期経営計画
基本方針
経営目標

販管費削減計画の着実な実行

ミドル・バック部門からフロント部門への
人員シフトによる組織運営の効率化
1. 連結経常利益
[初年度]黒字転換 [最終年度]
Ⅱ:顧客ベースの良質な収益拡大

リテール・AMビジネスへの経営資源投入による国内顧客基盤の飛躍的拡大
~投信・預金残高積上げによる安定収益拡大~

“新”大和証券の発足を梃子とした収益力強化
~富裕層及びミドル・マーケットへのアプローチ強化~

ホールセールビジネスの再構築
~顧客フロービジネスの再強化と効率的なグローバルネットワーク展開~
1,200億円以上 2. 固定費カバー率[最終年度4Q年換算] 60%以上
5
Ⅰ- 前中期経営計画 “Passion for the Best” 2014 総括
経営目標の達成度
 連結経常利益目標、固定費カバー率ともに目標値を達成
連結経常利益
固定費カバー率
[最終年度] 1,200億円以上
[最終年度] 60%(4Q年換算)以上
固定費
250
安定収益
300
200
62%
56%
250
197
固定費カバー率
184
63%
66%
70%
58%
60%
60%
45%
50%
200
150
40%
34%
120
150
100
30%
95
100
20%
50
50
-12
10%
FY2011
-50
FY2012
FY2013
FY2014
(
十億円)
(
十億円)
0
0
0%
FY2011
FY2012
FY2013
FY2014 FY2014 FY2014 FY2014
1Q 年換算 2Q 年換算 3Q 年換算 4Q 年換算
6
Ⅰ- 前中期経営計画 “Passion for the Best” 2014 総括
前中計の成果① 強靭な経営基盤の確立
 安定収益の拡大による着実な利益の積上げにより、自己資本は1.2兆円を超え過去最高の水準
 時価総額は、前中計の開始時点と比べて、3倍近い水準まで拡大
 前中計最終年度にはMoody’s、S&Pが大和証券グループ本社および大和証券を格上げ
自己資本、時価総額、信用格付けの変化
5.0
2012年3月末
2015年3月末
4.5
大和証券グループ本社時価総額(左軸)
※自己資本 = 株主資本+その他の包括利益累計額
7,824億円
1兆2,386億円
+58.3%
1,200
東証業種別株価指数:銀行(左軸)
3.5
1,100
TOPIX (左軸)
2.9
1,000
2.5
2.2
900
2.0
1.8
1.5
1.7
3.0
時価総額
(株価)
5,720億円
(327円)
1兆6,549億円
+189.3%
(946円)
信用格付け
1,300
東証業種別株価指数:証券、商品先物取引業(左軸)
4.0
自己資本
1,238
自己資本(右軸)
800
700
1.0
※上段が大和証券グループ本社、下段が大和証券
Baa3
Baa2
Baa1
A3
S&P
BBB
BBB+
BBB+
A-
+2 ノッチ
600
0.5
0.0
+1 ノッチ
500
1Q
2Q
3Q
FY2012
4Q
1Q
2Q
3Q
FY2013
4Q
1Q
2Q
3Q
4Q
FY2014
(十億円)
Moody’s
※大和証券グループ本社時価総額、東証業種別株価指数、TOPIXは2012年3月末を1.0として指数化
※期末値
(出所)Bloomberg
7
Ⅰ- 前中期経営計画 “Passion for the Best” 2014 総括
前中計の成果② 安定収益の拡大・多様化
 前中期経営計画に沿って安定収益の拡大に取り組んだ結果、安定収益額は約1.7倍に拡大
 大和ネクスト銀行、ラップ口座サービス、不動産AMの貢献により、安定収益の70%超を占めていた投信代理事務手数料、運用報酬へ
の依存度が低下し、安定収益源の多様化が進捗
FY2011.4Q
12%
安定収益額
1.7倍
その他
大和ネクスト銀行
運用利鞘
ファンドラップ・
SMA収益
29%
その他
大和投信・大和住銀株投残高合計*
8.5兆円(2012.3月末)→11.0兆円(2015.3月末)
不動産AM 運用報酬等
FY2014.4Q
大和ネクスト銀行預金残高
1.4兆円(2012.3月末)→3.0兆円(2015.3月末)
リテール部門
投信代理事務手数料
大和証券ラップ口座契約資産残高
2,534億円(2012.3月末)→1.2兆円(2015.3月末)
不動産AM
運用報酬等
リテール部門
投信代理事務手数料
大和ネクスト銀行
運用利鞘
ファンドラップ・
SMA収益
大和投信・大和住銀
運用報酬
大和投信・大和住銀
運用報酬
大和リアル・エステート・AM運用資産残高
3,132億円(2012.5月末)→約4,770億円(2015.3月末)
* 株投残高はETFを除く
※ 大和投信・大和住銀運用報酬には投資顧問報酬含む。大和住銀の運用報酬は持分相当を計上
※ 不動産AMには大和リアルエステートAMの運用報酬(成功報酬除く)、大和証券オフィス投資法人の純営業収益を含む
8
Ⅰ- 前中期経営計画 “Passion for the Best” 2014 総括
新中期経営計画に向けて
「再生(ターンアラウンド)」から「持続的成長」のステージへ
更に強靭な経営基盤の確立
顧客基盤・収益の飛躍的拡大
強靭な経営基盤の確立
成長戦略の実行、適正なリスクテイク
顧客ベースの良質な収益拡大
大和ネクスト銀行預金残高拡大
アセット・マネジメント部門(株投、不動産) 運用資産残高拡大
大和証券 株式投信残高、ラップ口座残高拡大
ホールセールビジネスの再構築
効率経営の追求
販管費削減
フロント部門への
人員のシフト
Passion for the Best “2014” (FY2012-FY2014)
Passion for the Best “2017” (FY2015-FY2017)
9
Ⅱ- 新中計 “Passion for the Best” 2017
10
Ⅱ- 新中期経営計画 “Passion for the Best” 2017
2020年に向けた経営ビジョン
経営ビジョン
日本及びアジアの資本市場の発展をリードし
お客様に最も選ばれる総合証券グループ
経営基本方針
業界No.1のクオリティを梃子に
顧客基盤を飛躍的に拡大
日本とアジアの成長を結ぶことで
持続的成長を実現
資本市場を通じて社会及び経済の発展に貢献
11
Ⅱ- 新中期経営計画 “Passion for the Best” 2017
新中期経営計画(“Passion for the Best” 2017)の骨子
本格化する“貯蓄から投資の時代”の中で、業界トップのクオリティにより
お客様を惹き付け、ベストパートナーとなる
2016年度
2017年度
“貯蓄から投資の時代”をリードする投資サービスの提供
基本方針①: クオリティNo.1の追求



幅広い投資家層のニーズに対応する商品・サービスプラットフォームの構築
資産運用力の強化
高度な専門性を有する人材プールの拡大
基本方針②: 顧客基盤・収益の飛躍的拡大


商品・サービスプラットフォームを梃子に幅広い投資家層へのアプローチを
強化
増大する投資ニーズを捉え、顧客資産・収益を飛躍的に拡大
企業価値向上に資するソリューションの提供
基本方針③: 新規産業の育成と企業の持続的成長に対する支援


次世代成長企業の発掘・育成と成長資金の供給
企業のグローバル化、M&Aニーズへのソリューション提供
数値目標
① ROE: 10%以上
② 固定費カバー率: 最終年度 75%以上
「
貯蓄から投資」
と「
企業価値向上」
の好循環
2015年度
12
Ⅱ- 新中期経営計画 “Passion for the Best” 2017
経営の数値目標
新中期経営計画 “Passion for the Best”2017 数値目標
1. ROE 10%以上 2. 固定費カバー率 [最終年度]75%以上
ROE
固定費カバー率
 効率経営を重視した経営姿勢を明確化するため、ROEを目標数値
 更に強靭な経営基盤の構築に向け、年平均4%の上昇を目指す
に掲げる
 投資家が求める水準、日本企業の平均水準、当社の実績を総合的
に勘案し水準を決定
安定収益:
アセットマネジメント運用報酬(投資顧問報酬含む)、投信代理事務手数料、大和ネクスト銀
行運用利鞘、大和証券オフィス投資法人・純営業収益、大和リアルエステート・運用報酬、
SMA・FW運用報酬、信用取引金利、LMS金利等
純利益
自己資本
(単位:億円)
(単位:十億円)
ROE
ROE
(繰越欠損金の影響が
無かった場合)
17.0%
1,800
18%
1,600
固定費
安定収益
(単位:十億円)
(単位:十億円)
75%
300
16%
12.8%
12.8%
1,200
9.7%
1,000
56%
14%
12%
10.0%
8.6%
10%
6.3%
8%
200
150
800
80%
70%
62%
250
1,400
固定費カバー率
60%
45%
50%
34%
40%
30%
600
6%
400
4%
200
2%
100
20%
50
0
0%
FY2012
FY2013
FY2014
FY2015
FY2016
FY2017
10%
0
0%
FY2011
FY2012
FY2013
FY2014
FY2015
FY2016
FY2017
※実績及び目標は年度数値
13
Ⅱ- 新中期経営計画 “Passion for the Best” 2017
安定収益増加のイメージ
 “貯蓄から投資の時代”の主力商品であるラップ口座サービス、株式投信の資産残高積上げに引き続き注力し、安定収益の拡大を
目指す
新中計期間における安定収益の増加イメージ
その他
運用利鞘
運用報酬
株式投信
代理事務手数料
安定収益:年平均約 +8 ~ 9% の拡大を目指す
ラップ関連手数料
安定収益拡大に向けた注力商品・ビジネス領域
ファンドラップ
株式投信
預金
SMA
FY2014
リテール部門
アセット・マネジメント
大和ネクスト銀行
部門
不動産AM
ビジネス等
その他
FY2017
14
Ⅱ- 新中期経営計画 “Passion for the Best” 2017
想定されるビジネスチャンスの拡大と基本方針
中期的に想定されるビジネスチャンス:“貯蓄から投資の時代”本番入り
デフレ脱却
成功体験の広がり
政策・制度の後押し
企業の稼ぐ力の向上
想定されるニーズ
成長企業の資金需要の高まり
ROE向上に向けたM&A等、コーポレートアクション増加
全ての国民・家計における証券投資ニーズの高まり
「貯蓄から投資」と「企業価値向上」の好循環に向けた基本方針
基本方針
「貯蓄から投資へ」の時代をリードする
投資サービスの提供
クオリティNo.1の追求
企業価値向上に資する
ソリューションの提供
顧客基盤・収益の飛躍的拡大
新規産業の育成と企業の持続的成長に対する支援
主要テーマ
幅広い投資家層のニーズに対応する商品・
サービスプラットフォームの構築
次世代成長企業の発掘・育成と成長資金の供給
資産運用力の強化
企業のグローバル化、M&Aニーズへのソリューション提供
アジアを中心とした積極的なアライアンス戦略の推進
グループ基本戦略
財務・リスクマネジメント
人事
IT
15
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
16
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
幅広い投資家層に対応する商品・サービスプラットフォームの構築(個人投資家)
 個人のお客様のライフステージとニーズに応じた最適なチャネルによる価値の高い商品・サービスを提供
個人投資家のステージとソリューション
年齢
• 既存サービスの進化
相続
相続・贈与による
資産移転
高齢者層
相続ビジネス拡大
に向けた対応強化
 相続トータルサービスを軸とした
サービス拡充
相続定期預金
“紬”
2015年2月~
ダイワのSATローンⅡ
• 新たなソリューションの提供
• 拡大する顧客ニーズに対応する「人材」
の育成
通常金利に
0.3%上乗せ
借入から1年間
1.2%で融資
相続融資
2015年3月~
 「相続コンサルタント」配置店の拡大
富裕層
• コンサルティング力の向上
退職
「質」「量」両面での
営業力の拡充
資産形成
住宅購入
次世代
富裕層
 相続プランナー・CFP・証券アナリスト等
専門能力の取得促進
• 営業体制の更なる強化・効率化
 コンタクトセンターのキャパシティ拡大
 スマートデバイスの活用
 国内店舗ネットワークの拡充
結婚
大和証券CFP認定者数推移
590名
188名
2005年3月
2015年3月
• ダイレクトチャネルのサービス拡充
• NISAへの継続的な取り組み
インバウンドを
 NISA口座の利用促進、ジュニアNISAへの取組み
中心とした
• 金融リテラシー向上に向けた投資教育への取組み
新たな顧客層の拡大
成人・就職 若年者層
 各種セミナー等、来店誘致を通じた投資啓発活動
資産
 オンライン上での投資教育コンテンツの提供
17
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
幅広い投資家層に対応する商品・サービスプラットフォームの構築(ミドル・マーケット)
 ミドル法人のお客様を取り巻く経営環境、運用環境の変化を踏まえながら、ニーズに即した運用および本業に関するソリューションを
提供
ミドル・マーケットを取り巻く環境とソリューション
経営環境の変化
コーポレートガバナンス・コード
相続税・所得税増税
 後継者不足


非営利法人
未上場事業法人
地域金融機関
本業に関するソリューション






GPIF基本ポートフォリオの見直し
低金利下における運用環境
運用環境、運用ニーズに則したソリューション
資金ニーズに対応した証券担保ローンの提供
財務基盤強化に向けた事業保険及びオペレーティング・リースの提供
本業の事業拡大のためのビジネスマッチング及び、M&Aの提案強化
事業承継サポート強化
新部署の設置
学校法人
社団・財団法人
宗教法人
医療法人
運用環境の変化




競争力のある債券商品の開発
私募投信の機動的な組成・販売体制の構築
SMA等による運用アウトソース案件の獲得
保有不動産の有効活用に向けたコンサルティングの提供
地域銀行支援室(広域法人部内)
事業承継コンサルティング室(ウェルスマネジメント部内)
ホールセール部門
リテール部門
連携
グローバル・
インベストメント・バンキング
グローバル・マーケッツ
18
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
幅広い投資家層のニーズに対応する商品・ サービスプラットフォームの構築
AI(人工知能)・ビッグデータの活用による営業効率向上及び提案サポート機能の強化
 ICT(情報通信技術)の技術革新を証券業務に取り込むべく、「AI 推進室」を新設
 AI(人工知能)・ビッグデータの活用により、お客様への提案力強化及びコンタクトセンターの業務効率向上を図る
AI(人工知能)およびビックデータの活用
多様な投資家層
富裕層
高齢者層
次世代
富裕層
若年者層
クオリティNo.1の追求
お客様を「知る」
お客様に「提案する」
AI
ビッグデータ
データ
基盤
分析
PC/スマホ・タブレット
 提案機能向上
大和証券グループの
顧客基盤+その他のデータ



グループデータ
ヒストリカルデータ
ソーシャルデータ等
「質」「量」両面からの
マーケティング強化
コンタクトセンター
お客様に「選ばれる」
顧客満足度
の向上
 顧客対応の
クオリティ向上
 応答率向上
店舗
 適切なニーズ把握に
よる提案力の強化
 営業効率の向上
顧客基盤
拡大へ
19
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
幅広い投資家層のニーズに対応する商品・ サービスプラットフォームの構築
フィーベース型サービス・商品の拡充
 ファンドラップ、株式投信、外貨預金を中心としたフィーベース資産の更なる拡大を図る
 新たなフィーベース型サービス・商品を創造し、今後のフィービジネスの土台・基盤を構築する
米国市場との比較(2014年12月末)
株式投信残高
(法人含む)
個人金融資産
新たなフィーベース型サービス・商品の創造
ラップ口座残高
(法人含む)
※ 米国資産は、1ドル=119.8円で円換算(2014年12月末時点)
(兆円)
(兆円)
9,000
1,800
8,000
1,600
(兆円)
株式投信、ラップ口座サービスの進化

ファンドラップにおけるオンライン画面のユーザビリティ向上、契約締結等
の機能拡充

アフターケアの充実による株式投信の旗艦ファンドの育成
新たなフィーベース型サービス・商品を拡充
600

500
7,000
1,400
6,000
1,200
5,000
1,000
4,000
4.8倍
800
3,000
600
2,000
400
SMA、ファンドラップへの継続的な注力に加え、新たなラップ口座サービ
ス導入の検討
大和投信株投残高(ETF除く)
400
(兆円)
20.4倍
300
200
153倍
(十億円)
9.0
1,400
8.5
1,200
8.0
100
1,000
200
0
0
ラップ口座契約資産残高
1,000
1.4倍
7.5
4.9倍
800
日本
米国
0
日本
米国
7.0
日本
米国
600
6.5
400
6.0
200
5.5
市場の拡大余地は大きい
5.0
0
2012/3
2013/3
2014/3
2015/3
2012/3
2013/3
2014/3
2015/3
出所:日本投資顧問業協会、日本銀行、Money Management Institute
20
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
幅広い投資家層のニーズに対応する商品・ サービスプラットフォームの構築
証銀連携ビジネスモデルの進化
 「貯蓄から投資へ」のゲートウェイ機能拡充およびクロスセルの更なる追及を通じ、証銀連携ビジネスモデルの進化を図る
ゲートウェイ機能の拡充
クロスセルの更なる追求
商品・サービスの拡充によるインバウンドでの顧客基盤獲得

オンライン上での外貨預金の提供、通貨拡充

オンライン上での各種キャンペーン金利の提供
顧客ニーズに合致した幅広い商品・サービスの提供

預金を起点とした投資未経験層の更なる獲得

お客様との長期的なリレーションの構築に資する商品ラインナップの拡充

ダイレクトチャネルでのセットプランの提供によるクロスセル機会の拡大

AIやビッグデータ活用の検討
クロスセル比率および買付商品内訳(累計)
※クロスセル比率 = クロスセル口座数 / 定期新規口座数
定期新規は口座開設から3ヶ月以内に円定期預入を行っているお客様を指す
クロスセル比率(%)
100%
大和ネクスト銀行預金残高
外債
(十億円)
46.2%
80%
4,000
国内債
37.3%
3,047
60%
3,000
2,210
23.6%
2,399
40%
ファンドラップ
15.1%
2,000
1,432
株式投信
20%
1,000
エクイティ
0%
0
2012/3
2012/3
2013/3
2014/3
2013/3
2014/3
2015/3
2015/3
21
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
資産運用力の強化(株式投信)
 前中計期間(2012年4月~2015年3月)における大和投信の公募株式投信(ETF除く)の資金流入は業界トップの1.7兆円を記録
 アセット・マネジメント2社の資産運用力を更に強化し、卓越したトラックレコードの構築を目指す
資産運用力強化に向けた施策(株式投信)

顧客ニーズを踏まえた商品組成力・提案力の強化

アジアを始めとする海外市場での自社運用力強化

分析力の強化・多様化による運用戦略の高度化・複合化

外部運用委託先の更なる活用を通じた商品ラインナップの充実
2012年4月~2015年3月
運用各社公募株式投信(ETF除く)の資金流出入額
2005年3月~2015年3月
運用各社公募株式投信(ETF除く)残高
(兆円)
(十億円)
12,070
2,000
12
1,764
10
1,800
大和AM2社合計
大和投信
A社
B社
大和AM2社合計
A社
C社
1,600
大和投信
8
1,400
1,134
1,200
6
B社
1,000
800
607
600
C社
4
439
400
2
200
0
全社
大和投信
A社
B社
C社
0
2005/3
2007/3
2009/3
2011/3
2013/3
2015/3
22
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
資産運用力の強化(不動産AM)
 大和リアル・エステート・アセット・マネジメントが運用する投資法人3社計(上場・私募)の運用資産残高は約4,770億円まで拡大
 運用パフォーマンスの向上、お客様への新たなソリューションの提供、新たな運用商品の組成等を通じ、不動産AMビジネス
における安定収益拡大を目指す
資産運用力強化に向けた施策(不動産AMビジネス)

専門性の高い人材を拡充し、最高水準の運用パフォーマンスを実現

超低金利時代の運用ニーズに適合した新たな商品の組成・供給

顧客企業の資本効率向上のため、お客様が保有する資産の流動化ソ
リューションを提供

インフラファンド組成など、新たな運用商品の開発に注力
大和証券オフィス投資法人 1口当たり分配金実績
不動産AM運用資産残高
(円)
(十億円)
9,000
8,256
600
8,000
日本ヘルスケア投資法人(ヘルスケア施設)
500
大和レジデンシャルプライベート投資法人(住宅用物件)
477
7,000
14/5期
6,000
379
311
13/11期
6,542
5,986
大和証券オフィス投資法人(オフィス物件)
400
7,478
7,621
5,107
323
5,000
300
4,000
3,000
200
2,000
100
1,000
0
0
2012年3月
2013年3月
2014年3月
2015年3月
12/5期
12/11期
13/5期
14/11期
23
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
次世代成長企業の発掘・育成と成長資金の供給
 グループ内のリソースを有効に活用し、新規公開(IPO)のポテンシャルがある企業を発掘・育成
 戦略的なアプローチによる大型IPO案件の獲得
グループリソースの有効な活用
大型IPO案件への戦略的なアプローチ


国内の本支店網を活用した次世代成長企業の発掘

国内外の法人顧客網を活用した事業連携の支援と投資部門による
ファンド・カバレッジチームの強化によるファンドEXIT案件などの着実
な取込み

成長資金の供給
ターゲット案件を明確化し、戦略的な人材配置を行うことで、提案力
を強化
グループリソースの有効活用
グループ内の連携強化を通じたソリューションの提供
投資部門
大和企業投資
大和PIパートナーズ
 株式、債券による資本、
資金面の支援
 ハンズオン支援による
バリューアップ
事業会社
取組み事例
大和日台バイオベンチャーファンドの設立(2015年1月)
 IPO, PO, M&A
 ビジネスマッチング
 ウェルスマネジメント
ホールセール部門
(GIB)
リテール部門
IPO強化による主幹事件数の増加
24
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
企業のグローバル化、M&Aニーズへのソリューション提供
 多様な顧客ニーズに対するIBソリューション提供力の強化
 拠点、部門を越えた連携強化によるソリューションの提供
IBソリューション提供力の強化

拠点、部門を越えた連携によるソリューションの提供
ROE向上を目指す顧客のニーズ(海外進出、業界再編、不採算事業

大和日華、現地提携先金融機関を含む)との連携強化
整理等)を捉える卓越したソリューションの提供

国内のリテール、投資部門や海外拠点(DC Advisory、Sagent、
顧客ターゲティングの徹底による、提案・サービスのクオリティ向上

協業案件数の増加、人材交流による営業力と提案力を兼ね備えた
グローバルバンカーの育成
国内外連携によるIBソリューションの提供事例
エクイティ
三井不動産
グローバルPO
(公募増資)
ジョイント・グローバル・
コーディネーター
3,452億円
2014年
国際機関および政府系機関の資金調達
2014年度主幹事実績 24件246億ドル
商船三井
ユーロ米ドルCB
主幹事兼
ブ ックランナー
計5億米ドル
2014年
サムライ債
2年連続
(2013年度、2014年度)
リーグテーブル首位
海外ネットワークを活用したM&A
日本×欧州
パナソニックによる
無線ネットワー ク
事業のノキアへの
売却
三菱電機による、
イタリアの
Klimat-Fer買収
2015年
2014年
累計販売額国内シェア56% ※2015年3月末現在
ワクチン債(2008年)
マイクロ・ファイナンスボンド(2009年)
グリーンボンド(2010年)
ウォーター・ボンド(2010年)
エコロジー・ボンド(2010年)
アフリカ 教育ボンド(2010年)
女性の力 応援ボンド(2013年)
インクルーシブ・ビジネス・ボンド(2014年)
欧州×アジア
住友ベー クライト
による米国
Vaupell
Holdings,Inc.
の買収
英国Essentra の、
Abric Berhad
マレー シア子会社
買収
2014年
2015年
日本×アジア
インパクトインベストメント
主な実績
日本×米国
日立化成による
台湾CSB Battery
買収
2015年
田辺三菱製薬
による
中国の子会社
三菱製薬(広州)
売却
2014年
阪和興業による、
シンガポ ー ルの
CosmoSteel
Holdings Ltd
株式取得
中国の浙江水晶
光電科技による、
オプトラン株式
取得
2015年
2014年
※青字は当社担当先、年:効力発生ベース
出所:大和証券, Thomson Dealwatch, Bloomberg
25
Ⅲ- 基本方針達成に向けた個別戦略
積極的なアライアンス戦略の推進
 国内ビジネス強化に加え、中長期の収益力強化に向けて、現地金融機関とのアライアンスを推進
過去10年間の当社グループによる主な出資・アライアンス案件
国内
2014年11月
海外
 ミカサ・アセット・マネジメントへの資本参加
海外アライアンス戦略
2013年3月
 リテラ・クレア証券を連結子会社化
2011年3月
 マネーパートナーズグループの株式(発行済株式
の6.12%)を取得(直近保有比率18.75%)
2009年7月
 ダヴィンチ・セレクト(現、大和リアル・エステート・
アセット・マネジメント)を連結子会社化
2007年5月
 アストマックスグループへの
出資拡大
2006年9月
 日の出証券を連結子会社化
【2014年】
 2月:オーストラリア・ニュージーランド銀行(オーストラリア)
 4月:サンフォード・シー・バーンスタイン(イギリス)
 11月:中信建投証券(中国)
【2013年】
 2月:タナチャート証券(タイ)
 9月:バハナ証券(インドネシア)
 12月:アフィン・ホアン・インベストメントバンク(マレーシア)
2010年7月
2009年5月
2008年6月
2007年4月

KBCグループのグローバルCB及びアジア・エク
イティ・デリバティブ部門の買収
 Close Brothers Corporate Finance(現、DC Advisory)
の買収
 サイゴン証券と資本業務提携を締結
 Sagent Advisorsと資本業務提携を締結
26
Ⅳ- グループ基本戦略
27
Ⅳ- グループ基本戦略
持続的な企業価値向上に向けた資本政策

『財務健全性の堅持』、『資本効率の向上』、『株主還元の強化』の最適バランスを図り、持続的な企業価値向上を目指す
資本効率の向上
財務健全性の堅持

国際金融規制強化に対応できる
資本・流動性を確保

格付の維持・向上に向けた財務
基盤を確立

いかなる環境下においても機動的
な成長投資を可能とする財務の
柔軟性を確保

厳格なリスクコントロールを継続
持続的
企業価値
向上

資本効率(ROE)を重視し、国内
外の成長性・収益性の高い事業
領域へ適切に経営資源を投入

事業ポートフォリオの拡充を通じ
てリスク分散を図り、資本コスト
低減を目指す
自己資本のイメージ
株主還元
の強化
株主還元の強化

持続的に収益力を高めていくことで
安定した増配基調を目指す

自己株取得については、経営環境・
財務状況・規制動向・株価水準等を総
合的に勘案し、検討
利益
積上げ
成長領域
への投資
FY2014
FY2015~
28
Ⅳ- グループ基本戦略
株主還元の強化


「財務健全性の堅持」、「資本効率の向上」との最適なバランスを図りつつ、株主還元を強化するため、配当性向を40%程度に
引き上げ
引き続き持続的に収益力を高めていくことで、安定した増配基調を目指す
配当政策
当社は、利益配分を含む株主価値の持続的な向上を目指しております。
配当については、中間配当及び期末配当の年2 回を基本とし、連結業績を反映して半期毎に配当性向40%程度の配当を行う方針です。但し、安定
性にも配慮した上で、今後の事業展開に要する内部留保を十分確保できた場合には、自社株買い入れ等も含めてより積極的に株主への利益還元を
行う方針です。
※新配当政策は2015年度(2015 年12 月支払い予定の中間配当)より適用
60%
配当性向(実績)
50.5%
50%
32.4%
40%
31.1%
37.8%
33.4%
35.5%
30%
配当性向
40.0%
20%
30.0%
10%
0%
1株当たり配当金(円)
3
12
17
FY2012
中間
17
14
FY2013
期末
中間
16
FY2014
期末
中間
Passion for the Best “2014”
(FY2012-FY2014)
FY2015
期末
中間
期末
Passion for the Best “2017”
(FY2015-FY2017)
29
Ⅳ- グループ基本戦略
成長投資の考え方
基本スタンス



コア事業である国内証券ビジネスの顧客基盤・収益力の飛躍的拡大に向けた投資
安定収益の拡大及びコア事業補完を目的とした証券ビジネスと親和性のある周辺領域への取組み
中長期的な収益力強化の観点からの海外ビジネス推進
: オーガニック
: インオーガニック
: オーガニック & インオーガニック
国内
海外
リテール
幅広い投資家層のニーズに
対応する基盤の整備
ウェルスマネジメントビジネスの強化
ホールセール
顧客ニーズを的確に捉える
商品提供能力の向上
海外金融機関とのアライアンス戦略の推進
アセット・
マネジメント
その他
運用力の強化、運用対象資産の拡大
不動産アセット・マネジメント・ビジネスの拡大
安定収益拡大に向けた周辺ビジネスの拡大
30
Ⅳ- グループ基本戦略
人事戦略

「お客様に最も選ばれる」総合証券グループとなる為にも、人材は最も重要な経営資源であり、戦略的な配置と計画的な育成を通
じて、より高い組織力を発揮できる環境を整備していく
「若手社員」の活躍支援
「ダイワ・ベーシック・プログラム
(入社後2年間の基礎教育)」の拡充
「女性」の活躍支援
女性支店長・管理職の増加(大和証券)
※ カッコは女性比率

ロイヤルティの高いプロフェショナル人材の育成と、若
手社員のリテンションを目的として、教育体制を拡充
「ベテラン層」の活躍支援
「ライセンス認定制度」の新設
いくつになっても、プロとして常に成長し続ける
企業カルチャーを醸成するためのインセンティブ制度
2005年3月
2015年4月
支店長
3名
19名
(16.1%)
管理職
60名
207名
(7.3%)
「なでしこ銘柄」、「健康経営銘柄」への選定
両銘柄に同時に選出された企業は12社
『Advanced Skill-building Program(ASP)』
プロフェッショナルとして活躍し続けるためのスキル向上
プログラムを大幅に拡充
仕事と介護の両立支援策
将来の生活に不安を感じることなく、
活き活きと働き続けられる環境を更に整備
選出企業:40社
選出企業:22社
31
Ⅳ- グループ基本戦略
おわりに
日本及びアジアの資本市場の発展をリードし
お客様に最も選ばれる
総合証券グループ
32
Appendix
33
Appendix
環境想定
世界経済

欧州経済低迷への懸念はQE開始により後退し、堅調な米国経済が新興国を含む世界経済の緩やかな拡大を牽引
[世界経済成長率:2015年度 3.6%, 2016年度 3.6%]
経済
国内経済
株価


アベノミクスによる景気好循環の継続と世界経済の緩やかな拡大を受けた輸出の伸びにより、デフレからの脱却が明確に
[実質GDP成長率:2015年度 1.7%, 2016年度 1.8%]
米国の緩やかな利上げによる円安水準、ならびに、国内景気及び企業収益の拡大継続により、日本株は上昇基調を維持
[日経平均株価:2017年度期中平均 24,000円]
金利
市況

2%インフレの安定的な達成を目指し、日銀は大規模な量的・質的金融緩和を継続、2017年末頃までは低金利環境が継続
[長期金利:2015年度~2017年度 想定レンジ 0.0%~0.6%]
為替

日米の金融政策の方向性の差異は当面継続し、緩やかな円安水準は継続
[ドル円レート:2015年度~2017年度 期中平均 120.0円]
投資家動向
企業
(発行体)
動向

アベノミクス相場のけん引役であった外国人投資家は、日本企業の収益力向上を受け、日本株に対する積極的なスタンスを継続

株高による投資成功体験の広がり、NISAなど政策・制度の後押し、そして長引く低金利環境により、これまで預貯金に滞留してきた個人金融
資産の証券投資へのシフトが本格化

ISSの議決権行使方針の変更やコーポレートガバナンスコードの導入により、ROEを意識した経営へのシフトが進み、収益力拡大に向けた成長
投資やM&Aなどのコーポレートアクションの活発化が見込まれる

好況な国内株式市場と国内産業の新陳代謝、ベンチャーの加速化を受け、成長企業による市場での調達は活発化
34
Appendix
2015年度 大和証券グループ経営方針
グループ経営方針
前中期経営計画の3ヵ年において、当社グループは、高水準の利益、固定費カバー率の改善、信用格付の向上等、所期の成果を残すことができた。
これは、アベノミクスにより市場が活性化する中、強靭な経営基盤の確立に向けて、ビジネスの多様化及び安定収益の拡大に取り組んだ結果である。
当社を取り巻く環境に目を向けると、“貯蓄から投資の時代”が本番入りを迎えるための4つの条件、即ち、①デフレ脱却、②投資の成功体験の広がり、
③政策・制度の後押し、④企業の稼ぐ力の向上、は全て充たされつつある。
そのような中、平成29年度までを対象期間とする新グループ中期経営計画~“Passion for the Best”2017~を策定した。本格化する“貯蓄から投資の時代”
の中で、業界トップのクオリティによりお客様に選ばれ、ベストパートナーとなることを基本方針に据え、成長戦略を実施していく。グループの総力を結集し、
「貯蓄から投資の時代をリードする投資サービスの提供」及び「企業価値向上に資するソリューションの提供」に取り組むことで、わが国において、「貯蓄から
投資と企業価値向上の好循環」を実現し、資本市場の発展をリードする。
新グループ中期経営計画の初年度である平成27年度は、「幅広い投資家層のニーズに対応する商品・サービスプラットフォームの構築」、「資産運用力の
強化」、「次世代成長企業の発掘・育成と成長資金の供給」、「企業のグローバル化、M&Aニーズへのソリューション提供」を重点テーマに掲げ、アクション
プランを着実に実行していく。資本市場のパイオニアとして、“貯蓄から投資の時代”を切り拓き、日本の成長戦略に貢献していく。
各事業部門アクションプラン
1.
2.
3.
4.
5.
1.
2.
3.
4.
5.
リテール部門
質・量両面での営業力の拡充
インバウンドを中心とした新しい顧客層の拡大
AI、ビッグデータの活用による営業効率向上及び提案サポート機能の強化
フィーベース型商品・サービスの拡充
証銀連携ビジネスモデルの進化
アセット・マネジメント部門
運用体制の強化・パフォーマンス追求
証券・銀行窓販の両チャネルにおける主力ファンドの構築・拡充
投資家のすそ野拡大および長期資産形成に適する商品の開発
タイムリーな情報発信、販売サポート体制の更なる強化
不動産アセット・マネジメント事業の一層の強化
その他(大和総研グループ)
1. 経済・金融・環境を柱とした積極的な情報発信
2. 国内・アジアにおけるコンサルティング力の強化
3. 国内金融機関で最高水準のIT環境を整備
1.
2.
3.
4.
1.
2.
3.
1.
2.
3.
4.
ホールセール部門
顧客ニーズを的確に捉える商品提供能力の向上
アジアを中心としたグローバル戦略の推進
次世代成長企業の発掘・育成と成長資金の供給
企業のグローバル化、M&Aニーズへのソリューション提供
投資部門
投資運用力の強化によるリターン確保
プリンシパル資金の活用によるグループビジネスと連携した投資の実行
成長資金の供給等による企業の持続的成長及び新規産業育成支援
その他(大和ネクスト銀行)
新規顧客層の拡大
証銀連携強化による顧客取引促進
ALM運営の強化
各種管理態勢の強化
35
大和証券グループ本社 IR室
TEL: 03-5555-1300 FAX: 03-5555-0661
E-mail: [email protected]
URL: http://www.daiwa-grp.jp/ir/
36
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