...

資料1 新たな「埼玉県子育て応援行動計画(仮称)」の策定について(PDF

by user

on
Category: Documents
4

views

Report

Comments

Transcript

資料1 新たな「埼玉県子育て応援行動計画(仮称)」の策定について(PDF
資 料 1
新たな「埼玉県子育て応援行動計画(仮称)」
の策定について
平成26年7月
1.県の現状
現在の県計画の状況
○ 県は、「埼玉県子育て応援行動計画(後期計画〔H22~26〕)」を策定し、少子化対策・子育て
支援に関する総合的な取組を推進。
○ 後期計画の施策の進捗状況を見ると、全体としては着実に取組が進んでいる。
(県の少子化の現状)
合計特殊出生率は、1.28(H21)から1.33(H25)と増加しているが、全国平均1.43(H24)より低い
出生数は、59,725人(H21)から57,470人(H24)と減少している
(取組の拡充が必要な課題)
○ 少子・高齢化による社会構造の変化は大きく、県の年少人口(0~14歳)は、95万人(2010)か
ら78万人(2030)に減少する見込み。
また、県全体では、自然減(出生数<死亡数)を上回る社会増(転入者>転出者)により、人口が増
加しているが、地域によっては大きく人口減少が続いている。
○ さらに、「地域コミュニティの弱体化」「晩産化を背景とした出産リスク等の上昇」 「社会的養護
を要する児童の増加」「子供の貧困率の上昇」などの課題に対応する取組が必要となっている。
1
2.新たな計画の位置づけについて
(平成26年度第1回埼玉県児童福祉審議会:資料1抜粋)
「次世代育成支援対策推進行動計画」と「子ども・子育て支援事業支援計画」「母子家庭及び寡婦自
立促進計画」をあわせた新たな計画を策定する(平成27~31年度の5か年計画)。
取り組みの拡充が必要な課題である「子供の貧困率の上昇」にも対応するため、新たな「埼玉県子
育て応援行動計画(仮称)」は、前述の3計画に加えて、「子どもの貧困対策推進計画」をあわせた計
画としたい。
(子育て支援に関連する計画〔都道府県〕)
次世代育成支援対策推進行動計画(少子化対策全般に関する計画)
子ども・子育て支援事業支援計画
(子ども・子育て支援に関する計画)
※策定義務
母子・父子・寡婦自立促進計画
(ひとり親世帯の支援に関する計画)
※策定義務
子どもの貧困対策推進計画
(子どもの貧困対策の推進に関する計画)
2
2.新たな計画の位置づけについて
(参考:子育て支援に関連する計画の策定指針)
次世代育成支援対策推進行動計画
(行動計画策定指針)
①地域における子育て支援
②母性、乳児・幼児の健康確保・増進
③子どもの教育環境の整備
④子育てを支援する生活環境整備
⑤職業生活と家庭生活との両立の推進
⑥子ども等の安全の確保
⑦要保護児童への対応
子ども・子育て支援事業支援計画
(子ども・子育て支援法基本指針)
①保育所、認定こども園、幼稚園の提供体制確保等
②保育所等で働く者の資質向上、人材確保
③児童虐待防止対策・社会的養護体制の充実
④母子家庭及び父子家庭の自立支援の推進
⑤障害児施策の充実
⑥ワークライフバランスの推進
母子家庭及び寡婦自立促進計画
(母子・父子家庭及び寡婦の生活の安定
と向上のための基本的方針)
①母子家庭・寡婦の家庭生活及び
職業生活の動向
②母子家庭・寡婦の生活の安定と向上
子どもの貧困対策推進計画
(子どもの貧困対策大綱)
※現在策定中
子どもの貧困対策として「教育支援」
「生活支援」「保護者への就労支援」「経
済的支援」を総合的に推進
3
3.新たな計画の基本理念
現在の「埼玉県子育て応援行動計画」の基本理念
「すべての子どもの最善の利益」を目指して「子育ち」「親育ち」を支援するととも
に、地域全体での子育て支援を通じて、誰もが子どもを生み育てることに喜びを感じ
られる社会づくり
現在の計画の基本理念は、新たに施行される「子ども・子育て支援新制度」と「次世代育成支
援対策(改正後)」の理念を先取りした内容となっている。
子ども・子育て支援法に基づく基本指針(平成26年7月2日:内閣府告示) 抜粋
「子ども・子育て支援の意義に関する事項」
(略)地域及び社会全体が、子育て中の保護者の気持ちを受け止め、寄り添い、支えることを通じ、保護者が子育て
に不安や負担ではなく喜びや生きがいを感じることができ、そして未来の社会を創り、担う存在である全ての子ど
もが大事にされ、健やかに成長できるような社会、すなわち「子どもの最善の利益」が実現される社会を目指す。
次世代育成支援対策推進法に係る行動計画策定指針の見直しについて(指針は、平成26年秋に告示予定)
・基本理念は、子ども・子育て支援法基本指針の「子ども・子育て支援の意義」に記載された内容を踏まえる必要がある。
新たな計画は、現在の「埼玉県子育て応援行動計画」の基本理念のもとに策定し、 取組の拡
充が必要な課題(「地域コミュニティの弱体化」「晩産化を背景とした出産リスク等の上昇」 「社会的養護を要
する児童の増加」「子供の貧困率の上昇」)に対応する内容としたい。
4
4.新たな計画の構成案
現在の計画
取組の拡充が必要な課題
1.子育ち支援を推進
少子化の進展
2.子育て環境の充実
3.ワークライフバランス推進
4.就業支援の推進
地域コミュニティの弱体化
晩産化を背景とした出産リスク等の
上昇
5.児虐待防止・児童養護対策の充実
社会的養護を要する児童の増加
6.お産環境の整備・親と子の健康の福祉の充実
7.子育てしやすいまちづくりの推進
子供の貧困率の上昇
5
4.新たな計画の構成案
新たな「埼玉県子育て応援行動計画(仮称)」は下記の構成案により策定したい。
〔計画の構成案〕
1.少子化対策の推進★
(1)次代の親の育成
(2)若年者の経済的自立
(3)地域経済・雇用の活性化
4.児童虐待防止・社会的養護の充実
(1)子どもを虐待から守る地域づくり
(2)社会的養護の充実★
5.母と子の健康、医療の充実
2.「子どもの育ち」と「子育て」の支援
(1)幼児教育・保育の充実
(2)地域の子育て支援の充実★
(3)家庭教育の充実
(4)学校教育の充実
(5)ひとり親世帯への支援
(6)障害児への支援
(7)貧困の状況にある子どもへの支援★
3.ワークライフバランスの推進
(1)企業による取組の推進
(2)社会全体の気運づくり
★…取り組みを拡充する施策
(1)子どもと母親の健康確保★
(2)安心して出産できる体制の整備
(3)子どもの保健・医療の充実
(4)不妊に悩む方への支援
(5)医療に関する経済的支援
6.子育てしやすいまちづくり
(1)安全・安心なまちづくりの推進
(2)子育てしやすい住環境の整備
(3)子どもの交通安全を確保する取組の推進
(4)子どもを犯罪から守る活動の推進
6
4.新たな計画の構成案 (現在の計画との比較)
現在の計画
1 「子育ち」支援の推進
2 子育て環境の充実
(1)地域における子育て環境の向上
(2)保育サービスの充実
(3)家庭教育の充実
(4)幼児教育の充実
(5)学校教育の充実
(6)「親育ち」や子育てを応援するムーブメントの醸成
3.ワークライフバランスの推進
4 就業支援の推進
5 児童虐待防止・児童養護対策の充実
(1)児童虐待の発生予防
(2)児童虐待の早期発見・早期対応の推進
(3)虐待を受けた子供や親への支援
(4)家庭での養育が困難な子供や親への支援の充実
(5)児童相談所の機能強化
(6)ひとり親家庭に対する支援
(7)子どもの人権の尊重
6.お産環境の整備・親と子の健康と福祉の充実
(1)親と子や妊婦の健康の確保
(2)安心してお産のできる環境の整備
(3)小児救急医療体制の充実
(4)子どもの精神保健医療体制の充実
(5)障害児の療育支援体制の充実
(6)不妊に悩む方々に対する支援
7.子育てしやすいまちづくりの推進
(1)住環境の整備
(2)安全な道路交通環境の整備
(3)安心して外出できる環境の整備
(4)安全・安心なまちづくりの推進
(5)安全を確保するための運動の推進
(6)犯罪等の被害から守るための活動の推進
新たな計画(案)
1.少子化対策の推進
(1)次代の親の育成
(2)若年者の経済的自立
(3)地域経済・雇用の活性化
2.「子どもの育ち」と「子育て」の支援
(1)幼児教育・保育の充実
(2)地域の子育て支援の充実
(3)家庭教育の充実
(4)学校教育の充実
(5)ひとり親世帯への支援
(6)障害児への支援
(7)貧困の状況にある子どもへの支援
3.ワークライフバランスの推進
(1)企業による取組の推進
(2)社会全体の気運づくり
4.児童虐待防止・社会的養護の充実
(1)子どもを虐待から守る地域づくり
(2)社会的養護の充実
5.母と子の健康、医療の充実
(1)子どもと母親の健康確保
(2)安心して出産できる体制の整備
(3)子どもの保健・医療の充実
(4)不妊に悩む方への支援
(5)医療に関する経済的支援
6.子育てしやすいまちづくり
(1)安全・安心なまちづくりの推進
(2)子育てしやすい住環境の整備
(3)子どもの交通安全を確保する取組の推進
(4)子どもを犯罪から守る活動の推進
7
4.新たな計画の構成案 (主な取組例)
※現時点で想定される取組を記載(計画に記載する取組は次回審議会で検討予定)
1.少子化対策の推進
(1)次代の親の育成
父親の子育て参加の推進
現計画に記載
された取組(継続) 高校生が保育体験等により子育ての意義に対する認識を深める
新たな計画に
追加する取組
結婚・妊娠・出産・子育てに関するホームページ作成
若年者を対象とした妊娠に関する正しい知識の普及
(2)若年者の就業支援
ヤングキャリアセンター埼玉における情報提供・キャリアカウンセリング等による若年者の就職支援
継続
追加
若者自立支援センター埼玉における相談や職業意識啓発による若年無業者の自立支援
短時間勤務など多様な働き方の推進
自力での正規就労が困難な未就職やフリーターの若者を対象にしたビジネス基礎研修や現場実習を組み
合わせた支援
職場・勤労生産等の体験活動による勤労観・職業観の育成
企業への女性の活躍推進の働き掛けとアドバイザーの派遣
(3)地域経済・雇用の活性化
追加
中小企業への支援
アニメ・グルメ・産業など本県の多彩な観光資源の活用
8
4.新たな計画の構成案 (主な取組例)
※現時点で想定される取組を記載(計画に記載する取組は次回審議会で検討予定)
2.「子どもの育ち」と「子育て」の支援
(1)幼児教育・保育の充実
幼児教育と保育の一体的な提供を図る認定こども園の設置促進
継続
幼児期の教育から小学校教育への接続を円滑にするための取組を推進
障害のある児童の保育所等への受入促進
追加
地域の幼児教育・保育のニーズに対応した提供体制(認定こども園・幼稚園・保育所等)の確保
幼児教育・保育等に関わる人材を計画的に育成することによる幼児教育・保育等の質の向上
(2)地域の子育て支援の充実
「地域子育て支援拠点ガイドライン」等の研修による運営の質の向上
継続
「パパ・ママ応援ショップ」、「赤ちゃんの駅」、「ママ・リフレッシュ事業」の推進
放課後児童クラブについて、市町村のニーズを踏まえて体制整備の推進
追加
保護者のニーズに合った保育サービス等を提案する専門の相談員の配置
子ども会や放課後児童クラブなどの子どもたちと、ボランティア団体の連携支援
(3)家庭教育の充実
子育て中の親を対象とした「親が親として育ち、力をつけるための学習」の実施
継続
幼稚園や保育所に「親支援推進員」を配置し、親の養育力向上を図る
家族の絆を実感できるように家族そろっての食事の大切さを伝える
追加
埼玉県家庭教育アドバイザーを養成し、家庭の教育力の向上を図る
9
4.新たな計画の構成案 (主な取組例)
※現時点で想定される取組を記載(計画に記載する取組は次回審議会で検討予定)
2.「子どもの育ち」と「子育て」の支援
(4)学校教育の充実
継続
追加
豊かな心をはぐくむ教育の推進
子どもが文化芸術を鑑賞したり、創造的な活動を行う機会の提供
青少年の非行等の問題に対し九都県市が共同で啓発事業を実施
(5)ひとり親世帯への支援の充実
子育てや生活の支援、就業支援、養育費の確保、自立に向けた経済的支援
継続
相談員による各種の生活相談や生活に役立つ情報の提供
児童扶養手当の支給、福祉資金の貸付けなどによる経済的支援
追加
DV被害母子の自立と子供の健全な成長を支援
埼玉県母子福祉センターにおける就業相談の就業支援
(6)障害児への支援の充実
在宅障害児のデイサービス事業により障害児の療育支援を推進
継続
障害児者生活サポート事業の推進
発達障害者支援センターによる、発達障害者や家族からの相談や関係機関への研修・助言指導
地域に発達障害に適切に対応できる人材を育成、専門職による保育所等の巡回支援
追加
幼稚園・保育所等から小学校への継続的支援に向け小学校教員を対象に研修実施
小中学校・高校における共生社会を目指したモデル研究、特別支援教育推進専門員等の巡回指導
(7)貧困の状況にある子どもへの支援
追加
生活保護世帯の中高生を対象に、高校進学及び中退防止を目的とした学習支援
10
4.新たな計画の構成案 (主な取組例)
※現時点で想定される取組を記載(計画に記載する取組は次回審議会で検討予定)
3.ワークライフバランスの推進
(1)企業による取組の推進
企業によるワークライフバランス推進に向けた研修の実施
継続
企業による従業員の仕事と子育ての両立を図るための計画策定の推進
県のワークライフバランス情報にアクセスしやすいようにインターネットによる情報提供の充実
追加
短時間勤務など多様な働き方の推進(再掲)
企業への女性の活躍推進の働き掛けとアドバイザーの派遣(再掲)
(2)社会全体の気運づくり
市町村、地域の子育て支援団体等による地域のワークライフバランス普及への支援
継続
経済団体や関係機関とのワークライフバランス実現に関する意見交換の実施
父親がより子育てに関わるような意識改革を進めるための普及啓発
追加
若者のワークライフバランスに対する理解を深めるための取組
子育てしながらキャリアアップするロールモデルをホームページで紹介
11
4.新たな計画の構成案 (主な取組例)
※現時点で想定される取組を記載(計画に記載する取組は次回審議会で検討予定)
4.児童虐待防止・児童養護対策の充実
(1)子どもを虐待から守る地域づくり
児童虐待通報に応じる24時間電話受付窓口の運営と緊急時の速やかな対応
継続
家族支援プログラムによる施設入所児童の家庭復帰促進
啓発リーフレットの配布やオレンジリボン活用による児童虐待に関する広報、啓発
市町村が設置する要保護児童対策地域協議会の機能強化を支援
追加
教職員を対象に児童虐待を早期発見・早期対応する力を養成するための研修
乳児家庭全戸訪問事業、養育支援訪問事業支援等を実施する市町村を支援
(2)社会的養護の充実
小規模住居型児童養育事業制度(ファミリーホーム)の周知を図り、開設を促進
継続
施設において個々の児童に応じたケアが可能となるように職員の増員や雇用の継続を支援
児童福祉施設協議会等が行う中・長期的な人材育成の取組を支援
未委託里親と施設入所児童とのふれあい交流による里親委託の推進
追加
児童養護施設退所児童等を対象とした就労、住宅、生活相談の総合的な自立支援
児童養護施設職員等を対象に児童虐待を受けた児童への効果的なケアの在り方の研修
12
4.新たな計画の構成案 (主な取組例)
※現時点で想定される取組を記載(計画に記載する取組は次回審議会で検討予定)
5.母と子の健康、医療の充実
(1)子どもと母親の健康
早期の妊娠届出や妊婦健診受診の普及啓発による安全なお産等の推進
継続
乳児家庭全戸訪問事業、養育支援訪問事業支援等を実施する市町村を支援(再掲)
子育て家庭に対する食育の推進
追加
妊産婦に優しい環境づくり、乳幼児事故防止対策等のための市町村支援を推進
若年者を対象とした妊娠に関する正しい知識の普及(再掲)
(2)安心して出産できる体制の整備
継続
追加
産科、小児科などを目指す研修医に対して研修資金の貸与
母体救命コントロールセンターによる重篤な合併症等により救命を必要とする妊産婦の受入
リスクの高い妊産婦等の搬送可能な病院を調整する母体・新生児搬送コーディネーター事業の運営
(3)子どもの保健・医療の充実
小児救急電話相談(♯8000)の充実や子どもの救急ミニガイドブック配布
思春期保健対策の推進、子どもの心の健康相談と相談体制の充実
(4)不妊に悩む方への支援
継続
不妊治療に要する費用を助成することによる経済的負担の軽減
(5)医療に関する経済的支援
継続
乳幼児、ひとり親家庭及び重度心身障害者(児)の医療費の自己負担額の助成
13
4.新たな計画の構成案 (主な取組例)
※現時点で想定される取組を記載(計画に記載する取組は次回審議会で検討予定)
6.子育てしやすいまちづくりの推進
(1)安全・安心なまちづくりの推進
子育て家庭が安心して外出できるように民間企業施設等におむつ替えスペースなどを確保
継続
自主的な防犯活動の促進、市町村、県民、事業者連携等による犯罪を起こさせにくいまちづくり
交通安全教育等により自転車の交通ルールや幼児用自転車ヘルメットの着用等の普及促進
(2)子育てしやすい住環境の整備
子育て家庭に対する融資制度や賃貸住宅の家賃負担軽減により良質な住宅確保を支援
継続
既存県営住宅の建替時にバリアフリー化等を図り子育てしやすい住環境を整備
妊産婦や子どもなどが円滑に利用できる建築物や駅等の整備を促進
追加
子育て世代の流入及び定住を促進するため、子育てしやすい良質な住まいを県が認定
戸建て住宅団地をコミュニティ単位とした子育てに係る共助の仕組みの普及
(3)子どもの交通安全を確保する取組の推進
継続
追加
市町村・民間団体などとの連携による県民総ぐるみの交通安全運動の展開
チャイルドシートの必要性に関する周知及び着用率の向上への取組
小・中学校等の通学路等の歩車分離・グリーンベルト整備等による交通安全施設の整備
(4)子どもを犯罪から守る活動の推進
サイバー犯罪から守るために携帯電話等のフィルタリングの普及促進及び情報モラル向上の気運の醸成
継続
地域住民などによる青少年非行防止パトロール活動による非行抑止
自主的な防犯活動の促進、市町村、県民、事業者連携等による犯罪を起こさせにくいまちづくり(再掲)
14
5.平成26年度埼玉県児童福祉審議会の審議予定について
〔平成26年4月17日〕
(第1回)
・新たな「埼玉県子育て応援行動計画(仮称)」策定の方向性について
〔平成26年7月23日〕
市町村
市町村
子ども・子育て
会議
(第2回) ※関係者出席
・新たな「埼玉県子育て応援行動計画 (仮称) 」の策定について
・幼保連携型認定こども園の基準について
〔平成26年9月〕
(第3回)
※関係者出席
・新たな「埼玉県子育て応援行動計画(仮称) 」の計画案(たたき台)について
市町村
子ども・子育て
支援事業
計画案作成
〔平成26年10月~11月〕
(第4回)
※関係者出席
・新たな「埼玉県子育て応援行動計画 (仮称) 」の計画案について
・部会の設置について(保育所・認定こども園認可関係)
県へ協議
○ 計画に対する県民コメントの実施
○ 新たな「 埼玉県子育て応援行動計画(仮称)」策定について県議会に付議
○ 新たな「 埼玉県子育て応援行動計画(仮称)」の策定
15
(参考資料Ⅰ:子育て支援に関連する法律について①)
(1)次世代育成支援対策推進法
〔少子化対策を推進するために、国・地方公共団体・事業主等の行動計画策定等を定めた法律〕
・平成15年8月に施行(平成36年度末までの時限立法)
(次世代育成支援対策の推進)
国・地方公共団体 →次世代育成支援対策の推進に努める
事業主・国民
→国・地方公共団体の次世代育成支援対策に協力
(行動計画の策定)
国
市町村・都道府県
事業主
→行動計画策定指針(地方公共団体・事業主が行動計画を策定する際の指針)を策定
→行動計画策定指針に即して、地域における子育て支援、親子の健康の確保、教育環境の整備、
子育て家庭に適した居住環境の確保、仕事と家庭の両立等に関する計画を策定(努力義務)
→事業主は、従業員の仕事と家庭の両立等に関する計画を策定(労働者300人以上は策定義務)
(2)子ども・子育て支援法
〔子ども・子育て支援を充実するための施策の推進を定めた法律〕
・平成27年4月に施行(予定)
(子ども・子育て支援の推進)
・認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通の給付及び小規模保育等に対する給付の創設
・地域の実情に応じた子ども・子育て支援(利用者支援、地域子育て支援拠点、放課後児童クラブなど )の充実
(計画の策定)
国
→基本指針(地方公共団体計画を策定する際の指針)を策定
市町村
→保育所・認定こども園・幼稚園の提供体制、地域の子育て支援等に関する計画を策定(策定義務)
都道府県
→市町村の子ども・子育て支援の推進を支援、広域的・専門的業務に関する計画を策定(策定義務)
16
(参考資料Ⅰ:子育て支援に関連する法律について②)
(3)母子及び父子並びに寡婦福祉法
〔ひとり親家庭の生活を安定させ向上させるための施策の推進を定めた法律〕
・昭和39年7月に施行
※「母子及び寡婦福祉法」から「母子及び父子並びに寡婦福祉法」への改正が
4月16日に成立、10月1日施行。
(母子家庭及び父子家庭並びに寡婦の生活の安定と向上)
・母子家庭・父子家庭への福祉資金貸付等の支援、雇用の促進、母子・父子福祉施設の設置等による母子家庭及び父
子家庭並びに寡婦の支援
(計画の策定)
国
都道府県・市
→基本指針(地方公共団体が計画を策定する際の指針)を策定
→母子家庭、父子家庭、寡婦の生活の安定と向上等に関する計画を策定(策定義務)
(4)子どもの貧困対策の推進に関する法律
〔子どもの貧困対策の総合的な推進を定めた法律〕
・平成26年1月に施行
(子どもの貧困対策の推進)
・貧困の状況にある子どもが健やかに育成され、教育の機会均等を図るため、子どもの貧困対策(「教育支援」「生活支
援」「保護者への就労支援」「経済的支援」)を総合的に推進する。
(計画の策定)
国
都道府県
→子どもの貧困対策に関する大綱を策定
→子どもの貧困対策に関する計画を策定(努力義務)
17
(参考資料Ⅱ:少子化・子育て関連データ①)
少子・高齢化による社会構造の変化
〔出生率低下の要因である「晩婚化」「夫婦出生児数の減少」に影響を与える要素〕
(結婚)経済的基盤、雇用・キャリアの見通し、安定性(①)
(出産) 〔第1子〕子育て中の就業継続、仕事と生活の調和(②)
〔第2子~〕夫婦間の家事・育児分担、育児不安(③)
①雇用の見通し・安定性
・非正規雇用者の割合
31.4%(2004)→36.6%(2013)
〔労働力調査(厚生労働省) 〕
県の人口動態
平成24年度は6,720人増
(自然増▲2,356人、社会増9,076人)
〔H24人口動態統計〕
③夫婦間の家事・育児分担、育児不安
・家事関連時間(育児含む)
男性:39分・女性3時間44分(2006)
→男性:43分・女性3時間45分(2011)
〔社会生活基本調査(総務省)〕
・正職員と正職員以外の給与(月額)
正職員314.7千円、正職員以外195.3千円
〔賃金構造基本統計調査H24(厚生労働省)〕
②就業継続、仕事と生活の調和
・第1子出産前後の妻の就業継続割合
39.8%(2000~2004)→ 38.0%(2005~2010)
〔出生児縦断調査(厚生労働省)〕
・家庭生活での役割分担(子育て)
男性0.5%、女性45.1%、共同27.5%(2009)
→男性0.6% 女性45.8%、共同30.1%(2012)
〔男女共同参画に関する意識実態調査(県)〕
・子育てに不安や悩みがある
56%(2002)〔出生児縦断調査(厚生労働省) 〕
・週60時間以上就業者の割合(25~44歳・男性)
23.7%(2007)→21.1%(2012)[全国5位]
〔就業構造基本調査(総務省) 〕
18
(参考資料Ⅱ:少子化・子育て関連データ②)
平均初婚年齢の上昇 〔人口動態統計〕
・夫 30.8歳(2009)→31.3歳(2013)
・妻 28.9歳(2009)→29.4歳(2013)
地域コミュニティの弱体化
・地域で子育ての悩みを相談できる人がいない
22.7%(2006)→27.6%(2011)
〔妊娠出産子育て基本調査(ベネッセ次世代育成研究所)〕
晩産化を背景とした出産リスク等の上昇
・第1子出産年齢
29.4歳(2007)→30.3歳(2012)
・生活面で協力し合う近所の人がいない
65.7%(2009)〔国民生活選好度調査(内閣府)〕
〔人口動態統計〕
・核家族世帯の割合(県)
64.4%(2005)→62.2%(2010)[全国2位]〔国勢調査〕
ひとり親世帯の状況
・ひとり親世帯数の増加
母子世帯数 34,081世帯(2005)→35,999世帯(2010)
父子世帯数 5,327世帯(2005)→5,462世帯(2010)
〔国勢調査〕
・経済的不安が大きく、子供の教育進学に悩んでいる。
母子世帯 母親の平均年間就労収入 181万円
家計の悩み 45.8%
子供の教育・進学についての悩み 56.1%
父子世帯 父親の平均年間就労収入 360万円
家計の悩み 36.5%(2011)
子供の教育・進学についての悩み 51.8%
〔H23全国母子世帯等調査〕
夫婦の最終的な平均出生子ども数は減少
・2.09人(2005)→1.96人(2010)
〔出生動向基本調査〕
子供の貧困の状況
・子供の貧困率の上昇 〔国民生活基礎調査〕
13.7%(2003)→15.7%(2009)
・就学援助を受けている小・中学生は増加
要保護生徒児童数
5,109人(2008) →6,856人(2012)
準要保護生徒児童数
59,862人(2008)→67,683人(2012)
〔要保護及び準要保護児童生徒数調査〕
社会的養護を要する児童の増加
・養護相談件数(県児童相談所) 〔県調査〕
4,027件(2009)→5,923件(2012)
19
Fly UP