Comments
Description
Transcript
ソマトスタチンおよびボンベシンのような生物活性ペプチドの類似体である
JP 2005-505580 A 2005.2.24 (57) 【 要 約 】 ソマトスタチンおよびボンベシンのような生物活性ペプチドの類似体であるペプチド薬剤 お よ び そ の 使 用 が 開 示 さ れ て い る 。 本 発 明 の 化 合 物 は 、 一 般 式 X-Y-Z-Qを 有 し 、 Xは 、 細 胞 毒 性 薬 剤 、 治 療 薬 、 検 出 可 能 標 識 ま た は キ レ ー ト 基 で あ り 、 か つ Qは 、 生 物 活 性 ペ プ チ ド で あ る 。 本 発 明 の ペ プ チ ド 薬 剤 に お い て 、 Yは 、 選 択 的 に 、 親 水 性 ポ リ マ ー ま た は ペ プ チ ド で あ り 、 か つ Zは 、 Q の ア ミ ノ 末 端 で Qに 結 合 し た 連 結 ペ プ チ ド で あ り 、 Qの 生 物 活 性 を 保 持 し な が ら 、 Xを Qに 連 結 す る た め に 選 択 さ れ た 2個 、 3個 、 4個 ま た は 5個 の ア ミ ノ 酸 残 基 を 有する。疾患の診断および治療におけるこれらのペプチド薬剤を使用する方法もまた、開 示されている。 (2) JP 2005-505580 A 2005.2.24 【特許請求の範囲】 【請求項1】 以下の式を有するペプチド薬剤: X-Y-Z-Q: Xが 、 細 胞 毒 性 薬 剤 、 治 療 薬 、 検 出 可 能 標 識 お よ び キ レ ー ト 基 か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ る か、または省かれ; Yが 、 該 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 、 Xの た め の リ ン カ ー を 含 む 親 水 性 ポ リマーであるか、または省かれ; Qが 、 生 物 活 性 を 有 す る ペ プ チ ド で あ り ; な ら び に Zが 、 N末 端 で ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 で Qに 結 合 し て い る 場 合 、 Qの 生 物 活 性 の 少 な 10 く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ り 、 Zが 、 以 下 の 式 を 有 し : A-B-C-E-F: Aが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Serも し く は L-Serで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Bが 、 D-Lysも し く は D-Tyrで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Cが 、 Lys、 Ser、 hSer、 Thr、 Nle、 Abu、 Nva、 (2、 3、 も し く は 4)3-ピ リ ジ ル -Ala(Pal)、 O rn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 D-4-OH-Pro、 も し く は L-4-OH-Proで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Eが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -DTyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr 、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; お よ び 20 Fが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 L-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; た だ し 、 A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Tyr、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fが 、 Lysで は な く ; な ら び に A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Lys、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Eが 、 T yrま た は Lysで は な く ; な ら び に Aお よ び Bが 削 除 さ れ て お り 、 か つ Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 L ysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fが 、 Tyrま た は Lysで は な い と い う 条 件 で あ る 。 【請求項2】 以下の式を有するペプチド薬剤: X-Y-Z-Q: 30 Xが 、 細 胞 毒 性 薬 剤 ま た は 治 療 薬 で あ り ; Yが 、 該 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 、 Xの た め の リ ン カ ー を 含 む 親 水 性 ポ リマーであるか、または省かれ; Qが 、 生 物 活 性 を 有 す る ペ プ チ ド で あ り ; お よ び Zが 、 N末 端 で ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 で Qに 結 合 し て い る 場 合 、 Qの 生 物 活 性 の 少 な く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ り 、 Zが 、 以 下 の 式 を 有 し : A-B-C-E-F: Aが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Serも し く は L-Serで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Bが 、 D-Lysも し く は D-Tyrで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Cが 、 Lys、 Ser、 hSer、 Thr、 Nle、 Abu、 Nva、 (2、 3、 も し く は 4)3-ピ リ ジ ル -Ala(Pal)、 O 40 rn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 D-4-OH-Pro、 も し く は L-4-OH-Proで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Eが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -DTyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr 、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; お よ び Fが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 L-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; た だ し 、 A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Tyr、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fが 、 Lysで は な く ; な ら び に A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Lys、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Eが 、 T 50 (3) JP 2005-505580 A 2005.2.24 yrま た は Lysで は な く ; な ら び に Aお よ び Bが 削 除 さ れ て お り 、 か つ Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 L ysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fが 、 Tyrま た は Lysで は な い と い う 条 件 で あ る 。 【請求項3】 Yが 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項4】 Yが 以 下 の 式 か ら な る 、 請 求 項 3記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 : U(V-V)n : Uが 、 D-Pro、 L-Pro、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 Sar、 も し く は m = 2∼ 10(2と 10を 含 む )の (NH2 -(CH2 )m -COOH)で あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; 各 Vが 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 独 立 的 に 選 択 さ れ : D-Ser、 L-Ser、 D-Thr、 L-Thr、 D-G 10 ln、 L-Gln、 D-Asn、 L-Asn、 D-4-OH-Pro、 お よ び L-4-OH-Pro; な ら び に nが 、 1か ら 50ま で (1と 50を 含 む )の 整 数 で あ る 。 【請求項5】 各 Vが 独 立 的 に D-Serま た は L-Serで あ る 、 請 求 項 4記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項6】 Yが 親 水 性 ポ リ マ ー で あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項7】 Yが ポ リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 ポ リ 酢 酸 ビ ニ ル 、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 、 HPMA(N-(2-ヒ ド ロ キ シ プ ロ ピ ル )メ タ ク リ ル ア ミ ド )ま た は HPMAコ ポ リ マ ー 、 α , β -ポ リ (N-ヒ ド ロ キ シ エ チ ル )-DL-ア ス パ ル ト ア ミ ド (PHEA)、 ま た は α , β -ポ リ (N-ヒ ド ロ キ シ プ ロ ピ ル )-DL-ア ス 20 パ ル ト ア ミ ド で あ る 、 請 求 項 6記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項8】 Xが 細 胞 毒 性 薬 剤 で あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項9】 Xが 代 謝 拮 抗 剤 で あ る 、 請 求 項 8記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項10】 Xが メ ト ト レ キ セ ー ト で あ る 、 請 求 項 8記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項11】 Xが 以 下 の 化 合 物 お よ び そ れ ら の 誘 導 体 か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ る 、 請 求 項 8記 載 の ペ プ チ ド薬剤:ドキソルビシン、メトトレキセート、カンプトセシン、ホモカンプトセシン、リ 30 ゾキシン、ドリスタチン、パクリタキソール、およびメイタシノイド。 【請求項12】 Qが ソ マ ト ス タ チ ン ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項13】 Qが ボ ン ベ シ ン ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項14】 Zが D-Ser-Lys-D-Tyr-D-Tyrで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項15】 Zが D-Ser-Lys-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項16】 40 Zが D-Ser-Ser-D-Lys-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項17】 Zが D-Ser-Ser-D-Lys-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項18】 Zが D-Ser-Nle-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項19】 Zが D-Ser-Pal-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項20】 Zが D-Ser-Thr-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項21】 50 (4) JP 2005-505580 A 2005.2.24 以下の式を有するペプチド薬剤の治療的有効量を疾患に罹っている被験者へ投与すること を含む疾患を治療する方法: X-Y-Z-Q: Xが 、 細 胞 毒 性 薬 剤 ま た は 治 療 薬 で あ り ; Yが 、 該 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 、 Xの た め の リ ン カ ー を 含 む 親 水 性 ポ リマーであるか、または省かれ; Qが 、 生 物 活 性 を 有 す る ペ プ チ ド で あ り ; お よ び Zが 、 N末 端 で ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 で Qに 結 合 し て い る 場 合 、 Qの 生 物 活 性 の 少 な く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ り 、 Zが 、 以 下 の 式 を 有 し : A-B-C-E-F: 10 Aが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Serも し く は L-Serで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Bが 、 D-Lysも し く は D-Tyrで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Cが 、 Lys、 Ser、 hSer、 Thr、 Nle、 Abu、 Nva、 (2、 3、 も し く は 4)3-ピ リ ジ ル -Ala(Pal)、 O rn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 D-4-OH-Pro、 も し く は L-4-OH-Proで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Eが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -DTyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr 、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; お よ び Fが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 L-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ 20 -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; た だ し 、 A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Tyr、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fが 、 Lysで は な く ; な ら び に A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Lys、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Eが 、 T yrま た は Lysで は な く ; な ら び に Aお よ び Bが 削 除 さ れ て お り 、 か つ Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 L ysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fが 、 Tyrま た は Lysで は な い と い う 条 件 で あ る 。 【請求項22】 Yが 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項23】 Yが 以 下 の 式 か ら な る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 : U(V-V)n : 30 Uが 、 D-Pro、 L-Pro、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 Sar、 も し く は m = 2∼ 10(2と 10を 含 む )の (NH2 -(CH2 )m -COOH)で あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; 各 Vが 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 独 立 的 に 選 択 さ れ : D-Ser、 L-Ser、 D-Thr、 L-Thr、 D-G ln、 L-Gln、 D-Asn、 L-Asn、 D-4-OH-Pro、 お よ び L-4-OH-Pro; な ら び に nが 、 1か ら 50ま で (1と 50を 含 む )の 整 数 で あ る 。 【請求項24】 各 Vが 独 立 的 に D-Serま た は L-Serで あ る 、 請 求 項 23記 載 の 方 法 。 【請求項25】 Yが 親 水 性 ポ リ マ ー で あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項26】 40 Yが ポ リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 ポ リ 酢 酸 ビ ニ ル 、 ま た は ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル で あ る 、 請 求 項 25記 載 の 方 法 。 【請求項27】 Xが 細 胞 毒 性 薬 剤 で あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項28】 Xが 代 謝 拮 抗 剤 で あ る 、 請 求 項 27記 載 の 方 法 。 【請求項29】 Xが カ ン プ ト セ シ ン で あ る 、 請 求 項 27記 載 の 方 法 。 【請求項30】 Xが 以 下 の 化 合 物 お よ び そ れ ら の 誘 導 体 か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ る 、 請 求 項 27記 載 の 方 法 50 (5) JP 2005-505580 A 2005.2.24 :ドキソルビシン、メトトレキセート、カンプトセシン、ホモカンプトセシン、チオコル ヒ チ ン 、 コ ル ヒ チ ン 、 コ ン ブ レ タ ス タ チ ン 、 コ ン ブ レ タ ス タ チ ン A-4、 リ ゾ キ シ ン 、 リ ゾ キ シ ン -D、 ド リ ス タ チ ン 、 パ ク リ タ キ セ ル 、 ア ン サ ミ ト シ ン p3、 お よ び メ イ タ シ ノ イ ド 。 【請求項31】 Qが ソ マ ト ス タ チ ン ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項32】 Qが ボ ン ベ シ ン ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項33】 Zが Nle-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項34】 10 Zが Lys-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項35】 Zが Pal-D-Lys-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項36】 Zが Thr-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項37】 疾 患 が 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 : 肺 、 乳 房 、 脳 、 眼 、 前立腺、または結腸の腫瘍;神経内分泌系源の腫瘍;および血管形成性血管。 【請求項38】 以下の式を有するペプチド薬剤: 20 X-Y-Z-Q: Xが 、 検 出 可 能 標 識 、 キ レ ー ト 基 で あ る か 、 ま た は 省 か れ ; Yが 、 該 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 、 Xの た め の リ ン カ ー を 含 む 親 水 性 ポ リマーであるか、または省かれ; Qが 、 生 物 活 性 を 有 す る ペ プ チ ド で あ り ; お よ び Zが 、 N末 端 で ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 で Qに 結 合 し て い る 場 合 、 Qの 該 生 物 活 性 の 少 な く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ り 、 Zが 、 以 下 の 式 を 有 し : C-E-F: Cが 、 Lys、 Orn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 Nle、 Ser、 hSer、 Abu、 Nva、 D-4-OH-Proも し く は L-4-OH-Proで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; 30 Eお よ び Fが 、 そ れ ぞ れ 独 立 的 に 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ : D-Lys、 D-Tyr、 DSer、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 お よ び L-Glu; な ら び に 、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ Lysお よ び D-Tyrで あ る 場 合 、 Fが D-Tyrま た は D-Lysで は な い 。 【請求項39】 ペ プ チ ド 薬 剤 が 検 出 可 能 標 識 に 付 着 し て い る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項40】 ペ プ チ ド 薬 剤 が 検 出 可 能 標 識 に 間 接 的 に 付 着 し て い る 、 請 求 項 39記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項41】 ペ プ チ ド 薬 剤 が 検 出 可 能 標 識 に 直 接 的 に 付 着 し て い る 、 請 求 項 39記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 40 【請求項42】 検 出 可 能 標 識 が 放 射 性 で あ る 、 請 求 項 39記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項43】 検出可能標識がペプチド薬剤のアミノ酸に付着しているヨウ素、アスタチン、または臭素 標 識 で あ る 、 請 求 項 42記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項44】 Xが キ レ ー ト 基 で あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項45】 Xが 省 か れ て お り 、 か つ Yが 低 級 に ア セ チ ル 化 、 ス ク シ ニ ル 化 、 マ レ イ ニ ル 化 、 ま た は フ マ リ ル 化 さ れ て い る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 50 (6) JP 2005-505580 A 2005.2.24 【請求項46】 Yが 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 配 列 で あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤。 【請求項47】 Yが 以 下 の 式 か ら な る 、 請 求 項 46記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 : U(V-V)n : Uが 、 D-Pro、 L-Pro、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 Sar、 も し く は m = 2∼ 10(2と 10を 含 む )の (NH2 -(CH2 )m -COOH)で あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; 各 Vが 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 独 立 的 に 選 択 さ れ : D-Ser、 L-Ser、 D-Thr、 L-Thr、 D-G ln、 L-Gln、 D-Asn、 L-Asn、 D-4-OH-Pro、 お よ び L-4-OH-Pro; な ら び に 10 nが 、 1か ら 50ま で (1と 50を 含 む )の 整 数 で あ る 。 【請求項48】 各 Vが 独 立 的 に 、 D-Ser、 L-Ser、 ま た は D-Glnで あ る 、 請 求 項 47記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項49】 Eが D-Tyrで あ り 、 か つ Fが D-Serで あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項50】 Yが 親 水 性 ポ リ マ ー で あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項51】 Yが ポ リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 PHEA、 ま た は ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル で あ る 、 請 求 項 50記 載 のペプチド薬剤。 20 【請求項52】 Qが ソ マ ト ス タ チ ン ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項53】 Qが ボ ン ベ シ ン ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項54】 Zが Lys-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項55】 Zが Lys-D-Ser-D-Serで あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項56】 Zが Nle-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 30 【請求項57】 以下の式を有するペプチド薬剤の治療的または診断的有効量を被験者へ投与することを含 む疾患を治療または診断する方法: X-Y-Z-Q: Xが 、 検 出 可 能 標 識 、 キ レ ー ト 基 で あ る か 、 ま た は 省 か れ ; Yが 、 該 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 、 Xの た め の リ ン カ ー を 含 む 親 水 性 ポ リマーであるか、または省かれ; Qが 、 生 物 活 性 を 有 す る ペ プ チ ド で あ り ; お よ び Zが 、 N末 端 で ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 で Qに 結 合 し て い る 場 合 、 Qの 該 生 物 活 性 の 少 な く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ り 、 Zが 、 以 下 の 式 を 有 し : 40 C-E-F: Cが 、 Lys、 Orn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 Nle、 Ser、 hSer、 Abu、 Nva、 D-4-OH-Proも し く は L-4-OH-Proで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; な ら び に Eお よ び Fが 、 そ れ ぞ れ 独 立 的 に 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ : D-Lys、 D-Tyr、 DSer、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 D-Asn、 D-Asp、 LAsp、 D-Glu、 お よ び L-Glu; な ら び に 、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ Lysお よ び D-Tyrで あ る 場 合 、 F が D-Tyrま た は D-Lysで は な い 。 【請求項58】 ペ プ チ ド 薬 剤 が 検 出 可 能 標 識 に 付 着 し て い る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項59】 50 (7) JP 2005-505580 A 2005.2.24 ペ プ チ ド 薬 剤 が 検 出 可 能 標 識 に 間 接 的 に 付 着 し て い る 、 請 求 項 58記 載 の 方 法 。 【請求項60】 ペ プ チ ド 薬 剤 が 検 出 可 能 標 識 に 直 接 的 に 付 着 し て い る 、 請 求 項 58記 載 の 方 法 。 【請求項61】 検 出 可 能 標 識 が 放 射 性 で あ る 、 請 求 項 58記 載 の 方 法 。 【請求項62】 検 出 可 能 標 識 が ペ プ チ ド 薬 剤 の ア ミ ノ 酸 に 付 着 し て い る ヨ ウ 素 標 識 で あ る 、 請 求 項 61記 載 の方法。 【請求項63】 Xが キ レ ー ト 基 で あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 10 【請求項64】 Xが 省 か れ て お り 、 か つ Yが 低 級 に ア セ チ ル 化 、 ス ク シ ニ ル 化 、 マ レ イ ニ ル 化 、 ま た は フ マ リ ル 化 さ れ て い る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項65】 Yが 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 配 列 で あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項66】 Yが 以 下 の 式 か ら な る 、 請 求 項 65記 載 の 方 法 : U(V-V)n : Uが 、 D-Pro、 L-Pro、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 Sar、 も し く は m = 2∼ 10(2と 10を 含 む )の (NH2 -(CH2 )m -COOH)で あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; 20 各 Vが 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 独 立 的 に 選 択 さ れ : D-Ser、 L-Ser、 D-Thr、 L-Thr、 D-G ln、 L-Gln、 D-Asn、 L-Asn、 D-4-OH-Pro、 お よ び L-4-OH-Pro; な ら び に nが 、 1か ら 50ま で (1と 50を 含 む )の 整 数 で あ る 。 【請求項67】 各 Vが 独 立 的 に 、 D-Ser、 L-Ser、 ま た は D-Glnで あ る 、 請 求 項 66記 載 の 方 法 。 【請求項68】 Yが 親 水 性 ポ リ マ ー で あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項69】 Yが ポ リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 PHEA、 ま た は ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル で あ る 、 請 求 項 68記 載 の方法。 30 【請求項70】 Qが ソ マ ト ス タ チ ン ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項71】 Qが ボ ン ベ シ ン ペ プ チ ド で あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項72】 Eが D-Tyrで あ り 、 か つ Fが D-Serで あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項73】 Zが Lys-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項74】 Zが Lys-D-Ser-D-Serで あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 40 【請求項75】 Zが Nle-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 。 【請求項76】 Qが ボ ン ベ シ ン で あ り 、 か つ Zが 以 下 の 式 を 有 す る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 : E-F: Eが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -DTyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr 、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; お よ び Fが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 L-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ 50 (8) JP 2005-505580 A 2005.2.24 -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ る 。 【請求項77】 Qが ボ ン ベ シ ン で あ り 、 か つ Zが 以 下 の 式 を 有 す る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 : E-F: Eが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -DTyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr 、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; お よ び Fが 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 L-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ る 。 10 【請求項78】 Qが ボ ン ベ シ ン で あ り 、 か つ Zが 以 下 の 式 を 有 す る 、 請 求 項 38記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 : E-F: Eお よ び Fが 、 そ れ ぞ れ 独 立 的 に 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ る : D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr 、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 お よ び L-Glu。 【請求項79】 Qが ボ ン ベ シ ン で あ り 、 か つ Zが 以 下 の 式 を 有 す る 、 請 求 項 57記 載 の 方 法 : E-F: Eお よ び Fが 、 そ れ ぞ れ 独 立 的 に 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ る : D-Lys、 D-Tyr、 20 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr 、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 お よ び L-Glu。 【請求項80】 Zが Lys-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項81】 Zが Ser-D-Lys-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項82】 Zが Ser-D-Lys-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項83】 Zが Nle-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 30 【請求項84】 Zが Pal-D-Lys-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項85】 Zが Thr-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 2記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項86】 Zが D-Ser-Lys-D-Tyr-D-Tyrで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項87】 Zが D-Ser-Lys-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項88】 Zが D-Ser-Ser-D-Lys-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 40 【請求項89】 Zが D-Ser-Ser-D-Lys-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項90】 Zが D-Ser-Nle-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項91】 Zが D-Ser-Pal-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項92】 Zが D-Ser-Thr-D-Tyr-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項93】 Zが Ser-D-Lys-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 50 (9) JP 2005-505580 A 2005.2.24 【請求項94】 Zが Ser-D-Lys-D-Serで あ る 、 請 求 項 21記 載 の 方 法 。 【請求項95】 少 な く と も 1つ の Vが D-ア ミ ノ 酸 で あ る 、 請 求 項 4記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項96】 少 な く と も 1つ の Vが D-ア ミ ノ 酸 で あ る 、 請 求 項 23記 載 の 方 法 。 【請求項97】 少 な く と も 1つ の Vが D-ア ミ ノ 酸 で あ る 、 請 求 項 47記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤 。 【請求項98】 少 な く と も 1つ の Vが D-ア ミ ノ 酸 で あ る 、 請 求 項 66記 載 の 方 法 。 10 【請求項99】 神 経 内 分 泌 系 源 の 腫 瘍 が カ ル チ ノ イ ド 症 候 群 で あ る 、 請 求 項 37記 載 の 方 法 。 【請求項100】 キ レ ー ト 基 が Lu、 In、 Y、 ま た は Smの 放 射 性 同 位 元 素 を 含 む 、 請 求 項 44記 載 の ペ プ チ ド 薬 剤。 【請求項101】 キ レ ー ト 基 が Lu、 In、 Y、 ま た は Smの 放 射 性 同 位 元 素 を 含 む 、 請 求 項 63記 載 の 方 法 。 【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 20 発明の分野 本発明は、疾患の検出、診断または治療に有用なターゲティング化合物としてのソマトス タチンおよびボンベシンの類似体ならびにそれらの使用に関する。 【背景技術】 【0002】 背景 癌についての標準的治療を含む多くの治療の毒性副作用により、患者に投与されうる薬剤 の量は、実際上、制限されている。そのうえ、多くの薬剤は、器官特異的毒性を引き起こ し、標的組織に送達されうる用量をさらに制限している。例えば、多くのアントラサイク リンファミリーメンバーの心毒性は、この群の化学療法剤に利用できる最大治療量を引き 30 下げている。様々な検出可能または治療用の薬剤の標的化される薬物送達は、特定の組織 への濃縮された局在的効果を可能にすることにより、正常な組織における毒性を低下させ 、かつ治療の効力を増加させることができる。 【0003】 ソマトスタチン、ボンベシンまたは他の生物活性ペプチド類似体は、そのペプチドに特異 的 な 受 容 体 を 発 現 し て い る こ と に 関 し て 腫 瘍 細 胞 を 検 出 す る た め に 用 い ら れ て き た (例 え ば 、 Denzlerお よ び Reubi、 Cancer 85(1):188-198、 1999を 参 照 )。 ソ マ ト ス タ チ ン 、 ボ ン ベシンおよび多くの他の生物活性ペプチドアゴニスト類似体は、それらの受容体への結合 後 、 速 や か に 内 部 に 取 り 入 れ ら れ る (Lukiniusら 、 Acta Onc. 38:383-387、 1999; Morel、 Biochem. Pharmacol. 47(1):63-76、 1994)。 こ の ペ プ チ ド 類 似 体 の 内 部 移 行 は 、 結 果 と し 40 て 、 細 胞 核 へ の 移 動 を 生 じ う る (Chenら 、 Am. J. Physiol. Renal Physiol. 279:F440-F44 8、 2000; Hornickら 、 J. Nucl. Med. 41(7):1256-1263、 2000; Jansonら 、 J. Nucl. Med. 41(9):1514-1518、 2000)。 【0004】 ソマトスタチン類似体は、特定の正常なまたは病的組織の表面上に存在している特定のソ マトスタチン受容体サブタイプに結合する。ソマトスタチン受容体は、炎症性腸疾患、慢 性関節リウマチ、様々な腫瘍型、および多くの腫瘍に供給している血管を含む特定の病的 組 織 に お い て 、 し ば し ば 、 サ ブ タ イ プ 特 異 的 様 式 で 、 上 方 制 御 さ れ る 。 (Denzlerお よ び Re ubi、 Cancer、 85:188-198、 1999; Plonowskiら 、 Cancer Res. 60(11):2996-3001、 2000; Kahanら 、 Int. J. Cancer 82(4):592-598、 1999; Gulecら 、 Surg. Res. 97(2):131-137、 50 (10) JP 2005-505580 A 2005.2.24 2001)。 同 様 に 、 別 の 生 物 活 性 ペ プ チ ド 、 サ ブ ス タ ン ス Pに 特 異 的 な 受 容 体 は 、 様 々 な 疾 患 に お い て 上 方 制 御 さ れ う る (Id.)。 ソ マ ト ス タ チ ン 関 連 ウ ロ テ ン シ ン IIペ プ チ ド 受 容 体 は 、 多 数 の 神 経 腫 瘍 上 に 発 現 さ れ て い る こ と が 見 出 さ れ た (Takahashiら 、 Peptides 22:1175 -1179、 2001)。 GnRH IIリ ガ ン ド /類 似 体 に 対 す る 受 容 体 は 、 乳 房 、 前 立 腺 お よ び 胃 腸 管 を 含 む 対 象 と な る 多 く の 末 梢 組 織 上 に 位 置 づ け ら れ た (Neillら 、 Biochem. Biophys. Res. C ommun. 282:1012-1019; Millarら 、 Proc. Natl. Acad. Sci. USA 98:963609641、 2001)。 【0005】 少 な く と も 5つ の ソ マ ト ス タ チ ン 受 容 体 サ ブ タ イ プ が 特 徴 づ け ら れ 、 腫 瘍 は 、 様 々 な 受 容 体 サ ブ タ イ プ を 発 現 さ せ う る (Shaerら 、 Int. J. Cancer 70:530-537、 1997)。 天 然 に 存 在 するソマトスタチンおよびそれの類似体は、これらの受容体サブタイプへの差次的結合を 10 示し、特定の病的組織へのペプチド類似体の正確なターゲティングを可能にする。 【0006】 細胞毒性薬剤のような多くの化合物の物理的および化学的性質は、生物活性ペプチドへの それらの結合を問題のあるものにさせる。薬剤または薬物は、ペプチド類似体の結合の特 異性または生物活性を低下させ、ターゲティング剤としての有効性を制限することができ る。そのうえ、治療用細胞毒性薬剤は、溶解度の低下を引き起こして、特定の器官におけ る薬物ペプチド類似体の蓄積を促進し、それに従って、毒性を増加させ、かつ効力を低下 させる化学的性質を有する。細胞毒性薬剤をソマトスタチン、ボンベシンまたは別の生物 活性ペプチドのようなターゲティング剤に連結するための、および各成分の活性を保持し ながら、細胞毒性薬剤の非ターゲットの取り込みを減少させ、それに従って、治療効果を 20 最大限にし、かつ毒性を最小限にするための効果的手段が必要とされている。 【0007】 さ ら に な お 、 ヨ ウ 素 化 ( iodinizatio) お よ び ア ス タ チ ン 化 (Vaidyanathanら 、 Nucl. Med. Biol. 27(4):329-337、 2000)は 、 画 像 化 に お い て 、 お よ び お そ ら く 、 生 物 活 性 ペ プ チ ド に特異的な因子の発現増加に関連した疾患の治療を促進するにおいての使用に大きな期待 が持てるが、ペプチド類似体の範囲を標識するのに現在有効な方法に関して問題がある。 標識生物活性ペプチドの使用は、様々な系において研究されてきた。ヨウ素のような放射 性ハロゲンは、腫瘍画像化および細胞毒性薬剤として大きな可能性をもっている。有望な 同位元素は、 1 2 5 I(K. S. Sastry、 Am. Assoc. Phys. Med. 19:1361-1370、 1992; Mariano 、 J. Nucl. Med. 41(9):1519-1521、 2000)、 -99、 1991)、 1 2 3 1 3 1 I(Wheldonら 、 Radiother. Oncol.、 21:91 30 I(Blowerら 、 Eur. J. Nucl. Med. 25:101-108、 1998; Jansonら 、 J. Nuc . Med. 41(9):1514-1518、 2000; Marianiら 、 J. Nuc. Med. 41(9):1519-1521、 2000)お よ び 1 2 4 I(Glaserら 、 J. Labelled Compd. Radiopharm. 44(6):465-480、 2001)を 含 む 。 放 射 性 ヨ ウ 素 原 子 の ペ プ チ ド へ の 付 加 に 関 連 し た い く つ か の 問 題 が あ る (Bakkerら 、 Eur. J. N ucl. Med. 23(7):775-781、 1996)。 一 つ は 、 特 異 的 脱 ヨ ウ 素 化 酵 素 に よ る L-Tyr残 基 か ら の ヨ ウ 素 の 急 速 な 喪 失 で あ る (Kawaiら 、 Nucl. Med. Biol. 17(4):369-376、 1990)。 も う 一つの問題は、ヨウ素のペプチド薬剤への付加により生じた疎水性の著しい増大であり、 それが肝臓における放射能の蓄積の増加に関連して、腫瘍画像化に干渉し、かつ激しい毒 性を促す。さらなる問題は、ファルマコフォアのすぐ隣のチロシンがヨウ素化される場合 の結合親和性の損失である。有害なインビボでの蓄積なしに、様々な生物活性ペプチドの 40 標識化を促進することができるリンカーが必要とされている。 【発明の開示】 【0008】 発明の概要 本発明は、ペプチドの生物活性の保持を可能にするリンカーを通じて化合物に結合された ソマトスタチンまたはボンベシンのような生物活性ペプチドを特徴とする。そのようなペ プチド薬剤は、ソマトスタチンもしくはボンベシン受容体を発現させている癌細胞のよう な細胞へ特異的に標的化する治療薬、細胞毒性薬剤、または検出可能標識に有用である。 【0009】 第一局面において、本発明は、以下の式のペプチド薬剤を特徴とする: 50 (11) JP 2005-505580 A 2005.2.24 X-Y-Z-Q Xは 、 細 胞 毒 性 薬 剤 、 治 療 薬 、 検 出 可 能 標 識 ま た は キ レ ー ト 基 か ら 任 意 に 選 択 さ れ る ; Yは 、 ペ プ チ ド 薬 剤 の 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 、 Xの た め の リ ン カ ー を 含 む 親 水 性 ポ リ マ ー で あ る か 、 ま た は 省 か れ ; Qは 、 ソ マ ト ス タ チ ン ま た は ボ ン ベ シ ン の よ う な 生 物 活 性 ペ プ チ ド で あ り 、 か つ Zは 、 N末 端 で ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 で Qに 結 合 し て い る 場 合 、 Qの 生 物 活 性 の 少 な く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ る 。 Zは 、 以 下 の 式 を 有 し : A-BC-E-F、 Aは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 も し く は L-Serで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Bは 、 D-L ysも し く は D-Tyr、 ま た は 削 除 さ れ ; Cは 、 Lys、 Ser、 hSer、 Thr、 Nle、 Abu、 Nva、 (2、 3 も し く は 4)3-ピ リ ジ ル -Ala(Pal)、 Orn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 D-4-OH-Proも し く は L-4-O H-Pro、 ま た は 削 除 さ れ ; Eは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー 10 ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D -Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; か つ Fは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 L-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D -Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; た だ し 、 A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Tyr、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fは Lysで は な く ; な ら び に A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Lys、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Eは Tyrま た は Lysで は な く ; な ら び に Aお よ び Bが 削 除 さ れ て お り 、 か つ Cお よ び Eが そ れ ぞ れ Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fは Tyrま た は Lysで は な い と い う 条 件 で あ る 。 【0010】 20 第二の関連局面において、本発明は、以下の式を有するペプチド薬剤を特徴とする: X-Y-Z-Q Xは 、 細 胞 毒 性 薬 剤 、 治 療 薬 で あ り ; Yは 、 ペ プ チ ド 薬 剤 の 親 水 性 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 、 Xの た め の リ ン カ ー を 含 む 親 水 性 ポ リ マ ー で あ る か 、 ま た は 省 か れ ; Qは 、 生 物 活 性 を 有 す る ペ プ チ ド で あ り 、 か つ Zは 、 N末 端 で ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 で Qに 結 合 し て い る 場 合 、 Qの 生 物 活 性 の 少 な く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ り 、 Zは 、 以 下 の 式 を 有 し : A-B-C-E-F Aは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 も し く は L-Serで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Bは 、 D-Lysも し く は D-Tyr、 ま た は 削 除 さ れ ; Cは 、 Lys、 Ser、 hSer、 Thr、 Nle、 Abu、 Nva、 (2、 3も し く 30 は 4)3-ピ リ ジ ル -Ala(Pal)、 Orn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 D-4-OH-Proも し く は L-4-OH-Pro 、 ま た は 削 除 さ れ ; Eは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-T yr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Gln で あ り ; か つ Fは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 L-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -DTyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr 、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Gl nで あ り ; た だ し 、 A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Tyr、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fは Lysで は な く ; な ら び に A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Lys、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Eは Tyrま た は Lysで は な く ; な ら び に Aお よ び Bが 削 除 さ れ て お り 、 か つ Cお よ び Eが そ れ 40 ぞ れ Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fは Tyrま た は Lysで は な い と い う 条 件 で あ る 。 Zペ プ チ ド リ ン カ ー は 、 こ の よ う に 、 長 さ が 2個 、 3個 、 4個 ま た は 5個 の 残 基 で あ り う る 。 【0011】 本 発 明 の 第 一 お よ び 第 二 局 面 の 一 つ の 態 様 に お い て 、 Xは 、 細 胞 毒 性 薬 剤 で あ る 。 好 ま し く は 、 Xは 、 代 謝 拮 抗 剤 で あ る 。 細 胞 毒 性 薬 剤 は 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ う る:ドキソルビシン、メトトレキセート、カンプトセシン、ホモカンプトセシン、リゾキ シン、ドリスタチン、パクリタキセル、コンブレタスタチン、およびメイタシノイド、ま たはその誘導体もしくは類似体。例えば、細胞毒性薬剤メトトレキセートは、リンカーZ ま た は Y-Zを 通 じ て ペ プ チ ド 類 似 体 へ 連 結 さ れ 、 本 発 明 の ペ プ チ ド 薬 剤 を 形 成 し う る 。 好 ま し い 細 胞 毒 性 薬 剤 は 、 リ ゾ キ シ ン 、 リ ゾ キ シ ン -D、 カ ン プ ト セ シ ン お よ び そ れ の 活 性 類 50 (12) JP 2005-505580 A 2005.2.24 似 体 、 ホ モ カ ン プ ト セ シ ン 、 ア ン サ ミ ト シ ン P-3、 ド リ ス タ チ ン 、 エ ポ チ ロ ン 、 コ ン ブ レ タ ス タ チ ン お よ び コ ン ブ レ タ ス タ チ ン A-4で あ る 。 【0012】 他 の 好 ま し い 態 様 に お い て 、 連 結 ペ プ チ ド Zは 、 10 である。 【0013】 本発明の第三局面において、ペプチド薬剤は、以下の式を有し: X-Y-Z-Q、 Xは 、 キ レ ー ト 基 で あ る か 、 ま た は 省 か れ ; Yは 、 ペ プ チ ド 薬 剤 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ 20 せ る ペ プ チ ド 、 Xの た め の リ ン カ ー を 含 む 親 水 性 ポ リ マ ー で あ る か 、 ま た は 省 か れ ; Qは 、 生 物 活 性 を 有 す る ペ プ チ ド で あ り ; Zは 、 N末 端 で ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 で Qに 結 合 し て い る 場 合 、 Qの 生 物 活 性 の 少 な く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ る 。 本 発 明 の こ の 局 面 に お い て 、 Zは 、 以 下 の 式 を 有 し : C-E-F、 Cは 、 Lys、 Orn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 Nl e、 Ser、 hSer、 Abu、 Nva、 D-4-OH-Proも し く は L-4-OH-Pro、 ま た は 削 除 さ れ ; か つ Eお よ び Fは 、 そ れ ぞ れ 独 立 的 に 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 選 択 さ れ : D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 ま た は L-Glu; か つ Cお よ び Eが そ れ ぞ れ Lys お よ び D-Tyrで あ る 場 合 、 Fは D-Tyrま た は D-Lysで は な い 。 【0014】 30 第三局面の代替の態様において、本発明のペプチド薬剤は、検出可能標識に直接的または 間接的に付着している。検出可能標識は、好ましくは、その薬剤のアミノ酸残基に結合さ れた放射標識されたヨウ素、アスタチン、または臭素のように放射性である。または、X は 、 キ レ ー ト 基 で あ り う る 、 お よ び 例 え ば 、 Lu、 In、 Yも し く は Smの 放 射 性 元 素 を 含 み う る か 、 ま た は Xは 省 か れ う る 。 Xが 省 か れ る 場 合 に は 、 Yは 、 低 級 に ア セ チ ル 化 、 ス ク シ ニ ル化、マレイニル化またはフマリル化されうる。 【0015】 第 三 局 面 の 複 数 の 態 様 に お い て 、 本 発 明 は 、 Zが Lys-D-Tyr-D-Ser、 Lys-D-Ser-D-Ser、 ま た は Nle-D-Tyr-D-Serで あ る ペ プ チ ド 薬 剤 を 特 徴 と す る 。 【0016】 40 本 発 明 の 第 三 局 面 の も う 一 つ の 態 様 に お い て 、 Zは 、 長 さ が 3個 の ア ミ ノ 酸 で あ り う る 。 Z は、好ましくは、以下の式のペプチド薬剤である: C-E-F、 Cは 、 上 記 の よ う に 列 挙 さ れ た ア ミ ノ 酸 か ら 選 択 さ れ 、 Eは D-Tyrで あ り 、 か つ Fは D-Serで あ る 。 ま た は 、 Zは 、 Lys-D-Tyr-D-Ser、 Lys-D-Ser-D-Ser、 ま た は Nle-D-Tyr-D-Serで あ り うる。 【0017】 第 三 局 面 の も う 一 つ の 態 様 に お い て 、 本 発 明 は 、 Zが 以 下 の 式 を 有 す る 組 成 物 を 特 徴 と す る: C-E-F 50 (13) JP 2005-505580 A 2005.2.24 Cは 、 Lys、 Orn、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 Nle、 Ser、 hSer、 Abu、 Nva、 D-4-OH-Proお よ び L4-OH-Proか ら な る 群 よ り 選 択 さ れ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Eは D-Tyrで あ り ; か つ Fは D-Ser である。 【0018】 本 発 明 の 第 一 、 第 二 お よ び 第 三 局 面 に お い て 、 Yは 、 生 物 活 性 ペ プ チ ド 結 合 体 の 親 水 性 生 体 分 布 を 増 加 さ せ る ペ プ チ ド 配 列 で あ り う る 。 例 え ば 、 好 ま し い 態 様 に お い て 、 Yは 、 式 U (V-V)n か ら な り 、 Uは 、 D-Pro、 L-Pro、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 サ ル コ シ ン 、 Lys、 Orn 、 Dab、 Dap、 4-NH2 -Phe、 も し く は m = 2∼ 10(2と 10を 含 む )の (NH2 -(CH2 )m -COOH)で あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; 各 Vは 、 以 下 の も の か ら な る 群 よ り 独 立 的 に 選 択 さ れ る : D-Ser、 L-Se r、 D-Thr、 L-Thr、 D-Gln、 L-Gln、 D-Asn、 L-Asn、 D-4-OH-Pro、 ま た は L-4ヒ ド ロ キ シ -Pro 10 ; か つ n = 1∼ 50(1と 50を 含 む )。 も う 一 つ の 好 ま し い 態 様 に お い て 、 Vは 独 立 し て D-Serま た は L-Serで あ る 。 さ ら な る 好 ま し い 態 様 に お い て 、 少 な く と も 1つ の Vは 、 D-ア ミ ノ 酸 で ある。 【0019】 ま た は 、 Yは 、 親 水 性 ポ リ マ ー で あ り う る 。 例 え ば 、 Yは 、 ポ リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル 、 ポ リ 酢 酸 ビ ニ ル 、 ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル 、 HPMA(N-(2-ヒ ド ロ キ シ プ ロ ピ ル )メ タ ク リ ル ア ミ ド ) ま た は HPMAコ ポ リ マ ー 、 α , β -ポ リ (N-ヒ ド ロ キ シ エ チ ル )-DL-ア ス パ ル ト ア ミ ド (PHEA) 、 ま た は α , β -ポ リ (N-ヒ ド ロ キ シ プ ロ ピ ル )-DL-ア ス パ ル ト ア ミ ド で あ り う る 。 【0020】 生 物 活 性 ペ プ チ ド Qは 、 好 ま し く は 、 ソ マ ト ス タ チ ン ペ プ チ ド ま た は ボ ン ベ シ ン ペ プ チ ド 20 である。 【0021】 本 発 明 の 一 つ の 態 様 に お い て 、 Qは 、 ボ ン ベ シ ン で あ り 、 Zは 以 下 の 式 を 有 し : E-F Eは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -DTyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr 、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; か つ Fは 、 D -Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 L-Ser、 D-4-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D -Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D-Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr 、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ る 。 30 【0022】 本発明はまた、疾患に罹っている被験者に本発明のペプチド薬剤の治療的有効量を投与す ることを含む疾患を治療または診断する方法を提供する。例えば、肺、乳房、脳、眼、前 立腺もしくは結腸の腫瘍またはそれらの脈管形成性脈管、その対応する血管形成性血管、 または神経内分泌系源の腫瘍、例えばカルチノイド症候群が、ペプチド薬剤で治療されう る。 【0023】 本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲から明らかであ るものと思われる。 【0024】 40 定義 本発明に従って、「治療薬」とは、ヒト疾患の検出、診断または治療において用いられる 任意の化合物を意味する。そのような化合物は、天然に存在しうる、改変されうるか、ま たは合成でありうる。治療薬は、ヒト疾患経路に関係している任意の生物学的過程を促進 または抑制しうる。好ましい疾患ターゲットは、限定されるものではないが、炎症性腸疾 患、慢性関節リウマチ、腫瘍性細胞または異常増殖性細胞、カルチノイド症候群、先端巨 大症、および腫瘍起因性血管形成を含む。治療薬は、例えば、細胞毒性を含む抗腫瘍性で ありうる。抗腫瘍薬は、アルキル化薬、抗生物質、代謝拮抗物質、ホルモン性アゴニスト も し く は ア ン タ ゴ ニ ス ト 、 チ ュ ー ブ リ ン 阻 害 剤 、 ト ポ イ ソ メ ラ ー ゼ Iお よ び II阻 害 剤 、 ま たは免疫調節剤でありうる。それらは、他の機構的経路を通して作動しうるか、または抗 50 (14) JP 2005-505580 A 2005.2.24 腫瘍薬は、補足的増強剤でありうる。 【0025】 「細胞毒性薬剤」とは、腫瘍細胞に対して毒性である任意の天然に存在する、改変された 、または合成の化合物を意味する。そのような薬剤は、腫瘍、および炎症性疾患、自己免 疫疾患の治療において、ならびに細胞増殖もしくは機能亢進性細胞集団を特徴とする他の 症候または疾患の治療において有用である。細胞毒性薬剤は、限定されるものではないが 、 ア ル キ ル 化 薬 、 抗 生 物 質 、 代 謝 拮 抗 物 質 、 チ ュ ー ブ リ ン 阻 害 剤 、 ト ポ イ ソ メ ラ ー ゼ Iお よ び II阻 害 剤 、 ホ ル モ ン 性 ア ゴ ニ ス ト も し く は ア ン タ ゴ ニ ス ト 、 ま た は 免 疫 調 節 剤 を 含 む 。 そ れ ら は ま た 、 光 ま た は 赤 外 線 に よ り 活 性 化 さ れ る 場 合 に 細 胞 毒 性 で あ り う る (フ ォ ト フ リ ン (Photofrin)、 IR色 素 ; Nat. Biotechnol. 19(4):327-331、 2001)。 そ れ ら は 、 他 の 10 機構的経路を通して作動しうるか、または細胞毒性薬剤は、補足的増強剤でありうる。 【0026】 「検出可能標識」とは、ペプチド薬剤に付着している場合、その化合物を検出可能にする 任意の型の標識を意味する。検出可能標識は、毒性または非毒性でありうる、かつ制限な し に 、 以 下 の 特 性 の 1つ ま た は 複 数 を 有 し う る : 蛍 光 (Kieferら 、 国 際 公 開 公 報 第 9740055 号 )、 色 、 毒 性 (例 え ば 、 放 射 能 、 例 え ば 、 γ 線 放 射 型 放 射 性 核 種 、 オ ー ジ ェ 放 射 型 放 射 性 核種、β線放射型放射性核種、α線放射型放射性核種、または陽電子放射型放射性核種) 、放射線感受性、または感光性。検出可能標識は、本発明の類似体のアミノ酸残基に直接 的に付着しうるが、検出可能標識はまた、例えば、類似体のアミノ酸残基に付着している (例 え ば 、 共 有 結 合 に よ り 連 結 さ れ て い る ま た は 間 接 的 に 連 結 さ れ て い る )キ レ ー ト 基 と 錯 20 体化されることにより、間接的に付着しうる。検出可能標識はまた、第二分子により特異 的に結合されうる標識の能力により、類似体に間接的に付着しうる。間接的に付着した標 識のこの型の一つの例は、第二分子、ストレプトアビジンにより特異的に結合されうるビ オ チ ン 標 識 で あ る 。 第 二 分 子 は ま た 、 中 性 子 捕 獲 を 可 能 に す る 部 分 に 連 結 さ れ う る (例 と し て 、 例 え ば 、 Kahlら 、 Proc. Natl. Acad. Sci. USA 87:7265-7269、 1990に 記 載 さ れ て い る よ う な ホ ウ 素 ケ ー ジ )。 【0027】 検 出 可 能 標 識 は ま た 、 Gd 3 + 、 Fe 3 + 、 Mn 3 + 、 も し く は Cr 2 + のような、重元素由来金属イオン ま た は 希 土 類 イ オ ン で あ り う る (例 え ば 、 Invest. Radiol. 33(10):752-761、 1998を 参 照 ) 。 好 ま し い 放 射 性 検 出 可 能 標 識 は 、 本 発 明 の 類 似 体 に お い て 存 在 し て い る 各 D-Tyrも し く 30 は L-Tyrま た は D-4-ア ミ ノ -Pheも し く は L-4-ア ミ ノ -Phe残 基 に 結 合 す る こ と が で き る 放 射 性 ヨ ウ 素 標 識 (例 え ば 、 1 2 2 I、 1 2 3 I、 1 2 4 I、 1 2 5 Iま た は 1 3 1 I)で あ る 。 好 ま し い 非 放 射 性 検 出 可 能 標 識 は 、 NH2 末 端 ア ミ ノ 酸 残 基 に 結 合 す る こ と が で き る 多 く の 公 知 の 色 素 で あ る 。 【0028】 細胞に対して毒性でありうる検出可能標識の好ましい例は、リシン、ジフテリア毒素およ び 放 射 性 検 出 可 能 標 識 (例 え ば 、 1 2 2 3 Sm、 1 6 6 At、 m Sn、 4 7 、 2 0 1 Ho、 Sc、 Ti、 1 8 6 1 0 9 1 9 5 m Re、 Pd、 Pt、 1 8 8 8 9 1 9 3 Re、 2 1 1 Sr、 1 5 9 Pt、 8 6 Gd、 I、 2 1 2 1 4 9 Yお よ び 1 2 3 Bi、 Pm、 9 0 I、 1 2 4 2 2 5 1 4 2 I、 Ac、 Pr、 1 2 5 6 7 1 1 1 I、 I、 1 7 7 6 8 Ga、 7 5 1 6 5 Dy、 2 1 3 Ga、 Ag、 1 3 1 Lu、 Br、 6 4 7 6 Bi、 Cu、 Cu、 1 5 7 7 Br、 1 1 7 In、 1 1 4 m In Br、 1 1 1 6 7 Y)。 こ れ ら の 化 合 物 お よ び 本 明 細 書 に 記 載 さ れ る 他のものは、生物活性ペプチドまたはそれの類似体に、直接的にまたは間接的に付着しう 40 る 。 毒 性 検 出 可 能 標 識 は ま た 、 化 学 療 法 剤 (例 え ば 、 カ ン プ ト セ シ ン 、 ホ モ カ ン プ ト セ シ ン 、 5-フ ル オ ロ ウ ラ シ ル ま た は ア ド リ ア マ イ シ ン )で あ り う る か 、 ま た は 放 射 線 感 受 性 増 強 剤 (例 え ば 、 本 発 明 の ソ マ ト ス タ チ ン 類 似 体 が 直 接 的 ま た は 間 接 的 に 、 付 着 し て い る タ キソール、ゲムシタビン、フルオロピリミジン、メトロニトジル、またはデオキシシチジ ン 類 似 体 2',2'ジ フ ル オ ロ -2'-デ オ キ シ シ チ ジ ン (dFdCyd))で あ り う る 。 【0029】 「キレート基」とは、金属、光感作性剤などのような検出可能標識と錯体化しうる、ペプ チド薬剤と共有結合性に結合した任意の基を意味する。キレート基は、例えば、イミノジ カ ル ボ キ シ ル 基 ま た は ポ リ ア ミ ノ ポ リ カ ル ボ キ シ ル 基 を 含 む 。 キ レ ー ト 基 は 、 Liuら 、 Bio conjugate Chem. 12(4):653、 2001; Alterら 、 米 国 特 許 第 5,753,627号 ; お よ び 国 際 公 開 50 (15) JP 2005-505580 A 2005.2.24 公 報 第 91/01144号 ; (両 方 は 、 参 照 と し て 本 明 細 書 に 組 み 入 れ ら れ て い る )に 一 般 的 に 記 載 されている方法を用いて、本発明のペプチド薬剤に付着しうる。本発明の類似体は、それ の付着したキレート剤を通じて、検出可能標識へ複合体化され、それにより、結果として 、間接的に標識された類似体を生じうる。同様に、細胞毒性薬剤または治療薬もまた、キ レート基を介して本発明のペプチド薬剤へ付着しうる。 【0030】 「生物活性ペプチド」とは、生物学的過程または機能に関係している任意の天然に存在す る、改変された、または合成のペプチドを意味する。生物活性ペプチドの例は、限定され るものではないが、以下のものを含む:ホルモン、成長因子、神経伝達物質、抗原、抗体 またはその断片など。「ペプチド」とは、ペプチド結合または改変されたペプチド結合に 10 よ り お 互 い に 連 結 さ れ た 2個 ま た は そ れ 以 上 の ア ミ ノ 酸 を 含 む 任 意 の ポ リ ペ プ チ ド 、 ペ プ チ ド (環 状 も し く は 分 枝 状 ペ プ チ ド を 含 む )、 ま た は タ ン パ ク 質 を 意 味 す る 。 「 ペ プ チ ド 」 は、一般にペプチド、オリゴペプチドまたはオリゴマーと呼ばれる短鎖、および長さが約 100残 基 に 及 ぶ よ り 長 い 鎖 の 両 方 を 指 す 。 ペ プ チ ド は 、 20個 の 遺 伝 子 に コ ー ド さ れ た ア ミ ノ酸以外のアミノ酸、およびペプチド結合以外の結合を含みうる。「ペプチド」は、自然 な過程、または当技術分野においてよく知られている化学修飾技術かのいずれかにより改 変されたアミノ酸配列を含む。改変は、ペプチド主鎖、アミノ酸側鎖、およびアミノ末端 またはカルボキシル末端を含む、ポリペプチドのどこでも生じうる。 【0031】 ペプチドアミノ酸残基について本明細書に用いられる表記は、当技術分野において一般に 20 用 い ら れ る そ れ ら の 略 語 で あ る 。 あ ま り 知 ら れ て い な い 略 語 Abu、 Ava、 β -Ala、 hSer、 Nl e、 Nva、 Pal、 Sar、 Dabお よ び Dapは 、 そ れ ぞ れ 、 2-ア ミ ノ -酪 酸 、 ア ミ ノ 吉 草 酸 、 β -ア ミ ノ プ ロ ピ オ ン 酸 、 ホ モ セ リ ン 、 ノ ル ロ イ シ ン 、 ノ ル バ リ ン 、 (2,3ま た は 4)3-ピ リ ジ ル -Ala 、 1,4-ジ ア ミ ノ 酪 酸 、 サ ル コ シ ン 、 お よ び 1,3-ジ ア ミ ノ プ ロ ピ オ ン 酸 を 表 す 。 本 発 明 の す べ て の 局 面 に お い て 、 ア ミ ノ 酸 が D-ア ミ ノ 酸 ま た は L-ア ミ ノ 酸 の い ず れ か と し て 指 定 さ れ な い 場 合 、 ア ミ ノ 酸 は 、 L-ア ミ ノ 酸 で あ る か 、 ま た は D-ア ミ ノ 酸 も し く は L-ア ミ ノ 酸 の ど ちらかでありうるかのいずれかであることに留意のこと。 【0032】 「 類 似 体 」 と は 、 参 照 分 子 と 異 な る が 、 構 造 的 、 機 能 的 、 お よ び /ま た は 化 学 的 に 関 連 し ている分子を意味する。類似体は、参照分子の本質的性質、機能または構造を保持しうる 30 。 最 も 好 ま し く は 、 類 似 体 は 、 参 照 分 子 の 少 な く と も 1つ の 生 物 学 的 機 能 を 保 持 す る 。 一 般的に、相違は、参照分子および類似体の構造または配列が全体的に類似しているように 制 限 さ れ る 。 ペ プ チ ド 類 似 体 お よ び そ れ の 参 照 ペ プ チ ド は 、 任 意 に 組 み 合 わ せ た 、 1つ ま た は 複 数 の 置 換 、 付 加 、 お よ び /ま た は 欠 失 に よ り ア ミ ノ 酸 配 列 に お い て 異 な り う る 。 置 換されたまたは挿入されたアミノ酸残基は、その遺伝子暗号によりコードされたものであ る場合もあるし、またはそうでない場合もある。ペプチドまたはポリペプチドの類似体は 、対立遺伝子の変異体のように天然に存在しうるか、またはそれは、天然に存在している ことが知られていない変異体でありうる。ペプチドの天然に存在しない類似体は、直接的 合成、改変、または突然変異誘発技術により作製されうる。 【0033】 40 「 ソ マ ト ス タ チ ン ペ プ チ ド 」 と は 、 天 然 の ソ マ ト ス タ チ ン の 少 な く と も 1つ の 生 物 活 性 を 有するソマトスタチン類似体を意味し;好ましくは、この活性は、ソマトスタチン受容体 を有している細胞上においてソマトスタチン受容体に特異的に結合する能力である。生物 活 性 を 有 す る 多 く の そ の よ う な 類 似 体 は 、 公 知 で あ り 、 例 え ば 、 Hornikら 、 米 国 特 許 第 5, 770,687号 ; Coyら 、 米 国 特 許 第 5,708,135号 ; Hoegerら 、 米 国 特 許 第 5,750,499号 ; McBrid eら 、 米 国 特 許 第 5,620,675号 ; Coyら 、 米 国 特 許 第 5,633,263号 ; Coyら 、 米 国 特 許 第 5,597 ,894号 ; Taylorら 、 米 国 特 許 第 5,073,541号 ; Coyら 、 米 国 特 許 第 4,904,642号 ; Dean、 米 国 特 許 第 6,017,509号 ; Hoffmanら 、 国 際 公 開 公 報 第 98/47524号 ; お よ び A. E. Bogden、 米 国 特 許 第 5,411,943号 に 記 載 さ れ て お り 、 そ れ ぞ れ は 、 参 照 と し て 本 明 細 書 に 組 み 入 れ ら れている。 50 (16) JP 2005-505580 A 2005.2.24 【0034】 「 ボ ン ベ シ ン ペ プ チ ド 」 と い う 用 語 は 、 天 然 の ボ ン ベ シ ン の 少 な く と も 1つ の 生 物 活 性 を 有するボンベシンペプチド類似体を含み;好ましくは、この活性は、ボンベシン受容体を 有 す る 細 胞 上 に お い て 3つ の 既 知 の ボ ン ベ シ ン 受 容 体 サ ブ タ イ プ の 1つ ま た は す べ て に 特 異 的に結合する能力である。ボンベシン類似体は、限定されるものではないが、オクタペプ チ ド G-Trp-H-I-His-J-K-NHV(Gは Gln、 Asn、 Nleま た は Nvaで あ り ; Hは Ava、 Gly、 Leu、 Val 、 Ile、 Nleま た は Nvaで あ り ; Iは β -Ala、 4-ア ミ ノ 酪 酸 、 Gly、 Ala、 D-Ala、 N-Me-Ala、 ま た は N-Me-D-Alaで あ り ; Jは Phe、 Tyr、 4-ク ロ ロ -Phe、 4-フ ロ オ ロ -Phe、 4-ブ ロ モ -Phe 、 4-NO2 -Phe、 Ala、 Gly、 Leu、 Val、 Ile、 Nleま た は Nvaで あ り ; Kは Met、 Phe、 Tyr、 4-ク ロ ロ -Phe、 4-フ ロ オ ロ -Phe、 4-ブ ロ モ -Phe、 4-NO2 -Phe、 Ala、 Gly、 Leu、 Val、 Ile、 Nle 10 ま た は Nvaで あ り ; お よ び Nは ア ミ ド ま た は N-ア ル キ ル ア ミ ド を 表 し 、 か つ Vは Hま た は 低 級 ア ル キ ル ア ミ ド で あ る )を 含 む 群 よ り 選 択 さ れ る ペ プ チ ド を 含 む 。 【0035】 「アルキル」とは、脂肪族分枝または直鎖炭化水素基を意味する。アルキルは、同じまた は 異 な り う る 1つ ま た は 複 数 の 置 換 基 と 選 択 的 に 置 換 さ れ る 。 「 低 級 ア ル キ ル 」 と は 、 11 個 未 満 の 炭 素 原 子 を 有 す る 分 枝 ま た は 直 鎖 ア ル キ ル 基 を 意 味 し 、 好 ま し く は 、 C1 ∼ C8 ア ル キ ル で あ る 。 「 低 級 ア ル キ ル ア ミ ド 」 と は 、 1つ ま た は 複 数 の ア ミ ド 含 有 基 と 置 換 さ れ た 上記のような低級アルキル基を意味する。 【0036】 「 親 水 性 生 体 分 布 」 と は 、 本 発 明 の ペ プ チ ド 薬 剤 を 投 与 さ れ た 被 験 者 の 体 液 (例 え ば 、 血 20 液 、 髄 液 、 尿 ま た は 他 の 体 液 )に 対 す る ペ プ チ ド 薬 剤 の 親 和 性 を 意 味 し 、 ペ プ チ ド 薬 剤 は 被験者の身体中に分布されるが、肝臓、胆嚢、および腎臓近位曲細管のような末梢器官に よる取り込みを避けながら、腎臓により尿中に速やかに分泌されるようになる。 【0037】 「親水性ポリマー」とは、天然に存在するまたは合成の水溶性ポリマーを意味し、選択的 に、本発明のペプチド薬剤の生体分布を変化させるように改変される。そのようなポリマ ー の 例 は 、 限 定 さ れ る も の で は な い が 、 ポ リ (エ チ レ ン グ リ コ ー ル )(PEG)、 ポ リ (ビ ニ ル ア ル コ ー ル )(PVA)、 デ キ ス ト ラ ン 、 ヒ ド ロ キ シ エ チ ル デ ン プ ン 、 ゼ ラ チ ン 、 PVP、 PHPMA、 ポ リ α ,β [N(2-ヒ ド ロ キ シ エ チ ル )D,Lア ス パ ル ト ア ミ ド ](PHEA)、 ポ リ ス ク シ ン ア ミ ド (PSI) な ど を 含 む 。 こ れ ら の ポ リ マ ー は 、 例 え ば 、 ス ク シ ニ ル 化 (負 電 荷 )、 PSIの 部 分 的 加 水 分 30 解 (カ ル ボ キ シ ル 基 )、 ま た は ア ミ ノ 含 有 も し く は カ ル ボ キ シ ル 含 有 基 を 付 加 す る 化 合 物 と の反応などにより改変されうる。そのような選択的改変は、ポリマーの親水性を増加また は変化させうるか、または、本発明のペプチド薬剤のペプチドまたは細胞毒性、治療性、 もしくはキレートのセグメントへの結合を可能にしうる。そのようなポリマーおよび改変 は、当技術分野において知られており、例えば、参照として、本明細書に組み入れられて い る 、 Yamoakaら 、 J. Pharmacol. Sci. 83:601-606、 1994; Rypacekら 、 Pflugers Arch. 392:211-217、 1982; Yamoakaら 、 J. Pharm. Pharmacol. 47:479-486、 1995; Francesco、 Bioconjugate Cehmistry 9(4):418-450、 1998; Duncanお よ び Spreafico、 Clin. Pharmaco kinet. 27(4):290-306、 1994に 記 載 さ れ て い る 。 【0038】 40 本発明の他の特徴および利点は、以下のその詳細な説明および特許請求の範囲から明らか であるものと思われる。 【0039】 詳細な説明 新規の普遍的な連結配列を利用するペプチド薬剤のファミリーが、開発された。連結配列 は、ペプチド薬剤のターゲティングセグメントの生物学的能力の実質的損失なしに、生物 活性ペプチドへの治療薬、細胞毒性薬剤、キレート基または検出可能標識の結合を可能に する。これらのペプチド薬剤または類似体は、本発明のもう一つの局面において、追加的 に、親水性生体分布増強セグメントを含むことができ、類似体を肝臓から離れて腎臓によ る迅速な排出へと導くことにより治療の効力を増加させる。 50 (17) JP 2005-505580 A 2005.2.24 【0040】 本発明のペプチド薬剤は、以下の一般的式からなり: X-Y-Z-Q(式 I) Xは 、 細 胞 毒 性 薬 剤 、 治 療 薬 、 検 出 可 能 標 識 ま た は キ レ ー ト 基 か ら 任 意 に 選 択 さ れ る ; Yは 、 親 水 性 要 素 で あ り ; Qは 、 ソ マ ト ス タ チ ン ま た は ボ ン ベ シ ン の よ う な 生 物 活 性 ペ プ チ ド で あ り 、 か つ Zは 、 N末 端 に お い て Qに 、 ま た は Qの 適 合 性 側 鎖 ア ミ ノ 基 に 結 合 さ れ る 場 合 、 Qの 生 物 活 性 の 少 な く と も 50 %を 保 つ 連 結 ペ プ チ ド で あ る 。 Qの 置 換 の 例 は 、 GnRHペ プ チ ド の 6位 で あ る 。 こ れ は 、 例 え ば 、 D-Lysの 置 換 に つ い て 非 常 に 寛 容 性 で あ り 、 D-Lysの ε ア ミノ基は、受容体親和性を保持しながら、記載された細胞毒性または放射性基の付着のた め に 用 い ら れ う る 。 Zは 、 以 下 の 式 を 有 す る : A-B-C-E-F。 Aは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 も 10 し く は L-Serで あ る か 、 ま た は 削 除 さ れ ; Bは 、 D-Lysも し く は D-Tyr、 ま た は 削 除 さ れ ; C は 、 Lys、 Ser、 hSer、 Nle、 Abu、 Nva、 (2、 3も し く は 4)3-ピ リ ジ ル -Ala9(Pal)、 Orn、 Dab 、 Dap、 4-NH2 -Phe、 D-4-OH-Proも し く は L-4-OH-Pro、 ま た は 削 除 さ れ ; Eは 、 D-Lys、 D-Ty r、 D-Ser、 D-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln 、 ま た は L-Glnで あ り ; か つ Fは 、 D-Lys、 D-Tyr、 D-Ser、 D-OH-Pro、 L-4-OH-Pro、 3-ヨ ー ド -D-Tyr、 3-5ジ ヨ ー ド -D-Tyr、 3-ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-5ア ス タ チ ン -D-Tyr、 3-ブ ロ モ -D -Tyr、 3-5ジ ブ ロ モ -D-Tyr、 D-Asn、 L-Asn、 D-Asp、 L-Asp、 D-Glu、 L-Glu、 D-Gln、 ま た は L-Glnで あ り ; た だ し 、 A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Tyr、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fは Lysで は な く ; な ら び に A、 B、 Cお よ び Eが そ れ ぞ れ 、 Lys、 Tyr、 Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Eは Tyrま た は Lysで は な く ; な ら び に Aお よ び Bが 削 除 さ れ て お り 、 か つ Cお よ び Eが そ れ ぞ れ Lysお よ び Tyrで あ る 場 合 、 Fは Tyrま た は Lysで は な い と い う 条 件 で あ る 。 Zペ プ チ ド リ ン カ ー は 、 こ の よ う に 、 長 さ が 2個 、 3個 、 4個 ま た は 5個 の 残 基 で あ り う る 。 【0041】 ここまでに合成されたペプチド薬剤には、以下のものが含まれる: 20 (18) JP 2005-505580 A 2005.2.24 10 20 30 40 本 発 明 の ペ プ チ ド 薬 剤 の 追 加 の 配 列 は 、 表 1に 見 出 さ れ る 。 【0042】 本 発 明 は 、 親 水 性 残 基 を 含 む Zリ ン カ ー 、 お よ び 延 長 さ れ た 親 水 性 リ ン カ ー の 選 択 的 な 包 50 (19) JP 2005-505580 A 2005.2.24 含の両方の包含により、組織における毒性ペプチド類似体の蓄積を回避する。これらのリ ンカーは、腎臓を通して、無傷の、結合されていないペプチド薬剤の迅速な排出を促進す る 。 本 発 明 に 含 ま れ る ポ リ エ チ レ ン グ リ コ ー ル (PEG)、 α ,β -ポ リ (N-ヒ ド ロ キ シ エ チ ル )DL-ア ス パ ル ト ア ミ ド (PHEA)、 お よ び ポ リ ビ ニ ル ア ル コ ー ル (PVA)基 は ま た 、 低 い 方 の 可 能 性がある薬物毒性と一般的に対応している迅速な腎臓分泌の優れた促進剤であることが知 ら れ て い る (Yamoakaら 、 J. Pharmacol. Sci.、 83:601-606、 1994; Rypacekら 、 Pflugers Arch.、 392:211-217、 1982; Yamoakaら 、 J. Pharm. Pharmacol.、 47:479-486、 1995)。 こ れらの基がまた、生物学的利用可能な、内部移行しない結合体から放射する低減された毒 性を高めることを本発明者らは提案する。 【0043】 10 本発明のペプチド薬剤は、細胞毒性薬剤に結合された場合、ペプチド類似体の完全な生物 学的能力を保つように設計された普遍的連結配列を含む。本発明のペプチド類似体は、好 ましくは、それが由来するところの親ペプチド類似体より大きいまたは等しい生物学的能 力を有し、親ペプチドのターゲット特異性より高い、低いまたは等価であるである特異性 をもつ。例えば、ソマトスタチン類似体は、天然に存在するソマトスタチンより多くのソ マトスタチン受容体サブタイプに結合しうるか、または特定の受容体サブタイプに結合し う る 。 本 発 明 の い く つ か の 類 似 体 は 、 ア ミ ノ 酸 の D-異 性 体 ま た は そ の 類 似 体 を 含 み 、 ペ プ チド類似体の高い受容体親和性および生物学的能力を保持しながら、細胞毒性薬剤の安定 的結合を促進する。好ましくは、細胞毒性薬剤は、細胞内で遊離型細胞毒性薬剤の放出を 促進する可能性が高い結合を介して結合される。 20 【0044】 さらに、本発明のソマトスタチン類似体は、様々に親水性であるため、それらは、水溶性 であり、かつ、それに伴い、以前の疎水性類似体と比較して、有用性が高まった。本明細 書に記載される親水性類似体は、血液、髄液および他の体液中、加えて尿中に可溶性であ り、腎臓による排出を促進する。この親水性特徴は、身体のほとんどあらゆる領域への本 発明の類似体の送達を促進する。本発明はまた、ペプチド類似体への取り込みについての 特定の親水性要素を開示し、類似体の親水性の改変が様々な結合された細胞毒性薬剤の化 学的および構造的性質について調整することを可能にする。 【0045】 ソマトスタチンアゴニストは、それらの受容体への結合後、速やかに内部に取り入れられ 30 (Lukiniusら 、 Acta Onc.、 38:383-387、 1999を 参 照 )、 従 っ て 、 伝 統 的 な 腫 瘍 細 胞 毒 性 薬 剤のような様々な治療薬を標的化するためのベクターとして用いられうる。多くの腫瘍型 が ソ マ ト ス タ チ ン 2型 受 容 体 を 多 量 に 過 剰 発 現 し て い る の で 、 そ の よ う な 抗 腫 瘍 薬 の 特 異 性が激烈に向上されうる可能性がある。この方法において、すべての結合可能細胞毒性薬 剤に付随した毒性副作用は、ソマトスタチン受容体に対する非常に高い親和性を保持する 強力なハイブリッド分子が設計されうる限り、有用に低下されうることを本発明者らは提 案する。 【0046】 本 発 明 は 、 式 Iに お い て Zと 呼 ば れ て い る 、 連 結 配 列 の 使 用 を 特 徴 と し 、 そ れ は 、 多 く の 長 い N末 端 ア ミ ノ 酸 配 列 お よ び 高 分 子 が ア ゴ ニ ス ト 効 力 を 完 全 に 保 持 し な が ら ソ マ ト ス タ チ 40 ン 類 似 体 の N末 端 に 結 合 さ れ る こ と を 可 能 に す る こ と を 、 本 発 明 者 ら は 見 出 し た 。 こ の 連 結配列は、その結果として生じる結合体を肝臓から離れて腎臓による迅速な排出へと導く よ う に 設 計 さ れ た 、 よ り 長 い 、 酵 素 的 安 定 な (D-ア ミ ノ 酸 の 使 用 に よ る )、 親 水 性 ペ プ チ ド 配 列 (式 Iの Y要 素 )を 加 え る た め に 用 い ら れ う る 。 ま た は 、 親 水 性 ポ リ マ ー は 、 Zリ ン カ ー を介してペプチド類似体へ連結されうる。これは、内部移行していない結合体から放射す る毒性の低減化を促進する。 【0047】 ペプチド類似体はまた、細胞毒性基もしくは治療性基、またはキレート基もしくは検出可 能標識に結合された特定のペプチド薬剤の生体分布を促進するように最適化されうる、式 Iに お い て Yと 表 さ れ て い る 要 素 を 含 む 。 Yリ ン カ ー は 、 ペ プ チ ド 、 ま た は PEGも し く は PVA 50 (20) JP 2005-505580 A 2005.2.24 の よ う な ポ リ マ ー で あ り う る 。 Yが 親 水 性 ペ プ チ ド で あ る 場 合 に は 、 Yは 、 長 さ が 1個 ∼ 50 個 の ア ミ ノ 酸 、 ま た は よ り 好 ま し く は 長 さ が 3個 ∼ 15個 の 残 基 で あ り う る 。 例 え ば 、 Yは 、 長 さ が 3個 、 4個 、 5個 、 6個 、 7個 、 8個 、 9個 、 10個 、 11個 、 12個 、 13個 、 14個 、 15個 、 16 個 、 17個 、 18個 、 19個 ま た は 20個 の ア ミ ノ 酸 残 基 で あ り う る 。 ペ プ チ ド で あ る 場 合 、 Yは 、天然に存在する、合成のまたは改変された、荷電もしくは非極性アミノ酸、それらの類 似体または誘導体を含みうる。 【0048】 本 発 明 の 連 結 配 列 は 、 式 Iに お い て Qと 呼 ば れ て い る 生 物 活 性 ペ プ チ ド を 、 式 Iに お い て Xと 呼 ば れ て い る 様 々 な 治 療 薬 ま た は 診 断 薬 に 結 合 す る た め に 用 い ら れ る 。 式 Iの 成 分 Xは 、 任 意の既知の細胞毒性または治療性部分、例えば、アシビシン;アクラルビシン;アコダゾ 10 ール塩酸塩;アクロニン;アドゼレシン;アドリアマイシン;アルデスロイキン;アルト レ タ ミ ン ; ア ン ボ マ イ シ ン ; A. メ タ ン ト ロ ン ア セ テ ー ト ; ア ミ ノ グ ル テ チ ミ ド ; ア ム サ クリン;アナストロゾール;アントラマイシン;アスパラギナーゼ;アスペルリン;アザ シチジン;アゼテパ;アゾトマイシン;バチマスタット;ベンゾデパ;ビカルトアミド; ビサントレン塩酸塩;ビスナフィドジメシレート;ビゼレシン;硫酸ブレオマイシン;ブ レクイナールナトリウム;ブロピリミン;ブスルファン;カクチノマイシン;カルステロ ン;カンプトセシン;カラセミド;カルベチマー;カルボプラチン;カルムスチン;カル ビシン塩酸塩;カルゼレシン;セデフィンゴール;クロラムブシル;シロレマイシン;シ ス プ ラ チ ン ; ク ラ ド リ ビ ン ; コ ン ブ レ テ ス タ チ ン A-4; ク リ ス ナ ト ー ル メ シ レ ー ト ; シ ク ロ ホ ス フ ァ ミ ド ; シ タ ラ ビ ン ; ダ カ ル バ ジ ン ; DACA(N-[2-(ジ メ チ ル -ア ミ ノ )エ チ ル ]ア ク 20 リ ジ ン -4-カ ル ボ キ サ ミ ド ); ダ ク チ ノ マ イ シ ン (ア ク チ ノ マ イ シ ン D); ダ ウ ノ ル ビ シ ン 塩 酸塩;ダウノマイシン;デシタビン;デキソルマプラチン;デザグアニン;デザグアニン メシレート;ジアジクオン;ドセタキセル;ドラサチン;ドキソルビシン;ドキソルビシ ン塩酸塩;ドロロキシフェン;クエン酸ドロロキシフェン;プロピオン酸ドロモスタノロ ン;デュアゾマイシン;エダトレキセート;エフロルニチン塩酸塩;エリプチシン;エル サミトルシン;エンロプラチン;エンプロメート;エピプロピジン;エピルビシン塩酸塩 ;エルブロゾール;エソルビシン塩酸塩;エストラムスチン;エストラムスチンリン酸ナ ト リ ウ ム ; エ タ ニ ダ ゾ ー ル ; エ チ ヨ ー ド 化 ( Ethiodized) オ イ ル I 131; エ ト ポ シ ド ; リ ン酸エトポシド;エトプリン;ファドロゾール塩酸塩;ファザラビン;フェンレチニド; フ ロ ッ ク ス ウ リ ジ ン ; リ ン 酸 フ ル ダ ラ ビ ン ; フ ル オ ロ ウ ラ シ ル ; 5-FdUMP; フ ル オ ロ シ タ 30 ビン;フォスクイドン;フォストリエシンナトリウム;ゲムシタビン;ゲムシタビン塩酸 塩 ; 金 Au 198; ホ モ カ ン プ ト セ シ ン ; ヒ ド ロ キ シ 尿 素 ; イ ダ ル ビ シ ン 塩 酸 塩 ; イ フ ォ ス フ ァ ミ ド ; イ ル モ フ ォ シ ン ; イ ン タ ー フ ェ ロ ン α -2a; イ ン タ ー フ ェ ロ ン α -2b; イ ン タ ー フ ェ ロ ン α -n1; イ ン タ ー フ ェ ロ ン α -n3; イ ン タ ー フ ェ ロ ン β -Ia; イ ン タ ー フ ェ ロ ン γ -Ib ;イプロプラチン;イリノテカン塩酸塩;酢酸ランレオチド;レントロゾール;酢酸ロイ プロリド;リアロゾール塩酸塩;ロメトレキソールナトリウム;ロムスチン;ロソキサン トロン塩酸塩;マソプロコール;メイタンシン;メクロレタミン塩酸塩;酢酸メゲストロ ール;酢酸メレンゲストロール;メルファラン;メノガリル;メルカプトプリン;メトト レキセート;メトトレキセートナトリウム;メトプリン;メツレデパ;ミチンドミド;ミ トカルシン;ミトクロミン;ミトジリン;ミトマルシン;ミトマイシン;ミトスペル;ミ 40 ト タ ン ; ミ ト キ サ ン ト ロ ン 塩 酸 塩 ; マ イ コ フ ェ ノ ー ル 酸 ( Mycophenolic) ; ノ コ ダ ゾ ー ル ;ノガラマイシン;オルマプラチン;オキシスラン;パクリタキセル;ペガスパルガーゼ ;ペリオマイシン;ペンタムスチン;硫酸ペプロイシン;ペルフォスファミド;ピポブロ マン;ピポスルファン;ピロキサントロン塩酸塩;プリカマイシン;プロメスタン;ポル フィマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニムスチン;プロカルバジン塩酸塩; ピューロマイシン;ピューロマイシン塩酸塩;ピラゾフリン;リゾキシン;リゾキシンD ;リボプリン;ログレチミド;サフィンゴール;サフィンゴール塩酸塩;セムスチン;シ ムトラゼン;スパルフォセートナトリウム;スパルソマイシン;スピロゲルマニウム塩酸 塩;スピロムスチン;スピロプラチン;ストレプトニグリン;ストレプトゾシン;塩化ス ト ロ ン チ ウ ム Sr 89; ス ロ フ ェ ヌ ー ル ; タ リ ソ マ イ シ ン ; タ キ サ ン ; タ キ ソ イ ド ; テ コ ガ 50 (21) JP 2005-505580 A 2005.2.24 ランナトリウム;テガファー;テロキサントロン塩酸塩;テモポルフィン;テニポシド; テロキシロン;テストラクトン;チアミプリン;チオグアニン;チオテパ;チミタック; チ ア ゾ フ リ ン ; チ ラ パ ザ ミ ン ; ト ム デ ッ ク ス ; TOP53; ト ポ テ カ ン 塩 酸 塩 ; ク エ ン 酸 ト レ ミフェン;酢酸トレストロン;リン酸トリシリビン;トリメトレキセート;グルクロン酸 トリメトレキセート;トリプトレリン;ツブロゾール塩酸塩;ウラシルマスタード;ウレ デパ;バプレオチド;ベルテポルフィン;ビンブラスチン;硫酸ビンブラスチン;ビンク リスチン;硫酸ビンクリスチン;ビンデシン;硫酸ビンデシン;硫酸ビネピジン;硫酸ビ ングリシネート;硫酸ビンロイロシン;酒石酸ビノレルビン;硫酸ビンロシジン;硫酸ビ ン ゾ リ ジ ン ; ボ ロ ゾ ー ル ; ゼ ニ プ ラ チ ン ; ジ ノ ス タ チ ン ; ゾ ル ビ シ ン 塩 酸 塩 ; 2-ク ロ ロ デ オ キ シ ア デ ノ シ ン ; 2'デ オ キ シ ホ ル マ イ シ ン ; 9-ア ミ ノ カ ン プ ト セ シ ン ; ラ ル チ ト レ キ シ 10 ド ; N-プ ロ パ ル ジ ル -5,8-ジ デ ア ザ 葉 酸 ; 2ク ロ ロ -2'-ア ラ ビ ノ -フ ル オ ロ -2'-デ オ キ シ ア デ ノ シ ン ; 2-ク ロ ロ -2'-デ オ キ シ ア デ ノ シ ン ; ア ニ ソ マ イ シ ン ; ト リ コ ス タ チ ン A; hPRLG129R; CEP-751; リ ノ ミ ド ; イ オ ウ マ ス タ ー ド ; 窒 素 マ ス タ ー ド (メ ク ロ レ タ ミ ン ); N-メ チ ル -ニ ト ロ ソ 尿 素 (MNU); N,N'-ビ ス (2-ク ロ ロ エ チ ル )-N-ニ ト ロ ソ 尿 素 (BCNU); N-(2-ク ロ ロ エ チ ル )-N'シ ク ロ ヘ キ シ ル -N-ニ ト ロ ソ 尿 素 (CCNU); N-(2-ク ロ ロ エ チ ル )-N'-(ト ラ ン ス -4-メ チ ル シ ク ロ ヘ キ シ ル )-N-ニ ト ロ ソ 尿 素 (MeCCNU); N-(2-ク ロ ロ エ チ ル )-N'-(ジ エ チ ル )エ チ ル ホ ス ホ ネ ー ト -N-ニ ト ロ ソ 尿 素 (フ ォ テ ム ス チ ン ); ス ト レ プ ト ゾ ト シ ン ; ジ ア カ ル バ ジ ン (DTIC); ミ ト ゾ ロ ミ ド ; テ モ ゾ ロ ミ ド ; ミ ト マ イ シ ン C; AZQ; オ キ サ リ プ ラ チ ン ; C1-973; DWA 2114R; JM216; JM335; ビ ス (白 金 ); 6-メ ル カ プ ト プ リ ン ; 6-チ オ グ ア ニ ン ; ハ イ ポ キ サ ン チ ン ; テ ニ ポ シ ド 9-ア ミ ノ カ ン プ ト セ シ ン ; ト ポ テ カ ン ; CPT-11; エ ピ 20 ルビシン;ダルビシン;ミトキサントロン;ロソキサントロン;ピラゾロアクリジン;オ ー ル -ト ラ ン ス レ チ ノ ー ル ; 14-ヒ ド ロ キ シ -レ ト ロ -レ チ ノ ー ル ; オ ー ル -ト ラ ン ス レ チ ン 酸 ; N-(4-ヒ ド ロ キ シ フ ェ ニ ル )レ チ ン ア ミ ド ; 13-シ ス レ チ ン 酸 ; 3-メ チ ル TTNEB; 9-シ ス レ チ ン 酸 ; フ ル ダ ラ ビ ン (2-F-ア ラ -AMP); ま た は 2-ク ロ ロ デ オ キ シ ア デ ノ シ ン (2-Cda)の ような抗腫瘍薬でありうる。 【0049】 他 の 抗 腫 瘍 化 合 物 は 、 限 定 さ れ る も の で は な い が 、 20-pi-1,25ジ ヒ ド ロ キ シ ビ タ ミ ン D3; 5-エ チ ニ ル ウ ラ シ ル ; ア ビ ラ テ ロ ン ; ア ク ラ ル ビ シ ン ; ア シ ル フ ル ベ ン ; ア デ シ ル ペ ノ ー ル ; ア ド ゼ レ シ ン ; ア ル デ ス ロ イ キ ン ; す べ て の TKア ン タ ゴ ニ ス ト ; ア ル ト レ タ ミ ン ; ア ムバムスチン;アミドックス;アミフォスチン;アミノレブリン酸;アムルビシン;アム 30 サクリン;アナグレリド;アナストロゾール;アンドログラフォリド;脈管形成阻害剤; ア ン タ ゴ ニ ス ト D; ア ン タ ゴ ニ ス ト G; ア ン タ レ リ ッ ク ス ; 抗 背 側 化 形 態 形 成 タ ン パ ク 質 -1 ;抗アンドロゲン、前立腺癌;抗エストロゲン;抗新生物薬;アンチセンスオリゴヌクレ オチド;グリシン酸アフィドコリン;アポトーシス遺伝子モジュレーター;アポトーシス レ ギ ュ レ ー タ ー ; ア プ リ ン 酸 ; ア ラ -CDP-DL-PTBA; ア ル ギ ニ ン デ ア ミ ナ ー ゼ ; ア ス ラ ク リ ン ; ア タ メ ス タ ン ; ア ト リ ム ス チ ン ; ア キ シ ナ ス タ チ ン 1; ア キ シ ナ ス タ チ ン 2; ア キ シ ナ ス タ チ ン 3; ア ザ セ ト ロ ン ; ア ザ ト キ シ ン ; ア ザ チ ロ シ ン ; バ カ チ ン III誘 導 体 ; バ ラ ノ ー ル ; バ チ マ ス タ ッ ト ; BCR/ABLア ン タ ゴ ニ ス ト ; ベ ン ゾ ク ロ リ ン ; ベ ン ゾ イ ル ス タ ウ ロ ス ポ リ ン ; β ラ ク タ ム 誘 導 体 ; β -ア レ チ ン ; ベ ー タ ク ラ マ イ シ ン B; ベ ツ リ ン 酸 ( betulini c acid) ; bFGF阻 害 剤 ; ビ カ ル タ ミ ド ; ビ サ ン ト レ ン ; ビ サ ジ リ ジ ニ ル ス ペ ル ミ ン ; ビ ス 40 ナ フ ィ ド ; ビ ス ト ラ テ ン A; ビ ゼ レ シ ン ; ブ レ フ レ ー ト ; ブ レ オ マ イ シ ン A2; ブ レ オ マ イ シ ン B2; ブ ロ ピ リ ミ ン ; ブ ド チ タ ン ; ブ チ オ ニ ン ス ル フ ォ キ シ ミ ン ; カ ル シ ポ ト リ オ ー ル ; カ ル フ ォ ス チ ン C; カ ン プ ト セ シ ン 誘 導 体 (例 え ば 、 10-ヒ ド ロ キ シ -カ ン プ ト セ シ ン ); カ ナ リ ポ ッ ク ス IL-2; カ ペ シ タ ビ ン ; カ ル ボ キ サ ミ ド -ア ミ ノ -ト リ ア ゾ ー ル ; カ ル ボ キ シ ア ミ ド ト リ ア ゾ ー ル ; Caレ ス ト M3; CARN 700; 軟 骨 由 来 阻 害 剤 ; カ ル ゼ レ シ ン ; カ ゼ イ ン キ ナ ー ゼ 阻 害 剤 (ICOS); カ ス タ ノ ス ペ ル ミ ン ; セ ク ロ ピ ン B; セ ト ロ レ リ ッ ク ス ; ク ロ リ ン ; ク ロ ロ キ ノ キ サ リ ン ス ル フ ォ ン ア ミ ド ; シ カ プ ロ ス ト ; シ ス -ポ ル フ ィ リ ン ; ク ラ ド リ ビ ン ; ク ロ ミ フ ェ ン 類 似 体 ; ク ロ ト リ マ ゾ ー ル ; コ リ ス マ イ シ ン A; コ リ ス マ イ シ ン B; コ ム ブ レ タ ス タ チ ン A4; コ ム ブ レ タ ス タ チ ン 類 似 体 ; コ ナ ゲ ニ ン ; ク ラ ム ベ シ ジ ン 816; ク リ ス ナ ト ー ル ; ク リ プ ト フ ィ シ ン 8; ク リ プ ト フ ィ シ ン A誘 導 体 ; ク ラ シ ン A; シ ク ロ ペ 50 (22) JP 2005-505580 A 2005.2.24 ンタントラキノン;シクロプラタム;シペマイシン;シタラビンオコフォスフェート;細 胞 溶 解 因 子 ; シ ト ス タ チ ン ; ダ ク リ キ シ マ ブ ; デ シ タ ビ ン ; デ ヒ ド ロ ジ デ ム ニ ン B; 2'デ オ キ シ コ ホ ル マ イ シ ン (DCF); デ ス ロ レ リ ン ; デ キ シ ホ ス フ ァ ミ ド ; デ キ ス ラ ゾ キ サ ン ; デ キ ス ベ ラ パ ミ ル ; ジ ア ジ ク オ ン ; ジ デ ム ニ ン B; ジ ド ッ ク ス ; ジ エ チ ル ノ ル ス ペ ル ミ ン ; ジ ヒ ド ロ -5-ア ザ シ チ ジ ン ; ジ ヒ ド ロ タ キ ソ ー ル , 9-; ジ オ キ サ マ イ シ ン ; ジ フ ェ ニ ル スピロムスチン;ジスコデルモリド;ドコサノール;ドラセトロン;ドキシフルリジン; ド ロ ロ キ シ フ ェ ン ; ド ロ ナ ビ ノ ー ル ; デ ュ オ カ ル マ イ シ ン SA; エ ベ セ レ ン ; エ コ ム ス チ ン ;エデルフォシン;エドレコロマブ;エフロルニチン;エレメン;エミテファー;エピル ビ シ ン ; エ ポ チ ロ ン (A、 R = H; B、 R = Me); エ ピ チ ロ ン ; エ ピ ス テ リ ド ; エ ス ト ラ ム ス チン類似体;エストロゲンアゴニスト;エストロゲンアンタゴニスト;エタニダゾール; 10 エ ト ポ シ ド ; エ ト ポ シ ド 4'-リ ン 酸 (エ ト ポ フ ォ ス ); エ キ セ メ ス タ ン ; フ ァ ド ロ ゾ ー ル ; ファザラビン;フェンレチニド;フィルグラスチム;フィナステリド;フラボピリドール ;フレゼラスチン;フルアステロン;フルダラビン;フルオロダウノルニシン塩酸塩;フ ォルフェニメックス;フォルメスタン;フォストリエシン;フォテムスチン;ガドリニウ ムテキサフィリン;硝酸ガリウム;ガロシタビン;ガニレリックス;ゼラチナーゼ阻害剤 ;ゲムシタビン;グルタチオン阻害剤;ヘプスルファム;ヘレグリン;ヘキサメチレンビ ス ア セ ト ア ミ ド ; ホ モ ハ リ ン グ ト ニ ン (HHT); ヒ ペ リ シ ン ; イ バ ン ド ロ ン 酸 ; イ ダ ル ビ シ ン;イドキシフェン;イドラマントン;イルモフォシン;イロマスタット;イミダゾアク リ ド ン ; イ ミ ク イ モ ド ; 免 疫 刺 激 薬 ペ プ チ ド ; イ ン ス リ ン 様 成 長 因 子 -1受 容 体 阻 害 剤 ; イ ンターフェロンアゴニスト;インターフェロン;インターロイキン;ヨーベングアン;ヨ 20 ー ド ド キ ソ ル ビ シ ン ; イ ポ メ ア ノ ー ル , 4-; イ リ ノ テ カ ン ; イ ロ プ ラ ク ト ; イ ル ソ グ ラ ジ ン ; イ ソ ベ ン ガ ゾ ー ル ; イ ソ ホ モ ハ リ コ ン ド リ ン B; イ タ セ ト ロ ン ; ジ ャ ス プ ラ キ ノ リ ド ; カ ハ ラ リ ド F; ラ メ ラ リ ン -Nト リ ア セ テ ー ト ; ラ ン レ オ チ ド ; レ イ ナ マ イ シ ン ; レ ノ グ ラスチム;硫酸レンチナン;レプトルスタチン;レトロゾール;白血病阻害因子;白血球 αインターフェロン;ロイプロリド + エストロゲン + プロゲステロン;ロイプロレリン ;レバミゾール;リアロゾール;鎖状ポリアミン類似体;脂肪親和性二糖ペプチド;脂肪 親 和 性 白 金 化 合 物 ; リ ソ ク リ ナ ミ ド 7; ロ バ プ ラ チ ン ; ロ ム ブ リ シ ン ; ロ メ ト レ キ ソ ー ル ;ロニダミン;ロソキサントロン;ロバスタチン;ロキソリビン;ルルトテカン;ルテチ ウムテキサフィリン;リソフィリン;溶解性ペプチド;メイタンシン;マンノスタチンA ;マリマスタット;マソプロコール;マスピン;マトリリシン阻害剤;マトリックスメタ 30 ロプロテイナーゼ阻害剤;メノガリル;メルバロン;メテレリン;メチオニナーゼ;メト ク ロ プ ラ ミ ド ; MIF阻 害 剤 ; イ フ ェ プ リ ス ト ン ; ミ ル テ フ ォ シ ン ; ミ リ モ ス チ ム ; ミ ス マ ッ チ 二 重 鎖 RNA; ミ ス ラ シ ン ; ミ ト グ ア ゾ ン ; ミ ト ラ ク ト ー ル ; ミ ト マ イ シ ン 類 似 体 ; ミ ト ナ フ ィ ド ; ミ ト ト キ シ ン 線 維 芽 細 胞 成 長 因 子 -サ ポ リ ン ; ミ ト キ サ ン ト ロ ン ; モ フ ァ ロ テン;モルグラモスチム;モノクローナル抗体、ヒト絨毛性ゴナドトロピン;モノホスホ リ ル 脂 質 A + ミ オ バ ク テ リ ウ ム 細 胞 壁 sk; モ ピ ダ モ ー ル ; 多 剤 耐 性 遺 伝 子 阻 害 剤 ; 多 腫 瘍 抑 制 因 子 1に 基 づ く 治 療 ; マ ス タ ー ド 抗 癌 剤 ; ミ カ ペ ル オ キ シ ド B; ミ コ バ ク テ リ ア の 細 胞 壁 抽 出 物 ; ミ リ ア ポ ロ ン ; N-ア セ チ ル ジ ナ リ ン ; N-置 換 型 ベ ン ズ ア ミ ド ; ナ フ ァ レ リ ン ; ナグレスチップ;ナロキソン + ペンタゾシン;ナパビン;ナフテルピン;ナルトグラス チム;ネダプラチン;ネモルビシン;ネリドロン酸;中性エンドペプチダーゼ;ニルタミ 40 ド ; ニ サ マ イ シ ン ; 酸 化 窒 素 モ デ ュ レ ー タ ー ; ニ ト ロ キ シ ド 抗 酸 化 剤 ; ニ ツ ル リ ン ; 06ベンジルグアニン;オクトレオチド;オキセノン;オリゴヌクレオチド;オナプリストン ;オンダンセトロン;オラシン;経口用サイトカインインデューサー;オルマプラチン; オサテロン;オキサリプラチン;オキサウノマイシン;パクリタキセル類似体;パクリタ キセル誘導体;パラウアミン;パルミトイルリゾキシン;パミドロン酸;パナキシトリオ ール;パノミフェン;パラバクチン;パゼリプチン;ペガスパラガーゼ;ペルデシン;ペ ントサンポリ硫酸ナトリウム;ペントスタチン;ペントロゾール;ペルフルブロン;ペル フォスファミド;ペリリルアルコール;フェナジノマイシン;フェニルアセテート;ホス ファターゼ阻害剤;ピシバニル;ピロカルピン塩酸塩;ピラルビシン;ピリトレキシム; プ ラ セ チ ン A; プ ラ セ チ ン B; プ ラ ス ミ ノ ー ゲ ン ア ク チ ベ ー タ ー 阻 害 剤 ; 白 金 複 合 体 ; 白 金 50 (23) JP 2005-505580 A 2005.2.24 化 合 物 ; 白 金 -ト リ ア ミ ン 複 合 体 ; ポ ド フ ィ ロ ト キ シ ン ; ポ ル フ ァ イ マ ー ナ ト リ ウ ム ; ポ ル フ ィ ロ マ イ シ ン ; プ ロ ピ ル ビ ス -ア ク リ ド ン ; プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン J2; プ ロ テ ア ゾ ー ム 阻 害 剤 ; プ ロ テ イ ン Aに 基 づ く 免 疫 モ デ ュ レ ー タ ー ; プ ロ テ イ ン キ ナ ー ゼ C阻 害 剤 ; プ ロ テ イ ン キ ナ ー ゼ C阻 害 剤 、 微 小 藻 類 ; プ ロ テ イ ン チ ロ シ ン ホ ス フ ァ タ ー ゼ 阻 害 剤 ; プ リ ン ヌ クレオシドホスフォリラーゼ阻害剤;プルプリン;ピラゾロアクリジン;ピリドキシル化 ヘ モ グ ロ ビ ン ポ リ オ キ シ エ チ レ ン 結 合 体 ; rafア ン タ ゴ ニ ス ト ; ラ ル チ ト レ キ シ ド ; ラ モ セ ト ロ ン ; rasフ ァ ル ネ シ ル プ ロ テ イ ン ト ラ ン ス フ ェ ラ ー ゼ 阻 害 剤 ; ras阻 害 剤 ; ras-GAP 阻 害 剤 ; レ テ リ プ チ ン 脱 メ チ ル 化 ; レ ニ ウ ム Re 186 エ チ ド ロ ネ ー ト ; リ ボ ザ イ ム ; RII レチンアミド;ログレチミド;ロヒツキン;ロムルチド;ロクイニメックス;ルビジノン B 1; ル ボ キ シ ル ; サ フ ィ ン ゴ ー ル ; セ ン ト ピ ン ; SarCNU; サ ル コ フ ィ ト ー ル A; サ ル グ ラ 10 モ ス チ ム ; Sdi 1模 倣 体 ; セ ム ス チ ン ; 老 化 由 来 阻 害 剤 1; セ ン ス オ リ ゴ ヌ ク レ オ チ ド ; シ グナル伝達阻害剤;シグナル伝達モデュレーター;シグナル鎖抗原結合タンパク質;シゾ フィラン;ソブゾキサン;ナトリウムボロカプテート;ナトリウムフェニルアセテート; ソ ル ベ ロ ー ル ; ソ マ ト メ ジ ン 結 合 タ ン パ ク 質 ; ソ ネ ル ミ ン ; ス パ ル フ ォ ス 酸 ( sparfosic acid) ; ス ピ カ マ イ シ ン D; ス ピ ロ ム ス チ ン ; ス プ レ ノ ペ ン チ ン ; ス ポ ン ジ ス タ チ ン 1; ス クアラミン;幹細胞阻害剤;幹細胞分裂阻害剤;スチピアミド;ストロメリシン阻害剤; スルフィノシン;超活性血管作用腸管ペプチドアンタゴニスト;スラジスタ;スラミン; スワインソニン;合成グリコサミノグリカン;タリムスチン;タモキシフェンメチオジド ;タウロムスチン;タザロテン;テコガランナトリウム;テガファー;テルラピリリウム ;テロメラーゼ阻害剤;テモポルフィン;テモゾロミド;テニポシド;テトラクロロデカ 20 オキシド;テトラゾミン;タリブラスチン;タリドミド;チオコラリン;トロンボポイエ チン;トロンボポイエチン模倣体;チマルファシン;チモポイエチン受容体アゴニスト; チモトリナン;甲状腺刺激ホルモン;スズエチルエチオプルプリン;チラパザミン;チタ ノセンジクロライド;トポテカン;トプセンチン;トレミフェン;全能性幹細胞因子;翻 訳阻害剤;トレチノイン;トリアセチルウリジン;トリシリビン;トリメトレキセート; トリプトレリン;トロピセトロン;ツロステリド;チロシンキナーゼ阻害剤;チルフォス チ ン ; UBC阻 害 剤 ; ウ ベ ニ メ ッ ク ス ; 尿 生 殖 洞 由 来 成 長 抑 制 因 子 ; ウ ロ キ ナ ー ゼ 受 容 体 ア ン タ ゴ ニ ス ト ; バ プ レ オ チ ド ; バ リ オ リ ン B; ベ ク タ ー 系 赤 血 球 遺 伝 子 治 療 ; ベ ラ レ ソ ー ル;ベラミン;ベルジン;ベルテポルフィン;ビノレルビン;ビンキサルチン;ビタキシ ン;ボロゾール;ザノテロン;ゼニプラチン;ジラスコルブ;およびジノスタチンスチマ 30 ラマーを含む。 【0050】 Xは ま た 、 増 殖 抑 制 剤 、 例 え ば 、 ピ リ ト レ キ ム イ ソ チ オ ネ ー ト で あ り う る 。 ま た は 、 Xは 、 例えば、シトグルシドのような抗前立腺肥大剤、例えばタムスロシン塩酸塩のような良性 前立腺肥厚治療剤、または例えば、ペントモンのような前立腺増殖阻害剤でありうる。 【0051】 Xは ま た 、 限 定 さ れ る も の で は な い が 、 フ ィ ブ リ ノ ー ゲ ン 8 F; フ ル オ ロ ド ー パ パミドナトリウム 尿酸ナトリウム ドピラセト メシン 1 3 1 1 2 5 1 8 1 3 1 1 2 3 F; イ ン ス リ ン 1 2 5 I; ヨ ー ド ア ン チ ピ リ ン I; ヨ ー ド ピ ラ セ ト ;リオチロニン ールアセテート 2 0 3 1 3 1 I; リ オ チ ロ ニ ン 1 2 5 1 3 1 Hg; メ リ ソ プ ロ ー ル ェニン;テクネチウム チウム 9 9 m ム 9 9 m 9 9 m I; ヨ ー ド コ レ ス テ ロ ー ル 1 2 5 1 2 3 1 3 1 I; ヨ ー ド 馬 I; ヨ ー ド 馬 尿 酸 ナ ト リ ウ ム 1 2 3 I; イ オ メ シ ン 1 3 1 I; ヨ ー 1 2 5 I; イ オ 1 3 1 I; チ ロ シ ン I; メ リ ソ プ ロ ー ル ア セ テ ー ト 1 9 7 Hg; メ リ ソ プ ロ 1 9 7 Hg; セ レ ノ メ チ オ ニ ン 9 9 m 9 9 m 9 9 m 9 9 m 9 9 m 1 3 1 9 9 m 40 I T Tcジ ソ フ Tcイ ク サ メ タ ジ ム ; テ ク ネ Tcグ ル セ プ テ ー ト ; テ ク ネ チ ウ ム Tcメ ド ロ ネ ー ト 二 ナ ト リ ウ ム ; テ ク ネ チ ウ ム Tcオ キ シ ド ロ ネ ー ト ; テ ク ネ チ ウ ム Se; テ ク ネ チ ウ ム Tcビ シ セ ー ト ; テ ク ネ チ ウ ム Tcメ ブ ロ フ ェ ニ ン ; テ ク ネ チ ウ ム 9 9 m 7 5 1 I; ヨ ー ジ I; ヨ ー タ ラ ム 酸 ナ ト リ ウ ム Tcフ リ フ ォ ス ミ ン ; テ ク ネ チ ウ ム 9 9 m I; フ ル デ オ キ シ グ ル コ ー ス I; ロ ベ ン グ ア ン Tcエ チ ド ロ ネ ー ト ; テ ク ネ チ ウ ム ドフェニン;テクネチウム ネチウム 1 3 1 I; ロ フ ェ タ ミ ン 塩 酸 塩 c三 硫 化 ア ン チ モ ン コ ロ イ ド ; テ ク ネ チ ウ ム 9 9 m 1 3 1 I; ヨ ー ド 馬 尿 酸 ナ ト リ ウ ム I; ヨ ー タ ラ ム 酸 ナ ト リ ウ ム 1 2 5 I; イ ン ス リ ン 1 2 5 9 9 m 9 9 m Tcリ Tcメ ド ロ ネ ー ト ; テ ク Tcメ ル チ ア チ ド ; テ ク ネ チ ウ Tcペ ン テ テ ー ト ; テ ク ネ チ ウ ム 9 9 m Tcペ ン テ 50 (24) テートカルシウム三ナトリウム;テクネチウム ロキシム;テクネチウム ウム 9 9 m 9 9 m トリオレイン 1 3 1 1 2 5 9 9 m Tcセ ス タ ミ ビ ; テ ク ネ チ ウ ム Tcス ク シ マ ー ; テ ク ネ チ ウ ム Tcテ ボ ロ キ シ ム ; テ ク ネ チ ウ ム チド;チロキシン JP 2005-505580 A 2005.2.24 I; チ ロ キ シ ン 1 3 1 9 9 m 9 9 m 1 3 1 Tcシ ボ Tcイ オ ウ コ ロ イ ド ; テ ク ネ チ Tcテ ト ロ フ ォ ス ミ ン ; テ ク ネ チ ウ ム I; ト ル ポ ビ ド ン 9 9 m I; ト リ オ レ イ ン 9 9 m 1 2 5 Tcチ ア I; ま た は Iを 含 む 、 放 射 性 薬 剤 で あ り う る 。 【0052】 治 療 薬 ま た は 細 胞 毒 性 薬 剤 は 、 例 え ば 、 限 定 さ れ る も の で は な い が 、 三 環 系 抗 鬱 薬 (例 え ば、イミプラミン、デシプラミン、アミトリプチリン、クロミプラミン、トリミプラミン 、ドクサピン、ノルトリプチリン、プロトリプチリン、アモクサピンおよびマプロチリン ); 非 三 環 系 抗 鬱 薬 (例 え ば 、 セ ル ト ラ リ ン 、 ト ラ ゾ ド ン お よ び シ タ ロ プ ラ ム ); Ca++ア ン 10 タ ゴ ニ ス ト (例 え ば 、 ベ ラ パ ミ ル 、 ニ フ ェ ジ ピ ン 、 ニ ト レ ン ジ ピ ン お よ び カ ロ ベ リ ン ); カ ル モ デ ュ リ ン 阻 害 剤 (例 え ば 、 プ レ ニ ル ア ミ ン 、 ト リ フ ル オ ロ ペ ラ ジ ン お よ び ク ロ ミ プ ラ ミ ン ); ア ン フ ォ テ リ シ ン B; ト リ パ ラ ノ ー ル 類 似 体 (例 え ば 、 タ モ キ シ フ ェ ン ); 抗 不 整 脈 薬 (例 え ば 、 キ ニ ジ ン ); 抗 高 血 圧 薬 (例 え ば 、 レ セ ル ピ ン ); チ オ ー ル 涸 渇 剤 (例 え ば 、 ブ チ オ ニ ン お よ び ス ル フ ォ キ シ ミ ン )お よ び ク レ マ フ ォ ー ル ELの よ う な 多 剤 耐 性 低 減 剤 を 含 む抗癌補助的増強剤を含みうる。 【0053】 本発明の化合物はまた、顆粒球コロニー刺激因子のようなサイトカインと共に投与されう る 。 抗 癌 カ ク テ ル (例 え ば 、 本 発 明 の 薬 剤 と 組 み 合 わ せ た )に 用 い ら れ る 好 ま し い 抗 癌 剤 は 以 下 の も の を 含 む (い く つ か は 括 弧 に 示 さ れ る そ れ ら の 最 大 耐 量 (MTD)を 以 て ): ゲ ム シ タ 2 ビ ン (1000 mg/m ); メ ト ト レ キ セ ー ト (15 gm/m 2 静 脈 内 + 白 血 球 <500 mg/m 2 20 静 脈 内 w/o 2 白 血 球 ); 5-FU(500 mg/m /日 x 5日 間 ); FUDR(マ ウ ス に お い て 100 mg/kg x 5、 ヒ ト 動 脈 内 に お い て 0.6 mg/kg/日 ); FdUMP; ヒ ド ロ キ シ 尿 素 (男 性 に お い て 35 mg/kg/日 ); ド セ タ 2 2 キ セ ル (60∼ 100 mg/m ); デ ィ ス コ デ ル モ リ ド ; エ ポ チ ロ ン ; ビ ン ク リ ス チ ン (1.4 mg/m ) 2 2 ; ビ ン ブ ラ ス チ ン (段 階 的 増 量 : 3.3∼ 11.1 mg/m 、 ま た は ま れ に 18.5 mg/m ま で ); ビ ノ 2 レ ル ビ ン (30 mg/m /週 ); メ タ -パ ッ ク ; イ リ ノ テ カ ン (患 者 応 答 に 依 存 し て 50∼ 150 mg/m 2 、 1 x/週 ); SN-38(イ リ ノ テ カ ン よ り 100倍 強 力 ); 10-OHカ ン プ ト ; ト ポ テ カ ン (ヒ ト に お 2 2 い て 1.5 mg/m /日 、 1 x 静 脈 内 LD10マ ウ ス = 75 mg/m ); エ ト ポ シ ド (ヒ ト に お い て 100 m 2 2 g/m ); ア ド リ ア マ イ シ ン ; フ ラ ボ ピ リ ド ー ル ; Cis-Pt(ヒ ト に お い て 100 mg/m ); カ ル ボ 2 2 2 -Pt(ヒ ト に お い て 360 mg/m ); ブ レ オ マ イ シ ン (20 mg/m ); ミ ト マ イ シ ン C(20 mg/m ); 2 30 2 ミ ト ラ マ イ シ ン (30 sug/kg); カ ペ シ タ ビ ン (経 口 で 2.5 g/m ); シ タ ラ ビ ン (100 mg/m /日 2 ); 2-Cl-2'デ オ キ シ ア デ ノ シ ン ; フ ル ダ ラ ビ ン -P04(25 mg/m /日 、 x 5日 間 ); ミ ト キ サ ン 2 2 ト ロ ン (12∼ 14 mg/m ); ミ ト ゾ ロ ミ ド (>400 mg/m ); ペ ン ト ス タ チ ン ; ま た は ト ム デ ッ ク ス。 【0054】 Xは 、 好 ま し く は 、 メ ト ト レ キ セ ー ト の よ う な 代 謝 拮 抗 剤 で あ り う る 。 代 謝 拮 抗 物 質 は 、 葉酸型代謝拮抗物質、限定されるものではないが、以下の化合物およびそれらの誘導体を 含む:アザチオプリン、クラドリビン、シタラビン、ダカルバジン、リン酸フルダラビン 、フルオロウラシル、ゲンシタビンクロル水和物、メルカプトプリン、メトトレキセート 、ミトブロニトール、ミトタン、プログアニルクロル水和物、ピリメタミン、ラルチトレ 40 キシド、グルクロン酸トリメトレキセート、ウレタン、硫酸ビンブラスチン、硫酸ビンク リ ス チ ン な ど 。 よ り 好 ま し く は 、 Xは 、 例 え ば 、 メ ト ト レ キ セ ー ト 、 プ ロ グ ア ニ ル ク ロ ル 水和物、ピリメタミン、トリメトプリム、もしくはグルクロン酸トリメトレキセート、ま たはこれらの化合物の誘導体を含む薬剤の部類でありうる。 【0055】 も う 一 つ の 態 様 に お い て 、 Xは 、 限 定 さ れ る も の で は な い が 、 ア ク ラ ル ビ シ ン ク ロ ル 水 和 物、ダウノルビシンクロル水和物、ドキソルビシンクロル水和物、エピルビシンクロル水 和物、イダルビシンクロル水和物、ピラルビシンまたはゾルビシンクロル水和物を含む、 腫 瘍 性 薬 剤 の ア ン ト ラ サ イ ク リ ン フ ァ ミ リ ー の メ ン バ ー で あ り う る 。 さ ら に な お 、 Xは 、 カ ン プ ト セ シ ン 、 ま た は 10,11メ チ レ ン ジ オ キ シ カ ン プ ト セ シ ン の よ う な そ れ の 誘 導 体 も 50 (25) JP 2005-505580 A 2005.2.24 し く は 関 連 化 合 物 で あ り う る 。 Xは ま た 、 様 々 な 構 造 的 に 関 連 し た 化 合 物 を 含 む 、 化 合 物 の メ イ タ ン シ ノ イ ド フ ァ ミ リ ー か ら 選 択 さ れ う る 。 例 え ば 、 ア ン サ ミ ト シ ン P3、 メ イ タ ン シ ン 、 2'-N-デ メ チ ル メ イ タ ン ブ チ ン 、 ま た は メ イ タ ン ビ シ ク リ ノ ー ル は 、 メ イ タ ン シ ノ イドである。 【0056】 本発明のペプチド薬剤は、診断または治療的使用を容易にするために修飾または標識され うる。放射性、蛍光、重金属または他の薬剤のような検出可能標識が、本発明のペプチド 薬剤に結合されうる。ペプチド薬剤の単一、二重、または多重標識が、都合の良い場合が ある。例えば、アミン含有側または反応性基へのキレート基を介する、例えば 9 0 Yの 付 加 的 結 合 と 組 み 合 わ さ れ た 1つ ま た は 複 数 の 残 基 の 放 射 性 ヨ ウ 素 化 で の 二 重 標 識 は 、 組 み 合 10 わせ標識を可能にする。これは、広く分散した小さな腫瘍性細胞塊の同定のような専門の 診断上の要求に有用でありうる。 【0057】 本発明のペプチド類似体はまた、例えば、化合物のチロシン残基のハロゲン化により修飾 されうる。ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、またはアスタチンを含む。そのよ うなハロゲン化ペプチド薬剤は、例えば、ハロゲンが例えば、 2 3 I、 1 2 4 I、 1 2 5 I、 1 2 9 I、 1 3 1 I、 ま た は 2 1 1 1 8 F、 7 5 Br、 7 7 Br、 1 2 2 I、 1 Atの よ う な 放 射 性 同 位 元 素 で あ る 場 合 に は 、 検 出可能に標識されうる。本発明のハロゲン化化合物は、各ペプチド薬剤分子における少な く と も 1個 の ア ミ ノ 酸 に 、 お よ び 好 ま し く は 、 D-Tyr残 基 に 共 有 結 合 性 に 結 合 さ れ た ハ ロ ゲ ンを含む。他の適する検出可能修飾は、類似体、特にリシンを含むリンカーを有する類似 20 体 の リ シ ン 残 基 へ の 他 の 化 合 物 (例 え ば 、 フ ル オ レ セ イ ン の よ う な 蛍 光 色 素 )の 結 合 を 含 む 。 【0058】 本発明の生物学的ペプチド薬剤を放射標識するための放射性同位元素は、類似体の残基へ 共有結合性に結合されうるいずれの放射性同位元素も含みうる。放射性同位元素は、β線 もしくはγ線のいずれかを放射する放射性同位元素から選択されうるか、または、ペプチ ド薬剤は、例えば、類似体のリシン残基に共有結合性に結合されうる、キレート基を含む ように修飾されうる。キレート基は、その後、ガリウム、インジウム、テクネチウム、イ ッ テ ル ビ ウ ム 、 レ ニ ウ ム ま た は タ リ ウ ム (例 え ば 、 6 1 2 5 I、 6 7 Ga、 1 1 1 In、 9 9 m Tc、 1 6 9 Yb、 1 8 30 Re)の よ う な 様 々 な 放 射 性 同 位 元 素 の い ず れ か を 含 む よ う に 改 変 さ れ う る 。 【0059】 ペプチド薬剤が放射性同位元素の付着により改変される場合、好ましい放射性同位元素は 、用いられる薬剤の生物学的半減期に一致するか、またはより長い、放射性半減期を有す る も の で あ る 。 よ り 好 ま し く は 、 放 射 性 同 位 元 素 は 、 ハ ロ ゲ ン 原 子 の 放 射 性 同 位 元 素 (例 え ば 、 フ ッ 素 、 塩 素 、 臭 素 、 ヨ ウ 素 お よ び ア ス タ チ ン の 放 射 性 同 位 元 素 )、 よ り い っ そ う 好ましくは 7 5 Br、 7 7 Br、 7 6 Br、 1 2 2 I、 1 2 3 I、 1 2 4 I、 1 2 5 I、 1 2 9 I、 1 3 1 I、 ま た は 2 1 1 Atで あ る。 【0060】 放射性金属を含む結合体は、放射線撮影の画像化または放射線治療において有用である。 好ましい放射性同位元素はまた、 、 8 8 、 2 1 3 Y、 1 5 3 Sm、 Biお よ び 1 5 6 2 1 4 Ho、 1 6 5 Dy、 6 4 9 9 m Tc、 Cu、 9 7 5 1 Cr、 Ru、 1 0 3 6 7 Ga、 Ru、 6 8 1 8 6 Ga、 Re、 1 1 1 1 8 8 In、 Re、 1 6 8 2 0 3 Yb、 Pb、 1 4 0 2 1 1 La、 Bi、 9 0 2 1 2 Y 40 Bi Biを 含 む 。 金 属 の 選 択 は 、 所 望 の 治 療 的 ま た は 診 断 的 適 用 に 基 づ い て 決 定される。 【0061】 本 発 明 の 金 属 複 合 体 は 、 診 断 薬 お よ び /ま た は 治 療 薬 と し て 有 用 で あ る 。 検 出 可 能 な 標 識 は 、 Gd 3 + 、 Fe 3 + 、 Mn 3 + も し く は Cr 2 + のような重元素由来金属イオンまたは希土類イオンで あ り う る 。 常 磁 性 ま た は 超 常 磁 性 金 属 を 含 む 結 合 体 は 、 MRI画 像 化 適 用 に お け る 診 断 薬 と して有用である。結合体に用いられうる常磁性金属は、限定されるものではないが、クロ ミ ウ ム (III)、 マ ン ガ ン (II)、 鉄 (II)、 鉄 (III)、 コ バ ル ト (II)、 ニ ッ ケ ル (II)、 銅 (II)、 プ ラ セ オ ジ ム (III)、 ネ オ ジ ム (III)、 サ マ リ ウ ム (III)、 ガ ド リ ウ ム (III)、 テ ル ビ ウ ム (I 50 (26) JP 2005-505580 A 2005.2.24 II)、 ジ ス プ ロ シ ウ ム (III)、 ホ ル ミ ウ ム (III)、 エ ル ビ ウ ム (III)、 お よ び イ ッ テ ル ビ ウ ム (III)を 含 む 。 好 ま し く は 、 ポ リ マ ー は 、 Zが 常 磁 性 金 属 の 濃 度 で あ る 、 少 な く と も 10 mM 1 秒 - 1 Z - 1 、 12 mM - 1 秒 - 1 Z - 1 、 15 mM - 1 秒 - 1 Z - 1 、 ま た は 20 mM - 1 秒 - 1 Z - 1 - の緩和性を有する 。 【0062】 キレート基は、検出可能標識または他の分子を本発明のペプチド薬剤に間接的に結合する た め に 用 い ら れ う る 。 キ レ ー ト 基 は 、 二 機 能 性 安 定 キ レ ー ト 剤 が 1つ も し く は 複 数 の 末 端 または内部のアミノ酸反応性基に結合されうるように、ペプチド薬剤を放射性標識と連結 さ せ う る 。 そ れ ら は 、 イ ソ チ オ シ ア ネ ー ト β -Alaま た は エ ド マ ン 分 解 を 防 ぐ 適 切 な 非 α アミノ酸リンカーを介して連結されうる。当技術分野において公知のキレート剤の例は、 10 例 え ば 、 イ ミ ノ カ ル ボ キ シ ル お よ び ポ リ ア ミ ノ ポ リ カ ル ボ キ シ ル 反 応 性 基 、 DTPA(N,N-ビ ス [2-[ビ ス (カ ル ボ キ シ メ チ ル )ア ミ ノ ]エ チ ル ]グ リ シ ン )、 な ら び に DOTA(1,4,7,10-テ ト ラ ア ザ シ ク ロ ド デ カ ン -1,4,7,10-四 酢 酸 )を 含 む 。 【0063】 本発明の細胞毒性または治療性結合体は、ソマトスタチン受容体を認識する多数の既知の ソマトスタチン類似体のいずれか、例えば、上の定義において記載されているもの、を使 用 す る こ と が で き る 。 好 ま し く は 、 結 合 体 の ソ マ ト ス タ チ ン 類 似 体 部 分 は 、 10個 と 18個 の 間 の ア ミ ノ 酸 を 含 み 、 か つ コ ア 配 列 : シ ク ロ [Cys-Phe-D-Trp-Lys-Thr-Cys]を 含 む 。 好 ま し く は 、 類 似 体 の C末 端 は 、 Thr-NH2 で あ る 。 本 明 細 書 に 開 示 さ れ て い る ボ ン ベ シ ン 類 似 体 も、本発明のペプチド薬剤における細胞毒性薬剤または治療薬に結合されうる。 20 【0064】 ソマトスタチン類似体は、公知の化学的方法を用いて、細胞毒性薬剤または治療薬に直接 的 に 結 合 さ れ う る か 、 ま た は そ の 2つ の 部 分 が 間 接 的 結 合 に よ り 結 合 さ れ う る 。 例 え ば 、 類似体は、細胞毒性薬剤または治療薬に付着されるキレート基に付着されうる。キレート 基は、限定されるものではないが、イミノジカルボキシル基またはポリアミノポリカルボ キ シ ル 基 を 含 む 。 一 般 的 方 法 に つ い て は 、 例 え ば 、 Liuら 、 Bioconjugate Chem. 12(4):65 3、 2001; Chengら 、 国 際 公 開 公 報 第 89/12631号 ; Kiefferら 、 国 際 公 開 公 報 第 93/12112号 ; Albertら 、 米 国 特 許 第 5,753,627号 ; お よ び 国 際 公 開 公 報 第 91/01144号 を 参 照 さ れ た い ( そ れ ぞ れ は 、 参 照 と し て 本 明 細 書 に 組 み 入 れ ら れ て い る )。 【0065】 30 標識された、治療薬または細胞毒性薬剤の特異的ターゲティングは、生物活性ペプチドに 特異的な受容体を発現させている腫瘍の選択的破壊を可能にする。例えば、ソマトスタチ ン受容体を発現させている腫瘍は、肺、乳房、前立腺、結腸、脳、胃腸管、神経内分泌系 軸 、 肝 臓 、 腎 臓 な ど の 腫 瘍 を 含 む (Schaerら 、 Int. J. Cancer、 70:530-537、 1997; Chave ら 、 Br. J. Cancer 82(1):124-130、 2000; Evansら 、 Br. J. Cancer 75(6):798-803、 199 7を 参 照 )。 細 胞 毒 性 ソ マ ト ス タ チ ン ペ プ チ ド 類 似 体 も ま た 、 ソ マ ト ス タ チ ン 受 容 体 を 過 剰 発現させているもののような、腫瘍の脈管構造または血管形成性血管に特異的でありうる (Denzlerお よ び Reubi、 Cancer 85:188-198、 1999; Gulecら 、 J. Surg. Res. 97(2):131-1 37、 2001; Wolteringら 、 J. Surg. Res. 50:245、 1991を 参 照 )。 【0066】 40 本発明のペプチド薬剤は、ヒトのような哺乳動物の被験者へ、直接的にまたは当技術分野 において公知である任意の薬学的に許容される担体もしくは塩と組み合わせて投与されう る。薬学的に許容される塩は、薬学的工業において一般に使用される非毒性酸付加塩また は 金 属 複 合 体 を 含 み う る 。 酸 付 加 塩 の 例 は 、 酢 酸 、 乳 酸 、 パ モ 酸 ( pamoic acid) 、 マ レ イン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、コハク酸、安息香酸、パルミチン酸、ス ベリン酸、サリチル酸、酒石酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、またはトリフ ルオロ酢酸などのような有機酸;タンニン酸、カルボキシメチルセルロースなどのような 重合体の酸;および塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸などのような無機酸を含む。金属複 合体は、亜鉛、鉄などを含む。一つの典型的な薬学的に許容される担体は、生理的食塩水 である。他の生理学的に許容される担体およびそれらの製剤は、当業者に公知であり、例 50 (27) JP 2005-505580 A 2005.2.24 え ば 、 Remington's Pharmaceutical Sciences、 (第 18版 )、 A. Gennaro編 、 1990、 Mack Pu blishing Company、 Easton、 PAに 記 載 さ れ て い る 。 【0067】 本発明のペプチド薬剤またはその薬学的に許容される塩の治療的有効量の薬学的製剤は、 投 与 経 路 に 適 合 し た 薬 学 的 に 許 容 さ れ る 担 体 と 混 合 し て 、 経 口 で 、 非 経 口 で (例 え ば 、 筋 内 、 腹 腔 内 、 静 脈 内 も し く は 皮 下 の 注 射 、 吸 入 、 皮 内 に 、 点 眼 、 ま た は イ ン プ ラ ン ト )、 鼻腔内に、膣に、直腸に、舌下に、または局所的に投与されうる。 【0068】 製 剤 を 作 製 す る た め の 当 技 術 分 野 に お い て よ く 知 ら れ た 方 法 は 、 例 え ば 、 Remington's Ph armaceutical Sciences、 (第 18版 )、 A. Gennaro編 、 1990、 Mack Publishing Company、 Ea 10 ston、 PAに 見 出 さ れ る 。 経 口 使 用 向 け の 組 成 物 は 、 薬 学 的 組 成 物 の 製 造 の た め の 当 技 術 分 野に公知である任意の方法に従って、固体または液体の形に調製されうる。組成物は、選 択 的 に 、 よ り 口 に 合 う 調 製 の た め に 、 甘 味 料 、 調 味 料 、 着 色 料 、 香 料 お よ び /ま た は 保 存 料を含みうる。経口投与のための固体剤形は、カプセル、錠剤、ピル、粉末および顆粒を 含 む 。 そ の よ う な 固 体 形 に お い て 、 活 性 化 合 物 は 、 少 な く と も 1つ の 不 活 性 の 薬 学 的 に 許 容される担体または賦形剤と混合される。これらは、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナト リウム、乳糖、ショ糖、デンプン、リン酸カルシウム、リン酸ナトリウムまたはカオリン の よ う な 不 活 性 希 釈 剤 を 含 む 。 結 合 剤 、 緩 衝 剤 お よ び /ま た は 潤 滑 剤 (例 え ば 、 ス テ ア リ ン 酸 マ グ ネ シ ウ ム )も ま た 使 用 さ れ う る 。 錠 剤 お よ び ピ ル は 、 追 加 的 に 、 腸 溶 性 コ ー テ ィ ン グで調製されうる。 20 【0069】 経口投与のための液体剤形は、薬学的に許容される乳液、溶液、懸濁液、シロップおよび 軟ゼラチンカプセルを含む。これらの剤形は、水または油媒体のような当技術分野におい て一般に用いられる不活性希釈剤を含む。そのような不活性希釈剤の他に、組成物はまた 、湿潤剤、乳化剤および沈殿防止剤のような補助剤を含みうる。 【0070】 非経口投与のための製剤は、滅菌した水性または非水性溶液、懸濁液または乳濁液を含む 。適する溶媒の例は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、植物油、ゼラチ ン、水素付加されたナファレン、およびオレイン酸エチルのような注射可能有機エステル を含む。そのような製剤はまた、保存剤、湿潤剤、乳化剤および分散剤のような補助剤を 30 含 む 。 生 体 適 合 性 、 生 分 解 性 ラ ク チ ド ポ リ マ ー 、 ラ ク チ ド /グ リ コ リ ド コ ポ リ マ ー 、 ま た は ポ リ オ キ シ エ チ レ ン -ポ リ オ キ シ プ ロ ピ レ ン コ ポ リ マ ー が 、 化 合 物 の 放 出 を 制 御 す る た めに用いられうる。本発明のポリペプチドのための他の有用である可能性のある非経口送 達 系 は 、 エ チ レ ン -酢 酸 ビ ニ ル コ ポ リ マ ー 粒 子 、 浸 透 性 ポ ン プ 、 移 植 可 能 な 注 入 系 、 お よ びリポソームを含む。 【0071】 液体製剤は、例えば、細菌保持式フィルターを通しての濾過により、組成物へ滅菌剤を組 み込むことにより、または組成物を照射もしくは加熱することにより滅菌されうる。また は、それらは、使用直前に、滅菌水またはいくつかの他の滅菌注射可能媒体に溶解されう る滅菌した固体組成物の形としても製造されうる。 40 【0072】 直腸または膣の投与のための組成物は、好ましくは、活性物質に加えて、コカバターまた は坐剤蝋のような賦形剤を含みうる坐剤である。鼻または舌下の投与のための組成物もま た、当技術分野において公知の標準的賦形剤で調製されうる。吸入のための製剤は、賦形 剤 、 例 え ば 、 乳 糖 を 含 み う る か 、 ま た は 、 例 え ば 、 ポ リ オ キ シ エ チ レ ン -9-ラ ウ リ ル エ ー テル、グリココール酸塩およびデオキシコール酸を含む水溶液でありうるか、または、滴 下式もしくはスプレー式点鼻薬の形をとってのまたはゲルとしての投与のための油性溶液 でありうる。 【0073】 本発明の組成物における活性成分の量は、変わりうる。正確な個々の用量は、投与される 50 (28) JP 2005-505580 A 2005.2.24 ことになっているポリペプチド、投与の時期、投与の経路、製剤の性質、排出の速度、被 験者の状態の性質、および患者の年齢、体重、健康および性を含む様々な因子に依存して 、いくぶんか調整されうることを当業者は認識しているものと思われる。さらに、ソマト スタチンまたはボンベシンのような生物活性ペプチドにより標的化される状態の重症度も ま た 、 用 量 レ ベ ル に 影 響 を 及 ぼ す も の と 思 わ れ る 。 一 般 的 に 、 0.1 μ g/kg体 重 ∼ 100 mg/k g体 重 の 間 の 用 量 レ ベ ル が 、 1日 あ た り 単 一 用 量 と し て 投 与 さ れ る か 、 ま た は 複 数 回 の 用 量 へ と 分 割 さ れ る 。 好 ま し く は 、 一 般 的 な 用 量 範 囲 は 、 1日 あ た り 250 μ g/kg体 重 ∼ 5.0 mg/ kg体 重 の 間 で あ る 。 様 々 な 投 与 経 路 の 異 な る 効 率 か ら 見 て 、 必 要 と さ れ る 用 量 の 幅 広 い 変 動は、予想されるべきものである。例えば、経口投与は、一般的に、静脈注射による投与 より高い用量レベルを必要とすることが予想されるものと思われる。これらの用量レベル 10 における変動は、当技術分野においてよく知られている最適化のための標準の経験的なお きまりの手順を用いて調整されうる。一般的に、正確な治療的有効用量は、上の同定され た因子を考慮して、病院所属医師により決定されるものと思われる。 【0074】 本 発 明 の ポ リ ペ プ チ ド は 、 例 え ば 、 米 国 特 許 第 5,672,659号 お よ び 米 国 特 許 第 5,595,760号 に記載されるもののような徐放性組成物において投与されうる。即時放出性または徐放性 組成物の使用は、治療されることになっている状態の型に依存している。状態が急性また は超急性の疾患からなる場合には、即時放出型での治療が長時間放出の組成物より好まし いものと思われる。または、予防的もしくは長期間の治療については、徐放性組成物が一 般的に好ましいものと思われる。 20 【0075】 本発明のポリペプチドは、任意の適した方法で調製されうる。ポリペプチドは、天然に存 在する源から単離されうる、組換えで産生されうる、もしくは合成的に作製されうるか、 またはこれらの方法の組み合わせにより作製されうる。短いペプチドの合成は、当技術分 野 に お い て よ く 知 ら れ て い る 。 例 え ば 、 Stewartら 、 Solid Phase Peptide Synthesis(Pie rce Chemical Co.、 第 2版 、 1984)を 参 照 さ れ た い 。 本 発 明 の ペ プ チ ド は 、 当 技 術 分 野 に お い て 公 知 の 標 準 的 ペ プ チ ド 合 成 方 法 に 従 っ て 合 成 さ れ 、 下 の 実 施 例 1に お い て 例 証 さ れ う る。 【0076】 本発明は、以下の実施例により例示されているが、本発明を限定することを意図されるも 30 のでは決してない。 【0077】 実施例1 (+)-ア メ ト プ テ リ ン (メ ト ト レ キ セ ー ト )の ジ セ シ ウ ム 塩 の 調 製 メ ト ト レ キ セ ー ト (0.75 mmole)を 重 炭 酸 セ シ ウ ム (1.5 mmol)を 添 加 さ れ た 200 mlの 水 に 溶 解 し た 。 黄 色 溶 液 を 、 減 圧 下 で 蒸 発 さ せ な が ら 、 4時 間 撹 拌 し 、 油 性 残 留 物 を エ タ ノ ー ル に 溶 解 し た 。 こ れ を 、 残 留 の 水 を 除 去 す る た め に 3回 、 無 水 エ タ ノ ー ル か ら 蒸 発 さ せ た 。 【0078】 実施例2 2-ブ ロ モ -ア セ チ ル -D-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert- 40 ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-ε -tert-ブ チ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル -Lys-D-tert-ブ チ ル -Ty r-D-tert-ブ チ ル -Tyr-S-ト リ チ ル -Cys-Phe-D-Trp-ε -tert-ブ チ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル -Lystert-ブ チ ル -Thr-S-ト リ チ ル -Cys-tert-ブ チ ル -Thr-Rink( リ ン ク ) ア ミ ド 樹 脂 の 調 製 リ ン ク ア ミ ド MBHAポ リ ス チ レ ン 樹 脂 (0.25 mmole)[4-(2',4'-ジ メ ト キ シ フ ェ ニ ル -Fmoc-( ア ミ ノ メ チ ル )フ ェ ノ キ シ ア セ ト ア ミ ド -ノ ル ロ イ シ ル -メ チ ル ベ ン ズ ヒ ド リ ル ア ミ ン 樹 脂 、 100∼ 200メ ッ シ ュ 、 Novabiochem、 San Diego、 CA]を CS136自 動 ペ プ チ ド 合 成 機 (CS Bio, Inc.、 San Carlos、 CA)の 反 応 容 器 へ 添 加 し 、 お よ そ 1時 間 、 DMF中 に 膨 潤 さ せ た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 DMF中 の 20 % ピ ペ リ ジ ン の 過 剰 量 を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 20 % ピ ペ リ ジ ン を 添 加 し 、 樹 脂 Fmoc基 の 完 全 な 除 去 を 確 実 に す る た め に 2 0分 間 、 混 合 し た 。 脱 保 護 後 、 樹 脂 を DMFで 4回 洗 浄 し 、 そ の 後 、 第 一 の 保 護 ア ミ ノ 酸 、 Fmo 50 (29) JP 2005-505580 A 2005.2.24 c-Thr(tBut)(0.75 mmol)、 ジ イ ソ プ ロ ピ ル カ ル ボ ジ イ ミ ド (DIC)(0.75 mmol)、 お よ び N-ヒ ド ロ キ シ ベ ン ゾ ト リ ア ゾ ー ル 一 水 和 物 (HOBt)(0.75 mmol)を す べ て DMFに 溶 解 し て 、 樹 脂 に 添 加 し 、 混 合 し (1時 間 )、 続 い て 、 DMFで 4回 洗 浄 し た 。 【0079】 Fmoc基 を 、 再 び 、 20 % ピ ペ リ ジ ン /DMF溶 液 で の 処 理 に よ り 除 去 し 、 同 じ 一 般 的 結 合 手 順 に 従 っ て 、 以 下 の ア ミ ノ 酸 を そ の 増 大 す る ペ プ チ ド 鎖 と 連 続 的 に 反 応 さ せ た : Fmoc-S-ト リ チ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -L-ス レ オ ニ ン 、 N α -Fmoc-N i n α -Fmoc-N ε -Boc-L-リ シ ン 、 N -Boc-D-ト リ プ ト フ ァ ン 、 Fmoc-L-フ ェ ニ ル ア ラ ニ ン 、 Fmoc-S-ト リ チ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-チ ロ シ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-チ ロ シ ン 、 N α -Fmoc-N ε -B oc-L-リ シ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-セ リ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-セ リ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル 10 -D-セ リ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-セ リ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-セ リ ン 。 最 後 の Fmoc基 の 除 去 後 、 2-ブ ロ モ 酢 酸 を 同 じ 結 合 試 薬 を 用 い て N末 端 ア ミ ノ 基 へ 結 合 さ せ た 。 【0080】 実施例3 メ ト ト レ キ セ ー ト -ア セ チ ル -D-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -SerD-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-ε -tert-ブ チ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル -Lys-D-tert-ブ チ ル -Tyr-D-tert-ブ チ ル -Tyr-S-ト リ チ ル -Cys-Phe-D-Trp-ε -tert-ブ チ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル -Lys-tert-ブ チ ル -Thr-S-ト リ チ ル -Cys-tert-ブ チ ル -Thr-リ ン ク ア ミ ド 樹 脂 の 調 製 実 施 例 1で 調 製 さ れ た メ ト ト レ キ セ ー ト の ジ セ シ ウ ム 塩 (0.75 mmol)を 、 DMSOに 溶 解 し 、 丸 底 フ ラ ス コ 内 で 実 施 例 2で 調 製 さ れ た ペ プ チ ジ ル 樹 脂 (0.25 mmol)に 添 加 し た 。 懸 濁 液 を 水 20 浴 で 加 熱 し な が ら (40℃ 、 18時 間 )、 静 か に 混 合 し 、 濾 過 し 、 そ し て 大 量 の DMF、 続 い て メ タノールで洗浄した。最後の濾過後、誘導化された樹脂を一晩、空気乾燥させた。 【0081】 実施例4 メ ト ト レ キ セ ー ト -ア セ チ ル -D-Ser-D-Ser-D-Ser-D-Ser-D-Ser-Lys-D-Tyr-D-Tyr-シ ク ロ [C ys-Phe-D-Trp-Lys-Thr-Cys]-Thr-ア ミ ド の 調 製 実 施 例 3で 調 製 さ れ た メ ト ト レ キ セ ー ト -ペ プ チ ド 樹 脂 (0.25 mmol)を 丸 底 フ ラ ス コ に 置 き 、 水 (2.5 %)、 1,2-エ タ ン ジ チ オ ー ル (2.5 %)、 お よ び ト リ イ ソ プ ロ ピ ル シ ラ ン (1 %)を 含 む 15 mlの ト リ フ ル オ ロ 酢 酸 (TFA)溶 液 を 添 加 し た 。 懸 濁 液 を 撹 拌 し (2時 間 )、 濾 過 し 、 TFA で 数 回 、 洗 浄 し た 。 TFAを 減 圧 下 で 蒸 発 さ せ 、 そ の 結 果 生 じ た 油 に エ ー テ ル を 添 加 す る と 30 、 黄 色 の 粉 末 を 生 じ 、 そ の 後 、 そ れ を 60 % 酢 酸 (250 ml)に 溶 解 し た 。 メ タ ノ ー ル 中 の ヨ ウ素の濃厚溶液を、不変の褐色の着色が形成されるまで、勢いよく撹拌しながら、滴下方 式で添加し、その後、過剰のヨウ素を少量のアスコルビン酸の添加により除去した。 【0082】 溶 液 を 減 圧 下 で 約 10 mlの 容 量 ま で 濃 縮 し 、 粗 製 の メ ト ト レ キ セ ー ト ペ プ チ ド を C-18結 合 シ リ カ (Dynamax 300、 8 μ m)の カ ラ ム (21.4 mm x 250 mm)上 で の 予 備 的 逆 相 高 圧 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー (RP-hplc)に よ り 精 製 し た 。 20 mL/分 の 流 速 で の 直 線 的 勾 配 溶 出 系 を 使 用 し : 0.1 % TFAか ら な る 緩 衝 液 A、 お よ び 80 % MeCN中 の 0.1 % TFAの 緩 衝 液 B; 20 % B∼ 50 % Bを 1分 あ た り 1 %で 増 加 さ せ た 。 分 離 は 、 280 nmで モ ニ タ ー さ れ た 。 分 析 的 hplcに よ り 証明された純粋な生成物を含む画分をプールし、減圧下で濃縮し、凍結乾燥にかけた。ペ 40 プチドは、酢酸水溶液からの凍結乾燥により、恒量のふわふわした白色の粉末として得ら れ た 。 酸 加 水 分 解 物 の ア ミ ノ 酸 分 析 お よ び マ ト リ ッ ク ス 支 援 レ ー ザ ー 脱 離 質 量 分 析 法 (mat rix assisted laser desorption mass spectrometry)に よ り 正 し い 組 成 物 が 実 証 さ れ た 。 【0083】 実施例5 2-ブ ロ モ -ア セ チ ル -D-tert-ブ チ ル -Ser-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-tert-ブ チ ル -Ser-D-ter t-ブ チ ル -Tyr-D-tert-ブ チ ル -Ser-Gln-Trp-Ala-Val-β -Ala-tert-ブ チ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル -His-Phe-Nle-リ ン ク ア ミ ド 樹 脂 の 調 製 リ ン ク ア ミ ド MBHAポ リ ス チ レ ン 樹 脂 (0.25 mmole)[4-2',4'-ジ メ ト キ シ フ ェ ニ ル -Fmoc-(ア 50 (30) JP 2005-505580 A 2005.2.24 ミ ノ メ チ ル )フ ェ ノ キ シ ア セ ト ア ミ ド -ノ ル ロ イ シ ル -メ チ ル ベ ン ズ ヒ ド リ ル ア ミ ン 樹 脂 、 1 00∼ 200メ ッ シ ュ 、 (Novabiochem、 San Diego、 CA)]を CS136自 動 ペ プ チ ド 合 成 機 (CS Bio, Inc.、 San Carlos、 CA)の 反 応 容 器 へ 添 加 し 、 お よ そ 1時 間 、 DMF中 に 膨 潤 さ せ た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 DMF中 の 20 % ピ ペ リ ジ ン の 過 剰 量 を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 20 % ピ ペ リ ジ ン を 添 加 し 、 樹 脂 Fmoc基 の 完 全 な 除 去 を 確 実 に す る た め に 2 0分 間 、 混 合 し た 。 脱 保 護 後 、 樹 脂 を DMFで 4回 洗 浄 し 、 そ の 後 、 第 一 の 保 護 ア ミ ノ 酸 、 Fmo c-Nle(0.75 mmol)、 ジ イ ソ プ ロ ピ ル カ ル ボ ジ イ ミ ド (DIC)(0.75 mmol)、 お よ び N-ヒ ド ロ キ シ ベ ン ゾ ト リ ア ゾ ー ル 一 水 和 物 (HOBt)(0.75 mmol)を す べ て DMFに 溶 解 し て 、 樹 脂 に 添 加 し 、 混 合 し (1時 間 )、 続 い て 、 DMFで 4回 洗 浄 し た 。 【0084】 10 Fmoc基 を 、 再 び 、 20 % ピ ペ リ ジ ン /DMF溶 液 で の 処 理 に よ り 除 去 し 、 同 じ 結 合 試 薬 を 用 い て 、 実 施 例 2に 記 載 さ れ て い る よ う に 、 残 り の ア ミ ノ 酸 誘 導 体 お よ び 2ブ ロ モ 酢 酸 を 結 合 さ せた。 【0085】 実施例6 メ ト ト レ キ セ ー ト -ア セ チ ル -D-tert-ブ チ ル -Ser-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-te rt-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-tert-ブ チ ル -Ser-D-tert-ブ チ ル -Ser-tert-ブ チ ル -Se r-D-tert-ブ チ ル -Tyr-D-tert-ブ チ ル -Ser-Gln-Trp-Ala-Val-β -Ala-tert-ブ チ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル -His-Phe-Nle-リ ン ク ア ミ ド 樹 脂 の 調 製 実 施 例 1で 調 製 さ れ た メ ト ト レ キ セ ー ト の ジ セ シ ウ ム 塩 (0.75 mmol)を 、 DMSOに 溶 解 し 、 丸 20 底 フ ラ ス コ 内 で 実 施 例 5で 調 製 さ れ た ペ プ チ ジ ル 樹 脂 (0.25 mmol)に 添 加 し た 。 懸 濁 液 を 水 浴 で 加 熱 し な が ら (40℃ 、 18時 間 )、 静 か に 混 合 し 、 濾 過 し 、 そ し て 大 量 の DMF、 続 い て メ タノールで洗浄した。最後の濾過後、誘導化された樹脂を一晩、空気乾燥させた。 【0086】 実施例7 実 施 例 6で 調 製 さ れ た メ ト ト レ キ セ ー ト -ペ プ チ ド 樹 脂 (0.25 mmol)を 丸 底 フ ラ ス コ に 置 き 30 、 水 (2.5 %)、 1,2-エ タ ン ジ チ オ ー ル (2.5 %)、 お よ び ト リ イ ソ プ ロ ピ ル シ ラ ン (1 %)を 含 む 15 mlの ト リ フ ル オ ロ 酢 酸 (TFA)溶 液 を 添 加 し た 。 懸 濁 液 を 撹 拌 し (2時 間 )、 濾 過 し 、 TFA で 数 回 、 洗 浄 し た 。 TFAを 減 圧 下 で 蒸 発 さ せ 、 そ の 結 果 生 じ た 油 に エ ー テ ル を 添 加 す る と 、黄色の粉末を生じた。 【0087】 メ ト ト レ キ セ ー ト ペ プ チ ド を C-18結 合 シ リ カ (Dynamax 300 m、 8 μ m)の カ ラ ム (21.4 mm x 250 mm)上 で の 予 備 的 逆 相 高 圧 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー (RP-hplc)に よ り 精 製 し た 。 20 mL /分 の 流 速 で の 直 線 的 勾 配 溶 出 系 を 使 用 し : 0.1 % TFAか ら な る 緩 衝 液 A、 お よ び 80 % MeCN 中 の 0.1 % TFAの 緩 衝 液 B; 20 % B∼ 50 % Bを 1 %/分 で 増 加 さ せ た 。 分 離 は 、 280 nmで モ ニ タ ー さ れ た 。 分 析 的 HPLCに よ り 証 明 さ れ た 純 粋 な 生 成 物 を 含 む 画 分 を プ ー ル し 、 減 圧 下 で 40 濃縮し、凍結乾燥にかけた。ペプチドは、酢酸水溶液からの凍結乾燥により、恒量のふわ ふわした白色の粉末として得られた。酸加水分解物のアミノ酸分析およびマトリックス支 援 レ ー ザ ー 脱 離 質 量 分 析 法 (matrix assisted laser desorption mass spectrometry)に よ り正しい組成物が実証された。 【0088】 実施例8 細 胞 毒 性 薬 剤 -ペ プ チ ド 結 合 体 の 腫 瘍 細 胞 増 殖 へ の 効 果 セ ル タ イ タ ー (CellTiter)96細 胞 増 殖 キ ッ ト を 記 載 さ れ た プ ロ ト コ ー ル (Promega Corporat ion、 Madison、 WI)に 従 っ て 使 用 し た 。 異 な る ペ プ チ ド の 様 々 な 濃 度 を 含 む 培 地 (50 μ l) を 96ウ ェ ル キ ッ ト プ レ ー ト の 各 ウ ェ ル に そ れ ぞ れ 添 加 し 、 続 い て 、 5,000個 の 培 養 さ れ た I 50 (31) JP 2005-505580 A 2005.2.24 MR-32腫 瘍 細 胞 を 含 む 50 μ lの 懸 濁 液 を 添 加 し た 。 プ レ ー ト を 、 7日 間 お よ び 7日 間 ま で の 異 な る 期 間 、 加 湿 さ れ た 5 % CO2 雰 囲 気 中 で 、 37℃ で イ ン キ ュ ベ ー ト し た 。 キ ッ ト 染 色 溶 液 (15 μ l)を 各 ウ ェ ル へ 添 加 し 、 プ レ ー ト を 加 湿 さ れ た 5 % CO2 雰 囲 気 中 で 37℃ で 4時 間 、 イ ン キ ュ ベ ー ト し た 。 4時 間 後 、 100 μ lの 可 溶 化 /停 止 溶 液 を 各 ウ ェ ル に 添 加 し 、 ホ ル マ ザ ン 結 晶 の 完 全 な 可 溶 化 が 起 こ る ま で 37℃ で 1時 間 ま た は そ れ 以 上 、 イ ン キ ュ ベ ー シ ョ ン を 続 け た 。 個 々 の ウ ェ ル の 吸 光 度 は 、 そ の 後 、 96ウ ェ ル プ レ ー ト リ ー ダ ー を 用 い て 570 nm 波長で測定された。 【0089】 実施例9 ソ マ ト ス タ チ ン 類 似 体 の ラ ッ ト 下 垂 体 GH放 出 へ の イ ン ビ ト ロ で の 効 果 10 こ れ は 、 SRIF類 似 体 の 能 力 を 評 価 す る た め の 一 次 系 で あ り 、 歴 史 的 に ヒ ト サ ブ タ イ プ 2結 合 と も よ く 相 関 し て い る ソ マ ト ス タ チ ン サ ブ タ イ プ 2ラ ッ ト 受 容 体 関 連 系 と み な さ れ う る 。 【0090】 体 重 が 200 g∼ 250 gで 制 御 さ れ た 条 件 下 (500時 間 ∼ 1900時 間 、 点 灯 )の 家 を あ て が わ れ た 成 体 雄 ラ ッ ト 由 来 の 下 垂 体 前 葉 を 、 ト リ プ シ ン /DNア ー ゼ 方 法 に よ る 無 菌 技 術 を 用 い て 分 散 さ せ た 。 2.5 % ウ シ 胎 児 血 清 (GIBCO)、 3 % ウ マ 血 清 (GIBCO)、 下 垂 体 ド ナ ー 由 来 の 10 % 新 鮮 な ラ ッ ト 血 清 (た っ た 1時 間 だ け 氷 上 で 保 存 さ れ た )、 1 % MEM非 必 須 ア ミ ノ 酸 (GIBCO) 、 ゲ ン タ マ イ シ ン (10 ng/ml; Sigma)、 お よ び ナ イ ス タ チ ン (10,000 U/ml; GIBCO)を 追 加 し た 、 無 菌 濾 過 さ れ た ダ ル ベ ッ コ (Dulbecco)の 改 変 イ ー グ ル 培 地 (MEM)(Gibco Laboratori 20 es、 Grand Island、 NY(GIBCO))で 、 分 散 し た 細 胞 を 希 釈 し た 。 細 胞 を 血 球 計 で 数 え (下 垂 体 あ た り お よ そ 2,000,000細 胞 )、 ウ ェ ル あ た り 200,000細 胞 の 密 度 で ラ ン ダ ム に 培 養 皿 (Co -starク ラ ス タ ー 24; Rochester Scientific C.、 Rochester、 NY)に 蒔 く 。 蒔 か れ た 細 胞 を 、 加 湿 さ れ た 95 % 空 気 お よ び 5 % CO2 の 雰 囲 気 中 、 37℃ で 96時 間 、 上 の ダ ル ベ ッ コ の 培 地 で維持する。 【0091】 ホルモンの検証のための調製において、細胞を、古い培地および浮遊細胞を除去するため に 、 培 地 199(GIBCO)で 3回 洗 浄 す る 。 分 泌 促 進 物 質 の 各 用 量 (シ リ コ ー ン 処 理 し た 試 験 管 内 で 希 釈 さ れ た )を 、 1 % BSA(画 分 V; Sigma Chemical Co.、 St. Louis、 MO)を 含 む 1 ml 培 地 199の 全 容 量 に お い て 、 4連 の ウ ェ ル で 試 験 し た 。 GH刺 激 性 1 nM GRH(1-29)NH2 の 存 在 下 30 に お い て 、 細 胞 を SSま た は SS類 似 体 用 量 で パ ル ス す る 。 空 気 /二 酸 化 炭 素 の 雰 囲 気 中 (95/5 %)に お け る 37℃ で の 3時 間 後 、 培 地 を 取 り 出 し 、 ホ ル モ ン 含 有 量 に つ い て ア ッ セ イ す る ま で 20℃ で 保 存 す る 。 血 漿 お よ び 培 地 に お け る GHを 、 NIDDKお よ び 国 家 ホ ル モ ン 下 垂 体 プ ロ グ ラ ム (the National Hormone and Pituitary Program)に よ り 供 給 さ れ た 成 分 を 用 い る 標 準 二 重 抗 体 RIAに よ り 測 定 す る 。 【0092】 実 施 例 10 O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D -Ser-L-Nle-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -D-Tyr-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-Cy s-L-Phe-D-Trp-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-Lys-O-ベ ン ジ ル -L-Thr-S-4- 40 メ チ ル ベ ン ジ ル -L-Cys-O-ベ ン ジ ル -L-Thr-MBHA樹 脂 の 調 製 メ チ ル ベ ン ズ ヒ ド リ ル ア ミ ン (MBHA)ポ リ ス チ レ ン 樹 脂 (Bachem, Inc.、 Torrance、 CA)(0.2 5 mmole)を CS136自 動 ペ プ チ ド 合 成 機 (CS Bio, Inc.、 San Carlos、 CA)の 反 応 容 器 へ 添 加 し 、 お よ そ 1時 間 、 塩 化 メ チ レ ン (DCM)中 に 膨 潤 さ せ た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 10 % ジ イ ソ プ ロ ピ ル エ チ ル ア ミ ン (DIPEA)の 過 剰 量 を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 10 % DIPEAを 添 加 し 、 樹 脂 の 完 全 な 中 和 を 確 実 に す る た め に 5分 間 、 混 合 し た 。 中 和 後 、 樹 脂 を DCMで 4回 洗 浄 し 、 そ の 後 、 第 一 の 保 護 ア ミ ノ 酸 、 Boc-Thr(Bzl)-OH(0.75 mmo l)、 ジ イ ソ プ ロ ピ ル カ ル ボ ジ イ ミ ド (DIC)(0.75 mmol)、 お よ び N-ヒ ド ロ キ シ ベ ン ゾ ト リ ア ゾ ー ル 一 水 和 物 (HOBt)(0.75 mmol)を す べ て DMFに 溶 解 し て 、 樹 脂 に 添 加 し 、 混 合 し (1時 間 )、 続 い て 、 DCMで 4回 洗 浄 し た 。 50 (32) JP 2005-505580 A 2005.2.24 【0093】 tBoc基 を 40 % ト リ フ ル オ ロ 酢 酸 (TFA)DCMの 過 剰 量 を 添 加 す る こ と に よ り 除 去 し 、 2分 間 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 40 % TFAを 添 加 し 、 N末 端 tBocの 完 全 な 除 去 を 確 実 に す る た め に 20分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 過 剰 量 の 10 % ジ イ ソ プ ロ ピ ル エ チ ル ア ミ ン (DIPEA)を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 10 % DIPEAを 添 加 し 、 樹 脂 の 完 全 な 中 和 を 確 実 に す る た め に 5分 間 、 混 合 し た 。 中 和 後 、 樹 脂 を DCMで 4 回洗浄し、その後、同じ一般的結合手順に従って、以下のアミノ酸をその増大するペプチ ド 鎖 と 連 続 的 に 反 応 さ せ た : Boc-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -Lスレオニン、N α -Boc-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-リ シ ン 、 Boc-D-ト リ プ ト フ ァ ン 、 Boc-L-フ ェ ニ ル ア ラ ニ ン 、 Boc-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Boc-O- 10 ベ ン ジ ル D-セ リ ン 、 Boc-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -D-チ ロ シ ン 、 Boc-ノ ル ロ イ シ ン 、 Boc-O -ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 。 最 後 に 、 樹 脂 を メ タ ノ ー ル で 4回 洗 浄 し 、 一 晩、乾燥させておいた。 【0094】 実 施 例 11 の調製 20 実 施 例 10か ら の ペ プ チ ジ ル 樹 脂 を 5 mLの ア ニ ソ ー ル と 共 に 、 無 水 フ ッ 化 水 素 操 作 に 適 し た テ フ ロ ン 器 具 に 置 い た 。 反 応 容 器 を ア ル コ ー ル /ド ラ イ ア イ ス 浴 で 5分 間 、 冷 却 し 、 そ の 後 、 気 体 の 無 水 フ ッ 化 物 (HF)の 35 mLを 反 応 容 器 へ 凝 縮 さ せ た 。 浴 を ド ラ イ ア イ ス か ら 通 例 の 氷 へ 換 え 、 1時 間 混 合 さ せ て お き 、 そ の 後 、 HFを 窒 素 流 で 反 応 容 器 か ら 取 り 除 い た 。 ペ プ チ ド を 過 剰 の エ チ ル エ ー テ ル で 3回 沈 殿 さ せ て 濾 過 し た 。 濾 過 さ れ た 粗 ペ プ チ ド を 60∼ 9 0パ ー セ ン ト 酢 酸 (250 ml)に 溶 解 し た 。 メ タ ノ ー ル 中 の ヨ ウ 素 の 濃 厚 溶 液 を 、 不 変 の 褐 色 の着色が形成されるまで、勢いよく撹拌しながら、滴下方式で添加し、その後、過剰のヨ ウ素を少量のアスコルビン酸の添加により除去した。 【0095】 溶 液 を 減 圧 下 で 約 10 mlの 容 量 ま で 濃 縮 し 、 粗 ペ プ チ ド を C-18結 合 シ リ カ (Dynamax 300、 8 30 μ m)の カ ラ ム (21.4 mm x 250 mm)上 で の 予 備 的 逆 相 高 圧 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー (RP-hpl c)に よ り 精 製 し た 。 20 mL/分 の 流 速 で の 直 線 的 勾 配 溶 出 系 を 使 用 し : 0.1 % TFAか ら な る 緩 衝 液 A、 お よ び 80 % MeCN中 の 0.1 % TFAの 緩 衝 液 B; 20 % B∼ 50 % Bを 1分 あ た り 1 %で 増 加 さ せ た 。 分 離 は 、 280 nmで モ ニ タ ー さ れ た 。 分 析 的 hplcに よ り 証 明 さ れ た 純 粋 な 生 成 物 を含む画分をプールし、減圧下で濃縮し、凍結乾燥にかけた。ペプチドは、酢酸水溶液か らの凍結乾燥により、恒量のふわふわした白色の粉末として得られた。酸加水分解物のア ミノ酸分析およびマトリックス支援レーザー脱離質量分析法により正しい組成物が実証さ れた。 【0096】 実 施 例 12 40 の調製 改 変 さ れ た ク ロ ラ ミ ン -T反 応 を 実 施 例 11で 調 製 さ れ た ペ プ チ ド を ヨ ウ 化 す る た め に 使 用 し た 。 リ ン 酸 緩 衝 液 (0.05 Mの 200 μ L)を 1 2 5 ヨ ウ 素 の 20 mCiを 含 む 隔 壁 封 鎖 さ れ た バ イ ア ル に 添 加 し 、 こ れ を 反 応 容 器 と し て 供 し た 。 い っ た ん 中 和 さ れ た な ら ば 、 100 μ L リ ン 酸 緩 衝 液 に 溶 解 さ れ た 9.411 x 10 開 始 す る た め に 、 4.29 x 10 - 8 - 7 モルのペプチドを反応バイアルへ注入した。ヨウ化反応を モ ル の ク ロ ラ ミ ン -Tを 50 μ Lの 緩 衝 液 に お い て 反 応 バ イ ア 50 (33) JP 2005-505580 A 2005.2.24 ル へ 注 入 し た 。 反 応 容 器 を 15秒 ∼ 20秒 間 、 急 速 に ボ ル テ ッ ク ス し 、 そ の 後 、 50 μ l中 の 4. 3 x 10 - 6 モルのメタ亜硫酸水素ナトリウムを注入することにより反応を停止させた。 【0097】 精製: C18 セ プ パ ッ ク ラ イ ト ( SepPak Lite) カ ー ト リ ッ ジ (Waters Corp.、 Milford、 Mass.)を 反 応 物 か ら ペ プ チ ド を 精 製 す る た め に 使 用 し た 。 セ プ パ ッ ク を 、 10 mLの 無 水 エ タ ノ ー ル で 1 mL/分 の 流 速 で 洗 浄 す る こ と に よ り 活 性 化 し た 。 そ の 後 、 セ プ パ ッ ク を 10 mLの H2 Oで 洗浄した。その後、放射性反応混合物をセプパックへ添加し、続いて、5 % エタノールで の 反 応 容 器 の 3 mL洗 浄 を 3回 行 っ た 。 20 % エ タ ノ ー ル の 10 mLで セ プ パ ッ ク を 洗 浄 す る こ と に よ り 、 反 応 物 の 残 り か ら ペ プ チ ド を 分 離 し た 。 最 後 に 、 ペ プ チ ド を 、 0.01 N HCl中 の 10 80 % エ タ ノ ー ル の 溶 液 を 用 い て 250 μ Lの 一 定 分 量 に カ ラ ム か ら 溶 出 し 、 2 mL 滅 菌 ね じ 蓋式バイアルへ収集した。 【0098】 実 施 例 13 O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D -Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-Lys-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -L -Tyr-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -L-Tyr-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-Cys-L-Phe-D-Trp-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-Lys-O-ベ ン ジ ル -L-Thr-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-Cys-Oベ ン ジ ル -L-Thr-MBHA樹 脂 の 調 製 20 メ チ ル ベ ン ズ ヒ ド リ ル ア ミ ン (MBHA)ポ リ ス チ レ ン 樹 脂 (Bachem, Inc.、 Torrance、 CA)(0.2 5 mmole)を CS136自 動 ペ プ チ ド 合 成 機 (CS Bio, Inc.、 San Carlos、 CA)の 反 応 容 器 へ 添 加 し 、 お よ そ 1時 間 、 塩 化 メ チ レ ン (DCM)中 に 膨 潤 さ せ た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 10 % ジ イ ソ プ ロ ピ ル エ チ ル ア ミ ン (DIPEA)の 過 剰 量 を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 10 % DIPEAを 添 加 し 、 樹 脂 の 完 全 な 中 和 を 確 実 に す る た め に 5分 間 、 混 合 し た 。 中 和 後 、 樹 脂 を DCMで 4回 洗 浄 し 、 そ の 後 、 第 一 の 保 護 ア ミ ノ 酸 、 Boc-Thr(Bzl)-OH(0.75 mmo l)、 ジ イ ソ プ ロ ピ ル カ ル ボ ジ イ ミ ド (DIC)(0.75 mmol)、 お よ び N-ヒ ド ロ キ シ ベ ン ゾ ト リ ア ゾ ー ル 一 水 和 物 (HOBt)(0.75 mmol)を す べ て DMFに 溶 解 し て 、 樹 脂 に 添 加 し 、 混 合 し (1時 間 )、 続 い て 、 DCMで 4回 洗 浄 し た 。 【0099】 30 tBoc基 を 40 % ト リ フ ル オ ロ 酢 酸 (TFA)DCMの 過 剰 量 を 添 加 す る こ と に よ り 除 去 し 、 2分 間 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 40 % TFAを 添 加 し 、 N末 端 tBocの 完 全 な 除 去 を 確 実 に す る た め に 20分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 過 剰 量 の 10 % ジ イ ソ プ ロ ピ ル エ チ ル ア ミ ン (DIPEA)を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 10 % DIPEAを 添 加 し 、 樹 脂 の 完 全 な 中 和 を 確 実 に す る た め に 5分 間 、 混 合 し た 。 中 和 後 、 樹 脂 を DCMで 4 回洗浄し、その後、同じ一般的結合手順に従って、以下のアミノ酸をその増大するペプチ ド 鎖 と 連 続 的 に 反 応 さ せ た : Boc-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -Lスレオニン、N α -Boc-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-リ シ ン 、 Boc-D-ト リ プ ト フ ァ ン 、 Boc-L-フ ェ ニ ル ア ラ ニ ン 、 Boc-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Boc-O-2 ,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -D-チ ロ シ ン 、 Boc-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -D-チ ロ シ ン 、 N ε α -Boc-N 40 -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-リ シ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O- ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 。 上 と 同 じ 一 般 的 手 順 を 用 い て 、 最 後 の Boc基 を 除 去 し 、 ペ プ チ ド を 中 和 し 、 洗 浄 し た 。 【0100】 実 施 例 14 DOTA-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O -ベ ン ジ ル -D-Ser-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-Lys-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン 50 (34) JP 2005-505580 A 2005.2.24 ジ ル -L-Tyr-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -L-Tyr-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-Cys-L-Phe-D-Trp-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-Lys-O-ベ ン ジ ル -L-Thr-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -LCys-O-ベ ン ジ ル -L-Thr-MBHA樹 脂 の 調 製 DMFお よ び DMSOだ け を 含 む 有 機 溶 媒 に 非 常 に 不 溶 性 で あ る DOTAを 増 大 す る 鎖 の 遊 離 ア ミ ノ 基 へ 結 合 す る た め に 、 HOBtの 予 想 外 の 可 溶 化 効 果 を 利 用 す る 新 規 の 手 順 を 用 い た 。 ま ず 、 5 mmolの HOBTを 、 50 mL∼ 75 mLの DMSOを 含 む ビ ー カ ー に 溶 解 し 、 そ の 後 、 1.25 mmolの DOT Aを 添 加 し 、 DOTAが 溶 液 へ 入 り 込 む ま で 懸 濁 液 を 勢 い よ く 混 合 し た 。 DIC(1.25 mmol)を ビ ーカーに添加し、そして、この混合物をペプチジル樹脂へ添加し、一晩混合し、その後、 DMFで 4回 、 お よ び メ タ ノ ー ル で 4回 、 洗 浄 し た 。 【0101】 10 実 施 例 15 の調製 実 施 例 14に 記 載 さ れ る 保 護 さ れ た ペ プ チ ド 樹 脂 を 実 施 例 12に 記 載 さ れ て い る よ う に 、 液 体 HFを 用 い て 側 鎖 保 護 基 の 樹 脂 か ら の 切 断 お よ び 除 去 に か け た 。 そ の 後 、 遊 離 ペ プ チ ド を 環 20 化 し 、 ま た 実 施 例 12に 記 載 さ れ て い る よ う に 、 精 製 し た 。 【0102】 実 施 例 16 D-O-ベ ン ジ ル -Ser-O-ベ ン ジ ル -Ser-D-O-ベ ン ジ ル -Ser-O-ベ ン ジ ル -Ser-D-O-ベ ン ジ ル -Ser -O-ベ ン ジ ル -Ser-D-O-ベ ン ジ ル -Ser-O-ベ ン ジ ル -Ser-D-O-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -Tyr-D-O-ベ ン ジ ル -Ser-Gln-Trp-Ala-Val-β -Ala-ト シ ル -His-Phe-Nle-MBHA樹 脂 の 調 製 メ チ ル ベ ン ズ ヒ ド リ ル ア ミ ン (MBHA)ポ リ ス チ レ ン 樹 脂 (Bachem, Inc.、 Torrance、 CA)(0.2 5 mmole)を CS136自 動 ペ プ チ ド 合 成 機 (CS Bio, Inc.、 San Carlos、 CA)の 反 応 容 器 へ 添 加 し 、 実 施 例 13に 記 載 さ れ て い る よ う に 、 ア ミ ノ 酸 誘 導 体 の 連 続 的 添 加 に よ り ペ プ チ ド を 構 築した。 30 【0103】 実 施 例 17 実 施 例 16に 記 載 さ れ る 保 護 さ れ た ペ プ チ ド 樹 脂 を 実 施 例 12に 記 載 さ れ て い る よ う に 、 液 体 HFを 用 い て 側 鎖 保 護 基 の 樹 脂 か ら の 切 断 お よ び 除 去 に か け た 。 そ の 後 、 遊 離 ペ プ チ ド を ま た 実 施 例 12に 記 載 さ れ て い る よ う に 、 精 製 し た 。 【0104】 40 実 施 例 18 ボンベシンアゴニスト類似体のモルモット膵臓腺房細胞アミラーゼ放出へのインビトロで の効果 1つ の モ ル モ ッ ト 膵 臓 由 来 の 分 散 腺 房 を 150 mlの 標 準 イ ン キ ュ ベ ー シ ョ ン 溶 液 に 懸 濁 し 、 試 料 (250 ml)を 37℃ で 30分 間 、 イ ン キ ュ ベ ー ト し 、 ア ミ ラ ー ゼ 放 出 を フ ァ デ バ ス (Phadeba s)試 薬 方 法 に よ り 測 定 し た 。 イ ン キ ュ ベ ー シ ョ ン 間 に 細 胞 外 の 培 地 へ と 放 出 さ れ た ア ミ ラ ーゼ放出を、インキュベーションの初めでの腺房におけるアミラーゼ活性のパーセンテー ジ と し て 計 算 し た 。 最 大 半 減 の 刺 激 値 (EC5 0 )を 測 定 す る た め に 、 様 々 な 濃 度 の ボ ン ベ シ ン 標準および類似体を様々な濃度でインキュベートした。 【0105】 50 (35) JP 2005-505580 A 2005.2.24 実 施 例 19 1 2 5 I標 識 JF-08-73 お よ び JF-08-53 10 の生体分布 ペ プ チ ド を 実 施 例 12に 記 載 さ れ て い る よ う に 、 放 射 標 識 し た 。 放 射 性 ペ プ チ ド の 最 高 量 を 含 む 第 二 の ね じ 蓋 式 バ イ ア ル を 、 3 %未 満 の エ タ ノ ー ル の 最 終 濃 度 に 達 す る よ う に リ ン 酸 緩 衝 食 塩 水 で 希 釈 し た 。 溶 液 を 、 2 mLを 超 え ず に 3等 分 に し 、 各 ラ ッ ト へ 腹 腔 内 に 注 射 し た 。 尿 お よ び 糞 を 吸 着 性 パ ッ ド 上 に 一 晩 収 集 し た 。 24時 間 目 に 、 ラ ッ ト を 殺 し て 、 解 剖 し 、下の器官のそれぞれの重さを計り、用量キャリブレータにおいて計算した。結果は、図 2に 示 さ れ て い る 。 【0106】 20 実 施 例 20 チオコルヒチンの調製 コ ル ヒ チ ン (1.25 mmole)を 10.0 mLの 水 に 溶 解 し 、 ナ ト リ ウ ム メ タ ン チ オ レ ー ト (7.13 mmo l)を 添 加 し た 。 黄 色 の 溶 液 を 24時 間 、 撹 拌 し 、 そ の 後 、 ETOH: ク ロ ロ ホ ル ム (1:1)で 3回 抽 出し、その後、所望の化合物を黄色の結晶として得るように蒸発させた。 【0107】 実 施 例 21 脱アセチルチオコルヒチンの調製 実 施 例 1か ら の 生 成 物 に 、 5.0 mLの メ タ ノ ー ル お よ び 5.0 mLの 2 N HClを 添 加 し 、 そ の 溶 液 を ド ラ イ 窒 素 下 で 18時 間 、 還 流 し た 。 メ タ ノ ー ル を 蒸 留 し て 飛 ば し 、 残 留 の 溶 液 を NaOHで 30 再 中 和 し 、 ク ロ ロ ホ ル ム で 3回 抽 出 し 、 最 後 に 、 ア セ ト ニ ト リ ル /水 か ら 黄 色 の 粉 末 と し て 凍結乾燥した。 【0108】 実 施 例 22 脱 ア セ チ ル チ オ コ ル ヒ チ ン -3-チ オ ジ プ ロ ピ オ ニ ル -N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-Lys-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-SerO-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-O-ベ ン ジ ル -D -Ser-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-L-Nle-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -D-Tyr-O-ベ ン ジ ル -D-Ser-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-Cys-L-Phe-D-Trp-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-Lys-O-ベ ン ジ ル -L-Thr-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-Cys-O-ベ ン ジ ル -L-Thr-MBHA樹 脂 の 調 製 40 メ チ ル ベ ン ズ ヒ ド リ ル ア ミ ン (MBHA)ポ リ ス チ レ ン 樹 脂 (Bachem, Inc.、 Torrance、 CA)(0.2 5 mmole)を CS136自 動 ペ プ チ ド 合 成 機 (CS Bio, Inc.、 San Carlos、 CA)の 反 応 容 器 へ 添 加 し 、 お よ そ 1時 間 、 塩 化 メ チ レ ン (DCM)中 に 膨 潤 さ せ た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 10 % ジ イ ソ プ ロ ピ ル エ チ ル ア ミ ン (DIPEA)の 過 剰 量 を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 10 % DIPEAを 添 加 し 、 樹 脂 の 完 全 な 中 和 を 確 実 に す る た め に 5分 間 、 混 合 し た 。 中 和 後 、 樹 脂 を DCMで 4回 洗 浄 し 、 そ の 後 、 第 一 の 保 護 ア ミ ノ 酸 、 Boc-Thr(Bzl)-OH(0.75 mmo l)、 ジ イ ソ プ ロ ピ ル カ ル ボ ジ イ ミ ド (DIC)(0.75 mmol)、 お よ び N-ヒ ド ロ キ シ ベ ン ゾ ト リ ア ゾ ー ル 一 水 和 物 (HOBt)(0.75 mmol)を す べ て DMFに 溶 解 し て 、 樹 脂 に 添 加 し 、 混 合 し (1時 間 )、 続 い て 、 DCMで 4回 洗 浄 し た 。 【0109】 50 (36) JP 2005-505580 A 2005.2.24 tBoc基 を 40 % ト リ フ ル オ ロ 酢 酸 (TFA)DCMの 過 剰 量 を 添 加 す る こ と に よ り 除 去 し 、 2分 間 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 40 % TFAを 添 加 し 、 N末 端 tBocの 完 全 な 除 去 を 確 実 に す る た め に 20分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 過 剰 量 の 10 % ジ イ ソ プ ロ ピ ル エ チ ル ア ミ ン (DIPEA)を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 10 % DIPEAを 添 加 し 、 樹 脂 の 完 全 な 中 和 を 確 実 に す る た め に 5分 間 、 混 合 し た 。 中 和 後 、 樹 脂 を DCMで 4 回洗浄し、その後、同じ一般的結合手順に従って、以下のアミノ酸をその増大するペプチ ド 鎖 と 連 続 的 に 反 応 さ せ : Boc-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -L-ス レオニン、N α -Boc-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-リ シ ン 、 Boc-D-ト リ プ ト フ ァ ン 、 Boc-L-フ ェ ニ ル ア ラ ニ ン 、 Boc-S-4-メ チ ル ベ ン ジ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-2,6-ジ ク ロ ロ ベ ン ジ ル -D-チ ロ シ ン 、 Boc-ノ ル ロ イ シ ン 、 Boc-O- 10 ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リ ン 、 Boc-O-ベ ン ジ ル -D-セ リン、N α -Boc-N ε -(2-ク ロ ロ ベ ン ジ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル )-L-リ シ ン 、 3-チ オ ジ プ ロ ピ オ ン 酸 、 そ し て 、 最 後 に 、 tBoc脱 保 護 段 階 な し に 、 脱 ア セ チ ル チ オ コ ル ヒ チ ン を DCM/Dic中 で 結 合 し た 。 最 後 に 、 樹 脂 を メ タ ノ ー ル で 4回 洗 浄 し 、 一 晩 、 乾 燥 さ せ て お い た 。 【0110】 実 施 例 23 脱 ア セ チ ル チ オ コ ル ヒ チ ン -3-チ オ ジ プ ロ ピ オ ニ ル -D-Ser-D-Ser-D-Ser-D-Ser-D-Ser-D-Se r-D-Ser-D-Ser-D-Ser-D-Ser-L-ノ ル ロ イ シ ン -D-Tyr-D-Ser-シ ク ロ [L-Cys-L-Phe-D-Trp-L- 20 Lys-L-Thr-L-Cys]-L-Thr-NH2 の 調 製 実 施 例 10か ら の ペ プ チ ジ ル 樹 脂 を 5 mLの ア ニ ソ ー ル と 共 に 、 無 水 フ ッ 化 水 素 操 作 に 適 し た テ フ ロ ン 器 具 に 置 い た 。 反 応 容 器 を ア ル コ ー ル /ド ラ イ ア イ ス 浴 で 5分 間 、 冷 却 し 、 そ の 後 、 気 体 の 無 水 フ ッ 化 物 (HF)の 35 mLを 反 応 容 器 へ 凝 縮 さ せ た 。 浴 を ド ラ イ ア イ ス か ら 通 例 の 氷 へ 換 え 、 1時 間 混 合 さ せ て お き 、 そ の 後 、 HFを 窒 素 流 で 反 応 容 器 か ら 取 り 除 い た 。 ペ プ チ ド を 過 剰 の エ チ ル エ ー テ ル で 3回 沈 殿 さ せ て 濾 過 し た 。 濾 過 さ れ た 粗 ペ プ チ ド を 60∼ 9 0パ ー セ ン ト 酢 酸 (250 ml)に 溶 解 し た 。 メ タ ノ ー ル 中 の ヨ ウ 素 の 濃 厚 溶 液 を 、 不 変 の 褐 色 の着色が形成されるまで、勢いよく撹拌しながら、滴下方式で添加し、その後、過剰のヨ ウ素を少量のアスコルビン酸の添加により除去した。 【0111】 30 溶 液 を 減 圧 下 で 約 10 mlの 容 量 ま で 濃 縮 し 、 粗 ペ プ チ ド を C-18結 合 シ リ カ (Dynamax 300、 8 μ m)の カ ラ ム (21.4 mm x 250 mm)上 で の 予 備 的 逆 相 高 圧 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー (RP-hpl c)に よ り 精 製 し た 。 20 mL/分 の 流 速 で の 直 線 的 勾 配 溶 出 系 を 使 用 し : 0.1 % TFAか ら な る 緩 衝 液 A、 お よ び 80 % MeCN中 の 0.1 % TFAの 緩 衝 液 B; 20 % B∼ 50 % Bを 1分 あ た り 1 %で 増 加 さ せ た 。 分 離 は 、 280 nmで モ ニ タ ー さ れ た 。 分 析 的 HPLCに よ り 証 明 さ れ た 純 粋 な 生 成 物 を含む画分をプールし、減圧下で濃縮し、凍結乾燥にかけた。ペプチドは、酢酸水溶液か らの凍結乾燥により、恒量のふわふわした黄色の粉末として得られた。酸加水分解物のア ミノ酸分析およびマトリックス支援レーザー脱離質量分析法により正しい組成物が実証さ れた。 【0112】 40 実 施 例 24 カンプトセシンの塩化アシルの調製 カ ン プ ト セ シ ン (0.574 mmole)を 100 mL 丸 底 フ ラ ス コ 内 で 30 mL 無 水 DCMに 懸 濁 し た 。 こ の ス ラ リ ー へ 、 20 mL 無 水 DCM中 に 溶 解 さ れ た DMAP(2,455 mmole)を ド ラ イ 窒 素 雰 囲 気 下 に お い て 0℃ で 20分 間 に 渡 っ て 添 加 し た 。 ホ ス ゲ ン (0.965 mmole)を ス ラ リ ー へ 添 加 し 、 0℃ で 30分 間 、 お よ び 室 温 で 2時 間 、 混 合 し た 。 過 剰 の ホ ス ゲ ン お よ び 塩 化 メ チ レ ン を 蒸 発 さ せ、カンプトセシンの塩化アシルを塩化メチレンに溶解した。 【0113】 実 施 例 25 カ ン プ ト セ シ ン -カ ル ボ ニ ル -Sar-D-tert-ブ チ ル -Ser-ノ ル ロ イ シ ン -D-tert-ブ チ ル -Tyr-D 50 (37) JP 2005-505580 A 2005.2.24 -tert-ブ チ ル -Ser-S-ト リ チ ル -Cys-Phe-D-Trp-ε -tert-ブ チ ル オ キ シ カ ル ボ ニ ル -Lys-ter t-ブ チ ル -Thr-S-ト リ チ ル -Cys-tert-ブ チ ル -Thr-リ ン ク ア ミ ド 樹 脂 の 調 製 リ ン ク ア ミ ド MBHAポ リ ス チ レ ン 樹 脂 (0.063 mmole)[4-(2',4'-ジ メ ト キ シ フ ェ ニ ル -Fmoc-( ア ミ ノ メ チ ル )フ ェ ノ キ シ ア セ ト ア ミ ド -ノ ル ロ イ シ ル -メ チ ル ベ ン ズ ヒ ド リ ル ア ミ ン 樹 脂 、 100∼ 200メ ッ シ ュ 、 Novabiochem、 San Diego、 CA]を CS136自 動 ペ プ チ ド 合 成 機 (CS Bio, Inc.、 San Carlos、 CA)の 反 応 容 器 へ 添 加 し 、 お よ そ 1時 間 、 DMF中 に 膨 潤 さ せ た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 DMF中 の 20 % ピ ペ リ ジ ン の 過 剰 量 を 添 加 し 、 2分 間 、 混 合 し た 。 樹 脂 を 濾 過 し 、 再 び 、 過 剰 量 の 20 % ピ ペ リ ジ ン を 添 加 し 、 樹 脂 Fmoc基 の 完 全 な 除 去 を 確 実 に す る た め に 2 0分 間 、 混 合 し た 。 脱 保 護 後 、 樹 脂 を DMFで 4回 洗 浄 し 、 そ の 後 、 第 一 の 保 護 ア ミ ノ 酸 、 Fmo c-Thr(tBut)(0.188 mmol)、 ジ イ ソ プ ロ ピ ル カ ル ボ ジ イ ミ ド (DIC)(0.188 mmol)、 お よ び N- 10 ヒ ド ロ キ シ ベ ン ゾ ト リ ア ゾ ー ル 一 水 和 物 (HOBt)(0.188 mmol)を す べ て DMFに 溶 解 し て 、 樹 脂 に 添 加 し 、 混 合 し (1時 間 )、 続 い て 、 DMFで 4回 洗 浄 し た 。 【0114】 Fmoc基 を 、 再 び 、 20 % ピ ペ リ ジ ン /DMF溶 液 で の 処 理 に よ り 除 去 し 、 同 じ 一 般 的 結 合 手 順 に 従 っ て 、 以 下 の ア ミ ノ 酸 を そ の 増 大 す る ペ プ チ ド 鎖 と 連 続 的 に 反 応 さ せ た : Fmoc-S-ト リ チ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -L-ス レ オ ニ ン -N -Fmoc-N i n α -Fmoc-N ε -Boc-L-リ シ ン 、 N α -Boc-D-ト リ プ ト フ ァ ン 、 Fmoc-L-フ ェ ニ ル ア ラ ニ ン 、 Fmoc-S-ト リ チ ル -L-シ ス テ イ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-セ リ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-チ ロ シ ン 、 N α -Fmoc-ノ ル ロ イ シ ン 、 Fmoc-O-t-ブ チ ル -D-セ リ ン 、 Fmoc-サ ル コ シ ン 。 最 後 の Fmoc基 の 除 去 後 、 実 施 例 24 か ら の カ ン プ ト セ シ ン 塩 化 ア シ ル を 樹 脂 に 添 加 し 、 一 晩 混 合 し 、 大 量 の DMF、 続 い て DCM、 20 その後メタノールで洗浄した。最後の濾過後、誘導体化樹脂を一晩、空気乾燥させた。 【0115】 実 施 例 26 カ ン プ ト セ シ ン -カ ル ボ ニ ル -Sar-D-Ser-Nle-D-Tyr-D-Ser-シ ク ロ [Cys-Phe-D-Trp-Lys-Thr -Cys]-Thr-ア ミ ド の 調 製 実 施 例 25で 調 製 さ れ た カ ン プ ト セ シ ン -ペ プ チ ド 樹 脂 (0.063 mmol)を 丸 底 フ ラ ス コ に 置 き 、 水 (2.5 %)、 1,2-エ タ ン ジ チ オ ー ル (2.5 %)、 お よ び ト リ イ ソ プ ロ ピ ル シ ラ ン (1 %)を 含 む 15 mlの ト リ フ ル オ ロ 酢 酸 (TFA)溶 液 を 添 加 し た 。 懸 濁 液 を 撹 拌 し (2時 間 )、 濾 過 し 、 TFA で 数 回 、 洗 浄 し た 。 TFAを 減 圧 下 で 蒸 発 さ せ 、 そ の 結 果 生 じ た 油 に エ ー テ ル を 添 加 す る と 、 黄 色 の 粉 末 を 生 じ 、 そ の 後 、 そ れ を 60 % 酢 酸 (250 ml)に 溶 解 し た 。 メ タ ノ ー ル 中 の ヨ 30 ウ素の濃厚溶液を、不変の褐色の着色が形成されるまで、勢いよく撹拌しながら、滴下方 式で添加し、その後、過剰のヨウ素を少量のアスコルビン酸の添加により除去した。 【0116】 溶 液 を 減 圧 下 で 約 10 mlの 容 量 ま で 濃 縮 し 、 粗 製 の カ ン プ ト セ シ ン ペ プ チ ド を C-18結 合 シ リ カ (Dynamax 300、 8 μ m)の カ ラ ム (21.4 mm x 250 mm)上 で の 予 備 的 逆 相 高 圧 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー (RP-hplc)に よ り 精 製 し た 。 20 mL/分 の 流 速 で の 直 線 的 勾 配 溶 出 系 を 使 用 し : 0.1 % TFAか ら な る 緩 衝 液 A、 お よ び 80 % MeCN中 の 0.1 % TFAの 緩 衝 液 B; 20 % B∼ 50 % Bを 1分 あ た り 1 %で 増 加 さ せ た 。 分 離 は 、 280 nmで モ ニ タ ー さ れ た 。 分 析 的 hplcに よ り 証 明された純粋な生成物を含む画分をプールし、減圧下で濃縮し、凍結乾燥にかけた。ペプ チドは、酢酸水溶液からの凍結乾燥により、恒量のふわふわした白色の粉末として得られ た。酸加水分解物のアミノ酸分析およびマトリックス支援レーザー脱離質量分析法により 正しい組成物が実証された。 【0117】 ( 表 1 ) ラ ッ ト 下 垂 体 細 胞 の 初 代 培 養 か ら の GH放 出 を 抑 制 し う る 様 々 な ソ マ ト ス タ チ ン 類 似体の結合体の能力 比 較 と し て 、 天 然 ソ マ ト ス タ チ ン -14は 、 0.15 nMの IC5 0 値 を 有 す る (ND = 実 施 さ れ ず )。 40 (38) JP 2005-505580 A 2005.2.24 10 20 30 (39) JP 2005-505580 A 2005.2.24 10 20 30 (40) JP 2005-505580 A 2005.2.24 10 20 30 【0118】 他の態様: 本発明は、好ましい態様に関して記載してきたが、当業者は、容易に、それの本質的特徴 40 を確かめることができ、かつ、その真意および範囲から逸脱することなく、それを様々な 使用および条件に適合させるために本発明の様々な変化および改変を作成することができ る。当業者は、本明細書に記載される本発明の特定の態様に対する多くの等価物を認識す るか、またはただ日常的実験だけを用いて確かめることができるものと思われる。そのよ うな等価物は、本発明の範囲に含まれるものとする。 【0119】 明細書に言及されているすべての刊行物、特許および出願は、参照として本明細書に組み 入れられている。 【図面の簡単な説明】 【0120】 50 (41) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (図1)非結合型メトトレキセートおよび非結合型ソマトスタチン類似体セグメントと比 較 し た 、 典 型 的 メ ト ト レ キ セ ー ト -ソ マ ト ス タ チ ン 結 合 体 の 神 経 芽 細 胞 腫 IMR-32細 胞 の 増 殖 へ の 抑 制 効 果 を 示 す グ ラ フ で あ る 。 こ の イ ン ビ ト ロ 系 に お け る メ ト ト レ キ セ ー ト -ペ プ チド結合体とメトトレキセート単独の等価の効力は、容易に明らかである。対照ペプチド JF-08-89は 、 である。 10 ( 図 2 ) 本 発 明 の 親 水 性 ペ プ チ ド 薬 剤 の 生 体 分 布 を 示 す グ ラ フ で あ る 。 2つ の 1 2 5 I標 識 さ れた親水性ソマトスタチン類似体が描かれている。肝臓を含む正常組織における放射能の 蓄積の欠如、ならびに尿および糞における標識ペプチド薬剤の迅速かつ高効率の排出に注 目 さ れ た い 。 ペ プ チ ド JF-08-73は 、 。 ペ プ チ ド JF-08-53は 、 20 である。 【図1】 【図2】 (42) 【国際公開パンフレット】 JP 2005-505580 A 2005.2.24 (43) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (44) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (45) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (46) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (47) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (48) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (49) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (50) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (51) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (52) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (53) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (54) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (55) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (56) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (57) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (58) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (59) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (60) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (61) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (62) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (63) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (64) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (65) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (66) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (67) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (68) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (69) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (70) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (71) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (72) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (73) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (74) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (75) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (76) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (77) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (78) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (79) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (80) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (81) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (82) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (83) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (84) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (85) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (86) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (87) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (88) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (89) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (90) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (91) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (92) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (93) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (94) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (95) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (96) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (97) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (98) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (99) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (100) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (101) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (102) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (103) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (104) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (105) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (106) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (107) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (108) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (109) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (110) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (111) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (112) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (113) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (114) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (115) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (116) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (117) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (118) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (119) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (120) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (121) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (122) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (123) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (124) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (125) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (126) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (127) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (128) 【国際公開パンフレット(コレクトバージョン)】 JP 2005-505580 A 2005.2.24 (129) 【国際公開パンフレット(コレクトバージョン)】 JP 2005-505580 A 2005.2.24 (130) 【国際調査報告】 JP 2005-505580 A 2005.2.24 (131) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (132) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (133) JP 2005-505580 A 2005.2.24 (134) JP 2005-505580 A 2005.2.24 フロントページの続き 7 (51)Int.Cl. FI A61P テーマコード(参考) 9/00 A61P 11/00 A61P 11/00 A61P 13/08 A61P 13/08 A61P 15/00 A61P 15/00 A61P 25/00 A61P 25/00 A61P 27/02 A61P 27/02 A61P 35/00 A61P 35/00 A61K 49/02 C C07K 14/655 // C07K 14/655 (81)指定国 AP(GH,GM,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),EP(AT, BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,LU,MC,NL,PT,SE,SK,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EC,EE,ES, FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,MZ,N O,NZ,OM,PH,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN,YU,ZA,ZM,ZW (特許庁注:以下のものは登録商標) テフロン (72)発明者 コイ デイビッド エイチ. アメリカ合衆国 ルイジアナ州 ニューオーリンズ 4ス ストリート 1529 (72)発明者 フセリアー ジョセフ エイ. アメリカ合衆国 ルイジアナ州 ニューオーリンズ ネロン プレイス 8220 (72)発明者 マーフィー ウィリアム エイ. アメリカ合衆国 ルイジアナ州 スリデル セイント クリストファー ドライブ 1242 (72)発明者 スン リチュン アメリカ合衆国 ルイジアナ州 ニューオーリンズ アパートメント 209 サウス クライボ ルン アベニュー 6440 Fターム(参考) 4C076 CC27 EE59 FF70 4C084 AA02 AA07 AA17 BA01 BA09 BA18 BA19 BA23 BA24 BA44 DB01 NA13 ZA012 ZA332 ZA362 ZA592 ZA662 ZA812 ZB262 4C085 HH00 HH03 KA11 KA26 KA29 KB82 LL05 LL07 LL09 LL11 LL12 LL13 LL18 4H045 AA10 AA30 BA10 BA12 BA17 BA50 BA72 CA40 DA35 EA23 FA74