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資料5:松岡委員提出資料

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資料5:松岡委員提出資料
資料5
「公的不動産(PRE)活用の論点」
2015.7.10
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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目次
1.名古屋大学にみるPRE戦略(FM戦略)
2.公共施設マネジメントの論点(英国事例より)
3.グローバル視点でのPRE/FMの流れ
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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1.名古屋大学にみるPRE戦略(FM戦略)
■施設(PRE)全体計画の重要性
CMP1995(東山キャンパス一次案)
空間の骨格や建築の特徴によるデザインガイドライン
CMP1997
都市や地域との共生
CMP2001
大学憲章に基づく全学的協力
CMP2005
FMによる大学経営への貢献
不変的に継承すべきものに蓄積を重ね進化を続ける
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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1.名古屋大学にみるPRE戦略(FM戦略)
■施設(PRE)情報の見える化の重要性
・施設台帳・図面管理システム、建物設備管理システムの導入06〜
・データに基づく、ファシリティマネジメント(FM)、デザインマネジメント
(DM)、エネルギーマネジメント(EM)の統合
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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1.名古屋大学にみるPRE戦略(FM戦略)
2007年度 施設運営費ベンチマーク調査
■ベンチマーキングの重要性
◯維持管理費と光熱水料等費の関係
旧帝大と理系国公立大で、維持
管理費より光熱水料等費が大
私立大は維持管理費が大
(清掃費・警備委託費大)
学生確保のためにキャンパス環
境重視
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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1.名古屋大学にみるPRE戦略(FM戦略)
■多様な財源の獲得と整備手法の検討の必要性
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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2.公共施設マネジメントの論点(英国事例より)
■英国リバプール市のアセットマネジメントの取組み
◯概要:
イングランド北西 海運都市 ザ・ビートルズ生誕地
面積112千㎡ 人口435,000人
◯ヒアリング対象:
Head of Property & Asset Management Services (プロパティ&アセットマネジメントサービス部門)
◯状況
・かつて、海運業で栄えた都市は衰退し、近年ようやく産
業復興へと向かっている
・80年代に450,000の人口が5000人減少したが、ようやく
減少が止り安定し始めた
・海辺のエリアに開発をすすめ、住民を増やすことで税収
を上げる方策を検討
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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2.公共施設マネジメントの論点(英国事例より)
■英国リバプール市のアセットマネジメントの取組み
■市長の公約によるリバプール創生の投資計画例
【基本方針】
◯民活による財源確保と運営協力
◯学校 自主管理
・行政(Loacal Authority)による開発、メンテナンスは自己財源
・次期3カ年計画で、30の学校を統廃合する予定
◯中央図書館 民営化
・26の図書館に集約の予定(約50%を廃止)
・PFIのスキームを導入・・・FM契約(地元デベ企業を採用)・・・雇用獲得
・中央図書館は、代表的なPFIプロジェクト。既存の老朽建物の躯体を活かし、民
間企業による改修を実施。
【LCC資産の証券化】
・1,002百万ポンド(学校を除く市保有土地の価値は約2000億円)に及ぶ資産は、
契約毎に市場価値で貸付け、長期的収入となる。また、投資家らとの協業を検
討、IRRやリスク要因で評価される。
・SLBー利回り次第で運用資産もSLB化を検討
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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2.公共施設マネジメントの論点(英国事例より)
■英国リバプール市のアセットマネジメントの取組み
■市長の公約によるリバプール創生の投資計画例
【投資ファンド】
・Asset Backed Vehicles:組織から分離した資産を裏付けに発行される証券
資産担保証券化SPCの組成・・・(リバプール創生プロジェクト)
【パブリックプライベートファンド】
・RGF(地域成長ファンド)やプライベートファンド(エクイティやサブローン)を組成
する
【共同利用化】(デベとパブリックパートナー)
・Europearn Support for Sustainable Investement in City area
特定街区向けに長期開発ファンドを組成(特区)
【新規政府ファンド】
・コミュニティインフラストラクチャー課税(CIL)
cf.下関市で、税務署がコミュニティー運営の基盤である『自治会』に対して、運
営費用のために行っている事業に対して、『収益事業』という名目で、法人税
の課税を行いだした。
・Tax increment finance (特定エリアの財産税を資金化する方法TIF)
・地域のベンチャーキャピタルローンファンド(貸付債券ファンド)
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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3.グローバル視点でのPRE/FMの流れ
■ISOアセットマネジメント55000sとISO ファシリティマネジメント41000s
●なぜ、民活化ができるのか・・・マネジメントの仕組みが国際標準化されている
●スキームとしての仕組み作りと管理運営のマネジメントシステムが回っている
●ISOAM 55000sは、2015年に発効済み。日本でも既に、9件の認証が実現
◯これにより、PREの適切な管理が公的に評価されるようになった
●ISOFMの国際標準の流れ
・英国を中心に、欧州標準を策定(EN15221s)から国際標準化へと発展
◯ISO FMは、ガイドライン(認証規定ではない)として2016年発行予定
・ISO 18480-1 ファシリティマネジメント ー用語と定義
・ISO 18480−2 業務委託プロセスと合意書作成の手引き
⇒組織内のFMサービス業務を分析し、業務委託プロセス
(Sourcing Strategy:ソーシング戦略を解説、最適運営の手順を示す)
●ISO FMは、ISO41000sとして認証規定となる見込み
●ISO AMが、インフラ資産を中心に施設資産全体のマネジメント評価
●ISO FMは、インフラ資産を含む全ての施設資産についての適切な管理運営の
マネジメントシステムを評価する内容となる見込み
Campus Planning and Environment Management Office , Nagoya University
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