育児日誌 その105 「子どもに愛 メッセージを」

子育て支援センター
お母さんは、あなた
が弟の面倒をよく見て
育児日誌
その１０５
くれるから助かるわ！
「子どもに愛♡メッセージを」
「たくさん遊べて楽しかったね。もうすぐ夕ご飯だから一緒に片付けよう～。」
「早く片付けなさい！さっきから何回も言ってるでしょ！」・・・
子どもに親の思いを伝える時、その言い方は人それぞれですが、最後はいつも大声で怒っ
て親子共々後味の悪い思いで過ごすという経験はありませんか？
心理学に『You(あなた)メッセージ』と『Ｉ(私)メッセージ』という言葉があります。
『あ
なたメッセージ』は、「あなたは、・・・だ。」という言い方になり、相手を責めたり非難し
たり、指示をするような言い方になります。一方『私メッセージ』は、
「私(お母さん)は、
・・・
だ。」と、私がどう考え、どう感じているかという言い方で、自分のどんな思いを相手にわ
かってほしいのかを率直に伝える効果があります。
他にも、公共の場で騒いでいる子どもに、
「うるさくしていたら、○○さんに怒られるで！」
とか、「言う事聞かなかったら、お父さんに怒ってもらおうか！」と、自分できちんと言う
べきことを他の人に責任転嫁する言い方をする人がありますが、これは自分のコミュニケー
ションに責任を持っていないので、子どもの心に響くものではありませんね。
親が自分の考えに責任を持って、それをきちんと言葉にして子どもに伝えることが大事な
のです。
さて、時間に遅れた時、
「（あなたは）遅かったな！」と言われるより、
「(私は）心配した
よ！」と言われる方が、相手に対する愛を感じますよね。
親のＩ(私)メッセージから、子どもは自分の考えをきちんと相手に伝えるコミュニケーシ
ョンのスタイルを学んでいくのだと思いますよ。