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旧関東財務局活用事業 公募要項 平成 26 年 8 月 横浜市
旧関東財務局活用事業 公募要項 平成 26 年 8 月 横浜市 1 目次 1 2 3 4 公募の概要 (1) 公募の目的 (2) 公募の主催者 (3) 活用施設の概要 (4) 活用事業の仕組み (5) 活用の範囲 (6) 公募の手順 (7) 選考方法 (8) 公募スケジュール(予定) (9) 問合先 活用事業について (1) 活用事業の背景及び現状の課題 (2) 活用事業の目的 (3) 導入すべき機能(必須要件) (4) 提案することが望ましい事項 活用上の制約及び手続等 (1) 建築関係法令等に関する手続の流れ (2) 横浜市工事の計画案 (3) 活用上の制約 (4) 構造上の制約 (5) 設備上の制約 (6) 横浜市火災予防条例による制約 (7) 都市計画等に関する制約 貸付条件 (1) 貸付の方法 (2) 貸付期間 (3) 貸付料及び契約保証金 (4) 連帯保証人 (5) 転貸に伴う留意事項 (6) 貸付料の改訂 (7) 工事区分 (8) 維持管理 (9) 市の事業への参加等の協力 p.6 p.9 p.12 p.16 2 (10) 5 応募手続き (1) 公募要項の公開 イ 施設見学会 ウ 質問受付 エ 回答の公表 オ 参考資料の貸与 7 登録申込 ア 登録者の資格 イ 欠格事項 ウ 登録手続き エ 登録者の変更 オ 資格審査及び結果通知 カ 登録の取消 キ 登録の取下 ク その他 (3) p.18 施設見学会及び質問回答 ア (2) 6 契約終了時の留意事項 応募申込 ア 応募者の資格 イ 応募手続き ウ 公募要項の承諾 エ 禁止事項 オ 応募の取消 カ 応募の取下 キ その他 提案書作成要領 (1) 提案書 (2) 事業実績に関する資料 選考(事業予定者の決定) (1) 事業予定者の決定方法 (2) 選考体制 (3) 事業予定者等の選考結果の通知及び公表 (4) 審査項目及び配点 p.19 p.21 p.23 p.25 3 8 9 事業計画協議 (1) 事業計画の策定 (2) 事業計画協議書の提出 (3) 事業者工事の設計協議 (4) 事業計画協定の締結 (5) 事業予定者決定の取消 (6) 費用負担 定期建物賃貸借契約の締結 p.27 p.28 10 契約期間における義務及び事業評価 p.28 11 契約終了後の再契約 p.28 12 その他 p.28 4 添付資料一覧 資料 1 横浜市文化芸術創造都市施策の基本的な考え方 URL:http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/kangaekata/ 資料 2 現状の課題(関内・関外地区におけるクリエーター等の集積状況) 資料 3 文化芸術創造都市―クリエイティブシティ・ヨコハマの形成に向けた提言 URL: http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/soutoshi/management/pdf/creativecity-yoko hama-teigen-h16.1.pdf 資料 4 アーティスト・クリエーターのための事務所等開設支援助成 芸術不動産リノベーション助成 URL:http://ycc.yafjp.org/grants 資料 5 日本大通り活性化委員会資料 HP:http://www.nihonodori.jp/ 資料 6 想定プランにおける避難安全検証法による検証結果 資料 7 改修計画案(平面図、立面図、耐震補強計画、電気設備計画、機械設備計画) 資料 8 市指定有形文化財指定図 資料 9 工事区分表 資料 10 BUSINESS CREATIVE YOKOHAMA 【参考資料】 横浜市文化観光局の施策・事業を紹介した冊子等を次に示します。活用提案に際して参考に してください。 ○ 横浜市文化観光局アニュアルレポート 2012 URL:http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/about/pdf/bkannualreport2012.pdf ○ 創造都市横浜 URL:http://yokohama-sozokaiwai.jp/ http://yokohama-sozokaiwai.jp/wop/wp-content/uploads/2014/05/ycc_outline.pdf ○ 関内外 OPEN ! URL:http://ycc.yafjp.org/kannaigai ○ 定期建物賃貸借契約書(例) ※ 例を示したものです。条項について、変更する場合があります。 5 1 公募の概要 (1) 公募の目的 横浜市の指定有形文化財(平成 25 年 11 月 15 日指定)である旧関東財務局について、創 造産業の集積を推進し、賑わいの創出及び経済の活性化につなげる中核施設として本格活用 します。この度、新たに活用する本施設について、民間事業者の持つ、リーシング力、プロ モーション力、ブランディング力、コーディネート力を活かすため、活用事業者を広く公募 し、選考することとしました。 (2) 公募の主催者 横浜市 (3) 活用施設の概要 ア 土地情報 所在地 横浜市中区日本大通 34 番地 土地面積(貸付面積) 666.93 ㎡(※1) 都市計画による制限 区域区分 :市街化区域 用途地域 :商業地域 建ぺい率/容積率 :80%/700% 地域まちづくり の計画等 高度地区 :第 7 種高度地区 防火・準防火 :防火地域 地区計画 :日本大通り用途誘導地区地区計画 景観計画 :関内地区日本大通り特定地区 都市景観協議地区 :関内地区日本大通り特定地区 :横浜公園側 24m/日本大通り側 35m 前面道路幅員 イ 建物情報 建物概要 建物履歴 構造等 :鉄筋コンクリート造 設計 :渡辺 延床面積 :1,953 ㎡(※1) 建築面積 :382 ㎡(※1) 地上 4 階地下 1 階 節 昭和 3 年 2 月 日本綿花株式会社横浜支店として創建 昭和 29 年 国が取得 昭和 35 年 2 月 関東財務局横浜財務部として使用開始 平成 9 年 3 月~12 月 横浜地方裁判所仮庁舎として使用 平成 15 年 3 月 横浜市が取得 平成 15 年 8 月 横浜市登録歴史的建造物として台帳登録 平成 17 年~平成 22 年 創造界隈 ZAIM 等として暫定活用 平成 25 年 11 月 横浜市指定有形文化財として指定 6 (4) 活 活用事業の仕 仕組み 耐 耐震補強及び び躯体改修工 工事を横浜市 市が実施した た後、建物及び中庭を一括 括して事業者 者に定期 建物 物賃貸借契約 約により貸し し付けます。 その後、事 事業者は必要な内装等工事 事を実施した た上で、 施設 設の運営・管 管理を行いま ます。(以下、 、横浜市と定 定期建物賃貸 貸借契約を結 結ぶ相手を「事業者」 とい いう。) 事業者 転貸等 クリエーター等 貸付料 料 横浜 浜市 -内 内装工事、電気 気・機 械設備工事の一 械 一部 -テ テナントリーシ ング、施 施設運 営等 営 クリエーター等 耐震補強 強及び 躯体改修 修工事 定期建物賃貸 貸借契約 活用の範囲 (5) 活 旧 旧関東財務局 局の建物及び び中庭を一括 括して貸し付 付けます。貸付範囲の活用 建物前面 用に加え、建 の日 日本大通り歩 歩道部分につ ついてもオー ープンカフェとして利用す する等の活用 用を行います す。なお、 旧労 労働基準局と との間の屋根 根が架かって ている部分と建物北側の屋根のない部 部分を合わせ せて、中 庭と と呼びます。 活用範囲 活用範囲 貸付範囲 貸付 付範囲 日本大通り 中庭 ※3 旧労働基準局 旧 旧関東財務局 (中区役所別館) ) ※2 日本大通り 横浜公園 園 ▼ 屋根 中庭 旧関東財 財務局 旧労働基準局 旧 (中 中区役所別館) ) ※2 ※3 3 7 (6) 公募の手順 7 選考 5 応募手続き 事業者による工事着工 協議 定期建物賃貸借契約締結 審査 p.27 p.28 p.28 事業計画協定締結 p.20 事業計画協議書の提出 審査 事業計画協議開始 p.20 応募申込受付 p.18 p.18 登録 登録申込受付 回答の公表 質問受付 p.18 事業予定者決定 施設見学会 公募要項の公開 6 提案書作成 8 事業計画協議 p.27 p.18 p.21 p.25 p.27 2 か月以内 概ね 1 年以内 (7) 選考方法 公募型プロポーザル方式により行い、選考は、横浜市附属機関設置条例に基づき設置して いる「横浜市創造界隈形成推進員会」に置く「旧関東財務局事業評価及び運営団体選考分科 会」が実施します。 (8) 公募スケジュール(予定) 平成 26 年 8月 19 日(火) 公募要項の公開 9月 2 日(火)、5 日(金) 施設見学会(2 回開催) 5 日(金)~12 日(金) 質問受付(1 回目) 上旬 回答の公表(1 回目) 10 日(金)~17 日(金) 質問受付(2 回目) 22 日(水)~29 日(水) 登録申込受付 11 月 中旬 回答の公表(2 回目) 12 月 10 日(水)~17 日(水) 応募申込受付 10 月 平成 27 年 1月 1 次審査(書類審査) ~3 月 2 次審査(プレゼンテーション審査) 選考結果の通知及び公表 市による耐震補強及び躯体改修工事着工 3月 平成 28 年 ~ 事業計画協議 春 事業計画協定及び定期建物賃貸借契約の手続き、 事業者による内装等工事着工 市及び事業者による工事完了 夏 オープン (9) 問合先 横浜市 文化観光局 創造都市推進課 担当 高橋、坂井 横浜市中区尾上町 1-8 関内新井ビル 6 階 所在 〒231-0015 電話 045-671-3506 E-mail [email protected] ※1 測量等により若干の変更の可能性があります。 ※2 本施設に隣接する旧労働基準局は、中区役所別館として整備します。 ※3 中庭は活用上の制約があります。詳しくは、「3 活用上の制約及び手続等」をご覧ください。 8 2 活用事業について (1) 活用事業の背景及び現状の課題 ア 横浜市の創造都市政策について 横浜市では、旧市街地である関内地区などにおける歴史的建造物の減少による良好な景 観の喪失や、オフィス空室率の顕在化などによる都心部の活力の低下を背景として、都心 部活性化に向け、 「文化芸術振興」や「経済振興」といったソフト施策と「まちづくり」な どのハード施策を一体的に取り組む「文化芸術創造都市=クリエイティブシティ」の取組 (※1)を進めてきました。 この中で、関内・関外地区における歴史的建造物や倉庫などを活用した創造界隈拠点(※ 2)の整備や、民間の空きビルの転用による活動拠点化などを通じて、都心部の活性化を先 導する創造的活動を担う主体として、アーティスト・クリエーター(※3)の集積を進めてき ました。 イ 「横浜市文化芸術創造都市施策の基本的な考え方」について 横浜市ではこれまで、横浜版成長戦略「観光・創造都市戦略」 (※4)として、創造産業(※ 5)の集積を進めるとともに、拠点間のネットワークを構築し、「にぎわいの創造」「横浜経 済の活性化」につなげる取り組みを進めてきました。 この「観光・創造都市戦略」を一層推進していくために、平成 24 年 12 月に「横浜市文 化芸術創造都市施策の基本的な考え方」(資料 1。以下、「基本的な考え方」という。)を策 定しました。これは、期間を概ね 10 年として、文化芸術創造都市に関する今後の施策展開 の基本的な考え方をまとめたもので、この中で、4 つの基本方針を次の通り定めています。 【基本方針1】 市民の文化芸術活動を支援し、心豊かな市民生活の実現を目指します。 【基本方針 2】 子どもたちをはじめとする次世代育成を進めます。 【基本方針 3】 アーティスト・クリエーターを支援し、創造性を生かしたまちづくりを進めます。 【基本方針 4】 賑わいづくり・観光 MICE 振興にもつながる、横浜らしい先進的な文化芸術を国内外 に発信します。 ウ 現状の課題 上記施策により、関内・関外地区では、創造界隈拠点における創造的活動や助成事業(※ 6)等によりクリエーター等の集積が進んでいますが、彼らの活動を関内・関外地区の経済 活性化につなげていくには、資料 2 の図に示す「スモールオフィスⅡ」に該当するような 市場競争力の高いクリエーター等の誘致を強化するとともに、多様な人材を受け入れる環 境を整備し、誘致したクリエーター等相互の交流機会の創出やネットワークづくりが必要 であると考えています。 また、旧関東財務局が立地する日本大通り地区は、海へ向かって歴史的建造物が立ち並 ぶ横浜を代表するエリアです。この魅力的な景観を生かし、当該地区のより一層の賑わい 創出が求められています。 9 エ 旧関東財務局の位置付けについて 現状の課題を踏まえ、旧関東財務局は、イの基本的な考え方の基本方針 3 の(2)「創造的 産業(※7)につながるネットワーク形成」に資する施設として位置付けています。 具体的には、市指定有形文化財としての建物の魅力や日本大通りという立地を生かし、 関内・関外地区における創造産業の集積をけん引し、さらに集積したクリエーター等が相 互に交流し、刺激し合うことを可能にするネットワークづくりをすすめる中核施設として 活用していくことを目指しています。 オ 文化財としての特徴及び保全方針 旧関東財務局は、昭和 3 年に旧日本綿花横浜支店事務所棟として創建した建物で、スク ラッチタイル(※8)張り、また玄関廻り、腰壁(※9)、コーニス(※10)などの要所に石造とテ ラコッタ(※11)を用いた外観が特徴となっています。倉庫を伴った商社の事務所ビル(事 務所:旧関東財務局、倉庫:旧労働基準局)としての希少的価値が高く、横浜市指定有形 文化財の指定を受けています。この度実施する耐震補強工事に合わせて、これらスクラッ チタイル等の保全工事を実施します。 (2) 活用事業の目的 本施設では(1)の背景及び課題を踏まえ、次の目的を達成するため、活用事業を実施します。 ア これまでの関内・関外地区における創造産業の集積をさらに推進し、これを横浜経済の 活性化につなげます。 具体的には、 (ア) 発信力や市場競争力が高く、自らの活動や相互交流を通じ、既に集積しているクリエ ーター等に刺激を与えることができるクリエーター等を誘致します。 (イ) 本施設の入居者同士、また入居者と外部とのネットワークづくりを進めます。 イ 本施設の活用を通じて日本大通り地区の賑わい創出を図ります。 (3) 導入すべき機能(必須要件) ※「6 提案書作成要領」を参照してください。 (1)の背景及び課題を踏まえ、(2)の目的を達成するために、次の機能を全て導入してくだ さい。 ア 創造産業分野のクリエーター及び企業のオフィス等(※12) 。 イ アーティスト・クリエーター・企業等の交流のためのコミュニティスペース(一体的な 活用が可能な空間100㎡以上。ただし、エと兼ねることも可。中庭への設置は不可としま す。その他活用上の注意事項は、「3 活用上の制約及び手続等」をご覧ください)。 ウ ネットワークづくりに向けた、アーティスト・クリエーター・企業等が相互交流を行う ためのプログラム。 エ 日本大通り地区にふさわしい個性的なカフェやレストランなどの飲食機能。ただし、一 般利用が可能な営業形態とし、1階に導入すること。 オ 日本大通り活性化委員会に参加して実施する、日本大通りでのオープンカフェ(貸付範 囲外)。(※13) 10 (4) 提案することが望ましい事項 ※「6 提案書作成要領」を参照してください。 (1)の背景及び課題を踏まえ、(3)の機能に加えて、次の内容に該当する事項がある場合、そ の内容を提案してください。 ア (2)の目的を達成することができる機能または取組。 イ ア以外で、本施設の価値を高め、かつ、本市の創造都市政策の推進に寄与することがで きる機能または取組。 ※1 平成16年1月に、「文化芸術・観光振興による都心部活性化検討委員会」から提出された提言書「文 化芸術創造都市―クリエイティブシティ・ヨコハマの形成に向けた提言」により、横浜市の創造都市政策 の取組が始まりました。詳しくは資料3をご覧ください。 ※2 創造界隈拠点:横浜市では芸術家等が制作し、発表し滞在する地域を創造界隈としており、具体的に は、アーティストやクリエーターの集積が進んでいる関内・関外地区を中心とした地域を指しています。 そうした創造界隈において、BankART Studio NYKのような倉庫や歴史的建造物などを活用して、 創造的な活動を発信する拠点施設を創造界隈拠点と呼んでいます。 ※3 アーティスト:美術や舞台芸術など、主に自己表現として芸術活動をしている者。 クリエーター:デザインや建築設計など、主にクライアントワークとして創作活動をしている者。 ※4 横浜市中期4ヵ年計画(2010~2013)における位置づけで、次期中期計画(2014~2017)は、現在策定 中です。 ※5 創造産業:グラフィックデザイン、建築、プロダクト、ウェブデザイン、ファッション、映像制作、コンテンツ制 作、美術、音楽、舞台芸術等の創造性の高い産業。 ※6 助成事業:関内、関外地区におけるアーティスト・クリエーターの活動の場の創出を目的として、「アーティ スト・クリエーターのための事務所等開設支援助成」「芸術不動産リノベーション助成」等の制度を設けて います。詳しくは資料4をご覧ください。 ※7 創造的産業:芸術、映画、ゲーム、服飾デザイン、広告など、知的財産権を持った製品の製造・流通及 びサービスの提供にかかわる産業が創造的産業と言われており、創造性の付加価値によって市場で選 択されるなど、建築設計やデザインなどの分野を中心とした、ライフスタイルに関連する創造性の高い産 業を指します。 ※8 スクラッチタイル:昭和初期に建物の外装材として流行した、赤褐色から淡黄色の無釉のタイルで、表面 に引掻き模様が施されています。 ※9 腰壁:腰の高さに相当する高さに張られた別仕上げの壁。 ※10 コーニス:壁面の最上部、または各部の区切として付ける繰形装飾の水平帯。蛇腹。場所により軒蛇腹 などと呼びます。 ※11 テラコッタ:石膏などの型で粘土を成形、焼成し、主として建築物の外装に用いるもの。元来は素焼です が、うわぐすりを施したものもあります。 ※12 オフィス等:一般的なデスクワークを中心としたクリエーターや企業のオフィスに加え、洋服、ジュエリー などの製作まで行うアトリエ、工房等も含みます。 ※13 オープンカフェ:日本大通り活性化委員会への参加及びオープンカフェの実施には会費等が必要になり ます。詳しくは資料5をご覧ください。 11 3 活用上の制約及び手続等 本施設は、昭和 3 年竣工の建物であり、物理的、法的に活用上の制約があります。事業者は、 建築基準法その他関係法令(以下、 「建築関係法令」という。)を遵守した上で安全性に十分留 意し、活用を行うこととします。 (1) 建築関係法令等に関する手続の流れ 事業者工事着手までの手続の流れは、次のフロー図に示すとおりです。応募にあたって は、建築関係法令を踏まえた上で、施設計画等について実現性を考慮し、応募してくださ い。なお、事業予定者決定後は、プロポーザルの内容に関わらず、横浜市と協議の上、設 計を行うこととします。 フロー図 公募 市による 基本・実施 設計 応募者による施設計画 事業予定者決定 [1]抵触事項に対する 代替案の検討 (避難安全検証法によ る安全性の確認等) [2] 横 浜 市 建 築 審 査 会 への付議 [3]建築基準法第 3 条 第 1 項第 3 号に基づ く指定(建築基準法 の適用除外) [4]文化財保存に 関する教育委員 会との協議 [5]文化財の現状 変更許可 横浜市文化財保護条例に関するフロー 建築関係法令に関するフロー 市工事 事業予定者 による設計 事業者工事 12 [1]~[3] 建築基準法の適用除外手続 本施設は、現行の建築基準法に階段の幅及び中庭鉄骨屋根の耐火性能が抵触しています。 また、導入する用途によっては、階段の蹴上、エレベーターのサイズ及び廊下の幅等が「高 齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(以下、バリアフリー法という。) に抵触します。これらについては、文化財保存の観点から、既存の躯体に対して、現行の 建築関係法令に適合させるための大幅な改変は加えず、建築基準法第 3 条第 1 項第 3 号の 指定を受け、建築基準法の適用を除外する予定です。(※1)ただし上記以外については、現 行の建築関係法令に適合する計画とする必要があります。指定を受けるためには、抵触事 項に対する代替案を示し、施設計画が安全性を有するものとして、横浜市建築審査会の同 意を得る必要があります。具体的には、避難安全検証法等により、利用者が安全に建物か ら避難できる計画であることを示すこと等が必要となります。市では、資料 6 で示す想定 プランで、避難安全検証を行いましたので、参考にしてください。ただし、この想定プラ ンが横浜市建築審査会の同意を得られる確約はありません。 なお、横浜市建築審査会の同意を得て、建築基準法第 3 条第 1 項第 3 号の指定を受けた プランを契約期間中に変更しようする場合、市と協議が必要になります。 [4]~[5] 文化財の現状変更許可手続 本施設は、横浜市指定有形文化財として指定(※2)されており、今後策定予定の「旧関東 財務局 保存活用計画(仮称)」に則って、保存活用することとします。原則として、改変 を加えることはできませんが、現状を変更しようとする場合、市と協議の上、現状変更許 可の手続きが必要になります。 (2) 横浜市工事の計画案 平成 26 年 8 月時点での改修計画案は資料 7 のとおりです。当該計画をベースに施設計画 を行ってください。なお、計画案は今後変更の可能性があります。変更が生じた場合、文化 観光局のホームページ上に掲載しますので、最新情報を確認してください。 (3) 活用上の制約 特に注意が必要な活用上の制約をア~カに示します。ここに示す以外の建築関係法令の制 約等については、提案する施設計画ごとに応募者が確認し、実現性を考慮した上で提案して ください。審査時に建築関係法令についての適合状況を確認することがあります。 なお、本施設は、隣接する旧労働基準局と建築基準法上 1 棟の建物として扱います。 ア 中庭 (ア) 本施設に隣接する旧労働基準局は、現在耐震補強等改修工事を実施していますが、平 成 27 年 5 月に中区役所別館としてオープンを予定しています。中庭は、貸付範囲に入 っていますが、一部中区役所別館のためのバリアフリー動線とがん検診車の駐車スペ ース(月に 1 日程度駐車する予定です。)を兼ねており、当該スペースには、常設物を 設置することはできません。(資料 7 の配置図・1 階平面図を参照してください。)中 13 庭の使用について、施設のオープンまでに中区役所と使用ルールを策定します。 (イ) 活用に際しては、建築関係法令上必要となる避難通路等を確保してください。 イ 地階 トイレ以外の排水設備を設けることはできません。 ウ コミュニティスペース (ア) 1 階以外の階に建築基準法の集会場に該当するコミュニティスペースを設ける場合、 階段までの歩行距離等に制限がありますので注意してください。(建築基準法施行令第 120 条及び 121 条等) (イ) 1 階以外の階に、建築基準法の集会場に該当するコミュニティスペースを設ける場合、 ひとつなぎの集会場が 200 ㎡を超えると、バリアフリー法の対象施設となりますが、本 施設はバリアフリー法への抵触箇所があるため、フロー図[1]の検討が必要となります。 (横浜市福祉のまちづくり条例第 20 条) (ウ) 消防法により、非常警報器具又は非常警報設備の設置が必要となります。また、2 階以上の階又は地階に集会場を設け、その収容人員が 50 人以上となる場合は、200 人ま でにつき、1か所の避難器具の設置が必要となります。 (消防法施行令 24 条及び 25 条) エ 物品販売業を営む店舗(導入する場合) (ア) 1 階以外の階に物品販売業を営む店舗を設ける場合、階段までの歩行距離等に制限が ありますので注意してください。(建築基準法施行令第 120 条及び 121 条等) (イ) 当該用途が 300 ㎡を超える場合、バリアフリー法の対象施設となりますが、本施設 はバリアフリー法への抵触箇所があるため、フロー図[1]の検討が必要となります。(横 浜市福祉のまちづくり条例第 20 条) オ 工房(導入する場合) 金属の工作やドリル・グラインダー等の原動機の使用を伴う工房については、本施設の 立地する商業地域では設置できないケースがありますので、注意してください。 (建築基準 法別表第 2) カ 営業用看板等の設置 「(7) 都市計画等に関する制約」のほか、今後策定予定の「旧関東財務局 保存活用計 画(仮称)」に則って、設置することとします。 (4) 構造上の制約 ア 壁や床スラブに開口を設けるなど、本施設の構造に重大な影響を与えるような改変を行 うことはできません。 イ 事業者が設置する冷暖房設備、通信設備、給排水設備、電気設備等の配管のための開口 部はあらかじめ想定される位置に市工事で設けます。事業者は、その開口部を使用して、 14 設備工事を実施することとします。ただし、事業者の計画によっては、市と協議の上、 位置の変更に応じられる場合があります。 ウ 各階とも事務所程度の荷重を想定して耐震補強を実施しているため、それを上回る荷重 のかかる活用はできません。 エ 屋上の荷重増の許容範囲は、8.6 トンを予定しています。ただし、集中的な積載は別途検 討が必要になります。 (5) 設備上の制約 各設備について、次の容量の範囲内で計画してください。 ア 電気使用量 電灯用 100KVA×1 動力用 150KVA×1 変圧器容量 イ 給水量、排水量 既存給水引込管 50A(参考:50A で可能な範囲 48~120 ㎥/日) 排水量は給水量の 0.8~1.0 倍程度 (6) 横浜市火災予防条例による制約 本施設の内外における喫煙、裸火の使用、火災予防上危険な物品の持ち込みに制約があり ますので、注意してください。(横浜市火災予防条例第 28 条) (7) 都市計画等に関する制約 ア 地区計画について 本施設は、日本大通り用途誘導地区地区計画のエリア内に立地しているため、用途制限 があります。詳しい制限内容については、次の URL で確認してください。 URL: http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/tikukeikaku/c-070.html イ 都市景観協議について 本施設は、関内地区日本大通り特定地区のエリア内に立地しているため、屋外広告物の 表示等について、協議が必要です。手続等の詳しい内容については、次の URL で確認し てください。 URL:http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/tosai/keikan/kannai-keikan/#koui ※1 建築基準法の適用除外により、計画通知等の手続きは不要となります。 ※2 資料8の指定図を参照してください。 15 4 貸付条件 (1) 貸付の方法 借地借家法第 38 条に規定する定期建物賃貸借契約により貸し付けます。 (2) 貸付期間 15 年 (3) 貸付料及び契約保証金 月額支払貸付料 契約保証金 ※ 2,629,666 円(別途消費税及び地方消費税) 月額支払貸付料の 6 月分 契約保証金は、契約終了後、未払いの貸付料、契約終了日までの損害金等の債務を控 除した残額を返還します。 (4) 連帯保証人 横浜市公有財産規則第 53 条に基づき、連帯保証人を立てていただく場合があります。 (5) 転貸に伴う留意事項 事業者は、本施設の借受の権利を一括転貸等により、他者に譲渡することはできません。 ただし、部分的な転貸は可能とします。 (6) 貸付料の改訂 貸付期間中に、社会経済情勢の変動その他の理由により、貸付料の額が実情に沿わなくな ったときは、横浜市公有財産規則第 51 条に基づき、適正な額に改訂します。 (7) 工事区分 市と事業者との工事区分は、資料 9 に示す内容を予定しています。ただし、今後、事業者 の提案内容や工事の状況によって、変更する場合があります。 (8) 維持管理 ア 本施設の引き渡し後、貸付範囲の維持管理については、事業者が自己の負担で行うもの とします。具体的な費用として、次のとおり想定しています。 (ア) 水道光熱費用 (イ) 貸付範囲で発生するごみ処理費用 (ウ) 貸付範囲の設備又はこれに類する機器の維持管理費用(法定点検、清掃等) (エ) 備品及び消耗品費 (オ) 内装等の変更や備品の撤去を行う場合の当該費用 (カ) その他貸付範囲の使用に伴い発生する一切の費用 16 イ 事業者が必要とする修繕(建物躯体にかかわる部分を除く。)については、事前に市の承 諾を得た上で、事業者が自己の負担で行うものとします。 ウ 公共施設の維持管理に関する全市的な取り組み(節電、節水等)の依頼をすることがあ りますので、ご協力をお願いします。 (9) 市の事業への参加等の協力 横浜市の実施する事業への参加等を依頼することがありますので、積極的なご参加をお願 いします。 (10) 契約終了時の留意事項 事業者は、定期建物賃貸借契約期間が満了した時は、直ちに自己の負担で、事業者の所有・ 管理する物件等を撤去し、返還することとします。ただし、市が現状のままで返還すること を承認した部分を除きます。事業者は、造作の買取並びに必要経費及び有益費の償還等の請 求を行うことはできません。 17 5 応募手続き (1) 施設見学会及び質問回答 ア 公募要項の公開 公募要項等の公募書類一式は、横浜市文化観光局創造都市推進課のウェブサイトからダウ ンロードしてください。 URL:http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/soutoshi/ イ 施設見学会 施設見学会を次のとおり開催します。 開催日時 申込締切 第1回 平成 26 年 9 月 2 日(火)14:00~16:00 平成 26 年 9 月 1 日(月)午前 9 時 第2回 平成 26 年 9 月 5 日(金)14:00~16:00 平成 26 年 9 月 4 日(木)午前 9 時 受付方法 参加者の氏名、所属企業・部署名、参加を希望する回、E メールアドレス、 電話番号を明記の上、8 ページに記載の問合先へ電子メールにて申し込んで ください。件名は【施設見学会申込】としてください。 ウ 質問受付 公募要項などについての質問を次のとおり受け付けます。 受付期間 受付方法 1 回目 平成 26 年 9 月 5 日(金)から平成 26 年 9 月 12 日(金)まで 2 回目 平成 26 年 10 月 10 日(金)から平成 26 年 10 月 17 日(金)まで 質問書(様式 1)に質問を記入の上、電子メールにて 8 ページに記載の問合先 へお送りください。件名は【質問】としてください。質問を受付後、質問者 に受領確認の連絡をします。2 日以内に連絡がない場合、8 ページに記載の 問合先へご連絡ください。なお、電話での質問は受け付けません。 エ 回答の公表 全ての質問とその回答を横浜市文化観光局のホームページに公表します。1 回目の公表は 10 月上旬、2 回目の公表は 11 月中旬を予定しています。公表に支障のある質問等について は注意してください。 オ 参考資料の貸与 希望される方には、資料 7 の改修計画案の CAD データ(DWG)を次のとおり貸与します。 受付期間 平成 26 年 8 月 19 日(火)から平成 26 年 10 月 29 日(水)まで 受付方法 貸与申請書(様式 2)に必要事項を記入の上、郵送にて 8 ページに記載の問合 先へお送りください。申請書を受領後、申請者にデータを電子メールにてお 送りします。 18 (2) 登録申込 ア 登録者の資格 登録者は、次に掲げる資格基準を満たす法人格を有する団体、または、複数の団体等か らなるグループとします。 資格基準 (ア) 公募の目的、活用事業の背景及び課題を十分に理解し、活用事業の目的の達成に向け て事業を実施する能力、資力を有すること。 (イ) 公募要項の内容及び関係法令を遵守できること。 (ウ) 複数の団体等からなるグループとして登録する場合は、書面により定め、代表の団体 を設定することとし、この代表団体は法人格を有するものとします。ただし、登録者 の要件を満たさない団体等が含まれるグループは登録不可とします。また、同一の団 体等が複数のグループに属して登録することも不可とします。 イ 欠格事項 次に該当する団体は、登録できません。 (ア) 法人税、法人市民税、消費税、地方消費税等の租税を滞納しているもの。 (イ) 労働保険(雇用保険・労災保険)及び社会保険(健康保険・厚生年金保険)への加入 の必要があるにも関わらず、その手続きを行っていないもの。 (ウ) 会社更生法・民事再生法による更生・再生手続中であるもの。 (エ) 地方自治法施行令第 167 条の4の規定により、本市における入札参加を制限されて いるもの。 (オ) 暴力団(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号) 第2条第2号に規定する暴力団をいう。)又は暴力団経営支配法人等(横浜市暴力団排 除条例(平成 23 年 12 月横浜市条例第 51 号)第2条第5号に規定する暴力団経営支 配法人等をいう。)であるもの。 ※ 本項目については、提出いただく「申請団体役員名簿(様式 3-2)」により、横浜市 から神奈川県警本部に対し調査・照会を行います。 (カ) 2年以内に労働基準監督署から是正勧告を受けているもの(仮に受けている場合には、 必要な措置の実施について労働基準監督署に報告済みでないこと)。 (キ) 無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律(平成 11 年法律第 147 号) 第8条第2項第1号の処分を受けている団体若しくはその代表者、主宰者その他の構 成員又は当該構成員を含む団体。 (ク) 宗教または政治を主たる活動とするもの。 (ケ) 旧関東財務局事業評価及び運営団体選考分科会委員が、登録しようとする団体の経営 または運営に直接関与しているもの。 19 ウ 登録手続き 登録申込を次のとおり受け付けます。 受付期間 平成 26 年 10 月 22 日(水)から平成 26 年 10 月 29 日(水)17 時まで 受付時間 土曜日、日曜日を除く、平日の 9 時から 12 時まで、及び 13 時から 17 時ま で。 受付方法 次の登録書類を、8 ページに記載の問合先に郵送または持参により提出して ください。 登録書類 次の書類を 3 部(1 部原本、2 部写し)提出してください。グループとして 登録する場合は、すべての団体等の書類を提出してください。書類は、ス テープラー等で留めずファイル綴りとし、A3 サイズの書類がある場合は A4 サイズに折りたたんでください。また、インデックスを付けてください。 ① 登録申込書(様式 3-1 もしくは様式 3-2)(発行後 3 か月以内の印鑑証明 書を添付のこと。) ② 団体の概要(様式 4)(設立年月日、資本金、業務内容、主要取引先等) ③ 申請団体役員名簿(様式 5) ④ 欠格事項に該当しない旨の宣誓書(様式 6) ⑤ 定款、規約その他これらに類する書類 ⑥ 法人の登記事項証明書 ⑦ 事業税、消費税及び法人税または所得税の納税証明書 ⑧ 労働保険、社会保険の加入を確認できる書類(各保険料領収書の写し) ⑨ 預金残高証明書 ⑩ 決算書類(最近期 3 か年分の貸借対照表、損益計算書、財産目録) ⑪ 最近期の有価証券報告書(上場企業のみ) エ 登録者の変更 グループの場合、代表団体及びグループを構成する代表団体以外の団体等の変更は、原 則として認めません。ただし、やむを得ないと判断した場合、変更を認めることがありま す。 オ 資格審査及び結果通知 登録申込者は、資格審査を経て登録されます。資格審査の結果については、速やかに、 市担当者より登録申込者(グループの場合は代表団体)に連絡します。 カ 登録の取消 次に掲げる事項に該当する場合は、登録を取り消します。この場合、登録を取り消され た者の応募した提案は無効にします。 (ア) アで定める資格基準を満たさなくなった場合。 (イ) 申込内容に虚偽や重大な変更等があった場合。 20 キ 登録の取下 登録者は、登録を取り下げることができます。その際は、様式 7-1 または様式 7-2 の取 下届に必要事項を記入の上、8 ページに記載の問合先へ郵送または持参により提出してく ださい。 ク その他 (ア) 登録者の取扱 登録は応募するための資格となるものですが、応募の義務を伴うものではありません。 (イ) 登録書類の取扱 登録書類は返却しません。 (ウ) 登録料 無料です。 (3) 応募申込 ア 応募者の資格 応募者は、登録者とします。なお、登録内容に変更が生じる場合は、応募申込をする前 に市担当者と協議をしてください。 イ 応募手続き 応募申込を次のとおり受け付けます。 受付期間 平成 26 年 12 月 10 日(水)から平成 26 年 12 月 17 日(水)17 時まで 受付時間 土曜日、日曜日を除く平日の 9 時から 12 時まで及び 13 時から 17 時まで。 受付方法 次の応募書類を、8 ページに記載の問合先に郵送または持参により提出して ください。 応募書類 次の書類について①は 1 部、②、③は各 10 部提出してください。②、③に ついては、ステープラー等で留めずファイル綴りとし、A3 資料は A4 サイ ズに折りたたんでください。また、ページ数及びインデックスを付けてく ださい。 ①応募申込書(様式 8-1 もしくは様式 8-2) ②提案書(「6 提案書作成要領」に沿って作成してください。 ) ③事業実績に関する資料(「6 提案書作成要領」に沿って作成してください。) ウ 公募要項の承諾 応募者は、応募書類の提出をもって本公募要項の記載内容を承諾したものとみなします。 21 エ 禁止事項 (ア) 「旧関東財務局事業評価及び運営団体選考分科会」委員、横浜市担当職員その他の本 件関係者に対して、本件応募について直接・間接を問わず接触を禁じます。 (イ) 応募は、一団体につき、一案とします。複数の応募はできません。 オ 応募の取消 次に掲げる事項に該当する場合は、応募を取り消します。 (ア) エの禁止事項に該当するなど、公募要項に定める手続きを遵守しない場合。 (イ) 応募書類に虚偽の内容を故意に記載した場合。 カ 応募の取下 正当な理由がある場合に限り、応募書類を提出した後に取り下げることができます。そ の際は、様式 7-1 または様式 7-2 の応募取下届に必要事項を記入の上、8 ページに記載の 問合先へ郵送または持参により提出してください。 キ その他 (ア) 応募書類の取扱・著作権 応募書類は返却しません。応募書類の著作権は作成した応募者に帰属します。 (イ) 費用負担 応募に関して必要となる費用は応募者の負担とします。 22 6 提案書等作成要領 「2(3) 導入すべき機能」及び「2(4) 提案することが望ましい事項」を踏まえ、次の要領に 沿って提案書及び事業実績に関する資料を作成してください。 (1) 提案書 ア 基本的な考え方(様式 9-1)A4・1 枚 本施設における活用事業の概要、コンセプト及び施設名称を記載してください。 イ 本施設に導入する機能等 原則、次のいずれの提案も事業者の負担により実施することとします。 2(2)ア(ア) 導入すべき機能 提案することが望ましい事項 (必須要件です。必ず記載してください。) (必須要件ではありません。) ① ③ 導入することを想定しているオ オフィス等に加え、2(1)ウの課題 について フィス等の入居者について、具体的 を解決し、2(2)ア(ア)の目的を達成 様式 9-2 な想定入居者名称を記載してくだ することができるその他の機能が A3 横・1 枚 さい。 ある場合、その内容を提案してくだ 2(1)ウの課題を解決し、目的を達 ② さい。 成するために最良と思われるオフ ィス等の規模、形態を記載してくだ さい。(資料 2 参照) 2(2)ア(イ) ④ 旧関東財務局の入居者を含めた ⑤ ④に加え、2(1)ウの課題を解決 について アーティスト・クリエーター・企業 し、2(2)ア(イ)の目的を達成するこ 様式 9-3 等が相互交流を行うための取組を とができる方法がある場合、その内 A3 横・1 枚 具体的に記載してください。(プロ 容を提案してください。 グラム内容、開催頻度、ディレクシ ョン体制等。 ) 2(2)イ 1 階に導入する飲食機能の展開 ⑥ ⑧ ⑥、⑦に加え、2(1)ウの課題を解 について コンセプト及びコンセプトに沿っ 決し、2(2)イの目的を達成すること 様式 9-4 て誘致を検討しているテナント名 ができる方法がある場合、その内容 A3 横・1 枚 称とそのテナントの事業概要を記 を提案してください。 載してください。 ⑦ 中庭の活用方法及びオープンカ フェの実施計画を記載してくださ い。 その他 ⑨ ①~⑧のいずれにも該当しない 特筆事項 が、本施設の価値を高め、かつ、本 様式 9-5 市の創造都市政策の推進に寄与す A3 横・1 枚 ることができる機能または取組が 23 ある場合は、その内容を提案してく ださい。 例えば、 ○クリエーター等と企業とのマッ チングについての提案。(※1) ○関内・関外地区の空きビル対策に ついての提案。 ウ 空間構成及び施設運営 (ア) 空間構成(様式 9-6)A3 横・5 枚以内 ① 機能相互の関係性を含めた空間構成のコンセプトを記載してください。 ② 「3 活用上の制約及び手続等」に留意して、配置図(1階平面プラン、中庭平面プ ランを含む)、地階~屋上の各階平面プランを記載してください。プランの中には、 コミュニティスペース(一体的な活用が可能な空間:100 ㎡以上)を明示してくだ さい。 ③ その他空間構成を説明するために必要な事項(イメージ写真、イメージパース等) があれば記載してください。 (イ) 施設運営(様式 9-7)A3 横・1 枚 ① 応募時に想定している開館日・開館時間、テナントとの契約方法等を記載してくだ さい。 ② 応募時に想定している事業の実施体制を記載してください。 ③ 応募時に想定している広報計画を記載してください。 エ 収支計画等 15 年間の事業運営、また空間構成にかかる改修費等を含めた収支計画及び資金計画を記 載してください。 (ア) 事業年度ごとの収支計画 (様式 9-8)A3 横・1 枚 (イ) テナント想定賃料の内訳(様式 9-9) A4・1 枚 (イ) 資金計画(出資金、借入金等の当初事業費調達方法等)(様式 9-10) A4・1 枚 (2) 事業実績に関する資料(様式 10)A3 横・1 枚 類似施設の運営実績や類似の取組実績がある場合、施設の概要、規模、スキーム(所有者、 賃貸借の形態等)、運営期間等を記載してください。 ※1 横浜市では、都心部に集積を進めてきたアーティスト・クリエーターと、市内中小企業双方の意欲的な 活動を支援し、新たなビジネス機会の創出や創造的産業の振興のため、専門家派遣等を実施していま す。詳しくは資料10をご覧ください。 24 7 選考(事業予定者の決定) (1) 事業予定者の決定方法 次のとおり審査を実施します。事業予定者が、8(4)で定める事業計画協定を締結できなく なった場合は、第 2 順位以下のものを順序に従って事業予定者とします。なお、審査の結果、 事業予定者なしとする場合があります。 1 次審査 ○書類審査 ○すべての応募者に結果を通知します。 2 次審査 ○プレゼンテーション審査 ○1 次審査通過者について、2 次審査を実施します。2 次審査では、順位を決 定し、最高順位の応募者を事業予定者として決定します。 ○2 次審査の詳細については、1 次審査を通過した応募者に別途連絡します。 (2) 選考体制 旧関東財務局事業評価及び運営団体選考分科会委員(50 音順・敬称略) 議長 鈴木 淳 :台東デザイナーズビレッジ 村長/株式会社ソーシャルデザイン研究所代表 /横浜市創造界隈形成推進委員会委員 田辺 恵一郎 :プラットフォームサービス株式会社 野原 卓 :横浜国立大学大学院 日比生 福留 猛 浩二 取締役会長 准教授 :日本大通り活性化委員会 会長 :株式会社日本政策投資銀行 (3) 事業予定者等の選考結果の通知及び公表 2 次審査の結果については、2 次審査を実施した応募者に通知するとともに、横浜市文化観 光局のホームページで応募者名とともに公表します。 25 (4) 審査項目及び配点 次の項目について審査します。 審査項目 (1) 基本的な考え方 (2) 導入する機能等 (3) 空間構成及び施設運営 配点 35 2(2)ア(ア)の目的について 55 2(2)ア(イ)の目的について 40 2(2)イの目的について 35 その他特筆事項 15 空間構成について 45 施設運営について (4) 収支計画 (5) 応募者の資力、信用力、経営状況 (6) 応募者の事業実績 75 合計 300 26 8 事業計画協議 (1) 事業計画の策定 事業予定者は、市と協議の上、事業計画を策定し、定期建物賃貸借契約締結までに事業計 画協定を市と締結します。 事業計画は、事業提案に基づき、活用の基本方針、事業運営計画、事業実施スケジュール、 施設計画等を定めたもので、最低 5 年間実施するものとします。 それ以降、2(2)の目的の範囲内で、事業計画内容を変更する場合、あらかじめ市と事業者 との双方協議の上、市の承諾を得て決定するものとします。 策定にあたっては、市との協議に誠意を持って、かつ迅速に対応してください。 (2) 事業計画協議書の提出 事業予定者決定の翌日から 2 か月以内に事業計画協議書(事業計画の基本的事項、協議項 目、課題等を整理したもの。)を提出してください。 (3) 事業者工事の設計協議 事業予定者は、事業提案に基づき内装等プラン(設備も含む)の設計を行います。内装等 工事に着手する前に、建築基準法第 3 条 1 項 3 号に基づく指定を受けるため、横浜市建築審 査会への付議(平成 27 年夏から秋を予定。)に向けて、市の関係部局と十分な協議を行って ください。関係部局の指示によるプランの検討及び申請書類作成等にかかる費用は事業者の 負担とします。 (4) 事業計画協定の締結 事業予定者決定の翌日から概ね 1 年以内に、市と事業計画協定の締結を行い、その後 9 に 定める定期建物賃貸借契約を締結するものとします。この協定の締結をもって、事業予定者 を事業者とします。 (5) 事業予定者決定の取消 (2)の期間内に、事業予定者の責めに帰すべき事由により、事業計画協議書の提出がなされ ない場合は、市は、事業予定者の決定を取り消すことがあります。 また、 (4)の期間内に、事業予定者の責めに帰すべき事由により、事業計画協定が締結で きない場合は、市は、事業予定者の決定を取り消すことがあります。 (6) 費用負担 事業計画協議に必要な書類の作成等に要する費用は、事業者予定者の負担とします。 27 9 定期建物賃貸借契約の締結 (1) 定期建物賃貸借契約の締結 事業者は、内装等工事着手前までに市と定期建物賃貸借契約を締結しなければなりません。 (2) 費用負担 定期建物賃貸借契約の締結及び履行に関して必要な費用は、事業者の負担とします。 (3) 着工時期等 事業者は、定期建物賃貸借契約締結後、事業計画に定めた施設計画及びスケジュールに基 づき、内装等工事に着手してください。 10 契約期間における義務及び事業評価 市は、事業者が目的に沿った活動をしているか、定期的または必要と認めるときに調査でき るものとします。この場合、事業者はこれに協力しなければならないこととします。 また、事業者は、市に対して毎年度活動状況等の報告をし、事業評価を受けなければならな いこととします。 11 契約終了後の再契約 市と事業者は、10 に定める事業評価を踏まえ、契約終了前に再契約について協議を行うこと とします。 12 その他 事業者の業務の継続が困難となった場合等については、次のような措置をとるものとします。 (1) 事業者の責めに帰すべき事由による場合 事業者の責めに帰すべき事由により、提案した計画を誠実に履行しなかった場合、その他 本施設における業務の継続が困難になった場合は、横浜市は定期建物賃貸借契約を解除する ことができるものとします。その場合、関係者に生じた損害は事業者が賠償するものとしま す。 (2) 事業者の責めに帰すことができない事由による場合 不可抗力など、市及び事業者双方の責めに帰すことのできない事由により、業務の継続が 困難になった場合、継続の可否について協議するものとします。一定期間内に協議が整わな いときには、それぞれ、事前に書面で通知することにより定期建物賃貸借契約を解除できる ものとします。 28