Comments
Description
Transcript
長所・魅力・ イメージ 短所・課題 将来的なま ちづくりの目 標
団体名 インタビュー実施日 長所・魅力・ イメージ (佐世保市全体・ 佐世保港三浦地 区) 短所・課題 (佐世保市全体・ 佐世保港三浦地 区) 将来的なま ちづくりの目 標について まちづくり目 標を実現する ための取組 み・アイデア 万津町自治会・朝市関係者 平成22年8月10日 塩浜自治会 平成22年8月17日 佐世保市商店街連合会 平成22年8月25日 ○景観に関すること ・港のあるまちであることが佐世保の最大の特徴。軍港のある港町。 ・JRで駅を降りたら目の前に海が広がる景色は希少。 ・米軍基地や軍艦の光やイルミネーション。 ・弓張岳からの眺望、九十九島といった自然景観。 ○地場産品に関すること ・新鮮な魚介類、野菜等。 ・朝市が魅力的で、商店街とともに元気があり、便利な中心市街地である。 ・万津町は閑静な住宅地としての一面あり。 ○朝市を取り巻く課題 ・魚市の相浦移転をきっかけとして、人の流れが減った。 ・若者のライフスタイルの変化による販売量の低下。 ・高齢化に伴う後継者不足などによる第1次産業の衰退、朝市継続の危機。 ・朝市での加工や調理等に保健所の許可が下りない。 ○魅力に関する課題 ・郊外への大型店舗の立地、高速道路整備に伴い、人の流れが変わった。 ・港町としての魅力をPRしきれていない。 ・佐世保の地場産品を販売場所がない。 ・木陰もなく憩えない。日よけ風よけ等がないため、散歩もしにくい。 ・シーサイドパークは危険で子どもを遊ばせることができない。 ○海辺であること ・潮風海の香りが感じられるまちであることが佐世保の最大の特徴。 ○歴史的なものがあること ・米軍基地の存在、外国人とフレンドリーで住みやすい町。 ・昔ながらの地域密着の店、店主と客との間の交流や温かみ。 ○立地に関すること ・今でも広場として十分魅力的な土地利用がなされている。 ・駅を降りてすぐに海に出られる立地はめったになく、佐世保の魅力の一つ。 ・唯一の親水空間であることに価値がある。 ○佐世保の魅力を考える上でのキーワード ・赤レンガ、NAVY、海辺のまち、文化を大切にするまち、路地裏。 ・佐世保は昔から「よそ者のまち」で歴史や文化がない。 ○景観・観光に関する課題 ・佐世保の地域らしさ、景観的な魅力が失われつつある。 ・佐世保の観光魅力は点在しているため、初めて訪れた人に認知されにくい。 ○魅力に関する課題 ・現在の駅前には、「そのために駅前に出てこよう」という魅力あるものがない。 ・子ども、高齢者が憩える場所が少ない。 ○駐車場に関する課題 ・まちなかに駐車場がなく不便である。 ○他地域との連携等に関する課題 ・中心市街地からの歩行者動線が確保されていない。 ・市全体のことを考えて統一的にまちづくりを行うべきである。 ・高齢者の利用が少ない。 ○「港」の立地、イメージを活かしたまちづくり ・木陰もあって海辺で憩える場所。 ・若い人が近くに住める、集まれる場所。 ・子どもが遊べる場所である必要がある。 ・「佐世保の台所」の復活を目指し、人が集まってくる魅力を復活。 ・中心市街地に人の流れを生み出す魅力が欲しい。 ・新しい雇用の創出に繋がるような賑わいづくり。 ○観光魅力づくり ・海、みなとまちという魅力を最大限に引き出して何度でも訪れたくなる、宿泊し たくなる観光魅力を作り上げる。 ・観光産業を佐世保の主要産業の一つとして育てる。 ○佐世保の台所の復興、ルネッサンス ・1階部分が朝市で、2階が市場で買ったものをその場で調理して食べる ことができる海辺のバーベキューテラスやレストラン。 ・人が周回するまちづくり(朝市を中心に、B級グルメを活用) ・地元事業者が頑張りやすい事業参画の仕組み (狭い店舗を安く貸して、若い人のチャレンジショップを支援する等) ・蚤の市の開催。 ・いつも何かのイベントが行われているマーケット広場。 ○ミリタリーマニアの需要があるイベント ・大型空母の見学、搭乗体験など ○五島列島に関する取組みアイデア ・宇久町など五島列島との観光連携の視点を重要視しては。 (自然の魅力が多く、歴史資源物語がある、釣りやマリンスポーツの拠点) ○観光に関する取組みアイデア ・日米がフレンドリーな町 (アメリカ人も日本人も利用できるようなアウトドアレジャー施設等を整備) ・遊覧船等を出すことにより、佐世保の港を海側から眺める観光。 ・朝市を「とれたて市」として観光資源化。 ・点在する観光資源のネットワークを形成。 (「なぎさサイクリングロード、遊歩道」) ・中国人、韓国人の観光客に向けの医療、健康、癒しをテーマにした観光。 ・子どもの遊び場を整備するために観覧車等。 ○賑わいの創出 ・最も大切なことは賑わいの創出。 (人の賑わう場所、住みたいと思える場所を作る) ・中心市街地活性化を中心に据える。 (まちのトータルビジョンが必要) ・市内の既存の観光資源と関連付け、佐世保市全体で「線で結ばれた観光地」 とするべき。 ・来たいと思わせ、楽しませるための施策を考えるべき。 ・高齢者が一日ゆっくり憩える、遊べる場所にして欲しい。 ○観光に関する取組みアイデア ・佐世保港で海外の観光船を受け入れる。 (特に中国、韓国の観光者) ・中国人観光客に佐世保の自然や名産品を売り込む。 ・自衛隊基地や米軍基地があるので、軍関係のものが観光利用しやすい。 (水陸両用車によるバスツアーや赤レンガ倉庫など) ・まち全体を映画の撮影所としてPRする。 (常に映画の撮影が行われていることを魅力とする) ○文化施設の集約 ・アルカスSASEBOを中心として、佐世保らしい文化施設(美術館など)を集約する。 ○日常的な市民利用 ・斜面地に住む高齢者が移住できる環境(マンション等)の整備。 ・犬の散歩をする人向けのペット用施設。 ○まちづくり会社を作り、小さな建物を毎年1つ1つ、ゆっくりとしたまちづくりを行う。 ○目先の収入に飛びついて何か建物を建ててしまうのではなく、今は自由に使 える状態で細々と使って、何かよっぽど大切なことができれば、施設等を作れ ばよい。 ○外部の大手は佐世保に出店をする、事業参画をすることに対して特別なこだ わり絆(核となるもの)があるわけではないため、景気に左右されすぐに撤退 してしまう。外部企業の誘致ありきでなく、地元参画の中での緩やかなまちづ くりを目指すべきである。 ○事業者が撤退して、売却ができなくなったことで、PR21計画地の利用のあり方 についてゆっくりと考える時間ができ、良かった。 ○これまで当計画地のまちづくりでは、H10から紆余曲折してきて議論に一貫性 がないところがある。今回のグループインタビューにしても「意見を聴取した」 と形だけのものとならないよう、行政と市民との関係性の回復を図る必要があ る。市民の目線にレベルを合わせる努力を自治体担当者にはお願いしたい。 ○基本理念には賛成だが、それに沿った土地利用は商業者の採算性に合わないの ではないだろうか。 PR21計画の 再検討にあ ○市民等によるアイデア次第で自由に使える広場・空間として整備して欲しい。 たっての留意 広場は人と人が出会う場所であり、賑わいが生まれる場所である。 すべき事項・ ○住宅地にしてはどうだろうか。兵庫県の芦屋では、プレジャーボートが横付け できる高級住宅が海辺にできたと聞く。 意見 ○佐世保市から転出した人たち(「佐世保東京会」等)の思いも把握してはどうか。 ○平成17年にPR21計画地に適用された地区計画は、有効にしておくべき。 ○佐世保市全体のまちづくりの中の一部としてPR21計画地は位置づけられるべきであ るが、そもそも佐世保全体のまちづくりを市民が話し合う場がない。 団体名 観光コンベンション協会 インタビュー実施日 平成22年8月25日 ○PR21計画地は、潮風に吹かれて散策するにはとてもいいところ。 長所・魅力・ イメージ ○市外の観光客が喜ぶ佐世保の観光資源の例は以下の三つ。 ・西海パールシーで船に乗って潮風を感じること ・夜の外国人バー (佐世保市全体・ ・佐世保市内にあるこだわりのある個人商店 佐世保港三浦地 区) 短所・課題 ○立地に関する課題 ・商売が成り立たない立地であるため、公的施設や公園として 利用するしかないのでは? ・若者が佐世保市から都会へ出て行ってしまう状況である。 (佐世保市全体・ ○佐世保人の気質として、「好きやす飽きやす(熱しやすく冷めやすい)」。 佐世保港三浦地 区) 将来的なま ちづくりの目 標について まちづくり目 標を実現する ための取組 み・アイデア ○交流の場 ・若者が集まるまち、若者が住むまちを目指すべき。 (都会に出た若者が、友人を自慢げに連れて帰ってこられるまち。) ・市民や県外・市外の人が交流する場に。キーワードは「交流」。 ○日本の西の端に立地している佐世保市を差別化する必要がある。 ○佐世保アカデミア構想 ・佐世保ならではの学校を誘致し、佐世保らしい学びの場とする。 ・米軍基地の中のアメリカの大学と連携することも考えられる。 ○観光に関するアイデア ・軍や防衛というキーワードを観光という切り口で捉える。 ・いくつかの取組みを連携させて、魅力を創出する必要がある。 ・先進事例になった場合、着地型旅行・視察旅行の誘致が可能。 ○市民の利用 ・市役所・合同庁舎として利用する。 ・若者のチャレンジショップを導入する。 ・魚介類・果物等を生産者が消費者に直接販売できる場所にしてはどうか。 ○「あれはダメ、これはダメ」をやめて、まずは何かをやってみるべき。 ○地元経済へのお金の還流の仕組みが必要である。PR21計画地へ市外の 企業が出店することによって、佐世保のお金が吸い上げられるという害も ある。 ○市内のいくつかの取組みを連携させる必要があるが、行政の縦割りが障壁 になる可能性があり、行政も部局間で連携して、取組みを進める必要があ る。 PR21計画の 再検討にあ たっての留意 ○市外に出た人から意見やアイデアを出してもらう必要がある。市外に出た人 すべき事項・ が「佐世保にこれがあれば行きたい」と思うものを導入する必要がある。 意見 佐世保商工会議所青年部 平成22年8月26日 佐世保青年会議所 平成22年8月26日 ○景観に関すること ○佐世保の観光のキーワード ・海が見える景色が佐世保らしさであると思う。 ・基地、海産物、農産物、佐世保バーガー、SSKなど。 ・佐世保みなとICで降りたときに見える景色がすばらしく、インパクトがあった。 ・佐世保は「基地のまち」である。 ・佐世保には海や米軍、軍艦等の「本物」がある。 (海上自衛隊のイージス艦が3隻も駐留している港は佐世保だけ) ・「国際都市」というのが佐世保市のメインの顔。 ○景観に関すること ・長崎空港からハウステンボスまで船で移動する際の陸を見た景色が美しい。 ○歴史的な課題 ・これから、「佐世保のまち」を作っていく必要がある。 (軍が基地を作らなければ、まちにはなりえなかった場所。) ・駅の北側のバラックなどがなくなり、文化や伝統が感じられなくなった。 ・佐世保の魅力はそこに住む市民にはわかりにくい。 ○まちの機能面の課題 ・会議や集会に利用しやすい手頃な施設がない。 ・佐世保駅から市内の各方面へ向かう交通手段があまりない。 ○観光・景観の拠点 ・佐世保らしい海辺の景観を守り、景観の核であって欲しい。 ・佐世保のまちづくりのキーワードは「国際色」。 (観光の拠点となるような土地利用、アジア圏の人々を呼び込める場所) ・佐世保市全体をリゾート特区とする。 ○佐世保らしさ ・ゆっくりと文化を醸成する場所となって欲しい。 ・「都市的」よりも「個性的」とした方がいいのでは。 ・「エコ」に関して言及があってもよい。 ○短期的な利用 ・お金をかけずに、少しずつ土地利用をしていけば良い。 (荒地で長期間放置してはいけない) ・屋根や壁がある程度の簡易な施設で、佐世保物産品の直売所はどうか。 ・米軍・アメリカをイメージさせるイベントを誘致。(スケートボードの大会等) ・行政は税金を市民に還元するものであり、儲けること(駐車場利用)に執着 するべきでない。 ○長期的な利用 ・佐世保市の玄関口として、何かランドマークがあるべき。 ・朝市を観光資源とするか、できる人がいるのか、検討の必要がある。 ・日本にない海外製品が買えるような場所(コストコ等)にする。 ・市役所としての利用がよいと思う。景観が守られるという安心感がある。 ・国に売却して海上自衛隊博物館を作る。 ・佐世保市民会館や体育文化館の建物が、耐用年数に達するときに、 建替え地として利用する。 ○魅力不足 ・「佐世保は海と山のまち」というが、意外に海に面した場所がない。 ・佐世保にはいくつか魅力があるが、それぞれが個別で存在しており、 つながりがない。 ・駅、港両方を活用した「今の佐世保」の魅力のPRが欠けている。 ・港がある、駅裏というだけでは魅力不足である。 ・米軍基地との連携が取れていない。 ○商店街への配慮 ・各店舗の運営者(テナント)は新しくできた商業施設に入ったり、場所を変え たりできるため、大型商業施設の導入にそれほど強く反対はしていないの ではないか。 ・一方で、土地や店舗の所有者などテナント料を得ている人は、大型商業 施設が立地することで、集客やテナント事業者が減ることを懸念している。 ・いずれにしても、商店街は自らの企業努力で集客を図ることが必要。 ○基本理念の軸足をしっかりする必要があるのではないか。10年前のPR21計画 策定ディスカッションに参加した際、商業的ではなく市民の憩いの広場として 利用すべきとの提案をし、噴水を設置するアイデアがあったが、結局商業施設 誘致の計画に変わっていた。 ○土地の活用方法について ・短期的な土地活用のあり方、中長期的に目指す展望の両方を念頭におい て、同時に考えて取り組みを進めていく必要がある。 ・内需獲得と外需獲得のどちらに重きを置くのか意識する必要がある。 ・市が管理するべきである。事業者に土地が渡ってコントロールできなくなる ことが一番困る。 ○10年前の基本理念は、誰もが納得する構想ではあるが、インパクトが弱い。 一度、白紙にしてテーマを明確にしたほうがいいのではないか。その際には、 とがったテーマ設定、インパクトの強い基本理念を策定するべきであると思う。 ○関係団体には改めて考える時間と提案を出す場を設けるべきでは。 ○「佐世保の魅力発信の中心地」 ・ここに来ることで佐世保の魅力のすべてが分かる場所とする。 ・観光客の流れの拠点となるハブ機能を導入するべき。 ・駅前に好感を持つ市民を増やすことが大事。 (玄関口としてのイメージ、ゾーニング、デザイン)。 ・人が集まる賑わいのある場所とすべきである。 ・徐々に投資をしながら発展をし続けるまちづくりを目指す。 ○観光資源づくり ・佐世保オリジナルの土産を開発する。 (軍艦カステラや基地内でしか入手できないグッズ等) ・赤レンガの景観を保全する。 (赤レンガを使った建物に補助金を出す等) ・SSK、養殖場や農場等の見学ツアーを、業者と連携して企画する。 ・佐世保バーガースタジアムは、観光の目玉になる可能性がある。 ・佐世保の離島等にある伝説や言い伝えを活用し、佐世保の観光資源に ストーリー付けを行う。また島が多いので、カジノを設置して観光資源とする。 ・ストーリーをつくり、周辺地域から集客する。リピーターを増加する仕掛け。 (赤レンガ倉庫群の中の星型の赤レンガ5つ全てに触れば幸せに、等) ・通りやゾーン単位でいいから、名称を市民から募集してつけるべき。 ・佐世保のまちを印象付けるイメージを掲げるべき。 ・JR九州と連携して、資金的な面での支援を受けられないか。 ○市民生活に関すること ・駐車場を無料にする等して、人が来やすい環境を作る。 ・放置自転車を再利用した移動手段の提供。 (横浜市の「はまチャリ」等) ○PR21計画地の土地利用の道筋をきちんと定める必要がある。佐世保としては、 観光資源の活用のための拠点としなくてはいけない。 ○ゾーン分けをする必要はないのではないか。ゾーン分けによる区分けがされて しまうので、広い区域を活かしきれない可能性がある。