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株主通信
株主通信
〈第82期 中間のご報告〉
2011年4月1日∼2011年9月30日
証券コード:7917
■株主の皆様へ
To Our Shareholders
「包む価値」を創造しながら、
着実に前進してまいります
明彦
2 高付加価値製品の販売強化と生産効率の向上に努め、営業利益は増益
平素は格別のご高配を賜り、
厚く御礼申し上げます。
があらゆる面で劇的に変わりつつある中、新たな市場、
た輸出の回復に加え、個人消費、設備投資等が増加し、ゆ
利益27億88百万円
(同5.6%増)
、四半期純利益14億85
第82期上期(2011年4月1日から2011年9月30日ま
新たな資源を求めて海外展開を強化することも急務で
るやかな景気回復に転じる展開となりました。
一方、
世界
百万円
(同9.2%減)
となりました。
で)の決算のご報告にあたり、ひとことご挨拶を申し上
す。当社は本年度の経営方針に「イノベーションによる
経済の動向としては、中国を中心に新興国では景気拡大
なお、
中間配当金につきましては、
前期中間配当金と同
げます。
育成事業の創出と既成事業の優位性の強化」と
「グロー
が続いたものの、夏場以降は米国経済の低迷や欧州での
額となる1株当たり13円といたしました。
また、
期末配当
当社は1914年に、
当時の貿易産業を代表する絹の輸出
バル化の本格的な始動と迅速な展開」を掲げ、全社を挙
金融不安が発生し、
急激な円高が進行いたしました。
金につきましても、前期期末配当金と同額の1株当たり
用梱包材において、複数の素材を組み合わせることによ
げて取り組んでおります。
このような環境の下、
情報電子事業においては、
一部関
13円を予定しており、年間配当金は1株当たり26円とさ
り長年の課題を解決した
「濡れない、湿気ない」梱包材を
今後も、円高や欧米を中心とした海外経済の減速によ
連業界が生産調整に入ったことなどから受注は微増にと
せていただく予定です。
開発したことからその歴史を刻み始めました。
それ以来、
る国内経済の停滞や、タイの洪水による連結対象子会社
どまりましたが、ライフサイエンス事業および建築資材
株主の皆様におかれましては、引き続き当社の経営方
ラミネーティング、
コーティング、
樹脂加工技術といった
の被災等、依然として厳しい状況が続くことが予想され
事業において売上高が堅調に推移した結果、当社グルー
針ならびに経営施策へのご理解とご支援を賜りますよう
コア技術を中心に、
「包む価値の創造を通じて、快適な社
ますが、当社は、将来の夢に向けて、これまで培ってきた
プの売上高は前年同期比で増加いたしました。
お願い申し上げます。
会の実現に貢献します」
という理念のもと、
単一素材では
「包む価値」を継承しながら、次なる100年に向けて絶え
成すことが難しい機能も複数の素材を組み合わせること
により実現してまいりました。創業97年、皆様とともに
1
1 ライフサイエンス事業および建築資材事業が堅調で売上高は増加
3 安定的かつ継続的な配当を行うという基本方針に則り、
中間配当は1株当たり13円を実施
代表取締役社長
藤森
2012年3月期 上期業績のポイント
ず前進を続けてまいります。
損益面では、売上増加に伴い採算が改善したことに加
上期
通期予想
高
41,511百万円
81,300百万円
営業利益は増益となりました。
また、
当社の非連結子会社
営 業 利 益
2,800百万円
4,540百万円
経 常 利 益
2,788百万円
4,570百万円
四半期
(当期)
純利益
1,485百万円
2,740百万円
26円
え、グループ全体で引き続き高付加価値製品の販売強化
と生産効率の向上に努めたことなどから、前年同期比で
築き上げてきた信頼の積層を、
100年、
そしてそれ以降も
上期の業績について
着実に積み重ねていけるよう努めてまいります。
上期における国内経済は、
第1四半期
(4〜6月)
が震災
の清算に向け貸倒・減損処理等を実施した結果、
特別損失
今後も成長を続けていくためには、将来の軸となる新
に伴う国内生産の落ち込みにより輸出が急減したこと等
2億28百万円を計上しました。
たな事業、他社には真似できない技術の創出が重要な課
から景気は3四半期連続のマイナス成長となりました。
し
その結果、
上期における業績は、
売上高415億11百万円
題であると考えております。また、日本を取り巻く環境
かし、第2四半期
(7〜9月)は国内生産の回復を背景とし
(前年同期比5.7%増)
、
営業利益28億円
(同7.8%増)
、
経常
売
上
1株当たり配当金
13円
(期末配当予定額13円)
2
■ZACROS ニュースクリップ
ZACROS News Clip
グローバル展開
技術・製品開発
ZACROSグループ グローバル展開の強化
ZACROSの技術力の発信
中国・深圳、台湾に活動拠点を開設
血栓観測装置「T-TAS」展示会、
「T-TAS Kyoto Meeting」の開催
国内の人口が減少し、部材メーカーの生産拠点が海外にシフトするなど、今
海外80カ国以上から多くの研究者が一堂に集う
「第23回 国際血栓止血学会
(ISTH)
」
後、国内市場に大きな成長を期待することは難しいとされています。2014年に
が2011年7月25日から28日まで京都で開催され、
当社も研究開発を進めている血栓観
創業100周年を迎える当社グループが今後も継続的に成長・発展していくため
測装置
「T-TAS」
を展示しました。
また29日には、
著名な研究者を
には、既存の海外事業の維持だけでなく、これをさらに展開し拡大していくこと
招いて、
当社主催の
「T-TAS Kyoto Meeting」
を開催しました。
国
が最重要課題のひとつであり、特に最終顧客が多い東アジア市場での展開を強
内外に向けて血栓症の予知や適正な薬剤治療に寄与する新たな
化する必要があります。
中国・深圳
グローバル化の本格的な始動と迅速な展開に向けて、2011年4月に中国・深
観測システムの提案を行い、
高い評価を得ることができました。
今後も上市に向けて研究開発の強化に努めていきます。
血栓観測装置
「T-TAS」
圳、同10月には台湾に活動拠点を開設しました。プロテクトフィルム、機能材
第24回「インターフェックス ジャパン」に出展
料、容器を中心とした市場を見据え、ZACROSらしさを活かした海外展開に注
力していきます。
東京ビッグサイトにて2011年6月29日から7月1日まで開
台湾
「CONVERTECH China 2011」に出展
した。
「インターフェックス ジャパン」は、薬・化粧品・洗剤の製
造や研究開発に用いられるシステムと技術が一堂に会する、ア
ジア最大級の国際専門展です。
2011年7月6日から9日まで、中国・上海国際博覧展示場において開催された
今回当社は、
「
“想い”
をつつむ技術がある」
をテーマとし、
「なめ
「CONVERTECH China 2011 高機能フィルム加工技術展」に、当社の製品を出
「
、超高防湿PTP」
「
、NI-βフィルム」
「
、フローパック®」
、
らカット®」
展しました。中国をはじめとするアジア全域において高機能フィルムの需要が
バイオ医薬品向けシングルユースバッグシリーズ
「バイファスTM」
高まっており、同展は「日本の高機能フィルム加工技術」を一堂に集めた中国最
などを中心に展示を行うとともに、
LEDパネルによる展示や、
大規模の展示会です。当社は、タッチパネル関連部材、リチウムイオンバッテ
気化冷却を活用した涼感タオルをノベルティに採用するなど、
リー用部材、液晶パネル、基板用部材等を中心に展示を
環境対応への姿勢を示しました。ご来場の方々からいただいた
行いました。今後も需要の高まる中国市場へZACROS
多くの貴重なご意見やご質問をもとに、お客様の
“想い”をしっ
中国拠点を中心に展開を進めます。
光学透明用粘着テープ
「マスタックTR」
3
催された、第24回
「インターフェックス ジャパン」に出展しま
かりと包み、新たな価値を提案し続けることで、快適な社会の
実現に貢献していきます。
全体の消費電力を抑えるため
今 回 採 用 し たLEDパ ネ ル に
よる展示
4
ZACROS News Clip
事業における取り組み
社内の取り組み
非吸着包材
「NI-Σフィルム」
を
用いた薬液バッグ
昭和事業所において、
広幅粘着コーター本格稼働開始
ZACROSグループの節電への取り組み
東日本大震災に伴う夏季電力供給不足に対応するた
だけでなくグループ一丸となって実施しました。今後も
成分非吸着機能を持つ
「NI-Σフィルム」を用いた薬液
2011年5月、昭和事業所の偏光板用プロテクトフィ
め、電気使用量を削減すべく様々な施策を行いました。
企業市民としての責任を果たすべく、取り組みを継続し
バッグは、内容物の成分溶出や変質の問題を解決するば
ルムを製造する広幅粘着コーターが本格的に稼働を開
節電に向けた取り組みは、生産性やお客様への影響を最
てまいります。
かりでなく、医療現場でのガラスの割れによる事故の防
始しました。今後大きな需要が期待される大型液晶ディ
止や医療廃棄物削減効果も併せ持つことから、ガラス容
スプレイ用保護フィルムの製造能力を向上させ、品質や
器に代わる製品として高い評価をいただいています。こ
性能において競争力を高めることにより、グローバル市
の薬液バッグは、
2012年1月に本格稼働が予定されて
場における優位性の構築を図っていきます。
いる三重事業所の主力を担
小限にとどめつつ、東京電力・東北電力管内にある拠点
ACTION
1
グループ全体での取り組み
クールビズの早期実施
空調設定温度の見直し
照明のきめ細かい消灯
その他不要な電力の削減
例年6月1日からの適用を、
5月1日
から早期実施しました。
冷房の使用を抑制するため、室内
温度を28度に設定し、空調稼働時
間も就業時間帯に限定しました。
昼休み時間の一斉消灯、
間引きの実
施、
オフィス内・会議室・廊下・トイレ
等のこまめな消灯等を行いました。
使用していない機器の待機電力削
減を徹底したほか、
広告・看板の点
灯を中止しました。
う製品となり
ます。
三重事業所
薬液バッグ
詰め替え用
スタンディングパウチ
昭和事業所
ソーラマスター
より屋外の太陽光を室内へと導く
「ソーラマスター」
は、
リーズは、粉体から液体への洗剤需要シフトを捉えて好
自然のエネルギーを効率的に活用するゼロエネルギー照
調に売上を伸ばすとともに、新たな市場を開拓すべくラ
明です。
気温や光量の変化を調節する機能を備えること
インナップを強化しています。粧業分野における化粧水
により一年を通して安定した自然
や乳液等を対象として、小型のボトルにも詰め替えやす
光が得られるばかりでなく、散光
い製品を開発、投入する
のバリエーションを持った照明カ
など、多様化するニーズ
バーにより明るさを拡散させられ
に応える製品の開発を進
るなど、自然の有効活用と生活空
めています。
間の快適性を両立させる新たな環
太陽光
光を導く
光を拡散する
境対応型製品です。
光をキャッチする
環境負荷の低減に貢献している
「フローパック 」シ
「フローパック®」
シリーズ
2
各事業所での取り組み
勤務シフトの変更
サマータイムの実施
所定休業日の変更
生産事業所では、
製造現場における勤務シフト
の変更を実施しました。
本社、大阪支店、九州営業所では、7月1日から
9月30日までの期間、
通常より30分前倒しで勤
務するサマータイムを実施しました。
本社、
大阪支店、
九州営業所、
研究所では、
7月か
ら9月までの期間、所定休業日とは別に休業日
を設けました。
特許技術である採光ドームレンズとクールチューブに
®
5
ACTION
偏光板用
プロテクトフィルム
「ソーラマスター」
の仕組み
社内の取り組み
IR
次世代育成支援対策推進法に
基づく行動計画を策定
自己株式の取得について
社員が仕事と家庭を両立し、
各自の能力を最大限に発揮できるよう
した機動的な資本政策を可能とするため、
ま
にするため、
次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画を策定して
た、資本効率の向上を目的として、自己株式
います。
産休、
育休の奨励や勤務制度の選択肢の充実、
育児費用の援助
を100,000株、総額105,200,000円で東京
など、
全ての社員が働きやすい環境の整備により、
次世代を担う子供た
証券取引所の自己株式立会外買付取引
ちが健やかに生まれ育つ環境形成に取り組んでまいります。
2011年8月5日に、
経営環境の変化に対応
(ToSTNeT-3)
により取得しました。
6
ZACROS 液体パウチへの挑戦
HISTORY ―新たな生活スタイルの提供―
さらなる
価値の追求
vol.
03
今回は、ZACROSが液体パウチへの挑戦を行い、
当社の代表的な製品のひとつとなっている
詰め替え用スタンディングパウチの
歩みをご紹介します。
※名称は、
当時のものを使用しています。
新市場を拓く
容器包装リサイクル法の施行など日本中で環境意識
食品市場に
新たなスタイルを
さらに、
「ドイパック」
の新たな用途として清涼飲料水
1967
(昭和42)
年、
チモニア社と技術提携し、プラ
ともに、
1980
(昭和55)
年には
「清涼飲料水用ドイパッ
当社は、1956
(昭和31)
年に国内で初めて導入したポ
スチックフィルム製自立袋
「ドイパック」
の製造を開始し
リエチレンラミネーターの活用により新たな包材を開発
ました。当時食品包装の主流であった缶などの成型容
し、大きな可能性の広がる軽包装へと事業の軸足を移し
器に対し、
省資源かつ廃棄も容易な
「ドイパック」
は、
環
ていきました。
境負荷が低くコストや物流効率にも優れており、
また
輸送用の包材としてだけでなく、食品や医薬品分野へ
自立袋による高いディスプレイ効果も備えていたこと
とその用途を展開し、戦後の生活スタイルの変化や新た
から多くの製品に採用されました。液体パウチの実現
なニーズに応え、快適な社会の実現に向けて貢献してき
は、当社が食品市場に新たなスタイルを提供していく
ました。
第一歩であったといえます。
用包材の開発に着手しました。
当時、厚生省
(現 厚生労働省)
により飲料用包材の
素材が規制されていた状況の中、
当社は5年をかけて
食品衛生法改正へ働きかけ新たな市場を開拓すると
ク
(DSD)
」
をその市場へと送り出しました。環境負荷の
低さなどから
「DSD」
は市場に受け入れられ、
なかでも
江崎グリコ㈱で採用された果実飲料
「カプリソーネ」
が高まり、
廃棄物の減容化を目的として、
液体パウチは
ボトル等への詰め替え用に活躍の場を広げていました
が、
当社はさらなる付加価値を追求し、
1997
(平成9)
年
の
に詰め替え用スタンディングパウチ
「フローパック®」
製造を開始しました。注ぎ口に円筒形のチューブを内包
は、
従来の製品と比べ圧倒的な詰
した
「フローパック®」
め替えやすさを備えており、
その利便性からお客様の
高い評価を受け、
分野を問わず様々な製品に採用され
ています。
は、
テレビコマーシャルの効果もあって好評を博すこ
ととなりました。
この
「DSD」
の販売にあたり、
当社は包
材に充填機械をあわせた
「包装システム」
としての提案
を行うなど、
新たな販売方式を確立していきました。
初期の
「フローパック 」
シリーズ
シリーズでは注出口の再封機能や成分の非吸着機能など、
現在、
「フローパック®」
さらなる利便性を付与した製品の展開を行っており、
当社は技術を複合することで、
“手で切れやすく注ぎやすいけれど、
液漏れしない”
といった、
単一素材では成すこと
「ドイパック」
使用商品
【企業理念】私たちは
「包む価値」
の創造を通じて、快適な社会の実現に貢献します。
7
が難しいニーズを実現しています。
江崎グリコ
(株)
の
「カプリソーネ」
次回は、
折り畳み液体容器の歴史をご紹介いたします。
8
■アンケート結果のご報告
Questionnaire Result
80歳以上
当社では、
株主の皆様が私たちに何を期待し、
どのようなことを
将来性
女性
希望されているのかを知るため、
4,497名
(2011年3月31日現 株主優待25.4%
70代
182 30.1%
在)
の株主の皆様を対象にアンケート調査を実施いたしました。 配当金
男女比
156
安定性
男性
110%
74.6
本調査では、全株主数の14.7%にあたる659名の方々からご回 財務内容
99
経営戦略
94
製品/サービス
答をいただきましたので、
ご報告させていただきます。
81
株価
将来性
61
証券会社の勧め
株主優待
49
当社関係者
182
配当金
25
環境活動
156
安定性
25
その他
110
財務内容
将来性
99
経営戦略
当社の株式を購入された理由をお聞かせください
株主優待
94
製品/サービス
(複数回答可)
182
配当金
81
株価
341名の方に
「将来性」
を挙げていただきました。
156
安定性
61
証券会社の勧め
110
財務内容
49
当社関係者
株主の皆様のご期待にお応えできるよう、
成長を続ける
99
経営戦略
25
環境活動
情報電子、
ライフサイエンス、
環境、
エネルギーの各分野
94
製品/サービス
25
その他
81
株価
ZACROS HISTORY
へ今後も注力してまいります。
61
証券会社の勧め
ZACROSニュースクリップ
49
当社関係者
株主の皆様へ
25
環境活動
25
セグメンその他
ト情報
158
Q
A
連結財務ハイライト
Q 株主通信の中で興味を持たれた内容は何ですか
「ZACROSニュースクリップ」
「株
A「ZACROS HISTORY」
(複数回答可)
主の皆様へ」が上位を占めました。特に、連載2回目の
「ZACROS HISTORY」
がご好評をいただいたようです。
今後も当社の歴史と未来に向けた事業展開にご理解を
深めていただけるような内容にしてまいります。
(複数回答可)
する情報へのご要望を多くいただきました。
株主の皆様
のご要望の高い情報を分かりやすくお伝えする株主通
信を目指してまいります。
連結財務諸表
ZACROS HISTORY
単体財務諸表
ZACROSニュースクリップ
14.4%
28.7%
341
274
(単位:人)
341
274
265
264
248
248
158
265
131
ご質問にお答えします
■株主の皆様から最も多くご意見をいただいた、
当社がビジョンに掲げる「強い、やさしい、おもしろい」についてお答えします。
2004年、創業90周年を迎えた当社は、
2014年の創
や社会へ貢献する、
人と自然にやさしい製品を開発し
業100周年に向けて、
目指す企業像として
「市場を創造
提供し続けることこそ、
当社の基幹を支えています。
し世界をリードする企業」
を、
そのためのビジョンとし
これらの活動の原動力は社員が仕事に喜びを感じる
て
「強い、
やさしい、
おもしろい」
企業になることを掲げ
ことであり、そのためにものづくりコンテスト等の
ました。
様々な企画を実施することで、
楽しさやおもしろさが
当社は、
売上に占める三新比率を20%以上に設定し、
浸透する風土を醸成しています。
そして当社におもし
新技術や新製品の開発、
新市場の開拓に注力していま
ろさと夢を感じたお客様から新たなニーズを提供いた
す。コア技術であるラミネーティング、コーティング、
だくことにより、
当社はさらに強い企業へ成長できる
樹脂加工の各技術をもとに、
ニーズの捕捉と具現化や
と考えています。
未知なる素材に挑戦し続けることで、
お客様の力強い
製造業においても急速に進むグローバル化の中、
パートナーとなるよう努めています。
様々な市場で多くの相手と競い、
勝ち抜いていくため、
そこから生まれた詰め替え用パウチや薬液バッグな
当社は
「強い、
やさしい、
おもしろい」
企業であるべく活
ど、
現在当社の主力を担っている製品群は、
環境負荷を
動することで、
「市場を創造し世界をリードする企業」
低減する製品や使いやすさを追求した製品です。
環境
を実現していきます。
264
114
248
158
131
連結財務諸表
株主還元策
単体財務諸表
経営戦略
114
316
47
298
業績
276
製品/サービス
204
環境への取り組み
111
10
316
298
業績
製品/サービス
株主還元策
環境への取り組み
経営戦略
50代
60代
265
経営戦略
9
11.5%
264
47
7.0%
年齢分布
114
株主の皆様へ
30代
341
40代
274
47
セグメント情報
ZACROS HISTORY
連結財務ハイライト
ZACROSニュースクリップ
連結財務諸表
株主の皆様へ
単体財務諸表
セグメント情報
その他
株主還元策
1.8%
131
連結財務ハイライト
Q 今後どのような情報の充実を希望されますか
「経営戦略」
「業績」
「製品/サービス」に関
A「株主還元策」
30歳未満
6.4%
276
204
111
316
10
■連結財務ハイライト
■連結財務諸表
Consolidated Financial Highlights
Consolidated Financial Statements
営業利益または損失
(△)
(百万円)
売上高(百万円)
通期
41,511百万円 前年同期比5.7%
100,000
80,000
75,091
78,033
73,623
第2四半期
81,300
(通期予想)
40,000
2,800百万円 前年同期比7.8%
5,000
4,000
40,304
41,511
39,262
36,203
1,000
’
09/3
’
10/3
’
11/3
-1,500
’
12/3
5,000
1,649
△1,049
’
09/3
’
10/3
’
11/3
-2,000
’
12/3
総資産
純資産
1,485
’
10/3
(円)
’
11/3
期末配当
30
61,978
67,943
72,519
70,901
25
20
26,133
28,359
30,434
31,421
20,000
15.00
10
22.00
12.00
’
12/3
中間配当
26.00
13.00
配当性向 (%)
26.00
(予想)
13.00
(予想)
13.00
13.00
5
’
09/3
’
10/3
’
11/3
’
11/9
0
配当性向
(ー)
’
10/3
34,164
32,899
有形固定資産
30,614
29,243
無形固定資産
151
168
3,398
3,487
70,901
72,519
流動負債
32,000
30,468
固定負債
7,479
11,617
負債合計
39,479
42,085
株主資本
30,701
29,546
資本金
4,723
4,723
資本剰余金
5,778
5,778
利益剰余金
20,315
19,055
△116
△10
171
236
54
32
494
618
純資産合計
31,421
30,434
負債純資産合計
70,901
72,519
自己株式
その他の包括利益累計額
100
50
(17.8)
’
11/3
(16.9)
’
12/3
(16.4)
0
Point.2
自己株式について
自己株式は、
2011年8月5日に、機動的な資本政策遂
行の一環として東京証券取引所の自己株式立会外買
付取引により100,000株取得したことにより増加し
ています。
負債の部
125
25
’
09/3
固定資産
総資産について
総資産は、前期末に比べ16億18百万円減少し709億
1百万円となりました。これは昭和事業所・三重事業
所を中心とした新設備取得に伴って固定資産が増加
した一方で、有価証券、現金及び預金など流動資産が
減少したことなどによるものです。
前期末
39,620
150
75
10.00
Point.1
2011年3月31日現在
純資産の部
△1,553
配当金と配当性向
15
11
第2四半期
1,022
’
09/3
2011年9月30日現在
36,737
資産合計
2,740
(通期予想)
1,635
当第2四半期末
流動資産
投資その他の資産
212
80,000
0
’
12/3
通期
2,657
0
100,000
40,000
’
11/3
3,000
1,000
総資産・純資産(百万円)
60,000
’
10/3
1,485百万円 前年同期比△9.2%
652
0
△1,248
2,000
2,788
2,639
2,000
’
09/3
2,140
3,000
-1,500
第2四半期
4,570
(通期予想)
3,620
4,000
1,000
通期
4,858
2,800
四半期
(当期)
純利益または損失
(△)
(百万円)
経常利益または損失
(△)
(百万円)
2,788百万円 前年同期比5.6%
2,597
科 目
(単位:百万円)
資産の部
588
0
0
4,723
1,624
2,000
20,000
第2四半期
4,540
(通期予想)
3,501
3,000
60,000
四半期連結貸借対照表(要旨)
通期
新株予約権
少数株主持分
Point.3
純資産について
純資産は、利益剰余金が増加したことなどにより314
億21百万円となりました。また、自己資本比率は前期
末の41.1%から43.5%となりました。
12
■連結財務諸表
■会社概要/株式の状況(2011年9月30日)
Consolidated Financial Statements
Corporate Data / Stock Information
四半期連結損益計算書(要旨)
科 目
(単位:百万円)
自 2011年4月 1日
至 2011年9月30日
41,511
39,262
売上原価
33,449
31,426
売上総利益
8,062
7,836
販売費及び一般管理費
5,262
5,238
営業利益
2,800
2,597
営業外収益
298
228
営業外費用
310
186
経常利益
2,788
2,639
特別利益
0
2
特別損失
228
126
税金等調整前四半期純利益
2,559
2,515
法人税、
住民税及び事業税
996
1,048
43
△182
1,519
1,649
少数株主利益
34
14
四半期純利益
1,485
1,635
法人税等調整額
四半期連結キャッシュ・フロー計算書(要旨)
科 目
13
建築資材事業
4,930百万円
(11.9%)
▶損益の概要
当第2四半期累計 前第2四半期累計
自 2011年4月 1日
至 2011年9月30日
ライフサイエンス事業
21,499百万円
(51.8%)
情報電子事業
15,081百万円
(36.3%)
売上高
41,511
社
創
設
資
従
本
業
株式の状況
名 藤森工業株式会社
FUJIMORI KOGYO CO.,LTD.
立 1914年(大正3年)4月1日
立 1936年(昭和11年)11月4日
金 47億23百万円
員 992名(連結1,572名)
(注)
いずれも2011年9月末の正社員在籍人員で、
決算資料人数とは必ずしも一致しません。
発行可能株式総数 45,000,000株
発行済株式総数 17,312,760株
(自己株式114,016株を含む)
株主数 (単位:百万円)
売上原価
33,449
売上高
39,262
売上原価
31,426
▶役員一覧
代表取締役社長
藤 森 明 彦
代表取締役副社長
藤 森 伸 彦
専 務 取 締 役
野 竹 康 夫
常 務 取 締 役
飯 島 崇 夫
常 務 取 締 役
布 山 英 士
取
締
役
藤 森 行 彦
取
締
役
吉 野 彰志郎
常 勤 監 査 役
金 谷 喜久次
監
査
役
上 住 元 彦
監
査
役
竹 下 直 慶
監
査
役
井 口 一二三
4,181名
▶所有者別株式分布の状況
■自己株式
(単位:百万円)
販売費及び
一般管理費
5,262
自 2010年4月 1日
至 2010年9月30日
3,037
3,686
投資活動によるキャッシュ・フロー
△4,924
△900
財務活動によるキャッシュ・フロー
△1,922
△306
△13
△9
△3,823
2,469
現金及び現金同等物の期首残高
7,856
6,009
現金及び現金同等物の四半期末残高
4,033
8,478
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
▶セグメント別売上高の内訳
会社概要
114,016株 (0.66%)
■金融商品取引業者 385,818株 (2.23%)
■外国法人・個人
847,532株 (4.90%)
■国内法人
2,752,100株(15.90%)
■金融機関
3,615,700株(20.88%)
■個人・その他
9,597,594株(55.44%)
関東地方
49.03%
2,050名
▶地域別株主分布の状況
(注)監査役上住元彦および竹下直慶の両氏は、社外監査役です。
営業活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
売上増加に伴い採算が改善したことに加え、グループ
全体で引き続き高付加価値製品の販売強化と生産効
率の向上に努めたことなどから、営業利益は前年同期
比7.8%増となる28億円となりました。
自 2010年4月 1日
至 2010年9月30日
売上高
少数株主損益調整前四半期純利益
営業利益について
Point.4
当第2四半期累計 前第2四半期累計
営業利益
2,800
当第2四半期累計
Point.5
販売費及び
一般管理費
5,238
営業利益
2,597
前第2四半期累計
投資活動によるキャッシュ・フローについて
投資活動の結果支出した資金は、
49億24百万円とな
りました。これは、昭和事業所・三重事業所を中心とし
た新規設備の取得に伴う支出が45億99百万円あった
こと等によるものです。
▶当社グループ
[連結子会社]
▪フジモリ産業株式会社
▪フジモリプラケミカル株式会社
▪まつやセロファン株式会社
▪THAI FPC CO., LTD.
[非連結子会社]
▪ZACROS(HONG KONG)CO., LTD.
▪賽諾世貿易(深圳)有限公司
▪深圳市 藤深科技材料有限公司
▪MFPC SDN. BHD.
近畿地方
20.57%
860名
東北地方
2.06%
86名
中国地方
3.59%
150名
九州・沖縄地方
4.04%
169名
四国地方
1.79%
75名
北海道
1.10%
46名
中部地方
15.98%
668名
国外
1.82% 76名
自己名義株式
0.02% 1名
14
株主メモ
事 業 年 度
定時株主総会
基 準 日
毎年4月1日から翌年3月31日まで
毎年6月下旬
定時株主総会・期末配当 毎年3月31日
中間配当 毎年9月30日
単 元 株 式 数
100株
株主名簿管理人
東京都港区芝三丁目33番1号
(※1)
中央三井信託銀行株式会社
特 別 口 座 の
東京都港区芝三丁目33番1号
口座管理機関
中央三井信託銀行株式会社
(郵便物送付先) 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
中央三井信託銀行株式会社 証券代行部
( 電話照会先 ) 電話 0120-78-2031
(フリーダイヤル)
取次事務は、
中央三井信託銀行株式会社の本店お
よび全国各支店ならびに日本証券代行株式会社の
(※2)
本店および全国各支店で行っております。
株主優待制度のご案内
当社では、3月31日現在の株主名簿
に記載された1単元
(100株)
以上保
有の株主の皆様に優待品を贈呈して
おります。贈呈時期は6月です。
当社の詳細なIR情報は、
ホームページをご覧ください。
藤森工業のホームページの
「IR情報」
で
は過去の株主通信や決算短信などの情
報を見ることができます。また当社製品
の情報や企業情報、研究開発や環境へ
の取り組みなどもご覧いただけます。
●お知らせ
(※1)
当社の株主名簿管理人である中央三井信託銀行株式会社は、
関係当局
の許認可を前提に、
住友信託銀行株式会社、
中央三井アセット信託銀行
株式会社と2012年4月1日
(日)
をもって合併し、
「三井住友信託銀行株
式会社」
となります。なお、
2012年4月1日
(日)
は、
株主名簿管理人の休
業日につき、
実際のお取扱いは、
2012年4月2日
(月)
からとなります。
株主名簿管理人
特 別 口 座 の
口座管理機関
(
)
郵便物送付先
電話照会先
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(住所、電話番号の変更はございません)
「ピゼットちゃん」は2004年、
当社創立
90周年を記念して社内公募で選ばれ
た当社マスコットキャラクターです。
IR情報
トップページ
http://www.zacros.co.jp/ir/
(※2)
日本証券代行株式会社による取次事務につきましては、
2012年3月末
をもって終了させていただきます。
ユニバーサルデザイン
(UD)
の
考えに基づいた
見やすいデザインの文字を
採用しています。
〒160-0023 東京都新宿区西新宿一丁目23番7号 TEL.03-6381-4211(代表)
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